JP2014128832A - レーザー溶接装置およびレーザー溶接方法 - Google Patents

レーザー溶接装置およびレーザー溶接方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014128832A
JP2014128832A JP2013217324A JP2013217324A JP2014128832A JP 2014128832 A JP2014128832 A JP 2014128832A JP 2013217324 A JP2013217324 A JP 2013217324A JP 2013217324 A JP2013217324 A JP 2013217324A JP 2014128832 A JP2014128832 A JP 2014128832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
laser
laser welding
chamber
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013217324A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Fukuda
健 福田
Wataru Kono
渉 河野
Toshio Oonawa
登史男 大縄
Masaki Tamura
雅貴 田村
Shota Araki
翔太 荒木
Tatsuaki Uchida
竜朗 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013217324A priority Critical patent/JP2014128832A/ja
Publication of JP2014128832A publication Critical patent/JP2014128832A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】減圧環境下で施工するレーザー溶接では、真上に激しく立ち昇る溶接プルームが施工部の上方にある機器類に付着し、長時間にわたって安定したレーザー溶接施工ができない恐れがある。
【解決手段】筐体21で形成した溶接チャンバー20内を大気圧よりも減圧し、当該減圧雰囲気下でレーザー光3を被溶接物1に照射して溶接施工するようにしたレーザー溶接装置において、溶接チャンバー20のレーザー光照射口12に超音速ガス流で空力窓を生成して大気および前記溶接チャンバー20間の差圧を保持し、かつ、筐体21および被溶接物1を相対的に移動させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、減圧環境下で行なうレーザー溶接装置およびレーザー溶接方法に関する。
レーザー溶接工法は、アーク溶接工法と比べて被溶接物に対して非接触での溶接施工が可能であるということや高エネルギー密度のビームを集中させることができるので深い溶け込みが得られるという利点がある。また、アーク溶接に比べて低入熱量で深い溶け込みが得られるために被溶接物の変形量が小さく、被溶接物に与える熱影響も小さいという利点もある。レーザー溶接工法は、このような利点を有するために産業機器の製造現場で適用が拡大している。例えば、電力機器、造船、自動車分野を代表に、多くの分野で適用が進んでいる。
レーザー溶接は、施工雰囲気によって常圧環境下(大気圧環境下ともいう)にて行われる工法と、減圧環境下で行われる工法とに大別することができる。通常は、常圧環境下でシールドガスを吹きつけながら行うレーザー溶接工法が一般的である。
減圧環境下でのレーザー溶接は、常圧環境下でのレーザー溶接に比較して、同じ入熱量で溶接施工したときに、より深い溶け込み深さが得られる利点がある。その要因の一つとして、減圧環境下では、溶け込み深さの増大に寄与する金属蒸気からなるキーホールの生成が、減圧雰囲気による金属の蒸気圧の低下によって促進されることが挙げられる。また、もう一つの要因として、常圧雰囲気と比較してレーザー光の屈折によるレーザー光の散乱量の低下がある。
一般にレーザー光は透過する施工雰囲気中に大きな密度差があった場合、レーザー光の屈折が生じて、結果的に加工点に到達するエネルギーが減少する。したがって、溶接部から施工雰囲気のガス中に伝わる熱量が増加すると、局所的に施工雰囲気中のガスの密度差が大きくなる部分が生じ、施工雰囲気中のガス中のレーザー光の屈折が大きくなる部分が生じやすい。
しかしながら、減圧環境下では、そもそも施工雰囲気中のガスが少ないため、雰囲気ガスの密度差が小さくなり、レーザー光の屈折が起きにくくなり、加工点に到達するレーザー光のエネルギーが増加する。これらの要因によって溶け込み深さの増加の効果が得られる減圧環境でのレーザー溶接であるが、常圧環境での溶接施工と異なり、雰囲気圧力が低いために溶接プルームが真上に勢い良く上昇し、これによって一般に固体材料からなるレーザー光の照射窓が汚れ、長時間の連続的な溶接施工が難しいという課題がある。
この課題に対し、幾つか改善技術が提案されている。第1の改善技術として、溶接チャンバーと対向するレーザー光照射窓に、内面に突起形状部を設けた円筒状ノズルを設け、この円筒状ノズル内に下方向へ向かうガスを流し、このガス流によって溶接プルームの上昇を防止し、溶接プルームによる悪影響を軽減するようにした技術がある。
この技術は、比較的溶接プルームの発生量が少ない、即ち、入熱量が小さいレーザーパワー条件の下ではある程度有効と考えられる。
