JP2014195810A - ろう付け方法及びろう付け装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ろう付け装置1Aは密封体2と発熱体20を具備する。密封体2は、軸方向の少なくとも一端側が開口した筒状体3と、筒状体3の開口3aを気密に閉塞する少なくとも一つの蓋体10とを備える。そしてろう付け装置1Aは、密封体2の内部2aが不活性ガス雰囲気にされ且つ発熱体20が筒状体3の外周壁4の外面4bに接触するとともに外周壁4の内面4aがワーク30に接触した状態にして、発熱体20の熱が発熱体20から外周壁4を介してワーク30に伝導伝熱により伝えられることにより、ワーク30のろう材32を溶融するものとなされている。発熱体20は、ろう材32を溶融する際に筒状体3の外周壁4を介してワーク30に相対的に押し付けられるものである。筒状体3の外周壁4は、発熱体20のワーク30への押付け動作に追従して弾性変形可能な肉厚を有している。
【選択図】図1
Description
[1] ろう材が設けられたろう付け予定部を有するワークを、軸方向の少なくとも一端側が開口した筒状体と前記筒状体の開口を気密に閉塞した少なくとも一つの蓋体とを備えた密封体の内部に配置するワーク配置工程と、
前記ワーク配置工程の後で、前記密封体の内部を不活性ガス雰囲気にし且つ発熱体を前記筒状体の外周壁の外面に接触させるとともに前記外周壁の内面を前記ワークに接触させた状態にして、前記発熱体の熱を前記発熱体から前記外周壁を介して前記ワークに伝導伝熱により伝えることにより、前記ろう材を溶融する溶融工程と、
を含み、
前記溶融工程では、前記発熱体を前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに相対的に押し付けることによって、前記発熱体を前記外周壁の外面に接触させるとともに前記外周壁の内面を前記ワークに接触させた状態にするものであり、
前記筒状体の前記外周壁は、前記溶融工程における前記発熱体の前記ワークへの押付け動作に追従して弾性変形可能な肉厚を有していることを特徴とするろう付け方法。
前記蓋体は、前記筒状体の前記両開口をそれぞれ気密に閉塞する第1蓋体及び第2蓋体から構成されるとともに、
前記第1蓋体は、前記筒状体の前記両開口のうち前記ワークの出入れ口とされる開口を開閉自在に閉塞するものであり、
前記第2蓋体には、前記密封体の内部に不活性ガスを供給するガス供給管と、前記密封体の内部のガスを排出するガス排出管と、が接続されている前項1記載のろう付け方法。
前記取付けフランジには筒状のソケット壁部が一体に設けられるとともに、前記ソケット壁部の外面に雄ねじが形成され、且つ、前記ソケット壁部の内面の基端部に内側に突出した段差部が形成されており、
前記筒状体の開口した端部が前記取付けフランジの前記ソケット壁部の内側に、前記ソケット壁部の内面と前記筒状体の前記開口端部の外面との間に断面環状の隙間を開けた状態にして、挿入されており、
前記内リングは、前記筒状体の前記開口端部に内嵌されて前記開口端部をその内側から支持しており、
前記シール部材は前記隙間に配置されており、
前記外リングは前記隙間における前記シール部材を挟んだ両側にそれぞれ配置されており、
前記押しリングは、その内面に前記ソケット壁部の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されるとともに、前記押しリングの端部にその内側に突出した押し部が設けられており、
前記筒状体の前記開口端部に外挿された前記押しリングの前記雌ねじが前記ソケット壁部の前記雄ねじに前記ソケット壁部の先端側から螺合されて前記押しリングが前記ソケット壁部に締め付けられることにより、前記押しリングの前記押し部によって前記段差部に向かって押された前記複数の外リング間で前記シール部材が前記ソケット壁部の内面と前記開口端部の外面とに気密に接触するように挟圧されている前項2記載のろう付け方法。
