JP2014202998A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱定着後のシートのタッキング発生の防止と熱電変換素子による電力の利用の効率化とを図ることが可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】排出ローラー71とこれに圧接される熱電変換素子72の吸熱面721との間を通過する用紙Pを排出ローラー71の回転駆動力で排出して、排出トレイ79上に積載収容する構成において、用紙Pに形成されるトナー画像が高濃度の場合には、タッキングが発生し易いとして、熱電変換素子72に電力を供給してペルチェ効果により吸熱面721の温度を低下させて熱定着後の用紙Pを冷却し、トナー画像が低濃度の場合には、タッキングが発生し難いとして、熱電変換素子72に電力を供給せず、ゼーベック効果により熱定着後の用紙Pの熱を吸熱面721で吸熱して発電させ、その電力を利用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート上に形成されたトナー画像を熱定着する画像形成装置および画像形成方法に関する。
プリンターなどの画像形成装置は、通常、1枚のシートごとに、シート上にトナー画像を形成し、形成されたトナー画像を定着器の熱によりシートに熱定着した後、当該シートを排出して、排出トレイ上に積載して収容させる構成になっている。
このように熱定着後のシートを複数枚、排出トレイ上に積載して収容させる構成をとると、熱定着後に未だ温度が高いままのシート同士が、その熱により軟化したトナーによって貼り付く、いわゆるタッキングが発生し易くなる。
タッキング発生の防止のためには、熱定着後のシートをファンの送風などで冷却すれば良いが、ファンを駆動させるための電力が別途、必要になる。
特許文献1には、熱定着後のシートの熱により発電する熱電変換素子を排出トレイに設け、熱電変換素子で発電される電力を利用してファンを駆動する構成が開示されている。
特開2010−49005号公報
特許文献1の技術は、熱電変換素子で発電された電力によりタッキングの発生を防止しようとするものであるが、タッキングは、画像形成条件、例えば形成画像の濃度などによって発生し易い状態になったり、発生し難い状態になったりする場合がある。
すなわち、シート上に存する濃度が高い画像部分は、単位面積当たりのトナー量が多くなり、それだけ他のシートとの接触により引っ付いてしまうトナー量が多くなるので、タッキング発生の蓋然性が高くなる。逆に、1枚のシート上において濃度が低い画像部分や画像の存在しない領域がほとんどを占める場合には、高濃度に比べて、他のシートと接触するトナー量が少なくなるので、タッキング発生の蓋然性が低くなる。
従って、単に熱電変換素子で発電された電力をファンに供給するだけでは、タッキングが発生し易いときにシートに対する冷却が不足したり、タッキングが発生し難いときに熱電変換素子で発電された電力が無駄に消費されたりすることになってしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、熱定着後のシートのタッキング発生の防止と熱電変換素子による電力の利用の効率化とを図ることが可能な画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、連続搬送される複数枚のシートのそれぞれにトナー画像を形成し、それぞれのシートが定着部を通過する際に、当該シート上に形成されたトナー画像を熱定着した後、排出して、排出トレイ上に積載収容する画像形成装置であって、前記定着部よりもシート搬送方向下流に配置され、電力供給されないときには熱定着後のシートの熱エネルギーを電気エネルギーに変換して発電し、電力供給されると電気エネルギーを熱エネルギーに変換して熱定着後のシートを冷却する熱電変換素子と、前記熱電変素子により発電された電力が供給される被電力供給部と、画像形成の実行条件に基づいて、前記熱電変換素子に電力を供給しない第1モードと前記熱電変換素子に電力を供給する第2モードとを切り替え制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記被電力供給部は、充放電可能な蓄電部であり、前記制御手段は、前記第1モードでは、前記熱電変換素子の発電による電力を前記蓄電部に供給して前記蓄電部に充電させ、前記第2モードでは、前記蓄電部を放電させて前記蓄電部の電力を前記熱電変換素子に供給するとしても良い。
ここで、前記蓄電部の蓄電電圧を検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記第2モードにおいて、前記検出手段により検出された蓄電電圧が閾値よりも低い場合には、前記蓄電部の放電に代えて外部電源の電力を前記熱電変換素子に供給するとしても良い。
また、前記熱電変換素子は、前記定着部から前記シートの排出口までの間のシート搬送路に沿う位置に配置されるとしても良い。
ここで、前記排出口に配置されるローラーを備え、前記熱電変換素子は、前記ローラーに対向配置され、前記発電と前記冷却のそれぞれのときに熱定着後のシートの熱エネルギーを吸熱する吸熱面を有し、前記熱定着後のシートは、前記ローラーと前記熱電変換素子の吸熱面との間を搬送されるとしても良い。
ここで、前記熱電変換素子は、装置筐体に固定配置されていること、または、可撓性を有するシート状に形成され、前記ローラーにシート搬送路を挟んで対向配置された別のローラーに設けられていることとしても良い。
また、前記制御手段は、前記複数枚のシートのそれぞれごとに、画像形成の実行条件に基づいて前記第1モードと第2モードのいずれを実行するかを判断する判断手段を備え、1枚のシートごとに、当該シートが前記ローラーと前記熱電変換素子の吸熱面との間を通過している間、前記判断されたモードに切り替えて実行するとしても良い。
さらに、前記制御手段は、前記複数枚のシートへの画像形成を1つのジョブとしたときジョブ単位で、画像形成の実行条件に基づいて前記第1モードと第2モードのいずれを実行するかを判断する判断手段を備え、前記ジョブごとに、当該ジョブ実行中に前記判断されたモードを継続して実行するとしても良い。
また、前記画像形成の実行条件は、前記シートに形成されるトナー画像の濃度値、前記シートの坪量、連続搬送されるシートの枚数のいずれかであり、前記制御手段は、前記濃度値、坪量または枚数が閾値以上の場合に前記第2モードを実行し、閾値よりも少ない場合に前記第1モードを実行するとしても良い。
さらに、前記シートの片面だけに画像を形成する片面モードと前記シートの両面に画像を形成する両面モードとを切り替えて実行可能であり、前記画像形成の実行条件は、実行される画像形成モードが前記片面モードと両面モードのいずれであるかということであり、前記制御手段は、前記画像形成モードが両面モードの場合には前記第2モードを実行し、片面モードの場合には前記第1モードを実行するとしても良い。
