JP2014193445A - 洗浄ノズル - Google Patents

洗浄ノズル Download PDF

Info

Publication number
JP2014193445A
JP2014193445A JP2013071018A JP2013071018A JP2014193445A JP 2014193445 A JP2014193445 A JP 2014193445A JP 2013071018 A JP2013071018 A JP 2013071018A JP 2013071018 A JP2013071018 A JP 2013071018A JP 2014193445 A JP2014193445 A JP 2014193445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
cleaning nozzle
pipe
liquid
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013071018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5658302B2 (ja
Inventor
Shinji Yatsuka
慎二 八塚
Chieko Aki
知恵子 安藝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Arimitsu Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arimitsu Industry Co Ltd filed Critical Arimitsu Industry Co Ltd
Priority to JP2013071018A priority Critical patent/JP5658302B2/ja
Publication of JP2014193445A publication Critical patent/JP2014193445A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5658302B2 publication Critical patent/JP5658302B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】把持し易く、取り扱いの容易な洗浄ノズルを提供する。
【解決手段】洗浄ノズルは、液体を噴射する噴射部1と、該噴射部1を覆っており、液体を吸引する吸引口11aを有する筐体3と、前記筐体3から外部に突出しており、前記噴射部1に供給する液体が通流する柔軟なホースを接続するホース接続部50と、前記吸引口11aに設けてあり、吸引された液体が通流し、前記ホースより大径且つ硬質なパイプを接続するパイプ接続部30とを備える。小径且つ柔軟なホースがホース接続部50に接続される。大径且つ硬質なパイプがパイプ接続部30に接続される。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体を噴射して洗浄を行い、噴射した液体を吸引する洗浄ノズルに関する。
液体(洗浄液)を高圧ポンプによって高圧で噴射し、床、壁面等を洗浄する洗浄ノズルは、床、壁面等を傷つけることなく、短時間で洗浄することができるため、一般に広く使用されている。近年では、ノズル(噴射部)から噴射された洗浄液を吸引して貯留タンクに回収し、フィルタを通して異物を除去した後、再度噴射部から噴射する循環型の洗浄ノズルが提案されている(例えば特許文献1)。特許文献1に記載の洗浄ノズルは、台車に載置された高圧ポンプ、吸引装置及び貯留タンクに接続されている。洗浄ノズルは、噴射部の周囲を覆う筐体を備えており、該筐体には吸引口を設けてある。該吸引口は吸引装置に接続してあり、該吸引装置によって噴射部から噴射された洗浄液を吸引し、貯留タンクに回収している。
吸引口と吸引装置とは太く柔軟なホースによって接続され、噴射部と高圧ポンプとは細く硬質なパイプによって接続されることが多く、ユーザはパイプを把持して、洗浄ノズルを移動させる。
特許第3984777号公報
しかしパイプは細いため把持し難く、また太いホースは洗浄ノズルの移動によって、高圧ポンプ、吸引装置又は台車に絡まり易く、取り扱いに難がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、把持し易く、取り扱いの容易な洗浄ノズルを提供することを目的とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、液体を噴射する噴射部と、該噴射部を覆っており、液体を吸引する吸引口を有する筐体とを備える洗浄ノズルにおいて、前記筐体から外部に突出しており、前記噴射部に供給する液体が通流する柔軟なホースを接続するホース接続部と、前記吸引口に設けてあり、吸引された液体が通流し、前記ホースより大径且つ硬質なパイプを接続するパイプ接続部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、前記パイプ接続部は前記筐体に枢支してあることを特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、前記吸引口の縁部分に固定された枢軸を備え、前記パイプ接続部は、中空の半円柱状をなし、その周面が前記吸引口から前記筐体の外側に突出して前記吸引口を塞ぐように前記筐体内に配してあり、前記枢軸がその端面を貫通し、前記枢軸の回りに回転可能な回転部と、該回転部の前記周面から突出しており、前記パイプを接続する接続部とを有すること特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、前記パイプ接続部から離隔させて前記筐体に錘を配置してあることを特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、前記筐体の下側に車輪が設けてあり、前記車輪の回転による前記筐体の移動方向に沿って前記パイプ接続部及び錘が並設してあることを特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、前記車輪の車軸を支持する車軸支持部と、前記筐体及び車軸支持部間に配された弾性部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、前記車軸支持部から上方に突出し、前記筐体を貫通した軸を備え、前記弾性部材は前記軸に周設してあることを特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、液体を噴射する噴射部と、該噴射部を覆っており、液体を吸引する吸引口を有する筐体と、該筐体の下側に配された車輪とを備える洗浄ノズルにおいて、前記車輪の車軸を支持する車軸支持部と、前記筐体及び車軸支持部間に配された弾性部材とを備えることを特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、前記車軸支持部から上方に突出し、前記筐体を貫通した軸を備え、前記弾性部材は前記軸に周設してあることを特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、前記車軸支持部は上面部及び該上面部から下方に突出した対向する二つの側面部を有し、前記車軸は両側面部の間にて支持されており、前記軸は前記上面部から上方に突出し、前記筐体に設けた孔に挿入してあることを特徴とする。
本発明においては、柔軟なホースをホース接続に接続して、噴射部に液体を供給し、ホースよりも大径且つ硬質なパイプをパイプ接続部に接続して、噴射部から噴射された液体を吸引する。ユーザは大径且つ硬質なパイプを容易に把持し、またホースは小径且つ柔軟であり、取り扱いが容易である。
本発明においては、パイプ接続部は筐体に枢支してあり、ユーザによるパイプの操作に応じて回転する。
本発明においては、吸引口の縁部分に固定された軸の回りを回転部が回転し、パイプ接続部の回転を実現する。また回転部は吸引口を塞ぐように配してあり、吸引力の低下が防止される。
本発明においては、ユーザがパイプ接続部側にパイプを引っ張った場合でも、引っ張りによって生じるモーメントと逆側のモーメントが錘によって生じ、筐体は傾かない。
本発明においては、ユーザがパイプ接続部側にパイプを引っ張った場合でも、引っ張りによって生じるモーメントと逆側のモーメントが錘によって生じ、筐体は傾かず、車輪は浮かない。
本発明においては、洗浄ノズルの筐体にはブラシが取り付けてあることが多く、筐体を押さえつけることによって、ブラシを床、壁面等に接触させて洗浄を行う。本発明においては、凹部を洗浄する場合、ユーザが強い力で押さえつけることによって、弾性部材が短縮し、筐体及び車軸支持部間の距離が縮まり、筐体は凹部に接近し、ブラシが凹部に接触する。また凸部を洗浄する場合、ユーザが押さえつける力を緩めることによって、弾性部材が伸長し、筐体及び車軸支持部間の距離が長くなり、筐体と洗浄箇所との間に隙間が生じ、液体の吸引によって筐体が凸部に吸い付くことを防ぐ。
本発明においては、車軸支持部から上方に突出し、筐体を貫通した軸に弾性部材を周設し、弾性部材の伸縮を軸に案内させて、筐体及び車軸支持部間の距離の短縮又は伸長を円滑に行う。
本発明においては、車軸支持部の両側面部の間に車軸を支持し、車軸支持部の上面部から突出した軸を筐体に開設した孔に挿入する。軸の周囲に弾性部材を設けてあるので、ユーザが押さえつける力の大小に応じて弾性部材が伸縮し、凹部又は凸部と筐体との距離が適切に保たれる。
本発明に係る洗浄ノズルにあっては、柔軟なホースをホース接続に接続して、噴射部に液体を供給し、ホースよりも大径且つ硬質なパイプをパイプ接続部に接続して、噴射部から噴射された液体を吸引する。ユーザは大径且つ硬質なパイプを容易に把持することができるので、操作性が向上する。またホースは小径であり、取り扱いが容易である。
