JP2014131825A - ロボット用制御装置 - Google Patents

ロボット用制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014131825A
JP2014131825A JP2013000754A JP2013000754A JP2014131825A JP 2014131825 A JP2014131825 A JP 2014131825A JP 2013000754 A JP2013000754 A JP 2013000754A JP 2013000754 A JP2013000754 A JP 2013000754A JP 2014131825 A JP2014131825 A JP 2014131825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot arm
target position
robot
tip
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013000754A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5904445B2 (ja
Inventor
Kenichi Yasumi
憲一 安味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Toyota Motor East Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor East Japan Inc filed Critical Toyota Motor East Japan Inc
Priority to JP2013000754A priority Critical patent/JP5904445B2/ja
Publication of JP2014131825A publication Critical patent/JP2014131825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5904445B2 publication Critical patent/JP5904445B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】ロボットアームの先端部を目標位置に移動する途中において、目標位置が変更されても簡易に移動させることができる、ロボット用制御装置を提供する。
【解決手段】ロボット用制御装置20は、軌道生成部23と駆動制御部24を備える。軌道生成部23は、ロボットアーム先端部の目標位置の入力を受けると、ロボットアームの先端部の現在の位置情報及び速度情報から、ロボットアームの先端部が経由すべき位置を設定し、ロボットアームの先端部の現在位置と経由すべき位置と目標位置とを結ぶ曲線を軌道として求める。駆動制御部24は、軌道生成部23により求めた軌道に沿ってロボットアームの先端部が移動するように駆動部15を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロボットアームの手先、すなわち先端部が目標位置に移動している途中、その目標位置が変更されても変更後の目標位置にロボットアームの先端部を移動させる、ロボット用制御装置に関する。
自動化又は作業者の効率化のためロボットが採用されている(例えば特許文献1−4)。
特許文献1では、人工衛星本体の姿勢制御を行うリアクションホイールを制御し、かつ、人工衛星本体に取り付けられた作業ロボットの動作で発生する慣性力を打ち消すため、リアクションホイールの動作可能範囲で作業ロボットの最適軌道をデータベースを用いて生成する技術が開示されている。
特許文献2では、ロボットハンドの把持部の慣性力の方向を自動的に検知し、その検知結果に基いて姿勢制御を行うことにより、慣性力による被把持物体の落下を防止することが可能なロボット制御技術について、開示されている。
特許文献3には、ロボットや多関節アームなどの現在位置姿勢から目標とする位置姿勢までの滑らかな軌道を高速で生成する技術について開示されている。
特許文献4には、補間動作に必要な個々の軸の速度を計算する必要がなく、動作可能な範囲で最大速度の補間動作をすることができ、かつ、速度によらず経路動作の軌跡を一定に保つことができる、モータの制御技術について開示されている。
