JP2014124741A - エンドエフェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークを把持する際に、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢等によらず、当該ワークを容易かつ確実に把持することができるエンドエフェクターを提供すること。
【解決手段】エンドエフェクター10は、ロボットアーム1の先端部に設けられたリスト16に着脱自在に装着され、その装着状態で使用されるものである。このエンドエフェクター10は、ワーク700を把持する第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bと、第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bを支持する支持体6とを備える。第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bは、それぞれ、可撓性を有する帯状体で構成され、帯状体の外側の面511の一部が、ワーク700を把持する際にワーク700に当接する当接面512として機能するベルト51と、ベルト51を駆動することにより、当接面512をベルト51の長手方向に沿って移動させる駆動機構52とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、エンドエフェクターに関する。
従来、基台と、当該基台に対し変位可能に支持され、互いに連結する複数本のアームを備えるロボットアームが知られている。ロボットアームは、その先端部にエンドエフェクター(ロボットハンド)が着脱可能に装着され、その装着状態で使用される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のエンドエフェクターは、互いに接近・離間可能な複数本のフィンガーを備えている。各フィンガー同士は、その先端部が弾性(柔軟性)を有し、当該弾性を有する弾性部でワークを把持する、すなわち、挟持することができる。
特開2002−370188号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエンドエフェクターを用いてワークを把持しようとした場合、例えばワークの形状や姿勢(載置状態)等によっては、フィンガーの先端部に設けられた柔軟な弾性部では、ワークを把持しきれない、すなわち、十分に把持することができないという問題があった。この場合、ワークを搬送する途中で、当該ワークがエンドエフェクター(フィンガー)から脱落するという問題があった。
本発明の目的は、ワークを把持する際に、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢等によらず、当該ワークを容易かつ確実に把持することができるエンドエフェクターを提供することにある。
このような目的は、下記の適用例により達成される。
(適用例1)
本適用例のエンドエフェクターは、ロボットアームの先端に設けられたエンドエフェクターであって、
ワークを把持する複数のフィンガーと、
前記フィンガーを支持する支持体と、を備え、
前記フィンガーは、可撓性を有する帯状体の面の一部が前記ワークに当接するベルトと、前記当接面を前記ベルトの長手方向に沿って移動させる駆動機構と、を有することを特徴とする。
これにより、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢に応じて、当該ワークを容易かつ確実に把持することができるように、各フィンガーのベルトを駆動することができる。これにより、ワークを把持する際に、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢等によらず、当該ワークを容易かつ確実に把持することができる。
(適用例2)
また、本適用例のエンドエフェクターでは、隣り合う前記複数のフィンガーは、前記当接面の前記ベルトの長手方向に沿った移動方向を互いに同じとするかと、前記当接面の前記ベルトの長手方向に沿った移動方向を互いに異なる状態とするかをどちらか一方に予め設定できることが好ましい。
これにより、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢に応じて、「当接面のベルトの長手方向に沿った移動方向が同じとなる状態」と「当接面のベルトの長手方向に沿った移動方向が異なる状態」と適宜組み合わせることができる。これにより、ワークを把持する際に、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢等によらず、ワークを容易かつ確実に把持することができる。
(適用例3)
また、本適用例のエンドエフェクターでは、前記ベルトは、第1ローラーと第2ローラーとで屈曲するループ状であり、
前記駆動機構は、前記ベルトの内側に配置された前記第1ローラーと、前記ベルトの内側に、前記ベルトを伸ばす方向に離間して配置された前記第2ローラーと、前記第1ローラーおよび前記第2ローラーのうちの少なくとも一方のローラーに対して回転力を付与する駆動源とを有し、前記一方のローラーが回転することにより、前記ベルトが前記一方のローラーと同方向に回転するのが好ましい。
これにより、各フィンガー同士の間で、例えば、ワークを持ち上げたり、ワークの姿勢を変更したりすることができ、よって、当該ワークを容易かつ確実に把持することができる。
(適用例4)
また、本適用例のエンドエフェクターでは、前記駆動機構は、前記ベルトの一端側に連結された第1ローラーと、他端側に連結された第2ローラーと、前記第1ローラーおよび前記第2ローラーのうちの少なくとも一方のローラーに対して回転力を付与する駆動源とを有し、前記一方のローラーが回転することにより、前記ベルトが前記一方のローラーで巻き取られるのが好ましい。
