JP4613738B2 - 交差点認識システム及び交差点認識方法 - Google Patents

交差点認識システム及び交差点認識方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4613738B2
JP4613738B2 JP2005220745A JP2005220745A JP4613738B2 JP 4613738 B2 JP4613738 B2 JP 4613738B2 JP 2005220745 A JP2005220745 A JP 2005220745A JP 2005220745 A JP2005220745 A JP 2005220745A JP 4613738 B2 JP4613738 B2 JP 4613738B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
intersection
distance
data
processing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005220745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007034920A (ja
Inventor
孝幸 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2005220745A priority Critical patent/JP4613738B2/ja
Publication of JP2007034920A publication Critical patent/JP2007034920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4613738B2 publication Critical patent/JP4613738B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、交差点認識システム及び交差点認識方法に関するものである。
従来、道路に沿って車両を走行させているときに、車両の前方にある停止線を認識し、該停止線の認識結果に従って、車両の交差点への進入を認識するようにした第1の交差点認識方法が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、車両の側方をカメラにより撮影し、撮影に伴って取得された画像に基づいて車両の走行方向に沿う走行路道路線を検出し、該走行路道路線が車両の走行方向の前方で途切れていて、途切れている位置から、走行路道路線と異なる方向に伸びる走行路交差線を検出した場合に、車両の交差点への進入を認識するようにした第2の交差点認識方法が提供とされている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−85562号公報 特開2004−102827号公報
しかしながら、前記従来の第1、第2の交差点認識方法においては、第1の交差点認識方法の場合、停止線がある交差点については、車両の交差点への進入を認識することができるが、停止線のない交差点については、車両の交差点への進入を認識することができない。
また、第2の交差点認識方法においては、走行路道路線及び走行路交差線をエッジで検出することができないことがあり、車両の交差点への進入を正確に認識することができない。
本発明は、前記従来の第1、第2の交差点認識方法の問題点を解決して、車両の交差点への進入を正確に認識することができる交差点認識システム及び交差点認識方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の交差点認識システムにおいては、車両の所定の箇所に取り付けられ、車両の前方を撮影する撮像装置と、照射媒体に対して照射して被照射物までの距離を測定するレーダ装置と、前記撮像装置から送られた複数のフレームの画像データに対して画像認識処理を行い、交差点を移動する交差車両を車両候補物として検出する画像認識処理手段と、各フレーム間における、前記検出された車両候補物の実際の移動量を算出するとともに、該実際の移動量及び各フレームの切替りの周期に基づいて車両候補物の移動速度を算出する移動変数算出処理手段と、前記移動速度をパラメータとして前記レーダ装置に与え、該レーダ装置によって測定された車両候補物までの距離を取得する距離取得処理手段とを有する。
本発明によれば、画像データに対して画像認識処理を行い、交差点を移動する交差車両を車両候補物として検出し、検出された車両候補物の移動速度を算出し、該移動速度をパラメータとして前記レーダ装置に与え、該レーダ装置によって測定された車両候補物までの距離を取得するようになっているので、車両の交差点への進入を正確に認識することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における車両制御システムを示す図である。
図において、10は制御部であり、該制御部10は、所定の変速比で変速を行うパワートレイン、例えば、自動変速機としての無段変速機(CVT)、有段変速機(オートマチックトランスミッション)、電動駆動装置等の制御を行ったり、他の各種の制御を行ったりする。そのために、前記制御部10は、制御部10の全体の制御を行う制御装置としての、かつ、演算装置としてのCPU21、該CPU21が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、経路案内等を行うための各種のプログラムが記録されたROM23、各種のデータ、プログラム等を記録するために使用される図示されないフラッシュメモリ等を備える。
そして、14は情報端末、例えば、車両に搭載された車載装置としてのナビゲーション装置、63はネットワーク、51は情報提供者としての情報センタであり、前記制御部10、ナビゲーション装置14、ネットワーク63、情報センタ51等によって車両制御システムが構成される。
前記ナビゲーション装置14は、現在地を検出する現在地検出部としてのGPS(グローバルポジショニングシステム)センサ15、地図データのほかに各種の情報が記録された情報記録部としてのデータ記録部16、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部17、自車方位を検出する方位検出部としての方位センサ18、操作者である運転者が操作することによって所定の入力を行うための第1の入力部としての操作部34、図示されない画面に表示された画像によって各種の表示を行い、運転者に通知するための第1の出力部としての表示部35、音声によって所定の入力を行うための第2の入力部としての音声入力部36、音声によって各種の表示を行い、運転者に通知するための第2の出力部としての音声出力部37、及び通信端末として機能する送受信部としての通信部38を備え、前記ナビゲーション処理部17に、GPSセンサ15、データ記録部16、方位センサ18、操作部34、表示部35、音声入力部36、音声出力部37及び通信部38が接続される。
