JP2014106832A - 情報提供装置及び情報提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに情報を提供するユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供する。
【解決手段】情報提供装置100は、少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得するデータ取得部31と、データ取得部31により取得される情報データから、上記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出する抽出部32と、抽出部32により抽出される関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成するメッセージ生成部33と、メッセージ生成部33により生成される対話メッセージデータを出力するデータ出力部34と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザに情報を提供するためのユーザインタフェース技術に関する。
現在、インターネットの普及等により、欲しい情報が必要な時に入手可能となっている。例えば、スマートフォンユーザは、スマートフォンのタッチパネルを介して、所望の情報のキーワードを入力し検索を実行することで、そのキーワードに関連する情報を即座に閲覧することができる。
下記特許文献1は、インターネットを利用したチャットシステムを提案している。このシステムは、ユーザ端末から取得された発言文章を形態素解析することにより、その発言文章に含まれている所定のキーワードを抽出し、当該抽出されたキーワードを利用して、当該キーワードに対応する一乃至複数の応答文が登録されている会話用DBを用いて上記ユーザ端末に送信する応答文を決定する。ユーザ端末から取得した発言文章から上記所定のキーワードを抽出できない場合には、上記システムは、キーワード検索用DBを用いてキーワードを検索し、そのキーワードを抽出できない場合にユーザ端末に送信する質問文を作成する。また、上記システムは、所定のキーワードに基づいてインターネットのWeb上から情報を収集し、収集した情報を上記会話用DB若しくはキーワード検索用DBに登録する。
特開2004−145541号公報
上述の提案手法によれば、ユーザ端末において、音声入力又は文字入力により取得されたユーザの発言文章に対して、それに含まれるキーワードに関連しインターネット上から収集された情報を含む応答文が出力され得る。しかしながら、この提案手法や通常のインターネット検索では、検索に用いられるキーワードによっては、多量の情報が得られる場合がある。このような場合、ユーザは、その多量な情報の中から、所望の情報を探し出す必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザに情報を提供するユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供する。
本発明の各態様では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第1の態様は、情報提供装置に関する。第1態様に係る情報提供装置は、少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得するデータ取得部と、データ取得部により取得される情報データから、上記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出する抽出部と、抽出部により抽出される関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成するメッセージ生成部と、メッセージ生成部により生成される対話メッセージデータを出力するデータ出力部と、を有する。
第2の態様は、情報提供方法に関する。第2態様に係る情報提供方法は、少なくとも1つのコンピュータが、少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得し、取得された情報データから、上記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出し、抽出された関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成し、生成された対話メッセージデータを出力する、ことを含む。
なお、本発明の他の態様としては、上記第1の態様の構成を少なくとも1つのコンピュータに実現させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
上記各態様によれば、ユーザに情報を提供するユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る情報提供装置の処理構成例を概念的に示す図である。 第1実施形態における音声対話サーバ装置の構成例を示す概念図である。 第1実施形態における音声対話サーバ装置及びクライアント装置の処理構成例を概念的に示す図である。 第1実施形態における音声対話サーバ装置の動作例を示すフローチャートである。 第2実施形態における音声対話サーバ装置の動作例の一部を示すフローチャートである。 第3実施形態における音声対話サーバ装置及びクライアント装置の処理構成例を概念的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に挙げる実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報提供装置100の処理構成例を概念的に示す図である。図1に示されるように、情報提供装置100は、少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得するデータ取得部31と、データ取得部31により取得される情報データから、上記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出する抽出部32と、抽出部32により抽出される関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成するメッセージ生成部33と、メッセージ生成部33により生成される対話メッセージデータを出力するデータ出力部34と、を有する。
情報提供装置100は、例えば、後述する詳細実施形態における音声対話サーバ装置1と同様のハードウェア構成を有し、その音声対話サーバ装置1と同様にプログラムが処理されることで、上述の各処理部が実現される。
本発明の実施の形態に係る情報提供方法は、図1に示される情報提供装置100のような、少なくとも1つのコンピュータにより実行される次のような工程を含む。即ち、当該情報提供方法は、少なくとも1つのコンピュータが、少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得し、取得された情報データから、上記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出し、抽出された関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成し、生成された対話メッセージデータを出力する、ことを含む。
本実施形態では、少なくとも1つの検索キーワードに応じて情報提供サイトやデータベース等から抽出された情報データが取得される。この情報データは、その検索キーワードに合致する情報内容を含む情報データであってもよいし、その検索キーワードを用いた検索結果を示す情報データであってもよい。例えば、情報データが、事典や辞書等の情報提供サイトやデータベースから抽出された場合には、例えば、その情報データは、その検索キーワードに合致する情報内容を示す場合がある。また、情報データが情報提供サイトの検索機能により取得された場合には、例えば、その情報データは、その検索により取得された情報項目リスト(リンクリスト)を含む場合がある。
本実施形態で取得される情報データは、少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出され、かつ、その少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを含むデータであれば、その抽出元及びそのデータ形態は制限されない。ここで、関連キーワードとは、検索キーワードと完全同一ではない、検索キーワードと何らかの関連性を持つ単語又は単語列を意味する。関連キーワードは、検索キーワードを一部に含む文字列であってもよい。また、検索キーワードが人名である場合、例えば、関連キーワードは、誕生日、両親の名前、出身地、職業等のようなその人の1つの属性を示す単語又は単語列であってもよい。また、検索キーワードが「地名」及び「食べ物」である場合、例えば、関連キーワードは、それら検索キーワードを用いた検索で得られるような店や名産品の名称であってもよい。
本実施形態では、このような情報データからそのような関連キーワードが抽出され、この関連キーワードを含む対話メッセージデータが生成される。このデータが示す対話メッセージは、例えば、「(関連キーワード)について調べたいのですか?」、「(関連キーワード)についても調べたいですか?」等のような、ユーザへの確認や更なる情報要求を促すメッセージである。
そして、この対話メッセージデータが出力される。出力形態としては、例えば、ファイルへの出力、他のコンピュータへの送信、表示装置への表示、印刷装置での印刷など様々である。但し、本実施形態は、この対話メッセージデータの出力形態を制限しない。
これにより、対話メッセージデータが出力された媒体を介してその対話メッセージを見たユーザは、当該検索キーワードを用いて得られる情報に関連する関連キーワードを知ることができる。ユーザは、もし、検索キーワードを用いて得られた情報が期待する情報でなかった場合にでも、その関連キーワードを用いることで期待する情報に近づくことができる。更に、ユーザは、検索キーワードを用いて得られた情報が当初期待する情報だったとしても、その対話メッセージにより、関連する話題を受けることができ、その話題について更なる情報を要求すれば、当初予定されなかった更なる情報を取得することができる。このように、本実施形態によれば、ユーザに情報を提供するユーザフレンドリなユーザインタフェースが実現される。
以下、上述の実施形態について更に詳細を説明する。以下には、詳細実施形態として、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態を例示する。以下の各詳細実施形態は、上述の情報提供装置100及び情報提供方法をクラウド型の音声対話サーバ装置に適用した場合の例である。但し、上述の情報提供装置100及び情報提供方法は、入出力形態として音声を用いる音声対話システムへの適用に限定されるものではなく、様々な入出力形態の装置又はシステムに適用可能である。
[第1実施形態]
〔装置構成〕
