JP2014174185A - 制御装置、制御方法および撮像装置 - Google Patents

制御装置、制御方法および撮像装置 Download PDF

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裕二 渡辺
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智之 水谷
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Abstract

【課題】例えば、微小な被写体を撮像するのに適した制御を行う。
【解決手段】制御装置は、所定の撮像モードに設定されることを検出する検出部と、前記撮像モートが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、被写体距離を固定としてズーム制御を行う制御部とを備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、制御装置、制御方法および撮像装置に関する。
微小な被写体を撮像するための専用の撮像装置が知られている(例えば、下記特許文献1を参照のこと)。特許文献1に記載の撮像装置は、対物レンズの周囲にLED(Light Emitting Diode)素子が配設される。
特開2000−184246号公報
微小な被写体を、ユーザが所有する撮像装置を使用して手軽に撮像することができれば、撮像装置の用途の幅が拡大する。この場合には、撮像装置において微小な被写体の撮像に適した制御が行われる必要がある。
したがって、本開示の目的の一つは、微小な被写体を撮像するのに適した制御を行う制御装置、撮像装置および制御方法を適用することにある。
上述した課題を解決するために、本開示は、例えば、
所定の撮像モードに設定されることを検出する検出部と、
撮像モードが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、被写体距離を固定としてズーム制御を行う制御部と
を備える制御装置である。
本開示は、例えば、
所定の撮像モードに設定されることを検出し、
撮像モードが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、
被写体距離を固定としてズーム制御を行う
制御装置における制御方法である。
本開示は、例えば、
撮像部と、
所定の撮像モードに設定されることを検出する検出部と、
撮像モードが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、被写体距離を固定としてズーム制御を行う制御部と
を備える撮像装置である。
少なくとも一つの実施形態によれば、微小な被写体を撮像するのに適した制御を行うことができる。
撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2Aは、通常の電子ズームを説明するための図である。図2Bは、切出しズームを説明するための図である。 撮像モードに対応した制御の一例を説明するための図である。 撮像システムの一例を説明するための図である。 顕微鏡アダプタの接眼レンズおよび対物レンズにより得られる像を説明するための図である。 顕微鏡アダプタの接眼レンズおよび対物レンズにより得られる像を説明するための図である。 ズームトラッキングカーブの一例を説明するための図である。 図8Aは、顕微鏡アダプタを介して得られる画像の一例を示す図である。図8Bは、図8Aの画像に対して非劣化ズームによるズーム処理を施した画像の一例を示す図である。図8Cは、図8Bの画像の一部を拡大した画像の一例を示す図である。 処理の流れの一例を示すシーケンスチャートである。 処理の流れの一例を示すシーケンスチャートである。 図11Aは、黒体放射軌跡が示されたxy色度図であり、図11Bは、図11Aの一部を拡大した図である。 図12Aは、各F値におけるMTF、空間周波数および画素ピッチのそれぞれを示す図であり、図12Bは、各F値においてMTF応答0.7以上得るために必要な画素ピッチの一例を示す図である。 エアリーディスクの一例を示す図である。 各種の撮像素子の総画素数等の一例を示す図である。 切出しズームのズーム倍率の限界を説明するための図である。 実施例におけるズーム制御の範囲を説明するための図である。
以下、本開示の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
<1.一実施形態>
<2.変形例>
なお、以下に説明する一実施形態等は本開示の好適な具体例であり、本開示の内容がこれらの実施形態等に限定されるものではない。
<1.一実施形態>
「撮像装置の構成」
図1は、撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。撮像装置1は、例えば、光学系31と、撮像素子(イメージャ)32と、アナログフロントエンド(AFE)33と、カメラ信号処理部34と、記録再生処理部35と、メモリ36と、表示制御部37と、モニタ38と、システム制御部39と、ユーザインタフェース(UI(User Interface))40と、LED駆動制御部41と、LED42と、EC系駆動制御部43と、レンズ駆動制御部44と、補助光部制御部45と、AF(Auto Focus)補助光部46と、接写撮像用補助光部47とを含む。
光学系31は、対物レンズ、ズームレンズ、フォーカスレンズ、手振れ補正レンズ、絞り機構、メカニカルなシャッター機構等を含むものである。レンズは、例えば、光を略90度屈曲させる折り曲げレンズ構造である。この構成により、対物レンズを撮像装置1の外部に出さずに撮像装置1を被写体や顕微鏡アダプタの接眼部に近づけることができる。
撮像素子32は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などにより構成される。光学系31および撮像素子32が撮像部の一例とされる。撮像素子32からアナログ画像データが出力される。アナログ画像データがアナログフロントエンド33に入力される。
アナログフロントエンド33は、ノイズ除去部、ゲインコントロール部、AD(Analog to digital)変換部などを含む。アナログフロントエンド33からデジタル画像データが出力される。デジタル画像データがカメラ信号処理部34に入力される。なお、撮像素子32およびアナログフロントエンド33が1チップで構成されてもよい。
