JP2014193070A - 無接点充電装置、プログラム、および、無接点充電装置を搭載した車両 - Google Patents

無接点充電装置、プログラム、および、無接点充電装置を搭載した車両 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯機器の位置がずれても、速やかに位置ずれを修正することのできる無接点充電装置、プログラム、および、無接点充電装置を搭載した車両を提供すること。
【解決手段】この無接点充電装置は、給電コイルと、給電コイルの給電位置を変更可能な位置変更部と、給電スペースに配置された携帯機器と通信を行う通信部と、給電スペースに配置された携帯機器に含まれる第1の加速度センサの出力から得られる第1の情報を、通信部を介して取得する情報取得部と、無接点充電装置の加速度を検出する第2の加速度センサと、第1の情報と、第2の加速度センサの出力から得られる第2の情報とから、無接点充電装置と携帯機器との相対的な位置ずれに関する量を算出する算出部と、算出部の算出結果に基づいて位置変更部を制御して給電位置を変更する制御部と、を具備する構成を採る。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯機器を非接触方式で充電する無接点充電装置、このプログラム、および、無接点充電装置を搭載した車両に関するものである。
従来、携帯機器を非接触方式で充電する無接点充電装置がある。この種の無接点充電装置は、携帯機器へ給電する給電コイルと、この給電コイルの通電を制御する充電制御部とを備え、給電コイルから磁束を発生させて電磁誘導により携帯機器の受電コイルに起電力を発生させることで、携帯機器へ無接点充電を行う。特許文献1には、これに類似する技術が開示されている。
無接点充電装置を自動車内で使用する場合、自動車の加減速または振動により、携帯機器が無接点充電装置の給電コイルに対向した位置からずれてしまうことがある。この場合、給電コイルにより発生した磁束が携帯機器の受電コイルに届かなくなり、携帯機器の充電が行えなくなる。或いは、給電コイルにより発生した磁束が携帯機器の受電コイルに余り届かなくなり、携帯機器の充電効率が低下する。
従来、このような事態に対処するため、給電コイルの位置を変更する搬送部を有する無接点充電装置が提案されている。この構成により、携帯機器の充電が無効(充電不可或いは充電効率の低下)となった場合に、搬送部の制御により給電コイルを移動させて、充電可能となる給電コイルの位置を探索して、携帯機器の充電を継続することができる。
特開2010−104203号公報
しかしながら、給電可能な位置を探索できる従来の無接点充電装置では、給電コイルを無作為に移動させて給電可能な位置を探索するため、位置の探索に比較的に長い時間を要する。このため、一旦、携帯機器の位置がずれて充電できなくなった場合に、充電の再開が遅くなり、何度も位置がずれるような場合に、携帯機器の充電にかかる時間が長くなるという問題があった。
本発明の目的は、携帯機器の位置がずれても、速やかに位置ずれを修正することのできる無接点充電装置、プログラム、および、無接点充電装置を搭載した車両を提供することである。
本発明の一態様に係る無接点充電装置は、携帯機器の充電を行う無接点充電装置であって、携帯機器が配置される給電スペースと、前記給電スペースに配置された携帯機器に非接触で給電する給電コイルと、前記給電コイルの給電位置を変更可能な位置変更部と、前記給電スペースに配置された携帯機器と通信を行う通信部と、前記給電スペースに配置された携帯機器に含まれる第1の加速度センサの出力から得られる第1の情報を、前記通信部を介して取得する情報取得部と、前記無接点充電装置の加速度を検出する第2の加速度センサと、前記第1の情報と、前記第2の加速度センサの出力から得られる第2の情報とに基づいて、前記無接点充電装置と前記携帯機器との相対的な位置ずれに関する量を算出する算出部と、前記算出部の算出結果に基づいて前記位置変更部を制御して前記給電位置を変更する制御部と、を具備する構成を採る。
