JP2014100063A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの出力端子で複数種類の電圧が得られ、出力電圧が変わっても出力容量が維持される電源装置を提供すること。
【解決手段】出力電圧を変更するための切替信号に応じて出力電流の制限値を補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源装置に関する。
図4は一般的なプログラマブルコントローラに適用される電源給電図である。図4において、システム電源はベースボードを介してプログラマブルコントローラの機能モジュール(例えば入/出力モジュールなど)それぞれに電圧を供給する。この電圧を受けた各機能モジュールは、該モジュール内の回路を駆動させるためのモジュール内電圧を生成すると共に、該モジュールに接続される外部機器向けに外部用電圧を生成し出力する。
このような機能モジュールは、多種存在する外部機器の仕様に対応するため、複数種類の電圧を生成するDC/DCコンバータを実装し、このDC/DCコンバータによって得られた電圧それぞれを出力するように構成されている。外部機器はこの出力された電圧を該外部機器の仕様に合わせて適宜選択して使用する。
例えば、図5(a)のDC/DCコンバータは、トランスの2次側巻線の所定部から2つの出力を得て、この2つの出力それぞれにレギュレータを接続して外部機器向けに2種類の電圧を出力するものである。また、図5(b)のDC/DCコンバータは、トランスの2次側に2つのレギュレータを接続して外部機器向けに2種類の電圧を出力するものである。
このような2種類の電圧を出力する電源は例えば特許文献1に開示されており、この電源は、トランスの巻線に中間タップを設けて2種類の出力を得て、その2種類の出力を切替えて使用するように構成されている。
特開平5−252412号公報
しかしながら、このような従来のプログラマブルコントローラの電源供給方法では、機能モジュールが出力した2つの外部用電圧のうち、いずれかの出力が選択され該外部機器(ユーザ)に供給される。
このため、使用されない方のレギュレータが常時起動されているため無駄な消費がある。例えば、外部機器をn台接続するとき外部機器用の電源がn台必要になる。このような場合、無駄な消費が増大することになりシステム電源がダウンすることがあった。また、外部機器での短絡や過負荷を想定して定常運用の負荷容量に加えてさらに大きな容量を見積もってシステム電源を構築する必要があり、システム電源が必要以上に高価で大きくになるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、その課題は、1つの出力端子で複数種類の電圧を効率よく得る電源装置を提供することにある。また、出力する電圧が変更されても電源の出力容量を維持することにある。
上述した課題を達成するため、本発明の請求項1に係る電源装置は、スイッチング手段を用いて第一の直流電圧から第二の直流電圧を生成し、出力部を介して外部に出力電圧を出力する電源装置において、出力部は所定の閾値を超えて外部に電流が流れないように、出力電流を制限する電流制限手段と、出力電圧を所定の電圧に設定するための切替信号に応じて、出力電力を維持するように出力電流の制限値を補正する制限値補正手段を備えることを特徴とする。
請求項2に係る電源装置は、請求項1に記載の電源装置であって、電流制限手段は、第二の直流電圧から第一の電圧降下手段を介して所定の電流を流す定電流源と、出力電流に応じて第二の直流電圧から電圧降下する第二の電圧降下手段と、を備え過負荷のとき、第二の電圧降下手段に生じた電圧と第一の電圧降下手段に生じた電圧とが等しくなるように出力電流を調整することを特徴とする。
請求項3に係る電源装置は、請求項2に記載の電源装置であって、制限値補正手段は、定電流源が流す電流の大きさを変えることにより閾値を補正することを特徴とする。
請求項4に係る電源装置は、出力部は第二の電圧降下手段を介して出力電圧を出力し、過負荷時の出力電圧の低下を検出してスイッチング手段にフィードバック信号を与える出力電圧連動部を更に備え、該出力電圧連動部からのフィードバック信号を受けてスイッチング手段が第二の直流電圧を低下させることを特徴とする。
請求項5に係る電源装置は、請求項4に記載の電源装置であって、出力電圧連動部は、第二の直流電圧と出力電圧とを分圧する分圧回路と、該分圧回路によって分圧された電圧の大きさに応じて所定の電圧を出力する基準電圧源にて構成され、この基準電圧源の出力電圧をフィードバック信号とすることを特徴とする。
