JP2014187564A - 無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】D2Dによる直接通信中であっても基地局との通信が可能な無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信システム100の構成は、MU−MIMOによって無線通信可能な基地局110および2以上の無線端末(第1の携帯電話機120a・第2の携帯電話機120b)を含み、基地局は、無線端末の位置情報によって、それらの無線端末が直接通信が可能な範囲に存在していると推定し、それらの無線端末それぞれから送信されたGPS情報により、それらの無線端末が直接通信が可能な範囲に存在すると判断したら、一方の無線端末のタイムスロットのULとDLとを逆転させて、それらの無線端末を直接通信させ、他方の無線端末は、MU−MIMOの少なくとも1つのストリームを用いて他の無線端末との直接通信を行いながら、他のストリームを用いて基地局と接続状態を維持する。
【選択図】図1
【解決手段】無線通信システム100の構成は、MU−MIMOによって無線通信可能な基地局110および2以上の無線端末(第1の携帯電話機120a・第2の携帯電話機120b)を含み、基地局は、無線端末の位置情報によって、それらの無線端末が直接通信が可能な範囲に存在していると推定し、それらの無線端末それぞれから送信されたGPS情報により、それらの無線端末が直接通信が可能な範囲に存在すると判断したら、一方の無線端末のタイムスロットのULとDLとを逆転させて、それらの無線端末を直接通信させ、他方の無線端末は、MU−MIMOの少なくとも1つのストリームを用いて他の無線端末との直接通信を行いながら、他のストリームを用いて基地局と接続状態を維持する。
【選択図】図1
Description
本発明は、基地局および2以上の無線端末を含む無線通信システムに関する。
近年、互いに干渉しない複数の信号波を送信し、複数の端末に同時に信号を送信できるMU−MIMO(multi-user MIMO)を実装した無線端末が普及している。その一方で、基地局を介さずに携帯電話機等の無線端末同士を直接通信させるD2D(Device to Device)の実用化が検討されている(例えば、非特許文献1)。D2Dを採用することにより、基地局の混雑を緩和し、無線リソースの有効活用や基地局の消費電力低減が可能になると考えられている。また地震などの災害時に、通信需要が回線容量を上回ってしまって輻輳が生じたり、基地局が損傷を受けたりすることにより通信障害が発生したとしても、D2Dであれば通信が可能であるというメリットもある。
基地局を介さずケータイ同士が直接通信――3GPPで標準化が進む「D2D」とは?、[online]、[平成25年3月5日検索]、<URL:http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/2518/Default.aspx>
しかしながら、上述したようにD2Dは無線端末同士の直接通信であるため、D2Dが開始されると、無線端末と基地局との通信が切断される。このため、直接通信をしている無線端末は基地局のスケジューリングから外れてしまったり、基地局への位置登録等に関する情報をかかる基地局へ通知できなくなってしまったりする。また基地局との同期が取れていないため、基地局や他の無線端末からの電波干渉を受けることが懸念され、これらの課題が、無線端末間におけるD2Dの実用化の障壁となっていた。
本発明は、このような課題に鑑み、無線端末が直接通信中であっても基地局との通信が可能な無線通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる無線通信システムの代表的な構成は、MU−MIMOによって無線通信可能な基地局および2以上の無線端末を含む無線通信システムであって、前記基地局は、前記無線端末の位置情報が登録されることにより該無線端末の位置を認識し、前記認識した位置により、前記2以上の無線端末のうち、該基地局に接続されている無線端末と、該接続されている無線端末と無線通信を行っている他の無線端末とが直接通信が可能な範囲に存在していると推定したら、それぞれの無線端末の位置情報を該基地局に送信させ、前記送信された位置情報により、前記接続されている無線端末と、前記他の無線端末とが直接通信が可能な範囲に存在すると判断したら、該他の無線端末のタイムスロットのULとDLとを逆転させて、前記接続されている無線端末と該他の無線端末とを直接通信させ、前記基地局に接続されている無線端末は、MU−MIMOの少なくとも1つのストリームを用いて前記他の無線端末との直接通信を行いながら、他のストリームを用いて前記基地局と接続状態を維持することを特徴とする。
上記基地局に接続されている無線端末は、他の無線端末と直接通信を行っている間、他の無線端末のデータ通信のリピーターとして動作するとよい。