また、第2の改善技術として、溶接チャンバーの天井中央部に空気力学的窓(空力窓;AerodynamicWindow)を生成するようにした技術がある。
この空力窓は、溶接チャンバーの天井中央部に対して、上部ノズルおよび下部ノズルを有する上部真空室を設け、さらに、上部ノズルの上部真空室側から大気側に圧縮ガスを噴出する下部エゼクターを設けるとともに、上部ノズルのさらに上部に圧縮ガスを噴出する上部エゼクターを設けるように構成されている。
特開平7−68397号公報 特開2011−240365号公報 特公平2−42308号公報
しかしながら、上述した第1の改善技術では、溶け込み深さの増大を狙った入熱量が大きい条件の場合、大量に発生する溶接プルームを十分に排出することができず、溶接トーチや光学機器等に溶接プルームが付着し、長時間にわたる連続的な溶接施工ができない恐れがある。
また、上述した第2の改善技術の場合、空力窓は、真空溶接チャンバーの天井中央部に上部ノズルおよび下部ノズルを有する上部真空室を設け、さらに、上部ノズルの上部真空室側から大気側に向けて圧縮ガスを噴出する下部エゼクターを設けるとともに、上部ノズルのさらに上部に圧縮ガスを噴出する上部エゼクターを設けるようにした複雑な構成であるばかりでなく、構造的に大気と真空溶接チャンバーとの圧力差を維持できないと考えられている。もし、空力窓で大気と真空溶接チャンバーとの圧力差を維持できない場合、レーザー光が散乱し溶接品質の悪影響を及ぼすことが懸念される。
さらに、上述した第1および第2の改善技術のいずれも、溶接チャンバーには被溶接物を搬入搬出するための搬入搬出口を特に設けていないために、被溶接物を溶接チャンバー内部へ搬入したり、溶接後に搬出したりするのに時間がかかり、溶接作業の能率が悪いという課題がある。
そこで、本発明の目的は、空力窓を改善することによって、大気圧と減圧環境を構成する溶接チャンバー内の圧力との差圧を維持するとともに、溶接チャンバー内の溶接プルームを確実に排出して連続的に長時間のレーザー溶接の施工を実現できるようにしたレーザー溶接装置およびレーザー溶接方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、空力窓を改善することによって、大気圧と減圧環境を構成する溶接チャンバー内の圧力との差圧を維持して、溶接チャンバー内の溶接プルームを確実に排出して連続的に長時間のレーザー溶接の施工を実現できるようにするとともに、溶接チャンバーに被溶接物の搬入搬出用の開口部を設けることにより、溶接作業の能率を向上させるようにしたレーザー溶接装置およびレーザー溶接方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のレーザー溶接装置は、筒形状に形成され、レーザー光照射窓を除いて一方の端部が閉塞され、かつ、他方の端部である開放端部にシール部材を取付けて被溶接物あるいは溶接作業床に当接することにより溶接チャンバーを形成する筐体と、前記レーザー光照射窓の上部位置に固定され、超音速ガス流によって自由渦形空力窓を生成し、当該自由渦形空力窓により前記溶接チャンバー内部と大気との間を空気力学的に仕切る空力窓生成装置と、前記空力窓生成装置の上部位置に設置されたレーザー加工ヘッドと、前記溶接チャンバー内を大気圧よりも減圧環境状態にする減圧装置と、前記筐体および前記被溶接物を相対的に移動させる装置と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明のレーザー溶接装置は、請求項1において、前記筐体が前記溶接チャンバー内部に前記被溶接物および当該被溶接物を載置する加工テーブルを収容するとともに、側壁部に前記被溶接物および加工テーブルの搬入搬出口と、当該搬入搬出口を開閉する閉鎖装置とを設け、さらに、前記開放端部が前記シール材を介して溶接作業床に当接し固定されることを特徴とする。
本発明によれば、減圧環境の溶接チャンバーのレーザー光の照射口に設けた空力窓生成装置のノズルからディフューザへ流れる超音速ガス流で空力窓を生成することによって、溶接施工部から激しく上昇する溶接プルームを超音速ガス流に乗せて確実に排出すると同時に、大気圧および減圧環境の溶接チャンバー間の差圧保持を行うことができるため、減圧環境下で安定した深い溶け込み深さが得られるレーザー溶接施工を、長時間連続で安定して行うことができる。
さらに、本発明によれば、溶接チャンバーに被溶接物の搬入搬出口を設け、この搬入搬出口を閉鎖装置で開閉するようにしたので、溶接作業の能率を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係るレーザー溶接装置の主要部を示す図であり、図1(a)は図1(b)をa−a線で切断し、矢視方向に見た断面図、図1(b)は図1(a)をb−b線で切断し、矢視方向に見た断面図である。 空力窓の原理説明図。 超音速ガス流の発生開始時点からレーザー光の照射時点までのタイミングを示す図。 本発明の実施形態2に係るレーザー溶接装置を概念的に示す斜視図。 図4のレーザー溶接装置の主要部を切断して示す断面図。 被溶接物の搬入搬出口の構成例を示す図であり、図6(a)は図6(b)をa−a矢視方向に見た正面図、図6(b)は図6(a)をb−b線で切断した断面図である。 被溶接物の準備段階から搬出時点までのタイミングを示す図。
以下、本発明に係るレーザー溶接装置および溶接方法の実施形態について、図を参照して説明する。なお、各図において、共通する部品には同一符号を付与して重複する説明は適宜省略する。
[実施形態1]
(構成)
