JP2014123020A - アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】反射部の撓みを低減する。
【解決手段】可動部と、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、反射面を有する反射板、前記反射板の前記反射面と反対側の裏面に設けられた支柱、を備え、前記可動部に前記支柱が固着された反射部と、を有し、前記反射部の前記反射面と反対側の面にリブが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイに関する。
従来、板状の取付部と当該取付部を支持する軸部と、取付部の一方の面に設けられた磁石と、取付部の他方の面に設けられた光反射部材と、を備えた光学デバイスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−217648号公報
しかしながら、上記の光学デバイスでは、光反射部材を所定軸周りに揺動した際、光反射部材が撓む、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるアクチュエーターは、可動部と、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、光を反射する反射面を有する反射板、前記反射板の前記反射面と反対側の面に設けられた支柱、を備え、前記可動部に前記支柱が固着された反射部と、を有し、前記反射板の前記反射面と反対側の面にリブが設けられたことを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、可動部の揺動に伴って反射部が揺動する際、反射板の反射面と反対側の面に設けられたリブにより反射板の撓みを抑制することができる。これにより、反射板を安定して動作させることができる。
[適用例2]上記適用例にかかるアクチュエーターの前記リブは、前記支柱を中心とする円形状であることを特徴とする。
この構成によれば、可動部の揺動に伴って反射部が揺動する際、反射板の反射面と反対側の面に設けられた円形状のリブにより反射板の撓みを抑制することができる。これにより、反射板を安定して動作させることができる。
[適用例3]上記適用例にかかるアクチュエーターの前記リブは、前記支柱を中心とする円弧を含む扇形状であることを特徴とする。
この構成によれば、可動部の揺動に伴って反射部が揺動する際、反射板の反射面と反対側の面に設けられた扇形状のリブにより反射板の撓みを抑制することができる。これにより、反射板を安定して動作させることができる。
[適用例4]上記適用例にかかるアクチュエーターの前記反射板は、平面視において円形状を有し、前記リブは、前記反射板の前記反射面と反対側の面における前記支柱の中心から前記反射板の半径の1/2以内の領域に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、効率よく反射板の撓みを抑制させることができる。
[適用例5]上記適用例にかかるアクチュエーターでは、前記反射板の半径の1/2以内の領域から前記反射板の外周部に向けて延在するリブをさらに設けたことを特徴とする。
この構成によれば、さらに効率よく反射板の撓みを抑制させることができる。
[適用例6]上記適用例にかかるアクチュエーターでは、前記リブは、前記反射板の板厚方向からの平面視において前記第1軸に対して対称に設けられたことを特徴とする。
この構成よれば、第1軸部周りにバランスよく反射部を揺動させることができる。
[適用例7]上記適用例にかかるアクチュエーターは、前記第1軸部と接続され、かつ、前記可動部を取り囲む形状の可動枠と、前記第1軸に交差する第2軸周りに前記可動枠を揺動可能に支持する第2軸部と、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、第1軸周り及び第2軸周りに反射部が揺動する際、反射板の反射面と反対側の面に設けられたリブにより反射板の撓みを抑制することができる。これにより、反射板を安定して動作させることができる。
[適用例8]本適用例にかかる光スキャナーは、可動部と、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、光を反射する反射面を有する反射板、前記反射板の前記反射面と反対側の裏面に設けられた支柱、を備え、前記可動部に前記支柱が固着された反射部と、を有し、前記反射部の前記反射面と反対側の面にリブが設けられたことを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、可動部の揺動に伴って反射部が揺動する際、反射板の反射面と反対側の面に設けられたリブにより反射板の撓みを抑制することができる。これにより、反射板を安定して動作させることができる。
[適用例9]本適用例にかかる画像表示装置は、可動部と、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、光を反射する反射面を有する反射板および前記反射板の前記反射面と反対側の裏面に設けられた支柱を備え、前記可動部に前記支柱が固着された反射部と、を有し、前記反射板の前記反射面と反対側の面にリブが設けられたアクチュエーターと、前記アクチュエーターに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、反射板の揺動時における撓みが低減されたアクチュエーターが搭載されるため、画像品質を向上させることができる。
[適用例10]本適用例にかかるヘッドマウントディスプレイは、可動部と、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、光を反射する反射面を有する反射板および前記反射板の前記反射面と反対側の裏面に設けられた支柱を備え、前記可動部に前記支柱が固着された反射部と、を有し、前記反射板の前記反射面と反対側の面にリブが設けられたアクチュエーターと、前記光スキャナーに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、反射板の揺動時における撓みが低減されたアクチュエーターが搭載されるため、画像品質を向上させることができる。
第1実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す概略図。 第1及び第2実施形態にかかる反射部の平面図。 第2実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す概略図。 電圧印加部の構成を示すブロック図。 発生電圧の一例を示す説明図。 第3実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す概略図。 第3及び第4実施形態にかかる反射部の平面図。 第4実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す概略図。 画像表示装置の構成を示す概略図。 携帯用画像表示装置の構成を示す概略図。 ヘッドアップディスプレイの構成を示す概略図。 ヘッドマウントディスプレイの構成を示す概略図。 変形例1にかかる反射部の平面図。 変形例2にかかる反射部の平面図。 変形例3にかかる反射部の平面図。 変形例4にかかる光スキャナーの構成を示す模式図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
[第1実施形態]
