JP2014110196A - 点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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廣義 山▲崎▼
Shinichi Shibahara
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Abstract

【課題】光源に直流電力を供給する点灯装置であって、光源に過大な電流が流れることを防止する点灯装置を得る。
【解決手段】直流出力部60は、正常動作時には、間欠的な直流である間欠直流を供給するが、スイッチング素子4が短絡故障するなどして異常動作になると、連続した直流である連続直流を供給する。そして、直流阻止コンデンサ5は、直流出力部60が正常動作時には、供給された間欠直流を光源8に供給し、直流出力部60が異常動作時には、供給された連続直流の光源8に対する供給を遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、点灯装置及び照明器具に関するものである。本発明は、特に、LEDの点灯装置に関するものである。
発光ダイオード等の光源に直流電力を供給する点灯装置およびこの光源を使用する照明装置(照明器具)に関する技術がある(例えば、特許文献1)。
また、発光ダイオード等の光源に交流電力を供給する点灯装置およびこの光源を使用する照明装置に関する技術がある(例えば、特許文献2)。
特開2012−133939号公報 特開2001−351789号公報
従来、光源に直流電力を供給する点灯装置において、直流電源のスイッチング素子が故障した場合に、直流電源の直流が連続して光源に供給されてしまい、光源に過大な電流が流れ、光源が故障してしまうという課題がある。そして、光源に過大な電流が流れることを防止する為に、サイリスタとサイリスタの作動回路とが必要となり、更にコストアップにつながるという課題がある。
一方、交流の一方向のみで発光する光源に交流電力を供給する点灯装置において、光源は供給された交流電力の半分しか利用出来ず、直流電力が供給される場合と比べて発光効率が悪いという課題がある。
本発明は、例えば、光源に直流電力を供給する点灯装置であって、光源に過大な電流が流れることを防止する点灯装置を得ることを主な目的とする。
本発明に係る点灯装置は、
光源を点灯する点灯装置において、
直流を生成直流として生成すると共に、正常動作時には、生成した前記生成直流を間欠的に出力して、間欠的な直流である間欠直流として供給し、異常動作時には、生成した前記生成直流を連続して出力して、連続した直流である連続直流として供給する直流出力部と、
前記直流出力部が前記間欠直流を供給している正常動作時には、前記直流出力部により前記間欠直流が供給され、供給された前記間欠直流を前記光源に供給し、前記直流出力部が前記連続直流を供給している異常動作時には、前記直流出力部により前記連続直流が供給されるが、供給された前記連続直流の前記光源に対する供給を遮断するキャパシタンス素子と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る点灯装置は、光源に直流を供給し、キャパシタンス素子が連続直流を遮断することにより、光源に過大な電流が流れることを防止することが可能である。
実施の形態1に係る点灯装置の構成の例を示す図。 実施の形態2に係る点灯装置の構成の例を示す図。 実施の形態3に係る点灯装置の構成の例を示す図。 実施の形態3に係る光源電圧の最適値を示す図。 実施の形態4に係る点灯装置の構成の例を示す図。 実施の形態5に係る力率改善回路を示す図。 実施の形態5に係る点灯装置の構成の例を示す図。 実施の形態5に係るスイッチング素子の動作を示す図((a)は、スイッチング素子4aのスイッチング素子の動作、(b)は、スイッチング素子4bのスイッチング素子の動作、(c)は、光源に供給される直流電流)。
実施の形態1.
(点灯装置100の構成)
図1は、点灯装置100の構成の例を示す図である。
照明器具800は、交流電源1に接続され、点灯装置100と光源8とを備える。
光源8は、発光ダイオード(以下LEDと称する)などで構成される。点灯装置100は、光源8を点灯する。
点灯装置100は、直流出力部60と放電部50とインダクタ6とコンデンサ7と直流阻止コンデンサ5(キャパシタンス素子)とを備える。
直流出力部60は、交流電源1に接続された整流回路2と、整流回路2に並列に接続されたコンデンサ3とを備える。整流回路2は、ダイオードブリッジ回路であるが、必要に応じてノイズフィルタやヒューズなどを含んでいてもよい。換言すると、直流出力部60は、交流電源1から整流回路2を介して形成した直流電源である。
更に、直流出力部60は、整流回路2及びコンデンサ3に並列に接続される直列接続体であって、スイッチング素子4とインダクタ10との直列接続体を備える。スイッチング素子4は、FET(電界効果トランジスタ)である。また、直流出力部60は、駆動回路Aを備える。駆動回路Aは、通常は20kHz以上の高周波数でスイッチング素子4をオンオフ駆動する。
更に、直流出力部60は、インダクタ10と並列に接続されたコンデンサ11を備える。
直流出力部60は、スイッチング素子4がオンオフ駆動されることにより、パルス状の直流電圧(間欠的な直流電圧である間欠直流)を出力する。
なお、実施の形態1の点灯装置100は、降圧コンバータである。
