JP2014099713A - 無線通信装置及び1パス判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかの判定精度を向上させること。
【解決手段】無線通信装置は、無線信号を受信する無線部と、無線部からの受信信号に含まれるパスの検出タイミングと該受信信号のパスタミングとの間の位相ずれを検出し、位相ずれに基づいて、電力値が最大となる第1のパスによる干渉電力を算出し、該干渉電力に基づいて第1のパス以外の第2のパスの電力値を算出し、第1のパスの電力値と、第2のパスの電力値とに基づいて、受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する信号処理部とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
近年、無線通信の高速化が進められ、LTE(Long Term Evolution)のような新システムの商用サービスが開始されている。
また、従来の無線通信システムの拡張も継続して行われている。例えば、HSPA+(High Speed Packet Access Plus)では、Category20で、下り最大42Mbpsの伝送速度が規定されている。
また、無線通信システムでは、イコライザを用いて伝送路で生じた歪みを低減する等化と呼ばれる信号処理が行われる。
等化処理について説明する。
移動端末は、山やビル等による反射により、複数の経路(マルチパス)から無線信号を受信する場合がある。経路により移動端末への到来時間が異なる。また、反射等により受信の際の振幅が異なる。到来時間や、受信の際の振幅が異なることにより、受信信号に歪みが発生する。
受信信号に歪みが発生することにより、隣接パルスと、送信パルスが重なり合う符号間干渉が生じ、受信側で送信パルスを正確に見分けることができなくなる。
符号間干渉を除去し、伝送品質の劣化を補償するために、イコライザと呼ばれるフィルタが用いられる。例えば、パス検出結果の最大電力パスの電力値と、その他のパスの電力値の合計値の比が、ある閾値以上であれば1パスと判定し、1パスと判定した場合は他のパスを雑音と推定して復調処理から除外することで特性を改善する、1パス判定処理を備えたイコライザの制御装置について知られている(例えば、特許文献1)。
特許第4801775号
図1は、1パス環境における、マッチドフィルタを用いたパスサーチ処理におけるフィルタ応答の電力波形の一例を示す。図1において、横軸は検出タイミングを中心とした相対サンプルタイミングであり、縦軸は電力である。図1には、検出パスのフィルタ応答電力波形が示される。図1は、HSPA+が適用される移動端末において、4倍オーバーサンプリングを行ったものである。4倍オーバーサンプリングとは、HSPA+のチップレートに対して4倍の精度でサンプリングを行うことをいう。
図1によれば、電力波形は、電力が最大となるパス(最大電力パス)を中心とした山形となる。
図1において、白丸「○」により表されるサンプル点で、パス検出が可能である。1パス環境であるため、±1、2、3サンプルではパスは検出されないのが理想的であるが、±1、2、3サンプルで、0サンプルのフィルタ応答による干渉電力値が検出されるため、パスがあるように見える。これにより、1パス判定において1パス環境であるにも関わらず、マルチパスと判定される可能性がある。
逆に、3サンプルにパスがある場合、該3サンプルの電力値は、ピークパスのインパルス応答による干渉電力が含まれる。従って、実際の電力よりも見かけ上大きく電力が測定される。1パス判定の精度を向上させるためには、ピークパスのインパルス応答による干渉電力を考慮するのが好ましい。
また、基地局と移動端末との間には、周波数偏差が存在する。この周波数偏差の累積残差により、実際の受信信号のタイミングから、パスサーチ検出精度よりも細かい単位で、パスタイミングがずれる場合がある。
図2は、1パス環境における、マッチドフィルタを用いたパスサーチ処理におけるフィルタ応答の電力波形の一例であり、実際のパスタイミングと検出パスタイミングのずれ(以降、位相ずれと記載)がない場合と、位相ずれがある場合を示す。図2において、横軸は検出タイミングを中心とした相対サンプルタイミングであり、縦軸は電力である。タイミングの位相ずれがない場合を実線で示し、タイミングの位相ずれがある場合を破線で示す。図2には、タイミングの位相ずれが1/2サンプルの例が示される。図2によれば、同じサンプルであっても、パスサーチの検出タイミングが実際のパスタミングからずれることにより、干渉電力が増減する。図2に示される例では、サンプルがプラスの場合には、パスサーチの検出タイミングの位相ずれがない場合と比較して、パスサーチの検出タイミングの位相ずれがある場合には干渉電力が減少する。逆に、サンプルがマイナスの場合には、パスサーチの検出タイミングの位相ずれがない場合と比較して、パスサーチの検出タイミングの位相ずれがある場合には干渉電力が増加する。
