JP2014176164A - 車載充電装置 - Google Patents

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文浩 村松
Takeshi Kamiya
岳 神谷
Kazue Sumiya
和重 角谷
Takashi Yoshida
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Abstract

【課題】駆動インバータの3相ブリッジ回路を用いて車載バッテリを充電することにより、小型化すること。
【解決手段】車載充電装置100は、駆動インバータ150の3相ブリッジ回路108を用いて車載バッテリ170に蓄積された直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を駆動モータ180に供給して走行する車輌に搭載される。一次コイル104は、外部電源160から交流電力の供給を受ける。二次コイル105は、3相ブリッジ回路108と電気的に接続し、一次コイル104と電磁結合することにより、一次コイル104に供給される交流電力の電圧を変圧し、3相ブリッジ回路108を介して車載バッテリ170を充電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動インバータの3相ブリッジ回路を用いて車載バッテリに蓄積された直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力の供給を受けて走行する車輌に搭載される車載充電装置に関する。
従来、外部電源に接続して車輌に搭載される車載バッテリを充電する車載充電装置が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の車載充電装置は、入力電流を半サイクル毎に交流電源の入力電圧と相似形の正弦波にすることで力率を改善する力率改善回路と、100kHz乃至140kHzの周波数でスイッチングされてトランスパルスを生成するスイッチング回路と、トランスパルスをトランスによって変圧するとともに平滑化することで200V乃至400Vの直流電圧を車載バッテリに供給する整流回路とを備えている。
特開2010−151595号公報
しかしながら、特許文献1においては、力率改善回路、スイッチング回路及び整流回路の各回路が車載充電装置専用の回路であり、車載充電装置が他の装置から独立した回路構成を有するため、車載充電装置の小型化に限界があるという問題がある。
本発明の目的は、駆動インバータの3相ブリッジ回路を用いて車載バッテリを充電することにより、小型化することができる車載充電装置を提供することである。
本発明に係る車載充電装置は、駆動インバータの3相ブリッジ回路を用いて車載バッテリに蓄積された直流電力を交流電力に変換し、前記変換した交流電力を駆動モータに供給して走行する車輌に搭載される車載充電装置であって、外部電源から交流電力の供給を受ける一次コイルと、前記3相ブリッジ回路と電気的に接続し、前記一次コイルと電磁結合することにより、前記一次コイルに供給される交流電力の電圧を変圧し、前記3相ブリッジ回路を介して前記車載バッテリを充電する二次コイルと、を有する。
本発明によれば、駆動インバータの3相ブリッジ回路を用いて車載バッテリを充電することにより、小型化することができる。
本発明の実施の形態1に係る車載充電装置及び駆動インバータの構成を示す図 本発明の実施の形態1における外部電源及び一次コイルの電圧変化及び電流変化を示す図 本発明の実施の形態1における車載バッテリの充電方法を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態1に係る車載充電装置のONとOFFとを交互に繰り返すスッチ回路におけるONの期間と充電電流との関係を示す図 本発明の実施の形態2に係る車載充電装置及び駆動インバータの構成を示す図 本発明の実施の形態2における外部電源及び一次コイルの電圧変化及び電流変化を示す図 本発明の実施の形態2における車載バッテリの充電方法を示すタイミングチャート
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
<車載充電装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る車載充電装置100の構成について、図1を用いて説明する。
車載充電装置100は、コモンモード(以下「CM」と記載する)フィルタ101と、スイッチ回路102と、スイッチ回路103と、一次コイル104と、二次コイル105と、リレー106と、リレー107と、制御部110と、減磁回路111と、リレー151と、リレー152とから主に構成されている。車載充電装置100は、駆動インバータ150の一部である3相ブリッジ回路108及び平滑コンデンサ109を用いて車載バッテリ170を充電する。一次コイル104及び二次コイル105は、絶縁トランスを構成している。
CMフィルタ101は、外部電源160から供給される交流電力に含まれるコモン・モードノイズを除去する。
スイッチ回路102は、CMフィルタ101と一次コイル104の一端側との間に設けられている。スイッチ回路102は、制御部110の制御に従って、外部電源160と一次コイル104の一端側及び減磁回路111との接続を開閉する。
スイッチ回路103は、CMフィルタ101と一次コイル104の他端側との間に設けられている。スイッチ回路103は、制御部110の制御に従って、外部電源160と一次コイル104の他端側及び減磁回路111との接続を開閉する。
