JP2014198271A

JP2014198271A - Ｘ線撮影装置

Info

Publication number: JP2014198271A
Application number: JP2014153394A
Authority: JP
Inventors: 淳平坂口; Junpei Sakaguchi; 俊晶中村; Toshiaki Nakamura
Original assignee: Shimadzu Corp
Current assignee: Shimadzu Corp
Priority date: 2014-07-29
Filing date: 2014-07-29
Publication date: 2014-10-23

Abstract

【課題】患者自身がＸ線撮影直後にＸ線撮影画像を見ることを防止できるＸ線撮影装置を提供する。【解決手段】患者がＸ線撮影テーブル５またはＸ線撮影スタンド６の撮影位置に存在しているかをセンサで検出する。このセンサとして圧力センサ７あるいはマットセンサ９が使用される。患者が撮影位置にいない場合に画像表示部４およびＸ線管保持装置制御パネル１１に表示されるＸ線撮影画像の表示を停止する。患者が撮影位置に存在しているかの判定に使用する患者検知センサとしては、上記の圧力検知方式や静電容量変化方式さらには光電方式センサ、人感知焦電方式センサなどのいずれのセンサを用いても良い。また、センサの代わりにＸ線撮影終了後患者が移動して表示画像を見ることが可能になるまでに相当する所定の時間経過後に画像表示を停止する機構を設けてもよい。【選択図】図１

Description

本発明は、実時間で画像を表示できる方式の医療用のＸ線撮影装置で撮影された画像表示に係り、撮影室内での撮影画像を表示するか否かの制御機構を設けたＸ線撮影装置に関する。

近年、Ｘ線撮影装置に使用されていたＸ線フィルムやイメージングプレートに代わり、半導体素子からなる平面Ｘ線検出器（ＦｌａｔＰａｎｅｌＤｅｔｅｃｔｏｒ以下単にＦＰＤと称する）などのＸ線検出器を用いて、電子的な画像データとして記録するものが知られている。

ＦＰＤなどを用いたＸ線撮影装置では、フィルムやイメージングプレートなどを用いた従来から病院等で採用されている装置と異なり、実時間で撮影画像を画像表示部に表示できる。
この種のＸ線撮影装置は、実時間での撮影画像表示が可能であり、撮影室内に画像表示装置を設置し、撮影の可否を即座に観察できるので利便性が著しく向上する（特許文献１参照）。

特開平８−４６８６９号公報

実時間で画像を表示できる方式のＸ線撮影装置においては、Ｘ線撮影画像が撮影直後に検査室内の画像表示部やＸ線保持装置の画像表示部に表示され、Ｘ線撮影の成否を確認できるが、一方で被検体である患者自身が撮影画像をその場で見る可能性がある。
患者ががんなどの重篤な病気の場合、医師の適切な説明以前に、画像表示部に表示されているＸ線撮影画像を見て、がんなどの病状を知ると、精神的に好ましくない状況となる場合もあり、患者自身がＸ線撮影直後にＸ線撮影画像を見ることを防止する必要がある。

上記課題を解決するために、本発明は、実時間で画像を表示でき、少なくとも１個の画像表示部を撮影室内に設置した医療用のＸ線撮影装置であり、撮影位置に患者の存在を判別するセンサを設け、このセンサの信号によりＸ線撮影画像の表示を制御する機構を制御し、Ｘ線撮影画像の表示と画像表示の停止を行う機構を設ける。

患者が撮影位置に存在しているかの検出センサとしては、圧力センサ、距離計、ＲＦタグなどのセンサを使用する。

また、検出センサの代わりに、Ｘ線撮影終了後、所定の時間が経過したら画像表示を終了しても良い。

Ｘ線撮影直後に同一検査室内に設置された画像表示部にＸ線撮影画像を表示しても、患者がＸ線撮影画像を見ることを防止できる。

本発明の実施例によるＸ線撮影装置の概要を示す図である。本発明の実施方法を示す、フロー図である。本発明の変形実施例を示す概略図である。本発明の別の変形実施例を示す概略図である。

本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。

本発明のＸ線撮影装置は、図１に示すとおりにＸ線管を保持するＸ線管保持装置２と、Ｘ線撮影テーブル５あるいは立位撮影をするＸ線撮影スタンド６のいずれか一方、または両方を一つの検査室Ｒに配置し、Ｘ線撮影テーブル５の上に載置された患者１０を挟んでＸ線管装置１とＦＰＤなどのＸ線検出器８が対向配置されている。

図２は本実施形態を示すフロー図である。Ｘ線管装置１から被検体である患者１０にＸ線可動絞り３で限定された照射範囲にＸ線が曝射される（ステップ１以下ステップをＳと略記）とＸ線検出器８から出力されるＸ線検出データをデータ処理部（図示せず）で処理し、Ｘ線撮影領域に対応するＸ線撮影画像（２次元デジタルＸ線画像）を作成するとともに、作成されたＸ線撮影画像を検査室内画像表示部４とＸ線管保持装置制御パネル１１で表示（Ｓ２）する構成になっている。