図1は本発明の実施形態1に係るレーザー溶接装置を構成する溶接チャンバーのレーザー光照射窓の上部に空力窓生成装置を設置した様子を示す模式図であり、図1(a)は図1(b)をa−a線で切断し、矢視方向に見た平断面図、図1(b)は図1(a)をb−b線で切断し、矢視方向に見た側断面図である。なお、レーザー溶接装置はレーザー光線を発生させるレーザー発振器、レーザー光線を導く光路、伝送されてきたレーザー光線を適切なサイズに集光し焦点を調整する集光光学系で構成されたレーザー加工ヘッド(溶接トーチともいう)、このレーザー加工ヘッドあるいは被溶接物を駆動する駆動系、溶接チャンバー、シールドガス配管系統などで構成されるが、図1(a)、(b)では発明に直接関係しないレーザー発振器、光路および駆動系については省略している。図2は空力窓生成装置の原理の説明図である。
なお、本実施形態1のレーザー溶接装置には、炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、ファイバレーザーなどを適用することができる。
図1(a)、(b)において、本実施形態1に係るレーザー溶接装置は、減圧環境下で被溶接物1をレーザー光3で溶接することができるように、被溶接物1を収容する溶接チャンバー20を構成する筐体21の天井部22にレーザー光照射窓23を設け、さらにこの筐体21の天井部22の上部外側にレーザー光照射路12を有する空力窓生成装置10を載置している。
またさらに、空力窓生成装置10の上部には、被溶接物1に向けてレーザー光3を照射するレーザー加工ヘッド(溶接トーチ)5を適当な支持部材6を介して固定している。このレーザー加工ヘッド5から照射されるレーザー光3の光軸は、レーザー光照射路12およびレーザー光照射窓23のほぼ中心部を通るように調整されている。
以下、本実施形態1のレーザー溶接装置を構成する主要部品について、順次説明する。
先ず、空力窓生成装置10から説明する。
本実施形態で説明する空力窓生成装置10とは、超音速ガス流13によって自由渦式空力窓(超音速自由渦型空力窓ともいうが、以下、空力窓と略称する)11を生成する装置を指す。
空力窓11は従来の光学ガラス窓に替わって設置されたもので、後述するようにノズルからディフューザに向って円弧状に流れる超音速ガス流13によって空気力学的にレーザー光照射路12の入口を大気から仕切り、大気圧と溶接チャンバー内部圧力との差圧を保持するようにしたものである。この空力窓生成装置10内のレーザー光照射路12の圧力分布は、空力窓11の下側から筐体21の天井部22のレーザー光照射窓23に向かって徐々に減少するような圧力分布となっている。
レーザー光照射路12およびレーザー光照射窓23の開口面積は、溶接時にレーザー光3との干渉が生じないように、10×10mm〜40×40mm程度の大きさの正方形または矩形あるいは円形に形成されている。
そして、本実施形態1に係る空力窓生成装置10は、レーザー光照射路12の両側にノズル構成体14およびディフューザ構成体15を前記レーザー光照射路12の開口面積に対応する寸法分だけ離間して配置し、さらにこれらノズル構成体14およびディフューザ構成体15の側面を閉塞板16、17で気密に閉塞して構成されている。
以下、空力窓生成装置10を構成する各部品について詳細に説明する。
ノズル構成体14は、レーザー光通過路12の開口面積に対応した10〜40mm程度の厚み(図1(a)における紙面の上下方法)と、この厚みの2〜3倍程度寸法の幅(図1(a)における紙面の左右方法)および高さ(図1(a)における紙面の前後方法)を有する四角いブロック状の金属材料で形成されている。
そして、このノズル構成体14は前記閉塞板16、17に面する平面部のほぼ中央位置に溜気槽14aを刳り貫いて形成するとともに、この溜気槽14aから上部の隅部に向かって連続するスロート部14bおよびノズル14cを刳り貫いて形成している。ノズル14cは図2で示すように、スロート部14bに連通する入口側から出口側に向かって幅が徐々に拡がる非対称形状に形成されている。すなわち、ノズル14cの内側壁のうち、内側出口端部14c1および外側出口端部14c2付近での曲面形状がほぼ円弧状に形成され、内側出口端部14c1付近での曲率半径が、外側出口端部14c2付近の曲率半径よりも小径に形成されている。
また、ノズル構成体14は、スロート部14bの背後側に溜気槽14aを外部に連通させるための連通孔14dを設けている。この連通孔14dはガス供給管18を介して窒素ガスや乾燥空気等の高圧ガス供給源(図1中、ガスボンベと表記)19に接続されるように構成されている。
前述した非対称形状のノズル14cの出口端部は、図2で拡大して示すように、レーザー光照射路12の中心線上の所定の中心点Oからノズル構成体14の上部隅部に向かって伸びる直線H上に位置するようになっている。すなわち、直線H上にノズル14cの内側出口端部14c1と外側出口端部14c2とが位置するように形成されている。
一方、ディフューザ構成体15は、前述したノズル構成体14と同じ厚みの四角いブロック状の金属材料で形成されており、前記ノズル14cに対向した位置にディフューザ15aを形成している。
すなわち、ディフューザ15aは、前記ノズル14cの内側出口端部14c1に対向した位置に内側壁15a1の内側入口端部を、また、前記ノズル14cの外側出口端部14c2に対向した位置に外側壁15a2の外側入口端部を有するように形成されている。このディフューザ15aの出口は下向きに形成されている。図2中、Δθは直線Hと中心点Oからディフューザ15aの内側壁15a1の内側入口端部を結ぶ直線との為す空力窓11の中心角である。
