JP2014130015A - 電力計量器検針・表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力計量器を検針すると同時にその計量値等を需要家の家屋内における表示装置にも表示することで、電力計量器の検針業務にかかる時間を短縮すると共に、各需要家における電力の使用量・料金をリアルタイムかつ詳細に確認する。
【解決手段】需要家が使用した電力使用量を計量する計量手段12と、使用量データを蓄積するデータベース14と、グラフを生成する制御手段15と、通信手段13を有する電力計量器11と、使用量データを送信させる送信命令を発する送信部35と、電力計量器11の通信手段13により送信される該当使用量データを受信する受信部34と、データ記憶部37を有する検針ハンディターミナル31と、電力計量器11から送信された、検針された使用量データについて表示する表示手段42と、プリンタ44とを有する屋内表示装置41と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力量計の検針技術に係り、特に電力量計の検針を自動で行うと共に、その検針結果を需要家がその室内で容易に知ることができる電力計量器検針・表示システムに関する。
電力量計の一般的な検針業務は、各エリアを担当する検針員が現地に出向き、検針ハンディターミナルを携帯し、各需要家宅の電力量計の指示数等の数字を目視で読み取り、その数値を検針ハンディターミナルに入力し、同じく携行したプリンタで「電気使用量のお知らせ」などの検針調査票・領収書等の用紙を出力し、その需要家の郵便受けに入れるという作業である。
この検針作業を自動で行う自動検針に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1の特開2011−179895号公報「計量器」のように、需要家宅で使用される電力量の指示数を表示する計量器であって、電気料金を計算する際に必要な契約情報及び料金単価を含むデータを記憶する手段と、検針時に前記指示数を前回指示数として記憶し、検針結果に基づく値をパスワードとして記憶する手段と、パスワードを取得し、取得したパスワードと、記憶したパスワードとが一致した場合、現在の前記指示数、前記前回指示数及び前記データに基づいて、現在の電気料金を計算し、表示する手段と、を備えた計量器が提案されている。
現地で印刷される「電気使用量のお知らせ」には、図8に示すように、例えば検針調査票51の紙面左半分に需要家の氏名、名称等の情報52、契約番号・契約種別53、電気使用量・請求予定額54、今月指示数55、前月指示数56、メータ番号57及び電力会社の取扱店名、検針員名等が印刷されている。一方、紙面の右半分は、電気料金口座振替済領収証部分であり、需要家の氏名、名称等の情報52、契約番号・契約種別53、前月の領収金額58等の内容が印刷されている。
各需要家にとって家庭での電力の使用量および電気料金の内容を知る機会は、毎月1回実施される検針により印刷される「電気使用量のお知らせ」などの検針調査票51による場合が殆どである。また、その伝達媒体も図示するような用紙のみであり、これは個人での履歴管理やリアルタイムな状況把握には適していなかった。
また、検針結果に関するデータを表示する方法に関する技術が提案されている。例えば、特開2010−128810号公報「自動検針方法,自動検針システム,自動検針装置,およびスマートメータ」のように、ネットワーク上のスマートメータと通信する通信手段と、データベースを格納する記憶手段とを備えた自動検針装置が、各顧客の使用電力量に応じた検針値データを、前記通信手段を介して各顧客のスマートメータから受信し、前記検針値データを前記記憶手段の使用量履歴データベースに登録する使用量管理処理と、各スマートメータから収集した検針値データを前記使用量履歴データベースから読み出して、前記検針値データが示す各顧客の使用電力量の総和を一定時間毎に算定し記憶手段に格納する使用量算出処理と、前記使用電力量の総和と電力会社の電力供給可能量とを比較し、前記使用電力量の総和が前記電力供給可能量の上下所定幅の電力量に達しているか一定時間毎に判定するピーク監視処理と、前記判定により、使用電力量の総和が前記電力供給可能量の上下所定幅の電力量に達していると判定した場合、各スマートメータに使用制限時間帯である旨のピーク時通告を前記通信手段を介して送信するピーク時通告処理と、を実行する自動検針方法が提案されている。