カメラ信号処理部34は、入力されるデジタル画像データに対して種々のカメラ信号処理を行う。カメラ信号処理部34は、例えば、画角選択部、色再現特性を改善する色再現補正部、ノイズリダクションを行うノイズリダクション部、画像の諧調を適切にする諧調再現部、超解像処理部を含む。これらの各処理ブロックによりデジタル画像データに対してカメラ信号処理が行われる。もちろん、例示した処理とは異なる公知のカメラ信号処理が行われてもよい。メモリ36にデジタル画像データを記録する場合や、メモリ36に記録されているデジタル画像データを再生する場合に、カメラ信号処理部34と記録再生処理部35との間でデジタル画像データのやりとりがなされる。
記録再生処理部35は、デジタル画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)等の所定のフォーマットで圧縮し、圧縮したデジタル画像データをメモリ36に記憶する処理を行う。さらに、記録再生処理部35は、メモリ36に記憶されている画像データを読み出し、画像データを伸長する処理を行う。
メモリ36は、ハードディスク等の撮像装置1に内蔵されるメモリでもよく、半導体メモリ等の撮像装置1に着脱自在とされる可搬型のメモリでもよい。メモリ36には、複数のデジタル画像データのほか、デジタル画像データの属性情報(撮像日時やフォーマット等の情報)や音楽データなどが記憶される。
メモリ36に記憶されたデジタル画像データを再生する場合やライブビュー表示などがなされる場合に、カメラ信号処理部34によりカメラ信号処理が施されたデジタル画像データが表示制御部37に供給される。表示制御部37は、モニタ38を駆動するドライバとして機能する。すなわち、表示制御部37は、入力されるデジタル画像データをモニタ38に対応したフォーマットのビデオデータに変換し、変換したビデオデータをモニタ38に適切なタイミングで供給する。
モニタ38は、LCD等からなり、表示制御部37による制御に応じて所定のビデオデータを表示する。モニタ38は、例えば、撮像装置1の筐体における、撮像装置1の対物レンズが配設される面と反対側の面に形成される。
システム制御部39は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)、プログラムが格納されるROM(Read Only Memory)やデータの一時的な記憶がなされるワークメモリ等からなり、撮像装置1の各部を制御する。システム制御部39から撮像装置1の各部に対してコマンドが供給され、コマンドの内容にしたがって撮像装置1の各部が動作する。システム制御部39から出力されるコマンドが、例えば、カメラ信号処理部34を介して、もしくは、直接、各部に供給される。
システム制御部39は、撮像モードに応じた制御を行う機能を有する。撮像モードとして、例えば、通常撮像モード、接写撮像モードおよび顕微鏡アダプタ撮像モードが撮像装置1に対して設定可能とされる。通常撮像モードは、通常の撮像を行うモードである。接写撮像モードは、被写体に対して撮像装置1を接写させて撮像を行うモードである。顕微鏡アダプタ撮像モードは、顕微鏡アダプタを使用して撮像を行うモードである。システム制御部39は、これらの撮像モードを制御する機能として、通常撮像モード制御機能,接写撮像モード制御機能および顕微鏡アダプタ撮像モード制御機能を有する。
撮像モードは、例えば、ユーザインタフェース40を使用して撮像装置1に対して設定される。ユーザインタフェース40に対してなされる操作に応じて所定の撮像モードが設定される。操作に応じた操作信号がユーザインタフェース40からシステム制御部39に供給される。システム制御部39は、操作信号により示される撮像モードに応じた制御を行う。システム制御部39は、検出部および制御部として機能する。
ユーザインタフェース40は、撮像装置1に対する操作のための機構を総称したものである。なお、上述したモニタ38がタッチパネルとして構成される場合は、モニタ38はユーザインタフェース40としても機能する。ユーザインタフェース40は、撮像装置1を遠隔操作するリモードコントローラでもよい。
具体的には、ユーザインタフェース40は、シャッターボタンやズームボタンである。シャッターボタンは、例えば、半押しおよび全押しの2段階の押下が可能なボタンとして構成される。ズームボタンはズーム倍率を調整するボタンである。例えば、ユーザは、ズームボタンの望遠(T)側を押下することによりズーム倍率の増加を指示でき、ズームボタンの広角(W)側を押下することによりズーム倍率の減少を指示できる。
LED駆動制御部41は、LED42を駆動するドライバである。LED駆動制御部41は、システム制御部39から送出される発光条件を示すコマンドに従って、LED42を駆動する。LED駆動制御部41による制御に応じて、LED42が発光する。
LED42は、一または複数のLED素子からなる。複数のLED素子が使用される場合に複数のLED素子が直列に接続されてもよいが、大きな電源電圧を必要とするため、好ましくは、複数のLED素子が並列に接続される。LED42の形状は、例えば、砲弾型とされるが、角型、円筒型等の他の形状でもよい。
LED42は、例えば、白色LEDとして構成される。白色LEDを実現する方法は公知の方法を適用できる。例えば、青色LEDを黄色蛍光体の樹脂により封止することで白色LEDを実現できる。LED42は、例えば、フラッシュとして使用される。LED42に代えて、もしくはLED42とともにキセノンフラッシュランプが設けられてもよい。
システム制御部39から送出されるコマンドが、カメラ信号処理部34を介して、EC系駆動制御部43に供給される。コマンドに応じてEC系駆動制御部43の各部が動作する。EC系駆動制御部43は、例えば、ゲイン制御部と、シャッタースピード(Shutter Speed)制御部と、絞り(Iris)制御部とを含む。ゲイン制御部は、アナログフロントエンド33のゲインコントロール部におけるゲインを適切に制御する。シャッタースピード制御部は、光学系31に含まれるシャッターのメカニカルな機構を所定のタイミングで制御し、シャッタースピードを適切に制御する。絞り制御部は、光学系31に含まれる絞りのメカニカルな機構を制御し、絞りの程度を適切に制御する。
システム制御部39から送出されるコマンドが、カメラ信号処理部34を介して、レンズ駆動制御部44に供給される。レンズ駆動制御部44は、コマンドに応じてモータ等を駆動し、光学系31における各レンズを適切な位置に移動させる。例えば、レンズ駆動制御部44は、光学系31に含まれるフォーカスレンズを適切な位置に駆動する。これにより、光学的なオートフォーカスが実現される。なお、光学系31におけるズームレンズおよびフォーカスレンズは、連動して移動するように制御される。