特許文献4において開示されているモータ制御装置は、上位コントローラからの目標位置及び目標速度を含む指令値から軌道生成用データを生成するデータ生成手段と、軌道生成用データから目標位置までの軌道を生成する軌道生成手段とを備えている。データ生成手段は、上位コントローラから経由動作指令を受けると現在位置から次の目標位置となる第1の目標位置までの第1の区間において減速する割合が2段階に変化する減速用データを生成すると共に、第1の目標位置の次の目標位置となる第2の目標位置までの第2の区間において加速する割合が2段階に変化する加速度データを生成している。
特開平7−200030号公報 特開平9−300255号公報 特開2010−155328号公報 特開2007−164260号公報
しかしながら、従来のロボット制御技術では、ロボットアームの先端部が目標位置へ移動している途中において、目標位置が変更されたとき、ロボットアームの動作を止めることなくその先端部を簡易にしかも迅速に移動させることが難しい。
図5は、ロボットアームの先端部が目標位置へ移動している途中で目標位置が変更されたときのロボットアームの制御として考えられる手法を説明するための図であり、(a)は何ら処理を施さず変更後の目標位置にロボットアームの先端部を移動させる手法、(b)はロボットアームの先端部を一旦停止させて移動させる手法、(c)は特許文献4に示されている手法を適用した場合を示している。
上記説明では、アーム部が連結してロボットアームが構成されているものとし、アーム部同士の連結軸が鉛直方向に沿っている場合を想定している。図5(a)乃至(c)の何れにおいても、ロボットアームの先端部のみを実線の〇又は破線の〇で模式的に示し、平面視で示している。図5(a)及び(b)では、ロボットアームの先端部の位置として、位置Pi-1が変更指示を受けたときよりも一つ手前の位置を示し、位置Piが変更指示を受けたときの位置を示し、Paが変更前の目標位置を示し、Pbが変更後の目標位置を示している。
ここで、何ら処理を施さず変更後の目標位置にロボットアームの先端部を移動させる手法を採用することを考える。図5(a)に示すように、ロボットアームの先端部の移動方向は、現在位置Piから変更後の目標位置Pbに向かうベクトルで示される。連結軸を駆動するモータが大きいトルクを発生することが出来ない場合には、トルクオーバーとなり、ロボットアームの先端部は停止する。その結果、ロボットアームの先端部を変更後の目標位置Pbに到達させることができない。
次に、ロボットアームの先端部を一旦停止してから変更後の目標位置に移動させる手法を採用することを考える。図5(b)に示すように、ロボットアームの先端部を、現在位置Piから一旦停止するまで、位置Pi-1から位置Paへ向かうベクトルの方向に沿って僅かであっても移動させた後に、位置Pstopにおいて一旦停止させる。その後、位置Pstopから変更後の目標位置Pbに向かって矢印の方向に移動させることになる。この場合にはロボットアームの先端部を変更後の目標位置Pbに到達させることはできるわけであるが、一旦停止させるまでに時間がかかり、作業工程上では僅かな時間でも削減しないと、作用効率性の向上が図れない。ひいては、作業により組み立てられる製品の低廉化を図ることができない。
そこで、特許文献4に開示されている上述の技術を用いることが考えられる。図5(c)に示すように、特許文献4に開示されたモータ制御装置は、例えば位置P1から位置P2へ移動中に上位コントローラから目標位置変更の指令を受けると、位置P1から位置P2への移動を2段階で減速させ、位置P3へ移動を2段階で加速させている。よって、直線補間動作の作業中に、目標位置を変更するような場合でも、目標位置変更中の軌跡を規定することができることになる。
しかしながら、特許文献4に開示された技術であっても、第1に、軌道を変更する度に減速し、経由動作を行って再加速する必要があり、タイムラグが生じる。これにより、瞬時に軌道を変更することが難しい。
第2に、2段階減速のため軌道が滑らかにはなり難く、ロボットアームの先端部のトルク変動が大きくなり、各軸に負荷がかかる。これにより、構成部品の寿命が短くなりメンテナンスも必要となる。
第3に、ロボットアームの先端部の動きが滑らかではなく、所謂ぎこちない動作となる。すると、ロボットアームの近くで作業する者に違和感や不安感を与えることになる。
一方、軌道計算を高速で行えるように演算処理能力の高いコンピュータを備えれば、目標位置が変更になっても計算を直ちに行うことができるかもしれない。しかしながら、目標位置の変更が任意に生じることから、限界があり、コスト高となる。作業現場に多数のロボットを設置することを考えると、この手法も好ましくはない。
