JP2014136564A - カーテンエアバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】後端取付片部が縫製を利用して膨張遮蔽部に結合されていても、展開膨張初期時の膨張遮蔽部の後端側の前方移動を抑制できるカーテンエアバッグを提供すること。
【解決手段】膨張用ガスを流入させて、車両の窓の車内側を覆うように略板状に膨張する膨張遮蔽部22と、膨張遮蔽部の上縁33側に、複数配設されて、車体に取り付けるための取付孔を有した取付片部と、を備える。後端の取付片部64は、膨張遮蔽部の膨張用ガスを流入させる流入部位23の後縁26aより前位置とした膨張遮蔽部の上縁側部位34に対し、縫製を利用して、結合される。後端取付片部64は、後縁67を、後端取付片部の上縁66の後端66bから斜め後方に延ばす形状として、膨張遮蔽部への縫製部位72の後端72aを、上縁66の後端66bより、後方で、かつ、膨張遮蔽部における膨張用ガスの流入部位23の後縁26aの上方までの位置に配置させている。
【選択図】図8

Description

本発明は、膨張用ガスの流入時、車両の窓の車内側を覆うように展開膨張するカーテンエアバッグに関する。
従来、カーテンエアバッグは、膨張用ガスを流入させて、車両の窓の車内側を覆うように略板状に膨張する膨張遮蔽部と、非膨張の状態として平らに展開させた膨張遮蔽部の上縁側に、車体に取り付けるための取付孔を有した取付片部と、を備えて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。このカーテンエアバッグでは、取付片部が、膨張遮蔽部の上縁側で、上方に突設されるとともに、前後方向に沿って複数配設されていた。
また、他のカーテンエアバッグとしては、取付片部が、膨張遮蔽部の上縁側に縫製されて配設されるものもあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−87519号公報 特開2011−230645号公報
しかし、特許文献1に記載のカーテンエアバッグでは、最後端の後端取付片部が、膨張遮蔽部の膨張用ガスを流入される流入部位の後縁より前位置に配置されていることから、展開膨張初期時、後端取付片部の後縁下端を回転中心として、膨張遮蔽部の後縁側が下向きで前方に回転し易い。このような挙動は、展開膨張初期時の保護エリアとしての膨張遮蔽部を、前方にずらしてしまうことから、改善の余地があった。
特に、特許文献2に記載のカーテンエアバッグのように、後端取付片部を縫製により、膨張遮蔽部の上縁側に固定するような場合には、その縫合部位の後端を回転中心として、膨張遮蔽部の後縁側が前方に回転し易くなってしまう。
ちなみに、縫製を利用して、取付片部を膨張遮蔽部に結合させる場合には、二枚重ねや強度のある素材等を利用して、強度を高めて取付片部を構成できることから、エアバッグの車体への取付強度を向上させることに寄与できる。
なお、特許文献2のカーテンエアバッグ自体は、特許文献1のカーテンエアバッグのようなインフレーターを前後方向の中央付近に配置させるセンター置きタイプと相違し、膨張遮蔽部の後端に、膨張用ガスを流入させる流入口部を設けており、流入口部に接続されるインフレーターを利用して、膨張遮蔽部の後端側が車体に取り付けられていることから、後端取付片部が、膨張遮蔽部の流入部位の後縁より前位置に配置されていても、展開膨張初期時の膨張遮蔽部の前方移動は、抑制されている。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、後端取付片部が縫製を利用して膨張遮蔽部に結合されていても、展開膨張初期時の膨張遮蔽部の後端側の前方移動を抑制できるカーテンエアバッグを提供することを目的とする。
<請求項1の説明>
本発明に係るカーテンエアバッグは、膨張用ガスを流入させて、車両の窓の車内側を覆うように略板状に膨張する膨張遮蔽部と、
非膨張の状態として平らに展開させた前記膨張遮蔽部の上縁側に、前後方向に沿って上方へ突設されるように複数配設されて、車体に取り付けるための取付孔を有した取付片部と、
を備え、
最後端の前記取付片部としての後端取付片部が、前記膨張遮蔽部の膨張用ガスを流入させる流入部位の後縁より前位置とした前記膨張遮蔽部の上縁側部位に対し、縫製を利用して、結合され、
前記膨張用ガスの流入口部を前記後端取付片部より前位置に配置させているカーテンエアバッグであって、
前記後端取付片部が、
該後端取付片部の後縁を、該後端取付片部の上縁の後端から斜め後方に延ばす形状として、
前記膨張遮蔽部への縫製部位の後端を、前記後端取付片部の上縁の後端より、後方で、かつ、平らに展開させた状態の前記膨張遮蔽部における膨張用ガスの流入部位の後縁の上方までの位置に配置させて、