本発明に係る画像形成方法は、連続搬送される複数枚のシートのそれぞれにトナー画像を形成し、それぞれのシートが定着部を通過する際に、当該シート上に形成されたトナー画像を熱定着した後、排出して、排出トレイ上に積載収容する画像形成装置において実行される画像形成方法であって、前記画像形成装置は、前記定着部よりもシート搬送方向下流に配置され、電力供給されないときには熱定着後のシートの熱エネルギーを電気エネルギーに変換して発電し、電力供給されると電気エネルギーを熱エネルギーに変換して熱定着後のシートを冷却する熱電変換素子と、前記熱電変素子により発電された電力が供給される被電力供給部と、を備え、前記画像形成方法は、画像形成の実行条件に基づいて、前記熱電変換素子に電力を供給しない第1モードと前記熱電変換素子に電力を供給する第2モードとを切り替え制御する制御ステップを含むステップを実行することを特徴とする。
上記のようにすれば、画像形成の実行条件が、例えば、タッキングの発生し易い条件の場合には、第2モードにおいて熱電変換素子に電力を供給して、熱定着後のシートの冷却によりタッキングを防止しつつ、タッキングの発生し難い条件の場合には、第1モードにおいて熱電変換素子で発電された電力を被電力供給部に供給することにより、熱電変換素子により発電される電力の利用の効率化を図ることができる。
プリンターの全体の構成を示す図である。 プリンターの排出部の構成を示す概略斜視図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 冷却回路の構成を示す図である。 冷却制御部による切り替え制御の内容を示すフローチャートである。 モード判断処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 変形例に係る切り替え制御の内容を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る画像形成装置および画像形成方法の実施の形態を、タンデム型カラープリンター(以下、単に「プリンター」という。)を例にして説明する。
(1)プリンターの全体構成
図1は、プリンター1の全体の構成を示す図である。
同図に示すように、プリンター1は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、作像部10と、給送部20と、定着部30と、両面搬送部40と、操作部50と、制御部60と、排出部70などを備え、ネットワーク(例えば、LAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からの印刷(プリント)ジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)色からなるカラーの画像形成を実行する。また、プリンター1は、画像形成(プリント)モードとして、1枚の用紙の片面にだけ画像を形成する片面モードと、1枚の用紙の両面に画像を形成する両面モードとを切り替えて実行する機能も有する。
作像部10は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像ユニット11Y〜11Kを備えている。作像ユニット11Yは、帯電された感光体ドラム14Y上に、露光部12の露光走査により静電潜像が形成されると、その静電潜像をY色のトナーで現像して、現像によるY色トナー画像を中間転写ベルト13に一次転写する。ここでは、感光体ドラム14Yに対する露光走査が1画素単位で露光量を変化させて階調が再現されるように行われる。なお、現像により作像ユニット11Y内のY色トナーが少なくなると、補給部16Yから補充用のY色トナーが補給される。
他の作像ユニット11M,11C,11Kも、作像ユニット11Yと同様の帯電、露光、現像、一次転写の各工程を実行し、M色トナー画像、C色トナー画像、K色トナー画像を中間転写ベルト13に一次転写する。Y〜K色のトナー画像が中間転写ベルト13上で多重転写されるようにY〜K色のトナー画像の形成タイミングが予め決められる。また、作像ユニット11M〜11K内のトナーが少なくなると、補給部16M、16C、16Kから補充用のトナーが対応する作像ユニットに補給される。
中間転写ベルト13上で多重転写されたY〜K色のトナー画像は、中間転写ベルト13の周回走行により、中間転写ベルト13と二次転写位置241で対向配置される二次転写ローラー24に向けて搬送される。
給送部20は、給紙カセット21から記録用のシートとしての用紙Pをピックアップローラー22で1枚ずつ用紙搬送路25に繰り出してレジストローラー対23に搬送する。
レジストローラー対23は、一次転写により中間転写ベルト13上に多重転写されたY〜K色のトナー画像が二次転写位置241に到達するときに、用紙Pが二次転写位置241に到達するように、用紙Pを二次転写位置241に向けて送り出すタイミングをとる。
レジストローラー対23により搬送される用紙Pが二次転写位置241を通過する際に、二次転写ローラー24により、中間転写ベルト13上のY〜K色のトナー画像が用紙Pに二次転写される。なお、用紙Pに二次転写されずに、中間転写ベルト13上に残った残留トナーは、クリーナー15により中間転写ベルト13から除去される。
定着部30は、定着ローラーと加圧ローラーなどを備え、定着ローラーが定着に必要な定着温度、例えば180〔℃〕に維持されており、二次転写位置241を通過した用紙Pが、定着ローラーと加圧ローラー間に確保されるニップを通過する際に、加熱、加圧により各色トナー画像がその用紙Pに熱定着される。定着部30を通過した後の用紙Pは、排出部70に搬送される。
排出部70は、用紙Pの用紙搬送路25を挟んで対向配置されている排出ローラー71と熱電変換素子72などを備える。
図2は、排出部70の構成を示す概略斜視図であり、排出ローラー71と熱電変換素子72間を用紙Pが搬送されている様子を示している。
同図に示すように排出ローラー71は、回転軸711の周囲にゴムなどの弾性部材が積層されてなり、回転軸711の両端側が装置筐体75との間に設けられた圧縮ばね73の付勢力を受けて、熱電変換素子72に付勢される。
熱電変換素子72は、電力供給を受けていないときには、吸熱面721から吸熱した熱エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する機能(ゼーベック効果)と、電力供給を受けているときには、その電気エネルギーを熱エネルギーに変換して吸熱面721の温度を強制的に低下させる冷却機能(ペルチェ効果)を切り替え可能な素子である。なお、ゼーベック効果による発電でもペルチェ効果による冷却でも吸熱面721が冷却側になることに変わりはないが、これを区別するため、以下、発電と冷却ということにする。熱電変換素子72による発電と冷却の動作の切り替え制御については、後述する。
