JP2014215829A - 入力装置および制御プログラム - Google Patents

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Hiroaki Iwakura
寛明 岩倉
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Koichi Mizote
弘一 溝手
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Masayuki Shimada
将行 島田
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Abstract

【課題】互いに近接して配置される第1操作部および第2操作部であって、接触または近接する物体を検出する第1操作部および第2操作部を備える入力装置において、ユーザの誤操作を無効にする。【解決手段】第1操作部(14)からの信号に基づいてタッチイベントを生成するタッチイベント生成部(21)と、第2操作部(15)からの信号に基づいてキーイベントを生成するキーイベント生成部(22)と、タッチイベントおよびキーイベントが有効であるか無効であるかを判定し、有効であると判定したタッチイベントおよびキーイベントを出力するイベント解釈部(23)とを備え、イベント解釈部(23)は、第1操作部(14)に一連の操作が行われている期間に生成されたキーイベントを無効であると判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、接触または近接する物体を検出する操作部を有する入力装置および制御プログラムに関するものである。
近年、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末において、タッチパネルを有するものが増大している。また、図9に示すような、表示部外にタッチパネル102を延伸し、従来物理的なボタン等で構成されていたキー部103をタッチパネルで構成した携帯端末100も登場している。
このような、キー部103をタッチパネル102で構成した携帯端末100では、表示部101上を操作時にユーザが誤ってその表示部101外のキー部103に触れて誤操作してしまう場合がある。そのため、このような誤操作を無効にする技術(例えば、特許文献1に記載されている技術等)が開発されている。
特開2012−248068号公報(2012年12月13日公開) 特開平7−168664号公報(1995年7月4日公開) 特開2005−11233号公報(2005年1月13日公開)
ここで、本発明者らのチームは、図9に示す従来の携帯端末100に比べて、図10に示すような枠領域が狭い狭額縁の携帯電話機200を開発した。従来の携帯端末100は、枠領域110が広いため、センサラインを配置するために必要な空間を確保することができる。しかしながら、狭額縁の携帯電話機200は、表示部201上の操作部202とキー部203とを1つのタッチパネルで構成した場合、枠領域210が狭いため、センサラインを配置するために必要な空間を確保することが困難である。
そこで、本発明者らのチームは、図2に示すように、座標値を取得しない方式(例えば静電ボタン方式)のタッチパネルでキー部15を構成する携帯電話機1を開発した。これにより、携帯電話機1は、枠領域30にセンサラインを配置するために十分な空間を確保することができる。
このような、表示部13上の第1操作部14と、キー部15とが別のデバイスで構成される携帯電話機1においても、第1操作部14を操作しようとして、意図せずキー部15を操作してしまう誤操作が生じ得る。
ここで、特許文献1では、表示部上の操作部とキー部とが同一のタッチパネルで構成されているため、制御部は、表示部上の操作部およびキー部からの入力を一元的に把握することができ、排他制御が容易である。
しかしながら、第1操作部14と、キー部15とが別のデバイスで構成される携帯電話機1は、2つの入力を一元的に把握することが困難であるため、特許文献1に記載の誤操作無効技術をそのまま適用することができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、互いに近接して配置される第1操作部および第2操作部であって、接触または近接する物体を検出する第1操作部および第2操作部を備える入力装置において、ユーザの誤操作を無効にする入力装置および制御プログラムを実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る入力装置は、互いに近接して配置される第1操作部および第2操作部であって、接触または近接する物体を検出する第1操作部および第2操作部を備える入力装置であって、上記第1操作部からの信号に基づいて、上記第1操作部に対するユーザの操作内容を示す第1操作イベントを生成する第1イベント生成手段と、上記第2操作部からの信号に基づいて、上記第2操作部に対するユーザの操作内容を示す第2操作イベントを生成する第2イベント生成手段と、上記第1操作イベントおよび上記第2操作イベントが有効であるか無効であるかを判定する判定手段と、上記判定手段が有効であると判定した上記第1操作イベントおよび上記第2操作イベントを出力する出力手段とを備え、上記判定手段は、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に生成された上記第2操作イベントを無効であると判定する。