補助光部制御部45は、補助光部の発光のオン/オフを制御する。補助光部は、例えば、AF補助光部46および接写撮像用補助光部47を含む。被写体の明るさを測定の結果が暗い場合にAF補助光部46が点灯される。AF補助光部46により被写体に対して投光がなされ、AFが実行される。マクロ接写撮像をする際に周囲の光量が不足する場合には、接写撮像用の補助光部47が点灯される。
「ズームの方式について」
次に、撮像装置1において実行されるズームの方式の一例について説明する。撮像装置1は、ズームレンズ等を動かすことにより焦点距離を変化させ、被写体を光学的に拡大する光学ズームを行うことができる。さらに、撮像装置1は、光学ズームのほかに、通常の電子ズームおよび切出しズームを行うことができる。
図2Aは、通常の電子ズームを説明するための図である。通常の電子ズームでは、撮像素子の最大範囲60の一部の領域61を電子的に拡大する。拡大の際に画素を補間するため、生成される画像63の画質は劣化する。
これに対し、撮像素子の画素数よりも少ない画像数の画像サイズで撮像する場合に、撮像素子の例えば、中央部分を切り出すことによりズームの効果を持たせる方式(以下、切出しズームと適宜、称する)がある。切出しズームは、図2Bに示すように撮像素子の最大範囲64と切出し範囲65との画角の違いを利用したものであり、生成される画像66の画質は基本的に劣化しない。
例えば、画素数が約5M(メガ:10の6乗)画素の撮像素子を備える撮像装置において、約3M画素の画素サイズで撮像する場合、両者の一辺の比から計算すると約1.27倍のズーム率が得られる。さらに、約5Mの中の約3Mを切出すため、画像は基本的に劣化しない。
ズーム機能が利用される際には、最初にユーザによって画像サイズが指定され、この画像サイズによって切出しズーム機能のズーム倍率が決定される。例えば、このズーム倍率が光学レンズによる光学ズーム機能の拡大率を超えるまでは光学ズーム機能によりズームを行う。そして、光学ズーム機能の拡大率を超えると切出しズーム機能を併用してさらに、高い拡大率によりズームを行うようになされる。
光学ズームおよび切出しズームによるズームは、撮像画素(画質と理解されてもよい)が実質的に劣化しない(非劣化)。したがって、光学ズームおよび切出しズームによるズームを以下、適宜、非劣化ズームと称する。なお、撮像装置の仕様によっては、光学ズームおよび切出しズームのいずれか一方が非劣化ズームに対応するズームの方式とされてもよい。
非劣化ズームのズーム倍率は、光学ズームのズーム倍率および切出しズームのズーム倍率によって決定される。非劣化ズームのズーム倍率における光学ズームのズーム倍率および切出しズームのズーム倍率の内訳は適宜、設定することができる。
なお、カメラ信号処理部34における超解像処理により拡大率をさらに大きくすることができる。画素補間による解像度向上と画質劣化前を推定し画質復元を行う超解像処理により、例えば、拡大率をさらに2倍にすることができる。超解像処理については上述した処理に限られることなく公知の処理を適用できる。
撮像装置1では、画質の劣化が生じる通常の電子ズーム(以下、単に電子ズームと略称する)、光学ズームおよび非劣化ズームのいずれかのズームの方式が手動または自動で設定される。
「撮像モードに応じた制御」
図3は、撮像モードに応じた制御の一例を示す。フォーカス焦点制御における焦点距離について説明する。接写撮像モードでは1cm(センチメートル)から20センチの範囲(ズームワイド端)で可変とされる。顕微鏡アダプタ撮像モードでは所定値に固定される。所定値は、例えば、明視距離に対応した距離であり、25cmである。明視距離とは、眼を自然にして楽にものが見える距離である。通常撮像モードでは、1cm〜無限大(∞)(ズームワイド端)および50cm〜無限大(∞)(ズームテレ端)の範囲で可変とされる。
ズームの拡大制御について説明する。接写撮像モードでは、非劣化ズームまたは電子ズームが選択可能とされる。顕微鏡アダプタ撮像モードでは、非劣化ズームのみが設定される。すなわち、顕微鏡アダプタ撮像モードが設定されるとズームの方式が非劣化ズームに自動的に設定される。通常撮像モードでは、電子ズーム,光学ズームおよび非劣化ズームのいずれかが選択可能とされる。顕微鏡アダプタ撮像モードでは、観察対象を正確に認識できることが要求されるため、画質が劣化する電子ズームは使用されない。
接写撮像用補助光部47に対する制御について説明する。接写撮像モードでは、接写撮像時における光量の不足を補うために、接写撮像用補助光部47がオンされる。顕微鏡アダプタ撮像モードでは、接写撮像用補助光部47がオフされる。これは、接写撮像用補助光部47の点灯に伴う光が顕微鏡アダプタの接眼部付近において反射し、反射にともなう反射光によるフレアや迷光を防止するためである。通常撮像モードでは、接写撮像用補助光部47はオフされる。
AF補助光部46に対する制御について説明する。接写撮像モードでは、AF補助光部46は常時、オフされる。顕微鏡アダプタモードでは、AF補助光部46は常時、オフされる。通常撮像モードでは、カメラ信号処理部34における諧調再現部により、撮像画角における露光が不足していると判断された場合にオンされる。
カメラ信号処理部34における超解像機能の制御について説明する。接写撮像モードおよび通常撮像モードでは、超解像機能のオンおよびオフの切り替えが可能とされる。顕微鏡アダプタ撮像モードは、非劣化ズームおよび超解像機能の併用可能なシステム構成を取る場合にのみ、超解像機能のオンおよびオフの切り替えが可能とされる。超解像機能がオンされた場合には、非劣化ズームの拡大率を例えば、さらに2倍にすることができる。
「顕微鏡アダプタを使用した撮像システムの構成」
図4は、顕微鏡アダプタを使用した撮像システムの構成の一例を示す。撮像システムは、例えば、撮像装置1と、自立可能な顕微鏡アダプタ2と、試料ステージ3とを含む。試料ステージ3には、試料Saが載置される。顕微鏡アダプタ2と試料ステージ3とが一体的に構成されてもよい。顕微鏡アダプタ2および試料ステージ3の少なくとも一方が、垂直方向(上下方向)に可動とされる。
