JP2014191105A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転可能に設けられる交換部材を装着することにともない、交換部材が予め定めた向きと反対に回転することを抑制する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、筐体70と、筐体70に設けられ駆動力を供給するモータM1と、筐体70に対して交換可能に設けられるとともに、モータM1からの駆動力を受けて回転する感光体ドラムユニット110と、筐体70に設けられるとともにモータM1および感光体ドラムユニット110を連結する感光体ドラム駆動機構120と、感光体ドラムユニット110がモータM1からの駆動力を受けて回転する際には、モータM1と感光体ドラム駆動機構120との間で駆動が伝達されるようにし、感光体ドラムユニット110を装着する際には、モータM1と感光体ドラム駆動機構120との間で駆動が伝達されないようにするリンク機構80とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
例えば特許文献1には、磁気継手の動作の不安定さを改善することを課題として、磁気継手を構成する駆動側磁力部と従動側磁力部の間に緩衝材を有する磁気継手が開示されている。この緩衝材を設けることにより、従動側に発生した振動を減衰する。また緩衝材には振動を伝達しにくいゴムやスポンジや磁性流体を使用することが開示されている。
特開2008−202757号公報
本発明は、回転可能に設けられる交換部材を装着することにともない、交換部材が予め定めた向きと反対に回転することを抑制する。
請求項1に記載の発明は、筐体と、前記筐体に設けられ駆動力を供給する駆動部と、前記筐体に対して交換可能に設けられるとともに、前記駆動部からの駆動力を受ける駆動受け部を有し、当該駆動受け部が駆動力を受けることで回転する交換部材と、前記筐体に設けられるとともに、前記駆動部および前記交換部材を連結し当該駆動部から当該交換部材へ駆動を伝達する駆動伝達部と、前記交換部材が前記駆動部からの駆動力を受けて回転する際には、当該駆動部と前記駆動伝達部との間で駆動が伝達されるようにし、当該交換部材を装着する際には、当該駆動部と当該駆動伝達部との間で駆動が伝達されないようにする連結解除機構とを備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記駆動伝達部は、前記駆動部からの駆動力を受けて回転する第1磁石を備え、前記駆動受け部は、前記第1磁石に隙間をもって対峙して設けられ当該第1磁石と磁力により互いに引き合いながら当該第1磁石とともに回転する第2磁石を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記連結解除機構は、前記交換部材を装着する際には、前記駆動部から前記第1磁石へ駆動力が伝達される経路上において駆動が伝達されないようにすることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記筐体は、当該筐体の内部と連続するよう開口し、当該筐体の内部に設けられる前記交換部材を取り出し可能な開口部が設けられるとともに、当該開口部を覆いかつ開閉可能に設けられた覆い部を備え、前記連結解除機構は、前記覆い部を開くことにともない、前記駆動部と前記駆動伝達部との間で駆動が伝達されないようにすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記連結解除機構は、前記交換部材と同軸に設けられ回転する回転部と、当該回転部の軸方向において当該回転部と並んで設けられ、かつ当該回転部と対峙する端部が当該回転部と接触することで当該回転部からの駆動を受け回転する従動部とを備えるとともに、当該回転部と当該従動部の当該端部とを当該軸方向において離間させることで前記駆動部と前記駆動伝達部との間で駆動が伝達されないようにすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、回転可能に設けられる交換部材を装着することにともない、交換部材が予め定めた向きと反対に回転することが抑制される。
請求項2の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、交換部材が予め定めた方向とは反対方向に回転し易い構成において、反対方向への回転が抑制される。
請求項3の発明によれば、第1磁石および第2磁石を移動させずに連結を解除できる。
請求項4の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、交換部材が交換される際に、駆動の連結がより確実に解除される。
請求項5の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、連結解除機構の軸方向と交差する方向における寸法を抑制できる。
本実施の形態における画像形成装置の全体構成を示した図である。 本実施の形態における感光体ドラムのリア側端部の概略構成図である。 カップリングピンの概略構成図である。 ドラム側マグネットおよびギア側マグネットの構成を説明するための図である。 リンク機構の構成を説明するための図である。 リンク機構の動作を説明するための図である。 第3リンクおよびカップリングピンの動作を説明するための図である。 カバーが閉じられている状態における感光体ドラム駆動機構の状態を示した図である。 カバーが開いている状態における感光体ドラム駆動機構の状態を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<画像形成装置1の構成>