これにより、各フィンガー同士の間で、例えば、ワークを持ち上げたり、ワークの姿勢を変更したりすることができ、よって、当該ワークを容易かつ確実に把持することができる。
(適用例5)
また、本適用例のエンドエフェクターでは、前記駆動源は、前記一方のローラーに接して回転力を伝達する駆動ローラーを有するのが好ましい。
これにより、駆動ローラーを介して回転力を一方のローラーに確実に伝達することができ、その回転力が伝達された一方のローラーは、当該回転力の方向と反対方向に回転する。そして、これに連動して、ベルトも一方のローラーと同方向に回転することができる。
(適用例6)
また、本適用例のエンドエフェクターでは、前記駆動源は、前記第1ローラーおよび前記第2ローラーの双方のローラーに対して互いに反対方向の回転力を付与可能であり、
前記第1ローラーおよび前記第2ローラーが互いに反対方向に回転することにより、前記当接面が撓むのが好ましい。
これにより、各フィンガーの当接面は、それぞれ、ワークの形状にならって変形することができ、よって、当該当接面との接触面積が増大する。これにより、ワークをより確実に把持することができる。
(適用例7)
また、本適用例のエンドエフェクターでは、前記ロボットアームは、電力を供給する電源と電気的に接続されており、
前記駆動源は、前記装着状態で前記ロボットアームを介して前記電源と電気的に接続されるモーターを有するのが好ましい。
これにより、モーターで一方のローラーを回転させることができ、これに連動して、ベルトも一方のローラーと同方向に回転することができる。
(適用例8)
また、本適用例のエンドエフェクターでは、前記支持体は、前記各フィンガーを回動させて、前記支持体に対する姿勢を変更可能に支持する回動支持部を有するのが好ましい。
これにより、各フィンガー同士が互いに接近・離間することができる。そして、ワークの形状(大きさ)に応じて、各フィンガー同士の間隔を調整することができ、よって、当該ワークを確実に把持することができる。
(適用例9)
また、本適用例のエンドエフェクターでは、前記各フィンガー同士は、前記回動支持部で回動することにより、互いに接近・離間可能となるのが好ましい。
これにより、ワークの形状(大きさ)に応じて、各フィンガー同士の間隔を調整することができ、よって、当該ワークを確実に把持することができる。た、ワークに対する把持力も調整することができる。例えば、ワークが比較的変形し易いものの場合、当該ワークに対する把持力を抑制することができ、よって、把持された状態でのワークの不本意な変形を防止することができる。
(適用例10)
また、本適用例のエンドエフェクターでは、前記各フィンガーは、前記支持体から突出する方向に延在しているのが好ましい。
これにより、ワークを把持する際に、当該ワークを容易に摘まみ出すことができ、よって、その把持作業を容易かつ確実に行なうことができる。
本発明に係わるエンドエフェクター(第1実施形態)が装着されたロボットの稼働状態を鉛直上方から見た平面図である。 図1に示すロボットを正面側から見た斜視図である。 図1に示すロボットを背面側から見た斜視図である。 図1に示すロボットの概略図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 図1に示すエンドエフェクターの作動状態を示す側面図である。 図1に示すエンドエフェクターの作動状態を示す側面図である。 本発明に係わるエンドエフェクターの第2実施形態を示す側面図である。 本発明に係わるエンドエフェクターの第3実施形態を示す側面図である。 本発明に係わるエンドエフェクター(第4実施形態)の作動状態を示す側面図である。 本発明に係わるエンドエフェクターの第5実施形態を示す側面図である。 本発明に係わるエンドエフェクターの第6実施形態を示す側面図である。
以下、本発明に係わるエンドエフェクターを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係わるエンドエフェクター(第1実施形態)が装着されたロボットの稼働状態を鉛直上方から見た平面図、図2は、図1に示すロボットを正面側から見た斜視図、図3は、図1に示すロボットを背面側から見た斜視図、図4は、図1に示すロボットの概略図、図5は、図1に示すロボットの主要部のブロック図、図6および図7は、それぞれ、図1に示すエンドエフェクターの作動状態を示す側面図である。なお、以下では、説明の都合上、図2〜図4、図6および図7中(図8〜図12についても同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図2〜図4中の基台側を「基端」、その反対側を「先端」と言う。
図1に示すロボットシステム500は、ロボット(ロボットアーム)1と、ロボット1に装着されるエンドエフェクター(ロボットハンド)10とを備えている。
図2〜図4に示すロボット1は、電力を供給する電源(図示せず)と電気的に接続されており、ワークを搬送する搬送工程で用いることができる。なお、ワークとしては、特に限定されず、本実施形態では「リンゴ」を一例として挙げる(図6、図7参照)。また、前記電源は、工業用の電源であり、例えば、200Vの交流電圧を印加することができる。
このロボット1は、基台11と、4本のアーム(リンク)12、13、14、15と、リスト(リンク)16とを備え、これらが順に連結された垂直多関節(6軸)ロボットである。なお、垂直多関節ロボットでは、基台11と、アーム12〜15と、リスト16とを総称して「アーム」と言うこともでき、基台11を「第1アーム」、アーム12を「第2アーム」、アーム13を「第3アーム」、アーム14を「第4アーム」、アーム15を「第5アーム」、リスト16を「第6アーム」と分けて言うことができる。
図4に示すように、アーム12〜15、リスト16は、それぞれ、基台11に対し独立して変位可能に支持されている。