なお、このディフューザ15aの内側壁15a1、外側壁15a2は、ガス流の剥離を防ぐように機械加工されている。
次に、図2を参照してノズル14cおよびディフューザ15aで生成する空力窓11の原理について説明する。
図1の高圧ガス供給源19から供給された窒素または乾燥空気等の高圧ガスは、溜気槽14aに一旦溜められたあと、スロート部14bにて超音速に加速され、ノズル14cから超音速ガス流13となって噴出される。この超音速ガス流13は、流速が半径Rに反比例するような自由渦流れとなってディフューザ15aへ流れ込むことによりレーザー光照射路12の入口に空力窓11を生成する。このとき、中心点Oからノズル14cの内側出口端部14c1までの半径をR1、臨界音速を基準としたマッハ数をM1とし、同様にノズル14cの外側出口端部14c2までの半径をR2、臨界音速を基準としたマッハ数をM2とすると、自由渦流れはRとMの積が一定となり、R1×M1=R2×M2なる関係が成立する。
図1(a)、(b)に戻って、溶接チャンバー20を構成する筐体21について説明する。
筐体21は、全体形状が四角い筒形状になっており、一方の端部は中心部に位置するレーザー光照射窓23を除いた部分を天井部22によって閉塞され、他方の端部は開放端部24として形成されている。そして、この筐体21の天井部22の外側上部には、前述した空力窓生成装置10が載置固定されている。そして、この筐体21は、アルミ合金や銅合金等の金属材料によって製作され、溶接施工中に溶接チャンバー20内部が高温でかつ負圧になっても、機械的および熱的に耐え得るようにしてある。
一方、筐体21の開放端部24には、その全周囲に亘ってシール部材25を取付けており、筐体21を被溶接物1の上に載置したとき、筐体21や筐体21に搭載される部品の重量によってシール部材25が押し潰されて被溶接物1に密着し、気密性を保持できるようにしてある。
なお、シール部25に求められる性能としては、被溶接物1と筐体21とが相対的に移動しながら溶接する場合には接触部の摺動性、溶接入熱による被溶接物1の加熱による耐熱性、大気圧と減圧部の圧力保持性能がある。シール部25の材料や構造は、溶接条件や溶接チャンバー20のサイズ、形状等によって最適なものがあり、比較的入熱量が低い場合にはシール性の高い耐熱ゴムや合成樹脂材、比較的入熱が大きい場合にはシール性を備えた金属材料、および金属材料から成るブラシ材料などが考えられる。
さらに、筐体21は、減圧環境状態の溶接チャンバー20を形成するために、内部が吸引管30を介して図示しない真空ポンプと連通されるようになっている。またさらに、被溶接物1の溶接施工部2周辺にシールドガス(例えば、アルゴンガス、ヘリウムガス、窒素ガス等)を吹付けるためのシールドガス供給管40を設けている。なお、吸引管30の本数や真空ポンプの個数、シールドガス供給管40の個数や位置は、施工条件や施工対象物によって適切に選択する。
(作用)
次に、図1〜図3を参照して本実施形態1の作用を説明する。
レーザー溶接が行われる前の時刻t1において、先ず、空力窓生成装置10を稼働させる。すなわち、非対称型ノズル14cから噴出させた超音速ガス流13をディフューザ15aに送り込む。これにより、レーザー光照射路12の上部に空力窓11が生成され、これによって溶接チャンバー20内部は大気側から隔離される。なお、減圧環境下でのレーザー溶接を行なう場合、減圧による溶け込み深さの増大効果を十分に得るためには、溶接施工部2付近の圧力を10kPa以下にすることが望ましい。従って、空力窓11の圧力保持性能としては大気圧と10kPa以上の差圧保持能力があることが望ましい。
空力窓11の生成後、時刻t2になってシールドガス供給管40から溶接施工部2にシールドガスを吹付け、ほぼこれと同時期に図示しない真空ポンプを稼働させて溶接チャンバー20内を減圧し始める。
時刻t3になると、溶接チャンバー20内は真空ポンプによって10kPa以下の減圧環境になり、レーザー溶接施工の準備が整う。この時点以降に図示しないレーザー発振器の稼働により、図示しない集光系から照射されたレーザー光3は、生成された空力窓11を通過してレーザー光照射路12内に入り、さらにレーザー光照射窓23から溶接チャンバー20内に入って被溶接物1の溶接施工部2に照射され、レーザー溶接を行う。
このレーザー溶接時に溶接施工部2から真上方向に溶接プルーム4が急速に上昇するが、上昇した溶接プルーム4は、空力窓11を生成する超音速ガス流13の流れに乗ってディフューザ15aから外部へ排出されるために、空力窓生成装置10のさらに上方に位置する図示しない溶接トーチや光学機器への損傷を回避できる。この結果、減圧環境下でも連続的に長時間のレーザー溶接施工を行なうことが可能となる。
図1に示す実施形態1では、筐体21の開口部に設けたシール部25で大気圧と溶接チャンバー20との差圧を保持しながら図示しない駆動装置によって溶接チャンバー20と被溶接物1とが相対的に可動することで、溶接を進行することができる。
(効果)
以上のように構成したレーザー溶接装置を用いてレーザー溶接の施工を行なうと、減圧環境下で真上に激しく立ち上る溶接プルーム4は、ノズル14cからディフューザ15aへ流れる超音速ガス流13によって排出されるために、溶接施工部2の上方にある溶接トーチや光学機器等の機器類の損傷を防ぐことができる。また、超音速ガス流13を差圧保持能力のある自由渦型の円弧状の流れにして空力窓11を生成するようにしたので、大気圧と溶接チャンバー20内の負圧との差圧を保持することができ、減圧環境下で安定した長時間のレーザー溶接施工が可能となる。
