JP2014148107A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、外部記憶手段を接続する接続手段とを備える画像形成装置において、外部記憶手段が接続されることに応じて、CPU13が当該外部記憶手段にデータを読み書き状態を識別する。そして、CPU13が識別した読み書き状態に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する。そして、CPU13が特定された処理手段へ電源を給電する構成を特徴とする。
【選択図】 図3
Description
また、USBストレージやSDカードのような外部記憶装置を画像形成装置に接続する場合、画像形成装置をジョブが実行できる状態にする必要がある。
所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、外部記憶手段を接続する接続手段と、前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶された情報を識別する識別手段と、識別した情報に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定手段と、特定された処理手段へ電源を給電する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
8は操作部で、液晶タッチパネルのような設定状態表示およびユーザ操作可能な操作表示画面と、テンキーのような操作ボタンから構成される。
画像形成装置1は、LAN9経由でコンピュータ10からデジタル画像の入出力、ジョブの発行や機器の指示等も行なうことが可能である。
〔複写機能〕
スキャナ装置2から読み込んだ画像をハードディスク装置14に保存し、同時にプリンタ装置4を使用して印刷を行なう。
〔画像送信機能〕
スキャナ装置2から読み込んだ画像をハードディスク装置14に保存し、LAN9を経由してコンピュータ10に送信する。
〔画像保存機能〕
スキャナ装置2から読み込んだ画像をハードディスク装置14に保存し、必要に応じて画像送信や画像印刷を行なう。
〔画像印刷機能〕
コンピュータ10から送信された例えばページ記述言語を解析し、プリンタ装置4で印刷する。
〔FAX受信プリント〕
FAX装置7から受信したFAX画像をハードディスク装置14に保存し、同時にプリンタ装置4を使用して印刷を行う。
FAX装置7から受信したFAX画像をハードディスク装置14に保存し、同時にLAN9を経由してコンピュータ10等に転送する。
〔FAXメモリ受信処理〕
FAX装置7から受信したFAX画像をハードディスク装置14に保存し、オペレータからの参照を待つ。
〔FAX送信処理〕
スキャナ装置2から読み込んだ画像をハードディスク装置14に保存し、同時にFAX装置7から公衆回線に送信する。
〔外部記憶装置ダイレクトプリント〕
USBストレージやSDカード等の外部記憶装置33に格納されている画像を外部記憶装置I/F32を介してハードディスク装置14に保存し、必要に応じて画像印刷を行なう。
〔外部記憶装置ダイレクト保存機能〕
スキャナ装置2から読み込んだ画像をハードディスク装置14に保存し、必要に応じて外部記憶装置I/F32を介してUSBストレージやSDカード等の外部記憶装置33に格納する。
ハードディスク装置14に保存してあるデータを、外部記憶装置I/F32を介して外部記憶装置33に格納する。なお、多くのケースでハードディスク装置14を介在するのは、ジョブに失敗した場合や、電源断等の異常状態からリカバリするためである。
以下に画像形成装置が遷移可能な電力状態について説明する。
〔スリープ状態〕
このモードは画像形成装置1自体の電力を可能な限り落した状態である。
CPU13はメモリ15に保存された装置の状態をメモリ15から読みだして、再設定を行い、コントローラ部電力25の電源がOFFされる直前の状態に復帰し、スタンバイ状態へと移行する。
スリープ状態はハードウエアの多くが動作できない状態であるため、スタンバイ状態に遷移するだけの機能しかない。ジョブはスタンバイ状態に移行してから受け付ける。
コントローラ部電力25が通電されている状態である。
具体的には、操作部8からのオペレータによる操作、LAN9からのネットワーク経由のジョブ等を受け付ける。
ことのとき、操作部8の操作表示画面の液晶バックライトは消灯されており、オペレータ操作時(スリープ復帰ボタン押下等)で液晶バックライトが点灯し、操作表示画面が起動される。
例えば以下のようにジョブ種に応じて各デバイスの電源をONにする。
〔複写機能〕
スキャナ部電力26とプリンタ部電力28をONにし、先に述べたように複写機能を実現する。
〔画像送信機能〕
スキャナ部電力26のみをONにし、読みとった画像データを送信する。
〔画像保存機能〕
スキャナ部電力26のみをONにし、読みとった画像データを保存する。
〔画像印刷機能〕
プリンタ部電力28のみをONにし、様々な画像データを印刷する。
プリンタ部電力28と汎用画像処理部電力27をONにし、受信したFAX画像に汎用画像処理を施したのちに印刷する。
〔FAX転送処理〕
汎用画像処理部電力27のみをONにし、FAX受信したデータを汎用画像処理したのちに転送する。
〔FAXメモリ受信処理〕
汎用画像処理部電力27のみをONにし、FAX受信したデータを汎用画像処理した後、ハードディスク装置14に保存する。
〔FAX送信処理〕
スキャナ部電力26と汎用画像処理部電力27をONにし、読み込んだFAX画像データを公衆回線に送信する。
〔外部記憶装置ダイレクトプリント〕
USBストレージやSDカード等の外部記憶装置33が接続されている時、プリンタ部電力28をONにし、様々な画像データを印刷する。
〔外部記憶装置ダイレクト保存機能〕
〔外部記憶装置保存機能〕