また、前記ナビゲーション処理部17には、前記制御部10、運転者によるアクセルペダルの操作をアクセル開度で検出するエンジン負荷検出部としてのアクセルセンサ42、運転者によるブレーキペダルの操作をブレーキ踏込量で検出する制動検出部としてのブレーキセンサ43、車速を検出する車速検出部としての車速センサ44、照射装置としての図示されないヘッドライトの配光を行うための配光装置46、車両の前端の所定の箇所に取り付けられ、車両の前方を監視する前方監視装置48、車両の所定の箇所に取り付けられ、車両の周辺を撮影する撮像装置49、ステアリングホイールに配設され、車両の舵(だ)角を検出する舵角検出部としてのステアリングセンサ50等が接続される。前記撮像装置49は、車両の前端に配設され、車両の前方を撮影するフロントカメラ等の撮像装置49F、車両の後端に配設され、車両の後方を撮影するバックカメラ等の撮像装置49B、及び車両の左右のサイドミラーに配設され、車両の側方を撮影するサイドカメラ等の撮像装置49L、49Rから成る。なお、アクセルセンサ42、ブレーキセンサ43、ステアリングセンサ50等は運転者による車両の操作情報を検出するための操作情報検出部を構成する。また、車速センサ44、ステアリングセンサ50は車両情報を検出するための車両情報検出部を構成する。
前記GPSセンサ15は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することによって地球上における現在地を検出し、併せて時刻を検出する。本実施の形態においては、現在地検出部としてGPSセンサ15が使用されるようになっているが、該GPSセンサ15に代えて、前記ステアリングセンサ50、図示されない距離センサ、高度計等を単独で、又は組み合わせて使用することもできる。また、前記方位センサ18としてジャイロセンサ、地磁気センサ等を使用することができる。
前記データ記録部16は、地図データファイルから成る地図データベースを備え、該地図データベースに地図データが記録される。該地図データには、交差点に関する交差点データ、ノードに関するノードデータ、道路リンクに関する道路データ、探索用に加工された探索データ、施設に関する施設データ等が含まれるほか、地物に関する地物データが含まれる。
前記地物は、運転者に各種の走行上の情報を提供したり、各種の走行上の案内を行ったりするために道路上に設置、又は形成された表示物であり、表示線、路上標識、横断歩道、マンホール、信号機等から成る。前記表示線には、車両を停止させるための停止線、各レーンを区分する車両通行帯境界線、駐車スペースを表す区画線等が含まれ、前記路上標識には、各レーンにおける進行方向を矢印によって表す通行区分標識、「止まれ」等のように一時停止箇所を予告する案内標識等が含まれる。そして、前記地物データには、各地物の位置を座標等で表す位置情報、各地物をイメージで表す画像情報等が含まれる。なお、前記一時停止箇所には、非優先道路から優先道路への進入箇所、踏切、赤信号が点滅する交差点等が含まれる。
また、前記道路データとして、道路上の各レーンごとに付与されたレーン番号、レーンの位置情報等から成るレーンデータが含まれる。前記データ記録部16には、所定の情報を音声出力部37によって出力するためのデータも記録される。
さらに、前記データ記録部16には、統計データファイルから成る統計データベース、走行履歴データファイルから成る走行履歴データベース等が形成され、前記統計データファイルに統計データが、前記走行履歴データファイルに走行履歴データが、いずれも実績データとして記録される。
前記統計データは、過去に提供された交通情報の実績、すなわち、履歴を表す履歴情報であり、情報提供者としてのVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の図示されない道路交通情報センタ等によって過去に提供された交通情報、国土交通省によって提供された道路交通センサスによる交通量を表すデータである道路交通センサス情報、国土交通省によって提供された道路時刻表情報等を単独で、又は組み合わせて使用し、必要に応じて、加工し、統計処理を施すことによって作成される。なお、前記統計データに、渋滞状況を予測する渋滞予測情報等を加えることもできる。その場合、前記統計データを作成するに当たり、履歴情報に、日時、曜日、天候、各種イベント、季節、施設の情報(デパート、スーパーマーケット等の大型の施設の有無)等の詳細な条件が加えられる。
前記統計データのデータ項目には、各道路リンクについてのリンク番号、走行方向を表す方向フラグ、情報の種類を表す情報種別、所定のタイミングごとの渋滞度、前記各道路リンクを走行したときの、所定のタイミングごとの所要時間を表すリンク所要時間、該リンク所要時間の各曜日ごとの平均的なデータ(例えば、曜日平均データ)等から成る。
また、走行履歴データは、情報センタ51によって複数の車両、すなわち、自車又は他車から収集され、各車両が走行した道路における車両の走行の実績、すなわち、走行実績を表す実績情報であり、走行データに基づいてプローブデータとして算出され、蓄積される。
前記走行履歴データのデータ項目は、各道路リンクを走行したときの、所定のタイミングごとのリンク所要時間、各道路リンクを走行したときの、所定のタイミングごとの渋滞度等から成る。なお、前記統計データに、走行履歴データを加えることができる。また、本実施の形態において、渋滞度は、渋滞の度合いを表す渋滞指標として使用され、渋滞、混雑及び非渋滞の別で表される。
前記データ記録部16は、前記各種のデータを記録するために、ハードディスク、CD、DVD、光ディスク等の図示されないディスクを備えるほかに、各種のデータを読み出したり、書き込んだりするための読出・書込ヘッド等の図示されないヘッドを備える。前記データ記録部16にメモリカード等を使用することができる。
本実施の形態においては、前記データ記録部16に、前記地図データベース、統計データベース、走行履歴データベース等が配設されるようになっているが、情報センタ51において、前記地図データベース、統計データベース、走行履歴データベース等を配設することもできる。
また、前記ナビゲーション処理部17は、ナビゲーション装置14の全体の制御を行う制御装置としての、かつ、演算装置としてのCPU31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM32、制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、経路案内等を行うための各種のプログラムが記録されたROM33、各種のデータ、プログラム等を記録するために使用される図示されないフラッシュメモリを備える。
