JP2014108172A - 内視鏡用先端キャップ、内視鏡、および内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡用先端キャップ、内視鏡、および内視鏡装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フッキングを必要とするときに、先端部による腸管のフッキング力を安全にかつ十分に確保することができ、挿入部を深部に円滑に挿入する。
【解決手段】本発明の内視鏡用先端キャップ3は、キャップ本体3Aと、キャップ本体3Aを挿入部6の先端部8に固定する固定部4と、キャップ本体3Aの先端側に設けられ、挿入部6の長手方向に沿って前方へ延出して挿入部6の先端側から突出するとともに長手方向に沿って前方あるいは後方への移動可能な線状部材5と連結する線状部材連結部3Dと、キャップ本体3Aの周方向に沿って設けられ、線状部材連結部3Dと接続し、線状部材5が挿入部6の長手方向に沿って移動する動作に伴って、キャップ本体3Aの外周面と管腔の内壁との摩擦力が大きくなる状態になるように変形する変形部3Bと、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、管腔に挿入する内視鏡の挿入部の先端側に取り付けられるキャップ本体を有する内視鏡用先端キャップ装置、内視鏡、および内視鏡装置に関する。
周知の如く、内視鏡は、生体の体内の観察、処置など、または工業用のプラント設備内の検査、修理などのため広く用いられている。特に、医療用の内視鏡は、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、切開を必要とすることなく、体腔内の検査対象部位を観察でき、必要に応じ、処置具を用いて治療および処置ができるため広く用いられる。
この医療分野の内視鏡の挿入部の患者の管腔内への挿入性を向上させるため、挿入部を挿通するとともに、膨張または収縮するバルーンを先端側に設けた内視鏡用オーバーチューブを用いて、内視鏡の手技を行うことがある。
このような内視鏡用オーバーチューブを用いて、例えば小腸の内視鏡検査を行う手技の一例として、術者は、管腔の途中で内視鏡用オーバーチューブのバルーンを膨張させた状態で、内視鏡を管腔の深部への挿入し、湾曲部を湾曲させた状態で挿入部の先端部により腸管を把持する(以下、フッキングと称す)手技がある。
その後、術者は、先端部によるフッキング状態のまま、バルーンを収縮させた後、この内視鏡用オーバーチューブを深部へと進め、バルーンを膨張させる。そして、湾曲部を非湾曲状態にしてフッキングを解除した後に、バルーンの膨張により管腔の内壁に保持された状態の内視鏡用オーバーチューブと内視鏡とを引き戻すことにより、管腔内の腸管を短縮させる。このような動作を繰り替えし行うことにより、内視鏡の挿入部を腸内深部へと挿入させる。
内視鏡の挿入部の先端部に取り付けられた挿入補助具を用いて内視鏡の挿入部を管腔の深部へと挿入し易くする内視鏡としては、例えば特許文献1に記載の内視鏡がある。
この特許文献1に記載の内視鏡は、挿入補助具を構成する、先端部に取り付けられた円筒状に形成されたベース筒と、このベース筒の前端面から軸方向に突出する2枚の挿入補助板と、2枚の挿入補助板と先端部にそれぞれ繋がれているワイヤと、を有して構成される。
そして、この内視鏡は、ワイヤを引っ張ったりあるいは離したりする操作を行うことにより、挿入補助板の先端部が挿入部の先端部から径方向に離れる第2状態と、挿入補助板の先端部が挿入部の先端部の外周面に沿う第1状態との間で挿入補助板を繰り返し動作させて、管腔内での挿入部の推進力を得ている。なお、この内視鏡は、挿入補助板が第2状態になったときに、挿入補助板の先端部によって管腔の内壁を押圧するようになっている。
特開2009−45141号公報
上述した内視鏡用オーバーチューブを用い、内視鏡の挿入部の先端部による腸管のフッキングを行って挿入部を深部へと挿入させる手技では、先端部によるフッキング力を向上させることは勿論、さらにフッキングが必要なときに、十分なフッキング力を確保することが望ましい。
しかしながら、従来の特許文献1に記載の内視鏡は、そもそも2枚の挿入補助板を用いることで管腔内での挿入部の推進力を得るためのものであって、先端部によるフッキング力を向上させるための構成ではない。
すなわち、このような内視鏡では、2枚の挿入補助板を用いて管腔内の内壁をフッキングしたとしても、これら2枚の挿入補助板は挿入部の先端部に取り付けられたベース筒の外周を挟み込むように配置されており、すなわち、挿入補助板は、周方向全体に配置されていないので、先端部の向きによっては十分なフッキング力を得ることはできない。また、この内視鏡は、2枚の挿入補助板の先端部がベース筒の前端面から軸方向に突出する構成であるため、管腔の内壁を圧迫してしまう虞もある。
このため、この内視鏡は、フッキングが必要なときに、安全にかつ十分なフッキング力を確保することができず、内視鏡用オーバーチューブのバルーンにより腸管を効率良く短縮することができないので、挿入部を円滑に管腔の深部へと挿入することができない虞がある。
そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、フッキングを必要とするときに、先端部による腸管のフッキング力を安全にかつ十分に確保することができ、挿入部を深部に円滑に挿入することができる内視鏡用先端キャップ、内視鏡、および内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明における一態様の内視鏡用先端キャップは、管腔に挿入する内視鏡の挿入部の先端側に取り付けられるキャップ本体と、前記キャップ本体の基端側に設けられ、前記挿入部の先端側外周を覆うようにして前記キャップ本体を前記挿入部の先端側に固定する固定部と、前記キャップ本体の先端側に設けられ、前記挿入部の長手方向に沿って前方へ延出して前記挿入部の先端側から突出するとともに前記長手方向に沿って前記前方あるいは後方への移動可能な線状部材と連結する線状部材連結部と、前記キャップ本体の周方向に沿って設けられ、前記線状部材連結部と接続され、前記線状部材が前記挿入部の長手方向に沿って移動する動作に伴って、前記キャップ本体の外周面と前記管腔の内壁との摩擦力が大きくなる状態になるように変形する変形部と、を具備する。
本発明における一態様の内視鏡は、細長い挿入部を備えるとともに、一態様の内視鏡用先端キャップを装着可能な内視鏡であって、前記挿入部の先端部に設けられ、対物レンズと前記挿入部内に設けられたチャンネルに連通する孔とを備えた、前記内視鏡用先端キャップを外周に装着可能な先端部と、前記内視鏡を操作する操作部から前記挿入部の前記先端部まで挿通され、前記操作部の操作により前記挿入部の長手方向に沿って移動する線状部材と、前記線状部材の先端に設けられた、前記内視鏡用先端キャップの前記線状部材連結部と接続する接続部と、を具備する。