ジョブが完了したらデバイスの電源を落とすことで、使用する時だけ必要なデバイスのみを通電させることが可能となり、スタンバイ時の待機電力を削減することが可能となる。
図2Aは通常状態に対応し、コントローラ部電力25、スキャナ部電力26、汎用画像処理部電力27、プリンタ部電力28が通電されている状態である。
例えば、複写機能使用時の電力状態である。
図2Bはスリープ状態に対応し、前述のとおり、画像形成装置1自体の電力を可能な限り落した状態である。この際、各部電力25〜28は通電されていない。また、このとき、コントローラ3および外部記憶装置I/F32は通電されていないため、外部記憶装置33が接続されてもCPU13は外部記憶装置33を認識できない。
図2Dは第1の省電力状態に対応し、コントローラ部電力25、スキャナ部電力26、汎用画像処理部電力27が通電されている状態である。この際、プリンタ部電力28は通電されていない。また、第1の省電力状態とは、画像送信機能/画像保存機能/FAX送信処理/外部記憶装置ダイレクト保存機能使用時の電力状態に対応する。
図2Eは第2の省電力状態に対応し、コントローラ部電力25、汎用画像処理部電力27、プリンタ部電力28が通電されている状態である。この際、スキャナ部電力26は通電されていない。また、第2の省電力状態とは、画像印刷機能/FAX受信プリント/外部記憶装置ダイレクトプリント使用時の電力状態に対応する。
また、画像形成装置1が図2Cに示すスタンバイ状態のとき、操作部8は通電されているが、電力低減のため操作表示画面は消灯・停止している。図2Cに示すスタンバイ状態から図2Aに示す通常状態、図2dに示す第1の省電力状態、図2Eに示す第2の省電力状態に遷移した時、操作部8の操作表示画面が起動・操作できる状態となる。
以下、説明では、外部記憶装置33の一例として、USBストレージが接続された場合を想定し、前述のとおり、図2Bに示したスリープ状態ではUSBストレージを認識できないため、フローチャートの開始における画像形成装置1の電力状態は、図2Cに示したスタンバイ状態として記述する。
S303で、CPU13は接続されているUSBストレージが、画像形成装置1が図2Cに示したスタンバイ状態中に新規に接続されたかを判断する。ここで、USBストレージが新規に接続されたとCPU13が判断した場合は、CPU13に対してconnect信号が入力される。
このとき、USBストレージが新規接続であるとCPU13が判断した場合は、S304に移行し、新規接続でないとCPU13が判断した場合は、CPU13は通電等の処理を行わない。
S305で、CPU13は、スキャナ部電力26、汎用画像処理部電力27、プリンタ部電力28を通電し、画像形成装置1の電力状態を図2Aの通常状態に遷移させる。
なお、S304で、CPU13がUSBストレージ内のデータを検出できないとCPU13が判断した場合、ユーザはスキャンしたデータをUSBストレージ内に格納することが考えられる。このとき、S305で、CPU13が特定されるスキャナ部電力26、汎用画像処理部電力27を通電し、画像形成装置1の電力状態を図2Dに示す第1の省電力状態に遷移させるように制御しても構わない。
また、USBストレージ内にデータがある場合、ユーザはUSBストレージからのプリントを行う可能性がある。このため、データがある場合にはプリンタ装置4へ通電するため、予めプリンタ装置4内の定着ユニットを昇温することが可能となり、効率的にプリントジョブを実行できる。
図4は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した外部記憶装置I/F32に外部記憶装置33が接続されたことを認識して実行される電力制御例である。なお、各ステップは、CPU13がHDD14等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
S402で、ユーザが画像形成装置1を操作できるようCPU13は操作部8の操作表示画面を起動し、S403に移行する。S403で、CPU13は接続されているUSBストレージが、画像形成装置1が図2Cに示すスタンバイ状態中に新規に接続されたかを判断する。ここで、USBストレージが新規に接続されたとCPU13が判断した場合は、CPU13に対してconnect信号が入力される。
このとき、USBストレージが新規接続であると判断した場合は、S404に移行し、新規接続でないと判断した場合は、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
S404で、CPU13は外部記憶装置I/Fを介して、USBストレージに対してデータ検出処理をする。ここで、CPU13がUSBストレージ内のデータを検出したと判断した場合、S405に移行し、データを検出できないと判断した場合、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
S405で、CPU13は外部記憶装置I/Fを介して、USBストレージ内のデータ種別を検出する。
S406で、CPU13はスキャナ部電力26、汎用画像処理部電力27、プリンタ部電力28を通電し、画像形成装置1の電力状態を図2Aの通常状態に遷移させるように制御する。
また、USBストレージ内に印刷可能なデータがある場合、ユーザはUSBストレージからのプリントを実行できる。このため、印刷可能なデータがある場合にはプリンタ装置4へ通電するため、予めプリンタ装置4内の定着ユニットを昇温することが可能となり、効率的にプリントジョブを実行できる。また、USBストレージ内データが印刷可能か否かの判定は、画像形成装置1がデータの拡張子やマジックナンバー等を参照することで実現可能である。
図5において、例えば、pdf/jpeg/tiffは画像データであり、画像形成装置1にデータを解析する手段があるため、印刷可能と判定される。