まず、図1を参照しながら、本実施の形態における画像形成装置1の構成について説明をする。なお、図1は、本実施の形態における画像形成装置1の全体構成を示した図である。
画像形成装置1は、用紙Pに対してトナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10により用紙Pに形成されたトナー像を定着する定着部20と、画像形成部10に用紙Pを供給する用紙搬送系30とを有している。
また、画像形成装置1は、画像形成部10にトナーを搬送するトナー搬送部40と、トナー搬送部40に設けられて画像形成部10に供給するトナーを収容するトナーカートリッジ50と、画像形成部10の感光体ドラム11の残留トナー(後述)を回収するトナー回収装置60とを備えている。
さらに、画像形成装置1は、画像形成部10、定着部20、用紙搬送系30、トナー搬送部40、トナーカートリッジ50およびトナー回収装置60の動作全般を制御する制御部100と、表示パネルにより構成されユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに対してメッセージ等を表示するユーザインタフェース(UI)200とを備えている。ここで、画像形成装置1は、上記各構成部材を支持する筐体70と、この筐体70が備えるカバー71と連結されるリンク機構80とを備えている。
なお、以下の説明において、図1に示す画像形成装置1の紙面手前側を「フロント側」とよび、紙面奥側を「リア側」とよぶことがある。また、図1に示す画像形成装置1の左右方向を単に「左右方向H」とよび、図1に示す画像形成装置1の上下方向を単に「上下方向V」とよぶことがある。さらに、画像形成装置1に設けられる感光体ドラム11(後述)の回転軸方向を単に「軸方向」とよぶことがある。
画像形成部10は、感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12と、感光体ドラム11を露光する露光装置13と、帯電された感光体ドラム11を現像する現像装置14と、感光体ドラム11に形成されたトナー像を用紙Pに転写する転写装置15と、転写後の感光体ドラム11を清掃するクリーニング部材16とを有している。
感光体ドラム11は、その外周面に感光層(図示せず)を備えており、順方向(図1中矢印D0方向)に回転する。この感光体ドラム11は、筐体70に対して着脱可能に設けられている。なお、感光体ドラム11の着脱は、筐体70が備えるカバー71を開くことによって開口する開口部(図示せず)を通して行われる。
ここで、筐体70は、例えばスプリングなどからなり左右方向Hおよび上下方向Vに感光体ドラム11を付勢する付勢部(図示せず)と、筐体70の内部に設けられ、付勢部によって付勢された感光体ドラム11が押し付けられる被押付部(図示せず)とを備える。この付勢部および被押付部により、感光体ドラム11の左右方向Hおよび上下方向Vにおける位置が定まる。このことにより、ギア側マグネット125あるいはドラム側マグネット117(後述)の取り付け位置が偏心していた場合であっても、この偏心成分にともない感光体ドラム11が振動することが抑制される。なお、感光体ドラム11の軸方向の位置決めについては後述する。
帯電装置12は、感光体ドラム11に接触する帯電ロールを有し、感光体ドラム11を予め定められた電位に帯電する。
露光装置13は、レーザを感光体ドラム11に照射し帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光して感光体ドラム11に静電潜像を形成する。
現像装置14は、例えば負極性に帯電するトナーおよび正極性に帯電するキャリアからなる2成分現像剤を備えている。そして、現像装置14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を、現像ロール14Aを介してトナーで現像して感光体ドラム11上にトナー像を形成する。
転写装置15は、ロール状部材を有し、転写装置15と感光体ドラム11との間(転写部Tp)に電界を形成することにより、感光体ドラム11上のトナー像を用紙Pに転写する。
クリーニング部材16は、例えば熱硬化型ウレタンゴムなどの弾性素材を材料とし、予め定められた厚さを有する板状の部材である。クリーニング部材16は、軸方向に沿って感光体ドラム11の表面に接触して設けられ、トナー像の転写後に感光体ドラム11上に残留するトナー等(以下、残留トナーとよぶ)を除去する。
本実施形態では、クリーニング部材16は、感光体ドラム11の回転方向下流側であって、感光体ドラム11の接線方向に沿うように感光体ドラム11の表面に接触して取り付けられる。
定着部20は、図示しない加圧ロールと加熱ロールとを有している。そして、定着部20は、これらのロールの間にトナー像が転写された用紙Pを通過させることで、熱および圧力による定着処理によってトナー像を用紙P上に定着させる。
用紙搬送系30は、用紙Pを収容する用紙収容部31と、用紙収容部31から転写部Tpおよび定着部20を通り、用紙Pを積載する用紙積載部Sまでの用紙Pの搬送経路を形成する用紙搬送経路32と、定着部20を通過した用紙Pの表裏を反転させてこの用紙Pを転写部Tpに再度供給する経路を形成する反転用搬送経路33とを備えている。
