JP2014139122A - ディスプレイ用カバーガラスの製造方法及びディスプレイ用カバーガラスの製造装置 - Google Patents

ディスプレイ用カバーガラスの製造方法及びディスプレイ用カバーガラスの製造装置 Download PDF

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正紀 和田
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Abstract

【課題】平板部と平板部に接続された屈曲部とを有する形状精度の高いディスプレイ用カバーガラスの提供。
【解決手段】ガラス平板50の少なくとも端部を加熱した状態で、プレス具29aを用いて前記ガラス平板50の端部を押圧し、前記ガラス平板50の端部を変形させることにより屈曲部を形成し、カバーガラスを得る成形工程において、ガラス平板50の端部を変形させる際に、ガラス平板50のうち、カバーガラスの屈曲部に相当する部分を、塑性変形と弾性変形とが生じるような粘度にした状態で成形工程を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、ディスプレイ用カバーガラスの製造方法及びディスプレイ用カバーガラスの製造装置に関する。
近年、携帯電話機、スマートフォン、ノート型パーソナルコンピューター、タブレットパーソナルコンピューターなどのディスプレイを備えたモバイル機器が広く用いられるようになってきている(以下、ディスプレイを備えたモバイル機器を「モバイルディスプレイ」という。)。
特許文献1には、モバイルディスプレイに用い得るカバーガラスが記載されている。特許文献1に記載のカバーガラスは、画像表示部の前面に位置する前面部と、画像表示部の幅方向両側において前面部から屈曲する屈曲部とを備える。
特許文献1には、金型の上に配置したガラス平板を加熱して軟化させることにより屈曲部を有するカバーガラスを製造することが記載されている。
特開2012−101975号公報
特許文献1に記載の製造方法では、形状精度の高いカバーガラスが得難いという問題がある。
本発明の主な目的は、形状精度の高いディスプレイ用カバーガラスを提供することにある。
本発明に係る第1のディスプレイ用カバーガラスの製造方法は、平板部と、平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造方法に関する。本発明に係る第1のディスプレイ用カバーガラスの製造方法では、ガラス平板を、平面状の第1の成形面を有する第1の成形型の上に、ガラス平板の中央部が第1の成形面の上に位置し、端部が第1の成形面の外側に位置するように配する。ガラス平板の少なくとも端部を加熱した状態で、プレス具を用いてガラス平板の端部を押圧し、ガラス平板の端部を変形させることにより屈曲部を形成し、カバーガラスを得る成形工程を行う。ガラス平板の端部を変形させる際に、ガラス平板のうち、カバーガラスの屈曲部に相当する部分を塑性変形と弾性変形とが生じるような粘度にした状態で成形工程を行う。
本発明に係る第1のディスプレイ用カバーガラスの製造方法において、成形工程において、ガラス平板の端部を、プレス具を用いて複数回押圧することによりガラス平板の端部を変形させることが好ましい。
本発明に係る第2のディスプレイ用カバーガラスの製造方法は、平板部と、平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造方法に関する。本発明に係る第2のディスプレイ用カバーガラスの製造方法では、ガラス平板を、平面状の第1の成形面を有する第1の成形型の上に、ガラス平板の中央部が第1の成形面の上に位置し、端部が第1の成形面の外側に位置するように配する。ガラス平板の少なくとも端部を加熱した状態で、プレス具を用いてガラス平板の端部を押圧し、ガラス平板の端部を変形させることにより屈曲部を形成し、カバーガラスを得る成形工程を行う。成形工程において、ガラス平板の端部を、プレス具を用いて複数回押圧することによりガラス平板の端部を変形させる。
本発明に係る第1及び第2のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、第1の成形型は、第1の成形面に連ねられており、屈曲部の内面に即した曲面状の第2の成形面を有し、プレス具を用いた押圧が行われるたびに、ガラス平板の端部の第2の成形面に接触している部分の面積が大きくなるように押圧を行うことが好ましい。この場合、成形工程が、プレス具でガラス平板の端部を押圧する方向が相互に異なる複数のプレス工程を有することが好ましい。成形工程は、一のプレス工程と、一のプレス工程の後に行われ、プレス具でガラス平板の端部を押圧する方向と第1の成形面の垂線とのなす角の大きさが一のプレス工程よりも大きくなるようにプレス具による押圧を行う他のプレス工程とを含むことが好ましい。成形工程における少なくともプレス具による1回目の押圧時においては、プレス具によりガラス平板の端部の先端部を押圧することが好ましい。
本発明に係る第1及び第2のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、第1の成形型の上に、第2の成形型を配し、第1の成形型と第2の成形型とでガラス平板の中央部を挟持した状態で成形工程を行い、平面視した際に、第1の成形型の端部が第2の成形型から露出するように第2の成形型を配することが好ましい。
本発明に係る第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法は、平板部と、平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造方法に関する。本発明に係る第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法では、ガラス平板を、平面状の第1の成形面を有する第1の成形型の上に、ガラス平板の中央部が第1の成形面の上に位置し、端部が第1の成形面の外側に位置するように配する。ガラス平板の少なくとも端部を加熱した状態で、プレス具を用いてガラス平板の端部を押圧し、ガラス平板の端部を変形させることにより屈曲部を形成し、カバーガラスを得る成形工程を行う。第1の成形型の上に、第2の成形型を配し、第1の成形型と第2の成形型とでガラス平板の中央部を挟持した状態で成形工程を行う。平面視した際に、第1の成形型の端部が第2の成形型から露出するように第2の成形型を配する。
本発明に係る第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法において、第1の成形型は、第1の成形面に連ねられており、屈曲部の内面に即した曲面状の第2の成形面を有し、第2の成形面の上方には第2の成形型を配さないことが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、第1の成形型とガラス平板との間に厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材を配した状態で成形工程を行うことが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、プレス具のガラス平板と接触する部分の上に、厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材を配した状態でプレス具を用いてガラス平板の端部を押圧することが好ましい。緩衝部材は、織布及び不織布の少なくとも一方により構成されていることが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、プレス具を冷却しながらプレス具によるガラス平板のプレスを行うことが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、プレス具を金属により構成することが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、成形工程において、ガラス平板のうち、第1の成形型と直接または間接的に接している部分は塑性変形不能である一方、第1の成形型と接していない部分は塑性変形及び弾性変形可能となるように第1の成形型の温度を設定することが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、成形工程において、ガラス平板のうち、第1の成形型と接している部分の温度がガラス平板の軟化点よりも低くなるように第1の成形型の温度を設定することが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、ガラス平板として、30℃〜380℃における線熱膨張係数が105×10−7/℃以下のガラス平板を用いることが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造方法のそれぞれにおいて、成形工程の後に、変形されたガラス平板を、ガラス平板の歪点以上の温度にまで加熱する熱処理工程をさらに備えることが好ましい。