doc(Word)/xlS(Excel)は、画像形成装置1内にデータを解析する手段がないため、印刷不可能と判定される。なお、exe(実行ファイル)は画像データではなく、mpegやaviは動画データであるため、印刷対象外となり印刷不可能と判定される。
図6は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した外部記憶装置I/F32に外部記憶装置33が接続されたことを認識して実行される電力制御例である。なお、各ステップは、CPU13がHDD14等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
S603で、画像形成装置1はスリープ状態から復帰するための内部処理を実行し、S604に移行する。
S604で、CPU13は接続されているUSBストレージが、画像形成装置1が図2Cに示すスタンバイ状態中に新規に接続されたかを判断する。ここで、USBストレージが新規に接続されたとCPUが判断した場合は、外部記憶装置I/F32からCPU13に対してconnect信号が入力される。
このとき、USBストレージが新規接続であるとCPU13が判断した場合は、S605に移行し、新規接続でないとCPU13が判断した場合は、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
S605で、CPU13は外部記憶装置I/Fを介して、USBストレージに対して制御用テキストデータを検出しているかどうかを判断する。
画像形成装置1はこの制御用テキストデータを参照してCPU13は、、汎用画像処理部27、プリンタ部電力28を通電し、スキャナ部電力26には通電せず、画像形成装置1の電力状態を図2Eに示す第2の省電力状態へ遷移させる制御を実行する。
〔第4実施形態〕
図8は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した外部記憶装置I/F32に外部記憶装置33が接続されたことを認識して実行される電力制御例である。なお、各ステップは、CPU13がHDD14等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
S708で、CPU13は、usbストレージから読み出したPower.txtの中身を解析して、行われるジョブに応じた通電順番を図9に示す制御要テキストデータに基づいて決める。その後S709に移行する。
なお、図9に示す例では、以下の順番で電力制御が実行される。
制御用テキストデータによれば、プリント→コピー→スキャン→処理して発送と記憶されている。そこで、CPU13は、画像形成装置の電力状態を以下のように遷移させるように制御する。図2Eに示す第2の省電力状態→図2Aに示す通常状態→図2Dに示す第1の省電力状態→図2Fに示す第3の省電力状態。
これにより、図1に示したハードウエアのうち、通電する箇所は以下通り遷移する。
図10は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した外部記憶装置I/F32に外部記憶装置33が接続されたことを認識して実行される電力制御例である。なお、各ステップは、CPU13がHDD14等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
S1003で、CPU13は接続されているUSBストレージが、画像形成装置1が図2Cに示すスタンバイ状態中に新規に接続されたかを判断する。ここで、USBストレージが新規に接続されたとCPU13が判断した場合は、外部記憶装置I/F32からCPU13に対してconnect信号が入力される。
このとき、USBストレージが新規接続であるとCPU13が判断した場合は、S1004に移行し、新規接続でないとCPU13が判断した場合は、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
S1004で、CPU13は、USBストレージが読み込み可能であるかを判定する。S1004の詳細については、図11の(A)にて説明する。
S1005で、CPU13は、USBストレージが書き込み可能であるかを判定する。S1005の詳細については、図11の(B)にて説明する。
S1006で、CPU13は、S1004、S1005での判定の結果に応じて、電力状態を以下のように遷移させる制御を実行する。
また、USBストレージが、読み込み不可で、かつ、書き込み不可であると判断できた場合、CPU13は通電の処理を行わず、本処理を終了する。
まず、図11の(A)に示す読み込み可能判定処理を行う場合は、CPU13はUSBストレージがマウントされているかどうかを判断する。ここで、USBストレージがマウントされていないと判断した場合は、読み込み不可と判定して、本処理を終了する。
一方、S1102で、読込可能なファイルが存在すると判断した場合、読み込み可能と判定し(S1103)、本処理を終了する。
また、図11の(B)に示すUSBストレージの書き込み可能判定処理を行う場合は、CPU13はUSBストレージについてライトプロテクト(書き込みが禁止されている)されていないかを判断する(S1151)。ここで、USBストレージについてライトプロテクトされていると判断した場合、CPU13はUSBストレージの書き込み可能性は書き込み不可と判断して(S1156)、本処理を終了する。
一方、S1151で、CPU13は、USBストレージの書き込み可能であると判断した場合、USBストレージが書き込み可能でマウントされているかどうかを判断する(S1152)。ここで、USBストレージが書き込み可能でマウントされていないとCPU13が判断した場合、CPU13はUSBストレージの書き込み可能性は書き込み不可と判断して(S1156)、本処理を終了する。