前記膨張遮蔽部の前記上縁側部位に結合されていることを特徴とする。
本発明に係るカーテンエアバッグでは、後端取付片部が、後縁を、後端取付片部の上縁の後端から斜め後方に延ばすように構成されて、縫製部位の後端を、後端取付片部の上縁の後端より、後方にずらすように、配設させている。そのため、展開膨張初期に、膨張遮蔽部の後端側が、後端取付片部の縫製部位の後端を回転中心として、前方側に回転しようとしても、その移動量を抑制できる。
すなわち、後端取付片部が、後縁を後方へ傾斜させる構成でなく、上下方向に沿って配設させている従来タイプと比べて、展開膨張初期に、膨張遮蔽部の後端側が下方へ展開する際、後端取付片部の縫製部位の後端からガス流入部位の後縁までの長さ寸法(回転半径)が短くなり、回転モーメントが小さくなって、膨らんだ部位の剛性の抵抗を考慮すれば、下方への回転角度が抑制されることとなり、その結果、本発明では、膨張遮蔽部の後端側の前方移動量を抑制することができることとなる。
一方、後端取付片部の縫製部位の後端から後側流入部の後縁までの長さ寸法(回転半径)が長い従来タイプでは、展開膨張初期時のガス流入部位の下方への展開力が本発明と同じであれば、回転半径の長い分、回転モーメントが大きくなって、後端取付片部の縫製部位の後端を回転中心とした下方への回転角度が大きくなり、その結果、本発明に比べて、展開膨張初期における膨張遮蔽部の後端側の前方側への移動量が大きくなってしまう。
また、本発明では、後端取付片部の縫製部位の後端が、後端取付片部の上縁の後端より、後方で、かつ、平らに展開させた状態の膨張遮蔽部における膨張用ガスの流入部位の後縁の上方までの位置に配置させており、膨張遮蔽部の後縁まで延ばされていないことから、縫製部位の前後方向の長さを短くできて、縫製作業の工数やエアバッグの重量を低減できるとともに、エアバッグをコンパクトに折り畳むことが可能となる。
したがって、本発明に係るカーテンエアバッグでは、後端取付片部が縫製を利用して膨張遮蔽部に結合されていても、展開膨張初期時の膨張遮蔽部の後端側の前方移動を抑制できるとともに、縫製作業の工数や重量を低減でき、さらに、コンパクトに折り畳むことが可能となる。
さらに、本発明に係るカーテンエアバッグでは、後端取付片部が、後縁側を斜辺として、後側の占有面積を狭めており、極力、搭載する車体側のスペースや搭載部品等に影響を与えることを抑制できる。
<請求項2の説明>
そして、本発明に係るカーテンエアバッグでは、前記後端取付片部が、
前記膨張遮蔽部への縫製部位の後端を、
前記後端取付片部の上縁の後端より、後方で、かつ、
前記後端取付片部の取付孔から平らに展開させた状態の前記膨張遮蔽部の前記流入部位における後上隅部の外周縁の接線となるように直線状に延ばした後上隅接線まで、の位置に配置させて、
前記膨張遮蔽部の前記上縁側部位に結合されていることが望ましい。
このような構成では、後端取付片部の縫製部位の後端が、後上隅接線を越えないように、配設されて、ガス流入部位の後縁より、大きく前方に配置されており、一層、縫製部位の長さを短くできて、縫製作業の工数やエアバッグの重量を低減できるとともに、エアバッグをコンパクトに折り畳むことが可能となる。
勿論、後端取付片部の縫製部位の後端が、後上隅接線の前方における後上隅接線近傍に配設されれば、ガス流入部位の後縁に接近させることができて、展開膨張初期時の回転半径を極力小さくすることができ、さらに、後端取付片部の後縁自体が引張力に対抗して移動抑制効果を発揮し、膨張遮蔽部の前方移動の抑制と縫製作業の簡素化とを好適に両立させることができる。
ちなみに、後端取付片部の縫製部位の後端が、後上隅接線を越える後方側に配置されても、膨張遮蔽部の前方移動の抑制効果の向上に比べて、縫製部位が長くなることによる縫製作業の工数増加や重量増加が増大し、好ましくない。
<請求項3の説明>
本発明に係るカーテンエアバッグは、前記膨張遮蔽部が、袋織りからなり、
前記後端取付片部が、前記膨張遮蔽部と別体として構成されて、縫製だけによって、前記膨張遮蔽部と結合されていることが望ましい。
このような構成では、膨張遮蔽部の袋織り時、一体的に、上方へ突出する後端取付片部を形成しなくともよく、そのため、廃棄する布材の量を低減できるように、袋織りの膨張遮蔽部を略長方形状に形成して、袋織り時の織機から繰り出す織布の幅方向に、複数の膨張遮蔽部を配置させて製造でき、気密性を確保し易い袋織りの膨張遮蔽部を、効率的に製造することができる。
<請求項4の効果>
本発明に係るカーテンエアバッグは、前記後端取付片部が、前縁を上下方向に沿わせて配設されていることが望ましい。
