JP2014186268A - 転写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材から基材に転写される画像の転写不良を低減すること。
【解決手段】表面に画像が形成された記録材(10)と、画像が転写される基材(7)と、が積層された積層体(19)の搬送方向に対して、積層部(U3a)の下流側に配置され且つ下流側に積層体(19)を搬送すると共に、積層体(19)を加熱して記録材(10)の表面に形成された画像を基材(7)の表面に転写させる転写部(31)と、積層体(19)の搬送方向に対して、積層部(U3a)の下流側且つ転写部(31)の上流側に配置され且つ転写部(31)の搬送速度よりも低速で転写部(31)に積層体(19)を搬送すると共に、記録材(10)から基材(7)に画像が転写可能な下限温度に比べて、低い温度に積層体(19)を温める加温部材(23)と、を備えることを特徴とする転写装置(U3)。
【選択図】図7

Description

本発明は、転写装置に関する。
ICカード等の基材の表面に画像を形成する装置に関し、以下の特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2005−227377号公報には、顔写真入りのキャッシュカードのような厚いプラスチックシート(38)の表面に画像を形成する技術が記載されている。特許文献1記載の構成では、画像形成装置(12)において、転写シート(22)の表面に画像が形成され、丁合い装置(14)において、画像が形成された転写シート(22)がプラスチックシート(38)に重ねられ、一端部が仮留めされて積層体が形成される。積層体は、加熱ロール(48)に支持されたベルト(46)を通過する際に、加熱ロール(48)で加熱されて、転写シート(22)に形成された画像がプラスチックシート(38)に転写される。画像が転写された後の転写シート(22)は、剥離装置(17)において、プラスチックシート(38)から剥される。
特開2005−227377号公報(「0183」、「0184」、「0196」、「0204」〜「0206」、図3)
本発明は、記録材から基材に転写される画像の転写不良を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の転写装置は、
表面に画像が形成された記録材と、前記記録材の表面の画像が転写される基材と、が積層された積層体を搬送すると共に、前記積層体を加熱して前記記録材の表面に形成された画像を前記基材の表面に転写させる転写部と、
前記積層体の搬送方向に対して、前記転写部の上流側に配置され、前記転写部の搬送速度よりも低速で前記転写部に前記積層体を搬送すると共に、前記記録材から前記基材に画像が転写可能な下限温度に比べて、低い温度に前記積層体を温める加温部材と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の転写装置において、
予め設定された圧力で接触しながら回転する一対の第1の回転体を有し、前記第1の回転体どうしの間で前記積層体を挟んで、前記積層体の搬送方向の下流側に前記積層体を搬送させる前記転写部と、
前記第1の回転体の接触圧力よりも弱い圧力で接触しながら回転する一対の第2の回転体を有し、前記第2の回転体どうしの間で前記積層体を挟んで、前記積層体の搬送方向の下流側に前記積層体を搬送させる前記加温部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の転写装置において、
前記積層体の搬送方向に対して、前記転写部の下流側に配置され、前記積層体を冷却する冷却部であって、前記転写部が前記積層体を搬送する速度に比べて、高速で前記積層体の搬送方向の下流側に前記積層体を搬送する前記冷却部、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の転写装置において、
前記積層体の搬送方向に沿って予め設定された間隔を空けて配置されて、通過する前記積層体に接触して冷却する複数の冷却部材を有し、前記積層体の搬送方向の最も上流側に配置された前記冷却部材が前記積層体を冷却する温度が、前記下限温度よりも低い温度に設定されると共に、前記積層体の搬送方向の上流側に配置された前記冷却部材に比べて、下流側に配置された前記冷却部材の温度が、低温に設定された前記冷却部、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、加温部材が積層体を搬送する搬送速度が転写部よりも低速でない場合に比べて、記録材から基材に転写させる画像の転写不良の発生を抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第2の回転体どうしの接触圧力が第1の回転体どうしの接触圧力よりも弱くない場合に比べて、転写ムラの発生を低減できる。
請求項3に記載の発明によれば、冷却部が積層体を搬送する搬送速度が転写部よりも高速でない場合に比べて、積層体の変形を抑えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、下限温度よりも低温の上流側の冷却部材と上流側の冷却部材よりも低温の下流側の冷却部材とを有しない場合に比べて、積層体の急冷却を低減して積層体の変形を抑えることができる。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。 図3は記録材の説明図であり、図3Aは実施例1の記録材の説明図、図3Bは記録材の変更例の説明図である。 図4は実施例1の転写装置の本体部の要部説明図である。 図5は実施例1の基材の両面に画像が印刷される場合の説明図であり、図5Aは一面目の画像が転写された記録材が積載部に積載された状態の説明図、図5Bは図5Aに示す状態から基材が積載された状態の説明図、図5Cは図5Bに示す状態からさらに二面目の画像が記録された記録材が積載された状態の説明図である。 図6は実施例1の画像が転写された基材の説明図である。 図7は実施例1の第1の回転体および第2の回転体に挟まれて搬送される積層体の作用説明図であり、図7Aは第2の回転体に挟まれた状態で第1の回転体に積層体が搬入される際の説明図、図7Bは第2の回転体および第1の回転体に挟まれた積層体の説明図である。 図8は無端帯状の転写部材を有する転写部の説明図であり、実施例1の図4に対応する図である。 図9は画像が転写された基材が急冷却された後の状態説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例であるプリンタUは、装置本体の一例としてのプリンタ本体U1を備えている。前記プリンタUには電気的に、画像情報の送信装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCが接続されている。プリンタUの制御部Cには、パーソナルコンピュータPCから送信された画像情報が入力可能に構成されている。