一方、S1152で、USBストレージが書き込み可能でマウントされていると判断した場合、CPU13は、USBストレージにデータを書き込むための空き容量が存在するかどうかを判断する(S1153)。ここで、USBストレージにデータを書き込むための空き容量が存在しないと判断した場合、CPU13はUSBストレージの書き込み可能性は書き込み不可と判断して(S1156)、本処理を終了する。
一方、S1154で、USBストレージにデータの書き込みテストが成功したと判断した場合、CPU13は、CPU13はUSBストレージの書き込み可能性は書き込み可能と判断して(S1155)、本処理を終了する。
また、USBストレージが接続されたときの処理として、図2のいずれの電力状態へ移行するかをユーザが設定可能(例えば、操作部8で設定)であってもよい。
図12は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した外部記憶装置I/F32に外部記憶装置33が接続されたことを認識して実行される電力制御例である。なお、各ステップは、CPU13がHDD14等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
画像形成装置1の電力状態が図2Cに示すスタンバイ状態にあるとき、S1201で、CPU13が外部記憶装置I/F32を介してUSBストレージが接続されていると認識し、S1202に移行する。S1202で、ユーザが画像形成装置1を操作できるようCPU13は操作部8の操作表示画面を起動し、S1203に移行する
このとき、USBストレージが新規接続であるとCPU13が判断した場合は、S1204に移行し、新規接続でないと判断した場合は、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
S1205で、USBストレージ内に画像形成装置1が印刷可能なデータを検出しているかどうかを判断する。ここで、CPU13が印刷可能なデータを検出していないと判断した場合は、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
S1206で、CPU13はUSBストレージ内に画像形成装置1が印刷可能なデータを識別処理するためにライセンス(権限)が必要であるか(権限状態)どうかを判断する。
これは、画像形成装置1において、一部制限された機能がある。そこで、一部制限された機能のライセンスを有効にすることによって、ユーザは当該機能を使用させることができる。そして、一部制限された機能のライセンスが画像形成装置1において有効であるとCPU13が判断した場合、例えばハードディスク装置14等の不揮発性記憶装置に当該機能のライセンスを有効にするライセンスフラグを立てる。そして、CPU13は、ハードディスク装置14にアクセスし、ライセンスフラグが立っていれば当該機能が使用可能であると判定して処理を進める。
S1207では、さらに、CPU13は画像形成装置1に印刷可能データを処理するためのライセンスが有効であるかどうかを判断する。ここで、印刷可能データを処理するためのライセンスが有効であるとCPU13が判断した場合、S1208に移行する。そして、CPU13はスキャナ部電力26、汎用画像処理部電力27、プリンタ部電力28を通電し、画像形成装置1の電力状態を図2(A)に示す通常状態にして、本処理を終了する。
これにより、例えば、図5において、doc/xlsといったデータはライセンスを有効すると画像形成装置1で処理が可能とする。このような状態で、ユーザがUSBストレージを画像形成装置1の外部記憶装置I/F32に接続する場合、USBストレージ内にdoc/xlsといったデータしかない場合、画像形成装置1にdoc/xlsを処理するためのライセンスが有効でないと、USBストレージからのプリントは実行できない。
このため、本実施形態ではプリンタ装置4へ通電しないため、消費電力を抑えることが可能となる。また、画像形成装置1にdoc/xlsを処理するためのライセンスが有効であれば、ユーザはUSBストレージからのプリントを実行できる。
なお、USBストレージ内の検出したデータにライセンスが必要なデータ、不要なデータが存在する場合、第1実施形態のように検出したデータが印刷可能であればプリンタ装置4へ通電してもよい。また、第6実施形態はUSBストレージ接続時だけでなく、コンピュータ10からLAN9を介して送られてきたデータであっても適用できる。
図13は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した外部記憶装置I/F32に外部記憶装置33が接続されたことを認識して実行される電力制御例である。なお、各ステップは、CPU13がHDD14等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
画像形成装置1の電力状態が図2Cに示すスタンバイ状態にあるとき、S1301で、CPU13が外部記憶装置I/F32を介してUSBストレージが接続されていると認識し、S1302に移行する。S1302で、ユーザが画像形成装置1を操作できるようCPU13は操作部8の操作表示画面を起動し、S1303に移行する
S1303で、CPU13は接続されているUSBストレージが、画像形成装置1が(c)スタンバイ状態中に新規に接続されたかを判断する。ここで、USBストレージが新規に接続された場合は、CPU13に対して外部記憶装置I/F33からconnect信号が入力される。このため、connect信号が入力されている場合は、USBストレージが新規接続であり、connect信号が発行されていない場合は接続された状態のままであった(つまり、新規接続ではない)とCPU13は判断できる。
そして、S1304では、CPU13は外部記憶装置I/Fを介して、USBストレージに対してデータ検出処理をする。具体的には、CPU13がUSBストレージ内のデータを検出しているかどうかを判断する。ここで、USBストレージ内のデータを検出しているとCPU13が判断した場合、S1305に移行し、データを検出できないとCPU13が判断した場合、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
