JP2014133244A - 鋳片の連続鋳造方法及びその連続鋳造用鋳型 - Google Patents

鋳片の連続鋳造方法及びその連続鋳造用鋳型 Download PDF

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Abstract

【課題】連続鋳造用鋳型の短辺直下に配置した短辺側フットロールの短辺側反力を測定し短辺のテーパを制御して凝固遅れを抑制してバルジングを抑制する鋳片の連続鋳造方法及びその連続鋳造用鋳型を提供する。
【解決手段】長辺11及び短辺12を有し、各短辺12の直下に短辺側フットロール13を備える連続鋳造用鋳型10において、短辺12の下端部に突出して設けた短辺側フレーム14に、短辺側フットロール13を装着する短辺側ロール軸15を、鋳片16の短辺側17に対して進退可能に設ける短辺側取り付け手段18と、短辺側ロール軸15を鋳片16の短辺側17に近接させて短辺側フットロール13を鋳片16の短辺側17に当接させ、短辺側取り付け手段18に発生する歪みを測定して鋳片16の短辺側反力を求める短辺側反力測定手段19と、短辺側反力から各短辺12の位置を鋳片16の短辺側17に対して進退させる短辺位置調節手段20とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、連続鋳造用鋳型の短辺の直下に配置した短辺側フットロールに加わる鋳片の短辺側からの短辺側反力を測定して短辺のテーパを制御して、又は長辺の直下に配置した長辺側フットロールに加わる鋳片の長辺側からの長辺側反力を測定して鋳造時の鋳片の長辺側に対する長辺側フットロールの押圧力の適正化を図ってバルジングを抑制する鋳片の連続鋳造方法及びその連続鋳造用鋳型に関する。
連続鋳造鋳型の直下では、鋳片の凝固シェル厚が薄く、鋳片内部の溶鋼静圧により鋳片はバルジングしようとする。そこで、ブレークアウトの防止あるいは鋳片の均一な冷却を目的として、連続鋳造鋳型の直下には、連続鋳造鋳型から出てきた鋳片の長辺及び短辺にそれぞれ当接して鋳片の移動を案内する長辺側フットロール及び短辺側フットロールが設けられている。
例えば、特許文献1には、ステンレス鋼の連続鋳造において、鋳片の長辺をできるだけ平坦にし、かつ短辺を僅かに窪ませることを目的として、鋳片の長辺はフラット型のフットロールとし、鋳片の短辺はクラウン付きのフットロールとすることが提案されている。また、クラウン付きのフットロールを使用すると、鋳片の短辺中央部への押込みが過剰となってブレークアウトの危険性が高まること、クラウン付きのフットロールはフラット型フットロールに比べて製造コストが嵩むこと等の問題を有することから、例えば、特許文献2には、鋳片の短辺に当接するフットロールを、鋳片の短辺中央部に当接する1個の中央ロールと、鋳片の短辺両端部にそれぞれ当接する2個の端ロールで構成することが提案されている。
特開平3−291130号公報 特開2005−270981号公報
ここで、特許文献1のクラウン付きのフットロールは、連続鋳造鋳型の短辺銅板を取付けた短辺フレーズの下端部に設けられたフットロールフレームに支持されているので、クラウン付きフットロールの位置は固定された状態になっている。このため、溶鋼の鋼種や鋳造速度が変更になって鋳片の凝固収縮量が増加すると、鋳片の短辺側に対する押込み力(短辺側反力)が低下し、鋳片の短辺側に対するフットロールの押込み力が弱まる。その結果、高温強度の低い鋼種(極低炭素鋼やSUS430等)においては、鋳片の短辺側に大きなバルジング変形が発生し易くなって、バルジング変形開始部では、鋳片割れが発生し易いという問題が生じる。
一方、特許文献2では、フットロールを構成している中央ロールと中央ロールの両側の2個の端ロールのロール軸を、鋳型短辺銅板を保持する鋳型フレームの底部に設けた支軸からぶら下げたスイングフレームで支持し、スイングフレームの下端部と、鋳型フレームの底部から下方に伸ばした固定フレームの下端部とを、皿ばね式の弾力付与手段で連結することにより、ロール軸を介してフットロール(中央ロール及び2個の端ロール)を鋳片の短辺に適度な力で押し付けるようにしている。このため、溶鋼の鋼種や鋳造速度の変更によって鋳片の凝固収縮量が増加すると、連続鋳造鋳型から排出される鋳片の短辺側はフットロールから離脱しようとするので、フットロールは鋳片の短辺側に追従して移動するが、フットロールの鋳片の短辺側に対する押込み力は低下する。その結果、高温強度の低い鋼種(極低炭素鋼やSUS430等)においては、鋳片の短辺側に大きなバルジング変形が発生し易くなって、バルジング変形開始部では、鋳片割れが発生し易いという問題が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、連続鋳造用鋳型の短辺の直下に配置した短辺側フットロールに加わる鋳片の短辺側からの短辺側反力を測定し短辺のテーパを制御して凝固遅れを抑制する、又は長辺の直下に配置した長辺側フットロールに加わる鋳片の長辺側からの長辺側反力を測定して鋳造時の鋳片の長辺側に対する長辺側フットロールの押圧力の適正化を図ってバルジングを抑制することが可能な鋳片の連続鋳造方法及びその連続鋳造用鋳型を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る鋳片の連続鋳造方法は、それぞれ対向配置された長辺及び短辺を有し、前記各短辺の直下に短辺側フットロールを備える連続鋳造用鋳型を用いた鋳片の連続鋳造方法において、
前記短辺側フットロールを、前記短辺の下端部から下方に突出させて設けた短辺側フレームに短辺側取り付け手段を介して前記鋳片の短辺側に対して進退可能に配置された短辺側ロール軸に装着し、前記短辺側ロール軸を前記鋳片の短辺側に近接させて前記短辺側フットロールを前記鋳片の短辺側に当接させ、前記短辺側ロール軸に加わる前記鋳片からの短辺側反力を求め、求めた前記短辺側反力に基づいて前記各短辺のテーパを調節する。
ここで、短辺側フットロールは、各短辺の直下にそれぞれ1段又は2段以上設けることができる。なお、短辺側フットロールを複数段設けた場合、短辺側反力は少なくとも1つの短辺側ロール軸について測定するようにする。