洗浄ノズルを略示する斜視図である。 洗浄ノズルを略示する正面図である。 洗浄ノズルを略示する底面図である。 図2に示すIV―IV線を切断線とした断面図である。 洗浄ノズルを模式的に示す部分側面断面図である。
以下本発明を実施の形態に係る洗浄ノズルを示す図面に基づいて詳述する。図1は洗浄ノズルを略示する斜視図、図2は洗浄ノズルを略示する正面図、図3は洗浄ノズルを略示する底面図、図4は図2に示すIV―IV線を切断線とした断面図、図5は洗浄ノズルを模式的に示す部分側面断面図である。
洗浄ノズルは、液体を噴射する噴射部1と、該噴射部1を囲繞するカバー2とを備える。カバー2は、中空の角錐台状をなす下カバー部2aと、該下カバー部2aの上部に連通し、角筒形をなす上カバー部2bとを有する。下カバー部2aの下面は開口している。上カバー部2bの上面は開口し、上カバー部2b内に噴射部1が配してある。
カバー2は筐体3によって覆われており、筐体3に固定されている。筐体3は、上面の一部に傾斜面11を形成した直方体状をなし、カバー2を収容する収容部10と、該収容部10における前記傾斜面11に直角な二側面13、13から外向きに突出した側板部20、20とを備える。収容部10は、傾斜面11の下縁部分に連なる面(以下、背面15と称す)、該背面15に対向する面(以下正面14と称す)とを有する。なお収容部10の上面の他部は平坦面12をなす。なお収容部10の下縁部はカバー2の下縁部よりも上側に位置する。
側板部20は、前記平坦面12に略平行であり、収容部10の側面13に沿って延びている。図5に示すように、側板部20の上面から上下に貫通した二つの円筒ボス21、21(孔)が突出している。円筒ボス21は、傾斜面11側及び傾斜面11の反対側にそれぞれ離隔配置してある。
円筒ボス21、21、21、21それぞれの下方に車輪5、5、5、5が配してある。車輪5の中心部には軸方向に貫通した貫通孔5aが設けてあり、該貫通孔5aに車軸5bが挿通している。車軸5bの姿勢は収容部10の側面13に対し直角である。車軸5bを支持する車軸支持部6が、側板部20の下方において、車輪5の上部分を覆うように設けてある。車軸支持部6は側板部20に沿って延びている。車軸支持部6は、側板部20に対向し、側板部20及び車輪5の間に位置する上面部6aと、該上面部6aの二つの長縁部分それぞれから下方に突出した側面部6b、6bとを備える。二つの側面部6b、6bの間に車輪5は位置し、車軸5bは二つの側面部6b、6bを貫通している。車輪5の側面及び側面部6bの間において、座金5cが車軸5bに設けてある。車輪5は車軸5bの回りを回転する。
車輪5の上方において、上面部6aから軸7が上向きに突出している。軸7は小径の軸部7aと、該軸部7aの突出端部に設けてあり、軸部7aよりも大径の頭部7bとを備える。軸部7aは円筒ボス21内に挿入されており、頭部7bは円筒ボス21の先端よりも上側に位置する。頭部7bの直径は円筒ボス21よりも大きく、頭部7bと円筒ボス21との間に座金7cが設けてある。円筒ボス21の下側において、軸部7aの周囲にコイル状のばね8(弾性部材)が設けてある。ばね8は側板部20及び上面部6aの間に位置する。なおばね8に代えてゴム、ウレタンスポンジ等の他の弾性部材を使用してもよい。
筐体3の側板部20は、ばね8を介して車軸支持部6及び車輪5に支持されている。下方向への力が筐体3に作用した場合、ばね8は軸7をガイドとして短縮し、筐体3は下がる。このとき軸7は相対的に円筒ボス21内を上方に移動する。下方向への力を解除した場合、ばね8の弾性復元力によって、ばね8は軸7をガイドとして伸長し、筐体3は上がる。このとき軸7は相対的に円筒ボス21内を下方に移動する。
前記傾斜面11には、液体を吸引する矩形の吸引口11aが設けてある。傾斜面11の傾斜方向に沿う吸引口11aの二つの縁部分から後述する枢軸34を支持する支持板11b、11bが筐体3の内側に向けてそれぞれ突出している。支持板11b、11bは互いに対向している。支持板11bの間に枢軸34が支持されており、該枢軸34の軸長方向は前記車軸5bの軸長方向と略同じである。枢軸34には、パイプを接続するパイプ接続部30が回転可能に支持されている。
パイプ接続部30は、中空の半円柱状(円柱を軸方向に沿って半分に切断したような形状であり、軸方向に直交する方向の断面形状が半円形状をなす。)をなし、前記枢軸34の回りに回転可能な回転部31を備える。回転部31は周面と、半円形状の両端面を有し、回転部31における周面に対向する部分は開口している。回転部31が吸引口11aを塞ぐように、回転部31の周面は吸引口11aから筐体3の外側に突出している。回転部31の両端面それぞれに貫通孔31a、31aが設けてある。両貫通孔31a、31aには前記枢軸34が挿通している。
