JP2014187230A - 電子機器及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器の美観を損なうことなく、発熱体で発生した熱を速やかに拡散させることができる。
【解決手段】 カメラモジュール17は、2つの発熱体(FPGA16d及びUSBコントローラ16e)が収容されるハウジング80を備える電子機器において、ハウジング80の内壁面に熱伝導性塗料94が塗布されている。この場合、機器の美観を損なうことなく、発熱体で発生した熱を速やかに拡散させることができる。結果として、カメラモジュール17は安全性、信頼性、審美性に優れる。
【選択図】図10

Description

本発明は、電子機器及び通信装置に係り、更に詳しくは、少なくとも1つの発熱体が収容される筐体を備える電子機器、及び該電子機器を備える通信装置に関する。
従来、発熱体(例えば電子部品)を備える携帯型電子機器が知られている(例えば特許文献1参照)。
この携帯型電子機器では、発熱体で発生した熱を、該発熱体が収容された金属製の筐体に伝達して速やかに拡散させている。
しかしながら、特許文献1に開示されている携帯型電子機器では、筐体が高温になるため、安全上、筐体の外壁面を断熱材で覆う必要があり、機器の美観が損なわれるおそれがあった。
本発明は、少なくとも1つの発熱体が収容される筐体を備える電子機器において、前記筐体の内壁面の少なくとも一部に熱伝導材が設けられていることを特徴とする電子機器である。
これによれば、機器の美観を損なうことなく、発熱体で発生した熱を速やかに拡散させることができる。
図1(A)及び図1(B)は、それぞれ会議装置の基準形態における斜視図(その1及びその2)である。 会議装置の基準形態における上面図である。 会議装置の制御の構成を示すブロック図である。 会議装置の基準形態における側面図(その1)である。 会議装置の基準形態における側面図(その2)である。 会議装置の基準状態における下面図である。 会議装置の開き形態における側面図である。 会議装置の最大開き形態における斜視図である。 図9(A)及び図9(B)は、それぞれ会議装置が備えるカメラモジュールの斜視図(その1及びその2)である。 カメラモジュールのαβ断面図である。 会議装置を用いて行われるテレビ会議の一態様を示す図である。
以下、一実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。図1(A)及び図1(B)には、基準形態における会議装置100(通信装置)を異なる方向から見た斜視図が示されている。この会議装置100は、複数の拠点間での例えばインターネット等のネットワーク(通信網)を介したテレビ会議(情報共有)に用いられる。すなわち、会議装置100は、いわゆるテレビ会議装置である。
会議装置100は、図1(A)及び図1(B)に示されるように、基準形態では、全体として、例えばA4版サイズの略矩形平板状の外形(例えば厚さが20mm〜40mm程度)を有している。
このように、会議装置100は、基準形態において、薄型コンパクトになるように設計されている。また、会議装置100は、後に詳述するように、基準形態と、例えば机、テーブル等の上面(以下では、載置面とも称する)上に載置された状態での使用に適した開き形態との間で形態を移行させることができる。
図2には、基準形態の会議装置100が、水平な載置面上に載置された状態が示されている。以下では、会議装置100の長手方向をX軸方向、水平面内でX軸方向に直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のいずれにも直交する方向(鉛直方向)をZ軸方向として説明する。また、会議装置100は、特に断りがない限り、基準形態になっているものとする。
会議装置100は、図1(A)〜図2に示されるように、第1筐体10、第2筐体12、ディスプレイ14、カメラ16(図3参照)を含むカメラモジュール17(電子機器)、スピーカ18、マイク20、制御装置24(図3参照)などを備えている。
第1筐体10は、一例として、図1(A)及び図1(B)に示されるように、制御装置24が収容されている制御装置収容部10aと、複数の操作部材が設けられている操作パネル部10bとを有している。第1筐体10は、いわゆる平置き型の筐体である。
制御装置24は、画像データ及び音声データをエンコード処理またはデコード処理をして、例えばインターネット等のネットワークを介した画像及び音声の送受信を制御する。
この制御装置24は、図3に示されるように、制御用基板としてのメインボード62、音声処理用及び操作用基板としてのサブボード63などを含む。
メインボード62には、一例として、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)104、HDD(Hard Disk Drive)106(もしくはストレージまたは記録デバイス)、データ入出力I/F(Inter face)108、ネットワークI/F110、画像入力I/F112及び画像出力I/F114の各構成要素が実装されている。CPU101、ROM102、RAM104、HDD106、データ入出力I/F108及びネットワークI/F110は、アドレスバス、データバス等のバスライン116を介して、双方向通信可能に接続されている。なお、上述した画像データは、動画または間欠画像(一定時間間隔の静止画像)のデータである。
CPU101は、所定のプログラム(会議装置用プログラム)に基づいて会議装置100全体の動作を制御する。なお、会議装置用プログラムに従ったCPU101の命令による、ネットワーク(例えばインターネット)を介した音声及び画像の双方向通信にかかる一連の動作は後述する。
ROM102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムが記憶されている。RAM104は、CPU101のワークエリアとして使用される。
HDD106は、上記会議装置用プログラム、画像データ、音声データ等の各種データが記憶される。なお、HDDに限らず、例えばSSD(Solid State Drive)等を用いてもよい。上記会議装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、例えば記録メディア等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。また、上記会議装置用プログラムは、HDD106ではなく、ROM102に記憶されるようにしてもよい。HDD106は、CPU101の制御にしたがってHDD106に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
データ入出力I/F108は、後述する複数のUSB端子に接続された例えばフラッシュメモリ等の記録メディアMに対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するとともに、USB端子に接続された例えばPC(パーソナルコンピュータ)からのデータの他拠点の会議装置への送信を制御する。
記録メディアMは、複数のUSB端子のうちの一のUSB端子に着脱自在となっている。なお、例えば記録メディアMがSDメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)などUSB端子に直接に着脱できないものであれば、USB端子にメモリ読書ドライブを着脱させるように構成しても良いし、別途に、会議装置100に予めメモリ読書ドライブを設けていても良い。また、記録メディアMとしては、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリに限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
ネットワークI/F110は、後述するLAN端子38(例えばイーサネット(登録商標)端子)を含み、インターネットを介したデータ(画像データ及び音声データ)の入出力(送受信)を行う。すなわち、ネットワークI/F110は、画像データ送信手段としての機能を含む。なお、ネットワークI/F110としては、有線のLAN端子に接続可能なように設けても良いし、また、無線のLANに接続できる無線LANのネットワークI/Fであっても良い。
画像入力I/F112は、カメラ16から出力される被写体の画像信号を所定の画像データとして取り込む。
また、画像出力I/F114は、他の拠点の会議装置100の宛先や画質調整、出力信号の選択などの操作用アイコン等のメニュー画面、インターネットを介して受信されたデータのうちエンコードされた画像データ、及びカメラ16により取り込まれた画像データを、例えばディスプレイ14、後述する画像出力端子42に接続される例えばモニタ装置、テレビ、プロジェクタなどが受け入れ可能な所定のアナログまたはデジタルの画像信号に変換して出力するようになっている。なお、エンコードされた画像データを所定のコーデックを用いてデコードするのはCPU101による。この所定の画像信号としては、アナログRGB信号(VGA)、コンポーネントビデオ信号、HDMI(登録商標)(High―Definition Multimedia Interface)信号、DVI(Digital Video Interactive)信号が挙げられる。
サブボード63には、前述した複数の操作ボタンに対応する複数の操作端子118、音声入出力I/F120及び音声制御部122の各構成要素が実装されている。複数の操作端子118及び音声制御部122は、バスライン116を介して、互いに双方向通信可能に接続され、かつメインボード62に実装された上記各構成要素と双方向通信可能に接続されている。
音声入出力I/F120は、マイク20により入力された音声信号を所定の音声データとして取り込んで、該音声データを音声制御部122に送るとともに、ネットワークI/F110、音声制御部122を介して受信された音声データをスピーカ18で再生可能な音声信号に変換する。
音声制御部122は、後述する一対のボリュームボタン62a、62bが操作されるのに伴いスピーカ18から出力される音の音量を調整し、後述するマイクミュートボタン64が押し下げられる(ON/OFFされる)のに伴いマイク20による音の入力/非入力を切り替える。