図2は、第1実施形態における音声対話サーバ装置(以降、単に、対話サーバと表記する)1の構成例を示す概念図である。対話サーバ1は、通信網3を介して、ユーザが利用するクライアント装置2、及び、情報提供サイト5に通信可能に接続される。通信網3は、インターネット等のような公衆網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、無線通信ネットワーク等である。なお、本実施形態において、対話サーバ1、クライアント装置2及び情報提供サイト5の間の通信形態は限定されない。
情報提供サイト5は、一般的なコンピュータであり、WEBサーバ、データベースサーバ等のような各種情報を提供するサーバ装置である。本実施形態は、情報提供サイト5のハードウェア構成及びソフトウェア構成を制限しない。
対話サーバ1は、クライアント装置2からユーザの発言テキストデータを取得し、この発言テキストデータに基づいて情報提供サイト5を検索することにより、その検索結果をクライアント装置2へ提供する。
対話サーバ1は、図2に示されるように、ハードウェア構成として、相互にバス15により接続される、CPU(Central Processing Unit)10、メモリ11、入出力インタフェース(I/F)12、通信装置13等を有する。メモリ11は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、可搬型記憶媒体等である。入出力I/F12は、キーボード、マウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける装置、表示装置やプリンタ等のようなユーザに情報を提供する装置などと接続される。通信装置13は、通信網3を介して、他のノードと通信を行う。なお、対話サーバ1のハードウェア構成は制限されない。
クライアント装置2は、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話等のような一般的なユーザ端末である。以降、クライアント装置2は、単に、クライアント2と表記する。クライアント2は、図2に示されるように、相互にバス15により接続される、CPU10、メモリ11、入出力I/F12、通信装置13等を有する。入出力I/F12は、キーボード、マウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける入力装置(図示せず)、ユーザの発言音声を取得するマイクロホンのような音声入力部17、音声を出力するスピーカ等のような音声出力部18、ディスプレイ装置やプリンタ等のようなユーザに情報を提供する出力装置(図示せず)などと接続される。なお、クライアント2のハードウェア構成は制限されない。
〔処理構成〕
図3は、第1実施形態における対話サーバ1及びクライアント2の処理構成例を概念的に示す図である。図3において、図1に示される情報提供装置100の処理部と同じ処理部には、図1と同じ符号が付されている。
〈クライアント装置〉
クライアント2は、音声認識部21、音声合成部22等を有する。これら各処理部は、例えば、CPU10によりメモリ11に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから入出力I/F12又は通信装置13を介してインストールされ、メモリ11に格納されてもよい。
音声認識部21は、音声入力部17を介して入力されかつ録音されたユーザの発言音声に対して音声認識処理を実行することにより、その発言音声に対応する発言テキストデータを生成する。発言テキストデータは、その出力元となるユーザの識別情報(ユーザIDと表記)と共に、対話サーバ1へ送られる。発言テキストデータとは、ユーザにより発された声がテキスト化された文字データである。なお、本実施形態では、この音声認識処理には、周知な手法が利用されればよく、その音声認識処理自体及びその音声認識処理で利用される各種音声認識パラメータを制限しない。
音声合成部22は、対話サーバ1から送られる検索結果データや対話メッセージデータ等を音声合成処理することにより、その検索結果や対話メッセージの音声を音声出力部18を介して出力する。音声出力部18から出力される音声は、例えば、その検索結果データや対話メッセージデータに含まれる情報を読み上げる音声である。なお、本実施形態では、この音声合成処理には、周知な手法が利用されればよく、その音声合成処理自体は制限されない。
〈音声対話サーバ装置〉
対話サーバ1は、図3に示されるように、対話制御エンジン25、WEBサーバ処理部26等を有する。これら各処理部は、例えば、CPU10によりメモリ11に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから入出力I/F12又は通信装置13を介してインストールされ、メモリ11に格納されてもよい。
WEBサーバ処理部26は、一般的なWEBサーバ機能を実現する。例えば、WEBサーバ処理部26は、クライアント2と音声対話サーバ装置1との間の双方向通信や、WEBサーバ上でのサーブレットの実行等を可能とする。本実施形態は、このWEBサーバ処理部26の具体的処理を制限しない。
対話制御エンジン25は、クライアント2からユーザの発言テキストデータを取得し、この発言テキストデータに基づいて適切な情報提供サイト5を選択し、その情報提供サイト5に対して情報を要求し、その結果を取得する。対話制御エンジン25は、図3に示されるように、発言データ取得部35、データ取得部31、抽出部32、メッセージ生成部33、データ出力部34等を有する。これら各処理部は、同様に、例えば、CPU10によりメモリ11に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。以下、データ取得部31、抽出部32、メッセージ生成部33及びデータ出力部34については、上述の情報提供装置100と異なる内容を中心に説明し、同じ内容については適宜省略する。
発言データ取得部35は、クライアント2から送られるユーザの発言テキストデータ及びユーザIDをWEBサーバ処理部26を介して取得する。発言データ取得部35により取得されるユーザの発言テキストデータは、対話サーバ1からクライアント2に送信される対話メッセージデータや確認メッセージデータに対して、クライアント2から返信される応答発言を示す場合がある。この場合には、発言テキストデータは、応答発言データと表記される。また、当該発言テキストデータは、少なくとも1つの検索キーワードを含むユーザからの情報要求を示す場合がある。この場合には、発言テキストデータは、要求発言データと表記される。よって、発言データ取得部35は、応答発言データ取得部、要求発言データ取得部と呼ぶこともできる。
データ取得部31は、発言データ取得部35により取得される要求発言データに基づいて適切な情報提供サイト5を選択し、その情報提供サイト5に対して、その要求発言データに含まれる少なくとも1つの検索キーワードを用いた検索を要求する。データ取得部31は、その検索要求に応じて抽出された情報データを情報提供サイト5から取得する。取得される情報データの内容やデータ形態については上述のとおりである。また、本実施形態では、要求発言データに基づく情報提供サイト5の選択手法は、制限されない。要求発言データに含まれる単語データやそこから連想される単語データなどに紐付けられた情報提供サイト5が選択されてもよい。また、情報提供サイト5は固定的に決められていてもよい。
データ取得部31は、要求発言データを品詞分解することにより得られる複数の単語データの中の少なくとも1つの単語データを検索キーワードとして用いる。検索キーワードには、名詞、名詞句、動詞、動詞句等のような単語データが利用される。
また、データ取得部31は、発言データ取得部35により取得される応答発言データが示す応答内容に応じて、当該対話メッセージデータに含まれる関連キーワードに関する新たな情報データを取得する。データ取得部31は、その関連キーワードが抽出された情報データに、その関連キーワードに関する情報データの位置情報(例えばURL(Uniform Resource Locator))が含まれている場合には、その位置情報により示される情報提供サイト5から、当該関連キーワードに関する情報データを取得してもよい。また、データ取得部31は、その関連キーワードに関する情報データの位置情報が含まれていない場合には、その関連キーワードを検索キーワードとして用いた検索を情報提供サイト5に更に要求するようにしてもよい。
応答発言データの応答内容は、応答発言データが品詞分解されることで得られる単語データを分析することにより特定される。例えば、品詞分解により得られる単語データの中に、「はい」のような肯定的な所定単語が含まれるか否か、「いいえ」のような否定的な所定単語が含まれるか否かなどの分析により、その応答内容が肯定的か否定的かが判別される。このような応答発言データの応答内容の分析は、どの処理部が行ってもよい。
抽出部32は、データ取得部31により取得された情報データが当該検索キーワードに合致する情報内容を持つ場合には、その情報データに含まれる当該検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータを抽出する。ここで、検索キーワードに合致する情報内容とは、情報提供サイト5による検索結果を示す情報項目リストとは異なり、その情報項目リストの1項目に相当する情報内容を意味する。また、検索キーワードに合致する情報内容は、検索キーワードに完全に合致する情報のみでなく、その検索キーワードに合致すると推定され情報提供サイト5により抽出された1つの情報項目の情報内容であってもよい。
例えば、検索キーワード「仙台城」を用いた検索により、辞書サイトである情報提供サイト5から提供された情報データが取得された場合には、その情報データから、「仙台城」についての説明テキストデータが取得される。抽出部32は、情報データが当該検索キーワードに合致する情報内容を持つ場合には、その情報データに含まれる当該検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータを抽出する。
抽出部32は、更に、データ取得部31により取得される情報データから、要求発言データに含まれる少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出する。上述の例によれば、情報データに含まれる関連キーワードとして、「伊達正宗」、「築城年」、「廃城年」等が取得される。抽出部32は、当該情報データに複数の関連キーワードが含まれる場合には、複数の関連キーワードを抽出するようにしてもよい。また、抽出部32は、情報データが当該検索キーワードに合致する情報内容を持たない場合には、関連キーワードのみを抽出すればよい。
また、抽出部32は、発言データ取得部35により取得される応答発言データが示す応答内容に応じて、データ取得部31により取得された情報データから、送信された対話メッセージに含まれる関連キーワードについての情報内容を示すテキストデータを更に抽出する。