熱電変換素子72は、排出ローラー71の回転軸711に沿って長尺の板状に形成されてなり、吸熱面721が排出ローラー71側を向く姿勢(換言すれば、放熱面が反対側を向く姿勢)で、排出ローラー71に対向配置される。
熱電変換素子72は、装置筐体75に固定配置されており、排出ローラー71は、圧縮ばね73の付勢力により熱電変換素子72の吸熱面721に押圧されている。
排出ローラー71の周面と熱電変換素子72の吸熱面721との間を用紙Pが通過するときに、排出ローラー71の回転駆動力が用紙Pに搬送力として伝わって、用紙Pが用紙搬送方向に搬送され、この搬送中に、熱定着後の用紙Pが熱電変換素子72の吸熱面721に接する際に、用紙Pの熱が熱電変換素子72の吸熱面721から吸熱される。
なお、上記では、排出ローラー71を熱電変換素子72に付勢する構成としたが、これに限られない。例えば、排出ローラー71と熱電変換素子72の一方または両方を相対的に近づく方向に付勢する構成とすることもできる。熱定着後の用紙Pを排出ローラー71の回転力で搬送することができ、かつその用紙Pの熱を熱電変換素子72の吸熱面721から吸熱可能な構成であれば良い。
図1に戻って、片面モードでは、排出ローラー71が実線で示す矢印の方向に回転して、熱定着後の用紙Pを搬送し、排出ローラー71を通過した用紙Pは、排出口78から機外に排出され、排出トレイ79上に収容される。
両面モードの場合には、熱定着後の用紙P(第1面(表面)への画像形成が行われた用紙)が排出部70でスイッチバックされて、用紙Pの搬送方向後端が先頭になった状態で両面搬送部40に送り込まれる。用紙Pのスイッチバックは、排出ローラー71が実線で示す回転方向から破線に示す回転方向に逆転することにより行われる。排出ローラー71の逆転は、排出部70内の、排出ローラー71を回転駆動するモーター(不図示)を逆転駆動することにより実行される。
両面搬送部40に送り込まれた用紙Pは、両面搬送ローラー対4a、4b、4c、4dにより両面搬送路41をレジストローラー対23に向けて搬送される。両面搬送部40による用紙Pの搬送に並行して、作像部10では、用紙Pの第2面(裏面)に形成すべきトナー画像の形成動作が開始されている。
作像部10において中間転写ベルト13上に多重転写された各色トナー画像が二次転写位置241に到達するタイミングに合うように、用紙Pが両面搬送部40からレジストローラー対23を介して二次転写位置241に向けて搬送される。
用紙Pが二次転写位置241を通過する際に、中間転写ベルト13上の各色トナー画像が用紙Pの裏面に二次転写され、二次転写後の用紙Pが定着部30を通過する際に、用紙Pの裏面に二次転写された各色トナー画像が熱定着される。
定着部30を通過した用紙P(両面プリント後のもの)は、排出部70により排出口78から機外に排出されて、排出トレイ79上に収容される。
片面モードでも両面モードでも、複数枚の用紙Pが1枚ずつ間隔をおいて連続通紙される場合には、それぞれの用紙Pに順次、画像が形成された後、その複数枚の用紙Pが排出トレイ79上に積載収容される。
操作部50は、装置の正面側の、ユーザーが操作しやすい位置に配されている。操作部50には、ユーザーからの操作入力を受け付けるためのキー、例えばプリントモードを片面と両面のいずれのモードにするかを選択するための選択キーや、給紙カセット21にセットされている用紙Pのサイズ(A4、B4など)や種類(普通紙、厚紙、薄紙など)、用紙Pの坪量などの用紙情報を設定するための設定キーなどが設けられている。ユーザーは、各キーを操作することにより、モードの選択や用紙サイズの設定入力などを行うことができる。ユーザーにより入力された情報は、操作部50から制御部60に送られる。
なお、外部の端末装置からのプリントジョブのデータに片面と両面のいずれのモードでジョブを実行すべきかを指示する情報が含まれている場合には、その情報に従って実行すべきモードを切り替える構成をとっても良い。
定着部30から排出部70までの間の用紙搬送路25に沿う位置には、搬送される用紙Pを検出するための用紙検出センサー32が配置されている。用紙検出センサー32は、例えば反射型の光学センサーを用いることができるが、これに限られず、他の方式、例えば透過型の光学センサーなどを用いるとしても良い。搬送される用紙Pの搬送方向先端と後端とを用紙検出センサー32で検出することにより、定着部30よりも用紙搬送方向下流側を搬送される用紙Pの用紙搬送路25上における搬送位置を検出することができる。用紙検出センサー32による検出信号は、制御部60に送られる。
(2)制御部の構成
図3は、制御部60の構成を示すブロック図である。
同図に示すように制御部60は、主な構成要素として、通信インターフェース(I/F)部61と、CPU62と、ROM63と、RAM64と、画像メモリ65と、冷却制御部66などを備え、各部は相互に信号やデータのやりとりを行えるようになっている。
通信I/F部61は、ネットワーク、ここではLANと接続するためのLANカード、LANボードといったインターフェースであり、外部端末からLANを介して送られてくるプリントジョブのデータを受信して、画像メモリ65に格納させる。プリントジョブのデータには、1画素ごとの階調値を含む画像データに加えて、ページ数やプリント部数、用紙枚数などを含むヘッダ情報が含まれる。
ROM63は、プリントジョブを実行するためのプログラムなどが格納されている。
CPU62は、ROM63から必要なプログラムを読み出して、作像部10、給送部20などを制御して、画像メモリ65に格納されているプリントジョブのデータに基づき片面モード、両面モードのプリントジョブを実行させる。
RAM64は、CPU62のワークエリアとなる。
冷却制御部66は、画像形成の実行条件に基づき、冷却回路80を介して熱電変換素子72による発電と冷却を切り替え制御する。以下、冷却回路80の構成と、冷却制御部66による切り替え制御の内容を順に説明する。
(3)冷却回路の構成
図4は、冷却回路80の構成を示す図である。
同図に示すように、冷却回路80は、充電用DC/DCコンバーター81と、放電用DC/DCコンバーター82と、スイッチ素子83,84,85,86,87と、二次電池88と、電圧計89と、ダイオード90,91,92を備え、大きく分けて3つの回路801〜803から構成される。
回路801は、スイッチ素子83、充電用DC/DCコンバーター81、ダイオード90、スイッチ素子85、放電用DC/DCコンバーター82、ダイオード91が直列接続されてなる。回路802は、スイッチ素子84、86、ダイオード92が直列接続されてなる。回路803は、スイッチ素子87、二次電池88が直列接続されてなる。