基台11とアーム12とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。そして、アーム12は、基台11に対し、鉛直方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター401の駆動によりなされる。なお、モーター401の駆動は、モーター401とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー301により制御される(図5参照)。
アーム12とアーム13とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。そして、アーム13は、アーム12(基台11)に対し、水平方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター402の駆動によりなされる。なお、モーター402の駆動は、モーター402とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー302により制御される(図5参照)。
アーム13とアーム14とは、関節(ジョイント)173を介して連結されている。そして、アーム14は、アーム13(基台11)に対し、水平方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター403の駆動によりなされる。なお、モーター403の駆動は、モーター403とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー303により制御される(図5参照)。
アーム14とアーム15とは、関節(ジョイント)174を介して連結されている。そして、アーム15は、アーム14(基台11)に対し、アーム14の中心軸方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター404の駆動によりなされる。なお、モーター404の駆動は、モーター404とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー304により制御される(図5参照)。
アーム15とリスト16とは、関節(ジョイント)175を介して連結されている。そして、リスト16は、アーム15(基台11)に対し、水平方向(y軸方向)と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター405の駆動によりなされる。なお、モーター405の駆動は、モーター405とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー305により制御される(図5参照)。また、リスト16は、関節(ジョイント)176を介して、回動軸Oと垂直な回動軸O回りにも回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター406駆動によりなされる。なお、モーター406の駆動は、モーター406とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー306により制御される(図5参照)。
モーター401〜406としては、特に限定されず、例えば、サーボモーターを用いるのが好ましい。また、前記各ケーブルは、それぞれ、ロボット1を挿通している。
図5に示すように、ロボット1は、制御手段としての、CPU(Central Processing Unit)が内蔵されたパーソナルコンピューター(PC)20と電気的に接続されている。そして、パーソナルコンピューター20は、アーム12〜15、リスト16をそれぞれ独立して作動させることができる、すなわち、モータードライバー301〜306を介して、モーター401〜406をそれぞれ独立して制御することができる。この制御プログラムは、パーソナルコンピューター20に内蔵された記録媒体に予め記憶されている。
図2、図3に示すように、基台11は、ロボット1が垂直多関節ロボットの場合、当該垂直多関節ロボットの最も下方に位置し、床101に固定される部分である。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、図2、図3に示す本実施形態では、複数本のボルト111による固定方法を用いている。
基台11は、中空の基台本体(ハウジング)112を有している。基台本体112は、円筒状をなす円筒状部113と、当該円筒状部113の外周部に一体的に形成された、箱状をなす箱状部114とに分けることができる。そして、このような基台本体112には、例えば、モーター401やモータードライバー301〜306が収納されている。
アーム12〜15は、それぞれ、中空のアーム本体2と、駆動機構3と、封止手段4とを有しており、基台11に対する配置箇所、すなわち、ロボット1全体における配置箇所と、その他に外形形状が異なること以外は、ほぼ同じ構成である。なお、以下では、説明の都合上、アーム12が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2a」、「駆動機構3a」、「封止手段4a」と言い、アーム13が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2b」、「駆動機構3b」、「封止手段4b」と言い、アーム14が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2c」、「駆動機構3c」、「封止手段4c」と言い、アーム15が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2d」、「駆動機構3d」、「封止手段4d」と言う。
アーム12は、基台11の上端部(先端部)に水平方向に対し傾斜した姿勢で連結されている。このアーム12では、駆動機構3aがモーター402を有しており、アーム本体2a内に収納されている。また、アーム本体2a内は、封止手段4aにより気密封止されている。
アーム13は、アーム12の先端部に連結されている。このアーム13では、駆動機構3bがモーター403を有しており、アーム本体2b内に収納されている。また、アーム本体2a内は、封止手段4bにより気密封止されている。