メッセージ生成部33は、抽出部32により抽出される関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成し、抽出部32により抽出される当該検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータを含む情報提供メッセージデータを更に生成する。メッセージ生成部33は、抽出部32により当該情報内容を示すテキストデータが抽出されなかった場合には、情報提供メッセージデータを生成しない。例えば、対話メッセージデータは、関連キーワードについての情報を期待しているのかを確認する質問文を示すテキストデータとして生成される。また、対話メッセージデータは、関連キーワードについての情報も欲しいかを聞く質問文を示すテキストデータとして生成されてもよい。
メッセージ生成部33は、抽出部32により複数の関連キーワードが抽出されている場合には、抽出された複数の関連キーワードの中から選択される1つの関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成する。メッセージ生成部33は、抽出部32により抽出された複数の関連キーワードの中から選択される複数の関連キーワードを当該対話メッセージデータに含めるようにしてもよい。この場合、メッセージ生成部33は、抽出部32により抽出された複数の関連キーワードの中で、対話メッセージデータに既に含められた関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持する。メッセージ生成部33は、対話メッセージデータ送信後、クライアント2から受信される応答発言データが示す応答内容に応じて、その保持される情報を参照する。メッセージ生成部33は、その保持される情報に基づいて、複数の関連キーワードの中から、前回選択されていない新たな1つの関連キーワードを選択し、選択された新たな1つの関連キーワードを含む新たな対話メッセージデータを生成するようにしてもよい。
メッセージ生成部33は、抽出部32により、関連キーワードについての情報内容を示すテキストデータが抽出された場合には、そのテキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成する。
データ出力部34は、上述の情報提供メッセージデータを、要求発言データの送信元であるクライアント2へ送信し、その後、上述の対話メッセージデータをそのクライアント2へ送信する。情報提供メッセージデータと対話メッセージデータとは、所定時間幅を開けて順次送信されてもよいし、1つのデータにまとめられた状態で一括で送信されてもよい。一括送信される場合には、情報提供メッセージデータと対話メッセージデータとは、個々を識別可能に、1つのデータにまとめられればよい。
データ出力部34は、対話メッセージデータ送信後、クライアント2から送信され、発言データ取得部35により受信された応答発言データに基づいて、メッセージ生成部33により生成された新たな対話メッセージデータを更にクライアント2へ送信する。また、データ出力部34は、情報提供メッセージデータが生成されなかった場合には、対話メッセージデータのみをクライアント2へ送信する。
〔動作例〕
以下、第1実施形態における情報提供方法について図4を用いて説明する。図4は、第1実施形態における対話サーバ1の動作例を示すフローチャートである。
対話サーバ1は、クライアント2から発言テキストデータを取得する(S41)。この発言テキストデータは、例えば、クライアント2のユーザが発声した発言音声が、クライアント2で録音及び音声認識されることにより、生成され、クライアント2から対話サーバ1へ送信される。ここでは、この発言テキストデータは、少なくとも1つの検索キーワードを含むユーザからの情報要求を示す要求発言データである。
対話サーバ1は、或る情報提供サイト5に対して、その要求発言データに含まれる少なくとも1つの検索キーワードを用いた検索を要求し、その検索要求に応じて抽出された情報データを情報提供サイト5から取得する(S42)。
対話サーバ1は、(S42)で取得された情報データに、(S41)で取得された要求発言データに含まれる検索キーワードに合致する情報内容が示されているか否かを判定する(S43)。対話サーバ1は、検索キーワードに合致する情報内容が示されている場合には(S43;YES)、その情報内容を示すテキストデータを抽出し、このテキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成する(S44)。
対話サーバ1は、その情報提供メッセージデータを、(S41)で取得された要求発言データの送信元のクライアント2に送信する(S45)。これにより、クライアント2は、その情報提供メッセージデータを音声合成処理することにより、その情報提供メッセージの音声を音声出力部18を介して出力する。結果として、ユーザは、要求発言データに応じて検索された情報が読み上げられる音声を聞くことが出来る。一方、対話サーバ1は、検索キーワードに合致する情報内容が示されていない場合には(S43;NO)、情報提供メッセージデータの生成及び送信を行わない。なお、ここで、対話サーバ1は、既に送信された情報提供メッセージデータを削除する。
対話サーバ1は、(S42)で取得された情報データから、(S41)で取得された要求発言データに含まれる検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出する(S46)。対話サーバ1は、その抽出された関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成する(S47)。ここで、対話サーバ1は、関連キーワードの選択情報、即ち、対話メッセージデータに含めるために選択された関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能な情報を保持する(S48)。
続いて、対話サーバ1は、同クライアント2に、対話メッセージデータを送信する(S50)。これにより、クライアント2は、その対話メッセージデータを音声合成処理することにより、その対話メッセージの音声を音声出力部18を介して出力する。結果として、ユーザは、関連キーワードについての情報を期待しているのかを確認する音声を聞くことができる。
次に、対話サーバ1は、(S50)で送信され、クライアント2で音声出力された対話メッセージデータに対して、クライアント2から返信される応答発言データを取得する(S51)。その応答発言データは、当該対話メッセージデータに対応する音声に応じて、ユーザにより発言された応答内容を示し、そのユーザの発言がクライアント2で録音及び音声認識されることにより、生成され、クライアント2から対話サーバ1へ送信される。その応答発言データは、例えば、肯定応答、又は、否定応答を示す。
対話サーバ1は、その応答発言データが、(S50)で送信された対話メッセージデータに含められた関連キーワードについての情報を更に要求するものであるか否かを判定する(S52)。対話サーバ1は、(S51)で取得された応答発言データが、関連キーワードについての情報を更に要求することを示している場合(S52;YES)、その関連キーワードに関する情報が既に取得されているか否かを判断する(S53)。対話サーバ1は、(S42)で取得された情報データに、当該関連キーワードについての情報内容が示されていない場合(S53;NO)、当該関連キーワードに関する新たな情報データを取得する(S54)。対話サーバ1は、取得された新たな情報データを対象に、上述したとおり、(S43)以降を実行する。
一方、対話サーバ1は、(S42)で取得された情報データに、当該関連キーワードについての情報内容が示されている場合(S53;YES)、(S42)で取得された情報データの中から、当該関連キーワードについての情報内容を示すテキストデータを抽出し、そのテキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成する(S55)。対話サーバ1は、その情報提供メッセージデータをクライアント2へ送信する(S56)。これにより、ユーザは、関連キーワードについての情報内容を読み上げる音声を聞くことができる。
一方、対話サーバ1は、(S51)で取得された応答発言データが、関連キーワードについての情報を更に要求していないことを示している場合(S52;YES)、又は、上述のように関連キーワードについての情報提供メッセージデータを送信した後、(S47)で保持される情報に基づいて、(S45)で抽出された関連キーワードの中で未選択の関連キーワードが存在するか否かを判定する(S57)。対話サーバ1は、未選択の関連キーワードが存在する場合(S57;YES)、その未選択の関連キーワードの中から新たな関連キーワードを選択し(S58)、その新たな関連キーワードを含む新たな対話メッセージデータを生成する(S47)。
以降、対話サーバ1は、この新たな対話メッセージデータに基づいて、上述したとおり、(S48)以降を実行する。なお、対話サーバ1は、未選択の関連キーワードが存在しない場合(S57;NO)、処理を終了する。
本実施形態における情報提供方法は、図4に示される工程の実行順序に制限されない。例えば、情報提供メッセージデータの送信(S45)及び対話メッセージデータの送信(S50)は、各メッセージ生成直後に制限されない。例えば、情報提供メッセージデータの送信(S45)後、所定時間経過を計測するようにし、対話メッセージデータの送信(S50)は、その所定時間経過後に実施されてもよい。また、説明の便宜のため、発言テキストデータの取得が(S41)と(S51)とに分けられて示されるが、それらは1つの工程で示され、その後の工程で、発言テキストデータの内容判定を行うことで、その後の実行内容を切り替えるようにしてもよい。
〔第1実施形態の作用及び効果〕
上述したように第1実施形態では、ユーザによる情報要求を示す発言に対応する要求発言データが取得され、その要求発言データに含まれる検索キーワードを用いた検索が情報提供サイト5に要求され、その検索結果に相当する情報データが取得される。一般的に、ユーザが所望の情報を得るために発する発言(会話)には、その所望の情報に関する言葉が含まれる可能性が高いため、第1実施形態によれば、ユーザの期待する情報を適切に取得することができる。
第1実施形態では、その情報データにその検索キーワードに合致する情報内容が示されている場合には、その情報内容を示すテキストデータを含む情報提供メッセージがクライアント2に送られ、その情報内容が音声出力される。よって、ユーザは、情報要求を示す発言に応じてそのように検索された情報を音声で聞くことが出来る。これにより、第1実施形態によれば、ユーザと対話サーバ1との間の自然な対話による情報提供サービスを実現することができる。
更に、第1実施形態では、情報提供サイト5から取得された情報データから、当該検索キーワードに関連する関連キーワードが抽出され、この関連キーワードを含む対話メッセージデータがクライアント2に送られ、その対話メッセージが音声出力される。これにより、ユーザは、当該検索キーワードを用いて得られる情報に関連する関連キーワードを知ることができる。