回転部31の周面からはパイプを接続する接続部32が突出している。該接続部32は円筒状をなす。接続部32が吸引口11aから外側に突出するように、パイプ接続部30は吸引口11a内に配してある。枢軸34には、軸回りに回転可能な筒体33が外嵌しており、該筒体33を介して回転部31は枢軸34に支持されている。筒体33は、回転部31が円滑に回転するように、回転部31を案内する。パイプ接続部30は、枢軸34を支軸として回転することができる。なお回転部31の回転によって、接続部32が如何なる方向を向いたとしても、回転部31の周面が吸引口11aを塞ぐように、パイプ接続部30は設計されている。
収容部10において、前記両側面13、13、正面14及び背面15それぞれにブラシ41、41、41、41が設けてある。ブラシ41は支持枠40によって支持されており、ブラシ41の先端が下側に位置するように、支持枠40は正面14、背面15及び両側面13、13にねじ42によって固定されている。ブラシ41は筐体3の下縁部を四方から囲繞する。
筐体3に上からの力が作用していない場合、ばね8によって側板部20は押し上げられており、ブラシ41の先端部はカバー2の下縁部と車輪5の下端部との間に位置する。筐体3に上からの力が作用することによって、ばね8は短縮し、ブラシ41の先端部は車輪5の下端部に向けて移動し、床、壁に接触する。なおカバー2は筐体3に固定されているので、筐体3と共に移動し、ばね8の伸縮によって両者の相対位置関係は変化しない。
収容部10の平坦面12(上面)に噴射部1を挿入する挿入孔12aが設けてある。挿入孔12aの位置は前記上カバー部2bの上面の開口位置に対応している。平坦面12上に一又は複数の錘60が載置してあり、錘60は貫通孔61を有する。貫通孔61の位置が挿入孔12aの位置に対応するように、錘60は平坦面12上に設けてある。なお錘60は平坦面12にねじ止めしてある。
パイプ接続部30側に向けて湾曲した管状をなすホース接続部50が貫通孔61に挿入してある。ホース接続部50の下端部分には噴射部1が連結しており、噴射部1は挿入孔12aに挿入され、上カバー部2b内に配置されている。ホース接続部50は平坦面12に固定されている。ホース接続部50の上端部分の直径は、パイプ接続部30の接続部32の直径よりも充分に小さい。例えば、ホース接続部50の上端部分の直径は約5mmであるのに対し、接続部32の直径は約35mmである。
ホース接続部50には小径の柔軟なホース(図示省略)、例えば合成樹脂部材からなるホースの一端部が接続され、ホースの他端部は液体を圧送する高圧ポンプ(図示省略)に接続される。パイプ接続部30には大径の硬質なパイプ(図示省略)、例えばステンレス鋼からなるパイプの一端部が接続され、パイプの他端部は液体を吸引する吸引装置(図示省略)に接続される。吸引装置は貯留タンクに接続してあり、吸引装置及び貯留タンク間の接続経路には異物を除去するフィルタ(図示省略)が介装してある。また貯留タンク内の液体は高圧ポンプによってホースに送出されるようにしてある。
ユーザが操作部(図示省略)を操作し、高圧ポンプが駆動した場合、貯留タンク内の液体は高圧ポンプによってホースに送出され、ホース接続部50を通って噴射部1から噴射される。ユーザはパイプを把持し、筐体3を押さえつけながら、床、壁等を洗浄する。噴射部1から噴射された液体はカバー2によって床、壁等の所定の領域に集中し、該領域には高圧が付与される。床、壁等に付着した異物は噴射された液体の圧力によって剥離される。また液体の圧力によって剥離しきれなかった異物もブラシ41によって擦り落とすことができる。
ユーザが操作部を操作し、吸引装置が駆動した場合、パイプ及びパイプ接続部30内が負圧となり、また筐体3及びカバー2の間も負圧となる。その結果、下カバー部2aと筐体3の側面13、13、正面14及び背面15との間から床、壁等の表面にある異物又は流体が吸引される。前述したように、ブラシ41の先端は車輪5の下端と略同じ位置にあるため、ブラシ41によって筐体3の下縁部と床、壁等との間の隙間は塞がれている。そのため外部から異物が筐体3内に侵入したり、噴射された液体が外部に飛び散ることが防止される。また外部から空気が筐体3に侵入することを防止し、空気の侵入によって異物又は液体を吸引する力が低下することを防止する。
噴射部1の周囲はカバー2によって覆われており、カバー2の周囲に筐体3が設けてある。また筐体3に吸引口11aが設けてある。そのため液体が噴射される区画と液体を吸引する区画はカバー2によって分けられており、噴射部1から噴射された液体が、床、壁等に至る前に、吸引口11aに設けたパイプ接続部30から直接的に吸引されることを防止することができる。また筐体3の下縁部はカバー2の下縁部よりも上側に位置するので、噴射部1から噴射された液体がパイプ接続部30から直接的に吸引されることをより一層効果的に防止することができる。
噴射部1から液体が噴射されている場合、噴射された液体及び床、壁等から剥離した異物が筐体3内に吸引され、パイプ接続部30及びパイプを通る。吸引された異物はフィルタにて除去され、液体は貯留タンクに貯留される。そして液体は高圧ポンプによって再度噴射部1から噴射され、循環する。
