JP2014197287A - 通信装置、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報処理端末が通信装置に近づけられる際の静電容量方式のタッチセンサの誤作動を防止する技術を提供する。
【解決手段】タッチセンサ88による入力媒体の接近を検出することが可能な距離Lが、携帯電話70との近接無線通信が可能な距離Lより短い。これにより、情報処理端末等が、タッチセンサの検出範囲に進入する前に、近接無線通信が確立する。つまり、タッチセンサの検出範囲への入力媒体の進入を抑制することが可能となり、タッチセンサの誤作動を抑制することが可能となる。また、タッチセンサの検出範囲のタッチセンサから最も離れた位置とトップカバー86との間の距離Lが、携帯電話70との近接無線通信が可能な範囲のアンテナ部80から最も離れた位置とトップカバーとの間の距離Lより短い。これにより、携帯電話のタッチセンサへの接近を抑制することが可能となり、タッチセンサの誤作動を抑制することが可能となる。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理端末と近接無線通信を行う通信装置及び、通信装置の作動を制御するためのプログラムに関する。
近年、下記特許文献1に記載されているように、スマートフォン,タブレットPC等の情報処理端末と近接無線通信を行うことが可能な通信装置の開発が進められている。近接無線通信では、情報処理端末を通信装置に近づけるだけで、データの送受信を行うことが可能である。また、通信装置には、ユーザの指等の入力媒体の接近または接触を検出するタッチセンサ式の操作ボタンが設けられているものがある。タッチセンサ式の操作ボタンとしては、下記特許文献2に記載されているように、静電容量の変化を利用して、入力媒体の接近または接触を検出するものがある。
特開2012−160207号公報 特開2012−95180号公報
上述したように、近接無線通信および、静電容量の変化を利用したタッチセンサ式の操作ボタン(以下、静電容量方式のタッチセンサと略して記載する場合もある)は、非常に有益な技術であり、通信装置に用いることで、通信装置の実用性が向上する。しかしながら、近接無線通信を確立させるべく、情報処理端末が通信装置に近づけられる際に、静電容量方式のタッチセンサが誤って作動する虞がある。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、静電容量方式のタッチセンサを有するとともに、情報処理端末との間で近接無線通信を行うことが可能な通信装置において、情報処理端末が通信装置に近づけられる際の静電容量方式のタッチセンサの誤作動を抑制する技術を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に記載の通信装置は、静電容量の変化を利用して、入力媒体の接触または接近を検出するタッチセンサと、近接無線通信が可能な通信範囲内に存在する情報処理端末と近接無線通信を行う近接無線通信手段と、を備えた通信装置であって、前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な距離が、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信が可能な距離より短いことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に記載の通信装置は、静電容量の変化を利用して、入力媒体の接触または接近を検出するタッチセンサと、近接無線通信が可能な通信範囲内に存在する情報処理端末と近接無線通信を行う近接無線通信手段と、を備えた通信装置であって、前記タッチセンサは、基板と、前記基板を覆うセンサ用トップカバーとを有し、前記近接無線通信手段は、アンテナ部と、前記アンテナ部を覆う通信手段用トップカバーとを有し、前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲のうちの前記タッチセンサから最も離れた位置と、前記センサ用トップカバーとの間の距離が、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信が可能な範囲のうちの前記無線通信手段から最も離れた位置と、前記通信手段用トップカバーとの間の距離より短いことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に記載のプログラムは、静電容量の変化を利用して、入力媒体の接触または接近を検出するタッチセンサと、近接無線通信が可能な通信範囲内に存在する情報処理端末と近接無線通信を行う近接無線通信手段と、を備え、前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な距離が、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信が可能な距離より短くされた通信装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、前記コンピュータを、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信を行うことが可能な状態において、前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲であるセンサ検出範囲を縮小する検出範囲縮小手段として機能させることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に記載のプログラムは、基板と、前記基板を覆うセンサ用トップカバーとを有し、静電容量の変化を利用して、入力媒体の接触または接近を検出するタッチセンサと、アンテナ部と、前記アンテナ部を覆う通信手段用トップカバーとを有し、近接無線通信が可能な通信範囲内に存在する情報処理端末と近接無線通信を行う近接無線通信手段と、を備え、前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲のうちの前記タッチセンサから最も離れた位置と、前記センサ用トップカバーとの間の距離が、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信が可能な範囲のうちの前記無線通信手段から最も離れた位置と、前記通信手段用トップカバーとの間の距離より短くされた通信装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、前記コンピュータを、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信を行うことが可能な状態において、前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲であるセンサ検出範囲を縮小する検出範囲縮小手段として機能させることを特徴とする。
本発明に記載の通信装置及びプログラムでは、タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な距離が、近接無線通信手段による情報処理端末との近接無線通信が可能な距離より短い。これにより、情報処理端末若しくは、情報処理端末を把持するユーザの指等が、タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出可能な範囲に進入する前に、近接無線通信を確立することが可能となる。また、近接無線通信で用いられる電波が、タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出可能な範囲に進入する前に、近接無線通信を確立することが可能となる。つまり、タッチセンサの検出範囲への、情報処理端末等の入力媒体若しくは、近接無線通信で用いられる電波の進入を抑制することが可能となり、タッチセンサの誤作動を抑制することが可能となる。