更に、第1実施形態では、当該対話メッセージデータの応答としてユーザにより発言された応答内容を示す応答発言データが取得され、その応答発言データに応じて、その対話メッセージデータに含まれていた関連キーワードに関する情報が取得される。関連キーワードに関する情報は、上記検索キーワードに応じて既に取得されている情報データ、情報提供サイト5から新たに取得される情報データ等から抽出される。そして、このようにして抽出された関連キーワードに関する情報内容が音声出力される。
これにより、ユーザは、音声出力された対話メッセージに対して応答を発言すれば、その対話メッセージに含まれる関連キーワードに関する情報を更に獲得することができる。従って、第1実施形態によれば、関連キーワードを含めた対話メッセージデータをクライアント2に送ることにより、期待する情報に容易にユーザを近づけさせることができる。また、第1実施形態によれば、当該対話メッセージデータにより、関連する話題をユーザに提供し、ユーザに当初予定されなかった更なる情報を獲得させることができる。第1実施形態によれば、ユーザが望む情報を提供しつつ、発展性のあるユーザ対話を行う情報提供サービスを実現することができる。
更に、第1実施形態では、先の要求発言データに応じて取得される情報データに複数の関連キーワードが含まれている場合には、各関連キーワードを含む対話メッセージデータが順次送信される。これにより、ユーザは、自身が望む関連キーワードが含まれた対話メッセージに対してのみ、肯定的な応答を発言することで、更なる情報を容易に取得することができる。このように、本実施形態によれば、ユーザに情報を提供するユーザフレンドリなユーザインタフェースを実現することができる。
[第2実施形態]
情報提供サイト5から得られる情報データに含まれる情報内容が長文となる場合がある。このような場合、当該検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータの全てを、情報提供メッセージデータに含めてもよいし、その部分テキストデータを、情報提供メッセージデータに含めてもよい。第2実施形態では、情報内容が長文となる場合には、その部分テキストデータが情報提供メッセージデータに含められる。以下、第2実施形態における対話サーバ1について、第1実施形態と異なる内容を中心説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様の内容については適宜省略する。
〔処理構成〕
第2実施形態における対話サーバ1の処理構成は、図3に示される第1実施形態と同様でよい。但し、第2実施形態では、以下に示す各処理部の処理内容が、第1実施形態と異なる。
メッセージ生成部33は、抽出部32により抽出された、検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータが、所定の位置で区切られた部分テキストデータを含む、情報提供メッセージデータを生成する。所定の位置は、例えば、所定数の句読点を用いて特定される。例えば、メッセージ生成部33は、句読点2つとの情報を予め保持し、文頭から2つ目の句読点の位置で当該テキストデータを区切ることで、上記部分テキストデータを抽出する。
このとき、メッセージ生成部33は、情報提供の継続の要否を確認するための確認メッセージデータを更に生成する。この確認メッセージデータは、ユーザが次の部分テキストデータにより示される情報内容も聞きたいのかを確認する文章を示すテキストデータにより形成される。
データ出力部34は、上記部分テキストデータを含む情報提供メッセージデータ及び上記確認メッセージデータをクライアント2へ送信する。
〔動作例〕
以下、第2実施形態における情報提供方法について図5を用いて説明する。図5は、第2実施形態における対話サーバ1の動作例の一部を示すフローチャートである。図5には、図4に示される(S42)から(S46)までの部分的な動作例が示される。図5に示されない工程は、図4に示される工程が実施される。
対話サーバ1は、(S42)で取得された情報データに、(S41)で取得された要求発言データに含まれる検索キーワードに合致する情報内容が示されているか否かを判定する(S43)。対話サーバ1は、検索キーワードに合致する情報内容が示されている場合には(S43;YES)、その情報内容を示すテキストデータを抽出する(S44)。ここまでの第2実施形態の動作は、第1実施形態と同様である。
対話サーバ1は、抽出されたテキストデータに関する所定位置を調査する(S61)。具体的には、対話サーバ1は、所定位置がテキストデータ内に存在するか否かを判定する(S61)。これは、そのテキストデータが間欠的に音声出力すべき長文であるか否かの判定に相当する。対話サーバ1は、所定位置がテキストデータ内に存在しない場合(S61;NO)、(S44)で抽出されたテキストデータ全てを含む情報提供メッセージデータを生成する(S68)。
続いて、対話サーバ1は、その情報提供メッセージデータを、(S41)で取得された要求発言データの送信元のクライアント2へ送信する(S69)。これにより、クライアント2は、その情報提供メッセージデータを音声合成処理することにより、情報提供サイト5から取得された情報データが示す全情報内容を読み上げる音声を音声出力部18を介して出力する。
一方、対話サーバ1は、所定位置がテキストデータ内に存在する場合(S61;YES)、そのテキストデータが所定の位置で区切られた部分テキストデータを抽出する(S62)。このとき、対話サーバ1は、(S44)で抽出された全テキストデータから、(S62)で抽出された部分テキストデータを除いた、残りのテキストデータを保持する。対話サーバ1は、(S62)で抽出された部分テキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成する(S63)。
対話サーバ1は、情報提供の継続の要否を確認するための確認メッセージデータを更に生成する(S64)。
対話サーバ1は、(S63)で生成された、部分テキストデータを含む情報提供メッセージデータ、及び、(S64)で生成された確認メッセージデータを、(S41)で取得された要求発言データの送信元のクライアント2へ送信する(S65)。これにより、クライアント2は、その情報提供メッセージデータを音声合成処理することにより、その部分テキストデータが示す当該情報内容の一部を読み上げる音声を音声出力部18を介して出力する。更に、クライアント2は、確認メッセージデータを音声合成処理することにより、情報提供の継続の要否を確認する音声を音声出力部18を介して出力する。
次に、対話サーバ1は、上記確認メッセージデータに対して、クライアント2から返信される応答発言データを取得する(S66)。その応答発言データは、当該確認メッセージデータに対応する確認音声に応じて、ユーザにより発言された応答内容を示し、そのユーザの発言がクライアント2で録音及び音声認識されることにより、生成され、クライアント2から対話サーバ1へ送信される。その応答発言データは、例えば、肯定応答、又は、否定応答を示す。
対話サーバ1は、その応答発言データが、情報提供の継続を求めるものであるか否かを判定する(S67)。対話サーバ1は、(S66)で取得された応答発言データが、情報提供の継続を求めることを示している場合(S67;YES)、保持される残りのテキストデータに関し(S61)以降を実行する。対話サーバ1は、所定の位置が、保持される残りのテキストデータ内に存在する場合(S61;YES)、その残りのテキストデータから部分テキストデータを抽出し(S62)、この部分テキストデータに基づいて上述の通り(S63)以降を実行する。
一方、対話サーバ1は、所定の位置が、保持される残りのテキストデータ内に存在しない場合(S61;NO)、その残りのテキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成し(S68)、その情報提供メッセージデータを送信する(S69)。この場合、(S44)で抽出されたテキストデータの全てが、間欠的にではあるが、情報提供メッセージデータに含められて送信されたことになるため、対話サーバ1は、(S46)以降を実行する。
対話サーバ1は、(S66)で取得された応答発言データが、情報提供の継続を求めないものである場合にも(S67;NO)、(S46)以降を実行する。
〔第2実施形態の作用及び効果〕
第2実施形態では、情報提供サイト5から検索により得られた情報内容を示すテキストデータ内に所定位置が存在する場合には、そのテキストデータの一部を含む情報提供メッセージデータと、情報提供の継続の要否を確認するための確認メッセージデータとが生成され、クライアント2へ送信される。これにより、検索結果として得られた情報内容の一部が音声出力され、その後、情報提供の継続の要否の確認音声が出力される。そして、ユーザによる継続を求める発言に応じて、当該情報内容が間欠的にユーザに提供される。
このように、第2実施形態によれば、検索結果として長文の情報が取得された場合、その情報がユーザの意思を確認しながら間欠的に音声出力されるため、ユーザは、全音声を強制的に聞かされることなく、聞きたいところまでの音声のみを聞くことが出来る。また、全情報内容の音声を聞く場合でも、ユーザは、メモを取る時間等、途中に必要な時間を確保することができる。従って、第2実施形態によれば、一層自然な対話による情報提供サービスを実現することができる。
[第3実施形態]
上述の各実施形態では、同一ユーザによる同一要求内容を示す要求発言データが複数回、対話サーバ1で取得される場合がある。このとき、毎回、同じ関連キーワードを含む対話メッセージが出力されたのでは、ユーザに煩わしさや退屈さを感じさせる可能性がある。そこで、第3実施形態では、同一ユーザによる同一要求内容を示す要求発言データが所定期間内に複数回取得された場合には、毎回、異なる関連キーワードを含む対話メッセージが出力される。以下、第3実施形態における対話サーバ1について、第1実施形態及び第2実施形態と異なる内容を中心説明する。以下の説明では、第1実施形態及び第2実施形態と同様の内容については適宜省略する。
〔処理構成〕
図6は、第3実施形態における対話サーバ1及びクライアント2の処理構成例を概念的に示す図である。第3実施形態における対話サーバ1は、第1実施形態及び第2実施形態に加えて、要求保持部61を更に有する。要求保持部61は、例えば、メモリ11上に実現される。なお、本実施形態では、説明の便宜のため、要求保持部61を他の処理部と区別して示したが、要求保持部61は、他の処理部の内部の情報保持部として実現されてもよい。
要求保持部61は、発言データ取得部35により取得された要求発言データに関する情報を、ユーザ毎かつ要求内容毎に保持する。具体的には、要求保持部61は、各要求発言データに関し、ユーザID、情報提供サイト5、検索キーワード、関連キーワードの選択状況、受信時間等をそれぞれ保持する。ユーザIDとしては、要求発言データと共に発言データ取得部35により取得されるユーザIDが送信元を示す情報として保持される。情報提供サイト5としては、要求発言データに基づいてデータ取得部31により要求先に選択された情報提供サイト5を特定する情報が保持される。検索キーワードとしては、要求発言データから抽出され、その要求先の情報提供サイト5に情報要求と共に送られた検索キーワードが保持される。関連キーワードの選択情報としては、情報提供サイト5から検索結果として得られる情報データから抽出された複数の関連キーワードの中で、対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報が保持される。受信時間としては、要求発言データの受信時間が保持される。
