JP2014100845A - 液体消費装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コスト上昇を招くことなく、簡易的な加工で、発光素子から照射された光をより多く受光素子にて受光し、液体消費装置としての寿命を延ばすような機構を提供する。
【解決手段】発光素子92から照射された光を入射するとともにインクの有無に応じて入射した光を受光素子94に向けて射出可能な底面、を有するプリズム170と、液体収容器100を着脱可能であり、プリズム170に対応する位置に光が連通する連通路21aと連通路21bが設けられたホルダー20と、ホルダー20を発光素子92と受光素子94とが並ぶ方向に沿って移動させる駆動部と、を備え、連通路21aの液体収容器100側に面する第1開口部の面積が、連通路21aの検出部90側に面する第2開口部の面積より大きいことを特徴とする。
【選択図】図11

Description

本発明は液体消費装置に関する。
液体消費装置の一例であるインクジェット方式の印刷装置には、一般的に、取り外し可能な液体収容器が装着される。液体収容器には、液体収容器内のインクの量が所定量を下回ったことを検出するための、プリズムを備えたものがある。プリズムを用いたインクの残存状態の検出は、発光素子から照射された光がプリズムに入射してプリズムの頂角を形成する斜面で反射する際に、斜面がインクと接しているか否かで反射状態が異なることを利用して、受光素子に入射した光の有無などに基づいて行うことができる。
特許文献1には、発光素子から照射された光を、プリズムに加工を施すことで受光素子に集光する技術が開示されている。
特開2002−240317号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術は、光学部品に加工を行う高度な技術を要するほか、製造コストが上昇する等の課題がある。したがって、本発明の目的は、製造コスト上昇を招くことなく、簡易的な加工で、発光素子から照射された光をより多く受光素子にて受光し、液体消費装置としての寿命を延ばすような機構を提供することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]発光部と受光部とが並んで配置された検出部と、液体を収容する液体収容器と、前記液体収容器内部の底面に設置され、前記発光部から照射された光を入射するとともに前記液体の有無に応じて前記入射した光を前記受光部に向けて射出可能な底面、を有するプリズムと、前記液体収容器を着脱可能であり、前記プリズムに対応する位置に前記光が連通する第1連通路と第2連通路が設けられたホルダーと、前記ホルダーを前記発光部と前記受光部とが並ぶ方向に沿って移動させる駆動部と、を備え、前記第1連通路の前記液体収容器側に面する第1開口部の面積が、前記第1連通路の前記検出部側に面する第2開口部の面積より大きいことを特徴とする液体消費装置。
本適用例によれば、プリズムの底面と検出部とが対向したときに、発光部から照射する光であって、ホルダーの移動する方向と直角に交差する方向に対して角度を持った光が、ホルダーに設けられた第1連通路により集光されるので、受光部に入射する光を増幅することができる。そのため、液体消費装置としての寿命を延ばすことができる。
[適用例2]適用例1に記載の液体消費装置であって、前記第2連通路の前記液体収容器側に面する第3開口部の面積が、前記第2連通路の前記検出部側に面する第4開口部の面積より大きいことを特徴とする液体消費装置。
本適用例によれば、プリズムの底面と検出部とが対向したときに、発光部から入射しプリズム内で反射した光が、ホルダーに設けられた第2連通路により受光部に集光されるので、受光部に入射する光を増幅することができる。そのため、液体消費装置としての寿命を延ばすことができる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の液体消費装置であって、前記第1連通路と前記第2連通路の少なくとも一部の内側面が、前記開口部の開口面と直角に交差する方向に対し角度をもつことを特徴とする液体消費装置。
本適用例によれば、プリズムの底面と検出部とが対向したときに、発光部から照射した光が、開口部の開口面と直角に交差する方向に対し角度を持った連通路の内側面により、プリズムに対し理想的な角度を持つため、受光部に入射する光を増幅することができる。そのため、液体消費装置としての寿命を延ばすことができる。
本発明の一実施例としての印刷装置の要部を示す斜視図。 印刷装置の概略構成図。 検出部の電気的構成を示す説明図。 液体収容器の斜視図。 インク室内にインクが無い場合に、プリズムが光を反射する様子について説明するための模式図。 インク室内にインクが十分に存在する場合に、プリズムが光を反射する様子について説明するための模式図。 発光部から照射した光がホルダーで反射しプリズムに入射する様子について説明するための模式図。 ホルダーの連通路の内側面に角度を持ったホルダーについて示した模式図。 ホルダーの開口部の付近を、検出部側から見た様子を示した模式図。 ホルダーの開口部の付近を、液体収容器側から見た様子を示した模式図。 連通路の内側面に角度を持たせたホルダーについて示した模式図。 インク室内にインクが存在しない場合の光量の変化をシミュレーションした結果を示した図。 連通路の内側面の少なくとも一部に角度を持たせたホルダーについて示した模式図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
(実施形態)
1.印刷装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としての印刷装置10の要部を示す斜視図である。図2は、印刷装置10の概略構成図である。図1には、互いに直交するXYZ軸が描かれている。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸を付している。本実施例において、印刷装置10の使用姿勢では、Z軸方向が鉛直方向であり、印刷装置10のX軸方向の面が正面である。印刷装置10の主走査方向はY軸方向であり、副走査方向はX軸方向である。液体消費装置としての印刷装置10は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等のインクIK(図8)が一色ずつ収容された液体収容器100が装着され、故障検知板81を備えるホルダー20と、ホルダー20を主走査方向HDに駆動するホルダーモーター33と、ホルダー20の主走査方向HDと平行して配置されたインクの残存状態を検出するための検出部90と、印刷媒体PAを副走査方VDに搬送する紙送りモーター30と、ホルダー20に搭載され、液体収容器100から供給されたインクIKを吐出する印刷ヘッド35と、所定のインターフェイス72を介して接続されたコンピューター60等から受信した印刷データに基づいて、ホルダーモーター33や紙送りモーター30、印刷ヘッド35を制御して印刷を行わせる制御ユニット40を備えている。制御ユニット40には、印刷装置10の動作状態等が表示される表示パネル70が接続されている。また、制御ユニット40には、ホルダー20がケーブルFFC1で、検出部90がケーブルFFC2で接続されている。
図3は、検出部90の電気的構成を示す説明図である。検出部90は発光素子(発光部)92および受光素子(受光部)94を備える。発光素子92は光を照射し、受光素子94は光を受光する。検出部90は、反射型のフォトインタラプターによって構成されている。検出部90は、発光素子92として例えばLEDを備え、受光素子94として例えばフォトトランジスターを備える。検出部90は、PWM(Pulse Width Modulation)信号のデューティ比(オン時間とオフ時間の割合)を調整してLEDを発光させる。LEDから発光された光は、後述する液体収容器100内のプリズムで反射してフォトトランジスターに入射した後、電流値に変換される。
検出部90の備える発光素子92および受光素子94は、ホルダー20の主走査方向HDと平行して、並んで配置されている(図2)。また、発光素子92および受光素子94は、ホルダー20がホルダーモーター33により駆動させられ、検出部90の備える発光素子92および受光素子94の上に位置したときに、ホルダー20の備える連通路21aと連通路21bを介して液体収容器100内のプリズム170と対向するように配置されている。連通路21aと連通路21bおよびプリズム170については後述する。
制御ユニット40は、残量判定部42とセンサー故障検知部44とを備える。制御ユニット40はCPUを備え、ROMに予め記憶された制御プログラムをRAMに展開して実行することで、残量判定部42、センサー故障検知部44として機能する。また、制御ユニット40は、ホルダー20の往復動や紙送りを制御すると共に、駆動部として機能することにより印刷ヘッド35を駆動して、印刷媒体PAへのインクIKの吐出を制御する。
残量判定部42は、液体収容器100内のインクIKの有無を判断する機能部である。残量判定部42は、ケーブルFFC2を通じてフォトトランジスターに入射した光に基づく電流値を取得し、取得した電流値に基づいて液体収容器100内のインクIKの残量が所定量以下となったか否かを判断する。インクIKの残量が所定量以下となったことを、以降「インクエンド」ともいう。具体的には、残量判定部42はケーブルFFC2を通じて取得した電流値が、あらかじめ定められたインクの残量に対応する電流値を上回ったときに、インクエンドであると判断する。
残量判定部42は、例えば印刷装置10の起動時や、印刷媒体PAへの印刷が終了したタイミングや、印刷の実行中など所定のタイミングで、ホルダー20が検出部90の上を移動している際に、それぞれの液体収容器100についてインクIKの残量がインクエンドになったか否かを判断する。残量判定部42は、インクエンドであると判断すると、制御ユニット40に接続された表示パネル70や、印刷装置10にインターフェイス72を介して接続されたコンピューター60の表示画面に、液体収容器100の交換を促す情報を表示する。
センサー故障検知部44は、検出部90が正常に動作しているか否かを判断する機能部である。センサー故障検知部44は、例えば、残量判定部42がインクIKの有無を判断するタイミングに先立ち、ホルダー20の備える故障検知板81を検出部90の上に移動させて検出部90の故障を検知する。センサー故障検知部44および故障検知板81の詳細については後述する。
2.カートリッジの構成:
図4は、液体収容器100の斜視図である。液体収容器100は、液体としてのインクIKを収容する略直方体形状のインク収容部130と、液体収容器100に関する情報を蓄積等するためのメモリーが搭載された基板150と、ホルダー20に液体収容器100を着脱するためのレバー120とを備えている。液体収容器100の底面101には、液体収容器100がホルダー20に装着されたときに、ホルダー20に設けられたインク供給針(図示せず)が挿入されるインク供給口110が形成されている。使用前の状態では、インク供給口110の開口はフィルムによって封止されている。
インク収容部130は、内部にインクIKを収容するインク室180を備えている。図5に示すように、インク室180の内部の最下部には、2つの傾斜面170a、170bで頂角を形成した、直角二等辺三角柱状のプリズム170が配置されている。プリズム170は、液体収容器100の底面101に設けられている。ホルダー20にこれらの液体収容器100を上方から装着すると、液体収容器100から印刷ヘッド35へのインクIKの供給が可能となる。
3.プリズムによるインク残量検知:
図5はインク室180内にインクが無い場合に、液体収容器100のインク室180内に備えられたプリズム170が光を反射する様子について説明するための模式図である。プリズム170は、ポリプロピレンによって透明状に形成されている。また、プリズム170には、プリズム170を成形する際に生じる変形(ヒケ、Sink Marks)を抑制するために、空洞部171(凹部)(図4)が底面の中心部に設けられている。なお、プリズム170の「底面」とは、プリズムの頂角に対向する面をいう。プリズム170は、傾斜面170a、170bと接する流体の屈折率によって、光の反射状態が異なる。具体的には、図5に示すように、傾斜面170a、170bが空気に接触している場合、つまり、インクIKの量が少なくなった場合には、プリズム170と空気との屈折率の違いにより、検出部90の備える発光素子92からプリズム170の傾斜面170aに向けて照射された光(光路201)はプリズム170の傾斜面170aで反射する。そして、その反射光はさらにもう一つの傾斜面170bで反射して受光素子94に入射(光路203)する。つまり、プリズム170内で光が2回全反射することで、発光素子92から入射した光の進行方向が180度反転して、受光素子94に射出される。
図6はインク室180内にインクIKが十分に存在する場合に、液体収容器100のインク室180内に備えられたプリズム170が光を反射する様子について説明するための模式図である。図6に示すように、傾斜面170aおよび170bがインクIKと接触する程度にインクIKがインク室180内に存在する場合には、プリズム170とインクIKとの屈折率が同程度であるため、発光素子92から照射された光(光路201)の大部分は、図6に示すように傾斜面170aで屈折して、インクIK内で吸収される。したがって、傾斜面170bで反射して受光素子94に入射(光路203)する光の量は図5に示したインクの量が少なくなった場合と比べるとわずかである。
検出部90の備える受光素子94に入射する光には、発光素子92からプリズム170の底面に対して垂直に入射してプリズム170を通る光以外の光も存在する。図7は、ホルダー20の内側面20cに反射してプリズム170に入射する光を説明するための模式図である。検出部90の備える発光素子92から照射される光が、プリズム170の底面に対して垂直に入射する光(図5および図6に示す光路201)のみでなく広い指向性をもつ場合には、例えば図7に示すように、一部の光(光路204)は、ホルダー20の内側面20cで反射することで角度を持ち、受光素子94には入射しない。そこで、本実施例ではこのようなホルダー20の内側面20cで反射する光(光路204)をプリズム底面に対して直角に近い角度で入射させるために、ホルダー20の内側面20cに角度を設けた。以降、内側面20cに角度を設けたホルダー20について説明する。
4.ホルダーの構成:
図8は、本実施例のホルダー20について示した模式図である。図8は、液体収容器100のインク室180内のプリズム170が配置されている場所において、YZ平面で切断した場合の断面図を模式的に示している。
ホルダー20には、ホルダー20を貫通する連通路21a(第1連通路)と連通路21b(第2連通路)が設けられている。図9は、ホルダー20の検出部90に面する側の面20aにおける連通路21aと連通路21b付近を、検出部90側から見た様子を示した模式図であり、図10は、ホルダー20の液体収容器100に面する側の面20bにおける連通路21aと連通路21b付近を、液体収容器100側から見た様子を示した模式図である。図10に示す連通路21aの液体収容器100側に面する開口部(第1開口部)の面積が、図9に示す連通路21aの検出部90側に面する開口部(第2開口部)の面積より大きく設計されている。このため、図8に示すように、連通路21aの内側面21cは、液体収容器100側に面する開口部から検出部90側に面する開口部へと傾斜している。連通路21bについても同様、図10に示す液体収容器100側に面する開口部(第3開口部)の面積が、図9に示す検出部90側に面する開口部(第4開口部)の面積より大きく設計されている。このため、図8に示すように、連通路21bの内側面21cは、液体収容器100側に面する開口部から検出部90側に面する開口部へと傾斜している。
また、連通路21aと連通路21bは、ホルダー20の往復動によってプリズム170が検出部90の直上に位置したときに、検出部90の備える発光素子92および受光素子94と対向する場所(Y軸の直上)に設けられている。
ホルダー20は、さらに、検出部90が正常に動作しているか否かを検知するための、故障検知板81を備えている。故障検知板81は、本実施例では入射光を反射するミラーで形成されている。故障検知板81が検出部90の真上に位置するとき、発光素子92から故障検知板81に垂直に入射する光(光路201)は、入射した箇所で全反射するため、受光素子94に入射しない。一方、発光素子92から照射される光路211をもつ一部の照射光は、故障検知板81で反射して受光素子94に入射(光路219)する。
センサー故障検知部44は、ホルダー20の備える故障検知板81を検出部90の上に移動させると、受光素子94に入射した光に基づいて、検出部90の異常を検知する。具体的には、センサー故障検知部44は、故障検知板81が検出部90の真上に位置するようにホルダー20を所定のタイミングで移動させ、発光素子92から故障検知板81に光を照射させる。センサー故障検知部44は、検出部90の備える受光素子94に入射した光量に基づく電流値が、あらかじめ定められた電流値よりも低下した場合、例えば受光素子94がインクミストで汚れたため十分に受光できていないと判断する。また、受光素子94に入射した光量に基づく電流値が、あらかじめ定められた電流値よりも増加した場合、例えば、検出部90の電気回路に異常が生じていると判断する。このような場合、センサー故障検知部44は制御ユニット40に接続された表示パネル70や、印刷装置10にインターフェイス72を介して接続されたコンピューター60の表示画面に、検出部90の修理や、故障検知板81のクリーニングなどを促す情報を表示する。このように、インクIKの残量の有無を判定する際にはノイズ光となる光(光路211)を、検出部90の異常の有無の判定に使用することができる。
図11は、内側面20cに傾斜を設けた連通路21aと連通路21bを備えたときの光の反射を示した模式図である。検出部90の備える発光素子92から照射された指向性の広い光は、光路205のように連通路21aの傾斜を設けた内側面20cで反射することで、プリズム170の底面に対し垂直に近い角度で入射する。結果、光路206のように検出部90の備える受光素子94に入射するようになる。
内側面20cに傾斜を設けた連通路21aと連通路21bを備えた場合のインクエンド検出光量のシミュレーション結果を図12の曲線bで示した。一方、内側面20cに傾斜を設けない垂直な連通路21aと連通路21bを備えた場合(図7)のインクエンド検出光量のシミュレーション結果を図12の曲線aで示した。図12では、曲線bの光量の方が曲線aの光量よりも大きい。したがって、内側面20cに傾斜を設けた連通路21aと連通路21bを備える印刷装置10であれば、内側面20cに傾斜のない連通路21aと連通路21bの場合よりもインクエンド検出光量を増幅させることができる。これにより、高度な技術が必要とされ、製造コストが上昇してしまう光学機器の加工を行わずとも、液体消費装置としての寿命を延ばすことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例)
上述の実施例では、ホルダー20における開口部に設けられた連通路21aと連通路21bは、内側面に角度を持たせていたが、必ずしも連通路の全ての内側面に角度を持たせなくても良い。図13は、ホルダー20の変形例1に係る模式図である。以下、変形例1に係るホルダー20について説明する。
図13(a)〜(d)で示すように、ホルダー20における連通路21aと連通路21bは、少なくとも一部の内側面20cが開口面の垂直方向に対して角度をもつことで、傾斜部で反射する光をプリズム170の底面に垂直に近い角度で入射させることができる。したがって、上述した実施例と同様に効果を得ることができる。
上述した実施例では、本発明を印刷装置とインクカートリッジとに適用した例を説明したが、本発明は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体消費装置に用いても良く、また、そのような液体を収容した液体収容器にも適用可能である。また、本発明の液体収容器は、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体消費装置に流用可能である。「液滴」とは、上記液体消費装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体消費装置が噴射させることができるような材料であれよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施例で説明したようなインクや、液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体消費装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体消費装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体消費装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体消費装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体消費装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体消費装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体消費装置を採用してもよい。
10…印刷装置、20…ホルダー、20a,20b…面、20c…内側面、21,21a,21b…連通路、30…紙送りモーター、33…ホルダーモーター、35…印刷ヘッド、40…制御ユニット、42…残量判定部、44…センサー故障検知部、60…コンピューター、70…表示パネル、72…インターフェイス、81…故障検知板、90…検出部、92…発光素子、94…受光素子、100…液体収容器、101…底面、110…インク供給口、120…レバー、130…インク収容部、150…基板、170…プリズム、170a,170b…傾斜面、171…空洞部、180…インク室、201,203,204,205,206,211,219…光路。

Claims (3)

  1. 発光部と受光部とが並んで配置された検出部と、
    液体を収容する液体収容器と、
    前記液体収容器内部の底面に設置され、前記発光部から照射された光を入射するとともに前記液体の有無に応じて前記入射した光を前記受光部に向けて射出可能な底面、を有するプリズムと、
    前記液体収容器を着脱可能であり、前記プリズムに対応する位置に前記光が連通する第1連通路と第2連通路が設けられたホルダーと、
    前記ホルダーを前記発光部と前記受光部とが並ぶ方向に沿って移動させる駆動部と、
    を備え、
    前記第1連通路の前記液体収容器側に面する第1開口部の面積が、
    前記第1連通路の前記検出部側に面する第2開口部の面積より大きいことを特徴とする液体消費装置。
  2. 請求項1に記載の液体消費装置であって、
    前記第2連通路の前記液体収容器側に面する第3開口部の面積が、
    前記第2連通路の前記検出部側に面する第4開口部の面積より大きいことを特徴とする液体消費装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体消費装置であって、
    前記第1連通路と前記第2連通路の少なくとも一部の内側面が、
    前記ホルダーの移動する方向と直角に交差する方向に対し角度をもつことを特徴とする液体消費装置。
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