また、本発明に記載の通信装置及びプログラムでは、タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲のうちのタッチセンサから最も離れた位置と、センサ用トップカバーとの間の距離が、近接無線通信手段による情報処理端末との近接無線通信が可能な範囲のうちの無線通信手段から最も離れた位置と、通信手段用トップカバーとの間の距離より短い。このため、タッチセンサへの操作は、センサ用トップカバーの近傍で行う必要があるが、通信手段用トップカバーから離れた箇所に情報処理端末を位置させることで、近接無線通信を行うことが可能である。つまり、情報処理端末と通信手段用トップカバーとの間が少し離れていても、近接無線通信を行うことが可能となり、情報処理端末のタッチセンサへの接近を抑制することが可能となる。これにより、タッチセンサの誤作動を抑制することが可能となる。
また、近接無線通信手段による情報処理端末との近接無線通信を行うことが可能な状態において、タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲であるセンサ検出範囲を縮小することが可能である。これにより、情報処理端末がタッチセンサに近づけられた場合であっても、タッチセンサの誤作動を抑制することが可能となる。
また、タッチセンサが、静電容量の変化を検出した場合に、検出した静電容量の変化値を所定の倍数で増幅し、増幅された値が設定閾値を超えたことを条件として、入力媒体の接触または接近を検出する構造とされている場合に、増幅する所定の倍数を小さくすることで、センサ検出範囲を収縮することが可能である。これにより、適切にセンサ検出範囲を収縮することが可能となる。
また、タッチセンサが、静電容量の変化を検出した場合に、検出した静電容量の変化値を所定の倍数で増幅し、増幅された値が設定閾値を超えたことを条件として、入力媒体の接触または接近を検出する構造とされている場合に、設定閾値を大きくすることで、センサ検出範囲を収縮することが可能である。これにより、適切にセンサ検出範囲を収縮することが可能となる。
また、複数のタッチセンサが設けられている通信装置では、近接無線通信手段による情報処理端末との近接無線通信を行うことが可能な状態において、それら複数のタッチセンサのうちの近接無線通信手段の近くに配設されている一部のタッチセンサのセンサ検出範囲を縮小することが可能である。これにより、センサ検出範囲を縮小するタッチセンサ以外のタッチセンサの操作を、通常通りに行うことが可能となる。
また、タッチセンサと近接無線通信手段との間の距離が近いほど、センサ検出範囲の縮小率を大きくすることが可能である。これにより、誤作動を生じる可能性の高いタッチセンサのセンサ検出範囲を小さくすることが可能となり、効果的にタッチセンサの誤作動を抑制することが可能となる。
また、タッチセンサが所定時間内に複数回操作された場合には、近接無線通信手段による情報処理端末との近接無線通信を行うことが可能な状態であっても、センサ検出範囲の収縮を制限することが可能である。つまり、ユーザがタッチセンサを用いて入力作業を行う際には、センサ検出範囲を維持することが可能である。これにより、ユーザの意思を尊重して、タッチセンサによる入力作業を適切に行うことが可能となる。
また、アンテナ部と通信手段用トップカバーとの間の距離が、基板とセンサ用トップカバーとの間の距離より短い。つまり、アンテナ部は、基板よりトップカバーに近い位置に設けられており、アンテナ部は、近接無線通信に用いられる電波の送受信を行い易くなる。これにより、大きなアンテナ部を採用する必要が無くなり、省スペース化を図ることが可能となる。
また、センサ用トップカバーと通信手段用トップカバーとを、通信装置の所定の面部に配設することが可能である。この場合、近接無線通信手段とタッチセンサとが近くに配設される可能性が高いため、センサ検出範囲を縮小する効果を充分に発揮することが可能となる。
また、センサ用トップカバーと通信手段用トップカバーとを、面一にすることが可能である。これにより、タッチセンサと近接無線通信手段との表面に段差が無くなり、操作性が向上する。
また、センサ用トップカバーと通信手段用トップカバーとを、1枚の透明な板状部材によって構成することが可能である。これにより、通信装置の部品点数を少なくすることが可能となる。
MFP10のブロック図である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す断面図である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す断面図である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す断面図である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 MFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 MFP10の動作フローチャートを示す図である。 MFP10の動作フローチャートを示す図である。 第2実施形態のMFP10の動作フローチャートを示す図である。 第3実施形態のMFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 第3実施形態のMFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 第3実施形態のMFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 第3実施形態のMFP10のパネル16とボタン入力部18とNFCI/F28のアンテナ部80とを示す平面図と、数字キーのタッチセンサによる検出値,増幅値,センサ値,閾値を示す表である。 第3実施形態のMFP10の動作フローチャートを示す図である。 第3実施形態のMFP10の動作フローチャートを示す図である。
<第1実施形態>
図1に、本願に係る実施形態として例示されるMFP(Multifunction Peripheralの略)(本発明の通信装置の一例)10のブロック図を示す。MFP10は、CPU(Central Processing Unitの略)(本発明の制御装置およびコンピュータの一例)12、記憶部14、パネル16、ボタン入力部18、プリンタ20、スキャナ22、モデム24、電話回線接続部26、NFC(Near Field Communicationの略)I/F(本発明の近接無線通信手段の一例)28を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート30を介して互いに通信可能とされている。
パネル16は、MFP10の各種機能を表示する表示面を備える。ボタン入力部18は、タッチセンサを有しており、入力媒体のボタン入力部18への接近または接触を検出し、ユーザによるボタン操作を受け付ける。
プリンタ20は、印刷を実行する部位である。スキャナ22は、原稿をスキャンして、スキャンデータを作成する部位である。モデム24は、ファクシミリ機能によって送信する原稿データを、電話回線網32に伝送可能な信号に変調して電話回線接続部26を介して送信したり、電話回線網32から電話回線接続部26を介して入力された信号を受信し、原稿データを復調するものである。