回路801と802が並列接続され、回路801におけるダイオード90とスイッチ素子85との間の部分と回路802におけるスイッチ素子84と86の間の部分とが回路803を介して接続される構成になっている。
充電用DC/DCコンバーター81と放電用DC/DCコンバーター82は、それぞれが入力直流電圧を所定値まで昇圧して出力する昇圧回路を有する変圧器である。
二次電池88は、充放電可能な蓄電部であり、例えばリチウムイオン電池などが用いられる。
電圧計89は、並列接続された二次電池88の電圧(蓄電電圧)を検出する検出手段であり、その検出値を冷却制御部66に送る。
スイッチ素子83〜86は、単投スイッチであり、回路の開閉を切り替える。スイッチ素子87は、双投スイッチであり、回路801と802間を、二次電池88を介して接続する状態と外部電源99を介して接続する状態とを切り替える。スイッチ素子83〜87は、冷却制御部66の各ポートP1〜P5からの切り替え指示に切り替えられる。
外部電源99は、例えば商用電源の交流電圧(100Vなど)をプリンター1に設けられた電源回路(不図示)などで直流電圧(24Vなど)に降圧してなる直流電源である。
回路801と802は、並列接続されており、この並列接続されてなる回路804の一方端が熱電変換素子72のP型半導体素子に接続されてなる外部端子722に接続され、回路804の他方端が熱電変換素子72のN型半導体素子に接続されてなる外部端子723に接続されている。
熱電変換素子72は、P型半導体素子とN型半導体素子とが交互に接続されてなり、外部からの電力供給を受けていないときには、高温側(吸熱側)と低温側(放熱側)で温度差が生じた場合にゼーベック効果によりP型半導体素子の正孔(ホール)とN型半導体素子の電子がそれぞれ高温側から低温側に移動する向きに電流が流れるように電圧が発生、すなわち吸熱面721から吸熱した熱エネルギーを電気エネルギーに変換して発電することができる。吸熱面721は、上記のように熱定着後の用紙Pの搬送路25側を向いている面であり、熱定着後の用紙Pが熱電変換素子72を通過する際に、定着時の熱により未だ高温になっている用紙Pの熱が吸熱面721に自然に移動することにより、用紙Pの熱が吸熱されて、熱電変換素子72による発電が行われる。
一方、熱電変換素子72に、そのP型半導体素子からN型半導体素子に発電時と同じ向きの電流が流れるように外部からの直流電圧が供給されると、ペルチェ効果により吸熱側と放熱側との間に温度差が生じ、吸熱側が冷却され、放熱側が発熱する。すなわち、熱電変換素子72は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換して、吸熱面721の温度を強制的に低下させることができる。これにより、熱電変換素子72による冷却が行われる。
このような構成において、スイッチ素子83、86が閉(ON)、スイッチ素子84、85が開(OFF)、スイッチ素子87が二次電池側に切り替わると(同図の状態)、熱電変換素子72からスイッチ素子83、充電用DC/DCコンバーター81、ダイオード90、スイッチ素子87、二次電池88、スイッチ素子86、ダイオード92を介して熱電変換素子72に戻る回路が形成される。
この回路が形成される場合には、二次電池88の電力が熱電変換素子72に供給されず、熱電変換素子72が発電状態になると、発電による直流電力がスイッチ素子83を介して充電用DC/DCコンバーター81に入力され、充電用DC/DCコンバーター81で二次電池88の充電に必要な電圧まで昇圧された後、その昇圧後の直流電力が二次電池88に供給されることにより、二次電池88が充電される(二次電池88の充電)。
一方、スイッチ素子83、86が開、スイッチ素子84、85が閉に切り替わり、スイッチ素子87が二次電池側になっていると、二次電池88、スイッチ素子87、85、放電用DC/DCコンバーター82、ダイオード91、熱電変換素子72、スイッチ素子84を介して二次電池88に戻る回路が形成される。
この回路が形成される場合には、二次電池88の電圧が所定値(ここでは閾値Vth)以上であれば、二次電池88の直流電力がスイッチ素子87、85を介して放電用DC/DCコンバーター82に入力され、熱電変換素子72による冷却に必要な電圧まで放電用DC/DCコンバーター82で昇圧された後、その昇圧後の直流電力がダイオード91を介して熱電変換素子72に供給される(二次電池88の放電)。これにより、二次電池88の電力供給を受けた熱電変換素子72による冷却が実行される。
この熱電変換素子72による冷却は、ペルチェ効果による冷却なので、熱電変換素子72の吸熱面721の温度が急激に低下し、ゼーベック効果での自然な熱移動により吸熱する場合に比べて、熱定着後の用紙Pから熱電変換素子72に単位時間当たりに移動する(吸熱される)熱量が遥かに多くなり、その用紙Pの温度をより低減させることができる。
なお、二次電池88の電圧が閾値Vthよりも低ければ、放電用DC/DCコンバーター82で昇圧しても熱電変換素子72による冷却に必要な電圧まで達しないとして、スイッチ素子87が外部電源側に切り替わり、二次電池88の放電が停止される。
外部電源99の電力は、スイッチ素子87、85、放電用DC/DCコンバーター82、ダイオード91を介して熱電変換素子72に供給される。二次電池88の充電容量が少ない場合でも、外部電源99の電力により熱電変換素子72による冷却を実行して、熱定着後の用紙Pを搬送中に冷却できる。なお、閾値は、予め実験などにより決められる。
このように冷却回路80を構成するスイッチ素子83〜87の開閉制御により、熱電変換素子72による発電(二次電池88の充電)と冷却(二次電池88の放電または外部電源99の供給)とを切り替えることができる。熱電変換素子72による発電を第1モード、熱電変換素子72による冷却を第2モードといい、このモード切り替えは、ジョブの実行条件(形成画像のトナー濃度など)に基づき、冷却制御部66により制御される。
(4)冷却制御部による切り替え制御
図5は、冷却制御部66による切り替え制御の内容を示すフローチャートであり、当該切り替え制御は、ジョブ単位で実行される。
まず、モード判断処理を実行する(ステップS1)。
図6は、モード判断処理のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように画像濃度値Aを取得する(ステップS31)。この画像濃度値Aは、プリントすべき1枚の用紙Pごとに、形成される画像領域を構成する全画素の階調値を積算した値である。
ここでは、階調値が1画素単位で例えば256階調であり、高濃度になるほどその値が高くなるようになっているので、画像濃度値Aが大きいほど、高濃度の画像が存在することになる。画像濃度値Aは、次のようにして取得される。