本発明の一態様に係るプログラムは、給電スペースに配置された携帯機器へ給電コイルから非接触で給電を行う無接点充電装置を制御するコンピュータに、前記給電スペースに配置された携帯機器と通信を行って前記携帯機器が有する第1の加速度センサの出力から得られる第1の情報を取得する第1情報取得ステップと、前記無接点充電装置の加速度を検出する第2の加速度センサの出力から得られる第2の情報を取得する第2情報取得ステップと、前記第1の情報と前記第2の情報とから前記無接点充電装置と前記携帯機器との相対的な位置ずれに関する量を算出する算出ステップと、前記算出ステップの算出結果に基づいて前記給電コイルによる給電位置の移動制御を行う制御ステップと、を実行させるため構成を採る。
本発明によれば、携帯機器の位置がずれても、速やかに位置ずれを修正して携帯機器の充電を続けることができる。
本発明の実施形態の無接点充電装置を搭載した自動車内を示す斜視図 本発明の実施形態の無接点充電装置の充電中の状態を示す図 本発明の実施形態の無接点充電装置の内部構成の一部を示す図 本発明の実施形態の無接点充電装置およびモバイル端末の電気系統の構成を示すブロック図 本発明の実施形態の無接点充電装置におけるモバイル端末の位置ずれの検出動作を説明する図 本発明の実施形態の無接点充電装置の制御処理を示すフローチャート 本発明の実施形態の無接点充電装置により充電されるモバイル端末の制御処理を示すフローチャート
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の実施形態の無接点充電装置を搭載した自動車内を示す斜視図である。
実施の形態の無接点充電装置5は、図1に示すように、自動車などの車両に搭載することができる。図1の例では、自動車の車内2において、ハンドル3の左側に車載機器4が設けられ、車載機器4の手前且つ下方に無接点充電装置5が配置されている。
無接点充電装置5は、例えば、車内2の固定された内装に、装置上部を露出した状態で埋め込まれている。
車載機器4は、ディスプレイ6、および、音響出力部を有し、ナビケーション機能、映像および音響の出力機能等を提供する。車載機器4は、通信線を介して無接点充電装置5と接続され、無接点充電装置5からの出力データに基づいて音響出力および画像出力を行える構成としてもよい。また、車載機器4は、無接点充電装置5により充電される携帯機器と無線通信可能な構成としてもよい。
<装置構成>
図2は、本発明の実施形態の無接点充電装置の充電中の状態を示す図である。図3は、本発明の実施形態の無接点充電装置の内部構成の一部を示す図である。
無接点充電装置5は、図2および図3に示すように、上面に設置板8を配置した箱型の本体ケース7と、この本体ケース7内において、設置板8の下面に対向した状態で可動自在に設けた給電コイル9とを備えている。また、無接点充電装置5は、給電コイル9を設置板8の板面に沿った方向(例えば水平方向)に移動させる搬送部(位置変更部に相当)10を備えている。
設置板8は、充電対象の携帯機器が載置される台であり、設置板8の上面が携帯機器に給電が行われる給電スペースとなる。この実施の形態では、携帯機器として図2のモバイル端末11を充電する場合について説明する。
搬送部10は、給電コイル9を設置板8の給電スペースに沿って複数の方向に搬送可能な搬送機構10aと、搬送機構10aを駆動する駆動部(例えばモータ)10bとを備えている。搬送部10は、給電コイル9を設置板8の下面に対向させた状態で、設置板8に沿って移動させることができる。
図4は、本発明の実施形態の無接点充電装置およびモバイル端末の電気系統の構成を示すブロック図である。
無接点充電装置5は、上述した搬送部10の駆動部10bに加えて、更に、無線通信部21、加速度センサ22、制御部23、電源部24、充電用コイル26、探索用コイル27、および、信号の入力部T1を備えている。
充電用コイル26は、通電されることで給電用に多くの磁束を発生可能なコイルである。無接点充電装置5の充電用コイル26とモバイル端末11の充電用コイル32とが対向配置されているときに、充電用コイル26に交流電流が流されることで、電磁誘導によりモバイル端末11の充電用コイル32に起電力を発生させることができる。
