JP2014187487A - ペアリング方法及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な方法で特定の電子機器間のペアリングを行う。
【解決手段】携帯電話機と電子時計とをペアリング待機状態にし(ステップA2,B2)、携帯電話機の受光センサと電子時計のソーラーパネルとに対して同一の受光環境下において光の強度を変化させる(ステップA4,B4)。次に、光の強度を変化させた際に電子時計のソーラーパネルにより検出された受光量の時系列データを電子時計から携帯電話機に送信する(ステップB5)。そして、光の強度を変化させた際に携帯電話機の受光センサにより検出された受光量の時系列データの増減パターンと、電子時計から送信された受光量の時系列データの増減パターンと、を解析し(ステップA5)、双方の増減パターンが一致すると判断された場合に(ステップA6;YES)、携帯電話機と電子時計との間でペアリングを行う(ステップA7,B6)。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信機能を備えた電子機器間のペアリング方法及び電子機器に関する。
近年、Bluetooth(登録商標)等の無線通信機能を備える電子機器間において、無線方式によってデータのやり取りをしたり、情報の同期を取ったりする等、各種データの送受信を行う手法が浸透しつつある。
こうした無線通信によって送受信されるデータには個人情報も多く含まれる可能性がある。このため、個人のプライバシー等を保護するためにも、データの通信は特定の電子機器から特定の電子機器に対して正確に行われる必要がある。
通信を行いたい電子機器同士の間で適切にペアリング(すなわち、初期の認識作業)を行うことを目的として、例えば、他装置から放射された超音波信号に基づいて他装置との距離を推定し、他装置との距離が所定の範囲内である場合に、ペアリング情報が記述された接続要求を送信して近距離無線接続を確立する無線通信装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2011−199381号公報
しかし、ペアリング時において、ある電子機器から発信される電波の到達エリア内に複数の電子機器が存在する場合には、連携を希望しない電子機器との間でペアリングが行われてしまうおそれがあった。
また、通信を行いたい電子機器同士に同一のパスワードを設定することで、通信相手を確定する方法もあるが、ペアリングに手間がかかる等の問題が生じていた。
また、無線通信機能を備える電子機器は、今後も増加することが予想されるが、従来のペアリング方法では、操作が煩雑であり、不慣れなユーザにとっては操作が困難となるおそれがあった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、簡単な方法で特定の電子機器間のペアリングを行うことを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、
データ通信を行う通信手段、及び、受光量を検出する受光手段をそれぞれ備える第1の電子機器と第2の電子機器との間のペアリングを行うペアリング方法であって、
前記第1の電子機器と前記第2の電子機器とをペアリング待機状態にする第1ステップと、
前記第1の電子機器の受光手段と前記第2の電子機器の受光手段とに対して同一の受光環境下において光の強度を変化させる第2ステップと、
前記第2ステップ時に前記第2の電子機器の受光手段により検出された受光量の時系列データを前記第2の電子機器から前記第1の電子機器に送信する第3ステップと、
前記第2ステップ時に前記第1の電子機器の受光手段により検出された受光量の時系列データと、前記第2の電子機器から送信された受光量の時系列データと、に基づいて前記第1の電子機器と前記第2の電子機器との間でペアリングを行う第4ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な方法で特定の電子機器間のペアリングを行うことができる。
無線通信システムの全体構成図である。 携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。 電子時計の内部構成を示すブロック図である。 無線通信システムにおいて実行されるペアリング処理を示すラダーチャートである。 携帯電話機において実行される電流データの増減パターン解析処理を示すフローチャートである。 携帯電話機により得られた電流データと電子時計により得られた電流データの例である。 携帯電話機により得られた電流データと電子時計により得られた電流データにおいて、同一のパターン変化とみなさない場合の例である。 携帯電話機において実行されるペアリング処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明に係る電子機器間のペアリング方法の実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1は、無線通信システム100の全体構成図である。
無線通信システム100は、第1の電子機器としての携帯電話機10と、第2の電子機器としての電子時計30とにより構成される。電子時計30は、時計本体と、バンドとを備え、腕に装着可能な腕時計型のものである。携帯電話機10及び電子時計30は、いずれも近距離無線通信機能を備えており、Bluetooth通信による相互通信が可能となっている。
図2は、携帯電話機10の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、携帯電話機10は、取得手段、ペアリング手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、記憶部14と、操作部15と、内蔵時計16と、表示部17と、受光手段としての受光センサ18と、スピーカ19と、マイク20と、コーデック21と、RF通信部22と、通信手段としてのBluetooth通信部23と、を備える。