(a)画像メモリ65に格納されている画像データのうち、当該ジョブのプリントに用いられる画像データの各画素の階調値を1ページ単位で取得する。ここでは、1ページごとにそのページの画像が1枚の用紙Pに形成されるものとする。
(b)1ページごとに、形成画像の各画素の階調値を合計したものを、そのページに対する画像濃度値Aとする。例えば、画像濃度値Aが1ページ目についてA1、2ページ目についてA2というように、1ページごと、すなわち1枚の用紙ごとに、形成される画像の画像濃度値Aが取得される。
プリントすべき2枚以上の用紙Pのうち、その画像濃度値Aが閾値A0以上になる用紙が1枚以上存在することを判断すると(ステップS32で「YES」)、実行すべきモードを第2モードと判断して(ステップS40)、リターンする。このようにするのは、次の理由による。
すなわち、画像濃度値Aが大きくなるほど高濃度の画像領域が多くなり、高濃度の画像領域が多いほど、熱定着後の用紙Pが排出トレイ79上で積載収容されたときにタッキングの発生する蓋然性が高くなる。
そこで、本実施の形態では、画像濃度値Aとタッキング発生との関係から、画像濃度値Aがある値以上大きくなるとタッキングが発生すると想定される画像濃度値Aの大きさを閾値A0として予め実験などから求めておき、当該ジョブにおいて連続通紙される複数枚の用紙Pのうち、1枚でも画像濃度値Aが閾値A0以上になるものがあれば、タッキングを防止すべく第2モードと判断するものである。
画像濃度値Aが閾値A0よりも小さいことを判断すると(ステップS32で「NO」)、当該ジョブの用紙枚数Bを取得する(ステップS33)。
用紙枚数Bは、画像メモリ65に格納されているジョブのデータのうち、ヘッダ情報から取得される。なお、用紙枚数Bがヘッダ情報に含まれていない場合には、ページ数にプリント部数を乗算した値を用紙枚数Bとしても良い。
用紙枚数Bが閾値B0以上であることを判断すると(ステップS34で「YES」)、実行すべきモードを第2モードと判断して(ステップS40)、リターンする。これは、次の理由による。
すなわち、用紙枚数Bが多くなるほど、熱定着後の用紙Pが排出トレイ79上で積載収容されたときの用紙束の厚みが厚くなり、各用紙Pの熱が用紙束の中にこもり易くなって、画像濃度値が小さくてもタッキングの発生する蓋然性が高くなる。
従って、上記の画像濃度値Aと同様に、タッキング発生が想定される用紙枚数Bの大きさを閾値B0として予め実験などから求め、当該ジョブにおける用紙枚数Bが閾値B0以上の場合に第2モードと判断すれば、タッキング発生の防止が可能になるからである。
用紙枚数Bが閾値B0よりも少ないことを判断すると(ステップS34で「NO」)、当該ジョブで使用される用紙Pの坪量Cを取得する(ステップS35)。
用紙Pの坪量Cの取得は、ユーザーにより操作部50から設定入力された、給紙カセット21に収容されている用紙Pの坪量の情報を取得することにより行われる。
坪量Cが閾値C0以上であることを判断すると(ステップS36で「YES」)、実行すべきモードを第2モードと判断して(ステップS40)、リターンする。これは、次の理由による。
すなわち、用紙Pの坪量Cが大きくなるほど、用紙Pの熱容量が大きくなり、排出トレイ79上で積載収容される、熱定着後の用紙Pの用紙束の熱量が多くなるので、画像濃度値が小さい場合や用紙枚数が少ない場合でもタッキングの発生する蓋然性が高くなる。
従って、上記の画像濃度値Aと同様に、タッキング発生が想定される坪量Cの大きさを閾値C0として予め実験などから求め、使用される用紙Pの坪量Cが閾値C0以上の場合に第2モードと判断すれば、タッキング発生の防止が可能になるからである。
坪量Cが閾値C0よりも小さいことを判断すると(ステップS36で「NO」)、当該ジョブで実行されるプリントモードを取得する(ステップS37)。
プリントモードが両面モードであることを判断すると(ステップS38で「YES」)、実行すべきモードを第2モードと判断して(ステップS40)、リターンする。これは、次の理由による。
すなわち、片面モードでは用紙Pの片面にだけ画像を形成するために用紙Pが1回だけ定着部30を通過するが、両面モードでは用紙Pの両面に画像を形成するために1枚の用紙Pが2回、定着部30を通過することになり、用紙Pに供給される熱量が片面モード時よりも多くなる。これに加えて、用紙Pの両面に画像が形成される場合、排出トレイ79上に積載収容されたときの上下に重なる2枚の用紙Pのうち、上側の用紙Pの下面に形成されたトナー画像と下側の用紙Pの上面に形成されたトナー画像とが接することが多くなるので、それだけタッキングの発生する蓋然性が高くなるからである。
片面モードであることを判断すると(ステップS38で「NO」)、実行すべきモードを第1モードと判断して(ステップS39)、リターンする。このことから、実行すべきモードが第1モードと判断されるのは、画像濃度値A<A0、用紙枚数B<B0、坪量C<C0かつ片面モードのときであり、これ以外は、第2モードと判断されることになる。
図5に戻って、ステップS2では、1枚目の用紙Pの搬送方向先端が用紙検出センサー32により検出されたか否かを判断する。
1枚目の用紙Pの検出を判断すると(ステップS2で「YES」)、モード判断処理で判断されたモードが第1モードであるか否かを判断する(ステップS3)。
第1モードであることを判断すると(ステップS3で「YES」)、二次電池88の充電回路を生成するスイッチ制御を実行する(ステップS4)。二次電池88の充電回路は、冷却回路80のスイッチ素子83、86をON(閉)、スイッチ素子84、85をOFF(開)、スイッチ素子87を二次電池側に切り替えることにより生成される。
これにより、二次電池88の電力が熱電変換素子72に供給されない状態で、1枚目以降における熱定着後の各用紙Pが排出ローラー71と熱電変換素子72の吸熱面721との間を通過するごとに、用紙Pの熱が吸熱面721から吸熱されることにより熱電変換素子72による発電が行われ、発電による電力が二次電池88に充電される。
そして、当該ジョブによる最後の用紙Pが熱電変換素子72を通過したか否かを判断する(ステップS5)。この判断は、用紙枚数Bで示される全ての用紙Pに対する画像形成が終了し、かつ、最後に給送された用紙Pの搬送方向後端が用紙検出センサー32により検出されてから所定時間経過したか否かにより行われる。なお、所定時間は、用紙搬送路25上における用紙検出センサー32による検出位置から熱電変換素子72の用紙搬送方向下流側の端部までの距離を、搬送速度で除した時間に相当する。
最後の用紙Pが熱電変換素子72を通過したことを判断すると(ステップS5で「YES」)、冷却回路80のスイッチ素子83〜86を全てOFF(開)にして(ステップS6)、当該処理を終了する。これにより、各用紙Pが熱電変換素子72を通過している最中であるかどうかに関わらず、ジョブ実行中に第2モードに切り替えられることなく、第1モードがそのまま継続して実行される。