また、CPU12は、記憶部14内の制御プログラム(本発明のプログラムの一例)50に従って処理を実行する。制御プログラム50は、ボタン入力部18のタッチセンサによる入力媒体の接触または接近の検出範囲を変更するためのプログラムである。なお、記憶部14は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリー、HDD(ハードディスクの略)、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。
また、記憶部14は、データ記憶領域52を備える。データ記憶領域52は、パネル16に表示するための画像の画像データ、制御プログラム50の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。
NFCI/F28は、ISO/IEC21481またはISO/IEC18092の国際標準規格に基づいて、携帯電話70(本発明の情報処理端末の一例)との間で、NFC方式の無線通信60を行うことが可能とされている。すなわち、MFP10は、NFC方式の無線通信60を行える状態になれば、携帯電話70と直接、データ通信することが可能になる。
<MFPの動作>
MFP10は、上述したように、NFCI/F28を介して、NFC方式の無線通信(以下、NFC通信と略して記載する場合もある)60を行うことが可能とされており、携帯電話70と直接、データ通信することが可能とされている。詳しくは、NFCI/F28は、携帯電話70との無線通信60に用いられる電波の送受信を行うアンテナ部(本発明のアンテナ部の一例)80を有している。アンテナ部80は、図2に示すように、MFP10の躯体(本発明の躯体の一例)82の上面(本発明の面部の一例)に配設されている。ちなみに、アンテナ部80の隣には、ボタン入力部18が配設されており、そのボタン入力部18の隣には、パネル16が配設されている。
アンテナ部80は、図3に示すように、トップカバー(本発明のセンサ用トップカバー、通信手段用トップカバーおよび板状部材の一例)86によって覆われている。そのトップカバー86は、ボタン入力部18のタッチセンサ88(本発明のタッチセンサの一例)および、パネル16の表示部90も覆っている。つまり、1枚のトップカバー86が、アンテナ部80とボタン入力部18とパネル16とのトップカバーを兼用している。
そして、MFP10と携帯電話70との間でNFC通信を確立させる際に、ユーザは、携帯電話70をアンテナ部80に接近させる。携帯電話70のアンテナ部80への接近により、携帯電話70とアンテナ部80との距離が、携帯電話70の無線通信の通信範囲内、もしくは、アンテナ部80の無線通信の通信範囲内となると、携帯電話70とアンテナ部80、つまり、MFP10との間で、NFC通信が確立する。これにより、MFP10は、NFC通信を利用して、電話番号,画像等のデータの送受信等を携帯電話70と行うことが可能となる。
ただし、MFP10では、NFCI/F28のアンテナ部80が、ボタン入力部18のタッチセンサ88に近接して設けられているため、NFC通信に用いられる電波によって、タッチセンサ88が誤作動を起こす虞がある。また、MFP10と携帯電話70との間でNFC通信を確立させるため、ユーザが携帯電話70をアンテナ部80に近づけた際、携帯電話70若しくは携帯電話70を把持するユーザの指等の入力媒体によって、タッチセンサ88が誤作動を起こす虞もある。ちなみに、アンテナ部80とタッチセンサ88との間の距離は、電波が通常時の強さであり、タッチセンサ88の検出能力が通常である場合に、携帯電話70とアンテナ部80との間でNFC通信が可能となった場合に、無線通信60の電波が、タッチセンサ88と干渉を生じ得るときの距離であり、装置設計によって適宜設定されるものである。
詳しくは、まず、タッチセンサ88による入力媒体の検出手法について説明する。タッチセンサ88は、図3に示すように、基板96とLED98とを有している。LED98は、トップカバー86を照らすものであり、LED98の点灯により、ボタン入力部18の各ボタンが、図2に示すように、トップカバー86に表示される。また、基板96は、トップカバー86上方の静電容量の変化を検出することが可能である。このため、トップカバー86の上方に指等の入力媒体100が接近すると、静電容量の変化が、基板96によって検出される。基板96によって検出された静電容量の変化値は検出値として取り扱われ、その検出値が、所定の倍数で増幅される。そして、増幅された値が、タッチセンサ88のセンサ値として取り扱われ、センサ値が閾値を超えているか否かが判定される。
センサ値が閾値を超えている場合には、タッチセンサ88による入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲(センサ検出範囲と略して記載する場合もある)内に入力媒体が進入していると判断される。これにより、タッチセンサ88による入力媒体の接触または接近が検出される。一方、センサ値が閾値を超えていない場合には、センサ検出範囲内に入力媒体が進入していないと判断され、タッチセンサ88による入力媒体の接触または接近は検出されない。なお、このような構造のタッチセンサ88は、静電容量方式のタッチセンサと呼ばれている。
具体的に、ボタン入力部18の特定のキーへのユーザ操作時における上記検出手法について説明する。ボタン入力部18は、図4に示すように、9個の数字キー120と3個の個別キー122によって構成されている。9個の数字キー120のうちの「3」の数字キー120が操作される際の検出手法について、図4に示す表を用いて、詳しく説明する。ユーザが、指等の入力媒体100を「3」の数字キー120に接近させると、「3」の数字キー120のタッチセンサ88によって検出値(=10)が検出される。また、「3」の数字キー120への入力媒体100の接近により、入力媒体100は「6」の数字キー120へも接近するため、「6」の数字キー120のタッチセンサ88によって、検出値(=3)が検出される。
ただし、入力媒体100と「6」の数字キー120のタッチセンサ88との間の距離は、入力媒体100と「3」の数字キー120のタッチセンサ88との間の距離より長いため、「6」の数字キー120のタッチセンサ88による検出値(=3)は、「3」の数字キー120のタッチセンサ88による検出値(=10)より小さい。なお、「9」の数字キー120のタッチセンサ88は、「3」の数字キー120のタッチセンサ88と離れているため、「9」の数字キー120のタッチセンサ88によって、検出値は検出されない。つまり、検出値は0となる。
次に、各タッチセンサ88による検出値が、所定の倍数で増幅される。具体的には、検出値に増幅値(=10)を乗じることで、センサ値が演算される。そして、各タッチセンサ88のセンサ値が、閾値(=50)を超えているか否かが判断される。「3」の数字キー120のタッチセンサ88のセンサ値は、100であり、閾値(=50)を超えている。一方、「6」の数字キー120のタッチセンサ88のセンサ値は、30であり、閾値(=50)を超えていない。このため、「3」の数字キー120のタッチセンサ88によって、入力媒体の接触または接近が検出される。つまり、「3」の数字キー120が操作されたと判断される。