CPU11は、携帯電話機10の全体動作の統轄制御及び各種演算処理を行う。具体的には、CPU11は、ROM12に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM13に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
ROM12は、CPU11が実行する各種プログラム及び各種データを記憶する読み出し専用の半導体メモリである。
RAM13は、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。
記憶部14は、不揮発性メモリ等により構成され、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する。記憶部14には、例えば、携帯電話機10で実行される種々のアプリケーションプログラムや、各種機能に係る保存データや設定データが記憶される。
操作部15は、ユーザによる入力操作を受け付ける各種ボタン等を備え、ユーザの操作に基づく操作信号をCPU11に出力する。また、操作部15は、表示部17の表示画面に設けられたタッチパネルを含み、ユーザの指等によるタッチ操作の位置を検出し、その位置に応じた操作信号をCPU11に出力する。
内蔵時計16は、現在時刻を計数して保持するカウンタである。この内蔵時計16の現在時刻データは、RF通信部22による携帯基地局との通信時に随時修正される。
表示部17は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、CPU11からの表示制御信号に従って画面表示を行う。表示部17には、携帯電話機10で実行される種々の処理結果、ペアリングが成功したか否かを示す情報等が表示される。
受光センサ18は、光電変換を行う素子であって、受光量(受光する光の強度)に応じた電流を出力する。受光センサ18は、受光量を検出する受光手段として機能する。受光センサ18は、携帯電話機10の表示部17が設けられている面等、携帯電話機10を使用する際にユーザと向かい合う面に設けられている。
スピーカ19は、コーデック21からの信号に基づいて電気信号を音声信号に変換して音声を出力する。マイク20は、音波を検知して電気信号に変換し、コーデック21に出力する。コーデック21は、符号化圧縮されたデジタル音声信号をデコードしてアナログ信号としてスピーカ19へ送るとともに、マイク20から出力された音声信号をエンコードしてCPU11やRF通信部22へ出力する。
RF通信部22は、RF送受信用のアンテナAN1を用いて携帯基地局との間で行われる電話音声データや電子メール等のパケットデータの送受信に係る処理を行い、CPU11やコーデック21との間でデータの受け渡しを行う。
Bluetooth通信部23は、Bluetooth通信の送受信用のアンテナAN2を介して、電子時計30等の他の電子機器との間で、Bluetooth通信方式によりデータ通信を行う。Bluetooth通信部23により行われるBluetooth通信としては、低消費電力規格(Bluetooth Low Energy)を用いることができる。
図3は、電子時計30の内部構成を示すブロック図である。
図3に示すように、電子時計30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、記憶部34と、操作部35と、計時回路36と、表示部37と、受光手段としてのソーラーパネル38と、二次電池39と、通信手段としてのBluetooth通信部40と、を備える。
CPU31は、電子時計30の全体動作の統轄制御及び各種演算処理を行う。具体的には、CPU31は、ROM32に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM33に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。CPU31は、計時回路36の計数する現在時刻に基づいて表示部37に時刻表示を行わせる。
ROM32は、CPU31が実行する各種プログラム及び各種データを記憶する読み出し専用の半導体メモリである。
RAM33は、CPU31に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。
記憶部34は、不揮発性メモリ等により構成され、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する。
操作部35は、一又は複数のボタンスイッチを備え、ユーザが当該スイッチに対して行った操作に基づく操作信号をCPU31に出力する。
計時回路36は、現在時刻を計数して保持するカウンタである。このカウンタは、単に現在時刻情報を記憶するRAMであってもよい。
表示部37は、ドットマトリックス表示方式のLCD等で構成される。表示部37には、現在時刻、設定状態、ペアリングが成功したか否かを示す情報等が表示される。なお、電子時計30は、アナログ式のものであってもよく、表示部37は、目盛が設けられた文字盤とこの文字盤の上部で回転する複数の指針とを備えるものであってもよい。
ソーラーパネル38は、外光により発電を行うものであり、受光量(受光する光の強度)に応じた発電電流を出力する。ソーラーパネル38は、受光量を検出する受光手段として機能する。ソーラーパネル38は、電子時計30の表示部37の表示面等に設けられている。
二次電池39は、ソーラーパネル38により発電された発電電流を入力して蓄電し、各部に電力を供給する。
Bluetooth通信部40は、Bluetooth通信の送受信用のアンテナAN3を介して、携帯電話機10等の他の電子機器との間で、Bluetooth通信方式によりデータ通信を行う。
次に、無線通信システム100における動作について説明する。