(変形例)
被溶接物1が比較的小型である場合には、固定型の溶接チャンバー20の中に被溶接物1全体を収容して被溶接物1を移動させながらレーザー溶接を施工するようにしてもよい。この場合、シール部25は摺動接触機能を考慮する必要性はないので、溶接チャンバー20の底面は筐体21と一体構造となっていることが望ましい。
(実施形態2)
図4は本発明の実施形態2に係るレーザー溶接装置を概念的に示す斜視図であり、図5は図4のレーザー溶接装置の主要部を切断して示す断面図、図6は被溶接物の搬入搬出口の構成例を示す図であり、図6(a)は図6(b)をa−a矢視方向に見た正面図、図6(b)は図6(a)をb−b線で切断した断面図、図7は被溶接物の準備段階から搬出時点までのタイミングを示す図である。
(構成)
以下、図4乃至図6を参照して、本発明の実施形態2の主要部の構成について説明する。
図4および図5において、本実施形態2は、実施形態1のように筐体21で被溶接物1の表面を部分的に覆って溶接チャンバー20を形成する替わりに、筐体21と同様な形状に形成された筐体21Aを溶接作業床50上に固定して溶接チャンバー20を形成し、この溶接チャンバー20内に被溶接物1を載置した加工テーブル60を移動可能に収容するようにしたものである。
このように本実施形態2の筐体21Aは、溶接チャンバー20内に加工テーブル60とともに被溶接物1を収容する関係上、筐体21Aを構成する4面の側壁部のうち、任意の対向する2面に対し、搬入搬出口70および70と、この搬入搬出口70、70をそれぞれ気密に閉鎖するドアー等の閉鎖装置80、80とを設けている。以下、搬入搬出口70、70および閉鎖装置80、80を特定して説明する必要がないときは、単に搬入搬出口70、閉鎖装置80と称する。
一方、溶接作業床50には、前述した搬入搬出口70に接続される搬入搬出路にコンベアー等移送装置のレール90を設けている。
前述した加工テーブル60は図示しない駆動システムからの指令によって溶接チャンバー20内をx軸およびy軸方向に移動することができるようになっている。
なお、溶接作業床50は、被溶接物1を載置する加工テーブル60がx−y面上を移動している最中に、基準面である被溶接物1の載置面が変動しないように、例えば定盤のように硬度の高い金属によって表面が平坦に形成されている。
さらに、溶接作業床50の表面には、筐体21Aの開放端部24に当接する部位に環状のシール溝51を設けており、この環状シール溝51内にゴム等のシール材52を嵌め込むようにしている。このため、筐体21Aの開放端部24を作業床50に設けたシール溝51に位置合わせして載置すると、図5のように筐体21Aおよびその他の部品の重量によりシール材52が押し潰されて開放端部24と密着し、溶接チャンバー20は高度に密閉された状態になる。
次に、図6(a)、(b)を参照して搬入搬出口70および閉鎖装置80の一例について説明する。
図6(a)、(b)の場合、筐体21Aの側壁部に設けた搬入搬出口70に対して、これよりも一回り大きく構成された引き戸型の閉鎖装置80を上下動することにより、搬入搬出口70の開閉を行うようにしたものである。
図6の場合、閉鎖装置80が図示の実線位置にあるとき、溶接チャンバー20内を負圧にすると、閉鎖装置80はパッキング80Pを介して筐体21Aの側壁部に押し付けられるので、溶接チャンバー20内が密閉状態になる。
また、図6の例では、搬入搬出口70を境にしてレール90が内部レール90と外部レール90とに分断しているので、被溶接物1の搬入搬出の際、図示しない産業用ロボット等を使用して被溶接物1と加工テーブル60とを一緒に吊り上げて外部レール90から内部レール90へ、あるいは内部レール90から外部レール90へ移送する必要がある。
(作用)
次に、図7のタイムチャートを参照して本実施形態の作用を説明する。
(a)まず、時刻t1で溶接チャンバー20の外で産業用ロボットを用いて被溶接物1を加工テーブル60上に載置する。その後、加工テーブル60はこの状態でレール90上を筐体21Aの一方の搬入搬出口70まで移送される。
(b)時刻t2になると、筐体21Aに設けた、一方の搬入搬出口70の閉鎖装置80を開放する。なお、他方の搬入搬出口70の閉鎖装置80は閉じたままにしておく。
(c)時刻t3で搬入作業を開始する。すなわち、産業用ロボットを用いて被溶接物1を載置した加工テーブル60を持ち上げ、搬入搬出口70から溶接チャンバー20内に搬入する。この搬入作業は時刻t4で終了する。搬入作業の終了後、加工テーブル60を所定の溶接位置、あるいはその近傍へ移動する。時刻t4から僅かに遅れて時刻t5で搬入口70の閉鎖装置80を閉鎖する。
(d)次に、時刻t6で空力窓生成装置10を稼働させ、超音速ガス流によって空力窓11を生成する。すなわち、非対称型ノズル14cから超音速ガス流13を噴出させてディフューザ15aに送り込み、レーザー光照射路12の上部に空力窓11を生成する。この空力窓11によって溶接チャンバー20内部は大気側から隔離される。なお、減圧環境下でのレーザー溶接を行なう場合、減圧による溶け込み深さの増大効果を十分に得るためには、溶接施工部2付近の圧力を10kPa以下にすることが望ましい。従って、空力窓11の圧力保持性能としては大気圧と10kPa以上の差圧保持能力があることが望ましい。
(e)空力窓11が生成された後の時刻t7になると、真空ポンプによる吸引を行なって溶接チャンバー20内を減圧し始める。既に閉鎖している閉鎖装置80は、溶接チャンバー20内が減圧されると、筐体21Aの側壁部の搬入搬出口70の周縁部にパッキング80Pを介して押し付けられる。これにより、溶接チャンバー20内は負圧でかつ密閉状態になる。