実施形態に係る洗浄ノズルにあっては、小径且つ柔軟なホースをホース接続部50に接続して、噴射部1に液体を供給し、ホースよりも大径且つ硬質なパイプをパイプ接続部30に接続して、噴射部1から噴射された液体を吸引する。ユーザは大径且つ硬質なパイプを容易に把持することができるので、操作性を向上させることができる。またホースは小径であり、絡み難く取り扱いが容易である。
噴射部1から噴射された液体による圧力を高くするために、ホースは小径であることが望ましく、一方パイプは、噴射のための流路ほど小径にする必要性は乏しい。そのため上述したように、吸引のための流路を大径の硬質なパイプとし、ユーザが把持する構成とすることによって、高圧の維持及びユーザの利便性向上を両立させることができる。
またパイプ接続部30は筐体3内に枢支してあり、ユーザによるパイプの操作に応じて回転する。より詳細には、吸引口11aの支持板11bに支持された枢軸34の回りを回転部31が回転し、パイプ接続部30は回転する。ユーザはパイプ接続部30を回転によって正面14方向且つ上方向に移動させるか又は背面15方向且つ下方向に移動させることができる。洗浄ノズルを床、壁等に押し付ける場合、ユーザはパイプを正面14方向且つ上方向に移動させることによって、パイプの姿勢を床、壁等に対し略垂直な姿勢にすることができ、容易に強い力で洗浄ノズルを押さえつけることができる。洗浄ノズルを移動させる場合、ユーザはパイプを背面15方向且つ下方向に移動させることで、パイプの姿勢を床又は壁に対し平行な姿勢に近付けることができ、容易に洗浄ノズルを正背方向に移動させることができる。
またユーザが背面15側にパイプを引っ張った場合でも、引っ張りによるモーメントと逆向きのモーメントが錘60によって筐体3に作用するので、筐体3が背面15側に傾いて、車輪5が浮くことを防止し、洗浄ノズルの安定性を向上させることができる。また車輪5が浮いた場合に洗浄ノズルを元の姿勢に戻す必要がなくなり、作業が中断されず、作業効率を向上させることができる。
また車軸支持部6の両側面部6bの間に車軸5bを支持し、車軸支持部6の上面部6aから上向きに突出した軸7を筐体3に設けた円筒ボス21に挿入する。軸7の周囲にばね8を設けてあるので、ユーザが押さえつける力の大小に応じてばね8が伸縮し、床又は壁等の凹部又は凸部と筐体3との距離を適切に保つことができる。
洗浄ノズルの筐体3にはブラシ41が取り付けてあり、筐体3を押さえつけることによって、ブラシ41を床、壁面等に接触させて洗浄を行うことができる。凹部を洗浄する場合、ユーザが強い力で洗浄ノズルを押さえつけることによって、ばね8が短縮するので、車軸支持部6及び側板部20間の距離が短縮して、筐体3が凹部に接近し、ブラシ41を凹部に接触させることができる。また凸部を洗浄する場合、ユーザが洗浄ノズルを押さえつける力を緩めることによって、ばね8が伸長し、車軸支持部6及び側板部20間の距離が長くなって、筐体3と凸部との間に隙間が生じるので、液体の吸引によって筐体3が凸部に吸い付き、洗浄ノズルの移動が阻害されることを防止することができる。
上述した洗浄ノズルは、循環式の洗浄装置にのみ適用されるものではなく、他の装置にも適用することができる。例えば、水道管とホースを接続し、パイプに吸引された液体を下水管に排出する非循環式の洗浄装置に適用してもよい。
上述した洗浄ノズルは車輪5を有するが、車輪5を設けなくてもよい。この場合でもブラシ41によって、筐体3の下縁部と床、壁等との間の隙間は塞がれている。そのため外部から異物が筐体3内に侵入したり、噴射された液体が外部に飛び散ることが防止される。また外部から空気が筐体3に侵入することが防止され、空気の侵入によって異物又は液体を吸引する力が低下することが防止される。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 噴射部
3 筐体
5 車輪
5b 車軸
6 車軸支持部
6b 側面部
7 軸
8 ばね(弾性部材)
10 収容部
20 側板部
21 円筒ボス(孔)
30 パイプ接続部
31 回転部
32 接続部
34 枢軸
50 ホース接続部
60 錘
本発明に係る洗浄ノズルは、液体を噴射する噴射部と、該噴射部を覆っており、液体を吸引する吸引口を有する筐体とを備える洗浄ノズルにおいて、前記筐体から外部に突出しており、前記噴射部に供給する液体が通流する柔軟なホースを接続するホース接続部と、前記吸引口に設けてあり、吸引された液体が通流し、前記ホースより大径且つ硬質なパイプを接続するパイプ接続部とを備え、前記パイプ接続部は前記筐体に枢支してあることを特徴とする。
本発明に係る洗浄ノズルは、液体を噴射する噴射部と、該噴射部を覆っており、液体を吸引する吸引口を有する筐体と、該筐体の下側に配された車輪とを備える洗浄ノズルにおいて、前記車輪の車軸を支持する車軸支持部と、前記筐体及び車軸支持部間に配された弾性部材と、前記車軸支持部から上方に突出し、前記筐体を貫通した軸とを備え、前記弾性部材は前記軸に周設してあることを特徴とする。