図示は省略しているが、撮像装置1と顕微鏡アダプタ2との間には透明な板状体(例えば、アクリル板)が配される。ユーザは、撮像装置1の対物レンズの位置と顕微鏡アダプタ2の接眼部(後述する接眼レンズ23の付近の箇所)の位置とが対向するように、撮像装置1を板状体上に載置する。顕微鏡アダプタ2を機械的に接続するための機構を撮像装置1に設ける必要がなく、既存の撮像装置を使用できる。もちろん、本開示の内容は撮像装置1と顕微鏡アダプタ2とが機械的に接続される構成を排除するものではない。
図4では、撮像装置1の光学系31、撮像素子32およびモニタ38が図示されている。光学系31は、例えば、ズームレンズL1と、光路を折り曲げるプリズムPRと、固定の凸レンズL2と、絞りIRIと、固定の凸レンズL3と、光学手振れ補正を行うためのレンズL4と、フォーカスレンズL5とを含む。
ズームレンズL1およびフォーカスレンズL5は光路OPに対して平行な方向に可動とされる。レンズL4は光路OPに対して垂直な方向に可動とされる。なお、個々のレンズが複数のレンズからなるレンズ群により構成されてもよい。さらに、各レンズの配置は適宜、変更できる。
フォーカスレンズL5の後段には光学フィルタFIおよび撮像素子32が配置されている。撮像装置1のモニタ38には、顕微鏡アダプタ2および撮像装置1を介して得られる試料Saの画像が表示される。
顕微鏡アダプタ2は、例えば、円筒状とされる鏡筒20を有する。鏡筒20の一端側に対物レンズ21が配され、鏡筒20の他端側に接眼レンズ23が配される。さらに、鏡筒20内には、フォーカス調整用のレンズ22が配される。レンズ22の位置は可動とされる。対物レンズ21の倍率は、例えば、40倍である。接眼レンズ23の倍率は、例えば、10倍である。顕微鏡アダプタ2の総合倍率は、400倍となる。さらに、この倍率に対して、撮像装置1の非劣化ズームのズーム倍率を乗じたものが最終的な倍率となる。
対物レンズ21の周囲には、例えば、リング状のLED24が設けられる。LED24は、例えば、白色のLEDである。図示は省略しているが、鏡筒20の周面の適宜な位置に、LED24の発光をオン/オフするためのスイッチが設けられる。顕微鏡アダプタ撮像を行うときにはLED24がオンされ、LED24の光により試料Saの付近が照らされる。
図5および図6は、対物レンズ21および接眼レンズ23により形成される像を説明するための図である。なお、図6では対物レンズ21およびフォーカス調整用のレンズ22を一つのレンズとして図示している。
観察対象となる試料Saが対物レンズ21の焦点のやや外側に置かれる。対物レンズ21により倒立実像IRが形成される。図6に示すように、倒立実像IRは、接眼レンズ23の焦点のやや内側に形成される。次に、接眼レンズ23により倒立実像IRが拡大され、正立虚像EVが形成される。正立虚像EVは、顕微鏡アダプタ2の接眼部から距離Lの位置に結像される。顕微鏡では、通常、明視距離に正立虚像EVを結像するように設計される。したがって、L=0.25(m)の位置に正立虚像EVが結像される。
撮像装置1の対物レンズと顕微鏡アダプタ2の接眼部付近との間の距離は小さい。そこで、この距離を無視して考えると、撮像装置1の対物レンズから被写体(正立虚像EV)までの距離を明視距離である25cmと考えることができる。顕微鏡アダプタ撮像モードでは、被写体距離を25cmに固定して焦点を固定した上でズーム制御を行えばよい。ズーム制御とは、例えば、ズームレンズ等を適切な位置に移動する制御や、非劣化ズームにおける拡大率を適切に設定する制御を含む意味である。以下、顕微鏡アダプタ撮像モードにおけるズーム制御の詳細について説明する。
「ズーム制御の一例」
上述したように、非劣化ズームは、光学ズームおよび切出しズームを利用している。被写体距離(L)を25cmで固定した場合の光学ズームの制御について説明する。
結像位置を一定に保持しながらズームレンズL1とフォーカスレンズL5とが移動するときに、ズームレンズL1とフォーカスレンズL5との位置関係は、図7により示される曲線C1,C2,C3およびC4により表される。図7における横軸がズームレンズL1の位置の変化を示す。横軸におけるZL1がズームレンズL1のワイド端の位置に対応する。横軸におけるZL3がズームレンズL1のテレ端の位置に対応する。
C1等により示される曲線がズームトラッキングカーブと呼ばれる。フォーカスが合った状態(合焦)でズーミングを行うには、ズームレンズL1を動かした時に、フォーカスレンズL5をズームトラッキングカーブに沿って移動させればよい。
曲線C1,C2,C3およびC4は、被写体距離が0.25m,0.8m,2.0mおよび無限大のそれぞれの場合におけるズームトラッキングカーブを示す。ズームトラッキングカーブは、ズームレンズ、フォーカスレンズ等の光学系の構成要素の特性に関連して設定時に決定される。
ズームトラッキングカーブは被写体距離に応じて変化するので、撮像装置1では代表的な距離のズームトラッキングカーブをメモリに記憶しておく。それ以外の距離のズームトラッキングカーブについては、代表的な距離のズームトラッキングカーブに基づいて取得する。
上述したように、顕微鏡撮像モードではL=25cm(0.25m)であることから、曲線C1に基づいてズームレンズL1等を移動させる。ズームレンズL1をワイド端の位置ZL1からテレ端の位置ZL3に向けて移動させる。但し、撮像装置1内でフォーカスレンズL5を移動できる位置には限界があることから、ズームレンズL1を移動できる位置に限界が生じる。図7ではズームレンズL1を移動できる限界の位置がZL2により示されている。
すなわち、ズームレンズL1がZL2に対応する位置に移動され、フォーカスレンズL5が鏡筒内で移動できるニア側の限界の位置に移動される。曲線C1上のLPに対応する位置までズームレンズL1およびフォーカスレンズL5が移動され、このときのズーム倍率が光学ズームのズーム倍率の上限とされる。光学ズームのズーム倍率の上限は、例えば、2倍から3倍程度とされる。光学ズームのズーム倍率が上限に達した場合には、切出しズームを併用してズーム倍率をさらに上げる。
切出しズームでは、ズーム倍率が最大となるように、記録される画像のファイルサイズ(画素数)を設定する。例えば、撮像素子32の画素数を16Mとする。記録画像のファイルサイズを、例えば、16M,8M,5M,3M,1M,VGA(水平方向(H)640画素×垂直方向(V)480画素)のうちいずれかを設定できるとする。記録画像のファイルサイズを、16Mに設定した場合には切出しズームは動作しない。
切出しズームのズーム倍率を最大にするために、顕微鏡アダプタ撮像モードでは、記録される画像のファイルサイズが最小(この例ではVGAサイズ)に設定される。記録される画像のファイルサイズがVGAである場合には、約7.2倍(4608/640)のズーム倍率が得られる。