一方、第1モードではなく、第2モードであることを判断すると(ステップS3で「NO」)、二次電池88の現在の電圧Vbを検出する(ステップS7)。この検出は、電圧計89により行われる。
検出された二次電池88の電圧Vbが閾値Vth以上であるか否かを判断する(ステップS8)。この閾値Vthは、熱電変換素子72による冷却を行うのに最低限必要な電圧値として予め実験などにより決められている値である。
電圧Vb≧閾値Vthであることを判断すると(ステップS8で「YES」)、二次電池88の放電回路を生成するスイッチ制御を実行して(ステップS9)、ステップS5に移る。二次電池88の放電回路は、冷却回路80のスイッチ素子83、86をOFF(開)、スイッチ素子84、85をON(閉)、スイッチ素子87を二次電池側に切り替えることにより生成される。
これにより、二次電池88の電力が熱電変換素子72に供給され、その電力供給を受けた熱電変換素子72による冷却が開始される。
熱電変換素子72による冷却の開始により、吸熱面721の温度が急激に低下され、1枚目以降における熱定着後の各用紙Pが排出ローラー71と熱電変換素子72の吸熱面721との間を通過する間に、各用紙Pに蓄積された熱がゼーベック効果による発電時よりも多く奪われるようになり、各用紙Pは、タッキングが発生しない温度まで十分に冷却された後、排出されて、排出トレイ79上に収容される。
連続搬送される複数枚の用紙Pのそれぞれが、排出トレイ79への排出直前に、電力供給を受けた熱電変換素子72のペルチェ効果により冷却されるので、タッキングが発生し易い条件で画像形成が実行された場合でも、排出トレイ79上に積載収容された複数枚の用紙Pにおけるタッキングの発生を防止することができる。
電圧Vb<閾値Vthであることを判断すると(ステップS8で「NO」)、外部電源99の供給回路を生成するスイッチ制御を実行して(ステップS10)、ステップS5に移る。外部電源99の供給回路は、冷却回路80のスイッチ素子83、86をOFF(開)、スイッチ素子84、85をON(閉)、スイッチ素子87を外部電源側に切り替えることにより生成される。ステップS5以降の処理により、ジョブ実行中に第1モードに切り替えられることなく、第2モードがそのまま継続して実行される。
これにより、二次電池88に代えて外部電源99の電力が熱電変換素子72に供給されるので、二次電池88の充電不足が生じていたとしても、熱電変換素子72による冷却を実行することができ、タッキング発生を防止することができる。
以上、説明したように本実施の形態では、画像形成の実行条件に基づき熱電変換素子72による発電(熱電変換素子72に電力を供給しない第1モード)と冷却(熱電変換素子72に電力を供給する第2モード)とを切り替え制御するので、タッキングが発生し難い条件の場合には熱電変換素子72の発電により二次電池88の充電を行って別途その電力を再利用することにより効率化を図り、タッキングが発生し易い条件の場合には、熱電変換素子72への電力投入により用紙Pを強制冷却してタッキング発生を防止できる。
上記では、画像形成の実行条件として画像濃度値A、用紙枚数B、用紙坪量C、プリントモード(片面または両面モード)を用いる場合の構成例を説明したが、これらすべてを用いることに限られない。タッキング発生の要因に応じて、いずれか1つまたは複数を用いることもできる。例えば、用紙枚数や坪量の多少の違いではタッキング発生の蓋然性が変わらないような場合には、画像濃度値Aだけでモードの切り替えを行うとしても良い。
また、画像濃度値Aを階調値の合計(積算値)としたが、これに限られずシート上に存するトナー画像のうち濃度が最大になる部分の当該最大濃度値と捉えることもできる。
さらに、実行条件を、例えば1枚の用紙P上における画像領域の大きさとすることもできる。画像領域、すなわちトナー画像の形成領域が広くなるほど、排出トレイ79上に積載収容されたときの上下に重なる用紙同士がその広くなったトナー画像と接する領域が増えて引っ付き易くなる場合があり得るからである。さらに、タッキング発生の要因となり得る他の実行条件であっても良い。
本発明は、画像形成装置に限られず、上記の切り替え制御を行う画像形成方法であるとしてもよい。また、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。また、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、ジョブ単位で画像形成の実行条件に基づき熱電変換素子72による発電と冷却を切り替え制御するとしたが、これに限られず、例えば連続通紙される2枚以上の用紙Sに対して1枚単位で切り替え制御する構成をとることもできる。
図7は、本変形例に係る切り替え制御の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず変数nを1に設定する(ステップS51)。この変数nは、用紙Pの枚数を示している。
n枚目、ここでは1枚目の用紙Pに対してモード判断処理を行う(ステップS52)。
このモード判断処理は、上記の図5のモード判断処理(ステップS1)と基本的に同様であるが、1枚の用紙Pだけに対するモード判断という点で異なっている。例えば、画像濃度値Aであれば、1枚目の用紙Pに形成されるべき画像の画像濃度値Aが取得され、坪量Cであれば、1枚目の用紙Pの坪量が取得される。閾値A0、C0は、1枚の用紙Pに対して適した値が予め決められる。なお、用紙枚数Bの判断処理(ステップS33,S34)については削除される。
1枚目の用紙Pの搬送方向先端が検出されると(ステップS53で「YES」)、判断されたモードが第1モードであれば(ステップS54で「YES」)、二次電池88の充電回路を生成するスイッチ制御を実行する(ステップS55)。これにより1枚目の用紙Pが熱電変換素子72を通過する間に、熱電変換素子72による発電の実行により二次電池88の充電が行われる。
1枚目の用紙Pの搬送方向後端が熱電変換素子72を通過したか否かを判断する(ステップS56)。この判断は、上記ステップS5の処理による判断と同じ方法で行われる。
1枚目の用紙Pが熱電変換素子72を通過したことを判断すると(ステップS56で「YES」)、最後の用紙でなければ(ステップS57で「NO」)、現在の変数nに「1」をインクリメント、ここではn=「2」として(ステップS58)、ステップS52に戻る。
ステップS52では、2枚目の用紙Pに対するモード判断処理を行う。
2枚目の用紙Pが検出され(ステップS53で「YES」)、2枚目の用紙Pに対して第1モードが判断された場合には(ステップS54で「YES」)、上記同様にステップS55以降の処理を実行する。なお、この時点で二次電池88の充電回路が生成されている場合には、その充電回路が継続される。