本発明の一態様によれば、ユーザの誤操作を無効にすることができ、意図しない処理が実行されることを防ぐことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態を示すものであり、携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。 上記携帯電話機の外観を示す図である。 上記携帯電話機が備える入力装置の処理の一例を示す図である。 上記携帯電話機が備える入力装置の処理の一例を示す図である。 ユーザの誤操作の一例を示す図である。 発生するイベントおよびその発生順序を示す図である。 ユーザの誤操作の一例を示す図である。 発生するイベントおよびその発生順序を示す図である。 従来技術を示すものであり、表示部上の操作部とキー部とが1つのタッチパネルで構成される携帯端末の外観を示す図である。 表示部上の操作部とキー部とが1つのタッチパネルで構成される狭額縁の携帯電話機の外観を示す図である。
〔発明の概要〕
本発明は、互いに近接して配置される第1操作部および第2操作部であって、接触または近接する物体(指示体)を検出する第1操作部および第2操作部を備える入力装置において、ユーザの誤操作を無効にするものである。
本発明では、ユーザが表示部13(第1操作部14)上をドラッグ操作し、このドラッグ操作が行き過ぎて第2操作部15に接触する場合と、ユーザが表示部13(第1操作部14)上をドラッグ操作しようとして、ユーザが誤って最初に第2操作部15に接触する場合との2つの誤操作のケースを想定している。
以下では、本発明に係る入力装置を備える携帯電話機を例示して、本発明について説明するが、本発明の適用対象は携帯電話機に限るものではなく、任意の電子機器であればよい。例えば、タブレット端末、携帯音楽再生機、携帯ゲーム機、PC、テレビ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、リモートコントローラなどの電子機器であってもよい。
本発明の一実施形態について図1から図8に基づいて説明すると以下の通りである。
〔携帯電話機の構成〕
図1は、携帯電話機1の要部構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、携帯電話機1は、制御部11、記憶部12、表示部13、第1操作部14および第2操作部15を備えている。なお、携帯電話機1は、通信部、音声入力部、音声出力部等の部材を備えていてもよいが、発明の特徴点とは関係がないため当該部材を図示していない。
表示部13は、制御部11の指示に従って画像を表示するものである。表示部13は、制御部11の指示に従って画像を表示するものであればよく、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイなどを適用することが可能である。
第1操作部14は、ユーザが携帯電話機1に操作信号を入力し、携帯電話機1を操作するためのものである。具体的には、第1操作部14は、表示部13と一体となっている操作部、いわゆるタッチパネルである。第1操作部14は、ユーザの指等の物体が接触または近接したことを検出し、その検出結果を出力するものである。
第1操作部14は、検出結果として、物体を検出したことと、検出された位置(座標)とを示す第1操作信号を制御部11に出力する。
第2操作部15は、ユーザが携帯電話機1に操作信号を入力し、携帯電話機1を操作するためのものである。具体的には、第2操作部15は、第1操作部14とは別のデバイスである。第2操作部15は、ユーザの指等の物体が接触または近接したことを検出し、その検出結果を出力するものである。
本実施形態では、第2操作部15は、表示部13外に配置されたキー部であり、ホームキー、バックキーおよびメニューキーの3つのキーから成る。ただし、キーの種別および個数は任意であり、第2操作部15は、1または複数のキーから構成されていればよい。
第2操作部15は、検出結果として、物体を検出したことと、検出されたキーの種別とを示す第2操作信号を制御部11に出力する。なお、第2操作部15は、物体を検出したことのみを示す第2操作信号を出力してもよい。また、第2操作信号が検出された位置(座標)を含んでいてもよい。
なお、第1操作部14および第2操作部15の検出方式は任意でよい。また、第1操作部14および第2操作部15は、複数の物体を同時に検出することが可能であってもよい。この場合、携帯電話機1は、検出した複数の物体の位置を個別にトラッキング可能である。
制御部11は、記憶部12から一時記憶部(不図示)に読み出されたプログラムを実行することにより、各種の演算を行うと共に、携帯電話機1が備える各部を統括的に制御するものである。
