JP2014151612A - 剥離シートおよび粘着体 - Google Patents

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貴史 後藤
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Abstract

【課題】放射線滅菌後であっても粘着シートから容易に剥離することができ、しかも、製品保管経時後の粘着シートの粘着力低下を抑えることができる剥離シートを提供する。
【解決手段】基材11と、該基材11上に設けられたシリコーン樹脂を含有する剥離剤層12とを有し、前記剥離剤層12に含まれるシリコーン樹脂のシロキサン鎖に結合しているアリール基の割合が0.01〜9.99モル%であることを特徴とする、放射線滅菌に用いられる剥離シートに関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線を照射することにより滅菌することを前提とした剥離シートに関するものである。また、本発明は、そのような剥離シートを粘着シートと積層した粘着体にも関するものである。
基材の上に粘着剤層を形成した粘着シートは、粘着剤層が露出している状態では保管や運搬時に粘着剤層が劣化したり、意図せぬ材料に粘着したりするおそれがあるため、粘着剤層を剥離シートで保護した状態で保管したり運搬したりするのが一般的である。剥離シートは、基材の上に剥離剤層を形成したものであり、剥離剤層を粘着シートの粘着剤層と直接貼り合わせて使用する。
このように粘着シートと剥離シートが貼り合わされた粘着体には様々な用途があるが、医療衛生用に用いられる場合は、粘着体を滅菌状態にしておく必要がある。滅菌にはエチレンオキサイドガスや放射線が一般的に用いられるが、エチレンオキサイドガスは極めて毒性が高く、引火性や爆発性も有するため扱いにくく、放射線滅菌が主流となりつつある。しかしながら、粘着体を放射線で滅菌すると剥離シートが粘着シートから剥離しにくくなるという問題が発生することがある。そこで、このような問題に対処するために、剥離シートを改良することが提案されている。
例えば、特許文献1には、剥離シートの剥離剤層を主としてシリコーン樹脂で構成し、そのシリコーン樹脂としてケイ素原子に結合した全置換基中に占めるフェニル基の割合を10〜50モル%としたものを用いることが提案されている。この特許文献によれば、このような構成を採用することにより、放射線を照射しても剥離シートが剥離しにくくなるのを抑制できることが記載されている。また、この特許文献によれば、フェニル基の割合が10モル%未満である場合は、そのような効果が十分に得られないことが記載されている。
しかし、フェニル基が10モル%以上のシリコーン樹脂は粘度が高いため塗工が難しく、溶剤を使用しなければならない。また、フェニル基が10モル%以上のシリコーン樹脂の架橋皮膜は剥離力が大きくなり容易に剥がすことはできない。
特許文献2には、剥離シートの剥離剤層を主としてシリコーン樹脂で構成し、その中にラジカル抑制剤を添加することが提案されている。ラジカル抑制剤としては、例えば(2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−t−ペンチルフェニルアクリレートなどの芳香環を有する化合物が記載されている。この特許文献によれば、このような構成を採用することにより、放射線を照射しても粘着シートから剥離シートを簡便、確実に剥離できることが記載されている。しかし、シリコーン樹脂は芳香族を有する化合物と相溶性が悪く経時で分離が起こりやすいことが知られている。また、特許文献2には、シリコーン樹脂をラジカル抑制剤として用いることについては記載されていない。このためラジカル抑制効果は不十分な場合がある。
特開2004−351612号公報 特開2004−351613号公報
本発明者らが、剥離剤層を主としてシリコーン樹脂で構成した剥離シートについて種々検討を行ったところ、上記特許文献の記載範囲内の処方を実施しても放射線滅菌後に優れた剥離性が得られない場合があることが判明した。すなわち、剥離剤層を主としてシリコーン樹脂で構成した剥離シートを使用した粘着体に放射線滅菌を行うと、剥離シートから粘着シートを剥離する際に大きな剥離力を要してしまい、スムーズな剥離が行えない場合があることが判明した。また、滅菌後の製品において、剥離シートを剥離した後の粘着シートを被着体に接着したときの粘着力が低下する場合があることも判明した。
