JP2014117891A - カード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基材の上にアンカー層と、絵柄層と、保護層と、が順次、形成されたカードであって、カードの一部に隠蔽情報記載領域が設けられ、隠蔽情報記載領域内においてアンカー層非形成部が形成され、絵柄層と基材との密着強度が、アンカー層と基材との密着強度および絵柄層とアンカー層との密着強度より弱い設定とされ、隠蔽情報記載領域の上に剥離テープを貼り付け、当該剥離テープを剥がすことにより、アンカー層非形成部の上の絵柄層が保護層と共に基材から剥がれて剥離テープの粘着剤層面に転位し、アンカー層非形成部の絵柄層および保護層が剥離テープに転位した状態で剥離テープが剥離する。
【選択図】 図2
Description
まずは、隠蔽層を削り落とす際、削り屑が発生するので、削り屑でカードを汚したり、あるいは削り屑の後始末が面倒で手間隙のかかることである。つぎに、削り屑の一部を削り残したりすることがあり、その結果、秘密情報表示部上の例えば抽選番号を当選番号と見間違えてしまう恐れがある。また、隠蔽層をコイン等で擦るために、擦る力加減によりカードの表面にキズを付けてしまい意匠性が低下することもある。
秘密情報を見る際、剥離テープを剥がすことによりアンカー部非形成部の絵柄層が除かれて例えばアンカー部非形成部の基材上に予め記載された秘密情報を見ることが可能となる、あるいはアンカー部非形成部を例えば「アタリ」、「ハズレ」等の文字情報にすることにより、絵柄層が除かれたアンカー部非形成部が抜き文字となって絵柄層の色と基材層の色とのコントラストにより文字情報として顕在化するので目視可能となる効果がある。さらに、秘密情報を見る際に削り屑が発生することなく、削り屑の削り残しによる見間違える恐れもなく、またカードの表面に擦り傷を付けることがないという効果がある。
秘密情報を見る際、剥離テープを剥がすことによりアンカー部非形成部の絵柄層が除かれて例えばアンカー部非形成部の着色接着層上に予め記載された秘密情報を見ることが可能となる、あるいはアンカー部非形成部を例えば「アタリ」、「ハズレ」等の文字情報にすることにより、絵柄層が除かれたアンカー部非形成部が抜き文字となって絵柄層の色と着色接着層の色とのコントラストにより文字情報として顕在化するので目視可能となる効果がある。また、着色接着層を隠蔽層とすることにより、例えば磁気記録層を備えたカードの場合、磁気記録層を隠蔽することができるので意匠性の高いカードとすることができる。さらに、秘密情報を見る際に削り屑が発生することなく、削り屑の削り残しによる見間違える恐れもなく、またカードの表面に擦り傷を付けることがないという効果がある。
図1の(イ)に示すように隠蔽情報記載領域15において、アンカー層12は透明であり、アンカー層12とアンカー層非形成部12aとは目視で判別不可能であり、それらの上に絵柄層13、保護層14が積層されているので上から見ると保護層14を透して絵柄層13が見えている状態となっている。すなわち、隠蔽情報記載領域15内において、アンカー層非形成部12aが潜在情報記載部16となっている。また、アンカー層非形成部12aにおいて、アンカー層12がないので絵柄層13が基材11の上に形成され絵柄層13と基材11が接した構成となっている。なお、図1の(イ)においてアンカー層12が形成されずにアタリの抜き文字として形成されているアンカー層非形成部12aは薄い色で「アタリ」と記載しているが、実際には目視で判別できないものであり、潜在情報記載部16を説明するために薄い色で記載したものである。
したがって、図2に示すように隠蔽情報記載領域15の上に粘着剤層21を備えた剥離テープ20を貼り付け、当該剥離テープ20を剥がすことにより、アンカー層非形成部12aの上の基材11と直接接している絵柄層13が保護層14と共に基材11から剥がれて剥離テープ20の粘着剤層21面に転位し、アンカー層12上の絵柄層13および保護層14は転位せず、アンカー層非形成部12aの剥離した絵柄層13’および剥離した保護層14’が剥離テープ20に転位した状態で剥離テープ20が剥離する。
その結果、隠蔽情報記載領域15には、「アタリ」の抜き文字で形成された潜在情報記載部16の絵柄層13および保護層14が剥離して除かれることにより基材11が目視可能となり絵柄層13と基材11の色のコントラストにより顕在化した潜在情報記載部16’が「アタリ」の文字となって、目視による判別が可能となる。
基材11の上に着色接着層17と、アンカー層12と、絵柄層13と、保護層14と、剥離層18と、が順次、形成されたものであり、カード10’の一部に隠蔽情報記載領域15が設けられている。隠蔽情報記載領域15内には図3の(ロ)に示すようにアンカー層12が部分的に形成されていないアンカー層非形成部12aが形成されている。また、アンカー層非形成部12aは図3の(イ)に示すようにアンカー層12が印刷等によりアタリの文字が抜き文字となって形成されている。
図3の(イ)に示すように隠蔽情報記載領域15において、アンカー層12は透明であり、アンカー層12とアンカー層非形成部12aとは目視で判別不可能であり、それらの上に絵柄層13、保護層14、剥離層18が積層されているので上から見ると剥離層18および保護層14を透して絵柄層13が見えている状態となっている。すなわち、隠蔽情報記載領域15内において、アンカー層非形成部12aが潜在情報記載部16となっている。また、アンカー層非形成部12aにおいて、アンカー層12がないので絵柄層13が着色接着層17の上に形成され絵柄層13と着色接着層17が接した構成となっている。なお、図3の(イ)においてアンカー層12が形成されずにアタリの抜き文字として形成されているアンカー層非形成部12aは薄い色で「アタリ」と記載しているが、実際には目視で判別できないものであり、潜在情報記載部16を説明するために薄い色で記載したである。