図4は、無線通信システム100の携帯電話機10及び電子時計30において実行されるペアリング処理を示すラダーチャートである。
〔第1ステップ〕
まず、同一光源下に、ペアリングすべき携帯電話機10と電子時計30とを隣接させて置く。ここで、携帯電話機10の受光センサ18と電子時計30のソーラーパネル38とが上向きになるようにする。携帯電話機10と電子時計30との距離は、両機器の上でユーザが手のひらを動かす際に、同様の受光環境となる距離とする。光源は、室内灯であってもよいし、太陽光であってもよい。
次に、ユーザは、携帯電話機10の受光センサ18と電子時計30のソーラーパネル38とに対して所定の受光環境条件を与える。本実施の形態では、ペアリングモード開始の契機となる所定の受光環境条件として、2秒間の遮蔽状態(暗状態)を用いる。例えば、ユーザは、左手の手のひらで携帯電話機10の受光センサ18を2秒以上遮蔽するのと同時に、右手の手のひらで電子時計30のソーラーパネル38を2秒以上遮蔽する。この際、受光センサ18、ソーラーパネル38を手で覆い、受光センサ18、ソーラーパネル38にできるだけ光が入らないようにすることが望ましい。
携帯電話機10において、CPU11は、受光センサ18により検出された受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)を取得し、受光センサ18が遮蔽された状態(暗状態)が2秒間継続したか否かを判断する(ステップA1)。具体的には、CPU11は、電流データに含まれる電流値が予め定められた閾値以下の状態が2秒間継続したか否かを判断する。受光センサ18が遮蔽された状態が2秒間継続した場合には(ステップA1;YES)、CPU11は、携帯電話機10をペアリング待機状態にする(ステップA2)。ペアリング待機状態とは、Bluetooth通信における通信相手が設定されるのを待機している状態である。
同様に、電子時計30において、CPU31は、ソーラーパネル38により検出された受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)を取得し、ソーラーパネル38が遮蔽された状態(暗状態)が2秒間継続したか否かを判断する(ステップB1)。ソーラーパネル38が遮蔽された状態が2秒間継続した場合には(ステップB1;YES)、CPU31は、電子時計30をペアリング待機状態にする(ステップB2)。
携帯電話機10がペアリング待機状態になると、CPU11は、Bluetooth通信部23を介して、ペアリング可能な機器を検出するための呼出し信号を送信する(ステップA3)。
電子時計30では、Bluetooth通信部40により、携帯電話機10から呼出し信号が受信されると、CPU31は、Bluetooth通信部40を介して、携帯電話機10に対し、応答信号を送信する(ステップB3)。
〔第2ステップ〕
次に、ユーザは、携帯電話機10の受光センサ18と電子時計30のソーラーパネル38とに対して同一の受光環境下において光の強度を連続的に変化させる。例えば、携帯電話機10の受光センサ18と電子時計30のソーラーパネル38の上を手のひらが複数回往復して通過するように、手のひらを動かす。つまり、受光センサ18及びソーラーパネル38の受光部分を複数回横切るように手のひらを動かし、受光センサ18及びソーラーパネル38が受光する光を断続的に遮る。ユーザは、受光センサ18、ソーラーパネル38の受光量に変化を与えるのに十分な程度に、受光センサ18、ソーラーパネル38に手を近付けた状態で手のひらを動かす。また、ユーザは、受光センサ18、ソーラーパネル38に対する手のひらの動きが略同様となるような速さで、手のひらを動かす必要がある。
この際、受光センサ18、ソーラーパネル38に対して、手のひらが光源からの光を遮る位置にあるときに、受光センサ18、ソーラーパネル38の受光量が減少する。すなわち、受光センサ18、ソーラーパネル38の上を手のひらが1回通過する際には、受光センサ18、ソーラーパネル38の受光量が一旦減少し、その後増加する。手のひらが1往復すれば、受光センサ18、ソーラーパネル38の受光量の減少、増加がそれぞれ2回ずつ発生することになる。
携帯電話機10において、CPU11は、電子時計30から応答信号を受信してから所定期間、受光センサ18により検出された受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)を記憶部14に記憶させる(ステップA4)。携帯電話機10における電流データは、受光センサ18から出力された電流値と、内蔵時計16から出力された現在時刻と、が対応付けられ、時刻に沿って記録されたデータである。
電子時計30において、CPU31は、携帯電話機10に応答信号を送信してから所定期間、ソーラーパネル38により検出された受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)を記憶部34に記憶させる(ステップB4)。電子時計30における電流データは、ソーラーパネル38から出力された電流値と、計時回路36から出力された現在時刻と、が対応付けられ、時刻に沿って記録されたデータである。
携帯電話機10及び電子時計30において、電流データが記憶される所定期間には、ユーザの動作により、受光センサ18及びソーラーパネル38が受光する光の強度が変化している時間範囲が含まれる。
〔第3ステップ〕
次に、電子時計30において、CPU31は、Bluetooth通信部40を介して、ステップB4で記憶された電流データを携帯電話機10に送信する(ステップB5)。
携帯電話機10において、Bluetooth通信部23は、電子時計30から送信された電流データを受信し、CPU11は、電子時計30の電流データを取得する。
〔第4ステップ〕
次に、携帯電話機10において、CPU11は、ステップA4で記憶された携帯電話機10の電流データの増減パターンと、電子時計30から送信された電流データの増減パターンと、を解析する(ステップA5)。
ここで、図5を参照して、携帯電話機10において実行される電流データの増減パターン解析処理について説明する。
まず、CPU11は、比較対象となる受光センサ18により検出された受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)と、ソーラーパネル38により検出された受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)と、を比較し、増減タイミングが一致するか否かを判断する(ステップC1)。「増減タイミングが一致する」とは、双方の電流データにおいて、電流値が増加している区間(時間範囲)と、電流値が減少している区間と、が一致していることをいう。また、「増減タイミングが一致する」場合には、双方の電流データにおいて、電流値が略一定(一定も含む。)である場合も含まれる。
なお、実際には、ユーザが手のひらを動かす際に、手のひらに対する受光センサ18とソーラーパネル38の相対的な位置が異なるため、電流値の変化にも時間的なずれが生じるおそれがある。したがって、双方の電流データの増減タイミングが一致するか否かの判断においては、両機器の上を手のひらが通過する時間差による増減タイミングのずれを考慮して、所定の余裕度を持って一致を判断してもよい。
図6に、携帯電話機10の受光センサ18により得られた電流データ(実線)と、電子時計30のソーラーパネル38により得られた電流データ(一点鎖線)の例を示す。図6において、横軸は時刻であり、縦軸は電流値である。両電流データにおいて、時刻t1から時刻t2までは増加し、時刻t2から時刻t3までは減少し、時刻t3から時刻t4までは増加し、時刻t4から時刻t5までは減少し、時刻t5から時刻t6までは増加し、時刻t6から時刻t7までは減少している。すなわち、区間ΔT11において、両電流データの増減タイミング(電流波形パターン)が一致している。受光センサ18とソーラーパネル38とでは、受光量に応じた電流値が異なるため、電流値の大きさは異なるが、時間的な増減の変化形状(極大値・極小値をとるタイミング)は一致している。
ステップC1において、受光センサ18により得られた電流データとソーラーパネル38により得られた電流データとの増減タイミングが一致する場合には(ステップC1;YES)、CPU11は、各電流データに含まれる電流値(受光量に相当)の変化幅が所定値以上であるか否かを判断する(ステップC2)。電流データに含まれる電流値の変化幅とは、電流データに含まれる電流値の最大値と最小値との差をいう。ステップC2は、電流データ同士の増減タイミングが一致していたとしても、電流値(受光量)が略一定である場合を除くための判断である。電流値の変化幅の比較基準となる「所定値」は、電流値(受光量)が略一定であるか否かを判断するのに適した値に予め設定されている。
図7に、携帯電話機10の受光センサ18により得られた電流データ(実線)と、電子時計30のソーラーパネル38により得られた電流データ(一点鎖線)と、において、電流値の増減タイミングが一致していても、同一のパターン変化とみなさない場合の例を示す。図7において、横軸は時刻であり、縦軸は電流値である。両電流データにおいて、時刻t16から時刻t17まで電流値は一定であり、区間ΔT13において、両電流データの増減タイミング(電流波形パターン)は一致している。
しかし、区間ΔT13では、電流値は一定であり、変化していない。すなわち、区間ΔT13では、受光センサ18及びソーラーパネル38に対して、常に光源からの光が遮られない状態が続いていたと考えられる。そのため、電流値が略一定の場合には、両電流データの増減パターンが一致しないものとみなす。
ステップC2において、受光センサ18により得られた電流データに含まれる電流値の変化幅、及び、ソーラーパネル38により得られた電流データに含まれる電流値の変化幅がそれぞれ所定値以上である場合には(ステップC2;YES)、CPU11は、受光センサ18により得られた電流データ、及び、ソーラーパネル38により得られた電流データのそれぞれにおいて、所定時間(例えば、2秒間)内に所定量以上の増加及び減少がそれぞれ所定回数(例えば、3回)以上あるか否かを判断する(ステップC3)。所定量以上の増加とは、電流データの一繋がりの単調増加のうち、増加量(変化量)が所定量以上であるものをいう。所定量以上の減少とは、電流データの一繋がりの単調減少のうち、減少量(変化量の絶対値)が所定量以上であるものをいう。ステップC3は、電流データ同士の増減タイミングが一致していたとしても、ユーザの意図的な動作に基づく有意な電流値の増加又は減少が所定回数未満である場合を除くための判断である。なお、ステップC3の判断に用いる「所定時間」、「所定量」、「所定回数」は、ユーザの意図的な動作を検出するのに適した値に予め設定されている。
例えば、図6に示す携帯電話機10の受光センサ18により得られた電流データにおいて、時刻t1から時刻t2までの増加量P11、時刻t2から時刻t3までの減少量Q11、時刻t3から時刻t4までの増加量P12、時刻t4から時刻t5までの減少量Q12、時刻t5から時刻t6までの増加量P13、時刻t6から時刻t7までの減少量Q13がそれぞれ所定量以上であるとする。
同様に、電子時計30のソーラーパネル38により得られた電流データにおいて、時刻t1から時刻t2までの増加量P21、時刻t2から時刻t3までの減少量Q21、時刻t3から時刻t4までの増加量P22、時刻t4から時刻t5までの減少量Q22、時刻t5から時刻t6までの増加量P23、時刻t6から時刻t7までの減少量Q23がそれぞれ所定量以上であるとする。
この場合に、携帯電話機10の受光センサ18により得られた電流データ、電子時計30のソーラーパネル38により得られた電流データにおいて、所定時間ΔT11内に所定量以上の増加が3回あり、所定時間ΔT11内に所定量以上の減少が3回あると判断される。
一方、図7に示す両電流データは、区間ΔT12において、時刻t11から時刻t12までは一定であり、時刻t12から時刻t13までは減少し、時刻t13から時刻t14までは一定であり、時刻t14から時刻t15までは増加し、時刻t15から時刻t16までは一定である。すなわち、区間ΔT12において、両電流データの増減タイミング(電流波形パターン)は一致している。
しかし、区間ΔT12の両電流データは、機器同士のペアリングを目的としたものではなく、室内照明が一旦消灯され、再び点灯された場合等に得られたものであると考えられる。両電流データにおいて、所定時間ΔT12内の増加も減少も1回ずつであるから、所定時間ΔT12内の増加又は減少が所定回数(例えば、3回)未満であることで、増減パターンの一致から除外する。
ステップC3で、受光センサ18により得られた電流データ、及び、ソーラーパネル38により得られた電流データのそれぞれにおいて、所定時間内に所定量以上の増加が所定回数以上あり、かつ、所定時間内に所定量以上の減少が所定回数以上ある場合には(ステップC3;YES)、CPU11は、受光センサ18により得られた電流データの増減パターンと、ソーラーパネル38により得られた電流データの増減パターンと、が一致すると判断する(ステップC4)。
ステップC1において、受光センサ18により得られた電流データとソーラーパネル38により得られた電流データとの増減タイミングが一致しない場合(ステップC1;NO)、ステップC2において、受光センサ18により得られた電流データ、又は、ソーラーパネル38により得られた電流データのいずれかに含まれる電流値の変化幅が所定値未満である場合(ステップC2;NO)、ステップC3において、受光センサ18により得られた電流データ、又は、ソーラーパネル38により得られた電流データのいずれかにおいて、所定時間内における所定量以上の増加が所定回数未満、又は、所定時間内における所定量以上の減少が所定回数未満である場合には(ステップC3;NO)、CPU11は、受光センサ18により得られた電流データの増減パターンと、ソーラーパネル38により得られた電流データの増減パターンと、が一致しないと判断する(ステップC5)。
ステップC4又はステップC5の後、電流データの増減パターン解析処理が終了する。
なお、ステップC1で増減タイミングの一致を判断する際に、比較対象となる両電流データにおいて、全範囲に亘って増減タイミングが一致する必要はなく、増減タイミングが一致する区間があればよい。そして、この増減タイミングが一致した区間を対象として、ステップC2、ステップC3の判断を行えばよい。
図4に戻り、電流データの増減パターン解析処理において、携帯電話機10の電流データの増減パターンと電子時計30の電流データの増減パターンとが一致すると判断された場合には(ステップA6;YES)、携帯電話機10のCPU11は、Bluetooth通信部23を介して、電子時計30に対し、ペアリングを指示する信号を送信する(ステップA7)。
電子時計30において、Bluetooth通信部40により、携帯電話機10からペアリングを指示する信号が受信されると、CPU31は、Bluetooth通信部40を介して、携帯電話機10に対し、ペアリング指示に対する応答信号を送信する(ステップB6)。そして、CPU31は、電子時計30の通信相手として、携帯電話機10を設定する。例えば、CPU31は、Bluetooth通信を行う対象機器として、携帯電話機10から取得した携帯電話機10の識別情報を記憶部34に記憶させる。
携帯電話機10では、Bluetooth通信部23により、電子時計30からペアリング指示に対する応答信号が受信されると、CPU11は、携帯電話機10の通信相手として、電子時計30を設定する。例えば、CPU11は、Bluetooth通信を行う対象機器として、電子時計30から取得した電子時計30の識別情報を記憶部14に記憶させる。
このようにして、携帯電話機10と電子時計30との間でペアリングが完了する。
一方、電流データの増減パターン解析処理において、携帯電話機10の電流データの増減パターンと電子時計30の電流データの増減パターンとが一致しないと判断された場合には(ステップA6;NO)、携帯電話機10のCPU11は、Bluetooth通信部23を介して、電子時計30に対し、ペアリング不可を指示する信号を送信する(ステップA8)。
電子時計30において、Bluetooth通信部40により、携帯電話機10からペアリング不可を指示する信号が受信されると、CPU31は、Bluetooth通信部40を介して、携帯電話機10に対し、ペアリング不可指示に対する応答信号を送信する(ステップB6)。あるいは、電子時計30において、Bluetooth通信部40により、携帯電話機10からペアリングを指示する信号もペアリング不可を指示する信号も受信されなかった場合に、CPU31が、携帯電話機10とのペアリングはできないと判断してもよい。
次に、携帯電話機10において、CPU11は、ペアリング状況を表示部17に表示させる(ステップA9)。具体的には、CPU11は、電子時計30との間でペアリングが完了した場合には、ペアリングが完了した旨を表示させ、電子時計30との間でペアリングが失敗した場合には、ペアリングが失敗した旨を表示させる。
同様に、電子時計30において、CPU31は、ペアリング状況を表示部37に表示させる(ステップB7)。具体的には、CPU31は、携帯電話機10との間でペアリングが完了した場合には、ペアリングが完了した旨を表示させ、携帯電話機10との間でペアリングが失敗した場合には、ペアリングが失敗した旨を表示させる。
以上のように、携帯電話機10の受光センサ18により得られた電流データ(受光量の時系列データに相当)と、電子時計30のソーラーパネル38により得られた電流データ(受光量の時系列データに相当)と、に基づいて携帯電話機10と電子時計30との間でペアリングが行われる。
ペアリングが成立した後は、携帯電話機10と電子時計30との間において、Bluetooth通信による双方向通信が行われる。