本発明に係る第1のディスプレイ用カバーガラスの製造装置は、平板部と、平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造装置に関する。本発明に係る第1のディスプレイ用カバーガラスの製造装置は、第1の成形型と、加熱機構と、プレス具と、駆動機構とを備える。第1の成形型は、平面状の第1の成形面を有する。第1の成形型には、ガラス平板の中央部が第1の成形面の上に位置し、端部が第1の成形面の外側に位置するようにガラス平板が載置される。加熱機構は、ガラス平板の少なくとも端部を加熱する。プレス具は、ガラス平板の端部を押圧し、ガラス平板の端部を変形させることにより屈曲部を形成するためのものである。駆動機構は、プレス具を駆動する。駆動機構は、ガラス平板のうち、カバーガラスの屈曲部に相当する部分が塑性変形と弾性変形とが生じるような粘度であるときに、プレス具にガラス平板の端部を押圧させる。
本発明に係る第1のディスプレイ用カバーガラスの製造装置において、駆動機構は、プレス具にガラス平板の端部を複数回押圧させるものであることが好ましい。
本発明に係る第2のディスプレイ用カバーガラスの製造装置は、平板部と、平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造装置に関する。本発明に係る第2のディスプレイ用カバーガラスの製造装置は、第1の成形型と、加熱機構と、プレス具と、駆動機構とを備える。第1の成形型は、平面状の第1の成形面を有する。第1の成形型には、ガラス平板の中央部が第1の成形面の上に位置し、端部が第1の成形面の外側に位置するようにガラス平板が載置される。加熱機構は、ガラス平板の少なくとも端部を加熱する。プレス具は、ガラス平板の端部を押圧し、ガラス平板の端部を変形させることにより屈曲部を形成するためのものである。駆動機構は、プレス具を駆動する。駆動機構は、プレス具にガラス平板の端部を複数回押圧させる。
本発明に係る第1及び第2のディスプレイ用カバーガラスの製造装置のそれぞれにおいて、第1の成形型は、第1の成形面に連ねられており、屈曲部の内面に即した曲面状の第2の成形面を有し、駆動機構は、プレス具を用いた押圧が行われるたびに、ガラス平板の端部の第2の成形面に接触している部分の面積が大きくなるようにプレス具を駆動することが好ましい。駆動機構は、プレス具でガラス平板の端部を押圧する方向が相互に異なる複数のプレス工程が行われるようにプレス具を駆動することが好ましい。駆動機構は、一のプレス工程と、一のプレス工程の後に行われ、プレス具でガラス平板の端部を押圧する方向と第1の成形面の垂線とのなす角の大きさが一のプレス工程よりも大きくなるようにプレス具による押圧を行う他のプレス工程が行われるようにプレス具を駆動することが好ましい。駆動機構は、プレス具による1回目の押圧時において、プレス具がガラス平板の端部の先端部を押圧するようにプレス具を駆動することが好ましい。
本発明に係る第1及び第2のディスプレイ用カバーガラスの製造装置のそれぞれにおいて、製造装置は、第1の成形型の上に配されており、第1の成形型と共にガラス平板の中央部を挟持する第2の成形型をさらに備え、平面視した際に、第1の成形型の端部が第2の成形型から露出していることが好ましい。
本発明に係る第3のディスプレイ用カバーガラスの製造装置は、平板部と、平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造装置に関する。本発明に係る第3のディスプレイ用カバーガラスの製造装置は、第1の成形型と、加熱機構と、プレス具と、第2の成形型とを備える。第1の成形型は、平面状の第1の成形面を有する。第1の成形型には、ガラス平板の中央部が第1の成形面の上に位置し、端部が第1の成形面の外側に位置するようにガラス平板が載置される。加熱機構は、ガラス平板の少なくとも端部を加熱する。プレス具は、ガラス平板の端部を押圧し、ガラス平板の端部を変形させることにより屈曲部を形成するためのものである。第2の成形型は、第1の成形型の上に配されている。第2の成形型は、第1の成形型と共にガラス平板の中央部を挟持する。平面視した際に、第1の成形型の端部が第2の成形型から露出している。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造装置のそれぞれにおいて、第1の成形型は、第1の成形面に連ねられており、屈曲部の内面に即した曲面状の第2の成形面を有し、第2の成形面の上方には第2の成形型が位置していないことが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造装置のそれぞれにおいて、製造装置は、第1の成形型の少なくとも第1の成形面の上に配されており、厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材をさらに備えることが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造装置のそれぞれにおいて、製造装置は、プレス具のガラス平板と接触する部分の上に配されており、厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材をさらに備えることが好ましい。緩衝部材は、織布及び不織布の少なくとも一方により構成されていることが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造装置のそれぞれにおいて、プレス具は、冷媒が供給される貫通孔を有することが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造装置のそれぞれにおいて、プレス具は、金属により構成されていることが好ましい。
本発明に係る第1〜第3のディスプレイ用カバーガラスの製造装置のそれぞれにおいて、第1の成形型は、冷媒が供給される貫通孔を有することが好ましい。
本発明によれば、形状精度の高いディスプレイ用カバーガラスを提供することができる。
本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造装置の模式的平面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造装置の模式的側面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造装置の成形装置の略図的断面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造工程を説明するための模式的断面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態における成形工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造工程を説明するための模式的断面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造工程を説明するための模式的側面図である。 本発明の一実施形態において製造されるディスプレイ用カバーガラスの模式的斜視図である。 変形例におけるディスプレイ用カバーガラスの製造装置の模式的平面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものである。図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
本実施形態では、図1〜図26を参照して、図27に示すディスプレイ用カバーガラス1を製造する例について説明する。ディスプレイ用カバーガラス1の製造方法を説明するに先立ち、本実施形態において製造するディスプレイ用カバーガラス1の構成について、図27を参照しながら説明する。
(ディスプレイ用カバーガラス1)
図27に示すディスプレイ用カバーガラス1は、ディスプレイの表示部及び側面の少なくとも一部を覆うカバーガラスである。より具体的には、ディスプレイ用カバーガラス1は、ディスプレイの表示部と、x軸方向における両側面の少なくとも一部とを覆うカバーガラスである。なお、ディスプレイは、ディスプレイを備える機器である限りにおいて特に限定されない。ディスプレイは、例えば、携帯電話機、スマートフォン、ノート型パーソナルコンピューター、タブレットパーソナルコンピューターなどのモバイル機器であってもよい。ディスプレイは、板状であってもよい。
ディスプレイ用カバーガラス1は、例えば、化学強化ガラスなどの強化ガラスや結晶化ガラス等からなることが好ましい。
ディスプレイ用カバーガラス1の厚みは、特に限定されないが、0.2mm〜1.5mmであることが好ましく、0.25mm〜1.1mmであることがより好ましく、0.3mm〜1.0mmであることがさらに好ましい。