そこで、本発明では、ロボットアームの先端部を目標位置に移動する途中において、目標位置が変更されてもその先端部を簡易に移動させることができる、ロボット用制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、アーム部からなるロボットアームと、アーム部を回転駆動する駆動部と、を備えたロボットを制御するためのロボット用制御装置において、ロボットアームの先端部の目標位置の入力を受けると、ロボットアームの先端部の現在の位置情報及び速度情報から、ロボットアームの先端部が経由すべき位置を設定し、ロボットアームの先端部の現在位置と経由すべき位置と目標位置とを結ぶ曲線を軌道として求める軌道生成部と、軌道生成部により求めた軌道に沿ってロボットアームの先端部が移動するように駆動部を制御する駆動制御部と、を備えることを特徴とする。
さらに、ロボットアームの設置箇所に配置されているセンサからの検出信号により、ロボットアームの目標位置を変更すべきか否かを判断し、変更すべき目標位置を算出して軌道生成部に出力する目標位置算出部を備えてもよい。
本発明によれば、目標位置の変更があっても、軌道生成部が複雑な計算をしないため、ロボットアームの先端部の軌道を求めて、軌道を変更する。よって、ロボットアームの動きを停止することなく、また、ロボットアームに不要な動きや動作をさせないで済む。軌道生成部において、軌道を計算する際に必要となる情報量は少なく、複雑な計算処理をしないため、軌道生成部には高い演算処理能力が要求されない。また、駆動部としてトルクの低いモータを採用することができるため、ロボットを作業者などの人間と共存させることができる。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るロボットシステムのブロック構成図である。 図2に示すロボットシステムにおけるロボットについての実機の一例を模式的に示す図である。 図1に示すロボットシステムにおける主要な動作を示すフロー図である。 ロボットアームの先端部が目標位置へ移動している途中で目標位置が変更されたときのロボットアームの制御として考えられる各手法を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳説する。
〔原理〕
本発明の実施形態を説明する前提として、本発明の原理について説明する。図1は、本発明の原理を説明するための図である。説明上、ロボットシステム1が、アーム部2a,2bを連結してロボットアーム2が構成されて、ロボットアーム2が筐体3に回動可能に取り付けられているものとし、回動軸、アーム部2a,2b同士の連結軸が鉛直方向に沿っている場合を想定している。ロボットアーム2の先端部の位置として、位置Pi-1が変更指示を受けたときよりも一つ手前の位置を示し、位置Piが変更指示を受けたときの位置を示し、Paが変更前の目標位置を示し、Pbが変更後の目標位置を示している。ロボットアーム2が水平面上を動いているので、便宜上二次元の座標軸を設定し、位置Pi-1の座標を(X1,Y1),位置Piの座標を(X2,Y2),Paの座標を(X0、Y0)、Pbの座標を(Xn,Yn)とする。
図1に示すように、ロボットアーム2の先端部の目標位置が図1(a)に示す状態で位置Paから位置Pbに変更されたとする。そのとき、ロボットアーム2の先端部の現在位置がPiであったとする。ロボットアーム2の先端部では、現在位置Pi及び一つ前の位置Pi-1の位置情報はロボットアーム2の駆動部に設けたセンサにより既知となる。また、現時点Piでのロボットアーム2の先端部の速度は位置Piから位置Pi-1の変位として算出できる。よって、運動エネルギーと先端部の移動方向を求めることができる。そこで、これらの運動エネルギー及び移動方向から、ロボットアーム2の先端部が経由すべき位置(以下、「経由点」と略記する。)を求める。すると、ロボットアーム2の先端部の現在位置Piと、経由点Pviaと、新たな目標位置Pbと、を滑らかに結ぶ曲線Lを求める。その際、スプライン補間などを用いればよい。
現在位置Piと一つ前の位置Pi-1については、ロボットアーム2の回動軸や連結軸を駆動する駆動部にセンサを取り付けておき、そのセンサから回転数などをモニタリングすることにより、容易に求めることができる。速度についても、現在位置Piの座標から一つ前の位置Pi-1が分かれば求めることができる。
よって、ロボットアーム2の先端部の質量等が既知であるから、運動エネルギーを求めることができる。この運動エネルギーを定数倍することにより、現在位置Piから経由点Pviaへの変位量を求めることができる。
ロボットアーム2の目標位置が変更された場合には、ロボットアーム2の先端部の慣性での動きを停止するために移動する距離を、その先端部の運動エネルギーから求める。すると、現在位置Piから経由点Pviaへの変位量を求めることができる。これは、目標位置の変更があったときのロボットアーム2の先端部の運動エネルギーと、ロボットアーム2の先端部が停止するのに必要なエネルギーと、が等価であるという考えに依拠している。すなわち、次式が成り立つ。
