JP2014110032A - 情報処理装置、および情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズに起因するダブルタップの誤検出を防ぐ。
【解決手段】情報処理装置(10)は、タップ検出手段(13)がタップ操作を検出してから、歩行速度に応じて設定された監視時間内に、加速度検出手段(11)によって検出された加速度の値が、ノイズの発生を特定する閾値であるノイズ判定閾値を超えたとき、ダブルタップ操作の検出を停止させるノイズ監視手段(16)を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、および情報処理プログラムに関する。
近年、スマートホンなどの加速度センサーを備えた装置において、ユーザーが軽くたたく操作であるタップ操作を、加速度により検出する技術が利用されている。また、タップ操作を2回繰り返すダブルタップ操作についても一般的に利用されている。しかし、装置へ加速度が与えられる条件はタップ操作に限られず、様々なノイズに起因することもあり、加速度センサーによりタップ操作を利用するには、ノイズに起因するタップ操作の誤検出を防止する技術が必要となる。
そこで、加速度センサーによりタップ操作を検出する際の、ノイズによる誤検出を防止するための技術が特許文献1,2等に開示されている。
特許文献1には、タップ操作に相当する振動信号や筺体の姿勢変化信号の組み合わせからなる予め決められた起動信号が加速度センサーで検出された場合に限ってコマンド受付手段の作動を許容する構成としてコマンド受付手段の不用意な作動を防止し、コマンド受付手段が様々な外乱を機能選択コマンドとして誤認識しないようにする携帯端末用コマンド入力装置が開示されている。
また、特許文献2には、加速度データの周波数を解析し、周波数解析結果がタップ操作を示す場合に、そのタップ操作に割り当てられた処理を実行する装置が開示されている。
特開2008−176641号公報(2008年7月31日公開) 特開2012−146156号公報(2012年8月2日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、予め設定したノイズを想定し、一意に決めたパラメータによってノイズを検出して、タップ操作の誤検出を防止するようになっているため、想定外のノイズ、例えば歩行中など状態が変化する場合に、ノイズを適切に検出できず、タップ操作の誤検出防止の精度が低下する、という問題がある。
このように、タップ操作の誤検出防止の精度が低下すれば、タップ操作を2回行うダブルタップ操作の誤検出防止の精度も大幅に低下し、ダブルタップ操作に割り当てられた機能が誤動作する虞がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、ノイズに起因するダブルタップの誤検出防止の精度を向上させて、ダブルタップ操作に割り当てられた機能の誤動作を防ぐことにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、検出したユーザーのタップ操作に応じた処理を行う情報処理装置であって、上記情報処理装置の加速度を検出する加速度検出手段と、上記加速度検出手段によって検出された加速度の値が、タップ操作であることの検出を行うための閾値であるタップ判定閾値を超えたことを、タップ操作として検出するタップ検出手段と、上記情報処理装置を操作するユーザーの歩行速度を測定する歩行速度測定手段と、上記タップ検出手段がタップ操作を検出してから、予め設定したダブルタップ検出時間以内に、上記タップ検出手段が再度検出したタップ操作を、ダブルタップ操作として検出するダブルタップ検出手段と、上記タップ検出手段がタップ操作を検出してから、上記ダブルタップ検出時間よりも短く設定された監視時間内に、上記加速度検出手段によって検出された加速度の値が、ノイズの発生を特定する閾値であるノイズ判定閾値を超えたとき、上記ダブルタップ検出手段によるダブルタップ操作の検出を停止させるノイズ監視手段と、を備え、上記監視時間は、上記歩行速度測定手段によって測定された歩行速度に応じて設定されている。
本発明の一態様によれば、ダブルタップの誤検出防止の精度を向上させることで、ダブルタップ操作に割り当てられた機能の誤動作を防止する、という効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るスマートホンの概略ブロック図である。 本発明の実施形態1に係る加速度の値の経過時間による変化を示す模式図である。 本発明の実施形態1および3に係るタップ検出の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態1および3に係るノイズ検出の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係るダブルタップ検出の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る歩数計の概略ブロック図である。 本発明の実施形態3に係るスマートホンの概略ブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