本実施形態では、制御部11は、機能ブロックとして、タッチイベント生成部(第1イベント生成手段)21、キーイベント生成部(第2イベント生成手段)22、イベント解釈部(判定手段、出力手段)23および機能実行部24を備える構成である。これらの制御部11の各機能ブロック(21〜24)は、CPU(central processing unit)が、ROM(read only memory)等で実現された記憶装置に記憶されているプログラムをRAM(random access memory)等で実現された一時記憶部に読み出して実行することで実現できる。
タッチイベント生成部21は、第1操作部14から第1操作信号を取得し、取得した第1操作信号に基づいて、第1操作部14に対するユーザの操作内容を示すタッチイベント(第1操作イベント)を生成するものである。タッチイベント生成部21は、タッチダウンイベント(第1操作ダウンイベント)、タッチアップイベント(第1操作アップイベント)またはタッチムーブイベント(第1操作ムーブイベント)を生成する。タッチダウンイベントは、第1操作部14に物体が接触または近接したことを示し、タッチアップイベントは、第1操作部14から物体が離れたことを示し、タッチムーブイベントは、第1操作部14に物体が接触または近接した状態で物体が移動したことを示す。なお、タッチイベント生成部21は、検出された位置を示す情報を付加してタッチイベントを生成する。
キーイベント生成部22は、第2操作部15から第2操作信号を取得し、取得した第2操作信号に基づいて、第2操作部15に対するユーザの操作内容を示すキーイベント(第2操作イベント)を生成するものである。キーイベント生成部22は、キーダウンイベント(第2操作ダウンイベント)またはキーアップイベント(第2操作アップイベント)を生成する。キーダウンイベントは、第2操作部15に物体が接触または近接したことを示し、キーアップイベントは、第2操作部15から物体が離れたことを示す。なお、キーイベント生成部22は、検出されたキーの種別を示す情報を付加してキーイベントを生成する。
イベント解釈部23は、タッチイベント生成部21が生成したタッチイベントと、キーイベント生成部22が生成したキーイベントを取得し、取得したタッチイベントおよびキーイベントが有効であるか無効であるかを判定し、有効であると判定したタッチイベントおよびキーイベントを出力イベントとして機能実行部24に出力する。
具体的には、イベント解釈部23は、下記の所定の場合を除き、取得したタッチイベントまたはキーイベントを有効であると判定して、そのまま出力イベントとして出力する。ただし、イベント解釈部23は、第1操作部14に一連の操作が行われている期間に、キーイベント生成部22が生成したキーイベントを無効であると判定する。すなわち、イベント解釈部23は、第1操作部14に一連の操作が行われている期間に生成されたキーイベントは出力イベントとして出力しない。
また、イベント解釈部23は、タッチイベント生成部21がタッチダウンイベントを生成してから、当該タッチダウンイベントに対応するタッチアップイベントを生成するまでを、第1操作部14に一連の操作が行われている期間とする。また、同様に、キーイベント生成部22がキーダウンイベントを生成してから、当該キーダウンイベントに対応するキーアップイベントを生成するまでを、第2操作部15に一連の操作が行われている期間とする。
ここで、タッチダウンイベントに対応するタッチアップイベントとは、当該タッチダウンイベントを発生させた指示体(例えばタッチパネルを操作する指)が、次に第1操作部14から離れたときに発生するタッチアップイベントである。
また、同様に、キーダウンイベントに対応するキーアップイベントとは、当該キーダウンイベントを発生させた指示体(例えばタッチパネルを操作する指)が、次に第2操作部15から離れたときに発生するキーアップイベントである。
また、第1操作部14に一連の操作が行われている期間に、キーイベント生成部22がキーアップイベントを生成した場合、イベント解釈部23は、当該キーアップイベントを無効であると判定し、さらに、当該キーアップイベントに対応するキーダウンイベントをキャンセルするキーキャンセルイベント(第2操作キャンセルイベント)を生成して出力イベントとして出力する。
また、第1操作部14に一連の操作が行われている期間に、キーイベント生成部22がキーダウンイベントを生成した場合、イベント解釈部23は、当該キーダウンイベントを無効であると判定し、さらに、上記期間経過後に生成された、当該キーダウンイベントに対応するキーアップイベントも無効であると判定する。
また、第2操作部15に一連の操作が行われている期間に、タッチイベント生成部21がタッチイベントを生成した場合、イベント解釈部23は、その第2操作部に対する一連の操作に基づくキーイベント(キーダウンイベントおよびキーアップイベント)を無効であると判定する。
機能実行部24は、イベント解釈部23から出力された出力イベントに基づいて、携帯電話機1が有する所定の機能を実行するものである。
記憶部12は、制御部11が参照するプログラムやデータ等を格納するものである。
なお、第1操作部14、第2操作部15、タッチイベント生成部21、キーイベント生成部22およびイベント解釈部23を含むものを入力装置2と称する。すなわち、携帯電話機1は、入力装置2を備え、入力装置2から出力された出力イベントに基づいて、所定の機能を実行する。
