JP2014113016A - 非接触給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触給電装置において、コイルを収容する筐体の表面に存在する異物を適切に検出する。
【解決手段】磁気的結合によって送電コイル12と受電コイルとの間で非接触で電力の供給を行う非接触給電システムは、筐体の表面に存在する異物を検出する異物センサ16(検出部)を有している。ここで、異物センサ16は、筐体120の上面121に離散的に配置された複数の熱電対160で構成されており、熱電対160のそれぞれは、送電コイル12に発生した磁束に起因する自己昇温の幅が当該熱電対160の検出特性から定まる検出誤差の範囲に収まるように、その大きさが設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、非接触給電装置に関する。
従来より、一対のコイルの磁気的結合によって非接触で電力の供給を行う非接触給電装置が知られており、電気自動車といった電動車両への適用が進められている。例えば、給電スタンドなどの駐車スペースには交流電源に接続する一方のコイルが設置され、電動車両には、バッテリに接続する他方のコイルが設置されている。そして、駐車スペース側のコイルを一次コイル、電動車両側のコイルを二次コイルとして利用することにより、駐車スペース側の交流電源から車両側のバッテリへと、一方のコイル及び他方のコイルを経由して電力を供給することができる(例えば特許文献1参照)。
特開2012−5238号公報
ところで、このような非接触給電装置で使用される場合、コイルは筐体に収容した状態で目的箇所に配置されるが、屋外で使用されるものであるため、意図せずに、筐体の表面に鉄等の異物が存在してしまうことがある。このような状態で、電力の供給を行うと、コイルに発生する磁束によって当該異物が加熱されてしまうという事態が起こりえる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、非接触給電装置において、コイルを収容する筐体の表面に存在する異物を適切に検出することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、磁気的結合によって第1のコイルと第2のコイルとの間で非接触で電力の供給を行う非接触給電装置を提供する。この非接触給電装置は、コイルを収容する筐体の表面に存在する異物を検出する検出部を有している。ここで、検出部は、筐体の表面に離散的に配置された複数の熱電対で構成されており、熱電対のそれぞれは、コイルに発生した磁束に起因する自己昇温の幅が当該熱電対の検出特性から定まる検出誤差の範囲に収まるように、その大きさが設定されている。
本発明によれば、検出部を構成する各熱電対の大きさが適切に設定されているので、その熱電対の自己昇温が妨げとなることなく、異物の発熱を適切に検出することができる。これにより、筐体の表面に異物が存在する場合には、これを適切に検出することができる。
非接触給電システムの構成を模式的に示すブロック図 駐車スペースに設置された送電コイル及び異物センサの状態を模式的に示す上面図 薄膜熱電対としての熱電対の構成を模式的に示す説明図 第2の実施形態に係る異物センサによる構成態様を模式的に示す説明図 コイル中心から半径方向外側に向かった距離と磁束密度との関係を示す説明図 第2の実施形態に係る異物センサによる構成態様を模式的に示す説明図
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る非接触給電システムの構成を模式的に示すブロック図である。非接触給電システムは、地上側ユニットである給電装置100と、車両側ユニットを含む車両200とを備え、給電装置100から非接触で電力を供給し、車両200に設けられるバッテリ28を充電するシステムである。
給電装置100は、車両200の駐車スペースを備える充電スタンドなどに設置されており、車両200に対して電力を供給する。この給電装置100は、電力制御部11と、送電コイル12と、無線通信部14と、制御部15とを主体に構成されている。
電力制御部11は、交流電源300から送電される交流電力を、高周波の交流電力に変換し、送電コイル12に送電するための回路である。この電力制御部11は、整流部111と、PFC(Power Factor Correction)回路112と、インバータ113と、センサ114とを備えている。
整流部111は、交流電源300に電気的に接続され、交流電源からの出力交流電力を整流する。PFC回路112は、整流部111からの出力波形を整形することで力率を改善するための回路であり、整流部111とインバータ113との間に接続されている。インバータ113は、平滑コンデンサやIGBT等のスイッチング素子、PWM制御回路等を含む電力変換装置であり、制御部15からの制御信号に基づいて、直流電力を高周波の交流電力に変換し、送電コイル12に供給する。センサ114は、PFC回路112とインバータ113との間に接続され、電流や電圧を検出する。
送電コイル12は、車両200側の受電コイル22に対して非接触で電力を供給するためのコイルであり、金属等の導電体からなる導線を巻回して構成されている。この送電コイル12は、車両200を駐車する駐車スペースといった目的箇所に設けられており、車両200が駐車スペースの規定位置に駐車した場合、車両200側の受電コイル22の下方に対峙する。
無線通信部14は、車両200側に設けられた無線通信部24と、双方向に通信を行う。無線通信部14と無線通信部24との間の通信周波数には、インテリジェンスキーなどの車両周辺機器で使用される周波数より高い周波数が設定されているため、無線通信部14と無線通信部24との間で通信を行っても、車両周辺機器は、当該通信による干渉を受けにくい。無線通信部14及び無線通信部24との間の通信には、例えば各種の無線LAN方式が用いられ、遠距離に適した通信方式が用いられている。
制御部15は、給電装置100を総括的に制御する機能を担っている。例えば、制御部15は、電力制御部11、送電コイル12及び無線通信部14を制御する。制御部15は、無線通信部14と無線通信部24との間の通信により、電力供給を開始する旨の制御信号を車両200側に送信したり、車両200側からの電力を受給したい旨の制御信号を受信したりする。制御部15は、センサ114の検出電流に基づいて、インバータ113のスイッチング制御を行い、送電コイル12から供給される電力を制御する。この制御部15としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。
また、本実施形態との関係において、制御部15は、これを機能的に捉えた場合、異物
検出部150を備えている。異物検出部150は、後述する異物センサ16からの検出信号に基づいて、送電コイル12と受電コイル22との間に存在する異物の検出を行う。なお、異物センサ16の詳細については後述する。
車両200は、受電コイル22と、無線通信部24と、充電制御部25と、整流部26と、リレー部27と、バッテリ28と、インバータ29と、モータ30と、通知部32とを備えている。
受電コイル22は、給電装置100側の送電コイル12から非接触で電力を受けるためのコイルであり、金属等の導電体からなる導線を巻回して構成されている。この受電コイル22は、例えば、車両200の底面(シャシ)等で後方の車輪の間といった目的箇所に設けられており、車両200が駐車スペースの規定位置に駐車されると、給電装置100側の送電コイル12の上方に対峙する。
無線通信部24は、給電装置100側に設けられた無線通信部14と、双方向に通信を行う。
整流部26は、受電コイル22に接続され、受電コイル22で受電された交流電力を直流に整流する整流回路により構成されている。
リレー部27は、充電制御部25の制御によりオン及びオフが切り変わるリレースイッチを備えている。リレー部27は、当該リレースイッチをオフにすることで、バッテリ28を含む強電系と、充電の回路部となる受電コイル22及び整流部26の弱電系とを切り離すことできる。
バッテリ28は、車両200の電力源であり、例えば複数の二次電池を電気的に接続して構成されている。
インバータ29は、IGBT等のスイッチング素子、PWM制御回路等を含む電力変換装置であり、制御信号に基づいて、バッテリ28から出力される直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力をモータ30に供給する。モータ30は、例えば三相の交流電動機により構成され、車両200を駆動させるための駆動源である。
通知部32は、警告ランプ、ナビゲーションシステムのディスプレイ又はスピーカ等により構成され、車室内のインストルメントパネル等に配置されている。この通知部32は、充電制御部25による制御に基づいて、ユーザに対して光、画像又は音等を出力する。
充電制御部25は、バッテリ28の充電を制御する機能を担っている。例えば、充電制御部25は、無線通信部24及び通知部32を制御する。充電制御部25は、無線通信部24及び無線通信部14の通信により、電力供給を開始する旨の制御信号を給電装置100側から受信したり、電力を受給したい旨の制御信号を車両200側に送信したりする。
また、図示を省略しているが、充電制御部25は、車両200全体を制御するコントローラとCAN通信網で接続されている。当該コントローラは、インバータ29のスイッチング制御や、バッテリ28の充電状態(SOC)を管理している。充電制御部25は、コントローラから得られるバッテリ28のSOCに基づいて満充電を判断した場合に、充電を終了する旨の制御信号を給電装置100側に送信する。
本実施形態に係る非接触給電システムでは、送電コイル12と受電コイル22との間で、電磁誘導作用により非接触状態で高周波電力の送電を行う。言い換えると、送電コイル
12に電圧が加わると、送電コイル12と受電コイル22との間に磁気的な結合が生じ、送電コイル12から受電コイル22へ電力が供給される。
このような非接触給電システムにおいて、給電装置100側の送電コイル12又は車両200側の受電コイル22は、目的箇所へ設置される際には、コイルの保護や保安上の観点から、筐体の内部に収容されている。
図2は、駐車スペースに設置された送電コイル12及び異物センサ16の構成を模式的に示す上面図である。給電装置100側の送電コイル12は、筐体120の内部に収容された状態で駐車スペースに固定的に配置されている。送電コイル12は、筐体120の表面、具体的にはその上面121(xy平面)と平行する面内において渦巻き状に巻回された構造を有しており、給電時には、筐体120の上面121に相手方のコイルである受電コイル22が向き合うことになる。そのことから、駐車スペースに設置される筐体120の上面121には、当該上面121に存在する異物を検出する異物センサ16が配置されている。
異物センサ16は、複数の熱電対160で構成されている。個々の熱電対160は、温度の変化に応じて電気的な特性が変化する検出素子であり、筐体120の上面121に均等に分布するように離散的に配置されている。筐体120の上面121に異物が存在する場合には、送電コイル12に発生する磁束に応じて当該異物が加熱され昇温することになるので、熱電対160は、当該異物の発熱を検出することにより、筐体120の上面121における異物を検出するものである。
ところで、送電コイル12に発生する磁束を受けて、熱電対160それ自体も昇温することとなるので、本実施形態では、熱電対160は、送電コイル12に発生した磁束に起因する自己昇温を極力さけるような配慮がなされている。
具体的には、熱電対160として、薄膜熱電対を用いることとしている。ここで、図3は、薄膜熱電対としての熱電対160の構成を模式的に示す説明図である。薄膜熱電対160は、細い線状の異なる金属の薄膜からなる、一対の導電性薄膜161a,161bによって構成されている。この一対の導電性薄膜161a,161bは、先端領域が互いに交差するように配線されており、当該先端領域が温度検出部Taとしての機能を担っている。そして、この温度検出部Taの大きさは、送電コイル12に発生した磁束に起因する自己昇温の幅が薄膜熱電対161の検出特性から定まる検出誤差の範囲に収まるように、設定されている。
具体的には、熱電対(薄膜熱電対)160のそれぞれは、自己昇温を規定する加熱エネルギーと、熱電対160の大きさとの間に以下に示す数式で現される関係が成立する。
同数式において、Pwは単位面積あたりの加熱エネルギーであり、L,Dは熱電対(薄膜熱電対)160の大きさ(磁束方向の投影面積を規定する縦(L)横(D)寸法)、μは透磁率、σは導電率、Bは磁束密度の最大値、δは表皮深さである。
例えば、熱電対(薄膜熱電対)160が、通常0.2℃程度の検出誤差を含むものであるとする。この場合、送電コイル12に発生した磁束に伴う昇温の幅は、上記の加熱エネルギーPwにより特定される。そして、送電コイル12の出力特性(例えば、最大磁束密
