JP2014103547A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【構成】イメージャ16は、撮像面で捉えられた光学像に対応する生画像データを繰り返し出力する。偏光フィルタユニット50は、撮像面の前方に突出する鏡筒に装着される。偏光フィルタモードが選択されると、CPUは、撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義し、定義された領域の明るさをイメージャ16から出力された生画像データに基づいて検出する。CPUはまた、偏光フィルタ52を明るさ検出処理と並列して光軸回り方向に回転させ、偏光フィルタ52の回転角度を検出された明るさが既定条件を満足する角度に調整する。
【効果】撮像設定に関する利便性が向上する。
【選択図】図8

Description

この発明は、電子カメラに関し、特に、イメージャから出力された電子画像に基づいて撮像設定を調整する、電子カメラに関する。
この種のカメラの一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、撮像光学系によって捉えられたシーンを表す画像がビューファインダに表示される。焦点合わせをすべき領域がビューファインダの画面上で指定されると、指定された領域に属する画像に注目して焦点合わせが行われる。
特開平1−174176号公報
しかし、背景技術では、ユーザ操作を参照して調整される設定項目が焦点に留まるため、撮像設定の調整に関する利便性に限界がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、撮像設定の調整に関する利便性を高めることができる、電子カメラを提供することである。
この発明に従う電子カメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段(16)、撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(52)、撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義手段(S31~S33)、撮像手段から出力された電子画像のうち定義手段によって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出手段(S37~S39)、偏光フィルタを検出手段の処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転手段(S35, S41~S45)、および偏光フィルタの回転角度を検出手段によって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整手段(S47~S51)を備える。
好ましくは、撮像手段から出力された電子画像に基づく動画像をリアルタイムでモニタ画面に表示する表示手段(S1)がさらに備えられ、ユーザ操作は表示手段によって表示された動画像を参照した操作に相当する。
さらに好ましくは、モニタ画面を覆うタッチパネル(42)がさらに備えられ、ユーザ操作はタッチパネルに対するタッチ操作を含む。
好ましくは、フィルタ効果設定操作を受け付ける受け付け手段(S25)がさらに備えられ、調整手段によって注目される条件は明るさがフィルタ効果設定操作に従う値を示すという条件を含む。
好ましくは、偏光フィルタを支持する支持手段(BRL)がさらに備えられ、支持手段は偏光フィルタを自装置に対して着脱自在に支持する。
この発明に従う撮像制御プログラムは、撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段(16)、および撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(52)を備える電子カメラ(10)のプロセッサ(26)に、撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義ステップ(S31~S33)、撮像手段から出力された電子画像のうち定義ステップによって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出ステップ(S37~S39)、偏光フィルタを検出ステップの処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転ステップ(S35, S41~S45)、および偏光フィルタの回転角度を検出ステップによって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整ステップ(S47~S51)を実行させるための、撮像制御プログラムである。
この発明に従う撮像制御方法は、撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段(16)、および撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(52)を備える電子カメラ(10)によって実行される撮像制御方法であって、撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義ステップ(S31~S33)、撮像手段から出力された電子画像のうち定義ステップによって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出ステップ(S37~S39)、偏光フィルタを検出ステップの処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転ステップ(S35, S41~S45)、および偏光フィルタの回転角度を検出ステップによって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整ステップ(S47~S51)を備える。
