JP2014171095A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単位構造部を低姿勢を維持しながら小型化することが可能な電波反射体を備えるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】グランド板(11)及びグランド板(11)に対向する形態で配置された周波数選択板(12)を備える電波反射体(10−1)と、電波反射体(10−1)上に配置されたアンテナ(20)と、を備える。周波数選択板(12)は、誘電体(13)を介して複数の周波数選択層を重ね合わした構成を有する。各周波数選択層は、辺長がLの正方外周縁をもつ導体(14a,14b)をギャップgを介して縦横に周期配列させた構成を有し、隣接した周波数選択層の導体(14a,14b)は、互いに縦横方向に0〜0.5T(T=L+g)だけずれるように位置される。
【選択図】図5

Description

本発明は、入射波を位相を回転させることなく反射することが可能な電波反射体を備えるアンテナ装置に関する。
アンテナの放射ビームに単一方向の指向性を持たせるための手段として反射板が用いられる。一般的にこの反射板は金属板から構成され、それによる反射波は、入射波に対して180度位相反転される電気壁特性を有する。従って、使用周波数帯の中心周波数fの波長をλ、アンテナ高をhとすると、h≒λ/4の場合に利得が最大となり、hが低くなるにつれて、180度位相反転された反射波の影響により利得の低下を引き起こす。
そこで近年、周波数選択板(FSS : Frequency Selective Surface)を用いた人工磁気壁(AMC : Artificial Magnetic Conductor)によるアンテナの低姿勢化が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
すなわち、周波数選択板は、本来はある周波数の電波のみを透過あるいは反射する機能を有するものであるが、この周波数選択板を地板から一定の距離をおいて配置することにより、入射波をその位相を回転させることなく反射することが可能となる。そのため、このような構成の人工磁気壁を使用すれば、従来の電気壁ではλ/4程度必要であったアンテナと地板との距離を低減することができ、その結果、アンテナの低姿勢化が可能となる。
なお、周波数選択板をビアを介して地板と短絡させるようにした構造でも同様の反射特性を得ることができるので、この構造についても広く研究されている。
Yuki Kawakami, et al. ,"Low-Profile Design of MetasurfaceConsidering FSS Filtering Characteristics". IEICE, Trans. Commun., vol. E95-B, No.2, Feb. 2012.
図19は、従来から広く検討されている電波反射体の部分拡大平面図である。また、図20は、図19のIII−III線による断面図である。この電波反射体は、グランド板(地板)101と、該グランド板101から高さhAMCだけ離隔した部位おいてギャップgAMCを介して縦横方向に周期配列した一辺がLAMCの正方形状パッチ導体102と、これらのパッチ導体102をグランド板101に接続する金属ビア103とを備えている。したがって、この電波反射体は、一点鎖線で囲まれた単位構造部100を集合した構成を有する。
図21に、hAMC=0.045λ、gAMC=0.003λ、LAMC=0.12λとした場合における単位構造部100の反射位相特性を示す。なお、この反射位相特性は、金属ビア103を除いたときのものである。この反射位相特性に示すように、使用周波数がfのときに、反射位相φが0度となる。また、反射位相φが−90〜+90度となる周波数帯域幅は0.29fとなる。なお、同様の特性を示す構造パラメータの組合せはこの限りではなく、無数に存在する。
この従来の電波反射体によれば、パッチ導体102の一辺の長さLAMCを小さくして単位構造部100の面積を小さくすることにより、人工磁気壁構造を有する単位構造部100の周期配置の自由度を上げることができる。これは、様々なグランド板101の形状に適用できるという利便をもたらす。
しかしながら、この電波反射体においては、パッチ導体102の一辺の長さLAMCを小さくするに伴ってhAMCを高くしていく必要があるため、低姿勢を維持できないことになる。したがって、この電波反射体は、アンテナ装置に適用する上で不利である。
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであり、その目的は、単位構造部を低姿勢を維持しながら小型化することが可能な電波反射体を備えるアンテナ装置を提供することにある。
本発明は、グランド板及び該グランド板に対向する形態で配置された周波数選択板(FSS : Frequency Selective Surface)を備える電波反射体と、前記電波反射体上に配置されたアンテナと、を備える。
前記周波数選択板は、誘電体を介して複数の周波数選択層を重ね合わした構成を有し、前記各周波数選択層は、辺長がLの正方外周縁をもつ導体をギャップgを介して縦横に周期配列させた構成を有する。