要求保持部61は、各レコードの受信時間からの経過時間を監視し、その経過時間が所定時間を超えた、要求発言データに対応するレコードを削除する。このように、本実施形態では、要求保持部61には、ユーザIDが保持され、かつ、受信時間からの経過時間が監視された。しかしながら、対話制御エンジン25が、要求発言データの受信に応じてユーザ(又はクライアント2)単位に生成され、その受信時から所定時間経過後に終了する、スレッドやプロセスのような処理単位で、実現される場合には、要求保持部61におけるユーザIDや経過時間監視は不要である。
データ取得部31は、要求発言データに基づいて情報提供サイト5の選択及び検索キーワードの抽出を行うと、その要求発言データと、同一ユーザによる同一要求内容を示す要求発言データが既に取得されているか否かを、要求保持部61を参照することにより判断する。具体的には、データ取得部31は、今回取得された要求発言データに基づいて情報提供サイト5の選択及び検索キーワードの抽出を行うと、要求保持部61において、その情報提供サイト5及び検索キーワード並びにユーザIDが保持されるレコードの存在を確認する。データ取得部31は、該当レコードが存在する場合、同一ユーザによる同一要求内容を示す要求発言データが既に取得されていると判断する。
データ取得部31は、該当レコードが存在しない場合、今回取得された要求発言データに関し、選択された情報提供サイト5、抽出された検索キーワード、ユーザID、受信時間を要求保持部61に保持させる。この場合、データ取得部31は、上述の各実施形態と同様に、その情報提供サイト5に対してその検索キーワードを用いた検索を要求し、その検索要求に応じて抽出された情報データを情報提供サイト5から取得する。なお、データ取得部31は、該当レコードが存在する場合、即ち、同一ユーザによる同一要求内容を示す要求発言データが既に取得されている場合、新たな検索要求を行ってもよいが、新たな検索要求を行うことなく、既に取得されている情報データを用いるようにしてもよい。
メッセージ生成部33は、発言データ取得部35により、同一ユーザからの同一要求内容を示す2回目以降の要求発言データが取得された場合に、要求保持部61に保持される情報に基づいて、未選択の関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成する。メッセージ生成部33は、抽出部32により抽出された複数の関連キーワードの中で、対話メッセージデータに既に含められた関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を要求保持部61の該当レコードに反映する。
〔動作例〕
以下、第3実施形態における情報提供方法について図4を用いて説明する。
第3実施形態では、対話サーバ1は、(S41)において、同一ユーザからの同一要求内容を示す2回目以降の要求発言データが取得された場合には、要求保持部61に保持される情報に基づいて、未選択の関連キーワードを選択し、その選択された関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成する(S47)。
第3実施形態では、(S42)の前に、(S41)で取得された要求発言データが同一ユーザからの同一要求内容を示す2回目以降の要求発言データか否かを、要求保持部61を参照することにより判定する。2回目以降の要求発言データが(S41)で取得された場合、対話サーバ1は、(S42)を実行してもよいし、(S42)を実行せず、以前の要求発言データに基づいて既に取得されている情報データを用いるようにしてもよい。同様に、(S42)を実行せず、以前の要求発言データに基づいて既に取得されている情報データを用いる場合には、対話サーバ1は、その既に抽出された複数の関連キーワードから、未選択の関連キーワードを抽出するようにしてもよい。
以下に各実施例をそれぞれ挙げ、上述の各実施形態を更に詳細に説明する。但し、本発明は以下の各実施例に制限されない。以下、各実施例について図4のフローチャートに基づいてそれぞれ説明する。
実施例1では、クライアント2のユーザが、「レオナルド・ダ・ビンチについて教えて」と発言した場合が例示される。この場合、対話サーバ1は、クライアント2から、テキストデータ「レオナルド・ダ・ビンチについて教えて」を含む要求発言データを取得する(S41)。対話サーバ1は、その要求発言データに応じて、百科事典サイトを情報提供サイト5として選択し、検索キーワード「レオナルド・ダ・ビンチ」を抽出する。対話サーバ1は、その百科事典サイトに対してその検索キーワードを用いた検索を要求し、「レオナルド・ダ・ビンチ」について説明する内容を含むWEBページを情報データとして取得する(S42)。
対話サーバ1は、そのWEBページから「レオナルド・ダ・ビンチ」についての情報内容を抽出し、その情報内容を示すテキストデータを含む情報提供メッセージを生成し(S44)、その情報提供メッセージをクライアント2へ送信する(S45)。このとき、取得されたWEBページの中の概要情報が情報提供メッセージに含められてもよい。
対話サーバ1は、当該WEBページから関連キーワードを抽出する(S46)。例えば、対話サーバ1は、そのWEBページ内の<TH>タグで設定されている文字列を関連キーワードとして抽出する。例えば、「本名」、「生誕」、「死去」及び「代表作」の複数の関連キーワードが抽出される。対話サーバ1は、抽出された複数の関連キーワードの中から1つの関連キーワード(例えば、「代表作」)を選択し、その関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成する(S47)。例えば、対話メッセージデータは、「代表作について聞きたいですか?」というテキストデータである。
対話サーバ1は、抽出された複数の関連キーワード「本名」、「生誕」、「死去」及び「代表作」の中で、「代表作」が既に選択され、残りが未選択であることを示す情報を保持する(S48)。対話サーバ1は、上記対話メッセージデータをクライアント2へ送信する(S50)。
ここで、ユーザは、その対話メッセージに対して、「はい、お願いします」と発言したと仮定する。この場合、その発言のテキストデータを含む応答発言データがクライアント2から対話サーバ1へ送られ、対話サーバ1は、その応答発言データを取得する(S51)。対話サーバ1は、その応答発言データの応答内容が肯定的であり(S52;YES)、かつ、関連キーワード「代表作」に関する情報が、「レオナルド・ダ・ビンチ」に関するWEBページに示されているため(S53;YES)、そのWEBページから、関連キーワード「代表作」について説明するテキストデータを抽出し、そのテキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成する(S55)。関連キーワード「代表作」について説明するテキストデータとして、例えば、<TD>タグで設定されている文字列が抽出される。
対話サーバ1は、関連キーワード「代表作」に関する情報提供メッセージデータをクライアント2へ送信する(S56)。その後、対話サーバ1は、未選択の関連キーワードが存在するため(S57;YES)、次に例えば、新たな関連キーワード「生誕」を選択する(S58)。以降、この新たな関連キーワード「生誕」を含む対話メッセージデータが生成され(S47)、クライアント2へ送信される(S50)。
結果、クライアント2を介して、ユーザと対話サーバ1との間で次のような対話が行われる。
ユーザ:「レオナルド・ダ・ビンチについて教えて」
音声出力:「レオナルド・ダ・ビンチは、・・・(説明内容)」
音声出力:「代表作について聞きたいですか?」
ユーザ:「はい、お願いします」
音声出力:「代表作は、モナ・リザ、・・・(説明内容)」
音声出力:「生誕について聞きたいですか?」
一方、ユーザが、対話メッセージ「代表作について聞きたいですか?」に対して、「いいえ、結構です」と発言したと仮定する。この場合、対話サーバ1は、その応答発言データの応答内容が否定的であるため(S52;NO)、上述のように未選択の関連キーワードの存在を確認する(S57)。以降、(S58)の実行後、(S47)以降が実行される。
結果、クライアント2を介して、ユーザと対話サーバ1との間で次のような対話が行われる。
ユーザ:「レオナルド・ダ・ビンチについて教えて」
音声出力:「レオナルド・ダ・ビンチは、・・・(説明内容)」
音声出力:「代表作について聞きたいですか?」
ユーザ:「いいえ、結構です」
音声出力:「生誕について聞きたいですか?」
このように、実施例1によれば、当初ユーザが期待していた「レオナルド・ダ・ビンチ」の情報を提供することができると共に、その情報に関連する話題(「代表作」、「生誕」など)を更に提供することができる。これにより、ユーザは、当初予定されなかった更なる情報を獲得することができる。また、実施例1によれば、ユーザが、本来期待していた情報についてのキーワードが当初想起できない場合にでも、提供する情報をそのユーザの意向に近づけることができる。ユーザが、本来期待していた情報である「モナ・リザ」という言葉を忘れ、「レオナルド・ダ・ビンチ」というキーワードのみが想起された場合にでも、ユーザは、上述のように、関連キーワード「代表作」から「モナ・リザ」の情報を得ることができる。
実施例2では、クライアント2のユーザが、「仙台について教えて」と発言した場合が例示される。この場合、対話サーバ1は、クライアント2から、テキストデータ「仙台について教えて」を含む要求発言データを取得する(S41)。対話サーバ1は、その要求発言データに応じて、百科事典サイトを情報提供サイト5として選択し、検索キーワード「仙台」を抽出する。対話サーバ1は、その百科事典サイトに対してその検索キーワードを用いた検索を要求すると、検索キーワード「仙台」が曖昧であるため、「仙台」に合致する情報内容を含まず、情報項目リストを含むWEBページを情報データとして取得する(S42)。例えば、百科事典サイトとしてWikipedia(登録商標)が選択され、かつ、取得されたWEBページに、文字列「Wikipedia(登録商標):曖昧さ回避」が含まれた場合に、対話サーバ1は、そのWEBページが検索キーワードに合致する情報内容を示さないと判断する(S43;NO)。
この場合、対話サーバ1は、情報提供メッセージデータを生成することなく、当該WEBページから関連キーワードを抽出する(S46)。例えば、対話サーバ1は、そのWEBページ内の<LI>タグで設定されている文字列を関連キーワードとして抽出する。例えば、「仙台市」、「宮城県」、「仙台駅」、「仙台空港」、「仙台平野」等の複数の関連キーワードが抽出される。対話サーバ1は、抽出された複数の関連キーワードの中から1つの関連キーワード(例えば、「仙台駅」)を選択し、その関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成する(S47)。例えば、対話メッセージデータは、「仙台駅のことですか?」というテキストデータである。