この発明に従う外部制御プログラムは、撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段(16)、撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(52)、およびメモリ(48)に保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサ(26)を備える電子カメラ(10)に供給される外部制御プログラムであって、撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義ステップ(S31~S33)、撮像手段から出力された電子画像のうち定義ステップによって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出ステップ(S37~S39)、偏光フィルタを検出ステップの処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転ステップ(S35, S41~S45)、および偏光フィルタの回転角度を検出ステップによって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整ステップ(S47~S51)を内部制御プログラムと協働してプロセッサに実行させるための、外部制御プログラムである。
この発明に従う電子カメラ(10)は、撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段(16)、撮像面の前方に配置される偏光フィルタ(52)、外部制御プログラムを取り込む取り込み手段(60)、および取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリ(48)に保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサ(26)を備える電子カメラであって、外部制御プログラムは、撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義ステップ(S31~S33)、撮像手段から出力された電子画像のうち定義ステップによって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出ステップ(S37~S39)、偏光フィルタを検出ステップの処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転ステップ(S35, S41~S45)、および偏光フィルタの回転角度を検出ステップによって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整ステップ(S47~S51)を内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する。
この発明によれば、撮像面の前方に配置された偏光フィルタは、ユーザ操作によって指定された領域に対応する部分画像の明るさを検出する処理と並列して光軸回り方向に回転され、検出された明るさが条件を満足する回転角度に調整される。これによって、偏光フィルタを利用した撮影を行うときに偏光フィルタの回転角度を調整する手間が軽減され、撮像設定に関する利便性が向上する。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例の基本的構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 図2実施例に適用されるSDRAMのマッピング状態の一例を示す図解図である。 撮像面における評価エリアの割り当て状態の一例を示す図解図である。 カメラ筐体の前面の一例を示す図解図である。 外付けの偏光フィルタユニットの外観の一例を示す斜視図である。 (A)は偏光フィルタユニットを装着する前のカメラ筐体の側面の一例を示す図解図であり、(B)は偏光フィルタユニットを装着した後のカメラ筐体の側面の一例を示す図解図である。 偏光フィルタユニットの構成および撮像光学系の構成の一例を示すブロック図である。 モニタ画面に表示された設定メニューの一例を示す図解図である。 モニタ画面に表示されたスルー画像の一例を示す図解図である。 評価エリアに割り当てられた参照領域の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるレジスタの構成の一例を示す図解図である。 (A)はモニタ画面に表示されたスルー画像の他の一例を示す図解図であり、(B)はモニタ画面に表示されたスルー画像のその他の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 この発明のその他の実施例の構成を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
図1を参照して、この実施例の電子カメラは、基本的に次のように構成される。撮像手段1は、撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する。偏光フィルタ2は、撮像面の前方に配置される。定義手段3は、撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する。検出手段4は、撮像手段1から出力された電子画像のうち定義手段3によって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する。回転手段5は、偏光フィルタ2を検出手段4の処理と並列して光軸回り方向に回転させる。調整手段6は、偏光フィルタ2の回転角度を検出手段4によって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する。
撮像面の前方に配置された偏光フィルタ2は、ユーザ操作によって指定された領域に対応する部分画像の明るさを検出する処理と並列して光軸回り方向に回転され、検出された明るさが条件を満足する回転角度に調整される。これによって、偏光フィルタ2を利用した撮影を行うときに偏光フィルタ2の回転角度を調整する手間が軽減され、撮像設定に関する利便性が向上する。
