JP2014089556A - 車載装置、危険予測方法、およびプログラム - Google Patents

車載装置、危険予測方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来の車載装置では、他の移動体の運転者の状態に応じて危険予測を行うことができなかった。
【解決手段】危険であると判断するための1以上の危険判断条件が格納される危険判断条件格納部と、他の移動体の運転者に関する情報である他運転者関連情報を取得する他運転者関連情報取得部と、他運転者関連情報取得部が取得した他運転者関連情報が、1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する危険判断部と、危険判断部が、1以上の危険判断条件のいずれかに合致すると判断した場合に、危険である旨を出力する危険報知部とを備える車載装置により、他の移動体の運転者の状態に応じて危険予測を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載装置等に関するものである。
従来、他車両の挙動から衝突の危険性を予測し、当該衝突を回避する装置等が開発されている(特許文献1参照)。
特開2011−242887
例えば、前方の移動体を運転している運転者の年齢層や、免許取得後の経過年数など、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態に応じて、危険であると判断する条件は異なる。しかしながら、従来の車載装置では、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態に応じて危険予測を行うことができなかった。
本第一の発明の車載装置は、危険であると判断するための1以上の危険判断条件が格納される危険判断条件格納部と、他の移動体の運転者に関する情報である他運転者関連情報を取得する他運転者関連情報取得部と、他運転者関連情報取得部が取得した他運転者関連情報が、1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する危険判断部と、危険判断部が、1以上の危険判断条件のいずれかに合致すると判断した場合に、危険である旨を出力する危険報知部とを備える車載装置である。
このような構成により、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態に応じて危険予測を行うことができる。
また、本第二の発明の車載装置は、第一の発明に対して、走行時の状況に関する情報である走行時状況情報を取得する走行時状況情報取得部をさらに備え、危険判断部は、他運転者関連情報取得部が取得した他運転者関連情報と、走行時状況情報取得部が取得した走行時状況情報とが、1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する車載装置である。
このような構成により、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態に応じて危険予測を行うことができる。
また、本第三の発明の車載装置は、第一または第二の発明に対して、他運転者関連情報取得部は、移動体の前方の画像である前方画像を取得する前方画像取得手段と、前方画像取得手段が取得した前方画像から、他運転者関連情報を取得する他運転者関連情報取得手段とを備える車載装置である。
このような構成により、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態を、前方の画像を用いて取得することができる。
また、本第四の発明の車載装置は、第三の発明に対して、他運転者関連情報取得部は、運転者標識を示す1以上の運転者標識画像が格納される運転者標識画像格納手段と、前方画像取得手段が取得した前方画像から、1以上の運転者標識画像のいずれかに合致する領域を検出する運転者標識領域検出手段とをさらに備え、他運転者関連情報取得手段は、運転者標識領域検出手段が検出した領域に合致する運転者標識画像に対応する運転者の分類を示す運転者分類情報を取得し、危険判断部は、他運転者関連情報取得部が取得した運転者分類情報が、1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する車載装置である。
このような構成により、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態を、前方の画像中の運転者標識を基に取得することができる。
また、本第五の発明の車載装置は、第三の発明に対して、他運転者関連情報取得部は、前方画像取得手段が取得した前方画像から、ナンバープレートに合致する領域を検出するナンバープレート領域検出手段をさらに備え、他運転者関連情報取得手段は、ナンバープレート領域検出手段が検出した領域から、ナンバープレートに記載されている内容を示すナンバープレート情報を取得し、危険判断部は、他運転者関連情報取得部が取得したナンバープレート情報が、1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する車載装置である。
このような構成により、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態を、前方の画像中のナンバープレートを基に取得することができる。
また、本第六の発明の車載装置は、第五の発明に対して、他運転者関連情報取得部は、ナンバープレートに記載されている内容に関する条件であるナンバープレート条件と、記載されている内容が示す運転者に関する年数を示す運転者年数情報とを有する1以上のナンバープレート管理情報が格納されるナンバープレート管理情報格納手段をさらに備え、他運転者関連情報取得手段は、ナンバープレート情報が合致するナンバープレート条件に対応する運転者年数情報を、ナンバープレート管理情報格納手段から取得し、危険判断部は、他運転者関連情報取得部が取得した運転者年数情報が、1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する車載装置である。
このような構成により、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態を、前方の画像中のナンバープレートを基に取得することができる。
また、本第七の発明の車載装置は、第一または第二の発明に対して、他運転者関連情報取得部は、他の移動体の運転者に関する情報である他運転者関連情報を受信する他運転者関連情報受信手段を備える車載装置である。
このような構成により、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態を、他の移動体から受信することができる。
また、本第八の発明の車載装置は、第一から第七いずれか1つの発明に対して、危険報知部は、危険判断部が合致すると判断した危険判断条件に応じた出力を行う車載装置である。
このような構成により、危険である旨の判断結果に応じて、出力の方法や内容などを変更することができる。
また、本第九の発明の車載装置は、第一から第八いずれか1つの発明に対して、危険報知部は、危険である旨を画面出力する車載装置である。
このような構成により、危険である旨を画面出力することができる。
本発明による車載装置等によれば、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態に応じて危険予測を行うことができる。
実施の形態1における車載装置1のブロック図 同車載装置1の全体動作について説明するフローチャート 同危険判断条件に合致するか否かの判断処理について説明するフローチャート 同危険判断条件の例を示す図 同運転者標識画像の例を示す図 同ナンバープレート管理情報の例を示す図 同前方画像の例を示す図 同前方画像からの輪郭抽出の例を示す図 同前方画像からの運転者標識領域の検出の例を示す図 同画面出力の例を示す図 同画面出力の例を示す図 同前方画像からのナンバープレート領域の検出の例を示す図 同危険判断条件の例を示す図 上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図 上記実施の形態におけるコンピュータシステムのブロック図