前記制御部Cは、パーソナルコンピュータPCから入力された画像情報を、潜像形成用のイエローY、マゼンタM、シアンC、黒Kの画像情報に変換する。制御部Cは、変換した画像情報を、予め設定された時期に書込回路DLに出力する。
なお、制御部Cは、画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒Kのみの画像情報を書込回路DLに出力する。
前記書込回路DLは、入力された画像情報に応じた信号を、予め設定された時期に、各色毎に配置された露光装置の一例としてのLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkに出力する。なお、実施例1では、LEDヘッドLHy〜LHkは、発光素子の一例としてのLEDが画像の幅方向に沿って線状に配列されたLEDアレイにより構成されている。LEDヘッドLHy〜LHkは、入力された信号に応じて、LEDが発光する。したがって、LEDヘッドLHy〜LHkは、入力された信号に応じた書込光を出力する。
図2は実施例1の画像形成装置の要部拡大説明図である。
図1、図2において、各LEDヘッドLHy〜LHkの上方には、像保持体の一例としての感光体PRy,PRm,PRc,PRkが配置されている。
各感光体PRy,PRm,PRc,PRkの回転方向に対して、LEDヘッドLHy〜LHkの上流側には、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkが、感光体PRy〜PRkに接触して配置されている。感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、LEDヘッドLHy〜LHkの下流側には、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが配置されている。感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、現像装置Gy〜Gkの下流側には、1次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kが配置されている。感光体PRy〜PRkの回転方向に対して、1次転写ロールT1y〜T1kの下流側には、像保持体の清掃器の一例としての感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
前記Y色の感光体PRy、帯電ロールCRy、LEDヘッドLHy、現像装置Gy、1次転写ロールT1y、感光体クリーナCLyにより、可視像の一例としてのトナー像を形成する実施例1のY色の可視像の形成装置の一例としてのY色の作像部Uyが構成されている。同様に、各感光体PRm,PRc,PRk、帯電ロールCRm,CRc,CRk、LEDヘッドLHm,LHc,LHk、現像装置Gm,Gc,Gk、1次転写ロールT1m,T1c,T1k、感光体クリーナCLm,CLc,CLkにより、前記M,C,K色の作像部Um,Uc,Ukが構成されている。
前記感光体PRy〜PRkの上方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。ベルトモジュールBMは、中間転写体の一例として、無端帯状の中間転写ベルトBを有する。中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、張架部材の一例としてのテンションロールRtと、片寄りを補正する部材の一例としてのウォーキングロールRwと、従動部材の一例としてのアイドラロールRfと、2次転写領域の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kと、により回転可能に支持されている。
前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに対向する位置には、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。実施例1では、バックアップロールT2aは接地され、2次転写ロールT2bには電源回路Eからトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bと中間転写ベルトBとが接触する領域により2次転写領域Q4が形成される。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃器の一例として、ベルトクリーナCLbが配置されている。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。また、作像部Uy〜Ukおよび転写装置T1+T2+Bとにより、実施例1の画像の記録部Uy〜Uk+T1+T2+Bが構成されている。
図1において、作像部Uy〜Ukの下方には、案内部材の一例としての左右一対のガイドレールGRが4段設けられている。各ガイドレールGRには、媒体の収容部の一例としての給紙トレイTR1〜TR4が前後方向に出入可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR4には、媒体の一例としての記録シートSが収容される。
給紙トレイTR1〜TR4の右上方には、取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、ピックアップロールRpの下流側には、捌き部材の一例としてのさばきロールRsが配置されている。記録シートSの搬送方向に対して、捌きロールRsの下流側には、媒体の搬送路の一例として、上方に延びる給紙路SH1が形成されている。給紙路SH1には、搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRaが配置されている。
給紙路SH1には、2次転写領域Q4の上流側に、搬送時期の調節部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
また、前記最上段の給紙トレイTR1の右方には、手差し部の一例としての手差しトレイTR0が設置されている。前記手差しトレイTR0には、手差し用の給紙部材の一例としての手差し用の給紙ロールRp0が配置されている。
シートSの搬送方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱用の定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧用の定着部材の一例としての加圧ロールFpと、を有する。加熱ロールFhと加圧ロールFpとの接触領域により定着領域Q5が構成されている。
定着装置Fの上方には、搬送路の一例としての排紙路SH3が配置されている。排紙路SH3は、媒体の排出部の一例として、プリンタ本体U1の上面に形成された排紙トレイTRhに向けて延びる。排紙路SH3の下流端の排出口SH3aには、媒体の搬送部材の一例としての排紙ロールRhが配置されている。
(プリンタの機能の説明)