前記蓋体は、前記筒状体の前記一端側の開口を開閉自在に閉塞するものであり、
前記蓋体には、前記密封体の内部に不活性ガスを供給するガス供給管と、前記密封体の内部のガスを排出するガス排出管と、が接続されている前項1記載のろう付け方法。
前記取付けフランジには筒状のソケット壁部が一体に設けられるとともに、前記ソケット壁部の外面に雄ねじが形成され、且つ、前記ソケット壁部の内面の基端部に内側に突出した段差部が形成されており、
前記筒状体の開口した端部が前記取付けフランジの前記ソケット壁部の内側に、前記ソケット壁部の内面と前記筒状体の前記開口端部の外面との間に断面環状の隙間を開けた状態にして、挿入されており、
前記内リングは、前記筒状体の前記開口端部に内嵌されて前記開口端部をその内側から支持しており、
前記シール部材は前記隙間に配置されており、
前記外リングは前記隙間における前記シール部材を挟んだ両側にそれぞれ配置されており、
前記押しリングは、その内面に前記ソケット壁部の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されるとともに、前記押しリングの端部にその内側に突出した押し部が設けられており、
前記筒状体の前記開口端部に外挿された前記押しリングの前記雌ねじが前記ソケット壁部の前記雄ねじに前記ソケット壁部の先端側から螺合されて前記押しリングが前記ソケット壁部に締め付けられることにより、前記押しリングの前記押し部によって前記段差部に向かって押された前記複数の外リング間で前記シール部材が前記ソケット壁部の内面と前記開口端部の外面とに気密に接触するように挟圧されている前項4記載のろう付け方法。
前記溶融工程では、前記各発熱体の熱を前記各発熱体から前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに伝導伝熱により伝えることにより、前記ろう材を溶融する前項1〜7のいずれかに記載のろう付け方法。
前記密封体の外側に配置される発熱体と、
を具備し、
前記密封体は、軸方向の少なくとも一端側が開口した筒状体と、前記筒状体の開口を気密に閉塞する少なくとも一つの蓋体とを備えており、
前記密封体の内部が不活性ガス雰囲気にされ且つ前記発熱体が前記筒状体の外周壁の外面に接触するとともに前記外周壁の内面が前記ワークに接触した状態にして、前記発熱体の熱が前記発熱体から前記外周壁を介して前記ワークに伝導伝熱により伝えられることにより、前記ろう材を溶融するものとなされており、
前記発熱体は、前記ろう材を溶融する際に前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに相対的に押し付けられるものであり、
前記筒状体の前記外周壁は、前記発熱体の前記ワークへの押付け動作に追従して弾性変形可能な肉厚を有していることを特徴とするろう付け装置。
前記蓋体は、前記筒状体の前記両開口をそれぞれ気密に閉塞する第1蓋体及び第2蓋体から構成されるとともに、
前記第1蓋体は、前記筒状体の前記両開口のうち前記ワークの出入れ口とされる開口を開閉自在に閉塞するものであり、
前記第2蓋体には、前記密封体の内部に不活性ガスを供給するガス供給管と、前記密封体の内部のガスを排出するガス排出管と、が接続されている前項10記載のろう付け装置。
前記取付けフランジには筒状のソケット壁部が一体に設けられるとともに、前記ソケット壁部の外面に雄ねじが形成され、且つ、前記ソケット壁部の内面の基端部に内側に突出した段差部が形成されており、
前記筒状体の開口した端部が前記取付けフランジの前記ソケット壁部の内側に、前記ソケット壁部の内面と前記筒状体の前記開口端部の外面との間に断面環状の隙間を開けた状態にして挿入されており、
前記内リングは、前記筒状体の前記開口端部に内嵌されて前記開口端部をその内側から支持しており、
前記シール部材は前記隙間に配置されており、
前記外リングは前記隙間における前記シール部材を挟んだ両側にそれぞれ配置されており、