一方、第2モードが判断された場合には(ステップS54で「NO」)、二次電池88の現在の電圧Vbを検出して(ステップS60)、Vb≧Vthであれば(ステップS61で「YES」)、二次電池88の放電回路を生成するスイッチ制御を実行し(ステップS62)、Vb<Vthであれば(ステップS61で「NO」)、外部電源99の供給回路を生成するスイッチ制御を実行する(ステップS65)。
これにより、2枚目の用紙Pに対しては第2モードに切り替えられて、2枚目の用紙Pが熱電変換素子72を通過する間に、二次電池88または外部電源99の電力が熱電変換素子72に供給されることにより、熱電変換素子72による冷却が実行される。
2枚目の用紙Pの搬送方向後端が熱電変換素子72を通過したことを判断すると(ステップS63で「YES」)、スイッチ素子83〜86を全てOFFにして(ステップS64)、ステップS57に移る。ステップS57において最後ではないと判断すると、現在の変数n(=2)に「1」をインクリメント、ここではn=「3」として(ステップS58)、ステップS52に戻る。
ステップS52以降の処理を、n(=3)枚目以降の用紙1枚単位で繰り返し実行し、最後を判断すると(ステップS57で「YES」)、スイッチ素子83〜86を全てOFFにして(ステップS59)、当該処理を終了する。
このようにジョブ実行中に用紙1枚単位で第1モードと第2モードを切り替え制御する構成をとれば、1枚の用紙ごとにその画像形成の実行条件に基づき熱電変換素子72による発電と冷却を切り替えることが可能になる。これにより、複数枚の用紙Pのうち、例えば熱電変換素子72による冷却が必要な用紙Pに対してのみ熱電変換素子72への電力供給を行い、他の用紙Pに対しては熱電変換素子72による発電を行うことができる。
タッキング発生の防止に必要なときにだけ二次電池88から熱電変換素子72への電力供給を行い、これ以外のときには熱電変換素子72で発電された電力で二次電池88を充電することができる。タッキングの発生を防止しつつ二次電池88の充電機会を増やして、熱電変換素子72の発電による電力をより有効利用することが可能になる。
なお、上記では、第2モードが判断された第n枚目の用紙Pが熱電変換素子72を通過すると(ステップS63で「YES」)、スイッチ素子83〜86をオフにする(ステップS64)としたが、これに限られない。
例えば、第n枚目の用紙Pが熱電変換素子72を通過しても、そのまま二次電池88の放電回路または外部電源99の供給回路を継続し、連続搬送される第(n+1)枚目以降の用紙Pに対して最初に第1モードが判断されたときに(ステップS54で「YES」)、二次電池88の充電回路に切り替える(ステップS55)構成をとることもできる。
第n枚目と第(n+1)枚目の双方の用紙Pに対して第2モードが判断された場合に、第n枚目の用紙Pが熱電変換素子72を通過後、第(n+1)枚目の用紙Pが検出されるまでの間にスイッチ素子83〜86をオフにする制御が不要になり、冷却制御部66に設けられるCPUなどの処理負担が軽減される。
(2)上記実施の形態では、熱電変換素子72への電力供給源として、二次電池88とは別に外部電源99を設ける構成例を説明したが、これに限られない。例えば、二次電池88だけで足り、外部電源99を設けなくてもタッキング発生を防止できるのであれば、外部電源99を設けない構成をとるとしても良い。
(3)また、熱電変換素子72で発電された電力が供給される電気部品(被電力供給部)を二次電池88とする構成例を説明したが、これに限られることはない。
例えば、給紙カセット21内の用紙Pを除湿するための除湿ヒーター(不図示)が設けられている場合にその除湿ヒーターを二次電池88と共に被電力供給部とする構成をとることもできる。商用電力を除湿ヒーターに供給する構成よりも節電を図ることができる。
また、二次電池88を設けない構成をとることもできる。この構成では、熱電変換素子72による発電を行う場合には、発電による電力を上記の除湿ヒーターなどの被電力供給部に供給して利用し、熱電変換素子72による冷却を行う場合には、外部電源99の電力を熱電変換素子72に供給する構成をとることができる。熱電変換素子72により発電された電力を有効利用しつつ、画像形成の実行条件がタッキング発生の蓋然性が高い条件であれば、多少の電力消費になっても熱電変換素子72に電力を投入することにより、熱定着後の用紙Pのタッキング発生を防止することができる。
(4)上記実施の形態では、板状の熱電変換素子72を装置筐体75に固定配置する構成例を説明したが、熱電変換素子72の形状や配置方法がこれに限られず、熱定着後の用紙Pから熱を吸熱可能な形状及び配置方法であれば良い。
例えば、片面モード時における用紙Pの画像形成面を表面、反対側の面を裏面とした場合、上記では用紙搬送路25を挟んで、排出ローラー71を用紙Pの裏面側、熱電変換素子72を用紙Pの表面側に配置する構成としたが、これを逆の位置関係、すなわち排出ローラー71を用紙Pの表面側、熱電変換素子72を用紙Pの裏面側に配置する構成をとることもできる。
また、熱電変換素子72を板状のものに代えてシート状のものを用いる構成、具体的には排出ローラー71と、これに用紙搬送路25を挟んで対向配置される別の対向ローラーを設け、その対向ローラーに、可撓性を有するシート状に形成された熱電変換素子72を貼着などにより設ける構成をとることもできる。
この構成では、対向ローラーとこれに貼着されたシート状の熱電変換素子72とが一体で回転する。この場合、対向ローラーの周面に、熱電変換素子72の外部端子722に接続されるリング状の第1電極と熱電変換素子72の外部端子723に接続されるリング状の第2電極をそれぞれ形成すると共に、第1電極に摺擦される第1ブラシと第2電極に摺擦される第2ブラシを設けることにより、その第1ブラシと第2ブラシ介して、熱電変換素子72と冷却回路80とを電気的に接続する方法をとることができる。
(5)上記実施の形態では、熱電変換素子72をプリンター1における用紙Pの排出口78に設ける構成例を説明したが、熱電変換素子72の配置位置がこれに限られることはない。定着部30よりも用紙搬送方向下流であり、熱定着後の用紙Pから熱を吸熱することが可能な位置であれば良い。
例えば、排出トレイ79の表面(上面)または底面に貼着などにより配置する構成をとることもできる。排出トレイ79上に積載収容される用紙Pからその熱を吸熱することにより、熱電変換素子72による発電と冷却を切り替え制御することができる。
(6)上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラープリンターに適用した場合の例を説明したが、これに限られない。カラーの画像形成を実行可能な装置であっても良いし、モノクロの画像形成だけを実行可能な装置であっても良い。