まず、アクチュエーターの構成について説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナーを例に挙げて説明する。光スキャナーは、可動部と、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、反射面を有する反射板と反射板の反射面と反対側の面に設けられた支柱とを備え、可動部に支柱が固着された反射部と、を有し、反射板の反射面と反対側の面にリブが設けられたものである。図1は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示し、図1(a)は平面図であり、図1(b)は図1(a)におけるX−X断面図である。なお、図1(a)は反射部を透視した場合の平面図である。また、図2は反射部の平面図である。以下、具体的に説明する。
光スキャナー1の可動部2は、可動板111を含み、軸部3は、一対の軸部(第1軸部)11a,11bを含んでいる。また、可動板111の板厚方向から見て、可動板111の周辺を囲むように外枠支持部15が配置され、可動板111は、軸部11a,11bを介して外枠支持部15に接続されている。軸部11a,11b弾性変形可能である。そして、可動板111を第1軸周り(本実施形態ではY軸周り)に揺動(回動)可能となるように、可動板111と外枠支持部15とが軸部11a,11bを介して連結されている。
軸部11a,11bは、可動板111を介して互いに対向するように配置されている。また、軸部11a,11bは、それぞれ、Y軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、軸部11a,11bは、それぞれ、一端部が可動板111に接続され、他端部が外枠支持部15に接続されている。そして、軸部11a,11bは、それぞれ、中心軸とY軸とが一致するように配置されている。このように構成された軸部11a,11bは、それぞれ、可動板111によるY軸周りの揺動に伴ってねじれ変形する。なお、軸部11a,11bの形態は上記の形態に限定されない。例えば、途中の少なくとも1箇所が屈曲または湾曲した、ミアンダー形状を有していてもよい。また、軸部11a,11bの軸の本数に関して単数であってもよいし、複数であってもよい。可動板111、軸部11a,11b及び外枠支持部15は、例えば、シリコン単結晶の基板を用いて一体的に形成されている。
反射部4は、反射板113と支柱115とを備えている。本実施形態の反射板113は、板状を成すととともに、反射板113の板厚方向からの平面視(以下、単に「平面視」ともいう)において円形状を成している。なお、反射板113の平面視における形状は、楕円形状であってもよい。反射板113が楕円形状の場合、X軸方向を短軸方向または長軸方向とすることができる。反射板113の第1面113aには光を反射させる反射面114が形成されている。また、反射板113の第1面113aとは反対側の面となる第2面113bには支柱115が配置されている。そして、支柱115の反射板113側とは反対側の面と可動板111とが固着されている。固着方法としては、例えば、各種接着剤やろう材等の接合材を用いて固着させることができる。このように、本実施形態では、可動板111と反射板113とが別部材として構成されている。このようにすれば、可動板111等の小型化の影響を受けずに、反射部4の大きさを維持することができる。また、可動板111と反射板113とが離間する構成となるため、反射板113が軸部11a、11bの側面に直接接続されないので、反射板113が揺動(回動)するときに、軸部11a、11bの捩れ変形による応力が反射板113に及ぶのを防止または抑制することができる。反射板113と支柱115とは、シリコン単結晶の基板を用いて一体的に形成されている。なお、反射板113と支柱115とを別々に形成したのちに、互いに接着してもよい。
また、反射板113の第2面113bにはリブ120が設けられている。リブ120は、反射部4が揺動した際の反射板113の撓みを抑制する他の部分よりも厚みの大きい部分であり、いわゆる補強リブとも言われるものである。そして反射板113は、リブ120が形成された厚い部分とリブ120が形成されていない薄い部分とを有する。このことは、反射板113に対して溝が形成された薄い部分と溝が形成されていない厚い部分とを有することと同義である。
本実施形態では、図2に示すように、反射部4の反射板113の第2面113bには、支柱115を中心とする円形状のリブ120aが設けられている。また、リブ120aは、平面視において、反射板113の第2面113bにおける支柱115の中心から反射板113の半径rの1/2以内の領域に設けられている。なお、反射板113が楕円形状である場合、リブ120aは、平面視において、反射板113の長径の半分を長径とし反射板113の短径の半分を短径とする楕円形状の内側に配置される。
さらに、本実施形態では、反射板113の半径rの1/2以内の領域から反射板113の外周部に向けて部分的に延在するリブ120bが設けられている。外周部に向けて延在するリブ120bは、揺動軸(Y軸)に対してθ=0°〜90°の範囲に配置可能である。本実施形態では、揺動軸(Y軸)に対してθ=45°の位置に配置されている。そして、平面視において所定軸(Y軸)に対して対称となるようにリブ120(120a,120b)が設けられている。なお、図2においてリブ120の配置が理解しやすいようにハッチングを施している。
また、図1(a)に示すように、反射板113は、平面視において、可動板111及び軸部11a,11bを覆うように配置されている。そのため、軸部11aと軸部11bとの間の距離を短くしつつ、反射部4の面積を大きくすることができる。また、軸部11aと軸部11bとの間の距離を短くすることができることから、外枠支持部15の小型化を図ることができる。これにより、反射板113の面積を大きく維持しつつ、光スキャナー1の全体構造を小型化させることが可能となる。また、不要な光が可動板111及び軸部11a,11bで反射して迷光となるのを防止することができる。また、外枠支持部15の表面には、反射防止処理が施されているのが好ましい。これにより、外枠支持部15に照射された不要光が迷光となるのを防止することができる。かかる反射防止処理としては、特に限定されないが、例えば、反射防止膜(誘電体多層膜)の形成、粗面化処理、黒色処理等が挙げられる。なお、外枠支持部15の他に可動板111や軸部11a,11b等の表面にも反射防止処理を施してもよい。
可動板111の支柱115と固着された面と反対側の面には接着剤等を介して永久磁石21が接合されている。そして、永久磁石21は、平面視において所定軸(Y軸)に対して直交する方向(X軸方向)にN極とS極とに磁化されている。すなわち、永久磁石21は、Y軸を介して対向した互いに極性の異なる一対の磁極を有している。
永久磁石21の下方にはコイル31が配置されている。すなわち、永久磁石21に対向するようにコイル31が設けられている。本実施形態では、コイル31が磁心32の外周に沿って巻かれている。そして、コイル31は電圧印加手段(図示せず)に電気的に接続されている。
次に、光スキャナー1の動作方法について説明する。まず、電圧印加手段からコイル31に対して所定周波数の交流電流が供給される。これにより、コイル31は上方(可動板111側)に向く磁界と、下方に向く磁界とを交互に発生させる。これにより、コイル31に対して磁石21の一対の磁極のうち一方の磁極が接近し他方の磁極が離間する。こうして、軸部11a,11bをねじれ変形させながら、可動板111と可動板111に固着された反射部4及び磁石21とが、所定軸としてのY軸周りに揺動する。
なお、コイル31に供給される交流電流の所定周波数は、反射部4、軸部11a,11b及び磁石21から構成される振動系の振動数(ねじり共振周波数)とほぼ一致するように設定するのが好ましい。このように共振を利用することで、可動板111を所定軸(Y軸)周りに揺動させるときに、少ない消費電力で振れ角を大きくすることができる。
なお、本実施形態では、磁石21とコイル31と間の電磁力を利用した駆動方式を示したが、これに限定されず、強磁性体に相当する磁石21と、磁界発生手段に相当するコイル31及び電源との間に駆動力を発生させるように構成されていればよい。例えば、コイル31が可動板111に設けられた、いわゆるムービングコイル型の駆動方式であってもよい。