本発明における一態様の内視鏡装置は、複数の前記線状連結部と、前記連結部材と同数の複数の線状部材とを有する一態様の内視鏡用先端キャップと、前記複数の線状部材と同数の前記接続部を有するとともに、前記各線状部材を前記挿入部内部で個々に移動させるための複数の進退操作レバーを前記操作部に設けた一態様の内視鏡と、を具備する。
本発明によれば、フッキングを必要とするときに、先端部による腸管のフッキング力を安全にかつ十分に確保することができ、挿入部を深部に円滑に挿入することができる内視鏡用先端キャップ、内視鏡、および内視鏡装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図 図1のキャップ本体の伸縮部が延出時の状態の内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図 図1のキャップ本体の伸縮部が通常時の縮んだ状態を示す斜視図 図1のキャップ本体の伸縮部が延出時の伸びた状態を示す斜視図 図3のキャップ本体内に設けられた線状部材連結部の具体的な構成を示す斜視図 図3のキャップ本体の線状部材連結部近傍の構成を示す断面図 図3の伸縮部の構成を説明するための断面図 図3の伸縮部を別部材で設けた構成した構成を説明するための断面図 線状部材の先端に設けられた接続部を挿入部の先端部内に収容した状態を示す先端部の断面図 図9に示す状態から線状部材を挿入部の長手方向の先端側に進めて突出させた状態を示す先端部の断面図 図9の線状部材および接続部の構成を説明するための斜視図 図11の線状部材および接続部の構成を説明するための断面図 第1の実施形態の内視鏡用先端キャップを取り付けた内視鏡および内視鏡用オーバーチューブを用いて腸管のフッキングを行い挿入部を深部へと挿入させる動作例を説明するための説明図 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図 図14の拡径部によってキャップ本体に径を拡径させた状態の内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図 図15のキャップ本体の具体的な構成を説明するための斜視図 図16の拡径部を構成する凸状形成部材の具体的な構成を示す斜視図 本発明の第3の実施形態に係る内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図 図18の第2の本体が第1の本体から延出したときの状態の内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図 図19のキャップ本体の具体的な構成を説明するための斜視図 図21の第2の本体と第1の本体との係合状態を説明するための断面図 本発明の第4の実施形態に係る内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図 図22の第2の本体が第1の本体から延出し、かつ突起部が突出したときの状態の内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図 図23第2の本体および突起部の具体的な構成を説明するための断面図 図24の突起部の変形例1を示す断面図 図24の突起部の変形例2を示す断面図 図24の突起部の変形例3を示す断面図 本発明の第5の実施形態に係る内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図 図28のキャップ本体の具体的な構成を示す斜視図 図28の湾曲部を湾曲させ、さらにキャップ本体の屈曲部を湾曲させた状態の動作例を説明する説明図
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明である内視鏡用先端キャップ、内視鏡、および内視鏡装置について説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態に基づく図面は、模式的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、それぞれの部分の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
先ず、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1から図13は、本発明の第1の実施形態に係り、図1は、本発明の第1の実施形態に係る内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図である。
図1に示すように、本実施の形態の内視鏡装置1は、内視鏡2と、内視鏡用先端キャップ3と、から主に構成されている。
内視鏡2は、内視鏡用先端キャップ3が装着可能な内視鏡であって、長尺で細長な挿入部6と、操作部7と、図示しないユニバーサルコードと、を有して構成されている。内視鏡2の挿入部6は、先端から順に硬性の先端部8と、湾曲部9と、可撓管部10と、を有して構成されている。
操作部7の挿入部6側には、折れ止め部11が設けられ、この折れ止め部11から挿入部6の可撓管部10が延設されている。また、挿入部6には、先端部8の先端面の開口から可撓管部10の手元側までの間において、チャンネル6Aが設けられている。
操作部7には、湾曲操作ノブ12および進退操作レバー13が回動自在に配設されると共に、各種内視鏡機能のスイッチ類14、15などが設けられている。
なお、湾曲操作ノブ12は、挿入部6の湾曲部9を湾曲操作するためのものである。湾曲操作ノブ12は、湾曲部9を上下方向に湾曲操作するためのUD湾曲操作ノブ12aおよび湾曲部9を左右方向に湾曲操作するためのRL湾曲操作ノブ12bが重畳するように配設されている。
また、進退操作レバー13は、後述するがキャップ本体3Aに設けられた変形部3の伸縮部3B1(図3)を収縮するように線状部材5の進退を操作するためのものである。この進退操作レバー13は、湾曲操作ノブ12の回転軸12zに回転可能に軸支されている。
操作部7の進退操作レバー13の端部には、例えばクランク部材16の基端部が接続されている。このクランク部材16の先端部は、線状部材5の基端部が固定された固定部材5aにピン16aにより回動可能に接続されている。線状部材5は、チャンネル6A内に挿通されている。
なお、この線状部材5の後端側は、操作部7内に固定された図示しない摺動ガイド部によって、挿入部6の長手方向(以下、中心軸O方向として説明することもある)に沿って摺動可能にガイドされる。
したがって、このクランク部材16および摺動ガイド部(図示せず)は、進退操作レバー13の回動操作に伴い、線状部材5を、中心軸O方向の前後方向に移動させることができる。即ち、クランク部材16および摺動ガイド部(図示せず)は、進退操作レバー13の回動を、中心軸O方向の前後における線状部材5の往復運動に変換する機能を有している。なお、進退操作レバー13の回動を線状部材5の往復運動に変換するための構成は、クランク部材16および摺動ガイド部(図示せず)等の構成に限定されるものではない。
また、操作部7の湾曲操作ノブ12の近傍には、送気送水ボタン14と、吸引ボタン15と、が設けられている。術者は、この送気送水ボタン14を操作することにより、送気あるいは送気を行うことができる。また、術者は、吸引ボタン15を操作することにより、図示しない挿入部6内のチャンネルを介してその先端開口から体液その他の流体を吸引することができる。
なお、図1に示す内視鏡2を備えたシステムにおいて、図示はしないが、ユニバーサルコード、光源装置、ライトガイドバンドル、ビデオプロセッサ、およびモニタ等の周知の内視鏡システムの構成部材および周辺機器が設けられているが、これらの構成部材および周辺機器については、本発明の特徴部分を構成するものではないので、説明を省略する。
本実施形態の内視鏡用先端キャップ3は、図1に示すように、キャップ本体3Aと、固定部4と、線状部材5と、線状部材連結部3Dと、変形部3Bと、から主に構成されている。
キャップ本体3Aは、管腔に挿入する内視鏡2の挿入部6の先端側(先端部8等)に取り付けられる中空形状に形成されたものであり、先端部8の先端側から被せて着脱自在に装着可能である。
固定部4は、キャップ本体3Aの基端側に設けられ、挿入部6の先端側外周を覆うようにしてキャップ本体3Aを挿入部6の先端側に固定する。この固定部4は、例えば医療用のテープである。勿論、固定部4は、医療用テープに限定されるものではなく、医療用テープ以外の部材を用いて構成してもよい。例えば、固定部4として弾性のチューブ状部材を用いてキャップ本体3Aの基端側を挿入部6の先端側に固定してもよい。
線状部材5は、挿入部6の長手方向に延出して挿入部6の先端側から突出するとともに長手方向に進退可能な部材であり、挿入部6のチャンネル6Aに挿通される。この線状部材5に連結される線状部材連結部3Dは、キャップ本体3Aの先端側に設けられており、線状部材5の先端部をキャップ本体3Aの先端側内部に係止する。
なお、線状部材5は、例えばパイプあるいは芯入りコイルなどの部材を用いているが、これに限定されるものではなく、挿入部6の長手方向に進退可能であり、線状部材連結部3Dを介してキャップ本体3Aの変形部3Bを変形させる部材であればどのような部材を用いてもよい。
変形部3Bは、キャップ本体3Aの周方向に沿って設けられ、線状部材連結部3Dと接続し、線状部材5が挿入部6の長手方向に沿って先端側へ押し出される動作に伴って、キャップ本体3Aの外周面3A1と管腔の内壁との摩擦力が大きくなる状態になるように変形するものである。図2は、図1のキャップ本体の伸縮部が延出時の状態の内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図である。
次に、このようなキャップ本体3Aの具体的な構成を図3〜図8を用いて説明する。
なお、図3は、図1のキャップ本体の伸縮部が通常時の縮んだ状態を示す斜視図、図4は、図1のキャップ本体の伸縮部が延出時の伸びた状態を示す斜視図、図5は、図3のキャップ本体内に設けられた線状部材連結部の具体的な構成を示す斜視図、図6は、図3のキャップ本体の線状部材連結部近傍の構成を示す断面図、図7は、図3の伸縮部の構成を説明するための断面図、図8は、図3の伸縮部を別部材で設けた構成した構成を説明するための断面図である。
図3および図4に示すように、キャップ本体3Aは変形部3Bを有し、この変形部3Bは、キャップ本体3Aの長手方向の一部に設けられ、線状部材5が挿入部6の長手方向に進退する動作に伴って、キャップ本体3Aの外周側において、挿入部6の長手方向に対して伸縮する伸縮部3B1を有する。
この伸縮部3B1は、キャップ本体3Aを構成する先端側本体3C1と、基端側本体3C2との間に配置されている。また、先端側本体3C1と基端側本体3C2とは別部材で構成されても一体的に構成されてもよい。なお、先端側本体3C1および基端側本体3C2は、例えばシリコーン、フッ素などの樹脂を用いて形成されている。
また、この伸縮部3B1は、キャップ本体3Aの外周面3A1上に設けられた複数の孔20を有し、これら複数の孔20は、伸縮動作に伴って開閉するように変形する。なお、複数の孔20は、溝形状に形成してもよい。
複数の孔20の開いたときの開口の形状は、例えば、菱形形状に形成されている。勿論、孔20の形状は、これに限定されるものではなく、円形状、あるいは多角形状であってもよい。すなわち、複数の孔20は、その開閉によって管腔の内壁との摩擦力が高くなるような形状であればよい。
また、複数の孔20は、伸縮部3B1の外周面上において中心軸0に沿って交互に配置されている。なお、孔20の数および配置位置は、勿論、これに限定されるものではなく、管腔の腸壁に対して摩擦力が高くなるような数および配置であれば、適宜変更してもよい。
伸縮部3B1の材質は、例えば、シリコーンゴム等の樹脂部材を用いて形成されている。勿論、伸縮部3B1の材質は、これに限定されるものではなく、伸縮が自在で、かつある程度の強度がある材質であればよい。
この伸縮部3B1は、図7に示すように、先端側本体3C1と基端側本体3C2とそれぞれに設けられた段部に溶着あるいは接着剤を用いて固定される。
なお、伸縮部3B1は、図3に示す状態から、さらに、線状部材5を、挿入部5の長手方向の後ろ方向に移動可能に構成することによって、先端側本体3C1を同方向に引き寄せて、図7において破線で示すように外周側に突起するように構成してもよい。
また、伸縮部3B1は、図8に示すように、別部材として設けてもよい。この場合、図8に示すように、取付面の両側に突起部3eを有する伸縮部3BXを設け、これら突起部3fを、先端側本体3C1、基端側本体3C2のそれぞれに設けた固定穴3fに嵌合し接着剤等を用いて固定してもよい。
線状部材連結部3Dは、図3に示すように、キャップ本体3Aの先端側、すなわち、先端側本体3C1内に設けられている。この線状部材連結部3Dは、図5および図6に示すように、先端側本体3C1の内側から中心軸O側に突出する連結本体部21を有する。
この連結本体部21には、線状部材5の先端側に設けられた接続部5Aを係止するための係止溝21Aが形成されている。この係止溝21Aは、中心軸O方向側が開口している。また係止溝21Aには、中心軸O方向に沿って摺動溝21Bが設けられている。
この構成により、線状部材5の先端側に設けられた接続部5Aを、線状連結部5Dを構成する連結本体部21の係止溝21Aに係止すると同時に、線状部材5自体を摺動溝21Bに配置することで、該線状部材5をキャップ本体3Aに固定することができる(図6参照)。
線状部材5の接続部5Aは、図9〜図12に示すように、後述する先端部8の先端側に設けられた開口6A1を塞ぐ蓋部材を構成する係止部本体5A1と、この係止部本体5A1の中心近傍に設けられた接続穴5A2と、係止部本体5A1の線状部材5側の内側に設けられたOリング5Bと、を有する。
係止部本体5A1は、例えば円板状に構成されており、内側の中心近傍に設けられた接続穴5A2には、線状部材5の先端部が嵌入されて溶着あるいは接着剤等によって固定される(図12参照)。
そして、係止部本体5A1の線状部材5側には、線状部材5を固定した接続穴5A2を囲むようにOリング5Bが設けられている。このOリング5Bは、係止部本体5A1が図9に示すように、先端部8を構成する先端カバー8Aの先端面に設けられた収容穴8ABに収容した際に、該収容穴8ABの底面の一部と当接することにより、収容穴8ABに配置されるチャンネル6Aの開口6A1を封止する。
すなわち、本実施形態の内視鏡用先端キャップ3を装着可能な内視鏡2は、先端部8の先端カバー8Aの先端面に、線状部材5の蓋部材を構成する接続部5Aを収容可能であり、チャンネル6Aに連通する開口6A1を備えた収容穴8ABを有している。なお、この収容穴8ABの形状は、線状部材5の接続部5Aと同形状に形成されている。
このため、この内視鏡2は、内視鏡用先端キャップ3を装着しない場合には、図9に示すように、線状部材5を手元側に移動させて該線状部材5の接続部5Aを収容穴8ABに嵌合して収容させればよい。
これにより、内視鏡2は、この接続部5Aの収容穴8ABへの収容によりチャンネル6Aの開口6A1を封止することができるので、この状態で通常の内視鏡観察を行うことができる。
本実施形態の内視鏡用先端キャップ3は、変形部3Bを構成する伸縮部3B1を有することにより、線状部材5を図1に示すように長手方向の前方向に押し出されれば、伸縮部3B1の複数の孔20が開口するため、これら複数の孔20の開口に管腔の内壁を引き込んで、キャップ本体3Aの外周面3A1と管腔の内壁との摩擦力を大きくすることができる。
次に、本実施形態の内視鏡用先端キャップ3の作用について図13を用いて説明する。
図13は、第1の実施形態の内視鏡用先端キャップ3を取り付けた内視鏡2、および内視鏡用オーバーチューブを用いて腸管のフッキングを行い、挿入部を深部へと挿入させる動作例を説明するための説明図である。なお、予めキャップ本体3Aを内視鏡2の挿入部6の先端部8に装着して固定部4にて固定し、線状部材5の接続部5をキャップ本体3A内の線状部材連結部3Dを構成する係止溝21Aに係止しておく。
いま、本実施形態の内視鏡先端キャップ装置1と、内視鏡用オーバーチューブ40を用いて、例えば小腸の内視鏡検査を行うものとする。
このとき、術者は、内視鏡2の挿入部6を内視鏡用オーバーチューブ40に挿通させた状態で、腸管100内に挿入させる。
そして、術者は、図13(a)に示すように、腸管100の途中位置で内視鏡用オーバーチューブ40のバルーン41を膨張させることにより、内視鏡用オーバーチューブ40をこの腸管100の途中位置で保持させ、この状態にて内視鏡2の挿入部6を腸管100の深部へと挿入する。
挿入部6を腸管100内の屈曲部101まで挿入させると、術者は、図13(b)に示すように、湾曲部9を湾曲させ、この湾曲した状態で挿入部6の先端部8に装着されたキャップ本体3Aにより腸管100の内壁100Aをフッキングする。
このとき、術者は、進退操作レバー13を図2に示す矢印方向に回動操作する。すると、線状部材5は、クランク部材16および摺動ガイド部(図示せず)によって、挿入部6の中心軸O方向の前方向に移動する。
すると、線状部材5の接続部5Aが係止されている先端キャップ3の先端側本体3C1は、図4に示すように先端部8の中心軸O方向の前方向に移動するため、基端側が固定されている変形部3Bの伸縮部3B1が中心軸O方向に伸びる。
このため、伸縮部3B1の外周面3A1に設けられた複数の孔20は大きく開口することになるので、これら複数の孔20の開口に管腔の内壁を引き込み、キャップ本体3Aの外周面3A1と腸管100の内壁100Aとの摩擦力を大きくすることができる。
このとき、複数の孔20は、伸縮部3B1の外周面3A1上の周方向に沿って設けられているので、先端部8のどのような向きにおいても、確実に伸縮部3B1の外周面3A1を腸管100の内壁100Aに係止することができる。
なお、キャップ本体3Aの外周面3A1、つまり伸縮部3B1の外周面3A1は、突起形状ではなく、凹状の複数の孔20にて形成されているので、腸管100の内壁100Aとの摩擦力を大きくすることができるが内壁100Aを圧迫することなく、安全に保持することができる。
これにより、内視鏡2の挿入部6の先端側に取り付けられたキャップ本体3Aにより腸管100の内壁100Aを保持する。
このようにキャップ本体3Aにより腸管100の内壁100Aを保持し、先端部8を保持した状態で、術者は、図13(c)に示すように腸管100の内壁100Aをフッキングする。このとき、キャップ本体3Aの伸縮部3B1の複数の孔20により十分に内壁100Aを引き込んで保持しているので、効率良くフッキングを行うことができる。
また、フッキングの際に、キャップ本体3Aの固定部4により該キャップ本体3Aを挿入部6の先端部8に固定されているので、キャップ本体3Aが挿入部6の先端部8から外れることもなく、円滑にフッキングを行うことができる。さらに、キャップ本体3Aには線状部材5が接続されているので、キャップ本体3Aは挿入部6の長手方向についても位置ずれすることもない。
そして、術者は、図13(c)に示すように、バルーン41を収縮された後、キャップ本体3によるフッキング状態を利用して、この内視鏡用オーバーチューブ40を深部へと進める。
その後、術者は、図13(d)に示すように、腸管100の所望位置にてバルーン41を膨張させる。
次に、術者は、図13(e)に示すように、湾曲部9を非湾曲状態にしてキャップ本体3によるフッキングを解除する。この場合、術者は、進退操作レバー13を図2に示す矢印方向とは逆方向に回動操作する。すると、線状部材5は、クランク部材16および摺動ガイド部(図示せず)によって、挿入部6の中心軸O方向の後ろ方向に移動する。
すると、先端キャップ3の先端側本体3C1は、図3に示すように先端部8の中心軸O方向の後方向に移動するため、伸縮部3B1が中心軸O方向に縮む。このため、伸縮部3B1の外周面3A1に設けられた複数の孔20の開口が閉じられることにより、腸管100の内壁100Aの保持状態は解除される。
その後、術者は、図13(f)に示すように、バルーン41の膨張により腸管100の内壁100Aに保持された状態の内視鏡用オーバーチューブ40と内視鏡2の挿入部6とを引き戻すことにより、腸管100を短縮させる。このような動作を繰り替えし行うことにより、内視鏡2を腸内深部へと円滑に挿入させることができる。
また、本実施形態の内視鏡用先端キャップ3は、術者が進退操作レバー13を回動操作すれば伸縮部3B1を伸縮させることができるので、必要なときのみに簡単な操作でフッキングを行うことができる。
したがって、上述したように第1の実施形態によれば、フッキングを必要とするときに、先端部8による腸管100のフッキング力を安全にかつ十分に確保することができ、挿入部6を深部に円滑に挿入することができる内視鏡用先端キャップ3、内視鏡2、および内視鏡装置1を実現できる。
(第2の実施形態)
図14〜図17は、本発明の第2の実施形態に係り、図14は、第2の実施形態に係る内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図、図15は、図14の拡径部によってキャップ本体に径を拡径させた状態の内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図、図16は、図15のキャップ本体の具体的な構成を説明するための斜視図、図17は、図16の拡径部を構成する凸状形成部材の具体的な構成を示す斜視図である。
なお、図14〜17は、第1の実施形態に装置と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
第1の実施形態のキャップ本体3Aの変形部3Bを構成する伸縮部3B1は、挿入部6の長手方向に伸縮自在で、表面に複数の孔20を有して構成したが、第2の実施形態のキャップ本体30の伸縮部3B1は、キャップ本体30の径が拡径する拡径部3B2を有して構成されている。
具体的には、図14〜図16に示すように、キャップ本体30の伸縮部3B1は、拡径部3B2を有する。この拡径部3B2は、伸縮部3B1の伸縮動作に伴って、キャップ本体30の外径を拡大させた状態と、キャップ本体30の外径を基準の状態に戻した状態との間で変形するように動作するものである。なお、キャップ本体30の外径を基準の状態に戻した状態とは、キャップ本体30自体の外径に相当する状態を意味する。
また、この拡径部3B2は、この拡径部3B2を変形させるための複数の凸状形成部材22を有して構成される。
これら複数の凸状形成部材22は、例えば図17(a)に示すように板状のばね部材を用いて構成される。この板状のばね部材22は、図16に示すように、先端側本体3C1と基端側本体3C2との間に複数設けられている。
この場合、ばね部材22は、このばね部材22の両端側に設けられた係止部22a(図17(a)参照)を、それぞれ先端側本体3C1、基端側本体3C2に係止して固定する。このようにして複数のばね部材22は、拡径部3B2を構成する外皮30xの内部に沿うように配置される。
なお、本実施形態において、ばね部材22は、例えば、キャップ本体30の周方向に4つ設けたが、これに限定されるものではなく、必要に応じて4つよりも多く設けて構成してもよい。
また、凸状形成部材22は、ばね部材に限らず、例えば、図17(b)に示すように、2枚の板状のリンク部材22Aを用いて構成してもよい。この場合、2枚の板状リンク部材22Aは、蝶番などの回動部材22Bを用いて構成することにより、拡径部3B2として作用する。
このような構成により、拡径部3B2は、線状部材5を、図14に示すように挿入部6の長手方向の後ろ方向(図中に示すA矢印方向)に移動させることにより、線状部材5の接続部5Aが係止される先端側本体3C1を線状部材5の移動方向と同じ方向に引き寄せて、複数のばね部材22をキャップ本体30の外側方向に変形させる。
すなわち、拡径部3B2は、図15及び図16に示すように、複数のばね部材22の変形に伴って、これら複数のばね部材22の外側に配置されているキャップ本体30の外皮30xがキャップ本体30の径が拡径するように変形する。
このため、このようにキャップ本体30の拡径部3B2を拡径すれば、キャップ本体30の外周面30Aと、腸管の内壁との摩擦力を大きくすることができるので、内壁を圧迫することなく、安全に保持することができ、よって、十分なフッキング力が得られる。
一方、図15および図16に示す拡径状態の拡径部3B2をもとに戻す場合には、術者は、進退操作レバー13を回動操作して、線状部材5を、図15に示すように挿入部6の長手方向の前方向(図中に示すB矢印方向)に移動させる。
これにより、拡径部3B2は、先端側本体3C1が線状部材5の移動方向と同じ前方向に押し出されると同時にばね部材22の弾性力によって、複数のばね部材22が平板状となり、これに伴いキャップ本体30の径が通常の径となるようにキャップ本体30の外皮30xが変形される(図14参照)。
なお、本実施形態のキャップ本体30は、上述したように拡径部3B2を拡径させる場合には線状部材5を挿入部6の長手方向の後ろ方向(図14のA矢印方向)に移動させ、拡径部3B2を元の状態に戻す場合には線状部材5を挿入部6の長手方向の前方向(図15のB矢印方向)に移動させる。すなわち、本実施形態のキャップ本体30は、第1の実施形態のキャップ本体3Aに対し、進退操作レバー13の回動操作方向が逆方向となっている。
このため、本実施形態の内視鏡用先端キャップ3を装着した内視鏡を用いて手技を行う場合には、術者は、第1の実施形態とは逆方向で進退操作レバー13を操作すればよい。
その他の構成および作用は第1の実施形態と同様である。
したがって、第2の実施形態によれば、キャップ本体30の変形部3Bを構成する伸縮部3B1に拡径部3B2を設けて構成した場合でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図18〜図21は、本発明の第3の実施形態に係り、図18は、第3の実施形態に係る内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図、図19は、図18の第2の本体が第1の本体から延出したときの状態の内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図、図20は、図19のキャップ本体の具体的な構成を説明するための斜視図、図21は、図20の第2の本体と第1の本体との係合状態を説明するための断面図である。
なお、図18〜図21は、第1の実施形態に装置と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
第1の実施形態のキャップ本体3Aは、同径の先端側本体3C1、基端側本体3C2の各部材の間に伸縮部3B11を介在するように組み合わせて構成したが、第3の実施形態のキャップ本体30Aは、第1の本体30Bと、この第1の本体30Bよりも径が小さく内部に摺動可能に装着される第2の本体30Cとを用いて構成している。
具体的には、図18および図19に示すように、内視鏡用先端キャップ3は、キャップ本体30Aと、固定部4と、線状部材5と、線状部材連結部3Dと、変形部3Bと、から主に構成されている。
キャップ本体30Aは、第1の本体30Bと、第2の本体30Cとを有する。第1の本体30Bは、挿入部6の先端部8に取り付けられるもので、挿入部6の先端部8の先端側から被せることが可能な中空状に形成された筒部材であり、例えば、シリコーンゴム等の樹脂部材を用いて形成されている。
第2の本体30Cは、第1の本体30B内部に挿入部6の長手方向に進退可能に装着され、線状部材5が挿入部6の長手方向に進退することにより、第1の本体30Bの先端側から延出し、または第1の本体30Bの内部に収容可能に構成されている。
この第2の本体30Cは、第1の本体30Bと同様に、中空状に形成された筒部材であり、例えば、シリコーンゴム等の樹脂部材を用いて形成されている。また、第2の本体30Cの内部には線状部材連結部3Dが設けられており、この線状部材連結部3Dを介して線状部材5の接続部5Aが固定されている
また、第2の本体30Cの外周面30Caに変形部3Bを構成する複数の孔20Aが設けられている。
なお、変形部3Bは、第2の本体30Cを含み、この第2の本体30Cに受けられた複数の孔20Aで構成されている。これら複数の孔20Aは、凹状に形成された溝であってもよい。
また、第2の本体30Cの基端側端部には、図21に示すように、突起部30C1が設けられており、この突起部30C1は、第1の本体30Bの先端側内周面に設けられた係止溝30B1に係止される。
これにより、第2の本体30Cの挿入部6の長手方向の前方向における移動を規制して、該第2本体30Cの第1の本体30Bからの脱落を防止している。
本実施形態において、キャップ本体30Aの第2の本体30Cを延出させて複数の孔20Aを用いて腸管の内壁を保持してフッキングを行う場合、術者は、前記第1の実施形態度同様に進退操作レバー13を図2に示す矢印方向に回動操作する。
すると、線状部材5は、挿入部6の中心軸O方向の前方向に移動するので、線状部材5の接続部5Aが係止されている第2の本体30Cは、図19および図20に示すように挿入部6の長手方向の前方向に移動して、第1の本体30Bの先端側から延出する。
このため、第2の本体30Cの外周面30Caに設けられた複数の孔20Aは露出することになるので、これら複数の孔20Aの開口に管腔の内壁を引き込み、第2の本体30Cの外周面30Caと腸管の内壁との摩擦力を大きくすることができる。
このとき、複数の孔20Aは、第2の本体30Cの外周面30Ca上の周方向に沿って設けられているので、先端部8のどのような向きにおいても、確実に第2の本体30Cの外周面30Caを腸管の内壁に係止することができる。
これにより、変形部3Bを構成する伸縮部が、第2の本体30Cと、この第2の本体30Cの外周面30Caに設けられた凹状の複数の孔20Aとによって形成されているので、腸管の内壁100Aとの摩擦力を大きくすることができると同時に内壁を圧迫することなく、安全に保持して内壁を十分にフッキングすることができる。
その他の構成および作用は、第1の実施形態と同様である。
従って、第3の実施形態によれば、キャップ本体30Aを、第1の本体30Bと、この第1の本体30Bが延出可能な第2の本体30Cとで構成し、第2の本体30Cの外周面30Caに複数の孔20Aを設けて構成した場合でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、第1の本体30Bに伸縮部3B1を設けずに該第1の本体30Bを構成することができるので、製造工程を簡略化できるといった効果が得られる。
(第4の実施形態)
図22〜図27は、本発明の第4の実施形態に係り、図22は、第4の実施形態に係る内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図、図23は、図22の第2の本体が第1の本体から延出し、かつ突起部が突出したときの状態の内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図、図24は、図23の第2の本体および突起部の具体的な構成を説明するための断面図、図25は、図24の突起部の変形例1を示す断面図、図26は、図24の突起部の変形例2を示す断面図、図27は、図24の突起部の変形例3を示す断面図である。
なお、図22〜図27は、第3の実施形態に装置と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
第3の実施形態に係るキャップ本体30Aの第2の本体30Cは、外周面30Caに複数の孔20Aを設けて構成したが、第4の実施形態に係るキャップ本体31Aの第2の本体31Cは、外周面31Ca上に突起する複数の突起部42と、これら複数の突起部42を収容する複数の収容部31C1とを有して構成している。
具体的には、図22および図23に示すように、キャップ本体31Aは、前記第3の実施形態のキャップ本体30Aと略同様に構成されている。
そして、キャップ本体31Aは変形部3Bを有し、この変形部3Bは、図23および図24に示すように、第2の本体31Cの外周面31Caに設けられた複数の突起部42である。
また、第2の本体31Cは、図22に示すように、この第2の本体31Cが第1の本体31B内に収容されたときに、第2の本体31Cの外周面31Caが平面となるように複数の突起部42をそれぞれ収納する複数の突起収容部31C1を有する(図24参照)。
複数の突起部42は、例えば、図24に示すように、先端側が内壁に接触しても安全な円弧形状に形成された部材であって、下部が有底の収容部31C1内に設けられたばね部材23に固定されている。このばね部材23は、突起部42を常に第2の本体31の外側方向に付勢している。
なお、突起部42は、図24に示すように、外周面31Caから突出しているときには、突起部42の下部が収容部31C1の開口近傍に設けられた係止部に係止されることにより、収容部31C1から外れないようになっている。
なお、複数の突起部42および複数の収容部31C1は、第2の本体31Cの外周面31Ca上の周方向に沿って、例えばそれぞれ8個設けられているが、これに限定されることはなく、必要に応じて数を増やしてもよい。
また、突起部42は、図25の変形例1に示すように、球形状の突起部42Aとして構成してもよい。この場合、この突起部42Aは、収容部31C1の開口から外側方向にある程度突出すると同時に、該収容部31C1の開口よりも大きな径で構成して外れないように構成することが望ましい。
また、突起部42は、図26の変形例2に示すように、四角形状の突起部42Bとして構成してもよいが、内壁への接触状態を考慮すれば、先端部を円弧形状に形成することが望ましい。
さらに、突起部42は、図27(a)、図27(b)に示すように、ばね部材23を用いずに、第2本体31Bと一体的に形成された羽根状の突起部42Cとして構成してもよい。この場合、突起部42Cは、この突起部42C自体が弾性力を有しており、このため、第2の本体31Cが第1の本体31Bから延出した際には、その弾性力によって、第2の本体31Cの収容部31C1から外周面31Caの外側方向へと突出するようになっている(図27(b)参照)。
なお、これら複数の羽根状の突起部42Cの先端部は、前記同様、極力円弧形状に形成することが望ましい。
その他の構成は、第3の実施形態と同様である。
本実施形態のキャップ本体31Aは、第2の本体31Bが第1の本体31Bから挿入部6の長手方向の前方向に延出すると、第2の本体31Cの外周面31Caに設けられた複数の突起部42が各収容部31C1から突出して露出することになるので、これら複数の突起部42が管腔の内壁を押圧して、第2の本体30Cの外周面31Caと腸管の内壁との摩擦力を大きくすることができる。
これにより、変形部3Bを構成する複数の突起部42によって、腸管の内壁との摩擦力を大きくすることができると同時に、複数の突起部42の先端部が円弧形状に形成されているので、安全に内壁を保持して十分にフッキングすることができる。
従って、第4の実施形態によれば、第2の本体31Cの外周面31Ca状に複数の突起部42および複数の収容部31C1を設けて構成した場合でも、第3の実施形態と同様の効果が得られる。
また、フッキングを行うために第2の本体31Cを第1の本体31Bから延出したときに、ばね部材23によって確実に突起部42が突出するので、十分なフッキング力が得られることは勿論である。
(第5の実施形態)
図28〜図30は、本発明の第5の実施形態に係り、図28は、第5の実施形態に内視鏡用先端キャップを装着した内視鏡装置全体構成を模式的に示した構成図、図29は、図28のキャップ本体の具体的な構成を示す斜視図、図30は、図28の湾曲部を湾曲させ、さらにキャップ本体の屈曲部を湾曲させた状態の動作例を説明する説明図である。
なお、図28〜図30は、第3の実施形態に装置と同様な構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
第5の実施形態に係るキャップ本体32Aは、図18に示す第3の実施形態のキャップ本体30Aと略同様に構成されるが、さらに、第1の本体30Bの先端側に第2の線状部材50と連結する第2の線状部材連結部30Dを設けるとともに、第1の本体30Bに湾曲可能な湾曲部30B3を設けて構成している。
具体的には、図28および図29に示すように、第1〜第4の実施形態と同様の線状部材5および接続部5Aが設けられ、これとは別に、さらにもう1系統の線状部材連結部3Dと略同様の第2の線状部材連結部30Dが第1の本体30Bの先端側に設けられている。この第2の線状部材連結部30Dには、第2の線状部材50の先端部に設けられた接続部50Aが係止される。
この第2の線状部材50は、線状部材5と同様に挿入部6内の他の処置具チャンネル6Bに挿通されており、基端側が操作部7に設けられた先端キャップ湾曲リング51の進退接続部(図示せず)に接続されている。すなわち、この先端キャップ湾曲リング51を回動操作することにより、図示しない進退接続部を介して第2の線状部材50を挿入部6の長手方向に進退させることができるようになっている。
また、図29に示すように、第1の本体30Bは、湾曲部30B3を有する。この湾曲部30B3は、第2の線状部材50が挿入部6の長手方向に進退する動作に伴って、第1の本体30Bが挿入部6の長手方向に対して屈曲するように湾曲するものである。
この湾曲部30B3は、第1の本体30Bを構成する先端側本体30B1と、基端側本体30B2との間に配設されており、例えば外皮が蛇腹状に形成されることにより、自在に変形可能である。このため、湾曲部30B3の長手方向に対する折れを防ぐために、この湾曲部30B3の内部には、複数の板状の支持部材49が設けられている。これら複数の板状の支持部材49は、湾曲部30B3内部において、先端側本体30B1と基端側本体30Bとに接続される。
なお、支持部材49の数は、図29に示すように2枚であるが、これに限定されるものではなく、屈曲部30B3の長手方向に対する折れを防止できると同時に湾曲可能である数を設ければよい。
したがって、このような構成によれば、第2の線状部材50を、挿入部6の長手方向の前方向に移動させれば、湾曲部30B3の屈曲により、第1の本体30Bを、第2の線状部材連結部30Dとは対向する方向(本実施形態では図29中の上方向)に湾曲させることができる。
さらに、第3の実施形態と同様に線状部材5を同じ方向に移動させることにより、第2の本体30Cを第1の本体30Bから延出させることができる(図30参照)。
なお、第1の本体30Bの湾曲方向は1方向となるが、必要に応じて第2の線状部材50を、湾曲させたい方向に応じて複数の線状部材を設けて構成すれば、第2の本体30Bを、上下方向、および左右方向に湾曲させることも可能である。
また、第1の本体30Bから第2の本体30Cの延出する寸法L1は、例えば0.5〜1.5cmとなるように設定することが望ましい。勿論この数値に限定されるものではなく、適宜設定変更可能である。
したがって、このような構成によれば、内視鏡2の湾曲部9の湾曲動作の他に、キャップ本体32Aの屈曲部30B3により第1の本体30Bを湾曲させることにより、より確実に腸壁の内壁を保持することができる。
さらに、第3の実施形態と同様に第2の本体30Cが第1の本体30Bから延出して複数の孔20Aを露出させることにより、腸管の内壁との摩擦力を高くすることができるので、より強く腸壁の内壁を保持して十分なフッキング力を得ることができる。
なお、第2の本体30Cの外周面30Caは、複数の孔20Aの代わりに、第4の実施形態のように複数の突起部42および収容部31C1を設けて構成してもよい。
その他の構成は第3の実施形態と同様である。
従って、第5の実施形態によれば、変形部3Bを構成する第2の本体30Cを第1の本体30Bから延出できると同時に、屈曲部30B3により第1の本体30Bを湾曲させることができるので、より確実にかつ安全に腸壁の内壁を保持してフッキングを行うことができる。その他の効果は第3の実施形態と同様である。
なお、前記したように各実施形態にて用いられる内視鏡2は、細長い挿入部6を備えるとともに、内視鏡用先端キャップ3を装着可能な内視鏡であって、挿入部6の先端部8に設けられ、対物レンズと挿入部6内に設けられたチャンネル6Aに連通する孔とを備えた、内視鏡用先端キャップ3を外周に装着可能な先端部8と、内視鏡2を操作する操作部7から挿入部6の先端部8まで挿通され、操作部7の操作により挿入部6の長手方向に進退する線状部材5と、線状部材5の先端に設けられた、内視鏡用先端キャップ3の線状部材連結部3Dと接続する接続部5Aと、を有して構成されるが、これに限定されるものではない。
本発明は、上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1…内視鏡装置
2…内視鏡
3…内視鏡用先端キャップ
3A… キャップ本体
3A1…外周面
3B…変形部
3B1…伸縮部
3B2…拡径部
3C1…先端側本体
3C2…基端側本体
3D…線状部材連結部
4…固定部
5…線状部材
5A…接続部
6…挿入部
6A…チャンネル
6A1…開口
7…操作部
8…先端部
8A…先端カバー
8AB…収容穴
9…湾曲部
10…可撓管部
12…湾曲操作ノブ
13…進退操作レバー
14…送気送水ボタン
15…吸引ボタン
16…クランク部材
16a…ピン
20、20A…孔
21…連結本体部
21A…係止溝
21B…摺動溝
22…凸状形成部材
22A…板状リンク部材
22B…回動部材
30…キャップ本体
30Ca…外周面
30D…線状部材連結部
30ca…外周面
30x…外皮
31A…キャップ本体
31C1…収容部
31Ca…外周面

Claims (12)

  1. 管腔に挿入する内視鏡の挿入部の先端側に取り付けられるキャップ本体と、
    前記キャップ本体の基端側に設けられ、前記挿入部の先端側外周を覆うようにして前記キャップ本体を前記挿入部の先端側に固定する固定部と、
    前記キャップ本体の先端側に設けられ、前記挿入部の長手方向に沿って前方へ延出して前記挿入部の先端側から突出するとともに前記長手方向に沿って前記前方あるいは後方への移動可能な線状部材と連結する線状部材連結部と、
    前記キャップ本体の周方向に沿って設けられ、前記線状部材連結部と接続され、前記線状部材が前記挿入部の長手方向に沿って移動する動作に伴って、前記キャップ本体の外周面と前記管腔の内壁との摩擦力が大きくなる状態になるように変形する変形部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡用先端キャップ。
  2. 前記変形部は、前記キャップ本体の長手方向の一部に設けられ、前記線状部材が前記挿入部の長手方向に沿って移動する動作に伴って、前記キャップ本体の外周側が前記挿入部の長手方向に対して伸縮する伸縮部を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用先端キャップ。
  3. 前記伸縮部は、前記キャップ本体の外周面上に設けられた複数の孔または溝を有し、これら複数の孔または溝は、前記移動する動作に伴って開閉するように変形することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用先端キャップ。
  4. 前記伸縮部は、前記移動する動作に伴って、前記キャップ本体の外径を拡大させた状態と、前記キャップ本体の外径を基準の状態に戻した状態との間で変形するように動作する拡径部を有し、
    この拡径部は、前記拡径部を変形させるための複数の凸状形成部材を有することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用先端キャップ。
  5. 前記複数の凸状形成部材は、板状のばね部材、または2つの板状のリンク部材であることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用先端キャップ。
  6. 前記キャップ本体は、
    前記挿入部の先端側に取り付けられる第1の本体と、
    前記第1の本体内部に前記挿入部の長手方向に沿って移動可能に装着され、前記線状連結部材が前記挿入部の長手方向に沿って移動することにより、前記第1の本体の先端側から延出し、または前記第1の本体の内部に収容可能であり、外周面に前記変形部が設けられた第2の本体と、
    で構成したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用先端キャップ。
  7. 前記変形部は、前記第2の本体の外周面に設けられた複数の孔または溝であることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡用先端キャップ。
  8. 前記変形部は、前記第2の本体の外周面に設けられた複数の突起部であり、
    前記第2の本体は、前記第2の本体が前記第1の本体内に収容されたときに前記第2の本体の外周面が平面となるように前記複数の突起部をそれぞれ収納する複数の突起収容部を有することを特徴とする請求項6に記載の内視鏡用先端キャップ。
  9. 前記第1の本体の先端側に設けられ、前記挿入部の長手方向に延出して前記挿入部の先端側から突出するとともに前記長手方向に沿って移動可能な第2の線状部材と連結する第2の線状部材連結部を有し、
    前記第1の本体は、前記第2の線状部材が前記挿入部の長手方向に沿って移動する動作に伴って、前記第1の本体が前記挿入部の長手方向に対して湾曲する湾曲部を有することを特徴とする請求項6に記載の内視鏡用先端キャップ。
  10. 細長い挿入部を備えるとともに、請求項1から請求項8の何れか1項に記載の内視鏡用先端キャップを装着可能な内視鏡であって、
    前記挿入部の先端部に設けられ、前記挿入部内に設けられたチャンネルに連通する孔を備えた、前記内視鏡用先端キャップを外周に装着可能な先端部と、
    前記内視鏡を操作する操作部から前記挿入部の前記先端部まで挿通され、前記操作部の操作により前記挿入部の長手方向に沿って移動する線状部材と、
    前記線状部材の先端に設けられた、前記内視鏡用先端キャップの前記線状部材連結部と接続する接続部と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡。
  11. 前記接続部は、前記線状部材が前記挿入部の前記先端部側に移動したとき、前記内視鏡用先端キャップの線状部材連結部と接続するとともに、前記線状部材が移動可能な範囲の最大に前記操作部側に移動したとき、前記チャンネルと連通する前記先端部の孔を塞ぐ蓋部材を有することを特徴とする請求項10に記載の内視鏡。
  12. 複数の前記線状部材連結部と、前記複数の線状部材連結部と同数の複数の線状部材とを有する請求項1に記載の内視鏡用先端キャップと、
    前記複数の線状部材と同数の前記接続部を有するとともに、前記各線状部材を前記挿入部内部で個々に移動させるための複数の進退操作レバーを前記操作部に設けた請求項10に記載の内視鏡と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡システム。
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