JP2014124899A - 熱変色性筆記具 - Google Patents

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【課題】熱変色性インキの筆跡の小面積や細い幅を熱変色させたい場合や、熱変色性インキの筆跡の大面積や太い幅を熱変色させたい場合等、目的に応じて筆跡を摩擦することのできる熱変色性筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具を構成する筒体の一方の端部に、熱変色性インキの筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡を熱変色可能なゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる摩擦部を有する摩擦体を具備してなる熱変色性筆記具であって、前記摩擦体の側面の外側に、外筒体を着脱自在に装着するとともに、前記外筒体は、少なくとも一方の端部に、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡を熱変色可能なゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる第二摩擦部を有することを特徴する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筆記具を構成する筒体の一方の端部に、熱変色性インキの筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡を熱変色可能なゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる摩擦体を具備してなる熱変色性筆記具に関する。
従来から、筆記具を構成する筒体の一方の端部に具備した、熱変色性インキの筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡を熱変色可能なゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる摩擦体については、特開2009−90566号公報「摩擦体」等で開示されている。
また、特開2009−90566号公報「摩擦体」では、接触部分の形状が非円形状(例えば、楕円、長方形、線状)とし、熱変色性インキの筆跡の小面積を熱変色させたい場合と、熱変色性インキの筆跡の大面積を熱変色させたい場合とで、摩擦する方向を選択する構造が開示されている。
特開2009−90566号公報
ところで、熱変色性インキの筆跡を摩擦するときには、摩擦体を特に意識することなく紙面に当接させることが多く、その後、上下方向、左右方向などに摩擦することで、熱変色させている。
一方、特許文献1の摩擦体を筆記具のキャップや軸筒等に装着した場合には、熱変色性インキの筆跡の小面積を熱変色させたい場合と、熱変色性インキの筆跡の大面積を熱変色させたい場合とで、摩擦する方向を選択するには、摩擦体の当接した部分から特定方向に摩擦しなければならず、クリップ、操作体、回り止め突部等、熱変色性筆記具の後部に装着した摩擦体を使用するときに、筒体の角度や回転方向を調整することが難しく、摩擦する方向を選択することが困難な場合があるという問題があった。
本発明はこれらの従来技術に鑑みてなされたものであって、熱変色性インキの筆跡の小面積や細い幅を熱変色させたい場合や、熱変色性インキの筆跡の大面積や太い幅を熱変色させたい場合等、目的に応じて筆跡を摩擦することのできる熱変色性筆記具を提供することにある。
本発明は、前記問題を解決するために、筆記具を構成する筒体の一方の端部に、熱変色性インキの筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡を熱変色可能なゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる摩擦部を有する摩擦体を具備してなる熱変色性筆記具であって、前記摩擦体の側面の外側に、外筒体を着脱自在に装着するとともに、前記外筒体は、少なくとも一方の端部に、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡を熱変色可能なゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる第二摩擦部を有することを特徴する。尚、本発明において、一方とは、長手方向において前方又は後方を示すものであり、他方とはその反対方向を示すものである。
