JP2014145890A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール材の組成を改良して、外部からの水分の侵入を効果的に抑制することのできる電気光学装置、および当該電気光学装置を備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】電気光学装置100において、電気光学物質50は、第1シール材60および第2シール材70によって二重に封止されているため、外部から第1シール材60の内側に水分が侵入しにくい。第2シール材70は、シリコン酸化物やプラスチック等の粒子(第1粒子71および第2粒子72)を含んでいる。第2シール材70において、複数の第1粒子71は、第1基板10と第2基板20との隙間107内に位置し、第2粒子72は、第1基板10と第2基板20との隙間107外で隙間107の開口部を塞いでいる。また、第2シール材70の表面は無機膜80で覆われている。
【選択図】図2

Description

本発明は、第1基板と第2基板との間に電気光学物質が保持された電気光学装置、および当該電気光学装置を備えた電子機器に関するものである。
液晶装置等の電気光学装置では、対向配置された第1基板と第2基板とがシール材で貼り合わされているとともに、第1基板と第2基板との間のうち、シール材で囲まれた空間内に液晶材料を含む電気光学物質が保持されている。このように構成した電気光学装置において、外部からシール材を介して水分が侵入すると、電気光学物質が劣化してしまう。そこで、シール材の周囲に、樹脂材料やゴム材料からなる別のシール材を設けた構成が提案されている(特許文献1、2、3、4参照)。また、特許文献1、2では、外側に設けたシール材の表面に無機材料からなる封止層を設けた構成が提案され、特許文献3、4では、外側に設けたシール材にシリカゲル微粉末等の吸湿材や、多孔質酸化シリコンの粒子を分散させた構成が提案されている。
特開2009−163082号公報 特開2010−26307号公報 特開平06−123882号公報 特開2009−80396号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の構成では、特許文献3、4に記載の構成と違って、外側のシール材に特別な組成が採用されていない。このため、一旦、外部からの水分が無機材料からなる封止層を通過すると、水分が外側のシール材および内側のシール材を通過して内部に到達してしまうという問題点がある。また、特許文献3、4に記載の構成では、シリカゲル微粉末や多孔質酸化シリコンが吸湿可能量を超えてしまうと、吸湿効果が得られなくなってしまうという問題点がある。さらに、特許文献3、4に記載の構成のように、シール材に添加した充填材を利用する場合、充填材の効果を高めるには充填材の配合量を高めることになるが、その場合、シール材の粘度が上昇し、シール材を適正に塗布することが困難となる。それ故、特許文献1〜4に記載の構成では、外部から侵入した水分による電気光学物質の劣化を効果的に防止することが困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、シール材の組成を改良して、外部からの水分の侵入を効果的に抑制することのできる電気光学装置、および当該電気光学装置を備えた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、
第1基板と、
前記第1基板と対向配置された第2基板と、
前記第1基板と前記第2基板との間に保持された電気光学物質と、
前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせ、前記電気光学物質を封止する第1シール材と、
樹脂と、該樹脂に分散され、前記第1基板と前記第2基板との間で前記第1シール材の外側の空間に位置する複数の第1粒子と、前記樹脂に分散され、前記第1粒子より粒径が大きくて前記空間の外側に位置する複数の第2粒子とを含み、前記第1シール材の周囲に形成された第2シール材と、
を有することを特徴とする。
本発明では、第1基板と第2基板とを貼り合わせる第1シール材の周囲に第2シール材が形成されており、第2シール材は、粒子(第1粒子および第2粒子)を含んでいる。このため、第2シール材では、粒子の存在によって水分の移動経路が長くなっている分、水分が透過しにくい。また、第2シール材は、粒子として、第1基板と第2基板との隙間内に位置する複数の第1粒子を含んでいるため、第1基板と第2基板との隙間では、第1粒子によって水分の透過が効果的に抑制されている。また、第2シール材は、粒子として、第1基板と第2基板との隙間外に位置する複数の第2粒子を含んでいるため、隙間外では、第2粒子によって水分の透過が効果的に抑制されている。それ故、本発明によれば、外部からの水分の侵入を第2シール材によって効果的に抑制することができるので、水分による電気光学物質の劣化を抑制することができる。
本発明において、前記第2シール材の露出面を覆う無機膜を有することが好ましい。かかる構成によれば、第2シール材への水分の侵入を無機膜によって抑制することができる。
本発明において、平面視で、前記第2基板の側面は、前記第1基板の側面より内側に位置し、前記第2基板は、前記第2基板の側面と前記第2基板の前記第1基板に対向する面との間で前記第1基板の前記第2基板に対向する面に対して傾斜した傾斜面を含み、前記複数の第2粒子のうち、少なくとも1つの第2粒子の少なくとも一部が、前記傾斜面に平面視で重なる位置で前記傾斜面と前記第1基板の前記第2基板に対向する面との間に位置することが好ましい。かかる構成によれば、第1基板と第2基板との隙間内への水分の侵入を第2粒子によって効果的に抑制することができる。