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、パーソナルコンピュータPCから画像情報がプリンタUに入力されると、制御部CがY,M,C,Kの画像情報に変換する。変換された画像情報は、書込回路DLに出力される。書込回路DLは、入力された画像情報に応じて、LEDヘッドLHy〜LHkが制御されて書込光が出力される。
各感光体PRy〜PRkは、画像形成が開始されると回転駆動する。帯電ロールCRy〜CRkには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。したがって、感光体PRy〜PRkの表面は、帯電ロールCRy〜CRkにより帯電される。帯電された感光体PRy〜PRkは、書込位置Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、LEDヘッドLHy〜LHkからの書込光により、表面に静電潜像が形成される。感光体PRy〜PRkの静電潜像は、現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkにより可視像の一例としてのトナー像に現像される。
現像されたトナー像は、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触する1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写ロールT1y〜T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから予め設定された時期にトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。したがって、各感光体PRy〜PRk上のトナー像は前記1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトBに転写される。なお、多色のトナー像の場合、上流側の1次転写領域で中間転写ベルトBに転写されたトナー像に重ねて、下流側のトナー像が転写される。
1次転写後の感光体PRy〜PRkの残留物、付着物は、感光体クリーナCLy〜CLkにより清掃される。清掃された感光体PRy〜PRk表面は、帯電ロールCRy〜CRkにより再帯電される。
1次転写領域Q3y〜Q3kで1次転写ロールT1y〜T1kにより中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q4に搬送される。
画像が記録されるシートSは、使用される給紙トレイTR1〜TR4のピックアップロールRpにより、取り出される。ピックアップロールRpで取り出されたシートSは、複数枚のシートSが重ねて取り出された場合、捌きロールRsにより1枚ずつに分離される。捌きロールRsで分離されたシートSは、搬送ロールRaにより給紙路SH1を搬送される。給紙路SH1を搬送されたシートSは、レジロールRsに送られる。
手差しトレイTR0に収容されたシートSが使用される場合、手差し用の給紙ロールRp0は、手差しトレイTR0に積載されたシートSを、手差し搬送路SH0を介して、レジロールRrに送る。
レジロールRrは、中間転写ベルトBに形成されたトナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期を合わせて、シートSを2次転写領域Q4に搬送する。2次転写ロールT2bには、電源回路Eによりトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。したがって、中間転写ベルトB上のトナー像は、中間転写ベルトBからシートSに転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbにより清掃される。
前記トナー像が2次転写された記録シートSは、定着領域Q5を通過する際に加熱定着される。
画像が定着された記録シートSは、排紙路SH3を搬送される。後述する中継ユニットU2が排紙トレイTRhに設置されていない場合には、排紙路SH3を搬送されたシートSは、排紙ロールRhにより排紙トレイTRhに排出される。
(中継ユニットU2の説明)
図1において、実施例1の前記プリンタUの排紙トレイTRhには、媒体の搬送装置の一例としての中継ユニットU2が着脱可能に支持されている。
中継ユニットU2の内部には、媒体の搬送路の一例としての中継路SH5が形成されている。中継路SH5は、プリンタ本体U1のシート排出口SH3aに接続される一端側に、排紙ロールRhから排出された記録シートSが搬入される搬入口1を有する。中継路SH5上には、媒体の搬送部材の一例としての中継ロールRa2が配置されている。中継路SH5は、シートSの搬送方向の下流端に、後処理装置向けの排出口2が形成されている。
(画像転写装置の丁合装置の説明)
図1において、プリンタUの左方には、転写装置の一例としての画像転写装置U3が配置されている。実施例1の画像転写装置U3は、積層部の一例として、中継ユニットU2に隣接して配置された丁合装置U3aを有する。
丁合装置U3aの右側の下部には、第2の媒体の収容部の一例としてのカードトレイ6が支持されている。カードトレイ6には、基材の一例であって、第2の媒体の一例としてのカード基材7が積載されている。前記カード基材7には、情報の記憶媒体の一例としての図示しないICチップが内蔵されている。実施例1のICチップは、無線通信が可能なチップ、いわゆるICタグにより構成されている。したがって、ICチップを介して、非接触で情報の送受信が可能に構成されている。なお、実施例1のICチップには、カード基材7の構成材料等の種類やカード基材7の大きさ等の媒体の情報が予め記憶されている。
丁合装置U3aは、上部に、第2の媒体の排出部の一例としての第2の排紙トレイ8が形成されている。
また、丁合装置U3aの内部には、カードトレイの左方に対応する位置に、積載部の本体の一例としてのコンパイルトレイ9が支持されている。実施例1のコンパイルトレイ9には、カード基材7や、プリンタ本体U1でトナー像が形成されたシートSが積載可能である。
図3は記録材の説明図であり、図3Aは実施例1の記録材の説明図、図3Bは記録材の変更例の説明図である。
ここで、実施例1では、シートSとして、媒体の一例であって記録材の一例としての転写フィルム10を使用するが、MOEフィルム:Marking on Everythingフィルムも使用可能である。図3Aにおいて、実施例1の転写フィルム10は、膜状の基材層10aを有する。基材層10aの表面には、受像層10bが支持されている。なお、基材層10aは、例えば、厚さが80μmのPETフィルムにより構成可能である。また、受像層10bは、例えば、厚さが数μmの従来公知のトナー受像層により構成可能である。なお、トナー受像層は、例えば、特許第4013658号公報や特許第4019921号公報等に記載された従来公知の構成を使用可能であるため、詳細な説明は省略する。
なお、図3Bに示すように、基材層10aと受像層10bとの間に、保護層10cを有する転写フィルム10′を使用することも可能である。