対話サーバ1は、抽出された複数の関連キーワード「仙台市」、「宮城県」、「仙台駅」、「仙台空港」、「仙台平野」等の中で、「仙台駅」が既に選択され、残りが未選択であることを示す情報を保持する(S48)。対話サーバ1は、上記対話メッセージデータをクライアント2へ送信する(S50)。
ここで、ユーザは、その対話メッセージに対して、「はい、そうです」と発言したと仮定する。この場合、対話サーバ1は、その応答発言データの応答内容が肯定的であり(S52;YES)、かつ、関連キーワード「仙台駅」に関する情報が、「仙台」に関するWEBページに示されていないため(S53;NO)、関連キーワード「仙台駅」に関する新たな情報データを取得する(S54)。このとき、「仙台」に関するWEBページに、関連キーワード「仙台駅」に関するWEBページへのURLが含まれている場合、対話サーバ1は、そのURLから当該「仙台駅」に関する情報データを取得する。
対話サーバ1は、そのWEBページから「仙台駅」についての情報内容を抽出し、その情報内容を示すテキストデータを含む情報提供メッセージを生成し(S44)、その情報提供メッセージをクライアント2へ送信する(S45)。以降、「仙台駅」について取得されたWEBページを対象に、(S46)以降が実行される。なお、そのWEBページからは、例えば、「所在地」等の関連キーワードが抽出される(S46)。
結果、クライアント2を介して、ユーザと対話サーバ1との間で次のような対話が行われる。
ユーザ:「仙台について教えて」
音声出力:「仙台駅のことですか?」
ユーザ:「はい、そうです」
音声出力:「仙台駅は、・・・(説明内容)」
音声出力:「所在地について聞きたいですか?」
一方、ユーザが、対話メッセージ「仙台駅のことですか?」に対して、「いいえ、違います」と発言したと仮定する。この場合、対話サーバ1は、その応答発言データの応答内容が否定的であるため(S52;NO)、上述のように未選択の関連キーワードの存在を確認する(S57)。以降、(S58)の実行後、(S47)以降が実行される。
結果、クライアント2を介して、ユーザと対話サーバ1との間で次のような対話が行われる。
ユーザ:「仙台について教えて」
音声出力:「仙台駅のことですか?」
ユーザ:「いいえ、違います」
音声出力:「宮城県のことですか?」
ユーザ:「いいえ、違います」
音声出力:「仙台市のことですか?」
ユーザ:「はい、そうです」
音声出力:「仙台市は、・・・(説明内容)」
音声出力:「総人口について聞きたいですか?」
このように、ユーザが適切なキーワードを含めて発言できず、曖昧なキーワード(「仙台」)を含む発言をした場合にでも、実施例2によれば、関連キーワードを含む対話メッセージを提供することにより、キーワードに含めるべき具体的な項目情報をユーザに提供することができる。
実施例3では、クライアント2のユーザが、「仙台で牛タンが食べたいな」と発言した場合が例示される。この場合、対話サーバ1は、クライアント2から、テキストデータ「仙台で牛タンが食べたいな」を含む要求発言データを取得する(S41)。対話サーバ1は、その要求発言データに応じて、グルメサイトを情報提供サイト5として選択し、検索キーワード「仙台」及び「牛タン」を抽出する。対話サーバ1は、そのグルメサイトに対してその検索キーワードを用いた検索を要求すると、その検索キーワードでヒットした複数の店舗情報リストを含むWEBページを情報データとして取得する(S42)。対話サーバ1は、グルメサイトが情報提供サイト5として選択されているため、最初に取得されるWEBページが検索キーワードに合致する情報内容を示さないと判断する(S43;NO)。
この場合、対話サーバ1は、情報提供メッセージデータを生成することなく、当該WEBページから関連キーワードを抽出する(S46)。例えば、対話サーバ1は、そのWEBページ内の<LI>タグで設定されている文字列を関連キーワードとして抽出する。例えば、複数の店名が関連キーワードとして抽出される。対話サーバ1は、抽出された複数の店名の中から1つの店名を選択し、その店名を関連キーワードとして含む対話メッセージデータを生成する(S47)。例えば、対話メッセージデータは、「・・・っていうお店が人気みたいですよ」というテキストデータである。対話サーバ1は、抽出された複数の店名の中で、既に選択された店名とそれ以外の店名とを識別し得る情報を保持する(S48)。対話サーバ1は、上記対話メッセージデータをクライアント2へ送信する(S50)。
ここで、ユーザは、その対話メッセージに対して、「その店、いいね」と発言したと仮定する。この場合、対話サーバ1は、その応答発言データの応答内容が肯定的であり(S52;YES)、かつ、関連キーワードとして選択された店名に関する情報が、上記WEBページに示されていないため(S53;NO)、関連キーワード(店名)に関する新たな情報データを取得する(S54)。このとき、検索結果としてのWEBページに、関連キーワードとして選択された店名に関するWEBページへのURLが含まれている場合、対話サーバ1は、そのURLから当該店名に関する情報データを取得する。
対話サーバ1は、そのWEBページからその店名についての情報内容を抽出し、その情報内容を示すテキストデータを含む情報提供メッセージを生成し(S44)、その情報提供メッセージをクライアント2へ送信する(S45)。以降、その店名について取得されたWEBページを対象に、(S46)以降が実行される。
結果、クライアント2を介して、ユーザと対話サーバ1との間で次のような対話が行われる。
ユーザ:「仙台で牛タンが食べたいな」
音声出力:「・・・っていうお店が人気みたいですよ」
ユーザ:「その店、いいね」
音声出力:「・・・は、・・・(説明内容)」
一方、ユーザが、対話メッセージ「・・・っていうお店が人気みたいですよ」に対して、「違う店がいいな」と発言したと仮定する。この場合、対話サーバ1は、その応答発言データの応答内容が否定的であるため(S52;NO)、上述のように未選択の関連キーワードの存在を確認する(S57)。以降、(S58)の実行後、(S47)以降が実行される。
結果、クライアント2を介して、ユーザと対話サーバ1との間で次のような対話が行われる。
ユーザ:「仙台で牛タンが食べたいな」
音声出力:「・・・っていうお店が人気みたいですよ」
ユーザ:「違う店がいいな」
音声出力:「・・・っていうお店も人気ですよ」
ユーザ:「その店、いいね」
音声出力:「・・・は、・・・(説明内容)」
実施例3に示されるように、上述の各実施形態は、百科事典のような特定の情報提供元に適用された場合にのみ有効なわけではなく、様々な情報提供元に適用された場合でも、ユーザフレンドリな情報提供のユーザインタフェースを実現することができる。
[変形例]
上述の各実施形態及び各実施例では、対話サーバ1が、通信網3を介して接続される情報提供サイト5から情報データを取得する例が示された。しかしながら、情報データは、対話サーバ1内に持つデータベースから取得されてもよい。この場合、データ取得部31が、情報提供サイト5及び対話サーバ1内のデータベースの中から、情報要求先を決めればよい。
また、上述の各実施形態及び各実施例では、ユーザの発する音声から、発言データ取得部35により取得される発言テキストデータが生成される例が示された。しかしながら、発言テキストデータは、キーボードやタッチパネル等のようなクライアント2の入力装置を介したユーザ操作により、入力されたテキストデータであってもよい。また、情報提供メッセージデータや対話メッセージデータの出力形態についても、音声出力のみに制限されず、クライアント2が備える表示装置への表示であってもよいし、クライアント2に接続される印刷装置への印刷であってもよい。更に、情報提供メッセージデータや対話メッセージデータは、2種以上の出力形態で出力されるようにしてもよい。例えば、情報提供メッセージデータは、音声出力されつつ、表示装置への表示も実行されるようにしてもよい。
更に、上述のデータ出力部34は、情報提供メッセージデータと共に、その情報提供メッセージで示される情報内容が抽出された情報データをクライアント2へ送信するようにしてもよい。この場合、ユーザは、情報提供サイト5又はデータベースから抽出された情報データの全体を画面を介して視認することが出来ると共に、その情報データに含まれる情報内容を読み上げる音声を聞くこともできる。
なお、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、本実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。本実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態、各実施例及び各変形例は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の各実施形態、各実施例及び各変形例の一部又は全部は、以下の付記のようにも特定され得る。但し、各実施形態、各実施例及び各変形例が以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得するデータ取得部と、
前記データ取得部により取得される情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出される関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成するメッセージ生成部と、
前記メッセージ生成部により生成される対話メッセージデータを出力するデータ出力部と、
を備える情報提供装置。
(付記2)
前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信する応答発言データ取得部、
を更に備え、
前記データ取得部は、前記応答発言データ取得部により取得される応答発言データが示す応答内容に応じて、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードに関する新たな情報データを取得する、
付記1に記載の情報提供装置。
(付記3)
前記抽出部は、前記データ取得部により取得される情報データに含まれる、前記少なくとも1つの検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータを更に抽出し、
前記メッセージ生成部は、前記抽出部により抽出される前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを更に生成し、
前記データ出力部は、前記情報提供メッセージを出力した後、前記対話メッセージデータを更に出力する、
付記1又は2に記載の情報提供装置。
(付記4)
前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信する応答発言データ取得部、
を更に備え、
前記抽出部は、前記応答発言データ取得部により取得される応答発言データが示す応答内容に応じて、前記データ取得部により取得される情報データから、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードについての情報内容を示すテキストデータを更に抽出し、
前記メッセージ生成部は、前記抽出部により抽出される前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを更に生成し、
前記データ出力部は、前記関連キーワードに関し生成された前記情報提供メッセージを更に出力する、
付記1から3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
(付記5)
前記メッセージ生成部は、前記抽出部により抽出される前記テキストデータが所定の位置で区切られた部分テキストデータを含む前記情報提供メッセージデータ、及び、情報提供の継続の要否を確認するための確認メッセージデータを生成し、
前記データ出力部は、前記部分テキストデータを含む前記情報提供メッセージデータ及び前記確認メッセージデータを出力する、
付記3又は4に記載の情報提供装置。
(付記6)
前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信する応答発言データ取得部、
を更に備え、
前記抽出部は、前記データ取得部により取得される情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
前記メッセージ生成部は、前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、該保持される情報と、前記応答発言データ取得部により取得される応答発言データが示す応答内容とに基づいて、前記複数の関連キーワードの中から、未選択の関連キーワードを選択し、該選択される新たな関連キーワードを含む新たな対話メッセージデータを生成し、
前記データ出力部は、前記応答発言データ取得部による前記応答発言データの受信後、前記メッセージ生成部により生成される前記新たな対話メッセージデータを出力する、
付記1から5のいずれか1つに記載の情報提供装置。
(付記7)
少なくとも1つの検索キーワードを含むユーザからの情報要求を示す要求発言データを取得する要求発言データ取得部、
を更に備え、
前記データ取得部は、前記要求発言データ取得部により取得される要求発言データに応じて、該要求発言データに含まれる前記少なくとも1つの検索キーワードにより抽出された情報データを取得し、
前記抽出部は、前記データ取得部により取得される情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
前記メッセージ生成部は、前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、前記要求発言データ取得部により、同一ユーザからの同一要求内容を示す2回目以降の要求発言データが取得された場合に、該保持される情報に基づいて、未選択の関連キーワードを含む前記対話メッセージデータを生成する、
付記1から6のいずれか1つに記載の情報提供装置。
(付記8)
少なくとも1つのコンピュータが、
少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得し、
前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出し、
前記抽出された関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成し、
前記生成された対話メッセージデータを出力する、
ことを含む情報提供方法。
(付記9)
前記少なくとも1つのコンピュータが、
前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信し、
前記応答発言データが示す応答内容に応じて、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードに関する新たな情報データを取得する、
ことを更に含む付記8に記載の情報提供方法。
(付記10)
前記少なくとも1つのコンピュータが、
前記取得された情報データに含まれる、前記少なくとも1つの検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータを抽出し、
前記抽出された前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成し、
前記情報提供メッセージを出力した後、前記対話メッセージデータを出力する、
ことを更に含む付記8又は9に記載の情報提供方法。
(付記11)
前記少なくとも1つのコンピュータが、
前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信し、
前記応答発言データが示す応答内容に応じて、前記取得された情報データから、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードについての情報内容を示すテキストデータを抽出し、
前記抽出された前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成し、
前記関連キーワードに関し生成された前記情報提供メッセージを出力する、
ことを更に含む付記8から10のいずれか1つに記載の情報提供方法。
(付記12)
前記少なくとも1つのコンピュータが、
前記抽出されたテキストデータが所定の位置で区切られた部分テキストデータを含む情報提供メッセージデータ、及び、情報提供の継続の要否を確認するための確認メッセージデータを生成し、
前記部分テキストデータを含む前記情報提供メッセージデータ及び前記確認メッセージデータを出力する、
ことを更に含む付記10又は11に記載の情報提供方法。
(付記13)
前記少なくとも1つのコンピュータが、
前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信し、
前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、
前記保持される情報と、前記応答発言データが示す応答内容とに基づいて、前記複数の関連キーワードの中から、未選択の関連キーワードを選択し、
前記選択される新たな関連キーワードを含む新たな対話メッセージデータを生成し、
前記応答発言データの受信後、前記メッセージ生成部により生成される前記新たな対話メッセージデータを出力する、
ことを更に含む付記8から12のいずれか1つに記載の情報提供方法。
(付記14)
前記少なくとも1つのコンピュータが、
少なくとも1つの検索キーワードを含むユーザからの情報要求を示す要求発言データを取得し、
前記要求発言データに応じて、該要求発言データに含まれる前記少なくとも1つの検索キーワードにより抽出された情報データを取得し、
前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、
同一ユーザからの同一要求内容を示す2回目以降の要求発言データが取得された場合に、前記保持される情報に基づいて、未選択の関連キーワードを含む前記対話メッセージデータを生成する、
ことを更に含む付記8から13のいずれか1つに記載の情報提供方法。
(付記15)
少なくとも1つのコンピュータに、
少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得し、
前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出し、
前記抽出された関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成し、
前記生成された対話メッセージデータを出力する、
ことを実行させるプログラム。
(付記16)
前記少なくとも1つのコンピュータに、
前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信し、
前記応答発言データが示す応答内容に応じて、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードに関する新たな情報データを取得する、
ことを更に実行させる付記15に記載のプログラム。
(付記17)
前記少なくとも1つのコンピュータに、
前記取得された情報データに含まれる、前記少なくとも1つの検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータを抽出し、
前記抽出された前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成し、
前記情報提供メッセージを出力した後、前記対話メッセージデータを出力する、
ことを更に実行させる付記15又は16に記載のプログラム。
(付記18)
前記少なくとも1つのコンピュータに、
前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信し、
前記応答発言データが示す応答内容に応じて、前記取得された情報データから、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードについての情報内容を示すテキストデータを抽出し、
前記抽出された前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成し、
前記関連キーワードに関し生成された前記情報提供メッセージを出力する、
ことを更に実行させる付記15から17のいずれか1つに記載のプログラム。
(付記19)
前記少なくとも1つのコンピュータに、
前記抽出されたテキストデータが所定の位置で区切られた部分テキストデータを含む情報提供メッセージデータ、及び、情報提供の継続の要否を確認するための確認メッセージデータを生成し、
前記部分テキストデータを含む前記情報提供メッセージデータ及び前記確認メッセージデータを出力する、
ことを更に実行させる付記17又は18に記載のプログラム。
(付記20)
前記少なくとも1つのコンピュータに、
前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信し、
前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、
前記保持される情報と、前記応答発言データが示す応答内容とに基づいて、前記複数の関連キーワードの中から、未選択の関連キーワードを選択し、
前記選択される新たな関連キーワードを含む新たな対話メッセージデータを生成し、
前記応答発言データの受信後、前記メッセージ生成部により生成される前記新たな対話メッセージデータを出力する、
ことを更に実行させる付記15から19のいずれか1つに記載のプログラム。
(付記21)
前記少なくとも1つのコンピュータに、
少なくとも1つの検索キーワードを含むユーザからの情報要求を示す要求発言データを取得し、
前記要求発言データに応じて、該要求発言データに含まれる前記少なくとも1つの検索キーワードにより抽出された情報データを取得し、
前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、
同一ユーザからの同一要求内容を示す2回目以降の要求発言データが取得された場合に、前記保持される情報に基づいて、未選択の関連キーワードを含む前記対話メッセージデータを生成する、