〔入力装置の処理〕
次に、入力装置2の処理について図3および図4に基づいて説明する。ここでは、最初にユーザが第1操作部14に接触した場合と、最初にユーザが第2操作部15に接触した場合とに分けて、入力装置2の処理を説明する。図3は、最初にユーザが第1操作部14に接触した場合における、入力装置2の処理の一例を示すフローチャートである。また、図4は、最初にユーザが第2操作部15に接触した場合における、入力装置2の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図3に基づいて、最初にユーザが第1操作部14に接触した場合における、入力装置2の処理について説明する。
図3に示すように、最初にユーザが第1操作部14に接触すると、第1操作部14が第1操作信号をタッチイベント生成部21に出力し、タッチイベント生成部21がタッチダウンイベントを生成する(S1)。そして、イベント解釈部23は、タッチイベント生成部21が生成したタッチダウンイベントを有効であると判定し、そのまま出力する(S2)。
イベント解釈部23は、次のイベントが生成されるのを待ち(S3)、次に生成されたイベントがタッチアップイベントの場合(S4でYES)、タッチイベント生成部21が生成したタッチアップイベントを有効であると判定し、そのまま出力して(S5)、処理を終了する。
また、次に生成されたイベントがタッチムーブイベントの場合(S4でNOかつS6でNO)、タッチイベント生成部21が生成したタッチムーブイベントを有効であると判定し、そのまま出力して(S8)、S3の処理に戻る。
また、次に生成されたイベントがキーイベント(キーダウンイベントまたはキーアップイベント)の場合(S4でNOかつS6でYES)、イベント解釈部23は、キーイベント生成部22が生成したキーイベントを無効であると判定し、当該キーイベントを出力せず(S7)、S3の処理に戻る。
なお、S6において、キーダウンイベントが生成され、タッチアップイベントの生成後に、当該キーダウンイベントに対応するキーアップイベントが生成された場合、イベント解釈部23は、当該キーダウンイベントに対応するキーアップイベントを無効であると判定し、当該キーアップイベントを出力しない。
次に、図4に基づいて、最初にユーザが第2操作部15に接触した場合における、入力装置2の処理について説明する。
図4に示すように、最初にユーザが第2操作部15に接触すると、第2操作部15が第2操作信号をキーイベント生成部22に出力し、キーイベント生成部22がキーダウンイベントを生成する(S11)。そして、イベント解釈部23は、キーイベント生成部22が生成したキーダウンイベントを有効であると判定し、そのまま出力する(S12)。
イベント解釈部23は、次のイベントが生成されるのを待ち(S13)、次に生成されたイベントがキーアップイベントの場合(S14でYES)、キーイベント生成部22が生成したキーアップイベントを有効であると判定し、そのまま出力して(S15)、処理を終了する。
一方、次に生成されたイベントがタッチダウンイベントの場合(S4でNO)、イベント解釈部23は、タッチイベント生成部21が生成したタッチダウンイベントを有効であると判定し、そのまま出力するとともに(S16)、先に出力したキーダウンイベントをキャンセルするキーキャンセルイベントを生成して出力する(S17)。
そして、イベント解釈部23は、キーイベント生成部22が生成した、先に出力したキーダウンイベントに対応するキーアップイベントを無効であると判定して出力せず、タッチイベント生成部21が生成したタッチイベントを有効であると判定し、そのまま出力する(S18)。イベント解釈部23は、S16におけるタッチダウンイベントに対応するタッチアップイベントを出力して、処理を終了する。
〔実施例1〕
次に、携帯電話機1が誤動作を防止する具体的な処理例(実施例1)について図5および図6に基づいて説明する。ここでは、ユーザが表示部13(第1操作部14)上をドラッグ操作し、このドラッグ操作が行き過ぎて第2操作部15に接触する場合について説明する。図5は、ユーザの誤操作を示す図である。また、図6は、発生するイベントおよびその発生順序を示す図である。
図5に示すように、ユーザが上から下に表示部13上をドラッグ操作する場合、ドラッグ操作が表示部13の領域外に行き過ぎて、ユーザは、意図せず第2操作部15に接触する場合がある。
このとき、図6に示すように、最初にタッチダウンイベントが発生し、ユーザのドラッグ操作により、タッチムーブイベントが発生する。そして、表示部13と携帯電話機1の枠との境界にユーザの指が置かれているとき、ユーザの指が第1操作部14および第2操作部15の両方に接触する。そのため、図6に示すように、タッチアップイベントが発生する前に、キーダウンイベントが発生する。
この場合、イベント解釈部23は、一連のタッチイベントの間に発生したキーイベントであるため、このキーダウンイベントを出力せずに無効化する。さらに、イベント解釈部23は、その後発生する、無効にしたキーダウンイベントに対応するキーアップイベントも無効にする。