パスサーチの検出タイミングの位相ずれにより干渉電力が増減するため、1パス判定の精度を向上させるためには、パスサーチの検出タイミングの位相ずれを考慮するのが好ましい。
以上により、1パス判定の精度を向上させるには、ピークパスのインパルス応答による最大電力パスによる干渉電力と、パスサーチの検出タイミングの位相ずれによる干渉電力の増減を考慮するのが好ましい。
例えば、1パス環境であるにも関わらず、マルチパスと判定した場合、雑音除去が十分に行われず、雑音を多く含んだ状態で復調処理が行われる。逆に、マルチパス環境であるにも関わらず、1パスと判定した場合、信号成分を雑音と誤って除去して復調処理が行われる。いずれの場合も、特性が劣化する。
開示の無線通信装置は、受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかの判定精度を向上させることを目的とする。
開示の一実施例の無線通信装置は、
無線信号を受信する無線部と、
前記無線部からの受信信号に含まれるパスの検出タイミングと該受信信号のパスタイミングとの間の位相ずれを検出し、前記位相ずれに基づいて、電力値が最大となる第1のパスによる干渉電力を算出し、該干渉電力に基づいて前記第1のパス以外の第2のパスの電力値を算出し、前記第1のパスの電力値と、前記第2のパスの電力値とに基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する信号処理部と
を有する。
開示の実施例によれば、受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかの判定精度を向上させることができる。
ピークパスのフィルタ応答例(その1)を示す図である。 ピークパスのフィルタ応答例(その2)を示す図である。 無線通信装置の一実施例を示す図である。 無線通信装置の一実施例を示す機能ブロック図である。 無線通信装置の一実施例を示す機能ブロック図である。 干渉電力比選択テーブルの一実施例を示す図である。 無線通信装置の動作の一実施例を示すフローチャートである。 無線通信装置の動作の一実施例を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、実施例を説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<無線通信装置100>
図3は、無線通信装置100の一実施例を示す。図3には、主に、無線通信装置100のハードウェア構成が示される。
無線通信装置100は、無線部102と、レイヤ1ハードウェア104と、デジタルシグナルプロセッサ(DSP: Digital Signal Processor)116と、第1のバッファ(Buffer)132と、CPU(Central Processing Unit)122と、ハードウェア130とを備える。
無線部102は、ベースバンド信号へ、アンテナからの高周波信号を変換する。無線部102は、レイヤ1ハードウェア104へ、ベースバンド信号を入力する。また、無線部102は、高周波信号へ、レイヤ1ハードウェア104からのベースバンド信号を変換する。無線部102は、アンテナから、高周波信号を送信する。
レイヤ1ハードウェア104は、無線部102と接続される。レイヤ1ハードウェア104は、レイヤ1の処理を行う。例えば、レイヤ1ハードウェア104は、信号処理回路により実現されてもよい。
レイヤ1ハードウェア104は、第2のバッファ106と、復調処理部108と、復号処理部110と、符号化処理部112と、変調処理部114とを有する。第2のバッファ106と、復調処理部108と、復号処理部110と、符号化処理部112と、変調処理部114との間は、バス107により互いに接続される。復調処理部108はローカルメモリ1082を有し、復号処理部110はローカルメモリ1102を有し、符号化処理部112はローカルメモリ1122を有し、変調処理部114はローカルメモリ1142を有する。
第2のバッファ106は、復調処理部108と復号処理部110との間でのデータの受け渡しの際、符号化処理部112と変調処理部114との間でのデータの受け渡しの際に、受け渡されるデータを一時的に格納する。また、第2のバッファ106を介さずに、各ブロックの有するローカルメモリへ、データをDMA(Direct Memory Access)転送するようにしてもよい。
復調処理部108は、多値変調されたシンボルを復調し、拡散されたデータを元に戻す処理を実行する。
復号処理部110は、受信信号の復号処理を実行する。
符号化処理部112は、送信信号の符号化処理を行う。
変調処理部114は、送信信号の変調処理を行う。
DSP116は、レイヤ1ハードウェア104と接続される。DSP116は、レイヤ1信号処理部118と、レイヤ1ハードウェア制御部120として機能する。例えば、DSP116は、信号処理回路により実現されてもよい。
