JP2014188014A - 磁気治療器 - Google Patents

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武彦 黒川
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Abstract

【課題】コイルの鉄心一端が進入する貫磁孔を裏面が略平坦な被覆シートで被い、被覆シートに鉄心一端を近接させることで、「磁気効率の向上」と「ケース強度保持」を両立しつつ、更に「製造の効率化」を図る。
【解決手段】磁気作用面2aが設けられたケース体2とケース体2に内蔵された筒状のコイル3を有し、コイル3の一方端4aから鉄心7の一端部7aが突出し、鉄心7の一端部7aがケース体3の磁気作用面2a側を厚み方向に貫通した貫磁孔8へ内面開口8bから進入し、貫磁孔8の外面開口8cをケース体2側の裏面16aが略平坦な被覆シート16で被い、被覆シート16に鉄心7の一端部7aの先端が近接している。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気作用面を有するケース体に内蔵されたコイル(磁気発生手段)を備え、磁気によって血行を良くし、人(動物)の健康増進などに用いられる磁気治療器に関する。
従来、複数の電磁石を備えて、血液の循環を促進させる電磁気健康促進器が知られている(特許文献1参照)。
この電磁気健康促進器は、複数の電磁石と、複数の電磁石のうちの少なくとも一つの電磁石のコイルに加える電流または電圧を可変し、かつ、複数の電磁石のうちの他の少なくとも一つの電磁石のコイルに一定の強度の電流または電圧を供給し得る磁力制御手段と、磁気発生部分を覆う平面状保護板を有し、当該平面状保護板の内側であって複数の電磁石の磁力が人体に効果的に照射される磁気発生部分の位置に複数の電磁石を配置してなるボックスとを備えている。
特開2004−329584号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電磁気健康促進器は、面状保護板のボックス内面側と各電磁石との間に配置された面状発熱体と、面状発熱体と各電磁石との間に配置され面状発熱体を覆う断熱材も備えている。
すなわち、この電磁気健康促進器は、断熱材、面状発熱体、平面状保護板の3層を必須とし、この3層を透過しなくては、電磁石からの磁気が人体に届かない。
これは、特許文献1の電磁気健康促進器が、電磁石の磁力を350[ガウス]未満にすることを意図しているためであって(特許文献1段落〔0003〕)、距離の2乗に反比例する磁力はその分弱まり、磁気発生の効率が非常に悪い。
又、仮に、磁気効率を向上させるため、上記3層の何れかを減らして電磁石を人体に近づけたとしても、減らした層の分だけボックスの強度が低下する。
本発明は、このような点に鑑み、コイル(磁気発生手段)の鉄心の一端部が進入する貫磁孔の外面開口をケース体側の裏面が略平坦な被覆シートで被い、この被覆シートに鉄心の一端部を近接させることで、「磁気効率の向上」と「ケース強度保持」を両立しつつ、更に「製造の効率化」を図った磁気治療器を提供することを目的とする。
本発明に係る磁気治療器1は、磁気作用面が設けられたケース体と前記ケース体に内蔵された筒状のコイルを有し、前記コイルの一方端から鉄心の一端部が突出し、前記鉄心の一端部が前記ケース体の磁気作用面側を厚み方向に貫通した貫磁孔へ内面開口から進入し、前記貫磁孔の外面開口を前記ケース体側の裏面が略平坦な被覆シートで被い、前記被覆シートに前記鉄心の一端部の先端が近接していることを第1の特徴とする。
本発明に係る磁気治療器1の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、前記被覆シートは前記ケース体の磁気作用面に形成された外凹部内に貼り付けられて、前記ケース体の磁気作用面を略面一としている点にある。
本発明に係る磁気治療器1の第3の特徴は、上記第1又は2の特徴に加えて、前記被覆シートは裏面が前記ケース体に接着剤を介して貼り付けられ、前記接着剤が前記被覆シートの裏面において前記貫磁孔に対応する部分は避けて存在している点にある。
本発明に係る磁気治療器1の第4の特徴は、上記第1〜3の何れか特徴に加えて、前記コイルの両端が前記ケース体の内面に当接して、前記ケース体の磁気作用面の内面側への凹みを規制している点にある。
これらの特徴により、コイル(磁気発生手段)3の鉄心7の一端部7aが進入する貫磁孔8の外面開口8cを被覆シート16で被い、この被覆シート16に鉄心7の一端部7aを近接させることで、磁気作用面2a側では、ケース体2と被覆シート16の2層構造となって、ケース体2の2層分の強度が確保できると同時に、鉄心7の一端部7aから被覆シート16の表面(人体等)までの距離が、被覆シート16自体の厚み分だけの距離となり、所定の入力電力に対して発生する磁気の強度が上がる。
つまり、「磁気効率の向上」と「ケース強度保持」の両立が可能となる。
尚、人体等までの距離を短くするために、(被覆シート16で被わず)ケース体2自体に有底状の孔や凹み等を形成する構成も考えられる。
このような有底状の孔等を形成する方法として一体成型があるが、一体成型では金型の間に樹脂や発泡体等を流し込むため、あまりに金型同士の間隔が狭いと、その間に樹脂等が十分に届かず、一体成型による薄肉部(孔等の底)の薄さには自ずと限界がある。又、ドリル等の切削によって有底状の孔等を形成することも出来るが、切削分だけ製造工程や製造コストが増加する。
しかし、本発明では、裏面16aが略平坦な(つまり、被覆シート16に有底状の孔や凹み等がない)被覆シート16を用いることで、一体成型のような薄さの限界は被覆シート16になく、人体等に鉄心7の一端部7aを更に近接させることが出来る(磁気効率の向上)と共に、被覆シート16で貫磁孔8の外面開口8cを被うだけで良いため、切削等の場合よりも製造負担を低減できる(製造の効率化)。
従って、「磁気効率の向上」と「ケース強度保持」を両立しつつ、更に「製造の効率化」を図ることが出来る。
尚、本発明における被覆シート16の裏面16aが「略平坦」とは、製造当初は、鉄心7の上端部7aの先端(頂面9)に裏面16aが当接して、多少削れてしまった(窪んでしまった)場合も含む。
又、被覆シート16をケース体2の磁気作用面2aに形成された外凹部17内に貼り付けて、磁気作用面2aを略面一とすることで、磁気作用面2a側の体裁の向上を図ると共に、被覆シート16の剥れを防止できる。
更に、被覆シート16の裏面16aを、ケース体2に接着剤18を介して貼り付け、接着剤18を被覆シート16の裏面16aにおいて貫磁孔8に対応する部分を避けて存在させることで、接着剤18により形成される層(接着層18a)がない分だけ、鉄心7の一端部7aを、より人体等に近づけることが可能となる。
そして、コイル(磁気発生手段)3の両端4a、4bをケース体2の内面に当接させて、ケース体2の磁気作用面2aの内面側への凹みを規制することで、磁気発生手段3を、ケース体2の磁気作用面2aを支える支柱として兼用できる。