アーム14は、アーム13の先端部に連結されている。このアーム14では、駆動機構3cがモーター404を有しており、アーム本体2c内に収納されている。また、アーム本体2c内は、封止手段4cにより気密封止されている。
アーム15は、アーム14の先端部に、その中心軸方向と平行に連結されている。このアーム15では、駆動機構3dがモーター405、406を有しており、アーム本体2d内に収納されている。また、アーム本体2d内は、封止手段4dにより気密封止されている。
アーム15の先端部(基台11と反対側の端部)には、リスト16が連結されている。このリスト16には、エンドエフェクター10が着脱自在に装着される。そして、ロボット1は、リスト16に装着されたエンドエフェクター10でワーク700を把持したまま、アーム12〜15やリスト16等の動作を制御することにより、当該ワーク700を搬送することができる。
図2に示すように、リスト16は、円筒状をなす(外形形状が円柱状をなす)リスト本体(装着部)161と、リスト本体161と別体で構成され、当該リスト本体161の基端部に設けられ、リング状をなす支持リング162とを有している。
リスト本体161に、エンドエフェクター10が装着される。また、リスト本体161は、アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター406の駆動により、回動軸O回りに回動する。
支持リング162は、アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター405の駆動により、リスト本体161ごと回動軸O回りに回動する。支持リング162は、円筒部品50a、50bの間で挟持されている。これにより、リスト16をアーム15に対して確実に回動可能に支持することができる。
なお、駆動機構3a〜3dは、それぞれ、モーターの他に、例えば、プーリーやタイミングベルトを有している。
また、封止手段4a〜4dは、それぞれ、例えば、板状のカバーやパッキンを有する構成のものとすることができる。
図6、図7(図1についても同様)に示すように、エンドエフェクター10は、ロボット1のリスト16に装着された状態で使用される。以下、この状態を「装着状態」と言う。
エンドエフェクター10は、ワーク700を把持する第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bと、第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bを支持する支持体6とを備えている。以下、各部の構成について説明する。
支持体6は、ロボット1のリスト16に対し着脱自在に装着されるよう構成されている。この着脱機構としては、特に限定されず、例えば、係合による構成のもの等が挙げられる。
支持体6は、円板状をなすベース部61と、ベース部61の下面611に突出形成されたリブ62とを有している。
ベース部61は、前記着脱機構が内蔵されている。
リブ62は、ベース部61の縁部に沿ってリング状をなす部分である。そして、このリブ62の内側に、第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bがそれぞれ配されている。
なお、支持体6は、ベース部61とリブ62とが一体的に形成されたものであってもよいし、ベース部61とリブ62とが別体で構成され、これら別体同士を接合したものであってもよい。
また、支持体6の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アルミニウムやその合金、ステンレス鋼等のような金属材料を用いることができる。
図6、図7に示すように、支持体6のリブ62の内側には、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとが隣接して配されている。なお、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとは、支持体6に対し、図6、図7中の左右方向に移動可能に支持されているのが好ましい。これにより、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間隔を、ワーク700の大きさに応じて適宜調整することができる。
そして、第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bは、それぞれ、支持体6の下面611から下方に向かって突出するように延在している。このように配置された第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間で、ワーク700を挟持する、すなわち、把持することができる。また、第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bがそれぞれ支持体6から突出する方向、すなわち、下方に向かって延在していることにより、ワーク700を挟持する際に、当該ワーク700を容易に摘まみ出すことができ、よって、その挟持作業を容易かつ確実に行なうことができる。
第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの構成は、同じであるため、以下、第1フィンガー5aについて代表的に説明する。
第1フィンガー5aは、ベルト51と、ベルト51を駆動する駆動機構52とを有している。
ベルト51は、可撓性を有する帯状体を、その全体形状がループ状をなすように形成したものである。このベルト51は、外側の面(一方の面)511が、第2フィンガー5b側に臨んでいる。すなわち、ベルト51の外側の面511は、装着状態でリスト16の中心軸166を介して、第2フィンガー5bのベルト51の外側の面511と対向している。そして、ベルト51の外側の面511の一部が、ワーク700を把持する際に当該ワーク700に当接する当接面512として機能する。
