JP2014188772A - 印刷流体供給装置及び印刷流体カートリッジ - Google Patents

印刷流体供給装置及び印刷流体カートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】印刷流体カートリッジをカートリッジ装着部に保持するためのロック構造を簡易な構成で実現する手段を提供する。
【解決手段】インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿入される過程において、当接片65は、係合部材145に当接して係合部材145を第1位置へ矢印67の向きに回動させるとともにコイルばね64を弾性変形させる。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110の装着位置へ到達すると、第1位置の係合部材145が被係合部45と係合して、コイルばね64の付勢力に抗してインクカートリッジ30が装着位置に保持される。インクカートリッジ30が装着位置に保持された状態において係合部材145が第1位置から第2位置へ矢印67と逆向きに回動されると、コイルばね64の付勢力によってインクカートリッジ30が挿入向き56と逆向きへ移動される。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷流体カートリッジがカートリッジ装着部に装着される印刷流体供給装置、及び印刷流体カートリッジに関する。
従来より、インクを用いて記録用紙に画像を記録する画像記録装置が知られている。この画像記録装置は、インクジェット方式の記録ヘッドを備え、記録ヘッドのノズルからインク滴を記録用紙へ向けて選択的に噴出する。このインク滴が記録用紙に着弾することによって、記録用紙に所望の画像が記録される。画像記録装置には、記録ヘッドへ供給するインクを貯蔵するインクカートリッジが設けられている。インクカートリッジは、画像記録装置に設けられた装着部に対して着脱可能である。
インクカートリッジ内のインクが無くなると、そのインクカートリッジが画像記録装置の装着部から取り外されて、インクを貯蔵する新たなインクカートリッジが装着部に装着される。装着部において、インクカートリッジの位置決めを行ったり、インクカートリッジの装着状態を保持したりするためのロック構造が公知である。また、ロック構造によりインクカートリッジがロックされている状態において、インクカートリッジが装着部から取り外される向きにインクカートリッジを付勢する付勢部材が公知である。装着部からインクカートリッジが取り外されるときに、ロック構造によるロックが解除され、インクカートリッジは付勢部材から受ける力によって開口へ向かって移動する。これにより、ユーザが装着部からインクカートリッジを取り出すことが容易となる(特許文献1,2)。
特開2009−39870号公報 特開2010−228377号公報
画像記録装置の小型化やコストダウンの要請に伴い、インクカートリッジやその周辺の部材において、部品点数の削減が望まれている。例えば、従来のインクカートリッジのロック構造においては、インクカートリッジを取り外す向きへ付勢するバネと、ロックレバーを付勢するバネとが別個に必要である。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷流体カートリッジをカートリッジ装着部に保持するためのロック構造を簡易な構成で実現する手段を提供することにある。
本発明は、印刷流体カートリッジがカートリッジ装着部に装着される印刷流体供給装置に関する。上記カートリッジ装着部は、上記印刷流体カートリッジが挿入されるケースと、装着位置にある上記印刷流体カートリッジと係合する第1位置、及び装着位置にある上記印刷流体カートリッジと係合しない第2位置に回動可能に上記ケースに設けられた係合部材と、上記印刷流体カートリッジから流出された印刷流体が通過する連結部と、を具備する。上記印刷流体カートリッジは、印刷流体が貯留される本体と、上記連結部と連結して印刷流体を流出させる供給部と、上記本体の外面に設けられており、装着位置において上記第1位置の係合部材と係合する被係合部と、弾性変形する付勢部材と、上記被係合部より挿入向きの後側に配置されて上記付勢部材により挿入向きへ付勢されており、上記係合部材と当接可能な当接部と、を具備する。上記印刷流体カートリッジが上記カートリッジ装着部へ挿入される過程において、上記当接部は、上記係合部材に当接して上記係合部材を第1位置へ回動させるとともに上記付勢部材を弾性変形させ、上記印刷流体カートリッジが上記カートリッジ装着部の装着位置へ到達すると、第1位置の上記係合部材が上記被係合部と係合して、上記付勢部材の付勢力に抗して上記印刷流体カートリッジが装着位置に保持され、上記印刷流体カートリッジが装着位置に保持された状態において上記係合部材が第1位置から第2位置へ回動されると、上記付勢部材の付勢力によって上記印刷流体カートリッジが挿入向きと逆向きへ移動される。
印刷流体カートリッジがカートリッジ装着部へ挿入される過程において、当接部が係合部材に当接する。その状態のまま印刷流体カートリッジが更に挿入されることによって、係合部材が第1位置へ回動されて被係合部と係合する。付勢部材は、弾性変形して、本体を挿入向きと逆向きへ付勢するが、係合部材と被係合部との係合により、印刷流体カートリッジの本体が装着位置に保持される。係合部材が第2位置へ回動されると、印刷流体カートリッジの本体は、付勢部材の付勢力によって挿入向きと逆向きへ装着位置から移動する。
また、当接部は、係合部材の回動軸に対して本体より外側において係合部材と当接するようにしてもよい。
この実施形態によれば、当接部が、係合部材の軸に対して本体よりも外側で、係合部材と当接する。これにより、当接部は、係合部材を確実に回動させることができる。
本発明によれば、印刷流体カートリッジをカートリッジ装着部に保持するための簡易な構成のロック構造が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係るインク供給装置100を備えたプリンタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図2は、インクカートリッジ30の外観構成を示す斜視図である。 図3は、インクカートリッジ30の内部構成を示す断面図である。 図4(A)は、カートリッジ装着部110の内部構成を示す断面図であり、図4(B)は、カートリッジ装着部110における接点124、125、126周辺を示す斜視図である。 図5(A)及び図5(B)は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿入される過程を示す断面図である。 図6(A)は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿入される過程を示す断面図であり、図6(B)は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態を示す断面図である。 図7(A)、図7(B)、及び図7(C)は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から脱抜される過程を示す断面図であり、インクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の上部が示されている。 図8(A)、図8(B)、及び図8(C)は、変形例においてインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から脱抜される過程を示す断面図であり、インクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の上部が示されている。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[プリンタ10の概要]
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙に対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10は、インク供給装置100を備えている。インク供給装置100が印刷流体供給装置に相当する。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30が装着され得る。インクカートリッジ30が印刷流体カートリッジに相当する。カートリッジ装着部110には、その一面が外部に開放された開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を介してカートリッジ装着部110に挿入され、或いはカートリッジ装着部110から抜き出される。
インクカートリッジ30には、プリンタ10で使用可能なインクが貯留されている。インクが印刷流体に相当する。カートリッジ装着部110に装着された状態において、インクカートリッジ30と記録ヘッド21とがインクチューブ20で接続されている。記録ヘッド21にはサブタンク28が設けられている。サブタンク28は、インクチューブ20を通じて供給されるインクを一時的に貯留する。記録ヘッド21は、インクジェット記録方式によって、サブタンク28から供給されたインクをノズル29から選択的に吐出する。
給紙トレイ15から給紙ローラ23によって搬送路24へ送給された記録用紙は、搬送ローラ対25によってプラテン26上へ搬送される。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する記録用紙に対してインクを選択的に吐出する。これにより、画像が記録用紙に記録される。プラテン26を通過した記録用紙は、排出ローラ対22によって、搬送路24の最下流側に設けられた排紙トレイ16に排出される。
[インクカートリッジ30]
図2及び図3に示されるインクカートリッジ30はインクが貯留される容器である。図1及び図3に示されるように、インクカートリッジ30の外観を形成している本体31の内部に形成されている空間が、インクを貯留するインク室36である。インク室36が収容室に相当する。なお、インク室36は、本体31の筐体とは別の部材である内部フレームによって形成されていても、本体31の筐体によって形成されていてもよい。
インクカートリッジ30は、図2及び図3に示された起立状態、つまり、同図の下側の面を底面とし、同図の上側の面を上面として、カートリッジ装着部110に対して矢印50で示される方向(図4参照、以下「挿入及び取出方向50」と称する。)に沿って挿抜される。挿入及び取出方向50は水平方向に沿っている。インクカートリッジ30は、起立状態のままカートリッジ装着部110に挿抜される。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される向きが水平方向に沿った挿入向き56であり、取り出される向きが取出向き55である。挿入向き56が第1向きに相当し、取出向き55が第2向きに相当する。また、起立状態における上下方向52が、重力方向(鉛直方向)に相当する。すなわち、インクカートリッジ30は、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110に挿入され、また、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110から抜き出される。なお、本実施形態では、挿入及び取出方向50が水平方向に沿っているが、挿入及び取出方向50は、重力方向や、水平方向及び重力方向と交差する方向であってもよい。
[本体31]
図2及び図3に示されるように、インクカートリッジ30は、略直方体形状の本体31を有する。インクカートリッジ30は、全体として、左右方向51に細く、上下方向52と前後方向53が左右方向51よりも大きい扁平形状である。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ装着されるときに挿入向き56前方側となる壁が前壁40であり、挿入向き56後方側となる壁が後壁42である。前壁40における挿入向き56前方側の前面61が第1面に相当する。また、後壁42における挿入向き56後方側の後面62が第2面に相当する。前壁40と後壁42とは、挿入及び取出方向50において対向している。前壁40及び後壁42は、挿入及び取出方向50に延びる左右一対の側壁37,38、側壁37,38と前壁40及び後壁42とを接続し、かつ前壁40の上端から後壁42の上端に向けて延びる上壁39、及び前壁40の下端から後壁42の下端に向けて延びる下壁41、の4つの壁によりそれぞれ区画されている。なお、挿入及び取出方向50は前後方向53と平行である。
[インク供給部34]
図2及び図3に示されるように、本体31の前壁40の下側に、インク供給部34が設けられている。インク供給部34は、円筒形状の外形をなしており、前壁40(詳細には前壁40の前面61)から挿入及び取出方向50に沿って外側へ突出している。インク供給部34の突出端にはインク供給口71が形成されている。インク供給部34が供給部に相当する。
インク供給口71からインク供給部34の内部空間を通じて、挿入及び取出方向50に延びてインク室36へ通ずるインク流路72が形成されている。インク供給口71は、インク供給バルブ70によって開閉可能に構成されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル122(図4参照)が、インク供給口71に挿入されてインク供給バルブ70を開く。つまり、インク供給部34がインクニードル122と連結する。これにより、インク流路72を通ってインク室36から、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル122へインクが流出される。
なお、インク供給口71は、必ずしもインク供給バルブ70によって開閉可能な構成に限定されず、例えば、インク供給口71がフィルムなどで閉塞されており、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、インクニードル122がフィルムを突き破ることによりインク供給口71が開かれる構成であってもよい。
[被係合部45]
図2及び図3に示されるように、本体31の上壁39における前後方向53の中央付近には、被係合部45が形成されている。被係合部45は、上壁39から下側へ凹んだ支持面47と交差しており、インクカートリッジ30の本体31の左右方向51及び上下方向52に拡がっており、本体31から離れる向きに沿った段差面である。本実施形態では、被係合部45と支持面47とは直交している。支持面47は、前面61及び後面62の間に位置する。支持面47が第3面に相当する。被係合部45は、支持面47の前端から上向きへ延び、上壁39に接続されている。また、被係合部45は取出向き55へ向いている。上向きが第3向きに相当し、被係合部45が第4面に相当する。被係合部45は、外部から前方向に向かう外力を受けうる面である。
被係合部45には、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態(図6(B)に示される状態)で、つまりインクカートリッジ30が装着位置に位置した状態で、後述される係合部材145が係合する。被係合部45は、インクカートリッジ30を取出向き55に押し出させる付勢力を受けるものである。本実施形態では、被係合部45は、取出向き55と交差するように配置されることにより、付勢力を受けている。なお、本実施形態において、被係合部45は段差面であるが、被係合部45は、インクカートリッジ30が装着位置に位置した状態で係合部材145が係合するものであるならば、段差面に限らない。例えば、被係合部45は、支持面47から上向きに突出した突出部であってもよい。
[コイルばね64及び当接片65]
図2及び図3に示されるように、本体31には、後壁42の上端から上向きに突出された支持壁43が形成されている。本実施形態における支持壁43の形状は、インクカートリッジ30の左右方向51及び上下方向52に拡がる板形状である。支持壁43における挿入向き56へ向いた面には、挿入向き56へ突出した突起44が形成されている。
コイルばね64が、突起44が挿入された状態で配置されている。これにより、コイルばね64は、突起44によって支持される。コイルばね64の突起44側の端部は、支持壁43と当接している。コイルばね64は、挿入及び取出方向50に沿って弾性変形する。また、コイルばね64は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態で、つまりインクカートリッジ30が装着位置に位置した状態で、インク供給部34よりも上側に配置されている。コイルばね64が付勢部材に相当する。
一方、コイルばね64における突起44と反対側の端部には、当接片65が取り付けられている。当接片65は、被係合部45よりも挿入向き56の後方側に配置されている。また、当接片65の上下方向52における位置は、被係合部45よりも上方である。換言すると、当接片65は、被係合部45より本体31の外面である支持面47から離れた位置に配置されている。
当接片65は、コイルばね64における突起44と反対側の端部に取り付けられているため、コイルばね64が挿入向き56に沿った方向、つまり挿入及び取出方向50へ弾性変形すると、当該弾性変形に連動して挿入及び取出方向50へ移動する。当接片65が当接部に相当する。
当接片65は、コイルばね64と反対側に、つまり挿入向き56を向いた側に、左右方向51及び上下方向52に拡がる当接面66を有している。当接面66が第5面に相当する。当接片65は、当接面66が被係合部45よりも挿入向き56の後方となり且つ挿入及び取出方向50において被係合部45と離れた位置となるように、配置されている。換言すると、当接片65は、当接面66が被係合部45よりも取出向き55へ離れるように配置されている。当接片65の当接面66は、前方から後方に向かって付勢力を受けうる構成である。この付勢力によって、コイルばね64が後ろ方向に向かって圧縮変形することに伴い、当接片65も後方に移動することができる。そして、当該付勢力が解除されると、圧縮変形していたコイルばねが復元するように移動するのに伴い当接片65も元の位置に移動する。