尚、本発明に係る磁気治療器1は、以下の構成であっても良く、磁気作用面2aが設けられたケース体2と、このケース体2に内蔵された磁気発生手段(コイル)3を有する磁気治療器であって、前記ケース体2は、外上面が前記磁気作用面2aを構成した平面視略長方形の上ケース体22と前記磁気発生手段(コイル)3を下支えする平面視略長方形の下ケース体21で略直方体状に形成され、その厚み方向中途部から延設された一対の平板部23、23を備え、これら平板部23、23は、前記略長方形の下ケース体21の一対の長辺における外周面の上端部のみからそれぞれ略水平方向に延びた平面視略長方形の平板であり、その厚み方向に貫通して帯状部材を通す長孔23bがそれぞれ形成され、前記磁気発生手段(コイル)3は、上下端に鍔部4a、4bを設けたスプール部5の周面に電線が巻かれた2つのコイルボビン6、6と、これらコイルボビン6、6それぞれの上鍔部4aから各上端部7aが突出した状態で各スプール部5内に嵌入される一対の鉄心枝部12、12を断面略正方形の鉄心胴部11両端に設けた略コ字状の鉄心7を備え、前記2つのコイルボビン6、6それぞれの下鍔部4bの側端面に、前記各スプール部5に巻く電線をその巻き始め又は巻き終わりに絡げる掛止ピンが設けられ、前記2つのコイルボビン6、6における隣接した上鍔部4a、4a両方が前記ケース体2に内蔵されて嵌合する上ケース体22内面の凹部13と、この凹部13内で上ケース体22の磁気作用面2a側を厚み方向に貫通した一対の貫磁孔8、8を、前記上ケース体22の磁気作用面2a側に形成し、前記鉄心7の各鉄心枝部12における突出した上端部7aを各貫磁孔8へ内面開口8bから進入させ、且つ、前記上鍔部4a、4a両方を前記上ケース体22の凹部13の内底面に当接させて、前記磁気作用面2aの内面側への凹みを、前記コイルボビン6及び鉄心7で規制していて、前記貫磁孔8それぞれの外面開口8cを前記上ケース体22側の裏面16aが略平坦な被覆シート16で被い、この被覆シート16に前記鉄心7の各鉄心枝部12における突出した上端部7aの先端が近接していることを特徴としても構わない。
又、本発明に係る磁気治療器1は、磁気作用面2aが設けられたケース体2と、このケース体2に内蔵された磁気発生手段(コイル)3を有する磁気治療器であって、前記ケース体2は、外上面が前記磁気作用面2aを構成した平面視略正方形の上ケース体22と前記磁気発生手段(コイル)3を下支えする平面視略正方形の下ケース体21で略直方体状に形成され、この下ケース体21は、内底面から上方へ***した上底部41と、前記下ケース体21の互いに対向する側面を下方へ切り込んだ一対の切欠部42、42を備え、前記上ケース体22は、前記一対の切欠部42、42の対応する位置で下方突出した一対の突出片43、43を備えていて、この各突出片43の先端外面に、前記ケース体2が嵌合可能なクッション部材の枠又は凹みに対して係止する鉤部43aを形成し、前記磁気発生手段(コイル)3は、上下端に鍔部4a、4bを設けたスプール部5の周面に電線が巻かれた2つのコイルボビン6、6と、これらコイルボビン6、6それぞれの上鍔部4aから各上端部7aが突出した状態で各スプール部5内に嵌入される一対の鉄心枝部12、12を断面略正方形の鉄心胴部11両端に設けた略コ字状の鉄心7を備え、前記2つのコイルボビン6、6それぞれの下鍔部4bの側端面に、前記各スプール部5に巻く電線をその巻き始め又は巻き終わりに絡げる掛止ピンが設けられ、前記2つのコイルボビン6、6で構成された磁気発生手段(コイル)3を2つ有し、これら2つの磁気発生手段(コイル)3、3における隣接した4つの上鍔部4a〜4aが前記ケース体2に内蔵されて嵌合する上ケース体22内面の大凹部14と、この大凹部14を前記4つの上鍔部4a〜4aのうち各磁気発生手段(コイル)3用に2つずつが嵌合する各凹部13に仕切り且つ前記上ケース体22内面から突出したフランジ15と、前記各凹部13内で上ケース体22の磁気作用面2a側を厚み方向に貫通した一対の貫磁孔8、8を、前記上ケース体22の磁気作用面2a側に形成し、前記鉄心7の各鉄心枝部12における突出した上端部7aを各貫磁孔8へ内面開口8bから進入させ、且つ、前記4つの上鍔部4a〜4aを前記上ケース体22の大凹部14の内底面に当接させて、前記磁気作用面2aの内面側への凹みを、前記コイルボビン6及び鉄心7で規制していて、前記貫磁孔8それぞれの外面開口8cを前記上ケース体22側の裏面16aが略平坦な被覆シート16で被い、この被覆シート16に前記鉄心7の各鉄心枝部12における突出した上端部7aの先端が近接していることを特徴としても良い。
更に、本発明に係る磁気治療器1は、磁気作用面2aが設けられたケース体2と、このケース体2に内蔵された磁気発生手段(コイル)3を有する磁気治療器であって、前記ケース体2は、外上面が前記磁気作用面2aを構成した上ケース体22と前記磁気発生手段(コイル)3を下支えする下ケース体21を備えると共に、前記ケース体2は、帯状部材を取付可能な第1ジョイントと、前記ケース体2が嵌合可能なクッション部材の枠又は凹みに係止する第2ジョイントのうち少なくとも1つが設けられ、前記磁気発生手段(コイル)3は、上下端に鍔部4a、4bを設けたスプール部5の周面に電線が巻かれた2つのコイルボビン6、6と、これらコイルボビン6、6それぞれの上鍔部4aから各上端部7aが突出した状態で各スプール部5内に嵌入される一対の鉄心枝部12、12を断面略正方形の鉄心胴部11両端に設けた略コ字状の鉄心7を備え、前記2つのコイルボビン6、6それぞれの下鍔部4bの側端面における互いに対向する位置に、前記各スプール部5に巻く電線をその巻き始め又は巻き終わりに絡げる一対の掛止ピンがそれぞれ設けられ、これら対向する位置にある一対の掛止ピン同士でピン間の距離が異なっていて、前記2つのコイルボビン6、6で構成された磁気発生手段(コイル)3を2つ有し、これら2つの磁気発生手段(コイル)3、3における隣接した4つの上鍔部4a〜4aが前記ケース体2に内蔵されて嵌合する上ケース体22内面の大凹部14と、この大凹部14を前記4つの上鍔部4a〜4aのうち各磁気発生手段(コイル)3用に2つずつが嵌合する各凹部13に仕切り且つ前記上ケース体22内面から突出したフランジ15と、前記各凹部13内で上ケース体22の磁気作用面2a側を厚み方向に貫通した一対の貫磁孔8、8を、前記上ケース体22の磁気作用面2a側に形成し、前記鉄心7の各鉄心枝部12における突出した上端部7aを各貫磁孔8へ内面開口8bから進入させ、且つ、前記4つの上鍔部4a〜4aを前記上ケース体22の大凹部14の内底面に当接させて、前記磁気作用面2aの内面側への凹みを、前記コイルボビン6及び鉄心7で規制していて、前記貫磁孔8それぞれの外面開口8cを前記上ケース体22側の裏面16aが略平坦な被覆シート16で被い、この被覆シート16に前記鉄心7の各鉄心枝部12における突出した上端部7aの先端が近接していることを特徴としても良い。
そして、本発明に係る磁気治療器1は、加えて、前記被覆シート16は前記上ケース体22の磁気作用面2aに形成された外凹部17内に貼り付けられて、前記上ケース体22の磁気作用面2aを略面一としていることと、前記被覆シート16は裏面16aが前記上ケース体22に接着剤18を介して貼り付けられ、前記接着剤18が前記被覆シート16の裏面16aにおいて前記貫磁孔8に対応する部分は避けて存在していることのうち少なくとも1つを特徴としても良い。