(目標位置の変更があったときのロボットアームの先端部の運動エネルギー)
=(停止させるのに必要な力)×(停止するまでの移動距離)
ここで、ロボットアーム2の先端部を停止させる力が一定とすると、現在位置から経由点までの変位距離が、目標位置が変更となったときのロボットアーム2の運動エネルギーに比例する。
本発明においては、この比例定数kをエネルギー量変換係数と呼ぶ。上記の関係式から次のような関係が求められる。
Xp=mk(X2−X1)2/2+X2
Yp=mk(Y2−Y1)2/2+Y2
ここで、(Xp、Yp)は経由点Pviaの座標、(X1,Y1)は一つ手前の位置座標、(X2,Y2)は現在の位置座標である。mはロボットアーム先端部の質量である。x方向、y方向での変化量を元に経由点を算出しているので、これらのベクトルを合成した延長に、変位方向が定まる。ロボットアーム2の動きが二次元ではなく三次元であっても同様に導かれる。
ここで、エネルギー量変換係数kは、ロボットアーム2の先端部が有する運動エネルギーを、先端部が動く距離に変換するための係数であり、この係数kは次式で示される。
k=(減衰率)×1/(停止させる力)
ここで減衰率は、現在の速度からどのくらいの割合で減速するかを示し、例えば0.6〜0.9が設定される。
ロボットアーム2の先端部を停止させる力に関しては、ロボット工学の動力学などによってモータのトルクから計算することができる。この場合、動作パターンの検証などが必要となる。そこで、モータの出力と、ロボットアーム先端部が有する運動エネルギーの大きさとの関係を、実際にロボットアームを動かしてトルクを計測することにより、係数kを設定してもよい。
〔システム構成〕
本発明の実施形態に係るシステム構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るロボットシステムのブロック構成図であり、図3は図2に示すロボットシステム1におけるロボットについての実機の一例を模式的に示す図である。ロボットシステム1は、ロボット10とロボット用制御装置20とを備える。ロボット10は、ロボットアーム11と、ロボットアーム11を駆動する駆動部15とを備える。図2においては、ロボットアーム11を示しておらず、ロボット用制御装置20との関係で必要なものを代表して示している。
ロボットアーム11は、複数のアーム部12a,12bを回動軸13で接続して構成されるところ、一のアーム部を筐体3に直接回動可能に取り付けて構成してもよい。ロボットアーム11の先端部には、ロボット10が作業する際に必要となる把握部(図示せず)を備えている。図3に示すロボット10は所謂スカラー型ロボットと呼ばれるものである。回転軸13には駆動部15の部品としてのモータ、例えばサーボモータ15aが取り付けられ、一方のアーム部12aを他方のアーム部12bの先端部の回動軸13回りに回動させる。また、フレーム14には他方のアーム部12bが回動軸13により回転可能に取り付けられ、この取り付け部位が関節部として機能し、この関節部にも例えばサーボモータ15aが取り付けられて、アーム部12bを回動軸13回りに回動させる。なお、サーボモータ15aの前段にはモータドライバーとしてのサーボアンプ15bが設けてある。
駆動部15にはそれぞれエンコーダなどのセンサ16が取り付けられ、回転数をカウントし、ロボット用制御装置20に出力する。本発明の実施形態は、図3に示すように、各アーム部12a,12bが鉛直軸回りに回転するようなスカラー型ロボットに限られることなく、水平軸回りに回転してもよいし、これら以外の軸回りに回転してもよい。
ロボット用制御装置20は、センサ情報処理部21と目標位置算出部22と軌道生成部23と駆動制御部24と位置座標変換部25とプログラム動作部26とを備えている。
ロボットシステム1のうち、特に、ロボット10が設置されている領域には、作業者、作業対象物の各位置、障害物の有無やその距離を検知するための各種センサが設置されている。その各種センサからの信号が、インタフェース部31を経由してセンサ情報処理部21に入力される。
センサ情報処理部21は、インタフェース部31を経由して上述の各種センサからの信号が入力されるので、目標位置算出部22で使用することができるように単位変換等の各種変換を行う。インタフェース部31からセンサ情報処理部21への送受信は有線でも無線でもよい。
目標位置算出部22には、プログラム動作部26からの各種条件が入力され、センサ情報処理部21からセンサ情報が入力されるので、センサ情報に基いて比較演算等を行って最終的な目標位置を算出する。
プログラム動作部26は、事前に設定したパラメータを目標位置算出部22に出力する。設定されているパラメータは、現在ロボット10が稼働中であるか、目標位置変更を受け付ける状態にあるかなどに関する値である。