また、当接片65の当接面66は、後述する係合部材145の軸83よりも上側において、係合部材145と当接する(図5(B)参照)。換言すると、当接面66は、係合部材145の軸83に対して本体31より外側において係合部材145と当接する。なお、本実施形態において、当接片65は、概ね直方体形状の部材であるが、係合部材145と当接可能であるならば、直方体形状に限らない。
当接面66は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されるために挿入向き56に移動している過程において、係合部材145と当接する(図5(B)参照)。当接面66と係合部材145とが当接した状態で、インクカートリッジ30が更に挿入向き56に移動すると、コイルばね64が圧縮変形する(図6(A)参照)。これにより、コイルばね64から当接片65に対して挿入向き56の付勢力が付与される。そして、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態となっても、当接面66と係合部材145とが当接した状態は維持される(図6(B)参照)。なお、インクカートリッジ30のカートリッジ装着部110への装着については、後に詳細に説明される。
[IC基板85]
図2及び図3に示されるように、本体31の上壁39に、つまり本体31の外面であって被係合部45と同じ側に、IC基板85が配置されている。IC基板85は、上壁39における被係合部45より前壁40側且つ当接片65よりも下方に配置されている。IC基板85を上壁39に取り付ける方法は任意である。例えば、IC基板85は、ビスなどによって本体31の上壁39に固定されてもよいし、上壁39に予め形成された溝と嵌合することによって本体31の上壁39に固定されてもよい。
IC基板85の上面には、電極86、87、88が設けられている。電極86、87、88は、各々がIC基板85の上面において前後方向53に延設されており、且つ左右方向51に互いに離間して設けられている。電極86、87、88は上方からアクセス可能に上方向を向いて露出している。電極86、87、88が電気的インタフェースに相当する。電極86、87、88は、例えば、HOT電極、GND電極、及びシグナル電極等である。また、IC基板85には、各電極86、87、88に電気的に接続されたIC(不図示)が設けられている。ICは、半導体集積回路であり、インクカートリッジ30に関する情報、例えば、ロット番号や製造年月日、インク色などの情報を示すデータが読み出し可能に格納されている。
[インク供給装置100]
図1に示されるように、インク供給装置100は、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21へインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。なお、図1においては、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が装着された状態が示されている。
[カートリッジ装着部110]
図4に示されるように、カートリッジ装着部110の筐体を形成するケース101は、プリンタ10の正面側に開口112を有する。開口112を通じてケース101へインクカートリッジ30が挿入及び脱抜される。インクカートリッジ30は、ケース101の内部空間の底部を画定している底面106に設けられたガイド溝109に下壁41側が挿入されることによって挿入及び取出方向50へ案内される。ガイド溝109は、底面106から下向きに凹んだものであり、挿入及び取出方向50に沿って直線形状に延びている。ガイド溝109の幅(左右方向51の外形寸法)は、インクカートリッジ30の本体31の幅(左右方向51の外形寸法)より若干広く、挿入及び取出方向50に亘って概ね一定である。
[接続部103]
図1及び図4に示されるように、ケース101の終面102の下部に接続部103が設けられている。接続部103は、終面102において、ケース101に装着された各インクカートリッジ30のインク供給部34に対応する位置に配置されている。
接続部103は、インクニードル122と、保持部121とを有する。インクニードル122は、管状の樹脂針からなる。インクニードル122は、ケース101の終面102と表裏をなす外面104側でインクチューブ20に接続されている。インクニードル122からケース101の外面104側へ引き出されたインクチューブ20は、プリンタ10の記録ヘッド21へインクを流通可能に延出されている。なお、図4においては、インクチューブ20は省略されている。インクニードル122が連結部に相当する。
保持部121は、円筒状に形成されている。保持部121の中心にインクニードル122が配置されている。図6(B)に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、インク供給部34が保持部121の円筒の内側に挿入される。このとき、インク供給部34の外周面が保持部121の円筒の内周面に接触することにより、インク供給部34が保持部121に対して位置決めされつつ挿入される。インク供給部34が保持部121へ挿入されると、インクニードル122がインク供給部34のインク供給口71に挿入される。これにより、インク室36に貯留されているインクが外部へ流出可能となる。インク室36から流出されたインクは、インクニードル122へ流入して、インクニードル122を通過する。インクニードル122を通過したインクは、インクチューブ20へ流出されて、記録ヘッド21へ流通される。
[係合部材145]
図4に示されるように、ケース101の内部空間の天部を画定している天面107の挿入向き56後方側であって、ケース101の開口112の上側には、係合部材145が設けられている。係合部材145は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30を装着状態に保持するためのものである。係合部材145は、屈曲された平板形状をなしている。係合部材145は、屈曲された位置に左右方向51に沿った軸83を有する。軸83が回動軸に相当する。軸83は、ケース101に回動可能に取り付けられている。係合部材145は、軸83周りに回動可能である。
係合部材145において、軸83よりも挿入向き56の前方側となる前側部81は、軸83から概ね挿入向き56に延出されている。また、前側部81は、下側が湾曲外側となるように湾曲している。これにより、前側部81は、先端部付近において上側に湾曲している。前側部81の先端部の挿入及び取出方向50における位置は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態で、被係合部45と概ね同位置である。
係合部材145において、軸83よりも挿入向き56の後方側となる後側部82は、軸83から概ね上向きに延出されている。また、後側部82の延出先端には、概ね取出向き55に突出した突出部79が形成されている。
後側部82は、前側部81よりも重く構成されている。これにより、係合部材145は、外部から力が作用していない状態において、前側部81が上方に移動し且つ後側部82が下方に移動する向きに、つまり矢印78の向きに回動する。ここで、ケース101の上側には、矢印78の向きに回動した前側部81と当接する当接壁105が形成されている。前側部81が当接壁105と当接した状態における係合部材145の位置が第2位置に相当する。後述するように、係合部材145の前側部81は、第2位置において、装着位置にあるインクカートリッジ30と係合しない。
第2位置のインクカートリッジ30は、インク供給装置100のユーザによって突出部79が下向きに押されることにより、矢印78とは逆向きに回動する。これにより、前側部81は、第2位置から下方に移動する。前側部81が第2位置よりも下方に位置している状態における係合部材145の位置が第1位置に相当する。後述するように、係合部材145は、第1位置において、装着位置にあるインクカートリッジ30と係合する。以上より、係合部材145は、第1位置及び第2位置に回動可能にケース101に設けられている。なお、図4には、係合部材145が第1位置である状態が示されている。
[接点124、125、126]
図4に示されるように、ケース101の天面107における係合部材145よりも挿入向き56の前側には、接点124、125、126が設けられている。接点124、125、126は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態で、つまりインクカートリッジ30が装着位置に位置した状態において、IC基板85の上面に設けられた電極86、87、88に対向する位置に設けられている。接点124、125、126は、インクカートリッジ30が装着位置に位置した状態で、IC基板85の上面に設けられた電極86、87、88と当接されて押されることによって上下方向52に弾性変形可能に構成されている。これにより、電極86、87、88は、接点124、125、126と電気的に導通される。
各接点124、125、126は、電気回路を介して演算装置に電気的に接続されている。演算装置は、例えばCPU、ROM、RAMなどからなるものであり、プリンタ10の制御部として構成されていてもよい。接点124と電極86(HOT電極)とが電気的に導通されることによって、所定電圧VcがHOT電極に印加される。接点125と電極87(GND電極)とが電気的に接続されることにより、GND電極がアースされる。接点124、125とHOT電極及びGND電極とが導通されることによって、IC基板85上のICに電力が供給される。接点126と電極87(シグナル電極)とが電気的に導通されることにより、ICに格納されたデータにアクセス可能となる。電気回路からの出力は演算装置に入力される。なお、接点及び電極は、それぞれ3つに限らず、2つ以下でもよいし4つ以上でもよい。
[インクカートリッジ30の装着及び脱抜動作]
以下、図5〜図7が参照されつつ、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される動作、及びインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から脱抜される動作が説明される。
まず、上述したように、係合部材145は、後側部82が前側部81よりも重く構成されている。そのため、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に挿入されていない状態では、図5(A)に示されるように、カートリッジ装着部110の係合部材145は、その前側部81が上方へ持ち上がっている。そして、上方へ持ち上がった前側部81の上面が当接壁105と当接している。つまり、係合部材145は、第2位置に位置している。以上より、係合部材145は、カートリッジ装着部110のケース101にインクカートリッジ30が挿入されていない状態において、第2位置に保持されるものである。
上記状態において、起立状態(図2及び図3参照)にされたインクカートリッジ30が、ケース101に挿入される。挿入に際して、インクカートリッジ30の最も前側にあるインク供給部34の突出端が開口112に挿入される。次に、図5(A)に示されるように、インクカートリッジ30においてインク供給部34よりも挿入向き56の後方側に位置する本体31の下壁41及び上壁39が開口112に挿入される。
下壁41は、開口112に挿入されると、ガイド溝109に挿入される。これにより、下壁41がガイド溝109に嵌入されて、インクカートリッジ30がケース101内において左右方向51(図5及び図6に対して紙面と垂直な方向)に位置決めされる。下壁41がガイド溝109の底面に支持されることによって、インクカートリッジ30がケース101内において下方向に対して位置決めされる。
また、上壁39が開口112に挿入されると、係合部材145の前側部81と上壁39及びIC基板85とが互いに対向した状態となる。
図5(A)に示される状態から、インクカートリッジ30がケース101の終面102へ向けて挿入向き56に更に挿入されると、図5(B)に示されるように、当接片65の当接面66が、係合部材145の後側部82と当接する。この状態で、インクカートリッジ30がケース101の終面102側へ挿入されると、コイルばね64は、係合部材145の後側部82からの反作用の力を受けることによって収縮する(図6(A)参照)。つまり、当接片65は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿入される過程において、係合部材145に当接してコイルばね64を後壁42側へ弾性変形させる。そして、コイルばね64が収縮した状態で、インクカートリッジ30がケース101の終面102側へ挿入されると、図5(B)に示されるように、係合部材145の後側部82が当接片65によって挿入向き56に押されることによって、係合部材145が矢印67の向きに回動する。これにより、係合部材145の前側部81が上壁39の上面63と当接する。
図5(B)に示される状態から、インクカートリッジ30がケース101の終面102へ向けて挿入向き56に更に挿入されると、係合部材145は、更に矢印67の向きに回動する。これにより、図6(A)に示されるように、係合部材145の前側部81の先端部が上壁39の上面63と当接して上壁39の上面63によって支持された状態となる。
図6(A)に示される状態から、インクカートリッジ30がケース101の終面102へ向けて挿入向き56に更に挿入されると、図6(B)に示されるように、インクカートリッジ30は装着位置に到達する。このとき、係合部材145の前側部81の先端部が上壁39よりも挿入向き59の後方側に位置するようになる。これにより、係合部材145の前側部81の先端部は、上壁39によって支持された状態でなくなるため、コイルばね64の挿入向き56への反発力によって後側部82が押圧されることにより、矢印67の向きに回動する。その結果、係合部材145の前側部81の先端部は、図6(B)に示される状態となる。このときの係合部材145の位置が第1位置である。以上より、当接片65は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ挿入される過程において、係合部材145に当接して係合部材145を第1位置へ回動させる。また、係合部材145の前側部81が第2位置から第1位置に移動するとき、接点124、125、126が電極86、87、88を摺動させながら接触する。なお、インクカートリッジ30が取出向き55に移動する際、インクカートリッジ30はコイルバネ64からの力に加え、インク供給部34に設けられたインク供給バルブ70が閉位置にもどるときにインクニードル122を押圧する際に受ける反力も受ける。
係合部材145が第1位置に位置した状態において、係合部材145の前側部81の先端部は、インクカートリッジ30の被係合部45と当接する。これにより、係合部材145は被係合部45と係合する。その結果、係合部材145の前側部81の先端部は、コイルばね64がインクカートリッジ30を取出向き55に移動させる付勢力を受けることにより、インクカートリッジ30が装着位置から引き出されることを防止する。つまり、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110の装着位置へ到達すると、第1位置の係合部材145が被係合部45と係合して、コイルばね64の付勢力に抗してインクカートリッジ30が装着位置に保持される。このようにして、カートリッジ装着部110へのインクカートリッジ30の装着が完了する。この装着完了状態において、IC基板の電極86、87、88はカートリッジ装着部110側の接点124、125、126から上方からアクセスされ、電気的に接触した状態となっている。
なお、図5(A)に示される状態から、インクカートリッジ30がケース101の終面102へ向けて挿入向き56に更に挿入されると、図5(B)に示されるように、インクニードル122が、インク供給部34のインク供給口71に挿入される。インクニードル122がインク供給口71に挿入されてインク供給バルブ70に接し、さらにインクカートリッジ30が挿入向き56へ移動されると、図6(A)に示されるように、インク供給バルブ70がインクニードル122に押されてインク供給口71から離れる。そして、インクニードル122が更にインク供給口71に挿入されることにより、図6(B)に示されるように、インクカートリッジ30の本体31がケース101に対して、所定の位置に装着される。各図には示されていないが、インクニードル122の先端にはインク導入口が設けられているので、このインク導入口を通じて、インク室36からインクニードル122へインクが流入する。
インクカートリッジ30のインク室36内のインクが消費されると、使用済みのインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外され、新しいインクカートリッジ30が装着される。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外されるときには、図7(A)に示されるように、係合部材145の後側部82から突出した突出部79が、ユーザによって下向きへ押し下げられる。これにより、係合部材145の前側部81が図7(A)に示される第1位置から図7(B)に示される第2位置へ回動する。この前側部81の回動に伴って、係合部材145の前側部81の先端部と被係合部45とが当接しない状態となる。つまり、係合部材145が第2位置へ回動することにより、係合部材145と被係合部45とは係合しなくなる。これにより、係合部材145の前側部81の先端部は、コイルばね64がインクカートリッジ30を取出向き55に移動させる付勢力を受けなくなる。そして、コイルばね64は、係合部材145の後側部82と当接する当接片65に対し収縮状態からもとの状態に戻る力を伝達し、その反力がインクカートリッジ30を取出向き55に移動させる。その結果、係合部材145によるインクカートリッジ30の保持が解除され、インクカートリッジ30は、図7(C)に示されるように、コイルばね64の付勢力によって取出向き55に移動される。