しかしながら、被写体距離が0.25mである場合にズーム倍率7.2倍で切出しズームを行うとフォーカスが合わないおそれがある。そこで、顕微鏡アダプタ撮像モードでは、ズーム倍率を適切な範囲内に制限する制御が行われる。
例えば、ズーム倍率の下限および上限が設定される。ズーム倍率の下限は、例えば、以下のようにして設定される。図8Aは、顕微鏡アダプタ撮像モードにおいて撮像装置1のモニタ38に表示される画像の一例を示す。図8Aの画像は、撮像装置1をアクリル板に載せたときにモニタ38に表示される画像(スルー画像)であり、非劣化ズームが適用されていない画像である。
図8Aの画像における略円形の黒い箇所は、顕微鏡アダプタ2の接眼部付近および鏡筒20の内部に対応する箇所である。さらに、画像の中心付近(点線の枠線で囲まれた箇所)は、顕微鏡アダプタ2の端部付近(対物レンズ21側)に対応した箇所である。対物レンズ21の周囲に形成されるLED24が点灯しているため、画像の中心付近が白く映る。この点線で囲まれた箇所を非劣化ズームにより拡大する。
顕微鏡アダプタ撮像では、顕微鏡アダプタ2の端部付近の像の周辺が撮像画角から除外される拡大率を下限とし、それ以上のズーム倍率となるように非劣化ズームが行われる。ズーム倍率の下限は、顕微鏡アダプタ2の鏡筒20の大きさ等に応じて適切に決定される。非劣化ズームのズーム倍率の上限は、ズーム操作して明視距離25cmを維持できる範囲、すなわち、明視距離25cmにおいてフォーカスが合う範囲に設定される。
図8Bは、図8Aの画像に対して非劣化ズームを適用して得られる画像の一例を示す。図8Bの画像は、例えば、人の赤血球の画像である。図8Cは、図8Bの画像の点線で囲まれた箇所を、例えば、パーソナルコンピュータのモニタで拡大して表示した例である。
「処理の流れの一例」
図9および図10は、顕微鏡撮像モードにおける制御の流れの一例を示すシーケンスチャートである。なお、図9および図10におけるAとの表記は、処理の連続性を示すためのものであり特定の処理を示すものではない。
例えば、ユーザによりユーザインタフェース40が操作され、顕微鏡アダプタ撮像モードが設定される(ステップS1)。顕微鏡アダプタ撮像モードが設定されたことを示す操作信号がユーザインタフェース40からシステム制御部39に供給される。
操作信号に応じてシステム制御部39は、顕微鏡アダプタ撮像モード制御を実行する。システム制御部39は、補助光部制御部45に対してAF補助光部46および接写撮像用補助光部47をオフするコマンドを送信する。システム制御部39からのコマンドに応じて補助光部制御部45は、AF補助光部46および接写撮像用補助光部47をオフし、これらの点灯を禁止する(ステップS2およびステップS3)。
そして、システム制御部39は、自身に設定されているズームの方式が非劣化ズームであるか否かを自律的に確認する(ステップS4)。ここで、ズームの方式が他の方式(電子ズーム等)である場合には、ズームの方式を非劣化ズームに強制的に設定する。
次に、システム制御部39は、記録再生処理部35によってメモリ36に書き出される画像ファイルのサイズを確認する。画像ファイルのサイズは、非劣化ズームのズーム倍率が最大になるように最小のサイズに設定される(ステップS5)。例えば、画像ファイルがVGAサイズに設定される。システム制御部39は、処理の対象となる画像のファイルサイズをVGAに設定する。
ここで、今まで設定されていた画像ファイルサイズがVGAでない場合には、画像ファイルサイズの変更をユーザにより確認するようにしてもよい。例えば、モニタ38に「画像のサイズをVGAに変更してもよいですか?」との表示がなされる。さらに、その表示の近傍にOKボタンの表示がなされる(ステップS6)。この表示に応じて、ユーザはOKボタンをタッチする(ステップS7)。この入力操作に応じて、システム制御部39は、処理の対象となる画像のファイルサイズをVGAに設定する(ステップS8)。
なお、ステップS6およびステップS7の処理が行われてなくてもよい。例えば、記録される画像ファイルのサイズが最小でない場合には、画像のファイルサイズを最小のファイルサイズに強制的に設定する制御が行われてもよい。
システム制御部39は、レンズ駆動制御部44を制御する。この制御により、レンズAF制御における焦点距離が肉眼の明視距離である25cmに固定される(ステップS9)。これは顕微鏡アダプタ2の接眼部の光学設計の基準となる仕様に対応した距離である。
さらに、システム制御部39は、ズームレンズL1等を駆動する。ズームレンズL1等を移動する制御に応じて光学ズームが行われ、さらに、切出しズームが行われることにより非劣化ズームが行われる(ステップS10)。非劣化ズームにより、被写体距離25cmにおいてフォーカスが合う範囲のズーム倍率の上限(例えば、5.2倍)まで被写体が拡大される。
次に、ユーザインタフェース40におけるシャッターボタンが半押しされる(ステップS11)。シャッターボタンの半押し操作に応じて、システム制御部39は、カメラ信号処理部34の諧調再生部に対して諧調露出を判断させる。この判断の結果、露出が不足していると判断される場合(ステップS12)には、システム制御部39は表示制御部37を制御し、警告の表示を行う。
露出が不足している場合は、試料ステージ3の近傍の光量が不足している、すなわち、LED24が消灯している可能性がある。このため、モニタ38には、例えば「顕微鏡アダプタのLEDを確認してください」と表示される(ステップS13)。表示に応じてユーザは、顕微鏡アダプタ2のLED24をオンすればよい。
さらに、諧調再現部が諧調コントラストを判断してもよい。判断の結果、諧調コントラストが低い場合(ステップS14)に警告の表示がなされてもよい。諧調コントラストが低い場合には、例えば、モニタ38に「顕微鏡アダプタのフォーカスを確認してください」と表示される(ステップS15)。表示に応じてユーザは、顕微鏡アダプタ2と試料ステージ3との距離を調節し焦点をあわせる。
そして、シャッターボタンが全押しされる(ステップS16)。シャッターボタンが全押しされることに応じて撮像が行われる。撮像により得られる画像に対してカメラ信号処理部34によるカメラ信号処理が行われる(ステップS17)。カメラ信号処理は非劣化ズームにより得られるVGAサイズの画像に対して行われる。カメラ信号処理が施された画像データが適宜、メモリ36に記録される。
実施例について説明する。なお、本開示の内容は、下記に説明する実施例に限定されるものではない。