特開2011−179895号公報 特開2010−128810号公報
しかし、上述した特許文献1の「計量器」又は特許文献2の「自動検針方法,自動検針システム,自動検針装置,およびスマートメータ」は、電力の使用量および電気料金を計量器(電力計量器)に表示する技術であり、需要家が屋内で確認することができず、需要家は必要に応じて屋外に設置された電力量計(計量器)を確認しなければならないという問題を有していた。
また、上記の従来の帳票51の印刷面の情報のみでは、具体的な電力使用量が明らかではない。例えば、エアコン、IHコンロ、電気温水器、電子レンジ、テレビ、ビデオ、パソコン、洗濯機、冷蔵庫、照明灯のような様々な家電製品のどれについて無駄な電力を使用しているのか一見して判断できなかった。実際、何に電力を多く使っているのかが、電力使用量の合計額だけでは、需要家は判断できないという問題を有していた。
需要家は、家庭内でどの家電製品に電気の無駄な使用がされているのかが把握できないと、節電の方向性を定めることができなかった。そこで、需要家は電力使用量の合計、その使用金額に加えて、どの家電製品が前月より多く使用、又は無駄な使用がされているのかを容易にかつ詳細に把握できる技術が要望されていた。
本発明の発明者は、各需要家に訪問した検針員が各電力量計を検針する際に、その検針結果をその需要家が直ぐに把握できると共に、その需要家宅における電力消費の詳細も見やすい状態で表示することで、各需要家における節電意識の向上、省エネルギーへの各家庭での取り組みを促進できることに着目した。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、電力計量器を検針すると同時にその計量値等を需要家の家屋内における表示装置にも表示することで、電力計量器の検針業務にかかる時間を短縮すると共に、各需要家における電力の使用量・料金をリアルタイムかつ詳細に確認することができる電力計量器検針・表示システムを提供することにある。
本発明は、検針員が各需要家宅の電力計量器の指示数等の数値を確認し、電力の使用量に関して検針調査をする電力計量器検針・表示システムであって、需要家が使用した電力使用量を計量する計量手段(12)と、その指示数等の数字が検針員に見えやすいように表示する計器盤(16)と、この電力使用量を示す使用量データを蓄積するデータベース(14)と、使用量データからグラフを生成する制御手段(15)と、該使用量データを送受信する通信手段(13)を有する電力計量器(11)と、前記電力計量器(11)に使用量データを送信させる送信命令を発する送信部(35)と、該電力計量器(11)の通信手段(13)により送信される該当使用量データを受信する受信部(34)と、この該当使用量データを記憶させるデータ記憶部(37)を有する検針ハンディターミナル(31)と、前記電力計量器(11)から送信された、検針された使用量データについて表示する表示手段(42)と、プリンタ(44)とを有する屋内表示装置(41)と、を備え、前記電力計量器(11)の検針結果と共に電力の使用状態について、その需要家の室内においても前記屋内表示装置(41)から確認できるように構成した、ことを特徴とする。
前記電力計量器(11)から送信された、検針された使用量データを前記屋内表示装置(41)に送信する無線LANユニット(18,43)を該電力計量器(11)と屋内表示装置(41)にそれぞれ設けた。
前記電力計量器(11)に接続する主遮断器(22)に設けられた各分電用遮断器(23)に、需要家に備えられたエアコン、IHコンロ、電気温水器、電子レンジなど個々の家電製品とコンセントにおける個別の電気使用量を計量する個別計量器(24)をそれぞれ設け、前記主遮断器(22)に接続した該電力計量器(11)で、前記需要家における全体の電気使用量を計量すると共に、各個別計量器(24)により、各分電用遮断器(23)毎の家電製品の電気使用量を計量するように構成した。
前記電力計量器(11)から送信された、検針された使用量データに関して、前記個別計量器(24)により計量されたエアコン、IHコンロ、電気温水器、電子レンジなど個々の家電製品とコンセントにおける個別の電気使用量を計量し、その個々の使用量データを前記屋内表示装置(41)に送信する。