目標位置算出部22は、ロボット10の設置位置に関する情報、ロボットアーム2の形状に関する情報等から、作業工程に応じてロボットアーム2の先端部の目標位置を算出する。また、目標位置算出部22は、センサ情報処理部21から作業者、作業対象物、障害物の位置情報をセンサ情報として入力を受け、目標位置の変更の有無を判断し、変更する場合には変更後の目標値を算出する。なお、センサ情報処理部21からのセンサ情報の入力があっても、作業者、作業対象物、障害物の位置により、目標位置算出部22が、作業工程に応じてロボットアーム2の先端部の動きを変更する必要がないと判断した場合には、インタフェース部31からセンサ情報処理部21を経由して入力されたセンサ情報の影響を受けないで、軌道生成部22に目標位置を出力する。
軌道生成部23は、センサ16から位置座標変換部25を経由してロボットアーム先端部のリアルタイムな位置情報及び速度情報の入力を受け、その入力情報と目標位置算出部22から算出された目標位置からロボットアーム先端部の軌道を生成する。
駆動制御部24は、軌道生成部23により生成された軌道の曲線に沿ってロボットアーム先端部が移動するように駆動部15を制御する。駆動制御部24は、駆動部15に対して駆動部15中のサーボモータ15aの回転速度などの指令値を入力し、サーボアンプ15bを介してサーボモータ15aを回転駆動する。これにより、サーボモータ15aが、ロボットアーム先端部を軌道曲線に沿って移動させる。
位置座標変換部25は、駆動部15のサーボモータ15aに取り付けられているセンサ16としてのエンコーダからの信号を座標変換するものであり、駆動部15のサーボモータ15aによる回転数からロボットアーム先端部の位置や速度を求め、軌道生成部23へその位置情報、速度情報を入力する。
図4は、図1に示すロボットシステムにおける主要な動作を示すフロー図である。本発明の実施形態では、先ず、プログラム動作部26がロボットアーム11を回転駆動するための各種条件を設定する(STEP1)。これにより、ロボット10に対して基本動作の設定がなされる。すると、目標位置算出部22によりプログラム動作部26からの入力された条件に従って目標位置が算出され、軌道生成部23により軌道計算が行われ、その軌道に沿ってロボットアーム先端部が移動するように、駆動制御部24により駆動部15に目標位置に関する指令値が出力される。すると、ロボットアーム11が駆動部15により駆動される。
このような状態において、インタフェース部31からセンサ情報処理部21に対してセンサ検出信号が入力されたとする。すると、センサ情報処理部21がインタフェース部31からセンサ検出信号を受け取り、比較可能に信号をデータ変換して目標位置算出部22に出力する(STEP2)。
目標位置算出部22は、プログラム動作部26からの各種条件の入力を受けてロボットアーム2の先端部の目標位置を計算で求めて軌道生成部23に逐次出力し、軌道に関するデータ列として軌道を計算して駆動制御部24に出力する。これを受けて、駆動制御部24はサーボモータ15bに対して指令値を出力する(STEP8)。このような状態で、目標位置算出部22は、センサ情報処理部21からセンサ検出信号を受けると、先ずロボットアームの先端部の目標位置を変更するか否かを判定する(STEP3)。
次に、目標位置算出部22が目標位置を変更すると判断した場合、変更後の目標位置が目標位置算出部22で算出されて軌道生成部23に出力され(STEP4)、軌道計算部23において運動エネルギー及び向きが算出され(STEP5)、前述のように経由点が設定され(STEP6)、目標位置までの軌道が計算されて、駆動制御部24に出力される(STEP7)。
駆動制御部24では、軌道生成部23から計算された軌道に関するデータが入力されると、サーボモータ15bに目標位置の指令値を出力する。
そして、ロボットアーム2の先端部が目標位置に到達しているか否かを判断し(STEP9)、到達していない場合には目標位置検出(STEP2)にリターンする。一方、到達している場合には、ロボットアーム2の駆動を停止する。
以上説明したように、任意の新たな目標位置が入力されても、軌道生成部23において、ロボットアーム先端部の運動エネルギーと移動方向を求め、これらの情報からロボットアーム先端部が経由すべき位置を求め、現在位置と経由点と新たな目標位置とを滑らかに結ぶ曲線Lを、新たな軌道として生成する。
新たな軌道が生成される際には、エネルギー量変換係数kと先端部の位置情報とを演算して経由点を求めればよく、計算量が少ないため、計算能力の高いサーバーなどのコンピュータを用いなくて済む。しかも、瞬時に簡易に軌道が算出されるため、ロボットアームの軌跡を瞬時に変更することができる。ロボットアームを一旦停止することもないことと相まって、ロボットによる作業効率が向上する。