本発明においては、柔軟なホースをホース接続に接続して、噴射部に液体を供給し、ホースよりも大径且つ硬質なパイプをパイプ接続部に接続して、噴射部から噴射された液体を吸引する。ユーザは大径且つ硬質なパイプを容易に把持し、またホースは小径且つ柔軟であり、取り扱いが容易である。
またパイプ接続部は筐体に枢支してあり、ユーザによるパイプの操作に応じて回転する。
本発明においては、洗浄ノズルの筐体にはブラシが取り付けてあることが多く、筐体を押さえつけることによって、ブラシを床、壁面等に接触させて洗浄を行う。本発明においては、凹部を洗浄する場合、ユーザが強い力で押さえつけることによって、弾性部材が短縮し、筐体及び車軸支持部間の距離が縮まり、筐体は凹部に接近し、ブラシが凹部に接触する。また凸部を洗浄する場合、ユーザが押さえつける力を緩めることによって、弾性部材が伸長し、筐体及び車軸支持部間の距離が長くなり、筐体と洗浄箇所との間に隙間が生じ、液体の吸引によって筐体が凸部に吸い付くことを防ぐ。
また車軸支持部から上方に突出し、筐体を貫通した軸に弾性部材を周設し、弾性部材の伸縮を軸に案内させて、筐体及び車軸支持部間の距離の短縮又は伸長を円滑に行う。

Claims (10)

  1. 液体を噴射する噴射部と、該噴射部を覆っており、液体を吸引する吸引口を有する筐体とを備える洗浄ノズルにおいて、
    前記筐体から外部に突出しており、前記噴射部に供給する液体が通流する柔軟なホースを接続するホース接続部と、
    前記吸引口に設けてあり、吸引された液体が通流し、前記ホースより大径且つ硬質なパイプを接続するパイプ接続部と、
    を備えることを特徴とする洗浄ノズル。
  2. 前記パイプ接続部は前記筐体に枢支してあることを特徴とする請求項1に記載の洗浄ノズル。
  3. 前記吸引口の縁部分に固定された枢軸を備え、
    前記パイプ接続部は、
    中空の半円柱状をなし、その周面が前記吸引口から前記筐体の外側に突出して前記吸引口を塞ぐように前記筐体内に配してあり、前記枢軸がその端面を貫通し、前記枢軸の回りに回転可能な回転部と、
    該回転部の前記周面から突出しており、前記パイプを接続する接続部と
    を有することを特徴とする請求項2に記載の洗浄ノズル。
  4. 前記パイプ接続部から離隔させて前記筐体に錘を配置してあること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の洗浄ノズル。
  5. 前記筐体の下側に車輪が設けてあり、
    前記車輪の回転による前記筐体の移動方向に沿って前記パイプ接続部及び錘が並設してあること
    を特徴とする請求項4に記載の洗浄ノズル。
  6. 前記車輪の車軸を支持する車軸支持部と、
    前記筐体及び車軸支持部間に配された弾性部材と
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の洗浄ノズル。
  7. 前記車軸支持部から上方に突出し、前記筐体を貫通した軸を備え、
    前記弾性部材は前記軸に周設してあること
    を特徴とする請求項6に記載の洗浄ノズル。
  8. 液体を噴射する噴射部と、該噴射部を覆っており、液体を吸引する吸引口を有する筐体と、該筐体の下側に配された車輪とを備える洗浄ノズルにおいて、
    前記車輪の車軸を支持する車軸支持部と、
    前記筐体及び車軸支持部間に配された弾性部材と
    を備えること
    を特徴とする洗浄ノズル。
  9. 前記車軸支持部から上方に突出し、前記筐体を貫通した軸を備え、
    前記弾性部材は前記軸に周設してあること
    を特徴とする請求項8に記載の洗浄ノズル。
  10. 前記車軸支持部は上面部及び該上面部から下方に突出した対向する二つの側面部を有し、
    前記車軸は両側面部の間にて支持されており、
    前記軸は前記上面部から上方に突出し、前記筐体に設けた孔に挿入してあること
    を特徴とする請求項9に記載の洗浄ノズル。
JP2013071018A 2013-03-29 2013-03-29 洗浄ノズル Expired - Fee Related JP5658302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071018A JP5658302B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 洗浄ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013071018A JP5658302B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 洗浄ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014193445A true JP2014193445A (ja) 2014-10-09