このような処理が行われるため、図5に示すように、ユーザが意図せず第2操作部15を操作した場合であっても、携帯電話機1は、この誤操作によって所定の機能を実行せず、誤動作を防止することができる。
〔実施例2〕
次に、ユーザが表示部13(第1操作部14)上をドラッグ操作しようとして、ユーザが誤って最初に第2操作部15に接触する場合について図7および図8に基づいて説明する。図7は、ユーザの誤操作を示す図である。また、図8は、発生するイベントおよびその発生順序を示す図である。
図7に示すように、ユーザが下から上に表示部13上をドラッグ操作する場合、誤って最初に第2操作部15に指が接触する場合がある。
このとき、図8に示すように、最初にキーダウンイベントが発生し、ユーザのドラッグ操作により、タッチダウンイベントおよびタッチムーブイベントが発生する。そして、ユーザの指が第2操作部15から離れると、キーアップイベントが発生する。
このように、一連のキーイベントの間にタッチイベントが発生した場合、イベント解釈部23は、この一連のキーイベントを無効にする。イベント解釈部23は、無効にする前にキーダウンイベントは出力しているため、このキーダウンイベントをキャンセルするキーキャンセルイベントを出力する。また、キーアップイベントは出力せず、無効にする。
このような処理が行われるため、図7に示すように、ユーザが意図せず第2操作部15を操作した場合であっても、携帯電話機1は、この誤操作によって所定の機能を実行せず、誤動作を防止することができる。
〔実施例3(ソフトウェアによる実現例)〕
携帯電話機1の制御ブロック(特に制御部11)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯電話機1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る入力装置は、互いに近接して配置される第1操作部および第2操作部であって、接触または近接する物体を検出する第1操作部および第2操作部を備える入力装置であって、上記第1操作部からの信号に基づいて、上記第1操作部に対するユーザの操作内容を示す第1操作イベントを生成する第1イベント生成手段と、上記第2操作部からの信号に基づいて、上記第2操作部に対するユーザの操作内容を示す第2操作イベントを生成する第2イベント生成手段と、上記第1操作イベントおよび上記第2操作イベントが有効であるか無効であるかを判定する判定手段と、上記判定手段が有効であると判定した上記第1操作イベントおよび上記第2操作イベントを出力する出力手段とを備え、上記判定手段は、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に生成された上記第2操作イベントを無効であると判定する。
上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に行われた第2操作部に対する操作はユーザの誤操作であると考えられる。そのため、上記判定手段が上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に生成された上記第2操作イベントを無効であると判定することにより、上記出力手段がユーザの誤操作による上記第2操作イベントを出力しない。すなわち、ユーザの誤操作を無効にすることができる。
本発明の態様2に係る入力装置は、上記態様1において、上記判定手段は、上記物体が上記第1操作部に接触または近接したことを示す第1操作ダウンイベントの生成時から、上記物体が上記第1操作部から離れたことを示す第1操作アップイベントの生成時までを、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間としてもよい。
本発明の態様3に係る入力装置は、上記態様1または2において、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に、上記物体が上記第2操作部から離れたことを示す第2操作アップイベントが生成された場合、上記判定手段は当該第2操作アップイベントを無効であると判定し、上記出力手段は、上記物体が上記第2操作部に接触または近接したことを示す第2操作ダウンイベントであって、上記判定手段が無効と判定した第2操作アップイベントに対応する第2操作ダウンイベントをキャンセルする第2操作キャンセルイベントを出力してもよい。
上述のように、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に生成された第2操作アップイベントはユーザの誤操作によるものであると考えられる。そのため、当該第2操作アップイベントに対応する第2操作ダウンイベントもユーザの誤操作によるものである。それゆえ、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に生成された第2操作アップイベントに対応する第2操作ダウンイベントは、上記期間内に生成されていなくとも、無効にすべきものである。
また、上記第2操作ダウンイベントは、上記期間の前に生成されているため、そのまま出力イベントとして出力されている。そのため、既に出力されている上記第2操作ダウンイベントを無効にする必要がある。