〔1.装置構成について〕
本発明の一実施形態における、情報処理装置10を含むスマートホン1の構成について図1に基づき説明する。図1はスマートホン1を示すブロック図である。
スマートホン1は、情報処理装置10と着信応答制御部101とを含んでいる。着信応答制御部101は、スマートホン1の着信に対する応答を選択する制御を行う。なお、図示しないが、スマートホン1は、電話機能等の通常のスマートホンに搭載されている機能を有している。
情報処理装置10は、第1加速度センサー11と、低レベルノイズ除去部12と、タップ検出部13と、ダブルタップ検出部14と、第2加速度センサー15と、ノイズ監視部16と、歩行速度計測部17とで構成されている。
第1加速度センサー11および第2加速度センサー15は、情報処理装置10に加わる加速度を測定し、それぞれ、低レベルノイズ除去部12および歩行速度計測部17へ、当該加速度の情報を出力する。
低レベルノイズ除去部12は、第1加速度センサー11が出力する加速度の情報が示す加速度の値に、ハイパスフィルターを適用し、タップ検出部13およびダブルタップ検出部14へ出力する。
タップ検出部13は、低レベルノイズ除去部12が出力する加速度の値に応じて、ユーザーのタップ操作を検出し、ダブルタップ検出部14、およびノイズ監視部16へ通知する。具体的なタップ操作の検出をする詳細なフローについては〔2.タップの検出について〕にて後述する。
ダブルタップ検出部14は、タップ検出部13からタップ検出の通知を受け、ダブルタップ受付を開始する。ダブルタップ受付開始から予め定めたダブルタップ検出時間TH_t3以内に、再度、タップ検出部13からタップ検出の通知を受けた時、ダブルタップ検出部14は、ユーザーのダブルタップ操作を検出する。ノイズ監視部16の割り込み動作を含めた詳細なダブルタップを検出するフローについては〔4.ダブルタップ検出について〕にて後述する。
歩行速度計測部17は、第2加速度センサー15が出力する加速度の情報から、スマートホン1を所持するユーザーの歩行速度を計測し、ノイズ監視部16へ出力する。
ノイズ監視部16は、タップ検出部13のタップ検出の通知を受け、歩行速度計測部17が出力する歩行速度に応じて定めた、ノイズの発生を監視する監視時間を開始する。ノイズ監視部16は、当該監視時間以内に、予め定めたノイズ判定閾値を、低レベルノイズ除去部12が出力する加速度の値が超えた場合、ダブルタップ検出部のダブルタップ受付を停止させる。具体的なノイズを検出する詳細なフローについては〔3.ノイズ検出について〕にて後述する。
〔2.タップ検出について〕
低レベルノイズ除去部12が出力する加速度の値から、タップ検出部13が行うタップ検出について、図3のフローチャートに基づき説明する。なお、図2の加速度の値の経過時間による変化を示す模式図を用いて、各処理に対応する具体的な例についても、適宜説明する。
まず、タップ検出部13は、低レベルノイズ除去部12が出力する加速度の値Xnを逐次取得する(ステップ101、以下、ステップは単に“S”と記載する)。取得したXnについて、タップ検出部13は、タップ判定閾値TH_x1以上か否かを判定する(S102)。Xnがタップ判定閾値TH_x1以上ではなかった場合は、初期状態に戻り、S101から処理を実行する。XnがTH_x1以上であった場合、タップ検出に関する処理を続行する。
上記のS101からS102において、YESの判定となるまでの処理がaであり、図2 aで示した範囲は、上記処理aと対応している。すなわち、XnがTH_x1以上となるまでの、Xnと時間経過の関係を表している。
続いて、タップ検出部14は経過時間T1の測定を開始する(S103)。その後、低レベルノイズ除去部12が出力する加速度の値Xnを逐次取得し(S104)、XnがTH_x1以下であるか否かの判定を行う(S105)。XnがTH_x1以下でなかった場合は、再度S104の処理を行う。XnがTH_x1以下であった場合、タップ検出部13は、T1の測定を終了し(S106)、T1が予め定めた閾値TH_t1以下であるか否かの判定を行う(S107)。T1がTH_x1以下ではなかった場合は、初期状態に戻り、S101から処理を実行する。T1がTH_x1以下であった場合は、タップ検出に関する処理を続行する。S107の処理により、タップ操作と、ユーザーがスマートホン1を大きく動かしたこととの識別をすることができる。