一次コイル104は、CMフィルタ101からスイッチ回路102及びスイッチ回路103を介して交流電力の供給を受けることにより磁界を発生し、二次コイル105と電磁結合する。
二次コイル105は、一次コイル104と電磁結合し、所定の電圧の交流電力を発生する。一次コイル104と二次コイル105とは、互いに電磁結合して、外部電源160から供給される交流電力の電圧を変換する。
リレー106は、制御部110の制御に従って、駆動モータ180の駆動時(車輌の走行時)において、二次コイル105の一端と3相ブリッジ回路108及びリレー152との接続を開放する(OFFにする)。リレー106は、制御部110の制御に従って、車載バッテリ170の充電時において、二次コイル105の一端と3相ブリッジ回路108及びリレー152との接続を閉じる(ONにする)。
リレー107は、制御部110の制御に従って、駆動モータ180の駆動時において、二次コイル105の他端と3相ブリッジ回路108及びリレー151との接続を開放する(OFFにする)。リレー107は、制御部110の制御に従って、車載バッテリ170の充電時において、二次コイル105の他端と3相ブリッジ回路108及びリレー151との接続を閉じる(ONにする)。
制御部110は、外部から入力する充電開始指示信号、充電停止信号またはイグニション信号に基づいて、スイッチ回路102、スイッチ回路103、リレー106、リレー107、3相ブリッジ回路108のスイッチング素子211〜216を開閉する。制御部110は、外部から入力する充電開始指示信号、充電停止信号またはイグニション信号に基づいて、減磁回路111のFET201及びFET202のON状態とOFF状態とを切り替える。制御部110は、電流センサ120、121により検出した充電電流が所定量になるように、ONとOFFとを交互に切り替えるスイッチ回路102またはスイッチ回路103におけるONの期間を可変に設定する。
減磁回路111は、制御部110の制御に従って、外部電源160と車載充電装置100との接続を開放した(OFFした)後に一次コイル104に残存している励磁電流を外部電源160に戻す。
リレー151及びリレー152は、3相ブリッジ回路108と駆動モータ180との間に設けられている。リレー151及びリレー152は、制御部110の制御に従って、駆動モータ180の駆動時において3相ブリッジ回路108と駆動モータ180との接続をONにし、車載バッテリ170の充電時において3相ブリッジ回路108と駆動モータ180との接続をOFFにする。
<減磁回路の構成>
本発明の実施の形態1における減磁回路111の構成について、図1を用いて説明する。
減磁回路111は、FET201及びFET202を有している。
FET201は、ソースがFET202のソースに接続され、ドレインが一次コイル104の一端とスイッチ回路102とに接続されている。FET201は、制御部110の制御に従って、ON状態またはOFF状態になる。
FET202は、ソースがFET201のソースに接続され、ドレインが一次コイル104の他端とスイッチ回路103とに接続されている。FET202は、制御部110の制御に従って、ON状態またはOFF状態になる。
<駆動インバータの構成>
本発明の実施の形態1における駆動インバータ150の構成について、図1を用いて説明する。
駆動インバータ150は、3相ブリッジ回路108と、平滑コンデンサ109と、電流センサ120、121、122とを有している。
駆動インバータ150は、車載バッテリ170に蓄積されている直流電力を交流電力に変換して、車輌の駆動部である駆動モータ180に供給する。
3相ブリッジ回路108は、車載バッテリ170に蓄積されている電力を整流して駆動モータ180に供給する。なお、3相ブリッジ回路108の構成の詳細については後述する。
平滑コンデンサ109は、車載バッテリ170に蓄積されている電力を3相ブリッジ回路108に供給する際に電流を平滑化する。
電流センサ120、121、122は、駆動モータ180の駆動時において、3相ブリッジ回路108の各相と駆動モータ180との間に流れる駆動電流を検出する。電流センサ120、121は、車載バッテリ170の充電時において、二次コイル105から3相ブリッジ回路108を介して車載バッテリ170に供給される充電電流を検出する。
<3相ブリッジ回路の構成>
本発明の実施の形態1における3相ブリッジ回路108の構成について、図1を用いて説明する。
3相ブリッジ回路108は、二次コイル105と車載バッテリ170との間に設けられるとともに二次コイル105と車載バッテリ170との接続を開閉するスイッチング素子211〜216と、スイッチング素子211〜216の各々に対して各々逆接続された還流ダイオード217〜222とを有している。スイッチング素子211〜216は、スイッチ回路102及びスイッチ回路103と連携して開閉する。
スイッチング素子211及びスイッチング素子212は、車載バッテリ170の低電位側(−側)と高電位側(+側)とを接続しているとともに、互いに直列に接続されている。一対のスイッチング素子211及びスイッチング素子212は、第3相のスイッチング素子を構成している。
スイッチング素子213及びスイッチング素子214は、車載バッテリ170の低電位側と高電位側とを接続しているとともに、互いに直列に接続されている。一対のスイッチング素子213及びスイッチング素子214は、第2相のスイッチング素子を構成している。