従来認識されていなかった新たな上記課題の発見に基づいて、本発明者らは、放射線滅菌後であっても粘着シートから容易に剥離することができ、しかも、粘着シートを被着体に接着した際に粘着力が低下することを抑えることができる剥離シートを提供することを目的として検討を進めた。
上記の課題を解決するために鋭意検討を行なった結果、本発明者らは、先行技術の示唆に反する特定の条件を満たすシリコーン樹脂を用いれば上記の課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。すなわち、課題を解決する手段として、以下の本発明を提供するに至った。
[1] 基材と、該基材上に設けられたシリコーン樹脂を含有する剥離剤層とを有し、
前記剥離剤層に含まれるシリコーン樹脂のシロキサン鎖に結合しているアリール基の割合が0.01〜9.99モル%であることを特徴とする、放射線滅菌に用いられる剥離シート。
[2] 前記剥離剤層が、
(A)下記一般式(1)で表される、1分子中にアルケニル基を2個以上、アリール基を0〜9.98モル%含有するシリコーン樹脂 100質量部
Figure 2014151612
(一般式(1)中、Rはそれぞれ独立に水素原子、水酸基または有機基を表し、シリコーン樹脂1分子中のRの少なくとも2個がアルケニル基であり、全Rの0〜9.98モル%がアリール基である。xは1以上の整数を表す。)
(B)下記式(2)で表される、アルケニル基は含有せず、アリール基を含有するシリコーン樹脂からなる軽剥離コントロール剤 0.1〜30質量部
Figure 2014151612
(一般式(2)中、R’はそれぞれ独立に水素原子、水酸基またはアルケニル基以外の有機基を表し、全R’の0.01〜50モル%がアリール基である。Yは1以上の整数を表す。)
(C)1分子中に少なくとも2個の水素原子がケイ素原子に結合しているシリコーン樹脂 0.1〜30質量部
(D)白金族金属系触媒 0.1〜5質量部
で構成されており、全シリコーン樹脂中に占めるアリール基の割合が0.01〜9.99モル%であることを特徴とする、[1]に記載の放射線滅菌に用いられる剥離シート。
[3] 前記(A)の一般式(1)で表されるシリコーン樹脂は、25℃における粘度が50〜5,000mPa・sであることを特徴とする[1]または[2]に記載の剥離シート。
[4] 前記(B)のアリール基を有するシリコーン樹脂が、25℃における粘度が50〜1,000,000mPa・sであることを特徴とする[1]〜[3]のいずれか1項に記載の剥離シート。
[5] 前記剥離剤層は、白金族金属系触媒を10〜500ppm含むことを特徴とする[1]〜[4]のいずれか1項に記載の剥離シート。
[6] 前記剥離剤層が非溶剤型であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれか1項に記載の剥離シート。
[7] 前記剥離剤層に含まれる全シリコーン樹脂が、
Figure 2014151612
を満たすことを特徴とする[1]〜[6]のいずれかに記載の剥離シート。
(aは下記一般式(3−1)で表されるシロキサンの単位数を表し、bは下記一般式(3−2)で表されるシロキサンの単位数を表し、cは下記一般式(3−3)で表されるシロキサンの単位数を表し、dは下記一般式(3−4)で表されるシロキサンの単位数を表す。)
Figure 2014151612
(一般式(3−1)〜(3−4)中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、水酸基、または不飽和炭化水素基以外の有機基を表す。Q1およびQ2はそれぞれ独立に炭素数2〜6の不飽和炭化水素基を表す。)
[8] [1]〜[7]のいずれか1項に記載の剥離シートと、基材と該基材上に設けられた粘着剤層とを有する粘着シートを積層した構造を有する粘着体であって、前記剥離シートの剥離剤層と前記粘着シートの粘着剤層とが粘着している粘着体。
[9] [8]に記載の粘着体であって、放射線滅菌が成された滅菌済み粘着体。
本発明の剥離シートを使用した粘着体は、放射線滅菌後であっても粘着シートから容易に剥離シートを剥離することができ、しかも、剥離シートを剥離した後の粘着シートを被着体に接着させ、製品保管経時における粘着シートの粘着力低下を抑えることができる。
本発明の剥離シートを用いた粘着体の構成例を示す断面図である。 本発明の剥離シートを用いた粘着体の別の構成例を示す断面図である。