上記基地局は、基地局に接続されている無線端末および他の無線端末が直接通信に使用している周波数帯と同じ周波数帯を用いて、2台の無線端末よりも基地局に近い位置にある第3の無線端末と小電力で通信を行うとよい。
本発明によれば、無線端末が直接通信中であっても基地局との通信が可能な無線通信システムを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
理解を容易にするために、本実施形態では、無線端末として携帯電話機(スマートフォンも含む。以下、携帯電話機120と称する。)を例示するが、これに限定するものではない。
図1は、本実施形態にかかる無線通信システム100を説明する図である。図1(a)は本実施形態の無線通信システム100の全体構成を説明する図であり、図1(b)はそのタイムスロットを例示している。図1に示すように、本実施形態にかかる無線通信システム100は、MU−MIMOによって無線通信可能な基地局110、および同様にMU−MIMOによって無線通信可能な2以上の無線端末である複数の携帯電話機120(第1の携帯電話機120a・第2の携帯電話機120b・第3の携帯電話機120c)を含んで構成される。
図2は、基地局110および携帯電話機120の機能ブロック図であり、図2(a)は基地局110の機能ブロック図であり、図2(b)は携帯電話機120の機能ブロック図である。なお、以下の説明では、特にことわらない限り、携帯電話機120と称した場合は第1の携帯電話機120a・第2の携帯電話機120b・第3の携帯電話機120cのすべてをさすものとし、3つの携帯電話機120を識別する際には、それぞれ第1の携帯電話機120a・第2の携帯電話機120b・第3の携帯電話機120cと称する。
また本実施形態では、2以上の無線端末としてすべて携帯電話機を例示しているが、携帯電話機とPDA等、異なる種類の無線端末同士で無線通信をする際の無線通信システムにも本発明を適用可能である。更に、本実施形態では、第1の携帯電話機120a・第2の携帯電話機120b・第3の携帯電話機120cはすべて同一の構成を有するが、これに限定するものではなく、それらは異なる構成であってもよい。
図2(a)に示すように、基地局110は、基地局制御部112および基地局無線通信部114を備える。基地局制御部112は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により基地局110全体を管理および制御し、特に本実施形態では基地局無線通信部114による携帯電話機120との通信接続を制御する。基地局無線通信部114は、基地局110側のアンテナである基地局アンテナ116a・116b・116cを介して、携帯電話機120との無線通信を行う。
図2(b)に示すように、携帯電話機120は、端末制御部122、端末無線通信部124およびGPS信号受信部128を備える。端末制御部122は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により携帯電話機120全体を管理および制御し、特に本実施形態では端末無線通信部124による基地局110との通信接続、およびGPS信号受信部128の動作も制御する。端末無線通信部124は、携帯電話機120側のアンテナである端末アンテナ126a・126b・126cを介して基地局110との無線通信を行う。GPS信号受信部128は、GPSアンテナ128aを介してGPS衛星(不図示)からの信号を受信する。
なお、本実施形態では、基地局110は3本の基地局アンテナ116a・116b・116cを有し、携帯電話機120は3本の端末アンテナ126a・126b・126cを有する構成を例示したが、これに限定するものではない。基地局110および携帯電話機120のアンテナの数は、それぞれ2本以上、すなわちMU−MIMOによって無線通信を行うことが可能であれば任意に設定可能である。
図3は、基地局110を介した携帯電話機120同士の無線通信を説明する図であり、図3(a)は、基地局110を介した第1の携帯電話機120aおよび第2の携帯電話機120bの無線通信の説明図であり、図3(b)はその際のタイムスロットを例示している。図4は、本実施形態にかかる無線通信システム100のシーケンス図である。
図3(a)に示すように、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bは、基地局110を介して無線通信を行っている。詳細には、第1の携帯電話機120aと基地局110とは、第1の携帯電話機120aの端末アンテナ126aおよび基地局110の基地局アンテナ116aを介してストリーム1(通信路)で無線通信を行っている。第2の携帯電話機120bと基地局110とは、第2の携帯電話機120bの端末アンテナ126bおよび基地局110の基地局アンテナ116bを介してストリーム2で無線通信を行っている。