[実施例]
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ドライバ18aおよび18bによってそれぞれ駆動されるフォーカスレンズ12および絞りユニット14を含む。これらの部材を経た光学像は、イメージャ16の撮像面に照射され、光電変換を施される。これによって、光学像に対応する電荷が生成される。
電源が投入されると、CPU26は、動画取り込み処理を実行するべく、露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しをドライバ18cに命令する。ドライバ18cは、図示しないSG(Signal Generator)から周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。イメージャ16からは、読み出された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
前処理回路20は、イメージャ16から出力された生画像データにディジタルクランプ,画素欠陥補正,ゲイン制御などの処理を施す。これらの処理を施された生画像データは、メモリ制御回路30を通してSDRAM32の生画像エリア32a(図3参照)に書き込まれる。
後処理回路34は、生画像エリア32aに格納された生画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、読み出された生画像データに色分離処理,白バランス調整処理およびYUV変換処理を施す。これによって生成されたYUV形式の画像データは、メモリ制御回路30によってSDRAM32のYUV画像エリア32b(図3参照)に書き込まれる。
LCDドライバ36は、YUV画像エリア32bに格納された画像データをメモリ制御回路30を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ40を駆動する。この結果、撮像面で捉えられたシーンを表すリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
図4を参照して、撮像面の中央には評価エリアEVAが割り当てられる。評価エリアEVAは水平方向および垂直方向の各々において16分割され、256個の分割エリアが評価エリアEVAを形成する。また、図2に示す前処理回路20は、上述した処理に加えて、生画像データを簡易的にRGBデータに変換する簡易RGB変換処理を実行する。
AE評価回路22は、前処理回路20によって生成されたRGBデータのうち評価エリアEVAに属するRGBデータを、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。これによって、256個の積分値つまり256個のAE評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAE評価回路22から出力される。AF評価回路24は、前処理回路20によって生成されたRGBデータのうち評価エリアEVAに属するRGBデータの高周波成分を、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に積分する。これによって、256個の積分値つまり256個のAF評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAF評価回路24から出力される。
キー入力装置28に設けられたシャッタボタン28shが非操作状態にあるとき、CPU26は、AE評価回路22から出力された256個のAE評価値に基づいて簡易AE処理を実行し、適正EV値を算出する。算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間はドライバ18bおよび18cに設定され、これによってスルー画像の明るさが大まかに調整される。
ユーザによってシャッタボタン28shが半押しされると、CPU26は、AE評価回路22から出力された256個のAE評価値を参照した厳格AE処理を実行し、最適EV値を算出する。算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間もまた、ドライバ18bおよび18cに設定される。これによって、スルー画像の明るさが厳格に調整される。
CPU26はまた、AF評価回路24から出力された256個のAF評価値に基づいてAF処理を実行する。フォーカスレンズ12は合焦点の探索のためにドライバ18aによって光軸方向に移動し、これによって発見された合焦点に配置される。この結果、スルー画像の鮮鋭度が向上する。
シャッタボタン28shが全押しされると、CPU26は、静止画取り込み処理を実行する。この結果、シャッタボタン28shが全押しされた時点のシーンを表す1フレームの画像データがYUV画像エリア32bから静止画像エリア32c(図3参照)に退避される。CPU26は続いて、記録処理の実行をメモリI/F40に命令する。メモリI/F40は、静止画像エリア32cに格納された1フレームの画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体42に記録する。
図5を参照して、カメラ筐体CHSの前面には、フォーカスレンズ12を有してカメラ筐体CHSの前方に突出する鏡筒BRLが設けられる。また、図6を参照して、偏光フィルタユニット50は、円盤状の偏光フィルタ52とリング状の外枠54とによって形成される。偏光フィルタ52は、外枠54の内径よりも大きくかつ外枠54の外径よりも小さい外径を有し、偏光フィルタ52の外周縁が外枠54の内周縁に嵌合される。嵌合された偏光フィルタ52は、外枠54の内周縁に沿って摺動可能とされる。