スイッチング素子215及びスイッチング素子216は、車載バッテリ170の低電位側と高電位側とを接続しているとともに、互いに直列に接続されている。一対のスイッチング素子215及びスイッチング素子216は、第1相のスイッチング素子を構成している。
二次コイル105の一端は、スイッチング素子213とスイッチング素子214との間に接続されている。二次コイル105の他端は、スイッチング素子215とスイッチング素子216との間に接続されている。
3相ブリッジ回路108は、充電動作時において、制御部110の制御に従って、スイッチング素子211〜216を開閉して、二次コイル105から供給される交流電力を直流電力に変換して車載バッテリ170に蓄積させる。3相ブリッジ回路108は、駆動モータ180の駆動動作時において、制御部110の制御に従って、スイッチング素子211〜216を開閉して、車載バッテリ170に蓄積している直流電力を交流電力に変換して駆動モータ180に供給する。3相ブリッジ回路108は、外部電源160を用いて車載バッテリ170を充電する際の充電動作と、車載バッテリ170を用いて駆動モータ180を駆動させる駆動動作との両方に用いられる。即ち、3相ブリッジ回路108は、車載充電装置100と駆動インバータ150との両方で兼用される。
<車載バッテリの充電方法>
本発明の実施の形態1における車載バッテリ170の充電方法について、図1〜図3を用いて説明する。なお、図2では、交流電圧V、V及び励磁電流iの波形に加えて、スイッチ回路102及びスイッチ回路103の波形も記載する。また、図2において、交流電圧V、V及び励磁電流iの波形のタイミングと、スイッチ回路102及びスイッチ回路103の波形のタイミングとは対応している。
まず、車載充電装置100は、車載バッテリ170を充電する充電動作時において、外部電源160が接続部Eに接続されることにより、外部電源160より図2に実線で示すVの電圧変化を生じる交流電力の供給を受ける。
車載充電装置100の制御部110は、時刻t0〜時刻t1において、リレー106及びリレー107をONにするとともに、リレー151及びリレー152をOFFにする。
また、制御部110は、図3に示すように、時刻t0〜時刻t1において、一定の周波数でONとOFFとを交互に繰り返すようにスイッチ回路102を切り替えるとともに、スイッチ回路103をONにする。これにより、一次コイル104には、図2に実線で示すように、交流電圧Vよりも高い周波数の交流電圧Vが供給される。
また、制御部110は、時刻t0〜時刻t1において、減磁回路111のFET202をONするとともに、FET201をOFFにする。
1次コイル104には、スイッチ回路102がONの時に励磁電流iが流れる。また、1次コイル104の励磁電流iは、スイッチ回路102がOFFの時に、FET202とFET201とのボディーダイオードを介し、外部電源160へ流れる。そして、励磁電流iの流れは、1次コイル104の磁界の減衰により減衰して停止する。なお、図2に示すように、交流電圧V、Vと励磁電流iとは、位相のズレがない。また、図2において、励磁電流iは、破線で示す。
さらに、制御部110は、時刻t0〜時刻t1において、スイッチ回路102をONするタイミングに同期して、スイッチング素子215及びスイッチング素子214をONにするとともに、スイッチング素子213及びスイッチング素子216をOFFにする。
そして、制御部110は、スイッチ回路102をONした直後に、スイッチング素子215及びスイッチング素子214をOFFする。なお、制御部110は、時刻t0〜t1において、スイッチング素子211及びスイッチング素子212をOFFにする。
車載充電装置100及び駆動インバータ150では、時刻t0〜t1において、上記動作により以下のような電流の流れが生じる。
スイッチ回路102がONとOFFとを交互に繰り返すことにより、一次コイル104には、S1方向の励磁電流iが流れる。また、スイッチ回路102がONするタイミングに同期して、スイッチング素子215及びスイッチング素子214がONすることにより、一次コイル104と電磁結合した二次コイル105には、車載バッテリ170の電圧よりも高電圧の誘導起電力が生じて、誘導電流が発生する。また、この誘導電流は、二次コイル105からリレー106に向かうS2方向に流れるとともに、スイッチング素子214及びスイッチング素子215を介して二次コイル105に戻る。
続いて、スイッチ回路102がONした直後に、スイッチング素子215及びスイッチング素子214がOFFすることにより、二次コイル105の誘導電流は、二次コイル105からS2方向に流れるとともに、スイッチング素子213及びスイッチング素子214がOFFであるため、還流ダイオード219をS3方向に流れる。さらに、S3方向に流れた電流は、S4方向より車載バッテリ170に供給される。即ち、車載充電装置100には、S1〜S4の向きに充電電流が流れる。
また、制御部110は、時刻t1〜時刻t2において、スイッチ回路102をONにするとともに、ONとOFFとを交互に繰り返すようにスイッチ回路103を切り替える。これにより、一次コイル104には、図2に示すように、交流電圧Vよりも高い周波数の交流電圧Vpが供給される。
また、制御部110は、時刻t1〜時刻t2において、減磁回路111のFET201をONするとともに、FET202をOFFにする。この際、制御部110は、図2及び図3に示すように、スイッチ回路103を一定の周波数でONとOFFとを交互に繰り返すよう切り替える。