探索用コイル27は、探索用の磁界を発生させるコイルである。探索用コイル27に探索用の信号を出力しているときに、無接点充電装置5の探索用コイル27とモバイル端末11の探索用コイル33とが対向することで、両方の探索用コイル27、33が共振して、探索用コイル27に流れる電流が変化する。そして、制御部23が、この変化を検出することで、両方の探索用コイル27,33が対向配置することを検出できる。
充電用コイル26および探索用コイル27は、例えば同心円状に配置されて、図3に示した給電コイル9を構成している。
電源部24は、充電用コイル26および探索用コイル27に電源を供給する。電源部24は、制御部23の指令に基づいて、充電用コイル26に給電用の交流電流の出力、並びに、探索用コイル27に探索用の電流の出力を行う。
駆動部10bは、上述したように、例えばモータであり、制御部23の指令に基づき回転駆動して、給電コイル9を保持した搬送機構10aを動かす。駆動部10bは、回転量の制御が可能であり、これにより、給電コイル9を指定位置へ移動させることができる。
無線通信部21は、モバイル端末11の無線通信部36とデータ通信を行う。
加速度センサ22は、3次元方向の加速度を検出して、加速度データを制御部23へ出力する。なお、加速度センサ22は、設置板8の板面に沿った2方向の加速度のみを検出可能な構成としてもよい。
制御部23は、プログラムが格納されたプログラムメモリ23aと、データの読み書きが可能なデータ格納用のメモリ23bとを有するマイクロコンピュータである。プログラムメモリ23aには、制御部23に図6の制御処理を実行させるプログラムが格納されている。制御部23は各部の制御を行うとともに、メモリ23bの記憶制御を行う記憶制御部としても機能する。
図4において、車速検出部41は、例えば車輪の回転を検出するセンサであり、車両に備わっている。車速検出部41は、信号の入力部T1を介して無接点充電装置5に接続され、制御部23へ検出信号を出力する。制御部23は、この検出信号により車両が走行中であるか否かが判別できる。
モバイル端末11は、充電用コイル32と、探索用コイル33と、バッテリ34と、加速度センサ38と、無線通信部36と、制御部35とを備えている。このモバイル端末11は、例えば携帯電話であり、表示部31と、発声部37と、を更に有している。
充電用コイル32は、無接点充電装置5の充電用コイルから磁束を受けて、電磁誘導により起電力を発生してバッテリ34に充電電力を供給する。
探索用コイル33は、無接点充電装置5の探索用コイル27と共振しやすい共振回路が付加されたコイルである。
充電用コイル32および探索用コイル33は、例えば、同心円状に配置され、無接点充電装置5とモバイル端末11との両方の探索用コイル27,33が対向配置されたときには、両方の充電用コイル26,32が対向して配置される。
バッテリ34は、例えば、充電可能なリチウムイオン二次電池などであり、モバイル端末11の動作電力を供給する。
加速度センサ38は、モバイル端末11の加速度を検出し、制御部35に出力する。
発声部37は、スピーカまたは音声出力用のレシーバである。
制御部35は、充電用コイル32が受け取った電力の検出、バッテリ34の充電制御、無線通信部36を介したデータ通信等を行う。また、制御部35は、発声部37に信号を出力して音声の出力制御を行い、また、表示部31へ信号を出力して画像の出力制御を行うことができる。
制御部35は、プログラムが格納されたプログラムメモリ35aと、データの読み書きが可能なデータ格納用のメモリ35bとを有する。プログラムメモリ35aには、制御部35に図7の制御処理を実行させるためのプログラムが格納されている。
<動作説明>
図5は、本発明の実施形態の無接点充電装置におけるモバイル端末の位置ずれの検出動作を説明する図である。
先ず、位置ずれの検出方法の概要について説明する。ここでは、無接点充電装置5の設置板8の板面に沿った方向をX−Y方向、板面に垂直な方向をZ方向とし、無接点充電装置5の加速度センサ22の三軸の向きがXYZ方向にそれぞれ設定されている場合を説明する。
車両の移動と重力とによって、無接点充電装置5およびモバイル端末11には加速度が生じ、加速度センサ22,38から両者の加速度を表わすセンサ出力が行われる。無接点充電装置5側の加速度センサ22からはXYZ方向の三軸の加速度データが得られ、モバイル端末11側の加速度センサ38からは、XYZ方向とは別座標の三軸の加速度データが得られる。