ディスプレイ用カバーガラス1は、平板部11を有する。平板部11は、ディスプレイの表示部の前方に配される部分である。ここで、前方とは、表示部の垂線の延びる方向(Z1側)であり、垂線の延びる方向(Z1側)とは反対側(Z2側)を後方とする。
平板部11は、平板状である。平板部11は、矩形状である。平板部11のx軸方向に沿った寸法は、例えば、40mm〜200mm程度であってもよい。平板部11のy軸方向に沿った寸法は、例えば、80mm〜300mmであってもよい。なお、「平板状」には、実質的に平板状であることが含まれる。例えば、「平板」には、一の表面と、一の表面に対して5°以下の範囲で傾斜した他の表面とを有する板が含まれるものとする。
平板部11のx軸方向におけるx1側端部には、第1の側面部12が接続されている。この第1の側面部12は、ディスプレイの側方に配される部分である。具体的には、第1の側面部12は、ディスプレイのx軸方向のx1側に配される。
第1の側面部12のz軸方向に沿った寸法と、平板部11のx軸方向に沿った寸法との比((第1の側面部12のz軸方向に沿った寸法):(平板部11のx軸方向に沿った寸法))は、例えば、1:1000〜1:5とすることができる。ディスプレイがモバイル用であるような場合は、比((第1の側面部12のz軸方向に沿った寸法):(平板部11のx軸方向に沿った寸法))は、例えば、1:300〜1:5程度であることが好ましい。ディスプレイが据え置き型であるような場合は、比((第1の側面部12のz軸方向に沿った寸法):(平板部11のx軸方向に沿った寸法))は、例えば、1:1000〜1:10程度であることが好ましい。
第1の側面部12は、第1の屈曲部12aを含む。第1の屈曲部12aは、平板部11に接続されている。第1の屈曲部12aは、平板部11のx軸方向におけるx1側端部から後方(z2側)に向かって屈曲している。平板部11のx1側端部における内壁面の接線と、第1の側面部12の先端における内壁面の接線とのなす角の大きさである屈曲角は、90°〜170°であることが好ましく、90°〜150°であることがより好ましい。
なお、本実施形態では、第1の側面部12は、第1の屈曲部12aと、第1の屈曲部12aの先端に接続された第1の平板部12bとを有する。但し、本発明は、この構成に限定されない。第1の側面部12は、第1の屈曲部12aのみにより構成されていてもよい。
第1の屈曲部12aの厚みと、第1の平板部12bの厚みと、平板部11の厚みとは、実質的に等しいことが好ましい。第1の屈曲部12aの厚みと、第1の平板部12bの厚みとは、それぞれ、平板部11の厚みの0.9倍〜1.1倍であることがより好ましい。
平板部11のx軸方向におけるx2側端部には、第2の側面部13が接続されている。この第2の側面部13と、平板部11及び第1の側面部12とは、一枚のガラス板により構成されている。第2の側面部13は、ディスプレイの側方に配される部分である。具体的には、第2の側面部13は、ディスプレイのx軸方向のx2側に配される。
第2の側面部13のz軸方向に沿った寸法と、平板部11のx軸方向に沿った寸法との比((第2の側面部13のz軸方向に沿った寸法):(平板部11のx軸方向に沿った寸法))は、例えば、1:1000〜1:5とすることができる。ディスプレイがモバイル用であるような場合は、比((第2の側面部13のz軸方向に沿った寸法):(平板部11のx軸方向に沿った寸法))は、例えば、1:300〜1:5程度であることが好ましい。ディスプレイが据え置き型であるような場合は、比((第2の側面部13のz軸方向に沿った寸法):(平板部11のx軸方向に沿った寸法))は、例えば、1:1000〜1:10程度であることが好ましい。
第2の側面部13は、第2の屈曲部13aを含む。第2の屈曲部13aは、平板部11に接続されている。第2の屈曲部13aは、平板部11のx軸方向におけるx2側端部から後方(z2側)に向かって屈曲している。平板部11と第2の側面部13との屈曲角は、90°〜170°であることが好ましく、90°〜150°であることがより好ましい。
なお、本実施形態では、第2の側面部13は、第2の屈曲部13aと、第2の屈曲部13aの先端に接続された第2の平板部13bとを有する。但し、本発明は、この構成に限定されない。第2の側面部13は、第2の屈曲部13aのみにより構成されていてもよい。
第2の屈曲部13aの厚みと、第2の平板部13bの厚みと、平板部11の厚みとは、実質的に等しいことが好ましい。第2の屈曲部13aの厚みと、第2の平板部13bの厚みとは、それぞれ、平板部11の厚みの0.9倍〜1.1倍であることがより好ましい。
ディスプレイの一対の側面のうちの少なくとも一方は、画像を表示する表示部を構成していてもよい。すなわち、側面部12,13は、表示部を構成している側面上に位置する場合もある。
(ディスプレイ用カバーガラス1の製造装置2)
次に、図1〜図3を参照しながら、ディスプレイ用カバーガラス1の製造装置2の構成について説明する。
図1及び図2に示されるように、製造装置2は、装置本体20を有する。装置本体20は、予熱室21と、成形室22と、徐冷室23とを有する。予熱室21、成形室22及び徐冷室23は、一の方向に沿ってこの順番で配置されている。予熱室21、成形室22及び徐冷室23は、それぞれ、図示しない断熱材により包囲されている。
予熱室21は、後述するガラス平板50を予熱するための部屋である。予熱室21には、ガラス平板50が載置される予熱台24と、予熱室21内の雰囲気温度を制御するヒーター25とが配されている。予熱台24には、プランジャー24aが設けられている。このプランジャー24aにより、予熱台24上に配されたガラス平板50を上方に移動させることができる。
成形室22は、ガラス平板50を成形に適した温度にまで加熱すると共に、ガラス平板50をディスプレイ用カバーガラス1に成形するための部屋である。成形室22には、ガラス平板50が載置される第1の成形型26と、第1の成形型26と共にガラス平板50を挟持する第2の成形型27と、成形室22内の雰囲気温度を制御するヒーター(加熱機構)28と、ガラス平板50のx軸方向における端部を押圧するプレス具29a、29bとが設けられている。なお、第1及び第2の成形型26,27のそれぞれの奥行き方向の長さ(図1における紙面上縦方向の長さ)は、ガラス平板50の奥行き方向の長さよりも
長い。
図2に示されるように、第1の成形型26は、平板部11を形成するための平面状の第1の成形面26Aと、屈曲部12a、13aを形成するための曲面状の第2の成形面26Bと、平板部12b、13bを形成するための平面状の第3の成形面26Cとを有する。第2の成形面26Bは、屈曲部12a、13aの形状に即した曲面状である。
第1の成形型26は、セラミックスや金属などの硬質材により構成されている。第2の成形型27も同様に、セラミックスや金属などの硬質材により構成されている。第1及び第2の成形型26,27は、多孔質体などにより構成された断熱材により構成されていてもよい。図3に示されるように、第1の成形型26の少なくとも第1の成形面26Aの上には、緩衝部材30が配されている。本実施形態では、緩衝部材30は、第1の成形面26Aの上のみならず、第2及び第3の成形面26B,26Cの上にも設けられている。緩衝部材30により、第1〜第3の成形面26A〜26Cが覆われている。同様に、第2の成形型27のガラス平板50と接触する表面の上にも緩衝部材30が配されている。
緩衝部材30は、厚み方向に弾性変形可能な部材である。緩衝部材30は、例えば、アルミナ繊維、ガラス繊維、カーボンファイバーなどからなる織布及び不織布のうちの少なくとも一方により構成されていることが好ましい。緩衝部材30の厚みは、例えば、0.1mm〜2mm程度であることが好ましい。なお、図1及び図2等においては、緩衝部材30の描画を省略している。
第1の成形型26には、空気などの冷媒が供給される貫通孔26aが形成されている。この貫通孔26aに冷媒が供給されることにより、第1の成形型26が冷却される。貫通孔26aは、第1の成形型26の第2の成形面26Bを構成している角部に設けられていることが好ましい。同様に、第2の成形型27にも、空気などの冷媒が供給される貫通孔27aが形成されている。この貫通孔27aに冷媒が供給されることにより、第2の成形型27が冷却される。
第1の成形型26には、予熱台24と同様に、第1の成形型26の上に位置するガラス平板50やディスプレイ用カバーガラス1を上方に持ち上げるプランジャー26bが設けられている。
第2の成形型27の幅方向における長さは、第1の成形型26の幅方向における長さよりも短い。よって、図1に示されるように、平面視した際に、第1の成形型26の幅方向における両端部は、第2の成形型27から露出する。
プレス具29a、29bは、ガラス平板50の幅方向における端部を押圧するための部材である。プレス具29a、29bは、図1に示されるプレス具駆動機構29cによって駆動される。