以下において、本発明の剥離シートと粘着体について詳細に説明する。以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様や具体例に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様や具体例に限定されるものではない。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
[剥離シート]
(特徴)
本発明の剥離シートは、基材と、該基材上に設けられたシリコーン樹脂を含有する剥離剤層とを有する。剥離剤層に含まれるシリコーン樹脂のシロキサン鎖に結合しているアリール基の割合は、0.01〜9.99モル%である。
本発明では、剥離剤層に含まれる(B)成分の移行性を有するアリール基含有シリコーン樹脂が表層へ移行することにより、表層のアリール基の濃度が高くなることにより放射線の影響を効率よく抑えることができる。また(B)成分のシリコーン樹脂は粘着剤に付着あるいは粘着剤中に浸透するため、粘着剤を剥がす際の剥離力は非常に小さい。
(シリコーン樹脂)
シリコーン樹脂は、剥離剤層に含有される。本発明におけるシリコーン樹脂とはR3SiO1/2(M単位)、R2SiO2/2(D単位)、R1SiO3/2(T単位)、SiO4/2(Q単位)から選択された構成成分から成る高分子である。上記単位中、Rはそれぞれ独立に水素原子、水酸基または有機基を表す。
剥離剤層は、シリコーン樹脂を含む。本発明では、剥離剤層に含まれるシリコーン樹脂のシロキサン鎖に結合しているアリール基の割合は、0.01〜9.99モル%である。
本明細書において「シロキサン鎖に結合しているアリール基の割合」とは、ケイ素原子と酸素原子の交互連結鎖であるシロキサン鎖(・・−Si−O−Si−・・)を構成するケイ素原子に結合している水素原子および置換基のうちアリール基が占める割合を意味する。すなわち、シロキサン鎖を構成するケイ素原子に結合している水素原子および置換基の総数に占めるアリール基の数の割合を意味する。ちなみにシリコーン樹脂を構成するケイ素原子には、水素原子、メチル基、ビニル基などの様々な原子、官能基が結合しうる。アリール基とは芳香族炭化水素から誘導された官能基を意味し、具体例としてフェニル基、ベンジル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等を挙げることが出来る。アリール基の炭素数は、6〜14が好ましく、6〜10がより好ましい。
本発明におけるシリコーン樹脂中のアリール基の割合は、0.01〜8モル%であることが好ましく、0.01〜6モル%であることがより好ましくは、0.01〜4モル%であることがさらに好ましい。シリコーン樹脂中のアリール基の割合は、例えば1H−NMRを行うことにより測定することができる。
シリコーン樹脂中のアリール基の割合を上記範囲内とすることにより、本発明では、放射線滅菌後であっても粘着シートから容易に剥離シートを剥離することができる。さらに、剥離シートを剥離した後の粘着シートを被着体に接着させ、製品保管を行った場合であっても、粘着シートの粘着力低下を抑えることができる。
剥離剤層は、成分(A)〜(D)で構成されていることが好ましい。
ここでは、(A)は、下記式(1)で表される、アルケニル基を2個以上、アリール基を全R(全置換基)の0〜9.98モル%、好ましくは0〜5モル%、より好ましくは0.1〜3モル%含有するシリコーン樹脂である。
Figure 2014151612
一般式(1)中、Rはそれぞれ独立に水素原子、水酸基、または有機基を表し、シリコーン樹脂1分子中のRの少なくとも2個がアルケニル基であり、全Rの0〜9.98モル%がアリール基である。xは1以上の整数を表す。
全R(全置換基)アリール基の割合が10モル%以上の場合は剥離力が高くなりすぎて好ましくない。
(B)は、下記一般式(2)で表される、アルケニル基を含有せずアリール基を全R’(全置換基)の0.01〜50モル%含有するシリコーン樹脂である。
(B)は(A)100質量部に対し0.1〜30質量部、好ましくは0.1〜28質量部、より好ましくは0.1〜25質量部配合することが好ましい。0.1質量部未満では軽剥離化ができない場合や耐放射線性が不十分な場合がある。また30質量部以上では移行成分が多すぎて、粘着剤表面に多量の移行成分が付着することにより1度剥がした粘着剤を再度貼り付けようとしても十分な粘着力が得られない場合がある。
Figure 2014151612