このような構成では、後端取付片部を形成する布材の使用量を低減できて、後端取付片部を形成する布材の歩留まりを良好にすることができる。
なお、後端取付片部の前縁を斜め前方に張り出すように構成しても、膨張遮蔽部の後端側の前方移動を抑制することには、寄与しない。
<請求項5の効果>
本発明に係るカーテンエアバッグは、前記後端取付片部が、
上縁側に前後方向に沿った折目を設けるように、一枚の後端取付片部用布材を折り重ねるとともに、上縁側の前記折目の部位で、折り重ねた布材部を包むように折り畳み、
下縁側を前記膨張遮蔽部の前記上縁側部位に縫製して、
配設されていることが望ましい。
このような構成では、複数枚の布材部が重なって後端取付片部が形成されていることから、引張強度を高めることができて、車体への取付強度を向上させることができる。
さらに、一枚の後端取付片部用布材を、折り重ねた布材部を包むように、上縁側に折目を付けて折り畳んで、布材部の端末が上縁側に露出しないことから、重なった布材部のずれが防止されて、より一体的に縫製されることとなって、後端取付片部の車体への取付強度を、一層、向上させることができる。
本発明に係る一実施形態のカーテンエアバッグが搭載される車両の車内側から見た概略正面図である。 実施形態のカーテンエアバッグの搭載状態を示す概略縦断面図であり、図1のII−II部位を示す。 実施形態のカーテンエアバッグを非膨張の状態で、平らに展開した状態を示す正面図である。 実施形態のカーテンエアバッグの折り畳み状態を説明する図である。 実施形態のカーテンエアバッグの部分縦断面図であり、図3のV−V部位を示す。 実施形態のカーテンエアバッグの部分縦断面図であり、図3のVI−VI部位を示す。 実施形態のカーテンエアバッグの取付片部を結合させる状態を説明する図である。 実施形態のカーテンエアバッグの膨張遮蔽部の後部側を示す拡大正面図である。 実施形態のカーテンエアバッグの展開膨張初期の状態を説明する図である。 比較例のカーテンエアバッグの膨張遮蔽部の後部側を示す拡大正面図である。 比較例のカーテンエアバッグの展開膨張初期の状態を説明する図である。 実施形態のカーテンエアバッグの変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1に示すように、実施形態のカーテンエアバッグ(以下、単に、エアバッグとする)20は、頭部保護エアバッグ装置Mに使用される。頭部保護エアバッグ装置Mは、エアバッグ20を、展開膨張完了時に、車両Vの窓(サイドウィンド)W1,W2を覆い可能に、窓W1,W2の上縁側の周縁、すなわち、フロントピラー部FPからルーフサイドレール部RRを経てリヤピラー部RPの上方付近までの範囲に、折り畳んで収納させている。
なお、この車両Vは、フロントピラー部FPとリヤピラー部RPとの間に、略上下方向に沿って配設される一つの中間ピラー部CPを配設させ、展開膨張完了時のエアバッグ20は、窓W1,W2とともに、中間ピラー部CPの中間ピラーガーニッシュ7やリヤピラー部RPのリヤピラーガーニッシュ8の一部の車内側も、覆うように、構成されている。
頭部保護エアバッグ装置Mは、図1,2,9に示すように、エアバッグ20、エアバッグ20に膨張用ガスを供給するインフレーター10、取付ブラケット11,14、取付ボルト12,15、取付クリップ17、及び、折り畳まれたエアバッグ20を収納するケース81、を備えて構成されている。折り畳まれたエアバッグ20、インフレーター10、及び、ケース81は、車両Vへの搭載時に、車内側をエアバッグカバー18に覆われて収納されている。エアバッグカバー18は、実施形態の場合、フロントピラー部FPの車内側を覆うフロントピラーガーニッシュ5の下縁5aとルーフサイドレール部RRの車内側を覆うルーフヘッドライニング6の下縁6aとから構成されている。
フロントピラーガーニッシュ5とルーフヘッドライニング6とは、中間ピラーガーニッシュ7やリヤピラーガーニッシュ8とともに、合成樹脂製として、図示しない取付手段によって、フロントピラー部FPやルーフサイドレール部RRにおけるボディ1側の部材であるインナパネル2の車内側に、取り付けられている。そして、これらの下縁5a,6aから構成されるエアバッグカバー18は、展開膨張時のエアバッグ20を突出可能に、エアバッグ20に押されて、下縁5a,6a側を車内側Iに開くように、構成されている(図2の二点鎖線参照)。