以上より、インクカートリッジ30が装着位置に保持された状態において係合部材145が第1位置から第2位置へ回動されると、コイルばね64の付勢力によってインクカートリッジ30が挿入向き56と逆向きへ移動される。このようにして、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り外される。
[本実施形態の効果]
本実施形態によれば、インクカートリッジ30を取出向き55へ付勢する付勢部材と、インクカートリッジ30を装着位置へ保持するための係合部材145を付勢する付勢部材とが共用されているため、インク供給装置100の部品点数を減らすことができる。
また、本実施形態によれば、当接片65がコイルばね64の弾性変形に連動して挿入向き56に沿った方向へ移動するため、コイルばね64の弾性変形のタイミングと当接片65と係合部材145との当接のタイミングとのズレを小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、圧縮変形するコイルばね64が採用されているため、上述したようなインクカートリッジ30の保持機能を簡易な構成で実現することができる。
また、本実施形態によれば、被係合部45は段差面であるため、インクカートリッジ30の形状を単純なものとすることができる。
また、本実施形態によれば、コイルばね64は、装着状態において、インク供給部34よりも上側に配置されているため、インク供給部34から流出されたインクがコイルばね64に付着する可能性を低くすることができる。
また、本実施形態によれば、当接片65が、係合部材145の軸83に対して本体31よりも外側で、つまり軸83よりも上側で、係合部材145と当接する。これにより、当接片65は、係合部材145を確実に矢印67に向きに回動させることができる。
また、本実施形態によれば、係合部材145は、カートリッジ装着部110にインクカートリッジ30が挿入されていない状態において、第2位置に保持されている。ここで、係合部材145が第2位置のとき、係合部材145の前側部81が上方に回動している。このため、ケース101へのインクカートリッジ30の挿入が係合部材145の前側部81によって妨げられることを、防止することができる。
また、本実施形態によれば、係合部材145がケース101にインクカートリッジ30が挿入されていない状態において第2位置に保持されているために、ケース101にインクカートリッジ30が挿入される過程において、係合部材145の前側部81がIC基板85と当接する可能性を低くすることができる。
[変形例]
上述の実施形態では、コイルばね64には当接片65が取り付けられており、当接片65が被係合部45と当接した。しかし、コイルばね64に当接片65が取り付けられていなくてもよい。この場合、コイルばね64の端部が被係合部45と当接することになる。つまり、コイルばね64が付勢部材及び当接部の双方に相当する。すなわち、当接部は、付勢部材の一部であってもよい。当接部が付勢部材の一部であることによって、インク供給装置100の部品点数を減らすことができる。
また、上述の実施形態では、被係合部45はユーザによって操作されることによって回動するように構成されていたが、被係合部45は第1位置の係合部材145と係合するのであれば、上述の実施形態のようにユーザによって操作される構成に限らない。例えば、図8(A)に示されるように、ユーザによって操作されて回動する操作レバー68がインクカートリッジ30に設けられていてもよい。そして、図8(B)に示されるように、カートリッジ装着部110のケース101に設けられた係合部材145は、回動する操作レバー68と当接して押されることによって回動して、第1位置から第2位置へ回動するものであってもよい。係合部材145が第1位置から第2位置へ回動すると、上述の実施形態と同様に、インクカートリッジ30は、コイルばね64の付勢力によって取出向き55に移動される(図8(C)参照)。
また、上述の実施形態では、コイルばね64は前後方向53に伸縮変形するように配置されていたが、たとえば上下方向52に伸縮変形するように配置されていてもよい。すなわち、係合部材145が当接片65に与えた付勢力が、リンク機構などによって上下方向52の力に変換されてコイルばね64に伝達されて伸縮変形するようにしてもよい。このようにすることで、係合部材145による係合状態を解除したときにコイルばね64の復元する力が当接片65に伝達され、インクカートリッジ30を取出向き55に移動させることができる。
また、上述の実施形態では、付勢部材の一例としてコイルばね64を挙げて説明したが、この他にも、例えば樹脂製のゴムのようなものであってもよい。また、支持壁43を前後方向53に変形可能な板ばね形状にして、当接片65を係合部材145に付勢可能に構成してもよい。
30・・・インクカートリッジ
31・・・本体
34・・・インク供給部
45・・・被係合部
56・・・挿入向き
64・・・コイルばね(付勢部材)
65・・・当接片(当接部)
100・・・インク供給装置
101・・・ケース
110・・・カートリッジ装着部
122・・・インクニードル(連結部)
145・・・係合部材

Claims (19)

  1. 印刷流体カートリッジがカートリッジ装着部に装着される印刷流体供給装置であって、
    上記カートリッジ装着部は、
    上記印刷流体カートリッジが挿入されるケースと、
    装着位置にある上記印刷流体カートリッジと係合する第1位置、及び装着位置にある上記印刷流体カートリッジと係合しない第2位置に回動可能に上記ケースに設けられた係合部材と、
    上記印刷流体カートリッジから流出された印刷流体が通過する連結部と、を具備しており、
    上記印刷流体カートリッジは、
    印刷流体が貯留される本体と、
