JP2014144275A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上乗せ決定遊技において操作スイッチが操作されるごとに、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数を決定し、決定した上乗せ数を特定遊技状態の遊技期間に上乗せする。上乗せ数を決定した場合において操作スイッチが操作されたときは、決定した上乗せ数を画像表示装置に表示し、上乗せ決定遊技を継続しないことに決定した場合において操作スイッチが操作されたときは、それまでに決定した上乗せ数の総和を画像表示装置に表示する。上乗せ決定遊技において最初に操作スイッチが操作されたときにフリーズを開始し、フリーズ中は操作スイッチが操作されるごとに特定リール動作を実行し、特定の条件を満たしたときにフリーズを終了する。
【選択図】図26
Description
また、特定遊技中に特定遊技の残り遊技回数を変更するための条件を満たしたときに、遊技回数の初期値を設定するとともに、設定された初期値を、所定の関数に従って変更して新たな遊技回数を算出する。そして、算出された新たな遊技回数を、それまでの残り遊技回数に加算して、特定遊技の新たな残り遊技回数を設定するスロットマシンも知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらにまた、RT、CT、ATなどの付加機能の終了時に継続抽選を行い、継続抽選で当選したときは、継続抽選の結果に応じて、付加機能を10ゲーム又は50ゲーム継続実行するスロットマシンも知られている(例えば、特許文献3参照)。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリール(31)と、遊技を行うときに遊技者が操作する操作スイッチ(ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、又はストップスイッチ42)と、画像表示装置(23)と、遊技者による前記操作スイッチの操作を所定時間受け付けないフリーズを制御するフリーズ制御手段(71)とを備え、遊技状態として、遊技者にとって有利な特定遊技状態(AT遊技(Ex.チャンス))を備え、前記特定遊技状態では、前記特定遊技状態の遊技期間(遊技回数)を上乗せするか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定遊技を備え、前記上乗せ決定遊技において、前記操作スイッチが操作されるごとに、前記上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定手段(95)を備え、前記上乗せ決定手段により上乗せ数を決定したときは、決定した上乗せ数を前記特定遊技状態の遊技期間に上乗せし、前記上乗せ決定手段により上乗せ数を決定した場合において、前記操作スイッチが操作されたときは、決定した上乗せ数を前記画像表示装置に表示するように制御し、前記上乗せ決定手段により前記上乗せ決定遊技を継続しないことに決定した場合において、前記操作スイッチが操作されたときは、それまでに決定した上乗せ数の総和を前記画像表示装置に表示するように制御し、前記フリーズ制御手段は、前記上乗せ決定遊技において最初に前記操作スイッチが操作されたときにフリーズを開始し、フリーズ中は前記操作スイッチが操作されるごとに、前記リールを通常の態様とは異なる態様で回転させるものの遊技の進行を許可しない特定リール動作を実行し、特定の条件を満たしたときにフリーズを終了するように制御することを特徴とする。
請求項1の発明においては、上乗せ決定遊技において操作スイッチが操作されるごとに、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数が決定される。そして、上乗せ数が決定されたときは、決定された上乗せ数が特定遊技状態の遊技期間に上乗せされる。
一方、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定された場合において操作スイッチが操作されたときは、それまでに決定された上乗せ数の総和が画像表示装置に表示される。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10は、遊技の進行を制御するメイン制御手段(遊技制御手段)60と、演出の出力を制御するサブ制御手段(演出制御手段)80とを備える。
メイン制御手段60は、役の抽選、リール31の駆動制御、入賞時の払出し等を制御する。メイン制御手段60は、メイン制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
また、メイン制御基板とサブ制御基板は、別体で構成されるとともに、メイン制御基板からサブ制御基板に対し、遊技に関する情報(遊技結果等)を送信可能なように両者が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。本実施形態でのベットスイッチ40は、3枚(max)投入専用のスイッチであり、遊技者は、いずれの遊技状態においても、常に3枚のメダルを投入して遊技を行うようになっている。
なお、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
さらにまた、(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
なお、図2に示すように、本実施形態では、「赤7」と、この「赤7」に類似する図柄として「橙7」を設けている。
ここで、「有効ライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させる図柄組合せラインであり、かつ、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。本実施形態では、図3に示すように、水平方向上段の有効ラインL1、水平方向中段の有効ラインL2、斜め右下がり一直線の有効ラインL3、斜め右上がり一直線の有効ラインL4から構成されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や、ストップスイッチ42の押し順等を表示するものである。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する(その役が入賞する)と、その役に対応する枚数のメダルの払出し又は自動投入が行われる(ただし、特別役を除く。)。
なお、本明細書では、説明の便宜上、「いずれかの役に対応する図柄の組合せがいずれかの有効ラインに停止する」ことを、「その役が“入賞”する」と称する。
特別役(1BB、RB、SB)が入賞すると、それぞれ、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技(1BB遊技、RB遊技、SB遊技)に移行する。特別遊技は、特定の役(本実施形態では小役3A)が高確率で当選・入賞する遊技状態であり、出玉率が1を超えるように設定されていることで、遊技者にとって有利な遊技である。
同様に、本実施形態のRBは、RBA、及びRBBの2種類を有する。これらは図柄の組合せが異なるように設定されているとともに、別個の当選フラグ63aを有している。なお、RBA又はRBBのいずれが入賞した場合であっても、RB遊技に移行する。
さらに、小役3は、小役3A〜小役3Dの4種類を備えている。これら小役3A〜小役3Dは、それぞれ個別の当選フラグ63aを備える。
さらに、リプレイA、リプレイB、リプレイF、リプレイGに対応する図柄の組合せは、それぞれ1種類であるのに対し、リプレイC、リプレイD、及びリプレイEに対応する図柄の組合せは、それぞれ4種類設けられている。
これに対し、中リール31の停止時に、中段に「ベル」の図柄が停止したときは、図3中、有効ラインL2、L3及びL4の3本に小役3Aに対応する図柄の組合せが停止したこととなるので、4枚×3=12枚のメダルが払い出される。
持ち越される役としては、特別役のうち、1BB及びRBが挙げられる。1BB又はRBに当選したときは、リール31の停止時に、1BB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、1BB又はRBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
なお、非RT遊技よりもリプレイの当選確率が高く設定された遊技状態を「RT遊技」と称する場合もある。
さらにまた、リプレイにおいて「重複A群」とは、リプレイAと他のリプレイ(リプレイB〜リプレイGのうち、少なくとも1つ)とが重複当選する場合である。同様に、「重複B群」とは、リプレイBと他のリプレイ(リプレイA、及びリプレイC〜リプレイGのうち、少なくとも1つ)とが重複当選する場合である。
さらに、「小役3A重複」とは、小役3Aと他の小役3(小役3B〜小役3Dのうち、少なくとも1つ)とが重複当選する場合である。
なお、上述したように、RT1遊技は、内部中遊技である。また、後述するように、RT2遊技は、本実施形態の「Ex.(エキストラ)チャンス」中である場合がある。さらにまた、RT3遊技は、1BB遊技及びRB遊技の終了後に移行するメイン遊技状態である。さらに、非RT遊技は、Ex.チャンス中である場合がある。
なお、後述するように、RT4遊技は、本実施形態の「Ex.(エキストラ)タイム」に相当する。また、RT6遊技はRB遊技又はSB遊技に相当し、RT7遊技は1BB遊技に相当する。なお、いわゆる「通常時」に相当するのは、本実施形態では、RT5遊技及び非RT遊技である。
さらに、小役3Aの単独当選は、役抽選テーブル62G(RT6遊技(RB遊技))及び役抽選テーブル62H(RT7遊技(1BB遊技))でのみ設けられている。
その他のメイン遊技状態では、小役3Aは、単独当選せず、小役3B〜小役3Dの少なくとも1つと重複当選する。
さらにまた、役抽選テーブル62Bでは、リプレイの当選確率の合算値は1/6.0に設定されている。さらに、重複A群及び重複B群は、役抽選テーブル62Aと同様である(ただし、当選確率は異なる)。
さらに、図6中、役抽選テーブル62E〜62Hでは、役抽選テーブル62Dと同様に、リプレイAの単独当選のみが設けられ、重複A群及び重複B群は設けられていない。
さらに、役抽選テーブル62G及び62Hは、それぞれRB遊技中及び1BB遊技中に用いられるものであるので、特別役(単独当選及び小役との重複当選)については抽選されない。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、当選役に対応するように、1BBA〜1BBC、RBA及びRBB、SB、小役1A及び小役1B、小役2、小役3A〜小役3D、リプレイA〜リプレイGの各当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。
これに対し、1BB及びRBの当選は持ち越されるので、当該遊技で1BB又はRBに当選し、1BB又はRBに係る当選フラグ63aが一旦オンになったときは、その1BB又はRBが入賞するまでオンの状態が維持され、1BB又はRBが入賞した時点でオフにされる。
1BBAテーブルは、1BBAの当選フラグ63aのみがオンであるとき、すなわち当該遊技で1BBAに単独当選したとき、又は当該遊技以前に1BBAに当選し、かつ当該遊技で非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、1BBA以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
さらに、小役3Aテーブルでは、中リール31の停止時に、中段に「ベル」の図柄を停止させるように停止位置が定められている。これにより、小役3Aに対応する図柄の組合せである「any」−「ベル」−「any」は、左及び右リール31の停止位置にかからず、3本の有効ラインL2〜L4に停止することとなる。よって、メダル払出し枚数は12枚となる。
なお、小役3B〜小役3Dは、小役3Aとの重複当選させるために設けられた制御役としての役割を有するものであり、小役3Aと他の小役3との重複当選時に、小役3B〜小役3Dに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することはない。ただし、例えば内部中遊技に限り、特別役当選確定演出の1つとして、これらの図柄の組合せを有効ラインに停止可能であるときは、停止させるようにしてもよい。
具体的には、左リール31については、「RP」の図柄を常に有効ラインに停止させることができる。また、中リール31については、「赤7」、「BAR」、「スイカ」又は「白チェリー」のいずれか1つを常に有効ラインに停止させることができる。さらにまた、右リール31については、「スイカ」又は「白チェリー」のいずれか1つを常に有効ラインに停止させることができる。
このことは、以下のリプレイ重複当選テーブルB2〜B6についても同様である。
図9に示すように、リプレイの重複A群となった遊技では、いずれか1つのストップスイッチ42の押し順ではリプレイAが入賞し、他の5通りのストップスイッチ42の押し順ではリプレイBが入賞する。
すなわち、リプレイの重複A群となった遊技では、リプレイAの入賞率は1/6であり、リプレイBの入賞率は5/6である。
すなわち、リプレイの重複B群となった遊技では、リプレイCの入賞率は1/6、リプレイD又はリプレイEの入賞率は1/6、リプレイBの入賞率は4/6である。
したがって、リール制御手段64は、中リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに、「赤7」、「BAR」、「スイカ」、「白チェリー」のうちいずれか1つを停止させることができる。したがって、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、所望の有効ラインにリプレイCに対応する図柄の組合せを停止させることができる。
したがって、リール制御手段64は、右リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに、「スイカ」又は「白チェリー」のうちいずれか1つを停止させることができる。よって、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、所望の有効ラインにリプレイD又はリプレイEに対応する図柄の組合せを停止させることができる。