本実施の形態においては、前記ROM33に各種のプログラムを記録し、前記データ記録部16に各種のデータを記録することができるが、プログラム、データ等をディスク等に記録することもできる。この場合、ディスク等から前記プログラム、データ等を読み出してフラッシュメモリに書き込むことができる。したがって、ディスク等を交換することによって前記プログラム、データ等を更新することができる。また、前記制御部10の制御用のプログラム、データ等もディスク等に記録することができる。さらに、通信部38を介して前記プログラム、データ等を受信し、ナビゲーション処理部17のフラッシュメモリに書き込むこともできる。
前記操作部34は、運転者が操作することによって、走行開始時の現在地を修正したり、出発地及び目的地を入力したり、通過点を入力したり、通信部38を作動させたりするためのものであり、前記操作部34として、表示部35とは独立に配設されたキーボード、マウス等を使用することができる。また、前記操作部34として、前記表示部35に形成された画面に画像で表示された各種のキー、スイッチ、ボタン等の画像操作部をタッチ又はクリックすることによって、所定の入力操作を行うことができるようにしたタッチパネルを使用することができる。
前記表示部35としてディスプレイが使用される。そして、表示部35に形成された各種の画面に、車両の現在地を自車位置として、車両の方位を自車方位として表示したり、地図、探索経路、該探索経路に沿った案内情報、交通情報等を表示したり、探索経路における次の交差点までの距離、次の交差点における進行方向を表示したりすることができるだけでなく、前記画像操作部、操作部34、音声入力部36等の操作案内、操作メニュー、キーの案内を表示したり、FM多重放送の番組等を表示したりすることができる。
また、音声入力部36は、図示されないマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報を入力することができる。さらに、音声出力部37は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音声出力部37から、前記探索経路、案内情報、交通情報等が、例えば、音声合成装置によって合成された音声で出力される。
前記通信部38は、前記道路交通情報センタから送信された現況の交通情報、一般情報等の各種の情報を、道路に沿って配設された電波ビーコン装置、光ビーコン装置等を介して電波ビーコン、光ビーコン等として受信するためのビーコンレシーバ、FM放送局を介してFM多重放送として受信するためのFM受信機等を備える。なお、前記交通情報には、渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サービスエリアの混雑状況情報等が含まれ、一般情報には、ニュース、天気予報等が含まれる。また、前記ビーコンレシーバ及びFM受信機は、ユニット化されてVICSレシーバとして配設されるようになっているが、別々に配設することもできる。
前記交通情報は、情報の種別を表す情報種別、メッシュを特定するためのメッシュ番号、二つの地点(例えば、交差点)間を連結する道路リンクを特定し、かつ、上り/下りの別を表すリンク番号、該リンク番号に対応させて提供される情報の内容を表すリンク情報を含み、例えば、交通情報が渋滞情報である場合、前記リンク情報は、前記道路リンクの始点から渋滞の先頭までの距離を表す渋滞先頭データ、渋滞度、渋滞区間を前記渋滞の先頭から渋滞の末尾までの距離を表す渋滞長、道路リンクを走行するのに必要な時間を表すリンク所要時間等から成る。
そして、通信部38は、前記情報センタ51から、前記地図データ、統計データ、走行履歴データ等のデータのほか、交通情報、一般情報等の各種の情報をネットワーク63を介して受信することができる。
そのために、前記情報センタ51は、サーバ53、該サーバ53に接続された通信部57、情報記録部としてのデータベース(DB)58等を備え、前記サーバ53は、サーバ53の全体の制御を行う制御装置としての、かつ、演算装置としてのCPU54、該CPU54が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM55、制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、経路案内等を行うための各種のプログラムが記録されたROM56等を備える。また、前記データベース58に、前記データ記録部16に記録された各種のデータと同様のデータ、例えば、前記地図データ、統計データ、走行履歴データ等が記録される。さらに、情報センタ51は、前記道路交通情報センタから送信された現況の交通情報、一般情報等の各種の情報、及び複数の車両(自車又は他車)から収集した走行履歴データをリアルタイムに提供することができる。
また、前記配光装置46は、ヘッドライトの光軸の傾きを変更し、ロービーム及びアップビームの光を照射する。
さらに、前記前方監視装置48は、ミリ波レーダ、レーザレーダ等のレーダ装置から成り、照射媒体としてのミリ波、レーザ等を前方の被照射物に対して照射し、該被照射物までの距離を測定したり、先行して走行している車両、すなわち、先行車両を監視したり、一時停止箇所、障害物等を監視したりする。また、前方監視装置48は、自車周辺情報として先行車両に対する相対的な車速を表す相対速度、一時停止箇所に対する接近速度、障害物に対する接近速度等を検出したり、車間距離、車間時間等を算出したりする。前記測定、監視、検出、算出等は、ミリ波レーダ、レーザレーダ等の照射範囲に含まれる先行車両、障害物等に対して一定の測定周期(例えば、100〔ms〕)ごとに行われる。
前記撮像装置49は、本実施の形態においては、カラーのCCD素子から成り、自車の周辺を監視するために、光軸を斜め下方に向けて取り付けられ、走行している道路のほかに、道路脇の建造物、構造物等を被撮影物として撮影し、撮影された被撮影物の画像のデータ、すなわち、画像データを発生させ、CPU21に送る。該CPU21は、前記画像データを読み込み、画像データに対して画像認識処理を行うことによって、画像中の前記各被撮影物を認識対象物として認識する。本実施の形態においては、撮像装置49としてCCD素子が使用されるようになっているが、CCD素子に代えてC−MOS素子等を使用することができる。
なお、前記車両制御システム、制御部10、ナビゲーション処理部17、CPU21、31、54、サーバ53等は、単独で又は二つ以上組み合わせることによってコンピュータとして機能し、各種のプログラム、データ等に基づいて演算処理を行う。また、データ記録部16、RAM22、32、55、ROM23、33、56、データベース58、各フラッシュメモリ等によって記録媒体が構成される。そして、演算装置として、CPU21、31、54に代えてMPU等を使用することもできる。
次に、前記構成の車両制御システムを交差点認識システムとして利用したときの基本動作について説明する。
まず、運転者によって操作部34が操作され、ナビゲーション装置14が起動されると、CPU31の図示されないナビ初期化処理手段は、ナビ初期化処理を行い、GPSセンサ15によって検出された自車の現在地、方位センサ18によって検出された自車方位を読み込むとともに、各種のデータを初期化する。次に、前記CPU31の図示されないマッチング処理手段は、マッチング処理を行い、読み込まれた現在地の軌跡、及び現在地の周辺の道路を構成する各道路リンクの形状、配列等に基づいて、現在地がいずれの道路リンク上に位置するかの判定を行うことによって、現在地を特定する。