上記のS103からS107において、YESの判定となるまでの処理がbであり、図2 bで示した範囲は、上記処理bと対応している。すなわち、図2 bは、XnがTH_x1以上となってから、TH_x1以下となるまでの経過時間T1が、TH_x1以下であった場合のXnと時間経過の関係を表している。
続いて、タップ検出部14は、予め定めた待機時間T2待機し(S108)、タップ検出をダブルタップ検出部14およびノイズ監視部16へ通知する(S109)。
上記のS108からS109までの処理がcであり、図2 cで示した範囲は、上記処理cと対応している。すなわち、図2 cは、bの処理終了後に、T2待機し、タップ検出部14がタップ検出を通知するまでの、Xnと時間経過の関係を表している。また、図2 cにおける右側のXnのピークは、タップ操作に伴うノイズを表しており、S108において、T2待機することで、当該ノイズの影響を受けることなく、タップ判定を行うことができる。
また同様に、図2 a’、b’およびc’に示す範囲は、それぞれ上記処理a、bおよびcと対応している。すなわち、当該範囲においてタップ検出部13が、タップ検出している。
〔3.ノイズ検出について〕
ノイズ監視部16が、タップ検出を通知された際に、ノイズ監視時間を設定し、ノイズを検出する流れを、図4に示すフローに基づき説明する。
まず、ノイズ監視部16は、歩行速度計測部17から歩行速度を取得し(S201)、取得した歩行速度に応じて、監視時間TH_t2を設定する(S202)。具体的には、歩行速度の値が低い時には、一般にノイズとなる加速度の発生が多いため、TH_t2を長く設定する。また、速度ベクトルの方向に応じてTH_t2を定めてもよい。
続いて、ノイズ監視部16は、経過時間T3の計測を開始し(S203)、加速度の値Xnを逐次取得する(S204)。取得したXnについて、ノイズ監視部16は、予め定めたノイズ判定閾値TH_x2以下であるか否かを判定する(S205)。
XnがTH_x2以下であった場合は、T3がTH_t2以下であるか、否かについて判定する(S206)。T3がTH_t2以下であった場合、S201の処理から再度実行する。また、T3がTH_t2以下でなかった場合、ノイズ監視部16は、T3の計測を終了し(S208)、処理を終了する。
一方、S205において、XnがTH_x2以下でなかった場合、ノイズ監視部16は、Xnをノイズとして検出し、ダブルタップ検出部14のダブルタップ検出受付を終了させ(S207)、T3の計測を終了し(S208)、処理を終了する。
すなわち、ノイズ監視部16は、タップ検出を通知されてから、監視時間TH_t2以内に、ノイズ判定閾値TH_x2を超える加速度の値Xnを取得した場合に、Xnをノイズとして検出し、ダブルタップ検出部14のダブルタップ検出受付を終了させる。これにより、歩行速度に応じて、発生するノイズに起因するダブルタップの誤判定を防ぐことができる。
上記ノイズ検出処理を図2に基づき、具体的に説明する。図4 dで示す処理と、図2 dで示す範囲は対応しており、a〜cの示すタップ検出時に、ノイズ監視部16が、歩行速度に基づき定めたTH_t2に相当する。図2 dの範囲内の点線で示す加速度の値のピークが発生した場合、当該ピークが示す加速度の値Xnはノイズ判定閾値TH_x2を超えるものであり、かつ、経過時間T3がTH_t2以下であるため、ノイズ監視部16は、Xnをノイズとして検出し、ダブルタップ検出部14のダブルタップ検出受付を終了させる。
また、図2 d’に示す範囲は、ダブルタップ検出部14から通知を受けた時間に基づいて、ノイズ監視部16が設定した監視時間に対応するが、詳細については〔4.ダブルタップ検出について〕において説明する。
〔4.ダブルタップ検出について〕
タップ検出部13が、上記の図3に示す処理によりタップ検出し(1回目のタップ検出)、ダブルタップ検出部がダブルタップを検出するまでの処理について、図5に示すフローに基づき説明する。なお、図2の加速度の値の経過時間による変化を示す模式図を用いて、各処理に対応する具体的な例についても、適宜説明する。
まず、タップ検出部13が、当該1回目のタップ検出をノイズ監視部16およびダブルタップ検出部14へ通知する(S1)。これは図2のa〜cの範囲に対応する。
ノイズ監視部16は、当該1回目のタップ検出の通知を受け、監視時間を開始する(S2)。当該処理は、前述の図4 S201〜S203の処理に対応する。一方、ダブルタップ検出部14は、当該1回目のタップ検出の通知を受け、タップ受付を開始し(S3)、タップ間隔T4の計測を開始する(S5)。
ノイズ監視部16は、上記の図4 S204〜S208に示す処理により、当該監視時間内にノイズを検出したか否かの判定を行う(S4)。ノイズ監視部16は、当該監視時間内にノイズを検出した場合、ダブルタップ検出部14へノイズの検出を通知し、ダブルタップ検出部14のダブルタップ受付を終了させる(S13)。それにより、処理は終了する。一方、ノイズ監視部16は、当該監視時間内にノイズを検出しなかった場合、タップ検出部へノイズ検出しなかったことを通知する。
