JP2014130679A - 照明制御装置および照明制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザのニーズに応じて柔軟な照明灯の制御を行うとともに消費電力の低減を図ることができる照明制御装置および照明制御システムを提供する。
【解決手段】照明制御システムは、照明制御装置と、当該照明制御装置にネットワークを介して接続され、当該照明制御装置からの制御信号により制御される複数の照明灯と、を具備する。また、照明制御装置は、ユーザが特定した経路情報をユーザ端末から受信する受信部と、経路情報に応じて、制御対象とする照明灯と、当該照明灯に実行させる照明処理と、を特定したスケジュールを決定する決定部と、制御対象とする照明灯に、スケジュールに応じた制御信号を送信する送信部と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、照明制御装置および照明制御システムに関する。
近年、複数の照明装置を一元的に管理制御するシステムが提案されている。たとえば、一般家屋内の照明をネットワークによって管理装置と接続し、管理装置から個々の照明の点灯、消灯、調光等の制御を行うことができるシステムが提案されている。また、たとえば、街路灯をネットワークで接続し、当該ネットワークを介して管理者が任意の街路灯の管理装置と通信できるように構成したシステムも提案されている。また、無線通信によって照明の故障等を検出するシステムも提案されている。
しかしながら、ネットワークを介して複数の照明装置を制御装置に接続し、点灯、消灯等の制御を行う従来のシステムでは、ユーザのニーズに応じて街路灯の光量等の制御を行うことは提案されていない。
たとえば、ユーザは深夜に帰宅する場合、通常、街路灯が故障している経路や元々街路灯が設置されていないような暗い経路ではなく、街路灯が明るく灯されている経路を選択すると予想される。したがって、ユーザが帰宅経路として選択する可能性が高い、明るい経路に人通りが集中する一方、ユーザが帰宅経路として選択する可能性が低い、暗い経路は人通りがない状態となる。
そこで、様々な経路をユーザに利用してもらうために、ユーザが利用する可能性のある全ての経路を明るく照らすことも考えられる。しかし、ユーザが通行する可能性のあるすべての街路に同じ設置密度で街路灯を設置し、夜間を通じてすべての街路灯を高い光量で発光させると、実際には通行者がいない場合も街路灯を高い光量で点灯させ続けることになり、エネルギー消費節減の観点から好ましくない。
特開2012−4062号公報 特開2003−68475号公報 特開2006−19796号公報
本発明が解決しようとする課題は、ユーザのニーズに応じて柔軟な照明灯の制御を行うとともに消費電力の低減を図ることができる照明制御装置および照明制御システムを提供することである。
実施形態にかかる照明制御装置および照明制御システムは、ユーザが特定した経路情報をユーザ端末から受信する受信部と、前記経路情報に応じて、制御対象とする照明灯と、当該照明灯に実行させる照明処理と、を特定したスケジュールを決定する決定部と、前記制御対象とする照明灯に、前記スケジュールに応じた制御信号を送信する送信部と、を具備する。
実施形態の照明制御装置および照明制御システムは、ユーザのニーズに応じて柔軟な照明灯の制御を行うとともに消費電力の低減を図ることができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る照明制御システムの一例の概要を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るユーザ情報記憶部に記憶される情報の一例の概要を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る街路灯情報記憶部に記憶される情報の一例の概要を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る制御内容記憶部に記憶される情報の一例の概要を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る管理装置に情報を送信する際に、ユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る照明制御システムにおける照明制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7Aは、第1の実施形態の変形例に係るユーザ端末の表示画面の一例を示す図である。 図7Bは、第1の実施形態の変形例に係るユーザ端末の表示画面の他の例を示す図である。 図8は、第2の実施形態に係る照明制御システムの構成の一例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係る制御内容記憶部に記憶される情報の一例の概要を示す図である。 図10は、第2の実施形態に係る課金情報記憶部に記憶される情報の一例の概要を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係る照明制御システムにおいて、ユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係る照明制御システムにおける割引料金算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13は、第2の実施形態に係る照明制御システムにおける推奨経路提示処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図14Aは、漏れ光による街路の照明効果を説明するための図である。 図14Bは、漏れ光の影響を説明するための例示としてのビルの配置と照度測定ポイントとを示す図である。 図14Cは、図14Bに示す例示としてのビルのデータを示す表である。 図14Dは、図14Bに示す照度測定ポイントにおける照度の写真測光による測定結果を示すグラフである。 図15は、第3の実施形態に係る照明制御システムの構成の一例を示す図である。 図16は、第3の実施形態に係る管理対象記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図17は、第3の実施形態に係る地点記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図18は、第3の実施形態に係る光量決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図19は、変形例1に係る照明制御システムの構成の一例を示す図である。 図20は、変形例1に係る要求記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図21は、変形例2に係る照明制御システムの概略図である。 図22は、変形例2に係る蓄電情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図23は、変形例4に係る照明制御システムの構成の一例を示す図である。
実施形態の照明制御装置は、ユーザが特定した経路情報をユーザ端末から受信する受信部と、前記経路情報に応じて、制御対象とする照明灯と、当該照明灯に実行させる照明処理と、を特定したスケジュールを決定する決定部と、前記制御対象とする照明灯に、前記スケジュールに応じた制御信号を送信する送信部と、を具備する。
また、実施形態の照明制御装置が具備する受信部はさらに、経路情報に関連づけて位置情報および時間情報を受信し、決定部は、位置情報および時間情報にもとづき、照明処理を実行する実行時間を、スケジュールにおいて特定してもよい。
また、実施形態の照明制御装置が具備する決定部は、制御対象とする照明灯の点灯および消灯のタイミング、照度、色調の少なくとも一つを決定してもよい。
また、実施形態の照明制御装置は、複数のユーザが特定した経路情報に応じて決定部が決定した複数のスケジュールを、当該経路情報により特定される経路と、当該複数のスケジュールにより特定される照明処理の実行時間と、にもとづき一つのスケジュールに統合する統合部をさらに具備してもよい。
また、実施形態の照明制御装置は、統合部が複数のスケジュールを一つのスケジュールに統合した場合、当該スケジュールのユーザに適用する割引料金を算出する算出部をさらに具備してもよい。
また、実施形態の照明制御システムは、実施形態の照明制御装置と、当該照明制御装置にネットワークを介して接続され、当該照明制御装置からの制御信号により制御される複数の照明灯と、を具備する。
実施形態の照明制御装置は、所定地点において所定の照度を達成する、当該所定地点を照明する複数の照明装置の光量割合を算出する算出部と、複数の照明装置に対して、算出部が算出した割合に応じた照明制御を指示する制御信号を送信する第2の送信部と、をさらに具備してもよい。
実施形態の照明制御装置が具備する算出部は、複数の照明装置が直接的に所定地点を照明する光量と、複数の照明装置が間接的に所定地点を照明する光量と、にもとづき、光量割合を算出してもよい。
実施形態の照明制御装置が具備する算出部は、複数の照明装置による消費電力の合計が最も小さい光量割合を算出してもよい。
実施形態の照明制御装置が具備する算出部は、複数の照明装置のうち、蓄電機能を備える照明装置を優先的に使用するよう光量割合を算出してもよい。
実施形態の照明制御装置は、複数の照明装置の光量の設定を受信する第2の受信部をさらに具備し、算出部は、第2の受信部が受信した光量以上となる光量割合を算出してもよい。
実施形態の照明制御装置が具備する算出部は、複数の照明装置の電力消費に対して賦課される料金の合計が最も小さい光量割合を算出してもよい。
実施形態の照明制御装置において、複数の照明装置は照明灯を含み、照明灯が点灯中に、照明灯による照度を複数の照明装置のいずれかによって達成できるか否かを判定し、達成できると判定した場合は、照明灯を消灯し、照明灯の点灯に対して賦課される料金よりも低い料金で、当該照明装置を点灯させてもよい。
実施形態の照明制御システムは、実施形態の照明制御装置と、複数の照明灯と、複数の照明装置を管理する管理装置と、を具備する。