インフレーター10は、略円柱状とされて、先端(前端)側に、膨張用ガスを吐出可能な図示しないガス吐出口が、配設されている。このインフレーター10は、ガス吐出口付近を含めた先端付近をエアバッグ20の流入口部47に挿入させ、流入口部47の後端付近に外装されるクランプ13を利用して、エアバッグ20の流入口部47に連結されている。また、インフレーター10は、インフレーター10を保持する取付ブラケット11と、取付ブラケット11をボディ1側のインナパネル2に固定するための取付ボルト12と、を利用して、インナパネル2に取り付けられている。
エアバッグ20は、図3〜6に示すように、膨張遮蔽部22と、膨張遮蔽部22の上縁33や前縁45に設けられる複数の取付片部61,62,64を備えて構成されている。
膨張遮蔽部22は、実施形態の場合、ポリアミド等の織糸を使用した袋織りから形成されて、図1,3,9に示すように、膨張用ガスGを流入させて、車両Vの窓W1,W2の車内側Iを覆うように、略長方形とした略板状に膨張する。そして、膨張遮蔽部22は、膨張用ガスGを流入させて車内側壁部23aと車外側壁部23bとを離すように膨張するガス流入部位23と、車内側壁部23a、車外側壁部23b相互を結合させるように形成されて、膨張用ガスGを流入させない非流入部31と、を備えて構成されている(図5,6参照)。
ガス流入部位23は、前側の窓W1の側方を覆う前側流入部25と、後側の窓W2とリヤピラー部RPの前側付近とを覆う後側流入部26と、を備えて構成されている。前側流入部25と後側流入部26とは、エアバッグ20の上縁20a側に配置された連通部28により連通されている。
非流入部31は、ガス流入部位23の外周縁を構成する周縁部32と、閉じ部50と、を備えて構成されている。閉じ部50は、膨張遮蔽部22を板状に膨張させるための前側閉じ部51、前上閉じ部52、前下閉じ部53、後上閉じ部54、後下閉じ部55や、あるいは、前側流入部25と後側流入部26とを区画するための中央閉じ部56から構成されている。
中央閉じ部56は、袋織りされた後に繰り抜かれ、その後、当て布58により塞がれており、繰り抜いた部位は、流入口部47を形成するために使用されている。
なお、実施形態の膨張遮蔽部22は、周縁部32の上縁33の前後方向の中央部位が、当初、開口部35としている。そして、三又状の流入口部47と、連通部28に配置されるインナチューブ49とを、開口部35から膨張遮蔽部22内に入れ、開口部35の開口前縁36と開口後縁37とを閉じるように、前縫製部39と後縫製部40とを設けて縫製し、開口部35を塞ぎつつ、流入口部47とインナチューブ49とを膨張遮蔽部22に結合させて配設させている。開口部35の車内側と車外側との周縁とは、それぞれ、流入口部47の車内側と車外側との部位に対し、流入口部用縫製部41を設けて、結合されている。
流入口部47は、インフレーター10と接続される筒状の入口部47aと、入口部47aの下端から前方に筒状に延びる前側流出部47bと、入口部47aの下端から後方に筒状に延びる後側流出部47cと、を備えて構成されている。前側流出部47bは、入口部47aからの膨張用ガスGを前側流入部25へ流出させる。後側流出部47cは、入口部47aからの膨張用ガスGを、インナチューブ49を経て、後側流入部26へ流出させる。
インナチューブ49は、連通部28内に配設される円筒状として、前側の開口49a内に、流入口部47の後側流出部47cを挿入させ、後側の開口49bを、後側流入部26の前側上部に挿入させている。
実施形態の取付片部は、前端側の前端取付片部61、後端側の後端取付片部64、及び、それらの間の4つの中間取付片部62(62B,62C,62D,62E)から構成されている。
前端取付片部61は、テンションベルトを構成するもので、図7に示すように、ポリアミド等の織布からなる取付片部用布材60Aを、縦横に折目を付けて四枚重ねとするように折り畳んで、膨張遮蔽部22の前縁45に、縫合糸59を利用した縫製により、結合されている。図3に示すように、縫製部位61bから離れた前端部位には、取付孔61aが形成されている。
中間取付片部62B,62C,62D,62Eは、それぞれ、図7,5に示すように、取付片部用布材60B、60C,60D,60Eを三つ折り若しくは四つ折りし、膨張遮蔽部22の上縁33に、縫合糸59を利用した縫製により、結合されている。図3に示すように、縫製部位62eから離れた上縁62b側には、取付孔62aが形成されている。
なお、各中間取付片部62B,62C,62D,62Eは、取付孔62aを貫通させた布材部62dを三枚重ね若しくは四枚重ねとし、上縁62b側には、前後方向に沿った折目62cが配置されるとともに、折目62cの部位が端末側の布材部62dを包むように折り畳まれて、取付片部用布材60B,60C,60D,60Eの端末が露出しないように、構成されている。