(f)真空ポンプによる吸引とほぼ同時期の時刻t7で溶接施工部にシールドガスを吹付ける。
(g)時刻t8になって、溶接チャンバー20内が予め設定した10kPa以下の減圧環境になると、レーザー溶接施工の準備が整うのでレーザー加工ヘッド5からレーザー光3の照射を開始する。
レーザー加工ヘッド5から照射されたレーザー光3は、空力窓11を通過してレーザー光照射路12内に入り、さらにレーザー光照射窓23から溶接チャンバー20内に入って被溶接物1の溶接施工部2に照射される。被溶接物1を載置した加工テーブル60は溶接チャンバー20内でX−Y面上を予めプログラムされたとおりに移動し、溶接施工部2のレーザー溶接が行われる。
このレーザー溶接施工時に発生した溶接プルーム4は、空力窓11を生成する超音速ガス流13によってディフューザ15aを経て外部に排出されるので、空力窓生成装置10のさらに上方に位置するレーザー加工ヘッド5の損傷を回避することができ、減圧環境下でも連続的に長時間のレーザー溶接施工を行なうことが可能となる。
時刻t9でレーザー溶接作業が終了すると、レーザー光3の照射を止める。
その後、時刻t10で真空ポンプによる吸引およびシールドガスの供給を止め、さらに時刻t11で超音速ガス流を止める。
なお、レーザー光3の照射を止めた時刻t9よりも後であれば、真空ポンプによる吸引終了のタイミング、シールドガス供給終了のタイミング、および超音速ガス流終了のタイミングは、必ずしも図7(d)〜(f)の通りにしなくてもよく、同時終了あるいは相前後して終了するようにしてもよい。
(h)その後、時刻t12で閉鎖装置80を開放し、時刻t13になると前述した産業用ロボットを使用して被溶接物1および加工テーブル60を搬入搬出口70から搬出する。
なお、以上の説明では、筐体21の対向する側壁部に、合計2箇所の搬入搬出口70、70および閉鎖装置80、80を設けたが、搬入搬出口は1箇所でも良く、また、搬入搬出口を搬入口と搬出口とを分けても良い。
(効果)
以上述べたように、実施形態2によれば、実施形態1の奏する作用効果に加えて、溶接チャンバーを構成する筐体の側壁部に被溶接物の搬入搬出口を設け、この搬入搬出口を閉鎖装置で開閉するようにしたので、溶接作業の能率を向上させることができるという特徴を奏することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるも
のである。
1…被溶接物、2…溶接施工部、3…レーザー光、4…溶接プルーム、5…レーザー加工ヘッド、6…支持部材、10…空力窓生成装置、11…空力窓、12…レーザー光照射路、13…超音速ガス流、14…ノズル構成体、14a…溜気槽、14b…スロート部、14c…非対称型ノズル、14d…連通孔、15…ディフューザ構成体、15a…ディフューザ、16、17…閉塞板、18…ガス供給管、19…ガス供給源、20…溶接チャンバー、21、21A…筐体、22…天井部、23…レーザー光照射窓、24…開放端部、25…シール部、30…真空ポンプ吸引管、40…シールドガス供給管、50…溶接作業床、51…シール溝、52…シール材、60…加工テーブル、70(70、70)…搬入搬出口、80(80、80)…閉鎖装置(ドアー)、90…移送装置のレール。

Claims (8)

  1. 筒形状に形成され、レーザー光照射窓を除いて一方の端部が閉塞され、かつ、他方の端部である開放端部にシール部材を取付けて被溶接物あるいは溶接作業床に当接することにより溶接チャンバーを形成する筐体と、
    前記レーザー光照射窓の上部位置に固定され、超音速ガス流によって自由渦形空力窓を生成し、当該自由渦形空力窓により前記溶接チャンバー内部と大気との間を空気力学的に仕切る空力窓生成装置と、
    前記空力窓生成装置の上部位置に設置されたレーザー加工ヘッドと、
    前記溶接チャンバー内を大気圧よりも減圧環境状態にする減圧装置と、
    前記筐体および前記被溶接物を相対的に移動させる装置と、
    を備えたレーザー溶接装置。
  2. 溜気槽、スロート部およびノズルを形成した厚板状のノズル構成体と、ディフューザを有する厚板状のディフューザ構成体とを有して前記空力窓生成装置を構成したことを特徴とする請求項1記載のレーザー溶接装置。
  3. 前記筐体は、前記シール部材を介して前記被溶接物の上に気密にかつ、摺動可能に載置されたことを特徴する請求項1または2記載のレーザー溶接装置。
  4. 前記筐体は、前記溶接チャンバー内部に前記被溶接物および当該被溶接物を載置する加工テーブルを収容するとともに、側壁部に前記被溶接物および加工テーブルの搬入搬出口と、当該搬入搬出口を開閉する閉鎖装置とを設け、さらに、前記開放端部が前記シール材を介して溶接作業床に当接し固定されることを特徴とする請求項1または2記載のレーザー溶接装置。
  5. 前記シール材をゴム材料、樹脂材料、金属シール材のいずれかまたはこれらの組み合わせで構成したことを特徴とする請求項3または4記載のレーザー溶接装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のレーザー溶接装置を用いて溶接施工することを特徴とするレーザー溶接方法。
  7. 前記溶接チャンバー内部にレーザー溶接用のシールドガスを供給しながら溶接施工することを特徴とする請求項6記載のレーザー溶接方法。
  8. 溶接チャンバー内の圧力を10kPa以下に減圧した状態を保持しながらレーザー溶接施工することを特徴とする請求項6または7記載のレーザー溶接方法。