前記押しリングは、その内面に前記ソケット壁部の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されるとともに、前記押しリングの端部にその内側に突出した押し部が設けられており、
前記筒状体の前記開口端部に外挿された前記押しリングの前記雌ねじが前記ソケット壁部の前記雄ねじに前記ソケット壁部の先端側から螺合されて前記押しリングが前記ソケット壁部に締め付けられることにより、前記押しリングの前記押し部によって前記段差部に向かって押された前記複数の外リング間で前記シール部材が前記ソケット壁部の内面と前記開口端部の外面とに気密に接触するように挟圧されている前項11記載のろう付け装置。
前記蓋体は、前記筒状体の前記一端側の開口を開閉自在に閉塞するものであり、
前記蓋体には、前記密封体の内部に不活性ガスを供給するガス供給管と、前記密封体の内部のガスを排出するガス排出管と、が接続されている前項10記載のろう付け装置。
前記取付けフランジには筒状のソケット壁部が一体に設けられるとともに、前記ソケット壁部の外面に雄ねじが形成され、且つ、前記ソケット壁部の内面の基端部に内側に突出した段差部が形成されており、
前記筒状体の開口した端部が前記取付けフランジの前記ソケット壁部の内側に、前記ソケット壁部の内面と前記筒状体の前記開口端部の外面との間に断面環状の隙間を開けた状態にして挿入されており、
前記内リングは、前記筒状体の前記開口端部に内嵌されて前記開口端部をその内側から支持しており、
前記シール部材は前記隙間に配置されており、
前記外リングは前記隙間における前記シール部材を挟んだ両側にそれぞれ配置されており、
前記押しリングは、その内面に前記ソケット壁部の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されるとともに、前記押しリングの端部にその内側に突出した押し部が設けられており、
前記筒状体の前記開口端部に外挿された前記押しリングの前記雌ねじが前記ソケット壁部の前記雄ねじに前記ソケット壁部の先端側から螺合されて前記押しリングが前記ソケット壁部に締め付けられることにより、前記押しリングの前記押し部によって前記段差部に向かって押された前記複数の外リング間で前記シール部材が前記ソケット壁部の内面と前記開口端部の外面とに気密に接触するように挟圧されている前項13記載のろう付け装置。
前記各発熱体の熱が前記各発熱体から前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに伝導伝熱により伝えられることにより、前記ろう材を溶融するものとなされている前項10〜16のいずれかに記載のろう付け装置。
2:密封体
3:筒状体
3a:筒状体の開口
3b:筒状体の開口端部
4:筒状体の外周壁
10:蓋体
10A、10B:第1蓋体、第2蓋体
11:閉止フランジ
12:取付けフランジ
12a:ソケット壁部
12b:雄ねじ
12c:ソケット壁部の内面
12e:ソケット壁部の段差部
13:内リング
14:Oリング(環状シール部材)
15:外リング
16:押しリング
16a:雌ねじ
16b:押し部
19a:ガス供給管
19b:ガス排出管
30:ワーク
31:ろう付け予定部
32:ろう材層(ろう材)
Claims (18)
- ろう材が設けられたろう付け予定部を有するワークを、軸方向の少なくとも一端側が開口した筒状体と前記筒状体の開口を気密に閉塞した少なくとも一つの蓋体とを備えた密封体の内部に配置するワーク配置工程と、
前記ワーク配置工程の後で、前記密封体の内部を不活性ガス雰囲気にし且つ発熱体を前記筒状体の外周壁の外面に接触させるとともに前記外周壁の内面を前記ワークに接触させた状態にして、前記発熱体の熱を前記発熱体から前記外周壁を介して前記ワークに伝導伝熱により伝えることにより、前記ろう材を溶融する溶融工程と、
を含み、
前記溶融工程では、前記発熱体を前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに相対的に押し付けることによって、前記発熱体を前記外周壁の外面に接触させるとともに前記外周壁の内面を前記ワークに接触させた状態にするものであり、