1次コイル104には、スイッチ回路103がONの時に励磁電流iが流れる。また、1次コイル104の励磁電流は、スイッチ回路103がOFFの時、FET201とFET202とのボディーダイオードを介し、外部電源160へ流れる。そして、励磁電流iの流れは、1次コイルの磁界の減衰により減衰して停止する。
さらに、制御部110は、時刻t1〜時刻t2において、スイッチ回路103をONするタイミングに同期して、スイッチング素子216及びスイッチング素子213をONにするとともに、スイッチング素子215及びスイッチング素子214をOFFにする。
そして、制御部110は、スイッチ回路102をONした直後に、スイッチング素子216及びスイッチング素子213をOFFする。なお、制御部110は、時刻t1〜t2において、スイッチング素子211及びスイッチング素子212をOFFにする。
車載充電装置100及び駆動インバータ150では、時刻t1〜t2において、上記動作により以下のような電流の流れが生じる。
スイッチ回路103がONとOFFとを交互に繰り返すことにより、一次コイル104には、R1方向の励磁電流iが流れる。また、スイッチ回路102をONするタイミングに同期して、スイッチング素子216及びスイッチング素子213がONすることにより、一次コイル104と電磁結合した二次コイル105には、車載バッテリ170の電圧よりも高電圧の誘導起電力が生じて、誘導電流が発生する。また、この誘導電流は、二次コイル105からリレー107に向かうR2方向に流れるとともに、スイッチング素子213及びスイッチング素子216を介して二次コイル105に戻る。
続いて、スイッチ回路102をONした直後に、スイッチング素子216及びスイッチング素子213をOFFすることにより、二次コイル105の誘導電流は、二次コイル105からR2方向に流れるとともに、スイッチング素子213及びスイッチング素子216がOFFであるため、還流ダイオード221をR3方向に流れる。さらに、R3方向に流れた電流は、R4方向より車載バッテリ170に供給される。即ち、車載充電装置100には、R1〜R4の向きに充電電流が流れる。
<車載充電装置及び駆動インバータの動作>
本発明の実施の形態1における車載充電装置100及び駆動インバータ150の動作について、図1〜図3を用いて説明する。
駆動インバータ150は、車載充電装置100が動作していない場合かつ駆動モータ180の駆動動作時において、以下の動作を行う。
即ち、制御部110は、リレー106及びリレー107をOFFにするとともに、リレー151及びリレー152をONにする。そして、3相ブリッジ回路108は、制御部110の制御に従って、車載バッテリ170に蓄積されている直流電力を交流電力に変換して、リレー151及びリレー152を介して駆動モータ180に供給する。
また、駆動インバータ150は、車載充電装置100が動作していない場合かつ駆動モータ180の駆動動作時において、以下の動作を行う。
即ち、制御部110は、駆動モータ180の各相に流れる駆動電流を、電流センサ120、電流センサ121及び電流センサ122によって検出し、各相の駆動電流が所定の電流値になるよう、3相ブリッジ回路108の各相のスイッチング素子211、212、213、214、215、216のON及びOFFの制御を行い、駆動モータ180に所定の駆動トルクを発生させる。
一方、車載充電装置100は、駆動インバータ150が動作していない場合かつ、車載バッテリ充電170の充電時において、以下の動作を行う。
即ち、制御部110は、時刻t0〜時刻t1の間に流れる充電電流S3、及び時刻t1〜時刻t2の間に流れる充電電流R3を、それぞれ電流センサ121及び電流センサ120によって検出する。そして、制御部110は、所定の充電電流量になるように、ONとOFFとを交互に繰り返すスイッチ回路102またはスイッチ回路103のONの期間を制御する。
<充電電流量の制御方法>
本発明の実施の形態1における充電電流量の制御方法について、図4を用いて説明する。
図4は、ONとOFFとを交互に繰り返すスイッチ回路102またはスイッチ回路103のONの時間と、1次コイル104の励磁電流itの動作を示す図である。図4において、1次コイル104の励磁電流it0、it1は、それぞれ制御部110によってスイッチ回路102のONの時間をPt0及びPt1(Pt0>Pt1)に設定した場合の波形を示す。また、励磁電流it0は、最大電流である。
制御部110は、図4に示すように、スイッチ回路102、103のONの期間を任意に設定することにより、1次コイル104に流れる励磁電流itを可変にして、2次コイル105に発生する充電電流量を制御する。
<実施の形態1の効果>
本実施の形態によれば、駆動インバータ150の一部である3相ブリッジ回路108及び平滑コンデンサ109を用いて車載バッテリ170を充電することにより、従来の充電装置の整流回路を無くすることができるので、車載充電装置100を小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、スイッチ回路102及びスイッチ回路103において断続的にONとOFFとを切り替えるので、外部電源160から一次コイル104に対して供給される交流電流を外部電源の周波数より高い周波数にすることができ、絶縁トランスを小型化することができる。
また、本実施の形態では、交流電源を直接スイッチングするため、外部電源160から供給される交流電圧の位相に対して、負荷電流の位相が大きくずれない。これにより、本実施の形態によれば、従来の充電装置の力率改善回路を無くすることができるので、車載充電装置100を小型化することができる。
