JP2014212513A - 投写型映像表示装置、映像投影制御装置、映像投影制御方法、及び映像投影制御プログラム - Google Patents

投写型映像表示装置、映像投影制御装置、映像投影制御方法、及び映像投影制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本開示は、光源の長寿命化を図りつつ、画質の向上を図る。【解決手段】投写型映像表示装置100は、印加された電流に応じた光を出射する光源部130と、光源部130からの出射光の光路上に設けられ所定の回転周期により回転して出射光を時分割して複数色の光を生成する色生成部150と、色生成部150により生成された複数色の光を入力映像信号に基づいて変調する光変調部180と制御部200とを備える。制御部200は、入力映像信号の色の成分に応じて、光源部130に印加する電流の電流値と光源部130の極性を反転させる極性反転タイミングとを設定し、色生成部150の回転に同期して、光源部130に対し極性反転タイミングで極性を反転させながら電流値の電流を印加し入力映像信号の色の成分の変化に応じて極性反転タイミングをシフトさせる。【選択図】図3

Description

本開示は、時分割カラー表示を行う投写型映像表示装置、映像投影制御装置、映像投影制御方法、及び映像投影制御プログラムに関する。
特許文献1は、投写型映像表示装置を開示する。この投写型映像表示装置は、複数のセグメントを有するカラーホイールと、光源(ランプ光源)を有する投写光学系とを備える。この投写型映像表示装置では、方形波電流の極性を一定間隔で変化させて一定電力を光源に供給し、かつ極性を変化させる前に毎回電流パルスを供給する。これにより、光源の電流強度を増加させて、光源におけるアーク放電の安定性を改善するとともに、光源の長寿命化を図っている。
特表2003−518643号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている投写型映像表示装置では、カラーホイールの各色に一致し、且つその一致の回数が色間でおよそ等しくなるように電流パルスのタイミングを制御している。しかし、特許文献1に示すように一定期間毎に電流パルス供給する場合、電流値が低くなる特定の色の期間では、光源の長寿命化を達成するのに必要な電流値(以下、所定の電流値と呼ぶ)にならない。この結果、低電流値での極性反転が生じ、光源におけるアーク放電の安定性が低くなってしまい、映像の画質の低下の原因となる。
本開示は、光源の長寿命化を図りつつ、表示画像の画質を向上させるのに有効な投写型映像表示装置、映像投影制御装置、映像投影制御方法、及び映像投影制御プログラムを提供する。
本開示における投写型映像表示装置は、映像信号を入力し、入力映像信号に応じた映像を投写により表示する投写型映像表示装置であって、印加された電流に応じた光を出射する光源部と、光源部からの出射光の光路上に設けられ所定の回転周期により回転して出射光を時分割して複数色の光を生成する色生成部と、色生成部により生成された複数色の光を入力映像信号に基づいて変調する光変調部と、光源部と光変調部とを制御する制御部と、を備える。制御部は、入力映像信号の色の成分に応じて、光源部に印加する電流の電流値と光源部の極性を反転させる極性反転タイミングとを設定し、色生成部の所定の回転周期に同期して、光源部に対し極性反転タイミングで極性を反転させながら電流値の電流を印加する。制御部は更に、入力映像信号の色の成分の変化に応じて、極性反転タイミングをシフトさせる。
本開示における映像投影制御方法は、光源部とカラーホイールとを備え、映像信号を入力し、入力映像信号に応じた映像を投写により表示する投写型映像表示装置を制御する。映像投影制御方法は、入力映像信号の色の成分に応じて光源部に印加する電流の電流値と光源部の極性を反転させる極性反転タイミングとを設定し、カラーホイールの所定の回転周期に同期して光源部に対し極性反転タイミングで極性を反転させながら電流値の電流を印加し、入力映像信号の色の成分の変化に応じて極性反転タイミングをシフトさせる。
本開示における投写型映像表示装置、映像投影制御装置、映像投影制御方法、及び映像投影制御プログラムは、光源の長寿命化を図りつつ、画質の向上を図るのに有効である。
実施の形態1に係る投写型映像表示装置の使用状態を示す図。 実施の形態1に係る投写型映像表示装置の全体構成を概略的に示す図。 実施の形態1に係る制御ユニットの機能を示すブロック図。 実施の形態1の光量/電流値変換関数に関する図。 実施の形態1の処理例について説明するための図。 実施の形態1の彩度強調処理について説明するための図。 実施の形態1の彩度減少処理について説明するための図。 実施の形態1の変形例1の処理例について説明するための図。 実施の形態2の処理例について説明するための図。 実施の形態3に係る制御ユニットの機能を示すブロック図。 実施の形態3の処理例について説明するための図。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(実施の形態1)
以下、図1〜8を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1]概要
図1は、実施の形態1に係るプロジェクタ100(投写型映像表示装置の一例)の使用状態を示す。プロジェクタ100は、光源部で発光した光をDMDで反射することにより映像を生成し、生成した映像を投影光学系を介してスクリーン110に投影する。
[1−2]構成
1−2−1.全体構成
