JP2014169742A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014169742A
JP2014169742A JP2013041611A JP2013041611A JP2014169742A JP 2014169742 A JP2014169742 A JP 2014169742A JP 2013041611 A JP2013041611 A JP 2013041611A JP 2013041611 A JP2013041611 A JP 2013041611A JP 2014169742 A JP2014169742 A JP 2014169742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing device
rolling element
outer race
race
impact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013041611A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6270014B2 (ja
Inventor
Takumi Tsukanaka
卓望 塚中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013041611A priority Critical patent/JP6270014B2/ja
Publication of JP2014169742A publication Critical patent/JP2014169742A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6270014B2 publication Critical patent/JP6270014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】衝撃に対する耐性が高められた軸受装置を提供すること。
【解決手段】軸受装置は、環状のアウターレースと、環状であり、アウターレースの内側に配置された、インナーレースと、インナーレースとアウトーレースとの間に配置されたセラミック製の転動体と、転動体と前記アウターレースとの間、及び、前記転動体と前記インナーレースとの間にそれぞれ配置された、緩衝材とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸受装置に関する。
軸受装置には、衝撃等が加わる場合がある。
上記に関連して、特許文献1(特開平6−51227号公報)には、回転体の固定構造が開示されている。この回転体の固定構造は、固定軸と、固定軸に遊嵌し少なくとも動圧空気を用いる軸受構造により回転可能な回転体と、固定軸と回転体を収容するケースと、回転体を固定する固定手段とを備える。ケースはケースの一部が変形可能なケース変形部を有する。固定手段はケース全体を包込み密封状態にする袋部材を有する。この固定構造は、袋部材内の空気を排出し、ケースを変形させ回転体を固定することを特徴とする。
特開平6−51227号公報
軸受装置として、セラミック軸受が用いられる場合がある。セラミック軸受は、転動体としてセラミックが用いられた軸受装置である。セラミック軸受は、耐焼付き性等にすぐれる。しかしながら、転動体の延性が低いため、衝撃などが加わった場合に、脆性破壊しやすい。そのため、衝撃などが加わり難い環境で使用される必要がある。加えて、用途によっては、使用時には衝撃などが加わり難い場合であっても、保管時(移動時)などに衝撃が加わる場合がある。保管時に衝撃が加わるような場合、使用時には衝撃などが加わらなくとも、セラミック軸受を利用することができない。
また、スチール軸受についても、保管時の衝撃によりフレッティング磨耗が生じることがある。このことから、軸受装置としてスチール軸受を使用する場合も、保管時の衝撃を考慮する必要がある。
そこで、本発明の課題は、衝撃に対する耐性が高められた軸受装置を提供することにある。
本発明に係る軸受装置は、環状のアウターレースと、環状であり、前記アウターレースの内側に配置された、インナーレースと、インナーレースとアウトーレースとの間に配置されたセラミック製の転動体と、転動体と前記アウターレースとの間、及び、前記転動体と前記インナーレースとの間にそれぞれ配置された、緩衝材とを備える。
本発明によれば、衝撃に対する耐性が高められた軸受装置が提供される。
図1は、ジェットエンジンを示す概略図である。 図2は、第1の実施形態に係る軸受装置を示す概略図である。 図3は、第2の実施形態に係る軸受装置を示す概略図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では、ジェットエンジンに用いられる軸受装置について説明する。図1は、ジェットエンジン2を示す概略図である。ジェットエンジン2には、シャフト3が設けられている。このシャフト3が、本実施形態に係る軸受装置4によって、回転可能に支持されている。