前記筒状体の前記外周壁は、前記溶融工程における前記発熱体の前記ワークへの押付け動作に追従して弾性変形可能な肉厚を有していることを特徴とするろう付け方法。 - 前記筒状体は、軸方向の両端側がそれぞれ開口するとともに、前記両開口のうちいずれか一方を前記ワークの出入れ口とするものであり、
前記蓋体は、前記筒状体の前記両開口をそれぞれ気密に閉塞する第1蓋体及び第2蓋体から構成されるとともに、
前記第1蓋体は、前記筒状体の前記両開口のうち前記ワークの出入れ口とされる開口を開閉自在に閉塞するものであり、
前記第2蓋体には、前記密封体の内部に不活性ガスを供給するガス供給管と、前記密封体の内部のガスを排出するガス排出管と、が接続されている請求項1記載のろう付け方法。 - 前記第1蓋体及び前記第2蓋体のうち少なくとも第1蓋体は、蓋本体としての閉止フランジと、前記閉止フランジが気密に取外し可能に取り付けられる取付けフランジと、内リングと、環状シール部材と、複数の外リングと、押しリングと、を備えており、
前記取付けフランジには筒状のソケット壁部が一体に設けられるとともに、前記ソケット壁部の外面に雄ねじが形成され、且つ、前記ソケット壁部の内面の基端部に内側に突出した段差部が形成されており、
前記筒状体の開口した端部が前記取付けフランジの前記ソケット壁部の内側に、前記ソケット壁部の内面と前記筒状体の前記開口端部の外面との間に断面環状の隙間を開けた状態にして、挿入されており、
前記内リングは、前記筒状体の前記開口端部に内嵌されて前記開口端部をその内側から支持しており、
前記シール部材は前記隙間に配置されており、
前記外リングは前記隙間における前記シール部材を挟んだ両側にそれぞれ配置されており、
前記押しリングは、その内面に前記ソケット壁部の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されるとともに、前記押しリングの端部にその内側に突出した押し部が設けられており、
前記筒状体の前記開口端部に外挿された前記押しリングの前記雌ねじが前記ソケット壁部の前記雄ねじに前記ソケット壁部の先端側から螺合されて前記押しリングが前記ソケット壁部に締め付けられることにより、前記押しリングの前記押し部によって前記段差部に向かって押された前記複数の外リング間で前記シール部材が前記ソケット壁部の内面と前記開口端部の外面とに気密に接触するように挟圧されている請求項2記載のろう付け方法。 - 前記筒状体は、軸方向の一端側が開口するとともに、軸方向の他端側が偏平状に気密に閉塞されており、且つ、前記一端側の開口を前記ワークの出入れ口とするものであり、
前記蓋体は、前記筒状体の前記一端側の開口を開閉自在に閉塞するものであり、
前記蓋体には、前記密封体の内部に不活性ガスを供給するガス供給管と、前記密封体の内部のガスを排出するガス排出管と、が接続されている請求項1記載のろう付け方法。 - 前記蓋体は、蓋本体としての閉止フランジと、前記閉止フランジが気密に取外し可能に取り付けられる取付けフランジと、内リングと、環状シール部材と、複数の外リングと、押しリングとを備えており、
前記取付けフランジには筒状のソケット壁部が一体に設けられるとともに、前記ソケット壁部の外面に雄ねじが形成され、且つ、前記ソケット壁部の内面の基端部に内側に突出した段差部が形成されており、
前記筒状体の開口した端部が前記取付けフランジの前記ソケット壁部の内側に、前記ソケット壁部の内面と前記筒状体の前記開口端部の外面との間に断面環状の隙間を開けた状態にして、挿入されており、
前記内リングは、前記筒状体の前記開口端部に内嵌されて前記開口端部をその内側から支持しており、
前記シール部材は前記隙間に配置されており、
前記外リングは前記隙間における前記シール部材を挟んだ両側にそれぞれ配置されており、