図8は、携帯電話機10において実行されるペアリング処理を示すフローチャートである。
まず、CPU11は、受光センサ18を制御して、受光量を検出可能な受光スタンバイ状態とする(ステップD1)。
次に、CPU11は、受光センサ18により検出された受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)を取得し、受光センサ18が遮蔽された状態(暗状態)が2秒間継続したか否かを判断する(ステップD2)。受光センサ18が遮蔽された状態が2秒間継続した場合には(ステップD2;YES)、CPU11は、携帯電話機10をペアリング待機状態にする(ステップD3)。
次に、CPU11は、ペアリング可能な他の電子機器の検出を試みる(ステップD4)。ペアリング可能な他の電子機器が検出されなかった場合には(ステップD4;NO)、CPU11は、ステップD4の処理について所定回数トライしたか否かを判断する(ステップD5)。
ステップD4の処理について所定回数トライ済みである場合には(ステップD5;YES)、CPU11は、ペアリングを中止する。
ステップD4の処理について所定回数トライ済みでない場合(ステップD5;NO)、又は、ステップD2において、受光センサ18が遮蔽された状態が2秒間継続しなかった場合には(ステップD2;NO)、ステップD2に戻る。
ステップD4において、ペアリング可能な他の電子機器が検出された場合には(ステップD4;YES)、CPU11は、検出された電子機器(電子時計30)との間で事前交信を開始する(ステップD6)。
ここで、ユーザは、携帯電話機10の受光センサ18と、ペアリングしたい電子時計30のソーラーパネル38と、に対して同一の受光環境下において光の強度を変化させる。具体的には、受光センサ18とソーラーパネル38の受光部分に対して、光を複数回遮るように、手のひらを往復させて動かす。
CPU11は、光の強度を変化させた際に受光センサ18により検出された受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)を記憶部14に記憶させる(ステップD7)。
次に、携帯電話機10において、CPU11は、光の強度を変化させた際に相手機器(電子時計30)のソーラーパネル38により検出された受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)を、Bluetooth通信部23を介して、相手機器から取得する(ステップD8)。
CPU11は、光の強度を変化させた際の携帯電話機10の電流データの増減パターンと、電子時計30の電流データの増減パターンと、を解析する(ステップD9)。電流データの増減パターン解析処理については、図5を用いて説明した通りである。
CPU11は、携帯電話機10の電流データの増減パターンと電子時計30の電流データの増減パターンとが一致しないと判断された場合には(ステップD10;NO)、Bluetooth通信部23を介して、電子時計30に対し、ペアリング不可を指示する信号を送信する。そして、CPU11は、ペアリングが失敗したことを表示部17に表示させる(ステップD11)。
次に、CPU11は、ステップD10の処理について所定回数トライしたか否かを判断する(ステップD12)。
ステップD10の処理について所定回数トライ済みである場合には(ステップD12;YES)、CPU11は、ペアリングを中止する。
ステップD10の処理について所定回数トライ済みでない場合には(ステップD12;NO)、ステップD1に戻る。
ステップD10において、携帯電話機10の電流データの増減パターンと電子時計30の電流データの増減パターンとが一致すると判断された場合には(ステップD10;YES)、CPU11は、Bluetooth通信部23を介して、電子時計30に対し、ペアリングを指示する信号を送信する。そして、Bluetooth通信部23により、電子時計30からペアリング指示に対する応答信号が受信されると、CPU11は、携帯電話機10の通信相手として、電子時計30を設定する。CPU11は、ペアリングが完了したことを表示部17に表示させる(ステップD13)。
以上で、携帯電話機10において実行されるペアリング処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1ステップにおいて、携帯電話機10と電子時計30とをペアリング待機状態にする。次いで、第2ステップにおいて、携帯電話機10の受光センサ18と電子時計30のソーラーパネル38とに対して同一の受光環境下において光の強度を変化させる。次いで、第3ステップにおいて、第2ステップ時に電子時計30のソーラーパネル38により検出された受光量の時系列データ(電流データ)を電子時計30から携帯電話機10に送信する。次いで、第4ステップにおいて、第2ステップ時に携帯電話機10の受光センサ18により検出された受光量の時系列データ(電流データ)と、電子時計30から送信された受光量の時系列データ(電流データ)と、に基づいて携帯電話機10と電子時計30との間でペアリングを行う。
例えば、携帯電話機10と電子時計30とを隣接させた状態で、両機器の受光手段(受光センサ18、ソーラーパネル38)の上を手のひらが複数回往復して通過するように、手のひらを動かす等、簡単な操作で、通信相手となる二つの電子機器を相互に認識させることができる。したがって、電波が到達する範囲に複数の電子機器が存在する場合であっても、簡単な方法で特定の電子機器間のペアリングを行うことができる。
また、受光量の時系列データ(電流パターン)を解析することで電子機器間のペアリングを行うので、同一メーカーの同一製品(機器)同士、同一規格製品同士に限定されることなく、別メーカーの全く異なる製品同士でも、簡単にペアリングを行うことができる。
また、第4ステップでは、携帯電話機10の電流データの増減パターンと電子時計30の電流データの増減パターンとが一致するか否かを判断し、双方の増減パターンが一致すると判断された場合に、携帯電話機10と電子時計30との間でペアリングを行う。
携帯電話機10の電流データの増減パターンと電子時計30の電流データの増減パターンとが一致することで、両機器が同一の受光環境下にあると判断することができ、ペアリングする電子機器同士を容易に選別することができる。一方、意図しない電子機器同士のペアリングを避けることができる。
また、第4ステップでは、携帯電話機10の電流データ又は電子時計30の電流データに含まれる電流値(受光量)の変化幅が所定値未満である場合に、携帯電話機10の電流データの増減パターンと電子時計30の電流データの増減パターンとが一致しないと判断するので、意図しない電子機器同士のペアリングを避ける等、誤作動を防止することができる。
また、第4ステップでは、携帯電話機10の電流データ又は電子時計30の電流データにおいて、所定時間内における所定量以上の増加又は減少が所定回数未満である場合に、携帯電話機10の電流データの増減パターンと電子時計30の電流データの増減パターンとが一致しないと判断するので、意図しない電子機器同士のペアリングを避ける等、誤作動を防止することができる。
また、第1ステップでは、携帯電話機10の受光センサ18と電子時計30のソーラーパネル38とに対して所定の受光環境条件(2秒間の遮蔽状態)を与えることによって、携帯電話機10と電子時計30とをペアリング待機状態にするので、電子機器に対してボタン押下等の機械的な操作を行う必要がない。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係るペアリング方法の例であり、これに限定されるものではない。各処理ステップに係る各機器の各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、手のひらで受光手段を遮るように手のひらを動かすことで、受光手段が受光する光の強度を変化させる場合について説明したが、LED(Light Emitting Diode)ライト等の光源を受光手段に対して照射させる(受光量をより増加させる)ことで、光の強度を変化させることとしてもよい。また、部屋の室内灯のオン・オフの切り替えを所定時間内に所定回数繰り返すことで、光の強度を変化させることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、第2ステップにおいて、両機器の受光手段の上で手のひらを複数回往復させる場合について説明したが、ペアリングモード開始時と同様に、両機器の受光手段に対して所定時間の遮蔽状態を継続した場合等に、ペアリングを行うこととしてもよい。
また、両機器の受光手段に対して、手のひらを近づけたり遠ざけたりすることで、光の強度を変化させることとしてもよい。また、手のひらに限らず、道具を用いて光源からの光を遮ることとしてもよい。
また、上記実施の形態において、ステップC3では、増加量・減少量が所定量以上である場合に有意な増加・減少であるものとして扱ったが、両機器から得られた受光量の時系列データ(電流データ等)を比較する際に、それぞれの受光量の範囲に応じて予め定められた第1の閾値以上の状態と第2の閾値(第2の閾値<第1の閾値)以下の状態とを繰り返すタイミングの一致に基づいて、受光量の時系列データの増減パターンの一致を判断してもよい。また、光源からの光が遮られたと判断するための閾値を設け、受光量がこの閾値以下になったタイミングの一致に基づいて、受光量の時系列データの増減パターンの一致を判断してもよい。
また、上記実施の形態では、受光量の時系列データとして、受光量に対応する電流値の時系列データ(電流データ)を用いた場合を例にして説明したが、受光量に相当する値であれば、何を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、手のひらで受光手段を2秒間遮蔽することを契機として、ペアリング待機状態とする場合について説明したが、ユーザが携帯電話機10、電子時計30に設けられたボタンを押下する等の操作によって、ペアリング待機状態とすることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、受光手段として受光センサ18やソーラーパネル38を用いる場合について説明したが、これらの例に限定されない。例えば、携帯電話機10がカメラを備える場合には、カメラの受光素子を利用してもよいし、携帯電話機10がソーラーパネルを備える場合には、ソーラーパネルを利用してもよい。
また、電子機器間でペアリングが成立した状態において、受光手段に対する光源の遮蔽動作を、相手機器に対する操作に応用することも可能である。例えば、携帯電話機10と電子時計30とのペアリングが成立した後に、電子時計30のソーラーパネル38に対して光源からの光を所定回数遮る等、光の強度を変化させた場合に、携帯電話機10における電話着信の接続又は切断を行うこととしてもよい。
また、電子機器間の通信方式として、Bluetoothを例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、赤外線通信やUWB(Ultra Wide Band)等であってもよい。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
データ通信を行う通信手段、及び、受光量を検出する受光手段をそれぞれ備える第1の電子機器と第2の電子機器との間のペアリングを行うペアリング方法であって、
前記第1の電子機器と前記第2の電子機器とをペアリング待機状態にする第1ステップと、
前記第1の電子機器の受光手段と前記第2の電子機器の受光手段とに対して同一の受光環境下において光の強度を変化させる第2ステップと、
前記第2ステップ時に前記第2の電子機器の受光手段により検出された受光量の時系列データを前記第2の電子機器から前記第1の電子機器に送信する第3ステップと、