実施形態の照明制御システムが具備する管理装置は、HEMS(Home Energy Management System)制御装置またはBEMS(Building and Energy Management System)制御装置であってもよい。
以下に、本発明にかかる照明制御装置及び照明制御システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る照明制御システムの一例の概要を示す図である。図1を参照し、第1の実施形態に係る照明制御システムの一例につき説明する。実施形態においては、照明灯の一例として街路灯を用いて説明する。照明灯の形態等は特に限定されず、所定の区域を照明する装置であればよい。
[照明制御システム1の構成の一例]
図1に示す第1の実施形態に係る照明制御システム1は、管理装置10と、複数の街路灯20A〜20Eと、ユーザ端末30と、を備える。管理装置10は、街路灯20A〜20Eを制御する、照明制御装置として動作する。管理装置10は、ネットワーク40を介して街路灯20A〜20Eと接続され、街路灯20A〜20Eとの間で情報を送受信する。管理装置10は、街路灯20A〜20Eとネットワーク40を介して通信を行うことにより、複数の街路灯20A〜20Eの点灯、消灯、点滅、調光等の動作を制御する。
また、管理装置10は、ネットワーク40を介してユーザ端末30と接続され、ユーザ端末30との間で情報を送受信する。たとえば、管理装置10は、ユーザによりユーザ端末30に入力される情報を受信し、当該情報に応じて街路灯20A〜20Eに制御信号を送信し、街路灯20A〜20Eの動作を制御する。
管理装置10はたとえば、所定の地域内に配置される複数の街路灯の動作を制御することにより当該街路灯による電力消費を一元的に管理し調整する管理サーバなどである。また、管理装置10は、地域または都市内の電力消費を一元的に管理するスマートシティに設けられる管理サーバなどであってもよい。また、管理装置10は、街路灯のみならず、公共空間に設けられ電力の供給を受けて動作する任意の装置も併せて管理する装置であってもよい。
街路灯20A〜20Eは、公共空間たとえば、歩行者が通行する一般の街路に沿って任意の間隔で設けられ、街路を照明する照明装置である。図1には、5つの街路灯20A〜20Eを示すが、街路灯の数は5つに限定されず、街路に沿って任意の数の街路灯が設けられる。
本実施形態では、街路灯20A〜20Eは、直接ネットワーク40を介して管理装置10からの制御信号を受信して、制御信号に応じて動作するものとして説明する。しかし、これに限定されず、街路灯20A〜20E各々に、制御部と記憶部とを備える制御ユニット等を設置してもよい。この場合には、管理装置10から送信される情報を、制御ユニットが受信して記憶部に格納し、適宜制御部が、記憶部から情報を読み出して街路灯の動作を制御するものとしてもよい。
また、街路灯20A〜20Eの形状や種類は特に限定されず、蛍光灯、水銀灯、LED照明、太陽電池式の電灯等、任意のものを使用してよい。ただし、街路灯20A〜20Eは、なんらかのエネルギーの供給を受けて発光し、消費したエネルギー(電力等)に対して料金が課されるものとする。
ユーザ端末30はたとえば、スマートフォン、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(Portable Computer)等、ネットワーク40に接続して、管理装置10との間で情報を送受信できるものであれば、任意の装置であってよい。また、携帯端末に限定されず、家庭またはオフィスに設置されたコンピュータをユーザ端末30として使用してもよい。本実施形態では、ユーザ端末30の一例として携帯電話を用いて説明する。
ネットワーク40は、たとえば、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等、任意のネットワークであってよい。またたとえば、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)を利用してもよい。図1では、管理装置10、街路灯20A〜20E、ユーザ端末30が、ネットワーク40を介して接続されるものとして図示したが、管理装置10とユーザ端末30とを接続するネットワークと、管理装置10と街路灯20A〜20Eとを接続するネットワークとを別個に設けてもよい。たとえば、管理装置10と街路灯20A〜20Eとで閉じたネットワークを形成し、管理装置10とユーザ端末30とは公共のネットワークを介して通信するものとしてもよい。
[管理装置10の構成の一例]
図1を参照し、管理装置10の構成についてさらに説明する。管理装置10は、通信部110と、制御部120と、記憶部130と、を備える。通信部110は、ネットワーク40を介した街路灯20A〜20Eおよびユーザ端末30との通信処理を行う。制御部120は、通信部110が受信した情報を用いて、管理装置10における処理を制御し、通信部110から外部へ送信する情報等を生成する。記憶部130は、管理装置10における処理に用いる情報や管理装置10において生成される情報等を記憶する。
制御部120は、情報受信部121、制御決定部122および指示送信部123を備える。
情報受信部121は、ユーザ端末30から送信されるユーザ識別情報、経路情報、位置情報、時間情報等を受信する。情報受信部121は、受信した情報を制御決定部122に送信する。
たとえば、情報受信部121は、ユーザ端末30を利用するユーザを識別するためのユーザ識別情報を、ユーザ端末30から受信する。ユーザ識別情報はたとえば、管理装置10へのアクセスを許可された登録ユーザに付与され、当該ユーザを一意に識別するユーザID(Identifier)などである。
情報受信部121はまた、ユーザがユーザ端末30に入力した帰宅経路を示す経路情報を受信する。さらに、ユーザの現在位置を示す位置情報や、ユーザが指定した時刻を示す時間情報等を受信する。
制御決定部122は、情報受信部121から情報を受信し、受信した情報に応じて、街路灯20A〜20Eに対する制御内容を決定する。たとえば、ユーザ端末30から帰宅経路を示す経路情報と、現在位置を示す位置情報と、これから帰宅する旨を示す情報を受信した場合には、制御決定部122は、経路情報に基づき、ユーザの帰宅経路上にある街路灯を特定する。次に、制御決定部122は、位置情報と経路情報とにもとづき、ユーザが当該経路を通行する時刻を算出する。
さらに、制御決定部122は、特定した街路灯に実行させる制御内容を決定する。たとえば、制御決定部122は、特定した街路灯の点灯および消灯のタイミングや、照度、色調等を決定する。制御内容は、予め管理装置10側にユーザ識別情報に対応付けて記憶しておいてもよく、ユーザが指定してもよい。また、管理装置10は、時間帯と制御内容とを対応づけて予め設定し記憶しておいてもよい。
たとえば、ユーザが、これから帰宅する旨を示す情報と経路情報とを、18時以降に送信した場合は、特定した街路灯の照度を所定レベルまで上げる制御を行うよう、予め設定しておいてもよい。また、ユーザが、制御内容を指定して、経路情報とともに管理装置10に送信してもよい。たとえば、「19時から19時30分まで」の間、経路情報により指定した経路上の街路灯の照度を「30ルクス」まで上げるよう指定してもよい。
制御決定部122は、予め設定された情報または指定された情報にもとづき、制御内容を決定する。
指示送信部123は、制御決定部122が決定した制御内容にもとづき制御信号を生成して、制御決定部122が特定した街路灯に制御信号を送信する。
[記憶部130に記憶される情報の一例]
記憶部130は、地図記憶部131と、ユーザ情報記憶部132と、街路灯情報記憶部133と、制御内容記憶部134と、を備える。
地図記憶部131は、地図情報を記憶する。地図記憶部131は少なくとも、街路灯20A〜20Eが配置される地域の地図を記憶する。また、地図記憶部131は少なくとも、登録されたユーザが街路灯20A〜20Eが配置される地域を通過する際に、通ると予想される区域の地図を記憶する。
ユーザ情報記憶部132は、予め登録され、管理装置10による照明制御プログラムを利用することができるユーザの情報を記憶する。
図2は、第1の実施形態に係るユーザ情報記憶部132に記憶される情報の一例の概要を示す図である。図2に示すように、ユーザ情報記憶部132はたとえば、ユーザIDと、ユーザ名と、パスワードと、を対応づけて記憶する。ユーザIDは、各ユーザを一意に識別するための識別子であり、ユーザ登録時に各ユーザに付与される。ユーザ名はユーザの名称である。パスワードは、管理装置10にアクセスして照明制御プログラムを利用する際に入力する情報である。パスワードは、ユーザが登録時に任意に設定し管理装置10に記憶させるものとすればよい。
たとえば、図2の例では、ユーザID「001」に対応付けて、ユーザ名「田中太郎」、パスワード「tba028」が記憶されている。また、ユーザID「002」に対応付けて、ユーザ名「山田花子」、パスワード「tba055」が記憶されている。このほか、ユーザが利用するユーザ端末を識別するための情報等もユーザ情報としてユーザ情報記憶部132に記憶するものとしてもよい。また、ユーザ情報記憶部132に記憶される情報は、登録したユーザが任意に更新できるものとしてもよい。
図3は、第1の実施形態に係る街路灯情報記憶部133に記憶される情報の一例の概要を示す図である。図3に示すように、街路灯情報記憶部133は、管理装置10が管理する街路灯各々を一意に識別するための街路灯IDと、当該街路灯が配置された場所を示す位置情報と、当該街路灯が配置された街路を通る経路を示す経路情報と、を記憶する。
たとえば、図3の例では、街路灯ID「0001」に対応付けて、位置情報「35.3201,139.3611」、経路情報「R01,R20」が記憶されている。この場合、街路灯ID「0001」で識別される街路灯は、「北緯35度32分1秒、東経139度36分11秒」の地点に配置されており、当該街路灯のある街路は、識別子「R01」で識別される経路と、識別子「R20」で識別される経路の上にあることを意味する。
経路情報として記憶される経路の識別子については、それまでにユーザが指定した経路に対して管理装置10が識別子を付与して記憶しておいてもよく、また、予め管理装置10の管理者が、ユーザによる利用が予想される経路を抽出し、各々に識別子を付与して記憶しておいてもよい。