また、丁合装置U3aには、中継ユニットU2側に、中継路SH5の排出口2に接続される丁合用の搬入口11が形成されている。丁合装置U3aの内部には、丁合用の搬入口6から左方に延びる搬送路12が形成されている。搬送路12は、排出用の搬送路の一例であって反転用の搬送路の一例として、上方の第2の排紙トレイ8に向けて延びる排出路12aを有する。排出路12aの下流端には、第2の排紙トレイ8に対応して、排紙部材の一例としての排紙ロールRh2が配置されている。また、搬送路12は、媒体の搬送路の一例として、排出路12aから分岐してコンパイルトレイ9に向けて延びる積載路12bを有する。前記排出路12aと積載路12bとが分岐する位置には、媒体の搬送方向を切り替える部材の一例としてのゲート13が配置されている。また、搬送路12は、媒体の搬送路の一例として、カードトレイ6からコンパイルトレイ9に向けて延びて積載路12bに合流する基材の給紙路12cを有する。
搬送路12上には、媒体の搬送部材の一例としての複数の搬送ロールRa3が配置されている。また、カードトレイ6の左上方には、各給紙トレイTR1〜TR4に設けられたピックアップロールRpや捌きロールRsと同様に構成されたピックアップロールRpおよび捌きロールRsが配置されている。
実施例1のコンパイルトレイ9は、媒体の搬送方向の下流側である左方に行くに連れて上方に傾斜している。
コンパイルトレイ9の右端には、停止部材の一例として、上方に延びるストッパ16が支持されている。なお、実施例1のストッパ16は、コンパイルトレイ9に積載されるシートSの搬送方向の長さに応じて、搬送方向に沿って移動可能に支持されている。前記ストッパ16は、図示しないモータやギア等の駆動機構により、搬送方向に沿った位置が制御可能に構成されている。ストッパ16は、コンパイルトレイ9に積載されたシートSの搬送方向の後端に接触してシートSの後端を揃える。なお、実施例1のストッパ16は、シートSが積載された状態で搬送方向の下流側に向けて移動することで、シートSを下流側に搬送する機能も有する。
コンパイルトレイ9の左右方向の中央部には、整合部材の一例としてのタンパ17が支持されている。前記タンパ17は、前後方向に移動可能に支持されている。したがって、タンパ17は、コンパイルトレイ9に積載されたシートSの前後方向の両端に接触、離間して、シートSの前後方向の端を揃える。
コンパイルトレイ9の左端には、仮留め装置18が支持されている。仮留め装置18は、コンパイルトレイ9の上方および下方に、可動部の一例としてのアーム18aが回転中心18bを中心として回転可能に支持されている。アーム18aの先端には、加熱部18cが支持されている。実施例1の仮留め装置18は、前後方向に対して、予め設定された間隔を空けて2箇所配置されている。
したがって、仮留め装置18は、コンパイルトレイ9に積載されたシートSを仮留めする場合、図1の実線で示す状態から破線で示す状態に移動して、各加熱部18cがシートSに熱を加える。したがって、シートSは、熱が加わった前後2箇所が融着される。よって、実施例1の仮留め装置18では、積層されたカード基材7と転写フィルム10の前後2箇所を仮留めした積層体19を形成可能である。
前記コンパイルトレイ9の左方には、読取部の一例としてのエンコード部20が配置されている。実施例1のエンコード部20は、搬送部材の一例として、無端状の搬送ベルト20aを有する。搬送ベルト20aの上方には、読取部材の一例としてのカードリーダ20bが配置されている。カードリーダ20bは、カード基材7に内蔵されたICチップの情報を、非接触の無線通信で送受信する。したがって、カードリーダ20bは、ICチップに記憶された情報を無線通信で読み取り可能である。
図4は実施例1の転写装置の本体部の要部説明図である。
丁合装置U3aの左側には、転写装置の本体部U3bが支持されている。転写装置の本体部U3bには、積層体19も搬送される媒体の搬送方向の上流端に、清掃部材の一例としてのクリーニングロール21が配置されている。
クリーニングロール21に対して、媒体の搬送方向の下流側には、加温部材の一例としての加温装置23が配置されている。加温装置23は、第2の回転体の一例として、上下一対のプレヒートロール24を有する。プレヒートロール24は、前後方向に延びる中空円筒状に形成されている。各プレヒートロール24の内部には、第2の加熱体の一例としてのヒーター26が配置されている。ヒーター26は、前後方向に延びている。
上側のプレヒートロール24には、第2の加圧部材の一例としてのコイルバネ27が支持されている。実施例1のコイルバネ27は、上側のプレヒートロール24を下側のプレヒートロール24に対して、予め設定された圧力で接触させている。
加温装置23に対して、媒体の搬送方向の下流側には、転写部の一例としての転写装置31が配置されている。転写装置31は、第1の回転体の一例として、上下一対のヒートロール32を有する。ヒートロール32は、前後方向に延びる中空円筒状に形成されている。各ヒートロール32の内部には、第1の加熱体の一例としてのヒーター33が配置されている。ヒーター33は、前後方向に延びている。
上側のヒートロール32には、前記コイルバネ27と同様に構成されたコイルバネ34が支持されている。
転写装置31に対して、媒体の搬送方向の下流側には、冷却部の一例としての冷却装置41が配置されている。実施例1の冷却装置41は、冷却部材の一例として、上下一対の冷却ロール42を4つ有する。各冷却ロール42は、前後方向に延びる中空円筒状に形成されている。実施例1では、各対の冷却ロール42は、媒体の搬送方向に対して、間隔を空けて配置されている。各冷却ロール42の内部には、冷却体の一例としてのヒーター43が配置されている。ヒーター43は、前後方向に延びている。
各対の上側の冷却ロール42には、前記コイルバネ27と同様に構成されたコイルバネ44が支持されている。
なお、実施例1の転写装置の本体部U3bでは、プレヒートロール24の媒体の搬送速度に比べて、ヒートロール32の搬送速度の方が速くなるように設定されている。また、ヒートロール32の搬送速度に比べて、冷却ロール42の搬送速度の方が速くなるように設定されている。すなわち、実施例1の構成では、各ロール24,32,42は、媒体の搬送方向の上流側に配置されたロールの搬送速度に比べて、下流側に配置されたロールの搬送速度の方が、速くなるように設定されている。なお、実施例1の構成では、ヒートロール32の搬送速度に比べて、プレヒートロール24の搬送速度は、一例として、5%遅くなるように設定されている。また、ヒートロール32の搬送速度に比べて、冷却ロール42の搬送速度は、一例として、5%速くなるように設定されている。
また、実施例1の転写装置の本体部U3では、ヒートロール32を通過する際に、転写フィルム10に形成されたトナー像がカード基材7の表面に転写されるように、ヒーター33の温度が設定されている。