S1307では、CPU13はオープンの可否から特定されるスキャナ部電力26、汎用画像処理部電力27、プリンタ部電力28を通電し、画像形成装置1の電力状態を図2(A)に示す通常状態にして、本処理を終了する。
〔第8実施形態〕
図14は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した外部記憶装置I/F32に外部記憶装置33が接続されたことを認識して実行される電力制御例である。なお、各ステップは、CPU13がHDD14等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。なお、図14の(a)は、USBストレージに記憶されたデータの更新履歴状態(更新回数状態)を判断して、通電処理を制御する例である。また、図14の(b)は、USBストレージに記憶されたデータに付加されているバージョン情報を判断して、通電処理を制御する例である。
画像形成装置1の電力状態が図2Cに示すスタンバイ状態にあるとき、S1401で、CPU13が外部記憶装置I/F32を介してUSBストレージが接続されていると認識し、S1402に移行する。S1402で、ユーザが画像形成装置1を操作できるようCPU13は操作部8の操作表示画面を起動し、S1403に移行する
S1403で、CPU13は接続されているUSBストレージが、画像形成装置1が(c)スタンバイ状態中に新規に接続されたかを判断する。ここで、USBストレージが新規に接続された場合は、CPU13に対して外部記憶装置I/F33からconnect信号が入力される。このため、connect信号が入力されている場合は、USBストレージが新規接続であり、connect信号が発行されていない場合は接続された状態のままであった(つまり、新規接続ではない)とCPU13は判断できる。
ここで、USBストレージが新規接続であるとCPU13が判断した場合は、S1404に移行し、新規接続でないとCPU13が判断した場合は、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
S1405で、CPU13はS1404で検出されたデータにアクセスし、データの更新履歴を参照し、S1406に移行する。S1406で、CPU13がアクセスしたUSBストレージ内データの更新履歴が所定値以上であるか判断する。ここで、所定値以上であるとCPU13が判断した場合、S1407に移行し、所定以上でないとCPU13が判断した場合、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
S1407では、CPU13は更新履歴(更新回数状態)から特定されるスキャナ部電力26、汎用画像処理部電力27、プリンタ部電力28を通電し、画像形成装置1の電力状態を図2(A)に示す通常状態にして、本処理を終了する。
また、もしUSBストレージ内のデータすべての更新履歴が所定値以上できなければ、USBストレージ内に印刷する必要のあるデータがないということと同等なので、プリンタ装置4へ通電しない。
図14の(b)では、S1421〜S1424までは、S1401〜S1404と同様の処理であるので、説明を省略する。
S1425で、CPU13はS1424で検出されたデータにアクセスし、データのバージョンを参照し、S1426に移行する。S1426で、CPU13がアクセスしたUSBストレージ内データのバージョンが所定値以上であるか判断する。ここで、所定値以上であるとCPU13が判断した場合、S1427に移行し、所定以上でないと判断した場合、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
本実施形態で、データのバージョンの所定値とは、例えばテキストデータに文書作成ソフトウェアのバージョンが組み込まれているときや、使用した文書作成ソフトウェアによって拡張子が変わる場合が考えられる。バージョンの所定値も更新履歴の所定地同様、工場出荷時に規定値を設定する場合や、ユーザが操作部8やコンピュータ10等で変更できるものとする。もしUSBストレージ内のデータすべての更新バージョンが所定値以上できなければ、USBストレージ内に印刷する必要のあるデータがないということと同等なので、プリンタ装置4へ通電しない。このため、本実施形態では、消費電力を抑えることが可能となる。
また、1つでもUSBストレージ内のデータの更新履歴またはバージョンが所定値以上であれば、プリンタ装置4へ通電する。このため、予めプリンタ装置4内の定着ユニットを昇温することが可能となり、効率的にプリントジョブを実行できる。
図15は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した外部記憶装置I/F32に外部記憶装置33が接続されたことを認識して実行される電力制御例である。なお、各ステップは、CPU13がHDD14等に記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
画像形成装置1の電力状態が図2Cに示すスタンバイ状態にあるとき、S1501で、CPU13が外部記憶装置I/F32を介してUSBストレージが接続されていると認識し、S1502に移行する。S1502で、ユーザが画像形成装置1を操作できるようCPU13は操作部8の操作表示画面を起動し、S1503に移行する
S1503で、CPU13は接続されているUSBストレージが、画像形成装置1が(c)スタンバイ状態中に新規に接続されたかを判断する。ここで、USBストレージが新規に接続された場合は、CPU13に対して外部記憶装置I/F33からconnect信号が入力される。このため、connect信号が入力されている場合は、USBストレージが新規接続であり、connect信号が発行されていない場合は接続された状態のままであった(つまり、新規接続ではない)とCPU13は判断できる。
S1504で、CPU13は、現在画像形成装置1を使用しているユーザがUSBストレージの使用を許可されているユーザか、すなわち記憶されたデータを利用可能なユーザであるか否かを判断する。ここで、当該ユーザが許可されているとCPU13が判断した場合は、S1505に移行し、許可されていないとCPU13が判断した場合は、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
ここで、ユーザ認証は、画像形成装置1内部にあるハードディスク装置14等の不揮発性記憶装置にあるユーザ認証プログラムやLAN9等の外部機器と接続しているI/Fを介して、外部機器でユーザ認証を実施するものとする。
S1505で、CPU13は特定されたユーザに基づいて外部記憶装置I/Fを介して、USBストレージ内にデータがあるかどうかを判断する。ここで、CPU13がUSBストレージ内にデータがあると判断した場合、S1506に移行し、CPU13がUSBストレージ内にデータがないと判断した場合、CPU13は通電等の処理を行わず、本処理を終了する。
なお、S1505で、CPU13がUSBストレージ内のデータを検出できなかった場合、ユーザはスキャンしたデータをUSBストレージ内に格納することが考えられる。このとき、S1505で、CPU13がスキャナ部電力26、汎用画像処理部電力27を通電し、画像形成装置1の電力状態を図2(D)に示す第1の省電力状態に遷移させるように制御しても構わない。
また、USBストレージが接続されたときの処理として、図2のいずれの電力状態へ移行するかをユーザが設定可能(例えば、操作部8で設定)であってもよい。
なお、上記第1〜第9実施形態を有機的、かつ、複合的に組み合わせ、USBストレージ接続時の消費電力低減を実現してもよい。
2 スキャナ装置
3 コントローラ
4 プリンタ装置
5 画像処理ユニット
Claims (22)
- 所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、
外部記憶手段を接続する接続手段と、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶された情報を識別する識別手段と、
識別した情報に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定手段と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 所定の画像処理を行う複数の処理手段と、
外部記憶手段を接続する接続手段と、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段にデータを読み書き状態を識別する識別手段と、
識別した読み書き状態に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定手段と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 所定の画像処理を行う複数の処理手段と、
外部記憶手段を接続する接続手段と、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータに対する権限状態を識別する識別手段と、
識別した権限状態に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定手段と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 所定の画像処理を行う複数の処理手段と、
外部記憶手段を接続する接続手段と、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータに対する更新回数状態を識別する識別手段と、
識別した更新回数状態に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定手段と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 所定の画像処理を行う複数の処理手段と、
外部記憶手段を接続する接続手段と、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータに付加されるバージョン情報を識別する識別手段と、
識別したバージョン情報に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定手段と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 所定の画像処理を行う複数の処理手段と、
外部記憶手段を接続する接続手段と、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータを利用可能なユーザであるかどうかを識別する識別手段と、
識別したユーザに応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定手段と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 所定の画像処理を行う複数の処理手段と、
外部記憶手段を接続する接続手段と、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータをオープン可能かどうかを識別する識別手段と、