図4は、第1の実施形態に係る制御内容記憶部134に記憶される情報の一例の概要を示す図である。制御内容記憶部134は、ユーザ端末30から送信される経路情報に基づき制御決定部122が決定した制御内容(以下、「スケジュール」とも呼ぶ。)を記憶する。たとえば、図4に示すように、制御内容記憶部134は、ユーザが指定した経路情報に対応して付与されたスケジュールIDと、当該ユーザを一意に特定するユーザIDとを対応付けて記憶する。さらに、制御内容記憶部134は、経路を一意に識別する経路IDと、当該経路上にあると特定された街路灯の街路灯IDとを対応づけて記憶する。さらに、各街路灯についての制御内容を記憶する。
たとえば、図4の例では、スケジュールID「001」に対応づけて、ユーザID「002」、経路ID「R20」、街路灯ID「0001,0003」、制御内容「照度UP30,19:00−19:30;照度UP30,19:10−19:40」が記憶されている。これは、ユーザID「002」のユーザが、経路ID「R20」の経路で帰宅する旨の情報をユーザ端末30から送信し、それに対応して街路灯ID「0001」の街路灯と街路灯ID「0003」の街路灯を制御することが決定されたことを示す。また、街路灯ID「0001」の街路灯については、19時から19時30分までの間、照度を30ルクスまで上昇させる制御を行うことを示す。また、街路灯ID「0003」の街路灯については、19時10分から19時40分までの間、照度を30ルクスまで上昇させる制御を行うことを示す。
なお、制御内容記憶部134に記憶する情報は、該当するスケジュールの実行が終了するごとに削除する。
管理装置10は、照明制御プログラムを利用するユーザがユーザ登録を行うと、図2に示すユーザ情報記憶部132に、当該ユーザの情報を記憶する。また、管理装置10は、管理対象となる街路灯が新たに設置されたり、撤去されたりすると、図3に示す街路灯情報記憶部133に記憶された情報を更新する。また、管理装置10は、照明制御プログラムを利用するユーザが、プログラムを利用するために経路情報等を送信すると、送信された情報に応じて制御内容を決定して、図4に示す制御内容記憶部134に記憶する。
[ユーザ端末の表示画面の一例]
ユーザは、照明制御プログラムを利用する際には、ユーザ端末30からネットワークにアクセスし、照明制御プログラムを利用するための画面を表示させる。たとえば、ユーザは所定のURLにアクセスし、ユーザIDおよびパスワードを入力することで、照明制御プログラムにアクセスする。また、たとえば、照明制御プログラムは、HEMS(Home Energy Management System)を宅外から利用する際にユーザがアクセスするHEMS管理用のポータルにリンクされていてもよい。
図5は、第1の実施形態に係る管理装置10に情報を送信する際に、ユーザ端末30に表示される画面の一例を示す図である。図5に示すように、ユーザ端末30には、照明制御プログラムの名称「おかえりナビ」を表示するフィールド301と、「乗車駅」、「降車駅」および「帰宅ルート」を選択するためのフィールド302,303,304が表示される。ユーザは、これから帰宅するというときに、ユーザ端末30に「おかえりナビ」の画面を表示させ、「乗車駅」、「降車駅」および「帰宅ルート」を入力する。これらの入力は、画面に表示される地図上にカーソルを合わせて、画面下部の決定ボタン305を選択することによって実行できる。「帰宅ルート」の画面上に表示される地図は、ユーザの現在位置を中心点として表示され、スクロールして他の位置を表示できるように構成すればよい。全ての入力が完了すると、ユーザは、送信ボタン306を選択して情報を管理装置10に送信する。
「おかえりナビ」の画面に入力した情報をユーザが送信すると、ユーザ端末30に内蔵されたGPS機能等により、その時点でユーザ端末30が存在する場所を示す位置情報が同時に管理装置10に送信される。
管理装置10は、受信した「乗車駅」、「降車駅」および位置情報から、ユーザが降車駅に到着して選択した帰宅ルートを歩き始める時間と、帰宅ルートを歩き終わる時間と、を算出する。そして、算出した時間に合わせて、帰宅ルート上の街路灯を制御するための制御信号を送信する。なお、街路灯20A〜20Eに制御部および記憶部を設ける場合は、管理装置10から直ちに制御信号を街路灯20A〜20Eに送信しておいてもよい。そして、街路灯20A〜20Eの制御部が、制御信号によって指定された時間に制御を実行する。
[照明制御処理の流れの一例]
図6は、第1の実施形態に係る照明制御システム1における照明制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図6を参照して、照明制御システム1における照明制御処理の流れの一例を説明する。
まず、管理装置10の情報受信部121は、ユーザ端末30から、経路情報(乗車駅、降車駅、帰宅ルート等)、位置情報等を受信する(ステップS601)。次に、制御決定部122は、受信した情報に基づき、制御対象となる、経路上の街路灯を特定する(ステップS602)。そして、制御決定部122は、受信した情報に基づき、各街路灯において制御を実行する時間と制御の内容を決定して、制御対象、制御時間および制御内容を特定したスケジュールを生成する(ステップS603)。スケジュールが決定すると、制御決定部122は、決定したスケジュールを制御内容記憶部134に記憶させる(ステップS604)。そして、指示送信部123は、決定したスケジュールに基づく制御信号を生成して各街路灯に送信し、街路灯の照度等を制御する(ステップS605)。制御内容記憶部134は、スケジュールによって特定される全ての街路灯から処理完了の応答を受信した場合またはスケジュールによって特定された制御時間が経過した場合に、当該スケジュールを制御内容記憶部134から削除する(ステップS606)。
[第1の実施形態の効果]
このように、第1の実施形態に係る照明制御装置および照明制御システムは、ユーザが特定した経路情報をユーザ端末から受信する受信部と、経路情報に応じて、制御対象とする照明灯と、当該照明灯に実行させる照明処理と、を特定したスケジュールを決定する決定部と、制御対象とする照明灯に、スケジュールに応じた制御信号を送信する送信部と、を具備する。このため、ユーザが特定した経路情報にもとづいて経路上の照明灯を制御することができる。したがって、ユーザが希望する経路の照明灯のみを点灯したり、当該照明灯の光量のみを上昇させたりすることができ、ユーザは希望する経路を通行することができる。また、ユーザが希望するときだけ照明灯を点灯したり光量を上昇させたりするため、消費電力の低減を図ることができる。
また、第1の実施形態に係る照明制御装置および照明制御システムにおいては、受信部はさらに、経路情報に関連づけて位置情報および時間情報を受信し、決定部は、位置情報および時間情報にもとづき、照明処理を実行する実行時間を、スケジュールにおいて特定する。このため、ユーザの現在位置や現在の時間、照明制御をする時間などにもとづいて、照明灯の照明制御を実行する時間を特定することができる。したがって、適切なタイミングで照明灯の照明制御を実行することができ、ユーザのニーズに柔軟に対応しつつ、消費電力の低減を図ることができる。
また、第1の実施形態に係る照明制御装置および照明制御システムにおいては、決定部は、制御対象とする照明灯の点灯および消灯のタイミング、照度、色調の少なくとも一つを決定する。このため、照明灯を単に点灯するだけでなく、色調を変えたり、照度を上げたり、照度と色調を組み合わせたりして、多様な照明制御を実行することができる。したがって、ユーザのニーズに柔軟に対応して、様々な要望に適合した照明態様を実現することができる。
[第1の実施形態の変形例]
なお、上の説明では、ユーザ端末30の表示画面には、乗車駅、降車駅および帰宅ルートの情報のみを入力するものとした。しかし、これに限定されず、ユーザ端末30から、照明制御を行う時間を指定したり、照明制御の内容を指定したりできるように構成してもよい。
図7Aおよび図7Bは、第1の実施形態の変形例に係るユーザ端末の表示画面の一例を示す図である。図7Aに示す表示画面は、図5の表示画面とほぼ同様であるが、画面下部にさらに「スペシャルメニュー」のボタン307が設けられている。ユーザは、これから帰宅するというとき以外の状況において、照明制御を頼みたい場合にこのボタン307を選択する。
ユーザがボタン307を選択すると、図7Bのスペシャルメニュー用画面が表示される。図7Bに示すように、スペシャルメニュー用画面には、「おかえりナビスペシャル」のタイトルを示すフィールド301Aのほか、「日時指定」のフィールド308、「内容指定」のフィールド309、「目的」のフィールド310、「コメント」のフィールド311が表示される。ユーザは、フィールド308に照明制御して欲しい日時を入力する。また、ユーザは、フィールド309にどのような制御をして欲しいかを入力する。たとえば、ユーザは、照度レベルや、照明の色調、点滅有無、点滅間隔、制御対象とする街路灯の数などを指定する。また、ユーザは、フィールド310に照明制御の目的を入力する。たとえば、ユーザは、「誕生日」「クリスマス」「記念日」等を入力する。さらに、ユーザはフィールド311に自由なコメントを入力することができる。入力が終わると、ユーザは、送信ボタン306を選択する。これによって、入力された情報が管理装置10に送信される。
管理装置10は、図7Bの表示画面に入力された情報を受信すると、指定された日時、内容で照明制御を実行する。また、管理装置10は、ユーザの入力内容が受付可能か否かを、制御内容記憶部134に記憶済みのスケジュールを参照して判定した後に、ユーザ端末に対して、受付完了応答または受付不可応答を返すように構成してもよい。このほか、管理装置10は、予めスペシャルメニューとして選択可能なメニューを設定して、図7Bのフィールド308〜311に代えて選択可能なメニュー一覧を表示してもよい。その場合は、表示されたメニュー一覧の中からユーザが一つのメニューを選択する。
[変形例の効果]