プロジェクタ100の全体構成について図1及び図2を用いて説明する。図2は、実施の形態1に係るプロジェクタ100の全体構成を概略的に示す図である。
以下、プロジェクタ100の詳細構成について説明する。
プロジェクタ100は、光源部130(光源部の一例)と、ロッドインテグレータ140と、カラーホイール150(色生成部の一例)と、リレー光学系160と、全反射プリズム170と、デジタルミラーデバイス180(以下、DMDと称する)(光変調部の一例)と、投影光学系190と、制御ユニット200(映像投影制御装置又は制御部の一例)とを備える。光源部130と、ロッドインテグレータ140と、カラーホイール150と、リレー光学系160とは、照明光学系120を構成する。
プロジェクタ100の光源部130から出射された光は、カラーホイール150を透過することにより、時分割に複数色の照明光が生成される。その後、照明光は、全反射プリズム170に入射する。全反射プリズム170に入射された光は、DMD180に入射され、映像が生成される。生成された映像は、投影光学系190を介し、スクリーン110に投影される。
光源部130は、ランプ光源である。光源部130は、発光管131と、リフレクタ132とを備える。発光管131は、互いに波長域が異なる赤色光、緑色光、及び青色光を含む光束を射出する。発光管131は、例えば、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプで構成される。リフレクタ132は、発光管131から射出された光束を反射させ、射出方向を揃える。
ロッドインテグレータ140は、入射光の照度を均一化する。ロッドインテグレータ140に入射された光は、ロッドインテグレータ140の内部で全反射を繰り返し、ロッドインテグレータ140の出射面において均一な照度分布となって出射される。ロッドインテグレータ140は、光源部130から出射した光が入射する位置に設けられる。
カラーホイール150は、ロッドインテグレータ140の近傍であって、光源部130からの出射光の光路上に配置される。カラーホイール150は、複数のセグメントを有する。カラーホイール150は、駆動機構(図示せず)により、所定の回転周期で回転されることにより、時分割で複数色の照明光を生成する。カラーホイール150は、円盤状であって、所定の角度毎に分割された赤(R)、緑(G)、青(B)、白(W)のセグメントからなるカラーフィルタを有している(図示せず)。カラーホイール150は、R,G,B,Wの4つのセグメントで、1回転となるように構成されている。カラーホイール150は、入力映像の1フレームの表示に少なくとも2周以上回転するように構成されている。図9を用いて説明を後述するが、サブフレームは、対象フレームのカラーホイール1周分に相当するように構成される。映像解析結果を元に、サブフレーム毎に光源部130には、異なる電流値を設定するように構成される。
リレー光学系160は、カラーホイール150を透過した光を、DMD180へ導く。リレー光学系160は、ロッドインテグレータ140から出射した光の照度分布の均一性を保つことができる複数のレンズにより構成される。
全反射プリズム170は、リレー光学系160から出射された光をDMD180へ導く。全反射プリズム170は、プリズム171と、プリズム172とにより構成される。プリズム171と、プリズム172との近接面には、空気層(図示せず)が存在する。空気層は、薄い空気の層である。空気層は、臨界角以上の角度で入射する光束を全反射する。全反射した光束は、DMD180に入射する。
DMD180は、入力された映像信号に応じて、各マイクロミラーを偏向させる。これにより、DMD180は、投影光学系190に入射させる光と、投影光学系190の有効範囲外へ反射する光とに分離される。DMD180で反射された光束のうち投影光学系190に入射する光束は、全反射プリズム170を透過して投影光学系190に入射する。全反射プリズム170に入射した光束は、空気層に臨界角以下で入射する。従って、この光束は空気層を透過して投影光学系190に入射する。
投影光学系190は、入射した光束を拡大させるための光学系である。投影光学系190は、フォーカス機能や拡大機能を有するレンズにより構成される。
制御ユニット200は、光源部130及びDMD180を制御する。制御ユニット200は、CPU等のプロセッサやメモリを備え、プロセッサが所定のプログラムを実行することによって、後述する映像投影制御に係る各機能が実行する。メモリは、プロセッサが実行するプログラムや固定データを格納するROMや、プログラム処理において適宜変化するパラメータやデータの格納エリアやワーク領域として用いられるRAM等である。
1−2−2.システム構成
以下、実施の形態1に係るプロジェクタの機能について、主に制御ユニット200による実行される機能を中心に、図面を参照しながら説明する。
図3は、実施の形態1に係る制御ユニット200の機能を示すブロック図である。図3に示すように、制御ユニット200は、信号受付部210と、解析部220と、算出部230と、光源制御部240と、素子制御部250とを有する。
信号受付部210は、DVDやTVチューナなどの外部機器から入力された映像信号を受け付ける。
解析部220は、信号受付部210により受け付けられた入力映像信号を解析する。具体的には、解析部220は、1フレームに対応する入力映像信号の彩度成分を解析する。なお、入力映像信号の彩度成分は、HSV変換又はYUV変換によって得られる。また、解析部220は、フレームを構成する複数の画素毎の入力映像信号に基づいて、入力映像信号の彩度成分の最大値を入力信号彩度として取得する。