本実施形態では、無線通信方式としてTDD(Time Division Duplex:時分割複信)方式を採用している。TDD方式は、無線端末(本実施形態においては携帯電話機120)と基地局110とが、一方から他方へまた他方から一方への通信タイミングを交互かつ短時間に切り換える方式である。具体的には、基地局110が送信するタイミングで無線端末(携帯電話機120)が受信を行い、逆に無線端末(携帯電話機120)が送信するタイミングで基地局110が受信を行う。したがって、図3(b)に示すように、第1の携帯電話機120aおよび第2の携帯電話機120bでは、各々基地局110と通信をしているストリーム1および2でのタイムスロットにおいて、データを送信する上りチャネル(UL:Up Link)と、データを受信する下りチャネル(DL:Down Link)が時間軸で同じタイミングになっている。
ここで、図3(a)では、第2の携帯電話機120bは第1の携帯電話機120aの通信範囲内(破線円で図示)に存在しないため、それらの無線通信は当然にして基地局110を介する必要がある。しかし、図1(a)に示すように、第2の携帯電話機120bが第1の携帯電話機120aの電波が届く範囲内(破線円で図示)に存在する場合、それらは直接通信(D2D)が可能である。しかしながら、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bとが直接通信(D2D)することにより、それらと基地局110との接続が絶たれると、それに纏わる不具合が生じてしまうことが懸念される。
そこで本実施形態の無線通信システム100では、MU−MIMOによって無線通信可能な基地局110と複数の無線端末とにおいて、基地局主導で直接通信(D2D)を開始すると共に、直接通信(D2D)を行う一方の無線端末と基地局110との接続状態を維持する。
図4のシーケンス図を用いて順を追って説明する。第1の携帯電話機120aおよび第2の携帯電話機120bは、電源投入時やハンドオーバーの際に基地局110に対して位置情報を送信することにより位置登録を行う(ステップS202、ステップS204)。基地局110は、第1の携帯電話機120aおよび第2の携帯電話機120bの位置情報が登録されることで、それらの位置を認識する。
そして、基地局110は、例えば第1の携帯電話機120aの発呼時にストリーム1においてかかる第1の携帯電話機120aとの無線通信を行い(ステップS206)、第2の携帯電話機120bの着呼時にストリーム2においてかかる第2の携帯電話機120bとの無線通信を行う(ステップS208)。これにより、基地局110を介して第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bとの無線通信が行われる。このとき、第1の携帯電話機120aおよび第2の携帯電話機120bのストリーム1および2でのタイムスロットは、図3(b)と同様にULとDLが時間軸で同じタイミングである。
次に、基地局110は、ステップS202およびステップS204において登録された位置情報を参照し、2以上の無線端末(第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120b)のうち、基地局110に接続されている無線端末と、その無線端末と無線通信を行っている他の無線端末とが直接通信(D2D)が可能な範囲に存在しているか否かを推定する。
ここで、「推定する」としたのは、位置登録の情報だけでは直接通信(D2D)が可能であるかどうかが完全には特定できないためである。たとえば第1の携帯電話機102aと第2の携帯電話機102bがそれぞれ隣の基地局に位置登録していたとしても、そのエリアの境界近くで互いに近接していれば、直接通信(D2D)が可能である。逆に同じ基地局に位置登録していたとしても、その基地局のエリアの両端にいたとすれば、端末同士で直接通信(D2D)することは難しい。
そこで基地局110は、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bとが直接通信(D2D)が可能な範囲に存在していると推定したら、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bそれぞれにGPS情報を要求する(ステップS210、ステップS212)。そして、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bは、GPS信号受信部128によって自機の位置を測量し、取得したGPS情報をそれぞれ基地局110に送信(通知)する(ステップS214、ステップS216)。
第1の携帯電話機120aおよび第2の携帯電話機120bからのGPS情報を受信したら、基地局110は、それを参照して2つの端末が直接通信(D2D)が可能な範囲に存在するかを判断する。そして、2つの端末が直接通信(D2D)が可能な範囲に存在すると判断したら、第1の携帯電話機120aに、MU−MIMOおよび直接通信(D2D)を開始するよう指示し(ステップS218)、第2の携帯電話機120bにも直接通信(D2D)を開始するように指示する(ステップS220)。