ジェットエンジン2は、製造されてから、長期間、保管されることがある。また、保管中に移動させられることも多い。すなわち、ジェットエンジン2に搭載される軸受装置4は、保管中(移動中)に衝撃などを受け易い。このことから、ジェットエンジン2用の軸受装置4には、衝撃に対する耐性が強く求められる。
図2は、軸受装置4を示す概略図である。図2に示されるように、軸受装置4は、インナーレース7(内輪)、アウターレース5(外輪)、転動体6、及び緩衝材9を備えている。
インナーレース7及びアウターレース5は、それぞれ、環状である。アウターレース5は、機体構造8(ハウジング)によって支持されている。インナーレース7は、アウターレース5の内側に配置されている。インナーレース7の外周面とアウターレース5の内周面とは、対向している。インナーレース7の内側には、シャフト3が通されている。
転動体6は、セラミック製である。転動体6は、アウターレース5とインナーレース7との間に配置されている。転動体6により、インナーレース7は、回転可能となっている。転動体6としては、いわゆる円筒ころが用いられてもよいし、球状のものが用いられてもよい。
緩衝材9は、転動体6に加わる衝撃力を緩和するために設けられている。緩衝材9は、転動体6とアウターレース5との間、及び、転動体6とインナーレース7との間のそれぞれに、配置されている。
緩衝材9には、更に、ワイヤ10の一端が連結されている。ワイヤ10の他端は、軸受装置4の外部に配置されている。ワイヤ10は、緩衝材9を除去する緩衝材除去部材として機能する。すなわち、ワイヤ10の他端を引っ張ることにより、緩衝材9を軸受装置4から除去することが可能である。
続いて、軸受装置4の動作方法について説明する。
ジェットエンジン2は、製造されてから使用されるまでの間、保管される。保管中に、軸受装置4に衝撃が加わる場合がある。衝撃が加わったとしても、緩衝材9が設けられているため、転動体6の破壊が防止される。
一方、ジェットエンジン2の運用時には、まず、ワイヤ10が引っ張られ、緩衝材9が除去される。緩衝材9の除去後、ジェットエンジン2が稼動し、シャフト3が回転させられる。緩衝材9が除去されているので、緩衝材9によりシャフト3の回転が妨げられることはない。
以上説明したように、本実施形態によれば、緩衝材9が設けられているため、セラミック軸受を用いる場合であっても、保管中の衝撃により転動体6が破壊されることが防止される。
また、本実施形態によれば、ワイヤ10が設けられているため、緩衝材9を簡単に除去することが可能となる。
尚、本実施形態では、軸受装置4が、ジェットエンジン2に用いられる場合について説明した。ジェットエンジン2に設けられる軸受装置4は、高温環境下で使用される。そのため、耐焼付き性に優れるセラミック軸受の適用が望まれる。しかしながら、ジェットエンジン2に搭載される軸受装置4は、保管期間が長くなり易い。そのため、保管中に衝撃が加わる回数が多くなり易い。衝撃による転動体6の破壊を防止できなければ、セラミック軸受をジェットエンジン2に適用することは困難である。この点に関し、本実施形態では、保管中の衝撃による転動体6の破壊が防止される。従って、本実施形態は、ジェットエンジン2に搭載される軸受装置4に好適に適用される。但し、他の用途に軸受装置4を使用することも可能である。
また、本実施形態は、セラミック軸受について好適に適用されるが、スチール軸受に適用することも可能である。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。図3は、本実施形態に係る軸受装置4を示す概略図である。本実施形態では、ワイヤ10が設けられていない。また、緩衝材9の材質が工夫されている。その他の点については、第1の実施形態と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
ジェットエンジン2の運転開始時には、軸受装置4が高温環境下に置かれる。そこで、本実施形態では、緩衝材9として、運転開始時における温度上昇により溶解するようなものが用いられる。
緩衝材9は、固形状である。この緩衝材9により、第1の実施形態と同様に、衝撃などを緩和することができ、転動体6の破壊を防止することができる。一方、ジェットエンジン2の運転開始時には、温度上昇に伴い、緩衝材9が溶解する。これにより、緩衝材9が、自然に除去される。緩衝材9を除去するために要する負担を軽減することができる。
以上、本発明について、第1及び第2の実施形態を用いて説明した。尚、これらの実施形態は独立するものではなく、矛盾のない範囲内で組み合わせて用いることも可能である。
2 ジェットエンジン
3 シャフト
4 軸受装置
5 アウターレース
6 転動体
7 インナーレース
8 機体構造
9 緩衝材
10 ワイヤ