ここで、一般式(2)中、R’はそれぞれ独立に水素原子、水酸基または有機基を表す。本明細書において「有機基」とは、炭素原子を含む1価の原子団を意味し、好ましくは、炭化水素またはこれらの基に結合する水素原子の一部又は全てが窒素原子、酸素原子及び硫黄原子を含む基で置換された基である。例えば、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基を挙げることができる。アルキル基の炭素数は1〜10が好ましく、1〜6がより好ましく、1〜3がさらに好ましい。具体例として、メチル基、エチル基、プロピル基を挙げることができる。アリール基の炭素数は6〜14が好ましく、6〜10がより好ましい。具体例としてフェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基を挙げることができる。アルキル基やアリール基に置換可能な置換基としては、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基を挙げることができる。
シリコーン樹脂中のR’の0.01〜50モル%がアリール基である。アリール基の割合が0.01モル%未満の場合は、耐放射線能力が低下し、(A)、(B)成分のシロキサンに結合したメチル基等の有機基が外れたラジカル部位が架橋することにより剥離力が高くなる。一方、アリール基の割合が50モル%超の場合は粘度が高くなりすぎ、(A)、(C)、(D)への混合が困難になる。また、アリール基はアルキル基と比べ剥離力を高くなるため、過剰なアリール基の存在は好ましくない。
一般式(2)中、Yは1以上の整数を表す。また、25℃における粘度が50〜1,000,000mPa・s、好ましくは100〜100,000mPa・sである。粘度が50mPa・s以下の場合は表面にべたつきが生じるため好ましくない。また1,000,000mPa・s以上の場合は(A)、(C)、(D)への混合が困難になる。
(C)は、下記一般式(4)で表される、1分子中に少なくとも2個の水素原子がケイ素原子に結合しているシリコーン樹脂である。
Figure 2014151612
一般式(4)中R”はそれぞれ独立に有機基を表す。ただしアリール基は全R”の0〜3モル%、好ましくは0〜1モル%、より好ましくは0〜0.1モル%である。
Zは2個以上の整数を表し、Z’は0≦Z’/(Z+Z’)<0.4、好ましくは0≦Z’/(Z+Z’)<0.2を満たす数である。
(D)は、白金族金属系触媒である。白金族金属系触媒は、シリコーン樹脂成分と架橋剤との付加硬化反応(ヒドロシリル化)を促進させるための触媒として使用される。
(D)成分としては、公知の白金族金属系触媒を用いることができるが、白金もしくは白金化合物を用いることが好ましい。白金族金属系触媒の具体例としては、白金黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール変性物、塩化白金酸とオレフィン、アルデヒド、ビニルシロキサン又はアセチレンアルコール類等との錯体が挙げられる。白金族金属系触媒は、例えば、1−エチル1−シクロヘキサノールに白金とビニルシロキサンとの錯体を添加して得ることができる。
剥離剤層は、(A)成分をアルケニル基を2個以上、アリール基を全R’(全置換基)の0〜9.98モル%含有するシリコーン樹脂を100質量部含有することとした場合、(B)成分を0.1〜30質量部、(C)成分を0.1〜30質量部、(D)成分として白金族金属をシロキサン総量に対し10〜500ppm含むことが好ましい。なお、(D)成分の添加量は、触媒としての有効量であれば、希望する硬化速度に応じて適宜増減することができる。
剥離剤層は、非溶剤型であることが好ましい。非溶剤型とは、剥離剤層を構成する各成分を混合する際に溶剤を用いないことをいう。剥離剤層が非溶剤型であれば、環境への負荷を減らすことができ、製造コストを抑制することもできる。
また、剥離剤層に含まれるシリコーン樹脂は、下記一般式(3)を満たすことが好ましい。
Figure 2014151612
一般式(3)中、aは下記一般式(3−1)で表されるシロキサンの単位数を表し、bは下記一般式(3−2)で表されるシロキサンの単位数を表し、cは下記一般式(3−3)で表されるシロキサンの単位数を表し、dは下記一般式(3−4)で表されるシロキサンの単位数を表す。
Figure 2014151612