前記押しリングは、その内面に前記ソケット壁部の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されるとともに、前記押しリングの端部にその内側に突出した押し部が設けられており、
前記筒状体の前記開口端部に外挿された前記押しリングの前記雌ねじが前記ソケット壁部の前記雄ねじに前記ソケット壁部の先端側から螺合されて前記押しリングが前記ソケット壁部に締め付けられることにより、前記押しリングの前記押し部によって前記段差部に向かって押された前記複数の外リング間で前記シール部材が前記ソケット壁部の内面と前記開口端部の外面とに気密に接触するように挟圧されている請求項4記載のろう付け方法。 - 前記筒状体は円筒状である請求項1〜5のいずれかに記載のろう付け方法。
- 前記筒状体の軸方向の少なくとも一端側は、前記溶融工程の際に発生する前記筒状体の軸方向への熱膨張に応じて軸方向に移動可能に配置されている請求項1〜6のいずれかに記載のろう付け方法。
- 前記発熱体は、前記筒状体におけるワーク配置位置を挟んだ両外側にそれぞれ配置されており、
前記溶融工程では、前記各発熱体の熱を前記各発熱体から前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに伝導伝熱により伝えることにより、前記ろう材を溶融する請求項1〜7のいずれかに記載のろう付け方法。 - 前記溶融工程では、前記各発熱体を前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに前記両発熱体間で前記ワークを挟むように相対的に押し付ける請求項8記載のろう付け方法。
- ろう材が設けられたろう付け予定部を有するワークが内部に配置される密封体と、
前記密封体の外側に配置される発熱体と、
を具備し、
前記密封体は、軸方向の少なくとも一端側が開口した筒状体と、前記筒状体の開口を気密に閉塞する少なくとも一つの蓋体とを備えており、
前記密封体の内部が不活性ガス雰囲気にされ且つ前記発熱体が前記筒状体の外周壁の外面に接触するとともに前記外周壁の内面が前記ワークに接触した状態にして、前記発熱体の熱が前記発熱体から前記外周壁を介して前記ワークに伝導伝熱により伝えられることにより、前記ろう材を溶融するものとなされており、
前記発熱体は、前記ろう材を溶融する際に前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに相対的に押し付けられるものであり、
前記筒状体の前記外周壁は、前記発熱体の前記ワークへの押付け動作に追従して弾性変形可能な肉厚を有していることを特徴とするろう付け装置。 - 前記筒状体は、軸方向の両端側がそれぞれ開口するとともに、前記両開口のうちいずれか一方を前記ワークの出入れ口とするものであり、
前記蓋体は、前記筒状体の前記両開口をそれぞれ気密に閉塞する第1蓋体及び第2蓋体から構成されるとともに、
前記第1蓋体は、前記筒状体の前記両開口のうち前記ワークの出入れ口とされる開口を開閉自在に閉塞するものであり、
前記第2蓋体には、前記密封体の内部に不活性ガスを供給するガス供給管と、前記密封体の内部のガスを排出するガス排出管と、が接続されている請求項10記載のろう付け装置。 - 前記第1蓋体及び前記第2蓋体のうち少なくとも第1蓋体は、蓋本体としての閉止フランジと、前記閉止フランジが気密に取外し可能に取り付けられる取付けフランジと、内リングと、環状シール部材と、複数の外リングと、押しリングとを備えており、
前記取付けフランジには筒状のソケット壁部が一体に設けられるとともに、前記ソケット壁部の外面に雄ねじが形成され、且つ、前記ソケット壁部の内面の基端部に内側に突出した段差部が形成されており、
前記筒状体の開口した端部が前記取付けフランジの前記ソケット壁部の内側に、前記ソケット壁部の内面と前記筒状体の前記開口端部の外面との間に断面環状の隙間を開けた状態にして挿入されており、
前記内リングは、前記筒状体の前記開口端部に内嵌されて前記開口端部をその内側から支持しており、