図3に示されるように、プレス具29a、29bには、空気などの冷媒が供給される貫通孔29a1,29b1が形成されている。この貫通孔29a1,29b1に冷媒が供給されることにより、プレス具29a、29bが冷却される。
プレス具29a、29bは、例えば、セラミックスやガラスにより構成されていてもよいが、本実施形態では、弾性体である金属により構成されている。プレス具29a、29bのガラス平板50と接触する部分の上には、緩衝部材30が設けられている。具体的には、本実施形態では、プレス具29a、29bは、緩衝部材30により覆われている。
図1及び図2に示されるように、徐冷室23には、徐冷台31と徐冷室23内の雰囲気温度を制御するヒーター34とが配されている。成形室22において成形されたディスプレイ用カバーガラス1は、徐冷台31上に載置され、徐冷室23において徐冷される。なお、徐冷台31にもプランジャー31aが設けられている。
製造装置2には、移動具駆動機構33によって駆動される移動具32a、32bが設けられている。この移動具32a、32bによってガラス平板50やディスプレイ用カバーガラス1の予熱室21、成形室22、徐冷室23間の移動が行われる。
(ディスプレイ用カバーガラス1の製造方法)
次に、ディスプレイ用カバーガラス1の製造方法について、図1〜図26を参照しながら詳細に説明する。
まず、平板状のガラス平板50(図4を参照)を用意する。ガラス平板50は、ディスプレイ用カバーガラス1を構成するためのガラス板である。ガラス平板50の厚みは、ディスプレイ用カバーガラス1の厚みと実質的に等しい。
次に、図4に示されるように、ガラス平板50を予熱室21の予熱台24の上に載置する。載置されたガラス平板50は、ヒーター25によって加熱される。この予熱室21においては、より高温である成形室22にガラス平板50が搬送された際に、ガラス平板50が損傷しない程度にまでガラス平板50が加熱される。予熱室21におけるガラス平板50の加熱温度は、ガラス平板50の組成や、成形室22の温度等によって適宜設定される。予熱室21におけるガラス平板50の加熱温度は、ガラスの歪点〜徐冷点付近の温度、例えば、200℃〜700℃程度とすることができる。
次に、予熱室21において予熱されたガラス平板50を成形室22に搬送する。具体的には、まず、図5に示されるように、プランジャー24aを予熱台24から突き出すことによって、ガラス平板50を予熱台24の上方に移動させる。次に、移動具32a、32bをガラス平板50の下方に移動させ、プランジャー24aを降下させ、移動具32a、32bによってガラス平板50を支持させる。次に、図6に示されるように、移動具駆動機構33(図1を参照)により移動具32a、32bを駆動させ、予熱されたガラス平板50を予熱室21から成形室22の第1の成形型26の上方に移動させる。次に、プランジャー26bを上昇させた後に移動具32a、32bを互いに離反する方向にガラス平板50の下方から水平移動させ、その後、プランジャー26bを降下させる。これにより、図7に示されるように、予熱されたガラス平板50を成形室22の第1の成形型26の第1の成形面26Aの上に配置する。具体的には、ガラス平板50の幅方向における中央部が第1の成形面26Aの上に位置し、ガラス平板50の幅方向における両端部が第1の成形面26Aの外側に位置するようにガラス平板50を配する。後の成形工程において、この第1の成形面26Aの外側に位置するガラス平板50の幅方向における両端部により側面部12,13が形成され、第1の成形面26Aの上に位置するガラス平板50の中央部により平板部11が形成される。
なお、ガラス平板50を第1の成形型26の上に配置した後に、図示しないセンタリング機構を駆動させて、ガラス平板50の幅方向における中心位置と、第1の成形型26の幅方向における中心位置とを整合させておくことが好ましい。
次に、図8に示されるように、第2の成形型27が第1の成形型26に向けて降下され、第1の成形型26と第2の成形型27とでガラス平板50の幅方向における中央部が挟持された状態となる。その状態で、加熱機構を構成しているヒーター28により、ガラス平板50の少なくとも幅方向における端部が加熱される。
ここで、第1及び第2の成形型26,27に、それぞれ設けられた貫通孔26a、27aに冷媒が供給されることにより第1及び第2の成形型26,27の温度上昇が抑制されている。よって、ガラス平板50のうち、第1の成形型26と第2の成形型27とにより狭持された部分の温度が最も低くなり、第1及び第2の成形型26,27のいずれにも接していない部分の温度が最も高くなり、第1の成形型26にのみ接している部分の温度が中間の温度となる。
成形室22における加熱は、ガラス平板50の幅方向における端部が、ガラス平板50の幅方向における端部の塑性変形と弾性変形との両方が生じるような粘度となるまで行う。通常、ガラス平板50の粘度が10dPa・s以下のときには、ガラス平板50は、弾性変形せず、塑性変形する。一方、ガラス平板50の粘度が1011dPa・s以上のときには、ガラス平板50は、塑性変形せず、弾性変形する。ガラス平板50の粘度が、10dPa・s〜1011dPa・s程度であるときに、ガラス平板50が塑性変形すると共に、弾性変形する。従って、成形室22における加熱は、ガラス平板50の粘度が、108.5dPa・s〜1010.5dPa・s程度となるように行うことが好ましく、10dPa・s〜1010dPa・s程度となるように行うことがより好ましい。なお、ガラス平板50の粘度が、10dPa・s〜1011dPa・s程度となる温度は、ガラス平板50の組成によって異なる。
また、ガラス平板50を加熱する際には、貫通孔26a、27aに冷媒を供給し、第1及び第2の成形型26,27を冷却することにより、ガラス平板50の第1の成形型26と接している部分の粘度が、塑性変形不能な粘度領域となるようにすることが好ましい。すなわち、ガラス平板50のうち、第1の成形型26と接している部分は塑性変形不能である一方、第1の成形型26と接していない部分は塑性変形と弾性変形の両方が可能となるように、第1の成形型26の温度を設定することが好ましい。成形工程において、ガラス平板50のうち、第1の成形型26と接している部分の温度がガラス平板50の軟化点より低いことが好ましく、ガラス平板50のガラス転移点+100℃以下であることがより好ましく、ガラス転移点以下であることがさらに好ましく、ガラス転移点よりも10℃以上低いことがなお好ましく、ガラスの歪点〜ガラス転移点−30℃の温度であることが最も好ましい。第1の成形型26と接している部分の温度をガラス平板50の軟化点より低くすることで、第1の成形型26と接する部分の変形を抑えることができ、平滑性に優れた平板部11を有するディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。一方、成形工程において、ガラス平板50のうち、第1の成形型26と接していない部分の温度がガラス平板50のガラス転移点〜ガラスの軟化点以下の温度であることが好ましく、ガラス転移点〜ガラスの軟化点−40℃の温度であることがより好ましく、ガラス転移点〜ガラスの軟化点−130℃の温度であることがさらに好ましい。
このように、ガラス平板50の第1の成形型26と接している部分と接していない部分とで温度差を生じさせる場合、ガラス平板50の第1の成形型26と接している部分の熱膨張量と、接していない部分の熱膨張量とが異なる。具体的には、ガラス平板50の第1の成形型26と接していない相対的に高温の部分の熱膨張量が、ガラス平板50の第1の成形型26と接している相対的に低温の部分の熱膨張量よりも大きくなる。この熱膨張量差に起因して、ガラス平板50に、反り、波打ちなどの変形が生じる場合がある。従って、成形工程におけるガラス平板50の変形を抑制し、高い形状精度のディスプレイ用カバーガラス1を得る観点からは、ガラス平板50の熱膨張係数が小さいことが好ましい。具体的には、ガラス平板50の30℃〜380℃における線熱膨張係数が105×10−7/℃以下であることが好ましく、100×10−7/℃以下であることがより好ましく、90×10−7/℃以下であることがさらに好ましく、85×10−7/℃以下であることがなお好ましく、80×10−7/℃以下であることが特に好ましい。
次に、図9〜図22に示されるように、プレス具29a、29bを用いて、ガラス平板50の端部を第1の成形型26側に向けて押圧し、ガラス平板50の端部を変形させる。これにより、図23に示されるように、屈曲部12a、13aを形成し、図23及び図27に示すディスプレイ用カバーガラス1を得る(形成工程)。この形成工程は、プレス具29a、29bの貫通孔29a1,29b1に冷媒を供給し、プレス具29a、29bを冷却しながら行う。このように、本実施形態では、ガラス平板50が高温になる成形工程において、ガラス平板50を第1の成形型26と第2の成形型27とで狭持した状態で行う。そのため、成形工程において、ガラス平板50に異物が接触しにくい。よって、ガラス平板50と異物との接触により、ディスプレイ用カバーガラス1の平板部11に表面欠陥が生じることを抑制することができる。