なお、ベルト51の外側の面511には、粗面加工により微小な凹凸が形成されていてもよい。これにより、ワーク700が当接面512から滑るのを防止することができ、よって、ワーク700を確実に把持することができる。
ベルト51は、弾性材料で構成され、その弾性材料としては、例えば、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料(特に加硫処理したもの)や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
また、弾性材料の弾性率としては、特に限定されず、例えば、1〜10MPaであるのが好ましく、1〜5MPaであるのがより好ましい。
図6、図7に示すように、駆動機構52は、第1ローラー53と、第2ローラー54と、駆動源55と、支持部材56とを有している。
支持部材56は、第1ローラー53、第2ローラー54および駆動源55を支持する部材である。この支持部材56は、角柱状をなす棒状体で構成されている。また、支持部材56は、上端面561が支持体6の下面611に支持され、下方に向かって突出している、すなわち、装着状態で中心軸166に沿って延在している。
支持部材56の構成材料としては、特に限定されず、例えば、支持体6の構成材料と同じ材料を用いることができる。
第1ローラー53は、支持部材56の長手方向の途中に、回動可能に支持されたプーリーである。第2ローラー54は、支持部材56の第1ローラー53よりも下側の部分(下端部)に、回動可能に支持されたプーリーである。このような配置により、第1ローラー53と第2ローラー54とは、支持部材56の長手方向に沿って離間する。そして、第1ローラー53と第2ローラー54とがベルト51の内側に配置されるように、ベルト51を各ローラーに掛け渡すことができる。これにより、ベルト51が伸ばされて、当該ベルト51に張力(テンション)が作用する。この状態で第1ローラー53および第2ローラー54が回転することにより、ベルト51が「無限軌道」のように駆動することとなる。
駆動源55は、第1ローラー(一方のローラー)53に対して回転力を付与するものである。
駆動源55は、モーター551と、駆動ローラー552とを有している。
モーター551は、支持部材56に固定されており、ローター(図示せず)とともに回転するシャフト553が図6、図7の紙面手前側に向かって突出している。
また、モーター551は、ケーブル(図示せず)と、このケーブルの端部に装着されたコネクター554とを有している。そして、図6、図7に示すように、装着状態で、コネクター554は、ロボット1のリスト16の先端面163に設けられたコネクター165を介して前記電源と電気的に接続される。これにより、モーター551は、電力が供給されて、作動することができる。
モーター551としては、特に限定されず、例えば、サーボモーターやステッピングモーター等を用いることができる。
駆動ローラー552は、モーター551のシャフト553に支持されている。この駆動ローラー552の外周部は、第1ローラー53の外周部に接して、すなわち、噛み合っている。これにより、駆動ローラー552を介して、モーター551のシャフト553の回転力を第1ローラー53に確実に伝達することができる。
そして、図6、図7に示すように、この回転力が伝達された第1ローラー53は、当該回転力の方向と反対方向に回転し、これに連動して、ベルト51も第1ローラー53と同方向に回転駆動することができる。このベルト51の駆動により、当接面512がベルト51の長手方向に沿って移動することとなる。これにより、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間で、ワーク700を持ち上げたり、ワーク700の姿勢を変更したりすることができる。
次に、エンドエフェクター10の作動状態について、図6、図7を参照しつつ説明する。エンドエフェクター10では、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとが、図6に示す状態と、図7に示す状態とを取り得る。
図6に示す状態について説明する。
図6(a)に示すように、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間隔は、ワーク700の直径と同じがまたはそれよりも若干小さくに設定されている。そして、この状態で、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間にワーク700が配置されている。これにより、第1フィンガー5aのベルト51の一部が、ワーク700に当接した当接面512となり、第2フィンガー5bのベルト51の一部も、ワーク700に当接した当接面512となる。
図6(a)に示す状態から、第1フィンガー5aのモーター551を図中の時計回りに回転させ、第2フィンガー5bのモーター551を図中の反時計回りに回転させる。なお、第1フィンガー5aのモーター551の回転数と、第2フィンガー5bのモーター551の回転数とは、同じである。
そして、図6(b)に示すように、第1フィンガー5aは、ベルト51が前記モーター551の回転に連動して、図中の反時計回りに駆動するとともに、第2フィンガー5bは、ベルト51が前記モーター551の回転に連動して、図中の時計回りに駆動する。これにより、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとでは、当接面512のベルト51の長手方向に沿った移動方向および移動量(移動距離)が同じとなる。
これにより、ワーク700を第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bの根元側、すなわち、エンドエフェクター10の奥側(基端側)に引き込むことができ、よって、当該ワーク700を安定して、容易かつ確実に把持することができる。
図7に示す状態について説明する。
図7(a)に示すように、エンドエフェクター10の奥側(基端側)には、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間でワーク700が挟持されている。これにより、第1フィンガー5aのベルト51の一部が、ワーク700に当接した当接面512となり、第2フィンガー5bのベルト51の一部も、ワーク700に当接した当接面512となる。
図7(a)に示す状態から、第1フィンガー5aのモーター551を図中の時計回りに回転させ、第2フィンガー5bのモーター551も図中の時計回りに回転させる。なお、第1フィンガー5aのモーター551の回転数と、第2フィンガー5bのモーター551の回転数とは、同じである。
そして、図7(b)に示すように、第1フィンガー5aは、ベルト51が前記モーター551の回転に連動して、図中の反時計回りに駆動するとともに、第2フィンガー5bでは、ベルト51が前記モーター551の回転に連動して、図中の反時計回りに駆動する。これにより、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとでは、当接面512のベルトの長手方向に沿った移動方向が異なる。なお、当接面512のベルト51の長手方向に沿った移動量(移動距離)は、同じである。
これにより、ワーク700を図7(b)中の時計回りに回転させて、ワーク700の姿勢を変更することができる。これにより、ワーク700に対する把持状態が好適に変わる、すなわち、当接面512の面積が増大することがあり、よって、当該ワーク700を安定して、容易かつ確実に把持することができる。
なお、エンドエフェクター10で把持されるワーク700は、本実施形態ではリンゴであるが、これに限定されない。例えば、ワーク700としては、リンゴのように比較的硬質で球体に似たものの他に、比較的軟質なもの、柱状をなすもの、偏平形状(板状)をなすのもの、長尺状をなすもの等が挙げられる。また、ワーク700の姿勢も、例えば、起立状態や伏倒状態が挙げられる。
そして、エンドエフェクター10では、図6に示す状態と、図7に示す状態とを、例えばワーク700の形状や硬さ、その他姿勢に応じて、適宜組み合わせることができる。これにより、エンドエフェクター10は、ワーク700を把持する際に、例えばワーク700の形状や硬さ、その他姿勢等によらず、当該ワーク700を容易かつ確実に把持することができる。
なお、第1フィンガー5aのモーター551の回転数と、第2フィンガー5bのモーター551の回転数とは、本実施形態では同じであるが、これに限定されず、異なっていてもよい。
また、エンドエフェクター10は、従来のエンドエフェクターの各フィンガーの先端部に設けられて爪部を省略することができている。
<第2実施形態>
図8は、本発明に係わるエンドエフェクターの第2実施形態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明に係わるエンドエフェクターの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、支持体の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すエンドエフェクター10では、支持体6は、第1フィンガー5aを回動可能に支持する第1回動支持部(回動支持部)631と、第2フィンガー5bを回動可能に支持する第2回動支持部(回動支持部)632とを有している。
第1回動支持部631は、例えば軸と軸受けとで構成され、第1フィンガー5aの支持部材56の上端部562を回動可能に支持している。これにより、第1フィンガー5aは、第1回動支持部631を回動中心として回動することができ、よって、支持体6に対する姿勢が変更される。
また、第2回動支持部632は、例えば軸と軸受けとで構成され、第2フィンガー5bの支持部材56の上端部562を回動可能に支持している。これにより、第2フィンガー5bは、第2回動支持部632を回動中心として回動することができ、よって、支持体6に対する姿勢が変更される。
そして、第1フィンガー5aが第1回動支持部631を介して回動し、すなわち、第1フィンガー5aの姿勢が変更され、第2フィンガー5bが第2回動支持部632を介して回動し、すなわち、第2フィンガー5bの姿勢が変更されることにより、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとが互いに接近・離間することができる。
これにより、ワーク700の形状(大きさ)に応じて、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間隔を調整することができ、よって、当該ワーク700を確実に把持することができる。
また、ワーク700に対する把持力(挟持力)も調整することができる。例えば、ワーク700が比較的変形し易いもの(軟質のもの)の場合、当該ワーク700に対する把持力を抑制することができる。これにより、把持状態でのワーク700の不本意な変形を防止することができる。
<第3実施形態>
図9は、本発明に係わるエンドエフェクターの第3実施形態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明に係わるエンドエフェクターの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、各フィンガーの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すエンドエフェクター10では、第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bは、それぞれ、支持部材56が、その長手方向の途中、すなわち、モーター551が設置されている部分で、第1部材563と第2部材564とに分割されている。そして、第1部材563と第2部材564とは、回動支持部57を介して連結され、相対的に回動可能となっている。第1部材563には、ベルト51、駆動機構52が配置されている。第2部材564は、第1部材563よりも基端側に配置され、支持体6に固定されている。回動支持部57は、例えば軸と軸受けとで構成されている。
第1フィンガー5aでは、回動支持部57が回転することにより、第1部材563は、ベルト51や駆動機構52ごと回動する。また、第2フィンガー5bでも、回動支持部57が回転することにより、第1部材563は、ベルト51や駆動機構52ごと回動する。
このような回動により、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとは、互いの離間距離を維持したまま姿勢を変更することができる。これにより、ロボット1自体の動作量を抑制することができる。
<第4実施形態>
図10は、本発明に係わるエンドエフェクター(第4実施形態)の作動状態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明に係わるエンドエフェクターの第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、各フィンガーの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示すエンドエフェクター10では、駆動源55は、第1ローラー53に回転力を付与することができるともに、第2ローラー(他方のローラー)54にも回転力を付与することができる。すなわち、駆動源55は、モーター551および駆動ローラー552の他に、モーター555および駆動ローラー556をさらに有している。なお、第1ローラー53に対する回転力と、第2ローラー54に対する回転力とは、互いに反対方向を向いている。
モーター555は、支持部材56の下端部に固定されており、ローター(図示せず)とともに回転するシャフト557が図10の紙面手前側に向かって突出している。
また、モーター555は、ケーブル(図示せず)を介してコネクター554と電気的に接続されている。そして、図10に示すように、装着状態で、モーター555は、コネクター165を介して前記電源から電力が供給されて、作動することができる。
モーター555としては、特に限定されず、例えば、サーボモーターやステッピングモーター等を用いることができる。
駆動ローラー556は、モーター555のシャフト557に支持されている。この駆動ローラー556の外周部は、第2ローラー54の外周部に接して、すなわち、噛み合っている。これにより、駆動ローラー556を介して、モーター555のシャフト557の回転力を第2ローラー54に確実に伝達することができる。
そして、図10(a)に示す初期状態から、第1フィンガー5aの駆動源55を作動させて、第1ローラー53と第2ローラー54とを互いに反対方向に回転させるとともに、第2フィンガー5bの駆動源55を作動させて、第1ローラー53と第2ローラー54とを互いに反対方向に回転させることができる。
このとき、図10(b)に示すように、第1フィンガー5aのベルト51は、ワーク700側の部分が圧縮され、その反対側の部分が引張られ、よって、当接面512が撓むこととなる。一方、第2フィンガー5bのベルト51も、ワーク700側の部分が圧縮され、その反対側の部分が引張られ、よって、当接面512が撓むこととなる。
これにより、第1フィンガー5aの当接面512と、第2フィンガー5bの当接面512とは、それぞれ、ワーク700の形状にならって変形することができ、よって、当該当接面512との接触面積が増大する。これにより、ワーク700をより確実に把持することができる。
<第5実施形態>
図11は、本発明に係わるエンドエフェクターの第5実施形態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明に係わるエンドエフェクターの第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、支持体の構成が異なること以外は前記第4実施形態と同様である。
図11に示すエンドエフェクター10では、支持体6は、第1フィンガー5aを回動可能に支持する第1回動支持部(回動支持部)631と、第2フィンガー5bを回動可能に支持する第2回動支持部(回動支持部)632とを有している。
第1回動支持部631は、例えば軸と軸受けとで構成され、第1フィンガー5aの支持部材56の上端部562を回動可能に支持している。これにより、第1フィンガー5aは、第1回動支持部631を回動中心として回動することができ、よって、支持体6に対する姿勢が変更される。
また、第2回動支持部632は、例えば軸と軸受けとで構成され、第2フィンガー5bの支持部材56の上端部562を回動可能に支持している。これにより、第2フィンガー5bは、第2回動支持部632を回動中心として回動することができ、よって、支持体6に対する姿勢が変更される。
このような姿勢の変更により、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとが互いに接近・離間することができる。これにより、ワーク700の大きさに応じて、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間隔を調整することができる。そして、エンドエフェクター10では、この間隔の調整と、撓んだ当接面512との相乗効果で、ワーク700をより確実に把持することができる。
<第6実施形態>
図12は、本発明に係わるエンドエフェクターの第6実施形態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明に係わるエンドエフェクターの第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ベルトの形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図12に示すエンドエフェクター10の第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとでは、それぞれ、ベルト51は、全体として帯状をなし、その一端側に第1ローラー53が連結され、他端側に第2ローラー54が連結されている。そして、駆動源55が作動して、第1ローラー53が回転することにより、ベルト51が第1ローラー53で巻き取られる。これにより、当接面512がベルトの長手方向に沿って移動することができ、ワーク700を引き上げることができる。