本発明に係る磁気治療器によると、コイル(磁気発生手段)の一方端から突出した鉄心の一端部を貫磁孔へ内面開口から進入させ、貫磁孔の外面開口を裏面が略平坦な被覆シートで被い、被覆シートに鉄心の一端部の先端を近接させることで、「磁気効率の向上」と「ケース強度保持」の両立、及び、「製造の効率化」が同時に実現できる。
(a)は本発明の第1実施形態に係る磁気治療器を示す斜視図であり、(b)は(a)中のA−A線における磁気治療器の断面を示す斜視図である。 は図1(a)中のA−A線における第1実施形態の磁気治療器を示す断面図である。 (a)は第1実施形態の磁気治療器の下ケース体とコイル(磁気発生手段)を示す斜視図であり、(b)は下ケース体に支持されたコイル(磁気発生手段)を示す斜視図である。 (a)は第1実施形態の上ケース体とコイル(磁気発生手段)を示す斜視図であり、(b)は上ケース体に当接したコイル(磁気発生手段)を示す斜視図である。 (a)は本発明の第2実施形態に係る磁気治療器を示す斜視図であり、(b)は(a)中のB−B線における磁気治療器の断面を示す斜視図である。 (a)は本発明の第2実施形態に係る磁気治療器の下ケース体とコイル(磁気発生手段)を示す斜視図であり、(b)は下ケース体に支持されたコイル(磁気発生手段)を示す斜視図である。 (a)は第2実施形態の上ケース体とコイル(磁気発生手段)を示す斜視図であり、(b)は上ケース体に当接したコイル(磁気発生手段)を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1〜4には、本発明の第1実施形態に係る磁気治療器1が示されている。
この磁気治療器1は、磁気作用面2aが被覆シート16で被われたケース体2と、このケース体2に内蔵されたコイル(磁気発生手段)3と、この磁気発生手段3に電流を供給する亘り線19・コード20等の供給手段を有している。
尚、磁気発生手段3は、らせん状(筒状)に巻かれた電気の導線(電線)内の軸心位置に鉄心7を備えたコイルである。
<ケース体2>
本発明におけるケース体2は、珪素樹脂、ナイロン(ポリアミド)ポリマー等の合成樹脂や、ポリアセタール、ポリカーボネート等のエンジニアリングプラスチックで構成され、その形状は、略直方体状であって、その厚み方向中途部から、略水平方向に平板(後述の平板部23)が延設されている。更に、ケース体2は、上下分割可能であって、下ケース体21と上ケース体22を備えている。
<下ケース体21>
図1〜3で示した如く、下ケース体21は、2つのコイルボビン6、6を有する磁気発生手段3を下方から支える容器状で且つ平面視略長方形の部材であって、その一対の長辺における外側面の上端部から、略水平方向に延びる平板部23、23が(前後)一対に設けられている。
この平板部23も、平面視で略長方形状であって、その角部に厚み方向を貫通する孔(ネジ等が通る丸孔23aや、ベルト等の帯状部材が通る長孔23b)等が設けられていても良い。
下ケース体21の内底面には、磁気発生手段3、特に、後述する鉄心7の略角柱状の鉄心胴部11を位置決め保持する(左右)一対の係止片24、24が立設されている。
この一対の係止片24、24は、それぞれが平面視で略コ字状であって、各係止片24は、係止片胴部24aの両端に設けた係止片枝部24b、24bが、互い向き合うように配備されている。
従って、これら各係止片24間に、鉄心胴部11を載置すれは、磁気発生手段3が所定位置で支持され、つまり、磁気発生手段3が下方に移動しないよう(磁気発生手段(コイル)3の下端がケース体2の内面に当接して)下支えされ、この下支えされた所定位置において、磁気発生手段3上面側の鉄心7の突出した一端部7aが、上ケース体22内面の貫磁孔8に対応する位置となる。
これに加えて、下ケース体21(係止片24、24間)と各磁気発生手段3(後述する鉄心胴部11)とに挟まれて配置され、且つ、それぞれの磁気発生手段3を上方へ付勢するバネ板25を有している。尚、バネ板25を有していなくても良い。
又、ケース体2には、磁気発生手段3に電力を供給するコード20を、ケース体2内から外へ挿通させるコード孔26が設けられているが、このコード孔26の下半分を形成する下切欠27が、下ケース体21の4側面のうちの1つに、当該側面を略半円状に下方へ切り欠いて設けられている。
下ケース体21の内底面における四隅には、固定筒体29が立設しており、上ケース体22の後述する固定孔30に挿通されるネジ等によって、上下ケース体21、22が一体固定される。
尚、上下ケース体21 、22を一体固定するのであれば、これら固定筒体29や固定孔30、ネジ等の構成に限定されず、嵌め合いや接着等で一体固定しても良い。
<上ケース体22>
図1、2、4で示した如く、上ケース体22は、2つのコイルボビン6、6を有する磁気発生手段3の上方に被さる蓋状で且つ平面視略長方形の部材である。
この上ケース体22の外上面がケース体2における平面状の磁気作用面2aを構成している。
この磁気作用面2aには、上ケース体22の上面側を厚み方向に沿って貫通した(左右)一対の貫磁孔8、8が設けられており、これらの各貫磁孔8は、磁気発生手段3における鉄心7の突出した一端部7aがそれぞれ進入可能な大きさに設定されている。
各貫磁孔8は、平面視で略円形であり、この円形の略中心か若干ずれた位置に、下ケース体21の係止片24、24で位置決めされた磁気発生手段3の鉄心7の突出した一端部7a(特に、一端部7aの頂面9)に位置する。
又、貫磁孔8の貫通長さは、当然、上ケース体22の上面側の厚みと略同一であると共に、鉄心7の一端部7aが、コイルボビン6の一方の鍔部4から突出した長さとも、略一致している。
これに加えて、貫磁孔8における内周面8aは、鉛直方向(上下方向)に沿った略直筒状に形成されているが、この内周面8aは、貫通孔8の内面開口8bから外面開口8cに近づくほど直径が広がる上方末広がり状(上方へいくほど直径が広がるよう)に形成されたり、下方末広がり状に形成されていても良い。
上述した一対の貫磁孔8、8の外面開口8cは被覆シート16で被われている。
この被覆シート16を上ケース体22に貼り付けた際、磁気作用面2aが略面一となるように、上ケース体22には、外上面(磁気作用面2a)を所定範囲だけ窪ませた外凹部17が設けられている。
この外凹部17の平面視形状は、被覆シート16と平面視で相似形且つ若干小さく、外凹部17の深さは、被覆シート16の厚みと略同一である。
このように、被覆シート16を外凹部17内に貼り付けて、磁気作用面2aを略面一とすることで、磁気作用面2a側の体裁(見栄え)が向上するだけでなく、被覆シート16端面が露出しないので、被覆シートの剥れを抑制できる。
尚、磁気作用面2aは、これに貼り付けて略面一状となった被覆シート16も含めて、必ずしも平面でなくとも良く、使用者の腰部や肩部、腕、脚等の形状にあわせて、窪みが形成された曲面であっても、このような曲面と平面の両方から成る面であっても良い。
又、上述した各貫通孔8の外面開口8cは、外凹部17の底面内に位置することとなる。