また、前記外筒体の内面及び/又は側面に、硬質樹脂からなり、前記筒体と装着する硬質装着部を具備することを特徴とする。
さらにまた、前記外筒体の側面に指先当接部を設けるとともに、該指先当接部を硬質樹脂で形成したことを特徴とする。
また、前記外筒体の明度が、前記摩擦体の明度よりも小さいことを特徴とする。
本願発明の第1の構成によれば、前記外筒体は、少なくとも一方の端部に、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡を熱変色可能なゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる第二摩擦部を有することで、熱変色性インキの筆跡の大面積を熱変色させたい場合は、外筒体の第二摩擦部、熱変色性インキの筆跡の小面積を熱変色させたい場合は、外筒体を取り外して、外筒体よりも幅の狭い摩擦体の摩擦部を使用することができる。これは、摩擦体の摩擦部は、外筒体の第二摩擦部よりも紙面を視認しやすく、幅も小さく小面積や細い幅を熱変色しやすいために、所望とする部分のみ、熱変色しやすくすることができるためである。また、外筒体の少なくとも一方の端部に、ゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる第二摩擦部を具備することで、落下衝撃を緩和する効果も奏する。
尚、摩擦体及び外筒体の第二摩擦部には、ゴム状弾性を有する軟質樹脂、例えば、シリコーンゴム、フッ素系ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ポリエステル系ゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、スチレン系エラストマー、エステル系エラストマー、オレフィン系エラストマー等、ゴム状弾性を有するゴム、エラストマー等の弾性体が挙げられ、適宜選択して用いることができる。また、摩擦体としては、ショアA硬度40以上、100以下が好ましい。また、外筒体の摩擦部は、着脱性などを考慮して、用いる摩擦体の硬度よりも高く、且つショアA硬度60以上、100以下することが好ましい。
本発明の摩擦体は、筒体に嵌着、圧入、螺着、接着、融着によって具備することが挙げられる。さらに、摩擦体は、筒体自体を摩擦体とすること、筒体と摩擦体を二色成形によって一体に成形してあってもよい。さらに、外筒体の第二摩擦部は、外筒体に嵌着、圧入、螺着、接着、融着によって具備することができ、外筒体自体を第二摩擦部とすること、外筒体に第二摩擦部を二色成形によって一体に成形してあってもよい。
本願発明の第2の構成によれば、前記外筒体の側面及び/又は内面に、硬質樹脂からなり、前記筒体と装着する硬質装着部を具備することで、繰り返しの着脱等によっても外筒体の装着力の低下を抑制することができる。
本願発明の第3の構成によれば、前記外筒体の側面に指先当接部を設けるとともに、該指先当接部を硬質樹脂で形成することで、第二摩擦部の劣化を抑制することができる。これは、外筒体を着脱するときに、外筒体を指で掴む必要があるが、外筒体を掴んだ部分に手油等が付着し、この手油によって第二摩擦部が膨潤するなど不具合が発生する恐れがある。そのため、指先当接部を硬質樹脂で形成することで、前記した摩擦部に手油の付着を抑制するためである。
本発明に用いる硬質樹脂には、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂等、筆記具の部材として一般的に知られている熱可塑性樹脂等を使用することができる。また、硬質樹脂部は、摩擦部に嵌着、圧入、螺着、接着、融着によって具備することが挙げられ、摩擦部と硬質樹脂を二色成形によって一体に成形することがコスト面で好ましい。
本願発明の第4の構成によれば、前記外筒体の明度が、前記摩擦体の明度よりも小さくすることで、摩擦体に比べ、外筒体の摩擦部に付着した汚れを視認し難くすることが好ましいためである。これは、熱変色性筆記具を持ち運ぶ際、摩擦部にゴミなどが付着する等、外部に露出する外筒体は汚れが付きやすいためである。尚、明度は、分光測色計(ミノルタ株式会社製、CM−512m)にて、測定することができる。