放電部50は、インダクタ10とコンデンサ11とダイオード9とから構成される。放電部50は、直流阻止コンデンサ5に充電された電荷を放電する回路である。
直流阻止コンデンサ5は、直流出力部60から直流が連続して出力される場合に、光源8に過大な電流が流れることを防止するコンデンサである。その為、直流阻止コンデンサ5は、光源8と直列に接続される。換言すると、光源8は直流阻止コンデンサ5を介して、直流出力部60に接続される。更には、光源8は直流阻止コンデンサ5とインダクタ6との直列接続体を介して直流出力部60に接続される。
そして、直流阻止コンデンサ5とインダクタ6と光源8との直列接続体は、インダクタ10と並列に接続される。
(正常動作時の説明)
まず、正常動作時における点灯装置100の動作を説明する。ここで、正常動作時とは、スイッチング素子4が故障していない状態である。そして、正常動作時とはスイッチング素子4がオンオフを繰り返すことで、直流出力部60で生成される直流(生成直流)を間欠的に出力する状態である。すなわち、直流出力部60がパルス状の直流(間欠的な直流)を出力(供給)する状態である。
整流回路2は、交流電源1から供給される交流を全波整流し、脈流の直流を出力する。そして、コンデンサ3は、整流回路2により出力される脈流の直流を平滑化し、直流を出力する。換言すると、直流出力部60(整流回路2及びコンデンサ3)は交流電源1から供給される交流から直流を生成する。直流出力部60が生成する直流を生成直流と称する。
スイッチング素子4がオンすると、「端子T1−直流阻止コンデンサ5−インダクタ6−光源8−スイッチング素子4−端子T2」の回路が形成される。そして、整流回路2とコンデンサ3とにより供給される生成直流が出力され、直流阻止コンデンサ5に電流が流れる。この時、直流阻止コンデンサ5は生成直流に基づく電荷が充電され、直流阻止コンデンサ5の静電容量が電荷で充満すると、直流阻止コンデンサ5に流れる電流が停止する。すなわち、直流阻止コンデンサ5の静電容量が充満するまで、直流阻止コンデンサ5に電流が流れる。
直流阻止コンデンサ5を流れる電流は、インダクタ6を介して光源8に流れると共に、コンデンサ7に充電される。そして、コンデンサ7に充電された電荷による電流も光源8に供給される。そして、光源8は点灯する。この時、光源8に流れる電流は、コンデンサ7によりリップルが低減される。
また、インダクタ6には流れた電流によりエネルギーが蓄積される。なお、スイッチング素子4がオンオフを繰り返すと、スイッチング素子4によりインダクタ6には高周波電流が供給される。
なお、直流出力部60は、出力端にインダクタ10とコンデンサ11との並列回路を備えている。このインダクタ10とコンデンサ11との並列回路は並列共振回路となっている。そして、この並列共振回路は、スイッチング素子4のオンオフの周波数に基づき、インダクタ10とコンデンサ11との並列回路の両端に生じる電圧、すなわち直流出力部60の出力電圧を変化させる。その為、スイッチング素子4のオンオフの周波数により、直流阻止コンデンサ5に流れる電流、すなわち、光源8に供給される電流も変化し、光源8の照度が調整される。
次に、スイッチング素子4がオフすると、直流出力部60は生成直流の出力を停止する。
そして、インダクタ6に蓄積されたエネルギーが電流として放出され、光源8に流れると共に、コンデンサ7に充電され、スイッチング素子4がオフの時にも、前述と同様に光源8は点灯を継続する。このようにして光源8は連続的な直流電流が供給されて点灯する。
なお、インダクタ6からコンデンサ7に流れる電流は、ダイオード9を介してインダクタ6に帰還する。すなわち、ダイオード9は、スイッチング素子4がオフした時にインダクタ6に蓄積されたエネルギーを放出する極性となっている。
一方、直流阻止コンデンサ5に充電された電荷は、インダクタ10及びコンデンサ11の並列回路とダイオード9とを流れて直流阻止コンデンサ5に帰還する電流として放電される。そして、直流阻止コンデンサ5に充電された電荷は消費される。そして、次にスイッチング素子4がオンとなった時に、再び直流阻止コンデンサ5に電流が流れるようになり、光源8に電流が供給される。
なお、インダクタ10は、直流阻止コンデンサ5と直列に接続されており、直流阻止コンデンサ5から放電される電荷に基づく放電直流を通電し、通電した放電直流に基づくエネルギーを蓄積する。そして、インダクタ10は、直流阻止コンデンサ5からの電荷の放電が停止すると、放電の停止に伴い、放電直流の通電が停止すると共に、蓄積したエネルギーを放出直流として出力する。
そして、ダイオード9は、インダクタ10と直列に接続され、インダクタ10により出力される放出直流を通電し、直流阻止コンデンサ5の電荷を放電する為の閉回路を形成する。ここで、直流阻止コンデンサ5の電荷を放電する為の閉回路とは、放電部50(インダクタ10及びコンデンサ11の並列回路とダイオード9)と直流阻止コンデンサ5とから成る回路である。
直流出力部60の正常動作時に、スイッチング素子4はオンオフを繰り返す。すなわち、前述した動作が繰り返される。
直流出力部60の正常動作時における点灯装置100の動作をまとめると、以下のようになる。
スイッチング素子4がオンオフを繰り返すことで、直流出力部60は、生成直流を間欠的(パルス状)に出力する。この間欠的な直流を間欠直流と称する。すなわち、直流出力部60は、正常動作時に間欠直流を直流阻止コンデンサ5に供給する。
直流阻止コンデンサ5は、供給された間欠直流を光源8に供給すると共に、間欠直流に基づく電荷を充電する。ここで、直流阻止コンデンサ5は、スイッチング素子4がオンの時に、間欠直流を光源8に供給すると共に、間欠直流に基づく電荷を充電する。
そして、放電部50(インダクタ10及びコンデンサ11の並列回路とダイオード9)は、直流阻止コンデンサ5が間欠直流に基づき充電する電荷を、スイッチング素子4がオンオフを繰り返す間(すなわち直流出力部60の正常動作時の間)繰り返し放電させる。ここで、放電部50は、スイッチング素子4がオフの時に、直流阻止コンデンサ5が間欠直流に基づき充電する電荷を放電させる。
そして、放電部50は、直流阻止コンデンサ5による光源8への間欠直流の供給を継続させる。
(異常動作時の説明)
次に、異常動作時における点灯装置100の動作を説明する。ここで、異常動作時とは、スイッチング素子4が故障している状態である。そして、異常動作時とはスイッチング素子4がオン状態もしくはオフ状態のいずれかに固定されることで、生成直流を連続して出力する状態である。すなわち、直流出力部60が連続した直流(連続直流)を出力(供給)する状態である。
実施の形態1では、スイッチング素子4が短絡故障した場合(オン状態に固定された場合)を説明する。
スイッチング素子4が短絡故障すると、整流回路2とコンデンサ3とにより出力される生成直流は、インダクタ10を介してスイッチング素子4に電流が流れ続ける。すなわち直流出力部60は、生成直流を出力し続ける。
ここで、直流阻止コンデンサ5が無い場合を考える。スイッチング素子4がオン状態に固定されると、「端子T1−インダクタ6−光源8−スイッチング素子4−端子T2」の回路が形成され、直流出力部60により出力され続ける生成直流(連続直流)が光源8に流れ続けることとなる。そして、光源8に過大な電流が流れることで光源8が故障する可能性がある。
一方、直流阻止コンデンサ5が接続されていると、直流出力部60により連続直流が供給されるが、直流阻止コンデンサ5は、静電容量が電荷で充満すると直流阻止コンデンサ5に流れる電流を停止する。そして、直流阻止コンデンサ5は、連続直流の光源8に対する供給を遮断する。
そのため、光源8に過大な電流が流れることを防止できる。
(実施の形態1の効果)
ここで、改めて、背景技術で挙げた特許文献1と特許文献2とを説明した上で、実施の形態1の効果を説明する。
特許文献1の装置において点灯回路はバックコンバータ(降圧コンバータ)からなる。
特許文献1の点灯回路は、カソードを直流電源の高電圧側の出力端に接続されたダイオードと、ダイオードのアノードと直流電源の低電圧側の出力端との間に接続されたスイッチ装置とを備える。更に、特許文献1の点灯回路は、一端がダイオードのカソードに接続されたコンデンサと、このコンデンサの他端に一端が接続されるとともに他端がダイオードとスイッチ装置との接続点に接続されたインダクタとを備える。そして、コンデンサの両端が出力端として発光ダイオードアレイに接続されている。
スイッチ装置は、例えば、直流電源の低電圧側の出力端とダイオードのアノードとの間に接続されたスイッチング素子と、このスイッチング素子を周期的にオンオフ駆動する駆動部とが、1チップに集積化された集積回路からなる。スイッチング素子としては例えばFETを用いることができ、この場合には、FETのソースが直流電源の低電圧側の出力端に接続され、ドレインがダイオードのアノードに接続される。また駆動部は、点灯回路の出力電流を一定に維持するようにFETのオンオフ駆動のオンデューティを随時変化させる。このような装置においてスイッチング素子であるFETが短絡故障した場合には発光ダイオードアレイには直流電源の電圧がほぼそのまま印加される。バックコンバータを使用する点灯回路では直流電源の電圧は発光ダイオードアレイの電圧よりも高いので直流電源の電圧が印加されると発光ダイオードアレイには制御されない過大な電流が流れようとする。そこで特許文献1の装置では発光ダイオードアレイと並列に接続したサイリスタを備えておき、スイッチング素子の短絡故障時にはこのサイリスタを導通させることで過大な電流が発光ダイオードアレイに流れることを防止している。このように点灯回路のスイッチング素子が短絡故障しても負荷である発光ダイオードアレイにはストレスを与えないようにしている。
しかしながら、特許文献1の装置ではスイッチング素子の短絡故障時に発光ダイオードに過大な電流が流れることを防止するためにサイリスタとサイリスタの作動回路が必要になりコストアップにつながり易い。
また特許文献2の装置では、逆並列接続された発光ダイオードが直列共振回路を介してハーフブリッジ形などの高周波インバータの高周波出力端間に直流電流を阻止するコンデンサを介して接続され、発光ダイオードを交流で駆動するものである。そして発光ダイオードを高周波インバータの出力周波数を変化させることで調光または調色を行う。
特許文献2の装置は、直流入力端が整流化直流電源の直流出力端間に接続される高周波インバータと複数の負荷回路とを備える。それぞれの負荷回路は、直列共振回路と、直列共振回路の共振出力電圧が印加されるように接続された発光ダイオード対とを含み、高周波インバータの高周波出力端に並列的に接続される。そして、複数の直列共振回路は少なくとも異なる2以上の共振特性に分類される。
