JP2014131898A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエット性能の低下を抑制しつつ、ドライ性能、耐ノイズ性能及び耐偏摩耗性能を向上できる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部2に、ショルダー主溝3が設けられ、ショルダー陸部6が区分された空気入りタイヤ1であって、ショルダー陸部6には、トレッド接地端Eからショルダー主溝3に向かってのび、かつ、一方側に傾斜するショルダー横溝10が複数本設けられ、ショルダー横溝10は、一方側の溝壁面12Aと、他方側の溝壁面12Bと、溝底部16とを含み、一方側の溝壁面12Aは、一方側の溝縁11Aからのびる外側壁面部17Aと、外側壁面部17Aから溝幅方向にのびる段差面部17Bと、段差面部17Bから溝底部16に至る内側壁面部17Cとからなる階段状部分17を含み、階段状部分17は、少なくともトレッド接地端Eを含む位置に設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウエット性能の低下を抑制しつつ、ドライ性能、耐ノイズ性能及び耐偏摩耗性能を向上できる空気入りタイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびる主溝が設けられた空気入りタイヤが提案されている。前記トレッド部には、最もタイヤ軸方向外側にショルダー主溝が設けられ、ショルダー主溝とトレッド接地端との間にショルダー陸部が区分されている。また、ショルダー陸部には、トレッド接地端からショルダー主溝に向かってのび、かつタイヤ周方向の一方側に傾斜してのびるショルダー横溝が複数本設けられている。
特開2005−170147号公報
上記のような空気入りタイヤでは、ショルダー陸部のトレッド接地端側において、例えば、ショルダー横溝の一方側の溝縁とトレッド接地端とのなす角度が鋭角に形成される。一方、ショルダー横溝の他方側の溝縁とトレッド接地端とのなす角度は、鈍角に形成される。従って、一方側の溝縁の剛性は、他方側の溝縁の剛性に比べて小さい。このため、ショルダー横溝を挟んで隣り合う各溝縁において、剛性差が生じる。このような剛性差により、空気入りタイヤでは、相対的に剛性が小さい一方側の溝縁において、偏摩耗が生じ易いという問題があった。さらに、このような剛性差は、ドライ性能(例えば、乾燥路面での操縦安定性)を低下させるおそれもあった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、ウエット性能の低下を抑制しつつ、ドライ性能、耐ノイズ性能及び耐偏摩耗性能を向上できる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち、請求項1に記載の発明は、トレッド部に、少なくとも一方のトレッド接地端側をタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝が設けられることにより、前記ショルダー主溝と前記トレッド接地端との間にショルダー陸部が区分された空気入りタイヤであって、前記少なくとも一方のショルダー陸部には、前記トレッド接地端から前記ショルダー主溝に向かってのび、かつ、タイヤ周方向の一方側に傾斜するショルダー横溝が複数本設けられ、前記各ショルダー横溝は、溝縁間の中心線と直交する横断面において、前記一方側の溝壁面と、前記一方側の溝壁面に向き合う他方側の溝壁面と、最大深さを有する溝底部とを含み、前記一方側の溝壁面は、前記一方側の溝縁からタイヤ半径方向内方にのびる外側壁面部と、前記外側壁面部のタイヤ半径方向内端から前記ショルダー横溝の中心側に向かって溝幅方向にのびる段差面部と、前記段差面部の端からタイヤ半径方向内側にのびかつ前記溝底部に至る内側壁面部とからなる階段状部分を含み、前記階段状部分は、少なくとも前記トレッド接地端を含む位置に設けられていることを特徴とする。
また請求項2に記載の発明は、前記横断面において、前記ショルダー横溝は、前記段差面部の溝幅方向の幅W1と、前記ショルダー横溝の溝縁間の溝幅W2との比(W1/W2)が、0.15〜0.7である請求項1に記載の空気入りタイヤである。
また請求項3に記載の発明は、前記横断面において、前記ショルダー横溝は、前記溝底部から前記段差面部までのタイヤ半径方向の高さhと、前記ショルダー横溝の最大深さHとの比(h/H)が、0.3〜0.9である請求項1又は2のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項4に記載の発明は、前記横断面において、前記ショルダー横溝の前記他方側の溝壁面は、前記溝縁から前記溝底部に向かって溝幅を減じる向きの傾斜で滑らかにのびる主部と、前記主部と前記溝底部とを滑らかに継ぐ円弧部とを含む請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項5に記載の発明は、前記横断面において、前記他方側の溝壁面の前記主部と、前記一方側の溝壁面の前記外側壁面部とは、それぞれ、前記溝底部に向かって溝幅を減じる向きに傾斜し、前記主部の傾斜の角度は、前記外側壁面部の傾斜の角度よりも大きい請求項4記載の空気入りタイヤである。
また請求項6に記載の発明は、前記トレッド部は、車両への装着の向きが指定されており、前記トレッド部は、車両装着時、タイヤ赤道よりも車両外側に位置する外側トレッド部と、タイヤ赤道よりも車両内側に位置する内側トレッド部とを含み、前記ショルダー主溝及び前記ショルダー横溝は、前記外側トレッド部と、前記内側トレッド部とにそれぞれ設けられ、前記外側トレッド部に設けられた前記各ショルダー横溝には、前記階段状部分がショルダー横溝の長さ方向の全範囲に形成され、前記内側トレッド部に設けられた前記各ショルダー横溝には、前記階段状部分がショルダー横溝の長さ方向の30〜60%の範囲に形成されている請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤである。
また請求項7に記載の発明は、前記外側トレッド部に設けられた前記各ショルダー横溝及び前記内側トレッド部に設けられた前記各ショルダー横溝は、前記トレッド接地端から前記ショルダー主溝に向かって、タイヤ周方向において互いに逆向きに傾斜する請求項6記載の空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤは、ショルダー陸部に、トレッド接地端からショルダー主溝に向かってのび、かつ、タイヤ周方向の一方側に傾斜するショルダー横溝が複数本設けられている。そして、ショルダー横溝の前記一方側の溝壁面が、外側壁面部と段差壁面部と内側壁面部とからなる階段状部分を含み、この階段状部分が、少なくともトレッド端を含む位置に設けられている。
本発明の空気入りタイヤでは、ショルダー陸部のトレッド接地端側において、前記階段状部分により、相対的に剛性が小さい一方側の溝縁の剛性を高めらることができる。従って、本発明の空気入りタイヤは、一方側の溝縁と他方側の溝縁との剛性差を減少させることができるため、一方側の溝縁に生じがちな偏摩耗を抑制することができ、耐偏摩耗性能を向上させることができる。また、本発明の空気入りタイヤは、階段状部分により、ショルダー陸部のトレッド接地端側において、剛性を高めることができるため、乾燥路面での操縦安定性を向上することができ、ドライ性能を向上させることができる。
さらに、本発明の空気入りタイヤでは、前記階段状部分により、ショルダー横溝の溝容積を減少させることができるため、ショルダー横溝を気柱管とする空気の量を減少させることができる。従って、本発明の空気入りタイヤは、大きな気柱共鳴音の発生を抑制でき、耐ノイズ性能を向上することができる。しかも、本発明の空気入りタイヤでは、ショルダー横溝の一方側の溝壁面及び他方側の溝壁面のうち、一方側の溝壁面にのみ前記階段状部分が形成されるため、前記階段状部分によるショルダー横溝の溝容積の減少量を最小限に抑えることができる。従って、本発明の空気入りタイヤは、ショルダー横溝による排水性を維持でき、ウエット性能の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態の空気入りタイヤのトレッド部が展開された展開図である。 空気入りタイヤの子午線断面図である。 外側トレッド部がショルダー横溝とともに拡大された平面図である。 図3に示されたA−A断面図である。 内側トレッド部がショルダー横溝とともに拡大された平面図である。 図5に示されたB−B断面図である。 比較例2の空気入りタイヤのトレッド部が展開された展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が、図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」と記載される場合がある)1のトレッド部2の展開図が示される。
本実施形態のタイヤ1は、乗用車用タイヤとして構成されている。タイヤ1は、車両装着時に、例えば、タイヤ軸方向の一方のトレッド接地端Ea側が車両外側、タイヤ軸方向の他方のトレッド接地端Eb側が車両内側となるように、車両への装着の向きが指定される。従って、本実施形態のトレッド部2は、タイヤ赤道Cよりも車両外側に位置する外側トレッド部2Aと、タイヤ赤道Cよりも車両内側に位置する内側トレッド部2Bとに区分される。
ここで、前記「トレッド接地端」とは、正規リムにリム組されかつ正規内圧が充填された正規内圧状態のタイヤに、正規荷重を付加してキャンバー角0°にて平坦面に接地させたときのトレッド接地面のタイヤ軸方向最外端とする。
また、前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えば、JATMAであれば"標準リム"、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" とする。
また、前記「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、例えば、JATMAであれば"最高空気圧"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とするが、乗用車用である場合には、180kPaとする。
また、前記「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、例えば、JATMAであれば"最大負荷能力"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" とする。
なお、溝幅などタイヤ1の各部の寸法は、特に断りがない限り、無負荷の正規内圧状態にて測定された値である。また、溝幅については、トレッド部において溝縁間の中心線と直角に測定された値である。
図1に示されるように、トレッド部2には、タイヤ軸方向の少なくとも一方、本実施形態ではタイヤ軸方向の両方のトレッド接地端E側をタイヤ周方向に連続してのびる一対のショルダー主溝3と、一対のショルダー主溝3の間で、タイヤ赤道Cに沿ってタイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝4とが設けられている。これにより、トレッド部2には、ショルダー主溝3とトレッド接地端Eとの間で区分された一対のショルダー陸部6と、ショルダー主溝3とクラウン主溝4との間で区分された一対のクラウン陸部7とが設けられる。
図2には、タイヤ1の子午線断面図が示される。図1及び図2に示されるように、ショルダー主溝3は、例えば、タイヤ赤道Cよりも一方の接地端Ea側に設けられた外側主溝3Aと、タイヤ赤道Cよりも他方の接地端Eb側に設けられた内側主溝3Bとから構成される。
外側主溝3Aは、一方のトレッド接地端Ea側に配されるため、外側トレッド部2Aの排水性を高めることができる。その結果、タイヤ1は、ウエット路面における接地性能を高めることができるため、ウエット性能を向上しうる。
また、外側主溝3Aは、タイヤ周方向に連続して直線状にのびるのが望ましい。このような直線状の外側主溝3Aは、例えば、タイヤ周方向に連続してジグザグ状にのびるジグザグ溝等に比して排水性を高めることができる。
上記のような作用を効果的に発揮させるために、本実施形態の外側主溝3Aの溝中心からタイヤ赤道Cまでの距離Aは、トレッド接地幅TWの5〜30%の範囲に設定されるのが望ましい。なお、距離Aがトレッド接地幅TWの5%未満の場合には、外側主溝3Aがタイヤ赤道Cに過度に近づくため、一方のトレッド接地端Ea側の排水性が低下するおそれがある。従って、タイヤ1は、ウエット性能を充分に発揮できないおそれがある。逆に、距離Aがトレッド接地幅TWの30%を超える場合には、外側主溝3Aが一方のトレッド接地端Eaに過度に近づくため、一方のトレッド接地端Ea側の剛性を低下させるおそれがある。従って、タイヤ1は、旋回時の剛性感を充分に向上させることができず、乾燥路面での操縦安定性を損ねるおそれがある。これらの観点より、距離Aは、好ましくは、トレッド接地幅TWの10〜27%、より好ましくは、トレッド接地幅TWの15〜25%であるのが望ましい。
また、外側主溝3Aの溝幅Waは、トレッド接地幅TWの4〜20%であるのが望ましい。なお、溝幅Waがトレッド接地幅TWの4%未満の場合には、外側主溝3Aの排水性が不充分となるおそれがある。逆に、溝幅Waがトレッド接地幅TWの20%を越える場合には、外側主溝3Aのパターン剛性及び剛性バランスが悪化し、タイヤ1の操縦安定性を損ねる傾向にある。これらの観点より、溝幅Waは、好ましくは、トレッド接地幅TWの6〜15%、より好ましくは、8〜12%であるのが望ましい。
図2に示されるように、外側主溝3Aの溝深さHaは、前記溝幅Waと同様の観点より、好ましくは、6.0〜9.0mmであり、より好ましくは、6.5〜8.5mmであるのが望ましい。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の内側主溝3Bは、外側主溝3Aと同様に、直線状にのびている。このような内側主溝3Bは、タイヤ1の排水性を高めることができる。その結果、タイヤ1は、ウエット路面における接地性能が向上されるため、ウエット性能を向上させることができる。なお、内側主溝3Bは、溝中心からタイヤ赤道Cまでの距離B、及び溝深さHbが、外側主溝3Aの距離A、及び溝深さHaと同一の範囲であるのが望ましい。
さらに、内側主溝3Bは、外側主溝3Aの溝幅Waよりも小幅であるのが望ましい。このような内側主溝3Bが設けられた内側トレッド部2Bは、外側トレッド部2Aに比して、パターン剛性を高めることができ、直進時のグリップ性能を高めることができる。なお、内側主溝3Bの溝幅Wbは、2mm未満になると、排水性が不充分となる傾向がある。これらの観点より、溝幅Wbは、好ましくは、3.0〜10.0mmであるのが望ましい。
本実施形態のクラウン主溝4は、外側主溝3A及び内側主溝3Bと同様に、直線状にのびるのが望ましい。このようなクラウン主溝4は、直進時におけるタイヤ1の排水性を高めることができる。
また、クラウン主溝4は、溝幅Wcが外側主溝3Aの溝幅Waよりも小幅であるのが望ましい。このようなクラウン主溝4は、タイヤ赤道付近のパターン剛性を高めることができる。一方で、クラウン主溝4の溝幅Wcは、2mm未満になると、排水効果が不十分となる傾向がある。なお、図2に示されるように、クラウン主溝4の溝深さHcは、外側主溝3Aの溝深さHa及び内側主溝3Bの溝深さHbと同一の範囲であるのが望ましい。
図1に示されるように、本実施形態のショルダー陸部6は、例えば、外側主溝3Aと一方のトレッド接地端Eaとの間に区分された外側ショルダー陸部6Aと、内側主溝3Bと他方のトレッド接地端Ebとの間に区分された内側ショルダー陸部6Bとを含んでいる。さらに、少なくとも一方のショルダー陸部6には、トレッド接地端Eからショルダー主溝3に向かってのびる複数本のショルダー横溝10が設けられている。
ショルダー横溝10は、一方のトレッド接地端Eaから外側主溝3Aに向かってのびる複数本の外側ショルダー横溝10Aと、他方のトレッド接地端Ebから内側主溝3Bに向かってのびる複数本の内側ショルダー横溝10Bとを含んでいる。これらショルダー横溝10A及びショルダー横溝10Bは、タイヤ周方向において互いに逆向きに傾斜している。
図3には、外側トレッド部2Aが外側ショルダー横溝10Aとともに拡大された平面図が示される。図4には、図3に示されたA−A断面であり、外側ショルダー横溝10Aの溝縁11A、11B間の中心線Lcと直交する横断面図が示される。図3又は図4に示されるように、外側ショルダー横溝10Aは、例えば、一方のトレッド接地端Eaから外側主溝3Aに向かってタイヤ周方向の他方側Si(図において下側)から一方側So(図において上側)に傾斜してのびている。さらに、外側ショルダー横溝10Aは、外側主溝3Aに至ることなく終端している。このような外側ショルダー横溝10Aは、外側ショルダー陸部6Aの剛性を維持しつつ、排水性を高めうる。このような作用を効果的に発揮させるために、外側ショルダー横溝10Aの溝幅W2は、好ましくは、2.0〜4.0mmであるのが望ましく、外側ショルダー横溝10Aの最大深さHは、好ましくは、5.5〜7.5mmであるのが望ましい。
外側ショルダー横溝10Aは、一方側Soの溝縁11Aと、他方側Siの溝縁11Bとを含んでいる。本実施形態では、外側ショルダー横溝10Aが上記のように傾斜して設けられているため、外側ショルダー横溝10Aの一方側Soの溝縁11Aと一方のトレッド接地端Eaとのなす角度が鋭角に形成される。
図4に示されるように、外側ショルダー横溝10Aは、タイヤ周方向の一方側Soの溝壁面12Aと、溝壁面12Aに向き合う他方側Siの溝壁面12Bと、最大深さHを有する溝底部16とを含んでいる。
一方側Soの溝壁面12Aは、一方側Soの溝縁11Aからタイヤ半径方向内方にのびる外側壁面部17Aと、外側壁面部17Aのタイヤ半径方向内端から外側ショルダー横溝10Aの中心側に向かって溝幅方向にのびる段差面部17Bと、段差面部17Bの端からタイヤ半径方向内側にのびかつ溝底部16に至る内側壁面部17Cとからなる階段状部分17を含んでいる。このような階段状部分17は、相対的に剛性が小さな一方側Soの溝縁11A側の剛性を高めることができ、一方側Soの溝縁11Aと他方側Siの溝縁11Bとの剛性差を小さくすることができる。従って、タイヤ1は、外側ショルダー陸部6Aの一方側Soの溝縁11Aに生じる偏摩耗を抑制しうることができ、耐偏摩耗性能を向上させることができる。
図3に示されるように、階段状部分17は、少なくとも一方のトレッド接地端Eaを含む位置に設けられているのが望ましい。このような階段状部分17は、外側ショルダー陸部6Aの一方のトレッド接地端Ea側の剛性を効果的に高めることができる。従って、タイヤ1は、操縦安定性をより向上させることができ、ドライ性能をさらに向上させることができる。