このように、第1の実施形態の変形例に係る照明制御装置および照明制御システムにおいては、受信部はさらに、経路情報に関連づけて位置情報および時間情報を受信し、決定部は、位置情報および時間情報にもとづき、照明処理を実行する実行時間を、スケジュールにおいて特定する。このため、ユーザの現在位置や現在の時間、照明制御をする時間などにもとづいて、照明灯の照明制御を実行する時間を特定することができる。したがって、適切なタイミングで照明灯の照明制御を実行することができ、ユーザのニーズに柔軟に対応しつつ、消費電力の低減を図ることができる。
また、第1の実施形態の変形例に係る照明制御装置および照明制御システムにおいては、決定部は、制御対象とする照明灯の点灯および消灯のタイミング、照度、色調の少なくとも一つを決定する。このため、照明灯を単に点灯するだけでなく、色調を変えたり、照度を上げたり、照度と色調を組み合わせたりして、多様な照明制御を実行することができる。したがって、ユーザのニーズに柔軟に対応して、様々な要望、状況に適合した照明態様を実現することができる。そして、ユーザがこれから帰宅するという場合だけでなく、他の用途に応じて柔軟な照明灯の制御を行うことができる。
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態では、一人のユーザが帰宅ルートを選択して情報を送信した場合の照明制御処理について説明した。次に、第2の実施形態として、管理装置が複数のユーザから経路情報を受信し、そのうち多くのユーザが同一の帰宅経路を選択しているときに、当該経路を推奨ルートとして、ユーザに提示する例を説明する。
複数のユーザが同じ時間帯に帰宅する場合であって、同じ地域の異なる経路を帰宅ルートとして選択している場合には、帰宅ルートを統合して、照度を上げる街路灯を制限した方が、消費電力低減の観点からは好ましい。しかし、単に、統合した帰宅ルートをユーザに提示するだけでは、統合した帰宅ルートを選択することのインセンティブがない。そこで、第2の実施形態では、照明制御プログラムを有料にするとともに、複数ユーザの帰宅ルートが重なり合う場合には、同じ帰宅ルートを選択したユーザの数に応じて、割引料金を提示して、ユーザに統合ルートの選択を促すものとする。
[第2の実施形態に係る照明制御システムの構成の一例]
図8は、第2の実施形態に係る照明制御システム2の構成の一例を示す図である。以下、図8を参照して、第2の実施形態に係る照明制御システム2の構成につき説明する。なお、第2の実施形態に係る照明制御システム2の構成のうち、第1の実施形態と同様の構成および機能については詳細な説明を省略し、図中、同様の参照符号を付す。
図8に示すように、第2の実施形態に係る照明制御システム2は、管理装置10Aと、街路灯20A〜20Eと、ユーザ端末30A,30B,30C(以下、区別する必要がない場合はそれぞれまたは集合的に「ユーザ端末30」と呼ぶ。)と、を備える。管理装置10Aと、街路灯20A〜20Eおよびユーザ端末30A,30B,30Cとは、ネットワーク40Aを介して通信可能に接続される。街路灯20A〜20E、ユーザ端末30A,30B,30Cおよびネットワーク40Aは、第1の実施形態の街路灯20A〜20E、ユーザ端末30、ネットワーク40と同様である。なお、図8に示す街路灯およびユーザ端末の数は例示に過ぎず、任意の数の街路灯およびユーザ端末を、ネットワークを介して管理装置10Aに接続することができる。
管理装置10Aは、複数のユーザ端末30A,30B,30Cから経路情報等を受信し、受信した経路情報等に基づき、街路灯の制御内容を決定する。この際、管理装置10Aは、複数のユーザからユーザ端末を介して受信した情報により特定される経路および時間帯が重複する場合には、当該複数のユーザに対する複数のスケジュールを一つのスケジュールに統合する。たとえば、管理装置10Aは、複数のユーザから受信した情報により特定される制御時間帯が重複する場合、さらに、経路が重複するか否かを判定する。そして、経路が重複する場合には、当該複数のユーザに対するスケジュールを一つに統合する。また、管理装置10Aは、ユーザから新たに受信した経路情報により特定される時間帯が、他のスケジュールの時間帯と重複するか否かを判定する。そして、重複する場合は、管理装置10Aはさらに、二つの経路が近接するか否かを判定し、近接する場合はユーザに割引料金を提示して統合を促す。ユーザが統合に同意する応答をした場合は、管理装置10Aは、二つのスケジュールを一つのスケジュールに統合する。
[管理装置10Aの構成の一例]
第2の実施形態に係る管理装置10Aは、通信部110A、制御部120Aおよび記憶部130Aを備える。通信部110Aの動作および機能は第1の実施形態と同様である。
制御部120Aは、情報受信部121、制御決定部122、指示送信部123に加えて、割引料金算出部124、推奨情報提示部125および選択受信部126、を備える。情報受信部121、制御決定部122および指示送信部123の動作および機能は、第1の実施形態と同様である。割引料金算出部124、推奨情報提示部125および選択受信部126は全体として、複数のスケジュールを統合して一つにする統合部として動作し機能する。
制御決定部122が制御内容を決定すると、決定された内容(スケジュール)は、制御内容記憶部134Aに記憶される。割引料金算出部124は、所定時間ごとまたは新しいスケジュールの登録があるごとに、または、ユーザからの指示に応じて、制御内容記憶部134Aに記憶されたスケジュールの中から、制御時間帯が重複するスケジュールを検出する。そして、割引料金算出部124は、制御時間帯が重複するスケジュールを検出すると、当該スケジュールの経路が重複するか否かを判定する。経路が重複する場合、割引料金算出部124は、経路の重複度合いおよび制御時間帯の重複度合いに応じて、照明制御プログラムを利用するユーザに対して課金される料金を減額し、減額後の割引料金を算出する。算出した割引料金の額は、制御内容記憶部134Aに記憶する。なお、割引料金自体ではなく割引率を記憶することとしてもよい。
推奨情報提示部125は、新しいスケジュールの登録があると、当該スケジュールと制御時間帯が同じスケジュールの中から、割引料金が登録されているスケジュールを検出する。そして、推奨情報提示部125は、新しいスケジュールの経路と、検出したスケジュールの経路とが所定の距離範囲内にあるか否かを判定する。そして、推奨情報提示部125は、新しいスケジュールの経路と検出したスケジュールの経路とが所定の距離範囲内にあると判定した場合、新しいスケジュールに対応づけて記憶されているユーザのユーザ端末30に対して、新しいスケジュールの経路と、検出したスケジュールの経路と、当該スケジュールに適用される割引料金とを、推奨経路情報として送信する。
選択受信部126は、推奨情報提示部125が送信した推奨経路情報に対して、ユーザ端末30から推奨経路を選択する旨の応答があった場合に、これを受信する。選択受信部126は、当該ユーザ端末30のユーザに対して登録されているスケジュールを、推奨経路のスケジュールに統合する。すなわち、推奨経路のスケジュールIDに対応づけて、当該ユーザのユーザIDを登録し、もともと当該ユーザに対して登録されていたスケジュールを消去する。
[管理装置10Aの記憶部130Aに記憶される情報の一例]
記憶部130Aは、地図記憶部131、ユーザ情報記憶部132、街路灯情報記憶部133を備える点は、第1の実施形態の記憶部130と同様である。記憶部130Aは制御内容記憶部134に代えて制御内容記憶部134Aを備え、制御内容記憶部134Aに、割引料金の情報をさらに記憶する点で、第1の実施形態と異なる。また、記憶部130Aは、各ユーザIDと対応づけて、課金情報を記憶する課金情報記憶部135を備える点で、第1の実施形態と異なる。
図9は、第2の実施形態に係る制御内容記憶部134Aに記憶される情報の一例の概要を示す図である。図9を参照し、制御内容記憶部134Aに記憶される情報の一例の概要を説明する。
図9に示すように、制御内容記憶部134Aは、スケジュールIDと、当該スケジュールの経路を通るユーザのユーザIDと、経路IDと、制御対象となる街路灯の街路灯IDと、制御内容と、を記憶する。この点は第1の実施形態と同様である。制御内容記憶部134Aはさらに、当該スケジュールによる照明制御によってユーザに課金される料金額を記憶する。さらに、当該料金が、割引料金であるか否かを示す割引フラグを記憶する。
たとえば、図9の例では、スケジュールID「001」のスケジュールとして、ユーザID「004」と「010」が記憶されており、料金として「50円」が記憶されている。また、スケジュールID「001」のスケジュールの割引フラグが「ON」になっている。これは、スケジュールID「001」のスケジュールは、制御時間帯および制御対象街路灯が重複するユーザがいたために、ユーザID「004」のユーザのスケジュールとユーザID「010」のユーザのスケジュールを統合したものであることを示す。そして、統合の結果として、割引料金が適用されていることを示す。
図10は、第2の実施形態に係る課金情報記憶部135に記憶される情報の一例の概要を示す図である。課金情報記憶部135は、ユーザIDに対応付けて各ユーザに課金される料金の額と、当該料金が適用されたスケジュールのスケジュールIDとを記憶する。たとえば、図10の例では、ユーザID「001」のユーザに対して、スケジュールID「065」のスケジュールについての料金「200円」が課金され、スケジュールID「245」のスケジュールについての料金「370円」が課金されることが示されている。このほかに、スケジュールの内容を特定する情報を記憶してもよい。図10の例では、スケジュールID「065」のスケジュール内容として、「照度UP19:00−21:00」が記憶されている。また、スケジュールID「245」のスケジュール内容として、「色調赤、青、黄19:00−19:30」が記憶されている。
[ユーザ端末上の推奨情報表示画面の一例]
次に、図11を参照して、推奨情報提示部125から送信された推奨経路情報をユーザ端末30において表示する際の表示画面の一例を説明する。図11は、第2の実施形態に係る照明制御システム2において、ユーザ端末30に表示される表示画面の一例を示す図である。
図11に示すように、推奨経路情報が通知されると、「おかえりナビ」の画面が表示される。図11の表示画面には、「おすすめルート」のフィールド1101と、「おねだん」のフィールド1102と、「帰宅ルート」のフィールド1103とが示される。「おすすめルート」は、推奨経路情報を特定する名前などを表示するフィールドである。図11の例では、「公園通り」という名前が表示されている。なお、おすすめルートが複数あるときは、フィールド1101をドロップダウンメニューにして、メニューから選択することで各ルートの情報を一つずつ表示できるようにしてもよい。
「おねだん」フィールド1102は、「おすすめルート」フィールド1101に表示されているルートを選択した場合の料金を表示する。図11の例では、「80(円)」が表示される。そして、「帰宅ルート」フィールド1103は、推奨経路を地図上にハイライト等で表示するフィールドである。
ユーザは、フィールド1101,1102,1103を操作して、推奨経路を確認する。さらにユーザは、画面下部の「詳細表示」ボタン1104を選択することで、当該経路について実行される予定の制御内容や、当該経路の選択ユーザ数などを確認することができる。ユーザは、画面下部の「決定」ボタン1105を選択することで、その時点で表示されている推奨経路を選択する。そして、「送信」ボタン1106を選択すると、選択した推奨経路の情報が管理装置10Aに送信される。
[第2の実施形態に係る割引料金算出処理の流れの一例]
次に、図12を参照して、第2の実施形態に係る割引料金算出処理について説明する。図12は、第2の実施形態に係る照明制御システム2における割引料金算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、管理装置10Aは、第1の実施形態について図6に示したステップS601〜S604までの処理と同様の処理を実行し、新しく受信した経路情報等に対応するスケジュールを制御内容記憶部134Aに記憶する(ステップS1201)。この時点では、制御内容記憶部134Aの「料金」には通常の課金率での料金額を記憶し、「割引フラグ」はオフとする。
次に、割引料金算出部124は、制御内容記憶部134Aに既に記憶されているスケジュールの中から、ステップS1201において新しく登録したスケジュールと同じ時間帯を制御時間帯とするスケジュールを検出する(ステップS1202)。制御時間帯が同じスケジュールを検出しなかった場合(ステップS1202、否定)、割引料金算出部124は、割引料金算出処理を終了する。他方、制御時間帯が同じスケジュールを検出した場合(ステップS1202、肯定)、割引料金算出部124は、次に、検出したスケジュールの経路が、新しく登録したスケジュールの経路と重複するか否かを判定する(ステップS1203)。経路が重複しないと判定した場合(ステップS1203、否定)、割引料金算出部124は、割引料金算出処理を終了する。他方、経路が重複すると判定した場合(ステップS1203、肯定)、割引料金算出部124は、経路が重複する割合を算出し、算出した割合に応じて、料金の割引率を算出する(ステップS1204)。そして、割引料金算出部124は、割引後の料金を算出して制御内容記憶部134Aに記憶する(ステップS1205)。このとき、割引料金算出部124は、制御内容記憶部134Aの対応する「割引フラグ」をオンにする。これによって割引料金算出処理を終了する。
[第2の実施形態に係る推奨経路提示処理の流れの一例]
次に、図13を参照し、第2の実施形態に係る推奨経路提示処理について説明する。図13は、第2の実施形態に係る照明制御システム2における推奨経路提示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、推奨情報提示部125は、新しいスケジュールの登録がある(ステップS1301)と、当該スケジュールと制御時間帯が同じで割引フラグがオンになっているスケジュールを、制御内容記憶部134Aから検出する(ステップS1302)。該当するスケジュールを検出しなかった場合(ステップS1302、否定)、推奨情報提示部125は、推奨経路提示処理を終了する。他方、該当スケジュールを検出した場合(ステップS1302、肯定)、推奨情報提示部125は、当該スケジュールの経路が新しく登録されたスケジュールの経路から所定の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS1303)。
そして、所定の範囲内にないと判定した場合(ステップS1303、否定)、推奨情報提示部125は、推奨経路提示処理を終了する。他方、所定の範囲内にあると判定した場合(ステップS1303、肯定)、推奨情報提示部125は、検出したスケジュールによって特定される経路と割引料金とを含む推奨経路情報を、新しいスケジュールに対応して記憶されているユーザIDのユーザに送信する(ステップS1304)。そして、推奨情報提示部125は、送信した推奨経路情報に対する応答が受信されたか否かを判定する(ステップS1305)。
応答を受信しないと判定した場合(ステップS1305、否定)、推奨情報提示部125は推奨経路提示処理を終了する。他方、応答を受信したと判定した場合(ステップS1305、肯定)、推奨情報提示部125は、新しく登録されたスケジュールと検出されたスケジュールとを統合する(ステップS1306)。すなわち、推奨情報提示部125は、新しく登録されたスケジュールのユーザのユーザIDを検出されたスケジュールに対応づけて記憶されるユーザIDに加える。そして、推奨情報提示部125は、新しく登録されたスケジュールを消去する。これによって推奨経路提示処理を終了する。
[第2の実施形態の効果]
このように、第2の実施形態に係る照明制御装置および照明制御システムは、複数のユーザが特定した経路情報に応じて決定部が決定した複数のスケジュールを、当該経路情報により特定される経路と、当該複数のスケジュールにより特定される照明処理の実行時間と、にもとづき一つのスケジュールに統合する統合部をさらに具備する。このため、複数のユーザが照明制御を希望する経路が重複する場合には、別個に処理するのではなくまとめて制御を実行することができる。このため、消費電力の抑制をさらに図ることができる。
また、第2の実施形態に係る照明制御装置および照明制御システムは、統合部が複数のスケジュールを一つのスケジュールに統合した場合、当該スケジュールのユーザに適用する割引料金を算出する算出部をさらに具備する。このため、複数のユーザが照明制御を希望する経路が重複する場合には、ユーザに対してもインセンティブを与えて統合を促進することができる。このため、消費電力の抑制を図りつつ、ユーザの利便性も利することができる。
また、第2の実施形態に係る照明制御システムは、上記のような照明制御装置と、当該照明制御装置にネットワークを介して接続され、当該照明制御装置からの制御信号により制御される複数の照明灯と、を具備する。このため、ユーザのニーズに柔軟に対応しつつ、消費電力の抑制を図ることができる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態および第2の実施形態では、複数の街路灯を一元的に管理し制御することによって、ユーザのニーズに柔軟に対応するとともに消費電力の低減を図った。ところで、街路灯だけでなく、他の設備に設けられた照明を街路灯の代わりに街路を照明するために利用することも考えられる。
[漏れ光および天空からの反射光の照明効果]
都市では、街路灯だけでなく、商業ビルや一般家屋から漏れ出る照明光の漏れ光によって、街路が相当程度照明される。また、漏れ光は天空に反射して再び地上を照明する。漏れ光の影響について、図14A乃至図14Dを参照して説明する。
図14Aは、漏れ光による街路の照明効果を説明するための図である。図14Aに示すように、街路の両脇には街路灯X,Yが設置され、街路を照明する。さらに、街路灯の近傍にはビルO,Pがあり、その窓から照明光が漏れ出している。この漏れ光は、街路に向けて照射され、街路灯による照明効果を増強している。さらに、ビルO,Pからの漏れ光は天空Zに向けても放射され、天空Zにより反射される。その結果、ビルからの漏れ光は、直接街路を照明するだけでなく、天空Zからの反射光によっても街路を照明する。
図14Bは、漏れ光の影響を説明するための例示としてのビルの配置と照度測定ポイントとを示す図である。図14Bの例では、左側にビルA,B,Cが配置され、一定の空間を隔てた右側の場所に公園Hが示されている。公園Hの周囲には街路灯が配置され、公園Hを照明している。公園の中の複数地点に照度測定ポイントを設ける。ここでは、測定ポイントaおよび測定ポイントbにおいて測定した照度を説明する。
図14Cは、図14Bに示す例示としてのビルのデータを示す表である。たとえば、ビルAは、階数(事務所階数)が、29階(27階)、事務所総床面積が4万平方メートル、全表面積が約2万平方メートルである。また、全窓面積が4428平方メートルであり、2灯用の蛍光灯が1階あたり288個設置されている。窓の面積率は、約0.2であり、窓から放出される総ランプ光束は、0.053ルーメン、窓から上空に放出される総ランプ光束は、0.027ルーメンである。ビルB,Cについても同様にデータが示されている。
図14Dは、図14Bに示す照度測定ポイントにおける照度の写真測光による測定結果を示すグラフである。図14Dのグラフの左側は、測定ポイントaにおける18時30分時点の照度のデータと19時15分時点の照度のデータを示している。また、図14Dのグラフの右側は、測定ポイントbにおける18時30分、19時15分、20時、20時30分時点の照度のデータを示している。
測定ポイントaにおける18時30分時点での水平面照度の実測値は約3.0ルクスであった。さらに、図14Dに示すように、写真測光による測定結果では、この約3.0ルクスのうち、ビル漏れ光が約1.0ルクス、天空からの光が約1.4ルクス、街路灯からの光が約0.6ルクスとなっている。また、19時15分時点でも、ビル漏れ光と天空からの光の割合は、街路灯からの光の割合をはるかに超えている。測定ポイントbにおいても同様の測定結果が得られている。
このように、実際に街路の照明においては、ビルからの漏れ光や天空からの光が大きな影響をもっている。したがって、ビルからの漏れ光や天空からの光を考慮して街路灯の照度を制御することができれば、消費エネルギーを削減する効果を上げるとともにより効果的な照明を提供することができる。