続いて、CPU31の図示されない基本情報取得処理手段は、基本情報取得処理を行い、前記地図データを、データ記録部16から読み出して取得するか、又は通信部38を介して情報センタ51等から受信して取得する。なお、地図データを情報センタ51等から取得する場合、前記基本情報取得処理手段は、受信した地図データをフラッシュメモリに記録する。
そして、前記CPU31の図示されない表示処理手段は、表示処理を行い、前記表示部35に各種の画面を形成する。例えば、表示処理手段の地図表示処理手段は、地図表示処理を行い、表示部35に地図画面を形成し、該地図画面に周囲の地図を表示するとともに、現在地を自車位置として、車両の方位を自車方位として表示する。
したがって、運転者は、前記地図、自車位置及び自車方位に従って車両を走行させることができる。
また、運転者が操作部34を操作して目的地を入力すると、CPU31の図示されない目的地設定処理手段は、目的地設定処理を行い、目的地を設定する。なお、必要に応じて出発地を入力し、設定することもできる。また、あらかじめ所定の地点を登録しておき、登録された地点を目的地として設定することができる。続いて、運転者が操作部34を操作して探索条件を入力すると、CPU31の図示されない探索条件設定処理手段は、探索条件設定処理を行い、探索条件を設定する。
このようにして、目的地及び探索条件が設定されると、CPU31の図示されない経路探索処理手段は、経路探索処理を行い、前記現在地、目的地、探索条件等を読み込むともに、データ記録部16から探索データ等を読み出し、現在地、目的地及び探索データに基づいて、現在地で表される出発地から目的地までの経路を前記探索条件で探索し、探索経路を表す経路データを出力する。このとき、各道路リンクごとに付与されたリンクコストの合計が最も小さい経路が探索経路とされる。
また、道路に複数のレーンが形成されている場合で、かつ、走行レーンが検出されている場合、前記経路探索処理手段は、レーン単位の探索経路を探索する。その場合、前記経路データにはレーン番号等も含まれる。
続いて、前記CPU31の図示されない案内処理手段は、案内処理を行い、経路案内を行う。そのために、前記案内処理手段の経路表示処理手段は、経路表示処理を行い、前記経路データを読み込み、該経路データに従って前記地図画面に探索経路を表示する。レーン単位の探索経路が探索されている場合は、所定の地点、例えば、案内交差点において、レーン単位の経路案内が行われ、交差点拡大図に走行レーンが表示される。また、必要に応じて、前記案内処理手段の音声出力処理手段は、音声出力処理を行い、音声出力部37から探索経路を音声で出力して経路案内を行う。
なお、前記情報センタ51において経路探索処理を行うことができる。その場合、CPU31は現在地、目的地、探索条件等を情報センタ51に送信する。該情報センタ51は、現在地、目的地、探索条件等を受信すると、CPU54の図示されない経路探索処理手段は、CPU31と同様の経路探索処理を行い、データベース58から探索データ等を読み出し、現在地、目的地及び探索データに基づいて、出発地から目的地までの経路を前記探索条件で探索し、探索経路を表す経路データを出力する。続いて、CPU54の図示されない送信処理手段は、送信処理を行い、前記経路データをナビゲーション装置14に送信する。したがって、ナビゲーション装置14において、前記基本情報取得処理手段が情報センタ51からの経路データを受信すると、前記案内処理手段は、前述されたような経路案内を行う。
そして、探索経路上に案内交差点が存在する場合、車両が案内交差点より所定の距離(例えば、X〔m〕)だけ手前の経路案内地点に到達すると、前記案内処理手段の交差点拡大図表示処理手段は、交差点拡大図表示処理を行い、地図画面の所定の領域に前述されたような交差点拡大図を形成し、交差点拡大図による経路案内を行い、該交差点拡大図に、案内交差点の周辺の地図、探索経路、案内交差点において目印になる施設等の陸標、レーン単位の経路案内が行われている場合には走行レーン等を表示する。また、必要に応じて、前記音声出力処理手段は、音声出力部37から、例えば、「この先X〔m〕で左方向です。」のような音声を出力し、経路案内を行う。
ところで、本実施の形態においては、制御部10及び撮像装置49Fによって画像認識システムが構成されるとともに、制御部10及び前方監視装置48によって前方監視システムが構成されるようになっていて、前記画像認識システム及び前方監視システムによって交差点を認識することができるようになっている。
そのために、制御部10において、CPU21の図示されない交差点認識処理手段は、交差点認識処理を行い、自車の前方の交差点を横方向に移動する他車(以下「交差車両」という。)を検出し、交差点を認識するとともに、自車から他車までの距離を算出するようにしている。
図2は本発明の実施の形態における交差点認識処理手段の動作を示すメインフローチャート、図3は本実施の形態における画像認識処理のサブルーチンを示す図、図4は本発明の実施の形態における撮像装置の取付状態を示す図、図5は本発明の実施の形態における撮像領域を示す図、図6は本発明の実施の形態における撮像装置の取付状態の詳細を示す図、図7は本発明の実施の形態における検出結果補正処理を説明する第1の図、図8は本発明の実施の形態における検出結果補正処理を説明する第2の図である。
ところで、前記前方監視装置48(図1)としてはミリ波レーダ、レーザレーダ等のレーダ装置を使用することができ、本実施の形態においては、ミリ波レーダを使用するようになっている。該ミリ波レーダにおいては、前方において自車の進行方向に対して前後方向に移動する移動物体が検出されると、ミリ波レーダの特性(ドップラー効果)によって、一度の検出で移動物体の速度を測定することができるとともに、測定された移動物体の速度に基づいて移動物体の測定周期ごとの移動距離を予測することができ、同一の移動物体として検出することができる。ところが、ミリ波レーダは、前方において自車の進行方向に対して横方向に移動する移動物体に対しては、ミリ波レーダの特性によって移動物体の速度を測定することができない。したがって、測定周期ごとの移動距離を予測することができず、同一の移動物体として検出することができない。
これに対して、撮像装置49Fによって撮影された画像データに従って画像認識を行うことにより、前方において横方向に移動する移動物体を容易に検出することができるが、撮像装置49Fは、単眼の構成になるので、撮像装置49Fから移動物体までの距離を画像認識で検出するのが困難であり、検出精度が低くなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、撮像装置49Fからフレームごとに所定の周期で送られた画像データに対して画像認識処理を行うことによって、交差車両を車両候補物として検出し、自車から車両候補物までの概算の距離を算出し、続いて、ミリ波レーダによって、前記概算の距離に基づいて、自車から車両候補物までの距離を測定するようになっている。