第1の発明に係る鋳片の連続鋳造方法において、前記短辺側反力は、前記短辺側取り付け手段に発生する歪みを測定することにより求めることができる。
また、前記短辺側反力は、前記短辺側取り付け手段の変位を測定することにより求めることもできる。
前記目的に沿う第2の発明に係る鋳片の連続鋳造方法は、それぞれ対向配置された長辺及び短辺を有し、前記各長辺の直下に長辺側フットロールを備える連続鋳造用鋳型を用いた鋳片の連続鋳造方法において、
前記長辺側フットロールを、前記長辺の下端部から下方に突出させて設けた長辺側フレームに長辺側取り付け手段を介して前記鋳片の長辺側に対して進退可能に配置された長辺側ロール軸に装着し、前記長辺側ロール軸を前記鋳片の長辺側に近接させて前記長辺側フットロールを前記鋳片の長辺側に当接させ、前記長辺側ロール軸に加わる前記鋳片からの長辺側反力を求める。
ここで、長辺側フットロールは、各長辺の直下にそれぞれ1段又は2段以上設けることができる。なお、長辺側フットロールを複数段設けた場合、長辺側反力は少なくとも1つの長辺側ロール軸について測定するようにする。
第2の発明に係る鋳片の連続鋳造方法において、前記長辺側反力は、前記長辺側取り付け手段に発生する歪みを測定することにより求めることができる。
また、前記長辺側反力は、長辺側取り付け手段の変位を測定することにより求めることもできる。
前記目的に沿う第3の発明に係る連続鋳造用鋳型は、それぞれ対向配置された長辺及び短辺を有し、前記各短辺の直下に短辺側フットロールを備える連続鋳造用鋳型において、
前記短辺の下端部から下方に突出させて設けた短辺側フレームと、
前記短辺側フレームに、前記短辺側フットロールが装着される短辺側ロール軸を、前記鋳片の短辺側に対して進退可能に設ける短辺側取り付け手段と、
前記短辺側ロール軸を前記鋳片の短辺側に近接させて前記短辺側フットロールを前記鋳片の短辺側に当接させ、前記短辺側ロール軸に加わる前記鋳片からの短辺側反力を求める短辺側反力測定手段とを有している。
ここで、鋳片の短辺側に対して進退可能に配置された短辺側ロール軸とは、短辺側ロール軸が鋳型内に向けて水平に移動可能に設けられていることをさす。
また、短辺側フットロールは、各短辺の直下にそれぞれ1段又は2段以上設けることができる。なお、短辺側フットロールを複数段設けた場合、短辺側反力測定手段は、少なくとも1つの短辺側ロール軸についての短辺側反力が測定できるように設ける。
第3の発明に係る連続鋳造用鋳型において、前記短辺側反力に基づいて、前記各短辺の位置を前記鋳片の短辺側に対して進退して該各短辺のテーパを調節する短辺位置調節手段を有していることが好ましい。
第3の発明に係る連続鋳造用鋳型において、前記短辺側取り付け手段は、前記短辺側ロール軸を支持する短辺側ロール軸受部材と、両側がそれぞれ前記短辺側ロール軸受部材及び前記短辺側フレームに締結され、中間部が縮径した短辺側ボルト部材とを有し、前記短辺側反力測定手段は、前記短辺側ボルト部材の中間部に埋設された短辺側歪みゲージを有する構成とすることができる。
また、前記短辺側ボルト部材の前記中間部には、短辺側温度検出手段が取り付けられていることが好ましい。
第3の発明に係る連続鋳造用鋳型において、前記短辺側取り付け手段は、前記短辺側ロール軸を支持すると共に、ばねを介したボルト部材を用いて前記短辺側フレームに取り付けられて前記鋳片の短辺側に付勢される短辺側連結部を備えた短辺側ロール軸受部材を有し、前記短辺側反力測定手段は、前記短辺側ロール軸受部材と前記短辺側フレームとの間の距離の変化を測定する短辺側変位計を有する構成とすることもできる。
前記目的に沿う第4の発明に係る連続鋳造用鋳型は、それぞれ対向配置された長辺及び短辺を有し、前記各長辺の直下に長辺側フットロールを備える連続鋳造用鋳型において、
前記長辺の下端部から下方に突出させて設けた長辺側フレームと、
前記長辺側フレームに、前記長辺側フットロールが装着される長辺側ロール軸を、前記鋳片の長辺側に対して進退可能に設ける長辺側取り付け手段と、
前記長辺側ロール軸を前記鋳片の長辺側に近接させて前記長辺側フットロールを前記鋳片の長辺側に当接させ、前記長辺側取り付け手段に発生する歪みの測定から前記長辺側ロール軸に加わる前記鋳片からの長辺側反力を求める長辺側反力測定手段とを有している。
ここで、鋳片の長辺側に対して進退可能に配置された長辺側ロール軸とは、長辺側ロール軸が鋳型内に向けて水平に移動可能に設けられていることをさす。
また、長辺側フットロールは、各長辺の直下にそれぞれ1段又は2段以上設けることができる。なお、長辺側フットロールを複数段設けた場合、長辺側反力測定手段は、少なくとも1つの長辺側ロール軸についての長辺側反力が測定できるように設ける。
第4の発明に係る連続鋳造用鋳型において、前記長辺側取り付け手段は、前記長辺側ロール軸を支持する長辺側ロール軸受部材と、両側がそれぞれ前記長辺側ロール軸受部材及び前記長辺側フレームに締結され、中間部が縮径した長辺側ボルト部材とを有し、長辺側反力測定手段は、前記長辺側ボルト部材の中間部に埋設された長辺側歪みゲージを有する構成とすることができる。
また、前記長辺側ボルト部材の前記中間部には、長辺側温度検出手段が取り付けられていることが好ましい。
第4の発明に係る連続鋳造用鋳型において、前記長辺側取り付け手段は、前記長辺側ロール軸を支持すると共に、ばねを介したボルト部材を用いて前記長辺側フレームに取り付けられて前記鋳片の長辺側に付勢される長辺側連結部を備えた長辺側ロール軸受部材を有し、前記長辺側反力測定手段は、前記長辺側ロール軸受部材と前記長辺側フレームとの間の距離の変化を測定する長辺側変位計を有する構成とすることもできる。
第1の発明に係る鋳片の連続鋳造方法においては、短辺側反力を測定し、短辺側反力が適正範囲となるように短辺のテーパを制御するので、鋳片の短辺側と短辺内面との間の接触性を向上させて維持することができる。これにより、鋳片の短辺側の凝固遅れを抑制して凝固シェル厚を増加することができ、鋳片がバルジングすることを抑制できる。