その後、図24に示されるように、プランジャー26bにより持ち上げられたディスプレイ用カバーガラス1を移動具32a、32bにより支持する。次に、図25に示されるように、移動具駆動機構33により移動具32a、32bを駆動させることにより、ディスプレイ用カバーガラス1を成形室22から徐冷室23の徐冷台31の上方に移動させる。その後、プランジャー31aによりディスプレイ用カバーガラス1を支持した状態で、移動具32a、32bを互いに離反する方向にディスプレイ用カバーガラス1の下方から水平移動させる。次に、プランジャー31aを下方に移動させることにより、図26に示
されるように、徐冷台31の上に、ディスプレイ用カバーガラス1を配置する。徐冷台31の上において、ディスプレイ用カバーガラス1を徐冷し、その後、ディスプレイ用カバーガラス1を徐冷室23から取り出す。以上の工程により、ディスプレイ用カバーガラス1を完成させることができる。なお、徐冷室23からの取り出しは、通常、ディスプレイ用カバーガラス1の温度がガラスの歪点以下の温度、例えば、300℃以下となってから行われる。
本発明は、上述のように、ガラス平板50の幅方向における端部が、ガラス平板50の幅方向における端部の塑性変形と弾性変形との両方が生じる粘度となった状態で成形を行う。このため、弾性変形が実質的に生じず、塑性変形のみが実質的に生じる粘度となる高温にガラス板を加熱して成形した場合とは異なり、第1の屈曲部12aの厚みと、第1の平板部12bの厚みと、平板部11の厚みとを実質的に等しくすることができる。また、第2の屈曲部13aの厚みと、第2の平板部13bの厚みと、平板部11の厚みとを実質的に等しくすることができる。よって、高い寸法精度を有するディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。
尚、ガラス平板50の幅方向における端部が、ガラス平板50の幅方向における端部の塑性変形と弾性変形との両方が生じる粘度となった状態で成形を行う場合、ガラス平板50の成形時に、例えばガラス平板50の平板部11を構成するための部分などに、歪みが生じるため、うねりや反りなどの変形が生じやすくなる。特に、ガラス平板50の温度が、ガラス平板50の軟化点以下である状態で成形を行った場合に、ひずみ、うねり、反りが生じやすい。このため、成形工程の後に、成形されたガラス平板50を歪点以上の温度にまで加熱する熱処理することが好ましい(熱処理工程)。この熱処理工程により、成形されたガラス平板50の残留応力を小さくでき、うねりや反りなどの変形を小さくすることができる。その結果、さらに高い形状精度を有するディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。より高い形状精度を有するディスプレイ用カバーガラス1を得る観点から、熱処理工程における成形されたガラス平板50の加熱温度は、ガラス平板50の歪点よりも50℃以上高い温度であることがより好ましく、80℃以上高い温度であることがさらに好ましい。但し、熱処理工程における成形されたガラス平板50の加熱温度が高すぎると、成形されたガラス平板50の粘度が低くなりすぎ、形状精度がかえって低下する場合がある。従って、熱処理工程における成形されたガラス平板50の加熱温度は、ガラス平板50の歪点よりも150℃高い温度以下であることが好ましく、140℃高い温度以下であることがさらに好ましい。
なお、ディスプレイ用カバーガラス1の端面をファイアポリッシュする工程を、成形工程に先だって、または成形工程の後にさらに行ってもよい。これにより、端面にマイクロクラックが少ないディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。
なお、本実施形態では、成形工程を行った後において、成形されたガラス平板50の端面以外の表面を研磨する工程は行わない。
次に、本実施形態における成形工程の詳細について説明する。
本実施形態では、成形工程において、ガラス平板50の端部を、プレス具29a、29bを用いて複数回押圧することによりガラス平板50の端部を徐々に変形させ、屈曲部12a、13aを形成する。すなわち、プレス具駆動機構29cにより、プレス具29a、29bを駆動させガラス平板50の端部を複数回押圧する。
具体的には、まず、図9〜図12に示されるように、プレス具29a、29bを鉛直方向であるz軸方向に沿って下方(z2側)に移動させ、ガラス平板50の端部を、z2側に押圧するプレス工程を少なくとも1回、好ましくは複数回行う。ここで、成形工程においては、ガラス平板50のうち、ディスプレイ用カバーガラス1の屈曲部12a、13aに相当する部分が、塑性変形及び弾性変形するような粘度となるように加熱されている。このため、図10及び図11に示すように、プレス具29a、29bによりガラス平板50の端部を押圧したことにより、ガラス平板50のうち、ディスプレイ用カバーガラス1の屈曲部12a、13aに相当する部分が塑性変形した後に、プレス具29a、29bを上方に移動させると、図12に示されるように、ガラス平板50の端部が弾性により元の形状に近づく方向に弾性変形する。
次に、図13〜図16に示されるように、プレス具29a、29bの押圧方向を、z2側に向かって中央側に向かう方向として、プレス具29a、29bによりガラス平板50の端部を、少なくとも一回、好ましくは複数回押圧する。
次に、図17〜図22に示されるように、プレス具29a、29bの押圧方向を、水平方向であるx軸方向に沿って、プレス具29a、29bによりガラス平板50の端部を、少なくとも一回、好ましくは複数回押圧する。
以上のように、本実施形態では、プレス具29a、29bでガラス平板50の端部を押圧する方向が相互に異なる複数のプレス工程を行う。この複数のプレス工程には、一のプレス工程と、一のプレス工程の後に行われ、プレス具29a、29bでガラス平板50の端部を押圧する方向と第1の成形面26Aとのなす角の大きさが一のプレス工程よりも大きくなるようにプレス具29a、29bによる押圧を行う他のプレス工程とが含まれる。具体的には、複数のプレス工程は、プレス具29a、29bによるガラス平板50の端部の押圧方向が、鉛直方向(z軸方向)から水平方向(x軸方向)に近づくように、押圧方向を変化させて行われる。例えば、最初のプレス工程では、プレス具29a、29bでガラス平板50の端部を押圧する方向と第1の成形面26Aとのなす角が90°となり、最後のプレス工程では、180°となるように押圧方向を変化させる。プレス具29a、29bを用いた押圧が行われるたびに、ガラス平板50の端部の第2の成形面26Bに接触している部分の面積が大きくなるように、複数のプレス工程が行われる。
なお、成形工程における少なくともプレス具29a、29bによる1回目の押圧時(1回目のプレス工程)においては、プレス具29a、29bによりガラス平板50の端部の先端部を押圧する。すべてのプレス工程において、プレス具29a、29bによりガラス平板50の端部の先端部を押圧してもよいが、本実施形態では、図18〜図22に示すx軸方向に沿ったプレス具29a、29bによる押圧時は、プレス具29a、29bをガラス平板50の端部の中央部に当接させる。
以上説明したように、本実施形態では、第1の成形型26とガラス平板50との間に、厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材30を配した状態で成形工程を行う。このため、硬質な第1の成形型26とガラス平板50とが直接接触しない。よって、成形工程等において、第1の成形型26とガラス平板50とが接触することによって、ディスプレイ用カバーガラス1の表面に擦傷等が生じることが抑制される。その結果、表面欠陥が少ないディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。
本実施形態では、第2の成形型27とガラス平板50との間にも緩衝部材30が配されている。よって、第2の成形型27とガラス平板50とが接触することによって、ディスプレイ用カバーガラス1の表面に擦傷等が生じることが抑制される。さらに、プレス具29a、29bのガラス平板50と接触する部分の上にも、緩衝部材30が配されている。よって、プレス具29a、29bとガラス平板50とが接触することによって、ディスプレイ用カバーガラス1の表面に擦傷等が生じることが抑制される。従って、表面欠陥がより少ないディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。
ところで、緩衝部材30が織布や不織布により構成されている場合は、緩衝部材30のガラス平板50側の表面の表面粗さは、成形型26,27の表面の表面粗さよりも粗い。しかしながら、本実施形態では、成形型26,27及び/またはプレス具29a、29bには冷媒が供給される貫通孔26a、27a、29a1,29b1が形成されており、成形工程において、成形型26,27及び/またはプレス具29a、29bが冷却されている。よって、成形型26,27及び/またはプレス具29a、29bの表面形状が転写されにくい。