以下、本発明による車載装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、他の移動体の運転者の年齢や、年齢層、運転の初心者であるか否かなどの運転者の状態に応じて危険予測を行う車載装置1について説明する。
なお、本実施の形態における車載装置1は、例えば、カーナビゲーションシステムや、ディスプレイ・オーディオなどであり、通常、移動体に搭載される。また、移動体は、例えば、自動車や、バイク、自転車などである。なお、移動体には、人を含んでもよい。
図1は、本実施の形態における車載装置1のブロック図である。車載装置1は、危険判断条件格納部11、他運転者関連情報取得部12、走行時状況情報取得部13、危険判断部14、危険報知部15を備える。また、他運転者関連情報取得部12は、運転者標識画像格納手段121、ナンバープレート管理情報格納手段122、前方画像取得手段123、運転者標識領域検出手段124、ナンバープレート領域検出手段125、他運転者関連情報取得手段126、他運転者関連情報受信手段127を備える。
危険判断条件格納部11には、危険であると判断するための1以上の危険判断条件が格納される。危険判断条件とは、通常、車載装置1が搭載されている移動体(以下、適宜、自車)ではない他の移動体(以下、適宜、他車)の運転者(以下、適宜、他運転者)に関する条件である他運転者関連条件である。
他運転者関連条件は、通常、他車の運転者に関する情報である他運転者関連情報に関する条件である。他運転者関連情報は、例えば、他運転者の分類を示す運転者分類情報や、他運転者の年数に関する情報である運転者年数情報、他運転者が運転している移動体に備え付けられているナンバープレートに記載されている内容を示すナンバープレート情報などである。運転者分類情報は、例えば、運転者が初心者であるか、高齢者であるかなどを示す情報である。また、運転者分類情報は、例えば、運転者が視覚障害者であるか、身体障害者であるかなどを示す情報であってもよい。また、運転者年数情報は、例えば、運転者の年齢や、運転者の年齢層、運転者の免許取得年数、運転歴などを示す情報である。免許取得年数は、月数であってもよい。また、ナンバープレート情報は、通常、ナンバープレートに記載されている文字を示す情報である。当該文字には、数字も含まれる。また、当該文字とは、例えば、本拠地や、分類番号、事業用判別文字、指定番号などである。また、当該文字は、例えば、生年月日や、免許取得年、運転者の分類を示す番号や記号などであってもよい。また、ナンバープレート情報は、例えば、ナンバープレートの大きさや、ナンバープレートの色などを示す情報であってもよい。
以上より、他運転者関連条件は、例えば、「運転者が初心者であること」や、「運転者の年齢が所定の年齢以上であること」や、「運転者の年齢層が所定の年齢層であること」、「ナンバープレートに記載されている分類番号が所定の番号であること」などである。
また、他運転者関連情報は、例えば、他車に貼付されている運転者標識を示す情報である運転者標識情報であってもよい。運転者標識とは、いわゆる初心者マークと呼ばれている初心運転者標識や、いわゆる高齢者マークと呼ばれている高齢運転者標識などである。また、運転者標識情報は、通常、運転者標識を示す画像である運転者標識画像であるが、運転者分類情報であってもよい。
また、他運転者関連条件は、例えば、上記の他運転者関連情報のうちの2種類以上の情報に関する条件の組み合わせであってもよい。組み合わせとは、通常、論理和(OR)であるが、論理積(AND)であってもよい。例えば、運転者分類情報に関する条件と、運転者の年齢を示す運転者年齢情報に関する条件との組み合わせである場合、他運転者関連条件は、例えば、「運転者が高齢者であること、または、運転者の年齢が70歳以上であること」である。また、運転者分類情報に関する条件と、運転者の免許取得年数を示す運転者免許取得年数情報に関する条件との組み合わせである場合、他運転者関連条件は、例えば、「運転者が初心者であること、または、運転者の免許取得年数が1年未満であること」である。
また、危険判断条件は、走行時の状況に関する条件である走行時状況条件を有していてもよい。走行時状況条件は、通常、走行時の状況に関する情報である走行時状況情報に関する条件である。走行時状況情報は、例えば、走行している道路に関する情報である道路関連情報や、走行時の速度に関する情報である速度関連情報、他車との関係に関する情報である他移動体関連情報、天候に関する情報である天候関連情報などである。走行時状況情報は、走行時の状況に関する情報であれば、その種類や内容などは、問わない。
道路関連情報は、例えば、道路の種類や、道路の構造、道路の名称、道路の制限速度などを示す情報である。道路の種類とは、例えば、高速道路や、一般道路、県道、市道などである。また、道路の構造とは、例えば、トンネルや、橋、高架などである。
また、速度関連情報は、例えば、移動体の速度や、移動体の加速度、移動体の角速度、移動体の角加速度、移動体の速度の変化などを示す情報である。速度の変化とは、例えば、速くなっていることや、遅くなっていることなどである。
また、他移動体関連情報は、例えば、自車と他車との距離(車間距離)や、自車と他車との速度の差、自車と他車との進行方向の差、車間距離の変化などを示す情報である。車間距離の変化とは、例えば、車間距離が縮まっていることや、車間距離が伸びていること、他車に近づいていること、他車から遠ざかっていることなどである。
また、天候関連情報は、例えば、天気や、降水量、風速、風向などを示す情報である。
以上より、走行時状況条件は、例えば、「高速道路を走行していること」や、「トンネルを走行していること」、「所定の幅より狭い幅の道路を走行していること」、「所定の速度以上の速度であること」、「速度が上昇していること」、「所定の距離以下の車間距離であること」、「前方の他車に近づいていること」、「雨が降っていること」などである。
また、走行時状況条件を有する場合、危険判断条件は、通常、他運転者関連条件と、走行時状況条件との組み合わせである。当該組み合わせとは、通常、論理積(AND)であるが、論理和(OR)であってもよい。
また、危険判断条件には、後述の危険報知部15が出力する内容を示す報知内容情報が対応付いていてもよい。報知内容情報は、例えば、危険である旨を画面に出力することを示す「画面出力」や、危険である旨を警告音により報知することを示す「警告音」、画面に出力する文字である「危険!!」、警告音を識別する「Alert.mp3」などである。
他運転者関連情報取得部12は、他車の運転者に関する情報である他運転者関連情報を取得する。当該他車は、通常、自車の前方であるが、自車の後方、左方、右方であってもよい。また、当該「取得」には、「受信」も含まれる。また、他運転者関連情報取得部12は、通常、定期的に他運転者関連情報を取得する。また、他運転者関連情報取得部12は、例えば、ユーザからの指示に応じて他運転者関連情報を取得してもよい。また、他運転者関連情報取得部12は、通常、後述の各手段により、他運転者関連情報を取得する。つまり、後述の各手段が取得した他運転者関連情報は、他運転者関連情報取得部12が取得した道路関連情報となる。
運転者標識画像格納手段121は、運転者標識を示す画像である1以上の運転者標識画像が格納される。当該運転者標識画像には、通常、運転者分類情報が対応付いている。
ナンバープレート管理情報格納手段122には、ナンバープレート条件と、他運転者関連情報とを有する1以上のナンバープレート管理情報が格納される。ナンバープレート条件とは、ナンバープレートに記載されている内容に関する条件であり、ナンバープレート情報に関する条件である。また、当該ナンバープレート管理情報が有する他運転者関連情報は、通常、運転者年数情報である。また、当該運転者年数情報は、例えば、ナンバープレート情報から運転者年数情報を算出するための式や、プログラムなどであってもよい。この場合、当該式やプログラムは、通常、ナンバープレート情報を代入するための変数や引数などを有する。
前方画像取得手段123は、移動体の前方の画像である前方画像を取得する。前方画像は、当該2以上の画像を有する映像であってもよい。また、前方画像取得手段123は、通常、CMOSやCCDなどのイメージセンサ(固体撮像素子)や、イメージセンサを用いたカメラ(デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ)などから、前方画像を取得する。また、この場合、前方画像取得手段123は、例えば、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。また、前方画像取得手段123の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
運転者標識領域検出手段124は、前方画像取得手段123が取得した前方画像から、運転者標識画像に合致する領域を検出する。当該運転者標識画像は、運転者標識画像格納手段121に格納されている1以上の運転者標識画像のうちのいずれかである。また、当該運転者標識画像は、通常、いわゆるパターン認識におけるパターンとなる画像である。また、前方画像における運転者標識画像に合致する領域を、以下、適宜、運転者標識領域とする。また、当該「合致する」とは、例えば、おおよそ合致することや、合致の割合が所定の割合以上であること、回転や傾きを考慮した結果合致することなどを含み、広く解する。なお、当該「合致」は、「一致」と同義である。
また、運転者標識領域検出手段124は、運転者標識領域の検出を、例えば、輪郭抽出(エッジ検出)や、抽出した輪郭のパターン認識などにより行う。当該パターンには、通常、運転者標識画像を用いる。なお、輪郭抽出や、パターン認識などは、公知の技術であるので、詳細な説明を省略する。また、運転者標識領域の検出は、当該領域を検出することができれば、その方法は問わない。
また、運転者標識領域検出手段124は、運転者標識領域の検出により、通常、当該領域に合致する運転者標識画像を取得する。また、運転者標識領域検出手段124は、運転者標識領域の検出により、例えば、当該領域の画像や、当該領域を示す2以上の座標などを取得してもよい。当該領域の画像は、前方画像をトリミングしたものである。また、当該領域の画像を、以下、適宜、運転者標識領域画像とする。また、当該座標は、前方画像における座標である。
ナンバープレート領域検出手段125は、前方画像取得手段123が取得した前方画像から、ナンバープレートに合致する領域を検出する。ナンバープレート領域検出手段125は、通常、ナンバープレートの形状を示す画像を保持している。当該画像を、以下、ナンバープレート画像とする。また、当該画像は、通常、いわゆるパターン認識におけるパターンとなる画像である。また、前方画像におけるナンバープレートに合致する領域を、以下、適宜、ナンバープレート領域とする。また、当該「合致する」とは、例えば、おおよそ合致することや、合致の割合が所定の割合以上であること、回転や傾きを考慮した結果合致することなどを含み、広く解する。
なお、ナンバープレート領域検出手段125は、通常、運転者標識領域検出手段124による運転者標識領域の検出の方法や手段などと同様の方法や手段により、ナンバープレート領域を検出する。従って、ナンバープレート領域の検出の方法や手段などは、説明を省略する。
また、ナンバープレート領域検出手段125は、ナンバープレート領域の検出により、通常、当該領域の画像を取得する。当該領域の画像は、前方画像をトリミングしたものである。また、当該領域の画像を、以下、適宜、ナンバープレート領域画像とする。また、ナンバープレート領域検出手段125は、ナンバープレート領域の検出により、例えば、当該領域を示す2以上の座標を取得してもよい。当該座標は、前方画像における座標である。
他運転者関連情報取得手段126は、前方画像取得手段123が取得した前方画像から、他運転者関連情報を取得する。他運転者関連情報取得手段126は、通常、運転者標識領域検出手段124が検出した運転者標識領域、またはナンバープレート領域検出手段125が取得したナンバープレート領域から、他運転者関連情報を取得する。
例えば、運転者標識領域検出手段124が運転者標識領域を検出した結果、当該運転者標識領域に合致する運転者標識画像を取得した場合、他運転者関連情報取得手段126は、通常、当該運転者標識画像に対応する運転者分類情報を、運転者標識画像格納手段121から取得する。また、この場合、他運転者関連情報取得手段126は、例えば、運転者標識領域検出手段124が取得した運転者標識画像を取得してもよい。
また、例えば、運転者標識領域検出手段124が運転者標識領域を検出した結果、運転者標識領域画像を取得した場合、他運転者関連情報取得手段126は、当該運転者標識領域に合致すると判断した運転者標識画像に対応する運転者分類情報を、運転者標識画像格納手段121から取得する。なお、運転者標識領域検出手段124が運転者標識領域を示す2以上の座標を取得した場合も、同様である。
また、例えば、ナンバープレート領域検出手段125がナンバープレート領域を検出した結果、ナンバープレート領域画像を取得した場合、他運転者関連情報取得手段126は、通常、当該ナンバープレート領域画像から、当該画像中の文字であるナンバープレート情報を取得する。当該画像中の文字の取得には、通常、OCR(Optical Character Recognition)を用いる。なお、OCRは、公知の技術であるので、詳細な説明を省略する。
また、例えば、ナンバープレート領域検出手段125がナンバープレート領域を検出した結果、当該ナンバープレート領域を示す2以上の座標を取得した場合、他運転者関連情報取得手段126は、通常、当該2以上の座標で示される領域の画像であるナンバープレート領域画像を取得する。そして、他運転者関連情報取得手段126は、上記と同様の方法により、当該画像中の文字であるナンバープレート情報を取得する。
また、例えば、他運転者関連情報取得手段126は、ナンバープレート情報を取得後、当該ナンバープレート情報が合致するナンバープレート条件に対応する運転者年数情報を、ナンバープレート管理情報格納手段122から取得してもよい。この場合、他運転者関連情報取得手段126は、通常、取得したナンバープレート情報が、ナンバープレート管理情報格納手段122に格納されている1以上のナンバープレート管理情報が有するナンバープレート条件のいずれに合致するか否かを判断する。
例えば、ナンバープレート情報が、分類番号「330」であるとする。また、例えば、ナンバープレート条件が「分類番号=3**」であるとする。当該ナンバープレート条件は、分類番号の1桁目が「3」であること、を意味する。この場合、他運転者関連情報取得手段126は、当該ナンバープレート情報が、当該ナンバープレート条件に合致すると判断する。
また、例えば、ナンバープレート情報が、指定番号「34−99」であるとする。また、例えば、ナンバープレート条件が「指定番号=**−99」であるとする。当該ナンバープレート条件は、指定番号の下2桁が「99」であること、を意味する。この場合、他運転者関連情報取得手段126は、当該ナンバープレート情報が、当該ナンバープレート条件に合致すると判断する。
他運転者関連情報受信手段127は、他運転者関連情報を受信する。他運転者関連情報受信手段127は、通常、いわゆる車車間通信により、他運転者関連情報を受信する。また、他運転者関連情報受信手段127は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。また、他運転者関連情報受信手段127の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
なお、他運転者関連情報取得部12は、前方画像から、移動体に合致する領域である移動体領域を検出する移動体領域検出手段を備えていてもよい。この場合、移動体領域検出手段は、当該領域の検出を、例えば、輪郭抽出(エッジ検出)や、抽出した輪郭のパターン認識などにより行う。また、この場合、運転者標識領域検出手段124は、通常、前方画像における移動体領域から、運転者標識領域を検出する。また、ナンバープレート領域検出手段125は、通常、前方画像における移動体領域から、ナンバープレート領域を検出する。なお、移動体領域からの運転者標識領域およびナンバープレート領域の検出の方法や手順などは、前方画像からの運転者標識領域およびナンバープレート領域の検出の方法や手順などと同様であるので、説明を省略する。
走行時状況情報取得部13は、走行時状況情報を取得する。走行時状況情報取得部13は、通常、定期的に走行時状況情報を取得する。また、走行時状況情報取得部13は、例えば、ユーザからの指示に応じて走行時状況情報を取得してもよい。
例えば、道路関連情報を取得する場合、走行時状況情報取得部13は、通常、図示しない地図情報格納手段と、図示しない現在位置情報取得手段とを備える。地図情報格納手段には、地図を示す地図情報が格納される。また、現在位置情報取得手段は、現在位置を示す現在位置情報を取得する。
地図情報が示す地図の種類は、問わない。また、地図情報は、通常、カーナビゲーションで用いられるKIWIフォーマットのものであるが、例えば、いわゆるラスタデータや、いわゆるベクタデータであってもよい。また、地図情報は、通常、道路を示す1以上の道路情報を有する。当該道路情報は、通常、地図上の道路を表現するための1以上の情報を有する情報である。道路情報は、通常、道路の種類を示す道路種類情報や、道路の構造を示す道路構造情報、道路の名称を示す道路名称情報、道路の区間を示す道路区間情報、道路の起点、終点、通過地点などの位置を示す道路位置情報などを有する。当該位置情報は、通常、経緯度を示す経緯度情報である。また、地図情報は、例えば、地形を示す地形情報や、当該地形の範囲を示す地形範囲情報などを有していてもよい。地形範囲情報は、通常、1以上の位置情報を有しており、当該1以上の位置情報が示す位置により、地形の範囲が示される。また、地図情報は、例えば、地図上の1以上の地点を示す1以上の地点情報を有していてもよい。当該地点は、例えば、駅や、観光名所、公園、テーマパーク、その他の建造物などある。
また、現在位置情報は、通常、経緯度を示す情報であるが、例えば、地図上の座標や、高度などを示す情報であってもよい。
例えば、道路の種類を示す道路関連情報(以下、適宜、道路種類情報)を取得する場合、走行時状況情報取得部13は、通常、現在位置情報取得手段が取得した現在位置情報を用いて、道路種類情報を取得する。走行時状況情報取得部13は、例えば、まず、現在位置情報が示す現在位置に位置する道路を示す道路情報を、地図情報格納手段に格納されている地図情報が有する1以上の道路情報から取得する。このとき、走行時状況情報取得部13は、通常、現在位置情報が示す現在位置と、当該道路情報が有する道路位置情報が示す道路の位置との距離が近いか否かなどを判断することで、現在位置に位置する道路を特定する。そして、走行時状況情報取得部13は、取得した道路情報から、当該道路情報が有する道路種類情報を取得する。なお、道路の構造など、その他の道路関連情報の取得の方法や手順については、道路種類情報の取得の方法や手順などと同様であるので、説明を省略する。
また、例えば、速度関連情報を取得する場合、走行時状況情報取得部13は、通常、加速度センサや、ジャイロ、これらの装置から取得した情報を表示する装置などから、速度関連情報を取得する。また、この場合、走行時状況情報取得部13は、例えば、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。
また、例えば、他移動体関連情報を取得する場合、走行時状況情報取得部13は、例えば、レーザ距離測定装置や、赤外線距離センサなどの距離を測定する装置、自車の前方の画像である前方画像を取得するCMOSやCCDなどのイメージセンサ(固体撮像素子)や、イメージセンサを用いたカメラ(デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ)、他車の速度を測定する速度センサなどの装置から、他移動体関連情報を取得する。この場合、走行時状況情報取得部13は、例えば、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。なお、前方画像は、前方画像取得手段123が取得した前方画像であってもよい。
また、例えば、天候関連情報を取得する場合、走行時状況情報取得部13は、通常、照度計や、雲量計、風速計などの装置から、天候関連情報を取得する。この場合、走行時状況情報取得部13は、例えば、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。
また、上記の場合において、走行時状況情報取得部13の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
なお、他運転者関連情報取得部12、走行時状況情報取得部13は、それぞれ、例えば、危険判断条件格納部11に格納されている危険判断条件の内容に応じて、所定の情報を取得してもよい。
例えば、危険判断条件が、運転者分類情報に関する条件を有する場合、他運転者関連情報取得部12は、運転者分類情報を取得する。具体的には、例えば、他運転者関連情報取得手段126が、運転者標識領域検出手段124が検出した運転者標識領域を用いて、運転者分類情報を取得する。
また、例えば、危険判断条件が、ナンバープレート情報に関する条件を有する場合、他運転者関連情報取得部12は、ナンバープレート情報を取得する。具体的には、例えば、他運転者関連情報取得手段126が、ナンバープレート領域検出手段125が検出したナンバープレート領域を用いて、ナンバープレート情報を取得する。
また、例えば、危険判断条件が、運転者年齢情報に関する条件を有する場合、他運転者関連情報取得部12は、運転者年齢情報を取得する。具体的には、例えば、他運転者関連情報取得手段126が、取得したナンバープレート情報が合致するナンバープレート条件に対応する運転者年齢情報を、ナンバープレート管理情報格納手段122から取得する。
また、例えば、危険判断条件が、道路種類情報に関する条件を有する場合、走行時状況情報取得部13は、道路種類情報を取得する。また、例えば、危険判断条件が、車間距離を示す他移動体関連情報に関する条件を有する場合、走行時状況情報取得部13は、車間距離を示す他移動体関連情報を取得する。また、例えば、危険判断条件が、天気を示す天候関連情報に関する条件を有する場合、走行時状況情報取得部13は、天気を示す天候関連情報を取得する。
危険判断部14は、他運転者関連情報取得部12が取得した他運転者関連情報が、1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。また、危険判断部14は、例えば、当該他運転者関連情報が、当該1以上の危険判断条件のいずれにも合致しないか否かを判断してもよい。
例えば、他運転者関連情報取得部12が取得した他運転者関連情報が、運転者分類情報「初心者」であるとする。また、例えば、危険判断条件が「(分類=初心者)or(免許取得年数≦1年)」であるとする。当該危険判断条件は、運転者が初心者である、または、運転者の免許取得年数が1年以下であること、を意味する。この場合、危険判断部14は、当該運転者分類情報が、当該危険判断条件に合致すると判断する。
また、例えば、他運転者関連情報取得部12が取得した他運転者関連情報が、運転者の年齢を示す運転者年齢情報「72歳」であるとする。また、例えば、危険判断条件が「(分類=高齢者)or(年齢≧70歳)」であるとする。当該危険判断条件は、運転者が高齢者である、または、運転者の年齢が70歳以上であること、を意味する。この場合、危険判断部14は、当該運転者年齢情報が、当該危険判断条件に合致すると判断する。
また、例えば、他運転者関連情報取得部12が取得した他運転者関連情報が、ナンバープレート情報「神戸 330 は 12−34」であるとする。また、例えば、危険判断条件が「分類番号=33*」であるとする。当該危険判断条件は、ナンバープレートに記載されている分類番号の上2桁が「33」であること、を意味する。この場合、危険判断部14は、当該ナンバープレート情報が、当該危険判断条件に合致すると判断する。
また、例えば、他運転者関連情報取得部12が、運転者分類情報「初心者」と、運転者の免許取得年数を示す運転者免許取得年数情報「8ヶ月」とを取得したとする。また、例えば、危険判断条件が「(年齢≧70歳)or(免許取得年数≦1年)」であるとする。当該危険判断条件は、運転者の年齢が70歳以上である、または、運転者の免許取得年数が1年以下であること、を意味する。この場合、危険判断部14は、他運転者関連情報取得部12が取得した2つの他運転者関連情報のうち、運転者免許取得年数情報が、当該危険判断条件に合致すると判断する。
また、例えば、他運転者関連情報取得部12が、運転者分類情報「高齢者」を取得したとする。また、例えば、走行時状況情報取得部13が、道路種類情報「高速道路」を取得したとする。また、例えば、危険判断条件が「(分類=高齢者)&(道路種類=高速道路)」であるとする。当該危険判断条件は、前方の他車の運転者が高齢者であり、かつ、高速道路を走行していること、を意味する。この場合、危険判断部は、当該運転者分類情報と、道路種類情報とが、当該危険判断条件に合致すると判断する。
また、例えば、危険判断条件に報知内容情報が対応付いている場合、危険判断部14は、通常、他運転者関連情報が合致すると判断した危険判断条件に対応付いている報知内容情報を、危険判断条件格納部11から取得する。
危険報知部15は、危険判断部14が、他運転者関連情報取得部12が取得した他運転者関連情報が、1以上の危険判断条件のいずれかに合致すると判断した場合に、危険である旨を出力する。また、危険報知部15は、例えば、危険判断部14が、当該他運転者関連情報が、1以上の危険判断条件のいずれにも合致しないと判断した場合に、危険である旨を出力してもよい。
当該「危険である旨を出力する」とは、通常、危険である旨を示す情報を出力することである。また、当該出力とは、ディスプレイへの表示、音出力、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。また、送信や蓄積、処理結果の引渡しの結果、例えば、いわゆるドライブレコーダーなどの装置が始動されたり、いわゆるビデオカメラやデジタルカメラによる映像の記録が開始されたりしてもよい。また、当該出力の結果、通常、危険である旨がユーザに報知される。
また、「危険である旨」とは、例えば、前方の移動体の運転者が運転の初心者であることや、前方の移動体の運転者が高齢者であること、前方の移動体の急ブレーキに注意すること、前方の移動体との車間距離に注意すること、運転に注意が必要であることなどを含み、広く解する。
また、出力の方法や手段などは、通常、予め決められているが、そうでなくてもよい。そうでない場合、危険報知部15は、例えば、危険判断部14が取得した報知内容情報に従い、危険である旨を出力してもよい。例えば、報知内容情報が「画面出力」であれば、危険報知部15は、例えば、文字や画像を画面に出力する。また、例えば、報知内容情報が「警告音」であれば、危険報知部15は、例えば、所定の警告音や、報知内容情報が有する警告音を出力する。
また、危険報知部15は、通常、危険である旨を画面出力する。当該画面出力する場合において、例えば、画面に地図が出力されている場合や、前方画像が出力されている場合などでは、危険報知部15は、通常、既に出力されている当該出力内容の上に重ねて、文字や画像を出力する。
また、危険報知部15は、通常、危険判断部14が1以上の危険判断条件のいずれかに合致すると判断してから、当該1以上の危険判断条件のいずれにも合致しないと判断するまでの間、危険である旨を出力し続ける。また、危険報知部15は、例えば、危険判断部14が1以上の危険判断条件のいずれかに合致すると判断してから、所定の時間の間、危険である旨を出力し、その後、出力を終了してもよい。
また、危険報知部15は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。危険報知部15は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
なお、危険判断条件格納部11、運転者標識画像格納手段121、ナンバープレート管理情報格納手段122は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、危険判断条件格納部11に所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して危険判断条件格納部11に記憶されてもよい。
また、他運転者関連情報取得部12、運転者標識領域検出手段124、ナンバープレート領域検出手段125、他運転者関連情報取得手段126、危険判断部14は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、他運転者関連情報取得部12などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、他運転者関連情報取得部12などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
次に、車載装置1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。図2は、車載装置1の全体動作を示すフローチャートである。
(ステップS201)車載装置1は、図示しない受付部が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS202に進み、そうでない場合は、ステップS201に戻る。
(ステップS202)車載装置1は、電源ONの処理を行う。
(ステップS203)車載装置1は、図示しない受付部が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS204に進み、そうでない場合は、ステップS205に進む。
(ステップS204)車載装置1は、電源OFFの処理を行う。
(ステップS205)前方画像取得手段123は、前方画像の取得のタイミングであるか否かを判断する。例えば、定期的に前方画像を取得すると予め決められている場合、前方画像取得手段123は、以前に前方画像を取得してから、所定の時間が経過したか否かを判断する。そして、取得のタイミングである場合は、ステップS206に進み、そうでない場合は、ステップS210に進む。
(ステップS206)前方画像取得手段123は、前方画像を取得する。
(ステップS207)運転者標識領域検出手段124は、運転者標識画像格納手段121に1以上の運転者標識画像が格納されているか否かを判断する。格納されている場合は、ステップS208に進み、そうでない場合は、ステップS211に進む。
(ステップS208)運転者標識領域検出手段124は、ステップS206で取得した前方画像から、運転者標識領域を検出する。
(ステップS209)他運転者関連情報取得手段126は、ステップS208で検出した運転者標識領域を用いて、運転者標識画像格納手段121から、運転者分類情報を取得する。
(ステップS210)他運転者関連情報取得部12は、他運転者関連情報受信手段127が他運転者関連情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS215に進み、そうでない場合は、ステップS203に戻る。
(ステップS211)ナンバープレート領域検出手段125は、ステップS206で取得した前方画像から、ナンバープレート領域を検出する。
(ステップS212)他運転者関連情報取得手段126は、ステップS211で検出したナンバープレート領域から、ナンバープレート情報を取得する。
(ステップS213)他運転者関連情報取得手段126は、ナンバープレート管理情報格納手段122に1以上のナンバープレート管理情報が格納されているか否かを判断する。格納されている場合は、ステップS214に進み、そうでない場合は、ステップS215に進む。
(ステップS214)他運転者関連情報取得手段126は、ステップS213で取得したナンバープレート情報が合致するナンバープレート条件に対応する運転者年数情報を、ナンバープレート管理情報格納手段122から取得する。
(ステップS215)走行時状況情報取得部13は、走行時状況情報の取得のタイミングであるか否かを判断する。例えば、定期的に走行時状況情報を取得すると予め決められている場合、走行時状況情報取得部13は、以前に走行時状況情報を取得してから、所定の時間が経過したか否かを判断する。そして、取得のタイミングである場合は、ステップS216に進み、そうでない場合は、ステップS217に進む。
(ステップS216)走行時状況情報取得部13は、走行時状況情報を取得する。
(ステップS217)危険判断部14は、他運転者関連情報取得部12が取得した他運転者関連情報、走行時状況情報取得部13が取得した走行時状況情報が、危険判断条件格納部11に格納されている1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。この処理の詳細は、図3のフローチャートを用いて説明する。また、この処理の結果、危険判断部14は、他運転者関連情報が危険判断条件に合致したか否かを示す合致フラグに「1」または「0」を代入する。
(ステップS218)危険報知部13は、合致フラグが1であるか否かを判断する。1である場合は、ステップS217に進み、そうでない場合は、ステップS203に戻る。
(ステップS219)危険報知部15は、危険である旨を出力する。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図3は、図2のフローチャートのステップS215の危険判断条件に合致するか否かの判断処理を示すフローチャートである。なお、図3のフローチャートにおいて、危険判断条件格納部11には、m個の危険判断条件が格納されているものとする。
(ステップS301)危険判断部14は、合致フラグに0をセットする。
(ステップS302)危険判断部14は、他運転者関連情報取得部12が運転者分類情報を取得済みであるか否かを判断する。取得済みである場合は、ステップS303に進み、そうでない場合は、ステップS304に進む。
(ステップS303)危険判断部14は、危険判断条件に合致するか否かを判断する情報を格納する配列Target[]に、運転者分類情報をセットする。
(ステップS304)危険判断部14は、他運転者関連情報取得部12がナンバープレート情報を取得済みであるか否かを判断する。取得済みである場合は、ステップS305に進み、そうでない場合は、ステップS306に進む。
(ステップS305)危険判断部14は、Target[]にナンバープレート情報を追加する。
(ステップS306)危険判断部14は、他運転者関連情報取得部12が運転者年数情報を取得済みであるか否かを判断する。取得済みである場合は、ステップS307に進み、そうでない場合は、ステップS308に進む。
(ステップS307)危険判断部14は、Target[]に運転者年数情報を追加する。
(ステップS308)危険判断部14は、走行時状況情報取得部13が走行時状況情報を取得済みであるか否かを判断する。取得済みである場合は、ステップS309に進み、そうでない場合は、ステップS310に進む。
(ステップS309)危険判断部14は、Target[]に走行時状況情報を追加する。
(ステップS310)危険判断部14は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS311)危険判断部14は、Target[]に格納されている情報が、危険判断条件[i]に合致するか否かを判断する。合致する場合は、ステップS312に進み、そうでない場合は、ステップS313に進む。
(ステップS312)危険判断部14は、合致フラグに1をセットする。そして、上位処理にリターンする。
(ステップS313)危険判断部14は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS314に進む。
(ステップS314)危険判断部14は、iを1インクリメントし、ステップS311に戻る。
(具体例)
次に、車載装置1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、移動体は、自動車であるものとする。また、車載装置1は、自動車に搭載されているカーナビゲーションシステム(以下、カーナビ)であるものとする。また、危険判断条件格納部11には、図4に示す危険判断条件が格納されているものとする。当該危険判断条件(項目名:条件)は、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)が対応付いている。また、運転者標識画像格納手段121には、図5に示す運転者標識画像が格納されているものとする。当該運転者標識画像(項目名:画像)は、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)と、当該運転者標識画像により示される運転者分類情報(項目名:説明)とが対応付いている。また、ナンバープレート管理情報格納手段122には、図6に示すナンバープレート管理情報が格納されているものとする。当該ナンバープレート管理情報は、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)と、ナンバープレート条件(項目名:条件)と、他運転者関連情報(項目名:他運転者)とを有する。
(例1)
本例において、他運転者関連情報取得部12が、前方画像から運転者標識を検出することで他運転者関連情報を取得する例について説明する。
まず、ユーザ(ドライバー)が自動車に乗り込み、運転を開始したとする。すると、前方画像取得手段123は、前方画像の定期的な取得を開始する。
次に、前方画像取得手段123は、前方画像の取得のタイミングにおいて、図7に示す前方画像を取得したものとする。
次に、運転者標識領域検出手段124は、図7の画像から輪郭を検出する。そして、運転者標識領域検出手段124は、図8に示す画像を取得したものとする。
次に、運転者標識領域検出手段124は、図8の画像から、図5の運転者標識画像のいずれかに合致する領域である運転者標識領域を検出する。このとき、運転者標識領域検出手段124は、通常、図8における各図形の形状が、図5の運転者標識画像の形状のいずれに合致するか否かを判断する。その結果、運転者標識領域検出手段124は、図8における図9に示す図形の形状が、図5の「ID=001」の運転者標識画像の形状に合致すると判断したものとする。そして、運転者標識領域検出手段124は、図9の画像を運転者標識領域として取得する。
次に、他運転者関連情報取得手段126は、運転者標識領域検出手段124が検出した運転者標識領域に合致する運転標識画像に対応する運転者分類情報である図5の「ID=001」の運転者分類情報「初心者」を取得する。
次に、走行時状況情報取得部13は、走行時状況情報の取得のタイミングであると判断し、走行中の道路の種類を示す道路種類情報「高速道路」を取得したものとする。
次に、危険判断部14は、他運転者関連情報取得部12が取得した運転者分類情報「初心者」と、走行時状況情報取得部13が取得した道路種類情報「高速道路」とが、図4の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。そして、危険判断部14は、当該情報が、図4の「ID=012」の危険判断条件「{(分類=初心者)or(分類=高齢者)}&(道路種類=高速道路)」に合致すると判断する。当該危険判断条件は、「他車の運転者が初心者または高齢者であり、かつ、走行中の道路が高速道路であること」を意味する。
次に、危険報知部15は、危険である旨を出力する。ここで、車載装置1は画面を備えており、図10に示す画像を出力しているものとする。この場合、危険報知部15は、例えば、図11に示すように、既に出力されている画像に重ねて危険である旨を示す情報(ここでは画像)を出力する。
(例2)
本例において、他運転者関連情報取得部12が、前方画像からナンバープレートを検出することで他運転者関連情報を取得する例について説明する。
まず、例1と同様に、前方画像取得手段123が、前方画像の取得のタイミングにおいて、図7に示す前方画像を取得したものとする。
次に、ナンバープレート領域検出手段125は、図7の画像から輪郭を検出する。そして、ナンバープレート領域検出手段125は、図8に示す画像を取得したものとする。
次に、ナンバープレート領域検出手段125は、図8の画像から、ナンバープレートに合致する領域であるナンバープレート領域を検出する。このとき、ナンバープレート領域検出手段125は、通常、図8における各図形の形状が、ナンバープレートの形状に合致するか否かを判断する。その結果、運転者標識領域検出手段124は、図8における図12に示す図形の形状が、ナンバープレートの形状に合致すると判断したものとする。そして、ナンバープレート領域検出手段125は、図12の画像をナンバープレート領域として取得する。
次に、他運転者関連情報取得手段126は、図12の画像に対してOCRによる文字認識を行い、ナンバープレート情報「神戸 339 は 12−34」を取得する。このとき、他運転者関連情報取得手段126は、当該ナンバープレート情報をスペースにより分割し、本拠地を示す「神戸」と、分類番号を示す「339」と、事業用判別文字を示す「は」と、指定番号を示す「12−34」とを分けて取得してもよい。
次に、走行時状況情報取得部13は、走行時状況情報の取得のタイミングであると判断し、速度を示す速度情報「65km/h」を取得したものとする。
次に、危険判断部14は、他運転者関連情報取得部12が取得したナンバープレート情報「神戸 339 は 12−34」と、走行時状況情報取得部13が取得した速度情報「65km/h」とが、図4の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する。そして、危険判断部14は、当該情報が、図4の「ID=013」の危険判断条件「{(分類番号=**1)or(分類番号=**9)}&(速度≧60km/h)」に合致すると判断する。当該危険判断条件は、「ナンバープレートの分類番号の下1桁が1または9であり、かつ、速度が60km/h以上であること」を意味する。
次に、危険報知部15は、例1と同様に、危険である旨を出力する。
また、上記において、他運転者関連情報取得手段126は、例えば、取得したナンバープレート情報「神戸 339 は 12−34」が、図6のナンバープレート条件のいずれに合致するか否かを判断し、合致すると判断したナンバープレート条件に対応する他運転者情報を取得してもよい。この場合、他運転者関連情報取得手段126は、取得したナンバープレート情報が、図6の「ID=012」のナンバープレート条件「(分類記号=LL)or(分類番号=**9)」に合致すると判断する。当該ナンバープレート条件は、「ナンバープレートに記載されている分類記号がLLであること、または、ナンバープレートに記載されている分類番号の下1桁が9であること」を意味する。そして、他運転者関連情報取得手段126は、図6の「ID=012」の他運転者関連情報「高齢者」を取得する。当該他運転者関連情報は、運転者分類情報である。
次に、危険判断部14は、他運転者関連情報取得部12が取得した運転者分類情報「高齢者」が、図4の「ID=014」の危険判断条件「(分類=高齢者)or(年齢≧75歳)or(免許取得年数≦6ヶ月)」に合致すると判断する。当該危険判断条件は、「他車の運転者が高齢者であること、または、他車の運転者の年齢が75歳以上であること、または、他車の運転者の免許取得年数が6ヶ月以下であること」を意味する。
次に、危険報知部15は、例1と同様に、危険である旨を出力する。
なお、図6において、「ID=013」のナンバープレート条件「(免許取得年月=あり)」は、「ナンバープレートに運転者の免許取得年月が記載されていること」を意味する。これは、言い換えると、「他運転者関連情報取得部12がナンバープレートから運転者の免許取得年月を示す情報を取得したこと」を意味する。また、「ID=013」の他運転者関連情報「免許取得年数(免許取得年月)」は、免許取得年月から免許取得年数を算出するプログラム(関数)を示す。
また、図6において、「ID=014」のナンバープレート条件「(生年月日=あり)」は、「ナンバープレートに運転者の生年月日が記載されていること」を意味する。これは、言い換えると、「他運転者関連情報取得部12がナンバープレートから運転者の生年月日を示す情報を取得したこと」を意味する。また、「ID=014」の他運転者関連情報「年齢(生年月日)」は、生年月日から年齢を算出するプログラム(関数)を示す。
(例3)
本例において、他運転者関連情報取得部12が他運転者関連情報を受信する例について説明する。
まず、他運転者関連情報受信手段127が、送信されている他運転者関連情報を定期的に受信できる状態にあるとする。
次に、他運転者関連情報受信手段127が、運転者分類情報「初心者」を受信したとする。また、このとき、走行時状況情報取得部13が、道路種類情報「高速道路」を取得したとする。この場合、危険判断部14は、当該運転者分類情報「初心者」と、当該道路種類情報「高速道路」とが、図4の「ID=012」の危険判断条件「{(分類=初心者)or(分類=高齢者)}&(道路種類=高速道路)」に合致すると判断する。
また、例えば、他運転者関連情報受信手段127が、ナンバープレート情報「神戸 339 は 12−34」を受信したとする。また、このとき、走行時状況情報取得部13が、速度情報「65km/h」を取得したとする。この場合、危険判断部14は、当該ナンバープレート情報「神戸 339 は 12−34」と、速度情報「65km/h」とが、図4の「ID=013」の危険判断条件「{(分類番号=**1)or(分類番号=**9)}&(速度≧60km/h)」に合致すると判断する。
また、例えば、他運転者関連情報受信手段127が、免許取得年数情報「4ヶ月」を受信したとする。この場合、危険判断部14は、当該免許取得年数情報「4ヶ月」が、図4の「ID=014」の危険判断条件「(分類=高齢者)or(年齢≧75歳)or(免許取得年数≦6ヶ月)」に合致すると判断する。
なお、危険報知部15による危険である旨の出力の例は、例1および例2と同様であるので、説明を省略する。
(例4)
本例において、危険判断条件格納部11に格納されている危険判断条件に、報知内容情報が対応付いている例について説明する。なお、当該危険判断条件は、図13に示すものである。図13において、報知内容情報は、項目名「報知内容」である。他の項目の説明については、前述のとおりであるので、説明を省略する。
まず、例えば、危険判断部14が、他運転者関連情報取得部12が取得した他運転関連情報と、走行時状況情報取得部13が取得した走行時状況情報とが、図13の「ID=012」の危険判断条件に合致すると判断したとする。すると、危険判断部14は、図7の「ID=012」の報知内容情報「警告画面01」を取得する。当該報知内容情報は、「警告画面01」で識別される予め用意された画像を画面出力することを示す。また、当該画像は、車載装置1の所定の記憶領域に格納されているものとする。
次に、危険報知部15は、所定の記憶領域から「警告画面01」で識別される画像を取得する。そして、危険報知部15は、当該取得した画像を画面出力する。当該出力の様子は、例えば、図11である。
また、例えば、危険判断部14が、他運転者関連情報取得部12が取得した他運転関連情報が、図13の「ID=015」の危険判断条件に合致すると判断したとする。すると、危険判断部14は、図13の「ID=015」の報知内容情報「警告音02」を取得する。当該報知内容情報は、「警告音02」で識別される予め用意された楽曲データを再生し、スピーカー出力することを示す。当該楽曲データは、例えば、警告音を発するものである。また、当該楽曲データは、車載装置1の所定の記憶領域に格納されているものとする。
次に、危険報知部15は、所定の記憶領域から「警告音02」で識別される楽曲データを取得する。そして、危険報知部15は、当該取得した楽曲データを再生し、警告音をスピーカー出力する。
以上、本実施の形態による車載装置1によれば、前方の移動体を運転している運転者の年齢層や、免許取得後の経過年数など、他車の運転者の運転技能に関する状態に応じて危険予測を行うことができる。これにより、例えば、前方の移動体の運転者が初心者である場合や、当該運転者が高齢者である場合などに、ユーザに危険である旨を報知することができ、事故などを未然に防ぐことができる。
また、本実施の形態による車載装置1によれば、他車の運転者の運転技能に関する状態と、自車が走行している道路の種類や、自車の速度、他車との車間距離など、自車の走行時の状況とに応じて危険予測を行うことができる。これにより、例えば、高速道路を走行中に、前方に初心者が運転している車両がある場合や、初心者が運転している移動体との車間距離が短い場合、高齢者がスピードを出して走行している場合などに、ユーザに危険である旨を報知することができ、事故などを未然に防ぐことができる。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態における車載装置は、例えば、スタンドアロンの装置であってもよいし、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、例えば、ASP(Application Service Provider)として危険予測が行われてもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態における車載装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、危険であると判断するための1以上の危険判断条件が格納される危険判断条件格納部にアクセス可能なコンピュータを、他の移動体の運転者に関する情報である他運転者関連情報を取得する他運転者関連情報取得部と、前記他運転者関連情報取得部が取得した他運転者関連情報が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する危険判断部と、前記危険判断部が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致すると判断した場合に、危険である旨を出力する危険報知部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、ハードウェアでしか行われない処理は少なくとも含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図14は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の車載装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図14において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図15は、コンピュータシステム9のブロック図である。図15において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、MPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の車載装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の車載装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる車載装置は、他の移動体の運転者の運転技能に関する状態に応じて危険予測を行うことができるという効果を有し、ナビゲーション装置等として有用である。
1 車載装置
11 危険判断条件格納部
12 他運転者関連情報取得部
13 走行時状況情報取得部
14 危険判断部
15 危険報知部
121 運転者標識画像格納手段
122 ナンバープレート管理情報格納手段
123 前方画像取得手段
124 運転者標識領域検出手段
125 ナンバープレート領域検出手段
126 他運転者関連情報取得手段
127 他運転者関連情報受信手段

Claims (11)

  1. 危険であると判断するための1以上の危険判断条件が格納される危険判断条件格納部と、
    他の移動体の運転者に関する情報である他運転者関連情報を取得する他運転者関連情報取得部と、
    前記他運転者関連情報取得部が取得した他運転者関連情報が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する危険判断部と、
    前記危険判断部が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致すると判断した場合に、危険である旨を出力する危険報知部とを備える車載装置。
  2. 走行時の状況に関する情報である走行時状況情報を取得する走行時状況情報取得部をさらに備え、
    前記危険判断部は、
    前記他運転者関連情報取得部が取得した他運転者関連情報と、前記走行時状況情報取得部が取得した走行時状況情報とが、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する請求項1記載の車載装置。
  3. 前記他運転者関連情報取得部は、
    移動体の前方の画像である前方画像を取得する前方画像取得手段と、
    前記前方画像取得手段が取得した前方画像から、他運転者関連情報を取得する他運転者関連情報取得手段とを備える請求項1または請求項2記載の車載装置。
  4. 前記他運転者関連情報取得部は、
    運転者標識を示す1以上の運転者標識画像が格納される運転者標識画像格納手段と、
    前記前方画像取得手段が取得した前方画像から、前記1以上の運転者標識画像のいずれかに合致する領域を検出する運転者標識領域検出手段とをさらに備え、
    前記他運転者関連情報取得手段は、
    前記運転者標識領域検出手段が検出した領域に合致する運転者標識画像に対応する運転者の分類を示す運転者分類情報を取得し、
    前記危険判断部は、
    前記他運転者関連情報取得部が取得した運転者分類情報が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する請求項3記載の車載装置。
  5. 前記
    前記他運転者関連情報取得部は、
    前記前方画像取得手段が取得した前方画像から、ナンバープレートに合致する領域を検出するナンバープレート領域検出手段をさらに備え、
    前記他運転者関連情報取得手段は、
    前記ナンバープレート領域検出手段が検出した領域から、ナンバープレートに記載されている内容を示すナンバープレート情報を取得し、
    前記危険判断部は、
    前記他運転者関連情報取得部が取得したナンバープレート情報が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する請求項3記載の車載装置。
  6. 前記他運転者関連情報取得部は、
    ナンバープレートに記載されている内容に関する条件であるナンバープレート条件と、当該記載されている内容が示す運転者に関する年数を示す運転者年数情報とを有する1以上のナンバープレート管理情報が格納されるナンバープレート管理情報格納手段をさらに備え、
    前記他運転者関連情報取得手段は、
    前記ナンバープレート情報が合致するナンバープレート条件に対応する運転者年数情報を、前記ナンバープレート管理情報格納手段から取得し、
    前記危険判断部は、
    前記他運転者関連情報取得部が取得した運転者年数情報が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する請求項5記載の車載装置。
  7. 前記他運転者関連情報取得部は、
    他の移動体の運転者に関する情報である他運転者関連情報を受信する他運転者関連情報受信手段を備える請求項1または請求項2記載の車載装置。
  8. 前記危険報知部は、
    前記危険判断部が合致すると判断した危険判断条件に応じた出力を行う請求項1から請求項7いずれか一項に記載の車載装置。
  9. 前記危険報知部は、
    危険である旨を画面出力する請求項1から請求項8いずれか一項に記載の車載装置。
  10. 危険であると判断するための1以上の危険判断条件が格納される危険判断条件格納部と、
    他運転者関連情報取得部と、危険判断部と、危険報知部とを用いて行われる危険予測方法であって、
    前記他運転者関連情報取得部が、
    他の移動体の運転者に関する情報である他運転者関連情報を取得する他運転者関連情報取得ステップと、
    前記危険判断部が、
    前記他運転者関連情報取得部が取得した他運転者関連情報が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する危険判断ステップと、
    前記危険報知部が、
    前記危険判断部が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致すると判断した場合に、危険である旨を出力する危険報知ステップとを備える危険予測方法。
  11. 危険であると判断するための1以上の危険判断条件が格納される危険判断条件格納部にアクセス可能なコンピュータを、
    他の移動体の運転者に関する情報である他運転者関連情報を取得する他運転者関連情報取得部と、
    前記他運転者関連情報取得部が取得した他運転者関連情報が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致するか否かを判断する危険判断部と、
    前記危険判断部が、前記1以上の危険判断条件のいずれかに合致すると判断した場合に、危険である旨を出力する危険報知部として機能させるためのプログラム。
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