上述したように、微小な物体を、撮像装置を使用して顕微鏡撮影することが行われている。例えば、顕微鏡に対して撮像装置を取り付けた顕微鏡撮像装置が使用されている。しかしながら、顕微鏡撮像装置では、撮像装置を数μm(ミクロン)で精密に上下移動させる必要があり装置自体が高価になる。
近年、小型で汎用のデジタルカメラの撮像素子が、レンズの光学的な解像力の限界に近づくほど著しく高精細化している。この小型のデジタルカメラを利用して、接眼レンズの付いた顕微鏡アダプタで見える光像を手軽に撮像し、半透明な微小生物等を顕微鏡撮像する装置と、その装置に対する適切な制御を行うことができればデジタルカメラの用途が拡大する。例えば、小型のデジタルカメラに対して撮像操作を行うだけで半透明な微小生物等を撮像でき、子供たちの生物科学教育分野への学習意欲の増進に貢献できる。
そこで、実施例では、小型の顕微鏡アダプタを使って接眼レンズの射出瞳から肉眼で観察できる試料の光像を、接眼レンズが装着された状態で撮像すると、従来はぼやけた像でしか撮像できなかったところ、観察したとおりの鮮明な被写体映像を撮像可能にする撮像装置を提供する。実施例における撮像装置をユーザが使用することにより、高精度な調節を必要とし、かつ、大規模で高価な顕微鏡撮像装置を使用しなくても、手軽にだれでも微小な生物等を撮像できる。
なお、実施例におけるMTF(Modulation Transfer Function)とは、変調度伝達関数であり、例えば、光学的な正弦波諧調のコントラストを有する被写体に対する、光学レンズの応答(レスポンス)関数を意味する。また、実施例における非劣化ズームでは、所定の画素ピッチまで所定のコントラストに対する光学レンズのMTF応答が維持される。不透明度100%の通常の被写体の撮像では、MTF応答0.1以上の画素ピッチが解像力の限界となる。
「実施例における顕微鏡アダプタのLEDについて」
実施例における顕微鏡アダプタ2のLED24について説明する。半透明でコントラストの少ない微小な生物等を撮像する際のコントラストを確保するために、LED24は、落射照明の側射照明方式により構成される。実施例における撮像装置1は、高価な撮像装置ではなく普及価格帯の撮像装置を想定している。このような撮像装置におけるフォーカス方式は、一般に位相差AFよりも安価に構成できるコントラストAF方式が用いられる。このため、可能な限りLED24によるコントラストが必要になる。
図11Aは、色温度と黒体放射軌跡との関係を示す。色温度とは、例えば、黒体を燃やしたときの色と温度との関係を利用して、光源からの光の色と同じ色を発する黒体の温度として定義され、単位はK(ケルビン)が使用される。温度と色の軌跡(黒体軌跡)をxy色度図上で表したものを図11Aに示し、その一部を拡大したものを図11Bに示す。
撮像装置1のカメラ信号処理部34が所定のモードで引き込むことが可能な色温度の範囲は、およそ7000Kである。この点を考慮して、色温度5000K中心(色温度の範囲が図11Bの斜線を付した4000K〜6000Kの範囲)のLED24を顕微鏡アダプタ2に設けることが好ましい。
「実施例における光学ズームの選択について」
光学レンズの光学ズームの方式としては、繰り出し式ズーム方式とインナーズーム方式が提案されている。繰り出し式ズーム方式は、光学ズームの際に対物レンズが前進するので、撮像素子32の撮像面から顕微鏡アダプタ2の接眼部までの距離が長くなる。距離がのばされた先に、接眼レンズの射出瞳を支持する円形の支持部が撮影画像の画角内に円形絞りとなって位置するため、光学系31の光学レンズの回折限界解像力が低下する、いわゆる小絞りボケが発生する。このため、撮像素子32の撮像面上で露光する光像が激しくぼやけてしまう。
一方、インナーズーム方式では、光学ズームによって撮像素子32の撮像面と対物レンズ、顕微鏡アダプタ2の接眼部のレンズ射出瞳までの距離が一定で変わらない。このため、ズームインすることで接眼部のレンズの射出瞳内の光像を拡大したときに、接眼部の周囲の円形の支持部を画角外に除外できる。以上から、実施例における光学レンズの光学ズーム方式は、インナーズーム方式が使用される。
「実施例における撮像部について」
例えば、数ミクロンの薄さの生体の被写体は半透明になりコントラストが落ちる。このような被写体を例えば、コントラストAF方式の撮像装置により撮像することから、実施例では光学レンズのMTF応答が例えば、0.7以上となるように撮像部が設定される。
図12Aは、光学レンズのMTF応答が0.7以上得られる撮像素子32の画素ピッチの一例を示すグラフである。図12Aに示すグラフの縦軸は、MTF応答(0〜1までの値)を示す。実施例ではMTF応答が0.7以上となるように撮像素子32の画素ピッチ等が設定される。図12Aに示すグラフの横軸は、収差のない理想的なレンズのMTFに対応する撮像素子の画素ピッチの限界およびMTFの空間周波数(本/mm)を示す。画素ピッチは、白および黒のラインのペアを1本とし、ラインペア本数の2倍の逆数により計算される。例えば、画素ピッチをDとし、空間周波数をUとすると、画素ピッチDは下記の式(1)により規定される。
画素ピッチD=1/(2*空間周波数U)・・・(1)
図12Aでは、画素ピッチとして10ミクロン、5ミクロン、3ミクロン、2ミクロン、1.5ミクロンの目盛が付されている。さらに、図12Aでは、理想レンズのF値の各値でのMTFと撮像素子32の画素ピッチの特性が示されている。特性パラメータとなるレンズの各F値には国際F値列を使用している。
図12Bは、図12Aに基づいて得られる、MTF応答に対応する撮像素子32の画素ピッチの最小限度を示す。図12Bにより示される画素ピッチの値は、歪みのない理想レンズで撮影した場合の各F値での回折限界言い換えればエアリーディスクの直径に等しい値である。図13は、エアリーディスクの直径の一例を示したものである。
実施例における撮像装置1の光学レンズがW端でF2.8とすると、光学ズーム(ズーム倍率は例えば、2.5倍)によりF値が低下する、いわゆるFドロップが生じる。光学ズームによりF値が例えば、F4.0に低下する。ここで、F4.0でMTF応答が0.7以上を確保するには、図12Bに示すように、撮像素子32の画素ピッチ1単位には1辺5ミクロン以上が必要になる。撮像素子32において1辺5ミクロンより微細な撮像画素単位ではMTF応答が0.7以上得られない。