なお、実施例1では、90℃程度で溶けて、転写フィルム10からカード基材7に転写されるトナーが使用される。よって、実施例1の構成では、一例として、トナーが溶ける温度である90℃に対して、十分な余裕、いわゆる、マージンを持って、積層体19の温度が110℃前後になるように設定されている。なお、実施例1では、ヒーター33の温度に対して、積層体19の温度が20℃程度低くなったことに対応させて、ヒーター33の温度は130℃に設定されている。
また、実施例1の転写装置の本体部U3bでは、一例として、積層体19がプレヒートロール24を通過する際に、転写フィルム10に形成されたトナー像がカード基材7に転写される下限温度としての90℃に比べて、積層体19の温度が低くなるように、ヒーター26の温度が設定されている。
特に、実施例1では、積層体19の温度がカード基材7のガラス転位温度よりも低温になるように、ヒーター26の温度が設定されている。
なお、実施例1では、一例として、カード基材7として、ガラス転位温度が68℃のものを使用していることに対応して、プレヒートロール24を通過する際に、積層体19の温度が60℃になるように、ヒーター26の温度が80℃に設定されている。また、冷却装置41でも、4対の各冷却ロール42を通過する際に、積層体19の温度が60℃以下になるように、各ヒーター43の温度が、媒体の搬送方向の上流側から下流側に向けて順に、80℃、70℃、60℃、50℃に設定されている。
また、実施例1の転写装置の本体部U3bでは、プレヒートロール24どうしの接触圧力に比べて、ヒートロール32どうしの接触圧力の方が高くなるように設定されている。
一例として、実施例1では、プレヒートロール24の軸方向の長さは、300mmに設定されている。コイルバネ27は、プレヒートロール24のそれぞれの端部に対して、50kgfのバネ力を加える。また、ヒートロール32の軸方向の長さは、300mmに設定されている。コイルバネ34は、ヒートロール32のそれぞれの端部に対して、100kgfのバネ力を加える。
また、冷却装置41に対して、媒体の搬送方向の下流側には、排出部材の一例としての排出ロール51が配置されている。
転写装置の本体部U3bの左側面には、媒体の収容部の一例としての第3の排出トレイ52が支持されている。第3の排出トレイ52は、排出ロール51で搬送された積層体19が排出される。
(実施例1の作用)
実施例1のプリンタUでは、中継ユニットU2や画像転写装置U3が装着された場合において、普通紙等のシートSに画像が印刷されて排出される場合、プリンタの本体U1で画像が印刷されて中継ユニットU2に搬入されたシートSは、第2の排紙トレイ8に排出される。
また、カード基材7の片面または両面に画像が記録される場合、給紙トレイTR1〜TR4に収容された転写フィルム10の受像層10bに、プリンタの本体U1で印刷される。受像層10bに印刷が行われた転写フィルム10は、中継ユニットU2を介して、丁合装置U3aに搬入される。
図5は実施例1の基材の両面に画像が印刷される場合の説明図であり、図5Aは一面目の画像が転写された記録材が積載部に積載された状態の説明図、図5Bは図5Aに示す状態から基材が積載された状態の説明図、図5Cは図5Bに示す状態からさらに二面目の画像が記録された記録材が積載された状態の説明図である。
図5Aにおいて、カード基材7の両面に画像を記録される場合、まず、カード基材7の下面側の画像が記録された転写フィルム10が、ゲート13に案内されて、排出路12aに搬送される。転写フィルム10の後端がゲート13を通過すると、排出ロールRh2が逆回転し、転写フィルム10が排出路12aを逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックされる。そして、ゲート13に案内されて、転写フィルム10が積載路12bに搬送される。よって、転写フィルム10は、受像層10bが上面となる状態で、コンパイルトレイ9に収容される。
次に、図5Bに示すように、カードトレイ6からカード基材7が送り出される。カードトレイ6から送り出されたカード基材7は、転写フィルム10の上方に重ねて積載される。
次に、カード基材7の上面側の画像が印刷された転写フィルム10が丁合装置U3aに搬入される場合、図5Cに示すように、ゲート13が切り替わる。そして、転写フィルム10がゲート13に案内されて、排出路12aを通過せずに積載路12bを搬送される。したがって、カード基材7の上面側の画像が印刷された転写フィルム10は、受像層10bが下方に向き且つ受像層10bがカード基材7の上面に対面した状態で、コンパイルトレイ9に積載される。
なお、カード基材7の一方の面にのみ画像が記録される場合には、記録される面に対応して、上側または下側のいずれか一方の転写フィルム10のみコンパイルトレイ9に搬入される。
コンパイルトレイ9に、カード基材7と転写フィルム10が積載されると、仮留め装置18が作動して、カード基材7と転写フィルム10の左端部が、前後2箇所で加熱されて仮留めされる。したがって、カード基材7と転写フィルム10とが、仮留めされた一体的な積層体19として積層される。
積層体19は、媒体の搬送方向の下流側に配置されたエンコード部20に搬送される。実施例1のエンコード部20では、積層体19が一旦停止して、カードリーダ20bがICチップに記憶された情報を読み取る。エンコード部20を通過した積層体19は、媒体の搬送方向の下流側に配置された転写装置の本体部U3bに搬送される。
図6は実施例1の画像が転写された基材の説明図である。
図4において、転写装置の本体部U3bに搬送された積層体19は、クリーニングロール21に接触して、表面が清掃される。クリーニングロール21に清掃された積層体19は、加温装置23に搬送される。加温装置23では、プレヒートロール24に積層体19が挟まれて、転写フィルム10の受像層10bに印刷された画像がカード基材7に転写可能な温度に比べて、低い温度に積層体19が温められる。
プレヒートロール24に温められた積層体19は、転写装置31に搬送される。転写装置31では、積層体19は、ヒートロール32に積層体19が挟まれて加圧されると共に加熱される。このとき、カード基材7も、ガラス転位温度以上に温められて軟化している。したがって、ヒートロール32を通過する際に、積層体19が熱と圧力とを受けて、カード基材7に受像層10bが移行する。よって、図6に示すように、転写フィルム10に印刷されたトナー61がカード基材7の表面に転写される。
画像がカード基材7の表面に転写された積層体19は、冷却装置41に搬送される。冷却装置41では、冷却ロール42に積層体19が挟まれて、低い温度に積層体19が冷却される。特に、4対の各冷却ロール42では、媒体の搬送方向上流側から下流側に向けて順に、低くなるように温度が予め設定されている。よって、実施例1の冷却装置41では、媒体の搬送方向上流側から下流側に向けて積層体19が搬送されるに連れて、積層体19が少しずつ冷却される。
そして、積層体19は、冷却装置41を通過後、排出ロール51に搬送される。排出ロール51は、積層体19を第3の排出トレイ52に排出する。