後端取付片部64は、図8に示すように、膨張遮蔽部22の後側流入部26の後縁26aより前位置とした膨張遮蔽部22の上縁側部位34に対し、縫合糸59による縫製を利用して、結合されている。勿論、図3に示すように、膨張用ガスの流入口部47は、後端取付片部64より前位置に配置されている。
後端取付片部64は、図3,8に示すように、後縁67を、上縁66の後端66bから斜め後方に延ばすとともに、前縁68を、上縁66の前端66aから上下方向に沿って下方に延ばし、上縁66と下縁69とを前後方向に沿わせて相互に平行とする台形形状として、構成されている。
また、後端取付片部64は、膨張遮蔽部22への縫製部位72の後端72aを、上縁66の後端66bより、後方で、かつ、平らに展開させた状態の後側流入部26の後縁26aの上方までの位置に配置させている。
さらに詳しく述べれば、実施形態の場合、膨張遮蔽部22への縫製部位72の後端72aは、上縁66の後端66bより、後方で、かつ、後端取付片部64の取付孔65から平らに展開させた状態の後側流入部26における後上隅部26bの外周縁の接線となるように直線状に延ばした後上隅接線ULまで、の位置に配置されている。なお、実施形態の場合、縫製部位72の後端72aは、後上隅接線ULの前側近傍位置に、配設されている。
なお、縫製部位72での縫合糸59の縫製は、四角環状の二重縫いとして、縫合糸59の縫合ライン自体は、後端取付片部64の下縁69の前後両側から前後に飛び出るように、縫製されている。
また、縫製部位72の後端72aが安定して縫製できるように、後端取付片部64は、後縁67の全域が傾斜した斜辺で構成されている訳ではなく、縫製部位72の近傍エリアでは、後縁67の下端は、上下方向に沿って縫製部位72の縫合ラインと直交する直交部67bとして、構成されている。すなわち、実施形態の場合、後縁67は、上縁66側の斜辺部67aと、膨張遮蔽部22の上縁33と構成する位置から下縁69までの直交部67bと、から構成されている。
後端取付片部64では、中間取付片部62Dと同様に、ポリアミド等の織布からなる取付片部用布材60Fを四つ折りして形成されて、取付孔65を貫通させた布材部71が四枚重ねとなって膨張遮蔽部22の上縁側部位34に縫製されている。そのため、上縁66側には、前後方向に沿った折目70が配置されて、折目70の部位が重ねた布材部71を包むように折り畳まれて、取付片部用布材60Fの端末が露出しないように、構成されている。
これらの各取付片部61,62(62B,62C,62D,62E),64は、実施形態の場合、縫製(縫製部位61b,62e,72)だけで、膨張遮蔽部22に結合されている。
なお、前端取付片部61と前側の中間取付片部62Bとは、図4に示すように、それぞれ、板金製の取付ブラケット14が取り付けられ、取付ブラケット14と取付孔61a,62aとを貫通する取付ボルト15を利用して、ボディ1側のインナパネル2の所定部位に取り付けられる(図1参照)。
他の中間取付片部62C,62D,62Eと後端取付片部64とは、それぞれ、ケース81(図2参照)の取付片部83を介在させて、樹脂製の取付クリップ17を利用して、ボディ1側のインナパネル2の所定部位に取り付けられる。詳しく説明すれば、図2に示すように、取付片部64の取付孔65の周縁に、取付ベース16を当てて、取付クリップ17の張出し鉤部17aを、取付ベース16を経て、取付孔65や挿通孔83aに貫通させて、インナパネル2の取付孔4の車外側Oの周縁に配置させ、その後、張出し鉤部17aを拡開させるように、取付クリップ17の押しピン部17b,17cを差し込めば、後端取付片部64をインナパネル2に取付固定することができる。他の中間取付片部62C,62D,62Eも、同様な構造として、インナパネル2に取り付けられている。
なお、ケース81は、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等の合成樹脂から形成されて、流入口部47の前後でそれぞれ使用されて、それぞれ、挿通孔83aを有して各取付片部62,64を当てる取付片部83と、取付片部83の下方に配置されて、適宜、折り畳まれたエアバッグ(膨張遮蔽部22)を収納するように囲う縦壁部82と、を備えて構成されている。そして、各ケース81には、折り畳まれた状態のエアバッグ20が、取付ベース16に組み付けられた取付クリップ17を各取付孔62a,65と挿通孔83aとに貫通させて、挿通孔83aの周縁に張出し鉤部17aを仮止めして、各取付片部62,64を取付片部83に取り付けて、収納されている。そして、インフレーター10を組み付けて折り畳まれたエアバッグ20は、ケース81に収納された状態、換言すれば、エアバッグ組付体の状態として、車両Vへの搭載まで保管されることとなる。