以上、上記第1実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
反射板113の第2面113bには、支柱115を中心とするリブ120a及び反射板113の中心部から反射板113の外周方向に向けて延在するリブ120bが形成されているので、可動板111の揺動に伴って反射板113が揺動される際、反射板113の撓みを抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態にかかるアクチュエーターの構成について説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナーを例に挙げて説明する。本実施形態の光スキャナーは、可動部と、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、反射面を有する反射板と反射板の反射面と反対側の面に設けられた支柱とを備え、可動部に支柱が固着された反射部と、を有し、反射部の反射板と反対側の面にリブが設けられたことを備えたものである。さらに、本実施形態の光スキャナー1aは、第1軸部と接続され、かつ、可動部を取り囲む枠状の可動枠と、第1軸に交差する第2軸周りに可動枠を揺動可能に支持する第2軸部と、を含むものである。
図3は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す概略図であり、図3(a)は、反射部を透視した平面図であり、図3(b)は、図3(a)におけるA−A断面図である。なお、第1実施形態と同じ部材等には同じ符号を付している。なお、本実施形態にかかる反射部4の構成は第1実施形態と同様なので説明を省略する(図2参照)。以下、具体的に説明する。
本実施形態にかかる光スキャナー1aの可動部2は、可動板111を含み、軸部3は、一対の第1軸部12a,12bを含んでいる。図3(a)に示すように、可動板111は、平面視において円形を有し、光スキャナー1aの中心部に配置されている。可動枠13は、枠状を成し、可動板111の板厚方向から見て可動板111の周囲を囲むように設けられている。換言すれば、可動板111は、枠状の可動枠13の内側に設けられている。そして、可動板111は第1軸部12a,12bを介して可動枠13と接続されている。
外枠支持部15は、枠状を成し、可動板111の板厚方向から見て可動枠13の周囲を囲むように設けられている。換言すれば、可動枠13は、外枠支持部15の内側に設けられている。可動枠13は、第2軸部14a,14bを介して外枠支持部15に接続されている。
第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14bは、それぞれ、弾性変形可能である。そして、第1軸部12a,12bは、可動板111を第1軸周り(本実施形態ではY軸周り)に回動(揺動)可能とするように、可動板111と可動枠13とを連結している。また、第2軸部14a,14bは、可動枠13を第1軸に直交する第2軸周り(本実施形態ではX軸周り)に回動(揺動)可能とするように、可動枠13と外枠支持部15とを連結している。
第1軸部12a,12bは、可動板111を介して互いに対向するように配置されている。また、第1軸部12a,12bは、それぞれ、Y軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、第1軸部12a,12bは、それぞれ、一端部が可動板111に接続され、他端部が可動枠13に接続されている。また、第1軸部12a,12bは、それぞれ、中心軸とY軸とが一致するように配置されている。このように構成された第1軸部12a,12bは、それぞれ、可動板111のY軸周りの揺動に伴ってねじれ変形する。
第2軸部14a,14bは、可動枠13を介して互いに対向するように配置されている。また、第2軸部14a,14bは、それぞれ、X軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、第2軸部14a,14bは、それぞれ、一端部が可動枠13に接続され、他端部が外枠支持部15に接続されている。このように構成された第2軸部14a,14bは、可動枠13のX軸周りの揺動に伴って、第2軸部14a,14b全体がそれぞれねじれ変形する。このように、可動板111をY軸周りに揺動可能とするとともに、可動枠13をX軸周りに揺動可能とすることによりX軸及びY軸の2軸周りに揺動(回動)させることができる。
なお、第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14bの形態は上記の形態に限定されない。例えば、途中の少なくとも1箇所が屈曲または湾曲した、ミアンダー形状を有していてもよい。また、第1軸部12a,12bや第2軸部14a,14bの軸の本数に関しても単数であってもよいし、複数であってもよい。なお、可動板111、可動枠13、第1軸部12a,12b、第2軸部14a,14b及び外枠支持部15は、例えば、シリコン単結晶の基板を用いて一体的に形成されている。
図3(a)に示すように、反射部4の反射板113は、平面視において、可動部2を覆うように形成されている。すなわち、平面視において、可動板111、第1軸部12a,12b、可動枠13、第2軸部14a,14bが反射板113の内側に配置されている。そのため第1軸部12aと第1軸部12bとの間の距離を短くしつつ、反射板113の面積を大きくすることができる。また、第1軸部12aと第1軸部12bとの間の距離を短くすることができることから、可動枠13の小型化を図ることができる。さらに、可動枠13の小型化を図ることができることから、第2軸部14aと第2軸部14bとの間の距離を短くすることができる。これにより、反射板113の面積を大きく維持しつつも、光スキャナー1の全体構造を小型化させることが可能となる。また、不要な光が可動板111、第1軸部12a,12b、可動枠13及び第2軸部14a,14bで反射して迷光となるのを防止することができる。また、外枠支持部15の表面には、反射防止処理が施されているのが好ましい。これにより、外枠支持部15に照射された不要光が迷光となるのを防止することができる。かかる反射防止処理としては、特に限定されないが、例えば、反射防止膜(誘電体多層膜)の形成、粗面化処理、黒色処理等が挙げられる。なお、外枠支持部15の他に可動板111、第1軸部12a,12b、可動枠13や第2軸部14a,14b等の表面にも反射防止処理を施してもよい。
可動板111の支柱115と固着された面と反対側の面に対向するように永久磁石21aが配置されている。磁石21aは、長手形状を成し、可動枠13の一方の面にスペーサー80を介して接合されている。可動枠13とスペーサー80との接合及びスペーサー80と磁石21aとの接合は接着剤等が適用される。可動枠13と永久磁石21aとの間にスペーサー80を介在させることにより、可動板111と永久磁石21aとの間に空間が形成される。そして当該空間の形成により、可動板111の揺動の際に、可動板111と永久磁石21aとの干渉を防止することができる。
磁石21aの下方にはコイル31が配置されている。すなわち、永久磁石21aに対向するようにコイル31が設けられている。本実施形態では、コイル31が磁心32の外周に沿って巻かれている。そして、コイル31は電圧印加部40に電気的に接続されている。
次に、電圧印加部の構成について説明する。図4は、電圧印加部の構成を示すブロック図であり、図5は、発生電圧の一例を示す説明図である。
図4に示すように、電圧印加部40は、可動板111をY軸周りに揺動させるための第1電圧V1を発生させる第1電圧発生部41と、可動板111をX軸周りに揺動させるための第2電圧V2を発生させる第2電圧発生部42と、第1電圧V1と第2電圧V2とを重畳する電圧重畳部43とを備えている。電圧印加部40の第1電圧発生部41及び第2電圧発生部42はそれぞれ制御部7に接続されている。また、電圧印加部40は、コイル31に電気的に接続されており、電圧重畳部43で重畳した電圧をコイル31に印加するように構成されている。
第1電圧発生部41は、図5(a)に示すように、周期T1で周期的に変化する第1電圧V1(水平走査用電圧)を発生させるものである。すなわち、第1電圧発生部41は、第1周波数(1/T1)の第1電圧V1を発生させるものである。第1電圧V1は、正弦波のような波形を成している。そのため、光スキャナー1は効果的に光を主走査することができる。なお、第1電圧V1の波形は、これに限定されない。
また、第1周波数(1/T1)は、水平走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、10〜40kHzであるのが好ましい。本実施形態では、第1周波数は、可動板111、第1軸部12a、12bで構成される第1の振動系(ねじり振動系)のねじり共振周波数(f1)と等しくなるように設定されている。つまり、第1の振動系は、そのねじり共振周波数f1が水平走査に適した周波数になるように設計(製造)されている。これにより、可動板111のY軸周りの回動角を大きくすることができる。
一方、第2電圧発生部42は、図5(b)に示すように、周期T1と異なる周期T2で周期的に変化する第2電圧V2(垂直走査用電圧)を発生させるものである。すなわち、第2電圧発生部42は、第2周波数(1/T2)の第2電圧V2を発生させるものである。第2電圧V2は、鋸波のような波形を成している。そのため、光スキャナー1は効果的に光を垂直走査(副走査)することができる。なお、第2電圧V2の波形は、これに限定されない。
第2周波数(1/T2)は、第1周波数(1/T1)と異なり、かつ、垂直走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、30〜120Hzであるのが好ましい。さらに、60Hz程度が好適である。このように、第2電圧V2の周波数を60Hz程度とし、前述したように第1電圧V1の周波数を10〜40kHzとすることで、ディスプレイでの描画に適した周波数で、可動板111を互いに直交する2軸(X軸及びY軸)のそれぞれの軸周りに回動させることができる。ただし、可動板111をX軸及びY軸のそれぞれの軸周りに回動させることができれば、第1電圧V1の周波数と第2電圧V2の周波数との組み合わせは、特に限定されない。
本実施形態では、第2電圧V2の周波数は、可動板111、第1軸部12a、12b、可動枠13、第2軸部14a,14b,14c,14dで構成された第2の振動系(ねじり振動系)のねじり共振周波数(共振周波数)と異なる周波数となるように調整されている。このような第2電圧V2の周波数(第2周波数)は、第1電圧V1の周波数(第1周波数)よりも小さいことが好ましい。すなわち、周期T2は、周期T1よりも長いことが好ましい。これにより、より確実かつより円滑に、可動板111をY軸周りに第1周波数で回動させつつ、X軸周りに第2周波数で回動させることができる。
また、第1の振動系のねじり共振周波数をf1[Hz]とし、第2の振動系のねじり共振周波数をf2[Hz]としたとき、f1とf2とが、f2<f1の関係を満たすことが好ましく、f1≧10f2の関係を満たすことがより好ましい。これにより、より円滑に、可動板111を、Y軸周りに第1電圧V1の周波数で回動させつつ、X軸周りに第2電圧V2の周波数で回動させることができる。
このような第1電圧発生部41及び第2電圧発生部42は、それぞれに接続された制御部7からの信号に基づき駆動する。そして、第1電圧発生部41及び第2電圧発生部42は、電圧重畳部43に接続されている。電圧重畳部43は、コイル31に電圧を印加するための加算器43aを備えている。加算器43aは、第1電圧発生部41から第1電圧V1を受けるとともに、第2電圧発生部42から第2電圧V2を受け、これらの電圧を重畳しコイル31に印加する。
次に、光スキャナー1の動作について説明する。なお、本実施形態では、前述したように、第1電圧V1の周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数と等しく設定されており、第2電圧V2の周波数は、第2の振動系のねじり共振周波数と異なる値に、かつ、第1電圧V1の周波数よりも小さくなるように設定されている(例えば、第1電圧V1の周波数が15kHz、第2電圧V2の周波数が60Hzに設定されている)。
まず、例えば、図5(a)に示すような第1電圧V1と、図5(b)に示すような第2電圧V2とを電圧重畳部43にて重畳し、重畳した電圧をコイル31に印加する。そして、第1電圧V1の印加によってコイル31に電流が流れる。その結果、コイル31に流れる電流と永久磁石21a間における磁界との相互作用によって生じるローレンツ力により、第1軸部12a,12bが捩れ変形され、可動板111がY軸(第1軸)を中心軸として揺動する。また、第1電圧V1の周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数と等しい。そのため、第1電圧V1によって、効率的に、可動板111をY軸周りに回動させることができる。すなわち、前述した可動枠13のY軸周りのねじり振動成分を有する振動が小さくても、その振動に伴う可動板111のY軸周りの回動角を大きくすることができる。
また、第2電圧V2の印加によってコイル31に電流が流れる。その結果、コイル31に流れる電流と永久磁石21a間における磁界との相互作用によって生じるローレンツ力により、第2軸部14a,14bが捩れ変形され、可動枠13が可動板111とともにX軸(第2軸)を中心軸として揺動する。また、第2電圧V2の周波数は、第1電圧V1の周波数に比べて極めて低く設定されている。また、第2の振動系のねじり共振周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数よりも低く設計されている。そのため、可動板111が第2電圧V2の周波数でY軸周りに回動してしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、可動枠13に永久磁石21aが設けられた、いわゆるムービングマグネット型のアクチュエーターを示した。しかし、これに限定されず、可動枠13にコイルが設けられた、いわゆるムービングコイル型のアクチュエーターであってもよい。さらに、ムービングコイル型のアクチュエーターは、可動枠13のみにコイルが設けられていても、可動枠13および可動板111の両方にコイルが設けられていてもよい。
以上、上記第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
第1軸部12a,12b周り及び第2軸部14a,14b周りに揺動する際、反射板113の第2面113bに設けられたリブ120a,120bにより反射板の撓みを抑制することができる。これにより、反射板113を安定して動作させることができる。
[第3実施形態]
次に、アクチュエーターの構成について説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナーを例に挙げて説明する。光スキャナーは、可動部と、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、反射面を有する反射板と反射板の反射面と反対側の面に設けられた支柱とを備え、可動部に支柱が固着された反射部と、を有し、反射板の反射部と反対側の面にリブが設けられたものである。図6は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示し、図6(a)は平面図であり、図6(b)は図6(a)におけるX−X断面図である。なお、図6(a)は反射部を透視した場合の平面図である。また、図7は反射部の平面図である。以下、具体的に説明する。なお、第1実施形態と同じ部材等には同じ符号を付している。
可動部2は、可動板111を含み、軸部3は、一対の軸部(第1軸部)11a,11bを含んでいる。また、可動板111の板厚方向から見て可動板111の周辺を囲むように外枠支持部15が配置され、可動板111は、軸部11a,11bを介して外枠支持部15に接続されている。軸部11a,11bは弾性変形可能である。そして、可動板111を第1軸周り(本実施形態ではY軸周り)に揺動(回動)可能となるように、可動板111と外枠支持部15とが軸部11a,11bを介して連結されている。
軸部11a,11bは、可動板111を介して互いに対向するように配置されている。また、軸部11a,11bは、それぞれ、Y軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、軸部11a,11bは、それぞれ、一端部が可動板111に接続され、他端部が外枠支持部15に接続されている。そして、軸部11a,11bは、それぞれ、中心軸とY軸とが一致するように配置されている。このように構成された軸部11a,11bは、それぞれ、可動板111によるY軸周りの揺動に伴ってねじれ変形する。なお、軸部11a,11bの形態は上記の形態に限定されない。例えば、途中の少なくとも1箇所が屈曲または湾曲した、ミアンダー形状を有していてもよい。また、軸部11a,11bの軸の本数に関して単数であってもよいし、複数であってもよい。可動板111、軸部11a,11b及び外枠支持部15は、例えば、シリコン単結晶の基板を用いて一体的に形成されている。
反射部4aは、反射板113と支柱115とを備えている。本実施形態の反射板113は、板状を成すととともに、平面視において円形状を成している。なお、反射板113は、楕円形状であってもよい。反射板113が楕円形状の場合、X軸方向を短軸方向または長軸方向とすることができる。反射板113の第1面113aには光を反射させる反射面114が形成されている。また、反射板113の第1面113aとは反対側の面となる第2面113bには支柱115が配置されている。そして、支柱115の反射板113側とは反対側の面と可動板111とが固着されている。固着方法としては、例えば、各種接着剤やろう材等の接合材を用いて固着させることができる。このように、本実施形態では、可動板111と反射板113とが別部材として構成されている。このようにすれば、可動板111等の小型化の影響を受けずに、反射部4の大きさを保持することができる。また、可動板111と反射板113とが離間する構成となるため、反射板113が軸部11a,11bの側面に直接接続されないので、反射板113が揺動(回動)するときに、軸部11a,11bの捩れ変形による応力が反射板113に及ぶのを防止または抑制することができる。反射板113と支柱115とは、シリコン単結晶の基板を用いて一体的に形成されている。なお、反射板113と支柱115とを別々に形成したのちに、互いに接着してもよい。
また、反射板113の第2面113bにはリブ120が設けられている。リブ120は、反射部4aが揺動した際の反射板113の撓みを抑制するものである。そして反射板113は、リブ120が形成された厚い部分とリブ120が形成されていない薄い部分とを有する。このことは、反射板113に対して溝が形成された薄い部分と溝が形成されていない厚い部分とを有することと同義である。
本実施形態では、図7に示すように、反射部4aの反射板113の第2面113bには、支柱115を中心とする円弧を含む扇形状のリブ120cが設けられている。また、リブ120cは、平面視において、反射板113の第2面113bにおける支柱115の中心から反射板113の半径rの1/2以内の領域に設けられている。なお、反射板113が楕円形状である場合、リブ120cは、平面視において、反射板113の長径の半分を長径とし反射板113の短径の半分を短径とする楕円形状の内側に配置される。
そして、本実施形態では、平面視において所定軸(Y軸)に対して対称となるように一対のリブ120cが設けられている。また、本実施形態のリブ120cは、Y軸上以外の領域に形成されている。換言すれば、平面視において、軸部11a,11bと重ならない領域にリブ120cが形成されている。なお、図2においてリブ120の配置が理解しやすいようにハッチングを施している。
また、図6(a)に示すように、反射板113は、平面視において、可動板111及び軸部11a,11bを覆うように配置されている。そのため、軸部11aと軸部11bとの間の距離を短くしつつ、反射部4の面積を大きくすることができる。また、軸部11aと軸部11bとの間の距離を短くすることができることから、外枠支持部15の小型化を図ることができる。これにより、反射板113の面積を大きく維持しつつ、光スキャナー1の全体構造を小型化させることが可能となる。また、不要な光が可動板111及び軸部11a,11bで反射して迷光となるのを防止することができる。また、外枠支持部15の表面には、反射防止処理が施されているのが好ましい。これにより、外枠支持部15に照射された不要光が迷光となるのを防止することができる。かかる反射防止処理としては、特に限定されないが、例えば、反射防止膜(誘電体多層膜)の形成、粗面化処理、黒色処理等が挙げられる。なお、外枠支持部15の他に可動板111や軸部11a,11b等の表面にも反射防止処理を施してもよい。
可動板111の支柱115と固着された面と反対側の面には接着剤等を介して永久磁石21が接合されている。そして、永久磁石21は、平面視において所定軸(Y軸)に対して直交する方向(X軸方向)にN極とS極とに磁化されている。すなわち、永久磁石21は、Y軸を介して対向した互いに極性の異なる一対の磁極を有している。
永久磁石21の下方にはコイル31が配置されている。すなわち、磁石21に対向するようにコイル31が設けられている。本実施形態では、コイル31が磁心32の外周に沿って巻かれている。そして、コイル31は電圧印加手段(図示せず)に電気的に接続されている。
次に、光スキャナー1の動作方法について説明する。まず、電圧印加手段からコイル31に対して所定周波数の交流電流が供給される。これにより、コイル31は上方(可動板111側)に向く磁界と、下方に向く磁界とを交互に発生させる。これにより、コイル31に対して磁石21の一対の磁極のうち一方の磁極が接近し他方の磁極が離間する。こうして、軸部11a,11bをねじれ変形させながら、可動板111と可動板111に固着された反射部4及び磁石21とが、所定軸としてのY軸周りに揺動する。
なお、コイル31に供給される交流電流の所定周波数は、反射部4、軸部11a,11b及び磁石21から構成される振動系の振動数(ねじり共振周波数)とほぼ一致するように設定するのが好ましい。このように共振を利用することで、可動板111を所定軸(Y軸)周りに揺動させるときに、少ない消費電力で振れ角を大きくすることができる。
なお、本実施形態では、磁石21とコイル31と間の電磁力を利用した駆動方式を示したが、これに限定されず、強磁性体に相当する磁石21と、磁界発生手段に相当するコイル31及び電源との間に駆動力を発生させるように構成されていればよい。例えば、コイル31が可動板111に設けられた、いわゆるムービングコイル型の駆動方式であってもよい。
以上、上記第3実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
反射板113の第2面113bには、支柱115を中心とする円弧を含むリブ120cが形成されているので、可動板111の揺動に伴って反射板113が揺動される際、反射板113の撓みを抑制することができる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態にかかるアクチュエーターの構成について説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナーを例に挙げて説明する。本実施形態の光スキャナーは、可動部と、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、反射面を有する反射板と反射板の反射面と反対側の面に設けられた支柱とを備え、可動部に支柱が固着された反射部と、を有し、反射部の反射板と反対側の面にリブが設けられたことを備えたものである。さらに、本実施形態の光スキャナー1cでは、第1軸部と接続され、かつ、可動部を取り囲む枠状の可動枠と、第1軸に交差する第2軸周りに可動枠を揺動可能に支持する第2軸部と、を含むものである。