本発明において、前記第1シール材は、前記第1基板と前記第2基板との間隔を規定するスペーサーを含み、前記第1粒子の径は、前記スペーサーの径より小である構成を採用することができる。
本発明において、前記第2シール材における前記第1粒子の質量%は、前記第2シール材における前記第2粒子の質量%より大であることが好ましい。
本発明に係る電気光学装置は、携帯電話機やモバイルコンピューター、投射型表示装置等の電子機器に用いることができる。これらの電子機器のうち、投射型表示装置は、電気光学装置に光を供給するための光源部と、前記電気光学装置によって光変調された光を投射する投射光学系とを備えている。
本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の液晶パネルの説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に設けた第2シール材等を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に設けた第2シール材等を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に設けた第2シール材等を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態4に係る電気光学装置に設けた第2シール材等を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した投射型表示装置(電子機器)および光学ユニットの概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態として、代表的な電気光学装置である液晶装置を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の液晶パネルの説明図であり、図1(a)、(b)は各々、液晶パネルを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。
図1(a)、(b)に示すように、本形態の電気光学装置100は、液晶装置であり、液晶パネル100pを有している。液晶パネル100pでは、第1基板10(素子基板)と第2基板20(対向基板)とが所定の隙間を介して第1シール材60によって貼り合わされており、第1シール材60は第2基板20の外縁に沿うように枠状に設けられている。第1シール材60は、光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等からなる接着剤60rを含んでおり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバーあるいはガラスビーズ等のスペーサー60aが分散されている。
液晶パネル100pにおいて、第1基板10と第2基板20との間のうち、第1シール材60によって囲まれた領域内には、各種液晶材料等の電気光学物質50の層が設けられており、第1シール材60は、第1基板10と第2基板20とを貼り合わせるとともに、電気光学物質50を封止している。本形態において、第1シール材60には、液晶注入口60cとして利用される途切れ部分が形成されており、かかる液晶注入口60cは、液晶材料の注入後、封止材60dによって封止されている。なお、本形態の電気光学装置100では、第1シール材60の周囲に第2シール材70が形成されている。かかる第2シール材70の構成は、図2を参照して後述する。
かかる構成の液晶パネル100pにおいて、第1基板10および第2基板20はいずれも四角形である。このため、第1基板10は、Y方向で対向する2つの側面10e、10fと、X方向で対向する2つの側面10g、10hとを備えている。第2基板20は、Y方向で対向する2つの側面20e、20fと、X方向で対向する2つの側面20g、20hとを備えている。液晶パネル100pの略中央には、画像表示領域10aが四角形の領域として設けられており、かかる形状に対応して、第1シール材60も略四角形に設けられている。
本形態の電気光学装置100において、第2基板20の平面形状は、第1基板20より小さい。このため、平面視で、第2基板20の4つの側面20e、20f、20g、20hは各々、第1基板10の4つの側面10e、10f、10g、10hの内側に位置する。また、第1基板10の側面10eは、第2基板20の側面20eより他の側面と比較して大きく外側に位置し、第1基板10は、第2基板20の側面20eから他の側面の張り出しと比較すると大きく張り出した張出領域105を有している。
第1基板10において、画像表示領域10aの外側領域では、第1基板10においてY軸方向の一方側に位置する側面10eに沿ってデータ線駆動回路101および複数の端子102が形成されており、この側面10eに隣接する他の側面10g、10hの各々に沿って走査線駆動回路104が形成されている。端子102には、フレキシブル配線基板(図示せず)が接続されており、第1基板10には、フレキシブル配線基板を介して外部制御回路から各種電位や各種信号が入力される。第1基板10の一方面10sおよび他方面10tのうち、第2基板20と対向する一方面10sの側には、画像表示領域10aに画素電極9aや、画素トランジスター(図示せず)等がマトリクス状に配列されている。従って、画像表示領域10aは、画素電極9aがマトリクス状に配列された画素電極配列領域として構成されている。かかる構成の第1基板10において、画素電極9aの上層側には配向膜16が形成されている。