発光ダイオード対は、負荷としてインバータの高周波交流出力の一方の極性となる半波に対して順方向となる極性に接続された発光ダイオードと、他方の極性となる半波に対して順方向となる極性に接続された発光ダイオードとを備える。発光ダイオード対は、要するに逆並列接続された一組の発光ダイオードをそなえて高周波交流で交互に点灯する。この装置はハーフブリッジ形インバータを使用したときには直流電流を阻止するコンデンサを介して発光ダイオードに高周波交流を伝達する。そのためハーフブリッジ形インバータを構成するスイッチング素子が短絡故障した場合には、このコンデンサの存在により発光ダイオードに過大な電流が流れることを防止する。
しかし、特許文献2の装置は一組の発光ダイオード交互に高周波電流が流れるので文献1のように平坦な直流電流を供給して点灯する場合に比べて発光ダイオードの利用時間は約半分であり利用率が悪く、同じ光束を得るためのコストが高くなりやすい。
一方、本実施の形態の点灯装置100は、直流阻止コンデンサ5により、スイッチング素子4の故障時であっても、光源に過大な電流が流れることを防止することが可能である。つまり、光源を点灯する回路の故障時に光源にストレスを与えることを防止することができる。
そして、サイリスタを付け加える場合に比べ、直流阻止コンデンサ5を点灯装置100に付け加える方が安価であり、コストアップを抑制することが可能である。
また、点灯装置100は放電部50を備えることにより、直流阻止コンデンサ5が間欠直流を光源8に供給することを可能としている。その為、光源8は直流によって点灯される為、交流で光源8を点灯する場合に比べて、効率が良い。
直流阻止コンデンサ5は、直流出力部60の異常動作時(スイッチング素子の故障時)でも光源8にストレスを与えるほどの電流を流さないような静電容量に選定しておけばよい。つまり、直流阻止コンデンサ5は、直流出力部60の異常動作時(スイッチング素子4の短絡時)に光源8に流れる電流が、光源8の許容電流耐量未満になるような容量に設定しておけばよい。換言すると、直流阻止コンデンサ5によって光源8に許容される値を超える直流電流の通流を阻止出来ればよい。
なお、スイッチング素子の故障時には、スイッチング素子のオンオフの周波数は無関係であり、交流電源1の周波数のみが光源8に供給される電流に影響する。その為、直流阻止コンデンサ5は、交流電源1の周波数において、光源8に許容される値を超える直流電流の通流を阻止出来ればよい。更には、直流阻止コンデンサ5は、交流電源1の周波数の整数倍の周波数において、光源8に許容される値を超える直流電流の通流を阻止出来ればよい。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
図2は、点灯装置100の構成の例を示す図である。
実施の形態2の点灯装置100は、直流出力部60の出力端が並列共振回路ではなく、インダクタ10のみとなっている(インダクタ10が並列共振回路を形成していない)。
そして、放電部50は、インダクタ10及びダイオード9で構成されている。
動作は、実施の形態1と同様であり、直流阻止コンデンサ5に充電された電荷はスイッチング素子4がオフすると、インダクタ10とダイオード9とを通じて放電される。
スイッチング素子4が短絡故障した場合には、整流回路2から出力される生成直流はインダクタ10を通って流れる。そして、直流阻止コンデンサ5が接続されているので光源8に過大な電流が流れることを防止し、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
図3は、点灯装置100の構成の例を示す図である。
実施の形態3の点灯装置100は、整流回路2の出力電圧を昇圧と降圧とのいずれも可能な昇降圧コンバータである。すなわち、実施の形態3の点灯装置100は、昇圧コンバータでもあるし、降圧コンバータでもある。
(点灯装置100の構成)
点灯装置100は、直流出力部60と放電部50とダイオード14とコンデンサ7と直流阻止コンデンサ5(キャパシタンス素子)とを備える。
直流出力部60は、交流電源1に接続された整流回路2と、整流回路2に並列に接続されたコンデンサ3とを備える。
更に、直流出力部60は、整流回路2及びコンデンサ3に並列に接続される直列接続体であって、スイッチング素子4とインダクタ12との直列接続体を備える。また、直流出力部60は、駆動回路Aを備える。
直流出力部60は、スイッチング素子4がオンオフ駆動されることにより、間欠直流を出力する。
放電部50は、スイッチング素子4とインダクタ13とから構成される。放電部50は、直流阻止コンデンサ5に充電された電荷を放電する回路である。
直流阻止コンデンサ5は、光源8と直列に接続される。
そして、直流阻止コンデンサ5とダイオード14と光源8との直列接続体は、スイッチング素子4と並列に接続される。
(正常動作時の説明)
まず、正常動作時における点灯装置100の動作を説明する。
スイッチング素子4がオフの時に、直流阻止コンデンサ5は、直流出力部60から出力される生成直流を通電し、電荷を充電する。スイッチング素子4がオフの時の動作は改めて後述する。
そして、スイッチング素子4がオンすると、「端子T1−インダクタ12−スイッチング素子4−端子T2」の回路が形成される。そして、整流回路2とコンデンサ3とにより供給される生成直流がこの回路を流れることにより、インダクタ12にエネルギーが蓄積される。
更に、直流阻止コンデンサ5に充電された電荷は、スイッチング素子4がオンの期間中に、スイッチング素子4とインダクタ13とを流れて直流阻止コンデンサ5に帰還する電流として放電される。そして、直流阻止コンデンサ5に充電された電荷は消費される。
ここで、インダクタ13は、直流阻止コンデンサ5と直列に接続されており、直流阻止コンデンサ5から放電される電荷に基づく放電直流を通電し、通電した放電直流に基づくエネルギーを蓄積する。
次に、スイッチング素子4がオフすると、インダクタ12に蓄積されたエネルギーが生成直流として直流阻止コンデンサ5に出力される。そして、直流阻止コンデンサ5はダイオード14を介して、生成直流を光源8に供給する。そして、光源8は点灯する。この時、直流阻止コンデンサ5は生成直流に基づく電荷を充電する。
更に、インダクタ13は、直流阻止コンデンサ5からの電荷の放電が停止すると、放電の停止に伴い、放電直流の通電が停止すると共に、蓄積したエネルギーを放出直流として出力する。
そして、ダイオード14は、インダクタ13と直列に接続され、インダクタ13により出力される放出直流を通電する。更に、ダイオード14は、通電した放出直流を光源8に供給する。
直流出力部60の正常動作時における図3の点灯装置100の動作をまとめると、以下のようになる。
スイッチング素子4がオンオフを繰り返すことで、直流出力部60は、間欠直流を直流阻止コンデンサ5に供給する。
直流阻止コンデンサ5は、供給された間欠直流を光源8に供給すると共に、間欠直流に基づく電荷を充電する。ここで、直流阻止コンデンサ5は、スイッチング素子4がオフの時に、間欠直流を光源8に供給すると共に、間欠直流に基づく電荷を充電する。
そして、放電部50(スイッチング素子4とインダクタ13)は、直流阻止コンデンサ5が間欠直流に基づき充電する電荷を、スイッチング素子4がオンオフを繰り返す間(すなわち直流出力部60の正常動作時の間)繰り返し放電させる。ここで、放電部50は、スイッチング素子4がオンの時に、直流阻止コンデンサ5が間欠直流に基づき充電する電荷を放電させる。
そして、放電部50は、直流阻止コンデンサ5による光源8への間欠直流の供給を継続させる。
この点灯装置100において光源8に流れる電流を検出し制御するようにすれば、定電流特性を有する直流電源として使用することができるので、点灯装置100は、光源8の点灯回路とすることができる。
(異常動作時の説明)
実施の形態3では、スイッチング素子4が開放故障した場合(オフ状態に固定された場合)を説明する。
ここで、直流阻止コンデンサ5が無い場合を考える。スイッチング素子4がオフ状態に固定されると、「端子T1−インダクタ12−ダイオード14−光源8−端子T2」の回路が形成され、直流出力部60により連続直流が出力され続けると共に、連続直流が光源8に流れ続けることとなる。そして、光源8に過大な電流が流れることで光源8が故障する可能性がある。
一方、直流阻止コンデンサ5が接続されていると、直流出力部60により連続直流が供給されるが、実施の形態1と同様に、直流阻止コンデンサ5は、連続直流の光源8に対する供給を遮断する。
そのため、光源8に過大な電流が流れることを防止できる。
更に、スイッチング素子4が短絡故障した場合も、整流回路2の出力はインダクタ12とスイッチング素子4とを通って流れ続けるが、直流阻止コンデンサ5が接続されているので光源8に過大な電流が流れることを防止する。
(光源電圧の最適化)
図4は、光源電圧の最適値を示す図である。
図3の点灯装置100は、昇降圧コンバータとしての動作を行うことができるので、整流回路2側に力率改善回路を備えることなく、光源8へ所定の定電流直流を供給しつつ交流電源1から見て力率を高くするようにスイッチング素子の動作を制御すればよい。
交流電源1の実効値電圧と光源8に設定電流を供給したときの光源8の直流電圧値は光源の電圧が交流電源電圧より非常に低い場合や非常に高い場合には、この昇降圧コンバータでの回路効率が低下し易いので適切な電圧値の選定が必要である。
光源8を点灯する交流電源1の公称電圧実効値は100V、200Vなどが主である。光源8の点灯中の電圧をVF(V)とし、交流電源1の全波整流した(平滑や昇圧していない脈流波形)直流電圧をVdc(V)とする。また、スイッチング素子4の高周波スイッチング動作におけるオン時間比率をオンデューティ(%)とする。また、スイッチング素子4とダイオード14とに流れる電流を高い効率が期待できる臨界モード或いは不連続モードで動作させるものとする。臨界モードにおいて、オンデューティは50%を超えてはならず、不連続モードにおいて、部品の大形状化を避けるためオンデューティは20%を超えるようにするとよい。
以上は脈流の直流電圧値を典型的な動作状態とみなして、その瞬時値での動作に着目したものである。このようにすると交流電源電圧と光源の電圧の関係は図4に示すような関係になる。
図4におけるオンデューティの算出は回路部品での電圧降下やスイッチング素子などのスイッチング時間の遅延などは無視して簡略化した以下の式による。
「オンデューティ={VF/(VF+Vdc)}×100%」
ここで、全波整流した整流出力Vdcは、正弦波での実効値を1.11で除した値とした。
そして、図4において、オンデューティが20%を超え、50%未満になる光源電圧VFは、45V〜90Vの範囲であるが、電源電圧を共通化する点灯装置では電源電圧変動を考慮する必要がある。そこで、公称電圧に電源電圧変動を100Vで6%、200Vで10%を考慮して、マージンを設けるとオンデューティが20%を超え、50%未満になる光源の電圧は次のようになる。
「50(V)<VF<85(V)」
実施の形態3の点灯装置100は、このような光源電圧VFが設定されることが適切である。
実施の形態4.
本実施の形態について、主に実施の形態3との差異を説明する。
図5は、点灯装置100の構成の例を示す図である。
実施の形態4の点灯装置100は、インダクタ12とインダクタ13とを共通のコア(共通の磁気回路)にそれぞれ巻線として備えたものである。これにより点灯装置100の小形化が実現できる効果がある。例えば、インダクタ12とインダクタ13とはトランスなどであってもよい。
また、インダクタ12に高周波数の電流が流れ、インダクタ13に誘導起電力が生じる場合においても、スイッチング素子4が短絡故障した際には、インダクタ12には連続直流しか流れない為、インダクタ13に誘導起電力が生じることは無い。そして、インダクタ13により光源8に供給される過大な電流が発生することがない。
実施の形態5.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
ここで、まず、力率改善回路について説明する。
図6は、力率改善回路200を示す図である。
この力率改善回路200は、昇圧コンバータと称される回路構成である。
力率改善回路200は、整流回路2、コンデンサ3、インダクタ17、ダイオード18、コンデンサ19(力率改善回路200の出力コンデンサ)、昇圧スイッチング素子20、昇圧駆動回路21を備える。
力率改善回路200は、昇圧スイッチング素子20が高周波数でスイッチングすることによりコンデンサ19に所定の直流電圧が生成され、かつ交流電源1から見た力率を高くすることができる。
なお、力率改善回路200は実施の形態1及び実施の形態2に使用可能である。
具体的には、実施の形態1で説明の図1における端子T1と端子T2とから交流電源1側の部分をこの力率改善回路200に置きかえることが可能である。実施の形態2も同様。
(点灯装置100の構成)
図7は、実施の形態5の点灯装置100の構成の例を示す図である。
点灯装置100は、直流出力部60と放電部50と直流阻止コンデンサ5aと直流阻止コンデンサ5bとを備える。
直流出力部60は、力率改善回路200とスイッチング部300とから構成される。そして、スイッチング部300は、スイッチング素子4aとスイッチング素子4bと駆動回路Aとから構成される。
なお、直流阻止コンデンサ5aと直流阻止コンデンサ5bとの直列接続体が、力率改善回路200のコンデンサ19と同等の作用を有すれば、コンデンサ19は無くてもよい。すなわち、直流阻止コンデンサ5aと直流阻止コンデンサ5bとが力率改善回路200の出力コンデンサ(コンデンサ19)であってもよい。なお、直流阻止コンデンサ5aと直流阻止コンデンサ5bとの静電容量はほぼ等しい。
直流阻止コンデンサ5aと直流阻止コンデンサ5bとの直列接続体の両端は、スイッチング素子4aとスイッチング素子4bとが直列に接続されている。
換言すると、力率改善回路200(直流電源)に対して、2個のスイッチング素子(スイッチング素子4aとスイッチング素子4b)が直列に接続されている。更に換言すると、直流阻止コンデンサ5a及び直流阻止コンデンサ5bの直列接続体とスイッチング素子4a及びスイッチング素子4bの直列接続体とは並列に接続されている。
放電部50は、整流回路30、インダクタ22、コンデンサ23、コンデンサ24、ダイオード28、ダイオード29を備える。なお、コンデンサ23及びコンデンサ24は後述のように無くてもよい。
なお、スイッチング素子4aがFETである場合には、FETの構造上、寄生ダイオードを有するので、スイッチング素子4aとは別に備えられるダイオード28を省くことができる。ダイオード29も同様である。
直流阻止コンデンサ5a及び直流阻止コンデンサ5bの直列接続体の接続点とスイッチング素子4a及びスイッチング素子4bの直列接続体の接続点との間には、インダクタ22と整流回路30とが接続されている。そして、整流回路30には、光源8が接続される。換言すると、直流阻止コンデンサ5aは整流回路30を介して光源8に直列接続され、直流阻止コンデンサ5bも整流回路30を介して光源8に直列接続される。なお、整流回路30はダイオード31〜ダイオード34を備える。
また、整流回路30とインダクタ22との接続点には、スイッチング素子4aと並列にコンデンサ24が接続され、スイッチング素子4bと並列にコンデンサ23が接続される。コンデンサ23とコンデンサ24と接続されていると、それぞれ対称な動作を行うが、コンデンサ23とコンデンサ24とのいずれか一方だけが接続されていてもよい。またコンデンサ23とコンデンサ24との両方が無くてもよい。
(正常動作時の説明)
図8は、スイッチング素子の動作を示す図である。図8の(a)は、スイッチング素子4aのスイッチング素子の動作、図8の(b)は、スイッチング素子4bのスイッチング素子の動作、図8の(c)は、光源8に供給される直流電流を示す。
まず、正常動作時における点灯装置100の動作を説明する。
ここで、直流阻止コンデンサ5aと直流阻止コンデンサ5bとはスイッチング素子4aとスイッチング素子4bとの間欠的な動作に対して光源8に必要な直流電流を供給できるような静電容量を有している。
(スイッチング素子4aが駆動、スイッチング素子4bがオフの場合)
図8の(a)に示すように、スイッチング素子4aは、例えば5msの期間、オンオフして高周波スイッチング動作を行う。この期間において、図8の(b)に示すようにスイッチング素子4bはオフのままである。
スイッチング素子4aがオンオフを繰り返すことで、力率改善回路200(直流出力部60)は、間欠直流を出力する。
そして、スイッチング素子4aがオンすると、「端子T1−スイッチング素子4a−インダクタ22−ダイオード34−光源8−ダイオード31−直流阻止コンデンサ5b」に力率改善回路200から出力される間欠直流が流れる。直流阻止コンデンサ5bは、5msの期間に通電する間欠直流の電荷を蓄積可能な静電容量を有しており、5msの期間において間欠直流を通電し続ける。そして、直流阻止コンデンサ5bは間欠直流を通電することで、図8の(c)に示すように光源8に間欠直流を供給すると共に、間欠直流に基づく電荷を充電する。そして、光源8は点灯する。
ここで、スイッチング素子4aがオフ、スイッチング素子4bが駆動の場合において、直流阻止コンデンサ5aには、電荷が充電されている。スイッチング素子4aがオフ、スイッチング素子4bが駆動の場合の動作は改めて後述する。
直流阻止コンデンサ5aに充電された電荷は、「直流阻止コンデンサ5a−スイッチング素子4a−インダクタ22−ダイオード34−光源8−ダイオード31」を流れて直流阻止コンデンサ5aに帰還する電流として放電される。この電流によっても光源8は点灯する。
そして、直流阻止コンデンサ5aに充電された電荷は消費される。そして、次にスイッチング素子4aがオフ、スイッチング素子4bが駆動する場合に、再び直流阻止コンデンサ5aに電流が流れるようになり、光源8に電流が供給される。
すなわち、放電部50(スイッチング素子4a、インダクタ22、整流回路30)及び光源8は、直流阻止コンデンサ5aが間欠直流に基づき充電する電荷を、スイッチング素子4aがオンオフを繰り返す間(すなわち直流出力部60の正常動作時の間)繰り返し放電させる。
そして、放電部50は、直流阻止コンデンサ5aによる光源8への間欠直流の供給を継続させる。
なお、インダクタ22は、直流阻止コンデンサ5aと直列に接続されており、直流阻止コンデンサ5aから放電される電荷に基づく放電直流を通電し、通電した放電直流に基づくエネルギーを蓄積する。
そして、インダクタ22は、直流阻止コンデンサ5aからの電荷の放電が停止すると、放電の停止に伴い、放電直流の通電が停止すると共に、蓄積したエネルギーを放出直流として出力する。
そして、ダイオード29は、インダクタ22と直列に接続されている。インダクタ22により出力される放出直流は、「インダクタ22−コンデンサ23−ダイオード29」を通電し、インダクタ22に帰還する。なお、コンデンサ23が無い場合や、コンデンサ23の静電容量が小さい場合は、インダクタ22により出力される放出直流は、「インダクタ22−ダイオード34−光源8−ダイオード31−直流阻止コンデンサ5b−ダイオード29」を通電し、インダクタ22に帰還する。
また、インダクタ22は、直流阻止コンデンサ5bとも直列に接続されており、直流阻止コンデンサ5bが光源8に供給する間欠直流を通電し、通電した間欠直流に基づくエネルギーを蓄積する。このエネルギーも同様に放出される。
(スイッチング素子4aがオフ、スイッチング素子4bが駆動の場合)
次に、図8の(b)に示すように、スイッチング素子4bが例えば5msの期間、オンオフして高周波スイッチング動作を行う。この期間において、図8の(a)に示すようにスイッチング素子4aはオフのままである。
スイッチング素子4bがオンオフを繰り返すことで、力率改善回路200(直流出力部60)は、間欠直流を出力する。
そして、スイッチング素子4bがオンすると、「端子T1−直流阻止コンデンサ5a−ダイオード32−光源8−ダイオード33−インダクタ22−スイッチング素子4b」にに力率改善回路200から出力される間欠直流が流れる。直流阻止コンデンサ5aは、5msの期間に通電する間欠直流の電荷を蓄積可能な静電容量を有しており、5msの期間において間欠直流を通電し続ける。そして、直流阻止コンデンサ5aは間欠直流を通電することで、図8の(c)に示すように光源8に間欠直流を供給すると共に、間欠直流に基づく電荷を充電する。そして、光源8は点灯する。
一方、スイッチング素子4aがオフ、スイッチング素子4bが駆動の期間において、直流阻止コンデンサ5bに充電された電荷は、「直流阻止コンデンサ5b−ダイオード32−光源8−ダイオード33−インダクタ22−スイッチング素子4b」を流れて直流阻止コンデンサ5bに帰還する電流として放電される。この電流によっても光源8は点灯する。 そして、直流阻止コンデンサ5bに充電された電荷は消費される。そして、次にスイッチング素子4aが駆動、スイッチング素子4bがオフとなる場合に、再び直流阻止コンデンサ5bに電流が流れるようになり、光源8に電流が供給される。
すなわち、放電部50(スイッチング素子4b、インダクタ22、整流回路30)及び光源8は、直流阻止コンデンサ5aが間欠直流に基づき充電する電荷を、スイッチング素子4bがオンオフを繰り返す間(すなわち直流出力部60の正常動作時の間)繰り返し放電させる。
そして、放電部50は、直流阻止コンデンサ5bによる光源8への間欠直流の供給を継続させる。
なお、インダクタ22は、直流阻止コンデンサ5bと直列に接続されており、直流阻止コンデンサ5bから放電される電荷に基づく放電直流を通電し、通電した放電直流に基づくエネルギーを蓄積する。
そして、インダクタ22は、直流阻止コンデンサ5bからの電荷の放電が停止すると、放電の停止に伴い、放電直流の通電が停止すると共に、蓄積したエネルギーを放出直流として出力する。
そして、ダイオード28は、インダクタ22と直列に接続されている。インダクタ22により出力される放出直流は、「インダクタ22−ダイオード28−コンデンサ24」を通電し、インダクタ22に帰還する。なお、コンデンサ24が無い場合や、コンデンサ24の静電容量が小さい場合は、インダクタ22により出力される放出直流は、「インダクタ22−ダイオード28−直流阻止コンデンサ5a−ダイオード32−光源8−ダイオード33」を通電し、インダクタ22に帰還する。
また、インダクタ22は、直流阻止コンデンサ5aとも直列に接続されており、直流阻止コンデンサ5aが光源8に供給する間欠直流を通電し、通電した間欠直流に基づくエネルギーを蓄積する。このエネルギーも同様に放出される。
点灯装置100は、このようにして光源8に直流電流を供給できる。