一般式(3−1)〜(3−4)中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、水酸基または有機基を表す。但し不飽和炭化水素は含まない。また、Q1およびQ2は、それぞれ独立に炭素数2〜6の不飽和炭化水素を表す。R1〜R8がそれぞれメチル基である場合、一般式(3−1)で表されるシロキサン単位は、ジメチルシロキサン単位となり、一般式(3−2)で表されるシロキサン単位は、トリメチルシロキサン単位となり、一般式(3−3)で表されるシロキサン単位はメチルアルケニルシロキサン単位となり、一般式(3−4)で表されるシロキサン単位は、ジメチルアルケニルシロキサン単位となる。
上記一般式(3)は、不飽和官能基を含まないシロキサン単位数を架橋していると考えられる不飽和官能基を含むシロキサン単位数で割った値であり、数値が小さいほど架橋密度が高いことを意味する。
本発明では、シロキサン単位数は、40<(a+b)/(c+d)<200、より好ましくは40<(a+b)/(c+d)<100を満たすことが好ましい。(a+b)/(c+d)が40以下の場合は架橋密度が高くなりすぎること及び、移行成分である(B)成分の表面への移行が高架橋密度により妨げられるため剥離力が上昇し、剥離シートが剥がしにくい場合がある。一方、(a+b)/(c+d)が200以上の場合は架橋密度が低くなりすぎ、しっかりした塗膜ができない場合がある。
(剥離剤層への添加剤)
本発明の剥離シートの剥離剤層には、通常の剥離剤層に用いるシリコーン樹脂に添加可能な種々の添加剤を添加することが可能である。また、シリコーン樹脂以外の樹脂を添加することも可能である。
(基材)
本発明の剥離シートを構成する基材は、支持体としての役割を果たすものである。本発明では、剥離シートの基材として通常用いられているものの中から基材を選択して用いることができる。例えば、上質紙、クレーコート紙、グラシン紙、ポリエチレンラミネート紙等の紙類;ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム等の各種プラスチックフィルムなどを基材として挙げることができる。
基材の厚みは、5μm以上であることが好ましく、10μm以上であることがより好ましい。また、300μm以下であることが好ましく、200μm以下であることがより好ましい。
(剥離剤層の形成)
本発明の剥離シートは、基材の上に剥離剤層を形成することにより作製することができる。剥離剤層の形成法は特に制限されないが、メイヤーバーコーター、キスロールコーター、ロールコーター、グラビアコーター、ロッドコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター等の通常の塗布装置により塗布乾燥することにより形成することが好ましい。剥離剤の塗布量は、0.1〜5.0g/m2の範囲が好ましく、さらに好ましくは0.5〜3.0g/m2である。剥離剤の塗布量が過度に少ないと満足する剥離性能が得られなくなり、逆に剥離剤の塗布量を過度に多くしても剥離性能は飽和するため経済的に不利になる傾向がある。
(放射線照射)
本発明の剥離シートを使用した粘着体に放射線を照射することにより滅菌することができる。放射線の照射は、本発明の剥離シートを粘着シートと積層して粘着体を形成する前であってもよいし、後であってもよいが、一般には粘着体を形成した後の滅菌が好ましい。また、粘着体形成前と形成後の両方に放射線滅菌を行ってもよい。
放射線の種類は、医療衛生分野において通常用いられるものの中から選択でき、例えば、γ線、電子線、紫外線を挙げることができ、照射線量は所望の滅菌効果を得るために任意に調整することができる。また、放射線滅菌は複数回行ってもよく、その場合に、放射線の種類を変えることも可能である。
[粘着体]
(特徴)
本発明の粘着体は、剥離シートと粘着シートを積層した構造を有する。このとき、剥離シートの剥離剤層と粘着シートの粘着剤層とが接するように構成する。ここで用いる剥離シートは、上記の本発明の剥離シートである。本発明の粘着体は、本発明の剥離シートを有することから、放射線滅菌後であっても粘着シートから剥離シートを容易に剥離することができ、しかも、粘着シートの経時粘着力低下を抑えることができる。
(粘着シート)