また、外枠54の内径は鏡筒BRLの外径よりも僅かに小さく、偏光フィルタユニット50は図7(A)〜図7(B)に示す要領で鏡筒BRLに着脱自在に装着される。装着時、偏光フィルタ52の一方主面はカメラ筐体CHSの前方を向き、偏光フィルタ52の他方主面はフォーカスレンズ12に対向する。電場および磁場が特定方向にのみ振動する一部の光は、こうして装着された偏光フィルタユニット50によって減衰される。
図8を参照して、偏光フィルタユニット50は、制御端子T1に接続されたドライバ56をさらに有する。CPU26から発行された命令が制御端子T1を介して与えられると、ドライバ56は、偏光フィルタ52を外枠54の内周縁に沿って摺動させる。鏡筒BRLに装着されたとき、偏光フィルタ52は光軸回り方向に回転し、フォーカスレンズ12に入射される光量は偏光フィルタ52の回転に伴って変化する。
偏光フィルタユニット50が鏡筒BRLに装着された状態でキー入力装置28上のモード切換ボタン28mdによって偏光フィルタモードが選択されると、CPU26は、設定メニューの表示をキャラクタジェネレータ38に命令する。キャラクタジェネレータ38は設定メニューを表すキャラクタデータをLCDドライバ36に与え、LCDドライバ36は与えられたキャラクタデータに基づいてLCDモニタ40を駆動する。
この結果、設定メニューが図9に示す要領でモニタ画面に表示される。図9によれば、モニタ画面の左上に“フィルタ効果”のタイトルが表示され、“高め”および“低め”の2つの項目がモニタ画面の中央に表示される。
モニタ画面に対するユーザのタッチ操作は、モニタ画面を覆うタッチパネル42によって検出される。つまり、タッチパネル42がタッチされると、タッチされたモニタ画面上の座標値がタッチパネル42からCPU26に与える。
設定メニュー上の所望の項目がタッチ操作によって選択されると、CPU26は、選択された項目に相当する効果(つまり、“高め”または“低め”)を所望のフィルタ効果として設定し、その後に設定メニューの非表示をキャラクタジェネレータ38に命令する。キャラクタジェネレータ38はキャラクタデータの出力を停止し、これによって設定メニューがモニタ画面から消滅する。続いて、モニタ画面上の所望の領域がユーザのタッチ操作によって指定されると、指定された領域のうち評価エリアEVAと重複する領域が参照領域として定義される。
山岳MTおよび湖LKを表すスルー画像が図10に示す要領でモニタ画面に表示されている場合にタッチ操作によって湖LKが指定されると、参照領域は図11に示す要領で定義される。
CPU26は、ドライバ56を制御して偏光フィルタ54を5°ずつ回転させ、参照領域に属する一部のAE評価値を偏光フィルタ54の回転動作と並列してAE評価回路22から取得する。取得されたAE評価値の総和は総輝度として算出され、算出された総輝度は図12に示すレジスタRGSTに登録される。詳しくは、算出された総輝度は、AE評価値が取得された時点の偏光フィルタ54の回転角度に対応するカラムに記述される。
偏光フィルタ52が1回転すると、CPU26は、タッチ操作によって設定されたフィルタ効果に相当する総輝度をレジスタRGSTから検出する。設定されたフィルタ効果が“高め”であれば、最小値を示す総輝度が検出される。これに対して、設定されたフィルタ効果が“低め”であれば、中間値(=(最大値+最小値)/2)に最も近い総輝度が検出される。CPU26は、こうして検出された総輝度に対応する回転角度をレジスタRGSTを参照して特定し、特定された回転角度への調整をドライバ56に命令する。ドライバ56は、偏光フィルタ52の回転角度を命令に従う回転角度に調整する。
回転角度が調整された後、スルー画像は、“高め”のフィルタ効果に対応して図13(A)に示す要領で表示され、“低め”のフィルタ効果に対応して図13(B)に示す要領で表示される。両者を比較すれば分かるように、山岳MTが湖LKに写り込む程度は設定されたフィルタ効果に応じて相違する。
CPU26は、図14に示す撮像タスクおよび図15〜図16に示す設定制御タスクを含む複数のタスクをマルチタスクOSの制御の下で並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ48に記憶される。
図14を参照して、ステップS1では動画取込み処理を実行する。この結果、撮像面で捉えられたシーンを表すスルー画像がLCDモニタ40に表示される。ステップS3ではシャッタボタン28shが半押しされたか否かを判別し、判別結果がNOである限り、ステップS5で簡易AE処理を繰り返し実行する。この結果、スルー画像の明るさが大まかに調整される。
ステップS3の判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS7で厳格AE処理を実行し、ステップS9でAF処理を実行する。スルー画像の明るさは厳格AE処理によって厳格に調整され、スルー画像の鮮鋭度はAF処理によって改善される。
ステップS11ではシャッタボタン28shが全押しされたか否かを判別し、ステップS13ではシャッタボタン28shの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS13でYESであればそのままステップS3に戻り、ステップS11でYESであればステップS15〜S17の処理を経てステップS3に戻る。
ステップS15では静止画取り込み処理を実行し、ステップS17では記録処理の実行をメモリI/F44に命令する。静止画取り込み処理の結果、シャッタボタン28shが全押しされた時点のシーンを表す1フレームの画像データがYUV画像エリア32bから静止画像エリア32cに退避される。記録処理の実行を命令されたメモリI/F40は、静止画像エリア32cに格納された1フレームの画像データをメモリ制御回路30を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体42に記録する。
図15を参照して、ステップS21では、偏光フィルタモードがモード切換ボタン28mdの操作によって選択されたか否かを繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS23に進み、設定メニューの表示をキャラクタジェネレータ38に命令する。キャラクタジェネレータ38は設定メニューを表すキャラクタデータを出力し、これによって設定メニューがモニタ画面に表示される。
ステップS25では、設定メニュー上の所望の項目がタッチ操作によって選択されたか否かを、タッチパネル42の出力に基づいて判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS27に進み、選択された項目に相当する効果を所望のフィルタ効果として設定する。設定が完了すると、設定メニューの非表示をキャラクタジェネレータ38に命令する。キャラクタジェネレータ38はキャラクタデータの出力を停止し、これによって設定メニューがモニタ画面から消滅する。
ステップS31では、領域を指定するためのタッチ操作が行われたか否かをタッチパネル42の出力に基づいて判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS33に進み、タッチ操作によって指定された領域のうち評価エリアEVAと重複する領域を参照領域として定義する。参照領域の定義が完了すると、ステップS35で角度θfを0°に設定する。
ステップS37では、AE評価回路22から出力された256個のAE評価値のうち参照領域に属する一部のAE評価値を取得する。ステップS39では、取得されたAE評価値の総和を総輝度として算出し、算出された総輝度をレジスタRGSTに登録する。総輝度は、角度θfの現時点の値に対応するカラムに記述される。
ステップS41では、角度θfが360°に達したか否か(=偏光フィルタ52が1回転したか否か)を判別する。判別結果がNOであればステップS43に進み、判別結果がYESであればステップS47に進む。
ステップS43では、偏光フィルタ52を角度Δθf(=5°)だけ回転させるべく、対応する命令をドライバ56に与える。ドライバ56は、命令に従って偏光フィルタ52を回転させる。回転が完了するとステップS45で角度Δθfを角度θfに積算し、その後にステップS37に戻る。
ステップS47では、ステップS27で設定されたフィルタ効果に相当する総輝度をレジスタRGSTから検出する。ステップS49では、検出された総輝度に対応する角度θfの値をレジスタRGSTを参照して特定する。ステップS51では、特定された値に相当する角度への調整をドライバ56に命令する。ドライバ56は、偏光フィルタ52の回転角度を命令に従う角度に調整する。調整が完了すると、ステップS21に戻る。
以上の説明から分かるように、イメージャ16は、撮像面で捉えられた光学像に対応する生画像データを繰り返し出力する。偏光フィルタユニット50は、撮像面の前方に突出する鏡筒BRLに装着される。偏光フィルタモードが選択されると、CPU26は、撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義し(S31~S33)、定義された領域の明るさをイメージャ16から出力された生画像データに基づいて検出する(S37~S39)。CPU26はまた、偏光フィルタユニット50を形成する偏光フィルタ52を明るさ検出処理と並列して光軸回り方向に回転させ(S35, S41~S45)、偏光フィルタ52の回転角度を検出された明るさが既定条件を満足する角度に調整する(S47~S51)。
これによって、偏光フィルタユニット50を利用した撮影を行うときに偏光フィルタ52の回転角度を調整する手間が軽減され、撮像設定に関する利便性が向上する。
なお、この実施例では、評価エリアEVAを256分割するようにしているが、分割数は“256”に限られるものでない。また、この実施例では、外付けの偏光フィルタユニットを想定しているが、偏光フィルタはカメラに内蔵させるようにしてもよい。
さらに、この実施例では、マルチタスクOSおよびこれによって実行される複数のタスクに相当する制御プログラムは、フラッシュメモリ44に予め記憶される。しかし、図17に示すように通信I/F60をディジタルカメラ10に設け、一部の制御プログラムを内部制御プログラムとしてフラッシュメモリ48に当初から準備する一方、他の一部の制御プログラムを外部制御プログラムとして外部サーバから取得するようにしてもよい。この場合、上述の動作は、内部制御プログラムおよび外部制御プログラムの協働によって実現される。
また、この実施例では、CPU26によって実行される処理を上述の要領で複数のタスクに区分するようにしている。しかし、各々のタスクをさらに複数の小タスクに区分してもよく、さらには区分された複数の小タスクの一部を他のタスクに統合するようにしてもよい。また、各々のタスクを複数の小タスクに区分する場合、その全部または一部を外部サーバから取得するようにしてもよい。
10 …ディジタルカメラ
16 …イメージャ
22 …AE評価回路
24 …AF評価回路
26 …CPU
32 …SDRAM
38 …キャラクタジェネレータ
40 …LCDモニタ
42 …タッチパネル

Claims (9)

  1. 撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段、
    前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタ、
    前記撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義手段、
    前記撮像手段から出力された電子画像のうち前記定義手段によって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出手段、
    前記偏光フィルタを前記検出手段の処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転手段、および
    前記偏光フィルタの回転角度を前記検出手段によって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記撮像手段から出力された電子画像に基づく動画像をリアルタイムでモニタ画面に表示する表示手段をさらに備え、