詳細には、ステップS218では、MU−MIMOの少なくとも1つのストリームを用いて基地局110と接続状態を維持しつつ、他のストリームを用いて第2の携帯電話機120bとの直接通信(D2D)を行うよう、第1の携帯電話機120aに指示する。ステップS220では、図1(b)に示すように第2の携帯電話機120bのタイムスロットのULとDLとを逆転させて、第1の携帯電話機120aとの直接通信(D2D)を行うよう、第2の携帯電話機120bに指示する。これにより、ストリーム3において第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bとの直接通信(D2D)を行いながら(ステップS222)、ストリーム1において基地局110と120aとを無線通信を続行することが可能となる。なお、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bの直接通信が実行できなかった場合は、第2の携帯電話機120bは所定時間後経過後に再度タイムスロットのULとDLとを逆転させ、基地局110を介して第1の携帯電話機120aとの無線通信を行う。
上記説明したように、本実施形態の無線通信システム100によれば、D2Dを利用している際でも、基地局主導で、すなわち基地局110と携帯電話機の通信を維持しながら直接通信(D2D)を開始することができる。また無線端末同士(本実施形態においては第1の携帯電話機120aおよび第2の携帯電話機120b)の直接通信(D2D)が行われていても、MU−MIMOによって基地局110と第1の携帯電話機120aとの接続状態が維持される。かかる第1の携帯電話機120aと直接通信(D2D)を行っている携帯電話機120bは、第1の携帯電話機120aを介して基地局110に接続される。したがって、直接通信(D2D)を行っている2台の端末は依然として基地局110の管理下にあり、そのスケジューリングから外れてしまうこともない。
特に本実施形態では、上述したように無線通信方式としてTDDを採用している。上記説明したように、直接通信(D2D)を行うためには、基地局を介して無線通信を行っている無線端末のうち一方が送受信を逆転させる必要があるが、周波数を異ならせて送受信を二重化するFDD(Frequency Division Duplex:周波数分割復信)であると、送受信の逆転を行うための回路規模が膨大且つ複雑になってしまう。故に、本実施形態のようにTDDを採用することにより、上述した効果を好適に得ることが可能となる。
また本実施形態の無線通信システム100によれば、第1の携帯電話機120aを、第2の携帯電話機120bのデータ通信のリピーターとして動作させることが可能である。例えば図1(a)において、第1の携帯電話機120aの端末アンテナ126aと基地局110の基地局アンテナ116aによってストリーム1の無線通信が行われ、第1の携帯電話機120aの端末アンテナ126bと第2の携帯電話機120bの端末アンテナ126aによってストリーム3の直接通信(D2D)による音声通話が行われていると仮定する。この場合、第1の携帯電話機120aの端末アンテナ126c、および第2の携帯電話機120bの端末アンテナ126b・126cは無線通信には用いられていない。
したがって、無線通信可能な第1の携帯電話機120aの端末アンテナ126cと、第2の携帯電話機120bの端末アンテナ126bまたは126cによって更なる直接通信(データ通信)を行うことにより、第1の携帯電話機120aを第2の携帯電話機120bのデータ通信のリピーターとして機能させることができる。これにより、基地局110に接続されていない第2の携帯電話機120bが、基地局110への接続を要することなく、第1の携帯電話機120aを介してデータ通信を行うことができる。したがって、基地局110の無線リソースをより有効活用することが可能となる。
上述したように第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bとが直接通信可能であることにより、基地局110と第2の携帯電話機120bとの無線通信に用いられていた無線リソース、すなわちストリーム2を開放することができる。したがって基地局110は、開放された無線リソースにおいて、別の無線端末、例えば図1(a)に示す第3の携帯電話機120cとの無線通信を行うことが可能である。
さらに基地局110は、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bとの直接通信に使用されている周波数帯(ストリーム3)が空きになるため、同じ周波数帯を用いて他の携帯電話機(無線端末)との通信が可能になる。しかしながら、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bとが直接通信している周波数帯と同じ周波数帯において基地局110と第3の携帯電話機120cとが無線通信を行うと、互いに電波干渉が生じてしまうことが懸念される。
そこで本実施形態では、基地局110は、第3の携帯電話機120cが、直接通信を行っている第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bよりも近い位置にあった場合に、その直接通信に使用している周波数帯と同じ周波数帯を用いて第3の携帯電話機120cと小電力で通信を行う。このように小電力で通信を行うことにより、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bとの直接通信への電波干渉を生じさせることを防止することができる。なお、第1の携帯電話機120aと第2の携帯電話機120bは基地局110から遠いために、直接通信の電波は基地局110と第3の携帯電話機120cとの通信に干渉しにくい。このようにして、同一の周波数帯においてより多くの無線通信を行うことができ、無線リソースの更なる有効活用を図ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、MU−MIMOによって無線通信可能な基地局および2以上の無線端末を含む無線通信システムとして利用可能である。
100...無線通信システム、110...基地局、112...基地局制御部、114...基地局無線通信部、116a...基地局アンテナ、116b...基地局アンテナ、116c...基地局アンテナ、120...携帯電話機、120a...第1の携帯電話機、120b...第2の携帯電話機、120c...第3の携帯電話機、122...端末制御部、124...端末無線通信部、126a...端末アンテナ、126b...端末アンテナ、126c...端末アンテナ、128...GPS信号受信部、128a...GPSアンテナ
Claims (4)
- MU−MIMOによって無線通信可能な基地局および2以上の無線端末を含む無線通信システムであって、
前記基地局は、
前記無線端末の位置情報が登録されることにより該無線端末の位置を認識し、
前記認識した位置により、前記2以上の無線端末のうち、該基地局に接続されている無線端末と、該接続されている無線端末と無線通信を行っている他の無線端末とが直接通信が可能な範囲に存在していると推定したら、それぞれの無線端末の位置情報を該基地局に送信させ、
前記送信された位置情報により、前記接続されている無線端末と、前記他の無線端末とが直接通信が可能な範囲に存在すると判断したら、該他の無線端末のタイムスロットのULとDLとを逆転させて、前記接続されている無線端末と該他の無線端末とを直接通信させ、
前記基地局に接続されている無線端末は、MU−MIMOの少なくとも1つのストリームを用いて前記他の無線端末との直接通信を行いながら、他のストリームを用いて前記基地局と接続状態を維持することを特徴とする無線通信システム。 - 前記基地局に接続されている無線端末は、前記他の無線端末と直接通信を行っている間、該他の無線端末のデータ通信のリピーターとして動作することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記基地局は、前記基地局に接続されている無線端末および前記他の無線端末が直接通信に使用している周波数帯と同じ周波数帯を用いて、前記2台の無線端末よりも該基地局に近い位置にある第3の無線端末と小電力で通信を行うことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の無線通信システム。
- MU−MIMOによって無線通信可能な基地局および2以上の無線端末の無線通信方法であって、
前記基地局は、
前記無線端末の位置情報が登録されることにより該無線端末の位置を認識するステップと、
前記認識した位置により、前記2以上の無線端末のうち、該基地局に接続されている無線端末と、該接続されている無線端末と無線通信を行っている他の無線端末とが直接通信が可能な範囲に存在していると推定したら、それぞれの無線端末の位置情報を該基地局に送信させるステップと、
前記送信された位置情報により、前記接続されている無線端末と、前記他の無線端末とが直接通信が可能な範囲に存在すると判断したら、該他の無線端末のタイムスロットのULとDLとを逆転させて、前記接続されている無線端末と該他の無線端末とを直接通信させるステップと、
を含む無線通信方法。
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JP2016092839A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 華碩電腦股▲ふん▼有限公司ASUSTeK COMPUTER INC. | 無線通信システム内におけるデバイスツーデバイス通信のための方法及び装置とそれを利用する関連装置 |
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