算出部230は、カラーホイールのR、G、B、Wの各期間それぞれに同期して、光源部130から出射されるR、G、B、Wそれぞれの期間中の光量を算出する。例えば、算出部230は、入力映像信号に基づいてRGBWの期間における所定の光量比を求め、その所定の光量比に対し、解析部220で求めた入力信号彩度に基づいて光量比を変更する。具体的には、算出部230は、解析部220の解析結果である入力信号彩度に応じて、光源部130に印加される電流の電流値を算出する。
図4は、実施の形態1の光量/電流値変換関数を示すグラフである。上述した光源光量比から光源に設定する電流値を求めるには、図4に示す光量/電流値変換関数を用いる。ここでの電流値は絶対値で示している。
なお、算出部230は、前後フレームの相関から光量比を算出しても良い。例えば、前フレームより入力信号彩度が増加していれば、RGB期間の光量を増加させ、W期間の光量を減少させる。その際、RGB期間の光量比は、制御を簡単化するため、一定としても良い。入力信号彩度が前フレームより減少していれば、RGB期間の光量を減少させ、W期間の光量を増加させる。
例えば、算出部230は、RGBW期間に対応した所定の光量比について、明るさを優先する場合に、RGB期間の光量を低減させ、W期間の光量を高く設定することができる。その際、RGBW期間の光量の積算値がホワイトバランスの所定の値、例えば色温度が6500K等の状態とすることが望ましい。一方、鮮やかさを優先する場合には、RGB期間の光量を増加させ、W期間の光量を低く設定することができる。
ここで、色鮮やかな映像では、カラーホイールのRGBCMY(単色または補色)の期間で光源光量を増加させることで、色鮮やかさを強調することができる。明るい映像では、CMYW(補色または白色)の期間の光源光量を増加させることで、明るさを強調することができる。
算出部230はまた、光源部130の長寿命化に必要な電流値(所定の電流値)をRGBWいずれかの期間で満たすように設定し、その期間に合わせて、光源部130の極性を反転するための極性反転タイミングを設定する。例えば、RGB期間の光源光量のうち、いずれかがW期間より大きい場合には、RGBのうち少なくとも最も電流値の高い期間で上記所定の電流値を満たすように設定する。W期間の光源光量が最も大きい場合には、Wの期間で上記所定の電流値を満たすように設定する。
光源制御部240は、算出部230の出力結果であるRGBWの各期間の光量比に応じた電流値に基づき、光源部130に対し交流電流を印加する。光源制御部240はまた、設定した極性反転タイミングで光源部130の極性を反転させる制御を行う。
光源制御部240はまた、カラーホイール150の回転周期に同期して、光源部130に電流を印加させる。なお、極性反転タイミングは、カラーホイール150の回転周期または外部から入力される固定周期のうち、少なくとも1つの周期に合わせたものである。また、極性反転のタイミングは、R、G、B、Wの各期間のうち、最大の光量となる期間中または直後か、所定の電流値以上となる期間またはその直後のいずれかとする。これにより極性反転のタイミングがシフトされる。
素子制御部250は、カラーホイール150の位置情報を受け、DMD180に照射される光線の色に対応するように光源強度を変調する。素子制御部250はまた、算出部230により算出された入力信号彩度に応じて、入力映像信号を映像出力信号に変換し、映像出力信号に基づいてDMD180を制御する。これにより、WとRGBの光量比が変化した場合の色ズレを低減する。具体的には、基準値に対して入力信号彩度が小さい場合には、彩度強調処理を行い、基準値に対して入力信号彩度が大きい場合には、彩度減少処理を行う。図6は彩度強調処理の関数を示すグラフであり、図7は彩度減少処理の関数を示すグラフである。素子制御部250は、入力映像信号の各画素に対して、図6及び図7に示す特性による彩度強調処理及び彩度減少処理を行う。
[1−3]動作
本実施形態において、光源部130には、カラーホイール150に同期して振幅を変調させた交流電流が印加される。このとき、光源部130に印加される振幅のうち、RGBWいずれかの期間で所定の電流値以上となるように設定される。これにより、光源を安定して発光させることができるため光源の長寿命化を図ることができる。
信号受付部210により受け付けられた入力映像信号は、解析部220に入力される。解析部220においては、入力映像信号の彩度成分が解析され、入力映像信号の彩度を示す値が算出部230に入力される。
算出部230においては、解析部220で求めた入力映像信号の彩度に基づいてRGBWの各期間における光量比を決定し、光量比に対応する電流値が算出される。このとき、算出される電流値は、RGBWいずれかの期間において所定の電流値以上となるように、光量比が決定される。
光源制御部240においては、算出部230によって算出されたRGBWの各期間における光量比に対応する電流値の電流を光源部130に印加する。また、所定の電流値以上となったRGBWいずれかの期間を極性反転タイミングとし、その極性反転タイミングに応じて印加電流の極性が反転される。
一方素子制御部250においては、算出部230により算出された入力信号彩度に応じて、入力映像信号が映像出力信号に変換され、映像出力信号に基づいてDMD180が制御される。
図5は、実施の形態1に係る制御ユニット200による処理例を説明するための図である。図5に示すRGBセグメントは、カラーホイール150のセグメントの色に対応している。同図に示す設定電流値は、セグメント毎に光源に印加される電流値を示している。同図に示す極性は、光源に印加される電流の極性を示している。