前記第2ステップ時に前記第1の電子機器の受光手段により検出された受光量の時系列データと、前記第2の電子機器から送信された受光量の時系列データと、に基づいて前記第1の電子機器と前記第2の電子機器との間でペアリングを行う第4ステップと、
を含むことを特徴とするペアリング方法。
<請求項2>
前記第4ステップでは、
前記第1の電子機器の前記時系列データの増減パターンと前記第2の電子機器の前記時系列データの増減パターンとが一致するか否かを判断し、双方の増減パターンが一致すると判断された場合に、前記第1の電子機器と前記第2の電子機器との間でペアリングを行うことを特徴とする請求項1に記載のペアリング方法。
<請求項3>
前記第4ステップでは、
前記第1の電子機器の前記時系列データ又は前記第2の電子機器の前記時系列データに含まれる受光量の変化幅が所定値未満である場合に、前記第1の電子機器の前記時系列データの増減パターンと前記第2の電子機器の前記時系列データの増減パターンとが一致しないと判断することを特徴とする請求項2に記載のペアリング方法。
<請求項4>
前記第4ステップでは、
前記第1の電子機器の前記時系列データ又は前記第2の電子機器の前記時系列データにおいて、所定時間内における所定量以上の増加又は減少が所定回数未満である場合に、前記第1の電子機器の前記時系列データの増減パターンと前記第2の電子機器の前記時系列データの増減パターンとが一致しないと判断することを特徴とする請求項2又は3に記載のペアリング方法。
<請求項5>
前記第1ステップでは、
前記第1の電子機器の受光手段と前記第2の電子機器の受光手段とに対して所定の受光環境条件が与えられた場合に、前記第1の電子機器と前記第2の電子機器とをペアリング待機状態にすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のペアリング方法。
<請求項6>
データ通信を行う通信手段と、
受光量を検出する受光手段と、
他の電子機器において検出された受光量の時系列データを前記他の電子機器から取得する取得手段と、
前記受光手段により検出された受光量の時系列データと、前記取得手段により取得された受光量の時系列データと、に基づいて前記他の電子機器との間でペアリングを行うペアリング手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
10 携帯電話機
11 CPU
12 ROM
14 記憶部
17 表示部
18 受光センサ
23 Bluetooth通信部
30 電子時計
31 CPU
32 ROM
34 記憶部
37 表示部
38 ソーラーパネル
40 Bluetooth通信部
100 無線通信システム

Claims (6)

  1. データ通信を行う通信手段、及び、受光量を検出する受光手段をそれぞれ備える第1の電子機器と第2の電子機器との間のペアリングを行うペアリング方法であって、
    前記第1の電子機器と前記第2の電子機器とをペアリング待機状態にする第1ステップと、
    前記第1の電子機器の受光手段と前記第2の電子機器の受光手段とに対して同一の受光環境下において光の強度を変化させる第2ステップと、
    前記第2ステップ時に前記第2の電子機器の受光手段により検出された受光量の時系列データを前記第2の電子機器から前記第1の電子機器に送信する第3ステップと、
    前記第2ステップ時に前記第1の電子機器の受光手段により検出された受光量の時系列データと、前記第2の電子機器から送信された受光量の時系列データと、に基づいて前記第1の電子機器と前記第2の電子機器との間でペアリングを行う第4ステップと、
    を含むことを特徴とするペアリング方法。
  2. 前記第4ステップでは、
    前記第1の電子機器の前記時系列データの増減パターンと前記第2の電子機器の前記時系列データの増減パターンとが一致するか否かを判断し、双方の増減パターンが一致すると判断された場合に、前記第1の電子機器と前記第2の電子機器との間でペアリングを行うことを特徴とする請求項1に記載のペアリング方法。
  3. 前記第4ステップでは、
    前記第1の電子機器の前記時系列データ又は前記第2の電子機器の前記時系列データに含まれる受光量の変化幅が所定値未満である場合に、前記第1の電子機器の前記時系列データの増減パターンと前記第2の電子機器の前記時系列データの増減パターンとが一致しないと判断することを特徴とする請求項2に記載のペアリング方法。
  4. 前記第4ステップでは、
    前記第1の電子機器の前記時系列データ又は前記第2の電子機器の前記時系列データにおいて、所定時間内における所定量以上の増加又は減少が所定回数未満である場合に、前記第1の電子機器の前記時系列データの増減パターンと前記第2の電子機器の前記時系列データの増減パターンとが一致しないと判断することを特徴とする請求項2又は3に記載のペアリング方法。
  5. 前記第1ステップでは、
    前記第1の電子機器の受光手段と前記第2の電子機器の受光手段とに対して所定の受光環境条件が与えられた場合に、前記第1の電子機器と前記第2の電子機器とをペアリング待機状態にすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のペアリング方法。
  6. データ通信を行う通信手段と、
    受光量を検出する受光手段と、
    他の電子機器において検出された受光量の時系列データを前記他の電子機器から取得する取得手段と、
    前記受光手段により検出された受光量の時系列データと、前記取得手段により取得された受光量の時系列データと、に基づいて前記他の電子機器との間でペアリングを行うペアリング手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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