駆動部の部品として設置するモータとしては、低トルクモータを採用でき、トルクオーバーの問題もない。
このように、本発明の実施形態では、ロボットアームが目標位置に向けて移動中に、目標位置が新たに変更されても、目標位置を変更した時点において、ロボットアームの先端部の回転エネルギーを最大限利用し得て、駆動部での加速及び減速のためのトルクが最小限で済むことになる。
1:ロボットシステム
2:ロボットアーム
2a,2b:アーム部
3:筐体
11:ロボットアーム
12a,12b:アーム部
13:回動軸
14:フレーム
15:駆動部
15a:モータ(サーボモータ)
15b:ドライバ(サーボアンプ)
16:センサ(エンコーダ)
20:ロボット用制御装置
21:センサ情報処理部
22:目標位置算出部
23:軌道生成部
24:駆動制御部
25:位置座標変換部
26:プログラム動作部
31:インタフェース部

Claims (2)

  1. アーム部からなるロボットアームと、上記アーム部を回転駆動する駆動部と、を備えたロボットを制御するためのロボット用制御装置において、
    上記ロボットアームの先端部の目標位置の入力を受けると、上記ロボットアームの先端部の現在の位置情報及び速度情報から、上記ロボットアームの先端部が経由すべき位置を設定し、上記ロボットアームの先端部の現在位置と経由すべき位置と目標位置とを結ぶ曲線を軌道として求める軌道生成部と、
    上記軌道生成部により求めた軌道に沿って上記ロボットアームの先端部が移動するように上記駆動部を制御する駆動制御部と、
    を備えることを特徴とする、ロボット用制御装置。
  2. さらに、前記ロボットアームの設置箇所に配置されているセンサからの検出信号により、前記ロボットアームの目標位置を変更すべきか否かを判断し、変更すべき目標位置を算出して前記軌道生成部に出力する目標位置算出部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のロボット用制御装置。
JP2013000754A 2013-01-07 2013-01-07 ロボット用制御装置 Active JP5904445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000754A JP5904445B2 (ja) 2013-01-07 2013-01-07 ロボット用制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000754A JP5904445B2 (ja) 2013-01-07 2013-01-07 ロボット用制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014131825A true JP2014131825A (ja) 2014-07-17
JP5904445B2 JP5904445B2 (ja) 2016-04-13

Family

ID=51411149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013000754A Active JP5904445B2 (ja) 2013-01-07 2013-01-07 ロボット用制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5904445B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017206504A1 (zh) * 2016-06-03 2017-12-07 广州视源电子科技股份有限公司 机械臂运动路径的设置方法和***
US10040198B2 (en) 2014-12-26 2018-08-07 Samsung Eletcronics Co., Ltd. Method of processing location information and method of processing measurement information including the same
CN113942768A (zh) * 2021-09-15 2022-01-18 长沙中联重科环境产业有限公司 伸缩臂抱桶上料机构控制方法、装置、设备及环卫车
JPWO2023007574A1 (ja) * 2021-07-27 2023-02-02

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7490493B2 (ja) 2020-08-05 2024-05-27 株式会社東芝 物品移動機構の制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63141107A (ja) * 1986-12-03 1988-06-13 Yokogawa Electric Corp 位置制御装置