JP2013217324A 2012-11-28 2013-10-18 レーザー溶接装置およびレーザー溶接方法 Pending JP2014128832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013217324A JP2014128832A (ja) 2012-11-28 2013-10-18 レーザー溶接装置およびレーザー溶接方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012259847 2012-11-28
JP2012259847 2012-11-28
JP2013217324A JP2014128832A (ja) 2012-11-28 2013-10-18 レーザー溶接装置およびレーザー溶接方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014128832A true JP2014128832A (ja) 2014-07-10

Family

ID=51407721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013217324A Pending JP2014128832A (ja) 2012-11-28 2013-10-18 レーザー溶接装置およびレーザー溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014128832A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160118933A (ko) 2015-04-02 2016-10-12 가부시끼가이샤 도시바 레이저 용접 헤드
JP2017056468A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社リコー 処理装置及び処理システム
JP2019501781A (ja) * 2015-11-06 2019-01-24 アイピージー フォトニクス コーポレーション モジュール式レーザ加工筐体及びシステム
JP2019076911A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社Ihi レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法
JP2020093265A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置
CN112122778A (zh) * 2020-09-24 2020-12-25 松山湖材料实验室 激光加工去除熔渣***、方法、计算机设备及可读存储介质
JP7250241B1 (ja) 2022-09-02 2023-04-03 一般社団法人日本パルスレーザー振興協会 レーザー処理用回収装置、レーザー処理システム、及び、レーザー処理方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144889A (ja) * 1984-04-06 1987-06-29 Yoshiaki Arata 真空レ−ザ溶接法
JPH0242308B2 (ja) * 1986-01-18 1990-09-21
JPH0768397A (ja) * 1993-08-31 1995-03-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 減圧レーザ加工方法
JPH07312450A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空力窓
JPH08228036A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レーザ発振器用空気力学窓
JP2007090368A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Pioneer Electronic Corp レーザ溶接装置、及びレーザ溶接方法
JP2011240365A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Osaka Univ レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144889A (ja) * 1984-04-06 1987-06-29 Yoshiaki Arata 真空レ−ザ溶接法
JPH0242308B2 (ja) * 1986-01-18 1990-09-21
JPH0768397A (ja) * 1993-08-31 1995-03-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 減圧レーザ加工方法
JPH07312450A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空力窓
JPH08228036A (ja) * 1995-02-21 1996-09-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レーザ発振器用空気力学窓
JP2007090368A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Pioneer Electronic Corp レーザ溶接装置、及びレーザ溶接方法