なお、理解を容易にするため、図5に示すRGBセグメントは同じ長さの期間で示されているが、通常はカラーホイール150のセグメント角に合わせた異なる期間となる(後述する図8、図9、図11も同様)。
図5では、極性反転の周期が、カラーホイール150の回転周期に同期しており、且つフレーム1からフレーム2にかけて、入力信号彩度が高い映像から入力信号彩度が低い映像に切替った場合を例示している。RGBの所定の比率は、Gが最も電流値が高い場合を示している。また、光源の長寿命化に必要な極性反転時の電流値の絶対値をβとする。
図5では、RGBW期間の光量比を、入力信号彩度が高い場合にG>R=B>W、入力信号彩度が低い場合にW>G>R=Bとしている。
フレーム1では、算出部230により算出されるRGBWの各期間の光量により、RGB期間の電流値をW期間に対して相対的に増加させ、増加分だけW期間の電流値を小さくする。光源制御部240は、カラーホイール150の回転周期に同期して、電流値の絶対値がβ以上となるG期間の直後で極性反転を行うよう設定する。一方、フレーム2では、算出部230により求まるRGBWの各期間の光量により、RGB期間の電流値をW期間に対して相対的に減少させ、減少分だけW期間の電流値を増加させる。このため、光源制御部240では、極性反転周期の位相をシフトさせ、電流値の絶対値がβ以上となるW期間の直後で極性反転を行うよう設定する。
[1−4]効果
本実施の形態に係るプロジェクタ100においては、制御ユニット200は、入力映像信号の彩度に応じて、光源部130に印加する電流の電流値と光源部130の極性を反転させる極性反転タイミングとを設定し、カラーホイール150の回転周期に同期して、光源部130に対し極性反転タイミングで極性を反転させながら電流を印加し、入力映像信号の彩度の変化に応じて、極性反転タイミングをシフトさせる。ここでは、映像の明るさや鮮やかさに応じて、動的にカラーホイール150の複数のセグメントに印加する電流値を変更する。これにより、色バランスを保つことができ、画質の向上を図ることができる。
また、制御ユニット200は、入力映像信号の彩度の変化による電流値の動的変化応じて、極性反転タイミングをシフトさせるため、光源ランプの長寿命化を実現することができる。
[1−5]変形例1
上記実施の形態1では、図5に示すようなカラーホイール150の回転周期に同期して極性反転タイミングを制御する場合について説明した。変形例1では、極性反転周期を複数設定する例について説明する。
本来、光源部130の極性反転時には、一時的な電流値変化に起因する光量変化が発生する。そのため、極性反転周期が切り替わると映像の色バランスがわずかながら変化する場合がある。このため、本変形例1では、シーンチェンジ判定を行い、同判定に基づき一方の極性反転周期を他方の極性反転周期に変更することで、色バランス変化の視認性を低減する。
以下、図8を用いて変形例1に係る制御ユニット200の制御内容について説明する。
図8は、実施の形態1の変形例1について説明するための図である。図8に示すRGBセグメントは、カラーホイール150のセグメントの色に対応している。同図に示す設定電流値は、セグメント毎に光源部130に印加される電流値を示している。図8に示す極性反転トリガは、光源に印加される電流の極性(プラスまたはマイナス)を反転させるためのパルス信号である。図8に示す極性は、光源に印加される電流の極性を示している。図8に示す極性反転周期は、極性が反転する周期を示している。
周期Aは、極性反転周期が、カラーホイール150の4回転で1周期となる周期を示している。周期Bは、RGBW各期間の終わりに同期して極性反転を行う周期を示している。
光源制御部240は、第1期間に第1極性、第2期間に第2極性の状態になるように光源部130を制御し、解析部220の解析結果に応じて第1期間と第2期間とを切り替える。第1期間は、例えば、マイナスの期間を示す。第2期間は、例えば、プラスの期間を示す。第1極性は、マイナス、第2極性は、プラスを示す。
解析部220は、前フレームの入力信号彩度と、現フレームの入力信号彩度との差分を算出し、シーンチェンジ判定を行う。例えば、入力信号彩度の差分値が閾値以上の場合には、シーンが変わったと判断し、現フレームの入力信号彩度をそのまま採用する。一方で、閾値未満の場合には、現フレームの入力信号彩度が前フレームの入力信号彩度未満であるとき、前フレームの入力信号彩度から所定値分減少させた値を現フレームの入力信号彩度とする。また、閾値未満の場合であって、現フレーム入力信号彩度が前フレームの入力信号彩度以上であるとき、前フレームの入力信号彩度から所定値分増加させた値を現フレームの入力信号彩度とする。
図8では、フレーム1からフレーム2にかけて、入力信号彩度が高い映像から、入力信号彩度が低い映像に切替った例を示している。フレーム1からフレーム2にかけて、算出部230で算出された入力信号彩度が変化する。入力信号彩度の値にしたがって、光源制御部240は、RGB期間の光源電流値を減少させ、W期間の光源電流値を増加させる。その際、光源部130の長寿命化に必要な光源電流値の絶対値が、βである期間が、GからWに変化している。このため、極性反転周期をW期間にシフトさせる。更に、光源制御部240は、解析部220による解析結果から、入力信号彩度の変化に基づきシーンチェンジがあったと判定し、その結果に基づきフレーム2において所定の電流値β以上となるW期間のタイミングで極性反転周期を周期Aから周期Bに切替える。