本発明に用いる熱変色性インキには、可逆熱変色性インキが好ましい。前記可逆熱変色性インキは、発色状態から加熱により消色する加熱消色型、発色状態または消色状態を互変的に特定温度域で記憶保持する色彩記憶保持型、または、消色状態から加熱により発色し、発色状態からの冷却により消色状態に復する加熱発色型等、種々のタイプを単独または併用して構成することができる。
また、前記可逆熱変色性インキに含有される色材は、従来より公知の(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、及び(ハ)前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体、の必須三成分を少なくとも含む可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル中に内包させた可逆熱変色性マイクロカプセル顔料が好適に用いられる。
本発明は、熱変色性インキの筆跡の小面積や細い幅を熱変色させたい場合や、熱変色性インキの筆跡の大面積や太い幅を熱変色させたい場合等、目的に応じて筆跡を摩擦することのできる熱変色性筆記具を提供することができた。
第1実施形態の熱変色性筆記具を示す縦断面図である。 図1における筆記先端部が突出した状態を示す縦断面図である。 図1における一部省略した要部拡大断面図である。 図1における摩擦体を使用する状態の一例を示す図である。 実施形態2の熱変色性筆記具を示す一部省略した要部拡大断面図である。
図1〜図3に、第1実施形態の熱変色性筆記具1を示す。熱変色性筆記具1は、軸筒内に収容したボールペンレフィルからなる筆記体14を、コイルスプリングからなる弾発体11によって、軸筒本体の後端方向に向かって、摺動自在に付勢して収容してある。軸筒本体は、前軸2、中間軸3、連結具4、後軸6からなり、前軸2と中間軸3とを連結具4を介して装着し、中間軸3の後端部には、長手方向に延びる細長状の窓孔6Aを形成した後軸6を装着して軸筒本体を得ている。
軸筒は、軸筒本体と先部材5とかなり、軸筒本体前軸2の先端部に設けた雄ねじ部に、先部材5を着脱自在に螺着して軸筒を得ている。さらにまた、中間軸3の後端部に形成した係合凸部を、外体12の被係合部に落とし込み嵌合して、外筒12を軸筒本体に外嵌してある。
弾発体11は、先部材5によって、直接、先端部を受け止めてあり、もう一方の端部(後端部)は、筆記体14のチップホルダー16に、直接、当接して、筆記体14を軸筒本体の後端方向に向かって付勢している。
後軸6の外周面には、長手方向に延びる細長状の窓孔6Aが径方向に内外を連通して貫設してあり、この窓孔6Aから後軸6の外周面から径方向外方に突出するように操作体8が配設される。操作体8は、窓孔6Aから外方に突出する、クリップ13を装着する操作部8Aと、中間軸3の長孔3Bを挿通し、回転カム7を先方に移動するとともに回転を誘導するように先端に複数の鋸歯状のカム部(図示せず)を形成した軸部8Bとを具備している。
また、操作体8の後端部8Cと後軸6の突起部6B間には、コイルスプリングからなる弾発部材10を配設してあり、常時、操作体8を先部材5の先端開口部5A側に付勢している。
後軸3の後端部には、熱可塑性エラストマーからなるゴム状弾性を有する白色半透明の摩擦体9を、後軸6の突起部6Bに摩擦体9の突部9Bを乗り越し嵌合することによって装着してある。また、後軸3の後端部及び摩擦体9の摩擦部9Aの外側には、内外を連通する貫通孔20C以外は後端を閉鎖したドーム状の後端部と円筒状の側面からなり、熱可塑性エラストマーからなるゴム状弾性を有する黒色の外筒体20を着脱自在に、後軸6の雄ねじからなる装着部6Cに外筒体20内面の雌ねじからなる装着部20Bとを螺着して、着脱自在に装着してある。
出没機構は、クリップ13を装着した操作体8を先部材5の先端開口部5A方向にスライドすることによって、軸部8Bのカム部、回転カム7からなる従来から知られている回転カムによる出没機構を作動させ、ボールペンチップからなる筆記先端部17を、先部材5の先端開口部5Aから出没可能とするものである。
筆記先端部17が先部材5の先端開口部5Aより没入した状態で、操作体4の操作部を弾発体11の付勢力に抗して、先部材5の先端開口部5A方向にスライドすると、回転カム機構が作動し、筆記先端部17が突出した状態を維持して筆記することができる。