連続搬送される複数枚のシートのそれぞれにトナー画像を形成し、それぞれのシートが定着部を通過する際に、各シート上のトナー画像を当該シートに熱定着する画像形成装置であれば、例えば複写機、ファクシミリ装置、MFP(Multiple Function Peripheral)等に適用できる。また、冷却回路80についても、二次電池88の充電、放電、外部電源99の供給の各回路を切り替え可能であれば、上記の回路構成に限られない。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、シート上のトナー画像を熱定着する画像形成装置に広く適用できる。
1 プリンター
25 用紙搬送路
30 定着部
50 操作部
66 冷却制御部
71 排出ローラー
72 熱電変換素子
75 装置筐体
78 排出口
79 排出トレイ
80 冷却回路
88 二次電池
89 電圧計
99 外部電源
721 吸熱面

Claims (11)

  1. 連続搬送される複数枚のシートのそれぞれにトナー画像を形成し、それぞれのシートが定着部を通過する際に、当該シート上に形成されたトナー画像を熱定着した後、排出して、排出トレイ上に積載収容する画像形成装置であって、
    前記定着部よりもシート搬送方向下流に配置され、電力供給されないときには熱定着後のシートの熱エネルギーを電気エネルギーに変換して発電し、電力供給されると電気エネルギーを熱エネルギーに変換して熱定着後のシートを冷却する熱電変換素子と、
    前記熱電変素子により発電された電力が供給される被電力供給部と、
    画像形成の実行条件に基づいて、前記熱電変換素子に電力を供給しない第1モードと前記熱電変換素子に電力を供給する第2モードとを切り替え制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記被電力供給部は、充放電可能な蓄電部であり、
    前記制御手段は、
    前記第1モードでは、
    前記熱電変換素子の発電による電力を前記蓄電部に供給して前記蓄電部に充電させ、
    前記第2モードでは、
    前記蓄電部を放電させて前記蓄電部の電力を前記熱電変換素子に供給することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記蓄電部の蓄電電圧を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記第2モードにおいて、前記検出手段により検出された蓄電電圧が閾値よりも低い場合には、前記蓄電部の放電に代えて外部電源の電力を前記熱電変換素子に供給することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記熱電変換素子は、
    前記定着部から前記シートの排出口までの間のシート搬送路に沿う位置に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記排出口に配置されるローラーを備え、
    前記熱電変換素子は、
    前記ローラーに対向配置され、前記発電と前記冷却のそれぞれのときに熱定着後のシートの熱エネルギーを吸熱する吸熱面を有し、
    前記熱定着後のシートは、
    前記ローラーと前記熱電変換素子の吸熱面との間を搬送されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記熱電変換素子は、
    装置筐体に固定配置されていること、または、可撓性を有するシート状に形成され、前記ローラーにシート搬送路を挟んで対向配置された別のローラーに設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記複数枚のシートのそれぞれごとに、画像形成の実行条件に基づいて前記第1モードと第2モードのいずれを実行するかを判断する判断手段を備え、
    1枚のシートごとに、当該シートが前記ローラーと前記熱電変換素子の吸熱面との間を通過している間、前記判断されたモードに切り替えて実行することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記複数枚のシートへの画像形成を1つのジョブとしたときジョブ単位で、画像形成の実行条件に基づいて前記第1モードと第2モードのいずれを実行するかを判断する判断手段を備え、
    前記ジョブごとに、当該ジョブ実行中に前記判断されたモードを継続して実行することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成の実行条件は、
    前記シートに形成されるトナー画像の濃度値、前記シートの坪量、連続搬送されるシートの枚数のいずれかであり、
    前記制御手段は、
    前記濃度値、坪量または枚数が閾値以上の場合に前記第2モードを実行し、閾値よりも少ない場合に前記第1モードを実行することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記シートの片面だけに画像を形成する片面モードと前記シートの両面に画像を形成する両面モードとを切り替えて実行可能であり、
    前記画像形成の実行条件は、
    実行される画像形成モードが前記片面モードと両面モードのいずれであるかということであり、
    前記制御手段は、
    前記画像形成モードが両面モードの場合には前記第2モードを実行し、片面モードの場合には前記第1モードを実行することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 連続搬送される複数枚のシートのそれぞれにトナー画像を形成し、それぞれのシートが定着部を通過する際に、当該シート上に形成されたトナー画像を熱定着した後、排出して、排出トレイ上に積載収容する画像形成装置において実行される画像形成方法であって、
    前記画像形成装置は、
    前記定着部よりもシート搬送方向下流に配置され、電力供給されないときには熱定着後のシートの熱エネルギーを電気エネルギーに変換して発電し、電力供給されると電気エネルギーを熱エネルギーに変換して熱定着後のシートを冷却する熱電変換素子と、
    前記熱電変素子により発電された電力が供給される被電力供給部と、を備え、
    前記画像形成方法は、
    画像形成の実行条件に基づいて、前記熱電変換素子に電力を供給しない第1モードと前記熱電変換素子に電力を供給する第2モードとを切り替え制御する制御ステップを含むステップを実行することを特徴とする画像形成方法。
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