レイヤ1信号処理部118は、レイヤ1の処理を行う。例えば、レイヤ1信号処理部118は、パスサーチを行うことによりパスを検出し、1パス環境であるか否かを判定するようにしてもよい。また、レイヤ1信号処理部118は、レイヤ1ハードウェア104により実行される処理の一部を実行するようにしてもよい。
レイヤ1ハードウェア制御部120は、レイヤ1ハードウェア104を制御する。レイヤ1ハードウェア制御部120は、レイヤ1ハードウェア104に含まれる各部の動作パラメータを設定するようにしてもよい。
CPU122は、DSP116と接続される。CPU122は、レイヤ1制御部124と、レイヤ2処理部126と、レイヤ3処理部128として機能する。
レイヤ1制御部124は、DSP116がレイヤ1信号処理部118として機能する際に、レイヤ1信号処理部118を制御する。
レイヤ2処理部126は、レイヤ2の処理を実行する。例えば、レイヤ2処理部126は、レイヤ1ハードウェア104で処理された受信データに、レイヤ2の処理を実行する。
CPU122に組み込まれたソフトウェアに従って、CPU122が機能することにより、レイヤ2処理部126として機能する。レイヤ2処理部126は、処理負荷が大きい処理は、ハードウェア130により実行するようにしてもよい。例えば、レイヤ2処理部126は、ハードウェア130に、秘匿処理を実行させるようにしてもよい。
レイヤ3処理部128は、レイヤ3の処理を実行する。例えば、CPU122に組み込まれたソフトウェアに従って、CPU122が機能することにより、レイヤ3処理部128として機能する。
第1のバッファ132は、レイヤ1ハードウェア104と、CPU122と接続される。レイヤ1ハードウェア104で処理された受信データがCPU122へ転送される際に、該受信データを一時的に格納する。
無線通信装置100が、複数のCPU、複数のDSPを有するようにしてもよい。
図4は、無線通信装置100の一実施例を示す。図4には、無線通信装置100の機能ブロック図が示される。
無線通信装置100は、無線部102と、レイヤ1処理部402と、レイヤ2処理部438と、レイヤ3処理部440とを有する。
レイヤ1処理部402は、無線部102と接続される。レイヤ1処理部402は、復調部404と、復号部410と、符号化部422と、変調部432とを有する。
復調部404は、無線部102と接続される。復調部404は、復調部406と、逆拡散部408とを有する。復調部404の機能は、復調処理部108により実行される。
復調部406は、無線部102と接続される。復調部406は、無線部102からのベースバンド信号に含まれる多値変調されたシンボルを復調する。多値変調には、QPSK、16QAM、64QAM等の変調方式が含まれてもよい。復調部406は、逆拡散部408へ、復調したシンボルを入力する。
逆拡散部408は、復調部406と接続される。逆拡散部408は、拡散されたデータを逆拡散し、元のデータに戻す。逆拡散部408は、デインタリーブ部412へ、逆拡散したデータを入力する。
復号部410は、復調部404と接続される。復号部410は、デインタリーブ部412と、レートマッチング部414と、HARQ合成部416と、ターボ復号部418と、CRCチェック部420とを有する。復号部410の機能は、復号処理部110により実行される。
デインタリーブ部412は、逆拡散部408と接続される。デインタリーブ部412は、逆拡散部408からのインタリーブされたデータをデインタリーブすることにより元に戻す。デインタリーブ部412は、レートデマッチング部414へ、デインタリーブしたデータを入力する。
レートデマッチング部414は、デインタリーブ部412と接続される。レートデマッチング部414は、デインタリーブ部412からのデータをレートデマッチングすることにより、割り当てられた物理チャネルリソースに合わせて伸長又は縮小されているデータを元に戻す。レートデマッチング部414は、HARQ合成部416へ、レートデマッチングしたデータを入力する。
HARQ合成部416は、レートデマッチング部414と接続される。HARQ合成部416は、HARQ再送処理行うことにより、再送データの合成を行う。例えば、HARQ合成部416は、誤りが検出されたパケットデータを保持しておき、再送されたパケットデータと合成する。HARQ合成部416は、ターボ復号部418へ、合成した再送データを入力する。
ターボ復号部418は、HARQ合成部416と接続される。ターボ復号部418は、ターボ符号化されたデータを復号する。ターボ復号部418は、CRCチェック部420へ、復号したデータを入力する。
CRCチェック部420は、ターボ復号部418と接続される。CRCチェック部420は、ターボ復号部418からの復号したデータの正否をチェックする。CRCチェック部420は、レイヤ2処理部438へ、データの正否のチェックの結果を入力する。
符号化部422は、レイヤ2処理部438と接続される。符号化部422は、CRC付与部424と、ターボ符号化部426と、レートマッチング部428と、インタリーブ部430とを有する。符号化部422の機能は、符号化処理部112により実行される。