このように、タッチセンサ88では、静電容量の変化を利用して、入力媒体の接触または接近が検出されるため、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられると、静電容量が変化し、タッチセンサ88が誤作動する虞がある。具体的には、例えば、図5に示すように、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられると、携帯電話70若しくは携帯電話70を把持するユーザの指等の入力媒体によって、アンテナ部80近傍の静電容量が変化する。若しくは、NFC方式の無線通信60に用いられる電波によって、アンテナ部80近傍の静電容量が変化する。アンテナ部80近傍の静電容量の変化により、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々のタッチセンサ88によって、検出値(=6)が検出される。その検出値に増幅値(=10)が乗じられたセンサ値は、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々において、60となる。つまり、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々のタッチセンサ88のセンサ値(=60)は、閾値(=50)を超え、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120が操作されたと判断される。
このように、ユーザが数字キー120を操作する意思がないにも拘らず、携帯電話70をアンテナ部80に近づけることで、数字キー120が誤作動する虞がある。このため、MFP10では、センサ検出範囲を、携帯電話70とアンテナ部80とによるNFC通信が可能な範囲(NFC通信範囲と略して記載する場合もある)より小さくしている。つまり、タッチセンサ88によって入力媒体100の接触または接近を検出することが可能な距離を、アンテナ部80と携帯電話70とのNFC通信が可能な距離より短くされている。
具体的には、図6に示す入力媒体100は、センサ検出範囲のうちの、タッチセンサ88から最も離れた箇所に位置しており、その入力媒体100とタッチセンサ88の基板96との間の距離(=L)が、タッチセンサ88によって入力媒体100の接触または接近を検出することが可能な最大の距離となる。
一方、図6に示す携帯電話70は、NFC通信範囲のうちの、アンテナ部80から最も離れた箇所に位置しており、その携帯電話70とアンテナ部80との間の距離(=L)が、アンテナ部80による携帯電話70とのNFC通信が可能な最大の距離となる。なお、NFC通信範囲は、携帯電話70から発せられる電波126をアンテナ部が受信可能な範囲であり、NFC通信に用いられる電波126がアンテナ部80に届く範囲と言い換えることも可能である。
図から解るように、タッチセンサ88によって入力媒体100の接触または接近を検出することが可能な距離(=L)は、アンテナ部80による携帯電話70とのNFC通信が可能な距離(=L)より短くされている。これにより、携帯電話70から発せられる電波126がセンサ検出範囲内に侵入する前に、アンテナ部80により電波126を受信することが可能となっており、タッチセンサ88の誤作動を抑制することが可能となる。
また、NFC方式の無線通信60に用いられる電波には、携帯電話70から発せられる電波126だけでなく、図7に示すように、アンテナ部80から発せられる電波128もある。この電波128を用いて、NFC方式の無線通信60が行われる際には、電波128の範囲、つまり、NFC通信範囲内に、携帯電話70を侵入させる必要がある。この際、携帯電話70若しくは、携帯電話70を把持するユーザの指等がセンサ検出範囲内に侵入すると、タッチセンサ88が誤作動する恐れがある。
しかしながら、上述したように、タッチセンサ88によって入力媒体100の接触または接近を検出することが可能な距離(=L)が、アンテナ部80と携帯電話70とのNFC通信が可能な距離(=L)より短くされている。これにより、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられる際に、携帯電話70若しくは、携帯電話70を把持するユーザの指等がセンサ検出範囲内に侵入する前に、携帯電話70により電波128を受信することが可能となっており、タッチセンサ88の誤作動を抑制することが可能となる。
また、図から解るように、入力媒体100とトップカバー86の表面との間の距離(=L)が、携帯電話70とトップカバー86の表面との間の距離(=L)より短くされている。これにより、タッチセンサ88への操作は、トップカバー86の近傍で行う必要があるが、トップカバー86から離れた箇所に携帯電話70を位置させることで、NFC通信を行うことが可能である。つまり、携帯電話70とアンテナ部80との間が少し離れていても、NFC通信を行うことが可能となり、携帯電話70のタッチセンサ88への接近を抑制することが可能となる。これによっても、タッチセンサ88の誤作動を抑制することが可能となる。
また、アンテナ部80は、トップカバー86に接した状態で設けられているが、タッチセンサ88の基板96は、トップカバー86から僅かに離れた箇所に設けられている。詳しくは、アンテナ部80とトップカバー86との間の距離は、略0であり、基板96とトップカバー86との間の距離(=L)より短くされている。つまり、アンテナ部80は、基板96よりトップカバー86に近い位置に設けられており、アンテナ部80は、NFC通信に用いられる電波126の送受信を行い易くなる。これにより、大きなアンテナ部を採用する必要が無くなり、省スペース化を図ることが可能となる。
上述したように、MFP10では、センサ検出範囲,NFC通信範囲等の大きさを調整することで、タッチセンサ88の誤作動が抑制されている。ただし、ユーザが、NFC通信を行うべく、携帯電話70をアンテナ部80に近づける際に、図6若しくは図7に示す携帯電話70よりアンテナ部80に近い位置まで、携帯電話70をアンテナ部80に近づける場合がある。つまり、携帯電話70が、NFC通信範囲内に入っているにも拘らず、さらに、携帯電話70をアンテナ部80に近づける場合があり、極端にいえば、携帯電話70をトップカバー86の上に載置する場合がある。このような場合には、センサ検出範囲をNFC通信範囲より小さくしていても、タッチセンサ88が誤作動する恐れがある。
このようなことに鑑みて、MFP10では、NFC通信を行うことが可能である場合には、センサ検出範囲が縮小される。詳しくは、MFP10では、NFC通信を実行可能な状態と実行不能な状態とで切り換えることが可能となっている。NFC通信を実行不能な状態では、MFP10のパネル16に、図2に示すように、NFC通信を行うことができない旨の画面が表示されている。このため、ユーザは、NFC通信を行うことができないことを認識し、携帯電話70をアンテナ部80に近づけることはない。
また、MFP10には、NFC通信を有効化させるためのボタン(図示省略)が設けられており、そのボタンがユーザによって操作されることで、パネル16には、図8に示すように、NFC通信を行うことができる旨の画面が表示される。その画面がパネル16に表示されている際には、NFC通信を行うことが可能であり、ユーザは、NFC通信を実行したい場合に、携帯電話70をアンテナ部80に近づける。このため、ユーザが携帯電話70をアンテナ部80に近づける可能性のある場合、つまり、NFC通信を行うことが可能である場合に、タッチセンサ88の誤作動を防止するべく、センサ検出範囲が縮小される。