粘着シートの粘着剤層に用いる粘着剤の種類は特に限定されず、各種公知のゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤等から適宜選択して使用することができるが、粘着性能の観点からはアクリル酸エステル系粘着剤が好ましく使用される。粘着剤は接着強度面から強粘、汎用、再剥離等に分類されるが、これも特に制約されず、所望とする接着レベルのものを選択することができる。粘着剤は1液タイプ、または2液以上の硬化タイプの両方が使用でき、粘着剤の形態としては溶剤型、エマルジョン型、ホットメルト型等のいずれでもよい。その他、本発明の効果を損なわない範囲で、粘着剤層には各種公知の添加剤を添加することができる。添加剤として、例えばロジン系、テルペン系、石油系等の粘着付与樹脂、デンプン、CMC等のバインダー類、ポリエチレングリコール等の湿潤剤、消泡剤、濡れ剤、粘度調整剤等の界面活性剤類、顔料、染料等を併用することができる。
粘着シートの基材は、粘着シートの基材として通常用いられているものの中から選択して用いることができる。例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、ウレタンフィルム等の各種プラスチックフィルム、アルミニウムホイルなどの金属ホイル、不織布などを挙げることができる。基材の厚みは5〜300μmであることが好ましく、10〜200μmであることがより好ましい。
粘着シートは、基材の上に粘着剤層を形成することにより作製することができる。粘着剤層の形成法は特に制限されないが、メイヤーバーコーター、キスロールコーター、リップコーター、ロールコーター、グラビアコーター、ロッドコーター、ブレードコーター、コンマコーター、エアーナイフコーター、スリットダイコーター等の通常の塗布装置により塗布乾燥することにより形成することが好ましい。粘着剤層の厚みは、5〜200μmの範囲が好ましく、さらに好ましくは10〜100μmである。
(粘着体の作製)
粘着体の作製方法は特に制限されない。基材上に粘着剤層を形成した粘着シートを、本発明の剥離シートと貼り合わせる直接方式を採用してもよいし、本発明の剥離シートの剥離剤層の上に粘着剤層を形成した後に粘着シート用基材を貼り合わせる転写方式を採用してもよい。
また、本発明とは別の一般的な剥離シートを使用して粘着体を作成した後に、剥離シートを本発明の剥離シートに貼り替えて作成することもできる。
本発明の粘着体1は、図1に示すように、基材11と剥離剤層12からなる剥離シート2が、基材21と粘着剤層22からなる粘着シート3と貼り合わせた構造を有するものであってもよいし、図2に示すように、粘着剤層22と基材21と粘着剤層22からなる粘着シート3の両面に、基材11と剥離剤層12からなる剥離シート2を貼り合わせた構造を有するものであってもよい。図2に示す態様は、粘着シートが両面粘着シートとして利用できるものである。このとき、用途によっては、2つの剥離シートの一方のみを本発明の剥離シートとしてもよいし、両方を本発明の剥離シートとしてもよい。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明の特徴をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
(1)剥離シートの作製
基材として上質紙にポリエチレンラミネート加工したものを用意した。また、剥離剤層形成用塗工液を、表1に記載のアリール基含有率のシリコーン樹脂と、白金触媒とを混合することにより調製した。この剥離剤層形成用塗工液をグラビアコーターで上記基材上に塗工し乾燥することにより、塗布量0.5g/m2の剥離剤層を形成した。これによって剥離シートを得た。
(2)粘着体の作製
粘着剤層形成用塗工液として、アクリル系樹脂(綜研化学社製MD1)100質量部とトルエン溶媒100質量部とを混合することにより調製した。この粘着剤層形成用塗工液をコンマコーターで上記剥離シートの剥離剤層上に塗工し乾燥することにより、厚み30μmの粘着剤層を形成した。さらに粘着剤層の上に、厚み25μmのウレタンフィルム(大倉工業社製シルクロンHV85)を貼り合わせて粘着体を得た。
(3)放射線照射
上記の通り作成した粘着体に対し、コバルト60を線源としたγ線を20kGy、40kGy照射した。
(4)剥離力測定試験
放射線照射処理した粘着体を50mm×100mmのサイズに切り出し、引っ張り試験機に剥離シート端を固定し、粘着シート端を300mm/分で180°の方向に引っ張ることにより剥離力を測定した。放射線を照射していない標準サンプルについても同様に剥離力を測定し、標準サンプルの剥離力に対する上昇率を計算して表1に結果を示した。
(5)残留接着力測定試験