更に、上ケース体22における磁気作用面2a側の内面(内上底面)には、2つの磁気発生手段3における2つのコイルボビン6、6の隣接した一方の鍔部4、4両方を嵌合させて位置決め可能な凹部13も、形成されている。
この凹部13は、平面視において、略長方形であって、隣接した2つの鍔部4、4両方を外側から囲うように、窪んでいる。
このように窪んだ凹部13に、隣接した2つの鍔部4、4両方をあてがえば、磁気発生手段3における鉄心7の突出した一端部7aが、それぞれ貫磁孔8に対応する位置となる。
このように、2つのコイルボビン6、6の鍔部4、4を位置決め可能な凹部13を、磁気作用面2a側の内面に形成することで、複数の磁気発生手段3を同時に、位置決め(つまり、支柱兼用位置に配設)でき、ケース体2の強度を確保しながら、組立が容易となる。
尚、上ケース体22には、上述したコード孔26の上半分を形成する上切欠28が、上ケース体22の4側面のうちの1つ(の下切欠27に対応する位置)に、当該側面を略半円状に上方へ切り欠いて設けられている。
又、上ケース体22の内上底面には、四隅を貫通する固定孔30が設けられており、この固定孔30を通るネジ等が、下ケース体21の固定筒体29に螺合することによって、上下ケース体21、22が一体固定されることとなる。
当然、上述したように、上下ケース体21、22の一体固定は、固定できるのであれば、ネジ等による固定手段に限定されない。
<被覆シート16>
図1、2に示すように、被覆シート16は、一対の貫磁孔8、8を被う大きさであり、上ケース体22の磁気作用面2a(外凹部17内)に、接着剤18を介して貼り付けられている。尚、被覆シート16が、磁気作用面2aをはみ出すほど大きい場合であっても、各貫磁孔8を被えるのであれば、構わない。
被覆シート16の平面視における形状は、特に限定されないが、例えば、大小で同心状に配置された略8字図形を上面(表面)に描き、磁力線をイメージした模様を形成したものでも良い。
但し、この模様は、同心円又は一重円のみで構成されたものであったり、形成されていなくても良い。
被覆シート16は、樹脂フィルムや紙素材、非磁性である金属の薄板等で構成され、更に詳しくは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂のフィルムや、これらの合成樹脂フィルムの上(表面)に、アルミ蒸着加工やホログラム加工を施したものであったり、パルプ(セルロース繊維)を主成分とする各種紙(上質紙、アート紙、クラフト紙、和紙等)やこれらの紙の表面にアルミ蒸着加工を施したもの、金・銀・銅・アルミニウム・マグネシウムなどの非磁性の金属薄板などでも良い。
これらの素材で構成される被覆シート16の厚みは、0.05mm以上1.00mm以下、好ましくは0.07mm以上0.7mm以下、更に好ましくは0.1mm以上0.5mm以下である。
又、被覆シート16は、上述した素材のシートの裏面16a側に接着剤18を塗布や含浸等されたシール体であっても良く、その場合、接着剤18が成す層(接着層)18aを形成することとなる。
尚、被覆シート16(シール体)の接着層18aの裏面(ケース体2側の面)には、剥離紙が設けられていても良く、製造の際に、ケース体2(上ケース体22)へ貼り付ける際には、剥離紙を剥がして被覆シート16を容易に貼り付けられると同時に、貼り付ける前までの被覆シート16の扱い・管理が容易となる。
被覆シート16は、少なくとも裏面(ケース体2側の面(上ケース22に貼り付けられる側の面))16aが、略平坦となっているため、この被覆シート16の厚み等が、磁気発生手段3の鉄心7における上端部7aの先端(頂面9)から、ケース体2外の人体等までの距離となる。
尚、被覆シート16で裏面16aが略平坦であれば、つまり、被覆シート16に、裏面16aから上方に開口した有底状の孔や凹み等を設けず、鉄心7の上端部7aの先端(頂面9)を近接させることは、上ケース体22の貫磁孔8側「だけ」に担わせることを意味する。
このように、裏面16aからの有底状の孔等がない被覆シート16は、容易な製法で、「薄さ」だけを求めることに専念できるため、上述の合成樹脂やポリウレタン、PET等の発泡体を、一体成型でシート状にする場合のような薄さの限界はない。
しかも、作成した被覆シート16で貫磁孔8の外面開口8cを被う工程「だけ」で良いため、上ケース体22に有底状の孔等を切削して(切削を途中で止めて)形成する切削工程と比べて、製造負担を低減できる(製造の効率化)。
従って、「磁気効率の向上」と「ケース強度保持」を両立しつつ、更に「製造の効率化」を図ることが出来る。
尚、本発明における被覆シート16の裏面16aが「略平坦」とは、製造当初は、鉄心7の上端部7aの先端(頂面9)に裏面16aが当接して、多少削れてしまった(窪んでしまった)等の場合も含む。
更に、被覆シート16は、製造当初は表面、裏面16a共に、略平坦であっても、上ケース体22に貼り付け後、表面(つまり、磁気作用面2a)側から下方に湾曲したり、窪みが出来ていたり、下方に削れていたり等しても、裏面16a側が略平坦であれば、本発明における「被覆シート16」に含まれる。
<接着剤18>
図2に示すように、接着剤18は、被覆シート16の裏面16aを、上ケース体22における外凹部17の内底面に貼り付ける(接着させる)ものであって、当然に、被覆シート16と上ケース体22との間に存在する。
接着剤18は、被覆シート16と上ケース体22との間に存在するのであれば、いずれの構成でも良く、上述したように、被覆シート16がシール体であれば被覆シート16側に存在することとなり、これとは逆に、上ケース体22側が、当初から接着剤18が塗布等され(その上面は剥離紙で覆われ)たシール状となっていても良い。
又、被覆シート16を上ケース体22に貼り付ける直前に、シート16とケース体22の何れか(又は両方)に、接着剤18を塗布等するものであっても良く、更には、被覆シート16がシール体であるか、上ケース体22側がシール状となっている場合であっても、直前に接着剤18を塗布等することとしても構わない。
接着剤18は、有機系(合成系、天然系)や無機系の接着剤など、被覆シート16の裏面16aを、ケース体2に貼り付け、各貫磁孔8を被うのであれば何れでも良いが、以下に詳解する。