タップ検出部13は当該ノイズ検出しなかったことの通知を受けたのちに、上記処理によりタップ検出する(2回目のタップ検出)と、ダブルタップ検出部14へ当該2回目のタップ検出を通知する(S6)。
ダブルタップ検出部14は当該2回目のタップ検出を受け、T4の計測を終了する(S7)。この時、S3〜S7の処理を示す図5 eは、図2 eで示す範囲と対応している。すなわち、図2 eで示す時間はT4である。これは、当該1回目のタップが行われてから、2回目のタップが行われるまでの時間と等しい。
続いて、T4が予め定めたダブルタップ検出時間以下であるか否かの判定を行う(S8)。T4がダブルタップ検出時間以下でなかった場合、上記1回目のタップをタップ検出部が検出したS1の処理と同様の処理を、ダブルタップ検出部14は行う。一方、T4がダブルタップ検出時間以下であった場合、T4をノイズ監視部16へ通知する(S10)。
当該通知を受け、ノイズ監視部16は、監視時間TH_t2を、T4からT2を引いた時間に設定し、監視時間を開始する(S9)。続いて、ノイズ監視部16は図4 γに示す位置から処理を行い、当該監視時間内にノイズが検出されたか否かの判定を行う(S11)。当該監視時間内にノイズが検出された場合、ノイズ監視部16はノイズの検出をダブルタップ検出部14に通知し、ダブルタップ受付を終了させる(S13)。一方、当該監視時間内にノイズが検出されなかった場合、ノイズが検出されなかったことをダブルタップ検出部14へ通知する。ダブルタップ検出部14は、当該通知を受け、ダブルタップを検出する(S13)。
また、図2 d’に示す範囲は、上記S9およびS11に示す処理と対応している。すなわち、図2 d’に示す時間は、T4からT2を引いた時間に等しい。これにより、図2 d’右端の点線で示す加速度の値のピークが発生した時、ノイズ監視部16は、ノイズとして検出し、ダブルタップ検出部14のダブルタップ受付を終了させることができる。すなわち、周期的にノイズが発生している場合においてもダブルタップ操作の誤検出を確実に防止することができる。
このように、ダブルタップ操作の誤検出を確実に防止することで、ダブルタップ操作に割り当てられた機能の誤動作を防止することができる。
なお、ダブルタップ検出部14が、ダブルタップを検出した時、着信応答制御部101に通知し、着信応答制御部101は当該通知をトリガーとして、着信応答を制御してもよい。これにより、ユーザーのスマートホン1へのダブルタップ操作により、着信応答を制御することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図6は、実施形態2に係る歩数計2の構成を示すブロック図である。
歩数計2は、情報処理装置20、動作制御部201および歩数計測部202により構成されている。動作制御部201は、ダブルタップ検出部14のダブルタップ検出を受け、歩数計測部202の動作を制御する。歩数計測部202は加速度センサー26が出力する加速度の情報を受け、歩数計2を所持するユーザーの歩数を計測する。
本実施形態に係る情報処理装置20と、実施形態1に係る情報処理装置10とは、情報処理装置10は第1加速度センサー11および第2加速度センサー15を備えているが、情報処理装置20は加速度センサー26のみ備える点で大きく異なる。これは、加速度センサー26が測定した情報処理装置20へ加わる加速度を、低レベルノイズ除去部12および歩行速度計測部17に出力していることにより実現されている。これにより、加速度センサーの数を減少することができている。また、歩数計測部202へも加速度の情報を出力することで、歩数計2の備えるべき加速度センサーも省略することができている。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図3、図4、および図7に基づき説明する。図7は、実施形態3に係るスマートホン3の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る情報処理装置30と、実施形態1に係る情報処理装置10とは、情報処理装置10においては、歩行速度計測部17はノイズ監視部16へのみユーザーの歩行速度情報を出力していたが、情報処理装置30においては、歩行速度計測部33はタップ検出部31およびノイズ監視部32へユーザーの歩行速度情報を出力している。
また、タップ検出部31はタップ検出部13と異なり、図3 αに示す点で歩行速度計測部33からユーザーの歩行速度を取得し、当該歩行速度に応じて、タップ判定閾値TH_x1を変更する。例えば、歩行速度の値が低いなど、急な加減速が予想される場合、TH_x1を上昇させる。これにより、ノイズによるタップ検出部31の誤検出を低減することができる。そのため、情報処理装置30における、ダブルタップの誤検出も低減する。