放射線を照射した粘着体を50℃で2ヶ月間促進処理した後、25mm×55mmのサイズに切り出し、剥離した後の粘着シートの粘着剤層側をベークライト板(日本テストパネル社製)に2kgロールで接着し、30分後に引っ張り試験機により300mm/分で180°の方向に引っ張ることにより粘着力を測定した。50℃処理していない標準サンプルについても同様に粘着力を測定し、標準サンプルの粘着力を100%とする相対値として残留接着力を計算して表1に結果を示した。
(実施例1)
上述した(A)成分として分子鎖両末端をビニルジメチルシロキシ基で封鎖した粘度400mPa・sのジメチルポリシロキサン100質量部、上述した(B)成分として分子鎖両末端をトリメチルシリル基で封鎖しフェニル基を全置換基の5モル%含有する粘度3,000mPa・sのメチルフェニルシロキサン1質量部、上述した(C)成分として分子鎖両末端をトリメチルシリル基で封鎖しメチル基を全置換基の10モル%含有する粘度が20mPa・sのメチルハイドロジェンシロキサン2.8質量部、制御剤として1−エチニル−1−シクロヘキサノールを0.3質量部を攪拌し均一としたものに、上述した(D)成分として白金とビニルシロキサンとの錯体を白金換算で100ppmになるように添加、混合し、シリコーン組成物を得た。
(実施例2)
実施例1の配合の中で(B)成分を分子鎖両末端としてトリメチルシリル基で封鎖しフェニル基を全置換基の25モル%含有する粘度450mPa・sのメチルフェニルシロキサン1質量部としたシリコーン組成物を得た。
(実施例3)
実施例1の配合の中で(B)成分を分子鎖両末端としてトリメチルシリル基で封鎖しフェニル基を全置換基の25モル%含有する粘度450mPa・sのメチルフェニルシロキサン10質量部としたシリコーン組成物を得た。
(実施例4)
実施例1の配合の中で(A)成分をビニルジメチルシロキシ基で封鎖しフェニル基を全置換基の1モル%含有する粘度490mPa・sのメチルフェニルシロキサン100質量部としたシリコーン組成物を得た。
(実施例5)
実施例1の配合の中で(A)成分を分子鎖両端部をビニルメチルシロキシ基で封鎖した粘度100mPa・sのジメチルポリシロキサン100質量部とした組成物を得た。
(比較例1)
実施例1の配合の中から(B)成分のメチルフェニルシロキサンを除いたシリコーン組成物を得た。
(比較例2)
(A)成分として分子鎖両末端をビニルジメチルシロキシ基で封鎖した粘度400mPa・sのジメチルポリシロキサン60質量部と分子鎖両末端をビニルジメチルシロキシ基で封鎖しジフェニルシロキサン単位を32.7モル%含有する粘度2500mPa・sの両末端ビニル基を含有するメチルフェニルシロキサン40質量部(C)成分として分子鎖両末端をトリメチルシリル基で封鎖しジメチルシロキサン単位を10モル%含有する粘度が20mPa・sのメチルハイドロジェンシロキサン3質量部、制御剤として1−エチニル−1−シクロヘキサノールを0.3質量部を攪拌し均一としたものに、(D)成分として白金とビニルシロキサンとの錯体を白金換算で100ppmになるように添加、混合し、シリコーン組成物を得た。
(比較例3)
(A)成分として分子鎖両末端をビニルジメチルシロキシ基で封鎖した粘度400mPa・sのジメチルポリシロキサン30質量部と分子鎖両末端をビニルジメチルシロキシ基で封鎖しフェニル基を全置換基の32.7モル%含有する粘度2500mPa・sの両末端ビニル基を含有するメチルフェニルシロキサン70質量部、(C)成分として分子鎖両末端をトリメチルシリル基で封鎖しメチル基を全置換基の10モル%含有する粘度が20mPa・sのメチルハイドロジェンシロキサン3質量部、制御剤として1−エチニル−1−シクロヘキサノールを0.3質量部を攪拌し均一としたものに白金とビニルシロキサンとの錯体を白金換算で100ppmになるように添加、混合し、シリコーン組成物を得た。
(比較例4)
比較例2の配合にさらに(B)成分として、分子鎖末端をトリメチルシリル基で封鎖し、フェニル基を全置換基の5モル%含有する粘度3,000mPa・sのメチルフェニルシロキサン1質量部を添加、混合しシリコーン組成物を得た。
Figure 2014151612
表1の結果から明らかなように、シリコーン樹脂中のアリール基含有率を所望の範囲内とした実施例の剥離シートは放射線照射後であっても剥離力の上昇が抑えられており、また、50℃促進処理後の粘着シートの残留接着力も高い。これに対して、比較例1の剥離シートは放射線照射後の剥離力の上昇が著しく、また、比較例2の剥離シートは50℃促進処理後の粘着シートの残留接着力が低い。
本発明の剥離シートは、放射線滅菌後であっても粘着シートから容易に剥離することができ、しかも、粘着シートの粘着力の低下を抑えることができる。このため、本発明の剥離シートを利用すれば、特に医療衛生分野で有効に用いることができる粘着体を提供することができる。本発明の剥離シートは簡便な方法で安価に製造できることから、本発明は産業上の利用可能性が高い。
1 粘着体
2 剥離シート
3 粘着シート
11 基材
12 剥離剤層
21 基材
22 粘着剤層

Claims (9)

  1. 基材と、該基材上に設けられたシリコーン樹脂を含有する剥離剤層とを有し、
    前記剥離剤層に含まれるシリコーン樹脂のシロキサン鎖に結合しているアリール基の割合が0.01〜9.99モル%であることを特徴とする、放射線滅菌に用いられる剥離シート。
  2. 前記剥離剤層が、
    (A)下記一般式(1)で表される、1分子中にアルケニル基を2個以上、アリール基を0〜9.98モル%含有するシリコーン樹脂 100質量部
    Figure 2014151612
    (一般式(1)中、Rはそれぞれ独立に水素原子、水酸基または有機基を表し、シリコーン樹脂1分子中のRの少なくとも2個がアルケニル基であり、全Rの0〜9.98モル%がアリール基である。xは1以上の整数を表す。)
    (B)下記式(2)で表される、アルケニル基は含有せず、アリール基を含有するシリコーン樹脂からなる軽剥離コントロール剤 0.1〜30質量部
    Figure 2014151612
    (一般式(2)中、R’はそれぞれ独立に水素原子、水酸基またはアルケニル基以外の有機基を表し、全R’の0.01〜50モル%がアリール基である。Yは1以上の整数を表す。)
    (C)1分子中に少なくとも2個の水素原子がケイ素原子に結合しているシリコーン樹脂 0.1〜30質量部
    (D)白金族金属系触媒 0.1〜5質量部
    で構成されており、全シリコーン樹脂中に占めるアリール基の割合が0.01〜9.99モル%であることを特徴とする、請求項1に記載の放射線滅菌に用いられる剥離シート。
  3. 前記(A)の一般式(1)で表されるシリコーン樹脂は、25℃における粘度が50〜5,000mPa・sであることを特徴とする請求項1または2に記載の剥離シート。
  4. 前記(B)のアリール基を有するシリコーン樹脂が、25℃における粘度が50〜1,000,000mPa・sであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の剥離シート。
  5. 前記剥離剤層は、白金族金属系触媒を10〜500ppm含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の剥離シート。
  6. 前記剥離剤層が非溶剤型であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の剥離シート。
  7. 前記剥離剤層に含まれる全シリコーン樹脂が、
    Figure 2014151612

    を満たすことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の剥離シート。
    (aは下記一般式(3−1)で表されるシロキサンの単位数を表し、bは下記一般式(3−2)で表されるシロキサンの単位数を表し、cは下記一般式(3−3)で表されるシロキサンの単位数を表し、dは下記一般式(3−4)で表されるシロキサンの単位数を表す。)
    Figure 2014151612
    (一般式(3−1)〜(3−4)中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、水酸基、または不飽和炭化水素基以外の有機基を表す。Q1およびQ2はそれぞれ独立に炭素数2〜6の不飽和炭化水素基を表す。)
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の剥離シートと、基材と該基材上に設けられた粘着剤層とを有する粘着シートを積層した構造を有する粘着体であって、前記剥離シートの剥離剤層と前記粘着シートの粘着剤層とが粘着している粘着体。
  9. 請求項8に記載の粘着体であって、放射線滅菌が成された滅菌済み粘着体。
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