ところで、近年、屋内に配置される家電製品については、BEMS(Building and Energy Management System)やHEMS(Home Energy Management System)などを用いた管理が提案されている。BEMSは、ビルの機器や設備等の運転管理を一元的に管理してエネルギー消費量の削減等を図るものである。また、HEMSは、家庭内の家電機器をネットワークに接続して一元的に電力消費等を管理してエネルギー消費量の削減等を図るものである。
また、一つの家屋やビルに限定せずに、一つの地域または都市全体を対象としてエネルギー消費を削減するためのアイディアとして、スマートシティ構想が提案されている。スマートシティとはたとえば、先端技術を用いて社会インフラを効率化、高度化した都市や地域を指す。
このような技術を念頭に、第3の実施形態として、HEMSおよびBEMSを組み入れた照明制御システムを説明する。
[第3の実施形態に係る照明制御システムの構成の一例]
図15は、第3の実施形態に係る照明制御システム3の構成の一例を示す図である。図15を参照して、照明制御システム3の構成の一例につき説明する。
照明制御システム3は、管理装置80と、街路灯20A〜20Eと、HEMS制御装置50と、BEMS制御装置60と、を備える。管理装置80は、街路灯20A〜20E、HEMS制御装置50およびBEMS制御装置60の各々と、ネットワーク40を介して通信可能に接続される。また、管理装置80は、ネットワーク40を介して、ユーザ端末30A,30B,30C(以下、各々を区別する必要がないときは、ユーザ端末30と称する。)と通信可能に接続される。
管理装置80は、街路灯20A〜20E、HEMS制御装置50およびBEMS制御装置60の各々から、各々が備える照明装置についての情報を受信する。そして、管理装置80は、各照明装置の光量と消費電力とを算出する。そして、管理装置80は、漏れ光の影響を加味して、算出した各照明装置の光量にもとづき、所定の地点において所望の光量を得るとともに、消費電力を最も小さくする、各照明装置の光量の割合を算出する。そして、管理装置80は、算出した割合に基づき、街路灯20A〜20E、HEMS制御装置50、BEMS制御装置60の各々が備える照明装置の光量を制御する。
街路灯20A〜20Eは、公共空間たとえば、歩行者が通行する一般の街路に沿って任意の間隔で設けられ、街路を照明する照明装置である。図15には5つの街路灯20A〜20Eを示すが、街路灯の数は5つに限定されず、街路に沿って任意の数の街路灯が設けられる。
本実施形態では、街路灯20A〜20Eは、直接ネットワーク40を介して管理装置80からの制御信号を受信して、制御信号に応じて動作するものとして説明する。しかし、これに限定されず、街路灯20A〜20E各々に、制御部と記憶部とを備える制御ユニット等を設置してもよい。この場合には、管理装置80から送信される情報を、制御ユニットが受信して記憶部に格納し、適宜制御部が、記憶部から情報を読み出して街路灯の動作を制御するものとしてもよい。
また、街路灯20A〜20Eの形状や種類は特に限定されず、蛍光灯、水銀灯、LED照明、太陽電池式の電灯等、任意のものを使用してよい。ただし、街路灯20A〜20Eは、なんらかのエネルギーの供給を受けて発光し、消費したエネルギー(電力等)に対して料金が課されるものとする。
ユーザ端末30A,30B,30Cはたとえば、スマートフォン、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(Portable Computer)等、ネットワーク40に接続して、管理装置80との間で情報を送受信できるものであれば、任意の装置であってよい。また、携帯端末に限定されず、家庭またはオフィスに設置されたコンピュータをユーザ端末30として使用してもよい。本実施形態では、ユーザ端末30の一例として携帯電話を用いて説明する。
ネットワーク40は、たとえば、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等、任意のネットワークであってよい。またたとえば、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)を利用してもよい。図15では、管理装置80と、街路灯20A〜20E、ユーザ端末30、HEMS制御装置50およびBEMS制御装置60とが、ネットワーク40を介して接続されるものとして図示した。しかし、これに限定されず、管理装置80とユーザ端末30とを接続するネットワークと、管理装置80と街路灯20A〜20E、HEMS制御装置50およびBEMS制御装置60とを接続するネットワークとを別個に設けてもよい。たとえば、管理装置80、街路灯20A〜20E、HEMS制御装置50およびBEMS制御装置60で閉じたネットワークを構成し、管理装置80とユーザ端末30とは公共のネットワークを介して通信するものとしてもよい。
HEMS制御装置50は、一般の家屋に設けられ当該家屋内に設置される家電製品の制御および管理を行う。たとえば、HEMS制御装置50は、照明装置、エアコンディショナー、給湯器、インターホン、蓄電池等に接続され、各機器の運転状態や電力消費量を監視する。また、HEMS制御装置50は、ユーザ端末30からの指示に応じて、各家電製品の制御を行う。
なお、ここでは、HEMS制御装置50と管理装置80とを別に設ける例を説明するが、HEMS制御装置50の機能を管理装置80に組み入れ、家屋内の家電製品から管理装置80に直接情報が送信されるように構成してもよい。
BEMS制御装置60は、商業ビルなどのビルに設けられ当該ビル内に設置される電気製品の制御および管理を行う。たとえば、BEMS制御装置60は、サーバ、コンピュータ、照明装置、エアコンディショナー、蓄電池等に接続され、各機器の運転状態や電力消費量を監視する。
また、HEMS制御装置50と同様、BEMS制御装置60も、管理装置80と別に設けるのではなく、BEMS制御装置60の機能を管理装置80に組み入れても良い。この場合には、ビル内の電気製品から管理装置80に直接運転状態や電力消費量などの情報が送信される。
[管理装置80の構成の一例]
図15を参照し、管理装置80の構成につきさらに説明する。管理装置80は、通信部810と、制御部820と、記憶部830と、を備える。通信部810は、ネットワーク40を介した街路灯20A〜20E、ユーザ端末30、HEMS制御装置50およびBEMS制御装置60との通信処理を行う。制御部820は、通信部810が受信した情報を用いて、管理装置80における処理を制御し、通信部810から外部へ送信する情報等を生成する。記憶部830は、管理装置80における処理に用いる情報や管理装置80において生成される情報等を記憶する。
制御部820は、情報受信部821、光量抽出部822、割合算出部823および指示送信部824を備える。情報受信部821は、街路灯20A〜20E、HEMS制御装置50およびBEMS制御装置60から、各々が備える照明装置に関する情報を受信する。たとえば、情報受信部821は、街路灯20A〜20Eの光量と当該光量で点灯している時間帯の情報を受信する。また、情報受信部821は、HEMS制御装置50から、HEMS制御装置50が管理する照明装置各々の光量と当該光量で点灯している時間帯の情報を受信する。また、情報受信部821は、BEMS制御装置60から、BEMS制御装置60が管理する照明装置各々の光量と当該光量で点灯している時間帯の情報を受信する。
光量抽出部822は、情報受信部821が受信した情報に基づき、予め定められた地点の明るさに影響する照明装置の情報を抽出する。管理装置80は予め、照度を調整するために適した地点と当該地点の照度に影響する照明装置とを抽出し、記憶しておく(後述する地点記憶部832および図17を参照)。光量抽出部822は、情報受信部821が受信した情報の中から、所定の地点の明るさに影響する照明装置の光量等に関する情報を抽出する。
割合算出部823は、所定の地点において要求される明るさを達成するために必要な光量となるよう、光量抽出部822が抽出した照明装置の光量の割合を調整する。たとえば、ビルの照明Aと、街路灯Bと、家屋の照明Cとによって当該地点が照明される場合を考える。この場合、割合算出部823は、光量抽出部822が抽出したビルの照明Aの光量、街路灯Bの光量および家屋の照明Cの光量を参照し、全体の総量が所望の光量になるよう、A,B,Cそれぞれの光量を調整し、調整後の光量を算出する。このとき、光量抽出部822が抽出した各光量を超えない範囲内で、光量の割合を決定すればよい。
指示送信部824は、割合算出部823が算出したA,B,Cそれぞれの光量を、該当する街路灯と、HEMS制御装置50と、BEMS制御装置60とに送信する。
[記憶部830に記憶される情報の例]
記憶部830は、管理対象記憶部831と、地点記憶部832と、を備える。
図16は、第3の実施形態に係る管理対象記憶部831に記憶される情報の一例を示す図である。図16を参照して、管理対象記憶部831に記憶される情報の一例について説明する。
管理対象記憶部831は、管理装置80の管理対象である街路灯、BEMS制御装置60およびHEMS制御装置50の情報を記憶する。図16に示すように、管理対象記憶部831は、管理対象である装置を一意に識別するための「対象ID」と、管理対象が複数の照明装置を含む場合にその各々を一意に識別するための「器具ID」とを記憶する。さらに、管理対象記憶部831は、「対象ID」に対応付けて、当該照明装置の最大光量を示す「光量」を記憶する。さらに、管理対象記憶部831は、管理対象がHEMS制御装置50またはBEMS制御装置60である場合は、当該HEMS制御装置50またはBEMS制御装置60のユーザを一意に識別するための「ユーザID」を記憶する。管理対象記憶部831はさらに、当該照明装置の消費電力量を「消費電力」として記憶する。管理対象記憶部831はさらに、当該照明装置について適用される料金の情報を「料金」として記憶する。
例えば、図16の例では、「対象ID」として「L001」、「光量」として「30ルクス」、「消費電力」として「7wh/時」、「料金」として「0.2円/時」が相互に対応づけて記憶されている。これは、管理対象が、「L001」で識別される街路灯であり、当該街路灯の光量が最大30ルクス、消費電力は1時間7whで、料金は1時間0.2円であることを示している。なお、街路灯は管理装置80が管理しているため「ユーザID」の登録はなく、照明器具を一つしか有さないため、「器具ID」の登録もない。そのため、図16の例では、「NA」と表示する。
また、図16の例では、「対象ID、H001」に対応づけて「器具ID」「001」「002」「003」が記憶されている。これは、管理対象が「H001」で識別されるHEMS制御装置であり、当該HEMS制御装置が「001」「002」「003」で識別される3つの照明器具を制御していることを示す。
次に、地点記憶部832に記憶される情報について説明する。図17は、第3の実施形態に係る地点記憶部832に記憶される情報の一例を示す図である。
地点記憶部832は、照度制御の基準とする地点に関する情報を記憶する。照度制御の基準とする地点とは、管理装置80が、複数の照明装置の光量割合を調整する際に、所定の照度を達成する基準地点である。管理装置80は、予め複数の地点について達成すべき照度を記憶しておき、当該照度が達成されるように、複数の照明装置の光量割合を調整する。
たとえば、図17の例では、それぞれの地点を一意に識別するための「地点ID」に対応づけて、「位置情報」と、「制御対象ID」と、「目標照度」とが記憶されている。「位置情報」は、「地点ID」で特定される地点の位置を示す情報である。「制御対象ID」は、「地点ID」で特定される地点の明るさに影響する照明装置を一意に示す識別子であり、管理対象記憶部831に記憶されている「対象ID」および「器具ID」に対応する。「目標照度」は、「地点ID」で特定される地点において達成すべき目標となる照度である。管理装置80は、この照度を達成するように、「制御対象ID」によって特定される照明装置の照度、すなわち光量を調整する。
図17の例では、たとえば、地点ID「P0001」に対応づけて、位置情報「50.32;120.40」が記憶されている。これは、地点ID「P0001」で特定される場所は、東経50度32分、北緯120度40分で特定される位置であることを示す。また、地点ID「P0001」に対応づけて、制御対象ID「L001,H001(035),B001(009)」が記憶され、目標照度「20ルクス」が記憶されている。これは、地点ID「P0001」により特定される地点の明るさには、「L001」で特定される街路灯が影響することを示す。さらに、当該地点の明るさに、「H001(035)」で特定されるHEMS制御装置の照明装置と、「B001(009)」で特定されるBEMS制御装置の照明装置とが影響することを示す。また、地点ID「P0001」により特定される地点において達成すべき目標照度は20ルクスであることを示す。
[第3の実施形態に係る光量決定処理の流れの一例]
次に図18を参照し、第3の実施形態に係る照明制御システム3における光量決定処理について説明する。図18は、第3の実施形態に係る光量決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、管理装置80の情報受信部821は、街路灯20A〜20E、HEMS制御装置50、BEMS制御装置60のそれぞれから、照明装置についての情報を受信する(ステップS1801)。光量抽出部822は、地点記憶部832に記憶される地点の中から一つの地点を選択する(ステップS1802)。そして、光量抽出部822は、当該地点の地点IDに対応づけて記憶されている制御対象となる照明装置の情報を、受信した情報から抽出する(ステップS1803)。そして、割合算出部823は、記憶されている目標照度を達成するために各照明装置の光量を調整する(ステップS1804)。すなわち、割合算出部823は、管理対象記憶部831に記憶された消費電力の情報を参照しつつ、各照明装置により消費される電力量の総計が最小となるように、各照明装置の光量を調整する。またこのとき、割合算出部823は、受信した情報により示される各照明装置の光量を、調整後の光量が上回らないよう調整を行う。
そして、指示送信部824は、割合算出部823が算出した割合に各照明装置の光量を調整するための制御信号を、該当する街路灯、HEMS制御装置50およびBEMS制御装置60に送信する(ステップS1805)。これで、光量決定処理が終了する。
[第3の実施形態の効果]
このように、第3の実施形態に係る照明制御装置および照明制御システムは、所定地点において所定の照度を達成する、当該所定地点を照明する複数の照明装置の光量割合を算出する算出部と、複数の照明装置に対して、算出部が算出した割合に応じた照明制御を指示する制御信号を送信する第2の送信部と、をさらに具備する。このため、複数の照明装置による照明効果を調整して、所定地点において所望の照度を実現することができる。したがって、複数の照明装置の状態や、電力消費量、電気料金等を勘案しつつ、照明装置間のバランスを決定でき、さらに消費電力の低減を図ることができる。
また、第3の実施形態に係る照明制御装置および照明制御システムにおいて、算出部は、複数の照明装置が直接的に所定地点を照明する光量と、複数の照明装置が間接的に所定地点を照明する光量と、にもとづき、光量割合を算出する。このため、照明装置からの直接的な照明効果だけでなく、ビルからの漏れ光や、家屋からの漏れ光、天空からの反射光など様々な光を有効に活用して、所定地点を照明することができる。したがって、さらに消費電力の低減を図ることができる。
また、第3の実施形態に係る照明制御装置および照明制御システムにおいては、算出部は、複数の照明装置による消費電力の合計が最も小さい光量割合を算出する。このため、複数の照明装置を全体として管理して、たとえば、スマートシティなどにおいて、ビル、家屋、公共施設等の全体の消費電力の低減を図ることができる。
[第3の実施形態の変形例1]
ところで、上述の第3の実施形態では、各照明装置による電力消費量の総計が最も小さくなるように割合を決定するものとした。しかし、これに限定されず、いずれかの照明装置については必ず所定の光量で発光させるようにすることもできる。変形例1として、HEMSまたはBEMSのユーザの要求に応じた照明装置の光量を維持する例を説明する。
図19は、変形例1に係る照明制御システム3Aの構成の一例を示す図である。照明制御システム3Aの構成は、図15に示す照明制御システム3と同様である。ただし、管理装置80Aは、通信部810A、制御部820Aおよび記憶部830Aを備える。そして、制御部820Aが要求受信部825を備え、記憶部830Aが要求記憶部833を備える点で、図15の照明制御システム3と異なる。以下、要求受信部825および要求記憶部833について説明する。
要求受信部825は、HEMS制御装置50およびBEMS制御装置60から、それぞれが備える照明装置の光量に関する要求を受信する。要求受信部825が受信した要求は、要求記憶部833に記憶する。
図20は、変形例1に係る要求記憶部833に記憶される情報の一例を示す図である。図20に示すように、要求記憶部833は、要求受信部825が受信した要求に関する情報を記憶する。たとえば、図20に示すように、要求記憶部833は、「ユーザID」、「対象ID」、「時刻」、「要求照度」を記憶する。「ユーザID」は要求を送信したユーザを特定する。「対象ID」はユーザからの要求にもとづき制御対象とする照明装置を特定する。「時刻」は要求により制御を行う時間を特定する。「要求照度」は、ユーザから要求されている照度を示す。
たとえば、図20の例では、ユーザIDとして「001」、対象IDとして「H001(003)」、時刻として「18:00−21:00」、要求照度として「30ルクス」が記憶されている。これは、ユーザID「001」のユーザから、「H001」で特定されるHEMS制御装置が制御する装置のうち、「003」で特定される照明装置についての要求であることを示す。また、その要求が、18時から21時の間、当該照明装置の照度を30ルクスに維持することを要求するものであることを示す。
このように第3の実施形態の変形例1に係る照明制御装置および照明制御システムは、複数の照明装置の光量の設定を受信する第2の受信部をさらに具備し、算出部は、第2の受信部が受信した光量以上となる光量割合を算出する。このため、第2の受信部にたいして、各照明装置の管理者やユーザが所定の光量を確保したい場合に光量設定を要求することにより、所望の光量を確保することができる。したがって、ユーザからの個別の要求にもこたえつつ、全体としての電力消費を抑制することができる。
[第3の実施形態の変形例2]
さらに、上述の例に限定されず、いずれかの照明装置が蓄電池を備える場合には、当該照明装置を優先的に最大光量で発光させることもできる。変形例2として、蓄電池を備える照明装置を優先的に使用する例を説明する。
図21は、変形例2に係る照明制御システム3Bの概略図である。図21に示すように、変形例2では、BEMS制御装置60Bにより制御されるビルに蓄電池が設けられている。また、HEMS制御装置50Bにより制御される家屋にも蓄電池が設けられている。さらに、街路灯20A〜20Eにも蓄電池を設けるものとしてもよい。
また、変形例2の照明制御システム3Bにおいては、管理装置80Bは、通信部810B、制御部820Bおよび記憶部830Bを備える。そして、制御部820Bは蓄電情報受信部826を備え、記憶部830Bは蓄電情報記憶部834を備える。その他の点は、図15に示す照明制御システム3と同様である。したがって、同様の機能部についての説明は省略する。以下、蓄電情報受信部826および蓄電情報記憶部834について説明する。
管理装置80Bの蓄電情報受信部826は、HEMS制御装置50BおよびBEMS制御装置60Bから各装置が備える蓄電池の蓄電残量に関する情報を受信する。蓄電情報受信部826は、受信した情報を蓄電情報記憶部834に記憶する。
図22は、変形例2に係る蓄電情報記憶部834に記憶される情報の一例を示す図である。図22に示すように、蓄電情報記憶部834は、蓄電池を備える家屋のHEMS制御装置50Bや、蓄電池を備えるビルのBEMS制御装置60Bを特定する情報として「対象ID」を記憶する。さらに、蓄電情報記憶部834は、設けられた蓄電池の容量を示す「蓄電容量」と、蓄電残量を示す「残量」とを記憶する。