第1基板10の一方面10sの側において、画像表示領域10aより外側の領域のうち、画像表示領域10aと第1シール材60とに挟まれた四角枠状の周辺領域10bには、画素電極9aと同時形成されたダミー画素電極9bが形成されている。ダミー画素電極9bは、共通電位Vcomが印加されており、画像表示領域10aの外周側端部での液晶分子の配向の乱れを防止する。また、ダミー画素電極9bは、第1基板10において配向膜16が形成される面を研磨により平坦化する際、画像表示領域10aと周辺領域10bとの高さ位置の差を減らし、配向膜16が形成される面を平坦化するのに寄与する。なお、ダミー画素電極9bに電位を印加せず、ダミー画素電極9bを電位的にフローティング状態とする場合もあり、この場合でも、ダミー画素電極9bは、画像表示領域10aと周辺領域10bとの高さ位置の差を圧縮し、配向膜16が形成される面を平坦面にするのに寄与する。
第2基板20の一方面20sおよび他方面20tのうち、第1基板10と対向する一方面20sの側には共通電極21が形成されている。共通電極21は、第2基板20の略全面形成されている。第2基板20の一方面20sの側には、共通電極21の下層側に遮光層29が形成され、共通電極21の表面には配向膜26が積層されている。遮光層29は、画像表示領域10aの外周縁に沿って延在する額縁部分29aとして形成されており、遮光層29の内周縁によって画像表示領域10aが規定されている。また、遮光層29は、隣り合う画素電極9aにより挟まれた画素間領域に重なるブラックマトリクス部29bとしても形成されている。額縁部分29aはダミー画素電極9bと重なる位置に形成されており、額縁部分29aの外周縁は、第1シール材60の内周縁との間に隙間を隔てた位置にある。従って、額縁部分29aと第1シール材60とは重なっていない。
液晶パネル100pにおいて、第1シール材60より外側には、第2基板20の一方面20sの側の4つの角部分に基板間導通用電極25が形成されており、第1基板10の一方面10sの側には、第2基板20の4つの角部分(基板間導通用電極25)と対向する位置に基板間導通用電極19が形成されている。本形態において、基板間導通用電極25は、共通電極21の一部からなる。基板間導通用電極19には、共通電位Vcomが印加される。基板間導通用電極19と基板間導通用電極25との間には、導電粒子を含んだ基板間導通材19aが配置されており、第2基板20の共通電極21は、基板間導通用電極19、基板間導通材19aおよび基板間導通用電極25を介して、第1基板10側と電気的に接続されている。このため、共通電極21は、第1基板10の側から共通電位Vcomが印加される。第1シール材60は、略同一の幅寸法をもって第2基板20の外周縁に沿って設けられているが、第2基板20の角部分と重なる領域では基板間導通用電極19、25を避けて内側(基板間導通材19aより表示領域側)を通るように設けられている。
本形態において、電気光学装置100は透過型の液晶装置であり、画素電極9aおよび共通電極21は、ITO(Indium Tin Oxide)膜やIZO(Indium Zinc Oxide)膜等の透光性導電膜により形成されている。かかる透過型の液晶装置(電気光学装置100)では、例えば、第2基板20の側から入射した光が第1基板10の側から出射される間に変調される。また、電気光学装置100が反射型の液晶装置である場合、共通電極21は、ITO膜やIZO膜等の透光性導電膜により形成され、画素電極9aは、アルミニウム膜等の反射性導電膜により形成される。かかる反射型の液晶装置(電気光学装置100)では、第2基板20の側から入射した光が第1基板10で反射して出射される間に変調されて画像を表示する。
電気光学装置100は、モバイルコンピューター、携帯電話機等といった電子機器のカラー表示装置として用いることができ、この場合、第2基板20には、カラーフィルター(図示せず)が形成される。また、電気光学装置100は、電子ペーパーとして用いることができる。また、電気光学装置100では、使用する電気光学物質50(液晶)の種類や、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板等が液晶パネル100pに対して所定の向きに配置される。さらに、電気光学装置100は、後述する投射型表示装置(液晶プロジェクター)において、RGB用のライトバルブとして用いることができる。この場合、RGB用の各電気光学装置100の各々には、RGB色分解用のダイクロイックミラーを介して分解された各色の光が投射光として各々入射されることになるので、カラーフィルターは形成されない。
(第2シール材70の構成)
図2は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100に設けた第2シール材70等を模式的に示す説明図である。
図1および図2に示すように、本形態の電気光学装置100において、第1シール材60は、第1基板10と第2基板20とを貼り合わせるとともに、電気光学物質50を封止している。また、第1シール材60の周囲には、その全周にわたって第2シール材70が形成されており、第1シール材60の外側に露出している部分は第2シール材70によって覆われている。このため、電気光学物質50は、第1シール材60および第2シール材70によって二重に封止されているため、外部から第1シール材60の内側に水分が侵入しにくい。このため、水分による電気光学物質50の劣化を抑制することができる。