さらに、階段状部分17は、例えば、外側ショルダー横溝10Aの長さ方向の全範囲に亘って形成されるのが望ましい。これにより、階段状部分17は、外側トレッド部2Aのパターン剛性をより高めることができ、ドライ性能をより向上させることができる。なお、階段状部分17は、例えば、一方のトレッド接地端Eaのタイヤ軸方向外側に延設されてもよい。
また、階段状部分17は、外側ショルダー横溝10Aの溝容積を減少させることができるため、外側ショルダー横溝10Aを気柱管とする空気の量を減少させることができる。従って、タイヤ1は、大きな気柱共鳴音の発生を抑制でき、耐ノイズ性能を向上することができる。しかも、本実施形態のタイヤ1では、外側ショルダー横溝10Aが一方側Soの溝壁面12Aにのみに階段状部分17を含んで構成されるため、階段状部分17による外側ショルダー横溝10Aの溝容積の減少量を最小限に抑えることができる。従って、タイヤ1は、外側ショルダー横溝10Aによる排水性を維持でき、ウエット性能の低下を抑制することができる。
図4に示されるように、横断面において、外側ショルダー横溝10Aは、段差面部17Bの溝幅方向の幅W1と、外側ショルダー横溝10Aの溝縁間の溝幅W2との比(W1/W2)が、0.15〜0.7であるのが望ましい。なお、幅W1と溝幅W2との比(W1/W2)が、0.15未満の場合には、溝縁11Aの剛性を充分に高めることができず、耐偏摩耗性能を向上させるのが難しい。逆に、幅W1と溝幅W2の比(W1/W2)が、0.7より大きい場合には、階段状部分17により外側ショルダー横溝10Aの溝容積が小さくなり、外側ショルダー横溝10Aの排水性が大きく低下するため、ウエット性能の低下を抑制するのが難しい。このような観点より、幅W1と溝幅W2との比(W1/W2)は、より好ましくは、0.25〜0.5である。
また、横断面において、外側ショルダー横溝10Aは、溝底部16から段差面部17Bまでのタイヤ半径方向の高さhと、外側ショルダー横溝10Aの最大深さHとの比(h/H)が、0.3〜0.9であるのが望ましい。なお、高さhと最大深さHとの比(h/H)が0.3未満の場合には、溝縁11Aの剛性を充分に高めることができず、耐偏摩耗性能を向上させるのが難しい。逆に、高さhと最大深さHとの比(h/H)が0.9より大きい場合には、階段状部分17により外側ショルダー横溝10Aの溝容積が小さくなり、外側ショルダー横溝10Aの排水性が大きく低下するおそれがある。このような観点より、高さhと最大深さHとの比(h/H)は、より好ましくは、0.5〜0.75である。
外側ショルダー横溝10Aの他方側Siの溝壁面12Bは、図4に示される横断面において、例えば、他方側Siの溝縁11Bから溝底部16に向かってのびる主部18と、主部18と溝底部16とを滑らかに継ぐ円弧部19とを含んでいる。このような円弧部19は、主部18と溝底部16との間に生じやすいクラックの発生を抑制することができる。
本実施形態の他方側Siの溝壁面12Bの主部18は、溝底部16に向かって溝幅を減じる向きに滑らかに傾斜してのびる。また、主部18のタイヤ半径方向に対する傾斜角度αは、外側壁面部17Aのタイヤ半径方向に対する傾斜角度βより大きい。これにより、主部18が後着側となった場合のたわみ量を減じることができ、路面とのすべり量を低減させることができる。従って、主部18が後着側の場合でも、偏摩耗を低減させることができる。
図5には、内側トレッド部2Bが内側ショルダー横溝10Bとともに拡大された平面図が示される。図6には、図5に示されたB−B断面であり、内側ショルダー横溝10Bの溝縁13A、13B間の中心線Lcと直交する横断面図が示される。図5又は図6に示されるように、本実施形態の内側ショルダー横溝10Bは、他方のトレッド接地端Ebから内側主溝3Bに向かって、タイヤ周方向の他方側Si(図において上側)から一方側So(図において下側)に傾斜してのびている。さらに、内側ショルダー横溝10Bは、内側主溝3Bに至って終端している。このような内側ショルダー横溝10Bは、内側ショルダー陸部6Bの剛性を維持しつつ、排水性を高めうる。このような作用を効果的に発揮させるために、内側ショルダー横溝10Bの溝幅W2は、好ましくは、2.0〜4.0mmであるのが望ましく、内側ショルダー横溝10Bの最大深さHは、好ましくは、5.5〜7.5mmであるのが望ましい。
また、内側ショルダー横溝10Bは、一方側Soの溝縁13Aと、他方側Siの溝縁13Bとを含んでいる。本実施形態では、内側ショルダー横溝10Bが上記のように傾斜して設けられているため、内側ショルダー横溝10Bの一方側Soの溝縁13Aと他方のトレッド接地端Ebとのなす角度が鋭角に形成される。
図6に示されるように、内側ショルダー横溝10Bは、タイヤ周方向の一方側Soの溝壁面14Aと、該溝壁面14Aに向き合う他方側Siの溝壁面14Bと、最大深さHを有する溝底部16とを含んでいる。
本実施形態の内側ショルダー横溝10Bは、外側ショルダー横溝10Aと同様に、階段状部分17が形成されている。このような階段状部分17は、相対的に剛性が小さな一方側Soの溝縁13A側の剛性を高めることができ、一方側Soの溝縁13Aと他方側Siの溝縁13Bとの剛性の差を小さくすることができる。従って、タイヤ1は、内側ショルダー陸部6Bの一方側Soの溝縁13Aに生じる偏摩耗を抑制でき、耐偏摩耗性能を向上させることができる。
図5又は図6に示されるように、階段状部分17は、少なくとも他方のトレッド接地端Ebを含む位置に設けられているのが望ましい。このような階段状部分17は、内側トレッド部2Bの他方のトレッド接地端Eb側の剛性を高めることができ、ドライ性能をより向上させることができる。また、本実施形態の階段状部分17は、内側ショルダー横溝10Bの他方のトレッド接地端Ebから内側ショルダー横溝10Bの長さ方向の30〜60%の範囲に形成されている。これにより、階段状部分17は、内側トレッド部2Bの他方のトレッド接地端Eb側でのみ剛性を高めることができる。なお、階段状部分17が内側ショルダー横溝10Bの長さ方向の30%より小さい範囲の場合には、内側トレッド部2Bの他方のトレッド接地端Eb側の剛性を充分に高めることが難しい。逆に、階段状部分17が内側ショルダー横溝10Bの長さ方向の60%より大きい範囲の場合には、内側主溝3Aと内側ショルダー横溝10Bの一方側Soの溝縁13Aとがなす鈍角の剛性が大きくなり、偏摩耗を生じさせるおそれがる。このような観点より、階段状部分17は、好ましくは、内側ショルダー横溝10Bの長さ方向の40〜50%の範囲に形成されるのが望ましい。なお、階段状部分17は、例えば、他方のトレッド接地端Ebのタイヤ軸方向外側に延設されてもよい。
本実施形態の内側ショルダー横溝10Bは、例えば、溝壁面14Aの階段状部分17に向き合う溝壁面14Bに、他方側Siに広幅部21が設けられている。このような広幅部21は、階段状部分17による内側ショルダー横溝10Bの溝容積の減少量を小さくすることができる。従って、タイヤ1は、排水性を維持することができ、ウエット性能の低下をより抑制することができる。
本実施形態のタイヤ1は、外側ショルダー横溝10A及び内側ショルダー横溝10Bの双方に、階段状部分17が設けられているものが例示されたが、これに限定されることはない。例えば、外側ショルダー横溝10A又は内側ショルダー横溝10Bのうち、いずれか一方のみに、階段状部分17が設けられても良い。
図3又は図5に示されるように、外側ショルダー陸部6A及び内側ショルダー陸部6Bには、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向にのびる複数のサイピング22、23が設けられている。サイピング22には、例えば、外側ショルダー陸部6Aで両端が途切れるクローズタイプのサイピング22Aが含まれる。また、サイピング23は、内端が内側主溝3Bに連通し、かつ多端が他方のトレッド接地端Ebに連通するオープンタイプの第1サイピング23Aと、一端が内側主溝3Bに連通しかつ他端が内側ショルダー横溝10Bに連通するオープンタイプの第2サイピング23Bとが設けられる。このようなサイピング22、23は、外側ショルダー陸部6A及び内側ショルダー陸部6Bの排水性を向上させることができ、タイヤ1のウエット性能をより向上させることができる。
図1又は図2に示されるように、本実施形態の外側ショルダー陸部6Aには、外側主溝3Aのタイヤ軸方向の外側で、タイヤ周方向にのびる外側副溝26Aが設けられている。これにより、外側ショルダー陸部6Aには、外側主溝3Aと外側副溝26Aとの間で区分される外側リブ25Aが設けられる。このような外側リブ25Aは、外側ショルダー陸部6Aの横剛性を高めることができ、操縦安定性を高めることができる。
外側副溝26Aは、外側ショルダー横溝10Aのタイヤ軸方向の内端を継いで、タイヤ周方向に連続してのびている。また、外側副溝26Aの溝幅Weは、外側主溝3Aの溝幅Waの5〜25%程度に形成される。さらに、外側副溝26Aの溝深さHeは、外側主溝3Aの溝深さHaの40〜60%程度に形成される。このような外側副溝26Aは、外側ショルダー陸部6Aの剛性を維持しつつ、外側ショルダー陸部6Aと路面との間の水膜を円滑に排水することができる。
図1に示されるように、本実施形態のクラウン陸部7は、外側主溝3Aとクラウン主溝4との間に区分された外側クラウン陸部7Aと、内側主溝3Bとクラウン主溝4との間に区分された内側クラウン陸部7Bとを含んでいる。
図1又は図2に示されるように、本実施形態の外側クラウン陸部7Aには、外側主溝3Aのタイヤ軸方向の内側で、タイヤ周方向にのびる内側副溝26Bが設けられている。これにより、外側クラウン陸部7Aには、外側主溝3Aと内側副溝26Bとの間で区分される内側リブ25Bが設けられる。このような内側リブ25Bは、外側クラウン陸部7Aの横剛性を高めることができ、操縦安定性を高めることができる。
また、外側クラウン陸部7Aには、クラウン主溝4からタイヤ軸方向外側に向かってのび、かつ内側副溝26Bに連通する複数本の外側クラウン横溝8Aが設けられている。外側クラウン横溝8Aは、例えば、クラウン主溝4から内側副溝26Bに向かって、他方側Siから一方側Soに傾斜して設けられる。このような外側クラウン横溝8A及び内側副溝26Bは、外側クラウン陸部7Aの排水性を向上させることができる。
内側副溝26Bは、外側クラウン横溝8Aのタイヤ軸方向の内端を継いで、タイヤ周方向に連続してのびている。また、内側副溝26Bの溝幅Wf及び溝深さHfは、外側副溝26Aの溝幅We及び溝深さHfと同一範囲に形成されている。このような内側副溝26Bは、外側クラウン陸部7Aの剛性を維持しつつ、外側クラウン陸部7Aと路面との間の水膜を円滑に排水することができる。
なお、外側クラウン陸部7Aには、例えば、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向にのびる複数のサイピング24が設けられても良い。本実施形態の外側クラウン陸部7Aには、一端が途切れたクローズタイプのサイピング24Aが設けられている。サイピング24Aは、外側クラウン陸部7Aの排水性をより向上させることができる。
内側クラウン陸部7Bには、例えば、クラウン主溝4からタイヤ軸方向外側に向かってのび、かつ内側主溝3Bに連通する複数本の内側クラウン横溝8Bが設けられている。内側クラウン横溝8Bは、例えば、クラウン主溝4から内側主溝3Bに向かって、一方側Soから他方側Siに傾斜して設けられている。このような内側クラウン横溝8Bは、内側クラウン陸部7Bの排水性を向上させることができる。
なお、本実施形態の内側クラウン陸部7Bには、外側クラウン陸部7Aと同様に、複数のサイピング24が設けられている。これらのサイピング24は、クローズタイプのサイピング24Aと、両端が内側クラウン横溝8Bに連通するオープンタイプのサイピング24Bとが含まれている。これらサイピング24A、24Bは、内側クラウン陸部7Bの排水性をより向上させることができる。
以上、本実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示される基本パターンを有し、かつ、表1の仕様に基いて試作された。これらの乗用車用ラジアルタイヤが、テスト車両に装着され、後述する各テストコースを走行して、ドライ性能、ウエット性能、耐ノイズ性能及び耐偏摩耗性能が評価された。
また、比較のために、図1に示される基本パターンを有し、かつ、階段状部分を含まないタイヤ(比較例1)が製造された。また、図7に示される基本パターンを有し、つまり、各トレッド部2A、2Bにおいて、ショルダー横溝10がトレッド接地端Eからショルダー主溝3に向かってのび、かつ、タイヤ州方向の一方側Soに傾斜し、該ショルダー横溝10の他方側Siの溝壁面12B、14Bに階段状部分30を形成し、さらに、内側トレッド部2Bの一方側Soの溝壁面14Aに広幅部31を形成したタイヤ(比較例2)が製造された。そして、これらの比較例1、2のタイヤの性能が、実施例と同様に評価された。
タイヤ等の主な共通仕様は下記の通りである。
テスト車両:2000ccの国産FF車
タイヤ:
サイズ:195/65R15
内圧:230kPa
なお、各テスト方法は次の通りである。
<ドライ性能>
乾いたアスファルトのドライ路面からなるテストコースを走行し、ハンドル応答性と高速走行での安定感とをドライバーの官能評価により評価した。評価は、比較例1を100とする指数で示した。数値が大きいほど良好である。
<ウエット性能>
半径100mのアスファルト路面に、水深5mm、長さ20mの水たまりが設けられたテストコースに、50〜80km/hの範囲で速度を段階的に増加させながらテスト車両を進入させ、横加速度(横G)を計測した。そして、50〜80km/hの速度における平均横Gを算出(ラテラル・ハイドロプレーニングテスト)し、比較例1を100とする指数で示した。数値が大きいほど良好である。
<耐ノイズ性能>
ドライ路面からなるテストコースを時速50km/hで走行し、そのときの騒音を、運転席左耳に設置するマイクと、後部座席中央の耳の高さに位置するマイクとにより計測した。そして、計測した騒音db(A)の逆数を、比較例1を100とする指数で示した。数値が大きいほど良好である。
<耐偏摩耗性能>
ドライ路面からなるテストコースを時速100km/hで10000km走行した後に、ショルダー横溝の溝底部から各溝縁までの高さを計測した。評価は、比較例1を100とする指数で示した。数値が大きいほど良好である。
表1に示されるように、実施例のタイヤは、ウエット性能の低下を抑制しつつ、ドライ性能、耐ノイズ性能及び耐偏摩耗性能を向上できることが確認できた。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 ショルダー主溝
6 ショルダー陸部
10A、10B ショルダー横溝
11A、11B 溝縁
12A、12B 溝壁面
13A、13B 溝縁
14A、14B 溝壁面
16 溝底部
17 階段状部分
17A 外側壁面部
17B 段差面部
17C 内側壁面部
E トレッド接地端
TW トレッド接地幅
C タイヤ赤道
So 一方側
Si 他方側

Claims (7)

  1. トレッド部に、少なくとも一方のトレッド接地端側をタイヤ周方向に連続してのびるショルダー主溝が設けられることにより、前記ショルダー主溝と前記トレッド接地端との間にショルダー陸部が区分された空気入りタイヤであって、
    前記少なくとも一方のショルダー陸部には、前記トレッド接地端から前記ショルダー主溝に向かってのび、かつ、タイヤ周方向の一方側に傾斜するショルダー横溝が複数本設けられ、
    前記各ショルダー横溝は、溝縁間の中心線と直交する横断面において、前記一方側の溝壁面と、前記一方側の溝壁面に向き合う他方側の溝壁面と、最大深さを有する溝底部とを含み、
    前記一方側の溝壁面は、前記一方側の溝縁からタイヤ半径方向内方にのびる外側壁面部と、前記外側壁面部のタイヤ半径方向内端から前記ショルダー横溝の中心側に向かって溝幅方向にのびる段差面部と、前記段差面部の端からタイヤ半径方向内側にのびかつ前記溝底部に至る内側壁面部とからなる階段状部分を含み、
    前記階段状部分は、少なくとも前記トレッド接地端を含む位置に設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記横断面において、前記ショルダー横溝は、前記段差面部の溝幅方向の幅W1と、前記ショルダー横溝の溝縁間の溝幅W2との比(W1/W2)が、0.15〜0.7である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記横断面において、前記ショルダー横溝は、前記溝底部から前記段差面部までのタイヤ半径方向の高さhと、前記ショルダー横溝の最大深さHとの比(h/H)が、0.3〜0.9である請求項1又は2のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記横断面において、前記ショルダー横溝の前記他方側の溝壁面は、前記溝縁から前記溝底部に向かって溝幅を減じる向きの傾斜で滑らかにのびる主部と、前記主部と前記溝底部とを滑らかに継ぐ円弧部とを含む請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記横断面において、前記他方側の溝壁面の前記主部と、前記一方側の溝壁面の前記外側壁面部とは、それぞれ、前記溝底部に向かって溝幅を減じる向きに傾斜し、
    前記主部の傾斜の角度は、前記外側壁面部の傾斜の角度よりも大きい請求項4記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記トレッド部は、車両への装着の向きが指定されており、
    前記トレッド部は、車両装着時、タイヤ赤道よりも車両外側に位置する外側トレッド部と、タイヤ赤道よりも車両内側に位置する内側トレッド部とを含み、
    前記ショルダー主溝及び前記ショルダー横溝は、前記外側トレッド部と、前記内側トレッド部とにそれぞれ設けられ、
    前記外側トレッド部に設けられた前記各ショルダー横溝には、前記階段状部分がショルダー横溝の長さ方向の全範囲に形成され、
    前記内側トレッド部に設けられた前記各ショルダー横溝には、前記階段状部分がショルダー横溝の長さ方向の30〜60%の範囲に形成されている請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記外側トレッド部に設けられた前記各ショルダー横溝及び前記内側トレッド部に設けられた前記各ショルダー横溝は、前記トレッド接地端から前記ショルダー主溝に向かって、タイヤ周方向において互いに逆向きに傾斜する請求項6記載の空気入りタイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017019438A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
CN112867613A (zh) * 2018-10-23 2021-05-28 大陆轮胎德国有限公司 车辆充气轮胎

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