また、ノイズ監視部32はノイズ監視部16と異なり、図4 βに示す点で、ユーザーの歩行速度に応じて、TH_x2を変更する。例えば、歩行速度の値が低いなど、急な加減速が予想される場合、TH_x2を減少させる。これにより、ノイズ監視部32がノイズを検出する可能性が向上し、情報処理装置30における、ダブルタップの誤検出も低減する。
〔ソフトウェアによる実現例〕
情報処理装置10、30の制御ブロック(特に低レベルノイズ除去部12、タップ検出部13、ダブルタップ検出部14、ノイズ監視部16および歩行速度計測部17)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、情報処理装置10、30は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置は、検出したユーザーのタップ操作に応じた処理を行う情報処理装置であって、上記情報処理装置の加速度を検出する加速度検出手段(第1加速度センサー11、加速度センサー26)と、上記加速度検出手段によって検出された加速度の値が、タップ操作であることの検出を行うための閾値であるタップ判定閾値を超えたことを、タップ操作として検出するタップ検出手段(タップ検出部13、31)と、上記情報処理装置を操作するユーザーの歩行速度を測定する歩行速度測定手段(歩行速度測定部17)と、上記タップ検出手段がタップ操作を検出してから、予め設定したダブルタップ検出時間以内に、上記タップ検出手段が再度検出したタップ操作を、ダブルタップ操作として検出するダブルタップ検出手段(ダブルタップ検出部14)と、上記タップ検出手段がタップ操作を検出してから、上記ダブルタップ検出時間よりも短く設定された監視時間内に、上記加速度検出手段によって検出された加速度の値が、ノイズの発生を特定する閾値であるノイズ判定閾値を超えたとき、上記ダブルタップ検出手段によるダブルタップ操作の検出を停止させるノイズ監視手段(ノイズ監視部16、32)と、を備え、上記監視時間は、上記歩行速度測定手段によって測定された歩行速度に応じて設定されている。
上記の構成によれば、ユーザーが、本発明に係る装置または上記装置を含む装置に対し、タップ操作を行い、当該装置へタップ判定閾値を超える加速度を与えたとき、タップ検出手段は、1回目のタップ検出を行う。ダブルタップ検出手段は、当該検出を受けて、予め設定したダブルタップ検出時間以内に、上記タップ検出手段が再度検出したタップ操作を、ダブルタップ操作として検出する。
一方、ノイズ監視手段は、当該検出を受けて、上記ダブルタップ検出時間よりも短く設定された監視時間内に、上記加速度検出手段によって検出された加速度の値が、ノイズの発生を特定する閾値であるノイズ判定閾値を超えたとき、上記ダブルタップ検出手段によるダブルタップ操作の検出を停止させる。
これにより、ダブルタップの誤検出を防ぐことで、ダブルタップ操作に割り当てられた機能の誤動作を防止できる。
通常、タップ操作を行った装置と一緒に移動するユーザーの歩行速度によって、ノイズ発生のタイミングが異なる。例えば、ユーザーの歩行速度が早くなれば、ノイズ発生のタイミングが早まり、ユーザーの歩行速度が遅くなれば、ノイズの発生タイミングが遅くなる傾向にある。
従って、上記監視時間を、上記歩行速度測定手段によって測定された歩行速度に応じて設定することで、監視時間以内で確実にノイズを検出することが可能となる。つまり、確実にノイズが検出できるように、上記監視時間を、上記歩行速度とノイズとして処理されるべき上記加速度の値の対応関係に基づき、設定することで、ユーザーの歩行によって生じるノイズに起因するダブルタップの誤検出を確実に防ぐことができる。
さらに、本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記態様1において、上記ノイズ判定閾値を、上記歩行速度測定手段によって測定された歩行速度に応じて、変更してもよい。
上記構成によれば、上記ノイズ判定閾値は、ユーザーの歩行速度に応じて変更される。それゆえ、上記歩行速度と、ノイズとして処理されるべき上記加速度の値の対応関係に基づき、ノイズ判定閾値を変更することができる。
それにより、ユーザーの歩行によって生じるノイズに起因するダブルタップの誤検出をさらに確実に防ぐことができる。
さらに、本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様1または2において、上記タップ判定閾値を、上記歩行速度測定手段によって測定された歩行速度に応じて、変更してもよい。
上記構成によれば、上記タップ判定閾値は、上記歩行速度に応じて、変更される。それゆえ、上記歩行速度と、ノイズとして処理されるべき上記加速度の値の対応関係に基づき、ノイズ判定閾値を変更することができる。