接着剤18は、有機系であれば、アクリル酸および誘導体を主成分とする接着剤や、ジアクリレートと過酸化物を主成分とする接着剤、アクリル樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤等のアクリル系接着剤、α−オレフィン(イソブチレン等)と無水マレイン酸との共重合樹脂を主成分とする接着剤や、非結晶性ポリプロピレン(APP)樹脂を主成分とする接着剤等のオレフィン系接着剤、ウレタン基等のイソシアネート基やヒドロキシ基から誘導され化合する接着剤や、ポリウレタン(PU)樹脂またはウレタンプレポリマーを溶剤に溶融させた接着剤、ポリウレタン樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤、各種親水性高分子の水溶液またはエマルション溶液と架橋剤としてのイソシアネート化合物を主成分とする接着剤、ポリウレタン樹脂を主成分としホットメルトに反応系の特性を付与した接着剤、熱可塑性ポリウレタン樹脂を主成分とする接着剤等のウレタン系接着剤、エーテル系誘導体セルロースを主成分とするエーテル系セルロ−ス接着剤、エチレンビニルアルコール(EVA)と酢酸ビニルを共重合させた樹脂やそのエマルジョンを主成分とするEVA系接着剤、エポキシ樹脂やそのエマルジョンを主成分とするエポキシ系接着剤、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂を主成分とするポリ塩化ビニル系接着剤、クロロプレンゴムとフェノール樹脂を主成分とするクロロプレンゴム系接着剤、ポリ酢酸ビニル樹脂やそのエマルジョンを主成分とするポリ酢酸ビニル系接着剤、2−シアノアクリル酸エステルモノマーを主成分とするシアノアクリレート系接着剤、オルガノポリシロキサンを主成分とする接着剤や、メチルジメトキシシリル基を末端に持つポリプロピレンオキシド(変成シリコーン)を主成分とする接着剤等のシリコーン系接着剤、スチレンとブタジエンとの共重合体やそのラテックスを主成分とするスチレン−ブタジエンゴム系接着剤、ニトリルゴムを主成分とするニトリルゴム系接着剤、セルロースのエステル系誘導体のひとつであるニトロセルロース(硝化綿)を主成分とするニトロセルロース系接着剤、フェノール樹脂を主成分とするフェノール系接着剤、ポリアミド(ナイロン)樹脂を主成分とするポリアミド系接着剤、ポリイミド(PI)類の低分子ポリマーを主成分とするポリイミド系接着剤、ポリスチレン(PS)樹脂を主成分とするポリスチレン系接着剤、ポリビニルアルコールを主成分とする接着剤や、ポリビニルアルコールの一種であるポリビニルブチラール樹脂を主成分とする接着剤等のポリビニルアルコール系接着剤、ポリビニルピロリドン(PVP)樹脂を主成分とするポリビニルピロリドン系接着剤、芳香族複素環ポリマーに属するポリベンズイミダソール(PBI)を主成分とするポリベンズイミダソール系接着剤、ポリメタクリレート樹脂を主成分とするポリメタクリレート系接着剤、メラミン(シアヌリル酸アミド)を主成分とするメラミン系接着剤、尿素を主成分とするユリア系接着剤、レゾルシノール樹脂またはフェノール・レゾルシノール樹脂を主成分とするレゾルシノール系接着剤などの合成系の接着剤の何れでも構わない。
又、接着剤18は、ラテックスを主成分とする天然ゴム系接着剤、植物由来のデンプンを主成分とするデンプン系接着剤、牛乳由来の蛋白質の一種であるカゼインを成分とするカゼイン系接着剤、動物由来のゼラチンを主成分とする接着剤である膠、血液に含まれる蛋白質の一種であるフィブリンを利用したフィブリン接着剤、マツ属の木から分泌される天然樹脂である松やに、ウルシ科のウルシノキやブラックツリーから採取した樹液を加工したウルシオールを主成分とする天然樹脂である漆、卵白の主成分タンパク質であるアルブミン、マメ科のアラビアゴムノキまたはその同属近縁植物の樹皮の傷口からの分泌物を乾燥させたアラビアガム、原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質なアスファルトなどの天然系の接着剤であったり、二酸化ケイ素を主成分とするシリカ系接着剤、ケイ酸ナトリウムの濃い水溶液である水ガラス、石膏や石灰等を組み合わせたセメントなどの無機系の接着剤の何れでも良い。
尚、これらの素材で構成される接着剤18が、被覆シート16の裏面16aや上ケース体22の上面に塗布又は含浸等された際の厚み(接着層18aの厚み)は、0.01mm以上0.20mm以下であって、好ましくは、0.03mm以上0.15mm以下、更に好ましくは0.05mm以上0.10mm以下である。
又、接着剤18が当初より被覆シート16の裏面16a側に塗布等されたシール体である場合、被覆シート16自体と接着層18aを合わせた厚みは、0.06mm以上1.2mm以下、好ましくは0.10mm以上0.85mm以下、更に好ましくは0.15mm以上0.60mm以下である。
更に、接着剤18を、被覆シート16の裏面16aにおいて貫磁孔8に対応する部分を避けて存在させることで、接着剤18がない分(接着層18aの厚み分)だけ、鉄心7の一端部7aを、より人体等に近づけることが可能となる。
<磁気発生手段(コイル)3>
図1〜4に示したように、本発明における磁気発生手段3は、電磁石である2つのコイルボビン6、6と、この2つのコイルボビン6、6に嵌入される略コ字状の鉄心7を備えている。
<コイルボビン6>
磁気発生手段3におけるコイルボビン6は、珪素樹脂、ナイロン(ポリアミド)ポリマー等の合成樹脂や、ポリアセタール、ポリカーボネート等のエンジニアリングプラスチックで構成され、鉄心7を内部に嵌入可能なスプール部5と、同じく合成樹脂で構成され、このスプール部5の両端(上端、下端)に設けられた鍔部4、4と、スプール部5の外周面に巻回された電線を備えている。
コイルボビン6におけるスプール部5は、断面略正方形の角筒状部材であって、この筒内の断面形状・断面積は、鉄心7(鉄心枝部12)の断面形状・断面積より若干大きいか又は略同一である。
従って、スプール部5が、嵌め合いや両面テープ、接着剤等によって、鉄心7(鉄心枝部12)に固定されることなる。
尚、スプール部5は、略コ字状の鉄心7を介して、ケース体2に対して、その上下方向にスプール部5の軸心が沿うように配置される。
コイルボビン6における鍔部4は、スプール部5の上下端に一体的に設けられた一対の略正方形の平板状部材であって、各鍔部4は、スプール部5の軸心に直交する、つまり、それぞれの上下面が略水平方向に向くように配設される。
ここで、一対の鍔部4、4のうち、スプール部5の上端に設けられた一方の鍔部4(上鍔部4a)は、上述したように、上ケース体22の内上底面(磁気作用面2a側の内面)に当接配置される。
一方、一対の鍔部4、4のうち、スプール部5の下端に設けられた他方の鍔部4(下鍔部4b)は、略コ字状の鉄心7における鉄心胴部11上面に当接することによって、鉄心7に対するコイルボビン6の位置決めをし、鉄心枝部12のスプール部5内への嵌入深さ、つまり、上鍔部4からの鉄心7の突出した一端部7aの突出長さを規定する。
尚、下鍔部4bにおいて対応する一対の側端面(互いに対向する位置にある前後面、左右面)4cには、電線をスプール部5に巻き始め又は巻き終りに、その電線を絡げる掛止ピン10が立設されている。尚、その掛止ピン10に電線を絡げる際に、その電線を案内可能な案内溝が下鍔部4bに設けられていても良い。
又、掛止ピン10は、各側端面4cに所定間隔をおいて、2本ずつを一対として設けられており、この場合には、スプール部5に対して、左右どちらの方向でも巻線が対応可能(巻回しする電線の方向を、右巻きでも左巻きでも可能)となり、作業の自由度が増し、作業工程も軽減した整列巻きが出来る。
更には、各側端面4cにおいて、2本ずつ設けられた掛止ピン10、10の間(略中間位置)に、電線を引っ掛けて巻く向きを変える凸部を設けていても良い。
これに加えて、互いに対向する一対の側端面4cのうち、一方の側端面4cに設けられた一対の掛止ピン10、10の間の距離(ピン間の距離)を、他方の側端面に設けられた2本の掛止ピン10、10間の距離(ピン間の距離)より小さく又は大きく(幅狭又は幅広)となるように(つまり、異なるように)設定している(このピン間の距離の異なりは、第2実施形態でも言及する)。
尚、掛止ピン10は、各側端面4cに1本ずつ設けられていたり、設けられていなくても良い。
又、鉄心7の上端部7aの先端(頂面9)を、被覆シート16の裏面16aに、より近接させるために、上鍔部4aや下鍔部4bを薄くしたり、スプール部5を短くしても良い。
コイルボビン6における電線は、銅をはじめ、銀、金、アルミ等の電流を流し得るものであれば、素材、線種は何れであっても構わない。
この電線をスプール部5に巻く際には、手巻きや、巻線器等など、何れであっても構わない。尚、巻線器を利用して整列巻回しをする場合には、ある程度電線にテンションをかけて、電線を張った状態でないと綺麗な整列巻きが出来ないため、巻き始め及び巻き終りの電線を、テープで仮止めしたり、上述の掛止ピン10に絡げても良い。
<亘り線19・コード20>
図1、3、4に示した如く、亘り線19は、隣接した(隣り合う)2つのコイルボビン6のうち、一方のコイルボビン6の下鍔部4bの側端面4cに立設された2本の掛止ピン10、10と、これら2本の掛止ピン10、10と同じ側の側端面4cに立設されている他方のコイルボビン6における2本の掛止ピン10、10の合計4本の掛止ピン10〜10に亘って、ハンダ等を介して、取り付けられている。
又、これら4本の掛止ピン10〜10と互いに対向する位置の側端面4cに立設している別の4本の掛止ピン10〜10にも、また別の亘り線19が取り付けられており、2つのコイルボビン6、6は、平面視で2本の亘り線19、19に挟まれている。
尚、亘り線19は、4本の掛止ピン10〜10の下方に位置しているが、各掛止ピン10の上方で取り付けられていても良く、又、各掛止ピン10を縫うように上下互い違いに亘されていても良い。
又、1本の亘り線19が亘される4本の掛止ピン10〜10のうち、実際に巻き始め及び巻き終りの電線を絡げられるものは、2つのコイルボビン6それぞれの巻き始め及び巻き終りの電線の合計2本だが、亘り線19を4本ともに取り付けることによって、取付強度の向上を図っている。
2つのコイルボビン6、6(1つの磁気発生手段3)に亘された2本の亘り線19、19それぞれの一端には、コード20が接続されており、これらコード20(2本のコード20、20)が、ON/OFFスイッチやタイマー等を経て、コード孔26からケース体2外にある商用電源(50Hz又は60Hz)等から供給される電力によって、ケース体2の磁気作用面2aに磁場を発生させる。
<鉄心7>
図1〜4に示した如く、磁気発生手段3における鉄心7は、略コ字状に形成されており、略角柱状(断面視略正方形状)の鉄心胴部11と、この鉄心胴部11の両端(左右両端)に設けられた鉄心枝部12、12を備えている。尚、各鉄心枝部12も、略角柱状(断面視略正方形状)である。
つまり、長手方向を有する鉄心胴部11の左右両端から、この鉄心胴部11の長手方向と直交し且つ上方向に、それぞれの鉄心枝部12が延伸して、略コ字状(馬蹄状)を成している。
尚、鉄心7は、軟鉄などの薄板を所定の形にくり抜いて、重ね合せて一定の厚みを持たせるように構成されている。
又、各鉄心枝部12の上端部(突出した鉄心7の一端部)7aは、先細り状で、その最先端に頂面9を有し、この頂面9から根元に向け徐々に太くなるよう形成されている。
更に、この上端部7aの形状は、鉄心7の正面視だけでなく、側面視においても、先細るよう構成されている。
そこで、まずは、各鉄心枝部12の上端部7aにおける正面視の構成を述べる。
鉄心枝部12の上端部7aを正面から見るとは、略平坦で略水平状の頂面9と、この頂面9に連なる垂直面31と、この垂直面31の反対側に位置する傾斜部32を備えている。
上端部7aにおける垂直面31は、左右一対の鉄心枝部12、12が互いに向かい合う側(内側)に設けられており、鉄心胴部11の上面両端から上方へ連続して延びる垂直な面である。
上端部7aにおける傾斜部32は、左右一対の鉄心枝部12、12で互いに向かいあっていない側(外側)に設けられており、この外側から各鉄心枝部12が近づく側につれて高くなる向きに傾斜している。
更に、傾斜部32は、各鉄心枝部12の内側に位置する上段の上傾斜面33と、この上傾斜面33より各鉄心枝部12外側に位置する下段の下傾斜面34と、これら2つの傾斜面33、34の間に位置する平坦面35を備えている。
尚、上端部7aを正面から見た際の形状は、上述のように、上傾斜面33、下傾斜面34、平坦面35を備えていなくとも良く、例えば、間の平坦面35を有さず、上傾斜面33と下傾斜面34が連続して1つの傾斜部(傾斜面)32を構成していたり、上傾斜面33と平坦面35だけで傾斜部32を構成し、下傾斜面34を有さない場合など、先細り形状であれば、種々の形状を採用できる。
一方、各鉄心枝部12の上端部7aにおける側面視では、鉄心7を構成する薄板を、鉄心枝部12の長いものと短いもの2種類用い、鉄心7の厚み方向(側面視)においても先細るよう構成されている。
つまり、側面視における尖った部分は、鉄心枝部12が長い薄板を数枚積層したものを、鉄心枝部12が短い薄板を数枚積層したもので前後から挟むことで、構成している。
尚、この側面視における尖った部分(鉄心枝部12が長い薄板を数枚積層したものの上端部)の厚みは、当然、鉄心胴部11など鉄心7における他の部分(鉄心枝部12が長い積層体を、鉄心枝部12が短い積層体で挟んだ部分)より薄く、例えば、他の部分の厚みの1/3以上2/3以下となっている。
このように、鉄心7の突出した上端部7aを先細り状に形成することで、磁気の放出端からの磁束密度が上がり、その結果、放出される磁力(ガウス)が高まる。
つまり、コイルボビン6の電線に通電した際に、鉄心7内に発生した磁束が、尖った上端部7aから出ていくとき、より狭い空間を通るので、その空間内の磁束密度が高くなって、磁界内での磁力(ガウス)が高くなる。
又、上端部7aの傾斜した傾斜部32からは磁力線が放射されず、小さく尖った部分の先端に設けられた頂面9から全ての磁力線が出ていくので、磁力線が小さい面積の頂面9から集中して放射されることでも、磁力が高まる。
尚、コイルボビン6の電線に流す電流は、所定の周波数(例えば、50Hz、60Hz又はこれら以外の周波数)、振幅の交流電流としても良く、この場合には、コイルボビンからは、周波数によって磁極性が切り替わりながら磁束密度が時間的に変化する交流磁場が発生する。
更に、コイルボビン6の電線に流す電流は、所定の周期で所定値の電流が間欠的に流れるパルス電流、例えば、瞬時に立ち上がりややなだらかに立ち下がるという、三角形状の波形をしたパルス電流を流しても良く、この場合には、正弦波状のなだらかな波形をした交流電流よりも磁束変化が大きくなる。又、パルス電流は、正なら正だけ、負なら負だけの電流が間欠的に発生するので、交流電流のように、正の電流と負の電流が交互に流れる場合よりも、磁束の変化が相殺され難い。
これに加えて、鉄心7の上端部7aに形成された頂面9は、略平坦で略水平であり、各貫磁孔8を被う被覆シート16の裏面16aも、同様に、略平坦で略水平であるため、上端部7aの頂面9と、被覆シート16の裏面16aは、対向している。