図8は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す概略図であり、図8(a)は、反射部を透視した平面図であり、図8(b)は、図8(a)におけるA−A断面図である。なお、第2実施形態と同じ部材等には同じ符号を付している。なお、本実施形態にかかる反射部4aの構成は第3実施形態と同様なので説明を省略する(図7参照)。以下、具体的に説明する。
本実施形態の可動部2は、可動板111を含み、軸部3は、一対の第1軸部12a,12bを含んでいる。図8(a)に示すように、可動板111は、平面視において円形を有し、光スキャナー1aの中心部に配置されている。可動枠13は、枠状を成し、可動板111の板厚方向から見て可動板111の周囲を囲むように設けられている。換言すれば、可動板111は、枠状の可動枠13の内側に設けられている。そして、可動板111は第1軸部12a,12bを介して可動枠13と接続されている。
外枠支持部15は、枠状を成し、可動板111の板厚方向から見て可動枠13の周囲を囲むように設けられている。換言すれば、可動枠13は、外枠支持部15の内側に設けられている。可動枠13は、第2軸部14a,14bを介して外枠支持部15に接続されている。
第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14bは、それぞれ、弾性変形可能である。そして、第1軸部12a,12bは、可動板111を第1軸周り(本実施形態ではY軸周り)に回動(揺動)可能とするように、可動板111と可動枠13とを連結している。また、第2軸部14a,14bは、可動枠13を第1軸に直交する第2軸周り(本実施形態ではX軸周り)に回動(揺動)可能とするように、可動枠13と外枠支持部15とを連結している。
第1軸部12a,12bは、可動板111を介して互いに対向するように配置されている。また、第1軸部12a,12bは、それぞれ、Y軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、第1軸部12a,12bは、それぞれ、一端部が可動板111に接続され、他端部が可動枠13に接続されている。また、第1軸部12a,12bは、それぞれ、中心軸とY軸とが一致するように配置されている。このように構成された第1軸部12a,12bは、それぞれ、可動板111のY軸周りの揺動に伴ってねじれ変形する。
第2軸部14a,14bは、可動枠13を介して互いに対向するように配置されている。また、第2軸部14a,14bは、それぞれ、X軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、第2軸部14a,14bは、それぞれ、一端部が可動枠13に接続され、他端部が外枠支持部15に接続されている。このように構成された第2軸部14a,14bは、可動枠13のX軸周りの揺動に伴って、第2軸部14a,14b全体がそれぞれねじれ変形する。このように、可動板111をY軸周りに揺動可能とするとともに、可動枠13をX軸周りに揺動可能とすることによりX軸及びY軸の2軸周りに揺動(回動)させることができる。
なお、第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14bの形態は上記の形態に限定されない。例えば、途中の少なくとも1箇所が屈曲または湾曲した、ミアンダー形状を有していてもよい。また、第1軸部12a,12bや第2軸部14a,14bの軸の本数に関しても単数であってもよいし、複数であってもよい。なお、可動板111、可動枠13、第1軸部12a,12b、第2軸部14a,14b及び外枠支持部15は、例えば、シリコン単結晶の基板を用いて一体的に形成されている。
図8(a)に示すように、反射部4aの反射板113は、平面視において、可動部2を覆うように形成されている。すなわち、平面視において、可動板111、第1軸部12a,12b、可動枠13、第2軸部14a,14bが反射板113の内側に配置されている。そのため第1軸部12aと第1軸部12bとの間の距離を短くしつつ、反射板113の面積を大きくすることができる。また、第1軸部12aと第1軸部12bとの間の距離を短くすることができることから、可動枠13の小型化を図ることができる。さらに、可動枠13の小型化を図ることができることから、第2軸部14aと第2軸部14bとの間の距離を短くすることができる。これにより、反射板113の面積を大きく維持しつつも、光スキャナー1の全体構造を小型化させることが可能となる。また、不要な光が可動板111、第1軸部12a,12b、可動枠13及び第2軸部14a,14bで反射して迷光となるのを防止することができる。また、外枠支持部15の表面には、反射防止処理が施されているのが好ましい。これにより、外枠支持部15に照射された不要光が迷光となるのを防止することができる。かかる反射防止処理としては、特に限定されないが、例えば、反射防止膜(誘電体多層膜)の形成、粗面化処理、黒色処理等が挙げられる。なお、外枠支持部15の他に可動板111、第1軸部12a,12b、可動枠13や第2軸部14a,14b等の表面にも反射防止処理を施してもよい。
可動板111の支柱115と固着された面と反対側の面に対向するように磁石21aが配置されている。磁石21aは、長手形状を成し、可動枠13の一方の面にスペーサー80を介して接合されている。可動枠13とスペーサー80との接合及びスペーサー80と磁石21aとの接合は接着剤等が適用される。可動枠13と永久磁石21aとの間にスペーサー80を介在させることにより、可動板111と永久磁石21aとの間に空間が形成される。そして当該空間の形成により、可動板111の揺動の際に、可動板111と永久磁石21aとの干渉を防止することができる。
磁石21aの下方にはコイル31が配置されている。すなわち、永久磁石21aに対向するようにコイル31が設けられている。本実施形態では、コイル31が磁心32の外周に沿って巻かれている。そして、コイル31は電圧印加手段に電気的に接続されている。なお、電圧印加部40の構成は、第2実施形態と同様なので説明を省略する(図4及び図5参照)。
次に、光スキャナー1の動作について説明する。なお、本実施形態では、図4及び図5に示すように、第1電圧V1の周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数と等しく設定されており、第2電圧V2の周波数は、第2の振動系のねじり共振周波数と異なる値に、かつ、第1電圧V1の周波数よりも小さくなるように設定されている(例えば、第1電圧V1の周波数が15kHz、第2電圧V2の周波数が60Hzに設定されている)。
まず、例えば、図5(a)に示すような第1電圧V1と、図5(b)に示すような第2電圧V2とを電圧重畳部43にて重畳し、重畳した電圧をコイル31に印加する。そして、第1電圧V1の印加によってコイル31に電流が流れる。その結果、コイル31に流れる電流と永久磁石21a間における磁界との相互作用によって生じるローレンツ力により、第1軸部12a,12bが捩れ変形され、可動板111がY軸(第1軸)を中心軸として揺動する。また、第1電圧V1の周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数と等しい。そのため、第1電圧V1によって、効率的に、可動板111をY軸周りに回動させることができる。すなわち、前述した可動枠13のY軸周りのねじり振動成分を有する振動が小さくても、その振動に伴う可動板111のY軸周りの回動角を大きくすることができる。