そのために、前記交差点認識処理手段の起動判定処理手段は、起動判定処理を行い、画像認識システムが起動しているかどうかを判断し、画像認識システムが起動している場合、前方監視システムが起動しているかどうかを判断する。そして、前方監視システムが起動している場合、交差点認識処理手段の画像認識処理手段は、画像認識処理を行う。
すなわち、該画像認識処理手段の昼夜判定処理手段は、昼夜判定処理を行い、配光装置46に送られるイルミ信号のオン・オフによって、昼であるか夜であるかどうかを判断し、昼である場合、前記画像認識処理手段の第1の認識処理手段としての昼用画像認識処理手段は、第1の認識処理としての昼用画像認識処理を行い、夜である場合、前記画像認識処理手段の第2の認識処理手段としての夜用画像認識処理手段は、第2の認識処理としての夜用画像認識処理を行う。
前記昼用画像認識処理手段は、以下の手順で車両候補物を検出する。
すなわち、昼用画像認識処理手段は、まず、撮像装置49Fから送られた第1のフレームの画像データを受け、該画像データから成る画像領域に対してエッジ特徴を用いた特徴量マッチング等を行い、前記画像領域から同じ色の物体を抽出する。続いて、前記昼用画像認識処理手段は、さらに、ラベリング処理を行い、形状が車両に類似する特徴を持つ物体を抽出する。
そして、前記昼用画像認識処理手段は、抽出された物体に対して所定の形状パラメータを与えることによって、抽出された物体の形状と車両の形状との類似度を算出する。続いて、前記昼用画像認識処理手段は、類似度が閾(しきい)値より高い物体を車両候補物として抽出し、検出する。
なお、前記昼用画像認識処理のアルゴリズムでは、夜間において特徴量マッチングを行ったり、同じ色の物体を抽出したり、形状が車両に類似する特徴を持つ物体を抽出したりするのが困難であるが、夜間においては、ヘッドライト、テールランプ等の白色発光物、赤色発光物等を検出することができるので、前記夜用画像認識処理手段は、前記夜用画像認識処理のアルゴリズムを使用し、同じ色の物体を抽出したり、形状が車両に類似する特徴を持つ物体を抽出したりすることなく、車両候補物を抽出し、検出する。
このようにして、車両候補物が検出されると、前記交差点認識処理手段の距離算出処理手段は、距離算出処理を行い、画像領域における自車から車両候補物までの距離を算出する。
図4〜6において、61は撮像素子としてのCCD素子、fは撮像装置49Fの焦点、Raは路面、hは該路面Raからの焦点fまでの距離で表される撮像装置49Fの高さ(厳密には焦点fの高さであるが、実質的に撮像装置49Fの高さを表す。)である。また、E1は焦点fから直下に向けて延びるライン、E2は撮影範囲の下縁を示すライン、E3は撮像装置49Fの光軸、E4は焦点fから車両候補物に向けて延びるライン、E5は焦点fから消失点に向けて延びるライン、E6は撮影範囲の上縁を示すラインである。
そして、P1はラインE1と路面Raとが交差する直下点、P2はラインE2と路面Raとが交差する下縁点、P3は光軸E3と路面Raとが交差する光軸点、P4はラインE4と路面Raとが交差する車両候補物点、L1は直下点P1から下縁点P2までの距離、L2は直下点P1から光軸点P3までの距離、Laは直下点P1から車両候補物点P4までの距離、Lbは下縁点P2から車両候補物点P4までの距離、Pcは画像領域上の中心から車両候補物までの画素の数、Pdは画像領域上の中心から上縁又は下縁までの画素の数である。なお、CCD素子61から焦点fまでの焦点距離Lfは、距離Laに対して無視することができるので、前記距離Laは、実質的に撮像装置49Fから車両候補物までの水平方向の距離を表す。
また、θ1は撮像装置49Fの垂直方向の撮影範囲を角度で表す垂直画角、θ2は光軸E3からラインE2までの範囲を角度で表す半画角であり、該半画角θ2は、
θ2=θ1/2
である。そして、θ3は撮像装置49Fの俯角、θ4は光軸E3とラインE4との成す角度である。
ところで、図4において、
tan(θ3−θ2)=L1/h
であるので、
tanθ2=(h・tanθ3−L1)/(h+L1・tanθ3) ……(1)
になる。また、
tan(θ3+θ4)=La/h
であるので、距離Laは、
La=h・(tanθ3+tanθ4)
/(1−tanθ3・tanθ4) ……(2)
になる。
ここで、各画素がユニットサイズρを有するので、
tanθ2=Pd・ρ/Lf ……(3)
tanθ4=Pc・ρ/Lf
であり、
tanθ4=Pc・tanθ2/Pd ……(4)
になる。したがって、前記式(4)に式(1)のtanθ2を代入すると、
tanθ4=Pc・{(h・tanθ3−L1)
/(h+L1・tanθ3)}/Pd ……(5)
になる。
したがって、式(2)に式(5)のtanθ4を代入すると、距離Laを、距離L1、数Pc、Pd、高さh及び俯角θ3で表すことができる。前記距離L1、高さh及び俯角θ3は撮像装置49Fの取付状態で決まり、数Pc、Pdは撮像装置49Fの仕様で規定されるので、前記距離Laを算出することができる。
なお、図5においては、撮像装置49Fによって撮影された画像データの画像領域における各直下点P1、下縁点P2、光軸点P3、車両候補物点P4、距離L1、L2、La、Lbが示される。前記光軸点P3及び車両候補物点P4を通る直線は、画像領域の下端からそれぞれ距離L2−L1、距離Lbを示す線である。
本実施の形態においては、前記式(4)に、式(1)のtanθ2を代入するようになっているが、式(3)のtanθ2を代入することができる。ところが、前記数Pc、Pd及びユニットサイズρは、撮像装置49Fの仕様によって規定されるので、撮像装置49Fの公差、撮像装置49Fへの陽の当たり具合等によって式(2)tanθ2の値が変動し、距離Laの算出精度が低くなってしまう。一方、式(1)のtanθ2は、距離L1、高さh及び俯角θ3で表されるので、tanθ2の値が変動することはなく、距離Laの算出精度を高くすることができる。
次に、前記画像認識処理手段は、撮像装置49Fから送られた第2のフレームの画像データを受け、該画像データから成る画像領域に対して同様の画像認識処理を行い、車両候補物を検出し、車両候補物が検出されると、前記距離算出処理手段は、図5に示される自車(撮像装置49F)から車両候補物までの距離Laを算出する。
そして、前記交差点認識処理手段の類似度判定処理手段は、類似度判定処理を行い、前記各車両候補物、本実施の形態においては、2回の画像認識処理で検出された二つの車両候補物が類似しているかどうかを判断する。そのために、前記類似度判定処理手段は、二つの車両候補物の類似度Qを算出し、該類似度Qが閾値Qth以上であるかどうかによって、各車両候補物が類似しているかどうかを判断する。