よって、鉄心7の上端部7aで尖った部分(例えば、頂面9と上傾斜面33を分ける縁部)で、ケース体2の磁気作用面2a側を突き抜けること等を抑制できると共に、鉄心7の一端部7aの頂面9が、対向する被覆シート16の裏面16aに当接して、頂面9と被覆シート16との間でも、ケース体2の磁気作用面2aを支えられる。
又、鉄心7の上端部7aの先端(頂面9)を、被覆シート16の裏面16aに、より近接させるために、鉄心7の各鉄心枝部12を伸ばしても良い。
ここまで述べた構成を持つ本発明は、磁気発生手段3における鉄心7の突出した上端部7aを、上ケース体22の磁気作用面2a側の内面に形成された貫磁孔8に進入させる一方で、貫磁孔8の外面開口8cを被覆シート16で被い、この被覆シート16に鉄心7の一端部7aを近接させることで、磁気作用面2a側では、ケース体2と被覆シート16の2層構造となって、ケース体2の2層分の強度が確保できると同時に、鉄心7の一端部7aから被覆シート16の表面(人体等)までの距離が、被覆シート16自体の厚み分だけの距離となり、所定の入力電力に対して発生する磁気の強度が上がる。
つまり、「磁気効率の向上」と「ケース強度保持」の両立が可能となる。
この磁気効率の向上により、最大磁束密度が1800ガウス(180ミリテスラ)の磁気治療器1ができると共に、「磁気発生手段によるケース体の支柱兼用」と「磁気効率の向上」の両立も実現する。
尚、第1実施形態におけるケース体2は、手のひらに乗るサイズであっても良く、この場合、例えば、ケース体2の平板部23(例えば、厚み方向に貫通する長孔23b)等に帯状部材を取り付けて(挿通して)ベルト型とすることで、人体の一部(膝、腰、肩など)に当て易く、集中してピンポイントで磁気を部分的に作用させることが容易となる。
更に、上鍔部4aを、上ケース体22の磁気作用面2a側の内面に当接させることで、磁気作用面2aの内面側への凹みを、磁気発生手段3で規制して、磁気発生手段3を、ケース体2の磁気作用面2aを支える支柱として兼用することとなり、更なるケース強度の保持が図れる。
<第2実施形態>
図5〜7には、本発明の第2実施形態に係る磁気治療器1が示されている。
この第2実施形態において第1実施形態と最も異なるのは、コイルボビン6の数が、2倍の4つである点である。
詳解すれば、第2実施形態は、2つのコイルボビン6、6を、略コ字状の鉄心7にそれぞれ嵌入させて構成された磁気発生手段(コイル)3を2つ(2組)有している。
このように、第2実施形態が4つのコイルボビン6(2つの磁気発生手段3)を有するため、第2実施形態では、上ケース体22で磁気発生手段3を位置決めする凹部が、第1実施形態よりも大きい。
つまり、第2実施形態は、2つの磁気発生手段3における4つのコイルボビン6〜6の前後左右で隣接した一方の鍔部4〜4全てを嵌合させて位置決め可能な大凹部14が、ケース体2における磁気作用面2a側の内面に形成されている。
更に、第2実施形態の大凹部14には、この大凹部14自体を、各磁気発生手段3用の各凹部13に仕切るように形成されたフランジ15を有している。
<フランジ15>
図7で示した如く、第2実施形態におけるフランジ15は、2組の磁気発生手段3、3の鍔部4〜4を位置決め可能で且つ平面視で略正方形状の大凹部14の内底面(磁気作用面2a側の内面)から内方突出状に形成されている。
フランジ15は、所定間隔をあけて形成された一対の突条であって、略正方形状の大凹部14を略半分に分ける位置に設けられており、略正方形状の(4つの縁部を有した)大凹部14における1つの縁部の略中央位置と、当該縁部に対向する位置にある縁部の略中央位置を結んでいる。
このように、大凹部14を均等に分けることで、合計4つのコイルボビン6を用いる場合であっても、各磁気発生手段3ごとに、容易な位置決めが出来る。
尚、フランジ15の突出高さは、大凹部14の深さと略同一であって、フランジ15の突出端面(下端面)は、上ケース体22における磁気作用面2a側の内面であって大凹部14以外の部分と略同じ高さ位置(略面一状)である。
このような、フランジ15があることで、ケース体2の上面(磁気作用面2a)に荷重がかかった(下方に向けて押圧された)場合であっても、磁気作用面2aの下方移動、つまり、内面側への凹みを抑えることが出来る。
よって、第2実施形態は、このフランジ15によって、4つのコイルボビン6の容易な位置決めと同時に、ケース体2における磁気作用面2aの強度向上も可能となる。
尚、フランジ15で大凹部14を仕切って構成された各凹部13では、各磁気発生手段3の隣接する上鍔部4a、4aを、各凹部13(大凹部14)の縁とフランジ15にあてがえば、磁気発生手段3における鉄心7の突出した上端部7aが、各凹部13のそれぞれの貫磁孔8に対応する位置にくる。
図5、6に示した如く、このフランジ15の他に、第2実施形態は、下ケース体21の内底面から大幅に上方へ***した上底部41を備えている。
この上底部41の上方***の度合いによって、ケース体2の厚みを調節でき、例えば、基板に固定されたクッション部材と、このケース体2の厚みを略同じにすることで、本発明の磁気治療器1を基板に取り付け、その周辺をマットや布団などのクッション部材で囲めば(所定の広がりを持ったシートクッション型にすれば)、このクッション部材のクッション面と、磁気作用面2aが略面一となる。
更に、様々な厚み・大きさのケース体2に、磁気発生手段3を内蔵させる場合であっても、各ケース体2の厚みの差は、上底部41の***によって相殺し、各ケース体2に用いる磁気発生手段3の構成(上下高さ等)を共通化でき、コストの低減に繋がる。
これに加えて、第2実施形態も、各磁気発生手段3(鉄心胴部11)と下ケース体21(係止片24、24間)に挟まれて配置され、それぞれの磁気発生手段3を上方へ付勢する一対のバネ板44、44を有している。尚、バネ板44を有していなくても良い。
又、第2実施形態では、第1実施形態とは逆に、下ケース体21の四隅に固定孔30が設けられ、上ケース体22の四隅に固定筒体29が設けられ、下ケース体21の下方からネジ等の固定手段が、固定孔30を通って固定筒体29に螺合することによって、上下ケース体21、22が一体固定されることとなる。
第2実施形態は、第1実施形態と同様に、4つのコイルボビン6〜6の各側端面4cに一対の掛止ピン10、10が立設され、このピン間の距離は、互いに対向する位置同士のもので異なるように設定されているが、このピン間の距離の異なりで、2つの磁気発生手段3、3のコンパクト化に利用する。
詳解すれば、各磁気発生手段3において、2つのコイルボビン6、6でピン間の距離が互い違いになるように(つまり、ピン間の距離が隣接する一対の掛止ピン10、10同士で異なるように)略コ字状の鉄心7に対して嵌入する。
このような互い違いのピン間であれば、2つの磁気発生手段3、3で、それぞれの亘り線19同士を近接させると、ピン間の距離が幅広な一対の掛止ピン10、10の間に、ピン間の距離が幅狭な一対の掛止ピン10、10が、自ずと位置することなり、2つの磁気発生手段3、3をより近接させることが可能となる(磁気発生手段3、3のコンパクト化)。