JPH10228306A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Fanuc Ltd 数値制御装置における自由曲線補間方法
JP2011093055A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 情報処理方法及び装置並びにプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63141107A (ja) * 1986-12-03 1988-06-13 Yokogawa Electric Corp 位置制御装置
JPH10228306A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Fanuc Ltd 数値制御装置における自由曲線補間方法
JP2011093055A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 情報処理方法及び装置並びにプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10040198B2 (en) 2014-12-26 2018-08-07 Samsung Eletcronics Co., Ltd. Method of processing location information and method of processing measurement information including the same
WO2017206504A1 (zh) * 2016-06-03 2017-12-07 广州视源电子科技股份有限公司 机械臂运动路径的设置方法和***
JPWO2023007574A1 (ja) * 2021-07-27 2023-02-02
CN113942768A (zh) * 2021-09-15 2022-01-18 长沙中联重科环境产业有限公司 伸缩臂抱桶上料机构控制方法、装置、设备及环卫车

Also Published As

Publication number Publication date
JP5904445B2 (ja) 2016-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6860498B2 (ja) ロボットシステムの監視装置
JP6924146B2 (ja) ロボットシステムの監視装置
US9037293B2 (en) Robot
US20210086374A1 (en) Robot comprising safety system ensuring stopping time and distance
JP6008121B2 (ja) ロボットおよびロボット制御装置
JP5904445B2 (ja) ロボット用制御装置
JP7141232B2 (ja) ロボットの制御装置
WO2003086718A1 (fr) Robot
US11839979B2 (en) Dual mode free-drive of robot arm
JP2018514403A (ja) ロボット操作を制御するシステムおよび方法
JP5849451B2 (ja) ロボットの故障検出方法、制御装置およびロボット
JPWO2007111252A1 (ja) マニピュレータの制御方法および制御システム
KR20190079322A (ko) 로봇 제어 시스템
TW202200332A (zh) 計算自動化機器之安全範圍
CN113190020A (zh) 一种移动机器人队列***及路径规划、跟随方法
CN112894827B (zh) 一种机械臂运动控制方法、***、装置及可读存储介质
CN112809664B (zh) 机器人***的控制方法
JP2013226619A (ja) ロボット制御方法及びロボット制御装置
TWI753287B (zh) 機器人之控制裝置
KR102645792B1 (ko) 로봇 매니퓰레이터의 충격량을 산출하는 검출장치 및 방법
JP2022174858A (ja) 直接教示装置及び直接教示方法
JP2023110178A (ja) 全方位移動体の軌道生成装置、軌道生成方法及びプログラム
JP2015058497A (ja) 水平多軸型ロボットの軌道生成方法及び制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5904445

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250