JP2011240365A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Osaka Univ レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160118933A (ko) 2015-04-02 2016-10-12 가부시끼가이샤 도시바 레이저 용접 헤드
US10245679B2 (en) 2015-04-02 2019-04-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Laser welding head
JP2017056468A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社リコー 処理装置及び処理システム
JP2019501781A (ja) * 2015-11-06 2019-01-24 アイピージー フォトニクス コーポレーション モジュール式レーザ加工筐体及びシステム
JP2019076911A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社Ihi レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法
JP2020093265A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置
JP7181780B2 (ja) 2018-12-10 2022-12-01 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置
CN112122778A (zh) * 2020-09-24 2020-12-25 松山湖材料实验室 激光加工去除熔渣***、方法、计算机设备及可读存储介质
JP7250241B1 (ja) 2022-09-02 2023-04-03 一般社団法人日本パルスレーザー振興協会 レーザー処理用回収装置、レーザー処理システム、及び、レーザー処理方法
JP2024035581A (ja) * 2022-09-02 2024-03-14 一般社団法人日本パルスレーザー振興協会 レーザー処理用回収装置、レーザー処理システム、及び、レーザー処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014128832A (ja) レーザー溶接装置およびレーザー溶接方法
JP5234471B2 (ja) レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法
US10456863B2 (en) Suction method, suction device, laser processing method, and laser processing device
US11845226B2 (en) Additive manufacturing nozzle and additive manufacturing device
EP2340143B1 (en) Inert gas cover system for laser welding with a base and wall having an opening
WO2012093987A8 (en) Method and apparatus for laser welding with mixed gas plasma suppression
TWI714484B (zh) 層疊造型裝置
JP2016120506A (ja) レーザ溶接方法
US20170239750A1 (en) Laser welding metal workpieces
JP6167055B2 (ja) レーザノズル、レーザ加工装置、及びレーザ加工方法
JP2018114542A (ja) レーザ加工ヘッド用ノズル
TWI613028B (zh) 雷射加工裝置及雷射加工排屑裝置
Yang et al. Vacuum-assisted laser welding of zinc-coated steels in a gap-free lap joint configuration
JP2014050877A (ja) レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法
US20180133796A1 (en) Laminating and shaping apparatus
JP2017131904A (ja) 雰囲気制御レーザ加工用ヘッド及び雰囲気制御レーザ加工方法
US11292086B2 (en) Thermo-concept for a machine tool
KR20130070392A (ko) 레이저 용접용 지그장치
CA3026030C (en) Laser processing device
CN210413043U (zh) 气帘与同轴保护气装置
JP4123390B2 (ja) ハイブリッド加工装置およびハイブリッド加工方法
TWI752161B (zh) 雷射加工裝置及方法
JP2014205148A (ja) レーザー溶接装置およびレーザー溶接方法
GB2499594A (en) Laser Welding Method and Apparatus
CN114643370B (zh) 层叠造型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170606