JP5658302B2 JP5658302B2 (ja) 2015-01-21

Family

ID=51839131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013071018A Expired - Fee Related JP5658302B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 洗浄ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5658302B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051510U (ja) * 1991-06-28 1993-01-14 小松フオークリフト株式会社 産業車両の後車軸支持構造
JPH07229121A (ja) * 1994-02-17 1995-08-29 East Japan Railway Co ガム取り掃除機
JP2004267683A (ja) * 2003-03-12 2004-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
JP3984777B2 (ja) * 2000-09-19 2007-10-03 朝夫 佐藤 剥離洗浄器
JP3173791U (ja) * 2011-11-28 2012-02-23 株式会社久野製作所 凸角部用ウォータージェットハンドブラスト

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051510U (ja) * 1991-06-28 1993-01-14 小松フオークリフト株式会社 産業車両の後車軸支持構造
JPH07229121A (ja) * 1994-02-17 1995-08-29 East Japan Railway Co ガム取り掃除機
JP3984777B2 (ja) * 2000-09-19 2007-10-03 朝夫 佐藤 剥離洗浄器
JP2004267683A (ja) * 2003-03-12 2004-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
JP3173791U (ja) * 2011-11-28 2012-02-23 株式会社久野製作所 凸角部用ウォータージェットハンドブラスト

Also Published As

Publication number Publication date
JP5658302B2 (ja) 2015-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020533028A5 (ja)
KR100619787B1 (ko) 습식 청소 기능을 구비한 업라이트형 청소기
WO2004062457A8 (en) Suction wet jet mop
CN109528074B (zh) 表面清洁基座
WO2005011882A1 (ja) 吸引装置及びノズル装置
KR20130094496A (ko) 밀대형 청소기
EP3096665B1 (en) A head for a surface cleaning device
JP5658302B2 (ja) 洗浄ノズル
JP2008253892A (ja) ノズル装置
KR102269273B1 (ko) 로봇청소기
CN210810819U (zh) 用于湿式表面清洁设备的地面吸嘴
KR20210038440A (ko) 습식 청소 장치
JP2016086981A (ja) スチーム式電気掃除機
KR101356522B1 (ko) 창문 청소기
CN216652195U (zh) 清洁设备
CN214760887U (zh) 吸尘器地刷和具有其的吸尘器
KR200441936Y1 (ko) 진공스팀청소기용 헤드
KR20030071164A (ko) 청소기용 스팀분사장치
JP2019201925A (ja) 洗浄ヘッド及び洗浄装置
US11407251B2 (en) Paint roller cover cleaner
KR200408333Y1 (ko) 물흡입 청소기의 흡입유닛
CN113925404B (zh) 清洁底座以及表面清洗装置
KR100442940B1 (ko) 스팀 발생기가 장착된 회전형 진공청소기
CN108685531B (zh) 洗地机
KR101260587B1 (ko) 세척장치

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5658302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees