JP2014100282A - 生体音収集装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】集音部は、被験者の生体音を収集する。タイミング通知部は、生体音を生じさせる複数のタイミングを、音で通知する。
【選択図】図2
Description
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。
第1の実施形態では、生体音収集装置1が音を利用して聴覚に通知する場合について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る生体音収集装置1の使用状況の一例を示す概念図である。
例えば、使用者は、生体音収集装置1のみを用いて被験者H3の生体音を収集し、収集した被験者H3の生体音を有線または無線を用いて直接またはネットワークを介して端末装置3、例えば、コンピュータに出力する。端末装置3が生体音収集装置1から被験者H3の生体音を取得すると、聴診状況S2に示すように、医師H1は、被験者H3の生体音を、端末装置3を用いて聴き取り、診察してもよい。
生体音収集装置1は、録音部11と、制御部12と、スイッチ部13と、タイミング通知部14と、D/A部15とを含んで構成される。生体音収集装置1は、その他一般的な公知の生体音収集装置1の構成を備えるが、説明および図示は省略する。
タイミング通知部14は、制御部12から第1の通知指示信号が入力されると、第1のタイミング通知信号を生成する。タイミング通知部14は、生成した第1のタイミング通知信号に基づいて、被験者または使用者の少なくとも一方に第1の生体音の収集の第1のタイミングを通知する。タイミング通知部14は、制御部12から第2の通知指示信号が入力されると、第2のタイミング通知信号を生成する。タイミング通知部14は、生成した第2のタイミング通知信号に基づいて、被験者または使用者の少なくとも一方に第2の生体音の収集の第2のタイミングを通知する。タイミング通知部14の詳細な説明は後述する。
振動板111は、被験者の被検部(生体)に当接することで生体音、例えば、吸気音、呼気音に応じて振動する。集音部112は、振動板111の振動に応じて生体音を収集する。集音部112は、収集した生体音をマイク113に出力する。
A/D部114は、マイク113が生成したアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D部114は、変換したデジタル信号をデータ処理部115に出力する。
信号発生部141は、制御部12から第1または第2の通知指示信号が入力されると、メモリ116から被験者または使用者に通知する第1または第2の通知音の波形を読み出し、第1または第2のタイミング通知信号を生成する。信号発生部141は、生成した第1または第2のタイミング通知信号をスピーカー142に出力する。
図3は、図2に示す生体音収集装置1の概略ブロック図を内部構成として備える筐体10と、集音部112とを備える。集音部112は、筐体10の一端部に配置される振動板111と、振動板111を筐体10に保持する振動板保持部材16と、を含み、振動板111が配置されない筐体10の外周囲にスイッチ部13とが配置される。
図4は、図2に示す生体音収集装置1の概略ブロック図を内部構成として備える筐体10と、筐体10の一端部に配置される集音部112とを備える。集音部112は、振動板111と、振動板111を筐体10に同縁部を囲って支持する振動板保持部材16と、振動板111の一部が同一平面上に露出するように設置された振動板保持部材16のうち生体表面と当接する部分である接触面部17と、導通点を有し、振動板保持部材16に取り付けられるスイッチ部13とを備える。
なお、スイッチ部13には、押下式のスイッチを用いてもよいし、静電容量式のスイッチを用いてもよいし、押圧センサや赤外線または光センサなどの各種センサによるスイッチを用いてもよい。
スイッチ状態判定部121は、スイッチ部13が検出信号を生成しているか否かを判定する(F101)。スイッチ部13が検出信号を生成していない場合(F101−NO)、制御部12は、録音部11が被験者の生体音を録音しているか否かを判定する(F110)。一方、スイッチ部13が検出信号を生成している場合(F101−YES)、制御部12は、録音部11に被験者の生体音の集音および録音の開始を指示する(F102)。録音部11が録音中である場合、ステップF102を飛ばして、ステップF103の処理を行う。
次に、制御部12は、タイミング通知部14に第1の通知指示信号を出力する。タイミング通知部14の信号発生部141は、メモリ116から通知音の波形を読み出し、第1のタイミング通知音を表す信号を生成する。
制御部12は、第1の通知指示信号を信号発生部141に出力した後、所定時間、例えば、1〜10秒程度の時間待機し(F105)、メモリ116に第1の生体音、例えば吸気によって生じる第1の生体音を記憶させる。
録音部11が被験者の生体音を録音していない場合(F110−NO)、制御部12のスイッチ状態判定部121は、スイッチ部13が検出信号を生成しているか否かを判定する(F101)。一方、録音部11が被験者の第2の生体音を録音している場合(F110−YES)、制御部12は、録音部11に被験者の生体音の集音および録音を停止させる停止指示信号を出力する(F111)。
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態の変形例について詳しく説明する。
第1の実施形態の変形例では、生体音収集装置1aが通知する通知音を生体音と分離し、通知音を除去する場合について説明する。
図2の生体音収集装置1の構成と、生体音収集装置1aの構成とを比較すると、録音部11aのデータ処理部115aの構成が異なる。その他の構成は同様であるので説明は省略する。
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態について詳しく説明する。
第1の実施形態では、生体音収集装置1が音を利用して聴覚に通知する場合について説明した。本実施形態では、生体音収集装置1bが通知する通知音を、スイッチ部13を用いずに生体音の収集におけるタイミング通知の通知回数に基づいて、生体音収集のタイミングを通知する場合について説明する。
図2に示す第1の実施形態の生体音収集装置1の構成と、本実施形態の生体音収集装置1bの構成とを比較すると、スイッチ部13および制御部12のスイッチ状態判定部121が削除され、制御部12bに繰り返し回数判定部122bが追加されている。その他の構成は同様であるので説明は省略する。
制御部12bは、主電源が投下されたことを表す検出信号を生成すると、録音部11に録音を開始させる指示を通知する(F201)。繰り返し回数判定部122bは、所定回数、例えば、2回ずつ呼気および吸気のタイミング通知が通知されたか否かを判定する(F202)。所定回数のタイミング通知が通知された場合(F202−YES)、制御部12bは、録音部11に録音を終了させ、タイミング通知部14に生体音収集のためのタイミング通知を終了させる(F209)。一方、所定回数のタイミング通知が通知されていない場合(F202−NO)、制御部12bは、タイミング通知部14に生体音収集のためのタイミング通知を通知させ続ける。
以下、図面を参照しながら本発明の第3実の施形態について詳しく説明する。
第1の実施形態では、生体音収集装置1が音を利用して聴覚に通知する場合について説明した。本実施形態では、生体音収集におけるタイミングを通知する時間間隔を、閾値を用いて可変し、生体音の収集におけるタイミングを通知する場合について説明する。
録音部11が被験者の生体音を録音していない場合(F312−NO)、ステップF101に戻る。一方、録音部11が被験者の生体音を録音している場合(F312−YES)、制御部12は、録音部11に被験者の生体音の集音および録音を停止させる停止指示信号を出力する(F313)。
以下、図面を参照しながら本発明の第3の実施形態の変形例について詳しく説明する。
第3の実施形態では、生体音収集におけるタイミングを通知する時間間隔を、閾値を用いて可変し、生体音の収集におけるタイミングを通知する場合について説明した。第3の実施形態の変形例では、生体音収集におけるタイミングを通知する時間間隔を、閾値を用いて可変し、スイッチ部13を用いずに生体音収集におけるタイミングを通知する場合について説明する。
ステップF201およびステップF202は、図8の第2の実施形態に係る生体音収集装置1bの動作における各ステップと同様であるので説明は省略する。また、ステップF202の次の動作として、ステップF103およびステップF104の動作を行うが、図5の第1の実施形態に係る生体音収集装置1の動作における各ステップと同様であるので説明は省略する。なお、その際、制御部12を制御部12bと読み替えるものとする。また、ステップF104の次の動作として、ステップF305およびステップF306、その次の動作としてステップF308からステップ311、ステップ313の動作を行うが、図9の第3の実施形態に係る生体音収集装置1の動作における各ステップと同様であるので説明は省略する。
以下、図面を参照しながら本発明の第4の実施形態について詳しく説明する。
第1の実施形態では、生体音収集装置1が音を利用して聴覚に通知する場合について説明した。本実施形態では、生体音収集装置1が生体音収集のためのタイミング通知を行い、所望の部分のみを録音する場合について説明する。
スイッチ状態判定部121は、スイッチ部13が検出信号を生成しているか否かを判定する(F501)。スイッチ部13が検出信号を生成していない場合(F501−NO)、制御部12は、録音部11が被験者の生体音を集音しているか否かを判定する(F516)。一方、スイッチ部13が検出信号を生成している場合(F501−YES)、制御部12は、録音部11に被験者の生体音の集音の開始を指示する(F502)。録音部11が集音中である場合、ステップF502を飛ばして、ステップF503の処理を行う。
ステップF501およびステップF509においてスイッチ部13が検出信号を生成していないと判定した場合、制御部12は、録音部11が被験者の生体音を集音しているか否かを判定する(F516)。
録音部11が被験者の生体音を集音していない場合(F516−NO)、ステップF501に戻る。一方、録音部11が被験者の生体音を集音している場合(F516−YES)、制御部12は、録音部11に被験者の生体音の集音を停止させる停止指示信号を出力する(F517)。
第4の実施形態の変形例では、スイッチ部13を用いずに生体音収集装置1bが生体音収集のタイミングを通知し、所望の部分のみを録音する場合について説明する。
制御部12bは、自装置の主電源が投入されると、検出信号を生成する。制御部12bは、生成した検出信号に基づいて、集音の開始を指示する指示信号を録音部11に出力する(F601)。
また、第1生体音の収集および第2生体音の収集において、タイミングを通知するとしているが、タイミングを通知する前にカウントダウンを用いてもよい。
さらに、第1生体音の収集と、第2生体音の収集との間に一時的な待機、例えば、呼気の生体音の収集と吸気の生体音を収集との間に、息を止める動作などを追加してもよい。
また、本実施形態において、タイミング通知部14が通知するタイミングは、呼気、および吸気のタイミングに限定されず、関節を伸ばすタイミングおよび関節を曲げるタイミングであってもよく、2対になった人体の動作、(例えば、関節の屈伸や肺の呼吸など)を伴う生体音の収集であればタイミングを通知できる。
2 イヤホン
3 端末装置
10 筐体
11 録音部
111 振動板
112 集音部
113 マイク
114 A/D部
115 データ処理部
116 メモリ
12 制御部
121 スイッチ状態判定部
13 スイッチ部
14 タイミング通知部
141 信号発生部
142 スピーカー
15 D/A部
16 振動板保持部材
17 接触面部
1151a 通知音除去部
12b 制御部
122b 繰り返し回数判定部
Claims (5)
- 被験者の生体音を収集する集音部と、
前記生体音を生じさせる複数のタイミングを、音で通知するタイミング通知部と、
前記タイミングを決定する制御部と
を備えること
を特徴とする生体音収集装置。 - 前記集音部が収集する前記生体音を録音する録音部をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の生体音収集装置。 - 前記タイミング通知部が通知した前記音を、前記集音部が収集した前記生体音から除去し、除去生体音を生成する通知音除去部をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載の生体音収集装置。 - 検出信号を生成するスイッチ部をさらに備え、
前記集音部は、
生体に当接して前記生体音に応じて振動する振動板と、
前記振動板の同縁部を囲って支持する振動板保持部材と、
を有し、
前記スイッチ部は、前記振動板保持部材に取り付けられ、
前記制御部は、
前記検出信号に基づいて、前記タイミングのうち少なくとも最初のタイミングを決定すること
を特徴とする請求項1に記載の生体音収集装置。 - 前記制御部は、
前記集音部が収集する前記生体音の大きさを用いて、前記タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の生体音収集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012253993A JP2014100282A (ja) | 2012-11-20 | 2012-11-20 | 生体音収集装置 |
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Cited By (1)
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KR101754085B1 (ko) | 2015-06-23 | 2017-07-06 | 주식회사 인포마인드 | 다중 pcr 분석을 통한 소의 유선염 진단 방법 및 유선염 진단용 장치 |
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