排出トレイ52に排出された積層体19は、転写フィルム10が剥されると、カード基材7の一面または両面に画像が転写されたカードが得られる。
実施例1の構成では、ヒートロール32でカード基材7の一面または両面に画像を転写する前に、プレヒートロール24で前記下限温度よりも低温で加温される。
ここで、プレヒートロール24が配置されていない従来の構成では、加温されていない状態でヒートロール32に進入する。加温されていない状態の積層体19がヒートロール32に進入すると、冷たい積層体19にヒートロール32の熱が多く奪われてしまう。よって、積層体19の転写を短い間隔で連続して行ったり、積層体19の大きさが大きかったり、厚かったりすると、転写に必要な熱量に対して、ヒートロール32の熱量が不足してしまう恐れがある。すなわち、短い間隔で転写が行われると、次第にヒートロール32の温度が低下して、転写に必要な温度を確保できなくなる恐れがある。また、大きさが大きかったり、厚い積層体19では、媒体の搬送方向に対して、積層体19の上流側で多くの熱が吸収され、積層体19の下流側では、熱が不足し易い。よって、積層体19の上流側と下流側との間で温度ムラが生じてしまう恐れがある。したがって、カード基材7に転写される画像に転写ムラが生じてしまい、転写不良が発生する恐れがあった。
これに対して、実施例1の構成では、ヒートロール32の直上流側に配置されたプレヒートロール24で積層体19が加温される。
したがって、加温されていない状態の積層体19に画像が転写される従来の構成に比べて、積層体19に奪われるヒートロール32の熱量が低減される。よって、実施例1の構成では、積層体19に画像が転写される際に、ヒートロール32の熱量が不足することが低減され、転写不良の発生が低減される。
ここで、プレヒートロール24で、前記下限温度よりも高温に積層体19を加熱する構成では、プレヒートロール24とヒートロール32とで2回転写が行われることとなる。2回転写が行われると、1度溶けて転写されたトナーが再度加熱されることとなる。よって、各色のトナーで構成された網点の画像が高温で溶けて、隣接するトナーと混ざって、変色が発生したり、トナーが流れて滲んだりボケたりする等の転写不良が発生する恐れがある。
これに対して、実施例1の構成では、プレヒートロール24で、前記下限温度よりも低温に積層体19が加温されており、プレヒートロール24で積層体19に画像が転写されることが防止される。
よって、実施例1の構成では、プレヒートロール24で、積層体19に2回転写されてしまうことが防止されており、カード基材7に転写される画像に転写不良が発生することが抑制される。
さらに、プレヒートロール24で、カード基材7のガラス転位温度よりも高温に積層体19を加熱する構成では、プレヒートロール24を通過したカード基材7は、軟化した状態となる。カード基材7が軟化すると、プレートロール24を通過後に、積層体19が垂れるように変形する恐れがある。よって、搬送が不安定になり、搬送不良の原因になる恐れがある。また、プレヒートロール24で軟化したカード基材7がヒートロール32を通過する際に、圧力を受けると、水平方向に引き延ばされてしまい、カード基材7が変形してしまう恐れがある。
さらに、積層体19の温度が70℃に近づくと、不完全な転写が始まってしまう恐れがある。
これに対して、実施例1の構成では、プレヒートロール24は、カード基材7の転移温度よりも低温に積層体19を加温する。したがって、プレヒートロール24において、カード基材7が軟化してしまうことが抑制される。よって、積層体19は、軟化せずに硬い状態のまま、プレヒートロール24を通過してヒートロール32に送られる。したがって、実施例1の構成では、積層体19の搬送不良や変形が低減される。
また、実施例1の構成では、プレヒートロール24で積層体19が加温される際に、前記下限温度よりも低温のカード基材7のガラス転位温度に対して、さらに低温に加温される。よって、プレヒートロール24では、前記下限温度に対して、マージンを持った低温に積層体19が加温されており、不完全な転写が起こることが低減される。したがって、カード基材7に転写される画像に転写不良が発生することが低減される。
図7は実施例1の第1の回転体および第2の回転体に挟まれて搬送される積層体の作用説明図であり、図7Aは第2の回転体に挟まれた状態で第1の回転体に積層体が搬入される際の説明図、図7Bは第2の回転体および第1の回転体に挟まれた積層体の説明図である。
図7Aにおいて、プレヒートロール24によって、積層体19が媒体の搬送方向の下流側に配置されたヒートロール32に搬入される。そして、積層体19の下流端部がヒートロール32に挟まれると、図7Bに示すように、ロール24,32の両方に積層体19が跨って挟まれた状態になる。
実施例1の構成では、媒体の搬送方向に対して、上流側に配置されたプレヒートロール24の搬送速度に比べて、下流側に配置されたヒートロール32の搬送速度の方が速く設定されている。
よって、ロール24,32の間で、積層体19の転写フィルム10が、媒体の搬送方向に引っ張られて、転写フィルム10に張力が作用する。
したがって、実施例1の積層体19では、ロール24,32の間で、硬化した状態のカード基材7に対して、張力が作用した転写フィルム10が接触して、隙間なく密着する。そして、ヒートロール32で、転写フィルム10とカード基材7とが密着した状態の積層体19に対して、画像が転写される。
ここで、プレヒートロール24よりもヒートロール32の搬送速度が速くない従来の構成では、転写フィルム10に媒体の搬送方向の張力が作用しない。したがって、ロール24,32の間で、転写フィルム10とカード基材7とが密着されず、転写フィルム10とカード基材7との間に気泡が発生してしまう恐れがある。
そして、積層体19では、気泡が発生した箇所と、発生していない箇所との間で、温度ムラが生じてしまう恐れがある。
したがって、積層体19に生じた温度ムラに伴って、転写不良が発生してしまう恐れがある。
これに対して、実施例1の構成では、転写フィルム10がカード基材7に密着した状態で、ヒートロール32に進入する。よって、ヒートロール32で転写される際に、転写フィルム10とカード基材7との間に、気泡が発生し難い。
したがって、プレヒートロール24よりもヒートロール32の搬送速度が速くない従来の構成に比べて、実施例1の構成では、ヒートロール32における転写不良が抑制される。
実施例1の構成では、プレヒートロール24の搬送速度に比べて、ヒートロール32の搬送速度の方が速い。よって、ヒートロール32で積層体19を搬送する際に、プレヒートロール24が媒体の搬送方向の上流側に積層体19を引っ張る形となる。
ここで、プレヒートロール24の接触圧力に比べて、ヒートロール32の接触圧力の方が低い構成では、プレヒートロール24に引っ張られた積層体19が、ヒートロール32に対して滑ってしまい、ヒートロール32から積層体19に伝わる熱量にムラが生じる場合がある。よって、熱量にムラに伴って、転写ムラ等の転写不良が発生する恐れがある。