例えば1BBAの内部中の遊技において小役1Bに単独当選したときは、まず、小役1Bに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、小役1Bに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御する。さらに、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように制御する。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、停止図柄判断手段66は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブル65を用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
また、小役3Aは、1本の有効ラインL1に停止するとき(中リール31の停止時に上段に「ベル」の図柄が停止したとき)と、3本の有効ラインL2、L3及びL4に同時に停止するとき(中リール31の停止時に中段に「ベル」の図柄が停止したとき)とを有する。前者の場合には、払出し枚数は、4枚×1(有効ライン数)=4枚であるが、後者の場合には、払出し枚数は、4枚×3(有効ライン数)=12枚となる。
1BBA〜1BBCのいずれかに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、1BBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技から1BB遊技を開始するように制御する。
1BB遊技では、上述した役抽選テーブル62Hを用いて役の抽選が行われる。これにより、1BB遊技では、小役3Aの単独当選確率が高くなる。
このため、特別遊技制御手段68は、1BB遊技では、メダル払出し枚数をカウントし続け、カウント値が上記値になったと判断したときは、当該遊技をもって1BB遊技を終了するように制御する。なお、1BB遊技の終了後は、RT3遊技に移行する。
RB遊技では、上述した役抽選テーブル62Gを用いて役の抽選が行われる。これにより、RB遊技では、小役3Aの単独当選、又は小役3Aと他の小役3との重複当選確率が高くなる。
このため、特別遊技制御手段68は、RB遊技では、メダル払出し枚数をカウントし続け、カウント値が上記値になったと判断したときは、当該遊技をもってRB遊技を終了するように制御する。なお、RB遊技の終了後は、RT3遊技に移行する。
SB遊技では、上述した役抽選テーブル62Gを用いて役の抽選が行われる。そして、1遊技(当該遊技)終了時に、SB遊技を終了するように制御する。なお、SB遊技の終了後は、SB入賞前のメイン遊技状態に戻る。例えばRT5遊技中にSBが入賞したときは、次遊技でSB遊技が行われ、このSB遊技の終了後はRT5遊技に戻る。
さらに、本実施形態では、サブ遊技状態として、通常時、Ex.タイム、スーパーEx.タイム、及びEx.チャンスを備えている。サブ遊技状態は、役抽選手段61の抽選結果に応じてストップスイッチ42の押し順を報知することにより、メイン遊技状態が移行したり、メイン遊技状態が移行せずに滞在したりするように、誘導(遊技者に示唆)するものである。
なお、サブ遊技状態における通常時とは、Ex.タイム、スーパーEx.タイム、及びEx.チャンスのいずれの実行中でもなく、かつこれらの内部中(潜伏中)でもないときをいう。
RT1遊技では、当選した1BB又はRBが入賞するまで継続される。当選したRBが入賞すると、RT6遊技であるRB遊技に移行する。また、当選した1BBが入賞すると、RT7遊技である1BB遊技に移行する。
RT3遊技でSBこぼし目が停止すると、非RT遊技に移行する。
非RT遊技は、リプレイB、リプレイC、リプレイD又はリプレイEが入賞するまで継続される。非RT遊技でリプレイBが入賞すると、RT5遊技に移行する。また、非RT遊技でリプレイCが入賞すると、RT4遊技に移行する。さらにまた、非RT遊技でリプレイD又はリプレイEが入賞すると、RT2遊技に移行する。
また、RT2遊技では、SBこぼし目が停止するか、又はリプレイBが入賞するまで継続される。SBこぼし目が停止すると非RT遊技に移行し、リプレイBが入賞するとRT5遊技に移行する。
RT5遊技は、32遊技を消化するまで継続され、32遊技消化後は非RT遊技に移行する。
以上のようにして、メイン遊技状態制御手段69は、各メイン遊技状態(非RT遊技又はRT遊技)では、メイン遊技状態の移行条件を満たすか否かを判断し、メイン遊技状態の移行条件を満たすと判断したときは、それぞれ所定のメイン遊技状態に移行するように制御する。
図1において、サブ制御手段80は、演出出力制御手段81等を備える。
演出出力制御手段81は、上述したランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出出力制御手段81は、遊技ごとに、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、ソフトウェア乱数を用いた抽選によって演出を選択し、出力する。
演出には、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
本実施形態では、押し順報知の対象として、上述した小役3Aと他の小役3との重複当選時、リプレイの重複A群又は重複B群のいずれかの当選時が挙げられる。
例えば、押し順報知手段82は、小役3Aの重複当選時にストップスイッチ42の押し順を報知するときは、12枚の払出しとなる押し順を報知する。具体的には、図8に示すように、「小役3A+小役3C」の重複当選時には、画像表示装置23で、「左右中」、あるいは「132」等のような報知を行う。また、「小役3A+小役3D」の重複当選時には、画像表示装置23で、「中左右」又は「中右左」(例えば、抽選で決定した任意の一方)を報知する。
サブ遊技状態制御手段83は、メイン制御手段60から送信されてくる役抽選手段61の役抽選結果に基づいて、本実施形態におけるEx.タイム、及びEx.チャンスの実行権利を付与するか否かの決定(抽選)、Ex.チャンスの遊技回数(加算遊技回数の決定を含む)の決定、Ex.チャンスの遊技回数のカウント等を制御するものである。
図1に示すように、本実施形態では、サブ遊技状態制御手段83は、遊技回数カウント手段84、遊技回数加算手段85、遊技回数減算手段86、初期値決定手段87、権利付与決定手段90、報知手段91、及び上乗せ抽選手段92を備える。
すなわち、メイン遊技状態が非RT遊技とRT5遊技との間を行き来するように、ストップスイッチ42の押し順の報知が行われないのが、サブ遊技状態における通常時である。
リプレイの重複A群の合算した当選確率は、
1/1.4×24/32≒54/100
となり、ほぼ2ゲームに1回の割合で当選する。
そして、リプレイの重複A群に当選した場合において、リプレイAを入賞させるためのストップスイッチ42の押し順を知らなければ(押し順が報知されなければ)、上述したように、1/6の確率でリプレイAが入賞し、5/6の確率でリプレイBが入賞する。
したがって、非RT遊技中において、リプレイの重複A群に基づいてリプレイBが入賞する確率は、
1/1.4×24/32×5/6≒45/100
となる。
1/1.4×6/32≒14/100
となる。
そして、リプレイの重複B群に当選した場合において、リプレイC〜リプレイEを入賞させるためのストップスイッチ42の押し順を知らなければ(押し順が報知されなければ)、上述したように、4/6の確率でリプレイBが入賞する。
1/1.4×6/32×4/6≒9/100
となる。
以上より、非RT遊技においてリプレイBが入賞する確率は、
45/100+9/100=54/100
となる。
非RT遊技において、リプレイCを入賞させるためのストップスイッチ42の押し順を知らないとき(押し順が報知されないとき)は、リプレイCが入賞してRT4遊技に移行する確率は、
1/1.4×6/32×1/6≒2/100
となる。
なお、非RT遊技から偶然にRT4遊技に移行したときであっても、15遊技間、RT4遊技が実行され、15遊技消化後は、再度、非RT遊技に戻る。そして、後述するEx.タイムの実行権利を有さないでRT4遊技に移行したときは、そのRT4遊技では、Ex.チャンスの実行権利を付与するか否かの決定(抽選)も行われない。
ここで、図5に示すように、RT2遊技中は、リプレイの重複A群の抽選が行われる。そして、リプレイAを入賞させるためのストップスイッチ42の押し順が報知されないときは、リプレイBが入賞する確率は、図5より、
1/1.4×6/32×5/6≒11/100
となる。
したがって、いずれは、リプレイBが入賞してRT5遊技に移行することとなる。
本実施形態では、権利付与決定手段90は、RT5遊技中又は非RT遊技中に、
1)リプレイAが3遊技連続で入賞したとき(以下、適宜、リプレイAがN遊技連続で入賞することを、「リプレイAのN連」と称する。)、
2)小役1Aが当選したとき、
3)小役2が当選したとき
に、Ex.タイム、スーパーEx.タイム、又はEx.チャンスの実行権利を付与するか否かの決定を行う。
図11に示すように、本実施形態では、リプレイA3連時には、非当選となる場合はなく、常に、Ex.タイム、スーパーEx.タイム、又はEx.チャンスのいずれかに当選するように設定されている。なお、これに限らず、非当選となる場合を有するように設定してもよいのはもちろんである。
また、小役1A当選時と小役2当選時とを比較すると、小役1A当選時の方がEx.タイム、スーパーEx.タイム、又はEx.チャンスのいずれかに当選する確率が高く設定されている。
これに対し、以下の1)〜4)の場合には、図12の上段に示す当選確率に従って抽選を行うように制御する。
2)RT5遊技のリプレイAの最初の入賞が28遊技以降であったとき(例えば、RT5遊技の29〜31遊技目でリプレイAが3連したとき)、
3)RT5遊技と非RT遊技とをまたいでリプレイAが3連したとき(例えば、RT5遊技の31〜32遊技目、及び非RT遊技の1遊技目でリプレイAが3連したとき)、
4)非RT遊技中にリプレイAが3連したとき(例えば、非RT遊技の1〜3遊技目でリプレイAが3連したとき)
本実施形態では、後述するように、スーパーEx.タイムは、RT5遊技の30〜32遊技目の3遊技で行われる。このため、この遊技間にかかるときにリプレイAが3連してもスーパーEx.タイムを実行することができない。また、RT5遊技の30遊技目直前にリプレイAが3連しても、演出等の都合上、直ちにスーパーEx.タイムに切り替えることはできない。よって、この場合には、権利付与決定手段90は、スーパーEx.タイムには当選させずに、Ex.タイム又はEx.チャンスのみに当選するように抽選を行う(図12参照)。
図13は、RT5遊技の28遊技目以降又は非RT遊技中における小役1A又は小役2当選時のEx.タイム又はEx.チャンスの当選確率を示す図である。
すなわち、非RT遊技で、リプレイの重複A群となったときは、リプレイAを入賞させるためのストップスイッチ42の押し順を報知することにより、メイン遊技状態が移行せずに非RT遊技に滞在するように誘導する。また、非RT遊技で、リプレイの重複B群となったときは、リプレイCを入賞させるためのストップスイッチ42の押し順を報知することにより、メイン遊技状態がRT4遊技に移行するように誘導する。
これに対し、リプレイA3連がRT5遊技と非RT遊技とをまたいだり、あるいは非RT遊技中にEx.タイムの実行権利を獲得した場合において、その後の非RT遊技でリプレイの重複B群となったときは、リプレイCを入賞させるためのストップスイッチ42の押し順が報知される。これに対し、リプレイの重複A群となったときはストップスイッチ42の押し順は報知しないように制御する。
したがって、Ex.タイムの実行権利の獲得後、RT5遊技に移行したときは、そのRT5遊技中は、いわゆるEx.タイムの内部中(潜伏中)となる。
また、RT5遊技中にEx.タイムやスーパーEx.タイムの実行権利を獲得したときも、そのRT5遊技中(Ex.タイムの実行権利の獲得から非RT遊技へ移行するまでの期間、又はスーパーEx.タイムの実行権利の獲得からスーパーEx.タイムが実行(開始)されるまでの期間)は、Ex.タイムやスーパーEx.タイムの内部中(潜伏中)となる。
権利付与決定手段90は、Ex.タイム(RT4遊技)中に、リプレイAが4連するか、又はいずれかの役の入賞回数が7回以上となったときは、Ex.チャンスの実行権利を付与するように制御する。
また、当選役についてはリプレイAに限定されないので、小役1Aや小役2等の当選であっても7回のカウント対象となる。
さらに、リプレイAが4連したとき等、Ex.チャンスの実行権利を付与した後、小役1A又は小役2に当選したか否かについては判断される。そして、Ex.チャンスの実行権利を付与した後に小役1A又は小役2に当選したときは、後述するように、遊技者にとってさらに有利となる。
そして、Ex.タイム中にEx.チャンスの実行権利を獲得できなったときは、非RT遊技に移行しても、ストップスイッチ42の押し順は報知されない。すなわち、上述した通常時と同様に、RT5遊技から非RT遊技に移行した場合と同じである。
よって、この場合には、非RT遊技に移行しても、ほとんどの場合はリプレイBが入賞し、RT5遊技に移行する。
また、Ex.チャンス中のRT2遊技では、リプレイの重複A群、及び小役3A重複当選時に、ストップスイッチ42の押し順が報知される。
また、非RT遊技のEx.チャンス中は、リプレイの重複A群に当選したときは上記と同様であり、さらに、リプレイの重複B群に当選したときに、リプレイD又はリプレイEを入賞させる(よって、RT2遊技に移行する)ことができ、上記と同様にリプレイBの入賞を回避できる。
ここで、Ex.チャンス中でないときは、小役3Aの重複当選時に、12枚の払出しとなるストップスイッチ42の押し順が報知されない(遊技者はわからない)ので、1/6の確率で12枚の払出しとなるが、5/6の確率で4枚の払出しとなる。
また、Ex.チャンスは、Ex.チャンスの残り遊技回数が0になったとき、又はEx.チャンスの残り遊技回数が0にならなくてもリプレイBが入賞することによりRT5遊技に移行したときに終了する。また、Ex.チャンスの終了時にEx.チャンスの残り遊技回数が0でないときは、未消化のEx.チャンスの残り遊技回数はクリアされる。すなわち、遊技回数カウント手段84のカウント値が0にされる。
なお、Ex.タイム(RT4遊技)中に、Ex.チャンスの実行権利を獲得した後は、その後のRT4遊技中に小役3Aに重複当選したときに、12枚の払出しとなる押し順を報知するようにしてもよい。
サブ遊技状態制御手段83は、RT5遊技でスーパーEx.タイムに当選したときは、RT5遊技の残り3遊技(すなわち、RT5遊技の30〜32遊技)で、スーパーEx.タイムを実行する。そして、この3遊技間の最低1回で、いずれかの役(いずれも役でも可)に当選したときは、権利付与決定手段90は、Ex.チャンスの実行権利を付与する。
なお、後述するように、役の当選回数が2回、さらに3回であったときは、権利付与決定手段90は、より有利なEx.チャンスの実行権利を付与する。
上述したように、サブ遊技状態制御手段83は、遊技回数カウント手段84、遊技回数加算手段85、遊技回数減算手段86、初期値決定手段87、権利付与決定手段90、報知手段91、及び上乗せ抽選手段92を備える。