請求項6に係る電源装置は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電源装置であって、出力部は第二の直流電圧にて駆動されることを特徴とする。
本発明は、出力電圧の設定を目的とする切替信号を受け、トランスのスイッチングを制御するよう構成したので、1つの出力端子にて2種類の電圧を出力することができる。加えて、出力電圧の切替えに伴って出力電流の制限値を調整する構成としたので、本発明の電源装置は出力電圧の変更に影響されず、その出力容量(ワット)が維持される。また、外部負荷のインピーダンスが所定の許容値よりも低下したこと(すなわち、過負荷)による出力電圧の低下に追従して、第二の直流電圧を低下させるよう構成した。このようにすることにより、外部負荷のインピーダンスが所定の許容値よりも低下したときの無駄な消費エネルギーが抑制されるため、発熱を抑えることができ、装置の小型化が可能になる。
本発明の実施例に係る電源装置のブロック図である。 本発明の実施例に係る出力部、出力電圧連動部、電圧制御部の回路図である。 本発明の実施例に従った電源装置の出力電圧に対する出力電流の制限値を示す特性図である。 プログラマブルコントローラに適用される一般的な電源給電図である。 図4に示す外部機器に電源を供給する従来の電源装置のブロック図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図1〜図3の図面を基に説明する。尚、これら
の図面は本発明の一実施形態を説明するための図面であって、これらの図面によって本発明が限定されるものではない。また、同構成は同符号を付してある。
図1は本発明の電源装置の1例を示すブロック図である。図1を参照しながら本発明に係る電源装置の概略機能を説明する。
電源装置1は、入力された所定の直流電圧をMOS−FET(不図示)などのスイッチング手段5により制御しトランス6の2次側に発生した電圧を整流回路によって整流して直流電圧(V1)を生成する。
9は後述の出力電圧連動部3が出力するフィードバック信号(FB2)をスイッチング手段5に伝達するフォトカプラである。また、5はフォトカプラ8もしくはフォトカプラ9によって出力されたコントロール信号FBを受けて、トランス6へのスイッチング周波数やパルス幅を制御するスイッチング手段である。
電圧制御部4は、フォトカプラ7を介して電源装置1の出力電圧(V2)の設定を目的とするMODE信号を受け、この信号に応じスイッチング手段5にフォトカプラ8を介してコントロール信号FBを与える。この電圧制御部4は、MODE信号がオン(H)されると、トランス6へのスイッチングパルス幅が拡大されるようフィードバック信号FB1を出力する。従って、電源装置1は電圧制御部4の作用により、MODE信号のオン/オフに応じてその直流電圧V1を変更することができる。このMODE信号のオン/オフは、スイッチやこの電源装置1を制御するCPUなどによって行われる。このように電圧制御部4は、MODE信号に連動して直流電圧V1の電圧を切替える役割を果たす。
続いて、2は外部負荷に負荷電流IL(以下、電流IL)を流すと共に、所定の閾値を超えた電流の出力を制限する出力部である。すなわち、出力部2は電源装置1の外部に接続される外部負荷のインピーダンスが所定の許容値から低下したとき、所定以上の電流ILを流さないように作用する電流制限機能(電流制限手段)を有している。また、出力部2は、MODE信号によりその出力電圧が変更されると、この変更に応じて出力電流の制限値を補正する機能(制限値補正手段)を備えている。なお、出力部2は直流電圧V1にて駆動されている。
続いて、3は出力部2が出力した出力電圧V2を入力し、フォトカプラ9を介してスイッチング手段5にコントロール信号FBを与える出力電圧連動部である。この出力電圧連動部3は、出力電圧V2の変動に追従してトランス6へのスイッチング電圧のパルス幅を制御するようフィードバック信号FB2を出力する。出力電圧連動部3の作用により、直流電圧V1は出力電圧V2の変動に追従して電圧が調整される。
図2は本発明の実施例に係る出力部2、出力電圧連動部3、そして電圧制御部4の回路例である。
図2において、電圧制御部4は、抵抗41,42,43,44、基準電圧源45、そしてトランジスタTr3によって構成される。電圧制御部4は、抵抗42,43,44にて直流電圧V1を分圧し、抵抗44に発生した電圧によってFB1信号を制御する。
出力部2は、オペアンプ22、FET24、抵抗23、抵抗25、抵抗251によって構成される定電流回路を備える。この定電流回路は基準電圧IC20が出力する基準電圧を電流に変換するものである。この定電流回路が流す電流は抵抗23を介して直流電圧V1から流れており、抵抗23にはこの電流に応じた電圧が発生している。27は、電流ILに応じて電圧を発生する抵抗である。
26はオペアンプであり、このオペアンプ26の一方の入力端子には抵抗23が接続され、抵抗23の電圧が印加されている。また、オペアンプ26のもう一方の入力端子には抵抗27が接続され、抵抗27の電圧が印加されている。オペアンプ26の出力端子にはFET28のゲートが接続されている。
トランジスタTr1,Tr2、抵抗29によって構成される回路は、MODE信号を受信しフォトカプラ7によって駆動される切り替え信号S1に応じて、抵抗251の両端を短絡するスイッチ回路である。
以降図1、図2を参照しながらMODE信号がオフ(L)のときと、オン(H)のときに分けて本発明に係る電源装置の動きを説明する。
(MODE信号がオフのときの動き)
MODE信号がオフ、すなわち切り替え信号S1がオフ(H)のとき、電圧制御部4はトランジスタTr3がオフするので直流電圧V1は抵抗42,43,44にて分圧される。基準電圧源45は抵抗44に発生した電圧を基に信号FB1を出力する。フォトカプラ8は信号FB1を受信して信号FBをスイッチング手段5に与え、スイッチング手段5は信号FBを基にトランスへのスイッチング幅を制御する。トランス6の2次側出力ラインにはスイッチング手段5によるスイッチングに応じた直流電圧V1が生成される。出力部2は直流電圧V1をもとに、出力電圧V2を出力する。
すなわち、MODE信号がオフのときは抵抗42がトランジスタTr3によってバイパスされず直流電源V1と抵抗43の間に抵抗42が挿入された状態になる。このとき信号FB1は、抵抗44に発生する電圧に従って例えば15Vの直流電圧V1を得るようにスイッチング手段5に作用する。このようにして、電源装置1はデフォルトの直流電圧V1(15V)を生成すると共に、出力部2を介して出力電圧V2(15V)を出力する(出力部2の動きは後述)。
一方、出力部2は、MODE信号がオフのとき、トランジスタTr1およびトランジスタTr2がオフするので抵抗251の両端は短絡されない。従って、定電流回路が流す電流はオペアンプ22が出力する電圧を抵抗25と抵抗251との合成抵抗値で割った値で決定される。この定電流回路に流れる電流は常に抵抗23に流れ、抵抗23にはこの電流に応じた電圧が発生し、この電圧はオペアンプ26の片端に印加されている。
電流ILが外部負荷に流れると、抵抗27は電流ILに応じて電圧を発生する。外部負荷のインピーダンスが小さくなって電流ILが増え、抵抗27の電圧が抵抗23の電圧よりも低くなると、オペアンプ26はその出力電圧を上昇させ、電流ILを抑制するようにFET28を制御する。この結果、抵抗27の電圧は上昇へと転じ、オペアンプ26の2つの入力端子はその電圧が等しくなるように電流ILが調整されることになる。すなわち、オペアンプ26は抵抗27の電圧が抵抗23の電圧より低くならないようにFET28を制御し、電流ILを調整する。
すなわち、過負荷のとき抵抗27の電圧は抵抗23の電圧とほぼ等しい電圧が維持される。抵抗27の電圧が抵抗23の電圧で維持されるということは、抵抗27に流れる電流ILは所定の電流を超えて流れないよう制限されることになる。
言い換えれば、外部負荷のインピーダンスが所定の許容値よりも低下したことを検知するために、オペアンプ26は抵抗23の電圧を基準として抵抗27の電圧を比較している
。オペアンプ26は抵抗27に発生した電圧が抵抗23の電圧よりも低下しないようにFET28を介して電流ILを調整する。
例えば、外部負荷の許容値を20Ωとするところ、15Ωまで外部負荷が低下したとき、外部負荷(15Ω)とFET28によって補足されたインピーダンスの合計値が20ΩになるようFET28のソース−ドレイン間のインピーダンスはオペアンプ26によって制御される。このように制御されたFET28のソース−ドレイン間には、5Ωが補われるため、FET28のソース−ドレイン間には電流ILの出力に伴った電圧が発生し出力電圧V2は低下する。
また、オペアンプ30、抵抗31、抵抗32、基準電圧IC33によって構成される回路は出力電圧連動部3である。オペアンプ30はボルテージフォロアなので、その出力電圧は出力電圧V2と同じ電圧である。抵抗31と抵抗32は直流電圧V1と出力電圧V2を分圧する分圧回路である。基準電圧IC33は、抵抗31と抵抗32によって分圧された電圧を入力し所定の電圧を出力(FB2)する制御ICである。尚、抵抗31と抵抗32によって分圧された電圧は、直流電圧V1と出力電圧V2の差が大きくなると、微小に下降するようにそれぞれ乗数が決定されている。
上述の如く外部負荷の過負荷によって出力電圧V2が低下すると、直流電圧V1と出力電圧V2の差が大きくなる。このように直流電圧V1と出力電圧V2の電圧差が大きくなると、抵抗31と抵抗32との連結点の電圧は微小に低下する。こうなると、基準電圧IC33は出力電圧を下げてフォトカプラ5から電流IBを引き込むように作用する。基準電圧IC33がフォトカプラ9から電流IBを引き込むと、フォトカプラ9はスイッチング手段5に制御信号(FB)を与えて、スイッチング手段5は直流電圧V1を低下させるようにスイッチングパルス幅を制御する。
すなわち、外部負荷の過負荷により出力電圧V2が低下すると、出力電圧連動部3は、直流電圧V1と出力電圧V2の電圧差に応じた信号FB2を出力する。信号FB2を受信したスイッチング手段5は、トランス6へのスイッチングパルス幅を制御し、この結果、直流電圧V1は出力電圧V2の低下に追従して低下されていく。
このように、外部負荷の過負荷に伴う出力電圧V2の低下に追従して直流電圧V1が低下するので、FET28のソース−ドレイン間の電圧は維持される。従って、外部負荷が過負荷時になってもFET28の発熱が抑制され、無駄なエネルギーの消費がなくなる。
(MODE信号がオンのときの動き)
続いて、図1と図2を参照しながらMODE信号がオン(H)のときの電源装置1の動きを説明する。以降の説明は、MODE信号がオフの状態で電源装置1が15Vを出力中にMODE信号がオンされ出力電圧が12Vに変更されるときを例にしている。
尚、MODE信号のオン/オフに関わらず同じ動きをする部分(出力電圧連動部3など)の説明を省略する。
MODE信号がオフからオン、すなわち切り替え信号S1がオフ(H)からオン(L)になると、トランジスタTr3がオンするので、抵抗42を介さず直流電圧V1は抵抗43と抵抗44にて分圧される。このとき、抵抗42がトランジスタTr3にてバイパスされるので、抵抗43と抵抗44の合成抵抗値は抵抗42が挿入された値に比べて小さくなる。
従って、この時点(MODE信号のオフからオンになった瞬時点)において、直流電圧
V1は15Vであるため、抵抗43と抵抗44を流れる電流は、抵抗42がバイパスされる前に比べて多くなる。よって、抵抗44に発生する電圧は抵抗42がバイパスされる前に比べて上昇する。抵抗44の電圧が上昇すると、信号FB1はフォトカプラ8を介して直流電圧V1の電圧を下降するようスイッチング手段5に作用し、スイッチング手段5はトランスのスイッチング幅を制御することで直流電圧V1の電圧を下げる。
直流電圧V1の電圧が下がってくると抵抗43,44に流れる電流は序々に低下し、この電流の低下に伴い抵抗44に発生する電圧も低下する。以降、抵抗44に発生する電圧が所定の電圧になるまで、信号FB1は直流電圧V1を下降させるように作用する。抵抗44の電圧が所定の電圧になると、信号FB1は直流電圧V1を維持させるように作用し、以降、直流電圧V1は所定の電圧(12V)に維持される。
一方、出力部2は直流電圧V1(12V)にて駆動されるので、該出力部の出力電圧V2は12Vになる。
また、MODE信号がオンに伴いトランジスタTr2がオンするので、抵抗251がバイパスされる。定電流回路に流れる電流は抵抗25とオペアンプ22の出力電圧で決定される。従って、Tr2がオンして抵抗251がバイパスされると、定電流回路の電流はMODE信号がオフのときに比べて増加する。この電流の増加に伴い抵抗23の電圧降下が増えるため、オペアンプ26に印加される抵抗23の電圧はMODE信号がオフのときに比べて下がる。このように、抵抗23の電圧が下がると、抵抗27を経由して出力される電流ILの制限値(閾値)は、MODE信号がオフのときに比べて大きくなる。
例えば、MODE信号がオフのときの出力電圧を15V、電流ILの制限値を1Aとした場合、その出力容量は15Wである。これに対し、MODE信号がオンされて出力電圧が12Vに変更されたとき、出力容量15Wを維持するための電流ILの制限値は1.25Aである。このように、MODE信号がオフのときの電流ILの制限値を1Aとし、MODE信号がオンのときの電流ILの制限値を1.25Aとするように抵抗23と抵抗27の乗数を決定すれば、電源装置の出力容量は出力電圧の変更に関わらず維持されることになる。
図3は、本発明に係る電源装置1の特性図である。図3において、MODE信号がオフのとき出力電圧は15Vであり、その出力電流の制限値は1Aである。MODE信号がオンになると出力電圧は12Vになり、その出力電流の制限値は1.25Aになっている。また、電源装置の1次側に流れる電流は出力電圧に関わらず一定である。この理由は前述の如く、電源装置1の出力容量は出力電圧に関わらず維持されるためである。
従って、図4に示すような機能モジュールの外部機器用電源に本発明の電源装置を適用すれば、外部機器用電源の出力電圧の変更に伴ってシステム電源を再構築する必要がないなど、システム電源の選定やその設計が容易になる。また、無駄にスイッチングレギュレータを起動しないので、省エネルギー化が成される。
以上に説明したように、MODE信号がオンされると、電圧制御部4の作用により直流電圧V1が変更(15V→12V)されるため、外部への出力電圧V2は直流電圧V1の変更と共に変更(15V→12V)される。また、出力部2の作用により電流ILの制限値が拡大される。よって、本発明の電源装置は出力電圧の変更に影響されずその出力容量(ワット)が維持される。
よって、本発明の電源装置は、MODE信号が設定されることによりトランスのスイッチング幅を制御するよう構成したので、1出力端子にて2種類の電圧を出力することができる。加えて、出力電圧の切替えに伴って出力電流の制限値を調整する構成としたので、
本発明の電源装置は出力電圧に影響されずその出力容量(ワット)が維持される。また、外部負荷のインピーダンスが所定の許容値よりも低下したことよる出力電圧V2の低下に追従して直流電圧V1の電圧を低下させるよう構成した。このようにすることにより、外部負荷のインピーダンスが所定の許容値よりも低下したときのFET28の無駄な消費エネルギーが抑制されるため発熱を抑えることができ、装置の小型化が可能になる。
1 電源装置
2 出力部
3 出力電圧連動部
4 電圧制御部
5 スイッチング手段
6 トランス
7,8,9 フォトカプラ
20,33,45 基準電圧IC
21,23,25,251,27,29,31,32,41,42,43,44 抵抗
22,26,30 オペアンプ
24,28 FET
Tr1,Tr2,Tr3 トランジスタ

Claims (6)

  1. スイッチング手段を用いて第一の直流電圧から第二の直流電圧を生成し、出力部を介して外部に出力電圧を出力する電源装置において、
    前記出力部は
    所定の閾値を超えて外部に電流が流れないように、出力電流を制限する電流制限手段と、
    前記出力電圧を所定の電圧に設定するための切替信号に応じて、出力電力を維持するように前記出力電流の制限値を補正する制限値補正手段を備えることを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置であって、
    前記電流制限手段は、
    前記第二の直流電圧から第一の電圧降下手段を介して所定の電流を流す定電流源と、
    前記出力電流に応じて第二の直流電圧から電圧降下する第二の電圧降下手段と、を備え、
    過負荷のとき、前記第二の電圧降下手段に生じた電圧と前記第一の電圧降下手段に生じた電圧とが等しくなるように前記出力電流を調整することを特徴とする電源装置。
  3. 請求項2に記載の電源装置であって、
    前記制限値補正手段は、前記定電流源が流す電流の大きさを変えることにより前記閾値を補正することを特徴とする電源装置。
  4. 請求項2に記載の電源装置であって、
    前記出力部は前記第二の電圧降下手段を介して前記出力電圧を出力し、
    過負荷時の前記出力電圧の低下を検出して前記スイッチング手段にフィードバック信号を与える出力電圧連動部を更に備え、
    該出力電圧連動部からのフィードバック信号を受けて前記スイッチング手段が前記第二の直流電圧を低下させることを特徴とする電源装置。
  5. 請求項4に記載の電源装置であって、
    前記出力電圧連動部は、前記第二の直流電圧と前記出力電圧とを分圧する分圧回路と、
    該分圧回路によって分圧された電圧の大きさに応じて所定の電圧を出力する基準電圧源にて構成され、この基準電圧源の出力電圧を前記フィードバック信号とすることを特徴とする電源装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電源装置であって、
    前記出力部は前記第二の直流電圧にて駆動されることを特徴とする電源装置。
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