また、音声制御部122は、他の拠点の会議装置100との双方向通信時に、スピーカ18から出力された音がマイク20により入力され、該他の拠点の会議装置100との間で音波のループを形成して発生するエコー、ハウリングを抑制するエコーキャンセル処理機能を有するとともに、例えば室内の空調の作動音などのマイク20で入力された音を低減させるノイズキャンセル処理機能を有する。
制御装置収容部10aは、図4及び図5を総合すると分かるように、一例として、X軸方向を長手方向とする略矩形平板状の外形を有する箱形部分から成る。
図4に示されるように、制御装置収容部10aの+X側の側壁には、4つの開口が形成されており、該4つの開口には、それぞれメインボード62に実装されている通信用のLAN端子38、HDMI(登録商標)規格に準拠する画像出力端子40、VGA規格に準拠する画像出力端子42、電源端子44(電源ジャック)が嵌め込まれている。画像出力端子40、42に代えて又は加えて、DVI―I端子、コンポーネント端子、D端子、S端子、コンポジット端子が設けられていても良い。
また、図5に示されるように、制御装置収容部10aの−Y側の側壁の−X側の端部には、一例として、2つの開口が形成されており、該2つの開口には、それぞれメインボード62に実装されているUSB端子28、30が嵌め込まれている。また、制御装置収容部10aの−Y側の側壁の+X側の端部には、一例として、3つの開口が形成されており、該3つの開口には、それぞれメインボード62に実装されているヘッドフォン接続用端子32、マイク接続用端子34、USB端子36が嵌め込まれている。
操作パネル部10bは、図2、図4及び図5を総合すると分かるように、X軸方向を長手方向とする細長い略矩形平板状の外形を有する箱形部分から成り、制御装置収容部10aの−Y側の端部の+Z側の端に連続している。
操作パネル部10bの+Z側の壁の−X側の領域には、図2に示されるように、一例として、5つの開口がX軸方向に並べて形成されており、該5つの開口には、5つの操作部材が個別に嵌め込まれている。これら5つの操作部材は、一例として、−X側から+X側にかけて順に、電源ボタン48、メニューボタン50、カーソル52、決定ボタン54、通信相手とのインターネット回線を切断するための切断ボタン56となっている。
電源ボタン48は、会議装置100に対する電源のON/OFFを行うための操作部材である。操作パネル部10bにおける電源ボタン48の近傍には、電源ON時に点灯する電源ランプ49が設けられている。
メニューボタン50は、ディスプレイ14にメニュー画面を呼び出すための操作部材である。
カーソル52は、ディスプレイ14に表示されるメニュー画面内に表示された項目を選択するための操作部材である。すなわち、カーソル52を操作することで、メニュー画面内の項目を選択できるようになっている。
決定ボタン54は、メニュー画面内において選択された項目を決定するための操作部材である。メニュー画面内において選択及び決定される項目としては、例えば、他の拠点の会議装置100の宛先などが挙げられる。
切断ボタン56は、通信相手の会議装置100とのインターネット回線を切断するための操作部材である。
操作パネル部10bの+Z側の壁の+X側の領域には、一例として、5つの開口がX軸方向に並べて形成されており、該5つの開口には、5つの操作部材が個別に嵌め込まれている。これら5つの操作部材は、一例として、−X側から+X側にかけて順に、ビュー切換ボタン58、明度調整ボタン60、一対のボリュームボタン62a、62b、マイクミュートボタン64となっている。
ビュー切換ボタン58は、カメラ16によって取り込まれた画像のうち、他の拠点に送信する画像を切り換えるための操作部材である。すなわち、例えばある拠点に複数のユーザ(会議参加者)がいる場合に、ビュー切換ボタン58を押すことで、複数のユーザの少なくとも1人が選択的に表示された複数の画像のうちいずれかを他の拠点に送信することができる。
明度調整ボタン60は、ディスプレイ14に表示される画像の明度を調整するための操作部材である。会議装置100の周囲の明るさに応じて明度調整ボタン60を適宜押圧することで、ディスプレイ14の画面の明るさを視認性の良い適切な明るさに調整することができる。ここでは、一例として、明度調整ボタン60で調整される明度がN段階(Nは、自然数)に設定されており、明度調整ボタン60が押圧される度に、明度が段階的に高く又は低くなり、明度調整ボタン60がN回押圧されると、元の明度に戻るようになっている。
一対のボリュームボタン62a、62bは、スピーカ18から出力される音の音量を調整するための操作部材である。一対のボリュームボタン62a、62bのうち、−X側のボリュームボタン62aを押圧することで、上記音量を下げることができ、+X側のボリュームボタン62bを押圧することで、上記音量を上げることができる。
マイクミュートボタン64は、マイク20のON/OFFを切り替えるための操作部材である。なお、マイク20がONとは、マイク20を介して音声が入力される状態を意味し、マイク20がOFFとは、マイク20を介して音声が入力されない状態を意味する。
第2筐体12は、図1(A)及び図1(B)に示されるように、ディスプレイ14、スピーカ18の一部、マイク20の一部が収容されている第1収容部12aと、スピーカ18の残部、マイク20の残部が収容されている第2収容部12bとを有している。
第1収容部12aは、図2、図4及び図5を総合すると分かるように、X軸方向を長手方向とする略矩形平板状の外形を有する箱形部分から成り、制御装置収容部10aの+Z側であって、操作パネル部10bの+Y側に位置している。ここでは、一例として、会議装置100が基準形態のとき、第1収容部12aの−Z側の面は、制御装置収容部10aの+Z側の面に当接している。
第1収容部12a内のほぼ中央には、ディスプレイ14がXY平面に平行な状態で収容されている。
ディスプレイ14は、一例として、画像が表示される表示面を有する液晶パネルと、該液晶パネルを挟む位置に配置された2つの電極と、該2つの電極を挟む位置に配置された2つの偏光板とを含む液晶構造体、及び該液晶構造体の一側に配置されたバックライトを含み、全体として、平板状の外形を有している。すなわち、ここでは、ディスプレイ14は、いわゆる液晶ディスプレイである。
第1収容部12aの+Z側の面には、一例として、ディスプレイ14よりも一回り以上大きな矩形開口が形成されており、該矩形開口には、強化プラスチックからなるカバーパネル26が嵌め込まれている。すなわち、ディスプレイ14は、カバーパネル26によって+Z側から覆われている。カバーパネル26は、ディスプレイ14に対応(対向)する部分が透明となっており、該部分を取り囲む部分が例えば黒色となっている。以下では、カバーパネル26の透明部分をクリアパネル部CPと称し、カバーパネル26の黒色部分をブラックパネル部BPと称する。この場合、ディスプレイ14の液晶パネルは、+Z側からクリアパネル部CPを介して視認可能となっている。
第2収容部12bは、図4及び図5を総合すると分かるように、X軸方向を長手方向とする略矩形平板状の箱形部分から成り、第1収容部12aの+Y側の端部の−Z側の端に連続している。すなわち、第2収容部12bは、第1収容部12aの−Z側の端よりも−Z側に突出している。
図2に示されるように、第1収容部12aの+Y側の端部と第2収容部12bとで形成される空間の−X側の端部には、スピーカ18が、音声出力方向が概ね+Z方向となるように配置されている。
ここでは、スピーカ18として、例えばフルレンジタイプの丸型のものが採用されているが、その他のものでも良い。スピーカ18は、音声入出力I/F120に結線されており、該音声入出力I/F120から送信される音声信号を音声として出力する(図3参照)。
ブラックパネル部BPにおけるスピーカ18に対応する部分には、スピーカ18から出力された音声を外部に放出するための、複数の小さな貫通孔を含んで構成される音声放出口68が形成されている(図2参照)。
また、第1収容部12aの+Y側の端部と第2収容部12bとで形成される空間におけるカメラ16の+X側の領域には、マイク20が、音声入力方向が概ね−Z方向となるように配置されている。
ここでは、マイク20として、例えば小型の無指向性のものが採用されているが、指向性を有するものを用いても良い。マイク20は、音声入出力I/F120に結線されており、入力した音声を音声信号として音声入出力I/F120に送信する(図3参照)。
ブラックパネル部BPのマイク20に対応する部分には、マイク20を介して入力される音声を取り込むための、少なくとも1つの小さな貫通孔を含んで構成される音声取込口70が形成されている。
また、ブラックパネル部BPの−X側かつ−Y側の角部には、外付け用バッテリの充電量の残量を表示する残量ランプ72、インターネット回線の接続状況を表示する回線ランプ74が設けられている。
以下では、図7に示されるように、X軸に直交し、かつカバーパネル26に平行な軸をα軸、X軸及びα軸のいずれにも直交する軸をβ軸と称して説明する。そこで、会議装置100が基準形態のとき、α軸は、Y軸に一致し、β軸は、Z軸に一致する。
ここで、第1収容部12aの−Y側の端部、すなわち−α側の端部は、X軸方向を軸方向とするトルクヒンジを介して第1筐体10に接続されている。そして、ディスプレイ14の液晶パネルは、+β側から視認可能であり、撮影レンズ16aは+β側に露出し、スピーカ18の音声出力方向は、概ね+β側となり、マイクの音声入力方向は、概ね−β側となる。
すなわち、第2筐体12は、上記トルクヒンジの作用により、X軸周りに関して、第1筐体10に当接する当接位置(図4及び図5参照)と第1筐体10から離間する離間位置(図7参照)との間をX軸周りに相対回動可能となっている。そこで、以下では、第2筐体12が離間位置に位置するときの会議装置100の形態を、開き形態とも称する。
第2筐体12の第1筐体10に対するX軸周りの回動角度θは、会議装置100が基準形態のとき、すなわち第2筐体12が当接位置に位置するときをθ=0°とすると、例えば0°≦θ≦90°に設定されている。図8では、θ=90°であり、会議装置100は、最大開き形態になっている。そして、上記トルクヒンジの作用により、第2筐体12を第1筐体10に対してX軸周りの回動角度θの位置でホールドできるようになっている。なお、第2筐体12が当接位置に位置するときの会議装置100の形態が基準形態である。
ここで、図8に示されるように、第2筐体12の+α側の端部のX軸方向中央には、略直方体形状の切り欠き12cが形成されており、該切り欠き12c内に、カメラモジュール17が嵌め込まれている。ここでは、カメラモジュール17は、第2筐体12に対してX軸周りに回転可能となっている。
カメラモジュール17は、一例として、図9(A)〜図10に示されるように、カメラ16に加えて、ハウジング80(筐体)、基板85、放熱部材90、熱伝導部材92などを含む。なお、図10は、図9(A)のαβ断面図である。
ハウジング80は、図9(A)及び図9(B)に示されるように、X軸方向に延びる細長い中空形状を有しており、互いに接合された正面カバー81及び背面カバー82を含む。ここでは、正面カバー81は、背面カバー82の+β側に位置している。正面カバー81及び背面カバー82は、例えばエンジニアリング・プラスチックと呼ばれる、強度が高く、耐熱性に優れる樹脂製である。このエンジニアリング・プラスチックとしては、ポリアセタール、ポリアミド、ポリカーボネートや、複数のポリマーを混合させたもの等でも良い。この複数のポリマーを混合させたものとしては、ABS樹脂とポリカーボネートを混合したものや、ABS樹脂とポリアミドを混合させたもの等が挙げられる。このようなエンジニアリング・プラスチックの熱伝導率は、概ね1.0W/m・K〜0.2W/m・Kの範囲である。
正面カバー81は、図10に示されるように、X軸方向に延びる−β側が開放されたαβ断面略U字状の箱形部材から成り、X軸方向中央に段付き開口81aが形成されている。ここでは、段付き開口81aは、+β側の開口が−β側の開口よりも大きくなっている。
正面カバー81の+β側の面には、プレート88が取り付けられている。プレート88には、段付き開口81aに対応する箇所に、段付き開口81aの+β側の開口と略同じ大きさの開口88aが形成されている。
背面カバー82は、X軸方向に延びる+β側が開放されたαβ断面略U字状の箱形部材から成る。背面カバー82の−β側の壁は、−β側に凸となるように湾曲している。
背面カバー82の−β側の壁の+α側の端部には、格子状に並ぶ複数の通気口82aが形成されている。背面カバー82の−β側の壁の−α側の端部には、格子状に並ぶ複数の通気口82bが形成されている。
カメラ16は、いわゆる電子カメラであり、撮影レンズ16a、レンズホルダ16b、撮像素子16c、発熱体としてのFPGA16d(Field Programmable Gate Array)、発熱体としてのUSBコントローラ16eなどを含む。以下では、FPGA16d、USBコントローラ16eをそれぞれ「発熱体」とも称する。この発熱体とは、電子部品等に通電させることに伴い熱を発生する物体を言う。
撮影レンズ16aは、一例として、それぞれの光軸がβ軸に平行になるようにβ軸方向に離間して配置された複数のレンズエレメントを有している。撮影レンズ16aは、一例として、X軸方向の視野角(画角)が170°で、α軸方向の視野角(画角)が135°となっている。撮影レンズ16aは、レンズホルダ16bに保持されている。
レンズホルダ16bの+α側の端部及び−α側の端部には、撮影レンズ16aを保護するための一対のレンズ保護用突起66a、66bが取り付けられている。各レンズ保護用突起の外側の面は、湾曲面で構成されており、手指などが触れても、怪我をしないようになっている。
一対のレンズ保護用突起66a、66bが取り付けられたレンズホルダ16bは、撮影レンズ16aが+β側に露出するように段付き開口81aに嵌め込まれている。
ハウジング80内における撮影レンズ16aの−β側(背面カバー82内)には、基板85がαX平面に平行に配置されている。
撮像素子16cは、一例として、ハウジング80内における撮影レンズ16aと基板85との間に位置するように基板85の+β側の面に実装されている。なお、撮影レンズ16aと撮像素子16cとの間に減光フィルタ(NDフィルタ)を配置しても良い。
撮像素子16cは、撮影レンズ16aを介して被写体の画像情報を取得し、取得された画像情報を電気信号に変換して、USBコントローラ16eを介して画像入力I/F112に出力する。撮像素子16cとしては、一例として、CCD、CMOSなどが用いられている。USBコントローラ16eは、一例として、基板85の−β側の面に実装されている。
FPGA16dは、一例として、基板85の−β側の面に実装されており、カメラ16全体を統括的に制御する。
放熱部材90は、一例として、FPGA16d及びUSBコントローラ16eの−β側に、FPGA16d及びUSBコントローラ16eに接触して配置されている。ここでは、放熱部材90は、例えば金属、合金等からなる。この放熱部材90は、金属や合金等から構成されるため、熱伝導率としては140W/m・K以上の値を有する。
ここで、背面カバー82の内壁面(−β側の内壁面、+α側の内壁面、−α側の内壁面、+X側の内壁面及び−X側の内壁面)には、熱伝導材としての熱伝導性塗料94が塗布されている。この熱伝導性塗料94は、背面カバー82の内壁面における複数の通気口82a、82bに隣接する位置にも塗布されている。ここでは、熱伝導性塗料94は、例えば、カーボン系からなる炭素繊維フィラー、金属、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、炭化ケイ素、石英及び水酸化アルミニウムなどの金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物並びに金属水酸化物等のいずれかを含んでいる。従って、熱伝導性塗料94は、正面カバー81や背面カバー82の材料であるエンジニアリング・プラスチックに比べて、高い熱伝導率を有する。例えば、3.0W/m・K以上の熱伝導率を有する。
熱伝導性塗料94の具体的な材料としては、例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛等の金属酸化物、窒化ホウ素、窒化アルミニウム等の金属窒化物、炭化ケイ素等の金属炭化物、及び水酸化アルミニウム等の金属水酸化物が挙げられる。
放熱部材90の−β側には、該放熱部材90と接続された熱伝導部材92が配置されている。熱伝導部材92の−β側の面は、熱伝導性塗料94に接触している。ここでは、熱伝導部材92は、例えば金属、合金等からなる。
結果として、2つの発熱体(FPGA16d及びUSBコントローラ16e)で発生した熱は、放熱部材90及び熱伝導部材92を介して熱伝導性塗料94に伝わり、背面カバー82の内壁面に沿って拡散され、背面カバー82及び複数の通気口82a、82bを介して外部に放出される。このように、2つの発熱体と熱伝導性塗料94との間に配置された放熱部材90及び熱伝導部材92は、発熱体で発生した熱を熱伝導性塗料94に伝達する熱伝達手段を構成する。
この場合、各発熱体で発生した熱を、ハウジング80内に局所的に滞留させることなく、速やかに拡散させ、外部に放出することができる。
以上のように構成される会議装置100を用いるテレビ会議の一例を、以下に説明する。ここでは、テレビ会議は、複数の拠点間で、各拠点に配置された会議装置100を用いて行われる。各拠点のユーザ(会議参加者)の人数は、例えば3人とされている。
各拠点の3人のユーザは、図11に示されるように、例えば一室に配置されたテーブルTの+X側、−X側及び−Y側にテーブルT側を向いた状態で着座する。
ここで、ユーザは、会議装置100を、例えば操作パネル部10bが手前側(−Y側)に位置するようにテーブルT上に例えば基準形態のまま載置する。
具体的には、会議装置100は、3人のユーザ全員がカメラ16の撮影視野に入る位置、例えばテーブルTの上面(載置面)における+Y側の端部(所望位置)に載置される。
ユーザは、会議装置100を所望位置に載置した後、第1筐体10に対して第2筐体12をX軸周りに角度φ(例えば60°≦φ≦90°)だけ回動させる。この結果、ディスプレイ14は、第1筐体10を台座として概ね−Y側を向いて起立した状態、すなわち−Y側から視認可能な状態となる。また、この状態では、撮影レンズ16a、スピーカ18及びマイク20が着座したユーザの顔の高さと概ね同じ高さに位置する。そして、この状態では、撮影レンズ16aは概ね−Y側に向き、スピーカ18の音声出力方向は概ね−Y側となり、マイクの音声入力方向は概ね+Y側となる。
また、ユーザは、会議装置100のテーブルT上への載置に併せて、会議装置100に対する電気及び通信に関する配線の接続(例えば、LAN端子38とインターネットに接続される端子との結線、電源端子44と外部電源との結線等)を行う。
次いで、ユーザは、電源ボタン48を押して会議装置100を起動させる。このとき、ディスプレイ14にメニュー画面が表示される。このメニュー画面は、各種調整、会議の開始(双方向通信の開始)等の各項目がアイコンと文字情報で表示される。そこで、ユーザは、カーソル52を操作して、上記メニュー画面上の会議の開始に関する項目を選択し、決定ボタン54を押して、会議の開始を決定する。
会議の開始が決定されると、一拠点の会議装置100のディスプレイ14のメニュー画面に他拠点の宛先リストが表示され、一拠点のユーザは、カーソル52を操作して、上記宛先リストからテレビ会議(双方向通信)を行いたい他拠点を選択して、決定ボタン54を押して決定する。ここでは、他拠点が選択され、決定される。この結果、一拠点の会議装置100から他拠点の会議装置100へ双方向通信の要求が送信される。
他拠点の会議装置100では、その双方向通信の要求が着信すると、その要求の容認及び拒否それぞれに関する項目を、ディスプレイ14に表示されたメニュー画面上に表示する。
そこで、他拠点のユーザは、該他拠点の会議装置100のカーソル52及び決定ボタン54を操作することにより、上記容認及び拒否それぞれに関する項目のうちのいずれかを選択、決定する。ここでは、容認に関する項目が選択、決定され、この結果、複数の会議装置100は、インターネットを介して互いに双方向通信可能に接続される。
複数の会議装置100間で双方向通信が開始されると、各拠点の会議装置100のカメラ16で取り込まれた該拠点のユーザの画像がインターネットを介して他の拠点の会議装置100に送信され、該会議装置100のディスプレイ14に表示される。
また、各拠点の会議装置100のマイク20で取り込まれた該拠点のユーザの音声が、インターネットを介して他の拠点の会議装置100に送信され、該会議装置100のスピーカ18から出力される。
このようにして、複数の拠点間での画像及び音声の双方向通信によるテレビ会議が行われる。
以上説明したように本実施形態のカメラモジュール17は、2つの発熱体(FPGA16d及びUSBコントローラ16e)が収容されるハウジング80を備える電子機器であり、ハウジング80の内壁面に熱伝導性塗料94(熱伝導材)が塗布されている。
この場合、各発熱体で発生した熱は、熱伝導性塗料94に伝わり、ハウジング80の内壁面に沿って速やかに拡散され、ハウジング80を介して外部に放出される。
この結果、利用者の手が触れるハウジング80の材料として熱伝導性が高いもの(例えば金属、合金等)を用いることなく、各発熱体で発生した熱を速やかに拡散させることができる。この場合、ハウジング80が高温にならないため、ハウジング80の外壁面を断熱材で覆う必要がない。
結果として、モジュール(機器)の美観を損なうことなく、発熱体で発生した熱を速やかに拡散させることができる。
一方、例えば特許文献1に開示されている携帯型電子機器では、筐体を金属製としているため、筐体の外壁面を断熱材で覆う必要があり、機器の美観が損なわれるおそれがあった。そこで、機器の美観を考慮すると、筐体の外壁面を覆う断熱材を充分な厚さとすることができず、断熱効果が不十分となるおそれがあった。
また、カメラモジュール17では、各発熱体で発生した熱を速やかに拡散させることができるため、ハウジング80内が局所的に高温になることが防止され、撮像素子16c、FPGA16d、USBコントローラ16e等の電子部品の動作不良、故障等を防止することができる。
また、熱伝導性塗料94は、ハウジング80よりも熱伝導率が高いため、各発熱体で発生した熱がハウジング80の外壁面に伝わることが極力防止される。この結果、ユーザがハウジング80に触れたときに不快感(熱さ)を感じることがない。
また、熱伝導性塗料94は、ハウジング80内壁面の少なくとも一部に塗布されているため、例えばシート状の熱伝導材をハウジング80の内壁面に貼り付ける場合に比べて、作業性が良い。
また、カメラモジュール17は、ハウジング80における各発熱体と熱伝導性塗料94との間に配置された、放熱部材90及び熱伝導部材92を含む熱伝達手段を更に備えているため、各発熱体で発生した熱を効率良く、熱伝導性塗料94に伝達することができる。
また、ハウジング80には、熱伝導性塗料94に隣接する位置に通気口82a、82bが設けられているため、熱伝導性塗料94に伝わった熱を通気口82a、82bを介して外部に放出することができる。すなわち、外部への熱の放出効率を高めることができる。
また、熱伝導性塗料94は、金属を含んでいるため、熱をハウジング80の内壁面に沿って効率良く拡散させることができる。
また、ハウジング80は、樹脂製であるため、熱をハウジング80の外壁面により伝え難くすることができる。
また、カメラモジュール17は、ハウジング80に一部が露出するように保持された撮影レンズ16aと、該撮影レンズ16aを介して被写体の画像情報を取得する撮像素子16cとを更に備えている。
この場合、安全性、信頼性及びデザイン性に優れたカメラモジュール17を提供できる。
また、会議装置100は、カメラモジュール17と、該カメラモジュール17の撮像素子16cで取得された画像情報をインターネットを介して送信するネットワークI/Fと、を備えている。この場合、安全性及びデザイン性に優れ、かつ高品質の画像情報を安定して送信できる会議装置100を提供できる。
また、カメラモジュール17は、第2筐体12に対して着脱可能なため、修理等のメンテナンス、モジュールの交換、部品交換等を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、電子機器として、会議装置100の一部であるカメラモジュール17が採用されているが、これに限られず、要は、発熱体(例えば電子部品)と該発熱体が収容される筐体とを備える電子機器であれば、他の電子機器(例えばデジタルカメラ、パソコン、テレビ、オーディオ機器、家庭用電化製品等)であっても良い。
また、上記実施形態では、電子機器としてのカメラモジュール17は、ハウジング80内に2つの発熱体(FPGA16d及びUSBコントローラ16e)を有しているが、これに限らず、要は、ハウジング80内に少なくとも1つの発熱体(例えば電子部品)を有していれば良い。
また、上記実施形態では、ハウジング80の内壁面に熱伝導性塗料94が塗布されているが、これに限らず、要は、ハウジング80の内壁面の少なくとも一部に熱伝導材が設けられていれば良い。具体的には、例えば、ハウジング80の内壁面に、熱伝導性シート、熱伝導性フィルム等の熱伝導材が貼り付けられていても良いし、熱伝導性パネル等の熱伝導材が取り付けられていても良いし、熱伝導性グリースが塗り付けられていても良い。
また、上記実施形態では、ハウジング80の全ての内壁面(+α側の内壁面、−α側の内壁面、−β側の内壁面、+X側の内壁面及び−X側の内壁面)に熱伝導性塗料94が塗布されているが、これに限られず、要は、少なくとも1つの内壁面の少なくとも一部に塗布されていれば良い。但し、ハウジング80の少なくとも−β側の内壁面に、熱伝導性塗料94が塗布されていることが好ましい。
また、上記実施形態では、熱伝達手段は、2つの部材(放熱部材90及び熱伝導部材92)で構成されているが、単一の部材で構成されていても良いし、3つ以上の部材で構成されていても良い。
また、上記実施形態では、ハウジングは、2つの部材(正面カバー81及び背面カバー82)で構成されているが、単一の部材で構成されても良いし、3つ以上の部材で構成されても良い。いずれの場合であっても、ハウジングの内壁面の少なくとも一部に熱伝導材が設けられることが好ましい。
また、上記実施形態では、熱伝導材としての熱伝導性塗料は、金属を含むものが挙げられているが、要は、ハウジングよりも熱伝導性が高いことが好ましい。具体的には、熱伝導材は、金属を含まない導電性の炭素化合物であっても良い。
また、上記実施形態では、ハウジングの材料は、樹脂(例えばプラスチック)とされているが、樹脂以外の材料であっても良い。
また、上記実施形態におけるハウジングの形状及び大きさ、及び通気口の形状、位置、大きさ、数は、適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、ディスプレイ14として、いわゆる液晶ディスプレイが採用されているが、これに限らず、例えばプラズマディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイなどの、他のディスプレイを採用しても良い。
また、上記実施形態では、会議装置100は、一室内で用いられているが、これに限定されない。会議装置100は、上述の如く、携帯性に優れるため、特定の会議室内に据え置かれる必要はなく、自由に持ち運びし、様々な場所で用いられることが期待できる。
また、上記実施形態では、通信装置として、ポータブルタイプ(可搬型)の会議装置100が採用されているが、据え置き型の会議装置が採用されても良い。
また、上記実施形態では、通信装置として、会議装置100が採用されているが、これに限られない。例えば、通信網としての電話回線を介して音声の送受信のみを行う会議装置(いわゆる電話会議装置)が採用されても良い。すなわち、本発明の通信装置は、通信網を介した情報共有に用いられる装置として多様な態様で使用可能である。
16a…撮影レンズ、16c…撮像素子、16d…FPGA(発熱体)、16e…USBコントローラ、17…カメラモジュール(電子機器)、80…ハウジング(筐体)、82a、82b…通気口、90…放熱部材(熱伝達手段の一部)、92…熱伝導部材(熱伝達手段の一部)、94…熱伝導性塗料、100…会議装置(通信装置)。
特許第3106120号公報

Claims (9)

  1. 少なくとも1つの発熱体が収容される筐体を備える電子機器において、
    前記筐体の内壁面の少なくとも一部に熱伝導材が設けられていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記熱伝導材は、前記筐体よりも熱伝導率が高いことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記熱伝導材は、前記内壁面の少なくとも一部に塗布された熱伝導性塗料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記筐体内における前記発熱体と前記熱伝導材との間に配置された熱伝達手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記筐体には、前記熱伝導材に隣接する位置に通気口が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記熱伝導材は、金属を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記筐体は、樹脂製であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記筐体に一部が露出するように保持された撮影レンズと、
    前記筐体内に設けられ、前記撮影レンズを介して被写体の画像情報を取得する撮像素子と、を更に備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 通信網を介した情報共有に用いられる通信装置であって、
    請求項8に記載の電子機器と、
    前記電子機器の撮像素子で取得された画像情報を前記通信網を介して送信する送信手段と、を備える通信装置。
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