類似度Qが閾値Qth以上であり、各車両候補物が類似している場合、前記交差点認識処理手段の車両情報取得処理手段は、車両情報取得処理を行い、補正用変数として、自車の車両情報のうちの車速及び舵角を読み込む。そして、前記交差点認識処理手段の交差車両情報算出処理手段は、交差車両情報算出処理を行い、前記車速、舵角及び各フレームの切替りの周期τに基づいて、自車から車両候補物までの距離Laを補正する。
ところで、図7及び8において、R1、R2は道路、C1は該道路R1、R2が交差する交差点、wh1は自車、wh2は交差車両である。そして、最初の撮影が行われ、前記第1のフレームの画像データが撮像装置49Fから送られてくる第1のタイミングで、自車wh1は地点p1を、交差車両wh2は地点p2を走行していて、次の撮影が行われ、前記第2のフレームの画像データが撮像装置49Fから送られてくる第2のタイミングで、自車wh1が地点p3に、交差車両wh2が地点p4に移動していたとする。
その場合、第1、第2のタイミング間で自車wh1が移動する距離、すなわち、自車移動距離ΔL1は、第1、第2のタイミング間の時間で表される各フレームの切替りの周期をτとすると、該周期τ及び車速Vで表され、
ΔL1=V・τ
となり、車速V及び周期τの関数f(V,τ)で表される。
また、第1のタイミングにおける自車wh1から交差車両wh2までの距離LaをLafとし、第2のタイミングにおける自車wh1から交差車両wh2までの距離LaをLasとすると、
Las=Laf−ΔL1
となる。
ところで、第1のタイミングから第2のタイミングまでの間に、自車wh1が移動して交差点C1に近づくと、図8に示されるように、画像領域内の画像は交差点C1に近くなった分だけ拡大され、任意の地点間の画像領域内における距離も同様に長くなる。
したがって、第1のタイミングにおける交差車両wh2の位置から第2のタイミングにおける交差車両wh2の位置までの画像領域上の移動量をLEとし、実際の移動量をLAとすると、前記移動量LEは、距離Laf、Lasの比だけ移動量LAより長くなり、
LE=LA・Las/Laf
になる。
そこで、前記交差点認識処理手段の移動変数算出処理手段は、移動変数算出処理を行い、画像領域内の移動量LEを算出し、該移動量LEを距離Laf、Lasに基づいて補正し、交差車両wh2の第1の移動変数としての移動量LA
LA=LE・Laf/Las
を算出する。なお、舵角θを使用して移動量LAを算出することもできる。続いて、前記移動変数算出処理手段は、前記移動量LAを周期τで除算することによって、交差車両wh2の第2の移動変数としての移動速度Vwh2
Vwh2=LA/τ
を算出する。
ところで、ミリ波レーダは、前述されたように、通常、自車wh1から前後方向に移動する移動物体までの距離を、ドップラー効果によって一度のスキャンでミリ波レーダ単体で検出し、移動速度を検出することができるが、横方向に移動する移動物体までの距離については検出することができない。そこで、本実施の形態においては、画像認識処理に基づいて算出された移動速度をミリ波レーダに与えると、横方向に移動する移動物体までの距離を予測することができ、周期τごとに同一の物体として検出することができる。したがって、ミリ波レーダによって横方向に移動する移動物体までの距離を検出することができるようになる。また、前記ミリ波レーダは車両の進行方向に対して照射されるので、ミリ波レーダによって測定した自車wh1から移動物体までの距離を交差点までの距離とすることができる。
本実施の形態においては、前記交差点認識処理手段の距離取得処理手段は、距離取得処理を行い、前記移動速度Vwh2を、ミリ波レーダにおける交差車両wh2のパラメータとして算出し、該パラメータをミリ波レーダに与える。そして、該ミリ波レーダはパラメータを読み込み、該パラメータに基づいて、自車wh1から交差車両wh2までの距離Lrを測定する。したがって、前記距離取得処理手段は、測定された距離Lrを取得し、自車wh1から交差点C1までの距離Rとする。なお、前記パラメータとして、前記移動速度Vwh2のほかに、ミリ波の照射軸から交差車両wh2の前端及び後端までの広がり角をミリ波レーダに与えることができる。
このように、画像認識処理によって交差車両wh2の移動速度Vwh2を算出し、該移動速度Vwh2をパラメータとしてミリ波レーダに与えることによって、自車wh1から交差車両wh2までの距離Lrを測定することができる。その結果、自車wh1から交差点C1までの正確な距離Rを取得することができる。
したがって、交差点C1に停止線等がなくても、自車wh1の交差点C1への進入を正確に認識することができる。また、自車wh1の走行方向に沿う走行路道路線を検出したり、走行路道路線が途切れている位置から、走行路道路線と異なる方向に伸びる走行路交差線を検出したりする必要がないので、交差点C1を精度よく検出することができ、自車wh1の交差点C1への進入を一層正確に認識することができる。
さらに、自車wh1から交差点C1までの距離Rを正確に取得することができるので、ナビゲーション装置14におけるマッチング処理において、前記自車wh1から交差点C1までの距離Rに基づいて、現在地がいずれの道路リンク上に位置するかの判定を行うことができる。したがって、現在地を精度良く特定することができる。
次に、図2のフローチャートについて説明する。
ステップS1 画像認識システムが起動しているかどうかを判断する。画像認識システムが起動している場合はステップS2に進み、起動していない場合は処理を終了する。
ステップS2 前方監視システムが起動しているかどうかを判断する。前方監視システムが起動している場合はステップS3に進み、起動していない場合は処理を終了する。
ステップS3 画像認識処理を行う。
ステップS4 車両候補物が検出されたかどうかを判断する。車両候補物が検出された場合はステップS5に進み、検出されなかった場合は処理を終了する。
ステップS5 車両候補物までの距離を算出する。
ステップS6 画像認識処理を行う。
ステップS7 車両候補物が検出されたかどうかを判断する。車両候補物が検出された場合はステップS8に進み、検出されなかった場合は処理を終了する。
ステップS8 車両候補物までの距離Laを算出する。
ステップS9 類似度Qを算出する。
ステップS10 類似度Qが閾値Qth以上であるかどうかを判断する。類似度Qが閾値Qth以上である場合はステップS11に進み、閾値Qth以上でない場合は処理を終了する。
ステップS11 車両情報を取得する。
ステップS12 交差車両wh2の移動速度Vwh2を算出する。
ステップS13 交差車両wh2の移動速度Vwh2をパラメータとする。
ステップS14 ミリ波レーダによって距離Lrを測定する。
ステップS15 測定された距離Lrを交差点C1までの距離Rとし、処理を終了する。
次に、図3のフローチャートについて説明する。
ステップS3−1 昼であるかどうかを判断する。昼である場合はステップS3−2に、昼でない場合はステップS3−3に進む。
ステップS3−2 昼用画像認識処理を行い、リターンする。
ステップS3−3 夜用画像認識処理を行い、リターンする。
本実施の形態においては、移動速度Vwh2を算出するために第1、第2のフレームの画像データについて画像認識処理を行うようになっているが、他の実施の形態においては、三つ以上のフレームの画像データについて画像認識処理を行うことができる。
また、本実施の形態においては、画像認識処理によって移動速度Vwh2を算出し、該移動速度Vwh2をミリ波レーダのパラメータとして使用することによって、自車wh1から交差車両wh2までの距離Lrを算出するようになっているが、画像認識処理によって、交差車両wh2が自車wh1のミリ波レーダの照射範囲に入ったことを認識し、その時点におけるミリ波レーダの自車wh1から交差車両wh2までの距離Lrを算出し、自車wh1から交差点C1までの距離Rを取得することもできる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における車両制御システムを示す図である。 本発明の実施の形態における交差点認識処理手段の動作を示すメインフローチャートである。 本実施の形態における画像認識処理のサブルーチンを示す図である。 本発明の実施の形態における撮像装置の取付状態を示す図である。 本発明の実施の形態における撮像領域を示す図である。 本発明の実施の形態における撮像装置の取付状態の詳細を示す図である。 本発明の実施の形態における検出結果補正処理を説明する第1の図である。 本発明の実施の形態における検出結果補正処理を説明する第2の図である。
符号の説明
10 制御部
14 ナビゲーション装置
21 CPU
48 前方監視装置
49F 撮像装置
51 情報センタ
63 ネットワーク
C1 交差点
wh2 交差車両

Claims (3)

  1. 車両の所定の箇所に取り付けられ、車両の前方を撮影する撮像装置と、
    照射媒体に対して照射して被照射物までの距離を測定するレーダ装置と、
    前記撮像装置から送られた複数のフレームの画像データに対して画像認識処理を行い、交差点を移動する交差車両を車両候補物として検出する画像認識処理手段と、
    各フレーム間における、前記検出された車両候補物の実際の移動量を算出するとともに、該実際の移動量及び各フレームの切替りの周期に基づいて車両候補物の移動速度を算出する移動変数算出処理手段と、
    前記移動速度をパラメータとして前記レーダ装置に与え、該レーダ装置によって測定された車両候補物までの距離を取得する距離取得処理手段とを有することを特徴とする交差点認識システム。
  2. 各フレームの画像データに基づいて、各フレームの画像データについて撮影が行われたときの車両から車両候補物までの距離を算出する距離算出処理手段を有するとともに、
    前記移動変数算出処理手段は、前記各フレームの画像データに基づいて、各フレーム間の画像領域上の車両候補物の移動量を算出するとともに、該各フレーム間の画像領域上の車両候補物の移動量、及び各フレームの画像データについて撮影が行われたときの車両から車両候補物までの距離に基づいて、各フレーム間における前記車両候補物の実際の移動量を算出する請求項1に記載の交差点認識システム。
  3. 両の前方を車両の所定の箇所に取り付けられた撮像装置によって撮影し、
    レーダ装置によって照射媒体に対して照射して被照射物までの距離を測定し、
    撮像装置から送られた複数のフレームの画像データに対して画像認識処理を行い、交差点を移動する交差車両を車両候補物として検出し、
    各フレーム間における、前記検出された車両候補物の実際の移動量を算出するとともに、該実際の移動量及び各フレームの切替りの周期に基づいて車両候補物の移動速度を算出し、
    該移動速度をパラメータとして前記レーダ装置に与え、該レーダ装置によって測定された車両候補物までの距離を取得することを特徴とする交差点認識方法。
JP2005220745A 2005-07-29 2005-07-29 交差点認識システム及び交差点認識方法 Expired - Fee Related JP4613738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005220745A JP4613738B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 交差点認識システム及び交差点認識方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005220745A JP4613738B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 交差点認識システム及び交差点認識方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007034920A JP2007034920A (ja) 2007-02-08
JP4613738B2 true JP4613738B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=37794065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005220745A Expired - Fee Related JP4613738B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 交差点認識システム及び交差点認識方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4613738B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2779024A1 (en) 2013-03-15 2014-09-17 Ricoh Company, Ltd. Intersection recognizing apparatus and computer-readable storage medium

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5142549B2 (ja) * 2007-02-15 2013-02-13 株式会社日立製作所 煤煙除去システム
JP5309831B2 (ja) * 2008-09-19 2013-10-09 マツダ株式会社 車両の障害物検知装置
JP5424014B2 (ja) * 2008-09-29 2014-02-26 株式会社デンソー 衝突警戒車両検出システム
JP5960506B2 (ja) 2012-05-25 2016-08-02 株式会社デンソー 交差点認識装置及び道路種別認識装置
JP6350385B2 (ja) * 2015-05-13 2018-07-04 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
JP7217820B1 (ja) 2022-01-24 2023-02-03 三菱電機株式会社 移動量特定装置、移動量特定方法及び移動量特定プログラム