以上、本発明に係わるエンドエフェクターを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、エンドエフェクターを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明に係わるエンドエフェクターは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、フィンガーの設置数は、前記各実施形態では2本であるが、これに限定されず、例えば、3本以上であってもよい。
また、エンドエフェクターが装着されるロボットアームは、前記各実施形態では複数本のアームを備えるものであったが、これに限定されず、例えば、1本のアームを備えるものであってもよい。
1……ロボット(ロボットアーム) 11……基台 111……ボルト 112……基台本体(ハウジング) 113……円筒状部 114……箱状部 12、13、14、15……アーム(リンク) 16……リスト(リンク) 161……リスト本体(装着部) 162……支持リング 163……先端面 165……コネクター 166……中心軸 171、172、173、174、175、176……関節(ジョイント) 2、2a、2b、2c、2d……アーム本体 3、3a、3b、3c、3d……駆動機構 4、4a、4b、4c、4d……封止手段 5a……第1フィンガー 5b……第2フィンガー 51……ベルト 511……外側の面(一方の面) 512……当接面 52……駆動機構 53……第1ローラー(一方のローラー) 54……第2ローラー(他方のローラー) 55……駆動源 551……モーター 552……駆動ローラー 553……シャフト 554……コネクター 555……モーター 556……駆動ローラー 557……シャフト 56……支持部材 561……上端面 562……上端部 563……第1部材 564……第2部材 57……回動支持部 6……支持体 61……ベース部 611……下面 62……リブ 631……第1回動支持部(回動支持部) 632……第2回動支持部(回動支持部) 10……エンドエフェクター(ロボットハンド) 20……パーソナルコンピューター(PC) 301、302、303、304、305、306……モータードライバー 401、402、403、404、405、406……モーター 50a、50b……円筒部品 101……床 500……ロボットシステム 700……ワーク O、O、O、O、O、O……回動軸

Claims (10)

  1. ロボットアームの先端に設けられたエンドエフェクターであって、
    ワークを把持する複数のフィンガーと、
    前記フィンガーを支持する支持体と、を備え、
    前記フィンガーは、可撓性を有する帯状体の面の一部が前記ワークに当接するベルトと、前記当接面を前記ベルトの長手方向に沿って移動させる駆動機構と、を有することを特徴とするエンドエフェクター。
  2. 隣り合う前記複数のフィンガーは、前記当接面の前記ベルトの長手方向に沿った移動方向を互いに同じとするかと、前記当接面の前記ベルトの長手方向に沿った移動方向を互いに異なる状態とするかをどちらか一方に予め設定できる請求項1に記載のエンドエフェクター。
  3. 前記ベルトは、第1ローラーと第2ローラーとで屈曲するループ状であり、
    前記駆動機構は、前記ベルトの内側に配置された前記第1ローラーと、前記ベルトの内側に、前記ベルトを伸ばす方向に離間して配置された前記第2ローラーと、前記第1ローラーおよび前記第2ローラーのうちの少なくとも一方のローラーに対して回転力を付与する駆動源とを有し、前記一方のローラーが回転することにより、前記ベルトが前記一方のローラーと同方向に回転する請求項1または2に記載のエンドエフェクター。
  4. 前記駆動機構は、前記ベルトの一端側に連結された第1ローラーと、他端側に連結された第2ローラーと、前記第1ローラーおよび前記第2ローラーのうちの少なくとも一方のローラーに対して回転力を付与する駆動源とを有し、前記一方のローラーが回転することにより、前記ベルトが前記一方のローラーで巻き取られる請求項1または2に記載のエンドエフェクター。
  5. 前記駆動源は、前記一方のローラーに接して回転力を伝達する駆動ローラーを有する請求項3または4に記載のエンドエフェクター。
  6. 前記駆動源は、前記第1ローラーおよび前記第2ローラーの双方のローラーに対して互いに反対方向の回転力を付与可能であり、
    前記第1ローラーおよび前記第2ローラーが互いに反対方向に回転することにより、前記当接面が撓む請求項3ないし5のいずれかに記載のエンドエフェクター。
  7. 前記ロボットアームは、電力を供給する電源と電気的に接続されており、
    前記駆動源は、前記装着状態で前記ロボットアームを介して前記電源と電気的に接続されるモーターを有する請求項3ないし6のいずれかに記載のエンドエフェクター。
  8. 前記支持体は、前記各フィンガーを回動させて、前記支持体に対する姿勢を変更可能に支持する回動支持部を有する請求項1ないし7のいずれかに記載のエンドエフェクター。
  9. 前記各フィンガー同士は、前記回動支持部で回動することにより、互いに接近・離間可能となる請求項8に記載のエンドエフェクター。
  10. 前記各フィンガーは、前記支持体から突出する方向に延在している請求項1ないし9のいずれかに記載のエンドエフェクター。
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