上記構成の発明では、検針員が検針ハンディターミナル(31)を各需要家宅の電力計量器(11)にかざすだけで、電力の使用量に関する検針調査を完了させ、大幅に検針の作業時間を短縮することができる。電力計量器(11)の計器盤(16)の指示数の読み誤り又は検針ハンディターミナル(31)の入力ミスによるヒューマンエラーを防止でき、検針業務の質の向上を図ることができる。
また、電力計量器(11)から送信された電力使用量に関するデータについて、屋内表示装置(41)の表示手段(42)に表示することにより、その需要家の屋内において電気の使用状態をリアルタイムに、かつ詳細に把握できる。
特に、個別の電力使用量について、例えばエアコン、電気温水器、電子レンジ、IHコンロ、冷蔵庫等の家電製品毎に測定し、それを屋内表示装置(41)に表示することにより、詳細な個別の使用量を把握することができる。または、季節に応じて電力使用量が極端に変化する家電製品、例えばエアコン、電気温水器、電子レンジ、冷蔵庫毎に測定し、屋内表示装置(41)に表示することにより、詳細な個別の使用量を把握することができる。
このように、電力使用量・料金の推移を室内の屋内表示装置(41)に表示する、即ち紙の検針調査票に代えて数値の他にグラフ表示することで、節電への意識高揚が図られる。しかも、屋内表示装置(41)では節電目標値を具体的に提示し、達成度合いにより割引サービスを提供するといった付加価値の情報も表示し、更なる削減意欲の促進へと繋げることができる。
実施例1の電力計量器検針・表示システムを示す概略構成図である。 実施例1の電力計量器検針・表示システムの構成を示すブロック図である。 電力計量器と分電盤とを示す概略説明図である。 個別計量機能を備えた分電盤を示す概略説明図である。 検針・表示作業の流れを示すフロー図である。 屋内表示装置の情報画面の表示例を示した図であり、(a)は月次検針時のデータの自動表示画面、(b)は時間単位での料金の動きのグラフ表示画面である。 屋内表示装置の情報画面の表示例を示した図であり、(c)は時間帯での電力使用量を表示、(d)は時間帯別の機器別使用量である。 検針調査票の一例を示す表面図である。
本発明の電力計量器検針・表示システムは、検針員が各需要家宅の電力計量器の指示数等の数字を確認し、電力の使用量に関して検針調査を行い、その検針結果について、その需要家の屋内においても屋内表示装置で電力の使用状態を詳細に確認できるシステムである。
〈システムの概略構成〉
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実施例1の電力計量器検針・表示システムを示す概略構成図である。図2は実施例1の電力計量器検針・表示システムの構成を示すブロック図である。
実施例1の電力計量器検針・表示システムは、電力計量器について検針する際に適用されるものであり、例えば電力使用量を計量して積算管理する積算型メータである電力計量器11と、この電力計量器11との間で通信可能な検針ハンディターミナル31と、家屋内に設置又は保管される屋内表示装置41で構成されている。
〈電力計量器の構成〉
電力計量器11は、需要家内で使用される電力を電力使用量データとして計量する計量手段12と、計量手段12で計量される電力使用量データを所定のタイミングで外部に送信する通信手段13と、計量手段12により計量される電力使用量データを格納するデータベース14と、このデータベース14に格納された電力使用量データを管理する制御手段15とを有する。電力計量器11には、電力の使用量に応じて電力使用量データを表す文字列を表示可能なデジタル式の計器盤16が設けられている。検針員は計器盤16を目視することにより、計器盤16に表示されている電力使用量データを読み取ることができる。
電力計量器11の前面パネルには、計器盤16の下部に表示窓17が設けられている。この表示窓17を介して電力使用量データを、検針ハンディターミナル31に送信する。また、この電力使用量データは、検針ハンディターミナル31からの所定の送信命令に基づいて外部に送信される。例えば、携帯電話でその電力使用量データを取得することも可能である。
電力計量器11の検針したデータ等について、屋内表示装置41とのやりとりは例えば無線LANユニット18,43による。勿論有線によることも可能である。
〈電力計量器と分電盤の構成〉
図3は電力計量器と分電盤とを示す概略説明図である。図4は個別計量機能を備えた分電盤を示す概略説明図である。
電力計量器11には、例えば個別計量機能を備えた分電盤21が接続されている。この分電盤21は、主遮断器22と複数の分電用遮断器23とを有する。各分電用遮断器23に、需要家に備えられたエアコン、IHコンロ、電気温水器、電子レンジなど個々の家電製品とコンセントの電気使用量を個別に計量する個別計量器24をそれぞれに設けた。この個別計量器24は電力計量器11の計量手段12で処理される。
電力計量器11に接続された主遮断器22により、需要家1軒全体の電気使用量を計量する。更に、個別計量器24による各分電用遮断器23毎の電力使用量を計量することにより、分電用遮断器23が検知しようとする家電製品毎の電力使用量を計量する。勿論、分電用遮断器3は、家電製品、コンセントやコードの故障で短絡したとき、または使い過ぎて過電流が流れた場合に電気を自動的に遮断する。全回路の過電流に対しては主遮断器2により電流の自動遮断を行う。なお、図示例の分電盤21は1個の主遮断器22と12個の分電用遮断器23を設けた概略図を示しているがこの個数に限定されない。
〈検針ハンディターミナルの構成〉
検針ハンディターミナル31は、図1と図2に示すように、検針員が片手で持ちやすい大きさの筐体から成る本体に、表示部32、テンキー等の操作部33等をそれぞれ備えている。この検針ハンディターミナル31は、電力計量器11から送信される電力使用量データを受信する受信部34と、電力計量器11から電力使用量データを外部に送信するように所定の送信命令を電力計量器11側に送信する送信部(送信命令送信)35が設けられている。この受信部32は電力計量器11から発せられた光線(例えば赤外線通信)から電力使用量データを取得する。このような送信部35は、検針ハンディターミナル31に設けられた光端子窓36を介して、電力計量器11側の光端子窓17に所定の送信命令を送信するようになっている。
この所定の送信命令は、例えば月間、時間帯等の計量する期間情報や、計量器番号等の情報がある。この送信命令に計量器番号の情報は、例えば、電力計量器11が複数配置されている検針場所、或いは、電力計量器11の前面パネル等に印字された計量器番号(図示なし)や計器盤16等が目視で確認不能な場所等において、受信した計量器番号が一致した場合に電力使用量データを送信するように電力計量器11側を予め設定しておくことで、複数の計量器から特定の電力計量器11を確実に特定することができる。
これにより、誤検針を確実に防止することができる。また、送信命令に期間等の情報を含めることにより、例えば、電力計量器11側の制御手段15によってデータベース14で管理している特定の電力使用量データを抽出することで、夜間や昼間の電力使用量等の具体的な電力使用量の検針を行うことができ、この情報を需要家の契約内容の更新や見直し等の際に有益な情報として活用することができる。
このような検針ハンディターミナル31には、データ記憶部37が設けられており、検針前に顧客情報を記憶できるようになっている。これにより、検針時に計量器番号等により顧客確認を行うことができる。
光通信で電力計量器11の電力使用量データを取得するのが困難な場合、操作部33に電力使用量データを直接入力することができる。
さらに、検針ハンディターミナル31には、受信した電力使用量データと前回に検針した時の電力使用量データとを対比させて、前回検針時から最新の検針時までの間の電力の使用量を算出する計算部38が設けられている。これにより、電力の使用量を計算し、その電力計量器11に対応する需要家に料金の提示を効率よく行うことができる。
この計算部38で算出した電力使用量及び電気料金は、検針ハンディターミナル31に設けられている表示部33に表示される。
検針ハンディターミナル31には携帯電話からアクセスすることも可能になっている。
〈屋内表示装置の構成〉
屋内表示装置41は、図1と図2に示すように、需要家の室内又は屋内で使用する表示装置であり、印刷機能を有する。この屋内表示装置41としては例えばその需要家内で使用されいているパソコン、タブレット、テレビ等がある。屋内表示装置41は、筐体に電力計量器11で検針したデータ等について表示する液晶画面等の表示手段42と、これにデータを送る無線LANユニット43と、プリンタ44を備えた装置である。図1に示すように、この内表示装置41の上部に用紙挿入口45と下部に用紙出力口46とを備えている。
屋内表示装置41は、使用量・料金の検針データは需要家のニーズまたは検針時のタイミングに併せて自動伝送され、そのデータを表示手段42に表示する。この屋内表示装置41は、領収書および納入通知書をプリンタ44で任意に用紙出力可能とし、指定した携帯電話・スマートホン等への伝送も設定できるようになっている。屋内表示装置41へは電力使用量を表示すると共に、削減目標値を提示することで、達成・未達成を見える化し、削減電力量に応じた料金割引(サービスプラン)をリアルタイムに実施し、節電への取り組み促進を図ることができる。
図5は検針・表示作業の流れを示すフロー図である。
各需要家において使用された電力の使用量データは、電力計量器11のデータベース14に蓄積される。
検針作業に際して、検針員は先ず検針ハンディターミナル31を電力計量器11にかざす。検針ハンディターミナル31は赤外線通信でデータ送信命令により、電力計量器11内の制御手段(CPU)15によりデータベース14へデータ送出指示がされる。電力計量器11内のデータベース14から光端子窓36を通じて、検針データが検針ハンディターミナル31へ送信され、検針ハンディターミナル31は検針データを入手する。
次に、データ表示作業では、電力計量器11の制御手段(CPU)15は、無線LANユニット18により屋内表示装置41へ領収額・電力使用量等の検針データを自動送信する。そこで、従来は検診調査票51または電力計量器11にのみ表示された検針データを、屋内表示装置41にて確認することができる。例えば、需要家は室内で日付単位での料金を表示した月間使用量、時間単位での料金を表示した日中の使用量などを屋内表示装置41から知ることができる。
分電盤21の個別計量器24では個別の電力使用量を計量し、その計量結果を分電盤21、電力計量器11等において表示するので、個別の電気使用量を容易に確認することができる。
後述するように屋内表示装置41への画面タッチにより、領収書・納入通知書等をプリンタ44で印刷することができる。納入通知データを携帯電話・スマートフォンを伝送し、コンビニ支払が可能となる。
更に、屋内表示装置41から任意のタイミングで電力使用量データの表示を指示することができる。屋内表示装置41の無線LANユニット43を通じて、電力計量器11の無線LANユニット18へデータ出力を依頼することができる。無線LANユニット43での依頼受信により電力計量器11の制御手段(CPU)15は、データベース(14)に指示を出す。
無線LANユニット43より、電力計量器11のデータベース14を屋内表示装置41へ送信することができる。
〈屋内表示装置の表示例〉
図6は屋内表示装置の情報画面の表示例を示した図であり、(a)は月次検針時のデータの表示画面、(b)は時間単位での料金の動きのグラフ表示画面である。
次に、本発明の電力計量器検針・表示システムを用いて屋内表示装置41に情報画面を表示した一例を説明する。
この屋内表示装置41には、例えば図6(a)に示すように、月次検針時のデータを自動表示する。この表示された情報画面には、表示画面の上部の略中央位置に「電気料金(日付別)」のタイトル、その右に「領収印刷ボタン」、略中央位置に数日分の電気料金の折れ線グラフ、表示画面の左に領収データ、その下に翌月請求予定額等がそれぞれ表示される。
領収印刷ボタンをタッチすることにより、領収書がプリンタ44で印刷される。
なお、図示していないが、表示された情報画面を月間の電力使用量と料金の推移を表示したり、日付単位での料金の動きをグラフ表示することも可能である。
この屋内表示装置41の画面をタッチすることで、図6(a)の表示画面から図6(b)の表示画面へ変移する。この表示画面は時間別の電気料金のデータである。日中の時間単位での電気料金を時間毎に折れ線グラフで表示し、時間単位での料金の動きをグラフ表示したものである。
更に、図示していないが、分電盤21の個別計量器24で個別の電力使用量を計量することにより、需要家で使用されている家電製品等の機器別の電気料金表示グラフに変移できる。
図7は屋内表示装置の情報画面の表示例を示した図であり、(c)は時間帯での電力使用量の表示画面、(d)は時間帯別の機器別使用量の表示画面である。
この屋内表示装置41には、図7(c)に示すように、時間帯別の電力使用量のデータを自動表示する。この電力使用量のデータは時間単位での電気料金を時間毎に折れ線グラフで表示するが、更に使用量目標ラインの設定により、実績との差額(達成率)を併せて表示する。