CRC付与部424は、レイヤ2処理部438と接続される。CRC付与部424は、レイヤ2処理部438からの送信データに基づいて、CRCを算出して付与する。CRC付与部424は、ターボ符号化部426へ、CRCを付与した送信データを入力する。
ターボ符号化部426は、CRC付与部424と接続される。ターボ符号化部426は、CRC付与部424からのデータの符号化を行う。ターボ符号化部426は、レートマッチング部428へ、符号化したデータを入力する。
レートマッチング部428は、ターボ符号化部426と接続される。レートマッチング部428は、割り当てられた物理チャネルリソースに合わせてターボ符号化部426からのデータの伸長又は縮小を行う。レートマッチング部428は、インタリーブ部430へ、レートマッチングしたデータを入力する。
インタリーブ部430は、レートマッチング部428と接続される。インタリーブ部430は、レートマッチング部428からのデータをインタリーブする。インタリーブ部430は、拡散部434へ、インタリーブしたデータを入力する。
変調部432は、符号化部422と接続される。変調部432は、拡散部434と、変調部436とを有する。変調部432の機能は、変調処理部114により実行される。
拡散部434は、インタリーブ部430と接続される。拡散部434は、インタリーブ部430からのデータを拡散する。拡散部434は、変調部436へ、拡散したデータを入力する。
変調部436は、拡散部434と接続される。変調部436は、拡散部434からのデータに対して変調処理を行う。例えば、変調部436は、QPSK、16QAM、64QAM等の変調方式により変調処理を行う。変調部436は、無線部102へ、変調処理された信号を入力する。
レイヤ2処理部438は、レイヤ1処理部402と接続される。レイヤ2処理部438は、MAC(Medium Access Control)、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)、RLC(Radio Link Control)等のサブレイヤを有する。レイヤ2処理部438の機能は、CPU122により実行される。レイヤ2処理部438は、各サブレイヤのフォーマットに合わせて、データの分離又は結合を行う。
レイヤ3処理部440は、レイヤ2処理部438と接続される。レイヤ3処理部440は、呼接続処理や、ハンドオーバ処理等、無線通信装置100の制御を行う。
図5は、無線通信装置100の一実施例を示す。図5には、主に、パスサーチの結果に基づいて、1パス環境であるか否かを判定する処理に関連する部分が示される。
無線通信装置100は、無線部102と、CPICH(Common Pilot Channel)逆拡散部502と、パスサーチ部504と、イコライザ506と、チャネル推定部508と、パス判定部510と、位相ずれ検出部514と、データ逆拡散部516とを有する。
CPICH逆拡散部502は、無線部102と接続される。CPICH逆拡散部502は、無線部102により受信されたデータに含まれるCPICHを逆拡散する。CPICH逆拡散部502の処理は、復調処理部108により実行される。CPICH逆拡散部502は、チャネル推定部508へ、逆拡散したCPICHを入力する。
パスサーチ部504は、無線部102と接続される。パスサーチ部504は、無線部102により受信された信号に基づいて、パスタイミングを検出する。パスサーチ部504の処理は、復調処理部108により実行される。例えば、パスサーチ部504は、遅延プロファイルを測定した後、相関電力の大きいパスを検出する。パスサーチ部504は、1又は複数のパスを検出する。パスサーチ部504は、パス判定部510、イコライザ506、及び位相ずれ検出部514へ、検出したパスのタイミング情報(以下、「パスタイミング情報」という)を入力する。さらに、パスサーチ部504は、位相ずれ検出部514へ、検出したパスのタイミングの相関値(以下、「パスタイミング相関値」という)と、該パスに隣接するタイミングの相関値(以下、「隣接タイミング相関値」という)を入力する。さらに、パスサーチ部504は、パス判定部510へ、検出したパスの電力値を入力する。
位相ずれ検出部514は、パスサーチ部504と接続される。位相ずれ検出部514は、パスサーチ部504からのパスタイミング情報、パスタイミング相関値、及び隣接タイミング相関値とに基づいて、位相ずれを検出する。位相ずれ検出部514の処理は、DSP116により実行される。例えば、位相ずれ検出部514として機能させるソフトウェアに従って、DSP116が機能することにより実行される。
位相ずれ検出部514には、パスサーチ部504から、パスタイミング情報と、パスタイミング相関値と、隣接タイミング相関値とが入力される。位相ずれ検出部514は、隣接タイミング相関値の大きい方に位相がずれていると判定する。また、位相ずれ検出部514は、パスタイミング相関値と大きい方の隣接タイミング相関値との差、又は比(パスタイミング相関値/隣接タイミング相関値)が所定の閾値以上であるか否かを判定する。位相ずれ検出部514は、パスタイミング相関値と隣接タイミング相関値との差、又は比が所定の閾値以上である場合、位相ずれはないと判定するのが好ましい。