CN116176579B (zh) * 2023-04-27 2023-06-27 安徽中科星驰自动驾驶技术有限公司 自动驾驶跟车车距测量计算装置及方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04155211A (ja) * 1990-10-18 1992-05-28 Fujitsu Ltd 測距方式
JPH06206507A (ja) * 1993-01-08 1994-07-26 Toyota Motor Corp 車間距離検出装置
JPH06230115A (ja) * 1993-02-01 1994-08-19 Toyota Motor Corp 車間距離検出装置
JP2002358507A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Shinmaywa Engineerings Ltd 撮像画像記録システム
JP2002367077A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Mitsubishi Electric Corp 交通渋滞判定装置及び交通渋滞判定方法
JP2004251822A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Alpine Electronics Inc ナビゲーション装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04155211A (ja) * 1990-10-18 1992-05-28 Fujitsu Ltd 測距方式
JPH06206507A (ja) * 1993-01-08 1994-07-26 Toyota Motor Corp 車間距離検出装置
JPH06230115A (ja) * 1993-02-01 1994-08-19 Toyota Motor Corp 車間距離検出装置
JP2002358507A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Shinmaywa Engineerings Ltd 撮像画像記録システム
JP2002367077A (ja) * 2001-06-07 2002-12-20 Mitsubishi Electric Corp 交通渋滞判定装置及び交通渋滞判定方法
JP2004251822A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Alpine Electronics Inc ナビゲーション装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2779024A1 (en) 2013-03-15 2014-09-17 Ricoh Company, Ltd. Intersection recognizing apparatus and computer-readable storage medium
US9715632B2 (en) 2013-03-15 2017-07-25 Ricoh Company, Limited Intersection recognizing apparatus and computer-readable storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007034920A (ja) 2007-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4729905B2 (ja) 車両報知装置及びプログラム
JP4513740B2 (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP4771365B2 (ja) 経路案内システム、経路案内方法及びプログラム
US7429825B2 (en) Headlight beam control system and headlight beam control method
JP4501840B2 (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP4852919B2 (ja) 車両乗上制御システム及び車両乗上制御方法
JP4470873B2 (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP4613738B2 (ja) 交差点認識システム及び交差点認識方法
JP2006208223A (ja) 車両位置認識装置及び車両位置認識方法
JP2007127419A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP2007155352A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP2007147577A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP4591311B2 (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP2007178358A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP2007274564A (ja) キャリブレーション装置及びキャリブレーション方法
JP2006277546A (ja) 情報提供システム及び情報提供方法
JP2006273230A (ja) 車両制御装置及び車両制御方法
JP4687244B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
JP4581674B2 (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP4710604B2 (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP4774807B2 (ja) 画像修正装置、地物認識装置及び地物認識方法
JP4572822B2 (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP2007178359A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP4572823B2 (ja) 経路案内システム及び経路案内方法
JP2007271550A (ja) 経路案内システム及び経路案内方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4613738

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141029

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees