JP2014166699A - 射出成形金型 - Google Patents

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Jun Ejiri
純 江尻
Yuji Ariki
雄二 有木
Yohei Chingyo
陽平 珍行
Tomoyuki Imamura
友幸 今村
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Abstract

【課題】離型時の製品の横振れや変形を防いで商品性の低下を防ぐことができる射出成形金型を提供すること。
【解決手段】固定側のキャビティ型1と可動側のコア型2によって形成されるキャビティSに溶融原料を充填し、充填した溶融原料が冷却されて固化すると、前記コア型2を抜いて製品を取り出す射出成形金型において、前記コア型2の前記キャビティSに面するキャビティ面2aに、当該コア型2の抜き方向に沿う凹部3(又は凸部)を形成する。又、前記凹部3(又は凸部)を前記コア型2のキャビティ面2aの複数箇所に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定側のキャビティ型と可動側のコア型を備える射出成形金型に関するものである。
例えば、樹脂の射出成形においては、図5の断面図に示すように、固定側のキャビティ型101と可動側のコア型102によって形成されたキャビティ(成形空間)Sに成形機によって溶融樹脂を充填し、充填された溶融樹脂が冷却されて固化すると、コア型102を図示矢印方向に抜いて(離型して)製品(樹脂成形品)を取り出すことが行われている。
ところで、製品を取り出す離型時には製品はキャビティ型101から離れてコア型102と共に抜かれるが、製品のキャビティ型101側の面が意匠面を構成する場合には、キャビティ型101のキャビティSに面するキャビティ面101aが鏡面研磨加工によって平滑な面に仕上げられるため、又、製品の成形収縮のために、製品がキャビティ型101に張り付いて残ってしまうという不具合が発生する。
そこで、従来は、図5に示すようにコア型102のキャビティSに面するキャビティ面102aにアンダーカット形状の突起102bを複数形成し、前記不具合の発生を防ぐようにしていた。
ところで、特許文献1には、見栄えの良い成形品を得る目的で、パーティングラインを製品の外観上目立たない位置に形成するための金型構造が提案されている。
又、特許文献2には、製品にウェルドラインを発生させないために、キャビティに面するキャビティ面のうち、成形品の少なくとも表側となる面に対応するキャビティ面に、成形後は成形品と離型して金型側に残る樹脂層を設けた射出成形金型が提案されている。
特開2011−088333号公報 特開平10−180818号公報
例えば、ヘッドランプ等の車両用灯具に設けられる樹脂成形品であるエクステンション等は、形状が複雑で、金型食い切り形状の部分が多く、強度が不足しているものが多い。そして、意匠のヒケや成形性の悪化等によってアンダーカットを設定することができる部分も限られ、アンダーカットを設定していない部分が変形したり、離型時に製品に横振れや変形が生じ、製品の意匠面がキャビティ型によって擦られるために該意匠面の外観や性能が悪化して商品性が低下するという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、離型時の製品の横振れや変形を防いで商品性の低下を防ぐことができる射出成形金型を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、固定側のキャビティ型と可動側のコア型によって形成されるキャビティに溶融原料を充填し、充填した溶融原料が冷却されて固化すると、前記コア型を抜いて製品を取り出す射出成形金型において、前記コア型の前記キャビティに面するキャビティ面に、当該コア型の抜き方向に沿う凹部又は凸部を形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記凹部又は凸部を前記コア型のキャビティ面の複数箇所に形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、製品を取り出す離型時において、製品にはコア型のキャビティ面に形成された凹部又は凸部に嵌合する凸部又は凹部が形成され、両者が凹凸嵌合するため、製品を取り出す離型時において該製品の横振れや変形が防がれ、製品の意匠面とキャビティ型との擦れが防がれ、製品の外観や性能の低下が防がれて該製品には高い商品性が確保される。
請求項2記載の発明によれば、コア型のキャビティ面の複数箇所に凹部又は凸部を形成したため、これらの凹部又は凸部によって製品が保持されてその変形が防がれるとともに、離型時の横振れが一層確実に防がれる。
本発明に係る射出成形金型の断面図である。 図1のA部拡大詳細図である。 (a)〜(c)は本発明に係る射出成形金型を用いた射出成形手順をその工程順に示す断面図である。 本発明の別形態を示す図2と同様の図である。 従来の射出成形金型の断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る射出成形金型の断面図、図2は図1のA部拡大詳細図であり、本発明に係る射出成形金型は、例えば、ヘッドランプ等の車両用灯具に設けられるエクステンション等の樹脂成形品を射出成形するためのものであって、固定側のキャビティ型1と可動側のコア型2を備えている。
上記キャビティ型1とコア型2が図1に示すように接合された状態では、これらの間には製品形状に合致するキャビティ(成形空間)Sが形成されている。ここで、キャビティ型1のキャビティSに面するキャビティ面1aは製品の意匠面を形成するためのものである。
而して、本実施の形態では、コア型2のキャビティSに面するキャビティ面2aの図1に示す4箇所には、図2に詳細に示すような凹部3が当該コア型2の抜き方向(図1の矢印方向)に沿って形成されている。尚、凹部3の幅と深さは共に2.0mm、傾斜は2.0°に設定されている。
次に、以上のように構成された射出成形金型を用いて樹脂成形品を射出成形する手順を図3(a)〜(c)に基づいて以下に説明する。
図3(a)〜(c)は本発明に係る射出成形金型を用いた射出成形手順をその工程順に示す断面図であり、樹脂成形品の射出成形に際しては、図3(a)に示すように接合状態にあるキャビティ型1とコア型2によって形成されたキャビティ(成形空間)S内に溶融樹脂4が不図示の成形機によって充填される。尚、このとき、溶融樹脂4はコア型2のキャビティ面2aの図1に示す4箇所に形成された凹部3にも充填される。
上述のようにキャビティSに溶融樹脂4が充填されると、キャビティ型1とコア型2を水等によって冷却する。すると、キャビティS内の溶融樹脂4が冷却されて固化し、キャビティS内には所望の形状の製品(樹脂成形品)Wが形成される。このとき、製品Wのコア型2のキャビティ面2a側の面(反意匠面)には、コア型2のキャビティ面2aに形成された凹部3に嵌合する凸部Waが形成されている(図3(b),(c)参照)。このようにして製品Wが成形されると、図3(b)に示すように、コア型2を図示矢印a方向(図の右方向)に抜く(離型)。すると、キャビティSが開放され、製品Wはキャビティ型1から離れてコア型2と共に移動する。
而して、本実施の形態では、前述のようにコア型2のキャビティSに面するキャビティ面2aの図1に示す4箇所には、図2に詳細に示すような凹部3が形成され、この凹部3には製品Wのコア型2側の面(反意匠面)に突設された凸部Waが嵌合し、両者の凹凸嵌合によって製品Wの横振れ(図3(b)の矢印b−b’方向の振れ)が防がれるとともに、製品Wの変形が防がれる。この結果、製品Wを取り出す離型時において、製品Wの意匠面とキャビティ型1との擦れが防がれ、製品Wの外観や性能の低下が防がれて該製品Wには高い商品性が確保される。
又、本実施の形態では、コア型2のキャビティ面2aの4箇に凹部3を形成したため、これらの凹部3と製品Wの凸部Waとの凹凸嵌合によって製品Wが保持されてその変形が防がれるとともに、離型時の製品Wの横振れが一層確実に防がれる。尚、コア型2のキャビティ面2aに形成する凹部3は微小であるため、意匠のヒケやレイアウト、成形に対して何ら問題となることがない。
そして、離型後に図3(c)に示すように、コア型2に挿通する不図示のプッシュロッドによって製品Wを矢印c方向の押すことによって、製品Wをコア型2から離して取り出すことができ、これによって一連の射出成形が完了する。
ところで、以上の実施の形態では、コア型2のキャビティ面2aに凹部3を形成したが、図4に示すようにコア型2のキャビティ面2aに凸部5を形成しても良い。この場合、製品Wには凹部Wbが形成され、この凹部Wbにコア型2の凸部5が嵌合するため、両者の嵌合によって離型時の製品Wの横振れと変形が防がれる。又、本実施の形態では、コア型2のキャビティ面2aの4箇所に凹部3を形成したが、凹部3や図4に示す凸部5を形成する箇所や個数は任意に設定可能である。
1 キャビティ型
1a キャビティ型のキャビティ面
2 コア型
2a コア型のキャビティ面
3 コア型の凹部
4 溶融樹脂
5 コア型の凸部
S キャビティ
W 製品
Wa 製品の凸部
Wb 製品の凹部

Claims (2)

  1. 固定側のキャビティ型と可動側のコア型によって形成されるキャビティに溶融原料を充填し、充填した溶融原料が冷却されて固化すると、前記コア型を抜いて製品を取り出す射出成形金型において、
    前記コア型の前記キャビティに面するキャビティ面に、当該コア型の抜き方向に沿う凹部又は凸部を形成したことを特徴とする射出成形金型。
  2. 前記凹部又は凸部を前記コア型のキャビティ面の複数箇所に形成したことを特徴とする請求項1記載の射出成形金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016135548A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 河西工業株式会社 合成樹脂成形品およびその成形方法

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