また、第2電圧V2の印加によってコイル31に電流が流れる。その結果、コイル31に流れる電流と永久磁石21a間における磁界との相互作用によって生じるローレンツ力により、第2軸部14a,14bが捩れ変形され、可動枠13が可動板111とともにX軸(第2軸)を中心軸として揺動する。また、第2電圧V2の周波数は、第1電圧V1の周波数に比べて極めて低く設定されている。また、第2の振動系のねじり共振周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数よりも低く設計されている。そのため、可動板111が第2電圧V2の周波数でY軸周りに回動してしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、可動枠13に永久磁石21aが設けられた、いわゆるムービングマグネット型のアクチュエーターを示した。しかし、これに限定されず、可動枠13にコイルが設けられた、いわゆるムービングコイル型のアクチュエーターであってもよい。さらに、ムービングコイル型のアクチュエーターは、可動枠13のみにコイルが設けられていても、可動枠13および可動板111の両方にコイルが設けられていてもよい。
以上、上記第4実施形態によれば、第3実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
第1軸部12a,12b周り及び第2軸部14a,14b周りに揺動する際、反射板113の第2面113bに設けられたリブ120cにより反射板の撓みを抑制することができる。これにより、反射部4aを安定して動作させることができる。
次に、画像表示装置の構成について説明する。画像表示装置は、可動部と、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、反射面を有する反射板および反射板の反射面と反対側の面に設けられた支柱を備え、可動部に支柱が固着された反射部と、を有し、反射板の反射面と反対側の面にリブが設けられたアクチュエーターと、アクチュエーターに対して光を照射する照射部を備えたものである。図9は、画像表示装置の構成を示す概略図である。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとして前述の光スキャナー1(1a,1b,1c)を用いた場合について説明する。
図9に示すように、画像表示装置9は、光スキャナー1,1a,1b,1cと、光スキャナー1,1a,1b,1cに対して光を照射する照射部91等を備えている。本実施形態の照射部91は、赤色光を照射する赤色光源911と、青色光を照射する青色光源912と、緑色光を照射する緑色光源913とを備えている。さらに、赤色光源911、青色光源912及び緑色光源913のそれぞれに対応してダイクロイックミラー92A,92B,92Cが配置されている。
各ダイクロイックミラー92A,92B,92Cは、赤色光源911、青色光源912、緑色光源913のそれぞれから照射された光を合成する光学素子である。このような画像表示装置9は、図示しないホストコンピューターからの画像情報に基づいて、照射部91(赤色光源911、青色光源912、緑色光源913)から照出された光をダイクロイックミラー92A,92B,92Cでそれぞれ合成し、この合成された光が光スキャナー1に照射される。そして、光スキャナー1,1a,1b,1cが走査され、スクリーンS上でカラー画像を形成するように構成されている。
2次元走査の場合、光スキャナー1a,1cの可動板111のY軸周りの回動により反射板113で反射した光がスクリーンSの横方向に走査(主走査)される。一方、光スキャナー1a,1cの可動板111のX軸周りの回動により反射板113で反射した光がスクリーンSの縦方向に走査(副走査)される。なお、本実施形態では、ダイクロイックミラー92A,92B,92Cで合成された光を光スキャナー1a,1cによって2次元的に走査した後、その光を固定ミラー93で反射させてからスクリーンSに画像を形成するように構成されているが、固定ミラー93を省略し、光スキャナー1a,1cによって2次元的に走査された光を直接スクリーンSに照射する構成であってもよい。
上記の画像表示装置9は、例えば、携帯用画像表示装置として適用することができる。図10は、携帯用画像表示装置の構成を示す概略図である。携帯用画像表示装置100は、手で把持することができる寸法で形成されたケーシング110と、ケーシング110内に内蔵された画像表示装置9とを有している。この携帯用画像表示装置100により、例えば、スクリーンや、デスク上等の所定の面に、所定の画像を表示することができる。また、携帯用画像表示装置100は、所定の情報を表示するディスプレイ119と、キーパット130と、オーディオポート140と、コントロールボタン150と、カードスロット160と、AVポート170とを有している。なお、携帯用画像表示装置100は、通話機能、GSP受信機能等の他の機能を備えていてもよい。
次に、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の構成について説明する。ヘッドアップディスプレイ(HUD)は、可動部と、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、反射面を有する反射板および反射板の反射面と反対側の面に設けられた支柱を備え、可動部に支柱が固着された反射部と、を有し、反射部の反射面と反対側の面にリブが設けられたアクチュエーターと、光スキャナーに対して光を照射する照射部を備えたものである。なお、本実施形態では、アクチュエーターとして前述の光スキャナー1a,1b,1cのいずれかを用いた場合について説明する。
図11は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の構成を示す概略図である。図11に示すように、ヘッドアップディスプレイ(HUD)210は、上述の光スキャナー1(1a〜1c)を備えた画像表示装置9を搭載している。そして、ヘッドアップディスプレイシステム200では、画像表示装置9が、例えば、自動車のダッシュボードに、ヘッドアップディスプレイ210を構成するよう搭載されている。このヘッドアップディスプレイ210により、フロントガラス220に、例えば、目的地までの案内表示等の所定の画像を表示することができる。なお、ヘッドアップディスプレイシステム200は、自動車に限らず、例えば、航空機、船舶等にも適用することができる。
次に、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成について説明する。ヘッドマウントディスプレイは、可動部と、可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、反射面を有する反射板および反射板の反射面と反対側の面に設けられた支柱を備え、可動部に支柱が固着された反射部と、を有し、反射板の反射面と反対側の面にリブが設けられたアクチュエーターと、光スキャナーに対して光を照射する照射部を備えたものである。なお、本実施形態では、アクチュエーターとして前述の光スキャナー1,1a,1b,1cのいずれかを用いた場合について説明する。
図12は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成を示す概略図である。図12に示すように、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)300は、上述の光スキャナー1(1a〜1c)を備えた画像表示装置9を搭載している。ヘッドマウントディスプレイ300は、眼鏡型のフレーム部310を備え、フレーム部310に画像表示装置9が配置されている。そして、画像表示装置9により、フレーム部310の本来レンズである部位に設けられた表示部320に、一方の目で視認される所定の画像を表示する。
表示部320は、透明であってもよく、また、不透明であってもよい。表示部320が透明な場合は、現実世界からの情報に画像表示装置9からの情報を上乗せして使用することができる。なお、ヘッドマウントディスプレイ300に、2つ画像表示装置9を設け、両方の目で視認される画像を、2つの表示部320に表示するようにしてもよい。
以上、アクチュエーターとしての光スキャナー及び画像表示装置等の形態について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができ、また、他の任意の構成を付加することもできる。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)第1及び第2実施形態では、反射板113の第2面113bに、支柱115に接触する円形状のリブ120aを設けたが、この構成に限定されない。図13は、変形例1にかかる反射部の平面図である。図13に示すように、支柱115に接触しないように、第2面113bに円形状(ドーナツ形状)のリブ120dを設けてもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例2)第1及び第2実施形態では、反射板113の半径rの1/2以内の領域から揺動軸(Y軸)に対してθ=45°の角度で反射板113の外周部に向けて延在するリブ120bが設けたが、この構成に限定されない。図14は、変形例2にかかる反射部の平面図である。図14に示すように、反射板113の半径rの1/2以内の領域に配置されたリブ120aと、反射板113の半径rの1/2以内の領域から揺動軸(Y軸)に対してθ=75°の角度で反射板113の外周部に向けて延在するリブ120eとを配置してもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例3)第3及び第4実施形態では、反射板113の第2面113bに、支柱115に接触しない位置に円弧を含む扇形状のリブ120cを設けたが、この構成に限定されない。図15は、変形例3にかかる反射部の平面図である。図15に示すように、支柱115に接触するように、第2面113bに扇形状のリブ120fを設けてもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例4)第1〜第4実施形態では、反射部4,4aには1本の支柱115を配置したが、この構成に限定されない。図16は、変形例4にかかる光スキャナーの構成を示す模式図である。光スキャナー1dは、複数の支柱115aを有してもよい。例えば、図16に示すように、反射板113の中心を避けて設けられた2本の支柱115a,115bを有する反射部4bを構成してもよい。この場合、第1軸となるY軸線(軸部11a,11b)上を除く領域に配置されるように2本の支柱115aを形成する。このようにしても、上記同様の効果を得ることができるとともに、支柱115aと可動板111とを接着剤を用いて接着させるために押圧した際にはみ出す接着剤を軸部11a,11bに付着させることなく、揺動駆動効率を保持させることができる。なお、図9から図12に示すように、画像表示装置9やヘッドマウントディスプレイ300等に反射部4bを有する光スキャナー1dを搭載してもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
1,1a,1b,1c,1d…アクチュエーターとしての光スキャナー、2…可動部、3…軸部、4,4a,4b…反射部、7…制御部、9…画像表示装置、11a,11b…軸部、12a,12b…第1軸部、13…可動枠、14a,14b…第2軸部、15…外枠支持部、21,21a…永久磁石、31…コイル、32…磁心、40…電圧印加部、91…照射部、100…携帯用画像表示装置、111…可動板、113…反射板、113a…第1面、113b…第2面、114…反射面、115,115a…支柱、120,120a,120b,120c,120d,120e,120f…リブ、210…ヘッドアップディスプレイ、300…ヘッドマウントディスプレイ。

Claims (10)

  1. 可動部と、
    前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    光を反射する反射面を有する反射板、前記反射板の前記反射面と反対側の面に設けられた支柱、を備え、前記可動部に前記支柱が固着された反射部と、を有し、
    前記反射板の前記反射面と反対側の面にリブが設けられたことを備えたことを特徴とするアクチュエーター。
  2. 請求項1に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記リブは、前記支柱を中心とする円形状であることを特徴とするアクチュエーター。
  3. 請求項1に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記リブは、前記支柱を中心とする円弧を含む扇形状であることを特徴とするアクチュエーター。
  4. 請求項2または請求項3に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記反射板は、平面視において円形状を有し、
    前記リブは、前記反射板の前記反射面と反対側の面における前記支柱の中心から前記反射板の半径の1/2以内の領域に設けられたことを特徴とするアクチュエーター。
  5. 請求項4に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記反射板の半径の1/2以内の領域から前記反射板の外周部に向けて延在するリブをさらに設けたことを特徴とするアクチュエーター。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記リブは、前記反射板の板厚方向からの平面視において前記第1軸に対して対称に設けられたことを特徴とするアクチュエーター。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記第1軸部と接続され、かつ、前記可動部を取り囲む枠状の可動枠と、
    前記第1軸に交差する第2軸周りに前記可動枠を揺動可能に支持する第2軸部と、を含むことを特徴とするアクチュエーター。
  8. 可動部と、
    前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    光を反射する反射面を有する反射板、前記反射板の前記反射面と反対側の面に設けられた支柱、を備え、前記可動部に前記支柱が固着された反射部と、を有し、
    前記反射部の前記反射面と反対側の面にリブが設けられたことを備えたことを特徴とする光スキャナー。
  9. 可動部と、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、光を反射する反射面を有する反射板および前記反射板の前記反射面と反対側の面に設けられた支柱を備え、前記可動部に前記支柱が固着された反射部と、を有し、前記反射板の前記反射面と反対側の面にリブが設けられたアクチュエーターと、
    前記アクチュエーターに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  10. 可動部と、前記可動部を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、光を反射する反射面を有する反射板および前記反射板の前記反射面と反対側の面に設けられた支柱を備え、前記可動部に前記支柱が固着された反射部と、を有し、前記反射板の前記反射面と反対側の面にリブが設けられたアクチュエーターと、
    前記光スキャナーに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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