上述のように、カラーホイール150は、複数のセグメントを有している。カラーホイール150は、補色、単色のそれぞれで、最もセグメント角の小さいセグメントを有している。最もセグメント角の小さいセグメントおよびWセグメントのうち、少なくとも2つのセグメントで、映像に応じて極性反転タイミングを切替える。
以上の変形例に係るプロジェクタ100においては、複数の極性反転周期を有する場合においても、極性反転周期の切替えタイミングで発生する色バランス変化の視認性を低減することができる。これにより画質の向上を図ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1の制御に加え、急峻な電力変化によるフリッカーを抑える方法を用いたプロジェクタについて説明する。
[2−1]構成
本実施形態にかかるプロジェクタは、図1〜図3に示す実施の形態1のプロジェクタ100と同じ構成を有するため、説明を省略する。また、以下においては、実施の形態1と同一の構成及び機能については、図面及び符号を参照する。
[2−2]動作
本実施形態に係るプロジェクタ100の制御ユニット200(図3)は、複数のサブフレームからなる各フレームで算出された入力信号彩度を参照して、前後フレームの相関関係から、前後フレームの光量差が小さくなるように、サブフレームの光量を変更する。その際、フレームに必要な各RGBW期間の光量が増減しないように制御する。
例えば、解析部220が前後フレームの入力信号彩度を解析した結果、入力信号彩度が単調減少している場合には、フレーム内の各RGB期間において単調減少、W期間において単調増加の関係になるように電流値を制御する。また、入力信号彩度が単調増加する場合も同様に、フレーム内の各RGB期間において単調増加、W期間において単調減少の関係になるように電流値を制御する。
図9は、実施の形態2の処理例について説明するための図である。図9では、入力映像信号が60Hzであるのに対して、カラーホイールが180Hzで動作している。また、フレーム0からフレーム2にかけて入力信号彩度が単調減少している。
実施の形態1の場合、サブフレーム1〜3で同一の光量を設定するため、図9(a)に示すとおり、フレームの切替えタイミングで光量が大きく変化する。
一方、本実施形態にかかる図9(b)に示す例の場合、以下に示す処理手順により、フレーム間の急峻な輝度変化を抑制することができる。
図9(b)では、第1に、現フレームに対して、前後フレームのRGBW期間の光量をそれぞれ比較する。比較した結果から単調増加か単調減少かを判定する。第2に、単調増加の場合には、現フレームと前フレームのサブフレーム3との光量差分、現フレームと後フレームの光量差分のうち、光量差分の絶対値となる光量変化量の小さいほうに合わせて、現フレームのサブフレーム1の光量を減少、現フレームのサブフレーム3の光量を増加させる。その際、RGBW期間のうち、少なくとも1つの期間において電流値の絶対値がβ以上の期間となるように調整する。
なお、光量の増減によりすべての期間において、電流値の絶対値がβ未満になる場合は、少なくとも1つが電流値の絶対値がβ以上となるように、変化量を低減する。ここでの電流値の絶対値がβであるときは、光源の長寿命化に必要な極性反転時の電流値を光量に換算したものである。或いは、光量の増減によりすべての期間において、電流値の絶対値がβ未満にならない場合は、設定された極性反転タイミングで極性反転を行わないようにしてもよい。
図9(b)では、現フレームをフレーム1とすると、前フレームのサブフレーム3との差分は、RGB期間の光量差分がそれぞれ−20%、W期間の光量差分が60%であり、後フレームとの差分は、RGB期間の光量差分がそれぞれ20%、W期間の光量差分が−60%である。光量変化量は、RGB期間が20%、W期間が60%となっている。したがって、フレーム1のサブフレーム1はフレーム1の光量(サブフレーム2の光量)に対して、RGB期間の光量を10%増加した値、W期間は30%減少した値とし、フレーム1の光量に対して、サブフレーム3はRGB期間の光量を10%減少した値、W期間は30%増加した値とする。
[2−3]効果
実施の形態2に係るプロジェクタ100においては、制御ユニット200は、現フレームと前後のフレーム間の、入力映像信号の彩度成分の増減を判定し、現フレームと前後のフレーム間において、緩やかに増加又は減少するようにRGBW期間の光量比を変更する。これにより、映像の明るさや鮮やかさに応じて、動的にランプ電流値を変更した場合においても、光源の長寿命化を実現する極性反転制御を行うだけでなく、光量の急峻な変化によるフリッカーも抑制することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3に係るプロジェクタは、実施の形態1の制御に加え、正負の極性間で電流積算量が偏らないように制御する。
実施の形態1では、入力映像信号の彩度に応じて極性反転タイミングをシフトさせる。このため、正負の極性間で印加電流量に差異が生じる。正負のいずれか一方のみに印加電流量が偏ると、ランプ光源の電極先端が損傷し、カラーホイールに対するランプ光源の出射光のスポットの位置ずれが生じる。その結果、ランプ光源の安定性を損ない、表示する画質の低下の原因にもなる。これを防ぐため、本実施形態に係るプロジェクタでは、正負の極性間での電流積算量の均等化を行う。
[3−1]構成