また、筆記体14の筆記先端部17が先部材5の先端開口部5Aから突出した状態で、再度、クリップ13を装着した操作体8を弾発体11の付勢力に抗して、先部材5の先端開口部5A方向にスライドすることによって、軸部8Bのカム部、回転カム7からなる従来から知られている回転カムによる出没機構を作動させ、ボールペンチップからなる筆記先端部17を、先部材5内に没入することができる。
筆記体14は、ボール抱持室と、ボール抱持室の中央にインキ流通孔と、このインキ流通孔に連通する放射状に延び、チップ後部孔に達しないインキ流通溝を有するとともに、ボール抱持室の底壁に、φ0.5mmのタングステンカーバイド製のボールを載置し、チップ先端部を内側にかしめことにより、ボールの一部がチップ先端縁より突出するように回転自在に抱持したボールペンチップからなる筆記先端部17を、インキ収容筒15の先端部に、チップホルダー16を介して装着してある。また、インキ収容筒15の後端部には尾栓19を装着してある。また、ボールの後方には、ボールを常時、押圧するスプリング18を配設してある。
また、インキ収容筒15内には、図示はしてないが、レーザー解析よる体積基準での平均粒径が0.5μmの可逆熱変色性のマイクロカプセル顔料を含有し、EM型回転粘度計における1rpmでのインキ粘度が1020mPa・s(25℃)、100rpmでのインキ粘度が84mPa・s(25℃)で、剪断減粘指数が0.48の熱変色性インキと、このインキの後端に、グリース状のインキ追従体を直に収容してある。
この筆記体14を筆記すると、筆記先端部17のボールの回転と、筆圧によって、ボールが底壁側に移動して、チップ先端部の内壁とボールに隙間を生じ、インキを吐出して筆記することができる。
筆記体14を交換するには、先部材5を前軸2から取り外し、前軸2から筆記体14の先端部を露出させる。この時、先部材5によって、直接、弾発体11の先端部を受け止めているため、先部材5と同時に弾発体11も取り外すことで、弾発体11による筆記体14を軸筒後端側へ付勢する力は働かなくなるため、操作体8の後端部に配設した弾発部材10によって、操作体8が前軸2側に移動し、操作体8に連動して筆記体14も先側に移動する。前軸2から先方に突出した部分の筆記体14を掴んで先側に移動することで、筆記体14を取り外すことができる。また、同様に、新たな筆記体に交換するには、新たな筆記体を軸筒本体に配設し、弾発体11及び先部材5を装着して使用することができる。
筆跡を熱変色するには、図4に示すとおり、摩擦部9Aの後端部が、外筒体20の第二摩擦部20Aよりも長手方向において軸筒先端部側に位置しているため、外筒体20を装着した状態で、外筒体20の第二摩擦部20Aをノート等の筆記面Hに筆記した筆跡に圧接し、擦ることで発生する熱によって、熱変色性インキの筆跡を熱消色させることができる。また、外筒体20を取り外して、外筒体20の径方向の幅に比べ、径方向の幅の小さい摩擦体9の摩擦部9Aをノート等の筆記面Hに筆記した筆跡に圧接し、擦ることで発生する熱によって、熱変色性インキの筆跡を熱消色させることもできる。
図5に、第2実施形態の熱変色性筆記具101を示す。熱変色性筆記具101は、後軸6の後端部に、摩擦体9を保護する後軸と同系黒色の外筒体120を着脱自在に、後軸6の雄ねじからなる装着部3Cに外筒体120内面の雌ねじからなる硬質装着部120Bとを螺着してある。具体的には、外筒体120は、熱可塑性エラストマー(スチレン系エラストマー)からなるゴム状弾性を有する摩擦部120Aと、側面に熱可塑性樹脂(ポリカーボネート)の硬質樹脂からなり、外筒体120を着脱する時に、指で掴む指先当接部120Dと、内面に熱可塑性樹脂(ポリカーボネート)の硬質樹脂からなる雌ねじ部(硬質装着部)と、内外を連通する貫通孔120Cを具備した以外は、第1実施形態と同様にして熱変色性筆記具101を得ている。
筆跡を熱変色するには、外筒体120を装着した状態で、外筒体120の第二摩擦部120Aをノート等の筆記面に筆記した筆跡に圧接し、擦ることで発生する熱によって、熱変色性インキの筆跡を熱消色させることができる。また、外筒体120の指先当接部120Dを掴み、回転して取り外し、外筒体120の径方向の幅に比べ、径方向の幅の小さい摩擦体9の摩擦部9Aをノート等の筆記面に筆記した筆跡に圧接し、擦ることで発生する熱によって、熱変色性インキの筆跡を熱消色させることができる。