第一実施形態と第二実施形態とは基材11とアンカー層12との間に着色接着部17が介在していること、保護層14の上に剥離層18が形成されていること、磁気記録層19を備えていることで相違するが、その他は同じであり、同符号を付し、説明を省略する。
したがって、図4に示すように隠蔽情報記載領域15の上に粘着剤層21を備えた剥離テープ20を貼り付け、当該剥離テープ20を剥がすことにより、アンカー層非形成部12aの上の着色接着層17と直接接している絵柄層13が保護層14および剥離層18と共に着色接着層17から剥がれて剥離テープ20の粘着剤層21面に転位し、アンカー層12上の絵柄層13、保護層14および剥離層18は転位せず、アンカー層非形成部12aの剥離した絵柄層13’、保護層14’および剥離した剥離層18’が剥離テープ20に転位した状態で剥離テープ20が剥離する。
その結果、隠蔽情報記載領域15には、「アタリ」の抜き文字で形成された潜在情報記載部16の絵柄層13、保護層14および剥離層18が剥離して除かれることにより着色接着層17が目視可能となり絵柄層13と着色接着層17の色のコントラストにより顕在化した潜在情報記載部16’が「アタリ」の文字となって、目視による判別が可能となる。
剥離層18は転写安定性、表面保護性の向上の観点から1〜5μm程度の厚みに形成する方がよく、転写用基材31にグラビア印刷により予め形成しておくことが好ましい。
なお、転写方式の場合、保護層14を省略することもできる。
絵柄層13は、絵柄層13と着色接着層17との密着強度がアンカー層12と着色接着層17との密着強度および絵柄層13とアンカー層12との密着強度より弱いインキタイプを選定することが肝要である。具体的にはアンカー層用インキとして、DICグラフィックス株式会社製のUVカード(シリーズ)、絵柄層用インキとして、同社製のUVカルトン(シリーズ)、保護層用インキとして、同社製のUVカルトンOPニスが挙げられる。
11 基材
12 アンカー層
12a アンカー層非形成部
13 絵柄層
13’ 剥離した絵柄層
14 保護層
14’ 剥離した保護層
15 隠蔽情報記載領域
16 潜在情報記載部
16’ 顕在化した潜在情報記載部
17 着色接着層
18 剥離層
18’ 剥離した剥離層
19 磁気記録層
20 剥離テープ
21 粘着剤層
30 転写シート
31 転写用基材
Claims (2)
- 基材の上にアンカー層と、絵柄層と、保護層と、が順次、形成されたカードであって、カードの一部に隠蔽情報記載領域が設けられ、前記隠蔽情報記載領域内においてアンカー層が形成されていないアンカー層非形成部が形成され、前記絵柄層と前記基材との密着強度が、前記アンカー層と前記基材との密着強度および前記絵柄層と前記アンカー層との密着強度より弱い設定とされており、前記隠蔽情報記載領域の上に粘着剤層を備えた剥離テープを貼り付け、当該剥離テープを剥がすことにより、前記アンカー層非形成部の上の前記絵柄層が前記保護層と共に前記基材から剥がれて前記剥離テープの前記粘着剤層面に転位し、前記アンカー層上の前記絵柄層は転位せず、前記アンカー層非形成部の前記絵柄層および前記保護層が前記剥離テープに転位した状態で前記剥離テープが剥離することを特徴とするカード。
- 基材の上に着色接着層と、アンカー層と、絵柄層と、保護層と、剥離層と、が順次、形成されたカードであって、カードの一部に隠蔽情報記載領域が設けられ、前記隠蔽情報記載領域内においてアンカー層が形成されていないアンカー層非形成部が形成され、前記絵柄層と前記着色接着層との密着強度が、前記アンカー層と前記着色接着層との密着強度および前記絵柄層と前記アンカー層との密着強度より弱い設定とされており、前記隠蔽情報記載領域の上に粘着剤層を備えた剥離テープを貼り付け、当該剥離テープを剥がすことにより、前記アンカー層非形成部の上の前記絵柄層が前記保護層および前記剥離層と共に前記着色接着層から剥がれて前記剥離テープの前記粘着剤層面に転位し、前記アンカー層上の前記絵柄層は転位せず、前記アンカー層非形成部の前記絵柄層、前記保護層および前記剥離層が前記剥離テープに転位した状態で前記剥離テープが剥離することを特徴とするカード。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109436530A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-03-08 | 纷美(北京)贸易有限公司 | 包装组件 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003266980A (ja) * | 2002-03-14 | 2003-09-25 | Toppan Printing Co Ltd | 剥離性隠蔽層付印刷物 |
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2012
- 2012-12-18 JP JP2012275284A patent/JP6212857B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003266980A (ja) * | 2002-03-14 | 2003-09-25 | Toppan Printing Co Ltd | 剥離性隠蔽層付印刷物 |
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