たとえば、図22の例では、対象ID「H001」で特定されるHEMS制御装置に制御される蓄電池があり、当該蓄電池の容量が「6.6kWh」であり、残量が「3.0kWh」であることを示す。
割合算出部823は、各照明装置の光量の割合を決定する際に、蓄電情報記憶部834を参照し、残量が大きい蓄電池を備えるHEMS制御装置またはBEMS制御装置に制御されている照明装置を優先的に使用するように光量割合を決定する。
このように第3の実施形態の変形例2に係る照明制御装置および照明制御システムにおいては、算出部は、複数の照明装置のうち、蓄電機能を備える照明装置を優先的に使用するよう光量割合を算出する。このため、蓄電池から電力供給を受けることができる照明装置を優先的に使用することができ、電力供給に余裕がある照明装置を優先的に使用して、十分な照度を確保できる。また、全体としての電力消費を抑制することができる。
[第3の実施形態の変形例3]
さらに、上述の例に限定されず、各照明装置について適用される料金体系が異なる場合などに、電力料金の合計額が最小となるよう、各照明装置の光量を調整することもできる。図16の管理対象記憶部831は、各照明装置に対応づけて料金を記憶する。そこで、割合算出部823は、各照明装置の光量割合を決定する際に、管理対象記憶部831に記憶された料金を参照して、電力料金の合計額が最小になるよう各照明装置の光量割合を決定する。このようにすることで、照明制御システム全体としての賦課料金を抑制することができる。
このように、第3の実施形態の変形例3に係る照明制御装置および照明制御システムにおいては、算出部は、複数の照明装置の電力消費に対して賦課される料金の合計が最も小さい光量割合を算出する。このため、複数の照明装置各々に対して適用される電力料金体系が異なる場合であっても、全体としての電力消費に賦課される料金を抑制することができる。
[第3の実施形態の変形例4]
さらに、上述の例に限定されず、街路灯で照明を行っているときに、同等の光量を他の照明装置から得られる場合は、当該照明装置のユーザ(管理者)に割引料金を提示して照明装置を点灯するよう依頼することもできる。変形例4として、ユーザに割引料金を提示して照明装置点灯の了解を得て、照明装置を点灯させる場合を説明する。
図23は、変形例4に係る照明制御システム3Cの構成の一例を示す図である。照明制御システム3Cは、管理装置80Cを備える。変形例4に係る管理装置80Cは制御部820Cを備える。制御部820Cは、提案送信部827と応答受信部828とを備える。提案送信部827は、街路灯が街路を照明している際に、同じ照度を他の照明装置、たとえば、ビルの漏れ光や家屋の漏れ光によって得られるか否かを判定する。そして、同じ照度を得られると判定すると、該当するビルのBEMS制御装置や家屋のHEMS制御装置に、街路灯を点灯した場合に賦課される料金よりも低い料金を提示して、使用可否を打診する。
応答受信部828は、打診を受けたBEMS制御装置またはHEMS制御装置のユーザ、すなわちビルの所有者や家屋の居住者からの了解応答を受信する。了解応答を受信した場合、応答受信部828は、了解応答を返した装置の照明装置による照明を開始させ、街路灯を消灯する。
このように、第3の実施形態の変形例4に係る照明制御装置および照明制御システムは、複数の照明装置として照明灯を含み、照明灯が点灯中に、当該照明灯による照度を複数の照明装置のいずれかによって達成できるか否かを判定し、達成できると判定した場合は、照明灯を消灯し、照明灯の点灯に対して賦課される料金よりも低い料金で、当該照明装置を点灯させる。このため、照明灯の利用を避けたい場合に、他の手段で照明を代替することができ、都市全体として設備を有効に利用することができる。
このように、第1から第3の実施形態および変形例について説明したが、これら実施形態または変形例に係る照明制御システムは、上述のような照明制御装置と、複数の照明灯と、複数の照明装置を管理する管理装置と、を具備する。このため、ユーザのニーズに柔軟に対応しつつ、消費電力の低減を図ることができる。
また、これら実施形態または変形例に係る照明制御システムは、管理装置として、HEMS制御装置またはBEMS制御装置を備える。そのため、ビルや一般家庭における照明装置も総合的に管理しつつ、柔軟な照明制御を実現でき、全体としての消費電力の低減を図ることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,2,3 照明制御システム
10,80 管理装置
20A〜20E 街路灯
30 ユーザ端末
40 ネットワーク
50 HEMS制御装置
60 BEMS制御装置
110 通信部
120 制御部
121 情報受信部
122 制御決定部
123 指示送信部
124 割引料金算出部
125 推奨情報提示部
126 選択受信部
130 記憶部
131 地図記憶部
132 ユーザ情報記憶部
133 街路灯情報記憶部
134 制御内容記憶部
135 課金情報記憶部
810 通信部
820 制御部
821 情報受信部
822 光量抽出部
823 割合算出部
824 指示送信部
825 要求受信部
826 蓄電情報受信部
827 提案送信部
828 応答受信部
830 記憶部
831 管理対象記憶部
832 地点記憶部
833 要求記憶部
834 蓄電情報記憶部

Claims (15)

  1. ユーザが特定した経路情報をユーザ端末から受信する受信部と;
    前記経路情報に応じて、制御対象とする照明灯と、当該照明灯に実行させる照明処理と、を特定したスケジュールを決定する決定部と;
    前記制御対象とする照明灯に、前記スケジュールに応じた制御信号を送信する送信部と;
    を具備する照明制御装置。
  2. 前記受信部はさらに、前記経路情報に関連づけて位置情報および時間情報を受信し、
    前記決定部は、前記位置情報および前記時間情報にもとづき、前記照明処理を実行する実行時間を、前記スケジュールにおいて特定することを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 前記決定部は、前記制御対象とする照明灯の点灯および消灯のタイミング、照度、色調の少なくとも一つを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の照明制御装置。
  4. 複数のユーザが特定した経路情報に応じて前記決定部が決定した複数のスケジュールを、当該経路情報により特定される経路と、当該複数のスケジュールにより特定される照明処理の実行時間と、にもとづき一つのスケジュールに統合する統合部をさらに具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  5. 前記統合部が複数のスケジュールを一つのスケジュールに統合した場合、当該スケジュールのユーザに適用する割引料金を算出する算出部をさらに具備することを特徴とする請求項4に記載の照明制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の照明制御装置と;
    当該照明制御装置にネットワークを介して接続され、当該照明制御装置からの制御信号により制御される複数の照明灯と;
    を具備する照明制御システム。
  7. 所定地点において所定の照度を達成する、当該所定地点を照明する複数の照明装置の光量割合を算出する算出部と;
    前記複数の照明装置に対して、前記算出部が算出した割合に応じた照明制御を指示する制御信号を送信する第2の送信部と;
    をさらに具備することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  8. 前記算出部は、前記複数の照明装置が直接的に前記所定地点を照明する光量と、前記複数の照明装置が間接的に前記所定地点を照明する光量と、にもとづき、前記光量割合を算出することを特徴とする請求項7に記載の照明制御装置。
  9. 前記算出部は、前記複数の照明装置による消費電力の合計が最も小さい光量割合を算出することを特徴とする請求項7または8に記載の照明制御装置。
  10. 前記算出部は、前記複数の照明装置のうち、蓄電機能を備える照明装置を優先的に使用するよう前記光量割合を算出することを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  11. 前記複数の照明装置の光量の設定を受信する第2の受信部をさらに具備し、
    前記算出部は、前記第2の受信部が受信した光量以上となる光量割合を算出することを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  12. 前記算出部は、前記複数の照明装置の電力消費に対して賦課される料金の合計が最も小さい光量割合を算出することを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  13. 前記複数の照明装置は照明灯を含み、
    前記照明灯が点灯中に、当該照明灯による照度を前記複数の照明装置のいずれかによって達成できるか否かを判定し、達成できると判定した場合は、前記照明灯を消灯し、前記照明灯の点灯に対して賦課される料金よりも低い料金で、当該照明装置を点灯させることを特徴とする請求項7から12のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  14. 請求項7から13のいずれか1項に記載の照明制御装置と;
    複数の照明灯と;
    前記複数の照明装置を管理する管理装置と;
    を具備する照明制御システム。
  15. 前記管理装置は、HEMS(Home Energy Management System)制御装置またはBEMS(Building and Energy Management System)制御装置であることを特徴とする請求項14に記載の照明制御システム。
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