実施形態のエアバッグ20の製造は、流入口部47とインナチューブ49とを取り付けた状態の膨張遮蔽部22に対し、前端取付片部61、中間取付片部62、及び、後端取付片部64を縫製により結合させてエアバッグ20を製造する。ついで、前端取付片部61と中間取付片部62Bとに取付ブラケット14を取り付けるとともに、下縁20bを上縁20aに接近させるようにロール折り等して、折り畳み、さらに、後端22a側を前方に折り返し(図4参照)、適宜、折り崩れ防止用として、エアバッグ20の展開膨張時に破断可能なテープ材等の締結材85で、締結する。
その後、取付ブラケット11を組み付けたインフレーター10をクランプ13を利用して流入口部47に接続させ、さらに、ケース81にエアバッグ20を収納しつつ、取付ベース16と取付クリップ17とを利用して、所定の取付片部83に各取付片部62,64に仮止めしつつ、エアバッグ20をケース81に収納させ、さらに、所定箇所を締結材85で締結させれば、エアバッグ組付体を形成できる。
その後、エアバッグ組付体としての頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載時には、取付ブラケット11を、所定のインナパネル2の位置に配置させて、取付ボルト12を使用して、インフレーター10を所定のインナパネル2の位置に固定し、また、各取付ブラケット14を取付ボルト15を利用してインナパネル2の所定位置に取り付ける。さらに、各取付クリップ17の部位では、張出し鉤部17aを取付孔3に挿入させ、さらに、押しピン部17b,17cを押し込んで、張出し鉤部17aを拡張させて、取付孔3の車外側Oの周縁を張出し鉤部17aによって係止させ、エアバッグ20の各取付片部62,64を、ケース81ごと、インナパネル2に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置Mを車両Vに組み付けることができる。その後、インフレーター10に、インフレーター作動用の制御装置から延びる図示しないリード線を結線するとともに、フロントピラーガーニッシュ5、ルーフヘッドライニング6、中間ピラーガーニッシュ7、及び、リヤピラーガーニッシュ8を、ボディ1側のインナパネル2に取り付ければ、頭部保護エアバッグ装置Mの車両Vへの搭載が完了することとなる。
車両Vへの搭載後、実施形態の頭部保護エアバッグ装置Mが作動して、インフレーター10が膨張用ガスGをエアバッグ20に供給すれば、エアバッグ20は、前側流入部25や後側流入部26に膨張用ガスGが流入して膨らむことから、エアバッグカバー18を押し開いて下方へ展開し、図1,2の二点鎖線や図9に示すように、窓W1,W2や中間ピラー部CP,リヤピラー部RPの車内側を覆うように、展開膨張を完了させることなる。
そして、実施形態のエアバッグ20では、後端取付片部64が、後縁67を、上縁66の後端66bから斜め後方に延ばすように構成されて、縫製部位72の後端72aを、上縁66の後端66bより、後方にずらすように、配設させている。そのため、図8の二点鎖線や図9の実線に示すように、展開膨張初期に、膨張遮蔽部22の後端22a側が、後端取付片部64の縫製部位72の後端72aを回転中心COとして、前方側に回転しようとしても、その移動量を抑制できる。
すなわち、図10,11の比較例のエアバッグ20Zのように、後端取付片部64Zが、後縁67を後方へ傾斜させる構成でなく、上下方向に沿って配設させている従来タイプと比べて、実施形態では、展開膨張初期に、膨張遮蔽部22の後端22a側が下方へ展開する際、後端取付片部64の縫製部位72の後端72aから後側流入部26の後縁26aまでの長さ寸法(回転半径)Rが、RZに比べて、短くなり、回転モーメントが小さくなって、膨らんだ部位(後側流入部26の後縁26a付近)剛性の抵抗を考慮すれば、下方への回転角度θが抑制されることとなり、その結果、実施形態のエアバッグ20では、膨張遮蔽部22の後端22a側の前方移動量を抑制することができることとなる。
一方、後端取付片部64Zの縫製部位72の後端72aから後側流入部26の後縁26aまでの長さ寸法(回転半径)RZが長い従来タイプのエアバッグ20Zでは、展開膨張初期時の後側流入部26の下方への展開力が実施形態と同じであれば、回転半径RZの長い分、回転モーメントが大きくなって、後端取付片部64Zの縫製部位72の後端72aを回転中心とした下方への回転角度θZが大きくなり、その結果、実施形態のエアバッグ20に比べて、展開膨張初期における膨張遮蔽部22の後端22a側の前方側への移動量が大きくなってしまう。
なお、膨張完了後では、実施形態のエアバッグ20と比較例のエアバッグ20Zとは、後端26a側を含めて、後側流入部26は略同じ高さ位置に配置される状態となる(図9,11の二点鎖線参照)。
また、実施形態では、後端取付片部64の縫製部位72の後端72aが、上縁66の後端66bより、後方で、かつ、平らに展開させた状態の膨張遮蔽部22における膨張用ガスGの流入部位である後側流入部26の後縁26aの上方までの位置に配置させており、膨張遮蔽部22の後縁(後端)22aまで延ばされていないことから、縫製部位72の前後方向の長さを短くできて、縫製作業の工数やエアバッグ20の重量を低減できるとともに、エアバッグ20をコンパクトに折り畳むことが可能となる。
したがって、実施形態に係るエアバッグ20では、後端取付片部64が縫製を利用して膨張遮蔽部22に結合されていても、展開膨張初期時の膨張遮蔽部22の後端22a側の前方移動を抑制できるとともに、縫製作業の工数や重量を低減でき、さらに、コンパクトに折り畳むことが可能となる。
さらに、実施形態のエアバッグ20では、後端取付片部64が、後縁67側を斜辺として、後側の占有面積を狭めており、極力、搭載するボディ1側のスペースや搭載部品等に影響を与えることを抑制できる。
そして、実施形態のエアバッグ20では、後端取付片部64が、膨張遮蔽部22への縫製部位72の後端72aを、上縁66の後端66bより、後方で、かつ、取付孔65から平らに展開させた状態の後側流入部26における後上隅部26bの外周縁の接線となるように直線状に延ばした後上隅接線ULまで、の位置に配置させて、膨張遮蔽部22の上縁側部位34に結合されている。
そのため、実施形態では、後端取付片部64の縫製部位72の後端72aが、後上隅接線ULを越えないように、配設されて、後側流入部26の後縁26aより、大きく前方に配置されており、一層、縫製部位72の長さを短くできて、縫製作業の工数やエアバッグ20の重量を低減できるとともに、エアバッグ20をコンパクトに折り畳むことができる。
勿論、実施形態では、後端取付片部64の縫製部位72の後端72aが、後上隅接線ULの前方における後上隅接線UL近傍に配設されて、極力、後側流入部26の後縁26aに接近させることができて、展開膨張初期時の回転半径Rを極力小さくすることができ、さらに、後端取付片部64の後縁67自体が引張力に対抗して移動抑制効果を発揮し、膨張遮蔽部22の前方移動の抑制と縫製作業の簡素化とを好適に両立させることができる。
ちなみに、図12に示すエアバッグ20Gのように、後端取付片部64Gの縫製部位72の後端72aが、後上隅接線ULを越える後方側に配置されても、膨張遮蔽部の前方移動の抑制効果の向上に比べて、縫製部位が長くなることによる縫製作業の工数増加や重量増加が増大し、好ましくない。
さらに、実施形態のエアバッグ20のように、後端22aを前方に折り返して搭載する構成では、後端取付片部64Gを折り重ねることとなって、コンパクトに折り畳むことができず、搭載不能の事態を招く。
なお、このように前方に後端22aを前方に折り返す場合は、後方の窓W2の後方スペースが狭い車両Vに搭載する場合に、好適となる。
但し、変形例のエアバッグ20Gでは、後端取付片部64Gの縫製部位72の後端72aから後側流入部26の後縁26aまでの回転半径RGが極力小さくなるため、展開膨張初期の下方への回転角度θGが小さくなって、膨張遮蔽部22の後端22a付近の前方移動が一層抑制されることとなる。
また、実施形態のエアバッグ20では、膨張遮蔽部22が、袋織りからなり、後端取付片部64が、他の取付片部61,62も含めて、膨張遮蔽部22と別体として構成されて、縫製だけによって、膨張遮蔽部22と結合されている。
そのため、実施形態では、膨張遮蔽部22の袋織り時、一体的に、上方へ突出する後端取付片部64や他の取付片部61,62を形成しなくともよく、そのため、廃棄する布材の量を低減できるように、袋織りの膨張遮蔽部22を略長方形状に形成して、袋織り時の織機から繰り出す織布の幅方向に、複数の膨張遮蔽部22を配置させて製造でき、気密性を確保し易い袋織りの膨張遮蔽部22を、効率的に製造することができる。
なお、上記の点を考慮しなければ、袋織りする膨張遮蔽部の上縁側に、袋織り時に、一体的に、上方に延びる後端取付片部形成部位を形成し、その部位を折り曲げ、さらに、その下縁側を膨張遮蔽部の上縁側部位に縫製して、結合させてもよい。この場合には、縫製だけで結合させるのではなく、袋織りで連なる部位と縫製とにより、後端取付片部が膨張遮蔽部に結合されることとなる。
あるいは、縫製バッグタイプとして、膨張遮蔽部を形成し、その上縁側に縫製して、後端取付片部を結合させてもよい。
さらに、実施形態のエアバッグ20では、後端取付片部64が、前縁68を上下方向に沿わせて配設されている。