モバイル端末11が無接点充電装置5の設置板8で静止していれば、両者の加速度センサ22,38で検出される加速度は、ほぼ同一となる。従って、加速度の大きさが等しい一定期間のセンサ出力に基づいて、モバイル端末11の加速度センサ38の三軸の方向と、無接点充電装置5の加速度センサ22の三軸の方向(XYZ方向)との関係を取得することができる。そして、これらの関係から座標変換を行って、モバイル端末11の加速度センサ38の三軸の加速度データを、無接点充電装置5で設定された三軸(XYZ方向)方向の加速度データに変換することができる。
車両の発進時、停止時、又は、カーブを曲がっている際など、モバイル端末11に大きな慣性力が働いた場合、僅かな期間、モバイル端末11が設置板8の上で滑ってしまうことがある。このとき、両者の加速度センサ22,38の出力に差異が生じる。
例えば、図5(A)のように、モバイル端末11が設置板8に固定的に載置されている状態から、図5(B)に示すように、モバイル端末11が滑ったとする。この滑りが生じた僅かな期間に検出される加速度は、無接点充電装置5では加速度ac、モバイル端末11では加速度adとなり、両者の間には差が生じる。ここで、この加速度の差ad(=ad−ac)は、モバイル端末11が滑った相対移動方向とほぼ一致する。滑っている時間が非常に短いからである。
よって、モバイル端末11が滑って位置ずれしたときに、無接点充電装置5の制御部23は、この加速度の差を算出して、モバイル端末11が何れの方向に滑ったのか推量することができる。
次に、充電時の制御動作を説明する。
<無接点充電装置の制御動作>
図6は、本発明の実施形態の無接点充電装置の制御処理を示すフローチャートである。
この制御処理は、制御部23が、設置板8にモバイル端末11が載置されたことを検出し、その後、モバイル端末11に充電用コイル26の位置を合わせる探索処理が完了した後に開始される。この載置の検出および探索処理は、別の制御処理により遂行される。
図6の制御処理が開始されると、制御部23は、先ず、電源部24に充電用の出力を開始させる(ステップS1)。これにより、充電用コイル26に交流電流が流れてモバイル端末11への充電が開始される。
続いて、制御部23は、充電電流の監視等を行う充電中処理(ステップS2)と、車速検出部41からの信号に基づき車両が走行を開始したか判別する処理(ステップS3)とを繰り返す。
そして、車両走行開始と判別したら、制御部23は、加速度センサ22の出力を取得して加速度ログ(加速度データの履歴情報)をメモリ23bに保持させる処理を開始させる(ステップS4)。この処理により、メモリ23bには最新の数秒分の加速度ログ(第2の情報に相当)が保持されることになる。この加速度ログは、モバイル端末11の位置ずれ方向を算出するのに使用される。
なお、モバイル端末11の位置ずれは、車両の発進時にも生じる可能性があるので、ステップS3で、一旦、車両の走行が判別された場合には、その後、車両が停止しても加速度ログの保持は継続される。なお、所定時間以上の車両の停止を判別したら、加速度ログの保持を停止させて、再び、車両が走行を開始したら加速度ログの保持を再開させるように制御してもよい。
加速度ログの取得を開始したら、制御部23は、充電電流の監視等を行う充電中処理(ステップS5)と、充電の途切れを判別する処理(ステップS6)とを繰り返す。充電の途切れとは、充電用コイル26からモバイル端末11の充電用コイル32へ電力が伝わらなくなった状態(給電が無効になった状態)を示す。充電の途切れは、電源部24の負荷の変化として現われる。よって、制御部23は、電源部24から充電用コイル26へ出力される電流又は電圧の変化から、充電の途切れを検出することができる。
ステップS6で充電の途切れを判別したら、制御部23は、充電モードを終了させる(ステップS7)。これにより、充電用コイル26への通電が停止する。続いて、制御部23は、加速度ログの取得を終了する(ステップS8)。これにより、メモリ23bには、充電が途切れる直前直後の加速度ログが保持される。