また、本形態では、第2シール材70の表面を覆うように、SiOやSiO2等のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン窒酸化膜、酸化アルミニウム、酸化タンタル等の絶縁性の無機膜80が無機封止膜として設けられている。無機膜80の厚さは、例えば1〜5μmである。ここで、無機膜80としては、上記の無機膜の単層膜あるいは積層膜が用いられる。
本形態では、平面視において、第2基板20は、第1基板20より小さく、第2基板20の4つの側面20e、20f、20g、20hは各々、第1基板10の4つの側面10e、10f、10g、10hの内側に位置する。このため、第2シール材70は、第2基板20の側面20e、20f、20g、20hと、第1基板10の第2基板20と対向する一方面10sとに跨るように設けられている。すなわち、第2シール材70は、シール材60より外側の領域で、第2基板20の側面20e、20f、20g、20hの第1基板10側の領域から、第1シール材60の外側面を介して、第1基板10の第2基板20と対向する一方面10sにかけて形成されている。
また、本形態では、第2基板20の4つの側面20e、20f、20g、20hのうち、側面20f、20g、20hの側では、第1シール材60が側面20f、20g、20hより内側に位置する。このため、第2基板20の側面20f、20g、20hの側では、第1シール材60より外側に第1基板10と第2基板20との隙間107があり、第2シール材70は、第1基板10と第2基板20との隙間107内にも設けられている。なお、第2基板20の側面20eの側では、液晶注入口60cを開口させる必要があるため、第1シール材60の外縁は、平面視で側面20eと重なる位置にあるか、側面20eからわずかに内側に位置する。平面視で第1シール材60の外縁が側面20eより内側に位置する場合、側面20eの側でも、第1基板10と第2基板20との間に隙間107が発生するため、第2シール材70は、第1基板10と第2基板20との隙間107内にも設けられる。これに対して、平面視で第1シール材60の外縁が側面20eと重なる位置にある場合、側面20eの側には、第1基板10と第2基板20との隙間107が存在せず、第2シール材70は、平面視で側面20eより側面10eの側のみに設けられる。また、側面20eの側には封止材60dが設けられているため、封止材60dが設けられている領域では、第2シール材70は、封止材60dを覆うように設けられる。
図2に示すように、第2シール材70では、複数の第1粒子71と、第1粒子71とは径の異なる複数の第2粒子72とが樹脂70rに分散されている。本形態では、第1粒子71の径は、第1基板10と第2基板20との隙間107の寸法より小さく、複数の第1粒子71の一部は、第1基板10と第2基板20との隙間107で第1シール材60の外側の空間に位置する。本形態では、第1基板10と第2基板20との間隔は、第1シール材60に含まれるスペーサー60aの径により規定されており、第1粒子71の径は、スペーサー60aの径より小である。例えば、第1基板10と第2基板20との隙間107、およびスペーサー60aの径は3.0μmであり、第1粒子71の径は、1.5μm以上、3.0μm未満である。
これに対して、第2粒子72の径は、第1粒子71の径およびスペーサー60aの径より大である。例えば、第2粒子72の径は、3.0μmを超え、50μm以下である。このため、第2粒子72は、第1基板10と第2基板20との隙間107の外側に位置し、第1基板10と第2基板20との隙間107を塞ぐように位置する。すなわち、平面視で、第2粒子72の中心が、第2基板20の縁より外側に位置している。
かかる第1粒子71および第2粒子72は、例えば、シリコン酸化物やプラスチック等の粒子からなる。第1粒子71および第2粒子72については、異なる材料のものを用いてもよいが、同一の材料のものを用いることが好ましい。また、第1粒子71および第2粒子72については、導電性粒子、絶縁性粒子、および導電性粒子を絶縁材料でコーティングした粒子のいずれであってもよい。また、第1粒子71および第2粒子72については、熱膨張率が樹脂70rと同等であることが好ましい。樹脂70rは、第1シール材60の接着剤60rと同様、エポキシ樹脂やアクリル樹脂等の熱硬化型の樹脂や、嫌気性樹脂のように自然に硬化する樹脂が好ましい。樹脂70rとしては紫外線硬化型樹脂を用いてもよいが、UVが液晶パネル100pに照射されると、電気光学物質50が劣化するおそれがあるので、第2シール材70に選択的に照射する必要がある。
本形態では、第2シール材70における第1粒子71の質量%は、第2シール材70における第2粒子72の質量%より大である。例えば、第1粒子71は、樹脂70rに対して15〜50wt%。好ましくは上限が30wt%である。また、第2粒子72は、樹脂70rに対して5〜10wt%である。
(電気光学装置100の製造方法)
本形態の電気光学装置100の製造工程において、第2シール材70は以下の方法により設けられる。
まず、各種機器に電気光学装置100が搭載される際のサイズ(単品サイズ)に切断したパネル(第2シール材70を設ける前の電気光学装置100(液晶パネル100p))を製造した後、第2基板20の側面20e、20f、20g、20hに対して斜め方向、あるいは第2基板20の側面20e、20f、20g、20hに対して直交する方向からディスペンサーにより第2シール材70を塗布した後、第2シール材70を硬化させる。その際、複数のディスペンサーから第2基板20の側面20e、20f、20g、20hの各々に向けて第2シール材70を塗布すれば、第2シール材70を効率よく塗布することができる。