具体的には、検出値を増幅させる増幅値を6に低下することで、センサ検出範囲を収縮し、タッチセンサ88の誤作動を防止する。例えば、図9に示すように、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられると、携帯電話70等の接近若しくは、NFC方式の無線通信60に用いられる電波によって、アンテナ部80近傍の静電容量が変化し、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々のタッチセンサ88によって、検出値(=6)が検出される。その検出値に増幅値(=6)が乗じられたセンサ値は、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々において、36となる。つまり、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々のタッチセンサ88のセンサ値(=36)は、閾値(=50)を超えず、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120は操作されていないと判断される。これにより、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられた際のタッチセンサ88の誤作動を防止することが可能となる。
また、増幅値を低下させた場合であっても、数字キー120へのユーザ操作は、適切に検出することが可能である。例えば、ユーザが、「3」の数字キー120を操作する際に、指等の入力媒体100を「3」の数字キー120に接近させると、図10の表に示すように、「3」の数字キー120のタッチセンサ88によって検出値(=10)が検出される。また、「3」の数字キー120への入力媒体100の接近により、入力媒体100は「6」の数字キー120へも接近するため、「6」の数字キー120のタッチセンサ88によって、検出値(=3)が検出される。
そして、各タッチセンサ88による検出値に、増幅値(=6)を乗じることで、センサ値が演算され、各タッチセンサ88のセンサ値が、閾値(=50)を超えているか否かが判断される。「3」の数字キー120のタッチセンサ88のセンサ値は、60であり、閾値(=50)を超えている。一方、「6」の数字キー120のタッチセンサ88のセンサ値は、18であり、閾値(=50)を超えていない。このため、「3」の数字キー120のタッチセンサ88によって、入力媒体の接触または接近が検出され、「3」の数字キー120が操作されたと判断される。
このように、検出値を増幅させる増幅値を6に低下することで、タッチセンサ88の誤作動を防止するとともに、タッチセンサ88による入力媒体の検出を適切に行うことが可能となる。また、MFP10では、タッチセンサ88とアンテナ部80との間の距離に応じて、センサ検出範囲の縮小率が変更されている。詳しくは、タッチセンサ88がアンテナ部80から離れていれば、携帯電話70等の接近若しくは、NFC通信に用いられる電波126の影響は受け難くなる。このため、タッチセンサ88とアンテナ部80との間の距離が長いほど、センサ検出範囲の縮小率を小さくしている。
具体的には、「2」の数字キー120、「5」の数字キー120、「8」の数字キー120の各々のタッチセンサ88で用いられる増幅値は、NFC通信を行うことが可能である場合に、8に変更される。この際、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられると、図11の表に示すように、「2」の数字キー120、「5」の数字キー120、「8」の数字キー120の各々のタッチセンサ88によって、検出値(=4)が検出される。その検出値に増幅値(=8)が乗じられたセンサ値は、「2」の数字キー120、「5」の数字キー120、「8」の数字キー120の各々において、32となる。つまり、「2」の数字キー120、「5」の数字キー120、「8」の数字キー120の各々のタッチセンサ88のセンサ値(=32)は、閾値(=50)を超えず、「2」の数字キー120、「5」の数字キー120、「8」の数字キー120は操作されていないと判断される。
このように、MFP10では、携帯電話70等の接近若しくは、NFC通信に用いられる電波126の影響を受け難いタッチセンサ88に対しては、センサ検出範囲の縮小率を小さくし、操作性の低下を抑制することが可能となっている。これにより、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられた際のタッチセンサ88の誤作動を防止するとともに、操作性の低下を抑制することが可能となる。なお、「1」の数字キー120、「4」の数字キー120、「7」の数字キー120の各々のタッチセンサ88で用いられる増幅値は、NFC通信を行うことが可能である場合に、9に変更される。これにより、操作性の低下を、更に抑制することが可能となる。
また、数字キー120は、アンテナ部80の近くに配設され、個別キー122は、アンテナ部80から離れて配設されており、数字キー120は、携帯電話70等の接近若しくは、アンテナ部80に近づけられる携帯電話70の電波126の影響を受けやすいが、個別キー122は、携帯電話70等の接近若しくは、電波126の影響を受け難い。このため、NFC通信を行うことが可能である場合であっても、増幅値は低下されず、センサ検出範囲は縮小されない。これにより、NFC通信を行うことが可能である場合において、個別キー122を通常通り操作することが可能である。
なお、アンテナ部80の近くに配設される数字キー120のタッチセンサ88は、電波126,128の範囲内に配設されるタッチセンサと言い換えることが可能であり、アンテナ部80から離れて配設される個別キー122のタッチセンサ88は、電波126,128の範囲外に配設されるタッチセンサと言い換えることが可能である。
また、MFP10では、センサ検出範囲が縮小されている際に、数字キー120および個別キー122の操作キーが連続して操作された場合に、センサ検出範囲の縮小が禁止される。つまり、増幅値が低下させられている際に、操作キー120,122が連続して操作された場合には、増幅値が元の値(=10)に戻される。操作キー120,122が連続して操作される場合には、通常、ユーザは操作キー120,122を用いたボタン入力を優先して行うことを望んでいるためであり、これにより、ユーザの望むボタン入力を適切に行うことが可能となる。
なお、操作キー120,122の連続操作の判定は、操作キー120,122のタッチセンサ88による入力媒体の検出回数に基づいて行われる。つまり、所定時間内の操作キー120,122のタッチセンサ88による入力媒体の検出回数が複数回であった場合に、操作キー120,122が連続して操作されたと判断される。
<制御プログラム>
上述したセンサ検出範囲の縮小は、CPU12において制御プログラム50が実行されることによって行われる。具体的に、図12及び図13を用いて、NFC通信を行うことが可能である場合にセンサ検出範囲を縮小するためのフローを説明する。なお、本プログラムは、MFP10の電源がオンされた場合に繰返し実行される。また、MFP10は、本プログラムの実行と並行して、NFC通信が有効化されている際、携帯電話70がアンテナ部80と通信可能な所定距離に近づけられると、携帯電話70とNFC通信を実行する。
制御プログラム50では、まず、NFC通信を行うことが可能であるか否かが、CPU12によって判断される(ステップ(以下、「S」と略す)100)。前述したように、MFP10には、NFC通信を有効化させるボタンが設けられており、そのボタンによりNFC通信が有効化されている場合に、NFC通信が可能であると判断される。NFC通信を行うことが可能である場合には(S100のYES)、数字キー120のタッチセンサ88で用いられる増幅値が低下される(S102)。なお、低下後の増幅値は、上述したように、数字キー120とアンテナ部80との間の距離に応じて設定されている。一方、NFC通信を行うことが可能でない場合には(S100のNO)、S102の処理がスキップされる。