    上記連結部と連結して印刷流体を流出させる供給部と、
    上記本体の外面に設けられており、装着位置において上記第1位置の係合部材と係合する被係合部と、
    弾性変形する付勢部材と、
    上記被係合部より挿入向きの後側に配置されて上記付勢部材により挿入向きへ付勢されており、上記係合部材と当接可能な当接部と、を具備しており、
    上記印刷流体カートリッジが上記カートリッジ装着部へ挿入される過程において、上記当接部は、上記係合部材に当接して上記係合部材を第1位置へ回動させるとともに上記付勢部材を弾性変形させ、
    上記印刷流体カートリッジが上記カートリッジ装着部の装着位置へ到達すると、第1位置の上記係合部材が上記被係合部と係合して、上記付勢部材の付勢力に抗して上記印刷流体カートリッジが装着位置に保持され、
    上記印刷流体カートリッジが装着位置に保持された状態において上記係合部材が第1位置から第2位置へ回動されると、上記付勢部材の付勢力によって上記印刷流体カートリッジが挿入向きと逆向きへ移動されるものである印刷流体供給装置。
  2. 上記当接部は、上記付勢部材の弾性変形に連動して挿入向きに沿った方向へ移動するものである請求項1に記載の印刷流体供給装置。
  3. 上記当接部は、上記付勢部材の一部である請求項2に記載の印刷流体供給装置。
  4. 上記付勢部材は、圧縮変形するものである請求項1から3のいずれかに記載の印刷流体供給装置。
  5. 上記被係合部は、上記本体の外面から離れる向きに沿った段差面であり、上記当接部は、上記被係合部より上記本体の外面から離れた位置に配置されている請求項1から4のいずれかに記載の印刷流体供給装置。
  6. 上記付勢部材は、装着状態において、上記供給部よりも上側に配置されている請求項1から5のいずれかに記載の印刷流体供給装置。
  7. 上記当接部は、上記係合部材の回動軸に対して上記本体より外側において上記係合部材と当接するものである請求項1から6のいずれかに記載の印刷流体供給装置。
  8. 上記係合部材は、上記カートリッジ装着部に上記印刷流体カートリッジが挿入されていない状態において、第2位置に保持されるものである請求項1から7のいずれかに記載の印刷流体供給装置。
  9. 上記ケースの上記係合部材より挿入向きの前側に接点が設けられており、
    上記本体の外面であって上記被係合部と同じ側に、装着状態において上記接点と導通される電気的インターフェースが設けられている請求項8に記載の印刷流体供給装置。
  10. 装着位置にある印刷流体カートリッジと係合する第1位置、及び装着位置にある印刷流体カートリッジと係合しない第2位置に回動可能な係合部材が、印刷流体カートリッジが挿入されるケースに設けられたカートリッジ装着部に装着される印刷流体カートリッジであって、
    印刷流体が貯留される本体と、
    貯留された印刷流体を外部へ流出させる供給部と、
    上記本体の外面に設けられており、装着位置において上記第1位置の係合部材と係合する被係合部と、
    弾性変形する付勢部材と、
    上記被係合部より挿入向きの後側に配置されて上記付勢部材により挿入向きへ付勢されており、上記係合部材と当接可能な当接部と、を具備しており、
    上記印刷流体カートリッジが上記カートリッジ装着部へ挿入される過程において、上記当接部は、上記係合部材に当接して上記係合部材を第1位置へ回動させるとともに上記付勢部材が弾性変形し、
    第1位置の上記係合部材が上記被係合部と係合して、上記付勢部材の付勢力に抗して上記印刷流体カートリッジが装着位置に保持された状態において、上記係合部材が第1位置から第2位置へ回動されると、上記付勢部材の付勢力によって上記印刷流体カートリッジが挿入向きと逆向きへ移動するものである印刷流体カートリッジ。
  11. 上記当接部は、上記付勢部材の弾性変形に連動して挿入向きに沿った方向へ移動するものである請求項10に記載の印刷流体カートリッジ。
  12. 上記当接部は、上記付勢部材の一部である請求項11に記載の印刷流体カートリッジ。
  13. 上記付勢部材は、圧縮変形するものである請求項10から12のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  14. 上記被係合部は、上記本体の外面から離れる向きに沿った段差面であり、上記当接部は、上記被係合部より上記本体の外面から離れた位置に配置されている請求項10から13のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  15. 上記付勢部材は、装着状態において、上記供給部よりも上側に配置されている請求項10から14のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  16. 上記当接部は、上記係合部材の回動軸に対して上記本体より外側において上記係合部材と当接するものである請求項10から15のいずれかに記載の印刷流体カートリッジ。
  17. 第1向きを向いた第1面、及び当該第1面とは第1向きと反対の第2向きへ離れて配置された第2面との間に印刷流体を収容する収容室が設けられており、当該第1面及び当該第2面の間に位置する第3面と、当該第3面から離れる第3向きに沿って第2向きへ向いた第4面を有する本体と、
    上記第1面に設けられており、上記収容室の印刷流体を外部へ流出させる供給部と、
    上記第4面よりも第2向きへ離れて配置されており、第1向きを向いた第5面を有する当接部と、
    上記当接部に対して第1向きの付勢力を付与可能な付勢部材と、を具備する印刷流体カートリッジ。
  18. 上記付勢部材は、上記第3面の上端より第3向きへ離れた位置に配置されている請求項17に記載の印刷流体カートリッジ。
  19. 上記第4面及び上記付勢部材より第1向きに電気的インターフェースが配置された請求項17又は18に記載の印刷流体カートリッジ。

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