ことを更に実行させる付記15から20のいずれか1つに記載のプログラム。
1 音声対話サーバ装置(対話サーバ)
2 クライアント装置(クライアント)
5 情報提供サイト
10 CPU
11 メモリ
17 音声入力部
18 音声出力部
21 音声認識部
22 音声合成部
25 対話制御エンジン
26 WEBサーバ処理部
31 データ取得部
32 抽出部
33 メッセージ生成部
34 データ出力部
35 発言データ取得部
61 要求保持部
100 情報提供装置

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部により取得される情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出される関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成するメッセージ生成部と、
    前記メッセージ生成部により生成される対話メッセージデータを出力するデータ出力部と、
    を備える情報提供装置。
  2. 前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信する応答発言データ取得部、
    を更に備え、
    前記データ取得部は、前記応答発言データ取得部により取得される応答発言データが示す応答内容に応じて、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードに関する新たな情報データを取得する、
    請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記抽出部は、前記データ取得部により取得される情報データに含まれる、前記少なくとも1つの検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータを更に抽出し、
    前記メッセージ生成部は、前記抽出部により抽出される前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを更に生成し、
    前記データ出力部は、前記情報提供メッセージを出力した後、前記対話メッセージデータを更に出力する、
    請求項1又は2に記載の情報提供装置。
  4. 前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信する応答発言データ取得部、
    を更に備え、
    前記抽出部は、前記応答発言データ取得部により取得される応答発言データが示す応答内容に応じて、前記データ取得部により取得される情報データから、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードについての情報内容を示すテキストデータを更に抽出し、
    前記メッセージ生成部は、前記抽出部により抽出される前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを更に生成し、
    前記データ出力部は、前記関連キーワードに関し生成された前記情報提供メッセージを更に出力する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  5. 前記メッセージ生成部は、前記抽出部により抽出される前記テキストデータが所定の位置で区切られた部分テキストデータを含む前記情報提供メッセージデータ、及び、情報提供の継続の要否を確認するための確認メッセージデータを生成し、
    前記データ出力部は、前記部分テキストデータを含む前記情報提供メッセージデータ及び前記確認メッセージデータを出力する、
    請求項3又は4に記載の情報提供装置。
  6. 前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信する応答発言データ取得部、
    を更に備え、
    前記抽出部は、前記データ取得部により取得される情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
    前記メッセージ生成部は、前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、該保持される情報と、前記応答発言データ取得部により取得される応答発言データが示す応答内容とに基づいて、前記複数の関連キーワードの中から、未選択の関連キーワードを選択し、該選択される新たな関連キーワードを含む新たな対話メッセージデータを生成し、
    前記データ出力部は、前記応答発言データ取得部による前記応答発言データの受信後、前記メッセージ生成部により生成される前記新たな対話メッセージデータを出力する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  7. 少なくとも1つの検索キーワードを含むユーザからの情報要求を示す要求発言データを取得する要求発言データ取得部、
    を更に備え、
    前記データ取得部は、前記要求発言データ取得部により取得される要求発言データに応じて、該要求発言データに含まれる前記少なくとも1つの検索キーワードにより抽出された情報データを取得し、
    前記抽出部は、前記データ取得部により取得される情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
    前記メッセージ生成部は、前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、前記要求発言データ取得部により、同一ユーザからの同一要求内容を示す2回目以降の要求発言データが取得された場合に、該保持される情報に基づいて、未選択の関連キーワードを含む前記対話メッセージデータを生成する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  8. 少なくとも1つのコンピュータが、
    少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得し、
    前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出し、
    前記抽出された関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成し、
    前記生成された対話メッセージデータを出力する、
    ことを含む情報提供方法。
  9. 前記少なくとも1つのコンピュータが、
    前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信し、
    前記応答発言データが示す応答内容に応じて、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードに関する新たな情報データを取得する、
    ことを更に含む請求項8に記載の情報提供方法。
  10. 前記少なくとも1つのコンピュータが、
    前記取得された情報データに含まれる、前記少なくとも1つの検索キーワードに合致する情報内容を示すテキストデータを抽出し、
    前記抽出された前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成し、
    前記情報提供メッセージを出力した後、前記対話メッセージデータを出力する、
    ことを更に含む請求項8又は9に記載の情報提供方法。
  11. 前記少なくとも1つのコンピュータが、
    前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信し、
    前記応答発言データが示す応答内容に応じて、前記取得された情報データから、前記対話メッセージデータに含まれる前記関連キーワードについての情報内容を示すテキストデータを抽出し、
    前記抽出された前記テキストデータを含む情報提供メッセージデータを生成し、
    前記関連キーワードに関し生成された前記情報提供メッセージを出力する、
    ことを更に含む請求項8から10のいずれか1項に記載の情報提供方法。
  12. 前記少なくとも1つのコンピュータが、
    前記抽出されたテキストデータが所定の位置で区切られた部分テキストデータを含む情報提供メッセージデータ、及び、情報提供の継続の要否を確認するための確認メッセージデータを生成し、
    前記部分テキストデータを含む前記情報提供メッセージデータ及び前記確認メッセージデータを出力する、
    ことを更に含む請求項10又は11に記載の情報提供方法。
  13. 前記少なくとも1つのコンピュータが、
    前記対話メッセージデータに対して返信される応答発言データを受信し、
    前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
    前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、
    前記保持される情報と、前記応答発言データが示す応答内容とに基づいて、前記複数の関連キーワードの中から、未選択の関連キーワードを選択し、
    前記選択される新たな関連キーワードを含む新たな対話メッセージデータを生成し、
    前記応答発言データの受信後、前記メッセージ生成部により生成される前記新たな対話メッセージデータを出力する、
    ことを更に含む請求項8から12のいずれか1項に記載の情報提供方法。
  14. 前記少なくとも1つのコンピュータが、
    少なくとも1つの検索キーワードを含むユーザからの情報要求を示す要求発言データを取得し、
    前記要求発言データに応じて、該要求発言データに含まれる前記少なくとも1つの検索キーワードにより抽出された情報データを取得し、
    前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する複数の関連キーワードを抽出し、
    前記複数の関連キーワードの中で、前記対話メッセージデータに含めるために選択済みの関連キーワードとそれ以外の関連キーワードとを識別可能とする情報を保持し、
    同一ユーザからの同一要求内容を示す2回目以降の要求発言データが取得された場合に、前記保持される情報に基づいて、未選択の関連キーワードを含む前記対話メッセージデータを生成する、
    ことを更に含む請求項8から13のいずれか1項に記載の情報提供方法。
  15. 少なくとも1つのコンピュータに、
    少なくとも1つの検索キーワードに応じて抽出された情報データを取得し、
    前記取得された情報データから、前記少なくとも1つの検索キーワードに関連する関連キーワードを抽出し、
    前記抽出された関連キーワードを含む対話メッセージデータを生成し、
    前記生成された対話メッセージデータを出力する、
    ことを実行させるプログラム。
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