JP2014168126A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】動画又は静止画としての主画像内に存在する被写体画像として選択候補画像を検出する。そして検出した選択候補画像と主画像とを合成して候補提示画像を含む表示データを生成して出力する。この表示上で、候補提示画像により、ユーザは注目したい被写体を選択する。そして表示された候補提示画像に対する選択操作に応じて、主画像内で、選択された候補提示画像に対応する被写体画像を顕著化させる表示が行われるようにする。
【選択図】図2
Description
さらに近年では個人を識別する機能も備わっており、複数の人がいた場合に、事前に登録された所望の人物か否かを識別し、識別された所望の人物に各種パラメータ(フォーカス・明るさ等)を優先して合わせるといった機能も搭載されている。
上記特許文献2には、顔認識を行うとともに、顔画像を拡大表示させる技術が開示されている。
また、仮に搭載したとしても、民生用のビデオカメラやデジタルカメラなどのユースケース、いわゆる日常の一般的な撮影シーンにおいて撮影される顔画像は上記の特定の撮影条件に比べて技術的に難易度の高い顔画像が多い(小顔・遮蔽・影・非正面顔など)。このため個人識別を的確に行うことは困難である。
主画像内で、例えば顔画像等を選択候補画像として検出し、選択候補画像を主画像と合成して表示データを生成することで、表示上で選択候補画像を認識しやすくできる。その上で、ユーザが選択候補画像に対して選択操作することで、主画像内で、選択された選択候補画像に対応する被写体画像が強調されるなどして顕著に提示される。
これにより、候補提示画像を選択候補画像を並べた画像とする場合、フレームごとに並び順が変わってしまうようなことが生じないようにできる。
これにより候補提示画像の機能を継続させることができる。
第4に、上記した本技術に係る画像処理装置においては、前記制御部は、前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記候補提示画像上で、選択された選択候補画像を顕著化する表示を、前記表示データ生成部に実行させることが望ましい。
これにより候補提示画像上でも、選択した被写体を強調できる。
第5に、上記した本技術に係る画像処理装置においては、前記制御部は、前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記候補提示画像の表示終了を前記表示データ生成部に指示するようにしてもよい。
これにより、主画像内での顕著化のみで、選択された被写体を明確に提示できる。
主画像内での各被写体の位置は、各フレームで変動する。そこで連続したフレームもしくは間欠フレームとしての各フレームにおいて、選択された被写体画像の追尾結果としての画像内の位置に応じて顕著化される表示を実行するようにする。
第7に、上記した本技術に係る画像処理装置においては、前記表示データ生成部は、選択候補画像が並ぶ前記候補提示画像を含む表示データを生成するとともに、前記制御部は、動画としての前記主画像のフレームの進行過程で、前記選択操作で選択された選択候補画像に対応する被写体画像が追尾不能となった場合、優先検出条件を設定し、その後に前記選択候補検出部で検出した選択候補画像が前記優先検出条件に合致した場合、当該選択候補画像が、前記候補提示画像において優先表示されるように制御することが望ましい。
選択された被写体画像が追尾不能となっても、早い時点で当該被写体画像がフレーム画像内に復帰することが多い。このような場合に、当該被写体画像を候補提示画像内で上位順序などの優先表示すれば、一旦選択された被写体画像であることをにユーザが認識しやすい。
第8に、上記した本技術に係る画像処理装置においては、前記優先検出条件は、前記選択操作で選択された選択候補画像に対応する被写体画像が追尾不能となる直前の、主画像内の位置又はサイズを基準とする条件であることが望ましい。
位置又はサイズを基準とすることで、新たに出現した被写体画像が、追尾が外れた被写体画像であるか否かを比較的的確に判断できる。
例えば顔画像の場合、正面を向いているなどの所定条件を満たす選択候補画像を用いて候補提示画像を生成する。
これにより、選択候補画像の認識と、ユーザの選択候補画像に対する選択操作に応じた顕著化した表示を実現できる。
本発明に係るプログラムは、上記画像処理方法の各処理を演算処理装置に実行させるプログラムである。
<1.実施の形態の画像処理装置の構成及び処理例>
<2.撮像装置の構成>
<3.候補提示画像及び選択被写体の顕著化表示の例>
<4.撮像装置としての第1の実施の形態の処理例>
<5.撮像装置としての第2の実施の形態の処理例>
<6.撮像装置としての第3の実施の形態の処理例>
<7.撮像装置としての第4の実施の形態の処理例>
<8.再生装置への適用>
<9.プログラム及びコンピュータ装置への適用>
<10.変形例>
図1に実施の形態の画像処理装置1の構成例を示す。
画像処理装置1は、選択候補検出部2、表示データ生成部3、制御部4を有する。
この選択候補検出部2には、画像データDgとして動画データ又は静止画データが供給される。画像データDgは例えば撮像装置で撮像された撮像画像データ、再生装置で記録媒体から再生された再生画像データ、受信装置で受信された受信画像データなどである。なお、静止画データとは1フレーム分のフレーム画像データであり、動画データとは時間的に連続する複数のフレームによるフレーム画像データ群のことである。そして入力されるこれらの画像データDgが、表示出力に用いる主画像である。
選択候補検出部2は、画像データDg内で選択候補画像を検出する。実施の形態の説明では、一例として選択候補画像とは「顔画像」であるとする。選択候補検出部2はフレーム画像データ内で顔画像を検出し、選択候補画像Dfとする。
なお候補提示画像とは、1又は複数の選択候補画像(顔画像)を明確に提示する画像であり、例えば顔画像を並べた顔リストの画像などとされる。例えば後述の図4Bでは顔リスト201としての例を示している。
また制御部4は、ユーザの選択操作情報Sselを監視する。候補提示画像(例えば顔リスト)に対してユーザの選択操作が行われたら、制御部4は主画像(画像データDg)内で、選択された候補提示画像に対応する被写体画像を顕著化させる表示を含む表示データの生成を実行させる。即ち、画像データDgによる表示画像上で、ユーザが顔リストで選択した顔が主画像上で明確にユーザに提示されるような表示を実行させる。例えば後述の図5Aでは、顔リスト202上で選択された選択候補に対応する主画像200上の画像(顔)をインジケータ203で顕著化している例を示している。
また例えばCPU等で制御部4としての機能を実現し、CPUと接続された画像処理用DSP等、もしくはその連携処理として、選択候補検出部2、表示データ生成部3の機能を実現することも考えられる。
図2Aは画像データDgが動画データの場合、つまり動画データとして連続するフレーム画像データDgの入力に対応する処理である。フレーム画像データの入力が継続している間は、ステップF1からF2に進む。
ステップF2で選択候補検出部2は1フレームの画像データDgを取り込み、ステップF3で選択候補画像の検出を行う。例えば顔認識処理により主画像としての1フレーム内に顔画像が存在するか否かを解析し、1又は複数の顔画像があれば、それらの顔画像自体を選択候補画像Dfとする。
ステップF5では候補提示画像を含む表示データの生成及び出力を実行する。即ち制御部4は、表示データ生成部3に、主画像としての1フレームの画像データDgと、選択候補画像Dfを合成し、選択候補画像Dfが例えば顔リストとして並べられた候補提示画像となる表示データDdspを生成させる。そして表示データ生成部3は、その表示データDdspを図示しない表示装置に出力する。
ステップF6では、制御部4がユーザの選択操作を監視している。ユーザが選択操作を行ったことを検出した場合、制御部4は処理をステップF6からF7に進め、表示データ生成部3に、選択された被写体画像を顕著化させた表示データの生成及び出力を指示する。表示データ生成部2は、その時点のフレームの画像データDg以降、主画像上で、選択された被写体の位置が顕著に提示される画像を生成し、出力する。なお、ステップF7による表示データ生成の際には、候補提示画像(顔リスト)の重畳は、引き続き実行してもよいし、顔リストの重畳は行わず、顔リストの表示は行われないようにしてもよい。
従って、ユーザの選択操作後は、主画像上で、ユーザが注目したい被写体が、インジケータや強調表示などの手法で顕著化された画像が表示され、ユーザは一目で目的の被写体の画像内の位置を知ることができる。
なお選択状態のキャンセル操作があると、次の選択操作があるまでは、ステップF7の処理は行われないため顕著化表示は終了され、ステップF5の処理により、主画像に顔リストが重畳された表示が行われる状態となる。
またフレーム画像データの入力が終了したら、図2Aの処理は終了する。
ステップF10で選択候補検出部2は1フレームの画像データDgを取り込み、ステップF11で選択候補画像の検出を行う。そして例えば顔認識処理により当該画像データDg内に顔画像が存在するか否かを解析し、1又は複数の顔画像があれば、それらの顔画像自体を選択候補画像Dfとする。
これにより、表示されている静止画上で、ユーザが注目したい被写体が、インジケータや強調表示などの手法で顕著化された画像が表示される。
またこれによりユーザストレスの軽減という効果も得られる。
画像処理装置1としての処理例は、後述する各実施の形態と同様に各種の変形例が考えられる。
以下では、上記のような画像処理装置1を内蔵した撮像装置10を例に挙げ、構成及び動作(候補提示画像表示及び顕著化表示)について詳しく説明する。
実施の形態の撮像装置10の構成例を図3に示す。
この撮像装置10はいわゆるデジタルスチルカメラ或いはデジタルビデオカメラとされ、静止画や動画の撮像/記録を行う機器であり、請求項でいう画像処理装置を内蔵するものである。この撮像装置10は、いわゆるスルー画(被写体モニタリング画像)としての動画表示において、候補提示画像表示及び顕著化表示を実行するものとする。
また選択候補画像としては顔画像を検出する例とし、候補提示画像として顔リストを表示する例とする。
イメージャ12は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)型、CMOS(Complementary Metal OxideSemiconductor)型などの撮像素子を有する。
このイメージャ12では、撮像素子での光電変換で得た電気信号について、例えばCDS(Correlated Double Sampling)処理、AGC(Automatic Gain Control)処理などを実行し、さらにA/D(Analog/Digital)変換処理を行う。そしてデジタルデータとしての撮像信号を、後段のデジタル信号処理部20に出力する。
例えばデジタル信号処理部20は、前処理部21、同時化部22、YC生成部23、解像度変換部24、コーデック部25、選択候補検出部26、候補情報記憶部27、表示データ生成部28を備えている。
同時化部22は、各画素についての画像データが、R,G,B全ての色成分を有するようにするデモザイク処理を施す。
YC生成部23は、R,G,Bの画像データから、輝度(Y)信号および色(C)信号を生成(分離)する。
解像度変換部24は、各種の信号処理が施された画像データに対して、解像度変換処理を実行する。
コーデック部25は、解像度変換された画像データについて、例えば記録用や通信用の符号化処理を行う。
顔検出は、例えば撮像画像データに対しての画像解析におけるパターンマッチングの手法などで可能である。なお顔画像を選択候補画像とするのは一例に過ぎない。他の例は変形例として後述する。
また選択候補検出部26は抽出した選択候補画像について、その画像領域(顔を囲った枠の領域)の位置情報(例えば画面上でのx,y座標値、被写体距離の情報等)や、枠のサイズ情報(例えば枠の幅、高さ、ピクセル数等)を生成する。
また選択候補検出部26は、選択候補画像についての属性検出を行うこともできる。例えば画像解析により選択候補画像とした被写体についての属性を識別し、属性情報を生成する。属性情報は、例えば選択候補画像とした被写体が大人であるか子供であるかの情報であったり、女性であるか男性であるかの情報である。さらにより詳細な年齢層などの情報も判別するようにしてもよい。選択候補検出部26は、例えば顔画像の特徴点を判別して、性別や年齢層を判定することができる。
なお、選択候補検出部26は、画像に平滑化処理、アウトライヤ(outlier)除去等の処理を行って、候補画像に関する情報を生成してもよい。
選択候補画像に関する情報は、制御部30に受け渡される。また選択候補画像及び選択候補画像に関する情報は、候補情報記憶部27に記憶される。
このスルー画としての表示データは、基本的には解像度変換部24で解像度変換された撮像画像データ(主画像)としての各フレームのデータである。候補提示画像表示及び顕著化表示としての動作を実行する機能(以下「顕著化表示機能」という)がオンとされていない期間では、主画像(撮像画像データ)によるスルー画表示のための表示データを生成する。表示データは表示部34に供給され、スルー画表示が実行される。
顕著化表示機能がオンとされると、制御部30の指示により表示データ生成部28は、候補情報記憶部27に記憶された選択候補画像データを主画像に重畳し、候補提示画像としての顔リストを含む表示データを生成する処理を行う。この表示データが表示部34に供給されることで、スルー画上に候補提示画像(顔リスト)が重畳された画像が表示される。
また顕著化表示機能がオンの期間に、ユーザ選択に応じた制御部30の指示により、表示データ生成部28は、主画像内で選択された被写体を顕著化する表示とした表示データを生成する処理を行う。この表示データが表示部34に供給されることで、スルー画上において、選択された被写体が明確に認識できるような画像が表示される。
CPUがROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、この撮像装置10全体を統括的に制御する。
RAMは、CPUの各種データ処理の際の作業領域として、データやプログラム等の一時的な格納に用いられる。
ROMやフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)は、CPUが各部を制御するためのOS(Operating System)や、画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウエア等の記憶に用いられる。本例においては特に、後述する顕著化表示機能のための処理を実行するためのプログラムも記憶される。
なお、追尾処理部30aはデジタル信号処理部20の機能として実現してもよい。
この表示部34は、上記のディスプレイデバイスと、該ディスプレイデバイスに表示を実行させる表示ドライバとから成る。表示ドライバは、制御部30の指示に基づいて、ディスプレイデバイス上に各種表示を実行させる。例えば表示ドライバは、撮像して記録媒体に記録した静止画や動画を再生表示させたり、表示データ生成部28からの表示データに応じて、レリーズ(シャッタ操作)待機中に撮像される各フレームの撮像画像データによる動画としてのスルー画をディスプレイデバイスの画面上に表示させる。また各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちGUI(Graphical User Interface)としての表示を画面上に実行させる。本実施の形態の場合、例えばスルー画上で、顕著化表示機能に応じた表示も実行される。
この操作部35としては、例えば撮像装置10の筐体上に設けられた各種操作子や、表示部34に形成されたタッチパネルなどとして実現される。
筐体上の操作子としては、再生メニュー起動ボタン、決定ボタン、十字キー、キャンセルボタン、ズームキー、スライドキー、シャッターボタン(レリーズボタン)等が設けられる。
またタッチパネルと表示部34に表示させるアイコンやメニュー等を用いたタッチパネル操作により、各種の操作が可能とされてもよい。
画像ファイルは、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)、GIF(Graphics Interchange Format)等の形式で記憶される。
記録部15の実際の形態は多様に考えられる。例えば記録部15は、撮像装置10に内蔵されるフラッシュメモリでもよいし、撮像装置10に着脱できるメモリカード(例えば可搬型のフラッシュメモリ)と該メモリカードに対して記録再生アクセスを行うカード記録再生部による形態でもよい。また撮像装置10に内蔵されている形態としてHDD(Hard Disk Drive)などとして実現されることもある。
また、本例において顕著化表示機能のための処理を実行するためのプログラムは、記録部15に記憶されてもよい。
例えば外部の表示装置、記録装置、再生装置等の間で撮像画像データ(静止画ファイルや動画ファイル)の通信を行う。
また、ネットワーク通信部として、例えばインターネット、ホームネットワーク、LAN(Local Area Network)等の各種のネットワークによる通信を行い、ネットワーク上のサーバ、端末等との間で各種データ送受信を行うようにしてもよい。
また露光調整等のための外部照度を検出する照度センサ、さらには被写体距離を測定する測距センサが設けられてもよい。
またセンサ部14として、光学系11におけるズームレンズの位置を検出するズームレンズ位置センサ、フォーカスレンズの位置を検出するフォーカスレンズ位置センサが設けられる場合もある。
またセンサ部14として、メカアイリス(絞り機構)の開口量を検出するセンサが設けられる場合もある。
センサ部14の各種センサは、それぞれ検出した情報を制御部30に伝達する。制御部30は、センサ部14で検出された情報を用いて各種制御を行うことができる。
図1の画像処理装置1における選択候補検出部2、表示データ生成部3、制御部4に相当する各構成は選択候補検出部26及び候補情報記憶部27、表示データ生成部28、制御部30として実装される。
ここで顕著化表示機能としての具体的な表示例を図4,図5を用いて説明する。図4、図5の各図は表示部34に表示される画像の例である。
図4Aは、主画像200としてスルー画を表示している例である。例えばユーザ(撮像者)が、運動会で生徒達に向かって撮像装置10を構えている場合としている。
顕著化表示機能がオンとされると、まず図4Bのように候補提示画像201(以下「顔リスト201」とも表記する)が、主画像200としてのスルー画に重畳表示される。
例えば撮像画像データから8人の顔が選択候補画像として検出された場合、顔リスト201として8人の顔画像が並んで表示されるわけである。但し、表示領域の制限から、ここでは4人の顔画像が縦に並んで表示される例としている。
顔リスト201に対して、ユーザが所定の操作(例えばページ送り操作やスクロール操作)を行うことで、リスト上の表示を進めることができる。例えば図4Bの顔リスト201には、人物HM1、HM2、HM3、HM4の顔画像が表示されているが、ユーザがタッチパネル上でのスクロール操作を行うことで、図4Cのように人物HM5、HM6、HM7、HM8の顔画像が表示された状態とすることができる。
但し、このような主画像200上での選択候補画像の枠表示204は、必ずしも実行しなくてもよい。
この選択操作に応じて、選択された被写体を主画像200上で顕著化する表示が行われる。
図5Aは、選択操作に応じて、主画像200上で該当被写体の位置を示すインジケータ203を表示させることで、主画像上200での該当被写体が顕著化されるようにした例である。インジケータ203は、ここでは矢印のマークとしているが、インジケータ203の形状、色、大きさは多様に考えられることはいうまでもない。またインジケータ203を点滅させたり、高輝度表示させたりすることも考えられる。
またこの図5Aの例は、選択された後も引き続き顔リスト201の表示は実行させ、かつ顔リスト201上でも選択被写体が顕著化される例としている。具体的には、選択された人物HM7の顔画像を、顔リスト201上の順序として先頭(最上位)の位置に変更している。つまり表示される顔リスト201上の顔画像の順序を、図4Cの人物HM5、HM6、HM7、HM8の順番から、人物HM7、HM5、HM6、HM8の順番に変更している。さらに、顔リスト201上で、人物HM7の顔画像が他よりも目立つ状態とする。図では太線リスト枠202とする例としているが、ハイライト表示、背景色やリスト枠の変更、点滅など、多様な表示態様が想定される。
なお、選択後は、他の選択候補画像の枠表示204を終了させてもよい。また、選択前では枠表示204を行わず、選択後に枠表示204と特別枠表示205を実行するようにしてもよい。
顔リスト201における顕著化表示の態様は、図5Aと同様としている。
主画像200上での顕著化としては、インジケータ203や特別枠表示205の他にも、該当する顔画像自体を高輝度表示や点滅表示したり、該当する顔画像のみをカラーで他をモノクロ化やシェーディング化したり、該当顔画像のみを他と色合いを変えるなどの手法もある。また該当顔画像を主画像内で適度に拡大してもよい。いずれにしても、主画像200上で、選択された人物の顔部分が、ユーザにとって明確にわかるような表示とすればよい。これらの顕著化表示により、ユーザは注目したい被写体を撮像装置10の画面上で瞬時にみつけ、その被写体の撮像を容易に実行できる。
以上のような顕著化表示を実現するための処理例として第1の実施の形態を図6〜図7で説明する。この第1の実施の形態は、図5A、図5Bのように選択操作後も顔リスト201の表示を継続する例としている。
図6は撮像装置10でスルー画表示が行われる期間における顕著化表示のための制御部30の処理のフローチャートである。制御部30は、例えば撮像画像データとしての各フレームに対応して図6の処理を実行する。
顕著化表示機能がオフであるときは、制御部30はステップF112で表示データ生成部28に対して候補提示画像オフの指示を行い、またステップF113で選択フラグをオフとする。選択フラグは、ユーザ操作に基づいて或る被写体が選択されている状態(選択中)であるか否かを示す内部フラグである。
そして制御部30はステップF114で表示データ生成部28に現在の設定条件に基づいたフレーム画像表示指示を行う。つまり表示データ生成部28に、現在の1フレームの撮像画像データに基づいて、スルー画としての1フレームの表示データ生成を現在の設定に応じて実行させると共に、その表示データの表示部34への出力を実行させる。
ステップF102で制御部30は、表示データ生成部28に候補提示画像オンの指示を行う。これによって表示データ生成部28は、主画像200(スルー画としてのフレーム画像データ)に顔リスト201を重畳させる合成処理を実行する設定状態とされる。
1つのIDは、複数フレーム間で同一被写体と判定される顔画像に対して付与されるようにする。このため時系列順の各フレームにおいて、制御部30(追尾処理部30a)は各顔画像の追尾処理を行っている。そして現在処理対象のフレームにおいて検出された顔画像については、前フレーム以前に現れた顔画像から追尾が継続されている顔画像であれば、前フレームと同一のIDを付与する。全く新規に出現した顔画像や、以前にフレームインした人物と同一人物の顔画像であるが追尾が継続していない顔画像については新規なIDを付与する。なお追尾処理については例えば特開2004−283959号公報などに開示された公知の技術を用いればよい。
例えば処理の条件として、顔リスト201における各顔画像の表示順序を指定する。例えばIDが若い番号の順、サイズの大きい順、或いはフレーム内の位置順(左上から右下に向かう順、或いは画面中央に近い順等)、属性順(子供優先、女性優先など)等として、顔画像の配置順序を指定する。
また、顔リスト201として1画面に表示できる顔画像がN個であれば、上記順で1番目からN番目の顔画像の合成を指示する。
また選択候補画像とされた顔画像に対して主画像200上で枠表示204を行う場合は、その枠表示204の実行も指示する。
また顔リスト201の合成位置、顔リスト201上の各顔画像のサイズなども重畳条件として指示する。
実際には、ステップF107の重畳条件設定後、制御部30の処理はステップF108→F109→F114と進み、制御部30はステップF114で表示データ生成部に現在の設定条件に基づいた、1フレームの表示データの生成指示を行う。上記のように顔リスト201上の順序の条件が設定されることで、表示データ生成部28は、指定された順序条件で、各顔画像を主画像200上に合成し、顔リスト201を含む表示データを生成する。そしてこの表示データが表示部34に供給され、例えば図4Bのような表示が実行される。
従って、選択動作が行われるまでの期間は、ステップF107で設定又は変更された重畳条件に応じて、ステップF114で、顔リスト201を主画像200に合成した表示データが生成され、図4B、図4Cのように表示が実行される。
図8の左上には撮像画像データとしてのフレームFR1,FR2,FR3・・・を示している。例えばこれらのフレームには3人の人物の画像が含まれているとする。
選択候補検出部26は、本例の場合は各フレームに対して顔画像検出を行い、選択候補画像として抽出を行う。
右上に、各フレームFR1,FR2,FR3・・・において、選択候補検出部26が検出した顔画像を枠で囲って示している。
上述の図6のステップF104では、制御部30が、顔画像に対してIDを付与することを述べたが、図8にID1,ID2,ID3として示すように、同一人物と判定される顔画像(追尾されている顔画像)については、各フレームで同一のIDが与えられる。
ここでフレーム毎に顔画像が抽出され、それがステップF105で候補情報記憶部27に記憶されていくわけであるが、IDで同一人物を管理して、候補情報記憶部27では、同一人物の顔が更新されていくようにすることが適切である。
表示データ生成部は、この解像度変換された撮像画像データ(主画像200)に対して、候補情報記憶部27に記憶された顔画像を重畳する処理を行う。その場合に制御部30から指示された重畳条件に従う。また候補情報記憶部27に記憶された顔画像は、元のフレーム画像データに含まれるサイズのままである。そこで表示データ生成部28は、各顔画像を顔リスト201としての設定に応じた適切なサイズへリサイズする処理も行う。候補情報記憶部27に記憶された各顔画像のサイズがばらばらであっても、リスト上では、ほぼ均等で、かつ顔自体を判定しやすい適度な大きさのサイズとして各顔画像が並べられるようにリサイズすることが、顔リスト201自体の美観やユーザの視認性向上のために好ましい。
また各選択候補画像には主画像200上で枠表示204を行う設定の場合、枠の画像も合成する。
これにより、図8の左下に示すように、表示データとしてのフレームdFR1,dFR2,dFR3・・・が生成されていく。この場合、撮像画像データ上で大きく写っている人物HM10の顔画像が最上位に配置され、次いで人物HM11,HM12の順に顔画像が配置されるような顔リスト201が、主画像200に合成されて表示される。また各選択候補画像に対して枠表示204も実行される。
まず、フレーム進行に応じて顔画像追尾が行われ、同一人物と判定される顔画像には同一のIDを付与している。
これにより、顔リスト201上で各人物の順番が頻繁に入れ代わらないようにすることができる。例えば基本的には顔リスト201上でID順に顔画像が配置されるようにする。すると、各フレームに渡って処理が継続されても、ID順の表示順序が守られ、顔リスト201上での順番は、ある程度固定される。顔リスト201上で顔画像の順番が頻繁に入れ代わると、ユーザにとっては、各顔画像の確認や、選択操作がしにくいものとなるため、基本は表示順序を基本的にはIDに基づいて管理し、同一人物の表示位置がなるべく変動しないようにすることが好適である。
例えば大きく顔が写っている人物や、画面中央に写っている人物などは、ユーザが注目したい人物である可能性も高い。そこで、そのような人物の顔画像を選択しやすくすることも好適である。そこで例えばある時点で図8の例のように、ID2として追尾されていた人物HM10の顔が大きく写っていた場合、これを上位の順番で顔リスト201に表示されるようにする。このような処理を行うことで、顔リスト201は頻繁に顔画像位置が入れ代わることなく、かつ、ユーザによる選択可能性の高い顔画像をリストの上位に配置することが可能となる。
なお、そのために、サイズ順や、画像内の位置による顔リスト201上の順序設定(順序の入換)については、ある程度長いフレーム期間で継続してサイズが大きい、或いは継続して画面中央に位置するなど、時間的な条件も考慮することが適切である。
ユーザは顔リスト201上で注目したい人物を発見したら、その選択操作を行う(図4C参照)。この選択操作が行われた場合、図6のステップF109で選択対応処理が行われる。
図7に示すように、制御部30は顔リスト201に対して選択候補画像(顔画像)の選択操作が行われたら、処理をステップF151からF152にすすめ、選択フラグをオンとする。つまり選択中であることを示す状態とする。そして顕著化表示のための制御処理をステップF153〜F154で行う。
ステップF154で制御部30は、候補提示画像(顔リスト)201における強調表示指示を行う。つまり顔リスト201上において選択された顔画像自体が顕著化されるようにする。例えば図5A、図5Bのように該当顔画像を顔リスト201上で強調表示するべく表示データ生成部28に指示する。
ステップF156で制御部30は、選択された被写体の顔画像の位置が主画像200上で示されるようにインジケータ203の表示を表示データ生成部28に指示する。つまり主画像200上で、選択された被写体画像の位置が顕著化されるようにする。例えば図5Aのようなインジケータ203の表示を指示する。
またステップF155,F156は主画像200上での選択被写体の顕著化の処理であるが、少なくともステップF155,F156の一方が行われればよい。もちろん両方行われてもよい。
そして図6のステップF114で制御部30は表示データ生成部28に現在の設定条件に基づいた表示データの生成指示を行うことで、選択操作に応じて顕著化表示を含む画像が表示部34において表示される。例えば図5A、図5Bのような表示である。これを見ることで、ユーザは、注目したい人物をスルー画内で容易に発見できる。
ステップF110で制御部30は、ユーザの選択キャンセル操作を監視する。選択キャンセル操作が検知されなければそのままステップF114に進む。特に表示データ生成部28に対する設定変更は行われず、従って顔リスト201の表示及び顕著化表示は継続されている。
従って、選択された顔画像に対する追尾が維持されている間では、現在のフレームにおける選択顔画像の位置に応じてインジケータ203や特別枠表示205が表示され、顕著化表示が継続して実行される。
つまりフレームの進行に従って、主画像200上での選択された被写体の位置は変動していくが、該当顔画像に対する追尾が行われ、継続して同一のIDで管理することで、インジケータ203や特別枠表示205を、そのフレームの該当被写体に合わせて適切な位置に表示できる。
この場合、次のフレームに対する処理の際に、ステップF106→F107→F108→F109と進むが、その場合、選択フラグがオフであって選択中ではないため図7のステップF151からF157に進むことになる。ここで制御部30はすべての顕著化表示のオフを表示データ生成部28に指示する。そしてステップF114に進む。これによって表示データ生成部28は、選択操作に応じて実行してきた顕著化表示(ステップF153〜F156に応じた表示)を終了させ、例えば図4Cのような選択前と同様の表示を実行させるように表示データ生成を行う。従ってユーザは、再び顔リスト201上で所望の顔画像を選択できる状態となる。
その上でユーザが選択操作を行うことに応じて、主画像200上で選択された被写体の画像や位置が顕著化される。これによってユーザは、注目したい人物が、撮像画像内のどこにいるかが即座にわかる。従って、その顕著化された人物を主たるターゲットとした撮像(静止画撮像や動画撮像)を容易に実行することができる。これにより撮りたい場面を取り損なうようなことも回避され、満足のいく画像コンテンツが得られやすい。
また制御部30は、顔リスト201に対する選択操作に応じて、顔リスト201上でも、選択された顔画像を顕著化する表示を、表示データ生成部28に実行させている。これによって顔リスト201上で選択した被写体をユーザが認識しやすいものとすることができる。ユーザが選択間違いを発見することも容易となり、実使用上、便利となる。
主画像200内での被写体の位置は、各フレームで変動する。そこで連続したフレームもしくは間欠フレームとしての各フレームにおいて、選択された被写体画像の追尾結果としての画像内の位置に応じてインジケータ203や特別枠表示205などの顕著化表示を実行する。これによって、動画としての主画像200上で、常時的確に、選択された被写体を強調して提示できる。
図9Aは主画像200を示している。ここで4人の顔画像が抽出された場合、例えば選択候補画像201としては、図9Bのように画面上で横方向に並ぶ顔リストとしてもよい。
また図9Cは、リスト形式ではない候補提示画像201を示している。これは主画像200上で、各被写体の顔の部分に顔画像を拡大して合成した例である。各拡大顔画像が候補提示画像201となる。
また図9Dは、画面上の各部に候補提示画像201としての顔画像を点在させた例である。
これらのように候補提示画像201としては、順番に並ぶリスト形式に限らず、画面上で各顔画像が明確に認識できるような手法が採られればよい。
第2の実施の形態としての顕著化表示のための処理例を図10,図11で説明する。
上記の第1の実施の形態では、選択操作後も候補提示画像(顔リスト)201の表示を継続するものとしたが、第2の実施の形態は、例えば図5Cに示したように、選択操作があったら顔リスト201の表示を終了させる例である。
図10において図6と同様の処理は同じステップ番号を付し、説明を省略する。図6と異なるのは、ステップF120が追加されたことと、選択対応処理としてのステップF109Aの内容である。
図11は、図7の処理のうち、ステップF153,F154が実行されない例としており、他は図7と同様である。即ち、選択操作後は顔リスト201の表示を終了させることから、顔リスト201上での顕著化表示は行わないため、図7で述べたステップF153,F154は実行しないものとなる。
そして、次のフレーム以降は、選択中であるためステップF106→F110→F120と進み、制御部30は候補提示画像(顔リスト)201の表示オフを表示データ生成部28に指示する。
従って以降、ステップF114で表示データ生成部28が生成する表示データは顔リスト201が含まれないデータとなる。
結果として、選択操作後は、図5Cのように顔リスト201の表示は終了されるが、インジケータ203等の顕著化表示を加えた主画像200が表示部34で表示される。
この場合、次のフレームに対する処理の際に、ステップF102で制御部30は候補提示画像201の表示をオンとする指示を表示データ生成部28に与え、またステップF120に進まないことから、候補提示画像オンの設定がステップF114に至った時点でも継続している。従って、選択操作前と同様に顔リスト201の表示が実行される状態となる。またこの場合、選択フラグがオフであって選択中ではないため図11のステップF151からF157に進み、制御部30はすべての顕著化表示のオフを表示データ生成部28に指示する。
結果として、選択キャンセル操作があると、選択前の表示状態に復帰することになり、ユーザは再び顔リスト201上で所望の顔画像を選択できる。
第3の実施の形態のとしての顕著化表示のための処理例を図12,図13で説明する。なお第3の実施の形態の説明は、第1の実施の形態に沿って、選択後も顔リスト201の表示を継続する例とする。
この第3の実施の形態は、選択されて顕著化表示された後の追尾処理において、追尾不能となった後の候補提示画像の表示を考慮した処理例である。
この図12において図6と同様の処理は同じステップ番号を付し、説明を省略する。図6と異なるのは、ステップF130〜F132が追加されたことと、ステップF107Aとしての内容である。
ステップF107Aでの画像重畳条件の指示については、後述する優先検出サイズ、優先検出領域の判定に応じた条件設定も行うが、これは一旦選択された被写体の追尾が途切れた後の処理となり、最初に選択操作が行われるまでは図6のステップF107と同様である。
なお、図6の処理例で説明したID付与のための追尾は、検出した顔画像に対して常時行われる。また、ある顔リスト201上である顔画像が選択された後、その顔画像についても同様に後続のフレームにおいて追尾が行われる。
制御部30は選択された顔画像も含めて選択候補画像として検出される顔画像を常時追尾しているが、ステップF130で制御部は、選択された被写体の顔画像の追尾が継続できているかを判断する。
現在のフレームでも追尾が維持されていれば、ステップF130→F110と進み、選択キャンセル操作の確認を行い、選択キャンセル操作がなければステップF114に進む。
従って、選択された顔画像に対する追尾が維持されている間では、現在のフレームにおける選択顔画像の位置に応じてインジケータ203や特別枠表示205が表示され、顕著化表示が継続して実行される。ここまでは第1の実施の形態と同様である。
例えば図13Bのような状況として、選択されていた人物HM10の顔がフレームアウトした場合、追尾が途切れることになる。
そして制御部30はステップF132で、優先検出条件を設定する。例えば優先検出サイズ、優先検出領域を設定する。この優先検出サイズ、優先検出領域とは、その後にフレームインした顔画像が、選択されていた(追尾が途切れた)人物と同一人物であることを推定させる条件である。
具体的には、優先検出サイズは、直前まで追尾していた選択中の顔画像のサイズ情報とする。優先検出領域とは、直前まで追尾していた選択中の顔画像が存在していたフレーム画像内の領域とする。例えば追尾が途切れる直前に、選択中だった顔画像が存在した領域が、図13Bの優先選択領域PAのように設定される。
またこの追尾失敗直後のフレームでは、それまで選択されていた人物HM10の顔画像は検出されないため(F104,F105)、例えば図13Bのように顔リスト201には、その時点で検出された人物HM11,HM12の顔画像が並べられ、人物HMの顔画像は顔リスト201に残らないことになる。
具体的には、追尾失敗後に新たに出現した顔画像(例えば新たにIDを付与する顔画像)が、そのフレーム内の位置が優先検出領域PA内にあるか否か(又は優先検出領域PAに一部該当するか否か、又は優先検出領域PAに近い位置か否か、などでもよい)を判定する。さらに、新たに出現した顔画像のサイズが、優先検出サイズに一致もしくは近いか否かを判定する。
そしてステップF114で現在の設定での表示データ生成を指示する。
このような制御に従って表示データ生成部28が表示データを生成することで、顔リスト201上では、先に追尾が失敗したと推定される顔画像が第1番目に表示される状態となる。例えば図13Cのように人物HM10の顔画像が1番目に表示される。
一般ユーザとして撮像者が撮像を行う場合、撮像方向や揺らいだり、動いている被写体を追いきれない場合などは多々ある。そのため、一旦選択しても、その被写体がフレームアウトすることもある。さらには、撮像装置10と被写体の間の何らかの物体や人などに遮られて、選択された被写体が写らなくなることもある。
このような場合、該当被写体の顕著化はできないため、顕著化表示を終了させることになるが、その後、同じようなサイズや位置で、その被写体がフレーム内に復帰することは多々ある。このようなときに、ユーザにとっては再選択しやすいことが好適である。そこで、復帰が推定された場合、例えば顔リスト201の1番目の順序に表示させるなどして、ユーザの確認容易性、さらにはその後の選択操作の容易性を実現する。
優先表示としては、上位順とする以外に、選択を促すような表示(例えばリスト枠をハイライト表示や点滅表示する)を行うようにしてもよい。
選択していた人物と同一人物の顔画像であるか否かの判断には、個人識別技術を用いることも考えられるが、前述したように、個人識別処理は処理負担が大きく、民生用機器への適用は困難である。また撮像条件が整っていないと信頼性も得られない。そこで本実施の形態では個人識別処理は行わず、追尾失敗時の状況と似ている顔画像を、選択していた顔画像と推定する。このようにすることで、簡易な処理で、ユーザへの優先提示が可能となり、民生機器としての撮像装置10に非常に適した処理となる。
なお判断手法は多様に考えられる。例えばサイズ条件と位置条件の一方のみの判断でもよいし、条件に「合致」する範囲は、ある程度広くしてもよい。もちろんユーザが設定できるようにしてもよい。
また、属性を条件に加えることも適切である。例えば「男・子供」という属性を優先検出条件に含めることで、出現顔画像が、選択していた顔画像と同一人物か否かの判定確度を高めることができる。
第4の実施の形態のとしての顕著化表示のための処理例を図14で説明する。なお第4の実施の形態の説明は、第1の実施の形態に沿って、選択後も顔リスト201の表示を継続する例とするが、第2の実施の形態のように選択中を顔リスト201を表示しない例にも適用できる。
この第3の実施の形態は、選択候補検出部26で検出された選択候補画像のうちで、所定条件を満たした選択候補画像を用いた候補提示画像(顔リスト)201を含む表示データの生成を表示データ生成部28に実行させる例である。
この図14において図6と同様の処理は同じステップ番号を付し、説明を省略する。図6と異なるのは、ステップF104A、F105Aの内容である。
ステップF104Aでは、制御部30は、検出された顔画像のそれぞれが正面を向いている顔画像であるか否か(正面顔判定)を行う。例えば正面顔か否かは選択候補検出部26が検出時に識別できるため、制御部30は、各顔画像についての正面顔か否かの情報を選択候補検出部26から受け取ればよい。
そして各顔画像について、フレーム内での位置、サイズ、属性等の情報を取得し、管理する。また、追尾処理部30aの機能で前フレームとの被写体の同一性を確認し、各顔画像にIDを付与する。この場合も追尾が有効な顔画像には、過去のフレームと同一のIDを付与する。
ステップF106以降の処理は図6と同様である。
(a)これまで追尾されていない新規な正面顔の顔画像は、新規IDを付与して、画像データ、関連情報、IDを記憶する。
(b)追尾中の顔画像であって正面顔の顔画像は、前フレームと同一IDで管理して、画像データ、関連情報、IDを記憶する。
(c)追尾中の顔画像であって正面顔でない顔画像は、前フレームと同一IDでの管理を継続する。候補情報記憶部27での顔画像データとIDの更新又は消去は行わない。位置情報、サイズ情報など、変化が生じた関連情報は更新する。
(d)新規な顔画像であるが正面顔ではない顔画像は、ID付与を行わず、選択候補画像としては扱わない。候補情報記憶部27への画像データ、関連情報の記憶も行わない。
なお、上記(c)の顔画像は、過去のフレームで既にIDが付与されて顔画像、関連情報、IDが候補情報記憶部27に記憶されている顔画像であって、現在のフレームでは正面を向いて場合である。つまり追尾によって過去のフレームと同一人物と推定されるが、被写体がうつむいたり横を向いたりして、現フレームでは正面顔が検出されなかった場合である。しかし、フレーム画像データ内には顔として存在するため、顔リスト201には含むようにする。但し、上記(c)のように顔画像データの更新は行われないため、顔リスト201には過去のフレームの顔画像データが使用されることになる。
例えば属性条件を用いて、子供の顔画像のみを選択候補画像として扱って、顔リスト201に表示させたり、女性の顔画像のみを選択候補画像として扱って、顔リスト201に表示させたりすることも可能である。
特にこのようにフレーム進行によっては変化しない属性条件を用いる場合は、例えば図15のような処理例としてもよい。
即ちステップF103Aとして、選択候補画像が存在するか否かの判断に所定条件を加え、例えば「子供の顔画像が存在するか否か」という判断とする。そしてステップF104Bでは、「子供の顔画像」という条件に合致した顔画像のみを選択候補画像として扱って、情報取得、ID設定・管理処理を行う。他は図6と同様の処理を行えばよい。
このように選択候補画像として扱うか否かの段階で、所定条件の判定を行うようにしてもよい。これにより、例えば子供の顔画像のみを顔リスト201に表示させるような動作が実現される。ユーザの撮像目的が自分の子供などの特定の属性の場合、このように該当属性の顔画像のみがリスト化されることで、選択容易性も高めることができる。
また図15の処理例で、上述の正面顔画像であるということをステップF103Aの判定の条件としてもよい。この場合、横を向いた顔は、選択候補画像としては扱われない状態となる。
さらに図14、図15の処理例において、正面顔や属性以外の条件として、笑顔などの表情判定結果を用いたり、顔画像サイズを用いてもよい。
ここまで撮像装置10としての実施の形態を説明してきたが、本技術の画像処理装置は再生装置にも適用できる。
図16は画像処理装置1を内蔵した再生装置50としての構成例を示している。
再生装置50は、制御部51、画像再生部52、操作部53、デジタル信号処理部60を有する。なお表示装置90を別体構成として示しているが、再生装置50と一体に設けられてもよい。
解像度変換部61は再生された画像データに対して、表示出力のための必要な解像度変換処理を実行する。
選択候補検出部62、候補情報記憶部63は、上述の撮像装置10における選択候補検出部26、候補情報記憶部27と同様に顕著化表示のための選択候補画像の検出や、選択候補画像及び関連データの記憶を行う。
表示データ生成部28は、顕著化表示機能がオフであるときは、解像度変換部61からの画像データ(主画像)を用いて表示データを生成し、表示装置90に供給する。顕著化表示機能がオンであるときは、主画像に、候補提示画像の重畳処理を行って表示データを生成し、またユーザの選択操作があったら、該当する被写体を顕著化する画像(又は画像効果)を加えた表示データを生成して表示装置90に供給する。
操作部53は再生装置50のユーザが各種操作を行うための操作子(キー、ダイヤル)や、リモートコントローラ、或いは表示装置90のタッチパネル操作部などとする。
また制御部51は、例えば画像再生部52から静止画が再生される場合は、上述の図2Bの処理を実行することで、表示装置90で表示される再生静止画上に候補提示画像が重畳されたり、ユーザの選択に応じて、再生静止画(主画像)上での顕著化表示、さらには候補提示画像上での顕著化表示が行われるようにすることができる。
以上、画像処理装置1、撮像装置10、再生装置50の実施の形態を説明してきたが、上述した顕著化表示機能のための処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。
即ち実施の形態のプログラムは、動画又は静止画としての主画像内に存在する被写体画像として選択候補画像を検出する処理と、検出した選択候補画像と前記主画像とを合成して候補提示画像を含む表示データを生成して出力する処理と、表示された前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記主画像内で、選択された候補提示画像に対応する被写体画像を顕著化させる表示を含む表示データを生成して出力する処理とを演算処理装置に実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、上述した顕著化表示機能を実行する装置を、演算処理装置を用いて実現できる。
あるいはまた、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))、磁気ディスク、半導体メモリ、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
例えば、図17に示されるようなコンピュータ装置において、上述の画像処理装置1、撮像装置10、再生装置50における顕著化表示機能のための処理と同様の処理が実行されるようにすることもできる。
CPU71、ROM72、およびRAM73は、バス74を介して相互に接続されている。このバス74にはまた、入出力インターフェース75も接続されている。
上述した顕著化表示の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
上述の各実施の形態は、各種の変形例が考えられる。
画像処理装置1、撮像装置10、再生装置50、コンピュータ装置70において選択候補画像とするのは、顔画像に限られない。例えば人物を対象とする場合に、顔画像ではなく身体画像を対象としてもよい。また、特定の属性の顔画像とする場合も、性別や年齢層だけでなく、画像に現れる特徴、例えばめがねをかけた人の顔画像、帽子をかぶった人の顔画像などを対象として選択候補画像として抽出してもよい。
また人物に限らず、犬、猫等のペット、花、樹木などの植物、建築物などを選択候補画像として抽出してもよい。
また例えばフレーム差分による動体検出の手法で、動体を検出し、当該動体を候補画像とすることも考えられる。選択候補画像の抽出、選定の手法は多様に考えられる。
またすべての実施の形態の例で、動画像を対象とする場合に、選択候補画像の検出を毎フレーム行っても、候補情報記憶部(27、63)における顔画像等の選択候補画像データ自体の更新は、より長い期間を空けて実行するようにしてもよい。つまり顔リスト等の候補提示画像201を生成するための画像自体は、同一被写体であれば、フレーム毎に更新する必要性は低く、例えば顔リスト201上では静止画的に表示された方が見やすいこともあるためである。
顔リスト上201上で顔画像が頻繁に入れ代わるのは、被写体に動きがある場合である。場合によっては、集合写真などでほとんど動きがない被写体を撮像対象とすることもある。また上記のように選択候補画像は、顔画像に限られず植物なども想定される。
例えば注目したい被写体に動きが少ない、又はほとんどない場合には、追尾を行わずに、フレーム毎に、例えば画像内の位置順で選択候補画像にIDを付与して管理しても、リスト上で選択候補画像が頻繁に入れ代わってしまうことはない。つまり例えば各選択候補画像に付与するIDは、単に現在のフレーム内で検出された選択候補画像の番号とする位置づけであったとしても、その順番にリスト表示すれば問題ない。このようなユースケースを想定する場合、追尾処理によって同一被写体に同一IDを付与して管理する処理は行わなくてもよい。
さらには、例えば300フレームおきに1回など、長い間隔で顔画像検出を行い、それに応じて候補提示画像201を更新していくような処理とすれば、そもそも候補提示画像201としての例えば顔リスト上で顔画像が頻繁に入れ代わることはない。そのような場合に、もちろん追尾によるID設定に応じてリスト上の順番を制御することは好適であるが、必ずしも追尾を行わなくとも、さほど候補提示画像201の見やすさを損ねることにはならない。従って追尾処理を行わない処理例も考えられる。
例えば撮像装置10において選択被写体に対してフォーカス合わせを行ったり、選択被写体の輝度に応じて露光調整を行宇ことが考えられる。
また撮像(例えば動画撮像)とともにマイクロホンにより音声収音を行う場合、画角空間内での選択中の被写体の方向に応じて、指向性調整を行うことも考えられる。
また選択中の被写体に対応したオートズーム制御する。例えば選択中の被写体が常に所定以上のサイズで撮像画像で映り込むように自動的なズームレンズ駆動を行う。追尾処理と合わせて、選択中の被写体との距離が変化に応じたズームによる画角調整を行うようにしてもよい。
また動画撮像の開始のトリガーとすることも考えられる。例えば或る被写体が選択されたことに応じて、動画撮像記録を開始する。
例えば撮像される各フレームにおいて選択中の被写体の領域にのみ、画質調整、ノイズリダクション、肌色調整などの画像処理を加える。
或いは、選択中の被写体の領域以外に、画像効果、例えばモザイク処理、ぼかし処理、塗りつぶし処理等を加えることも考えられる。
例えば選択中の被写体を含むフレーム内の一部領域の切り出しや、拡大等の処理を行うことができる。
また、撮像画像データのうちで、選択中の被写体が画像の中心に配置されるように画像周辺部のカット等を行い、構図調整を行うことができる。
以上は一例に過ぎないが、これら以外にも、アプリケーションプログラムや撮像装置10内の自動調整機能が、被写体の選択結果を利用する処理は各種考えられる。
(1)動画又は静止画としての主画像内に存在する被写体画像として選択候補画像を検出する選択候補検出部と、
少なくとも前記主画像を用いた表示データを生成する表示データ生成部と、
前記表示データ生成部に、前記選択候補検出部で検出した選択候補画像と前記主画像とを合成して候補提示画像を含む表示データの生成を実行させるとともに、前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記主画像内で、選択された候補提示画像に対応する被写体画像を顕著化させる表示を含む表示データの生成を実行させる制御部と、を備えた
画像処理装置。
(2)前記表示データ生成部は、選択候補画像が並ぶ前記候補提示画像を含む表示データを生成するとともに、
前記制御部は、前記主画像としての動画に含まれる複数のフレームにおいて、同一被写体と判定される選択候補画像に同一の識別子を付与し、前記識別子に基づいて、前記候補提示画像における選択候補画像の表示順序を制御する