これに対して、実施例1の構成では、プレヒートロール24の接触圧力に比べて、ヒートロール32の接触圧力が高い。よって、ヒートロール32で積層体19の転写を行う際に、プレヒートロール24で積層体19が引っ張られるような状態でも、ヒートロール32と積層体19との間で滑りにくい。よって、ヒートロール32から積層体19に付与される熱量や搬送が安定しやすい。
したがって、プレヒートロール24よりもヒートロール32の接触圧力が低い構成に比べて、実施例1の構成では、ヒートロール32から積層体19に伝わる熱量のムラが低減されており、転写不良の発生が低減される。
図8は無端帯状の転写部材を有する転写部の説明図であり、実施例1の図4に対応する図である。
ここで、ロール状のヒートロール32を有する転写装置31に代えて、無端帯状の転写部材、いわゆる、ベルトを有する転写部の構成を用いることも可能である。図8において、上下一対のベルト71は、ヒートロール32′と、回転部材72,73とで回転可能に張架されている。上下一対の回転部材72は、上下一対のヒートロール32′に対して、媒体の搬送方向の下流側に配置されている。したがって、転写部材32′と回転部材72との間では、ベルト71どうしが接触している。また、転写部材32′と回転部材72との間には、冷却部材42′がベルト71の内周面に接触した状態で配置されている。
上下一対のベルト71を有する構成では、ベルト71間で挟んだ状態で、積層体19を搬送可能である。そして、搬送中に、上流側のヒートロール32′で転写を行い且つ中流の冷却部材42′で冷却が行われる。
よって、上下一対のベルト71を有する場合、カード基材7が転写時にガラス転位温度以上に加熱されて軟化しても、ベルト71に挟まれて搬送されており、積層体19が変形し難い。そして、積層体19がベルトに挟まれた状態で、冷却部材42′を通過して、ガラス転位温度未満に冷却されて硬化すると、積層体19の変形を抑えることが可能である。
しかし、ベルトを使用する場合では、ベルト71が回転する際に、ベルトを張架するロール32′,72,73どうしが相対的に傾いていると、ベルトが蛇行してしまう問題がある。
また、仮に、ベルトが樹脂製の場合、強度や耐久性が低く、比較的厚い積層体19が繰り返し進入、通過すると、破損する恐れがある。よって、樹脂製のベルトに比べて、強度や耐久性が高い金属製のベルトを使用することが考えられる。しかし、上下一対の金属ベルトは、それぞれが蛇行する。よって、各ベルト71の蛇行時に、上下のベルト71が擦れて、金属粉が発生してしまう恐れがある。金属粉が付着した金属製のベルトに積層体19が挟まれた場合、積層体19に傷が生じてしまう恐れがある。
これに対して、実施例1の構成では、ロール状のヒートロール32で転写が行われる。よって、実施例1の構成では、ベルトの蛇行が発生しない。したがって、蛇行補正用の機構が不要である。
また、金属製のベルトを使用する場合に問題になる金属粉は、実施例1の構成では、発生が抑制される。よって、実施例1の構成では、転写時に、積層体19に傷が生じることが低減される。
また、ベルトを使用する場合、ベルト71に積層体19が挟まれた状態で、上流側の転写部材32′を通過する際に、積層体19の温度が110℃前後に加熱された後に、下流側の冷却部材42′を通過する際に、積層体19の温度が60℃以下に冷却される。よって、ベルトを使用する場合、積層体19の表面に接触し続けるベルト71を介して、転写後の積層体19が急冷却される。特に、金属製のベルトの場合、ベルト71の熱伝導率が高く、冷却され易い。
図9は画像が転写された基材が急冷却された後の状態説明図である。
ここで、積層体19が転写部材32′を通過すると、図6に示すように、軟化したカード基材7の表面に受像層10bの画像が転写される。
そして、転写部材32′の媒体の搬送方向の下流側に配置された冷却部材42′で、画像が転写された積層体19が急冷却されると、軟化していたカード基材7が硬化される。
このとき、カード基材7では、トナーが定着していない箇所62の熱伝導率とトナーが定着した箇所63との熱伝導率の差が発生する。特に、トナー61の量が多いほど、トナーが定着した箇所63の熱伝導率が低下し、冷却速度が遅くなり易い。
したがって、トナーが定着していない箇所62の冷却速度と、トナーが定着した箇所63の冷却速度との間に差が生じる。
よって、積層体19が急冷却されると、軟化していたカード基材7が硬化する際に、図9に示すように、トナーが定着していない箇所63では、トナーが定着した箇所62との境界付近の位置に、表面が凹んでしまう現象、いわゆる、ヒケ81が発生し易くなる。
これに対して、実施例1の構成では、ヒートロール32に対して、媒体の搬送方向の下流側に、上下一対のロール状の冷却ロール42が4つ配置されおり、各冷却ロール42どうしの間には、予め設定された間隔の隙間が設けられている。また、各冷却ロール42の温度は、媒体の搬送方向の上流側から下流側に向けて順に、低くなるように設定されている。
したがって、実施例1の構成では、媒体の搬送方向の下流側に積層体19が搬送されるに連れ、各冷却ロール42の温度に応じて、段階的に冷却される。また、積層体19が冷却ロール42どうしの間の空間を通過する際は、接触する部材がなく、積層体19がほとんど冷却されない。
よって、金属製のベルトを使用する構成に比べて、実施例1の構成では、積層体19に接触して冷却し続ける部材がなく、ある程度時間をかけて積層体19を冷却することが可能、すなわち、急冷却を回避することが可能である。
したがって、実施例1の構成では、積層体19が急冷却され難く、ヒケ81の発生を低減することが可能である。
また、実施例1の構成では、媒体の搬送方向に対して、上流側に配置されたヒートロール32の搬送速度に比べて、下流側に配置された冷却ロール42の搬送速度の方が速く設定されている。
仮に、ヒートロール32の搬送速度に比べて、冷却ロール42の搬送速度の方が遅い構成の場合、ヒートロール32と、冷却ロール42との間で積層体19を湾曲させようとする力が作用する。ここで、ヒートロール32を通過直後でガラスの転位温度以上に加熱された積層体19は軟化しており、撓み易い。よって、積層体19がヒートロール32と冷却ロール42との間で湾曲し、その後、冷却ロール42でガラス転位温度未満に冷却されて硬化すると、積層体19が変形する恐れがある。
これに対して、実施例1の構成では、ロール32,42の間で、積層体19が、媒体の搬送方向に引っ張られる。よって、ヒートロール32の搬送速度に比べて、冷却ロール42の搬送速度の方が遅い構成に比べて、実施例1の構成では、ロール32,42の間で、積層体19に撓みが生じることが低減される。したがって、実施例1の構成では、冷却ロール42における冷却時に、積層体19の変形を抑えることが可能である。
また、実施例1の構成では、ヒートロール32の直近の下流側に配置された最上流の冷却ロール42で、ガラス転位温度未満に積層体19が冷却される。
ここで、最上流の冷却ロール42で、ガラス転位温度未満に積層体19が冷却されない構成では、積層体19は、最上流の冷却ロール42を通過後も、軟化した状態のままとなる。積層体19が軟化した状態のままで搬送される搬送距離が長くなると、積層体19が変形してしまう恐れが高まる。