Claims (4)

  1. 環状のアウターレースと、
    環状であり、前記アウターレースの内側に配置された、インナーレースと、
    前記インナーレースと前記アウトーレースとの間に配置されたセラミック製の転動体と、
    前記転動体と前記アウターレースとの間、及び、前記転動体と前記インナーレースとの間にそれぞれ配置された、緩衝材と、
    を具備する
    軸受装置。
  2. 請求項1に記載された軸受装置であって、
    更に、
    前記緩衝材を除去する、緩衝材除去部材、
    を具備する
    軸受装置。
  3. 請求項2に記載された軸受装置であって、
    前記緩衝材除去部材は、一端で前記緩衝材に連結されたワイヤ、
    を含んでいる
    軸受装置。
  4. 請求項1に記載された軸受装置であって、
    前記緩衝材は、運転開始時における温度上昇により、溶解する
    軸受装置。
JP2013041611A 2013-03-04 2013-03-04 軸受装置 Active JP6270014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013041611A JP6270014B2 (ja) 2013-03-04 2013-03-04 軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013041611A JP6270014B2 (ja) 2013-03-04 2013-03-04 軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014169742A true JP2014169742A (ja) 2014-09-18
JP6270014B2 JP6270014B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=51692267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013041611A Active JP6270014B2 (ja) 2013-03-04 2013-03-04 軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6270014B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016102523A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 シン−イル プレシジョン カンパニー リミテッドShin−Il Precision Co.,Ltd 複合旋回ベアリング

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3501207A (en) * 1968-04-10 1970-03-17 Phillips Petroleum Co Protection of bearings from impact damage
JP2001289251A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Nsk Ltd 転がり軸受及びその製造方法
JP2001336538A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Nsk Ltd 転がり軸受とその製造方法
JP2003322157A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Nsk Ltd 転がり軸受
JP2006090357A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Nsk Ltd 転がり軸受の損傷防止用セパレータ、これを用いた軸受及び梱包方法
JP2009222187A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Ntn Corp 転がり軸受
WO2011108328A1 (ja) * 2010-03-05 2011-09-09 Ntn株式会社 円すいころ軸受
JP2012067852A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Jtekt Corp 転がり軸受の組立方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3501207A (en) * 1968-04-10 1970-03-17 Phillips Petroleum Co Protection of bearings from impact damage
JP2001289251A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Nsk Ltd 転がり軸受及びその製造方法
JP2001336538A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Nsk Ltd 転がり軸受とその製造方法
JP2003322157A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Nsk Ltd 転がり軸受
JP2006090357A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Nsk Ltd 転がり軸受の損傷防止用セパレータ、これを用いた軸受及び梱包方法
JP2009222187A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Ntn Corp 転がり軸受
WO2011108328A1 (ja) * 2010-03-05 2011-09-09 Ntn株式会社 円すいころ軸受
JP2012067852A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Jtekt Corp 転がり軸受の組立方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016102523A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 シン−イル プレシジョン カンパニー リミテッドShin−Il Precision Co.,Ltd 複合旋回ベアリング

Also Published As

Publication number Publication date
JP6270014B2 (ja) 2018-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2375082A3 (en) Motor-driven centrifugal compressor
UA89021C2 (ru) Турбинное устройство со средствами для удержания ротора в осевом направлении
EP2889502A3 (en) Ball bearing
FR2936767B1 (fr) Palier a roulement, notamment pour colonne de direction.
JP6270014B2 (ja) 軸受装置
US9874245B2 (en) Bearing liners for use within light alloy housings
JP2009007797A5 (ja)
JP2007192679A (ja) 転がり軸受用保持器の耐久試験方法及び装置
JP2008249034A (ja) 軸受用シール及び転がり軸受
JP2011215327A5 (ja)
CN105840661B (zh) 圆柱滚子轴承
JP2014233634A5 (ja) 歯科用ハンドピース
BR112018003145B8 (pt) Conjunto excêntrico para uso em britadeira ou britador de cone e britadeira ou britador de cone
JP5187072B2 (ja) 連続鋳造設備の鋳片案内ロールの軸受構造
JP6238152B2 (ja) 軸受装置
JP2008019963A (ja) 一方向クラッチ
JP2007205536A (ja) 二つ割り軸受
CN207583856U (zh) 一种轴承外环的锁紧结构
JP2017101730A (ja) 軸受装置
JP2014159846A (ja) ころ軸受及び定着装置
JP2014149008A (ja) 転がり軸受の潤滑構造
JP2007170429A (ja) アンギュラ玉軸受
JP2009203845A (ja) ターボチャージャ用軸受装置
RU2561358C1 (ru) Упругая опора ротора турбомашины
CN104329371A (zh) 一种轴承套圈

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170915

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6270014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150