次に、制御部23は、モバイル端末11と通信を開始する(ステップS9)。この通信は、例えば、無線通信部21を介して直接に行ってもよいし、その他の通信モジュールを用いて行ってもよい。続いて、制御部23は、モバイル端末11から直前の加速度ログデータ(第1の情報に相当)を要求し、これを取得する(ステップS10:情報取得部に相当)。
データを取得したら、制御部23は、モバイル端末11の位置ずれによって、充電の途切れが生じたと想定し、モバイル端末11が滑ったときの加速度の差から、モバイル端末11がずれたと推量される方向を算出する(ステップS11:算出部に相当)。
詳細には、図5で説明したように、制御部23は、無接点充電装置5の加速度ログと、モバイル端末11の加速度ログを比較して、先ず、加速度の大きさが同一となる期間の加速度データからモバイル端末11の3軸の方向を算出する。次に、制御部23は、無接点充電装置5の加速度ログと、モバイル端末11の加速度ログを比較して、加速度の方向および大きさが大きく異なるタイミングを抽出する。そして、このタイミングにおける両者の加速度ベクトルの差を算出し、求められたベクトルの方向を位置ずれの方向とする。
続いて、制御部23は、給電コイル9を移動させて、モバイル端末11の充電が可能となる位置を探索する探索モードの処理(探索処理に相当)を開始する(ステップS12)。探索モードの処理では、制御部23は、探索用コイル27に探索用の信号を出力し、且つ、探索用コイル27の電圧および/又は電流を監視する。探索用コイル27がモバイル端末11の探索用コイル33と対向した配置となれば、両者が共振して探索用コイル27の電圧又は電流の変化が生じて、制御部23は、この状態を判定できる。さらに探索モードでは、制御部23は、上記の共振の判定を繰り返し行うとともに、給電コイル9を移動させて、共振が生じる給電コイル9の位置を探索する。
この実施の形態の探索モードにおいては、制御部23は、給電コイル9を最初に移動させる方向として、ステップS11で算出された方向を採用する。さらに、制御部23は、この最初の移動によりモバイル端末11の充電が可能となる位置が見つからない場合には、この角度の近傍の範囲から探索を優先的に行う。
このような探索方法により、自動車の走行によってモバイル端末11に位置ずれが生じた場合でも、速やかに給電コイル9をモバイル端末11に対向する位置まで移動させることができる。
ステップS12の探索モード処理では、制御部23は、給電コイル9がモバイル端末11に対向する位置まで移動したと判断したら、電源部24に充電用の出力を行わせて、充電が再開できるか確認する。或いは、制御部23は、所定時間、給電コイル9がモバイル端末11に対向する位置まで移動したと判断できなかったら、タイムアップとして次のステップS13へ処理を進める。
ステップS13では、制御部23は、探索モード処理により充電が再開できたか判別し、できていれば、探索モードの処理を終了し(ステップS14)、モバイル端末11との通信を終了して(ステップS15)、処理をステップS4に戻す。これにより、再び、モバイル端末11の充電が継続される。
一方、ステップS13の判別処理で、充電再開ならずと判別されたら、制御部23は、探索モード処理を終了し(ステップS16)、モバイル端末11へ充電不可通知を送信する(ステップS17)。続いて、制御部23は、給電コイル9を設置板8のセンター位置へ戻し(ステップS18)、モバイル端末11との通信を終了して(ステップS19)、図6の充電制御の処理を終了する。
<モバイル端末の制御動作>
図7は、本発明の実施形態の無接点充電装置により充電されるモバイル端末の制御処理を示すフローチャートである。
図7の制御処理は、モバイル端末11の制御部35により実行されるもので、例えば、無接点充電装置5からの磁界によって充電用コイル32に充電用の起電力が生じたことを、制御部35が検出した場合に開始される。
図7の制御処理が開始されると、制御部35は、充電用コイル32の出力をバッテリ34側に切り換えて充電を開始させる(ステップS21)。続いて、制御部35は、加速度センサ38の出力を取得して加速度ログ(第1の情報に相当)をメモリ35bに保持する処理を開始する(ステップS22)。
次に、制御部35は、充電用コイル32から供給される電流の監視等を行う充電中処理(ステップS23)と、充電の途切れを判別する処理(ステップS24)とを繰り返す。