次に、操作キー120,122のタッチセンサ88によるセンサ値が閾値を超えたか否かが、CPU12によって判断される(S104)。つまり、操作キー120,122が操作されたか否かが判断される。操作キー120,122のタッチセンサ88によるセンサ値が閾値を超えていない場合、つまり、操作キー120,122が操作されていない場合には(S104のNO)、S112に進む。
一方、操作キー120,122のタッチセンサ88によるセンサ値が閾値を超えた場合、つまり、操作キー120,122が操作された場合には(S104のYES)、操作された操作キー120,122に応じた処理を実行する(S106)。次に、操作キー120,122が操作されてから所定時間内に、再度、操作キー120,122が操作されたか否かが、CPU12によって判断される(S108)。
所定時間内に、再度、操作キー120,122が操作されていない場合には(S108のNO)、S112に進む。一方、所定時間内に、再度、操作キー120,122が操作された場合には(S108のYES)、低下された増幅値が、低下前の増幅値に戻される(S110)。所定時間内に、再度、操作キー120,122が操作される例として、例えば、ファクシミリ送信のための送信先番号の入力や、プリンタ機能利用時の印刷枚数の設定などがあげられる。次に、NFC通信での処理および、操作キー120へのボタン入力が終了したか否かが、CPU12によって判断される(S112)。
ここで、NFC通信での処理とは、NFC通信を利用したMFP10による印刷処理等である。NFC通信を利用したMFP10による印刷処理は、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられることで、携帯電話70からMFP10に印刷指示等がNFC通信によって送信され、その指示に従って実行される印刷処理である。印刷処理が終了すると、MFP10から携帯電話70に、印刷処理が終了した旨のデータがNFC通信によって送信される。つまり、MFP10が、印刷処理等が終了した旨のデータを携帯電話70に送信した場合に、NFC通信での処理が終了したと判断される。また、操作キー120へのボタン操作の終了は、操作キー120が操作されていない状態が設定時間継続しているか否かにより判断される。つまり、操作キー120が操作されていない状態が設定時間継続している場合に、操作キー120へのボタン操作が終了したと判断される。この設定時間は、S204においてセンサ値が閾値を超えたと判断された場合に計時が開始され、設定時間経過前に再度センサ値が閾値を超えた場合には、すでに計時している時間をリセットし、再度計時が開始される。
NFC通信での処理および、操作キー120へのボタン入力が終了していない場合には(S112のNO)、S104に戻る。一方、NFC通信での処理および、操作キー120へのボタン入力が終了している場合には(S112のYES)、NFC通信を無効化する(S114)。つまり、NFC通信を行うことができない状態とする。次に、低下された増幅値が、低下前の増幅値に戻される(S116)。以上の処理により、制御プログラム50が終了する。
<CPUの機能構成>
上記制御プログラム50を実行するCPU12は、それの実行処理に鑑みれば、図1に示すような機能構成を有するものと考えることができる。図から解るように、CPU12は、検出範囲縮小部130(本発明の検出範囲縮小部及び検出範囲縮小手段の一例)と、縮小制限部132(本発明の縮小制限部の一例)とを有している。
検出範囲縮小部130は、上記制御プログラム50のS102の処理を実行する機能部、つまり、増幅値を低下させて、センサ検出範囲を縮小する機能部である。縮小制限部132は、上記制御プログラム50のS110の処理を実行する機能部、つまり、操作キー120,122が連続して操作された場合に、センサ検出範囲の縮小を制限する機能部である。
<第2実施形態>
第2実施形態に係るMFP10の動作を説明する。なお、第2実施形態におけるMFP10の構成は、第1実施形態におけるMFP10の構成と同じであるため、ここでは説明を省略する。
第1実施形態にかかるMFP10では、センサ検出範囲が縮小されている際に、操作キー120,122が連続して操作された場合には、センサ検出範囲が元の範囲に戻されているが、第2実施形態にかかるMFP10では、センサ検出範囲が縮小されている際に、操作キー120,122が連続して操作されても、センサ検出範囲の縮小は維持される。図14を用いて、第2実施形態にかかるMFP10でのセンサ検出範囲を縮小するためのフローを説明する。ただし、本フローは、図12及び図13に示すフローと略同じであることから、簡略化して説明する。
まず、S200乃至S206において、図12に示すS100乃至S106と同じ処理が、CPU12によって実行される。そして、S208に進む。S208乃至S212において、図13に示すS112乃至S116と略同じ処理が、CPU12によって実行される。これにより、第2実施形態にかかるMFP10でのセンサ検出範囲が縮小される。また、第2実施形態にかかるMFP10では、センサ検出範囲が縮小されている際に、操作キー120,122が連続して操作されても、センサ検出範囲の縮小は維持されるため、タッチセンサ88の誤作動を確実に防止することが可能となる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係るMFP10の動作を説明する。なお、第3実施形態におけるMFP10の構成は、第1実施形態におけるMFP10の構成と同じであるため、ここでは説明を省略する。
第1実施形態にかかるMFP10では、増幅値を低下させることで、センサ検出範囲が縮小されているが、第3実施形態にかかるMFP10では、閾値を増大させることで、センサ検出範囲が縮小されている。具体的には、NFC通信を行うことができない状態では、図15の表に示すように、第1閾値が50に設定されており、第2閾値は40に設定されている。第1閾値は、入力媒体100の接触または接近を判定するための閾値であり、第2閾値は、入力媒体100の離間を判定するための閾値である。
詳しくは、センサ値が第1閾値を超えることで、入力媒体100の接触または接近が検出される。そして、入力媒体100の接触または接近が検出された後は、センサ値が第2閾値以下となるまで、入力媒体100の接触または接近が検出される。つまり、センサ値が、例えば、51となり、入力媒体100の接触または接近が検出された後には、センサ値が40以下となるまで、入力媒体100の接触または接近が検出される。これは、ユーザが入力媒体100をタッチセンサ88から離間させる意思がなくても、センサ値が僅かに低下する場合があり、このような場合に、タッチセンサ88による入力がON状態からOFF状態へ切り替えられることを防ぐためである。
入力媒体100の接触または接近を判定するための第1閾値が、50に設定され、入力媒体100の離間を判定するための第2閾値が、40に設定されている場合に、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられると、図16の表に示すように、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々のタッチセンサ88によって、検出値(=6)が検出される。その検出値に増幅値(=10)が乗じられたセンサ値は、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々において、60となる。つまり、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々のタッチセンサ88のセンサ値(=60)は、第1閾値(=50)を超え、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120が操作されたと判断される。
このように、ユーザが数字キー120を操作する意思がないにも拘らず、携帯電話70をアンテナ部80に近づけることで、数字キー120が誤作動する虞がある。このようなことに鑑みて、第3実施形態にかかるMFP10では、NFC通信を行うことが可能である場合に、閾値を増大させることで、センサ検出範囲を収縮し、タッチセンサ88の誤作動を防止する。例えば、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられると、図17の表に示すように、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々のタッチセンサ88によって、検出値(=6)が検出される。その検出値に増幅値(=10)が乗じられたセンサ値は、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々において、60となる。
この際、NFC通信を行うことが可能である場合に、第1閾値は80に増大される。このため、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120の各々のタッチセンサ88のセンサ値(=60)は、第1閾値(=80)を超えず、「3」の数字キー120、「6」の数字キー120、「9」の数字キー120は操作されていないと判断される。これにより、携帯電話70がアンテナ部80に近づけられた際のタッチセンサ88の誤作動を防止することが可能となる。なお、第2閾値も70に増大されている。
また、閾値を増大させた場合であっても、数字キー120へのユーザ操作は、適切に検出することが可能である。例えば、ユーザが、「3」の数字キー120を操作する際に、指等の入力媒体100を「3」の数字キー120に接近させると、図18の表に示すように、「「3」の数字キー120のタッチセンサ88によって検出値(=10)が検出される。また、「3」の数字キー120への入力媒体100の接近により、入力媒体100は「6」の数字キー120へも接近するため、「6」の数字キー120のタッチセンサ88によって、検出値(=3)が検出される。
そして、各タッチセンサ88による検出値に、増幅値(=10)を乗じることで、センサ値が演算され、各タッチセンサ88のセンサ値が、第1閾値(=80)を超えているか否かが判断される。「3」の数字キー120のタッチセンサ88のセンサ値は、100であり、第1閾値(=80)を超えている。一方、「6」の数字キー120のタッチセンサ88のセンサ値は、30であり、第1閾値(=80)を超えていない。このため、「3」の数字キー120のタッチセンサ88によって、入力媒体の接触または接近が検出され、「3」の数字キー120が操作されたと判断される。
このように、入力媒体100の接触または接近を判定するための第1閾値を増大させることで、タッチセンサ88の誤作動を防止するとともに、タッチセンサ88による入力媒体の検出を適切に行うことが可能となる。
図19及び図20を用いて、第3実施形態にかかるMFP10でのセンサ検出範囲を縮小するためのフローを説明する。ただし、本フローは、図12及び図13に示すフローと略同じであることから、簡略化して説明する。
まず、S300において、図12に示すS100と同じ処理が、CPU12によって実行される。そして、S302に進む。S302では、数字キー120のタッチセンサ88で用いられる第1閾値及び第2閾値が増大させられる。なお、増大後の閾値は、第1実施形態の増幅値と同様に、数字キー120とアンテナ部80との間の距離に応じて設定されている。
続いて、S304乃至S308において、図12に示すS104乃至S108と略同じ処理が、CPU12によって実行される。そして、S310に進む。S310では、増大された第1閾値及び第2閾値が、増大前の第1閾値及び第2閾値に戻される。そして、S312及びS314において、図13に示すS112及びS114と略同じ処理が、CPU12によって実行される。そして、S316に進む。S316では、増大された第1閾値及び第2閾値が、増大前の第1閾値及び第2閾値に戻される。これにより、本フローの処理が終了する。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施形態では、増幅値若しくは閾値が変更される際に、予め設定されている増幅値若しくは閾値に変更されるが、タッチセンサ88によるセンサ値に基づいて、変更後の増幅値若しくは閾値を設定してもよい。詳しくは、ユーザ操作に従ったセンサ値,携帯電話70がアンテナ部80に近づけられた際のセンサ値等を、CPU12において記憶しておき、その記憶されているセンサ値に基づいて、タッチセンサ88の誤作動を防止するとともに、操作性の低下を抑制することが可能な最適な増幅値若しくは閾値を、CPU12において設定することが可能である。
また、例えば、第3実施形態では、第1閾値と第2閾値との2つの閾値が採用され、それら2つの閾値が増大されることで、センサ検出範囲が縮小されているが、1つの閾値のみを採用し、その1つの閾値を増大することで、センサ検出範囲を縮小してもよい。また、第3実施形態においても、第2実施形態と同様に、センサ検出範囲が縮小されている際に、操作キー120,122が連続して操作されても、センサ検出範囲の縮小を維持することが可能である。つまり、センサ検出範囲が縮小されている際に、操作キー120,122が連続して操作されても、閾値を増大させた状態を維持することが可能である。
また、例えば、上記実施形態では、携帯電話70とNFC通信を行う通信装置として、MFP10が採用されているが、印刷機、PC(Personal computerの略)等の各種装置が採用されてもよい。
また、MFP10と無線通信60を行う情報処理端末として、携帯電話70が採用されているが、タブレット機器、スマートフォン等が採用されてもよい。
また、上記実施形態では、近接無線通信として、NFC方式の無線通信が採用されているが、Transfer Jet方式等の無線通信を採用することも可能である。
また、上記実施例では、CPU12によって図11乃至図13、図18及び図19に示す処理が実行される例を説明したが、これら処理は、CPU12に限らず、ASICや他の論理集積回路により実行されてもよいし、これら処理が、CPU12やASIC、他の論理集積回路が協働することにより実行されてもよい。
10:MFP(通信装置)
12:CPU(制御装置)(コンピュータ)
28:NFCI/F(近接無線通信手段)
50:制御プログラム(プログラム)
70:携帯電話(情報処理端末)
80:アンテナ部
86:トップカバー(センサ用トップカバー)(通信手段用トップカバー)(板状部材)
88:タッチセンサ
96:基板
130:検出範囲縮小部
132:縮小制限部

Claims (14)

  1. 静電容量の変化を利用して、入力媒体の接触または接近を検出するタッチセンサと、
    近接無線通信が可能な通信範囲内に存在する情報処理端末と近接無線通信を行う近接無線通信手段と、
    を備えた通信装置であって、
    前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な距離が、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信が可能な距離より短いことを特徴とする通信装置。
  2. 静電容量の変化を利用して、入力媒体の接触または接近を検出するタッチセンサと、
    近接無線通信が可能な通信範囲内に存在する情報処理端末と近接無線通信を行う近接無線通信手段と、
    を備えた通信装置であって、
    前記タッチセンサは、
    基板と、前記基板を覆うセンサ用トップカバーとを有し、
    前記近接無線通信手段は、
    アンテナ部と、前記アンテナ部を覆う通信手段用トップカバーとを有し、
    前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲のうちの前記タッチセンサから最も離れた位置と、前記センサ用トップカバーとの間の距離が、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信が可能な範囲のうちの前記近接無線通信手段から最も離れた位置と、前記通信手段用トップカバーとの間の距離より短いことを特徴とする通信装置。
  3. 当該通信装置は、
    前記タッチセンサによる前記入力媒体の接触または接近の検出に従って、当該通信装置の作動を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信を行うことが可能な状態において、前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲であるセンサ検出範囲を縮小する検出範囲縮小部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記タッチセンサは、
    静電容量の変化を検出した場合に、検出した静電容量の変化値を所定の倍数で増幅し、増幅された値が設定閾値を超えたことを条件として、前記入力媒体の接触または接近を検出する構造とされており、
    前記検出範囲縮小部は、
    前記所定の倍数を小さくすることで、前記センサ検出範囲を縮小することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記タッチセンサは、
    静電容量の変化を検出した場合に、検出した静電容量の変化値を所定の倍数で増幅し、増幅された値が設定閾値を超えたことを条件として、前記入力媒体の接触または接近を検出する構造とされており、
    前記検出範囲縮小部は、
    前記設定閾値を大きくすることで、前記センサ検出範囲を縮小することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の通信装置。
  6. 当該通信装置は、
    複数の前記タッチセンサを備え、
    前記検出範囲縮小部は、
    前記複数のタッチセンサのうちの、前記近接無線通信手段の近くに配設されている一部の前記センサ検出範囲を縮小することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1つに記載の通信装置。
  7. 前記検出範囲縮小部は、
    前記タッチセンサと前記近接無線通信部との間の距離が近いほど、前記センサ検出範囲の縮小率が大きくなるように、前記センサ検出範囲を縮小することを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1つに記載の通信装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信を行うことが可能な状態であっても、前記タッチセンサが所定時間内に複数回操作された場合には、前記センサ検出範囲の縮小を制限する縮小制限部を有することを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1つに記載の通信装置。
  9. 前記タッチセンサは、
    基板と、前記基板を覆うセンサ用トップカバーとを有し、
    前記近接無線通信手段は、
    アンテナ部と、前記アンテナ部を覆う通信手段用トップカバーとを有し、
    前記アンテナ部と前記通信手段用トップカバーとの間の距離が、前記基板と前記センサ用トップカバーとの間の距離より短いことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載の通信装置。
  10. 前記タッチセンサは、
    基板と、前記基板を覆うセンサ用トップカバーとを有し、
    前記近接無線通信手段は、
    アンテナ部と、前記アンテナ部を覆う通信手段用トップカバーとを有し、
    前記センサ用トップカバーと前記通信手段用トップカバーとが、
    当該通信装置の躯体の所定の面部に配設されたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載の通信装置。
  11. 前記センサ用トップカバーと前記通信手段用トップカバーとが、面一に設けられたことを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記センサ用トップカバーと前記通信手段用トップカバーとが、1枚の透明な板状部材によって構成されたことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の通信装置。
  13. 静電容量の変化を利用して、入力媒体の接触または接近を検出するタッチセンサと、
    近接無線通信が可能な通信範囲内に存在する情報処理端末と近接無線通信を行う近接無線通信手段と、を備え、
    前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な距離が、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信が可能な距離より短くされた通信装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって
    前記コンピュータを、
    前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信を行うことが可能な状態において、前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲であるセンサ検出範囲を縮小する検出範囲縮小手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  14. 基板と、前記基板を覆うセンサ用トップカバーとを有し、静電容量の変化を利用して、入力媒体の接触または接近を検出するタッチセンサと、
    アンテナ部と、前記アンテナ部を覆う通信手段用トップカバーとを有し、近接無線通信が可能な通信範囲内に存在する情報処理端末と近接無線通信を行う近接無線通信手段と、を備え、
    前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲のうちの前記タッチセンサから最も離れた位置と、前記センサ用トップカバーとの間の距離が、前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信が可能な範囲のうちの前記無線通信手段から最も離れた位置と、前記通信手段用トップカバーとの間の距離より短くされた通信装置のコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記近接無線通信手段による前記情報処理端末との前記近接無線通信を行うことが可能な状態において、前記タッチセンサによって入力媒体の接触または接近を検出することが可能な範囲であるセンサ検出範囲を縮小する検出範囲縮小手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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