そして、直流阻止コンデンサ5aあるいは直流阻止コンデンサ5bが光源8に対して直列に接続されている。その為、スイッチング素子4aまたはスイッチング素子4bの片方または両方が短絡故障した場合においても、力率改善回路200からの出力は、光源8に供給されない。そして、光源8に過大な電流が流れるが防止される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
実施の形態1〜5の点灯装置100は、いずれも光源8に流れる電流を制御することで定電流特性を有する装置として光源を点灯することができる。光源としてはLEDの場合について説明したがLEDの直列接続体あるいはこの直列接続体を並列に接続するなどの構成に適用できる。さらに直流電流を供給して点灯させる半導体発光素子であれば適用可能である。
また実施の形態1〜4の点灯装置100は、スイッチング素子のスイッチング動作においてオン時間比率を可変することで光源に供給する電流を変化させて調光するものでもよい。
また、実施の形態5の点灯装置100は、スイッチング素子のスイッチング周波数を変えることで調光するものにも適用できる。
特に実施の形態1〜4の点灯装置100は、直流阻止の機能を果たすコンデンサの静電容量を光源8の許容電流耐量未満、場合によっては短時間の規定であるサージ許容電流未満になるように選定することでスイッチング素子の短絡故障においても光源の信頼性を損なうようなストレスを与えずに済む効果がある。
実施の形態5の点灯装置100では極性切り替えの周期がスイッチング周波数より長いので整流回路30を構成する素子のスイッチング損失が少なくて済む。
さらに以上のような点灯装置100と光源8とを使用する照明器具800などの照明装置に適用できる。
1 交流電源、2,30 整流回路、3,7,11,19,23,24 コンデンサ、4,4a,4b,25,26 スイッチング素子、5,5a,5b 直流阻止コンデンサ、6,10,12,13,17,22 インダクタ、8 光源、9,14,18,28,29,31〜34 ダイオード、20 昇圧スイッチング素子、21 昇圧駆動回路、50 放電部、60 直流出力部、100 点灯装置、200 力率改善回路、300 スイッチング部、800 照明器具、A 駆動回路。

Claims (10)

  1. 光源を点灯する点灯装置において、
    直流を生成直流として生成すると共に、正常動作時には、生成した前記生成直流を間欠的に出力して、間欠的な直流である間欠直流として供給し、異常動作時には、生成した前記生成直流を連続して出力して、連続した直流である連続直流として供給する直流出力部と、
    前記直流出力部が前記間欠直流を供給している正常動作時には、前記直流出力部により前記間欠直流が供給され、供給された前記間欠直流を前記光源に供給し、前記直流出力部が前記連続直流を供給している異常動作時には、前記直流出力部により前記連続直流が供給されるが、供給された前記連続直流の前記光源に対する供給を遮断するキャパシタンス素子と
    を備えることを特徴とする点灯装置。
  2. 前記キャパシタンス素子は、
    前記直流出力部が前記間欠直流を供給している正常動作時には、前記間欠直流を前記光源に供給すると共に前記間欠直流に基づく電荷を充電し、
    前記点灯装置は、更に、
    前記正常動作時に前記キャパシタンス素子が前記間欠直流に基づき充電する電荷を、前記正常動作時の間、繰り返し放電させることで、前記キャパシタンス素子による前記光源への前記間欠直流の供給を継続させる放電部を備えることを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
  3. 前記放電部は、
    前記キャパシタンス素子と直列に接続されるインダクタンス素子であって、前記キャパシタンス素子から放電される電荷に基づく放電直流を通電し、通電した前記放電直流に基づくエネルギーを蓄積するインダクタンス素子を有することを特徴とする請求項2記載の点灯装置。
  4. 前記放電部の前記インダクタンス素子は、
    前記キャパシタンス素子からの電荷の放電が停止すると、放電の停止に伴い、前記放電直流の通電が停止すると共に、蓄積した前記エネルギーを放出直流として出力し、
    前記点灯装置は、更に、
    前記インダクタンス素子と直列に接続され、前記インダクタンス素子により出力される前記放出直流を通電するダイオード素子
    を備えることを特徴とする請求項3記載の点灯装置。
  5. 前記ダイオード素子は、
    通電した前記放出直流を前記光源に供給することを特徴とする請求項4記載の点灯装置。
  6. 前記点灯装置は、
    昇圧コンバータと昇降圧コンバータとのいずれかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の点灯装置。
  7. 前記点灯装置は、
    降圧コンバータであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の点灯装置。
  8. 前記直流出力部は、
    スイッチング素子を有し、前記正常動作時には、前記スイッチング素子がオンオフを繰り返すことで、前記生成直流を間欠的に出力し、前記異常動作時には、前記スイッチング素子がオン状態もしくはオフ状態のいずれかに固定されることで、前記生成直流を連続して出力することを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の点灯装置。
  9. 前記点灯装置は、
    前記光源としてLEDを点灯させることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の点灯装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の点灯装置を備えることを特徴とする照明器具。
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