上記(1)に記載の画像処理装置。
(3)前記制御部は、前記候補提示画像に対する選択操作後も、前記表示データ生成部に前記候補提示画像を含む表示データの生成を実行させる
上記(1)又は(2)に記載の画像処理装置。
(4)前記制御部は、前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記候補提示画像上で、選択された選択候補画像を顕著化する表示を、前記表示データ生成部に実行させる
上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の画像処理装置。
(5)前記制御部は、前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記候補提示画像の表示終了を前記表示データ生成部に指示する
上記(1)又は(2)に記載の画像処理装置。
(6)前記制御部は、動画としての前記主画像のフレームの進行過程で、前記選択操作で選択された選択候補画像に対応する被写体画像についての各フレームでの追尾結果に基づいて、当該被写体画像を顕著化させる表示の位置が設定されるように前記表示データ生成部に指示する
上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像処理装置。
(7)前記表示データ生成部は、選択候補画像が並ぶ前記候補提示画像を含む表示データを生成するとともに、
前記制御部は、動画としての前記主画像のフレームの進行過程で、前記選択操作で選択された選択候補画像に対応する被写体画像が追尾不能となった場合、優先検出条件を設定し、その後に前記選択候補検出部で検出した選択候補画像が前記優先検出条件に合致した場合、当該選択候補画像が、前記候補提示画像において優先表示されるように制御する
上記(6)に記載の画像処理装置。
(8)前記優先検出条件は、前記選択操作で選択された選択候補画像に対応する被写体画像が追尾不能となる直前の、主画像内の位置又はサイズを基準とする条件である
上記(7)に記載の画像処理装置。
(9)前記制御部は、前記表示データ生成部に、選択候補検出部で検出された選択候補画像のうちで、所定条件を満たした選択候補画像を用いた前記候補提示画像を含む表示データの生成を実行させる
上記(1)乃至(8)のいずれかに記載の画像処理装置。
(10)動画又は静止画としての主画像内に存在する被写体画像として選択候補画像を検出し、
検出した選択候補画像と前記主画像とを合成して候補提示画像を含む表示データを生成して出力し、
表示された前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記主画像内で、選択された候補提示画像に対応する被写体画像を顕著化させる表示を含む表示データを生成して出力する
画像処理方法。
(11)動画又は静止画としての主画像内に存在する被写体画像として選択候補画像を検出する処理と、
検出した選択候補画像と前記主画像とを合成して候補提示画像を含む表示データを生成して出力する処理と、
表示された前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記主画像内で、選択された候補提示画像に対応する被写体画像を顕著化させる表示を含む表示データを生成して出力する処理と、
を演算処理装置に実行させるプログラム。
Claims (11)
- 動画又は静止画としての主画像内に存在する被写体画像として選択候補画像を検出する選択候補検出部と、
少なくとも前記主画像を用いた表示データを生成する表示データ生成部と、
前記表示データ生成部に、前記選択候補検出部で検出した選択候補画像と前記主画像とを合成して候補提示画像を含む表示データの生成を実行させるとともに、前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記主画像内で、選択された候補提示画像に対応する被写体画像を顕著化させる表示を含む表示データの生成を実行させる制御部と、を備えた
画像処理装置。 - 前記表示データ生成部は、選択候補画像が並ぶ前記候補提示画像を含む表示データを生成するとともに、
前記制御部は、前記主画像としての動画に含まれる複数のフレームにおいて、同一被写体と判定される選択候補画像に同一の識別子を付与し、前記識別子に基づいて、前記候補提示画像における選択候補画像の表示順序を制御する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記候補提示画像に対する選択操作後も、前記表示データ生成部に前記候補提示画像を含む表示データの生成を実行させる
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記候補提示画像上で、選択された選択候補画像を顕著化する表示を、前記表示データ生成部に実行させる
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記候補提示画像の表示終了を前記表示データ生成部に指示する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、動画としての前記主画像のフレームの進行過程で、前記選択操作で選択された選択候補画像に対応する被写体画像についての各フレームでの追尾結果に基づいて、当該被写体画像を顕著化させる表示の位置が設定されるように前記表示データ生成部に指示する
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記表示データ生成部は、選択候補画像が並ぶ前記候補提示画像を含む表示データを生成するとともに、
前記制御部は、動画としての前記主画像のフレームの進行過程で、前記選択操作で選択された選択候補画像に対応する被写体画像が追尾不能となった場合、優先検出条件を設定し、その後に前記選択候補検出部で検出した選択候補画像が前記優先検出条件に合致した場合、当該選択候補画像が、前記候補提示画像において優先表示されるように制御する
請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記優先検出条件は、前記選択操作で選択された選択候補画像に対応する被写体画像が追尾不能となる直前の、主画像内の位置又はサイズを基準とする条件である
請求項7に記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記表示データ生成部に、選択候補検出部で検出された選択候補画像のうちで、所定条件を満たした選択候補画像を用いた前記候補提示画像を含む表示データの生成を実行させる
請求項1に記載の画像処理装置。 - 動画又は静止画としての主画像内に存在する被写体画像として選択候補画像を検出し、
検出した選択候補画像と前記主画像とを合成して候補提示画像を含む表示データを生成して出力し、
表示された前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記主画像内で、選択された候補提示画像に対応する被写体画像を顕著化させる表示を含む表示データを生成して出力する
画像処理方法。 - 動画又は静止画としての主画像内に存在する被写体画像として選択候補画像を検出する処理と、
検出した選択候補画像と前記主画像とを合成して候補提示画像を含む表示データを生成して出力する処理と、
表示された前記候補提示画像に対する選択操作に応じて、前記主画像内で、選択された候補提示画像に対応する被写体画像を顕著化させる表示を含む表示データを生成して出力する処理と、
を演算処理装置に実行させるプログラム。
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