そして、用紙搬送系30は、用紙Pを収容する用紙収容部31から用紙Pを取り出して送り出すピックアップロール34と、ピックアップロール34が取り出した用紙Pを一枚ずつに捌いて転写部Tpに向けて用紙Pを送る捌きロール35とを備えている。
また、用紙搬送系30は、回転を停止した状態で用紙Pの搬送を一時的に止め、予め定められたタイミングにて回転を行うことにより、転写部Tpに対してレジストレイション調整を施しながら用紙Pを供給するレジストレイションロール(レジロール)36を有している。
さらに、用紙搬送系30は、反転用搬送経路33に設けられて用紙Pを搬送する搬送ロール37と、用紙搬送経路32および反転用搬送経路33との合流箇所の用紙搬送方向下流側に設けられ、定着後の用紙Pを用紙積載部Sに向けて排出したり、用紙Pの両面に画像形成する際に反転用搬送経路33に向けて用紙Pを送ったりする排出ロール38とを備えている。
トナー搬送部40は、交換可能なトナーカートリッジ50を保持する。そして、トナー搬送部40は、トナーカートリッジ50が供給するトナーを画像形成部10の現像装置14に向けて搬送する。
トナーカートリッジ50は、トナー収容容器51と、記憶媒体52とを有している。トナー収容容器51は、トナーを収容する容器である。記憶媒体52は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などにより構成される。記憶媒体52には、トナーカートリッジ50の種類を示す情報や、例えばトナー収容容器51に設けられ回転することでトナーを撹拌する回転部材の回転数などトナーカートリッジ50の使用状況に関する情報が格納される。なお、トナーカートリッジ50は、トナー収容容器51に収容されるトナーの残量がなくなった場合などには、他のトナーカートリッジ50と交換される。
トナー回収装置60は、クリーニング部材16によって転写後の感光体ドラム11から除去された残留トナーを回収して収容する装置である。
制御部100は、画像形成装置1にネットワークなどを介して接続する例えばPC(パーソナルコンピュータ)などから、画像形成のための画像データや印刷指示を受け付ける。また、制御部100は、受け付けた画像データに画像処理を施した後に露光装置13に画像データを送る。
なお、本実施形態の制御部100は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびHDD(Hard Disk Drive)を備えて構成されている。CPUでは、処理プログラムが実行される。ROMには、各種プログラム、各種テーブル、パラメータ等が記憶されている。RAMは、CPUによる各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられる。
<画像形成装置1の動作>
続いて、本実施の形態における画像形成装置1の画像形成動作について説明する。
不図示のPC等にて形成された画像データが制御部100にて受け付けられると、制御部100では、画像データに対して画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、露光装置13に出力される。画像データを取得した露光装置13は、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光することで感光体ドラム11上に静電潜像を形成する。感光体ドラム11に形成された静電潜像は、現像装置14により例えば黒(K)のトナー像として現像される。
一方、用紙搬送系30においては、画像形成のタイミングに合わせてピックアップロール34が回転し、用紙収容部31から用紙Pが供給される。そして、捌きロール35によって一枚ずつに捌かれた用紙Pは、レジロール36まで搬送され、一旦、停止される。その後、感光体ドラム11の回転タイミングに合わせてレジロール36が回転し、用紙Pが転写部Tpに供給される。そして、この転写部Tpにおいて転写装置15により感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙Pに転写される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着部20にて定着処理を受け、排出ロール38によって用紙積載部Sへと排出される。
なお、用紙Pの第1面のみならず第2面にも画像が形成(用紙Pの両面に画像が形成)される際には、定着部20を通過した用紙Pは、排出ロール38によって反転用搬送経路33へと供給され、搬送ロール37によって再び転写部Tpに再度供給される。転写部Tpにて、感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙Pの第2面に転写される。第2面にトナー像が転写された用紙Pは、定着部20によって定着処理を受け、排出ロール38によって用紙積載部Sへと排出される。
また、画像形成部10において画像形成を行い、感光体ドラム11のトナー像を用紙Pに転写した後に、感光体ドラム11上に残留トナーが付着している場合がある。この感光体ドラム11上の残留トナーは、クリーニング部材16によって除去される。そして、除去された残留トナーは、トナー回収装置60によって回収される。
<感光体ドラム11>
次に、図2を参照しながら、本実施の形態における感光体ドラム11周辺の構成について説明をする。なお、図2は、本実施の形態における感光体ドラム11のリア側端部の概略構成図である。
図2に示すように、感光体ドラム11は、感光体ドラムユニット110と、感光体ドラムユニット110に駆動を伝達する感光体ドラム駆動機構120とを備える。また、この感光体ドラムユニット110および感光体ドラム駆動機構120は、筐体70によって支持される。さらに、感光体ドラム駆動機構120における駆動の伝達は、リンク機構80によって切断される(詳細は後述)。
<感光体ドラムユニット110>
交換部材の一例である感光体ドラムユニット110は、円筒状の部材であり外周面にトナー像を保持する感光体ドラム本体111と、感光体ドラム本体111の回転軸であるシャフト113と、シャフト113のリア側端部に設けられシャフト113とともに回転するドラム側マグネット支持部材115と、ドラム側マグネット支持部材115によってシャフト113と同軸とに支持されるドラム側マグネット117(後述)とを備えている。
感光体ドラムユニット110は、上記各構成部材が一体として構成されており、筐体70に対して着脱可能に設けられる。さらに説明をすると、図示の例の感光体ドラムユニット110は、感光体ドラムユニット110の軸方向に交差する方向であって、図2における紙面の手前側から奥側に向かう向きで筐体70に装着される。また、感光体ドラムユニット110は、感光体ドラム駆動機構120による駆動を受けて、シャフト113を中心として全体が回転する。
<感光体ドラム駆動機構120>
駆動伝達部の一例である感光体ドラム駆動機構120は、駆動源(駆動部)となるモータM1と、このモータM1からの駆動を受けてそれぞれ回転するギア列(図示せず)と、ギア列により駆動を受けて回転するカップリングギア121と、カップリングギア121の駆動を受けて回転するギア側マグネット支持部材(従動部)123と、ギア側マグネット支持部材123によって支持されるギア側マグネット125とを備えている。ここで、カップリングギア121、マグネット支持部材123およびギア側マグネット125は、シャフト113と同軸に設けられている。
カップリングギア121は、ギア本体127と、ギア本体127と同軸に設けられ軸方向に移動可能なカップリングピン(回転部)129と、カップリングピン129をギア本体127の回転軸に沿う方向であって感光体ドラム11側(フロント側)に付勢するスプリング131とを備えている。
ここで、ギア本体127は、フロント側の面からギア本体127と同軸に形成されたカップリングピン収容孔127Aを備える。このカップリングピン収容孔127Aは、カップリングピン129およびスプリング131を内部に収容可能であるとともに、カップリングピン129がギア本体127の回転軸に沿って移動可能な寸法で形成されている。
また、ギア本体127は、カップリングピン収容孔127Aの内周面に、ギア本体127の回転軸に沿って延びる溝部127B(後述する図3(b)参照)が形成されている。図示の例においては、ギア本体127の回転軸を挟んで2つの溝部127Bが形成されている。
さらに、ギア本体127は、カップリングピン収容孔127Aの内部においてカップリングピン収容孔127Aと同軸となる方向に設けられる略円柱状の部材であり、スプリング131を外周に巻き付けて保持する保持部材127Cを備える。
次に、図2および図3を参照しながら、カップリングピン129について説明をする。なお、図3は、カップリングピン129の概略構成図である。より詳細には、図3(a)はカップリングピン129のフロント端部側からみた斜視図であり、図3(b)は図2のIIIb―IIIbにおけるカップリングピン129とギア本体127との関係を示した図であり、図3(c)は図2のIIIc―IIIcにおけるカップリングピン129とギア側マグネット支持部材123との関係を示した図である。
図2および図3(a)に示すように、カップリングピン129は、略円筒状の部材であり、一方の端部(リア側の端部)がギア本体127のカップリングピン収容孔127A内に挿入されて設けられる。図示の例においては、カップリングピン129は、ギア本体127側(リア側)の端部からカップリングピン129の軸方向に延びるスプリング収容孔129Aが形成されている。また、カップリングピン129は、スプリング収容孔129Aの底部に設けられたカップリングピン129の軸方向に延びる略円柱状の部材であり、スプリング収容孔129Aに収容されたスプリング131の径方向への移動を制限する制限部129Bが形成されている。
また、カップリングピン129は、リア側端部の外周面に設けられた凸部129Cと、凸部129Cよりもフロント側の外周面に設けられた鍔部129D(詳細は後述)と、リア側の端面129Fからリア側に突出して設けられる爪部129Eとが形成されている。
図3(a)に示す例においては、凸部129Cは、カップリングピン129の外周面に設けられた略半球状の突起である。この凸部129Cは、カップリングピン129の回転軸を挟んで互いに対向する位置に、2つ設けられている。
ここで、図3(b)に示すように、カップリングピン129が、ギア本体127のカップリングピン収容孔127A内に配置された状態において、カップリングピン129の凸部129Cは、ギア本体127の溝部127B内に配置される。このことにより、カップリングピン129は、ギア本体127のカップリングピン収容孔127A内において、カップリングピン129の周方向における動きは制限される(相対移動が抑制)が、カップリングピン129の軸方向の移動は制限されない(相対移動が可能)状態となる。
次に、再び図3(a)を参照しながら、爪部129Eについて説明をする。図3(a)に示す例における爪部129Eは、カップリングピン129のリア側の端面129Fにおいて、カップリングピン129の円周方向に沿って湾曲して設けられた板状部材である。爪部129Eは、カップリングピン129の回転軸を挟んで互いに対向する位置に、2つ設けられている。また、それぞれの爪部129Eは、円周方向における一方の端部に、カップリングピン129のフロント側の端面129Fと交差する向きに傾斜する傾斜部129Gを備える。
ここで、図3(c)に示すように、カップリングピン129の爪部129Eは、ギア側マグネット支持部材123の凹部123A(後述)内に配置される。また、カップリングピン129が駆動を受けて回転軸の周囲を回転することにともない、爪部129Eにおける傾斜部129Gと反対側の端部129Hが、凹部123A内のリブ123B(後述)を押圧し回転させる(図中矢印D0参照)。このことにより、カップリングピン129からギア側マグネット支持部材123へと駆動が伝達される。
次に、再び図2を参照しながら、ギア側マグネット支持部材123およびギア側マグネット125について説明をする。
まず、図2に示すように、ギア側マグネット支持部材123は、リア側端部においてカップリングピン129と対峙する領域に、凹部123Aが設けられる。また、この凹部123A内には、凹部123Aの底部に設けられる突出部であり、回転軸の直径方向に沿って延びるリブ123Bが形成されている。このリブ123Bは、カップリングピン129が回転することにともない爪部129Eが移動する経路内に配置される。
また、ギア側マグネット支持部材123は、フロント側端部にギア側マグネット125を保持する保持部123Cを備える。図示の例においては、保持部123Cは、ギア側マグネット125を内周側で保持する円環状の部材である。
そして、このギア側マグネット支持部材123によって保持されるギア側マグネット125は、ドラム側マグネット117と同軸に設けられ、かつドラム側マグネット117と対峙するよう配置される。
ここで、図4を参照しながら、ドラム側マグネット117およびギア側マグネット125の構成について説明をする。なお、図4は、ドラム側マグネット117およびギア側マグネット125の構成を説明するための図である。さらに説明をすると、図4(a)は、ドラム側マグネット117およびギア側マグネット125がともに回転する際の位置関係を示す図であり、図4(b)は、図4(a)におけるIVbから見たドラム側マグネット117の概略構成図である。
ドラム側マグネット(駆動受け部、第2磁石)117およびギア側マグネット(第1磁石)125は、それぞれ環状に形成された板状の磁石からなる。ここで、図4(b)に示すように、ドラム側マグネット117には、円周方向において隣接する磁極どうしが異極となる関係で磁石が配置されている。図示の例においては、円周方向において、N極およびS極の組み合わせが3組形成されているが、この数に限定されるものではない。なお、図示は省略するが、ギア側マグネット125もドラム側マグネット117と同様に構成される。
ここで、ギア側マグネット125とドラム側マグネット117とは、所謂マグネットカップリングを構成する。さらに説明をすると、ギア側マグネット125とドラム側マグネット117とは、一方に設けられる各磁極が、他方に設けられた磁極のうち異なる磁極と対峙した状態で配置され、かつ互いに引き合う範囲内で間隙(図中G参照)を形成して設けられる。そして、感光体ドラム駆動機構120のモータM1から駆動を受けたギア側マグネット125が回転することで、ドラム側マグネット117が回転する。このことにより、感光体ドラム駆動機構120のモータM1の駆動が、感光体ドラム11へと伝達される。
付言すると、本実施の形態においては、ギア側マグネット125およびドラム側マグネット117により非接触で駆動を伝達することで、接触型のカップリングと比較して、騒音を抑制し得るとともに、リサイクルが容易となる。また、感光体ドラム11に対して捩じれ剛性による共振が発生することにより、濃度むら(バンディング)等、画像品質が低下することを抑制し得る。
なお、ギア側マグネット125とドラム側マグネット117とが磁力により引き合うことにより、感光体ドラムユニット110の軸方向の位置決めがなされる。さらに説明をすると、ドラム側マグネット支持部材115の鍔部115A(図2参照)が、筐体70の位置決め部73P(図2参照)に突き当たることにより、感光体ドラムユニット110の軸方向の位置が定まる。
<筐体70>
次に、図2を参照しながら、本実施の形態における筐体70が感光体ドラムユニット110および感光体ドラム駆動機構120を支持する機構について説明をする。
図2に示すように、筐体70は、感光体ドラムユニット110および感光体ドラム駆動機構120を回転可能に支持する第1ベアリング(図示せず)、第2ベアリング73、第3ベアリング75、および第4ベアリング77を備える。第1ベアリング(図示せず)〜第4ベアリング77は、軸方向に沿ってフロント側からリア側に向かってこの順番で設けられ、それぞれ樹脂等からなる滑り軸受け(オイルレスベアリング)により構成される。
第1ベアリング(図示せず)および第2ベアリング73は、それぞれシャフト113のフロント側端部およびリア側端部を支持する。
ここで、第2ベアリング73は、ドラム側マグネット支持部材115を回転可能に支持する。また、この第2ベアリング73は、上述のようにドラム側マグネット支持部材115の鍔部115Aが突き当てられる位置決め部73Pを備える。
第3ベアリング75は、ギア側マグネット支持部材123を回転可能に支持するとともに、ギア側マグネット支持部材123を回転軸方向の両端側から挟み込むように支持する。このことにより、第3ベアリング75は、ギア側マグネット支持部材123によって回転軸方向における移動を抑制する。
また、第4ベアリング77は、カップリングギア121を回転可能に支持する。また、第4ベアリング77は、カップリングギア121を回転軸方向の両端側から挟み込むように支持することで、回転軸方向における移動を抑制する。さらに、この第4ベアリング77は、カップリングギア121を覆う収容部を兼ねるとともに、第3リンク85(後述)の移動方向を案内する突起部77A(後述する図7(a)参照)を備える。
<リンク機構80>
次に、図5を参照しながら、本実施の形態におけるリンク機構80について説明をする。なお、図5は、リンク機構80の構成を説明するための図である。より詳細には、図5(a)はリンク機構80の概略構成を示す図であり、図5(b)は図5(a)のVb方向からみた第3リンク85およびカップリングピン129を示す図である。
図5(a)に示すように、連結解除機構の一例であるリンク機構80は、筐体70の一部を構成するカバー(覆い部)71と連結される第1リンク81と、第1リンク81と連結される第2リンク83と、この第2リンク83およびカップリングピン129を連結する第3リンク85とを備えている。
第1リンク81は、略長方形の板状部材であり、一端側に第1リンクピン81Aを備える。また、第1リンク81は、他端側がカバー71に接続され、一端側が第1リンクピン81Aを介して第2リンク83と連結される。
第2リンク83は、略長方形の板状部材であり、長手方向に沿って、第1リンク81の第1リンクピン81Aが挿入される第1スリット83A、筐体70に設けられた第2リンクピン70Lが挿入される第2スリット83B、および第3リンク85に設けられた第3リンクピン85Aが挿入される第3スリット83Cを備える。
第3リンク85は、略長方形の板状部材であり、一端側に上述した第3リンクピン85Aを備える。また、第3リンク85は、他端側にカップリングピン129を移動可能に保持する第4スリット85Bを備える。また、図5(b)に示すように、第3リンク85は、リア側に位置するリア側面85Sに、他端(同図における上側端)側に進むに従い、フロント側に位置するフロント側面85Fから離間するよう傾斜する傾斜部85Cを備える。
ここで、図5(b)に示すように、第3リンク85の第4スリット85Bにカップリングピン129が挿入され、第3リンク85のリア側面85Sがカップリングピン129の鍔部129Dを押圧する状態となる。また、第3リンク85はカバー71の開閉動作にともない、図中上下方向に移動する(図中矢印参照、詳細は後述)。この第3リンク85の移動にともない、傾斜部85Cによって鍔部129Dが押圧され、カップリングピン129が軸方向(図中左右方向)において移動する。
次に、図6を参照しながら、リンク機構80の動作について説明をする。なお、図6は、リンク機構80の動作を説明するための図である。
図6(a)に示すように、閉じられている状態のカバー71がユーザによって開かれると、カバー71は図6(b)の矢印A0方向に移動する。このことにより、リンク機構80の第1リンク81〜第3リンク85がそれぞれ移動(図中矢印A1〜A3参照)しながら、カバー71が開いた状態となる(図6(c)参照)。
<感光体ドラム駆動機構120の動作>
次に、図7乃至図9を参照しながら、リンク機構80の動作にともなう感光体ドラム駆動機構120の動作について説明をする。なお、図7は、第3リンク85およびカップリングピン129の動作を説明するための図である。図8は、カバー71が閉じられている状態における感光体ドラム駆動機構120の状態を示した図である。図9は、カバー71が開いている状態における感光体ドラム駆動機構120の状態を示した図である。
まず、リンク機構80の第3リンク85の動作にともなう、カップリングピン129の動きについて説明する。図7(a)に示すように、カバー71が閉じられている状態では、カップリングピン129は、ギア本体127から突出した位置にある。そして、カバー71が開かれると、第3リンク85が移動する(矢印A3参照)ことにともない、第3リンク85の傾斜部85Cが、カップリングピン129の鍔部129Dをリア側に押圧する。このことにより、図7(b)に示すように、カップリングピン129は、ギア本体127に没入した位置となる。
なお、詳細な説明は省略するが、カバー71が開いた状態から閉じられた状態となる際には、リンク機構80の第3リンク85に連結されるカップリングピン129は、ギア本体127に没入した位置(図7(b)参照)から、ギア本体127から突出した位置(図7(a)参照)へと移動する。
次に、リンク機構80の動作にともなう感光体ドラム駆動機構120における各部の連結状態の変化について説明をする。図8に示すように、カバー71(図1参照)が閉じられている状態では、カップリングピン129は、ギア本体127から突出した位置にある。この状態においては、カップリングピン129とともに回転軸を中心として回転する爪部129Eの移動経路内に、ギア側マグネット支持部材123のリブ123Bが存在する。
そして、カバー71が開かれることで第3リンク85が移動し(図8の矢印A3参照)、第3リンク85の傾斜部85Cが、カップリングピン129の鍔部129Dをリア側に押圧する。このことにより、図9に示すように、カップリングピン129は、ギア本体127に没入した位置となる。この状態において、カップリングピン129はギア側マグネット支持部材123から退避した位置となり、回転するカップリングピン129の爪部129Eの移動経路から、ギア側マグネット支持部材123のリブ123Bが外れ、爪部129Eとリブ123Bとが噛み合わない状態となる。
このように、爪部129Eとリブ123Bとが互いに押圧しない状態においては、ギア側マグネット支持部材123は、カップリングピン129あるいはカップリングギア121から独立して回転可能となる。さらに説明をすると、本実施の形態においては、カバー71が開かれている状態においては、ギア側マグネット支持部材123およびギア側マグネット125が、モータM1の駆動系とは切り離されて空転し得る。
付言すると、本実施の形態における感光体ドラム駆動機構120は、一部の構成部材のみを空転させる空転機構を備えているものとして捉えることができる。あるいは、カバー71が閉じている状態においては連結(固定状態、駆動伝達可能な状態)し、カバー71が開いている状態においては連結解除(空転状態)とするよう切り替える連結解除機構を備えているものとして捉えることができる。
また、上述のようにカップリングピン129を軸方向に移動させ駆動の連結を解除する構成とすることで、カップリングピン129の軸方向と交差する方向における感光体ドラム駆動機構120の寸法が抑制される。
さらに、上述のように、ギア側マグネット125およびドラム側マグネット117よりも、モータM1側に位置するカップリングピン129を移動させ駆動の連結を解除することにより、駆動の連結の解除にともないギア側マグネット125およびドラム側マグネット117を軸方向に移動させることが抑制される。
<感光体ドラムユニット110の装着>
さて、図1、図3、図4および図9を参照しながら、感光体ドラムユニット110を装着する際における各部の動作について説明をする。
まず、上述のように、本実施の形態においては、ギア側マグネット125およびドラム側マグネット117が互いに磁力で引き合いながら、ギア側マグネット125の回転にともないドラム側マグネット117が回転することで、感光体ドラム駆動機構120のモータM1の駆動が感光体ドラム11へと伝達される。
ここで、感光体ドラムユニット110が筐体70に取り付けられていない状態において、感光体ドラムユニット110を装着するときに、ギア側マグネット125およびドラム側マグネット117の位相が予め定めた状態からずれて配置されることがある。さらに説明をすると、図4(a)に示すように、ギア側マグネット125の磁極と、ドラム側マグネット117の磁極との関係が、互いに異なる磁極が対峙する状態とならずに、例えば同じ極どうしが対峙する位置となる場合がある。この状態においては、磁力の影響により、ギア側マグネット125と、ドラム側マグネット117との相対位置をずらそうとする力(位相を予め定めた関係に戻す力)が発生する。
このギア側マグネット125およびドラム側マグネット117の相対位置をずらそうとする力は、ギア側マグネット125およびドラム側マグネット117を回転させる力であり、ギア側マグネット125およびドラム側マグネット117の位置関係によっては、感光体ドラム11を順方向(図1中矢印D0参照)とは反対方向に回転させようとする。
ここで、感光体ドラム11が反対方向に回転すると、転写後の感光体ドラム11を清掃するため感光体ドラム11の表面に接触して取り付けられたクリーニング部材16が捲れる場合がある。また、感光体ドラム11において現像装置14の現像ロール14Aと対向する領域において、現像ロール14Aに載っている現像剤が現像ロール14Aから引き離され得る。その結果、感光体ドラム11の回転を開始する際に、転写性が悪化し得る。そして、これらのことは、用紙Pに形成される画像品質を劣化させる。
しかしながら、本実施の形態においては、上述のように、感光体ドラムユニット110の着脱は、カバー71が開かれた状態で行われる。そして、カバー71が開かれている状態においては、ギア側マグネット支持部材123およびギア側マグネット125は、カップリングピン129およびカップリングギア121から独立して回転する。このことにより、ギア側マグネット125およびドラム側マグネット117の位相がずれていた場合であっても、ドラム側マグネット117(感光体ドラムユニット110)が回転することが抑制される。
さらに説明をすると、本実施の形態においては、ギア側マグネット支持部材123およびギア側マグネット125のみを回転させ得る構成である。本実施の形態とは異なる構成の例として、ギア側マグネット支持部材123およびギア側マグネット125のみが回転できない場合と比較すると、本実施の形態においては、ギア側マグネット125を回転させるための負荷が低減される。このことにより、ギア側マグネット125およびドラム側マグネット117の相対位置をずらす際に、ギア側マグネット125が回転し易くすることで、結果としてドラム側マグネット117が回転する(感光体ドラム11が反対方向へ回転する)ことが抑制される。
なお、本実施の形態においては、感光体ドラムユニット110を回転させるために要する駆動力(負荷)よりも、ギア側マグネット支持部材123およびギア側マグネット125を回転させるために要する駆動力を軽くすることで、より確実に感光体ドラムユニット110の反対方向への回転が抑制される。
また、本実施の形態は、感光体ドラムユニット110を装着した後であって、モータM1を駆動させる前に、ギア側マグネット125およびドラム側マグネット117の位相ずれを調整する構成として捉えることができる。
さらに、図示の例とは異なり、例えば、カップリングギア121や、カップリングギア121にモータM1からの駆動を伝達するギア列(図示せず)を構成するギアの1つを、そのギアと噛み合う他のギア等から離間させて駆動を切る構成とすることにより、感光体ドラム11側ではなく、ギア側マグネット支持部材123およびギア側マグネット125側が回転するように構成してもよい。
さて、感光体ドラムユニット110が筐体70に装着された後に、カバー71が閉じられることにより、リンク機構80の第3リンク85に連結されるカップリングピン129は、ギア本体127に没入した位置から突出した位置へと移動する。このカップリングピン129が突出した状態において、モータM1からの駆動を受けたカップリングピン129が回転を開始すると、カップリングピン129の爪部129Eと、ギア側マグネット支持部材123のリブ123Bとが噛み合い、感光体ドラムユニット110に駆動が伝達される。
なお、感光体ドラムユニット110およびカップリングピン129の位置関係によっては、カップリングピン129がギア本体127に没入した位置から突出した位置へと移動する際に、カップリングピン129の爪部129Eとギア側マグネット支持部材123のリブ123Bのリブ123Bとが周方向で重複する配置となり、爪部129Eとリブ123Bとが突き当たる状態となり得る。この場合には、スプリング131が圧縮され、カップリングピン129がギア本体127に没入した位置を維持する。この状態において、モータM1からの駆動を受けたカップリングピン129が回転を開始すると、リブ123B上を爪部129Eの傾斜部129Gが移動し、カップリングピン129がギア本体127から徐々に突出する。そして、カップリングピン129の回転にともない、爪部129Eはリブ123Bと噛み合う。
<変形例>
図示の例において、ドラム側マグネット117およびギア側マグネット125は、それぞれ環状に形成された板状の磁石からなることを説明したが、例えば一方の環状の磁石を、他方が外周側から覆うような円筒状の磁石を用いることで、マグネットカップリングを構成してもよい。
また、図示の例においては、感光体ドラム11について説明をしたが、本実施の形態は、画像形成装置1に設けられる交換可能な回転部材にも適用可能である。例えば、現像装置14、転写装置15、定着部20、あるいはトナーカートリッジ50等にも適用し得る。
さらに、図示の例においては、リンク機構80をカバー71と連結する構成として説明したが、カバー71と機械的に連結することは必須ではない。例えば、カバー71と機械的に連結せずに、ソレノイド等の駆動によりリンク機構80を移動させ、カップリングピン129を待避させる構成であってももちろんよい。なお、この場合、例えばカバー71が開放されたことを検知するセンサを設け、このセンサの信号を受けてソレノイドが駆動することで、より確実にギア側マグネット125およびドラム側マグネット117の位相ずれを調整することが可能となる。
1…画像形成装置、11…感光体ドラム、70…筐体、71…カバー、80…リンク機構、115…ドラム側マグネット支持部材、117…ドラム側マグネット、123…ギア側マグネット支持部材、125…ギア側マグネット、129…カップリングピン

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられ駆動力を供給する駆動部と、
    前記筐体に対して交換可能に設けられるとともに、前記駆動部からの駆動力を受ける駆動受け部を有し、当該駆動受け部が駆動力を受けることで回転する交換部材と、
    前記筐体に設けられるとともに、前記駆動部および前記交換部材を連結し当該駆動部から当該交換部材へ駆動を伝達する駆動伝達部と、
    前記交換部材が前記駆動部からの駆動力を受けて回転する際には、当該駆動部と前記駆動伝達部との間で駆動が伝達されるようにし、当該交換部材を装着する際には、当該駆動部と当該駆動伝達部との間で駆動が伝達されないようにする連結解除機構と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記駆動伝達部は、前記駆動部からの駆動力を受けて回転する第1磁石を備え、
    前記駆動受け部は、前記第1磁石に隙間をもって対峙して設けられ当該第1磁石と磁力により互いに引き合いながら当該第1磁石とともに回転する第2磁石を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記連結解除機構は、前記交換部材を装着する際には、前記駆動部から前記第1磁石へ駆動力が伝達される経路上において駆動が伝達されないようにすることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記筐体は、当該筐体の内部と連続するよう開口し、当該筐体の内部に設けられる前記交換部材を取り出し可能な開口部が設けられるとともに、当該開口部を覆いかつ開閉可能に設けられた覆い部を備え、
    前記連結解除機構は、前記覆い部を開くことにともない、前記駆動部と前記駆動伝達部との間で駆動が伝達されないようにすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記連結解除機構は、前記交換部材と同軸に設けられ回転する回転部と、当該回転部の軸方向において当該回転部と並んで設けられ、かつ当該回転部と対峙する端部が当該回転部と接触することで当該回転部からの駆動を受け回転する従動部とを備えるとともに、当該回転部と当該従動部の当該端部とを当該軸方向において離間させることで前記駆動部と前記駆動伝達部との間で駆動が伝達されないようにすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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