また、封止材60dによる封止工程を行った後、第2シール材70の塗布、硬化を行い、その後、大型基板を切断する方法を採用してもよい。より具体的には、複数の第1基板10を含む大型基板と、複数の第1基板10に対応する複数の第2基板20を含む大型基板とを、途切れ部を有する第1シール材60で貼り合わせた後、電気光学物質50の注入工程や途切れ部を封止材60dで封止する封止工程等を行い、その後、第2シール材70の塗布、硬化を行い、しかる後に、大型基板を切断してもよい。
また、本形態の電気光学装置100の製造工程において、無機膜80を形成するには、第2シール材70を形成した後のパネル(無機膜80を形成する前の電気光学装置100(液晶パネル100p))に対して、第2シール材70の露出面に向けてマスク蒸着法やマスクスパッタ法等を用いて、無機膜80を形成すればよい。その際、パネルを複数重ね、第2シール材70の露出面に向けてマスク蒸着法やマスクスパッタ法等を用いて、無機膜80を選択的に形成してもよい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の電気光学装置100において、電気光学物質50は、第1シール材60および第2シール材70によって二重に封止されているため、外部から第1シール材60の内側に水分が侵入しにくい。
また、第2シール材70は、粒子(第1粒子71および第2粒子72)を含んでいる。ここで、粒子(第1粒子71および第2粒子72)は、シリコン酸化物やプラスチック等の粒子からなる。シリコン酸化物やプラスチック等は、樹脂70rよりは水分を透過しにくいため、第2シール材70では、粒子(第1粒子71および第2粒子72)の存在によって水分の移動経路が長くなっている分、水分が透過しにくい。
また、第2シール材70は、粒子として、第1基板10と第2基板20との隙間107内に位置する複数の第1粒子71を含んでいるため、第1基板10と第2基板20との隙間107では、第1粒子71によって水分の透過が効果的に抑制されている。また、第2シール材70は、粒子として、第1基板10と第2基板20との隙間107外に位置する複数の第2粒子72を含んでいるため、隙間107外では、第2粒子72によって水分の透過が効果的に抑制されている。しかも、第2シール材70を塗布した際、毛細管現象等により第2シール材70が隙間107に進入する際、第1粒子71は、隙間107内に進入するが、第2粒子72は、隙間107の外側で堰き止められ、隙間107を塞ぐような位置に配置される。このため、第1基板10と第2基板20との隙間107への水分の侵入を第2粒子72によって抑制することができ、隙間107に侵入した水分の透過を第1粒子71によって抑制することができる。それ故、本形態によれば、外部からの水分の侵入を第2シール材70によって効果的に抑制することができるので、水分による電気光学物質50の劣化を抑制することができる。また、第2シール材70においては、径の異なる第1粒子71および第2粒子71を含んでいるため、粒子の配合量を過度に高める必要がない。それ故、硬化前の第2シール材70については粘度を比較的低く抑えることができるので、第2シール材70を容易に塗布することができる。
また、本形態では、第2シール材70における第1粒子71の質量%は、第2シール材70における第2粒子72の質量%より大である。例えば、第1粒子71は、樹脂70rに対して15〜50wt%。好ましくは上限が30wt%である。第1粒子71の配合量が多すぎると、粘度が上昇し、隙間107に入りにくくなり、第1粒子71の配合量が多少なすぎると効果が得られない。また、第2粒子72は、樹脂70rに対して5〜10wt%でよく、少なくとも隙間107の全体あるいは一部を塞げればよい。
また、本形態では、第2シール材70の表面が無機膜80で覆われているため、第2シール材70への水分の侵入を無機膜80によって抑制することができる。それ故、水分による電気光学物質50の劣化を効果的に抑制することができる。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置100に設けた第2シール材70等を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。また、以下の説明では、第2基板20の側面20gが位置する側を中心に説明する。
図3に示すように、本形態の電気光学装置100でも、実施の形態1と同様、第1シール材60は、第1基板10と第2基板20とを貼り合わせるとともに、電気光学物質50を封止している。また、第1シール材60の周囲には、その全周にわたって第2シール材70が形成されており、第1シール材60の外側は第2シール材70によって覆われている。また、本形態では、第2シール材70の表面を覆うように、SiOやSiO2等のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、酸化アルミニウム等の絶縁性の無機膜80が無機封止膜として設けられている。また、平面視において、第2基板20は、第1基板20より小さいため、第2基板20の側面20gは、第1基板10の側面10gの内側に位置する。
ここで、第2基板20は、第2基板20の側面20gと第2基板20の第1基板10に対向する一方面20sとの間に、一方面20sに対して傾いた傾斜面20iを有している。第2基板20の他の側面の各々においても、他の側面と一方面20sとの間に傾斜面20iが形成されている。このため、第2シール材70に含まれる複数の第2粒子72のうち、少なくとも1つの第2粒子72の少なくとも一部は、平面視で傾斜面20iと重なる位置で傾斜面20iと第1基板10の第2基板20に対向する一方面10sとの間に位置する。すなわち、第2シール材70を塗布した際、毛細管現象等により第2シール材70が隙間107に進入する際、第2粒子72は、第2基板20の傾斜面20iと第1基板10の一方面10sとの間で堰き止められ、隙間107の開口部を塞ぐような位置に配置される。このため、第1基板10と第2基板20との隙間107への水分の侵入を第2粒子72によって抑制することができるので、第1シール材60の内側への水分の侵入を第2シール材70によって効果的に抑制することができる。
