JP2014101033A - 車両下部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両下部構造では、ロッカ28と、ロッカ28の後端部28Cに結合されたリアピラー18の下端部18Bと、補強部材40とを備えている。補強部材40の一端は後端部28Cに接合されており、補強部材40の他端は結合箇所Jを跨いで下端部18Bに接合されている。補強部材40には、結合箇所Jよりも車両後方側かつ車両上方側に設けられ、前面衝突時にリアピラー18の車両前方側への折曲がりの起点を形成する剛性低下部44が設けられている。
【選択図】図2
Description
以下、図1〜図6を参照し、本発明の第1実施の形態に係る車両下部構造について説明する。なお、図において適宜示されている矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。また、矢印INは車両幅方向の内側を示している。
図1に示されるように、自動車10の車両側部12には、車両前方側から車両後方側に向かってフロントピラー14、センタピラー16及びリアピラー18がこの順に立設されている。なお、図示が省略されているが、フロントピラー14、センタピラー16及びリアピラー18は自動車10の車両幅方向の両側の車両側部12に一対で配設されており、双方は同一構造であるので、以下においては一方の車両側部12についてのみ説明する。
図2〜図5には図1のA線矢視部の拡大斜視図或いは拡大側面図が示されている。これらの図に示されるように、本実施の形態に係る車両下部構造は、ロッカ28と、このロッカ28の後端部28Cに結合されたリアピラー18の下端部18Bと、後端部28Cに一端が接合され、他端が後端部28Cと下端部18Bとの結合箇所Jを跨いで下端部18Bに接合された補強部材40とを備えている。
本実施の形態に係る車両下部構造によれば、剛性低下部44が、補強部材40において結合箇所Jよりも車両後方側かつ車両上方側に設けられている。このため、車両の前面衝突により、リアピラー18に車両前方側へ倒込む慣性が生じると、剛性低下部44に応力集中が生じ、この剛性低下部44を起点としてリアピラー18が車両前方側へ折曲がる。従って、ロッカ28の後端部28Cとリアピラー18の下端部18Bとの結合箇所Jに応力集中による変形が発生する前に、剛性低下部44によって前面衝突によるエネルギを吸収することができる。図2に符号Cを付して破線で囲まれた領域は、本実施の形態に係る剛性低下部44を設けていない場合に、ロッカ28の後端部28Cの変形やリアピラー18の下端部18Bに折曲がり或いは折れを生じる領域である。
次に、図7を用いて、本発明の第2実施の形態に係る車両下部構造について説明する。なお、第2実施の形態並びに後に説明する第3実施の形態において、第1実施の形態で説明した構成要素と同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、この同一符号が付された構成要素の説明は重複するので省略する。
次に、図8を用いて、本発明の第3実施の形態に係る車両下部構造について説明する。本実施の形態に係る車両下部構造では、図8に示されるように、補強部材40の上壁補強部42Aに設けられた剛性低下部44の第2剛性低下部44Bが、上壁補強部42Aを貫通させた貫通孔により構成されている。図示が省略されているが、剛性低下部44の第1剛性低下部44A、第3剛性低下部44Cについては第1、第2実施の形態と同様とされている。なお、第1剛性低下部44Aでは、円形、楕円形、矩形、三角形等の開口形状を有する貫通孔が使用されている。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本発明には以下の変形例が含まれる。上記実施の形態では、補強部材40に配設された剛性低下部44が第1剛性低下部44A、第2剛性低下部44B及び第3剛性低下部44Cとされていた。本発明では、第1剛性低下部44Aのみ、第1剛性低下部44A及び第2剛性低下部44Bのみ、第1剛性低下部44A及び第3剛性低下部44Cのみのいずれかで剛性低下部44が構成されてもよい。また、上記実施の形態では、剛性低下部44のビードの断面形状が円弧状とされていたが、本発明は、ビードの断面形状を矩形状、台形状、V字溝状等の形状としてもよい。
12 車両側部
14 フロントピラー
16 センタピラー
18 リアピラー
18B 下端部
18D リアピラーアウタパネル
18E リアピラーインナパネル
18L、28L 上壁部
18M、28M 側壁部
28 ロッカ
28C 後端部
28D ロッカアウタパネル
28E ロッカインナパネル
40 補強部材
42A 上壁補強部
42B 側壁補強部
44 剛性低下部
44A 第1剛性低下部
44B 第2剛性低下部
44C 第3剛性低下部
J 結合箇所
Claims (6)
- 車両側部の下端部に車両前後方向に沿って配置されたロッカと、
当該ロッカの後端部に結合され、当該結合箇所から車両上方側に延設されたリアピラーの下端部と、
前記後端部に一端が接合され、他端が前記結合箇所を跨いで前記リアピラーの下端部に接合された補強部材と、
当該補強部材において前記結合箇所よりも車両後方側かつ車両上方側に設けられ、前面衝突時に前記リアピラーの車両前方側への折曲がりの起点を形成する剛性低下部と、
を備えた車両下部構造。 - 前記ロッカは、ロッカアウタパネルと、当該ロッカアウタパネルよりも車両幅方向の内側に配置され、車両前後方向及び車両幅方向に沿って延設された上壁部及び当該上壁部の車両幅方向の内側端から車両下方向に屈曲された側壁部を有し、前記ロッカアウタパネルとで閉断面を構成するロッカインナパネルとを備え、
前記補強部材は、前記上壁部及び前記リアピラーの下端部に沿って設けられた上壁補強部と、当該上壁補強部の車両幅方向の内側端から車両下方向に屈曲されると共に前記側壁部及び前記リアピラーの下端部に沿って設けられた側壁補強部とを備え、
前記剛性低下部は、前記上壁補強部と前記側壁補強部との境界部を通る稜線を含んで設けられている請求項1に記載の車両下部構造。 - 前記剛性低下部は、前記補強部材を凹設若しくは凸設させたビードにより構成されている請求項1又は請求項2に記載の車両下部構造。
- 前記剛性低下部は、車両幅方向を長手方向として前記上壁補強部に設けられたビードを含んで構成されている請求項3に記載の車両下部構造。
- 前記剛性低下部は、車両前後方向及び車両上下方向に沿って前記側壁補強部に設けられたビードを含んで構成されている請求項3又は請求項4に記載の車両下部構造。
- 前記剛性低下部は、前記補強部材を貫通する貫通孔により形成されている請求項1又は請求項2に記載の車両下部構造。
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