これに対して、実施例1の構成では、最上流の冷却ロール42で、ガラス転位温度未満に積層体19が冷却されており、最上流の冷却ロール42を通過した積層体19は、硬化される。したがって、最上流の冷却ロール42で、積層体19が硬化されない構成に比べて、実施例1の構成では、積層体19の変形が抑えられる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H08)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてプリンタUを例示したが、これに限定されない。例えば、複写機、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。
(H02)前記実施例において、加温部材の一例として、一対のロール状のプレヒートロール24を有する加温装置23の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、ベルトの蛇行を抑える構成や金属片の発生が許容されたり、金属粉を除去する清掃部材が設置される等の対策がとられる場合には、ロール状のプレヒートロール24に代えて、ベルト状の加温部を有する構成とすることも可能である。また、媒体の搬送方向に沿って、複数のプレヒートロール24を有する構成も可能であり、さらに、各プレヒートロール24の温度を、媒体の搬送方向に対して、上流側から下流側に向けて順に、段階的に高くする構成も可能である。
(H03)前記実施例において、プレヒートロール24の接触圧力に比べて、ヒートロール32の接触圧力を高くする構成が望ましいが、プレヒートロール24とヒートロール32との回転速度やロール表面の摩擦計数等の設定や仕様等に応じて、プレヒートロール24の接触圧力に比べて、ヒートロール32の接触圧力を低くする構成や、プレヒートロール24の接触圧力とヒートロール32の接触圧力とを同一にする構成も可能である。
(H04)前記実施例において、転写部の一例として、一対のロール状のヒートロール32を有する転写装置31の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、ベルトの蛇行を抑える構成や、金属片の発生が許容されたり、対策がとられる場合には、ロール状のヒートロール32に代えて、図7に示したように、ベルト71を介して、積層体19にトナー画像を転写する転写部材32′を有する構成等、設計や仕様に応じて、積層体19を加熱して画像を転写可能な任意の構成に変更可能である。
(H05)前記実施例において、冷却部の一例として、一対のロール状の冷却ロール42を4つ有する冷却装置41の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、3つ以下または5つ以上の冷却ロール42を有する構成とすることも可能である。また、ベルトの蛇行を抑える構成や、金属片の発生が許容されたり、対策がとられる場合には、ロール状の冷却ロール42に代えて、図7に示したように、ベルトを介して、積層体19を冷却する冷却部材42′を有する構成も可能である。
また、冷却ロール42や冷却部材42′等を積層体19に接触させて冷却する接触型の冷却部に限定されず、積層体19にエアを吹付けて冷却する非接触型の冷却部の構成も可能であり、接触型および非接触型の冷却部を組み合わせる構成等、設計や仕様に応じて、積層体19を冷却可能な任意の構成に変更可能である。
(H06)前記実施例において、複数の冷却ロール42の温度を、媒体の搬送方向の上流側から下流側に向けて順に低くする構成が望ましいが、各冷却ロール42を同一の温度にしたり、一部の隣り合う冷却ロール42どうしを同一の温度にする構成も可能である。
(H07)前記実施例において、ロール24,32,42は、ロール対の両方にヒーター26,33,43が配置される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、一方のロールにのみヒーター26,33,43を収容し、他方のロールを一方のロールに押し当てる構成とすることも可能である。また、ヒートロールに対して、ヒーターを有する回転体を接触させ、ヒーターの熱を伝導させてヒート各ロールを加熱する構成とすることも可能である。
(H08)前記実施例において、例示した具体的な数値等は、設計や仕様等に応じて、任意に変更可能である。
7…基材、
10…記録材、
19…積層体、
23…加温部材、
24…第2の回転体、
31…転写部、
32…第1の回転体、
41…冷却部、
42…冷却部材、
U…画像形成装置、
U3…転写装置。

Claims (4)

  1. 表面に画像が形成された記録材と、前記記録材の表面の画像が転写される基材と、が積層された積層体を搬送すると共に、前記積層体を加熱して前記記録材の表面に形成された画像を前記基材の表面に転写させる転写部と、
    前記積層体の搬送方向に対して、前記転写部の上流側に配置され、前記転写部の搬送速度よりも低速で前記転写部に前記積層体を搬送すると共に、前記記録材から前記基材に画像が転写可能な下限温度に比べて、低い温度に前記積層体を温める加温部材と、
    を備えることを特徴とする転写装置。
  2. 予め設定された圧力で接触しながら回転する一対の第1の回転体を有し、前記第1の回転体どうしの間で前記積層体を挟んで、前記積層体の搬送方向の下流側に前記積層体を搬送させる前記転写部と、
    前記第1の回転体の接触圧力よりも弱い圧力で接触しながら回転する一対の第2の回転体を有し、前記第2の回転体どうしの間で前記積層体を挟んで、前記積層体の搬送方向の下流側に前記積層体を搬送させる前記加温部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の転写装置。
  3. 前記積層体の搬送方向に対して、前記転写部の下流側に配置され、前記積層体を冷却する冷却部であって、前記転写部が前記積層体を搬送する速度に比べて、高速で前記積層体の搬送方向の下流側に前記積層体を搬送する前記冷却部、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の転写装置。
  4. 前記積層体の搬送方向に沿って予め設定された間隔を空けて配置されて、通過する前記積層体に接触して冷却する複数の冷却部材を有し、前記積層体の搬送方向の最も上流側に配置された前記冷却部材が前記積層体を冷却する温度が、前記下限温度よりも低い温度に設定されると共に、前記積層体の搬送方向の上流側に配置された前記冷却部材に比べて、下流側に配置された前記冷却部材の温度が、低温に設定された前記冷却部、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の転写装置。
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