[実施の形態3]
図4は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置100に設けた第2シール材70等を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。また、以下の説明では、第2基板20の側面20gが位置する側を中心に説明する。
実施の形態2では、第2シール材70において、第2粒子72として径が同じ粒子が含まれていたが、本形態では、図4に示すように、第2粒子72として、径の異なる第2粒子72a、72bが用いられている。かかる第2粒子72a、72bにおいて、第2粒子72aの径は、第2粒子72bの径より小であるが、第2粒子72a、72bの径はいずれも、第1粒子71の径、スペーサー60aの径、および第1基板10と第2基板20との隙間107の寸法より大である。また、第2粒子72aの少なくとも一部が第2基板20の傾斜面20iと第1基板10の一方面10sとの間に位置するのに対して、第2粒子72bは、第2基板20の傾斜面20iと第1基板10の一方面10sとの間より外側に位置する。
このような形態でも、第1基板10と第2基板20との隙間107への水分の侵入を第2粒子72(第2粒子72a、72b)によって抑制することができるので、第1シール材60の内側への水分の侵入を第2シール材70によって効果的に抑制することができる等、実施の形態1、2と同様な効果を奏する。
[実施の形態4]
図5は、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置100に設けた第2シール材70等を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。また、以下の説明では、第2基板20の側面20gが位置する側を中心に説明する。
実施の形態1、2、3では、平面視において、第2基板20の側面20gが第1基板10の側面10gの内側に位置する構成であったが、図5に示すように、平面視において、第2基板20の側面20gと第1基板10の側面10gとが重なっている。このため、第2シール材70は、第1基板10の側面10gと第2基板20の側面20gとに跨るように設けられている。第2基板20の他の側面20f、20hの側(図1参照)でも同様である。
かかる構成でも、電気光学物質50は、第1シール材60および第2シール材70によって二重に封止され、第2シール材70の表面が無機膜80で覆われている。それ故、水分による電気光学物質50の劣化を効果的に抑制することができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、電気光学装置100として、第1シール材60に設けた液晶注入口60cから電気光学物質50を注入する構成であったが、第1基板10に第1シール材60を途切れずに枠状に塗布し、第1シール材60の内側に電気光学物質50を滴下した後、第2基板20を第1シール材60を介して貼り合わせた構成の電気光学装置100に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、第1基板10と第2基板20との隙間107より小さな径の第1粒子71として、第1シール材60のスペーサー60aの径より小さな径の第1粒子71を用いたが、第1基板10および第2基板20の少なくとも一方、または第1基板10と第2基板20の両方において、第1シール材60が設けられている領域を凹部とした構成が採用される場合がある。このような構成によれば、スペーサー60aとして大径で寸法精度が高いものを用いた場合でも、第1基板10と第2基板20との隙間107を狭くすることができる。このような場合、第1シール材60のスペーサー60aの径より小さい径の第1粒子71を用いても、第1粒子71の径が第1基板10と第2基板20との隙間107より大になる。従って、第1粒子71の径を設定するにあたっては、スペーサー60aの径よりも、第1基板10と第2基板20との隙間107を基準に設定することが好ましい。
[他の電気光学装置]
上記実施の形態では、電気光学装置として液晶装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマディスプレイ、FED(Field Emission Display)、SED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置等の電気光学装置に本発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
(投射型表示装置および光学ユニットの構成例)
図6は、本発明を適用した投射型表示装置(電子機器)および光学ユニットの概略構成図である。
図6に示す投射型表示装置110は、観察者側に設けられたスクリーン111に光を照射し、このスクリーン111で反射した光を観察する、いわゆる投影型の投射型表示装置である。投射型表示装置110は、光源112を備えた光源部130と、ダイクロイックミラー113、114と、液晶ライトバルブ115〜117と、投射光学系118と、クロスダイクロイックプリズム119(合成光学系)と、リレー系120とを備えており、電気光学装置100およびクロスダイクロイックプリズム119は、光学ユニット200を構成している。
光源112は、赤色光R、緑色光G、および青色光Bを含む光を供給する超高圧水銀ランプで構成されている。ダイクロイックミラー113は、光源112からの赤色光Rを透過させるとともに、緑色光G、および青色光Bを反射する構成となっている。また、ダイクロイックミラー114は、ダイクロイックミラー113で反射された緑色光Gおよび青色光Bのうち青色光Bを透過させるとともに緑色光Gを反射する構成となっている。このように、ダイクロイックミラー113、114は、光源112から出射した光を赤色光Rと緑色光Gと青色光Bとに分離する色分離光学系を構成する。
ここで、ダイクロイックミラー113と光源112との間には、インテグレーター121および偏光変換素子122が光源112から順に配置されている。インテグレーター121は、光源112から照射された光の照度分布を均一化する構成となっている。また、偏光変換素子122は、光源112からの光を、例えばs偏光のような特定の振動方向を有する偏光にする構成となっている。
液晶ライトバルブ115は、ダイクロイックミラー113を透過して反射ミラー123で反射した赤色光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。液晶ライトバルブ115は、λ/2位相差板115a、第1偏光板115b、電気光学装置100(赤色用液晶パネル100R)、および第2偏光板115dを備えている。ここで、液晶ライトバルブ115に入射する赤色光Rは、ダイクロイックミラー113を透過しても光の偏光は変化しないことから、s偏光のままである。
λ/2位相差板115aは、液晶ライトバルブ115に入射したs偏光をp偏光に変換する光学素子である。また、第1偏光板115bは、s偏光を遮断してp偏光を透過させる偏光板である。そして、電気光学装置100(赤色用液晶パネル100R)は、p偏光を画像信号に応じた変調によってs偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換する構成となっている。さらに、第2偏光板115dは、p偏光を遮断してs偏光を透過させる偏光板である。したがって、液晶ライトバルブ115は、画像信号に応じて赤色光Rを変調し、変調した赤色光Rをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する構成となっている。
なお、λ/2位相差板115a、および第1偏光板115bは、偏光を変換させない透光性のガラス板115eに接した状態で配置されており、λ/2位相差板115a、および第1偏光板115bが発熱によって歪むのを回避することができる。
液晶ライトバルブ116は、ダイクロイックミラー113で反射した後にダイクロイックミラー114で反射した緑色光Gを画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。かかる液晶ライトバルブ116は、液晶ライトバルブ115と同様に、第1偏光板116b、電気光学装置100(緑色用液晶パネル100G)、および第2偏光板116dを備えている。液晶ライトバルブ116に入射する緑色光Gは、ダイクロイックミラー113、114で反射されて入射するs偏光である。第1偏光板116bは、p偏光を遮断してs偏光を透過させる偏光板である。また、電気光学装置100(緑色用液晶パネル100G)は、s偏光を画像信号に応じた変調によってp偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換する構成となっている。そして、第2偏光板116dは、s偏光を遮断してp偏光を透過させる偏光板である。したがって、液晶ライトバルブ116は、画像信号に応じて緑色光Gを変調し、変調した緑色光Gをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する構成となっている。
液晶ライトバルブ117は、ダイクロイックミラー113で反射し、ダイクロイックミラー114を透過した後でリレー系120を経た青色光Bを画像信号に応じて変調する透過型の液晶装置である。かかる液晶ライトバルブ117は、液晶ライトバルブ115、116と同様に、λ/2位相差板117a、第1偏光板117b、電気光学装置100(青色用液晶パネル100B)、および第2偏光板117dを備えている。ここで、液晶ライトバルブ117に入射する青色光Bは、ダイクロイックミラー113で反射してダイクロイックミラー114を透過した後にリレー系120の後述する2つの反射ミラー125a、125bで反射することから、s偏光となっている。
λ/2位相差板117aは、液晶ライトバルブ117に入射したs偏光をp偏光に変換する光学素子である。また、第1偏光板117bは、s偏光を遮断してp偏光を透過させる偏光板である。そして、電気光学装置100(青色用液晶パネル100B)は、p偏光を画像信号に応じた変調によってs偏光(中間調であれば円偏光又は楕円偏光)に変換する構成となっている。さらに、第2偏光板117dは、p偏光を遮断してs偏光を透過させる偏光板である。したがって、液晶ライトバルブ117は、画像信号に応じて青色光Bを変調し、変調した青色光Bをクロスダイクロイックプリズム119に向けて出射する構成となっている。なお、λ/2位相差板117a、および第1偏光板117bは、ガラス板117eに接した状態で配置されている。