位相ずれ検出部514は、パスタイミング相関値と隣接タイミング相関値との差、又は比が所定の閾値未満である場合、位相ずれがあると判定するのが好ましい。
なお、位相ずれの大きさに応じて閾値を複数用意しておき、パスタイミング相関値と隣接タイミング相関値との差、又は比がどの閾値の間の値となるかで、位相ずれの大きさを判定するのが好ましい。
位相ずれ検出部514は、位相ずれの大きさ、および、方向を、パス判定部510へ通知する。
パス判定部510は、パスサーチ部504と、位相ずれ検出部514と接続される。パス判定部510の処理は、DSP116により実行される。例えば、パス判定部510として機能させるソフトウェアに従って、DSP116が機能することにより実行される。
パス判定部510は、干渉電力比選択部512を有する。
パス判定部510は、位相ずれ検出部514からの位相ずれ情報に基づいて、干渉電力を除去する際に使用する干渉電力比を設定する。例えば、位相ずれは、サンプルにより表されてもよい。例えば、干渉電力比は、サンプル毎に用意される。干渉電力比は、干渉と想定される電力値と、ピークパスの電力値と間の比であってもよい。従って、ピークパスの電力値に、あるサンプルに対応する干渉電力比を乗算することにより、該あるサンプルにおける干渉と想定される電力値が得られる。
パス判定部510は、パスサーチ部504からのパスタイミング情報に基づいて、ピークパスのタイミングとn番目(nは、n>0の整数)のパスのタイミングとの間の相対タイミング差ΔTnを求める。
干渉電力比選択部512は、位相ずれ検出部514からの位相ずれと、相対タイミング差ΔTnとに基づいて、n番目のパスの干渉電力比を選択する。
図6は、位相ずれβと、相対タイミング差ΔTnと、干渉電力比との関係を示す干渉電力比選択テーブルの一実施例を示す。
図6に示されるテーブルは、HSPA+の受信信号が、帯域幅が3.84MHz、ロールオフ率が0.22のレイズドコサイン波形になることにより求められる。具体的には、該レイズドコサイン波形の位相をずらしたときのフィルタ応答波形から、ピークパスの電力値と、該ピークパスの電力値のタイミングに対して前後3サンプルの電力値との比を計算することにより求められる。
図6によれば、1/64chip間隔で−8/64chipから+8/64chipまでの位相ずれと、ピークパスからプラスマイナス3サンプルの干渉電力比が対応付けられる。図6に示されるテーブルは一例であり、さらに多くのサンプルに対応する干渉電力比が用意されてもよいし、位相ずれの間隔を異ならせてもよい。また、干渉電力比を計算するアルゴリズムにより、干渉電力比が計算されてもよい。
パス判定部510は、干渉電力比選択部512により選択された各パスの干渉電力比に基づいて、ピークパス以外のパスの電力値を合計する。以下、ピークパス以外のパスの電力値を合計した値を「電力合計値」という。例えば、パス判定部510は、ピークパスの電力値にn番目のパスに対応する干渉電力比を乗算することにより、n番目のパスの干渉電力を除去する際に使用する閾値(以下、「n番目の干渉電力閾値」という)を算出する。パス判定部510は、n番目のパスの電力値から、n番目の干渉電力閾値を減算する。以下、n番目のパスの電力値から、n番目の干渉電力閾値を減算した値を「n番目の干渉除去電力」という。パス判定部510は、n番目の干渉除去電力が、正の値である場合、電力合計値に、該n番目の干渉除去電力を加算する。
パス判定部510は、パスサーチ部504で検出された全てのパスについて、干渉除去電力を求め、正の値である場合に、電力合計値に加える。パス判定部510は、パスサーチ部504で検出された一部のパスについて、干渉電力除去電力を求め、正の値である場合に、電力合計値に加えるようにしてもよい。
パス判定部510は、ピークパスの電力値と電力合計値との比を求める。
パス判定部510は、ピークパスの電力値と電力合計値との比が、1パスと判定する閾値よりも大きい場合、1パスと判定する。パス判定部510は、ピークパスの電力値と電力合計値との比が、1パスと判定する閾値以下である場合、マルチパスと判定する。
パス判定部510は、チャネル推定部508へ、パスの判定結果を入力する。
チャネル推定部508は、CPICH逆拡散部502と、パス判定部510と接続される。チャネル推定部508の処理は、DSP116により実行される。例えば、チャネル推定部508として機能させるソフトウェアに従って、DSP116が機能することにより実行される。