また、本実施の形態では、車載充電装置100の外部電源160との接続部Eと、車載バッテリ170との間に絶縁トランスを設けた。これにより、本実施の形態によれば、3相ブリッジ回路108が故障した場合であっても、車載バッテリ170の高電圧が外部電源160との接続部Eに印加されることを防ぐことができ、安全性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、車載バッテリ170の充電時には3相ブリッジ回路108と駆動モータ180との接続をOFFにする。これにより、本実施の形態によれば、外部電源160から供給される交流電力が駆動モータ180に供給されることを防ぐことができ、車載バッテリ170の充電効率を向上させることができる。
また、本実施の形態では、車載バッテリ170の充電時と駆動モータ180を駆動する
走行時とで電流センサ120、121、122を共用する構成とした。これにより、本実施の形態によれば、車載充電装置100を小型化することができる。
また、本実施の形態では、車載バッテリ170の充電時において、外部電源160からの交流電力を直接スイッチングするスイッチング時間を可変とすることにより、充電電流量を任意に設定できる構成とした。これにより、本実施の形態によれば、充電電流量に応じて、外部電源160からの入力を制限することができ、車載充電装置100の充電効率を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、充電電流量を車載バッテリ170の充電状態に応じて制御することができ、車載バッテリ170の安全性を確保することができる。
(実施の形態2)
<車載充電装置の構成>
本発明の実施の形態2に係る車載充電装置400の構成について、図5を用いて説明する。
図5に示す車載充電装置400は、図1に示す実施の形態1に係る車載充電装置100と比較して、スイッチ回路401と、スイッチ回路402と、一次コイル403と、二次コイル404と、リレー405と、リレー406と、減磁回路407と、リレー451を追加し、制御部110の代わりに制御部408を有している。なお、図5において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
車載充電装置400は、CMフィルタ101と、スイッチ回路102と、スイッチ回路103と、一次コイル104と、二次コイル105と、リレー106と、リレー107と、減磁回路111と、リレー151と、リレー152と、スイッチ回路401と、スイッチ回路402と、一次コイル403と、二次コイル404と、リレー405と、リレー406と、減磁回路407と、制御部408と、リレー451とから主に構成されている。車載充電装置400は、駆動インバータ150の一部である3相ブリッジ回路108及び平滑コンデンサ109を用いて車載バッテリ170を充電する。一次コイル403及び二次コイル404は、絶縁トランスを構成している。
スイッチ回路102は、CMフィルタ101と一次コイル104の一端側との間に設けられている。スイッチ回路102は、制御部408の制御に従って、外部電源160と一次コイル104の一端側及び減磁回路111との接続を開閉する。
スイッチ回路103は、CMフィルタ101と一次コイル104の他端側との間に設けられている。スイッチ回路103は、制御部408の制御に従って、外部電源160と一次コイル104の他端側及び減磁回路111との接続を開閉する。
スイッチ回路401は、CMフィルタ101と一次コイル403の一端側との間に設けられている。スイッチ回路401は、制御部408の制御に従って、外部電源160と一次コイル403の一端側及び減磁回路407との接続を開閉する。
スイッチ回路402は、CMフィルタ101と一次コイル403の他端側との間に設けられている。スイッチ回路402は、制御部408の制御に従って、外部電源160と一次コイル403の他端側及び減磁回路407との接続を開閉する。
一次コイル403は、CMフィルタ101からスイッチ回路401及びスイッチ回路402を介して交流電力の供給を受けることにより磁界を発生し、二次コイル404と電磁結合する。
二次コイル404は、一次コイル403と電磁結合し、所定の電圧の交流電力を発生する。一次コイル403と二次コイル404とは、互いに電磁結合して、外部電源160から供給される交流電力の電圧を変換する。
リレー106は、制御部408の制御に従って、駆動モータ180の駆動時において、二次コイル105の一端と3相ブリッジ回路108及びリレー152との接続を開放する(OFFにする)。リレー106は、制御部408の制御に従って、車載バッテリ170の充電時において、二次コイル105の一端と3相ブリッジ回路108との接続を閉じる(ONにする)。
リレー107は、制御部408の制御に従って、駆動モータ180の駆動時において、二次コイル105の他端と3相ブリッジ回路108及びリレー151との接続を開放する(OFFにする)。リレー107は、制御部408の制御に従って、車載バッテリ170の充電時において、二次コイル105の他端と3相ブリッジ回路108との接続を閉じる(ONにする)。
リレー405は、制御部408の制御に従って、駆動モータ180の駆動時において、二次コイル404の一端と3相ブリッジ回路108及びリレー152との接続を開放する(OFFにする)。リレー405は、制御部408の制御に従って、車載バッテリ170の充電時において、二次コイル404の一端と3相ブリッジ回路108との接続を閉じる(ONにする)。
リレー406は、制御部408の制御に従って、駆動モータ180の駆動時において、二次コイル404の他端と3相ブリッジ回路108及びリレー451との接続を開放する(OFFにする)。リレー406は、制御部408の制御に従って、車載バッテリ170の充電時において、二次コイル404の他端と3相ブリッジ回路108との接続を閉じる(ONにする)。
減磁回路111は、制御部408の制御に従って、外部電源160と車載充電装置100との接続を開放した(OFFした)後に一次コイル104に残存している励磁電流を外部電源160に戻す。
減磁回路407は、制御部408の制御に従って、外部電源160と車載充電装置400との接続を開放した(OFFした)後に一次コイル403に残存している励磁電流を外部電源160に戻す。なお、減磁回路407の構成は図1に示す減磁回路111と同一構成であるので、その説明を省略する。
制御部408は、外部から入力する充電開始指示信号、充電停止信号またはイグニション信号に基づいて、スイッチ回路102、スイッチ回路103、リレー106、リレー107、3相ブリッジ回路108のスイッチング素子211〜216、スイッチ回路401、スイッチ回路402、リレー405、リレー406及びリレー451を開閉する。制御部408は、外部から入力する充電開始指示信号、充電停止信号またはイグニション信号に基づいて、減磁回路111のFET201及びFET202と、減磁回路407の図示しないFETとにおけるON状態とOFF状態とを切り替える。
リレー151、リレー152及びリレー451は、3相ブリッジ回路108と駆動モータ180との間に設けられている。リレー151、リレー152及びリレー451は、制御部408の制御に従って、車輌の走行時において3相ブリッジ回路108と駆動モータ180との接続をONにし、車載バッテリ170の充電時において3相ブリッジ回路108と駆動モータ180との接続をOFFにする。
<3相ブリッジ回路の構成>
本発明の実施の形態2における3相ブリッジ回路108の構成について、図5を用いて説明する。
3相ブリッジ回路108は、二次コイル105及び二次コイル404と車載バッテリ170との間に設けられる。3相ブリッジ回路108は、二次コイル105及び二次コイル404と車載バッテリ170との接続を開閉するスイッチング素子211〜216を有している。
3相ブリッジ回路108は、充電動作時において、制御部408の制御に従って、スイッチング素子211〜216を開閉して、二次コイル105及び二次コイル404から供給される交流電力を直流電力に変換して車載バッテリ170に蓄積させる。3相ブリッジ回路108は、外部電源160を用いて車載バッテリ170を充電する際の充電動作と、車載バッテリ170を用いて駆動モータ180を駆動させる駆動動作との両方に用いられている。即ち、3相ブリッジ回路108は、車載充電装置400と駆動インバータ150との両方で兼用される。
なお、3相ブリッジ回路108における上記以外の構成は上記実施の形態1と同一であるので、その説明を省略する。
<車載バッテリの充電方法>
本発明の実施の形態2における車載バッテリ170の充電方法について、図5〜図7を用いて説明する。図6において、図6(a)は、外部電源160及び一次コイル104の電圧変化及び電流変化を示し、図6(b)は、外部電源160及び一次コイル403の電圧変化及び電流変化を示す。
なお、図5において、スイッチ回路102、スイッチ回路103、スイッチング素子215、216、FET201及びFET202のON及びOFFのタイミングは図3と同一であるので、その説明を省略する。また、図5において、スイッチ回路401及びスイッチ回路402に対する減磁回路407の動作は、スイッチ回路102及びスイッチ回路103に対する減磁回路111の動作と同一であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態において、S1〜S4及びR1〜R4の電流の流れは上記実施の形態1と同一であるので、その説明を省略する。
まず、車載充電装置400は、車載バッテリ170を充電する充電動作時において、外部電源160が接続部Eに接続されることにより、外部電源160より図6にVで示す電圧変化を生じる交流電力の供給を受ける。
車載充電装置400の制御部408は、時刻t0〜t1において、リレー106、リレー107、リレー405及びリレー406をONにするとともに、リレー151、リレー152及びリレー451をOFFにする。
また、制御部408は、時刻t0〜時刻t1において、図7に示すように、ONとOFFとを交互に繰り返すようにスイッチ回路102を切り替えるとともに、スイッチ回路103をONにする。これにより、一次コイル104には、図6に示すように、交流電圧Vよりも高い周波数の交流電圧Vが供給される。
また、車載充電装置400の制御部408は、時刻t0〜t1において、図7に示すように、ONとOFFとを交互に繰り返すようにスイッチ回路401を切り替えるとともに、スイッチ回路402をONにする。これにより、一次コイル403には、図6に示すように、交流電圧Vよりも高い周波数の交流電圧Vが供給される。
また、制御部408は、時刻t0〜時刻t1において、減磁回路111及び減磁回路407の図示しないFETを、実施の形態1と同様に制御する。これにより、1次コイル104には、励磁電流it3が流れる、また、1次コイル403には、励磁電流it4が流れる。励磁電流it3、it4は、スイッチ回路102及びスイッチ回路401のONとOFFとを繰り返す周波数の交流電流となる。
スイッチ回路102及びスイッチ回路401のONとOFFとの周期は、制御部408の制御により、180度の位相差を有する。従って、励磁電流it3と励磁電流it4とは、180度の位相差を有する。
さらに、制御部408は、時刻t0〜時刻t1において、スイッチ回路401をONするタイミングに同期して、スイッチング素子214及びスイッチング素子211をONにするとともに、スイッチング素子213及びスイッチング素子212をOFFにする。次にスイッチ回路401をONした直後に、スイッチング素子214及びスイッチング素子211をOFFする。
車載充電装置400及び駆動インバータ150では、時刻t0〜時刻t1において、上記動作により以下のような電流の流れが生じる。
スイッチ回路401がONとOFFとを交互に繰り返すことにより、一次コイル403にはT1方向の励磁電流it4が流れる。また、スイッチ回路401をONするタイミングに同期して、スイッチング素子214及びスイッチング素子211をONすることにより、一次コイル403と電磁結合した二次コイル404には、車載バッテリ170の電圧よりも高電圧の誘導起電力が生じて、誘導電流が発生する。また、この誘導電流は、二次コイル404からリレー405に向かうT2方向に流れるとともに、スイッチング素子211及びスイッチング素子214を介して二次コイル404に戻る。
続いて、スイッチ回路401をONした直後に、スイッチング素子214及びスイッチング素子211がOFFすることにより、二次コイル404の誘導電流は、T2方向に流れるとともに、スイッチング素子213及びスイッチング素子214がOFFであるため、還流ダイオード219をT3方向に流れる。さらに、T3方向に流れた電流は、T4方向より車載バッテリ170に供給される。即ち、車載充電装置100には、T1〜T4の向きに充電電流が流れる。
制御部408は、時刻t1〜時刻t2において、図7に示すように、スイッチ回路401をONにするとともに、ONとOFFとを交互に繰り返すようにスイッチ回路402を切り替える。これにより、一次コイル403には、図6に示すように、交流電圧Vよりも高い周波数の交流電圧Vが供給される。
さらに、制御部408は、時刻t1〜時刻t2において、スイッチ回路402をONするタイミングに同期して、スイッチング素子213及びスイッチング素子212をONにするとともに、スイッチング素子214及びスイッチング素子211をOFFにする。次にスイッチ回路401をONした直後に、スイッチング素子213及びスイッチング素子212をOFFする。
車載充電装置400及び駆動インバータ150では、時刻t1〜時刻t2において、上記動作により以下のような電流の流れが生じる。
スイッチ回路402がONとOFFとを交互に繰り返すことにより、一次コイル403にはU1方向の励磁電流it4が流れる。また、スイッチ回路402をONするタイミングに同期して、スイッチング素子213及びスイッチング素子212をONすることにより、一次コイル403と電磁結合した二次コイル404には、車載バッテリ170の電圧よりも高電圧の誘導起電力が生じて、誘導電流が発生する。また、この誘導電流は、二次コイル404からリレー406に向かうU2方向に流れるとともに、スイッチング素子212及びスイッチング素子213を介して二次コイル404に戻る。
続いて、スイッチ回路402をONにした直後に、スイッチング素子213及びスイッチング素子212がOFFすることにより、二次コイル404の誘導電流は、U2方向に流れるとともに、スイッチング素子212及びスイッチング素子213がOFFであるため、還流ダイオード217をU3方向に流れる。さらに、U3方向に流れた電流は、U4方向より車載バッテリ170に供給される。即ち、車載充電装置100には、U1〜U4の向きに充電電流が流れる。
<車載充電装置及び駆動インバータの動作>
本発明の実施の形態2における車載充電装置400及び駆動インバータ150の動作について、図5〜図7を用いて説明する。
駆動インバータ150は、車載充電装置400が動作していない場合かつ駆動モータ180の駆動動作時において、以下の動作を行う。
即ち、制御部408は、リレー106、リレー107、リレー405及びリレー406をOFFにするとともに、リレー151、リレー152及びリレー451をONにする。そして、3相ブリッジ回路108は、制御部408の制御に従って、車載バッテリ170に蓄積されている直流電力を交流電力に変換して、リレー151、リレー152及びリレー451を介して駆動モータ180に供給する。
また、駆動インバータ150は、車載充電装置400が動作していない場合かつ駆動モータ180の駆動動作時において、以下の動作を行う。
即ち、制御部408は、駆動モータ180の各相に流れる駆動電流を、電流センサ120、電流センサ121及び電流センサ122によって検出し、各相の駆動電流が所定の電流値になるよう、3相ブリッジ回路108の各相のスイッチング素子211、212、213、214、215、216のON及びOFFの制御を行い、駆動モータ180に所定の駆動トルクを発生させる。
一方、車載充電装置400は、駆動インバータ150が動作していない場合かつ、車載バッテリ充電170への充電時において、以下の動作を行う。
即ち、制御部408は、時刻t0〜時刻t1の間に流れる充電電流S3及び充電電流T3と、時刻t1〜時刻t2の間に流れる充電電流R3及び充電電流U3とを、それぞれ電流センサ121、電流センサ120及び電流センサ122によって検出し、所定の充電量になるように、ONとOFFとを交互に繰り返すスイッチ回路102、スイッチ回路103、スイッチ回路401またはスイッチ回路402のONの時間を制御する。
なお、本実施の形態における充電電流量の制御方法は図4と同一であるので、その説明を省略する。
<実施の形態2の効果>
本実施の形態によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、絶縁トランスを複数かつ並列に設けたので、実施の形態1に比べて、車載バッテリに供給する充電電流を大きくすることができ、車載バッテリの充電時間を短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、互いに並列に接続される絶縁トランスの1次コイル104、403の励磁電流を180度の位相差を有するように制御することにより、負荷電流を分散することができ、力率の向上を図ることができる。
<全ての実施の形態に共通の変形例>
上記実施の形態1及び実施の形態2において、駆動インバータは、駆動モータに対して交流電力を供給したが、電力を必要とする駆動モータ以外の部分に交流電力を供給してもよい。
また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、3相ブリッジ回路108と駆動モータ180との接続及び開放、並びに、3相ブリッジ回路108と絶縁トランスとの接続及び開放にリレーを用いたが、大電力半導体スイッチでも同様な効果を得られる。
本発明に係る車載充電装置は、駆動インバータの3相ブリッジ回路を用いて車載バッテリに蓄積された直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力の供給を受けて走行する車輌に搭載するのに好適である。
100 車載充電装置
101 CMフィルタ
102、103 スイッチ回路
104 一次コイル
105 二次コイル
106、107、151、152 リレー
108 3相ブリッジ回路
109 平滑コンデンサ
110 制御部
111 減磁回路
120,121,122 電流センサ
150 駆動インバータ
160 外部電源
170 車載バッテリ
180 駆動モータ
201、202 FET
211、212、213、214、215、216 スイッチング素子
217、218、219、220、221、222 還流ダイオード

Claims (6)

  1. 駆動インバータの3相ブリッジ回路を用いて車載バッテリに蓄積された直流電力を交流電力に変換し、前記変換した交流電力を駆動モータに供給して走行する車輌に搭載される車載充電装置であって、
    外部電源から交流電力の供給を受ける一次コイルと、
    前記3相ブリッジ回路と電気的に接続し、前記一次コイルと電磁結合することにより、前記一次コイルに供給される交流電力の電圧を変圧し、前記3相ブリッジ回路を介して前記車載バッテリを充電する二次コイルと、
    を有する車載充電装置。
  2. 前記車輌の走行時において前記3相ブリッジ回路と前記駆動モータとの接続をONにし、前記車載バッテリの充電時において前記3相ブリッジ回路と前記駆動モータとの接続をOFFにする切替部をさらに有する、
    請求項1記載の車載充電装置。
  3. 前記外部電源と前記一次コイルの一端側との接続を開閉する第1切替部と、
    前記外部電源と前記一次コイルの他端側との接続を開閉する第2切替部と、
    前記第1切替部及び前記第2切替部の何れか一方をONさせるとともに何れか他方をONとOFFとを交互に繰り返すように切り替え制御し、ONとOFFとを交互に繰り返す前記第1切替部または前記第2切替部に同期させて、前記3相ブリッジ回路の前記二次コイル及び前記車載バッテリの低電位側に接続されたスイッチング素子を一時的にONさせた後にOFFさせる制御部と、
    をさらに有し、
    前記二次コイルは、
    前記切り替え制御により前記一次コイルと電磁結合するとともに、前記スイッチング素子が前記一時的にONした際に誘導電流を発生し、続けて前記スイッチング素子がOFFした際に、前記3相ブリッジ回路の前記スイッチング素子と対を成す同相のスイッチング素子に逆接続された還流ダイオードを介して前記車載バッテリを充電する、
    請求項1記載の車載充電装置。
  4. 前記外部電源と前記一次コイルの一端側との接続を開閉する第1切替部と、
    前記外部電源と前記一次コイルの他端側との接続を開閉する第2切替部と、
    前記第1切替部及び前記第2切替部の何れか一方をONさせるとともに何れか他方をONとOFFとを交互に繰り返すように切り替え制御し、前記何れか他方におけるONの期間を可変に設定する制御部と、
    をさらに有し、
    前記二次コイルは、
    前記切り替え制御により前記一次コイルと電磁結合するとともに、前記ONの期間に応じた充電電流で前記車載バッテリを充電する、
    請求項1記載の車載充電装置。
  5. 前記制御部は、
    前記車載バッテリの充電時において、前記駆動モータの駆動電流を検出するための前記3相ブリッジ回路の電流センサにより検出した前記充電電流が所定量になるように前記ONの期間を設定する、
    請求項4記載の車載充電装置。
  6. 前記一次コイルと前記二次コイルとから構成される絶縁トランスは、
    複数設けられ、
    前記絶縁トランスの各々は、
    前記外部電源と前記3相ブリッジ回路との間において互いに並列に接続される、
    請求項1記載の車載充電装置。
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