又、図5、6に示した如く、下ケース体21における対向する側面に、略矩形状に下方に切り込まれた一対の切欠部42、42が設けられて、この一対の切欠部42、42の上ケース体22の側面における対応位置に、下方突出した一対の突出片43、43が設けられている。
尚、各突出片43の先端外面には、突出片43の他の部分より厚い位置から、突出片43の先端に近づくにつれて厚み方向に先細る鉤部43aが設けられて、更に、この鉤部43aが、ケース体2の内面側に移動する方向に、各突出片43は、撓むことが出来る。
従って、上述の切欠部42、42に、突出片43、43を進入させた状態で、上下ケース体21、22を一体固定することで、側面部に出退可能な鉤部43aを設けたケース体2を構成できる。
この構成であれば、例えば、このケース体2に嵌合可能な枠や凹みに対して、鉤部43a、43aが係止して抜止めとなると同時に、突出片43、43を押圧することによって、鉤部43a、43aをケース体2の中に押し込み、係止を解除して枠や凹みから取り外すことが出来る。
つまり、ケース体2がクッション部材の枠又は凹みに対して嵌合可能となり、枠又は凹みに嵌合したケース体2は、クッション部材に囲まれることとなる。
尚、上述の突出片43、43は、その両側の根元から、上ケース体22の側面を細く切れ込んだ切込みを設けていても良く、この場合、突出片43が更に撓み、鍵部43aの出退距離が長くなる。
又、上述のように、第2実施形態は、嵌合する枠や凹みなどの周囲を、クッション部材としたシートクッション型であっても良く、この場合には、例えば、1つのクッション部材に対して複数の磁気治療器1を備えた磁気治療器としたり、磁気治療器1を備えたクッション部材を、他のクッション部材(磁気治療器1の有無を問わず)を、2つ、3つ又は4つ以上を連結させた磁気治療器としても構わない。
このように、シートクッション型とすることで、人体からの荷重を所定の広さで支えながら、広範囲に亘って人の全身に磁気を作用させることが可能となると共に、磁気治療器1を備えたクッション部材等を連結した磁気治療器であれば、床等の平坦面上や椅子やソファなどの形状に応じて変形し、床や椅子等の上に広げることが可能となる。
その他の磁気治療器1の構成、作用効果及び使用態様は、第1実施形態と同様である。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。磁気治療器1等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが出来る。
ケース体2は、上述のように、下ケース体21と上ケース体22の上下に分割されたが、コイルボビン6の鍔部4から突出した鉄心7の一端部7aを磁気作用面側2a内面の貫磁孔8に進入させ、貫磁孔8の外面開口8cを被覆シート16で被い、被覆シート16に鉄心7の上端部(一端部)7aの先端(頂面9)を近接させられるのであれば、いずれの構成であっても良く、上面の部分(磁気作用面2aの部分)のみが、着脱自在であったり、前後方向又は左右方向が開口し、横から磁気発生手段3をケース体2内に入れた後、横蓋で開口を閉じる構成であっても構わない。
又、ケース体2は、下ケース体21、上ケース体22以外に、これら上下ケース体21、22間に配備され且つその内部に磁気発生手段3(例えば、個数は2つであったり、1つであっても良い)を配備可能な中間フレームを有していても良い。
更に、ケース体2は、帯状部材を取付可能な第1ジョイントと、ケース体2が嵌合可能なクッション部材の枠又は凹みに係止する第2ジョイントのうち少なくとも1つが設けられていても良い。
尚、第1ジョイントは、帯状部材を取り付けられるのであれば、帯状部材の端部と嵌合、係止、縫合、再剥離可能な接着や、面ファスナ等による着脱などの何れであっても良い。
又、第2ジョイントは、クッション部材の枠又は凹みに係止するのであれば、第2実施形態の如く、出退する鉤部を有していたり、第1ジョイントのように、クッション部材の枠又は凹みに対して嵌合、係止、縫合、接着や、面ファスナ等による着脱など、何れの構成であっても構わない。
磁気発生手段3におけるコイルボビン6は、上述では、2つであったり、合計で4つであるが1つや3つ、更には、5つ以上であっても良い。
鉄心7は、嵌入するコイルボビン6の一方の鍔部4から、突出する部分(一端部7a)があるのであれば、略コ字状でなくとも良く、1つのコイルボビン6に嵌入する棒状の鉄心(1本棒)であったり、略E字状であっても良い。
ケース体2やコイルボビン6の素材は、合成樹脂、エンジニアリングプラスチックに限らず、上述した構成となるのであれば、繊維強化プラスチック、陶器、木材などの素材でも良い。
鉄心7の上端部7aの頂面9と、被覆シート16の裏面16aは、必ずしも、対向していなくても良い。
上ケース体22の外上面(磁気作用面2a)には、外凹部17が設けられていなくとも良い。
被覆シート16は、ケース体2(上ケース体22)に対して、接着剤18を介して貼り付けられずとも良く、例えば、超音波溶融によって、被覆シート16と上ケース22を融着させていても良い。
本発明に係る磁気治療器1は、磁気によって人体の血行を良くするだけでなく、犬や猫等の動物全般などに対しても、磁気によって血行を良くし、人及び動物(ペット)の健康増進を図り、人及び動物用の医療、美容、理容、健康分野に利用できる。
1 磁気治療器
2 ケース体
2a ケース体の磁気作用面
3 コイル(磁気発生手段)
4 コイルボビンの鍔部
5 コイルボビンのスプール部
6 コイルボビン
7 鉄心
7a 鉄心の一端部(鉄心の突出した上端部)
8 貫磁孔
8b 貫磁孔の内面開口
8c 貫磁孔の外面開口
9 鉄心の先端(頂面)
10 掛止ピン
11 鉄心胴部
12 鉄心枝部
13 ケース体の内面の凹部
14 ケース体の内面の大凹部
15 フランジ
16 被覆シート
16a 被覆シートの裏面(ケース体側の裏面)
17 外凹部
18 接着剤

Claims (4)

  1. 磁気作用面が設けられたケース体と前記ケース体に内蔵された筒状のコイルを有し、前記コイルの一方端から鉄心の一端部が突出し、前記鉄心の一端部が前記ケース体の磁気作用面側を厚み方向に貫通した貫磁孔へ内面開口から進入し、前記貫磁孔の外面開口を前記ケース体側の裏面が略平坦な被覆シートで被い、前記被覆シートに前記鉄心の一端部の先端が近接していることを特徴とする磁気治療器。
  2. 前記被覆シートは前記ケース体の磁気作用面に形成された外凹部内に貼り付けられて、前記ケース体の磁気作用面を略面一としていることを特徴とする請求項1に記載の磁気治療器。
  3. 前記被覆シートは裏面が前記ケース体に接着剤を介して貼り付けられ、前記接着剤が前記被覆シートの裏面において前記貫磁孔に対応する部分は避けて存在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気治療器。
  4. 前記コイルの両端が前記ケース体の内面に当接して、前記ケース体の磁気作用面の内面側への凹みを規制していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の磁気治療器。
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