隣接した前記周波数選択層の前記導体は、互いに前記縦横方向に0〜0.5T(T=L+g)だけずれるように位置されている。
前記導体として、例えば、正方形状のパッチ導体が使用される。また、前記導体として、前記正方外周縁に沿ったループを有するものを使用しても良い。
前記導体は、誘電体基板にプリント形成することができる。また、前記アンテナとしては、例えば、ダイポールアンテナが使用される。
本発明によれば、従来と同等の反射位相特性を実現しながら、かつ、低姿勢を維持しながら電波反射体における単位構造部を大幅に小型化することが可能である。単位構造部の小型化は、電波反射体の形状の自由度を向上する上で有利である。
本発明に係るアンテナ装置に使用される電波反射体の構成例を示す部分拡大平面図である。 図1のI−I線による断面図である。 単位構造部の反射位相の周波数特性を示すグラフである。 単位構造部を二次元平面状にN段周期配列した電波反射体を示す平面図である。 本発明に係るアンテナ装置の実施形態を示す断面図である。 図5のアンテナ装置のVSWR特性を示すグラフである。 図5のアンテナ装置の中心周波数における電界面及び磁界面の放射パターンをそれぞれ示すグラフである。 ループ状導体を用いた電波反射体の構成例を示す部分拡大平面図である。 図8のII―II線による断面図である。 一方のループ状導体を使用した場合と双方のループ状導体を使用した場合の単位構造部の反射位相特性をそれぞれ示すグラフである。 一方のパッチ導体14bを、他方のパッチ導体の位置からx,y方向にそれぞれシフトした状態を示す図である。 パッチ導体のx方向移動量と、反射位相が0度となる周波数との関係を示すグラフである。 パッチ導体のy方向移動量と、反射位相が0度となる周波数との関係を示すグラフである。 三層構造の周波数選択板を用いた解析モデルを示す概念図である。 四層構造の周波数選択板を用いた解析モデルを示す概念図である。 周波数選択板の層数の増加と、反射位相φが0度となる周波数との関係を示すグラフである。 正方形状のグランド板に単位構造部を配列して構成した電波反射体を示す平面図である。 円形状のグランド板に単位構造部を配列して構成した電波反射体を示す平面図である。 従来の電波反射体の部分拡大平面図である。 図19のIII−III線による断面図である。 図19に示す単位構造部の反射位相特性を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係るアンテナ装置に使用される電波反射体10−1の部分拡大平面図である。また、図2は、図1のI−I線による断面図である。人工磁気壁(AMC : Artificial Magnetic Conductor)を構成するこの電波反射体10−1は、グランド板(地板)11と、該グランド板11に対向する形態で配置された周波数選択板(FSS : Frequency Selective Surface)12とを備えている。
周波数選択板12は、グランド層11から高さhだけ離隔して位置している。この周波数選択板12は、誘電体基板13の一方の面上に辺長がLの正方形状パッチ導体14aをギャップgを介して縦横方向(x,y方向)に周期的に配列形成し、また、誘電体基板13の他方の面上に同形状のパッチ導体14bを同様の形態で配列形成した構成を有する。
この周波数選択板12において、各パッチ導体14aは第1の周波数選択層を、また、各パッチ導体14bは第2の周波数選択層をそれぞれ構成している。
第1の周波数選択層は、第2の周波数選択層よりもtだけ上方に位置している。また、各パッチ導体14bは、図示のように、該各パッチ導体14aに対してx,y方向にそれぞれ0.5T(T=L+g)だけずれて位置している。
本実施形態においては、誘電体基板13として、比誘電率εが1以上で誘電正接tanδが0以上のものが使用されている。そして、パッチ導体14a,14bは、エッチング等の手法によってこの誘電体基板11にプリント形成されている。
電波反射体10−1は、一点鎖線で示す境界線(PBC : Periodic Boundary Condition)で囲まれた単位構造部10Aをx,y方向に周期的に配列した構成を有している。
ここで、一例として、図19に示した従来の電波反射体の単位構造部のパラメータ値を参照し、h=0.045λ(λ0は、使用周波数帯の中心周波数fの波長)、g=0.003λ、t= 0.0024λ、ε=4.3、tanδ=0.02、L=0.03λとし、単位構造部10Aが二次元平面状に無限周期で配列している場合について考察する。
図3は、上記のような条件における単位構造部10Aの反射位相φの周波数特性のシミュレーション結果を示す。図から明らかなように、目的の周波数fにおいてφ=0度となる。また、この特性に基づき、φ=−90〜+90度となる周波数帯域幅は0.284fと算出される。つまり、単位構造部10Aによれば、図19に示す従来の電波反射体の単位構造部100とほぼ同等の特性が得られる。
一方、単位構造部10Aによれば、従来の単位構造部100における金属パッチ102の一辺の長さLAMC= 0.12λと比較して、面積比においては94%の小型化を実現することができる。また、本実施形態では、第1、第2の周波数選択層間の距離t=0.0024λとしたが、この距離tを0.0024λよりも小さくすることでさらに小型にすることができる。