本実施形態では、軸筒本体と先部材によって軸筒を構成し、便宜上、軸筒本体は、前軸、中間軸、連結具、後軸の4部品で構成しているが、前軸と後軸の2部品等、先部材の有無や部品点数は、特に限定されるものはない。
また、筒体として、回転カムからなる出没機構を具備した出没式筆記具の軸筒(後軸)を例示しているが、筆記具を構成する筒体であれば、回転繰り出し等、出没機構は特に限定されるものではなく、キャップ式筆記具の軸筒やキャップ、ノック体を筒体としてあってもよい。また、操作体としてクリップを例示してあるが、操作体の形状やクリップの有無は特に限定されるものではない。但し、操作体の操作部やクリップの幅を摩擦体の最大幅よりも小さくすることで、摩擦体の使用時に、筆記面上の筆跡を視認し易いので、好ましい。
本実施の形態では、便宜上、後軸に直接、摩擦体を装着してあるが、ノック体などの出没機構を介して、筒体に摩擦体及び外筒体を具備することもできる。
また、外筒体の色を軸筒と略同色又は同系色とすると、軸筒と外筒体との一体感が得られやすく好ましいが、外筒体の色は特に限定されるものではない。また、摩擦体の色は、特に限定されるものではないが、無色透明、無色半透明色、白色等とすることで、部品の共通化等のコストダウンに繋がるため、好ましい。
また、本実施形態では、後軸に設けた雄ねじ部と外筒体内面の雌ねじ部とを螺着することが、繰り返しの着脱による装着力の低下が抑制できるので好ましいが、凹凸嵌合、乗り越し嵌合、圧入装着など、摩擦体を保護する構造であれば、後軸と外筒体の装着構造は特に限定されるものではない。
外筒体の形状も特に限定されるものではなく、実施形態のように、後端を概ね閉鎖して摩擦体の摩擦部の側面及び後端部の略全体を覆う形状とし、摩擦体の摩擦部を保護することが最も好ましいが、後端(一方の端部)を開口し、開口端を第二摩擦部とした形状であってもよい。尚、外筒体の開口端を第二摩擦部とした場合には、摩擦部が、外筒体の一方の端部よりも長手方向において他方の端部側に位置し、第二摩擦部の使用時に、摩擦部が紙面に当接し難くすることが好ましい。
本発明の熱変色性筆記具は、利便性を鑑みて出没式筆記具であることが好ましいが、キャップ式筆記具等、熱変色性筆記具として広く利用可能である。
1、101 熱変色性筆記具
2 前軸
3 中間軸
3A 当接部
3B 長孔
4 連結具
5 先部材
6 後軸
6A 窓孔
6B 突起部
6C 雄ねじ部
7 回転カム
8 操作体
8A 操作部
8B 押圧部
9、109 摩擦体
9A、109A 摩擦部
9B、109B 突部
10 弾発部材
11 弾発体
12 外筒体
13 クリップ
14 筆記体
15 インキ収容筒
16 チップホルダー
17 筆記先端部
19 尾栓
20、120 外筒体
20A、120A 摩擦部
20B 装着部
120B 硬質装着部
20C、120C 貫通孔
120D 指先当接部

Claims (4)

  1. 筆記具を構成する筒体の一方の端部に、熱変色性インキの筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡を熱変色可能なゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる摩擦部を有する摩擦体を具備してなる熱変色性筆記具であって、前記摩擦体の側面の外側に、外筒体を着脱自在に装着するとともに、前記外筒体は、少なくとも一方の端部に、前記熱変色性インキの筆跡を摩擦し、その際に生じる摩擦熱で前記熱変色性インキの筆跡を熱変色可能なゴム状弾性を有する軟質樹脂からなる第二摩擦部を有することを特徴する熱変色性筆記具。
  2. 前記外筒体の内面及び/又は側面に、硬質樹脂からなり、前記筒体と装着する硬質装着部を具備することを特徴とする請求項1に記載の熱変色性筆記具。
  3. 前記外筒体の側面に指先当接部を設けるとともに、該指先当接部を硬質樹脂で形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の熱変色性筆記具。
  4. 前記外筒体の明度が、前記摩擦体の明度よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の熱変色性筆記具。
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