チャネル推定部508は、CPICH逆拡散部502からの逆拡散したCPICHと、パス判定部510からのパスの判定結果に基づいて、チャネル推定を実行する。例えば、チャネル推定部508は、パスの判定結果が1パスであることを示す場合、最大電力パス以外のパスは雑音と判定するようにしてもよい。この場合、チャネル推定部508は、最大電力パス以外のパスのチャネル推定値を零として、復調処理に使用しないようにしてもよい。また、例えば、チャネル推定部508は、パスの判定結果がマルチパスであることを示す場合、検出されたパスによりチャネル推定を実行するようにしてもよい。チャネル推定部508は、イコライザ506へ、チャネル推定値を入力する。
イコライザ506は、無線部102と、パスサーチ部504と、チャネル推定部508と接続される。イコライザ506の処理は、DSP116により実行される。例えば、イコライザ506として機能させるソフトウェアに従って、DSP116が機能することにより実行される。
イコライザ506は、無線部102からの受信信号と、チャネル推定部508からのチャネル推定値に基づいて、FIRフィルタのタップ係数を算出する。イコライザ506は、算出したタップ係数を用いたFIRフィルタで、受信信号をフィルタリングすることにより等化処理を実行する。イコライザ506は、データ逆拡散部516へ、等化処理された受信信号を入力する。
データ逆拡散部516は、イコライザ506と接続される。データ逆拡散部516の処理は、復調処理部108により実行される。データ逆拡散部516は、イコライザ506からの信号を逆拡散し、復調データを出力する。
<無線通信装置100の動作>
図7は、無線通信装置100の動作の一実施例を示すフローチャートである。
図7には、主に、パス判定部510の処理が示される。
ステップS702では、パス判定部510は、パスサーチ部504から、パスサーチ情報を取得する。パスサーチ情報には、パスタイミング情報、検出したパスの電力値が含まれる。パスサーチ情報に、検出したパスの数が含まれてもよい。
ステップS704では、パス判定部510は、位相ずれ検出部514から、位相ずれβを取得する。
ステップS706では、パス判定部510は、電力合計値(Pow_Sum)を初期化する。
ステップS708では、パス判定部510は、ピークパス以外のパスについて、ステップS710からステップS716の処理が実行されるように設定する。
ステップS710では、干渉電力比選択部512は、干渉電力比(Pow_Ratio(β、ΔTn)を設定する。
ステップS712では、パス判定部510は、パスの電力値(Pow(n))から、該パスに対応する干渉電力閾値(Pow(0)×Pow_Ratio(β、ΔTn))を減算することにより干渉除去電力(Pow(n)´)を算出する。
ステップS714では、パス判定部510は、干渉除去電力Pow(n)´が零よりも大きいか否かを判定する。
ステップS716では、干渉除去電力Pow(n)´が零よりも大きい場合、パス判定部510は、電力合計値に該干渉除去電力Pow(n)´を加えた値を、新たな電力合計値(Pow_Sum)とする。
ステップS716による計算が終了した後、又はステップS714において干渉除去電力Pow(n)´が零以下である場合、ピークパス以外の全てのパスについて終了した場合には、ステップ720に遷移し、終了していない場合には、ステップS710へ遷移する。
ステップS720では、パス判定部510は、ピークパスの電力(Pow(0))と電力合計値(Pow_Sum)との比(Pow(0)/Pow_Sum)が1パスと判定する閾値よりも大きいか否かを判定する。
ステップS720では、Pow(0)/Pow_Sumが1パスと判定する閾値よりも大きい場合、パス判定部510は1パスと判定する。
ステップS722では、Pow(0)/Pow_Sumが1パスと判定する閾値よりも小さい場合、パス判定部510はマルチパスと判定する。
無線通信装置100の一実施例によれば、受信信号に含まれるパスを判定する際に、ピークパス以外のパスの電力値に含まれるピークパスのインパルス応答による干渉電力(干渉電力閾値)が設定される。無線通信装置100は、ピークパス以外のパスの電力値のうち、干渉電力閾値より大きい電力値を合計し、該合計した値に基づいて、受信信号に含まれるパスが1パスかマルチパスかを判定する。
さらに、パスの検出タイミングと受信信号との間の位相ずれに基づいて、干渉電力閾値を変更する。パスの検出タイミングと受信信号との間の位相ずれに基づいて干渉電力閾値を変更することにより、位相ずれによる干渉電力閾値の変化に対応できるため、受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかの判定精度を向上させることができる。
<変形例>
無線通信装置100の一変形例は、ピークパスから十分離れたタイミングで検出されたパスについては、干渉電力閾値を求める処理を省略したものである。
ピークパスから十分離れたタイミングで検出されたパスの干渉電力閾値は小さいと想定される。従って、干渉電力閾値を求める処理を省略しても電力合計値に与える影響は小さいと想定される。
無線通信装置100の一変形例は、図3−図5と略同一である。
パス判定部510には、予め干渉電力閾値を求める処理の対象となるパスが設定されてもよい。具体的には、パス判定部510に、サンプルの範囲、例えば、±3サンプル等が設定されてもよい。パス判定部510は、ピークパス以外のパスについて、該パスが干渉電力閾値を求める処理の対象となるパスの範囲に含まれるか否かを判定する。パス判定部510は、干渉電力閾値を求める処理の対象となるパスの範囲に、ピークパス以外のパスが含まれる場合、干渉電力閾値を計算する。パス判定部510は、干渉電力閾値を求める処理の対象となるパスの範囲に、ピークパス以外のパスが含まれない場合、干渉電力閾値を計算しない。干渉電力閾値を計算しない場合、パス判定部510は、干渉電力閾値を零としてもよい。
<無線通信装置100の動作>
図8は、無線通信装置100の動作の一変形例を示すフローチャートである。
図8には、主に、パス判定部510の処理が示される。
ステップS802−S808は、図7のステップS702−S708と略同一である。
ステップS810では、パス判定部510は、干渉電力を考慮するパスであるか否かを判定する。例えば、パス判定部510は、干渉電力閾値を求める処理の対象となるパスの範囲に、パスが含まれるか否かを判定する。
ステップS812では、ステップS810において干渉電力を考慮するパスでないと判定された場合、干渉電力比選択部512は、干渉電力比(Pow_Ratio(β、ΔTn)を零に設定する。
ステップS814では、ステップS910において干渉電力を考慮するパスであると判定された場合、干渉電力比選択部512は、干渉電力比(Pow_Ratio(β、ΔTn)を設定する。
ステップS816では、パス判定部510は、パスの電力値(Pow(n))から、該パスに対応する干渉電力閾値(Pow(0)×Pow_Ratio(β、ΔTn))を減算することにより干渉除去電力(Pow(n)´)を算出する。
ステップS818−S828は、図7のステップS714−S724と略同一である。
無線通信装置100の一変形例によれば、上述した実施例と同様に、受信信号に含まれるパスを判定する際に、ピークパス以外のパスの電力値に含まれるピークパスのインパルス応答による干渉電力閾値が設定される。無線通信装置100は、ピークパス以外のパスの電力値のうち、干渉電力閾値より大きい電力値を合計し、該合計した値に基づいて、受信信号に含まれるパスが1パスかマルチパスかを判定する。
さらに、パスの検出タイミングと受信信号との間の位相ずれに基づいて、干渉電力閾値を変更する。パスの検出タイミングと受信信号との間の位相ずれに基づいて干渉電力閾値を変更することにより、位相ずれによる干渉電力閾値の変化に対応できるため、受信信号に含まれるパスの判定精度を向上させることができる。
さらに、干渉電力閾値を求める処理の対象となるパスの範囲を設定し、該範囲に含まれないパスの干渉電力閾値を零とすることにより、干渉電力比選択テーブルに含まれる情報量を削減できる。さらに、干渉電力閾値を計算する演算量を削減できる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
無線信号を受信する無線部と、
前記無線部からの受信信号に含まれるパスの検出タイミングと該受信信号のパスタイミングとの間の位相ずれを検出し、前記位相ずれに基づいて、電力値が最大となる第1のパスによる干渉電力を算出し、該干渉電力に基づいて前記第1のパス以外の第2のパスの電力値を算出し、前記第1のパスの電力値と、前記第2のパスの電力値とに基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する信号処理部と
を有する、無線通信装置。
(付記2)
前記信号処理部は、前記第1のパスの電力値と前記第2のパスの電力値との比に基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する、付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)
前記干渉電力は、前記第1のパスの電力値に対する比率で算出されるものであり、
前記信号処理部は、前記第1のパスの検出タイミングと前記第2のパスの検出タイミングとのタイミング差に基づいて、前記比率を変更する、付記1又は2に記載の無線通信装置。
(付記4)
前記信号処理部は、前記比率に基づいて前記第2のパスの干渉電力を求め、該第2のパスの干渉電力に基づいて、前記第2のパスの電力値を算出する、付記3に記載の無線通信装置。
(付記5)
前記信号処理部は、前記第2のパスが複数ある場合に、予め設定された第2のパスの電力値を算出する、付記1ないし4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
(付記6)
無線信号を受信し、
受信信号に含まれるパスの検出タイミングと受信信号のパスタイミングとの間の位相ずれを検出し、
前記位相ずれに基づいて、電力値が最大となる第1のパスによる干渉電力を算出し、
該干渉電力に基づいて前記第1のパス以外の第2のパスの電力値を算出し、
前記第1のパスの電力値と、前記第2のパスの電力値とに基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する、1パス判定方法。
(付記7)
前記第1のパスの電力値と前記第2のパスの電力値との比に基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する、付記6に記載の1パス判定方法。
(付記8)
前記干渉電力は、前記第1のパスの電力値に対する比率で算出されるものであり、
前記第1のパスの検出タイミングと前記第2のパスの検出タイミングとのタイミング差に基づいて、前記比率を変更する、付記6又は7に記載の1パス判定方法。
(付記9)
前記比率に基づいて前記第2のパスの干渉電力を求め、該第2のパスの干渉電力に基づいて、前記第2のパスの電力値を算出する、付記8に記載の1パス判定方法。
(付記10)
前記第2のパスが複数ある場合に、予め設定された第2のパスの電力値を算出する、付記6ないし9のいずれか1項に記載の1パス判定方法。
(付記11)
パスの検出タイミングと受信信号との間の位相ずれを検出し、
該検出された位相ずれに基づいて、電力値が最大となる第1のパスによる干渉電力を算出し、
該干渉電力に基づいて前記第1のパス以外の第2のパスの電力値を算出し、
前記第1のパスの電力値と、前記第2のパスの電力値とに基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する信号処理回路
100 無線通信装置
102 無線部
502 CPICH逆拡散部
504 パスサーチ部
506 イコライザ
508 チャネル推定部
510 パス判定部
512 干渉電力比選択部
514 位相ずれ検出部
516 データ逆拡散部

Claims (10)

  1. 無線信号を受信する無線部と、
    前記無線部からの受信信号に含まれるパスの検出タイミングと該受信信号のパスタイミングとの間の位相ずれを検出し、前記位相ずれに基づいて、電力値が最大となる第1のパスによる干渉電力を算出し、該干渉電力に基づいて前記第1のパス以外の第2のパスの電力値を算出し、前記第1のパスの電力値と、前記第2のパスの電力値とに基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する信号処理部と
    を有する、無線通信装置。
  2. 前記信号処理部は、前記第1のパスの電力値と前記第2のパスの電力値との比に基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記干渉電力は、前記第1のパスの電力値に対する比率で算出されるものであり、
    前記信号処理部は、前記第1のパスの検出タイミングと前記第2のパスの検出タイミングとのタイミング差に基づいて、前記比率を変更する、請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記信号処理部は、前記比率に基づいて前記第2のパスの干渉電力を求め、該第2のパスの干渉電力に基づいて、前記第2のパスの電力値を算出する、請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記信号処理部は、前記第2のパスが複数ある場合に、予め設定された第2のパスの電力値を算出する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 無線信号を受信し、
    受信信号に含まれるパスの検出タイミングと受信信号のパスタミングとの間の位相ずれを検出し、
    前記位相ずれに基づいて、電力値が最大となる第1のパスによる干渉電力を算出し、
    該干渉電力に基づいて前記第1のパス以外の第2のパスの電力値を算出し、
    前記第1のパスの電力値と、前記第2のパスの電力値とに基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する、1パス判定方法。
  7. 前記第1のパスの電力値と前記第2のパスの電力値との比に基づいて、前記受信信号に含まれるパスが1パスであるかマルチパスであるかを判定する、請求項6に記載の1パス判定方法。
  8. 前記干渉電力は、前記第1のパスの電力値に対する比率で算出されるものであり、
    前記第1のパスの検出タイミングと前記第2のパスの検出タイミングとのタイミング差に基づいて、前記比率を変更する、請求項6又は7に記載の1パス判定方法。
  9. 前記比率に基づいて前記第2のパスの干渉電力を求め、該第2のパスの干渉電力に基づいて、前記第2のパスの電力値を算出する、請求項8に記載の1パス判定方法。
  10. 前記第2のパスが複数ある場合に、予め設定された第2のパスの電力値を算出する、請求項6ないし9のいずれか1項に記載の1パス判定方法。
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