図4に、単位構造部10Aを二次元平面状にN段周期配列した電波反射体10−1を示す(N=2〜∞)。
図5に、上記構成の電波反射体10−1上にダイポールアンテナ20を配置した本発明に係るアンテナ装置の実施形態を示す。このアンテナ装置によれば、グランド板11からのダイポールアンテナ20の高さをhANTを0.075λに設定したときに、図6に示すようなVSWR(定在波比)特性が得られる。この特性から、VSWR < 2以下となる周波数帯域は13%と算出され、これは、低姿勢であっても良好な特性が得られることを示している。
図7は、本実施形態のアンテナ装置の周波数fにおける電界面及び磁界面の放射パターンをそれぞれ実線及び点線で示す。この図から明らかなように、本実施形態のアンテナ装置の利得はピーク値で10.2dBiある。これは、電波反射体10−1が磁気壁として有効に動作していることを示している。なお、ダイポールアンテナ20とは異なる他のアンテナ、例えば、ループアンテナ、スパイラルアンテナ等を使用した場合でも、同様の特性を得ることができる。
図1のパッチ導体14a,14bに代えて、図8に示すようなループ状導体15a,15bを用いることも可能である。なお、図9は、図8のII―II線による断面図を示す。
図10には、ループ状導体15a,15bの一方のみを使用した場合の単位構造部の反射位相特性が点線で示され、また、上記ループ状導体15a,15bの双方を用いた単位構造部10Bの反射位相特性が実線で示されている。なお、図10の横軸は、ループ状導体15aのみを使用した場合に反射位相φが0度となる周波数fによって周波数を規格化している。
この反射位相特性から、ループ状導体15a,15bを用いた単位構造部10Bの共振周波数は、それらの一方のみを用いた場合のそれの0.62倍となる、これは、ループ状導体15a,15bを用いた単位構造部10Bがそれらの一方を用いた単位構造部よりも小型化できることを示している。
前記したように、図1の単位構造部10Aでは、各パッチ導体14bが各パッチ導体14aに対してx,y方向にそれぞれ0.5T(T=L+g)だけずれて位置している。この関係は、図8の単位構造部10Bでも同様である。
しかし、図1の単位構造部10Aは、パッチ導体14a,14bのずれを0.5Tよりも小さくした場合(ずれ0の場合も含む)でも、パッチ導体14a,14bの一方のみを用いて構成したものよりは小型化することができる。このことは、図8の単位構造部10Bでも同様である。以下、その理由を説明する。
図11に、パッチ導体14bを、パッチ導体14aの位置からx,y方向にそれぞれΔdx, Δdyだけシフトしたモデルを示す。Δdx=Δdy=0は、パッチ導体14a,14bが同じ位置に配置されている場合であり、Δdx=Δdy= 0.5Tは、図1におけるパッチ導体14a,14bの配置形態と同じになる。
図12、図13は、入射波の電界の向きをx方向とした場合における、Δdx,Δdyの変化と周波数との関係を示す。具体的には、図12は、Δdy=0,Δdy=0.5Tにそれぞれ固定した状態でのΔdxの変化と反射位相φが0度となる周波数との関係を示す。また、図13は、Δdx=0,Δdx=0.5Tにそれぞれ固定した状態でのΔdyの変化と反射位相φが0度となる周波数との関係を示す。なお、図12、13における縦軸の周波数は、パッチ導体14a、14Bのいずれか一方のみを使用したときに反射位相φが0度となる周波数fAMCで規格化している。
図12から、パッチ導体14a,14bを電界方向と同じ方向に半周期T/2だけ相対的にずらしたときに単位構造部10Aを最も小型化できることが認識される。また、図13から、パッチ導体14a,14bを磁界方向に相対的にずらすことは単位構造部10Aの小型化に寄与しないことが認識される。そのため、電界方向にずらす距離を変えることでパッチ導体14a,14bの大きさを調整することが可能である。
この結果、扱う偏波が単偏波の場合には、パッチ導体14a,14bを偏波方向に半周期T/2だけ相対的にずらすのみで単位構造部10Aを最も小型化できることになり、また、偏波を共用する場合や円偏波の場合には、パッチ導体14a,14bをx,y方向にそれぞれ半周期T/2だけ相対的にずらすことで単位構造部10Aを最も小型化できることになる。
なお、ループ状導体15a,15bを用いた図8に示す単位構造部10Bの場合も同様である。
図1に示した実施形態における周波数選択板12は、各パッチ導体14aを含む第1の周波数選択層と、各パッチ導体14bを含む第2の周波数選択層とを備えている。しかし、このような二層構造の周波数選択板12に代えて、三層以上の周波数選択層を持つ構造の周波数選択板を使用することができ、これによって、さらなる単位構造部10Aの小型化が可能となる。
図14及び図15に、三層構造の周波数選択板を用いた解析モデル及び四層構造の周波数選択板を用いた解析モデルをそれぞれ示す。図14に示すパッチ導体14a,14b及び14cは、同一のサイズを有し、かつ、それらの上下方向の相互間隔が図2に示すtに設定されている。そして、隣接するパッチ導体14a,14bは互に半周期T/2ずれて位置され、また、隣接するパッチ導体14b,14cも互いに半周期T/2ずれて位置されている。図15に示すパッチ導体14a,14b,14c及び14dの配置形態等も上記に準じている。