本実施形態にかかるプロジェクタは、図1〜図3に示す実施の形態1のプロジェクタ100と同じ構成を有するため、説明を省略する。また、以下においては、実施の形態1と同一の構成及び機能については、図面及び符号を参照する。
図10は、実施の形態3に係る制御ユニット200´の機能を示すブロック図である。図3に示すように、制御ユニット200´は、電流値積算部260を備える点において、実施の形態1と異なる。
電流値積算部260は、算出部230より得られるRGBW各期間の電流値と極性反転位置情報とから、プラス側とマイナス側それぞれの電流値の積算を行いメモリ等に格納する。光源制御部240´は、電流値積算部260から得られる電流積算値の判定処理を行い、その判定結果に応じて極性反転タイミングをシフトさせる。
[3−2]動作
実施の形態1と同様に、信号受付部210により受け付けられた入力映像信号は、解析部220に入力される。解析部220においては、入力映像信号の彩度成分が解析され、入力映像信号の彩度を示す値が算出部230に入力される。
算出部230においては、解析部220で求めた入力映像信号の彩度に基づいてRGBWの各期間における光量比に対応する電流値が算出される。また、算出された電流値は、RGBWいずれかの期間においては、所定の電流値以上となるように設定される。
電流値積算部260においては、算出部230より得られるRGBW各期間の電流値と極性反転位置情報とから、プラス側とマイナス側それぞれの電流値の積算を行いメモリ等に格納する。
光源制御部240´は、算出部230によって算出されたRGBWの各期間における光量比に対応する電流値を光源部130に印加する。
また、光源制御部240´においては、所定の電流値以上となったRGBWいずれかの期間を極性反転タイミングとする一方で、電流値積算部260より取得する電流積算値を判定し、その判定結果に応じて極性反転タイミングをシフトさせる。例えば、プラス側又はマイナス側の電流積算値が1サブフレーム(RGBWの一塊)の電流積算値以上偏っている場合は、極性反転タイミングを1サブフレーム分シフトさせる。例えば、
プラス側の電流積算値-マイナス側の電流積算値≧1サブフレーム分の電流値
の条件を満たす場合、プラス側の電流積算値が大きい。よって、光源制御部240´は、マイナス側の極性の期間をサブフレーム1つ分増やすことにより、プラス側への電流積算値の偏りを解消する。
図11は、実施の形態3に係る制御ユニット200´による処理例を説明するための図である。図11に示すRGBセグメントは、カラーホイール150のセグメントの色に対応している。同図に示す設定電流値は、セグメント毎に光源に印加される電流値を示している。同図に示す極性は、光源に印加される電流の極性を示している。同図に示すサブフレームの電流値の合計は、各サブフレームにおける電流値合計を示す。同図に示す電流積算値は、プロジェクタ100における電流積算値である。なお、図示例では、フレーム1開始時の電流積算値を−450%としている。
図11に示すように、フレーム2においては、実施の形態1に則り、W期間が所定の電流値以上になるよう設定され、同期間の位置P1を極性反転(プラスからマイナスへ)のタイミングとしている。しかし、P1の時点で、プラス側の電流積算値−マイナス側の電流積算値=−300%となっている。これは、1サブフレーム分の電流値(300%)以上である。よって、光源制御部240´は、P1においてプラスからマイナスへの極性反転を行わず、次の極性反転位置P2においてプラスからマイナスへの極性反転を行う。
なお、上記例においては、1サブフレーム毎に極性期間を延長しているが、これに限定されない。例えば、1サブフレーム未満の期間を延長するようにしてもよい。また、極性反転位置の変更タイミングも、サブフレーム毎である必要はない。
[3−3]効果等
実施の形態3に係るプロジェクタ100においては、制御ユニット200´は、光源部130のプラス極性とマイナス極性にそれぞれ印加した電流の積算値を算出し、プラス極性に対する電流の積算値とマイナス極性に対する電流の積算値とがほぼ等しくなるように、極性反転タイミングをシフトさせる。これにより、プラスとマイナスの極性間で電流積算量が偏ることによるランプ光源の損傷を防ぎ、ランプ光源の安定性を確保し、表示画質の低下を防ぐことができる。
(その他の実施の形態)
以上のように、本開示における実装の例示として、実施の形態1〜実施の形態3を説明した。しかしながら、本開示は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
[1]
上述した実施の形態に係るプロジェクタ100では、制御ユニット200の解析部220は、フレームを構成する複数の画素毎の入力映像信号に基づいて、入力映像信号の彩度成分の最大値を入力信号彩度として取得する。しかしながら、これに限定されることなく、解析部220は、フレームを構成する複数の画素毎の入力映像信号に基づいて、入力映像信号の彩度成分の平均値を入力信号彩度として取得してもよい。
解析部220はまた、彩度情報に加え、輝度情報や色相情報を解析し、入力信号彩度に付加しても良い。具体的には画素ごとの彩度と輝度を乗算し、入力信号彩度として取得しても良い。
更に、解析部220は、入力映像信号の彩度成分毎に画素の頻度(画素数)を示すヒストグラムを生成してもよい。このようなケースでは、解析部220は、フレームを構成する複数の画素毎の入力映像信号に基づいて、入力映像信号の彩度成分の分散値を入力信号彩度として取得してもよい。
[2]
上述した実施の形態では、光源光量比から光源に設定する電流値を求めるにあたり、変換関数(図4)を用いた。しかしながら、変換関数は、これに限定されることなく、LUT(Look Up Table)として実装してもよい。