初期値決定手段87は、Ex.チャンス(特定遊技状態)の実行権利が付与されたときに、Ex.チャンスの遊技回数の初期値を決定するものである。
なお、権利付与決定手段90によりEx.チャンスの実行権利が付与されると、その後、サブ遊技状態がEx.チャンスに移行する。このため、Ex.チャンスの実行権利が付与されたときとは、Ex.チャンスに移行することに決定したときを意味する。
さらにまた、遊技回数加算手段85は、Ex.チャンスの遊技回数の初期値が決定されたときに、決定された遊技回数の初期値を遊技回数カウント手段84のカウント値に設定(セット)するものである。
さらに、遊技回数減算手段86は、Ex.チャンスの実行中に、遊技が1回行われるごとに、遊技回数カウント手段84のカウント値を1ずつ減算するものである。
本実施形態のEx.チャンスでは、小チャンス、中チャンス、及び大チャンスの少なくとも1つが少なくとも1回実行される。これらの小チャンス、中チャンス、及び大チャンスは、いずれも非RT遊技又はRT2遊技中に実行されるEx.チャンス中の遊技であり、役の当選確率やストップスイッチ42の報知は同一である。
そして、Ex.チャンスの実行権利の獲得時に、初期値決定手段87は、小チャンス、中チャンス、大チャンスの各実行回数(初期値)を抽選で決定する。本実施形態では、図14に示すように、遊技回数の当選パターンとして、当選番号「01」〜「18」の18種類を備える。
また、本実施形態では、遊技回数カウント手段84として、小チャンス、中チャンス、及び大チャンスのそれぞれに対応して、小チャンス遊技回数カウント手段84a、中チャンス遊技回数カウント手段84b、及び大チャンス遊技回数カウント手段84cを備える。
なお、図14の例では、当選番号「01」〜「18」までの18種類を設けているが、これに限らず、これより少なくてもよく、あるいはさらに多くのパターン(例えば、小チャンス=3、中チャンス=0、大チャンス=3、等)を設けてもよい。
さらに、遊技回数減算手段86は、小チャンスの実行中に、遊技が1回行われるごとに、小チャンス遊技回数カウント手段84aのカウント値を1ずつ減算する。同様に、遊技回数減算手段86は、中チャンスの実行中に、遊技が1回行われるごとに、中チャンス遊技回数カウント手段84bのカウント値を1ずつ減算し、また、大チャンスの実行中に、遊技が1回行われるごとに、大チャンス遊技回数カウント手段84cのカウント値を1ずつ減算する。
また、出力の順序は、小チャンス→中チャンス→大チャンスの順に限らず、小チャンス、中チャンス、及び大チャンスの出力順を抽選等で決定してランダムに消化してもよい。例えば、当選番号「12」の当選時は、小チャンス→大チャンス→中チャンス→小チャンス→中チャンスとしてもよい。
さらにまた、リプレイAが5連した際には、5連以上するごとに、一定遊技回数の加算を行うようにしてもよく、また、後述する加算抽選手段88により加算抽選を行うようにしてもよい。あるいは、リプレイAが連続入賞するごとに、加算抽選の当選確率が大きくなるようにしてもよく、また、加算抽選で当選したときの単位加算値が大きくなるようにしてもよい。
ここで、RT5遊技や非RT遊技においても、リプレイAが3連となったときは、リプレイAの連続入賞が終了するまでその遊技回数をカウントし、リプレイAが5連、6連等したときは、図14の当選確率に代えて、図15に示す当選確率(さらには、もっと有利な当選確率)で、初期値決定手段87により、Ex.チャンスの遊技回数(初期値)を抽選するようにしてもよい。
本実施形態では、スーパーEx.タイム中に、役が1回当選するごとに、初期値決定手段87は、大チャンスを1つ付与する。したがって、スーパーEx.タイム中の役の当選回数が「0」であれば、Ex.チャンスへの実行権利を獲得することができない。これに対し、初期値決定手段87は、役の当選回数が「1」であれば大チャンス×1回(100遊技)、「2」であれば大チャンス×2回(200遊技)、「3」であれば大チャンス×3回(300遊技)に決定する。
よって、スーパーEx.タイムでのEx.チャンスの遊技回数は、抽選ではなく、役の当選回数に基づいて決定する。
本実施形態では、Ex.チャンスの遊技回数を上乗せするか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定遊技を備えている。
また、上乗せ抽選手段92は、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ抽選を行うものである。
また、本実施形態では、上乗せ決定遊技の実行中に、特別役(RB又は1BB)が当選及び入賞して、特別遊技(RB遊技又は1BB遊技)に移行したときも、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を継続し、上乗せ抽選手段92は、上乗せ抽選を継続する。
また、上乗せ決定遊技の実行中に、特別役が当選及び入賞して、特別遊技に移行したときは、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を中断し、上乗せ抽選手段92は、上乗せ抽選を中断することもできる。この場合、特別遊技の終了後に、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を再開し、上乗せ抽選手段92は、上乗せ抽選を再開することができる。
また、本実施形態では、上乗せ抽選の当選確率は、99%に設定されている。
なお、上乗せ抽選に当選するとは、上乗せ決定遊技を継続することが決定され、かつ上乗せ数が決定されることを意味する。
このように、上乗せ抽選で当選し、操作スイッチが操作されると、上乗せ抽選手段92は、次の上乗せ抽選を行う。
すなわち、上乗せ抽選手段92は、上乗せ抽選で非当選となるまで、上乗せ抽選を実行可能にし、上乗せ抽選で非当選となると、上乗せ抽選を終了する。
その後、操作スイッチとしてのスタートスイッチ41が最初に操作されたときに、上乗せ抽選手段92は、1回目の上乗せ抽選を行う。
さらにまた、2回目の上乗せ抽選で当選すると、その後、操作スイッチとしての2番目のストップスイッチ42の操作(第2停止操作:2個目のリール31を停止させる操作)が行われたときに、上乗せ抽選手段92は、3回目の上乗せ抽選を行う。
また、4回目の上乗せ抽選で当選すると、その次の遊技で、操作スイッチとしてのスタートスイッチ41が操作されたときに、上乗せ抽選手段92は、5回目の上乗せ抽選を行う。その後は、上乗せ抽選で当選し続ける限り、上述した動作を繰り返す。
また、操作スイッチとしてのスタートスイッチ41、及び3個のストップスイッチ42は、遊技を進行させる際に必ず操作されるものであるから、上乗せ抽選手段92は、遊技の進行に伴って上乗せ抽選を行うこととなる。
具体的には、本実施形態では、上乗せ数として、「1」、「5」、「10」、「25」、又は「50」の5種類を設けており、上記上乗せ数のうちのいずれか1つをソフトウエア乱数を用いた抽選によって選択する。そして、上乗せ抽選でいずれかの上乗せ数が決定されると、遊技回数加算手段85は、上乗せ抽選で決定された上乗せ数を、遊技回数カウント手段84のカウント値に上乗せ(加算)する。
その上、上乗せ数についても、抽選によって選択されるので、毎回同一とは限らない。
このため、Ex.チャンス内部中、Ex.チャンス中断中又はEx.チャンス実行中に、役抽選手段61で小役1A又は小役2に当選して、上乗せ決定遊技が開始されたとしても、Ex.チャンスの遊技回数が何回(どこまで)上乗せされるのかがわからず、ひいては上乗せされる遊技回数が変化に富む。
このため、例えば、上乗せ抽選の当選確率を90%に設定したときは、上乗せ抽選の継続回数の期待値は「10」となる。
同様に、上乗せ抽選の当選確率を99%に設定したときは、上乗せ抽選の継続回数の期待値は「100」となる。
また、上乗せ抽選の当選確率を99.5%に設定したときは、上乗せ抽選の継続回数の期待値は「200」となる。
そして、遊技回数加算手段85は、上乗せ抽選で当選するごとに、上乗せ抽選で決定された上乗せ数を、小チャンス、中チャンス、又は大チャンスのいずれかに対応する遊技回数カウント手段84(84a〜84c)のカウント値に加算する。
例えば、Ex.チャンスの遊技回数(総数)が「100」であるとき、遊技回数カウント手段84(84a〜84c)のカウント値の合計値として100がセットされる。そして、Ex.チャンスの実行中に、遊技が1回行われるごとに、遊技回数減算手段86により、遊技回数カウント手段84(84a〜84c)の対応するカウント値が1ずつ減算される。
なお、遊技回数カウント手段84(84a〜84c)のカウント値の合計値が1以上であっても、リプレイBが入賞してRT5遊技に移行したときは、Ex.チャンスは終了する。この場合も、ストップスイッチ42の押し順は報知されなくなる。
また、報知手段91は、上乗せ抽選で上乗せ数が決定されるごとに、決定された上乗せ数を遊技者に報知する。
さらにまた、報知手段91は、上乗せ抽選で非当選となったときに、上乗せ抽選で非当選となるまでの間に上乗せ抽選で決定された上乗せ数の総和、すなわち、Ex.チャンスの遊技回数に最終的に上乗せされる遊技回数を遊技者に報知する。
具体的には、例えば、「+10」のような画像表示により、上乗せ数を報知したり、また、「+100」のような画像表示により、上乗せ数の総和を報知する。
図17は、本実施形態におけるEx.チャンスの遊技回数の上乗せ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS13では、上乗せ抽選手段92は、スタートスイッチ41の操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41の操作が行われたと判断したときは、次のステップS14に進む。
ステップS15では、サブ遊技状態制御手段83は、ステップS14の上乗せ抽選で当選したか否かを判断する。ここで、上乗せ抽選で当選したと判断したときは、次のステップS16に進む。これに対し、上乗せ抽選で非当選となったと判断したときは、ステップS29に進む。
ステップS17では、上乗せ抽選手段92は、第1停止操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、第1停止操作が行われたと判断したときは、次のステップS18に進む。
ステップS19では、サブ遊技状態制御手段83は、ステップS18の上乗せ抽選で当選したか否かを判断する。ここで、上乗せ抽選で当選したと判断したときは、次のステップS20に進む。これに対し、上乗せ抽選で非当選となったと判断したときは、ステップS29に進む。
ステップS21では、上乗せ抽選手段92は、第2停止操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、第2停止操作が行われたと判断したときは、次のステップS22に進む。
ステップS23では、サブ遊技状態制御手段83は、ステップS22の上乗せ抽選で当選したか否かを判断する。ここで、上乗せ抽選で当選したと判断したときは、次のステップS24に進む。これに対し、上乗せ抽選で非当選となったと判断したときは、ステップS29に進む。
ステップS25では、上乗せ抽選手段92は、第3停止操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、第3停止操作が行われたと判断したときは、次のステップS26に進む。
ステップS27では、サブ遊技状態制御手段83は、ステップS26の上乗せ抽選で当選したか否かを判断する。ここで、上乗せ抽選で当選したと判断したときは、次のステップS28に進む。これに対し、上乗せ抽選で非当選となったと判断したときは、ステップS29に進む。
ステップS29では、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を終了する。そして、次のステップS30に進む。
ステップS30では、報知手段91は、上乗せ抽選で非当選となるまでの間に上乗せ抽選で決定された上乗せ数の総和を報知する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
(1)第1実施形態では、スタートスイッチ41及び3個のストップスイッチ42を操作スイッチとしたが、例えば、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41及び3個のストップスイッチ42の全てを操作スイッチとしてもよい。また、スタートスイッチ41のみを操作スイッチとしてもよい。さらにまた、スタートスイッチ41及び左ストップスイッチ42を操作スイッチとしてもよい。
例えば、上乗せ抽選手段92により上乗せ決定遊技を継続しないことに決定したときは、サブ遊技状態制御手段83は、その後、操作スイッチがm回(m≧1)操作されるまで、上乗せ決定遊技を継続し、操作スイッチがm回操作されると、上乗せ決定遊技を終了するように制御することができる。
ここで、操作スイッチとしてのスタートスイッチ41が操作されたときに、上乗せ抽選手段92が、上乗せ決定遊技を継続しないことを決定したとする。そうすると、サブ遊技状態制御手段83は、その後、操作スイッチとしての3個のストップスイッチ42が操作されるまで、上乗せ決定遊技を継続し、3個全てのストップスイッチ42が操作されると、上乗せ決定遊技を終了する。
そして、上乗せ数が決定されるごとに、遊技回数加算手段85は、決定された上乗せ数を、遊技回数カウント手段84のカウント値に上乗せ(加算)する。これにより、Ex.チャンスの遊技回数が上乗せされることとなる。
また、上乗せ抽選で非当選となった後は、上乗せ決定遊技が終了するまで、上乗せ抽選手段92は、上乗せ数を「0」に決定するようにしてもよい。
ここで、ガセの終了煽り演出の開始後、操作スイッチがm回操作されるまでの間に、上乗せ抽選で全て当選したとする。この場合、演出出力制御手段81は、ガセの終了煽り演出を終了するように制御する。
なお、上記(1)〜(3)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組み合わせて適用することもできる。
図18は、第2実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。第1実施形態における上乗せ抽選手段92に代えて、第2実施形態では、上乗せ数決定手段93、及び上乗せ可否決定手段94を備えている。それ以外は、第2実施形態は、第1実施形態と同様である。
以下、第2実施形態におけるEx.チャンスの遊技回数(遊技期間)の上乗せについて説明する。
また、上乗せ可否決定手段94は、ストップスイッチ42が操作されたときに、上乗せ数決定手段93で決定した上乗せ数を上乗せするか否かを決定するものである。