そこで、上記の構成のように、上記出力手段が第2操作アップイベントに対応する第2操作ダウンイベントをキャンセルする第2操作キャンセルイベントを出力することにより、ユーザの誤操作によるイベントを確実に無効にすることができる。
本発明の態様4に係る入力装置は、上記態様1〜3の何れかにおいて、上記判定手段は、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に、第2操作ダウンイベントが生成された場合、上記期間経過後に生成された、当該第2操作ダウンイベントに対応する第2操作アップイベントを無効であると判定してもよい。
上述のように、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に生成された第2操作ダウンイベントはユーザの誤操作によるものであると考えられる。そのため、当該第2操作ダウンイベントに対応する第2操作アップイベントもユーザの誤操作によるものである。それゆえ、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に生成された第2操作ダウンイベントに対応する第2操作アップイベントは、上記期間内に生成されていなくとも、無効にすべきものである。
そこで、上記の構成のように、上記判定手段が第2操作ダウンイベントに対応する第2操作アップイベントを無効であると判定して、上記出力手段が当該第2操作アップイベントを出力しない。よって、ユーザの誤操作によるイベントを確実に無効にすることができる。
本発明の各態様に係る入力装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記入力装置が備える各手段として動作させることにより上記入力装置をコンピュータにて実現させる入力装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、接触または近接する物体を検出する操作部を備える電子機器に利用することができる。
1 携帯電話機(電子機器)
2 入力装置
13 表示部
14 第1操作部
15 第2操作部
21 タッチイベント生成部(第1イベント生成手段)
22 キーイベント生成部(第2イベント生成手段)
23 イベント解釈部(判定手段、出力手段)

Claims (5)

  1. 互いに近接して配置される第1操作部および第2操作部であって、接触または近接する物体を検出する第1操作部および第2操作部を備える入力装置であって、
    上記第1操作部からの信号に基づいて、上記第1操作部に対するユーザの操作内容を示す第1操作イベントを生成する第1イベント生成手段と、
    上記第2操作部からの信号に基づいて、上記第2操作部に対するユーザの操作内容を示す第2操作イベントを生成する第2イベント生成手段と、
    上記第1操作イベントおよび上記第2操作イベントが有効であるか無効であるかを判定する判定手段と、
    上記判定手段が有効であると判定した上記第1操作イベントおよび上記第2操作イベントを出力する出力手段とを備え、
    上記判定手段は、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に生成された上記第2操作イベントを無効であると判定することを特徴とする入力装置。
  2. 上記判定手段は、上記物体が上記第1操作部に接触または近接したことを示す第1操作ダウンイベントの生成時から、上記物体が上記第1操作部から離れたことを示す第1操作アップイベントの生成時までを、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間とすることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に、上記物体が上記第2操作部から離れたことを示す第2操作アップイベントが生成された場合、
    上記判定手段は当該第2操作アップイベントを無効であると判定し、
    上記出力手段は、上記物体が上記第2操作部に接触または近接したことを示す第2操作ダウンイベントであって、上記判定手段が無効と判定した第2操作アップイベントに対応する第2操作ダウンイベントをキャンセルする第2操作キャンセルイベントを出力することを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 上記判定手段は、上記第1操作部に一連の操作が行われている期間に、第2操作ダウンイベントが生成された場合、上記期間経過後に生成された、当該第2操作ダウンイベントに対応する第2操作アップイベントを無効であると判定することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の入力装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の入力装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
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