そして、充電の途切れを判別したら、制御部35は、加速度ログの取得を終了する(ステップS25)。これにより、メモリ35bには、充電が途切れる直前直後の加速度ログが残される。
続いて、制御部35は、無接点充電装置5と通信を開始し(ステップS26)、無接点充電装置5へメモリ35bに保持された加速度ログを送信する(ステップS27)。
次に、制御部35は、ステップS28〜S30のループ処理へ処理を進める。このループ処理において制御部35は、充電用コイル32の起電力を監視しながら少しの時間を待機し(ステップS28)、充電が再開したか判別する(ステップS29)。判別の結果、再開していなければ、制御部35は、充電不可通知を受信したか確認し(ステップS30)、受信を確認できなければ、ステップS28に戻る。
ステップS28〜S30のループ処理中、無接点充電装置5では探索モード処理が実行されている。
ループ処理中、充電再開と判別されれば、制御部35は、無接点充電装置5との通信を終了し(ステップS32)、ステップS22へ処理を戻す。
一方、ループ処理中に充電不可通知を受信したら、制御部35は、音声出力および画面表示によりユーザへ充電不可の報知を行い(ステップS31)、無接点充電装置5との通信を終了して(ステップS33)、この制御処理を終了する。
<実施形態効果>
以上のような、無接点充電装置5およびモバイル端末11の両方の充電制御処理により、非接触方式でのモバイル端末11の充電が実現される。さらに、自動車の走行によりモバイル端末11の位置がずれた場合でも、無接点充電装置5で給電コイル9の位置修正が速やかに実現されて、モバイル端末11の充電が継続される。よって、モバイル端末11が何度も位置ずれするような場合でも、モバイル端末11の充電を速やか完了することができる。
また、実施の形態の無接点充電装置5によれば、加速度データから位置ずれ方向を算出して、モバイル端末の位置ずれの修正に利用している。よって、少ない演算量で高効率な位置ずれの修正が実現されている。
また、実施の形態の無接点充電装置5によれば、自動車の走行を示す信号に基づいて、加速度データをメモリ23bに保持するか否かの制御を行うので、メモリ23bを有効活用して少ない容量で必要な加速度データの保持を行うことができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、給電位置を変更可能な位置変更部として、給電コイル9を搬送して構成を例にとって説明した。しかしながら、多数の給電コイルが充電台の下に位置をずらして配置され、通電される給電コイルの選択により給電位置を変更する構成を有する無接点充電装置の場合には、通電される給電コイルを変更していくことで給電位置を変更する構成を採用してもよい。
また、上記実施の形態では、無接点充電装置5の加速度とモバイル端末11の加速度とが大きく異なるタイミングの加速度の差を計算することで、位置ずれ方向を算出する構成を例にとって説明した。しかしながら、加速度の差を一定期間分積分して、移動方向および移動量を算出する構成を採用してもよい。この場合、算出された移動方向および移動量から推定されるモバイル端末11の位置から優先的に探索を行うようにすればよい。また、位置推定の精度が高くなれば、探索処理を行わずに、移動後に充電を開始する構成を採用してもよい。
また、上記実施の形態では、モバイル端末11の位置探索(受電コイルの位置探索)を、探索用コイルを用いて行う構成を例にとって説明したが、充電用コイルを用いて探索を行う構成を採用してもよい。また、上記実施の形態では、給電が無効となった状態として、充電が途切れた状態を例にとって説明したが、給電が無効となった状態としては、充電効率の低下が検出された状態が採用されてもよい。
また、上記実施の形態では、制御処理のプログラムを記憶する記憶媒体として、マイクロコンピュータ等の制御部23,35に搭載されるプログラムメモリ23a,35aを開示した。しかし、プログラムを記憶する記憶媒体としては、可搬型の記憶媒体を採用してもよいし、プログラムをダウンロード可能にネットワークに接続されたサーバー装置の記憶装置を採用してもよい。
本発明は、様々な種類の携帯機器を充電する無接点充電装置に利用できる。
2 車内
3 ハンドル