リレー系120は、リレーレンズ124a、124bと反射ミラー125a、125bとを備えている。リレーレンズ124a、124bは、青色光Bの光路が長いことによる光損失を防止するために設けられている。ここで、リレーレンズ124aは、ダイクロイックミラー114と反射ミラー125aとの間に配置されている。また、リレーレンズ124bは、反射ミラー125a、125bの間に配置されている。反射ミラー125aは、ダイクロイックミラー114を透過してリレーレンズ124aから出射した青色光Bをリレーレンズ124bに向けて反射するように配置されている。また、反射ミラー125bは、リレーレンズ124bから出射した青色光Bを液晶ライトバルブ117に向けて反射するように配置されている。
クロスダイクロイックプリズム119は、2つのダイクロイック膜119a、119bをX字型に直交配置した色合成光学系である。ダイクロイック膜119aは青色光Bを反射して緑色光Gを透過する膜であり、ダイクロイック膜119bは赤色光Rを反射して緑色光Gを透過する膜である。従って、クロスダイクロイックプリズム119は、液晶ライトバルブ115〜117の各々で変調された赤色光Rと緑色光Gと青色光Bとを合成し、投射光学系118に向けて出射するように構成されている。
なお、液晶ライトバルブ115、117からクロスダイクロイックプリズム119に入射する光はs偏光であり、液晶ライトバルブ116からクロスダイクロイックプリズム119に入射する光はp偏光である。このようにクロスダイクロイックプリズム119に入射する光を異なる種類の偏光としていることで、クロスダイクロイックプリズム119において各液晶ライトバルブ115〜117から入射する光を合成できる。ここで、一般に、ダイクロイック膜119a、119bはs偏光の反射トランジスター特性に優れている。このため、ダイクロイック膜119a、119bで反射される赤色光R、および青色光Bをs偏光とし、ダイクロイック膜119a、119bを透過する緑色光Gをp偏光としている。投射光学系118は、投影レンズ(図示略)を有しており、クロスダイクロイックプリズム119で合成された光をスクリーン111に投射するように構成されている。
(他の投射型表示装置)
上記投射型表示装置においては、透過型の電気光学装置100を用いたが、反射型の電気光学装置100を用いて投射型表示装置を構成してもよい。また、投射型表示装置においては、光源部として、各色の光を出射するLED光源等を用い、かかるLED光源から出射された色光を各々、別の液晶装置に供給するように構成してもよい。
(他の電子機器)
本発明を適用した電気光学装置100については、上記の電子機器の他にも、携帯電話機、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等の電子機器において直視型表示装置として用いてもよい。
10・・第1基板、10e、10f、10g、10h・・第1基板の側面、20・・第2基板、20e、20f、20g、20h・・第2基板の側面、20i・・第2基板の傾斜面、50・・電気光学物質、60・・第1シール材、60a・・スペーサー、60r・・接着剤、70・・第2シール材、70r・・樹脂、71・・第1粒子、72、72a、72b・・第2粒子、100・・電気光学装置、100p・・液晶パネル、107・・第1基板と第2基板との隙間

Claims (6)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板と対向配置された第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に保持された電気光学物質と、
    前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせ、前記電気光学物質を封止する第1シール材と、
    樹脂と、該樹脂に分散され、前記第1基板と前記第2基板との間で前記第1シール材の外側の空間に位置する複数の第1粒子と、前記樹脂に分散され、前記第1粒子より粒径が大きくて前記空間の外側に位置する複数の第2粒子とを含み、前記第1シール材の周囲に形成された第2シール材と、
    を有することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第2シール材の露出面を覆う無機膜を有することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 平面視で、前記第2基板の側面は、前記第1基板の側面より内側に位置し、
    前記第2基板は、前記第2基板の側面と前記第2基板の前記第1基板に対向する面との間で前記第1基板の前記第2基板に対向する面に対して傾斜した傾斜面を含み、
    前記複数の第2粒子のうち、少なくとも1つの第2粒子の少なくとも一部が、前記傾斜面に平面視で重なる位置で前記傾斜面と前記第1基板の前記第2基板に対向する面との間に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第1シール材は、前記第1基板と前記第2基板との間隔を規定するスペーサーを含み、
    前記第1粒子の径は、前記スペーサーの径より小であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電気光学装置。
  5. 前記第2シール材における前記第1粒子の質量%は、前記第2シール材における前記第2粒子の質量%より大であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の電気光学装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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