図14は、撮像素子の総画素数の複数のパターンを示し、各総画素数に対応した撮像素子の対角サイズ、有効画素数、1画素ピッチおよび代表的な撮像装置の用途等の一例を示す。また、図14では、各光学系F値で、撮像面で画素劣化しない画素1単位が実際の撮像面ではいくつの画素集合に相当するかを示している。この点については、図15を参照しつつ具体的に説明する。なお、画素集合単位を正の整数にせず正の実数にしているのは、10メガを超える高精細で多画素の撮像面からVGA出力で画素を切り出して電子ズーム拡大する際に、画像処理で露光時の解像度を保ったまま間引き補間処理(リサイズ処理)をすることを考慮したためである。
例えば、撮像装置1の撮像素子32が1/2.33型で総画素数が18Mとする。この場合は、図14に示すように、撮像素子32の1画素ピッチは1.26ミクロンである。上述したように、光学系31におけるカメラレンズは光学ズーム2.5倍でF値はF4.0に低下する。すなわち、実施例において、半透明な被写体を撮影するためにレンズのMTF応答0.7以上を使用する場合には、18メガの撮像素子の1画素サイズ1.27ミクロンの1画素単位では実現不可能であり、少なくとも、画素集合4.0Hx4.0Vを1画素として取り扱い、カメラ信号処理等を行う必要がある。
図15は、レンズのMTF応答と光学ズームによるFドロップが原因で撮像素子面上の結像がぼやける画素ピッチ限界を考慮した切出しズームの範囲の制御を説明するための図である。
図15の下段から順に、光学レンズの光学ズーム2.5倍のレンズF値4.0で撮像する様子、1/2.3型で総画素数18メガの撮像素子32の撮像面からの切り出しエリアサイズ、画素の間引き補間による撮像エリアから出力サイズへのリサイズ処理、VGAサイズ画像出力、画像表示部における表示例、画像表示部の1個の半透明な生体の微小被写体像の一例をそれぞれ示している。
また、図15の左から右に向かって、VGAサイズ画像を出力する場合に、撮像素子32の撮像面の18Mサイズ全エリアを使って撮像する場合、4.9Mサイズエリアを使って撮像する場合、VGAサイズを使って撮像する場合、を示している。
18Mサイズ全エリアを使って撮像し、リサイズ処理でVGAサイズ画像を出力する場合は、撮像面の水平1辺4968画素を使用する。VGAサイズ画像出力の1画素に相当する撮像面上の18Mサイズの1画素集合単位は1辺8画素の8Hx8V画素集合単位になり(4968/640)、1画素1.26ミクロンの8倍の長さで1辺10.8ミクロンの画素集合単位になる。この値は、レンズの光学ズームによるMTF応答0.7に必要な画素ピッチ(5ミクロン)を十分超えているのでMTF応答0.7以上を確保できると判断される。
18M画素サイズから4.9M画素エリアを使って撮像し、リサイズ処理でVGAサイズ画像を出力する場合は、撮像面の水平1辺2560画素を使用する。VGAサイズ画像出力の1画素に相当する撮像面上の4.9Mサイズの1画素集合単位は1辺4画素の4Hx4V画素集合単位になり(2560/640)、18M撮像素子1画素1.26ミクロンの4倍の長さで1辺5.04ミクロンの画素集合単位になる。この値は、レンズの光学ズームによるMTF応答0.7に必要な画素ピッチ(5ミクロン)と略等しいので撮像素子面上の4.9M画素エリアはMTF応答0.7以上を確保できると判断される。
18M画素サイズからVGAサイズの画素エリアを使って撮像し、VGAサイズ画像を出力する場合は、撮像面の水平1辺640画素を使用する。VGAサイズ画像出力の1画素に相当する撮像面上のVGAサイズの1画素集合単位は1辺1画素の1Hx1V画素集合単位になり、18M撮像素子1画素1.26ミクロンそのままの長さで1辺1.26ミクロンの1画素単位になる。この値は、レンズの光学ズームによるMTF応答0.7に必要な画素ピッチ5ミクロンより小さいので、撮像素子面上のVGA画素エリアからの切り出しはMTF応答0.7以上を確保できずコントラストが薄れてしまうと判断される。そして、得られる像が被写体の個々の構成要素が判別できない不明瞭な像となるおそれがある。
すなわち、半透明な被写体を撮影する際に、切出しズームにより光学レンズのMTF応答0.7以上を確保してVGA出力する場合には、切出しズームは4.9M画素エリアが切り出しサイズの下限となる。ズーム倍率が水平画素数の比で定義されることから、MTF応答0.7を維持できる切出しズームのズーム倍率の限界は、
18M画素の水平1辺の画素数(4968画素)/4.9M画素の水平1辺の画素数(2560画素)=約2倍、となる。
図16は、光学ズームおよび切出しズームの併用による非劣化ズームの制御を模式的に示したものである。これまで説明してきたように、18Mで1/2.3型、1画素1.26ミクロンの撮像素子を搭載し、光学ズーム(ズーム倍率2.5倍)によりF2.8がF4.0にFドロップするインナーズーム方式の光学レンズを搭載する撮像装置では、顕微鏡アダプタで半透明な生体の微小な被写体を画素非劣化ズームで撮影するために、顕微鏡アダプタ撮像モードに適したズーム制御が必要とされる。
コントラスト0.7以上で撮像可能なのは画素集合単位でのコントラスト落ちのない限界である切出しズーム2.0倍、光学レンズでのF値4.0への落ちにとどまる光学ズーム2.5倍の範囲がズーム制御の限界となる。この範囲を超えた光学ズームおよび切出しズームによる拡大は、半透明でコントラストに乏しい生体の微小な被写体を顕微鏡アダプタの接眼部のレンズ射出瞳から肉眼で見たとおりに撮影することはできず、ぼやけた画像になる。すなわち、実施例では、半透明な被写体を撮像する顕微鏡アダプタ撮像モードでは、光学ズーム(2.5倍)と切出しズーム(2倍)とを併用した非劣化ズームのズーム倍率5倍までがズーム範囲として設定される。顕微鏡アダプタ撮像モードが設定された場合に、このズーム範囲が例えばモニタ38に表示される。実施例におけるその他の処理は一実施形態で説明した内容を適用できる。
<2.変形例>
以上、本開示の実施形態について具体的に説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
顕微鏡アダプタ撮像モードの設定は、ユーザインタフェースに限られない。例えば、加速度センサやジャイロセンサにより撮像装置をアクリル板等に載置したときの傾きを検出し、検出の結果に応じて顕微鏡アダプタモードが自動で設定されるようにしてもよい。撮像装置と顕微鏡アダプタとが近接無線通信を行い、通信による認証等を通じて顕微鏡アダプタ撮像モードが自動で設定されるようにしてもよい。
本開示における撮像装置は、携帯電話やスマートフォン、タブレット型のコンピュータ等に備え付けられたものであってもよい。
さらに、本開示は、装置に限らず、方法、プログラム、プログラムが記録された記録媒体として実現することができる。
なお、実施形態および変形例における構成および処理は、技術的な矛盾が生じない範囲で適宜組み合わせることができる。例示した処理の流れにおけるそれぞれの処理の順序は、技術的な矛盾が生じない範囲で適宜、変更できる。
本開示は、例示した処理が複数の装置によって分散されて処理される、いわゆるクラウドシステムに対して適用することもできる。実施形態および変形例において例示した処理が実行されるシステムであって、例示した処理の少なくとも一部の処理が実行される装置として、本開示を実現することができる。
本開示は、以下の構成をとることもできる。
(1)
所定の撮像モードに設定されることを検出する検出部と、
前記撮像モードが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、被写体距離を固定としてズーム制御を行う制御部と
を備える制御装置。
(2)
前記所定のズーム方式として非劣化ズームが設定される
(1)に記載の制御装置。
(3)
前記非劣化ズームは、光学ズームおよび切出しズームの少なくとも一方によるズームである
(2)に記載の制御装置。
(4)
前記制御部は、固定とされる前記被写体距離においてフォーカスが合うように前記ズーム制御を行う
(1)乃至(3)の何れかに記載の制御装置。
(5)
前記制御部は、固定とされる前記被写体距離においてフォーカスが合うように、光学系における複数のレンズを駆動する制御を行う
(4)に記載の制御装置。
(6)
前記制御部は、前記ズームの拡大率を設定する
(4)または(5)に記載の制御装置。
(7)
前記制御部は、前記拡大率を、所定の装置を介して得られる像の周辺が撮像画角から除外される拡大率以上に設定する
(6)に記載の制御装置。
(8)
前記被写体距離は、明視距離に対応する距離に固定される
(1)乃至(7)の何れかに記載の制御装置。
(9)
前記明視距離に対応する距離は、25センチメートルである
(8)に記載の制御装置。
(10)
前記撮像モードは、顕微鏡アダプタを使用する撮像モードである
(1)乃至(9)の何れかに記載の制御装置。
(11)
所定の撮像モードに設定されることを検出し、
前記撮像モードが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、
被写体距離を固定としてズーム制御を行う
制御装置における制御方法。
(12)
撮像部と、
所定の撮像モードに設定されることを検出する検出部と、
前記撮像モードが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、被写体距離を固定としてズーム制御を行う制御部と
を備える撮像装置。
(13)
接写撮像用の補助光部を備え、
前記撮像モードが設定されることに応じて、前記接写撮像用の補助光部の発光が禁止される(12)に記載の撮像装置。
(14)
オートフォーカス補助光部を備え、
前記撮像モードが設定されることに応じて、前記オートフォーカス補助光部の発光が禁止される(12)または(13)に記載の撮像装置。
1・・・撮像装置
2・・・顕微鏡アダプタ
31・・・光学系
34・・・カメラ信号処理部
38・・・モニタ
39・・・システム制御部
44・・・レンズ駆動部
46・・・AF補助光部
47・・・接写撮像用補助光部

Claims (14)

  1. 所定の撮像モードに設定されることを検出する検出部と、
    前記撮像モードが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、被写体距離を固定としてズーム制御を行う制御部と
    を備える制御装置。
  2. 前記所定のズーム方式として非劣化ズームが設定される
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記非劣化ズームは、光学ズームおよび切出しズームの少なくとも一方によるズームである
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、固定とされる前記被写体距離においてフォーカスが合うように前記ズーム制御を行う
    請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、固定とされる前記被写体距離においてフォーカスが合うように、光学系における複数のレンズを駆動する制御を行う
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記ズームの拡大率を設定する
    請求項4に記載の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記拡大率を、所定の装置を介して得られる像の周辺が撮像画角から除外される拡大率以上に設定する
    請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記被写体距離は、明視距離に対応する距離に固定される
    請求項1の記載の制御装置。
  9. 前記明視距離に対応する距離は、25センチメートルである
    請求項8に記載の制御装置。
  10. 前記撮像モードは、顕微鏡アダプタを使用する撮像モードである
    請求項1に記載の制御装置。
  11. 所定の撮像モードに設定されることを検出し、
    前記撮像モードが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、
    被写体距離を固定としてズーム制御を行う
    制御装置における制御方法。
  12. 撮像部と、
    所定の撮像モードに設定されることを検出する検出部と、
    前記撮像モードが設定されることに応じて所定のズーム方式を設定し、被写体距離を固定としてズーム制御を行う制御部と
    を備える撮像装置。
  13. 接写撮像用の補助光部を備え、
    前記撮像モードが設定されることに応じて、前記接写撮像用の補助光部の発光が禁止される請求項12に記載の撮像装置。
  14. オートフォーカス補助光部を備え、
    前記撮像モードが設定されることに応じて、前記オートフォーカス補助光部の発光が禁止される請求項12に記載の撮像装置。
JP2013043757A 2013-03-06 2013-03-06 制御装置、制御方法および撮像装置 Pending JP2014174185A (ja)

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