患者が立位撮影の際には、同様にＸ線撮影スタンド６の前の患者１０を挟んでＸ線管装置１とＦＰＤなどのＸ線検出器１２が対向配置されている。Ｘ線管装置１から被検体である患者１０にＸ線が曝射されると（Ｓ１）Ｘ線検出器８から出力されるＸ線検出データをデータ処理部で処理してＸ線撮影領域に対応するＸ線撮影画像を作成するとともに、作成されたＸ線撮影画像を画像表示部４やＸ線管保持装置制御パネル１１で表示する（Ｓ２）。

第１の発明に係るＸ線撮影装置においては、Ｘ線撮影テーブル５の天板下部に設置された圧力センサ７があり、患者がＸ線撮影テーブル５に乗ると圧力変化を検出する。立位撮影をする場合には、患者の立位位置の下部に設置されたマットセンサ９の信号を検知する。

検知された信号から被検体である患者１０が撮影位置にいるかを検知し（Ｓ３）、患者がその場所に存在している場合には画像表示を継続する（Ｓ４）。移動してその場所にいないと検知した場合には、画像表示部４やＸ線管保持装置制御パネル１１のＸ線撮影画像表示を停止する（Ｓ５）。

圧力センサ７はＸ線撮影テーブル５の天板上にしかれたマットセンサや非接触センサでもよい。

患者が撮影位置に存在しているかの判定に使用する患者検知センサとしては、圧力検知方式や静電容量変化方式さらには光電方式センサ、人感知焦電方式センサなどのいずれのセンサを用いても良い。また、センサの代わりにＸ線撮影終了後患者が移動して表示画像を見ることが可能になるまでに相当する所定の時間経過後に画像表示を停止する機構を設けてもよい。

第２の発明のＸ線撮影装置は、第１の発明の患者が撮影位置に存在しているかの判定に使用する患者検知センサとして図３に示すとおり、例えばＸ線可動絞り３の前面に設置された、Ｘ線管装置１の焦点から患者１０の表面までの距離を計測するための超音波やレーザーなどを利用する距離計２１を備えている。

Ｘ線撮影時に距離計２１で測定した距離情報Ｌ１がＸ線撮影終了後Ｌ２のように急変した場合に、被検体である患者１０が撮影位置から移動したと判定し、画像表示部４やＸ線管保持装置制御パネル１１のＸ線撮影画像の表示を停止する。

医療行為の実施場所での携帯端末によるデータの入出力を一元的に集中管理して医療行為の情報をリアルタイムに把握できると共に医療作業を円滑に行い易く、患者を支援する病院情報システムとして患者にＲＦタグ（無線ＩＣタグ）を装着することが提案されている。

第３の発明のＸ線撮影装置は、第１の発明の患者が撮影位置に存在しているかの判定に使用する患者検知センサとして図４に示すとおりＲＦタグ（無線ＩＣタグ）３１を患者に装着し、Ｘ線撮影テーブル５やＸ線撮影スタンド６の近傍に設置された受信機３２の信号の変化を検出し、変化が一定値を超えた場合、被検体である患者１０が撮影位置にいないと判定し、画像表示部４とＸ線管保持装置制御パネル１１のＸ線撮影画像の表示を停止する。なお、図１、図３、図４において同一符号によって示されたものは同一の機能を有する。

本発明は医療用の実時間で画像を表示できる方式のＸ線撮影装置であり、撮影室内に少なくても１個以上の画像表示部のあるＸ線撮影装置において適応可能である。

１Ｘ線管装置
２Ｘ線管保持装置
３Ｘ線可動絞り
４画像表示部
５Ｘ線撮影テーブル
６Ｘ線撮影スタンド
７圧力センサ
８Ｘ線検出器
９マットセンサ
１０患者
１１Ｘ線管保持装置制御パネル
１２Ｘ線検出器
２１距離計
３１ＲＦタグ
３２受信機
Ｒ検査室

Claims

実時間で画像を表示でき、少なくとも１個の画像表示部を撮影室内に設置した医療用のＸ線撮影装置であり、撮影位置に患者の存在を判別するセンサを設け、このセンサの信号により患者がいないと判別される場合にＸ線撮影画像の表示を非表示に制御する機構を設けたことを特徴とするＸ線撮影装置。
前記センサとして患者の重量を検知する圧力センサを設けたことを特徴とする請求項１記載のＸ線撮影装置。
前記センサとして距離計を設けたことを特徴とする請求項１記載のＸ線撮影装置。
前記センサとしてＲＦタグで構成したことを特徴とする請求項１記載のＸ線撮影装置。
実時間で画像を表示でき、少なくとも１個の画像表示部を撮影室内に設置した医療用のＸ線撮影装置であり、画像表示部に表示されるＸ線撮影画像の表示をＸ線撮影後患者が移動して表示画像を見ることが可能になるまでに相当する所定時間経過後に非表示に制御する制御機構を設けたことを特徴とするＸ線撮影装置。