また、本実施形態では、上乗せ数として、「1」、「5」、「10」、「25」、又は「50」の5種類を設けており、上記上乗せ数のうちのいずれか1つをソフトウエア乱数を用いた抽選によって選択する。また、「1」の選択確率は50%に、「5」の選択確率は20%に、「10」の選択確率は15%に、「25」の選択確率は10%に、「50」の選択確率は5%に、それぞれ設定されている。
これに対し、上乗せ可否決定手段94により、上乗せ数を上乗せしないことが決定されたとする。そうすると、上乗せ数決定手段93により上乗せ数が決定されていたとしても、遊技回数加算手段85は、上乗せ数決定手段93により決定された上乗せ数を、Ex.チャンスの遊技回数に上乗せしない。
これに対し、上乗せ可否決定手段94により上乗せ数を上乗せしないことが決定されると、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を終了する。すなわち、次の遊技で、スタートスイッチ41が操作されても、上乗せ数決定手段93は、上乗せ数の決定を行わず、また、第1停止操作が行われても、上乗せ可否決定手段94は、上乗せ数を上乗せするか否かの決定を行わない。
そして、上乗せ数決定手段93は、上乗せ決定遊技が継続している限り、スタートスイッチ41の操作を条件に、上乗せ数の決定を繰り返し、また、上乗せ可否決定手段94は、上乗せ決定遊技が継続している限り、第1停止操作を条件に、上乗せ数を上乗せするか否かの決定を繰り返す。
さらにまた、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42は、遊技を進行させる際に必ず操作されるものであるから、遊技の進行に伴って、上乗せ数が決定されて上乗せされることとなる。
その上、上乗せ数についても、抽選によって選択されるので、毎回同一とは限らない。
このため、Ex.チャンスの遊技回数が何回(どこまで)上乗せされるのかがわからず、ひいては上乗せされる遊技回数が変化に富む。
図19は、第2実施形態におけるEx.チャンスの遊技回数の上乗せ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS43では、上乗せ数決定手段93は、スタートスイッチ41の操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41の操作が行われたと判断したときは、次のステップS44に進む。
ステップS45では、上乗せ可否決定手段94は、第1停止操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、第1停止操作が行われたと判断したときは、次のステップS46に進む。
ステップS47では、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ数を上乗せすることが決定されたか否かを判断する。ここで、上乗せ数を上乗せすることが決定されたと判断したときは、次のステップS48に進む。これに対し、上乗せ数を上乗せしないことが決定されたと判断したときは、ステップS49に進む。
ステップS50では、報知手段91は、上乗せ数を上乗せしないことが決定されるまでに上乗せされた上乗せ数の総和を報知する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
(1)第2実施形態では、上乗せ数決定手段93は、上乗せ決定遊技において、スタートスイッチ41が操作されたときに、上乗せ数を決定するとしたが、例えば、ベットスイッチ40が操作されたときに、上乗せ数を決定するようにしてもよい。
また、何番目に操作されたかにかかわらず、左ストップスイッチ42が操作されたときに、上乗せ数を上乗せするか否かを決定するようにしてもよい。
具体的には、例えば、スタートスイッチ41が操作されたときに、上乗せ数決定手段93により、上乗せ数として「5」が決定されたとする。
その後、第1停止操作が行われると、上乗せ可否決定手段94は、上乗せ数を上乗せするか否かを決定する。ここで、上乗せ数を上乗せすることが決定されたとする。そうすると、上乗せ数の「5」がEx.チャンスの遊技回数に上乗せされるとともに、上乗せ決定遊技が継続する。
次に、第3停止操作が行われると、上乗せ可否決定手段94は、当該遊技で3度目の、上乗せ数を上乗せするか否かの決定を行う。ここで、上乗せ数を上乗せすることが決定されたとする。そうすると、上乗せ数の「5」がEx.チャンスの遊技回数に更に上乗せされるとともに、上乗せ決定遊技が更に継続する。
そして、次の遊技でスタートスイッチ41が操作されると、上乗せ数決定手段93により、上乗せ数の決定が行われる。
なお、上記(1)〜(2)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組み合わせて適用することもできる。
図20は、第3実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。第1実施形態における上乗せ抽選手段92に代えて、第3実施形態では、上乗せ決定手段95、及び報知態様決定手段96を備えている。それ以外は、第3実施形態は、第1実施形態と同様である。
以下、第3実施形態におけるEx.チャンスの遊技回数(遊技期間)の上乗せについて説明する。
また、報知態様決定手段96は、上乗せ決定手段95により上乗せ決定遊技を継続すること及び上乗せ数が決定されたときに、決定された上乗せ数の報知態様を決定するものである。
さらにまた、報知手段91は、上乗せ決定手段95により決定された上乗せ数を、報知態様決定手段96により決定された報知態様に従って、ストップスイッチ42が操作されたときに、遊技者に報知するものである。
また、本実施形態では、上乗せ決定遊技を継続することが決定される確率は、90%に設定されている。
さらにまた、本実施形態では、上乗せ数として、「15」、「20」、「25」、「30」、「35」、又は「40」の5種類を設けており、上記上乗せ数のうちのいずれか1つをソフトウエア乱数を用いた抽選によって選択する。また、「15」の選択確率は30%に、「20」の選択確率は20%に、「25」の選択確率は20%に、「30」の選択確率は10%に、「35」の選択確率は10%に、「40」の選択確率は10%に、それぞれ設定されている。
これに対し、上乗せ決定手段95により、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定され、また、上乗せ数が決定されなかったとする。そうすると、遊技回数加算手段85は、Ex.チャンスの遊技回数の上乗せを行わない。
具体的には、上乗せ決定手段95により、上乗せ数として「15」が決定されたとする。そうすると、報知態様決定手段96は、第1停止操作が行われたときに上乗せ数として「5」を報知し、第2停止操作が行われたときも上乗せ数として「5」を報知し、第3停止操作が行われたときも上乗せ数として「5」を報知する、という報知態様を決定する。
この場合、第1停止操作が行われると、報知手段91は、上乗せ数として「5」を遊技者に報知し、また、第2停止操作が行われたときも、報知手段91は、上乗せ数として「5」を遊技者に報知し、さらにまた、第3停止操作が行われたときも、報知手段91は、上乗せ数として「5」を遊技者に報知する。
この場合、第1停止操作が行われても、報知手段91は、上乗せ数の報知を行わず、また、第2停止操作が行われたときは、報知手段91は、上乗せ数として「10」を遊技者に報知し、さらにまた、第3停止操作が行われたときも、報知手段91は、上乗せ数として「10」を遊技者に報知する。
この場合、第1停止操作が行われると、報知手段91は、上乗せ数として「5」を遊技者に報知し、また、第2停止操作が行われると、報知手段91は、上乗せ数として「10」を遊技者に報知し、さらにまた、第3停止操作が行われたときも、報知手段91は、上乗せ数として「10」を遊技者に報知する。
また、報知手段91は、各ストップスイッチ42の操作時に、上乗せ決定手段95により決定された上乗せ数よりも少ない数を、上乗せ数として報知する。そして、すべてのストップスイッチ42が操作されたときは、報知した上乗せ数の合計が、上乗せ決定手段95により決定された上乗せ数となるように報知する。
さらにまた、報知手段91は、3個のストップスイッチ42のうち、いずれかのストップスイッチ42の操作時に、上乗せ数を報知しないこともある。
これに対し、上乗せ決定手段95により上乗せ決定遊技を継続しないことが決定されると、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を終了するように制御する。これにより、次の遊技で、スタートスイッチ41が操作されても、上乗せ決定手段95による上乗せ決定遊技を継続するか否か、及び上乗せ数の決定は行われない。
また、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技が継続している限り、スタートスイッチ41の操作を条件に、上乗せ決定遊技を継続するか否か、及び上乗せ数の決定を繰り返す。
そして、上乗せ決定手段95により上乗せ数が決定されるごとに、決定された上乗せ数が、Ex.チャンスの遊技回数に上乗せされる。
さらにまた、スタートスイッチ41は、遊技を進行させる際に必ず操作されるものであるから、遊技の進行に伴って、上乗せ数が決定されて上乗せされることとなる。
その上、上乗せ数についても、抽選によって選択されるので、毎回同一とは限らない。
このため、Ex.チャンスの遊技回数が何回(どこまで)上乗せされるのかがわからず、ひいては上乗せされる遊技回数が変化に富む。
加えて、上乗せ数の報知態様も変化に富む。
図21は、第3実施形態におけるEx.チャンスの遊技回数の上乗せ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS63では、上乗せ決定手段95は、スタートスイッチ41の操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41の操作が行われたと判断したときは、次のステップS64に進む。
ステップS65では、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を継続すること、及び上乗せ数が決定されたか否かを判断する。ここで、上乗せ決定遊技を継続すること、及び上乗せ数が決定されたと判断したときは、次のステップS66に進む。これに対し、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定され、上乗せ数が決定されなかったと判断したときは、ステップS74に進む。
ステップS67では、報知態様決定手段96は、ステップS64で決定された上乗せ数の報知態様を決定する。そして、次のステップS68に進む。
ステップS69では、報知手段91は、報知態様決定手段96により決定された報知態様に従って上乗せ数を報知する。そして、次のステップS70に進む。
ステップS71では、報知手段91は、報知態様決定手段96により決定された報知態様に従って上乗せ数を報知する。そして、次のステップS72に進む。
ステップS73では、報知手段91は、報知態様決定手段96により決定された報知態様に従って上乗せ数を報知する。そして、ステップS63に戻る。
ステップS75では、報知手段91は、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定されるまでに上乗せされた上乗せ数の総和を報知する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
(1)第3実施形態では、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技において、スタートスイッチ41が操作されたときに、上乗せ決定遊技を継続するか否か、及び上乗せ数を決定するとしたが、例えば、ベットスイッチ40が操作されたときに、上乗せ決定遊技を継続するか否か、及び上乗せ数を決定するようにしてもよい。
例えば、左、中、右のいずれのストップスイッチ42であるかにかかわらず、第3停止操作が行われたときに、報知手段91により、上乗せ数を報知するようにしてもよい。
また、例えば、何番目に操作されたかにかかわらず、左ストップスイッチ42が操作されたときに、報知手段91により、上乗せ数を報知するようにしてもよい。
なお、上記(1)〜(2)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組み合わせて適用することもできる。
図22は、第4実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。第1実施形態における上乗せ抽選手段92に代えて、第4実施形態では、継続決定手段97、及び押し順対応上乗せ数決定手段98を備えている。それ以外は、第4実施形態は、第1実施形態と同様である。
以下、第4実施形態におけるEx.チャンスの遊技回数(遊技期間)の上乗せについて説明する。
また、押し順対応上乗せ数決定手段98は、継続決定手段97により上乗せ決定遊技を継続することが決定されたときに、ストップスイッチ42の押し順に対応する上乗せ数を決定するものである。
また、本実施形態では、上乗せ決定遊技を継続することが決定される確率は、90%に設定されている。
具体的には、押し順対応上乗せ数決定手段98は、例えば、「左→中→右」のときは「20」、「左→右→中」のときは「30」、「中→左→右」のときは「15」、「中→右→左」のときは「25」、「右→左→中」のときは「35」、「右→中→左」のときは「40」、のように、ストップスイッチ42の押し順に対応する上乗せ数を決定する。
これにより、本実施形態では、継続決定手段97により上乗せ決定遊技を継続することが決定されるごとに、ストップスイッチ42の押し順と上乗せ数との対応関係が変化することとなる。
また、例えば、「右→中→左」の押し順で3個のストップスイッチ42が操作されたとする。そうすると、押し順対応上乗せ数決定手段98は、上乗せ数を「40」に決定する。そして、遊技回数加算手段85は、決定された上乗せ数の「40」を、遊技回数カウント手段84のカウント値に上乗せする。
これに対し、継続決定手段97により上乗せ決定遊技を継続しないことが決定されると、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を終了するように制御する。これにより、次の遊技で、スタートスイッチ41が操作されても、継続決定手段97は、上乗せ決定遊技を継続するか否かの決定を行わない。
また、継続決定手段97は、上乗せ決定遊技が継続している限り、スタートスイッチ41の操作を条件に、上乗せ決定遊技を継続するか否かの決定を繰り返す。
そして、継続決定手段97により上乗せ決定遊技を継続することが決定され、押し順対応上乗せ数決定手段98によりストップスイッチ42の押し順に対応する上乗せ数が決定されるごとに、決定された上乗せ数が、Ex.チャンスの遊技回数に上乗せされる。