この表示画面には、削減電力量サービスプランの設定を表示することができる。例えば、削減目標ライン(使用量・料金)を事前に設定し、達成できた日数および削減量(KW)に応じて、電気料金を割り引くようにする。この表示画面を見た需要家は、節電意識の高揚が図られる。
次に、この屋内表示装置41の画面をタッチすることで、図7(c)の表示画面から図7(d)の表示画面へ変移する。この表示画面は時間帯での機器別の電力使用量を表示である。例えば、13:00〜14:00の時間帯におけるエアコン1は24%、エアコン2は19%、照明1は5%、照明2は13%、照明3は21%、照明4は8%の電力使用量を表示している。
各機器のグラフのタッチにより、更に詳細画面へドリルダウンできる。○%削減のためへの機器設定を試算することが可能となる。
更に屋内表示装置41には、次のようなメッセージを表示し、または提案することで需要家の節電意識を喚起することが可能になる。
(待機電力、ムダな電力の削減)
・非稼動の待機電力による使用電力○KW・電気代○円を一覧表示し、コンセントからプ ラグを抜くことでの金額効果を提示する。
・家族在宅時において,各部屋単位の機器稼動状況を一覧表示し、人がいないのにエアコン等が稼動して電力の浪費になっていないかを確認できる。
・外出前に,表示画面より,各部屋の機器稼動状況が確認でき、照明・テレビ・PC・エアコン等の消し忘れによる電力のムダ使いを未然に防止する。
(電気料金の契約メニューによる時間帯を考慮した機器稼動)
電気料金が高く設定されている昼間時間帯に、実際機器を稼動させた際のアドバイスをする。
・時間帯別契約(昼間よりも夜間帯の電気料金が安いメニュー)を設定している家庭については、不用意に昼間時間帯に機器を稼動させた場合に、『○○の機器使用は、夜間帯○時以降に使用することで,○円削減できます』という注意喚起し、昼間の電力ピークカットを図る。
機器を稼動させる時間帯に関しての事前シミュレーションよる電気代削減
・過去履歴より、昼間の機器別の稼動状況(使用電力量・電気代)を一覧表示し、夜間帯に使用した場合との削減金額をシミュレーション(分析)することで、機器の夜間使用へのシフトを促す。
(エアコン)
・設定温度を監視し、『○度下げると○円の節約』をアドバイスする。
・複数設置されている場合、機器単位の使用電カ量から、時間当たりの電気代代を算出し、どのエアコンの電気代が高いかをランキング表示し、省エネタイプの利用を促す。
『旧タイプを○時間使用すると、省エネタイプでの同時間使用より,○円高いです』
・フィルタ清掃の交換サインを機器より入手し、屋内表示装置41の表示画面にて早期交換での効率運転を促す。
・連続使用時間と使用電力量・電気代を表示し、省エネ運転を促す(換気も併せて注意喚起する)。
・エアコン稼動中の部屋と使用時間・設定温度を表示し、人がいないのに稼動していないかの注意喚起を促す。
(人感センサーと併せ,人がいない部屋の稼動停止を注意表示させる)
・扇風機との並行利用による,効率運転を促す。
(並行利用する・しないでの金額差をイメージ表示する)
(テレビ)
・テレビの稼動時間と電気代を機器単位に表示し、省エネタイプ(液晶LEDパネル)テレビとの比較シミュレートデータにより、旧型のブラウン管テレビの廃止や液晶タイプの利用促進をアドバイス表示する。
(照明)
・使用している時間帯から判断し,昼間であれば照度を落とす(消灯も含め)ことでの金額効果を部屋別に表示する。
・定期的に照明清掃の必要性を注意喚起表示し、清掃した場合との電気代の差額をイメージ表示させる。
・各部屋単位において,照明をLED化した場合と、現行の照明器具による電気使用量・金額差を分析表示し、LED化による節電をアドバイスする。
(冷蔵庫)
・扉の開閉にセンサーを設置し、その回数を監視し、開閉頻度が多いことを注意喚起する。
『開閉を何回減らすと、庫内温度の上昇が抑制され○円削減になります』
・庫内温度センサーを設定し、熱い鍋等が入れられた場合感知し、冷蔵庫の検知信号に基 づき、屋内表示装置41の表示画面に『冷ましてから入れてください』と注意喚起する。
(温水器・エコキュート)
・冬場の湯の使用量を監視し、『使用する湯量が多いです。○リットルの削減で○円削減できます』等の注意喚起を表示する。
・湯沸し設定時間を監視し、設定が夜間でなく昼間になっている場合は、電気代が割高となるため注意喚起する。
『湯沸し設定が昼間になっています。夜間実施との差額は○円です。すぐ変更いたしましょう。』
・設定湯温(温度)を監視し、高ければ湯量が多く消費されるため、『湯温設定温度を○度下げると○円安くなりますよ』と変更を呼びかける。
(炊飯器、電気ポット、コーヒーメーカー等)
・各機器の使用電力量より稼動状況(湯沸し中・保温中)を監視し、保温状態が長時間継続している機器に関し、『○○が○時間連続して保温状態です。保温の必要がありますか。現在までの保温に使用した電力量は○KW,○円です』と注意喚起する。
(IHクッキングヒータ、電子レンジ)
・少量の水を沸かす際において、使用機器による電力使用量・金額を対比させ、どちらが得かアドバイス表示する。例えば次のように表示する。
「500mリットル → IH(○分・○円)OR 電子レンジ(○分・○円)。」
なお、本発明は、電力計量器11を検針すると同時にその計量値等を需要家の家屋内における屋内表示装置41にも表示することで、電力計量器11の検針業務にかかる時間を短縮すると共に、各需要家における電力の使用量・料金をリアルタイムかつ詳細に確認できれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の電力計量器検針・表示システムは、需要家に限定されず、オフィス、学校、工場等を電気を使用する機器が多数ある施設であればこのシステムを利用することができる。
11 電力計量器
12 計量手段
13 通信手段
14 データベース
15 制御手段
16 計器盤
18 電力計量器側無線LANユニット
22 主遮断器
23 分電用遮断器
24 個別計量器
31 検針ハンディターミナル
34 受信部
35 送信部
37 データ記憶部
41 屋内表示装置
42 表示手段
44 プリンタ
43 屋内表示装置側無線LANユニット

Claims (4)

  1. 検針員が各需要家宅の電力計量器の指示数等の数値を確認し、電力の使用量に関して検針調査をする電力計量器検針・表示システムであって、
    需要家が使用した電力使用量を計量する計量手段(12)と、その指示数等の数字が検針員に見えやすいように表示する計器盤(16)と、この電力使用量を示す使用量データを蓄積するデータベース(14)と、使用量データからグラフを生成する制御手段(15)と、該使用量データを送受信する通信手段(13)を有する電力計量器(11)と、
    前記電力計量器(11)に使用量データを送信させる送信命令を発する送信部(35)と、該電力計量器(11)の通信手段(13)により送信される該当使用量データを受信する受信部(34)と、この該当使用量データを記憶させるデータ記憶部(37)を有する検針ハンディターミナル(31)と、
    前記電力計量器(11)から送信された、検針された使用量データについて表示する表示手段(42)と、プリンタ(44)とを有する屋内表示装置(41)と、を備え、
    前記電力計量器(11)の検針結果と共に電力の使用状態について、その需要家の室内においても前記屋内表示装置(41)から確認できるように構成した、ことを特徴とする電力計量器検針・表示システム。
  2. 前記電力計量器(11)から送信された、検針された使用量データを前記屋内表示装置(41)に送信する無線LANユニット(18,43)を該電力計量器(11)と屋内表示装置(41)にそれぞれ設けた、ことを特徴とする請求項1の電力計量器検針・表示システム。
  3. 前記電力計量器(11)に接続する主遮断器(22)に設けられた各分電用遮断器(23)に、需要家に備えられたエアコン、IHコンロ、電気温水器、電子レンジなど個々の家電製品とコンセントにおける個別の電気使用量を計量する個別計量器(24)をそれぞれ設け、
    前記主遮断器(22)に接続した該電力計量器(11)で、前記需要家における全体の電気使用量を計量すると共に、
    各個別計量器(24)により、各分電用遮断器(23)毎の家電製品の電気使用量を計量するように構成した、ことを特徴とする請求項1又は2の電力計量器検針・表示システム。
  4. 前記電力計量器(11)から送信された、検針された使用量データに関して、前記個別計量器(24)により計量されたエアコン、IHコンロ、電気温水器、電子レンジなど個々の家電製品とコンセントにおける個別の電気使用量を計量し、その個々の使用量データを前記屋内表示装置(41)に送信する、ことを特徴とする請求項3の電力計量器検針・表示システム。
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