そのため、実施形態では、後端取付片部64を形成する布材60Fの使用量を低減できて、後端取付片部64を形成する布材60Fの歩留まりを良好にすることができる。
なお、後端取付片部64の前縁68を斜め前方に張り出すように構成しても、膨張遮蔽部22の後端22a側の前方移動を抑制することには、寄与しない。
さらにまた、実施形態のエアバッグ20では、後端取付片部64が、図6に示すように、上縁66側に前後方向に沿った折目70を設けるように、一枚の後端取付片部用布材60Fを四つ折りして折り重ねるとともに、上縁66側の折目70の部位で、折り重ねた布材部71を包むように折り畳み、下縁69側を膨張遮蔽部22の上縁側部位34に縫製して、配設されている。
そのため、実施形態では、複数枚(四枚)の布材部71が重なって後端取付片部64が形成されていることから、引張強度を高めることができて、ボディ(車体)1への取付強度を向上させることができる。
さらに、一枚の後端取付片部用布材60Fを、折り重ねた布材部71を包むように、上縁66側に折目70を付けて折り畳んで、布材部71の端末が上縁66側に露出しないことから、重なった布材部71のずれが防止されて、より一体的に縫製されることとなって、後端取付片部64のボディ1への取付強度を、一層、向上させることができる。
1…(車体)ボディ、20,20G(20Z)…(エアバッグ)カーテンエアバッグ、22…膨張遮蔽部、22a…(後縁)後端、23…ガス流入部位、26…後側流入部、26a…後縁、26b…後上隅部、33…上縁、34…(連結部位)上縁側部位、47…流入口部、59…縫合糸、60F…後端取付片部用布材、64,64G(64Z)…後端取付片部、65…取付孔、66…上縁、66a…前端、66b…後端、67…後縁、68…前縁、69…下縁、70…折目、71…布材部、72…縫製部位、72a…後端、
UL…後上隅接線、CO…回転中心、R,RG(RZ)…回転半径、G…膨張用ガス、V…車両。

Claims (5)

  1. 膨張用ガスを流入させて、車両の窓の車内側を覆うように略板状に膨張する膨張遮蔽部と、
    非膨張の状態として平らに展開させた前記膨張遮蔽部の上縁側に、前後方向に沿って上方へ突設されるように複数配設されて、車体に取り付けるための取付孔を有した取付片部と、
    を備え、
    最後端の前記取付片部としての後端取付片部が、前記膨張遮蔽部の膨張用ガスを流入させる流入部位の後縁より前位置とした前記膨張遮蔽部の上縁側部位に対し、縫製を利用して、結合され、
    前記膨張用ガスの流入口部を前記後端取付片部より前位置に配置させているカーテンエアバッグであって、
    前記後端取付片部が、
    該後端取付片部の後縁を、該後端取付片部の上縁の後端から斜め後方に延ばす形状として、
    前記膨張遮蔽部への縫製部位の後端を、前記後端取付片部の上縁の後端より、後方で、かつ、平らに展開させた状態の前記膨張遮蔽部における膨張用ガスの流入部位の後縁の上方までの位置に配置させて、
    前記膨張遮蔽部の前記上縁側部位に結合されていることを特徴とするカーテンエアバッグ。
  2. 前記後端取付片部が、
    前記膨張遮蔽部への縫製部位の後端を、
    前記後端取付片部の上縁の後端より、後方で、かつ、
    前記後端取付片部の取付孔から平らに展開させた状態の前記膨張遮蔽部の前記流入部位における後上隅部の外周縁の接線となるように直線状に延ばした後上隅接線まで、の位置に配置させて、
    前記膨張遮蔽部の前記上縁側部位に結合されていることを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグ。
  3. 前記膨張遮蔽部が、袋織りからなり、
    前記後端取付片部が、前記膨張遮蔽部と別体として構成されて、縫製だけによって、前記膨張遮蔽部と結合されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のカーテンエアバッグ。
  4. 前記後端取付片部が、前縁を上下方向に沿わせて配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ。
  5. 前記後端取付片部が、
    上縁側に前後方向に沿った折目を設けるように、一枚の後端取付片部用布材を折り重ねるとともに、上縁側の前記折目の部位で、折り重ねた布材部を包むように折り畳み、
    下縁側を前記膨張遮蔽部の前記上縁側部位に縫製して、
    配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ。
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