[3]
上述した実施の形態では、RGBWの4色カラーホイールについて例示した。しかしながら、実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば、RGBCMYWのカラーホイールを用いても良い。また、実施の形態1において、第2セグメントは、白色のセグメントである旨を説明した。しかしながらこれに限定されることなく、第2セグメントは、シアン、マゼンダ、イエローの複数のセグメントであってもよい。要するに白色光を生成することができるものであればよい。
[4]
上述した実施の形態では、カラーホイールの回転数は、180Hzである旨を説明した。しかしながらこれに限られることなく、例えば、120Hzや240Hzで駆動し、サブフレーム数を増減させてもよい。
[5]
上述した実施の形態では、RGBW期間でGまたWの電流値の絶対値をβ以上とする例を示したが、それ以外の期間において電流値の絶対値がβ以上としてもよい。例えば、RGBCMYWのカラーホイールの場合では、RGBのいずれか1期間またはCMYのいずれか1期間またはWのうちいずれかの期間の電流値の絶対値がβ以上の電流値となればよい。また、ホワイトバランスを考慮すると、RGB期間のうちカラーホイールのセグメント角が最も小さい色の期間が最も電流値を高く設定される(電流値の絶対値がβ以上の電流値となる)ことが望ましい。CMY期間についても同様である。
[6]
なお、上記実施形態で説明したプロジェクタ100の制御ユニット200又は200´の各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されてもよい。
また、制御ユニット200又は200´は、上記実施形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェアにより実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現してもよい。
[7]
本発明は、上記実施形態における投写型映像表示装置として実現されることに限定されず、投写型映像表示装置を制御する制御装置、映像投影制御方法、又は映像投影制御プログラムとしても実現される。
本開示は、プロジェクタなどの投写型映像表示装置に適用可能である。
100 プロジェクタ
110 スクリーン
120 照明光学系
130 光源部
131 発光管
132リフレクタ
160 リレー光学系
161、162、163 レンズ
140 ロッドインテグレータ
150 カラーホイール
180 DMD
170 全反射プリズム
171、172 プリズム
190 投影光学系
200 制御ユニット
210 信号受付部
220 解析部
230 算出部
240 光源制御部
250 素子制御部
260 電流値積算部

Claims (16)

  1. 映像信号を入力し、入力映像信号に応じた映像を投写により表示する投写型映像表示装置であって、
    印加された電流に応じた光を出射する光源部と、
    前記光源部からの出射光の光路上に設けられ、所定の回転周期により回転して前記出射光を時分割して複数色の光を生成する色生成部と、
    前記色生成部により生成された複数色の光を前記入力映像信号に基づいて変調する光変調部と、
    前記光源部と前記光変調部とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記入力映像信号の色の成分に応じて、前記光源部に印加する電流の電流値と前記光源部の極性を反転させる極性反転タイミングとを設定し、
    前記色生成部の前記所定の回転周期に同期して、前記光源部に対し前記極性反転タイミングで極性を反転させながら前記電流値の電流を印加し、
    前記入力映像信号の色の成分の変化に応じて、前記極性反転タイミングをシフトさせる、
    投写型映像表示装置。
  2. 前記制御部は、
    映像を構成する単位であるフレーム毎に、前記入力映像信号の色の成分に応じて前記複数色の光の光量比を決定し、
    前記光量比に応じて各色の光を出力するように前記電流値を設定し、
    前記複数色の光を出力するための電流値のうち最大の電流値の電流を印加するタイミングに合わせて前記極性反転タイミングを設定する、
    請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  3. 前記制御部は、前記最大の電流値が前記複数色の光を出力するための電流値の平均値よりも大きい所定の電流値以上となるように、前記光量比を決定する、
    請求項2に記載の投写型映像表示装置。
  4. 前記制御部は、
    前記入力映像信号の色の成分の変化に応じて、前記複数色の光の光量比を変更することにより、前記最大の電流値を異なる色の光に対して設定する、
    請求項2又は3に記載の投写型映像表示装置。
  5. 前記複数色の光は、少なくとも赤(R)、緑(G)、青(B)、及び白(W)を含み、
    前記制御部は、
    前記赤(R)、緑(G)、及び青(B)の光の光量が前記白(W)の光の光量よりも大きい場合、前記赤(R)、緑(G)、及び青(B)の光のうち少なくとも一つを出力するための電流値が前記最大の電流値となるように前記光量比を決定し、
    前記白(W)の光の光量が前記赤(R)、緑(G)、及び青(B)の光の光量よりも大きい場合、前記白(W)の光を出力するための電流値が前記最大の電流値となるように前記光量比を決定する、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の投写型映像表示装置。