さらにまた、スタートスイッチ41、及び3個のストップスイッチ42は、遊技を進行させる際に必ず操作されるものであるから、遊技の進行に伴って、上乗せ数が決定されて上乗せされることとなる。
その上、継続決定手段97により上乗せ決定遊技を継続することが決定されるごとに、ストップスイッチ42の押し順と上乗せ数との対応関係が変化するとともに、ストップスイッチ42の押し順によって、決定される上乗せ数が変化する。
このため、Ex.チャンスの遊技回数が何回(どこまで)上乗せされるのかがわからず、ひいては上乗せされる遊技回数が変化に富む。
図23は、第3実施形態におけるEx.チャンスの遊技回数の上乗せ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS83では、継続決定手段97は、スタートスイッチ41の操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41の操作が行われたと判断したときは、次のステップS84に進む。
ステップS85では、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を継続することが決定されたか否かを判断する。ここで、上乗せ決定遊技を継続することが決定されたと判断したときは、次のステップS86に進む。これに対し、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定されたと判断したときは、ステップS98に進む。
ステップS87では、押し順対応上乗せ数決定手段98は、ストップスイッチ42の押し順が「左→中→右」か否かを判断する。ここで、「左→中→右」であると判断したときは、次のステップS88に進む。これに対し、「左→中→右」ではないと判断したときは、ステップS89に進む。
ステップS89では、押し順対応上乗せ数決定手段98は、ストップスイッチ42の押し順が「左→右→中」か否かを判断する。ここで、「左→右→中」であると判断したときは、次のステップS90に進む。これに対し、「左→右→中」ではないと判断したときは、ステップS91に進む。
ステップS91では、押し順対応上乗せ数決定手段98は、ストップスイッチ42の押し順が「中→左→右」か否かを判断する。ここで、「中→左→右」であると判断したときは、次のステップS92に進む。これに対し、「中→左→右」ではないと判断したときは、ステップS93に進む。
ステップS93では、押し順対応上乗せ数決定手段98は、ストップスイッチ42の押し順が「中→右→左」か否かを判断する。ここで、「中→右→左」であると判断したときは、次のステップS94に進む。これに対し、「中→右→左」ではないと判断したときは、ステップS95に進む。
ステップS95では、押し順対応上乗せ数決定手段98は、ストップスイッチ42の押し順が「右→左→中」か否かを判断する。ここで、「右→左→中」であると判断したときは、次のステップS96に進む。これに対し、「右→左→中」ではないと判断したときは、ステップS97に進む。
ステップS97では、押し順対応上乗せ数決定手段98は、「右→中→左」に対応する上乗せ数を決定する。そして、遊技回数加算手段85は、決定された上乗せ数を、遊技回数カウント手段84のカウント値に上乗せする。そして、ステップS83に戻る。
ステップS99では、報知手段91は、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定されるまでに上乗せされた上乗せ数の総和を報知する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
(1)第4実施形態では、継続決定手段97は、上乗せ決定遊技において、スタートスイッチ41が操作されたときに、上乗せ決定遊技を継続するか否かを決定するとしたが、例えば、ベットスイッチ40が操作されたときに、上乗せ決定遊技を継続するか否かを決定するようにしてもよい。
例えば、上乗せ決定遊技の開始時に、ストップスイッチ42の押し順に対応する上乗せ数を決定する。そして、このとき決定したストップスイッチ42の押し順と上乗せ数との対応関係を、上乗せ決定遊技の終了時まで維持(固定)するようにしてもよい。
ここで、リール制御手段64は、役抽選手段61で特定の役に当選したときに、特定の押し順でストップスイッチ42が操作されると、遊技者にとって有利なリール31の停止態様を出現させ、それ以外の押し順でストップスイッチ42が操作されると、遊技者にとって有利なリール31の停止態様を出現させないように、リール31を停止制御する。
このため、Ex.チャンス中に、押し順報知手段82によって報知される押し順に従ってストップスイッチ42を操作すると、それ以外の押し順でストップスイッチ42を操作したときよりも大きな上乗せ数が、押し順対応上乗せ数決定手段98によって決定されるようにすることができる。
上記の例と同様に、「左→中→右」が、遊技者にとって有利なリール31の停止態様とするためのストップスイッチ42の押し順であるとする。そして、実際のストップスイッチ42の押し順が「左→中→右」であることが、押し順検出手段64aによって検出されたとする。この場合、演出出力制御手段81は、第2停止操作後又は第3停止操作後に、「左→中→右」の押し順に対応したパターンの演出、すなわち、上記の例で言えば、上乗せ数「30」に対応したパターンの演出を出力するように制御する。
なお、上記(1)〜(3)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組み合わせて適用することもできる。
図24は、第5実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。第1実施形態における上乗せ抽選手段92に代えて、第5実施形態では、上乗せ決定手段95、及び確率設定手段99を備えている。それ以外は、第5実施形態は、第1実施形態と同様である。
以下、第5実施形態におけるEx.チャンスの遊技回数(遊技期間)の上乗せについて説明する。
また、確率設定手段99は、上乗せ決定遊技を継続することを決定する確率(上乗せ決定遊技の継続確率)を設定するものである。
これに対し、ベットスイッチ40の操作によってメダルを投入したか、又はメダル投入口43からメダルを直接投入して、遊技者がスタートスイッチ41を操作したときは、確率設定手段99は、上乗せ決定遊技の継続確率を90%に設定する。
ここで、ベットスイッチ40の操作によってメダルを投入すること、及びメダル投入口43からメダルを直接投入することを総称して、「手動投入」という。
このようにして、本実施形態では、上乗せ決定手段95は、メダルが手動投入されたか自動投入されたかによって、上乗せ決定遊技の継続確率を異ならせるようにしている。
このように、本実施形態では、上乗せ決定手段95は、決定する上乗せ数の期待値については、メダルが手動投入されたときと自動投入されたときとで同一にしている。
これに対し、上乗せ決定手段95により、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定され、また、上乗せ数が決定されなかったとする。そうすると、遊技回数加算手段85は、Ex.チャンスの遊技回数の上乗せを行わない。
これに対し、上乗せ決定手段95により上乗せ決定遊技を継続しないことが決定されると、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を終了するように制御する。これにより、次の遊技で、スタートスイッチ41が操作されても、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を継続するか否か、及び上乗せ数の決定を行わない。
また、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技が継続している限り、スタートスイッチ41の操作を条件に、上乗せ決定遊技を継続するか否か、及び上乗せ数の決定を繰り返す。
そして、上乗せ決定手段95により上乗せ数が決定されるごとに、遊技回数加算手段85は、決定された上乗せ数を、Ex.チャンスの遊技回数に上乗せする。
さらにまた、スタートスイッチ41は、遊技を進行させる際に必ず操作されるものであるから、遊技の進行に伴って、上乗せ数が決定されて上乗せされることとなる。
その上、メダルが手動投入されたか自動投入されたかによって、上乗せ決定遊技の継続確率が異なる。
このため、Ex.チャンスの遊技回数が何回(どこまで)上乗せされるのかがわからず、ひいては上乗せされる遊技回数が変化に富む。
図25は、第5実施形態におけるEx.チャンスの遊技回数の上乗せ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS112では、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を開始する。そして、次のステップS113に進む。
ステップS114では、サブ遊技状態制御手段83は、リプレイの入賞に基づいてメダルが自動投入されたためにメダルが投入されることなくスタートスイッチ41が操作されたか、又はベットスイッチ40の操作によってメダルが投入されたか若しくはメダル投入口43からメダルが直接投入されてスタートスイッチ41が操作されたかを判断する。ここで、自動投入でスタートスイッチ41が操作されたと判断したときは、ステップS115に進む。これに対し、手動投入でスタートスイッチ41が操作されたと判断したときは、ステップS116に進む。
ステップS116では、確率設定手段99は、上乗せ決定遊技の継続確率を、手動投入に対応した90%に設定する。そして、ステップS117に進む。
ステップS118では、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を継続すること、及び上乗せ数が決定されたか否かを判断する。ここで、上乗せ決定遊技を継続すること、及び上乗せ数が決定されたと判断したときは、次のステップS119に進む。これに対し、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定され、上乗せ数が決定されなかったと判断したときは、ステップS120に進む。
ステップS120では、サブ遊技状態制御手段83は、上乗せ決定遊技を終了する。そして、次のステップS121に進む。
ステップS121では、報知手段91は、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定されるまでに上乗せされた上乗せ数の総和を報知する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
(1)第5実施形態では、メダルが手動投入されてスタートスイッチ41が操作されたときは、確率設定手段99は、上乗せ決定遊技の継続確率を99%に設定し、メダルが自動投入されてスタートスイッチ41が操作されたときは、確率設定手段99は、上乗せ決定遊技の継続確率を90%に設定するとした。そして、上乗せ数については、メダルが手動投入されたか自動投入されたかにかかわらず、同一の選択確率で選択することにより、期待値が同一になるようにした。しかし、これに限られるものではない。
そして、メダルが手動投入されてスタートスイッチ41が操作されたときは、確率設定手段99は、「15」の選択確率を30%に、「20」の選択確率を20%に、「25」の選択確率を20%に、「30」の選択確率を10%に、「35」の選択確率を10%に、「40」の選択確率を10%に、それぞれ設定する。
この場合、メダルが手動投入されたか自動投入されたかにかかわらず、上乗せ決定遊技の継続確率を95%のまま一定にすることができる。
このように、メダルが手動投入されたか自動投入されたかによって、上乗せ決定遊技の継続確率、及び決定する上乗せ数の期待値の双方を異ならせることができる。
具体的には、確率設定手段99は、例えば、上乗せ決定遊技を継続するか否かの1回目の決定では、上乗せ決定遊技の継続確率を90%に設定する。また、2回目の決定では継続確率を91%に設定する。さらにまた、3回目の決定では継続確率を92%に設定する。このように、上乗せ決定遊技を継続することが決定されるごとに、上乗せ決定遊技の継続確率を次第に高くしていくように制御することができる。
具体的には、確率設定手段99は、例えば、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数の1回目の決定では、上乗せ数「10」の選択確率を50%に、「20」の選択確率を30%に、「30」の選択確率を20%に、それぞれ設定する。また、2回目の決定では、上乗せ数「10」の選択確率を40%に、「20」の選択確率を40%に、「30」の選択確率を20%に、それぞれ設定する。さらにまた、3回目の決定では、上乗せ数「10」の選択確率を30%に、「20」の選択確率を40%に、「30」の選択確率を30%に、それぞれ設定する。さらに、4回目の決定では、上乗せ数「10」の選択確率を20%に、「20」の選択確率を40%に、「30」の選択確率を40%に、それぞれ設定する。このように、上乗せ決定遊技を継続することが決定されるごとに、決定される上乗せ数の期待値を次第に大きくしていくように制御することができる。
そうすると、リプレイが入賞したときは、次回の遊技で、上乗せ決定遊技を継続することが必ず決定されるようにすることができる。
そうすると、リプレイが入賞しなかったときは、次回の遊技で、上乗せ決定遊技を継続することが必ず決定されるようにすることができる。
なお、上記(1)〜(4)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組み合わせて適用することもできる。
図26は、第6実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。第1実施形態では、サブ制御手段80側に上乗せ抽選手段92を備えたが、それに代えて、第6実施形態では、メイン制御手段60側に上乗せ決定手段95を備える。さらに、第6実施形態では、メイン制御手段60は、サブ遊技状態判定手段70及びフリーズ制御手段71を備える。それ以外は、第6実施形態は、第1実施形態と同様である。
以下、第6実施形態におけるAT遊技(Ex.チャンス)の遊技回数(遊技期間)の上乗せについて説明する。
上述したように、本実施形態では、サブ遊技状態として、非AT遊技及びAT遊技(Ex.チャンス)を有する。また、メイン制御手段60からサブ制御手段80にはコマンドが送信されるが、サブ制御手段80からメイン制御手段60にはコマンドは送信されない。すなわち、コマンドの送信方向は、メイン制御手段60からサブ制御手段80の一方向とされている。このため、サブ遊技状態が非AT遊技中か又はAT遊技中かを、メイン制御手段60側では直接判定することができない。
まず、メイン制御手段60は、役抽選手段61による役の抽選が行われるごとに、役の抽選結果を示すコマンドをサブ制御手段80に送信する。