    前記ユーザ操作は前記表示手段によって表示された動画像を参照した操作に相当する、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記モニタ画面を覆うタッチパネルをさらに備え、
    前記ユーザ操作は前記タッチパネルに対するタッチ操作を含む、請求項2記載の電子カメラ。
  4. フィルタ効果設定操作を受け付ける受け付け手段をさらに備え、
    前記調整手段によって注目される条件は前記明るさが前記フィルタ効果設定操作に従う値を示すという条件を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子カメラ。
  5. 前記偏光フィルタを支持する支持手段をさらに備え、
    前記支持手段は前記偏光フィルタを自装置に対して着脱自在に支持する、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
  6. 撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段、および前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタを備える電子カメラのプロセッサに、
    前記撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義ステップ、
    前記撮像手段から出力された電子画像のうち前記定義ステップによって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出ステップ、
    前記偏光フィルタを前記検出ステップの処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転ステップ、および
    前記偏光フィルタの回転角度を前記検出ステップによって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整ステップを実行させるための、撮像制御プログラム。
  7. 撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段、および前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタを備える電子カメラによって実行される撮像制御方法であって、
    前記撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義ステップ、
    前記撮像手段から出力された電子画像のうち前記定義ステップによって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出ステップ、
    前記偏光フィルタを前記検出ステップの処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転ステップ、および
    前記偏光フィルタの回転角度を前記検出ステップによって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整ステップを備える、撮像制御方法。
  8. 撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段、
    前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタ、および
    メモリに保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサを備える電子カメラに供給される外部制御プログラムであって、
    前記撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義ステップ、
    前記撮像手段から出力された電子画像のうち前記定義ステップによって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出ステップ、
    前記偏光フィルタを前記検出ステップの処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転ステップ、および
    前記偏光フィルタの回転角度を前記検出ステップによって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整ステップを前記内部制御プログラムと協働して前記プロセッサに実行させるための、外部制御プログラム。
  9. 撮像面で捉えられた光学像に対応する電子画像を繰り返し出力する撮像手段、
    前記撮像面の前方に配置される偏光フィルタ、
    外部制御プログラムを取り込む取り込み手段、および
    前記取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリに保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサを備える電子カメラであって、
    前記外部制御プログラムは、
    前記撮像面の所望の領域をユーザ操作に従って定義する定義ステップ、
    前記撮像手段から出力された電子画像のうち前記定義ステップによって定義された領域に対応する部分画像の明るさを検出する検出ステップ、
    前記偏光フィルタを前記検出ステップの処理と並列して光軸回り方向に回転させる回転ステップ、および
    前記偏光フィルタの回転角度を前記検出ステップによって検出された明るさが条件を満足する角度に調整する調整ステップを前記内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する、電子カメラ。
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