それにより、ユーザーの歩行によって生じるノイズに起因するダブルタップの誤検出をさらに確実に防ぐことができる。
さらに、本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様1から3において、上記加速度の値に対して、ハイパスフィルターを適用する低レベルノイズ除去手段(低レベルノイズ除去部12)をさらに備え、上記ノイズ監視手段は、上記低レベルノイズ除去手段によってハイパスフィルターが適用された加速度の値について、ノイズ判定閾値を超えたことを検出してもよい。
上記構成によれば、上記低レベルノイズ除去手段は、上記加速度の値に対して、ハイパスフィルターを適用する。上記ノイズ監視手段は、上記ハイパスフィルター適用後の加速度の値について、上記ノイズ判定閾値を超える加速度が与えられたか否かの検出を行う。
それゆえ、静止時ノイズ成分が小さくなり、上記ノイズ判定閾値を小さい値としても、ノイズに起因するダブルタップの誤検出を防ぐことができる。
上記のいずれかの情報処理装置を動作させるための情報処理プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための情報処理プログラムも本発明の範疇に含まれる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、画面が見えない状態におけるスマートホンの着信応答操作および歩数計の動作制御を行うための、ユーザーインターフェースに利用することができる。
10、20、30 情報処理装置
11 第1加速度センサー
26 加速度センサー
12 低レベルノイズ除去部
13、31 タップ検出部
14 ダブルタップ検出部
16、32 ノイズ検出部
17 歩行速度計測部

Claims (5)

  1. 検出したユーザーのタップ操作に応じた処理を行う情報処理装置であって、
    上記情報処理装置の加速度を検出する加速度検出手段と、
    上記加速度検出手段によって検出された加速度の値が、タップ操作であることの検出を行うための閾値であるタップ判定閾値を超えたことを、タップ操作として検出するタップ検出手段と、
    上記情報処理装置を操作するユーザーの歩行速度を測定する歩行速度測定手段と、
    上記タップ検出手段がタップ操作を検出してから、予め設定したダブルタップ検出時間以内に、上記タップ検出手段が再度検出したタップ操作を、ダブルタップ操作として検出するダブルタップ検出手段と、
    上記タップ検出手段がタップ操作を検出してから、上記ダブルタップ検出時間よりも短く設定された監視時間内に、上記加速度検出手段によって検出された加速度の値が、ノイズの発生を特定する閾値であるノイズ判定閾値を超えたとき、上記ダブルタップ検出手段によるダブルタップ操作の検出を停止させるノイズ監視手段と、を備え、
    上記監視時間は、上記歩行速度測定手段によって測定された歩行速度に応じて設定されていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記ノイズ判定閾値は、上記歩行速度測定手段によって測定された歩行速度に応じて、変更されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記タップ判定閾値は、上記歩行速度測定手段によって測定された歩行速度に応じて、変更されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 上記加速度の値に対して、ハイパスフィルターを適用する低レベルノイズ除去手段をさらに備え、
    上記ノイズ監視手段は、上記低レベルノイズ除去手段によってハイパスフィルターが適用された加速度の値について、ノイズ判定閾値を超えたことを検出することを特徴とする請求項1から3のいずれかに1項に記載の情報処理装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるための情報処理プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための情報処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016076268A1 (ja) * 2014-11-11 2016-05-19 株式会社ジェイアイエヌ プログラム、情報処理装置、及びアイウエア
WO2024053538A1 (ja) * 2022-09-09 2024-03-14 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 ノイズ検出装置、ノイズ検出方法およびプログラム

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