一方、押し順報知手段82は、非AT遊技中は、役抽選手段61で特定の抽選結果になったことを示すコマンド(以下、「特定コマンド」という。)をサブ制御手段80が受信しても、ストップスイッチ42の押し順の報知を行わないが、AT遊技中は、サブ制御手段80が特定コマンドを受信すると、ストップスイッチ42を特定の押し順で操作するように報知を行う。
そして、押し順報知手段82は、非AT遊技中は、サブ制御手段80がリプレイA当選コマンドを受信しても、ストップスイッチ42の押し順の報知を行わないが、AT遊技中は、サブ制御手段80がリプレイA当選コマンドを受信すると、ストップスイッチ42を「右→中→左」の押し順で操作するように報知を行う。
なお、本実施形態では、リプレイAに当選した遊技では、ストップスイッチ42の押し順や操作タイミングにかかわらず、常にリプレイAが入賞する。したがって、上述したような押し順の報知を行っても、遊技者に不利益を与えることはない。
このように、本実施形態では、サブ遊技状態が非AT遊技中か又はAT遊技中かを、メイン制御手段60側で間接的に判定する。
このため、サブ制御手段80側での実際のAT遊技の開始時期と、メイン制御手段60側でのAT遊技中との判定時期との間にズレが生じることがある。同様に、サブ制御手段80側での実際のAT遊技の終了時期と、メイン制御手段60側での非AT遊技中との判定時期との間にもズレが生じることがある。
逆に、非AT遊技中にリプレイAに当選し、ストップスイッチ42の押し順の報知を行わなかったものの、遊技者が「右→中→左」の押し順でストップスイッチ42を操作したとする。この場合、実際は非AT遊技中であるものの、サブ遊技状態判定手段70は、AT遊技中と判定する。
本実施形態では、AT遊技(Ex.チャンス)中に小役1A又は小役2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止した遊技の次遊技で、操作スイッチとしてのスタートスイッチ41が操作されたことを、上乗せ決定遊技の開始条件に設定している。
すなわち、上乗せ決定手段95は、AT遊技中に小役1A又は小役2が入賞した遊技の次遊技で、スタートスイッチ41が操作されたときに、上乗せ決定遊技を開始する。
なお、上述したように、本実施形態では、サブ遊技状態がAT遊技中か否かを、メイン制御手段60側で判定できる。したがって、上乗せ決定手段95は、メイン制御手段60側に備えられるものの、上乗せ決定遊技の開始条件が満たされたか否かを判定できる。
さらにまた、本実施形態では、上乗せ数として、「10」、「20」又は「100」の3種類を設けており、これらのうちのいずれか1つをソフトウエア乱数を用いた抽選によって選択する。また、「10」の選択確率は60%に、「20」の選択確率は35%に、「100」の選択確率は5%に、それぞれ設定されている。
そして、上乗せ決定手段95が上乗せ数を決定するごとに、決定した上乗せ数がAT遊技の遊技回数に上乗せ(加算)される。
その上、上乗せ数についても、抽選によって選択するので、毎回同一とは限らない。
このため、AT遊技の遊技回数が何回(どこまで)上乗せされるのかがわからず、ひいては上乗せされる遊技回数が変化に富む。
(1)遊技媒体(本実施形態ではメダル)の受付け、又は予めクレジットされた遊技媒体の投入(賭け)枚数を定めるためのベットスイッチ40の操作を一時停止状態にすること、
(2)遊技を開始するためのスタートスイッチ41の操作を一時停止状態にすること、
(3)ストップスイッチ42の操作(リール31の停止操作)を一時停止状態にすること
等が挙げられる。
さらに、スタートスイッチ41のフリーズに関しては、スタートスイッチ41を操作しても、所定期間リール31の回転を開始させないことや、所定期間、役抽選を開始しないことが挙げられる。
さらにまた、フリーズ制御手段71は、フリーズ中は、通常の態様とは異なる態様でリール31を回転させる特定リール動作を実行する。この特定リール動作では、その開始時にまず停止出目Aを表示窓11内に表示し、その後、スタートスイッチ41が操作されたときに、リール31を回転させて、上乗せ決定手段95で決定した上乗せ数を示唆する停止出目Bを表示窓11内に表示する。
また、停止出目Aは、特定リール動作の開始時に用いる停止出目である。本実施形態では、停止出目Aとして、「ベル」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せを表示窓11の中段に停止させる停止出目を設定している。
なお、本実施形態では、報知手段91は、上乗せ決定遊技を継続することに決定する確率に応じて、画像表示装置23に表示する画像の背景の色を変える。これにより、背景の色で上乗せ決定遊技及びフリーズの継続の期待度を示唆するようにしている。
これに対し、上乗せ決定手段95が上乗せ決定遊技を継続しないことに決定したときは、フリーズ制御手段71は、特定リール動作を行わず、報知手段91は、上乗せ決定遊技を開始してから継続しないことに決定するまでの間に決定した上乗せ数の総和を画像表示装置23に表示する。
図27は、第6実施形態におけるAT遊技の遊技回数の上乗せ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS132では、メイン制御手段60は、スタートスイッチ41の操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41の操作が行われたと判断したときは、次のステップS133に進む。
ステップS137では、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数を決定する。そして、ステップS138に進み、上乗せ決定手段95は、上乗せ数を決定したか否かを判断する。ここで、上乗せ数を決定したと判断したときは、次のステップS139に進む。これに対し、上乗せ数を決定しなかったと判断したときは、ステップS139〜ステップS141の処理を行うことなく、ステップS142に進む。
(1)第6実施形態では、AT遊技(Ex.チャンス)中に小役1A又は小役2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(小役1A又は小役2が入賞)した遊技の次遊技で、操作スイッチとしてのスタートスイッチ41が操作されたことを、上乗せ決定遊技の開始条件に設定した。
そして、例えば、AT遊技中に特定のリプレイ図柄の組合せが有効ラインに停止したことを、上乗せ決定遊技の開始条件に設定してもよい。
ここで、AT遊技中に役抽選手段61でリプレイ1とリプレイ2とに重複当選したときは、押し順報知手段82は、「青7を狙え!」の文字を画像表示装置23に表示して、「青7」の図柄が有効ラインに停止するタイミングで各ストップスイッチ42を操作するように報知するとともに、リプレイ2に対応する「青7」−「青7」−「青7」の図柄の組合せを有効ラインに停止させるための特定の押し順を報知する。
さらにまた、有効ラインには統一感のないバラバラの図柄の組合せが停止しているものの、無効ラインに「青7」−「青7」−「青7」等の特徴的な図柄の組合せが停止したときに、AT遊技の遊技回数を上乗せする上乗せ決定遊技を開始してもよい。
すなわち、上乗せ決定遊技とフリーズとが同時に開始されるようにしてもよく、また、先に上乗せ決定遊技が開始され、その後、上乗せ決定遊技において最初に操作スイッチが操作されたときにフリーズが開始されるようにしてもよい。
しかし、これに限らず、例えば、報知手段91は、上乗せ決定遊技を継続することに決定する確率に応じて、ランプ21の点灯パターンを変えることにより、ランプ21の点灯パターンで上乗せ決定遊技及びフリーズの継続の期待度を示唆してもよい。
しかし、これに限らず、例えば、フリーズ制御手段71は、上乗せの有無に応じて、表示窓11内に表示する停止出目Bの種類を異ならせてもよく、また、上乗せの有無及び上乗せ数に応じて、表示窓11内に表示する停止出目Bの種類を異ならせてもよい。すなわち、停止出目Bは、上乗せの有無及び/又は上乗せ数を示唆するものとしてもよい。
しかし、これに限らず、例えば、役抽選手段61で特定の抽選結果になった遊技において特定の押し順でストップスイッチ42が操作されたことが所定回数(例えば3回)連続したときに、サブ遊技状態がAT遊技中であると判定するようにしてもよい。
この場合、サブ遊技状態判定手段70は、メイン遊技状態が特定のRT遊技のときは、サブ遊技状態がAT遊技中であると判定し、メイン遊技状態が特定のRT遊技以外のときは、サブ遊技状態が非AT遊技中であると判定する。
この場合、サブ遊技状態判定手段70は、メイン制御手段60側におけるサブ遊技状態の管理情報によって、具体的には、サブ遊技状態抽選の抽選結果、及びAT残り遊技回数カウンタのカウント値によって、サブ遊技状態が非AT遊技中か又はAT遊技中かを判定することができる。
しかし、これに限らず、フリーズ制御手段71は、例えば、上乗せ決定手段95が上乗せ決定遊技を継続しないことに決定するまでフリーズを継続し、上乗せ決定手段95が上乗せ決定遊技を継続しないことに決定すると、それまで実行していたフリーズに代えて、所定時間で終了する時限フリーズを実行してもよい。
すなわち、上乗せ決定遊技中における操作スイッチの操作回数が所定回数に達したことや、上乗せ決定遊技中に決定された上乗せ数の総和が所定の上限値に達したこと等をフリーズの終了条件に設定することができる。
また、外部情報送信基板は、メイン制御手段60から受信した遊技履歴情報を遊技履歴表示装置に一方向で送信するための基板である。なお、サブ制御手段80と外部情報送信基板とは接続しない。
さらに、遊技履歴情報は、遊技回数の情報や、特別役が入賞した旨の情報等である。
これにより、遊技者は、遊技履歴表示装置を見ることで、そのスロットマシン10の遊技履歴、例えば当日又は前日(あるいは過去数日間の場合もある)における1日のトータル遊技回数や、特別役の入賞回数等を知ることができる。
すなわち、サブ遊技状態判定手段70は、役抽選手段61で特定の抽選結果になった遊技において、特定の押し順でストップスイッチ42が操作されたときに、サブ遊技状態がAT遊技中であると判定する。このとき、特定の図柄の組合せが表示窓11内に表示されるようにしてもよい。
さらに、メイン制御手段60側でサブ遊技状態を管理する場合には、サブ遊技状態判定手段70は、メイン制御手段60側における管理情報によって、サブ遊技状態がAT遊技中であると判定する。
これにより、遊技者は、遊技履歴表示装置を見ることで、AT遊技への移行回数等、AT遊技に関する情報を知ることができる。
この場合、遊技者は、AT遊技が何セット継続したかを知りたいと欲する。
そして、サブ遊技状態がAT遊技中であると判定するごとに、メイン制御手段60は、AT遊技に係る情報を、外部情報送信基板を介して遊技履歴表示装置に送信する。
これにより、遊技者は、遊技履歴表示装置を見ることで、AT遊技が何セット継続したかを知ることができる。
例えば、上乗せ決定遊技の開始条件が満たされると、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を開始する。同時に、フリーズ制御手段71は、フリーズ中の動作態様(フリーズ態様)を決定し、決定したフリーズ態様に基づいてフリーズを実行する。
また、フリーズ態様Aは、特定リール動作を5秒間隔で3回実行するものであり、1回目から3回目までの各特定リール動作では停止出目B1を表示窓11内に表示する。
さらにまた、フリーズ態様Bは、特定リール動作を5秒間隔で5回実行するものであり、1回目から3回目までの各特定リール動作では停止出目B1を表示窓11内に表示し、4回目及び5回目の各特定リール動作では停止出目B2を表示窓11内に表示する。
また、フリーズ態様Bを示すフリーズ態様コマンドをサブ制御手段80が受信したときは、上乗せ決定手段95は、1回目から3回目までの各特定リール動作に応じてそれぞれ「10」、4回目及び5回目の各特定リール動作に応じてそれぞれ「20」、合計で「70」の上乗せ数を決定する。
さらに、遊技回数加算手段85は、上乗せ決定手段95が決定した上乗せ数をAT遊技の遊技回数に上乗せ(加算)する。
さらに、報知手段91は、フリーズ制御手段71によるフリーズの終了時には、例えば「TOTAL+190G」等の文字を画像表示装置23に表示して、それまでに上乗せ決定手段95が決定した上乗せ数の総和を報知する。
そして、フリーズ制御手段71によるフリーズが終了すると、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を終了する。すなわち、フリーズ制御手段71によるフリーズが終了したことが、上乗せ決定遊技の終了条件に設定されている。
例えば、上乗せ決定遊技の開始条件が満たされると、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を開始する。同時に、フリーズ制御手段71は、フリーズの継続時間(フリーズ時間)を決定し、決定したフリーズ時間にわたってフリーズを実行する。
このとき、フリーズ制御手段71は、フリーズの開始から所定時間(例えば5秒)が経過するごとに、特定リール動作を実行する。特に、フリーズ時間を30秒に決定したときは、フリーズ中に5回の特定リール動作を実行する。また、フリーズ時間を45秒に決定したときは、フリーズ中に8回の特定リール動作を実行する。さらに、フリーズ時間を60秒に決定したときは、フリーズ中に11回の特定リール動作を実行する。
なお、各特定リール動作でいずれの停止出目Bを表示窓11内に表示するかは、例えば、特定リール動作を実行するごとに抽選で決定してもよく、また、フリーズの開始時に抽選で一括して決定してもよく、また、フリーズ時間に応じて予め定めておいてもよい。
さらに、フリーズ中に特定リール動作が実行されるごとに、メイン制御手段60は、特定リール動作で表示窓11内に表示した停止出目Bの種類を示すコマンド(停止出目コマンド)を、サブ制御手段80に送信する。
ここで、上乗せ決定手段95が、受信したフリーズ時間コマンドに応じて、上乗せ数を「N」に決定したとする。この場合、報知手段91は、フリーズ制御手段71により特定リール動作が実行されるごとに、「N」より少ない数を上乗せ数として報知し、フリーズ制御手段71により最後の特定リール動作が実行されるときに、それまでに報知した上乗せ数の合計が「N」になるように報知する。そして、フリーズ制御手段71によるフリーズの終了時には、報知手段91は、それまでに報知した上乗せ数の総和、すなわち「N」を報知する。
なお、決定した上乗せ数をAT遊技の遊技回数に上乗せすること、及びフリーズが終了すると上乗せ決定遊技を終了することは、上記の場合と同様である。
具体的には、上乗せ決定手段95は、例えば、特定リール動作で停止出目B1が表示窓11内に表示されたことを示す停止出目コマンドを受信したときは、上乗せ数を「10」に決定し、停止出目B2が表示されたことを示す停止出目コマンドを受信したときは、上乗せ数を「20」に決定し、停止出目B3が表示されたことを示す停止出目コマンドを受信したときは、上乗せ数を「100」に決定する。