第1の発明に係る鋳片の連続鋳造方法において、短辺側反力を、短辺側取り付け手段に発生する歪みを測定することにより求める場合、又は、短辺側反力を、短辺側取り付け手段の変位を測定することにより求める場合、短辺側反力が短辺側取り付け手段に作用した影響を直接検出するので、短辺側反力を感度よく、しかも正確に求めることができる。
第2の発明に係る鋳片の連続鋳造方法においては、鋳造時に鋳片の長辺側から長辺側ロール軸に加わる長辺側反力が求められるので、現在の長辺側フットロールの位置が、鋳片の長辺側を適切な押圧力で押圧できる状態であるのか、鋳片の長辺側に対する押圧力が過大となる状態であるのか、鋳片の長辺側に対する押圧力が過小となる状態であるのかの判定を行うことができる。このため、鋳片の長辺側に対する押圧力が過大又は過小と判定された場合、長辺側フットロールの位置を調整することにより、次の鋳造では、鋳片の長辺側が適切な押圧力で押圧される状態を実現できる。
第2の発明に係る鋳片の連続鋳造方法において、長辺側反力を、長辺側取り付け手段に発生する歪みを測定することにより求める場合、又は、長辺側反力を、長辺側取り付け手段の変位を測定することにより求める場合、長辺側反力が長辺側取り付け手段に作用した影響を直接検出するので、長辺側反力を感度よく、しかも正確に求めることができる。
第3の発明に係る連続鋳造鋳型においては、鋳造中の鋳片の状況をリアルタイムで把握することができる。
第3の発明に係る連続鋳造用鋳型において、短辺側反力に基づいて、各短辺の位置を鋳片の短辺側に対して進退して各短辺のテーパを調節する短辺位置調節手段を有している場合、鋳片の短辺側と短辺内面との接触性を向上させて維持することができ、鋳片の短辺側の凝固シェル厚の増加を図ることができる。その結果、鋳片がバルジングすることを抑制できる。
第3の発明に係る連続鋳造用鋳型において、短辺側取り付け手段が、短辺側ロール軸を支持する短辺側ロール軸受部材と、両側がそれぞれ短辺側ロール軸受部材及び短辺側フレームに締結され、中間部が縮径した短辺側ボルト部材とを有する場合、短辺側フレームに対する短辺側ボルト部材の締結位置を調節することにより、短辺側ロール軸受部材の短辺側フレームに対する相対位置を変えることができ、短辺側ロール軸を短辺側フレーム、従って短辺に対して進退させることができる。そして、短辺側ボルト部材の中間部が縮径しているので、短辺側フットロールを鋳片の短辺側に当接させた際に短辺側ロール軸に加わる短辺側反力によって、短辺側ボルト部材に生じる歪みを短辺側ボルト部材の中間部において拡大(集中)させることができる。
また、短辺側反力測定手段が、短辺側ボルト部材の中間部に埋設された歪みゲージを有している場合、短辺側ボルト部材の中間部において歪みが拡大(集中)されるので、歪みを精度よく測定することができる。なお、短辺側反力は、短辺側ボルト部材に発生した応力(短辺側ボルト部材の弾性率と短辺側ボルト部材に生じた歪みから算出する)から求めることができる。
第3の発明に係る連続鋳造用鋳型において、短辺側ボルト部材の中間部に、温度検出手段が取り付けられている場合、短辺側ボルト部材の中間部の温度を測定することで、歪みを測定している部分の弾性率を正確に決定することができ、短辺側反力を正確に求めることができる。
第3の発明に係る連続鋳造用鋳型において、短辺側取り付け手段が、短辺側ロール軸を支持すると共に、ばねを介したボルト部材を用いて短辺側フレームに取り付けられて鋳片の短辺側に付勢される短辺側連結部を備えた短辺側ロール軸受部材を有する場合、短辺側フレームに対するボルト部材の締結位置を調節することにより、短辺側ロール軸受部材の短辺側フレームに対する相対位置を変えることができ、短辺側ロール軸を短辺側フレーム、従って短辺に対して進退させることができ、短辺側フットロールを鋳片の短辺側に当接させることができる。
また、短辺側反力測定手段が、短辺側ロール軸受部材と短辺側フレームとの間の距離の変化を測定する短辺側変位計を有している場合、短辺側ロール軸受部材と短辺側フレームとの間の距離の変化はばね長さの変化と等しいため、ばね定数とばね長さの変化からばねに加わる荷重値が分かり、荷重値から短辺側反力を求めることができる。
第4の発明に係る連続鋳造鋳型においては、鋳造中に、長辺側反力が検出されない場合は、鋳片の長辺側が長辺側フットロールで押圧されていないこと、検出された長辺側反力の値が設定された範囲の下限値より小さい場合は、長辺側フットロールによる鋳片の長辺側を押圧する押圧力が過小であること、検出された長辺側反力の値が設定された範囲の上限値を超える場合は、長辺側フットロールによる鋳片の長辺側を押圧する押圧力が過大であることがそれぞれ分り、鋳造された鋳片の状況をリアルタイムで把握することができる。
第4の発明に係る連続鋳造用鋳型において、長辺側取り付け手段が、長辺側ロール軸を支持する長辺側ロール軸受部材と、両側がそれぞれ長辺側ロール軸受部材及び長辺側フレームに締結され、中間部が縮径した長辺側ボルト部材とを有し、長辺側反力測定手段が、長辺側ボルト部材の中間部に埋設された歪みゲージを有している場合、長辺側フレームに対する長辺側ボルト部材の締結位置を調節することにより、長辺側ロール軸受部材の長辺側フレームに対する相対位置を変えることができ、長辺側ロール軸を長辺側フレーム、従って長辺に対して進退させることができ、長辺側フットロールを鋳片の長辺側に当接させることができる。
また、長辺側ボルト部材の中間部が縮径している場合、長辺側フットロールを鋳片の長辺側に当接させた際に長辺側ロール軸に加わる長辺側反力によって、長辺側ボルト部材に生じる歪みを長辺側ボルト部材の中間部において拡大(集中)させることができ、歪みの測定が容易になる。そして、長辺側ボルト部材の中間部に歪みゲージの歪み検出部が埋設されている場合、長辺側ボルト部材の中間部において拡大(集中)させた歪みを、精度よく測定することができる。
第4の発明に係る連続鋳造用鋳型において、長辺側ボルト部材の中間部に、長辺側温度検出手段が取り付けられている場合、長辺側ボルト部材の中間部の温度を測定することで、歪みを測定している部分の弾性率を正確に決定することができ、長辺側反力を正確に求めることができる。
第4の発明に係る連続鋳造用鋳型において、長辺側取り付け手段が、長辺側ロール軸を支持すると共に、ばねを介したボルト部材を用いて長辺側フレームに取り付けられて鋳片の長辺側に付勢される長辺側連結部を備えた長辺側ロール軸受部材を有する場合、長辺側フレームに対するボルト部材の締結位置を調節することにより、長辺側ロール軸受部材の長辺側フレームに対する相対位置を変えることができ、長辺側ロール軸を長辺側フレーム、従って長辺に対して進退させることができ、長辺側フットロールを鋳片の長辺側に当接させることができる。
また、長辺側反力測定手段が、長辺側ロール軸受部材と長辺側フレームとの間の距離の変化を測定する長辺側変位計を有している場合、長辺側ロール軸受部材と長辺側フレームとの間の距離の変化はばね長さの変化と等しいため、ばね定数とばね長さの変化からばねに加わる荷重値が分かり、荷重値から長辺側反力を求めることができる。
本発明の一実施の形態に係る連続鋳造鋳型の部分側断面図である。 同連続鋳造鋳型の短辺側の背面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 同連続鋳造鋳型の長辺の直下に配置された長辺側フットロールの部分側断面図である。 長辺側フットロールの部分平断面図である。 変形例に係る短辺側取り付け手段及び短辺側反力測定手段の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る連続鋳造鋳型10は、それぞれ対向配置された長辺11及び短辺12を有し、各短辺12の直下に上下方向に複数段、例えば2段に配置された短辺側フットロール13を備えており、各短辺12の下端部から下方に突出させて設けた短辺側フレーム14と、短辺側フレーム14に、2つの短辺側フットロール13がそれぞれ装着される2本の短辺側ロール軸15を、鋳造時においては鋳片16の短辺側17に対して進退可能(短辺側ロール軸15を、それぞれ対向する長辺11及び短辺12で構成される鋳型空間部の直下に向けて水平移動可能)にそれぞれ設ける短辺側取り付け手段18とを有している。更に、連続鋳造鋳型10は、2本の短辺側ロール軸15を鋳片16の短辺側17に近接させて短辺側フットロール13を鋳片16の短辺側17にそれぞれ当接させ、各短辺側取り付け手段18に発生する歪みの測定から短辺側ロール軸15に加わる鋳片16からの短辺側反力を求める短辺側反力測定手段19と、短辺側反力に基づいて、各短辺12の位置を鋳片16の短辺側17に対して進退して各短辺12のテーパを調節する短辺位置調節手段20とを有している。以下、詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、短辺側取り付け手段18は、短辺側ロール軸15の両側を支持する短辺側ロール軸受部材21と、両端部がそれぞれ短辺側ロール軸受部材21及び短辺側フレーム14に締結され、中間部が縮径した短辺側ボルト部材22とを有している。
そして、短辺側ロール軸受部材21は、間隔を設けて平行配置され、先側に短辺側ロール軸15の両端部がそれぞれ嵌入する嵌入孔23が形成された短辺側ロール支持部24、25と、短辺側ロール支持部24、25の基端側を連結する短辺側連結部26とを有している。また、図1〜図3に示すように、短辺側フレーム14は、短辺12に固定された短辺バックプレート41の下端部の幅方向(短辺12の幅方向)の両側に、下方に突出させてそれぞれ設けた短辺側突出部27、28と、短辺側突出部27、28の下端に、下方に向けて突出させて平行配置した短辺側側板部29、30と、短辺側側板部29、30を連結する短辺側接続部31とを有している。
なお、短辺側フットロール13は、短辺側ロール軸15に外装したブッシュ32(すべり軸受の一例)を介して取り付けられている。これによって、短辺側フットロール13は、短辺側ロール軸15の周りで回転可能になる。
ここで、平行配置された短辺側側板部29、30の隙間は、短辺側連結部26で連結された状態の短辺側ロール支持部24、25が嵌入可能な距離に調整されている。このような構成とすることにより、短辺側ロール軸受部材21の短辺側ロール支持部24、25を、短辺側フレーム14の短辺側側板部29、30間に装入することができ、短辺側ロール支持部24、25の外側表面を短辺側側板部29、30の内側表面上で摺動させることができる。
更に、短辺側連結部26の幅方向(ロール軸15の軸心方向)中央部には貫通孔33が、短辺側接続部31の幅方向(短辺バックプレート41の幅方向)の中央部には短辺側ボルト部材22の雄ねじ部が螺合する雌ねじ部34がそれぞれ形成されている。そして、短辺側ロール支持部24、25を短辺側側板部29、30間に装入した状態で、短辺側ボルト部材22を短辺側連結部26の貫通孔33から挿入して、短辺側ボルト部材22の先側を短辺側接続部31の雌ねじ部34から突出させ、短辺側ボルト部材22の中間部より頭部側(基部側)の雄ねじ部にナット35、36を螺合させることにより短辺側連結部26を厚み方向両側から短辺側ボルト部材22の頭部22a及びナット35で締結することができる。
なお、ナット35をナット36で押圧することで、ナット35の緩みを防止できる。また、短辺側接続部31の雌ねじ部34から突出する短辺側ボルト部材22の先側の雄ねじ部にナット37を螺合させることにより、雌ねじ部34に螺合している短辺側ボルト部材22の回転を防止できる。
ここで、ナット37を緩めて、雌ねじ部34から突出するボルト部材22の先側の長さを増加させると、短辺側ロール軸受部材21は短辺側接続部31側に移動する。その結果、短辺側ロール軸受部材21に取り付けられた短辺側ロール軸15が短辺側接続部31に接近することになって、短辺側ロール軸15は、鋳片16の短辺側17から離れる。また、雌ねじ部34から突出する短辺側ボルト部材22の先側の長さを減少させると、短辺側ロール軸受部材21は短辺側接続部31から離れる。その結果、短辺側ロール軸受部材21に取り付けられた短辺側ロール軸15が短辺側接続部31から離れることになって、短辺側ロール軸15は、鋳片16の短辺側17に接近する。これにより、短辺側ロール軸15を、鋳片16の短辺側17に対して進退させることができる。
短辺側反力測定手段19は、短辺側ボルト部材22の中間部に埋設され、短辺側ボルト部材22の中間部に生じた歪みを測定する短辺側歪みゲージ38と、短辺側ボルト部材22の中間部の外表面に取り付けられた短辺側温度検出手段の一例である熱電対39とを有している。更に、短辺側反力測定手段19は、熱電対39から入力される温度信号に基づいて短辺側ボルト部材22の中間部の弾性率及び短辺側歪みゲージ38に接続されたリード線40を介して入力される歪み信号に基づいて短辺側ボルト部材22の中間部の歪み量をそれぞれ求め、短辺側ボルト部材22の中間部に加わる応力を算出し、鋳片16の鋳造時に短辺側ロール軸15に加わる鋳片16からの短辺側反力を演算する演算器(図示せず)を有している。
なお、演算器は、短辺側ボルト部材22を形成している素材の弾性率の温度依存性データを記憶する記憶部を備え、温度信号から短辺側ボルト部材22の中間部の温度を求め、温度依存性データに基づいて弾性率を計算するプログラムと、歪み信号から短辺側ボルト部材22の中間部の歪み量を計算するプログラムと、短辺側ボルト部材22の中間部の弾性率及び歪み量から応力を計算して、短辺側ロール軸15に加わる鋳片16からの短辺側反力を算出するプログラムが搭載された、例えばパーソナルコンピュータを用いて構成できる。
図1、図2に示すように、短辺位置調節手段20は、短辺バックプレート41の上下方向両側に設けられた連結ピン42、43にそれぞれ接続されるピストン44、45を備えた図示しないシリンダと、短辺側反力測定手段19で求めた短辺側反力に基づいて、ピストン44、45を同期して進退させる第1のシリンダ制御部(図示せず)とを有している。
このような構成とすることにより、鋳片16から短辺側フットロール13(短辺側ロール軸15)に加わる短辺側反力が検出されない場合又は短辺側反力が過小である場合、短辺バックプレート41を鋳片16の短辺側17に移動させ、短辺側フットロール13を鋳片16の短辺側17に押し当てて、短辺側フットロール13で鋳片16の短辺側17が適切な押圧力で押圧される状態にすることができる。
更に、連続鋳造用鋳型10には、図4、図5に示すように、各長辺11の直下に上下方向に複数段、例えば2段に配置された長辺側フットロール58を備えており、各長辺11の下端部から下方に突出させて設けた長辺側フレーム54と、長辺側フレーム54に、2つの長辺側フットロール58がそれぞれ装着される2本の長辺側ロール軸57を、鋳造時においては鋳片16の長辺側56に対して進退可能(長辺側ロール軸57を、それぞれ対向する長辺11及び短辺12で構成される鋳型空間部の直下に向けて水平移動可能)にそれぞれ設ける長辺側取り付け手段55とを有している。更に、連続鋳造鋳型10は、2本の長辺側ロール軸57を鋳片16の長辺側56に近接させて長辺側フットロール58を鋳片16の長辺側56にそれぞれ当接させ、長辺側取り付け手段55に発生する歪みの測定から長辺側ロール軸57に加わる鋳片16からの長辺側反力を求める長辺側反力測定手段59を有している。以下、詳細に説明する。
ここで、図5に示すように、長辺側取り付け手段55は、長辺側ロール軸57の両側を支持する長辺側ロール軸受部材60と、長辺側ロール軸受部材60の長手方向(長辺側ロール軸57の軸心方向)の一端側及び長辺側フレーム54の長手方向(長辺11の幅方向)の一端側に両側がそれぞれ締結され、中間部が縮径した長辺側ボルト部材61と、長辺側ロール軸受部材60の長手方向の他端側及び長辺側フレーム54の長手方向の他端側に両側がそれぞれ締結され、中間部が縮径した長辺側ボルト部材62とを有している。これによって、長辺側ロール軸57は、長辺側ロール軸受部材60を介して長辺側フレーム54に取り付けられることになる。
そして、長辺側ロール軸受部材60は、距離を有して平行配置され、先側に長辺側ロール軸57の両端側がそれぞれ嵌入する嵌入孔63が形成された長辺側ロール支持部64、65と、長辺側ロール支持部64、65の基端側を連結する長辺側連結部66とを有している。また、図4、図5に示すように、長辺側フレーム54は、長辺11に固定された長辺バックプレート67の下端部の幅方向(長辺11の幅方向)の両側に、下方に突出させてそれぞれ設けた長辺側突出部68と、各長辺側突出部68の下端に、下方に向けて立設配置した長辺側の側板部69、70と、長辺側の側板部69、70を連結する長辺側接続部71とを有している。
なお、長辺側フットロール58は、長辺側ロール軸57に外装したブッシュ72(すべり軸受の一例)を介して取り付けられている。これによって、長辺側フットロール58は、長辺側ロール軸57の周りで回転可能になる。
ここで、長辺側の側板部69、70は平行配置されており、その間隔は、長辺側連結部66で連結された状態の長辺側ロール支持部64、65が嵌入可能な距離に調整されている。このような構成とすることにより、長辺側ロール軸受部材60の長辺側ロール支持部64、65を、長辺側フレーム54の長辺側の側板部69、70間に装入することができ、長辺側ロール支持部64、65の外側表面を長辺側の側板部69、70の内側表面上で摺動させることができる。
更に、長辺側連結部66の長手方向の一端側には長辺側ボルト部材61が挿通可能な貫通孔73が、長辺側接続部71の幅方向(長辺バックプレート67の幅方向)の一端側には長辺側ボルト部材61の雄ねじ部が螺合する雌ねじ部74が、長辺側連結部66の長手方向の他端側には長辺側ボルト部材62が挿通可能な貫通孔75が、長辺側接続部71の幅方向の他端側には長辺側ボルト部材62の雄ねじ部が螺合する雄ねじ部76がそれぞれ形成されている。
そして、長辺側ロール支持部64、65を長辺側の側板部69、70間に装入した状態で、長辺側ボルト部材61、62を長辺側連結部66の貫通孔73、75から挿入して、長辺側ボルト部材61、62の先側を長辺側接続部71の雌ねじ部74、76から突出させ、長辺側ボルト部材61、62の中間部より頭部側の雄ねじ部にナット77、78を螺合させることにより長辺側連結部66を厚み方向両側から長辺側ボルト部材61、62の頭部79、80及びナット77で締結することができる。
なお、ナット77をナット78で押圧することで、ナット77の弛みを防止できる。また、長辺側接続部71の雄ねじ部74、76から突出する長辺側ボルト部材61、62の先側の雄ねじ部にナット81、82を螺合させることにより、雄ねじ部74、76に螺号している長辺側ボルト部材61、62の回転を防止できる。
ここで、ナット81、82を弛めて、雄ねじ部74、76から突出する長辺側ボルト部材61、62の先側の長さを増加させると、長辺側ロール軸受部材60は長辺側接続部71側に移動する。その結果、長辺側ロール軸受部材60に取り付けられた長辺側ロール軸57が長辺側接続部71に接近することになって、長辺側ロール軸57は、鋳片16の長辺側56から離れる。また、雌ねじ部74、76から突出する長辺側ボルト部材61、62の先側の長さを減少させると、長辺側ロール軸受部材60は長辺側接続部71から離れる。その結果、長辺側ロール軸受部材60に取り付けられた長辺側ロール軸57が長辺側接続部71から離れることになって、長辺側ロール軸57は、鋳片16の長辺側56に接近する。これにより、長辺側ロール軸57を、鋳片16の長辺側56に対して進退させることができる。
長辺側反力測定手段59は、長辺側ボルト部材61、62の中間部に埋設され、長辺側ボルト部材61、62の中間部に生じた歪みを測定する長辺側歪みゲージ83と、長辺側ボルト部材61、62の中間部の外表面に取り付けられた長辺側温度検出手段の一例である熱電対84とを有している。更に、長辺側反力測定手段59は、熱電対84から入力される温度信号に基づいて長辺側ボルト部材61、62の中間部の弾性率及び長辺側歪みゲージ83に接続されたリード線85を介して入力される歪み信号に基づいて長辺側ボルト部材61、62の中間部の歪み量をそれぞれ求め、長辺側ボルト部材61、62の中間部に加わる応力を算出し、鋳片16の鋳造時に長辺側ロール軸57に加わる鋳片16からの長辺側反力を演算する演算器(図示せず)を有している。
なお、演算器は、長辺側ボルト部材61、62を形成している素材の弾性率の温度依存性データを記憶する記憶部を備え、温度信号から長辺側ボルト部材61、62の中間部の温度を求め、温度依存性データに基づいて弾性率を計算するプログラムと、歪み信号から長辺側ボルト部材61、62の中間部の歪み量を計算するプログラムと、長辺側ボルト部材61、62の中間部の弾性率及び歪み量から応力を計算して、長辺側ロール軸57に加わる鋳片16からの長辺側反力を算出するプログラムが搭載された、例えばパーソナルコンピュータを用いて構成できる。
続いて、本発明の一実施の形態に係る連続鋳造鋳型10を用いた鋳片16の連続鋳造方法について説明する。
それぞれ対向配置された長辺11及び短辺12を有し、各短辺12の直下に短辺側フットロール13を備える連続鋳造用鋳型10を用いた鋳片16の連続鋳造方法では、短辺側フットロール13を、短辺12の下端部から下方に突出させて設けた短辺側フレーム14に短辺側取り付け手段18を介して鋳片16の短辺側17に対して進退可能に配置された短辺側ロール軸15に装着し、短辺側ロール軸15を鋳片16の短辺側17に近接させて短辺側フットロール13を鋳片16の短辺側17に当接させ、短辺側ロール軸15に加わる鋳片16からの短辺側反力を、短辺側取り付け手段18に発生する歪みを測定することによって求める。
短辺側反力を測定し、短辺側反力が適正範囲となるように短辺12のテーパを制御するので、鋳片16の短辺側17と短辺12の内面との間の接触性を向上させて維持することができる。これにより、鋳片16の短辺側17の凝固遅れを抑制して凝固シェル厚を増加することができ、鋳片16の短辺側17がバルジングすることを抑制できる。
更に、各長辺11の下端部から下方に突出させて設けた長辺側フレーム54に、長辺側取り付け手段55を介して鋳片16の長辺側56に対して進退可能に長辺側ロール軸57を配置して、長辺側ロール軸57に長辺側フットロール58を装着し、長辺側ロール軸57を鋳片16の長辺側56に近接させて長辺側フットロール58を鋳片16の長辺側56に当接させ、長辺側ロール軸57に加わる鋳片16からの長辺側反力を、長辺側取り付け手段55に発生する歪みを測定することによって求める。
鋳造時に鋳片16の長辺側56から長辺側ロール軸57に加わる長辺側反力が求められるので、現在の長辺側フットロール58の位置が、鋳片16の長辺側56を適切な押圧力で押圧できる状態であるのか、鋳片16の長辺側56に対する押圧力が過大となる状態であるのか、鋳片16の長辺側56に対する押圧力が過小となる状態であるのかの判定を行うことができる。このため、鋳片16の長辺側56に対する押圧力が過大又は過小と判定された場合、長辺側フットロール58の位置を調整することにより、次の鋳造では、鋳片16の長辺側56が適切な押圧力で押圧される状態を実現できる。これにより、鋳片16の長辺側56の鋳片割れやバルジングすることを抑制できる。
図6に、短辺側取り付け手段18の変形例に係る短辺側取り付け手段90及び短辺側反力測定手段19の変形例に係る短辺側反力測定手段121を示す。なお、長辺側取り付け手段及び長辺側反力測定手段も、短辺側取り付け手段90及び短辺側反力測定手段121と同様の構成とすることができる。
短辺側取り付け手段90は、短辺側ロール軸91の両側を支持する短辺側ロール軸受部材92と、短辺側ロール軸91の軸心方向に沿った短辺側ロール軸受部材92の両側にそれぞれ一端側が固定され、他端側が短辺側ロール軸91の軸心方向に沿った短辺側フレーム93の両側に固定されたボルト部材94、95とを有している。ここで、短辺側ロール軸受部材92は、間隔を設けて平行配置され、先側に短辺側ロール軸91の両端部がそれぞれ嵌入する嵌入孔96が形成された短辺側ロール支持部97、98と、短辺側ロール支持部97、98の基端側を連結する短辺側連結部99とを有している。また、短辺側フレーム93は、短辺12に固定された短辺バックプレート(図示せず)の下端部の幅方向(短辺12の幅方向)の両側に、下方に突出させてそれぞれ設けた短辺側突出部(図示せず)と、短辺側突出部の下端に、下方に向けて突出させて平行配置した短辺側側板部100、101と、短辺側側板部100、101を連結する短辺側接続部102とを有している。なお、符号103は短辺側フットロール、符号104は短辺側ロール軸91に外装したブッシュである。
ボルト部材94(ボルト部材95も同様)は、一側に頭部105を備え、短辺側ロール軸91の軸心方向に沿った短辺側連結部99の両側に形成された貫通孔106、107の一方(図4では貫通孔106)に一側(短辺側フットロール103側)から挿入されて、先側が短辺側ロール軸91の軸心方向に沿った短辺側接続部102の両側に形成された雌ねじ孔108、109の一方(図6では雌ねじ孔108)を貫通する挿通ボルト110を有している。なお、挿通ボルト110の先端から中央部より頭部105側の領域には、雄ねじ部111が形成されている。また、ボルト部材94は、挿通ボルト110の雄ねじ部111に螺合する雌ねじ部112を内周側に、雌ねじ孔108に螺合する雄ねじ部113を外周側にそれぞれ備えた連結ボルト114を有している。これにより、連結ボルト114を挿通ボルト110の先側からねじ込み、挿通ボルト110の先側を連結ボルト114の頭部114aから突出させる状態にすることにより、先側が雌ねじ孔108を貫通している挿通ボルト110の先側を短辺側接続部102に固定することができる。
更に、ボルト部材94は、貫通孔106を挿通した挿通ボルト110に挿通されて短辺側連結部99と当接する座板115と、挿通ボルト110に挿通され座板115に対して積層配置される複数の皿ばね(ばねの一例)116と、挿通ボルト110に挿通されて座板115と共に複数の皿ばね116を挟持する座板117と、挿通ボルト110に形成された雄ねじ部111の基側に螺合され、一側を座板117に当接させて座板115側に押圧し複数の皿ばね116の積層厚さを調整する調整ナット118とを有している。
そして、調整ナット118の他側は、挿通ボルト110を短辺側接続部102に固定する連結ボルト114の先端と当接して、調整ナット118の弛みを防止し、雌ねじ孔108を貫通した連結ボルト114の基側には固定用ナット119が螺合され、固定用ナット119の一側は短辺側接続部102に当接して連結ボルト114の弛みを防止している。また、連結ボルト114の頭部114aから突出した挿通ボルト110の先側には2個の締結用ナット120が互いに当接状態で螺合され、一方の締結用ナット120は頭部114aに当接している。
以上の構成によって、短辺側ロール軸91は短辺側ロール軸受部材92によって支持され、短辺側ロール軸受部材92の短辺側連結部90は、皿ばね118を介したボルト部材94、95を用いて短辺側フレーム93に取り付けられて、短辺側ロール軸受部材92は鋳片の短辺側に付勢される。
短辺側反力測定手段121は、短辺側ロール軸受部材92の短辺側連結部99と短辺側フレーム93の短辺側接続部102との間の距離の変化を測定する短辺側変位計122を有している。ここで、短辺側変位計122は、短辺側連結部99の短辺側ロール軸91の軸心方向に沿った中央部を貫通して先部が短辺側連結部99に連結されて短辺側連結部99と共に移動する検出ロッド123と、短辺側接続部102に取り付けられ、検出ロッド123の基側と接続して検出ロッド123の移動量を検出する検出部124と、検出部124から信号線125を介して出力される移動量の信号から短辺側連結部99と短辺側接続部102との間の距離の変化を求める演算部(図示せず)とを有している。
なお、符号126は検出ロッド123の先部を短辺側連結部99に連結する接続部材、符号127は検出部124を短辺側接続部102に取り付ける固定台、符号128は固定台127を短辺側接続部102に固定するボルトである。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
更に、本実施の形態とその他の実施の形態や変形例にそれぞれ含まれる構成要素を組合わせたものも、本発明に含まれる。
例えば、短辺側フットロール及び長辺側フットロールをそれぞれ上下方向2段に設けたが、1段のみ、又は3段以上設けることもできる。
また、短辺側フットロール及び長辺側フットロールをそれぞれ複数設け、短辺側フットロール及び長辺側フットロールに対してそれぞれ短辺側反力測定手段及び長辺側反力測定手段を設置したが、短辺側反力測定手段及び長辺側反力測定手段は、短辺側フットロール及び長辺側フットロールのそれぞれ少なくとも1つに設けてもよい。
更に、本実施の形態では、連続鋳造用鋳型の短辺に短辺側フットロール、長辺に長辺側フットロールをそれぞれ設けたが、短辺にのみ短辺側フットロールを、又は長辺にのみ長辺側フットロールを設けることもできる。
10:連続鋳造鋳型、11:長辺、12:短辺、13:短辺側フットロール、14:短辺側フレーム、15:短辺側ロール軸、16:鋳片、17:短辺側、18:短辺側取り付け手段、19:短辺側反力測定手段、20:短辺位置調節手段、21:短辺側ロール軸受部材、22:短辺側ボルト部材、22a:頭部、23:嵌入孔、24、25:短辺側ロール支持部、26:短辺側連結部、27、28:短辺側突出部、29、30:短辺側側板部、31:短辺側接続部、32:ブッシュ、33:貫通孔、34:雌ねじ部、35、36、37:ナット、38:短辺側歪みゲージ、39:熱電対、40:リード線、41:短辺バックプレート、42、43:連結ピン、44、45:ピストン、54:長辺側フレーム、55:長辺側取り付け手段、56:長辺側、57:長辺側ロール軸、58:長辺側フットロール、59:長辺側反力測定手段、60:長辺側ロール軸受部材、61、62:長辺側ボルト部材、63:嵌入孔、64、65:長辺側ロール支持部、66:長辺側連結部、67:長辺バックプレート、68:長辺側突出部、69、70:長辺側の側板部、71:長辺側接続部、72:ブッシュ、73:貫通孔、74:雌ねじ部、75:貫通孔、76:雌ねじ部、77、78:ナット、79、80:頭部、81、82:ナット、83:長辺側歪みゲージ、84:熱電対、85:リード線、90:短辺側取り付け手段、91:短辺側ロール軸、92:短辺側ロール軸受部材、93:短辺側フレーム、94、95:ボルト部材、96:嵌入孔、97、98:短辺側ロール支持部、99:短辺側連結部、100、101:短辺側側板部、102:短辺側接続部、103:短辺側フットロール、104:ブッシュ、105:頭部、106、107:貫通孔、108、109:雌ねじ孔、110:挿通ボルト、111:雄ねじ部、112:雌ねじ部、113:雄ねじ部、114:連結ボルト、114a:頭部、115:座板、116:皿ばね、117:座板、118:調整ナット、119:固定用ナット、120:締結用ナット、121:短辺側反力測定手段、122:短辺側変位計、123:検出ロッド、124:検出部、125:信号線、126:接続部材、127:固定台、128:ボルト