度:2.3mT)、熱電対160の材質(透磁率等)を考慮すれば、自己昇温が0.2℃の範囲に収まるような温度検出部Taの大きさは、1mm四方として設定されるといった如くである。
そして、非接触給電システムにおいて、制御部15における異物検出部150は、車両200のバッテリ28の充電に伴う給電装置100から車両200への給電時その給電動作に先駆けてあるいは定期的に、異物検出を行う。具体的には、異物検出部150は、検出動作に併せて、送電コイル12を試験的に動作させ、異物を検出するために送電コイル12に磁束を発生させる。そして、異物検出部150は、熱電対160の出力信号に基づいて、熱電対160が規定温度以上上昇したことを判断した場合には、異物が存在していると判断する。異物検出部150は、異物の存在を判断した場合には、充電の開始を禁止したり、送電コイル12からの出力を制限したり、無線通信部14と無線通信部24との間で通信を行い、車両200の通知部32を動作させたりする。
このように本実施形態において、磁気的結合によって送電コイル12と受電コイル22との間で非接触で電力の供給を行う非接触給電システムは、筐体の表面に存在する異物を検出する異物センサ16(検出部)を有している。ここで、異物センサ16は、筐体120の上面121に離散的に配置された複数の熱電対160で構成されており、熱電対161のそれぞれは、送電コイル12に発生した磁束に起因する自己昇温の幅が当該熱電対160の検出特性から定まる検出誤差の範囲に収まるように、その大きさが設定されている。
かかる構成によれば、異物センサ16を構成する各熱電対160の大きさが適切に設定されているので、熱電対160の自己昇温が妨げとなることなく、異物の発熱を適切に検出することができる。これにより、筐体120の上面121に異物が存在する場合には、これを適切に検出することができる。
また、個々の熱電対160の大きさを上記の数式の関係を満たすように設計することで、磁束に起因する自己昇温の幅が熱電対160の検出誤差の範囲に収まるように、適切に熱電対160の大きさを設定することができる。これにより、自己昇温が妨げとなることなく、異物の発熱を適切に検出することができる。
また、個々の熱電対160を薄膜熱電対で実現することにより、磁束に起因する自己昇温の幅を熱電対160の検出誤差の範囲に収める範囲で、熱電対160を構成することができる。これにより、自己昇温が妨げとなることなく、異物の発熱を適切に検出することができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る異物センサ16による構成態様を模式的に示す説明図である。第2の実施形態に係る異物センサ16が、第1の実施形態のそれと相違する点は、筐体120の表面に対する熱電対160の配置形態である。以下、第1の実施形態と共通する構成については説明を省略することとし、相違点を中心に説明を行う。なお、同図(b)は、同図(a)に示す(A)領域のみを拡大して示すものであるが、残余の(B)〜(D)領域も(A)領域と対応する形態に各熱電対160が構成されている。
本実施形態において、熱電対160のそれぞれは、送電コイル12に発生する磁束のうち半径方向に着目した磁束密度に基づいて、筐体120の上面121における分布が設定されている。
図5は、コイル中心から半径方向外側に向かった距離と磁束密度との関係を示す説明図
である。同図において、Cinは、コイルの最内周に相当する距離Lを示し、Coutは、コイルの最外周に相当する距離Lを示している。同図に示すように、コイルの面上ほど磁束密度が大きく、また、コイルの面上では、コイルの内周側から外周側にかけて、増加し極大を経て減少するという上に凸となる傾向を有している。
本実施形態では、異物の発熱が大きいと想定される位置に応じて異物の検出能力(分解能)を高く設定するとの観点から、熱電対160の配置は、送電コイル12に発生する磁束の磁束密度に基づいて設定されている。具体的には、送電コイル12に発生する磁束の磁束密度が大きい位置では、熱電対160の分布が密となるように設定され、また、送電コイル12に発生する磁束の磁束密度が小さい位置では、熱電対160の分布が疎となるように設定されている。これにより、送電コイル12の面上では、送電コイル12の内周側から外周側にかけて、その分布が疎、密、疎となるように、個々の熱電対160が配置されている。ここで、内周側の磁束密度は、外周側の磁束密度よりも小さいため、内周側に配置される熱電対160の分布の方が、外周側に配置される熱電対の分布よりも相対的に疎となるように設定されている。
このように本実施形態によれば、熱電対160のそれぞれは、送電コイル12に発生する磁束のうち半径方向に着目した磁束密度に基づいて、その分布が設定されている。これにより、磁束密度の高い領域では、磁束密度の低い領域と比較して、そこに存在する異物が高い温度にまで昇温することが懸念されるので、そのような異物を応答性よく検出することができる。
なお、熱電対160のそれぞれは、図6に示すように、送電コイル12の中心から放射状に配置することもできる。このように配置することでも、異物を応答性よく検出することができる。また、かかる構成によれば、複数の熱電対160を直線状に配列した複数のパターンを放射状に配設することで、筐体120の上面121の全面を覆うことができるので、異物センサ16の設置時における生産性及び作業性の向上を図ることができる。
なお、上述の各実施形態では、地上側に配置される送電コイル12を収容する筐体120に異物センサ16を適用している。例えば、受電コイル22が車両200の天井に配置され、これに対峙するように送電コイル12が配置されるような形態であれば、受電コイル22を収容する筐体に異物センサ16を適用してもよい。もっとも、異物を検出する点に観点に鑑みれば、異物センサ16は、互いに対峙する一対のコイルについて、個々のコイルを収容する筐体のそれぞれに適用してもよい。
また、非接触給電システムの車両200側のユニットは電気自動車に搭載されるが、ハイブリッド車両等の車両でもよい。
以上、本発明の非接触充電装置を適用した非接触充電システムについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。
100 給電装置
11 電力制御部
12 送電コイル
120 筐体
121 上面
14 無線通信部
15 制御部
16 異物センサ
160 熱電対
161a 導電性薄膜
161b 導電性薄膜
200 車両
22 受電コイル
24 無線通信部
25 充電制御部
26 整流部
27 リレー部
28 バッテリ
29 インバータ
30 モータ
32 通知部

Claims (6)

  1. 磁気的結合によって第1のコイルと第2のコイルとの間で非接触で電力の供給を行う非接触給電装置において、
    前記第1のコイル又は第2のコイルを内部に収容して、所定の設置箇所に配置される筐体と、
    前記筐体の表面に存在する異物を検出する検出部と、を有し、
    前記検出部は、前記筐体の表面に離散的に配置された複数の熱電対で構成されており、
    前記熱電対のそれぞれは、前記コイルに発生した磁束に起因する自己昇温の幅が当該熱電対の検出特性から定まる検出誤差の範囲に収まるように、大きさが設定されていることを特徴とする非接触給電装置。
  2. 前記熱電対のそれぞれは、自己昇温を規定する加熱エネルギーと、熱電対の大きさとの間に以下に示す数式で現される関係が成立することを特徴とする請求項1に記載された非接触給電装置。

    (同数式において、Pwは単位面積あたりの加熱エネルギーであり、L,Dは熱電対の大きさ(磁束方向の投影面積を規定する縦(L)横(D)寸法)、μは透磁率、σは導電率、Bは磁束密度の最大値、δは表皮深さである。)
  3. 前記熱電対は、薄膜熱電対であることを特徴とする請求項1又は2に記載された非接触給電装置。
  4. 前記熱電対のそれぞれは、前記筐体の表面に均等に分布して配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された非接触給電装置。
  5. 前記熱電対のそれぞれは、前記コイルに発生する磁束のうち半径方向に着目した磁束密度に基づいて、前記筐体の表面における分布が設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された非接触給電装置。
  6. 前記熱電対のそれぞれは、前記コイルの中心から放射状に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された非接触給電装置。
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