なお、決定した上乗せ数をAT遊技の遊技回数に上乗せすること、特定リール動作の実行時に上乗せ数を報知すること、フリーズの終了時に上乗せ数の総和を報知すること、及びフリーズが終了すると上乗せ決定遊技を終了することは、上記の場合と同様である。
例えば、上乗せ決定手段95及びフリーズ制御手段71は、ともにメイン制御手段60側に備えられる。
また、上乗せ決定遊技の開始条件が満たされた(例えばAT遊技中に通常のリプレイとは異なる中段青7揃いの特徴的なリプレイが入賞した)ときに、操作スイッチ(例えばスタートスイッチ41)が操作されると、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を開始し、フリーズ制御手段71は、所定時間(例えば5秒)のフリーズを実行する。このとき、フリーズ制御手段71は、各リール31を回転させて、停止出目Aを表示窓11内に表示する特定リール動作を実行する。また、報知手段91は、例えば「スイッチを操作しろ!」等の文字を画像表示装置23に表示して、遊技者に対して操作スイッチ(例えばスタートスイッチ41)を操作するように指示する。
その後、各フリーズの開始から所定時間(例えば5秒)以内に操作スイッチが操作されるか、又は各フリーズの開始から所定時間(例えば5秒)が経過すると、これを契機に、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数を決定し、この決定に応じて、フリーズ制御手段71は、上記と同様のフリーズを実行(セット、上書き、追加)し、報知手段91は、上記と同様の報知を行うという一連の動作・処理を、上乗せ決定手段95が上乗せ決定遊技を継続しないことに決定するまで繰り返す。このとき、複数回のフリーズが切れ目なく連続して実行されることにより、長時間にわたる1回のフリーズが実行されているように見える。
換言すれば、今回の操作スイッチの操作等を契機とする上乗せ決定手段95による決定の結果を、次回の操作スイッチの操作を契機とするフリーズ及び報知に反映させるようにしてもよい。
そして、上乗せ決定遊技の開始から所定時間以内に操作スイッチが操作されるか、又は上乗せ決定遊技の開始から所定時間が経過すると、これを契機に、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数の「決定B」を行う。
例えば、フリーズ制御手段71はメイン制御手段60側に、上乗せ決定手段95はサブ制御手段80側に、それぞれ備えられる。
また、上乗せ決定遊技の開始条件が満たされたときに、操作スイッチが操作されると、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を開始し、フリーズ制御手段71は、所定時間のフリーズを実行する。このとき、フリーズ制御手段71は、各リール31を回転させて、停止出目Aを表示窓11内に表示する特定リール動作を実行する。また、報知手段91は、遊技者に対して操作スイッチを操作するように指示する。
その後、各フリーズの開始から所定時間以内に操作スイッチが操作されるか、又は各フリーズの開始から所定時間が経過すると、これを契機に、フリーズ制御手段71は、フリーズを継続するか否か及び特定リール動作の種類を決定し、この決定に応じて、フリーズ制御手段71は、上記と同様のフリーズを実行し、上乗せ決定手段95は、上記と同様に上乗せ数を決定し、報知手段91は、上記と同様の報知を行うという一連の動作・処理を、フリーズ制御手段71がフリーズを継続しないことに決定するまで繰り返す。
また、前回の操作スイッチの操作等を契機とするフリーズ制御手段71による決定の結果に基づいて、今回の操作スイッチの操作等を契機とするフリーズ及び報知を実行してもよいことも、上記の場合と同様である。
また、フリーズ制御手段71は、フリーズを継続するか否かを決定するのではなく、フリーズをキャンセルするか否かを決定するようにしてもよい。
また、上乗せ決定遊技の終了条件として、例えば、上乗せ決定遊技中における操作スイッチの操作回数が所定回数に達したことや、上乗せ決定遊技中に決定された上乗せ数の総和が所定の上限値に達したこと等を設定することができる。
具体的には、上乗せ数の総和を画像表示装置23に表示して、上乗せ決定遊技があたかも終了したかのように見せかける。その後、報知手段91が、例えば「スイッチを操作しろ!」等の文字を画像表示装置23に表示して、遊技者に対して操作スイッチの操作を指示する。そして、指示に従って遊技者が操作スイッチを操作したとする。
そうすると、上乗せ決定手段95は、1回のみ又は複数回繰り返しての上乗せ数の決定を再開し、フリーズ制御手段71は、決定した上乗せ数に応じた特定リール動作を再開し、遊技回数加算手段85は、決定した上乗せ数の上乗せ(加算)を再開し、報知手段91は、決定した上乗せ数の表示(報知)を再開する。
なお、上乗せ数の決定、決定した上乗せ数に応じた特定リール動作、並びに決定した上乗せ数の加算及び表示(報知)を再開するにあたり、操作スイッチの操作を条件にしてもよく、また、操作スイッチの操作を条件にしなくてもよい。
この場合、報知手段91は、「N」より少ない「M」を上乗せ数の総和として画像表示装置23に表示して、上乗せ決定遊技があたかも終了したように見せかける。その後、報知手段91が、例えば「スイッチを操作しろ!」等の文字を画像表示装置23に表示して、遊技者に対して操作スイッチの操作を指示する。そして、指示に従って遊技者が操作スイッチを操作したとする。
残りの上乗せ数に応じた特定リール動作、及び残りの上乗せ数の表示(報知)を再開するにあたり、操作スイッチの操作を条件にしてもよく、また、操作スイッチの操作を条件にしなくてもよいことは、上記の場合と同様である。
なお、上記(1)〜(20)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組み合わせて適用することもできる。
図28は、第7実施形態におけるリール31の図柄配列を示す図であり、図29は、第7実施形態における停止出目A及び停止出目B1を示す図であり、図30は、第7実施形態における停止出目B2及び停止出目B3を示す図である。
なお、図28〜図30では、主要な図柄のみを図示しているが、図28〜図30中、空欄になっている部分についても所定の図柄が配置されている。
第7実施形態は、リール31の図柄配列が、第6実施形態とは異なり、これに伴い、役の種類、及び各役に対応する図柄の組合せも、第6実施形態とは異なる。それ以外は、第7実施形態は、第6実施形態と同様である。
また、左リール31、中リール31及び右リール31の図柄番号18番の位置にそれぞれ「青7」の図柄が配置されている。
さらにまた、左リール31、中リール31及び右リール31の図柄番号4番の位置にそれぞれ「白7」の図柄が配置されている。
さらに、左リール31の図柄番号19番の位置、並びに中リール31及び右リール31の図柄番号17番の位置にそれぞれ「赤7」の図柄が配置されている。
また、上乗せ決定手段95が決定した上乗せ数を示唆する停止出目Bとして、停止出目B1〜B3の3種類を設定している。
さらに、停止出目B1として、「青7」−「青7」−「青7」の図柄の組合せを表示窓11の中段に停止させる停止出目(図29(2))を設定し、停止出目B2として、「赤7」−「赤7」−「赤7」の図柄の組合せを表示窓11の中段に停止させる停止出目(図30(1))を設定し、停止出目B3として、「白7」−「白7」−「白7」の図柄の組合せを表示窓11の中段に停止させる停止出目(図30(2))を設定している。
また、停止出目B2の準備目B2’とは、一部のリール31の図柄が停止出目B2に対して所定範囲内でずれた位置にある停止出目をいう。すなわち、停止出目B2の準備目B2’とは、停止出目B2とは異なるものの、各リール31の図柄が停止出目B2に近い位置関係にある停止出目をいう。
例えば、いずれか1つのリール31の「赤7」の図柄が他の2つのリール31の「赤7」の図柄に対して1〜2コマずれた位置にある停止出目は、停止出目B2の準備目B2’に相当する。特に、図30(2)に示す停止出目は、停止出目B1であると同時に、停止出目B2の準備目B2’に相当する。
このため、停止出目Aを表示窓11内に表示し、その後、操作スイッチが操作されたときにリール31を回転させて停止出目B1〜B3のいずれかを表示窓11内に表示する特定リール動作が制御しやすい。
しかし、特定リール動作は、操作スイッチが操作されるごとに、上乗せ数に応じて予め定めた角度だけ各リール31をそれぞれ回転させるものであり、フリーズ制御手段71は、「青7」−「青7」−「青7」の図柄の組合せが表示窓11の中段の有効ラインに停止してフリーズが開始したことを前提にして、特定リール動作を実行する。
同様に、フリーズ制御手段71が停止出目B1や停止出目B2や停止出目B3を表示窓11内に表示しようとして各リール31を回転させても、表示窓11内には図29(2)に示す中段青7揃いの停止出目B1や、図30(1)に示す中段赤7揃いの停止出目B2や、図30(2)に示す中段白7揃いの停止出目B3は表示窓11内には表示されず、統一感のないバラバラの停止出目が表示窓11内に表示されることになる。
図31は、第8実施形態におけるAT遊技(Ex.チャンス)の遊技回数の上乗せ(加算)処理の流れを示すフローチャートである。
第8実施形態は、フリーズ制御手段71及び上乗せ決定手段95の動作が、第6実施形態とは異なる。それ以外は、第8実施形態は、第6実施形態と同様である。
以下、第8実施形態におけるAT遊技の遊技回数の上乗せについて説明する。
また、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技の開始条件が満たされたときに、AT遊技の遊技回数を上乗せするか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定遊技を開始する。
本実施形態では、AT遊技(Ex.チャンス)中に小役1A又は小役2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(小役1A又は小役2に入賞)したことを、上乗せ決定遊技の開始条件に設定している。
すなわち、上乗せ決定手段95は、AT遊技中に小役1A又は小役2が入賞したときに、上乗せ決定遊技を開始する。
すなわち、本実施形態では、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技において最初に操作スイッチが操作されたときに、AT遊技の遊技回数を上乗せするか否か及び上乗せ数の1回目の決定を行うとともに、その後は、操作スイッチの操作を要することなく、AT遊技の遊技回数を上乗せしないことに決定するまで、自動的に、AT遊技の遊技回数を上乗せするか否か及び上乗せ数の決定を繰り返す。
さらにまた、上乗せ決定手段95により上乗せ数が決定されると、フリーズ制御手段71は、上乗せ決定手段95が決定した上乗せ数に応じてフリーズ態様を決定し、決定したフリーズ態様に基づいてフリーズを実行する。
また、フリーズ制御手段71は、フリーズ中は、操作スイッチ(スタートスイッチ41)が操作されるごとに、特定リール動作を実行する。
このように、フリーズ制御手段71は、上乗せ数に応じた態様の特定リール動作を実行する。これにより、特定リール動作の態様によって、上乗せ数を示唆する。
このため、遊技媒体を投入してから全てのリール31が停止するまでの単位遊技(1遊技)内において、上乗せ数が繰り返し決定さて上乗せ(加算)されることとなる。
なお、フリーズ制御手段71は、フリーズ中は、操作スイッチを操作しても遊技の進行を許可しないが、特定リール動作を実行するための操作スイッチの操作は受け付ける。
さらにまた、フリーズ制御手段71がフリーズ態様を決定すると、メイン制御手段60は、決定したフリーズ態様を示すコマンド(フリーズ態様コマンド)を、サブ制御手段80に送信する。
具体的には、報知手段91は、各特定リール動作の実行タイミングに合わせて、「スイッチを操作しろ!」等の文字を画像表示装置23に表示して、遊技者に対して操作スイッチ(例えばスタートスイッチ41)を操作するように指示する。
さらに、フリーズ制御手段71によるフリーズの終了時には、報知手段91は、例えば「TOTAL+150G」等の文字を画像表示装置23に表示して、上乗せ決定手段95が決定した上乗せ数の総和を報知する。
図31は、第8実施形態におけるAT遊技の遊技回数の上乗せ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS152において、上乗せ決定手段95は、上乗せ決定遊技を開始する。そして、次のステップS153に進む。
ステップS154では、フリーズ制御手段71は、フリーズを開始する。そして、次のステップS155に進む。
ステップS159では、メイン制御手段60は、スタートスイッチ41の操作が行われたか否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41の操作が行われたと判断したときは、次のステップS160に進む。
ステップS161では、報知手段91は、上乗せ決定手段95が決定した上乗せ数の総和「N」より少ない数を上乗せ数として画像表示装置23に表示する。このとき、報知手段91は、各特定リール動作で表示した停止出目Bに応じた上乗せ数を画像表示装置23に表示する。そして、次のステップS162に進む。
(1)第8実施形態では、AT遊技中に小役1A又は小役2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したことを、上乗せ決定遊技の開始条件に設定したが、これに限られるものではない。
しかし、これに限らず、例えば、上乗せ決定手段95は、上乗せ数の決定を、繰り返すのではなく、1回のみにしてもよい。すなわち、1回の決定で、例えば「200」等の上乗せ数を決定するようにしてもよい。
例えば、フリーズ制御手段71は、上乗せ決定手段95が決定した上乗せ数に応じてフリーズ時間を決定し、このフリーズ時間が経過すると、フリーズを終了するようにしてもよい。すなわち、上乗せ決定手段95が決定した上乗せ数に応じてフリーズ時間を決定し、決定したフリーズ時間が経過したことを、フリーズを終了するための特定の条件に設定してもよい。
そうすると、操作スイッチの操作によって特定リール動作を実行しつつ、操作スイッチが操作されなくても所定のタイミングで特定リール動作を実行することができる。
図32は、この変形例におけるAT遊技の遊技回数の上乗せ処理の流れを示すフローチャートである。
図32のステップS178において、報知手段91は、報知タイミングに至ったか否かを判断し続ける。そして、報知タイミングに至ったと判断したときは、次のステップS179に進む。
ステップS180では、メイン制御手段60は、操作スイッチの操作が行われたか否かを判断する。ここで、操作スイッチの操作が行われなかったと判断したときは、次のステップS181に進む。これに対し、操作スイッチの操作が行われたと判断したときは、ステップS181の処理を行うことなく、ステップS182に進む。
ステップS183では、報知手段91は、上乗せ決定手段95が決定した上乗せ数の総和「N」より少ない数を上乗せ数として画像表示装置23に表示する。具体的には、図31のステップS161と同様である。そして、次のステップS184に進む。
なお、上記(1)〜(3)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組み合わせて適用することもできる。
(1)RT5遊技や非RT遊技において、レア小役を設け(例えば小役1Bを、内部中に限らず、非内部中も抽選を行い)、このレア小役に当選した場合には、ほぼ100%でEx.チャンスの実行権利を付与してもよい。
ただし、RT3遊技では、仮にスーパーEx.タイムに当選しても、RT3遊技でSBこぼし目が停止して非RT遊技に移行し、この非RT遊技からRT5遊技に移行し、さらに29遊技を消化しないとスーパーEx.タイムを実行できない。よって、RT3遊技では、Ex.タイム又はEx.チャンスのみに当選し、スーパーEx.タイムには当選しないようにしてもよい。
しかし、このような重複当選に限らず、例えば非RT遊技で当選R1及び当選R2を設ける。そして、当選R1となった遊技では、ストップスイッチ42の操作(押し順を含む)に応じて、リール停止態様P1又はP2となるようにリール31を停止制御する。
非RT遊技において当選R2となった遊技では、RT4遊技に移行させるときはリール停止態様P3となるストップスイッチ42の操作情報を報知し、リール停止態様P3となったときはRT4遊技に移行するように制御する。
このように、重複当選を用いずに遊技状態の移行を制御することも可能である。なお、「リール停止態様」には、特定の停止出目等、役の非入賞時の停止態様も含まれる。
スーパーEx.タイムのみを設ける場合には、RT4遊技を設ける必要はない。また、非RT遊技では、RT4遊技に移行するためのリプレイCを設ける必要もない。
例えば、役抽選手段61による抽選で、小役1A又は小役2以外の特定の抽選結果となったときに、上乗せ決定遊技を開始するようにしてもよい。
(9)上記各実施形態では、AT遊技の遊技回数を加算するようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、RT遊技の遊技回数を加算するようにしてもよい。すなわち、特定遊技状態は、AT遊技に限られるものではなく、RT遊技としてもよい。
この点について、上乗せ決定手段95は、フリーズ制御手段71との関係、及び上乗せ数やフリーズ態様やフリーズ時間の決定の仕方に応じて、メイン制御手段60側に備えられることもあれば、サブ制御手段80側に備えられることもあり、備えられる場所がメイン制御手段60又はサブ制御手段80のいずれか一方に限定されるものではない。
なお、上記(1)〜(11)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組み合わせて適用することもできる。
また、上記各実施形態を適宜組み合わせることもできる。
本願の出願当初の請求項に係る発明(当初発明)が解決しようとする課題、当該課題を解決するための手段及び当初発明の効果は、以下の通りである。
(1)当初発明が解決しようとする課題
前述した従来の技術では、上乗せ(加算、継続)される遊技期間が画一的であり、変化に乏しいという問題があった。
当初発明が解決しようとする課題は、特定遊技状態中に、特定遊技状態の遊技期間の上乗せが行われるスロットマシンにおいて、上乗せされる遊技期間が変化に富むようにすることである。
当初発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きにて、対応する実施形態を示す。
当初発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリール(31)と、遊技を行うときに遊技者が操作する操作スイッチ(ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、又はストップスイッチ42)と、画像表示装置(23)と、遊技者による前記操作スイッチの操作を所定時間受け付けないフリーズを制御するフリーズ制御手段(71)とを備え、遊技状態として、遊技者にとって有利な特定遊技状態(AT遊技(Ex.チャンス))を備え、前記特定遊技状態では、前記特定遊技状態の遊技期間(遊技回数)を上乗せするか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定遊技を備え、前記上乗せ決定遊技において、前記操作スイッチが操作されるごとに、前記上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定手段(95)を備え、前記上乗せ決定手段により上乗せ数を決定したときは、決定した上乗せ数を前記特定遊技状態の遊技期間に上乗せし、前記上乗せ決定手段により上乗せ数を決定した場合において、前記操作スイッチが操作されたときは、決定した上乗せ数を前記画像表示装置に表示するように制御し、前記上乗せ決定手段により前記上乗せ決定遊技を継続しないことに決定した場合において、前記操作スイッチが操作されたときは、それまでに決定した上乗せ数の総和を前記画像表示装置に表示するように制御し、前記フリーズ制御手段は、前記上乗せ決定遊技において最初に前記操作スイッチが操作されたときにフリーズを開始し、フリーズ中は前記操作スイッチが操作されるごとに、前記リールを通常の態様とは異なる態様で回転させるものの遊技の進行を許可しない特定リール動作を実行し、特定の条件を満たしたときにフリーズを終了するように制御することを特徴とする。
第1の解決手段は、貯留されている遊技媒体を投入するときに遊技者が操作するベットスイッチ(40)と、リール(31)を回転させるときに遊技者が操作するスタートスイッチ(41)と、前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作する複数のストップスイッチ(42)と、当該遊技で投入された遊技媒体数を自動投入して再遊技を行わせるリプレイを含めて役の抽選を行う役抽選手段(61)とを備え、遊技状態として、遊技者にとって有利な特定遊技状態を備え、前記特定遊技状態では、前記特定遊技状態の遊技期間を上乗せするか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定遊技を備え、前記上乗せ決定遊技において、前記上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定手段(95)を備え、前記上乗せ決定手段は、前記リプレイの入賞に基づいて遊技媒体(メダル)が自動投入されたために遊技媒体を投入することなく前記スタートスイッチを遊技者が操作したときは、前記ベットスイッチの操作によって遊技媒体を投入したか又は遊技媒体を直接投入して前記スタートスイッチを操作したときに対して、決定する上乗せ数の期待値を異ならせ、及び/又は前記上乗せ決定遊技の継続確率を異ならせるように制御することを特徴とする。
当初発明においては、上乗せ決定遊技において操作スイッチが操作されるごとに、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数が決定される。そして、上乗せ数が決定されたときは、決定された上乗せ数が特定遊技状態の遊技期間に上乗せされる。
一方、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定された場合において操作スイッチが操作されたときは、それまでに決定された上乗せ数の総和が画像表示装置に表示される。
また、上乗せ決定手段により上乗せ決定遊技を継続することが決定され、かつ上乗せ数が決定されると、決定された上乗せ数が特定遊技状態の遊技期間に上乗せされるとともに、上乗せ決定遊技が継続される。
このように、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定されるまで(上乗せ決定遊技を継続することが決定され続けている限り)、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数の決定が繰り返される。
このため、特定遊技状態の遊技期間がどこまで上乗せされるのかがわからず、特定遊技状態に上乗せされる遊技期間が変化に富む。
ここで、ベットスイッチの操作により遊技媒体を投入すること、及び遊技媒体を直接投入することを総称して、手動投入という。
例えば、遊技媒体が手動投入されたときは、上乗せ決定遊技の継続確率を95%に設定する。これに対し、遊技媒体が自動投入されたときは、上乗せ決定遊技の継続確率を99%に設定する。このように、遊技媒体が手動投入されたか自動投入されたかによって、上乗せ決定遊技の継続確率を異ならせることができる。このとき、遊技媒体が手動投入されたか自動投入されたかにかかわらず、上乗せ数は「1」のまま一定にすることができる。
なお、上乗せ決定遊技を継続することが決定される確率を高めに設定すればするほど、上乗せ決定遊技が継続しやすくなるので、上乗せされる遊技期間の期待値が大きくなり、逆に、上乗せ決定遊技を継続することが決定される確率を低めに設定すればするほど、上乗せ決定遊技が継続しにくくなるので、上乗せされる遊技期間の期待値が小さくなる。
具体的には、上乗せ決定手段は、例えば、上乗せ決定遊技を継続するか否かの1回目の決定では、上乗せ決定遊技を継続することが決定される確率(上乗せ決定遊技の継続確率)を90%とし、2回目の決定では継続確率を91%とし、3回目の決定では継続確率を92%とするなど、上乗せ決定遊技を継続することを決定するごとに、上乗せ決定遊技の継続確率を次第に高くしていくように制御することができる。
具体的には、上乗せ決定手段は、例えば、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数の1回目の決定では、上乗せ数を「1」に決定し、2回目の決定では上乗せ数を「2」に決定し、3回目の決定では上乗せ数を「3」に決定するなど、上乗せ決定遊技を継続することを決定するごとに、決定する上乗せ数を次第に大きくしていくように制御することができる。
具体的には、上乗せ決定手段は、例えば、遊技媒体が自動投入されたときの上乗せ決定遊技の継続確率を100%にするとともに、遊技媒体が手動投入されたときの上乗せ決定遊技の継続確率を100%未満にすることができる。
また、上記とは逆に、上乗せ決定手段は、例えば、遊技媒体が自動投入されたときの上乗せ決定遊技の継続確率を100%未満にするとともに、遊技媒体が手動投入されたときの上乗せ決定遊技の継続確率を100%にすることもできる。
当初発明によれば、上乗せ決定遊技において操作スイッチが操作されるごとに、上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数が決定される。そして、決定された上乗せ数が特定遊技状態の遊技期間に上乗せされる。また、上乗せ数が決定された場合において操作スイッチが操作されたときは、決定された上乗せ数が画像表示装置に表示され、上乗せ決定遊技を継続しないことが決定された場合において操作スイッチが操作されたときは、それまでに決定された上乗せ数の総和が画像表示装置に表示される。そして、上乗せ決定遊技において最初に操作スイッチが操作されたときにフリーズが開始され、フリーズ中は操作スイッチが操作されるごとに特定リール動作が実行され、特定の条件を満たしたときにフリーズが終了する。これにより、上乗せされる遊技期間が変化に富むようにすることができる。
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
60 メイン制御手段(遊技制御手段)
61 役抽選手段
62(62A〜62H) 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
64a 押し順検出手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 メイン遊技状態制御手段
70 サブ遊技状態判定手段
71 フリーズ制御手段
80 サブ制御手段(演出制御手段)
81 演出出力制御手段
82 押し順報知手段
83 サブ遊技状態制御手段
84(84a〜84c) 遊技回数カウント手段
85 遊技回数加算手段
86 遊技回数減算手段
87 初期値決定手段
90 権利付与決定手段
91 報知手段
92 上乗せ抽選手段
93 上乗せ数決定手段
94 上乗せ可否決定手段
95 上乗せ決定手段
96 報知態様決定手段
97 継続決定手段
98 押し順対応上乗せ数決定手段
99 確率設定手段
L1〜L4 有効ライン(図柄組合せライン)
Claims (1)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
遊技を行うときに遊技者が操作する操作スイッチと、
画像表示装置と、
遊技者による前記操作スイッチの操作を所定時間受け付けないフリーズを制御するフリーズ制御手段と
を備え、
遊技状態として、遊技者にとって有利な特定遊技状態を備え、
前記特定遊技状態では、前記特定遊技状態の遊技期間を上乗せするか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定遊技を備え、
前記上乗せ決定遊技において、前記操作スイッチが操作されるごとに、前記上乗せ決定遊技を継続するか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ決定手段を備え、
前記上乗せ決定手段により上乗せ数を決定したときは、決定した上乗せ数を前記特定遊技状態の遊技期間に上乗せし、
前記上乗せ決定手段により上乗せ数を決定した場合において、前記操作スイッチが操作されたときは、決定した上乗せ数を前記画像表示装置に表示するように制御し、
前記上乗せ決定手段により前記上乗せ決定遊技を継続しないことに決定した場合において、前記操作スイッチが操作されたときは、それまでに決定した上乗せ数の総和を前記画像表示装置に表示するように制御し、
前記フリーズ制御手段は、前記上乗せ決定遊技において最初に前記操作スイッチが操作されたときにフリーズを開始し、フリーズ中は前記操作スイッチが操作されるごとに、前記リールを通常の態様とは異なる態様で回転させるものの遊技の進行を許可しない特定リール動作を実行し、特定の条件を満たしたときにフリーズを終了するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。
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