  6. 前記制御部は、
    第1期間にプラスまたはマイナスのいずれか一方である第1極性、第2期間に前記第1極性とは異なる極性である第2極性の状態になるように前記光源部を制御し、
    前記入力映像信号の色の成分の変化に応じて、前記第1期間と前記第2期間とを制御する請求項1から5のいずれか1項に記載の投写型映像表示装置。
  7. 前記制御部は、
    周期の異なる少なくとも二つの極性反転周期を設定し、
    前記入力映像信号の色の成分の変化に応じてシフトされた前記極性反転タイミングに合わせて前記極性反転周期を切り替える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の投写型映像表示装置。
  8. 前記制御部は、
    一フレームと前記一フレームの前又は後のフレーム間の、前記入力映像信号の色の成分の増減を判定し、
    前記一フレームと前記前又は後のフレーム間において、緩やかに増加又は減少するように前記複数色の光の光量比を変更する、
    請求項3に記載の投写型映像表示装置。
  9. 前記制御部は、前記複数色の光の光量比の変更の結果、前記最大の電流値が前記所定の電流値以上とならない場合、設定した前記極性反転のタイミングで前記光源部の極性の反転を行わない、
    請求項8に記載の投写型映像表示装置。
  10. 前記色生成部は、前記入力映像信号の映像を構成する単位である1フレームの表示に少なくとも2周以上回転するカラーホイールを有し、
    前記1フレームは複数のサブフレームから構成され、各サブフレームは、前記カラーホイールの1周分に相当し、
    前記制御部は、前記入力映像信号の色の成分に基づき、前記サブフレーム毎に異なる電流値を設定する、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の投写型映像表示装置。
  11. 前記色生成部は、前記複数色にそれぞれ対応する複数のセグメントを有するカラーホイールを有し、
    前記複数のセグメントは、補色セグメント及び単色セグメントを含み、
    前記補色セグメント及び前記単色セグメントそれぞれは最もセグメント角の小さいセグメントを有し、
    前記最もセグメント角の小さいセグメントおよび白色セグメントのうち、少なくとも2つのセグメントに同期して前記極性反転タイミングを設定する、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の投写型映像表示装置。
  12. 前記制御部は、
    前記光源部の二つの極性であるプラス側の極性とマイナス側の極性にそれぞれ印加した電流の積算値を算出し、
    前記プラス側の極性に対する電流の積算値と前記マイナス側の極性に対する電流の積算値とがほぼ等しくなるように、前記極性反転タイミングを変更する、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の投写型映像表示装置。
  13. 前記色の成分は、彩度、輝度、及び色相の少なくとも一つである、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の投写型映像表示装置。
  14. 光源部とカラーホイールとを備え、映像信号を入力し、入力映像信号に応じた映像を投写により表示する投写型映像表示装置を制御する映像投影制御装置であって、
    前記入力映像信号の色の成分に応じて、前記光源部に印加する電流の電流値と前記光源部の極性を反転させる極性反転タイミングとを設定する算出部と、
    前記カラーホイールの所定の回転周期に同期して、前記光源部に対し前記極性反転タイミングで極性を反転させながら前記電流値の電流を印加する光源制御部であって、前記入力映像信号の色の成分の変化に応じて、前記極性反転タイミングをシフトさせ光源制御部と、
    を備える、
    映像投影制御装置。
  15. 光源部とカラーホイールとを備え、映像信号を入力し、入力映像信号に応じた映像を投写により表示する投写型映像表示装置を制御する映像投影制御方法であって、
    前記入力映像信号の色の成分に応じて、前記光源部に印加する電流の電流値と前記光源部の極性を反転させる極性反転タイミングとを設定し、
    前記カラーホイールの所定の回転周期に同期して、前記光源部に対し前記極性反転タイミングで極性を反転させながら前記電流値の電流を印加し、
    前記入力映像信号の色の成分の変化に応じて、前記極性反転タイミングをシフトさせる、
    映像投影制御方法。
  16. 光源部とカラーホイールとを備え、映像信号を入力し、入力映像信号に応じた映像を投写により表示する投写型映像表示装置を制御する方法をコンピュータに実行させる映像投影制御プログラムであって、
    前記入力映像信号の色の成分に応じて、前記光源部に印加する電流の電流値と前記光源部の極性を反転させる極性反転タイミングとを設定し、
    前記カラーホイールの所定の回転周期に同期して、前記光源部に対し前記極性反転タイミングで極性を反転させながら前記電流値の電流を印加し、
    前記入力映像信号の色の成分の変化に応じて、前記極性反転タイミングをシフトさせる、
    映像投影制御プログラム
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