前記データをオープン可能であると識別した場合、前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定手段と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記処理手段は、印刷手段と、読取手段と、画像処理手段と、前記印刷手段と、前記読取手段と、前記画像処理手段とを制御する制御手段と、を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記外部記憶手段に記憶された情報は、印刷データ、電源指示データ、制御テキストデータであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記識別手段は、前記外部記憶手段にデータに書き込み制限が設定されている場合、前記外部記憶手段にデータを書き込み可能な空き容量がない場合、前記外部記憶手段を認識できない場合、データを書き込みできない状態であると識別することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記識別手段は、前記外部記憶手段を認識できない場合、データを読み込みできない状態であると識別することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記外部記憶手段からデータを読み込みできない状態で、かつ、データを書き込みできる状態であると識別した場合、前記処理手段のうち、印刷手段に電源を給電しないように制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記外部記憶手段からデータを読み込みできる状態で、かつ、データを書き込みできない状態であると識別した場合、前記処理手段のうち、読取手段に電源を給電しないように制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記外部記憶手段からデータを読み込みできない状態で、かつ、データを書き込みできない状態であると識別した場合、前記処理手段のうち、印刷手段と読取手段に電源を給電しないように制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、外部記憶手段を接続する接続手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶された情報を識別する識別工程と、
識別した情報に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定工程と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、外部記憶手段を接続する接続手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段にデータを読み書き状態を識別する識別工程と、
識別した読み書き状態に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定工程と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、外部記憶手段を接続する接続手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータに対する権限状態を識別する識別工程と、
識別した権限状態に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定工程と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、外部記憶手段を接続する接続手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータに対する更新回数状態を識別する識別工程と、
識別した更新回数状態に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定工程と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、外部記憶手段を接続する接続手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータに付加されるバージョン情報を識別する識別工程と、
識別したバージョン情報に応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定工程と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、外部記憶手段を接続する接続手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータを利用可能なユーザであるかどうかを識別する識別工程と、
識別したユーザに応じて前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定工程と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 所定の画像処理を行うための複数の処理手段と、外部記憶手段を接続する接続手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
前記外部記憶手段が接続されることに応じて、当該外部記憶手段に記憶されたデータをオープン可能かどうかを識別する識別工程と、
前記データをオープン可能であると識別した場合、前記複数の処理手段のうち、電源を給電すべき処理手段を特定する特定工程と、
特定された処理手段へ電源を給電する制御工程と、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 請求項15乃至21のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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