Claims (15)

  1. それぞれ対向配置された長辺及び短辺を有し、前記各短辺の直下に短辺側フットロールを備える連続鋳造用鋳型を用いた鋳片の連続鋳造方法において、
    前記短辺側フットロールを、前記短辺の下端部から下方に突出させて設けた短辺側フレームに短辺側取り付け手段を介して前記鋳片の短辺側に対して進退可能に配置された短辺側ロール軸に装着し、前記短辺側ロール軸を前記鋳片の短辺側に近接させて前記短辺側フットロールを前記鋳片の短辺側に当接させ、前記短辺側ロール軸に加わる前記鋳片からの短辺側反力を求め、求めた前記短辺側反力に基づいて前記各短辺のテーパを調節することを特徴とする鋳片の連続鋳造方法。
  2. 請求項1記載の鋳片の連続鋳造方法において、前記短辺側反力は、前記短辺側取り付け手段に発生する歪みを測定することにより求めることを特徴とする鋳片の連続鋳造方法。
  3. 請求項1記載の鋳片の連続鋳造方法において、前記短辺側反力は、前記短辺側取り付け手段の変位を測定することにより求めることを特徴とする鋳片の連続鋳造方法。
  4. それぞれ対向配置された長辺及び短辺を有し、前記各長辺の直下に長辺側フットロールを備える連続鋳造用鋳型を用いた鋳片の連続鋳造方法において、
    前記長辺側フットロールを、前記長辺の下端部から下方に突出させて設けた長辺側フレームに長辺側取り付け手段を介して前記鋳片の長辺側に対して進退可能に配置された長辺側ロール軸に装着し、前記長辺側ロール軸を前記鋳片の長辺側に近接させて前記長辺側フットロールを前記鋳片の長辺側に当接させ、前記長辺側ロール軸に加わる前記鋳片からの長辺側反力を求めることを特徴とする鋳片の連続鋳造方法。
  5. 請求項4記載の鋳片の連続鋳造方法において、前記長辺側反力は、前記長辺側取り付け手段に発生する歪みを測定することにより求めることを特徴とする鋳片の連続鋳造方法。
  6. 請求項4記載の鋳片の連続鋳造方法において、前記長辺側反力は、前記長辺側取り付け手段の変位を測定することにより求めることを特徴とする鋳片の連続鋳造方法。
  7. それぞれ対向配置された長辺及び短辺を有し、前記各短辺の直下に短辺側フットロールを備える連続鋳造用鋳型において、
    前記短辺の下端部から下方に突出させて設けた短辺側フレームと、
    前記短辺側フレームに、前記短辺側フットロールが装着される短辺側ロール軸を、前記鋳片の短辺側に対して進退可能に設ける短辺側取り付け手段と、
    前記短辺側ロール軸を前記鋳片の短辺側に近接させて前記短辺側フットロールを前記鋳片の短辺側に当接させ、前記短辺側ロール軸に加わる前記鋳片からの短辺側反力を求める短辺側反力測定手段とを有していることを特徴とする連続鋳造鋳型。
  8. 請求項7記載の連続鋳造用鋳型において、前記短辺側反力に基づいて、前記各短辺の位置を前記鋳片の短辺側に対して進退して該各短辺のテーパを調節する短辺位置調節手段を有していることを特徴とする連続鋳造鋳型。
  9. 請求項7又は8記載の連続鋳造用鋳型において、前記短辺側取り付け手段は、前記短辺側ロール軸を支持する短辺側ロール軸受部材と、両側がそれぞれ前記短辺側ロール軸受部材及び前記短辺側フレームに締結され、中間部が縮径した短辺側ボルト部材とを有し、前記短辺側反力測定手段は、前記短辺側ボルト部材の中間部に埋設された短辺側歪みゲージを有していることを特徴とする連続鋳造用鋳型。
  10. 請求項9記載の連続鋳造用鋳型において、前記短辺側ボルト部材の前記中間部には、短辺側温度検出手段が取り付けられていることを特徴とする連続鋳造用鋳型。
  11. 請求項7又は8記載の連続鋳造用鋳型において、前記短辺側取り付け手段は、前記短辺側ロール軸を支持すると共に、ばねを介したボルト部材を用いて前記短辺側フレームに取り付けられて前記鋳片の短辺側に付勢される短辺側連結部を備えた短辺側ロール軸受部材を有し、前記短辺側反力測定手段は、前記短辺側ロール軸受部材と前記短辺側フレームとの間の距離の変化を測定する短辺側変位計を有していることを特徴とする連続鋳造用鋳型。
  12. それぞれ対向配置された長辺及び短辺を有し、前記各長辺の直下に長辺側フットロールを備える連続鋳造用鋳型において、
    前記長辺の下端部から下方に突出させて設けた長辺側フレームと、
    前記長辺側フレームに、前記長辺側フットロールが装着される長辺側ロール軸を、前記鋳片の長辺側に対して進退可能に設ける長辺側取り付け手段と、
    前記長辺側ロール軸を前記鋳片の長辺側に近接させて前記長辺側フットロールを前記鋳片の長辺側に当接させ、前記長辺側取り付け手段に発生する歪みの測定から前記長辺側ロール軸に加わる前記鋳片からの長辺側反力を求める長辺側反力測定手段とを有していることを特徴とする連続鋳造鋳型。
  13. 請求項12記載の連続鋳造用鋳型において、前記長辺側取り付け手段は、前記長辺側ロール軸を支持する長辺側ロール軸受部材と、両側がそれぞれ前記長辺側ロール軸受部材及び前記長辺側フレームに締結され、中間部が縮径した長辺側ボルト部材とを有し、長辺側反力測定手段は、前記長辺側ボルト部材の中間部に埋設された長辺側歪みゲージを有していることを特徴とする連続鋳造用鋳型。
  14. 請求項13記載の連続鋳造用鋳型において、前記長辺側ボルト部材の前記中間部には、長辺側温度検出手段が取り付けられていることを特徴とする連続鋳造用鋳型。
  15. 請求項12記載の連続鋳造用鋳型において、前記長辺側取り付け手段は、前記長辺側ロール軸を支持すると共に、ばねを介したボルト部材を用いて前記長辺側フレームに取り付けられて前記鋳片の長辺側に付勢される長辺側連結部を備えた長辺側ロール軸受部材を有し、前記長辺側反力測定手段は、前記長辺側ロール軸受部材と前記長辺側フレームとの間の距離の変化を測定する長辺側変位計を有していることを特徴とする連続鋳造用鋳型。
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