4 車載機器
5 無接点充電装置
6 ディスプレイ
7 本体ケース
8 設置板
9 給電コイル
10 搬送部
10a 搬送機構
10b 駆動部
11 モバイル端末(携帯機器)
21 無線通信部
22 加速度センサ
23 制御部
23a プログラムメモリ
23b メモリ(記憶部)
24 電源部
26 充電用コイル
27 探索用コイル
31 表示部
32 充電用コイル
33 探索用コイル
34 バッテリ
35 制御部
35a プログラムメモリ
35b メモリ
36 無線通信部
37 発声部
38 加速度センサ
41 車速検出部


Claims (9)

  1. 携帯機器の充電を行う無接点充電装置であって、
    携帯機器が配置される給電スペースと、
    前記給電スペースに配置された携帯機器に非接触で給電する給電コイルと、
    前記給電コイルの給電位置を変更可能な位置変更部と、
    前記給電スペースに配置された携帯機器と通信を行う通信部と、
    前記給電スペースに配置された携帯機器に含まれる第1の加速度センサの出力から得られる第1の情報を、前記通信部を介して取得する情報取得部と、
    前記無接点充電装置の加速度を検出する第2の加速度センサと、
    前記第1の情報と、前記第2の加速度センサの出力から得られる第2の情報とに基づいて、前記無接点充電装置と前記携帯機器との相対的な位置ずれに関する量を算出する算出部と、
    前記算出部の算出結果に基づいて前記位置変更部を制御して前記給電位置を変更する制御部と、
    を具備する無接点充電装置。
  2. 前記算出部は、前記位置ずれに関する量として、位置ずれ方向を算出する、
    請求項1記載の無接点充電装置。
  3. 前記位置変更部は、前記給電コイルを前記給電スペースに沿って搬送可能な搬送部である、
    請求項1記載の無接点充電装置。
  4. 前記給電コイルによる給電が無効になった場合に、前記情報取得部による前記第1の情報の取得と、前記算出部による算出と、前記制御部による前記位置変更部の制御とが実行される、
    請求項1記載の無接点充電装置。
  5. 前記第1の情報は、前記第1の加速度センサにより検出された加速度の履歴情報であり、
    前記第2の情報は、前記第2の加速度センサにより検出された加速度の履歴情報である、
    請求項1記載の無接点充電装置。
  6. 前記制御部は、携帯機器へ給電できる前記給電位置の探索を行う探索処理を行い、
    前記制御部は、前記探索処理の開始時に、前記算出部が算出した位置ずれ方向に、前記給電位置を移動させる、
    請求項4記載の無接点充電装置。
  7. 車両の走行状態を示す信号を入力する入力部と、
    前記第2の加速度センサの出力を保持可能な記憶部と、
    前記記憶部を制御する記憶制御部と、
    を具備し、
    前記記憶制御部は、前記入力部が車両の走行中を示す信号を入力したことに基づき、前記記憶部に前記第2の加速度センサの出力の保持を開始させ、
    前記記憶部に保持されたデータが前記第2の情報となる、
    請求項1記載の無接点充電装置。
  8. 給電スペースに配置された携帯機器へ給電コイルから非接触で給電を行う無接点充電装置を制御するコンピュータに、
    前記給電スペースに配置された携帯機器と通信を行って前記携帯機器が有する第1の加速度センサの出力から得られる第1の情報を取得する第1情報取得ステップと、
    前記無接点充電装置の加速度を検出する第2の加速度センサの出力から得られる第2の情報を取得する第2情報取得ステップと、
    前記第1の情報と前記第2の情報とから前記無接点充電装置と前記携帯機器との相対的な位置ずれに関する量を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップの算出結果に基づいて前記給電コイルによる給電位置の移動制御を行う制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  9. 請求項1に記載の前記無接点充電装置が車内に搭載された車両。

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