ガラス平板50の第1の成形型26と第2の成形型27とにより狭持された部分の温度上昇を抑制する観点からは、成形型26,27が、それぞれ、断熱材により構成されていることが好ましい。具体的には、成形型26,27は、例えば、アルミナ、炭化ケイ素、珪藻土などを主成分とするセラミックスにより構成されていることが好ましい。
なお、本発明において、「断熱材」とは、ガラス平板50の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する部材をいい、具体的には、熱伝導率が、5W/(m・K)以下の部材をいう。
また、成形工程において、ガラス平板50の第1の成形型26と直接または間接的に接している部分は塑性変形不能な粘度とされている。このため、ガラス平板50の第1の成形型26と直接または間接的に接している部分に第1の成形型26の表面形状が転写されにくい。同様に、ガラス平板50の第2の成形型27と直接または間接的に接している部分は塑性変形不能な粘度とされている。このため、ガラス平板50の第2の成形型27と直接または間接的に接している部分に第2の成形型27の表面形状が転写されにくい。従って、表面欠陥がさらに少ないディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。
また、ガラス平板50のうち、ディスプレイ用カバーガラス1の屈曲部12a、13aに相当する部分を塑性変形と弾性変形とが生じるような高い粘度にした状態で成形工程を行う。よって、成形工程において、ガラス平板50の端部の粘度も高い。従って、ガラス平板50の端部に、プレス具29a、29bの表面形状が転写されにくい。プレス具29a、29bの表面形状がより転写されにくくする観点からは、ガラス平板50の端部の粘度を1010dPa・s以上として成形工程を行うことが好ましい。
また、ガラス平板50のうち、ディスプレイ用カバーガラス1の屈曲部12a、13aに相当する部分を塑性変形と弾性変形とが生じるような粘度にした状態で成形工程を行うため、第1の屈曲部12aの厚みと、第1の平板部12bの厚みと、平板部11の厚みとを実質的に等しくすることができる。第2の屈曲部13aの厚みと、第2の平板部13bの厚みと、平板部11の厚みとを実質的に等しくすることができる。
さらに、本実施形態では、成形工程において、ガラス平板50の端部を、プレス具29a、29bを用いて複数回押圧する。すなわち、ガラス平板50を複数回に分けて徐々に変形させる。このため、プレス具29a、29bがガラス平板50に接触する時間を短くすることができる。従って、ガラス平板50の端部に、プレス具29a、29bの表面形状がより転写されにくい。
また、プレス具29a、29bは、弾性変形を示す金属により構成されているため、成形工程において、プレス具29a、29bとガラス平板50との間に過剰な応力が付加しにくい。従って、ガラス平板50の端部に、プレス具29a、29bの表面形状がより転写されにくい。
また、本実施形態では、プレス具29a、29bを用いた押圧が行われるたびに、ガラス平板50の端部の第2の成形面26Bに接触している部分の面積が大きくなるように押圧を行う。ガラス平板50の端部の第2の成形面26Bに接触した部分は、第1の成形型26により塑性変形不能な粘度となる温度にまで冷却される。本実施形態のように、プレス具29a、29bを用いた押圧が行われるたびに、ガラス平板50の端部の第2の成形面26Bに接触している部分の面積が大きくなるように押圧を行うことにより、ガラス平板50の端部の塑性変形及び弾性変形が可能な温度域にある部分が、少しずつ、変形後、冷却される。よって、ガラス平板50の塑性変形及び弾性変形が可能な温度域にある部分が長期間にわたって第1の成形型26に接触することが抑制される。従って、ガラス平板50の端部に、第1の成形型26の表面形状がより転写されにくい。
ところで、ガラス平板50の端部が、冷却されたプレス具29a、29bに接触すると、ガラス平板50の端部の温度が低下する。このため、ガラス平板50の端部の温度は、成形工程開始直前において最も高くなり、プレス工程が行われるたびに、低下する。本実施形態では、少なくとも、ガラス平板50の端部の温度が最も高い1回目のプレス工程においては、プレス具29a、29bによりガラス平板50の端部の先端部を押圧する。このため、1回目のプレス工程において、プレス具29a、29bとガラス平板50の端部の主面との接触が抑制されている。よって、表面欠陥がより生じ難い。
また、本実施形態では、第2の成形型27の幅方向寸法が、第1の成形型26の幅方向寸法よりも小さく、平面視した際に(z軸方向から視た際に)、第1の成形型26の幅方向における両端部が第2の成形型27から露出するように第2の成形型27を配する。このため、変形させようとするガラス平板50の端部及びその近傍の粘度が不所望に高く(温度が不所望に低く)なりすぎることを抑制することができる。よって、ガラス平板50の端部の変形時に、ガラス平板50のディスプレイ用カバーガラス1の屈曲部12a、13aに相当する部分を塑性変形及び弾性変形が生じるような粘度にすることができる。塑性変形及び弾性変形が可能な粘度域で効果的に変形させる観点からは、第2の成形面26Bの上方(z1側)には第2の成形型27を配さないことが好ましい。また、第2の成形面26Bの上方に第2の成形型27を配さないと、ガラス平板50の第1の成形型26と接触する面に、第1の成形型26の型跡が付くのを防止することができるため好ましい。
また、本実施形態では、プレス具29a、29bでガラス平板50を押圧する方向が相互に異なるように複数回プレス工程を行う。具体的には、プレス具29a、29bでガラス平板50の端部を押圧する方向と第1の成形面26Aとのなす角の大きさが先のプレス工程よりも大きくなるように、次のプレス工程を行う。このようにすることで、プレス具29a、29bの押圧方向が、ガラス平板50の端部の表面の垂線方向と平行に近くなる。よって、プレス具29a、29bによる押圧時に、プレス具29a、29bがガラス平板50の端部の表面上を摺動することが抑制される。よって、擦傷が生じることをより効果的に抑制することができる。
また、ガラス平板50の端部を変形させる際に、ガラス平板50の端部の粘度を、ガラス平板50の端部の塑性変形と弾性変形とが生じるような粘度域にした状態で成形工程を行うことにより、ガラス平板50の端部が不所望に変形しにくくなる。従って、高い形状精度を有するディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。このため、成形工程の後において、成形されたガラス平板50の端面以外の表面を研磨する工程を行う必要は必ずしもない。従って、ディスプレイ用カバーガラス1を少ない製造工程で容易に製造することができる。また、マイクロクラックの少ないディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。
また、平板部11の形状精度を高める観点からは、ガラス平板50のうち、第1の成形型26と接している部分が塑性変形不能な粘度となるように第1の成形型26によりガラス平板50の中央部を冷却しながら成形工程を行うことが好ましい。この場合、厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材30が設けられていても、ガラス平板50の中央部が塑性変形不能であるため、緩衝部材30の表面形状が転写されにくい。
また、ディスプレイ用カバーガラス1の形状精度をより高める観点からは、ガラス平板50の端部を一度に変形させるのではなく、プレス具29a、29bを用いて複数回押圧することにより、徐々に変形させることが好ましい。その際に、先のプレス工程により変形した部分は、第1の成形型26と接触し、塑性変形不能な粘度となるまで冷却される。よって、先のプレス工程により変形した部分が、後のプレス工程により不所望に変形することを抑制することができる。従って、形状精度をさらに高めることができる。
また、本実施形態では、複数のプレス工程には、一のプレス工程と、一のプレス工程の後に行われ、プレス具29a、29bでガラス平板50の端部を押圧する方向と第1の成形面26Aとのなす角の大きさが一のプレス工程よりも大きくなるようにプレス具29a、29bによる押圧を行う他のプレス工程とが含まれる。具体的には、複数のプレス工程は、プレス具29a、29bによるガラス平板50の端部の押圧方向が、鉛直方向(z軸方向)から水平方向(x軸方向)に近づくように、押圧方向を変化させて行われる。よって、プレス工程において、ガラス平板50の端部を、垂直に近い角度で押圧することができる。よって、プレス具29a、29bからの押圧力をガラス平板50に好適に伝えることができる。従って、さらに優れた形状精度を実現することができる。