前記シール部材は前記隙間に配置されており、
前記外リングは前記隙間における前記シール部材を挟んだ両側にそれぞれ配置されており、
前記押しリングは、その内面に前記ソケット壁部の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されるとともに、前記押しリングの端部にその内側に突出した押し部が設けられており、
前記筒状体の前記開口端部に外挿された前記押しリングの前記雌ねじが前記ソケット壁部の前記雄ねじに前記ソケット壁部の先端側から螺合されて前記押しリングが前記ソケット壁部に締め付けられることにより、前記押しリングの前記押し部によって前記段差部に向かって押された前記複数の外リング間で前記シール部材が前記ソケット壁部の内面と前記開口端部の外面とに気密に接触するように挟圧されている請求項11記載のろう付け装置。 - 前記筒状体は、軸方向の一端側が開口するとともに、軸方向の他端側が偏平状に気密に閉塞されており、且つ、前記一端側の開口を前記ワークの出入れ口とするものであり、
前記蓋体は、前記筒状体の前記一端側の開口を開閉自在に閉塞するものであり、
前記蓋体には、前記密封体の内部に不活性ガスを供給するガス供給管と、前記密封体の内部のガスを排出するガス排出管と、が接続されている請求項10記載のろう付け装置。 - 前記蓋体は、蓋本体としての閉止フランジと、前記閉止フランジが気密に取外し可能に取り付けられる取付けフランジと、内リングと、環状シール部材と、複数の外リングと、押しリングとを備えており、
前記取付けフランジには筒状のソケット壁部が一体に設けられるとともに、前記ソケット壁部の外面に雄ねじが形成され、且つ、前記ソケット壁部の内面の基端部に内側に突出した段差部が形成されており、
前記筒状体の開口した端部が前記取付けフランジの前記ソケット壁部の内側に、前記ソケット壁部の内面と前記筒状体の前記開口端部の外面との間に断面環状の隙間を開けた状態にして挿入されており、
前記内リングは、前記筒状体の前記開口端部に内嵌されて前記開口端部をその内側から支持しており、
前記シール部材は前記隙間に配置されており、
前記外リングは前記隙間における前記シール部材を挟んだ両側にそれぞれ配置されており、
前記押しリングは、その内面に前記ソケット壁部の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されるとともに、前記押しリングの端部にその内側に突出した押し部が設けられており、
前記筒状体の前記開口端部に外挿された前記押しリングの前記雌ねじが前記ソケット壁部の前記雄ねじに前記ソケット壁部の先端側から螺合されて前記押しリングが前記ソケット壁部に締め付けられることにより、前記押しリングの前記押し部によって前記段差部に向かって押された前記複数の外リング間で前記シール部材が前記ソケット壁部の内面と前記開口端部の外面とに気密に接触するように挟圧されている請求項13記載のろう付け装置。 - 前記筒状体は円筒状である請求項10〜14のいずれかに記載のろう付け装置。
- 前記筒状体の軸方向の少なくとも一端側は、前記ろう材を溶融する際に発生する前記筒状体の軸方向への熱膨張に応じて軸方向に移動可能に配置されている請求項10〜15のいずれかに記載のろう付け装置。
- 前記発熱体は、前記筒状体におけるワーク配置位置を挟んだ両外側にそれぞれ配置されており、
前記各発熱体の熱が前記各発熱体から前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに伝導伝熱により伝えられることにより、前記ろう材を溶融するものとなされている請求項10〜16のいずれかに記載のろう付け装置。 - 前記各発熱体は、前記ろう材を溶融する際に前記筒状体の前記外周壁を介して前記ワークに前記両発熱体間で前記ワークを挟むように相対的に押し付けられるものである請求項17記載のろう付け装置。
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