図16は、周波数選択板の層数の増加(一層から四層)と、反射位相φが0度となる周波数との関係を示す解析結果である。なお、この図16における縦軸の周波数は、同じサイズのパッチ導体を含む一層構造の周波数選択板が使用されたときに反射位相φが0度となる周波数fAMCによって規格化されている。
この図16から、周波数選択板の層数が増えるにつれて反射位相φが0度となる周波数が下がること、つまり、単位構造部10Aのさらなる小型化が可能になることがわかる。さらに層数を増やせば同様に小型化される。層数を増やした周波数選択板の場合においても、隣接する層のパッチ導体相互を電界方向に半周期ずつシフトすることによって単位構造部10Aを最も小型化することが可能となる。
ここでは、パッチ導体を用いる場合について述べたが、ループ状導体(図8参照)を用いる場合においても、周波数選択板の層数を増加することによって同様に小型化が可能となる。
上記のように、図1に示す電波反射体10−1を構成する単位構造部10Aは、従来の電波反射体の単位構造部に比して小型化することができる。したがって、例えば、図17に例示するような正方形状のグランド板11Aに単位構造部10Aを密に配列して電波反射体10−2を構成することができ、また、図18に例示するような円形のグランド板11Bの円弧上周縁部に沿って単位構造部10Aを配列して、電波反射体10−3を構成することができる。すなわち、大きな単位構造部の配置が困難なスペースであっても、小型化された単位構造部10Aをそのようなスペースに配列することが可能になる。
なお、図2及び図9に示す実施形態では、パッチ導体14a、14b間及び15a,15b間に介在させる誘電体として誘電体基板13を使用しているが、その誘電体として空気を用いることも可能である。
10−1,10−2,10−3 電波反射体
10A,10B 単位構造部
11 グランド板
12 周波数選択板
13 誘電体基板
14a,14b,14c,14d パッチ導体
15a,15b ループ状導体
20 ダイポールアンテナ
本発明は、グランド板及び該グランド板に対向する形態で配置された周波数選択板(FSS : Frequency Selective Surface)を備える電波反射体と、前記電波反射体上に配置されたアンテナと、を備える。
前記周波数選択板は、誘電体を介して複数の周波数選択層を重ね合わした構成を有し、前記各周波数選択層は、辺長がLの正方外周縁をもつ導体をギャップgを介して縦横に周期配列させた構成を有する。
一態様として、隣接した一方及び他方の前記周波数選択層に配列された前記導体は、入射波の電界方向に相対的にずれて位置される。前記導体の前記電界方向への相対的なずれは、前記電界方向が前記導体の辺の方向に一致している場合に、0.5T(T=L+g)に設定される。
図11に、パッチ導体14bを、パッチ導体14aの位置からx,y方向にそれぞれΔdx, Δdyだけシフトしたモデルを示す。Δdx=Δdy=0は、パッチ導体14a,14bが同じ位置に配置されている場合であり、Δdx=Δdy= 0.5Tは、図1におけるパッチ導体14a,14bの配置形態と同じになる。
図12、図13は、入射波の電界の向きをx方向とした場合における、Δdx,Δdyの変化と周波数との関係を示す。具体的には、図12は、Δdy=0,Δdy=0.5Tにそれぞれ固定した状態でのΔdxの変化と反射位相φが0度となる周波数との関係を示す。また、図13は、Δdx=0,Δdx=0.5Tにそれぞれ固定した状態でのΔdyの変化と反射位相φが0度となる周波数との関係を示す。なお、図12、13における縦軸の周波数は、パッチ導体14a、14のいずれか一方のみを使用したときに反射位相φが0度となる周波数fAMCで規格化している。

Claims (5)

  1. グランド板及び該グランド板に対向する形態で配置された周波数選択板(FSS : Frequency Selective Surface)を備える電波反射体と、
    前記電波反射体上に配置されたアンテナと、を備え、
    前記周波数選択板は、誘電体を介して複数の周波数選択層を重ね合わした構成を有し、
    前記各周波数選択層は、辺長がLの正方外周縁をもつ導体をギャップgを介して縦横に周期配列させた構成を有し、
    隣接した前記周波数選択層の前記導体は、互いに前記縦横方向に0〜0.5T(T=L+g)だけずれるように位置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記導体は、正方形状のパッチ導体である請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記導体は、前記正方外周縁に沿ったループを有するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記導体を誘電体基板にプリント形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記アンテナがダイポールアンテナである請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナ装置。
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