さらに、本実施形態では、プレス具29a、29bを冷却しながら成形工程を行う。よって、ガラス平板50のプレス具29a、29bと直接または間接的に接触した部分の温度が低くなり、粘度が高くなるため、当該部分が不所望に変形することを抑制することができる。従って、さらに優れた形状精度を実現することができる。
また、第2の成形型27の幅方向寸法を第1の成形型26の幅方向寸法よりも小さくし、平面視において、第1の成形型26の幅方向における端部を第2の成形型27から露出させることにより、成形工程において、ガラス平板50の端部がより屈曲しやすくなる。従って、さらに優れた形状精度を実現することができる。より優れた形状精度を実現する観点からは、第2の成形面26Bの上方に第2の成形型27が位置しないようにすることが好ましい。
なお、本実施形態においては、プレス具29a、29bの延びる方向は、ガラス平板50の奥行き方向に延びる端辺と平行である。但し、本発明は、この構成に限定されない。プレス具29a、29bの延びる方向は、ガラス平板50の奥行き方向に延びる端辺に対して平行でなくてもよい。
図28は、変形例に係る製造装置2aの模式的平面図である。図28に示されるように、製造装置2aは、製造装置2と同様に、予熱室21と、成形室22と、徐冷室23とを備えている。製造装置2aでは、予熱室21の延びる方向に沿って、予熱台24の上に配置されたガラス平板50(図28においては図示せず)が搬送されながらガラス平板50の予熱が行われる。成形室22は、円形に設けられている。成形室22には、周方向に沿って第1及び第2の成形型26,27の成形型対60が複数設けられており、それら成形型対60が円形に設けられた成形室22内を周方向(矢印方向)に沿って回転移動している。そして、ガラス平板50が配置された成形型対60が成形室22のある特定の位置に達した際にプレス具29a、29bによる押圧が行われ、ガラス平板50がディスプレイ用カバーガラス1に成形される。成形されたディスプレイ用カバーガラス1は、徐冷室23の徐冷台31に移され、歪が取り除かれる。
1…ディスプレイ用カバーガラス
2,2a…製造装置
11…平板部
12…第1の側面部
12a…第1の屈曲部
12b…第1の平板部
13…第2の側面部
13a…第2の屈曲部
13b…第2の平板部
20…装置本体
21…予熱室
22…成形室
23…徐冷室
24…予熱台
24a…プランジャー
25,28,34…ヒーター
26…第1の成形型
26A…第1の成形面
26B…第2の成形面
26C…第3の成形面
26a、27a、29a1,29b1…貫通孔
26b…プランジャー
27…第2の成形型
29a、29b…プレス具
29c…プレス具駆動機構
30…緩衝部材
31…徐冷台
31a…プランジャー
32a、32b…移動具
33…移動具駆動機構
50…ガラス平板
60…成形型対

Claims (35)

  1. 平板部と、前記平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造方法であって、
    ガラス平板を、平面状の第1の成形面を有する第1の成形型の上に、前記ガラス平板の中央部が前記第1の成形面の上に位置し、端部が前記第1の成形面の外側に位置するように配する工程と、
    前記ガラス平板の少なくとも端部を加熱した状態で、プレス具を用いて前記ガラス平板の端部を押圧し、前記ガラス平板の端部を変形させることにより前記屈曲部を形成し、前記カバーガラスを得る成形工程と、
    を備え、
    前記ガラス平板の端部を変形させる際に、前記ガラス平板のうち、カバーガラスの屈曲部に相当する部分を、塑性変形と弾性変形とが生じるような粘度にした状態で前記成形工程を行う、ディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  2. 前記成形工程において、前記ガラス平板の端部を、プレス具を用いて複数回押圧することにより前記ガラス平板の端部を変形させる、請求項1に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  3. 平板部と、前記平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造方法であって、
    ガラス平板を、平面状の第1の成形面を有する第1の成形型の上に、前記ガラス平板の中央部が前記第1の成形面の上に位置し、端部が前記第1の成形面の外側に位置するように配する工程と、
    前記ガラス平板の少なくとも端部を加熱した状態で、プレス具を用いて前記ガラス平板の端部を押圧し、前記ガラス平板の端部を変形させることにより前記屈曲部を形成し、前記カバーガラスを得る成形工程と、
    を備え、
    前記成形工程において、前記ガラス平板の端部を、前記プレス具を用いて複数回押圧することにより前記ガラス平板の端部を変形させる、ディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  4. 前記第1の成形型は、前記第1の成形面に連ねられており、前記屈曲部の内面に即した曲面状の第2の成形面を有し、
    前記プレス具を用いた押圧が行われるたびに、前記ガラス平板の端部の前記第2の成形面に接触している部分の面積が大きくなるように前記押圧を行う、請求項2または3に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  5. 前記成形工程は、前記プレス具で前記ガラス平板の端部を押圧する方向が相互に異なる複数のプレス工程を有する、請求項2〜4のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  6. 前記成形工程は、前記一のプレス工程と、前記一のプレス工程の後に行われ、前記プレス具で前記ガラス平板の端部を押圧する方向と前記第1の成形面の垂線とのなす角の大きさが前記一のプレス工程よりも大きくなるように前記プレス具による押圧を行う他のプレス工程とを含む、請求項5に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  7. 前記成形工程における少なくとも前記プレス具による1回目の押圧時においては、前記プレス具により前記ガラス平板の端部の先端部を押圧する、請求項2〜6のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  8. 前記成形工程の後に、前記変形されたガラス平板を、前記ガラス平板の歪点以上の温度にまで加熱する熱処理工程をさらに備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  9. 前記第1の成形型の上に、第2の成形型を配し、前記第1の成形型と前記第2の成形型とで前記ガラス平板の中央部を挟持した状態で前記成形工程を行い、
    平面視した際に、前記第1の成形型の端部が前記第2の成形型から露出するように前記第2の成形型を配する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  10. 平板部と、前記平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造方法であって、
    ガラス平板を、平面状の第1の成形面を有する成形型の上に、前記ガラス平板の中央部が前記第1の成形面の上に位置し、端部が前記第1の成形面の外側に位置するように配する工程と、
    前記ガラス平板の少なくとも端部を加熱した状態で、プレス具を用いて前記ガラス平板の端部を押圧し、前記ガラス平板の端部を変形させることにより前記屈曲部を形成し、前記カバーガラスを得る成形工程と、
    を備え、
    前記第1の成形型の上に、第2の成形型を配し、前記第1の成形型と前記第2の成形型とで前記ガラス平板の中央部を挟持した状態で前記成形工程を行い、
    平面視した際に、前記第1の成形型の端部が前記第2の成形型から露出するように前記第2の成形型を配する、ディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  11. 前記第1の成形型は、前記第1の成形面に連ねられており、前記屈曲部の内面に即した曲面状の第2の成形面を有し、
    前記第2の成形面の上方には前記第2の成形型を配さない、請求項9または請求項10に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  12. 前記第1の成形型と前記ガラス平板との間に厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材を配した状態で前記成形工程を行う、請求項1〜11のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  13. 前記プレス具の前記ガラス平板と接触する部分の上に、厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材を配した状態で前記プレス具を用いて前記ガラス平板の端部を押圧する、請求項1〜12のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  14. 前記緩衝部材は、織布及び不織布の少なくとも一方により構成されている、請求項12または13に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  15. 前記プレス具を冷却しながら前記プレス具による前記ガラス平板のプレスを行う、請求項1〜14のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  16. 前記プレス具を金属により構成する、請求項1〜15のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  17. 前記成形工程において、前記ガラス平板のうち、前記第1の成形型と直接または間接的に接している部分は塑性変形不能である一方、前記第1の成形型と接していない部分は塑性変形及び弾性変形可能となるように前記第1の成形型の温度を設定する、請求項1〜16のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  18. 前記成形工程において、前記ガラス平板のうち、前記第1の成形型と接している部分の温度が前記ガラス平板の軟化点よりも低くなるように前記第1の成形型の温度を設定する、請求項17に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  19. 前記ガラス平板として、30℃〜380℃における線熱膨張係数が105×10−7/℃以下のガラス平板を用いる、請求項1〜18のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  20. 平板部と、前記平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造装置であって、
    平面状の第1の成形面を有し、ガラス平板の中央部が前記第1の成形面の上に位置し、端部が前記第1の成形面の外側に位置するように前記ガラス平板が載置される第1の成形型と、
    前記ガラス平板の少なくとも端部を加熱する加熱機構と、
    前記ガラス平板の端部を押圧し、前記ガラス平板の端部を変形させることにより前記屈曲部を形成するためのプレス具と、
    前記プレス具を駆動する駆動機構と、
    を備え、
    前記駆動機構は、前記ガラス平板のうち、カバーガラスの屈曲部に相当する部分が、塑性変形と弾性変形とが生じるような粘度であるときに、前記プレス具に前記ガラス平板の端部を押圧させる、ディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  21. 前記駆動機構は、プレス具に前記ガラス平板の端部を複数回押圧させる、請求項20に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  22. 平板部と、前記平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造装置であって、
    平面状の第1の成形面を有し、ガラス平板の中央部が前記第1の成形面の上に位置し、端部が前記第1の成形面の外側に位置するように前記ガラス平板が載置される第1の成形型と、
    前記ガラス平板の少なくとも端部を加熱する加熱機構と、
    前記ガラス平板の端部を押圧し、前記ガラス平板の端部を変形させることにより前記屈曲部を形成するためのプレス具と、
    前記プレス具を駆動する駆動機構と、
    を備え、
    前記駆動機構は、プレス具に前記ガラス平板の端部を複数回押圧させる、ディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  23. 前記第1の成形型は、前記第1の成形面に連ねられており、前記屈曲部の内面に即した曲面状の第2の成形面を有し、
    前記駆動機構は、前記プレス具を用いた押圧が行われるたびに、前記ガラス平板の端部の前記第2の成形面に接触している部分の面積が大きくなるように前記プレス具を駆動する、請求項21または21に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  24. 前記駆動機構は、前記プレス具で前記ガラス平板の端部を押圧する方向が相互に異なる複数のプレス工程が行われるように前記プレス具を駆動する、請求項21〜23のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  25. 前記駆動機構は、前記一のプレス工程と、前記一のプレス工程の後に行われ、前記プレス具で前記ガラス平板の端部を押圧する方向と前記第1の成形面の垂線とのなす角の大きさが前記一のプレス工程よりも大きくなるように前記プレス具による押圧を行う他のプレス工程が行われるように前記プレス具を駆動する、請求項24に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  26. 前記駆動機構は、前記プレス具による1回目の押圧時において、前記プレス具が前記ガラス平板の端部の先端部を押圧するように前記プレス具を駆動する、請求項21〜25のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  27. 前記第1の成形型の上に配されており、前記第1の成形型と共に前記ガラス平板の中央部を挟持する第2の成形型をさらに備え、
    平面視した際に、前記第1の成形型の端部が前記第2の成形型から露出している、請求項20〜26のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  28. 平板部と、前記平板部に接続された屈曲部とを有するディスプレイ用カバーガラスの製造装置であって、
    平面状の第1の成形面を有し、ガラス平板の中央部が前記第1の成形面の上に位置し、端部が前記第1の成形面の外側に位置するように前記ガラス平板が載置される第1の成形型と、
    前記ガラス平板の少なくとも端部を加熱する加熱機構と、
    前記ガラス平板の端部を押圧し、前記ガラス平板の端部を変形させることにより前記屈曲部を形成するためのプレス具と、
    前記第1の成形型の上に配されており、前記第1の成形型と共に前記ガラス平板の中央部を挟持する第2の成形型と、
    を備え、
    平面視した際に、前記第1の成形型の端部が前記第2の成形型から露出している、ディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  29. 前記第1の成形型は、前記第1の成形面に連ねられており、前記屈曲部の内面に即した曲面状の第2の成形面を有し、
    前記第2の成形面の上方には前記第2の成形型が位置していない、請求項27または28に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  30. 前記第1の成形型の少なくとも前記第1の成形面の上に配されており、厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材をさらに備える、請求項20〜29のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  31. 前記プレス具の前記ガラス平板と接触する部分の上に配されており、厚み方向に弾性変形可能な緩衝部材をさらに備える、請求項20〜30のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  32. 前記緩衝部材は、織布及び不織布の少なくとも一方により構成されている、請求項30または31に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  33. 前記プレス具は、冷媒が供給される貫通孔を有する、請求項20〜32のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  34. 前記プレス具は、金属により構成されている、請求項20〜33のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
  35. 前記第1の成形型は、冷媒が供給される貫通孔を有する、請求項20〜34のいずれか一項に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造装置。
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